JPH1038336A - トンネル換気制御装置 - Google Patents

トンネル換気制御装置

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JPH1038336A
JPH1038336A JP8190968A JP19096896A JPH1038336A JP H1038336 A JPH1038336 A JP H1038336A JP 8190968 A JP8190968 A JP 8190968A JP 19096896 A JP19096896 A JP 19096896A JP H1038336 A JPH1038336 A JP H1038336A
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JP
Japan
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tunnel
ventilation
air
fan
control device
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Application number
JP8190968A
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English (en)
Inventor
Manabu Ashitani
学 芦谷
Teruo Takasago
輝夫 高砂
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、インターチェンジによって2本のト
ンネル車道間を接続して換気風の交換を行うトンネルに
於いて、トンネル内の風速及び汚染度が適切な値となる
ように制御を行うトンネル換気制御装置を提供すること
を課題とする。 【解決手段】トンネル内の交通量、空気汚染度、風向風
速、火災発生を各種センサ2,2,…により計測・検知
し、各種センサ2,2,…の計測・検知情報を入力処理
装置3に入力して、入力処理装置3の計測・検知情報に
もとづき換気制御装置1がトンネル内の風速及び汚染度
が適切な値となるようにトンネル内の風量及び風速を演
算し、換気制御装置1からの運転指令により機側制御装
置4,4,…が各送・排風機5,5,…の運転制御を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路トンネルに於
けるトンネル換気制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、2本の一方向交通車道からなるト
ンネルに於いてはそれぞれのトンネル個別に縦流方式に
よる換気を実施していた。これには1日のピーク交通量
に見合った換気設備が必要で、特に長大トンネルでは多
数の送・排気立坑及び大型換気設備が必要であった。
【0003】近年、インターチェンジによって2本のト
ンネルを接続して換気風の交換を行うトンネル換気方式
が提案され、インターチェンジを用いない従来のトンネ
ル構造に比し、送・排気立坑設置間隔の延長、送・排気
立坑設置数の低減が可能であると期待されている。しか
しながら現状ではこの種トンネル構造に於ける確立され
た具体的なトンネル換気制御装置に係る技術は存在しな
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、インターチ
ェンジによって2本のトンネル車道間を接続して換気風
の交換を行うトンネルに於いて、トンネル内の風速及び
汚染度が適正な値となるように効率よく制御を行う信頼
性の高いトンネル換気制御装置を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るトンネル換
気制御装置は、上記課題を解決するために以下の5つの
手段(1〜5)を有機的に結合(6,7)するものであ
る。 (1)送・排気シャフトに配置された送・排風機。
【0006】(2)インターチェンジに配置された送風
機及びダンパ。 (3)トンネル内の車道部分の所定の位置に配置された
送風機。 (4)トンネル内の交通量、空気汚染度、風向風速、火
災発生を計測または検知するためにトンネル内外の所定
の位置に配置された各種センサ。
【0007】(5)前記各種センサの計測・検知情報を
入力する入力処理装置。 (6)前記入力処理装置からの計測・検知情報にもとづ
いて、トンネル内風速及び汚染度が適切な値となるよう
にトンネル内の風量及び風速を演算する換気制御装置。
【0008】(7)前記換気制御装置からの運転指令に
もとづいて前記各送・排風機の運転制御を行う機側制御
装置。即ち、本発明のトンネル換気制御装置は、平行に
設置され互いに交通方向の異なる2本の一方向交通車道
からなるトンネルと、前記トンネル車道間を接続するイ
ンターチェンジ及び送・排気シャフトと、前記送・排気
シャフトに接続された送・排気立坑と、前記送・排気シ
ャフトに配置された送・排風機及びダンパと、前記イン
ターチェンジに配置された送風機及びダンパを具備する
トンネル換気制御装置に於いて、前記送・排気シャフト
に配置された送・排風機及びダンパと、前記インターチ
ェンジに配置された送風機及びダンパと、前記トンネル
の車道部分の所定の位置配置された送風機と、前記トン
ネル内の交通量、空気汚染度、風向風速、火災発生を計
測または検知するためのトンネル内外の所定の位置に配
置された各種センサと、前記各種センサの計測・検知情
報を入力する入力処理装置と、前記入力処理装置からの
計測・検知情報に基づいて、前記トンネル内風速及び汚
染度が適切な値となるようにトンネル内の風量及び風速
を演算する換気制御装置と、前記換気制御装置からの運
転指令に基づいて前記各送・排風機の運転制御を行う機
側制御装置からなることを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明によるトンネル換気制御装置では、まず
トンネル内外の所定の位置に配置された各種センサで、
トンネル内の交通量、空気汚染度、風向風速、火災発生
を計測・検知し、その計測・検知情報にもとづき、制御
装置に於いて適切な制御値を求め、トンネル内の各送・
排風機を制御することにより、トンネル内の風速及び汚
染度を適切な値とすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の一実
施の形態を説明する。 装置の構成 図1は本発明の実施形態に係るトンネル換気制御装置の
構成を示すブロック図である。
【0011】図1に示すように、本発明の実施形態に係
るトンネル換気制御装置は、トンネル内の交通量、空気
汚染度、風向風速、火災発生を各種センサ2,2,…に
より計測・検知し、各種センサ2,2,…の計測・検知
情報を入力処理装置3に入力して、入力処理装置3の計
測・検知情報にもとづき換気制御装置1がトンネル内の
風速及び汚染度が適切な値となるようにトンネル内の風
量及び風速を演算し、換気制御装置1からの運転指令に
より機側制御装置4,4,…が各送・排風機5,5,…
の運転制御を行うものである。
【0012】道路トンネルの内部構成 図2は本発明を適用する道路トンネルの内部構成例を示
す模式図であり、同図(a)は側面図、同図(b)は上
面図である。
【0013】同図に於いて、平行に設置された2本のト
ンネル10は、送気シャフト11、排気シャフト12、
及びインターチェンジ13で接続され、さらに送気シャ
フト11には送機立坑14が接続され、排気シャフト1
2には排気立坑15が接続されている。
【0014】尚、図2に於いては、送気シャフト11及
び排気シャフト12を2本ずつ、又、インターチェンジ
を2組示しているが、トンネル延長がさらに長いトンネ
ルでこれらを追加する必要がある場合は、「区間2」部
分を必要な数だけ追加する。
【0015】図3及び図4は、後述する制御アルゴリズ
ムを説明するために図2の「区間2」を抜き出したもの
である。尚、図中、図2と同一部分には同一符号を付し
その説明を省略する。
【0016】a.送・排風機5について 送・排風機5は、トンネル10の各送・排風機として以
下の手段を有する。送風機24a,24b、27a,2
7bは送気シャフト11に配置され、新鮮空気の導入を
行う。
【0017】排風機25a,25b、28a,28bは
排気シャフト12に配置され、汚染空気の排出を行う。
ジェットファン(JF)21c,21d、22a,22
b、22c,22d、23a,23b,23c,23d
は、それぞれトンネル車道内に配置され、換気力補助を
行う。
【0018】ブースターファン(BF)26a,26
b、29a,29bはインターチェンジに配置され,2
本のトンネル車道間の換気空気の交換を行う。ダンパ3
0は,送・排気シャフト11,12及びインターチェン
ジ13に配置され,換気調節を行う。
【0019】インターチェンジ13内のダンパ30bは
火災時に閉鎖される。 b.各種センサ2について 各種センサ2は,トンネル10の各種センサとして以下
の手段を有する。
【0020】交通量計(TC)31a,31bはトンネ
ル坑口外部に配置され、トンネル内車両台数、車種構成
や車両の増加傾向を計測する。煙霧透過率計(VI計)
32a1,32b1、34a1,34b1、37a1,
37b1、及び一酸化炭素計(CO計)32a2,32
b2、34a2,34b2、37a2,37b2は排気
シャフト直前に配置され、煙霧透過率計(VI計)は煙
霧による視程の状態を計測し、一酸化炭素計(CO計)
は一酸化炭素濃度を計測する。
【0021】風向風速計(W計)33a,33b、35
a,35b、38a,38b、39a,39bはジェッ
トファン(JF)の進行方向前方に配置され、トンネル
内風向風速を計測する。
【0022】火災検知機は図中には示していないが、ト
ンネル車道内に一定間隔で配置され火災を検知する。 c.入力処理装置3について 入力処理装置3は、上記各種センサで求められた、トン
ネル内の交通量、空気汚染度、風向風速、火災発生等の
各種計測・検知情報をそれぞれ入力し、換気制御装置1
に受け渡す。
【0023】d.機側制御装置4について 機側制御装置4は、換気制御装置1の演算結果にもとづ
いて決められたディジタルの運転指令を各送・排風機5
に対するアナログまたはオン・オフ値に変換する。
【0024】e.換気制御装置1について 換気制御装置1は、入力処理装置3からのトンネル10
内の計測・検知情報にもとづいて、トンネル10内の風
速及び汚染度が適切な値となるように各送・排風機5を
制御する。制御の詳細は後述する(f−1)(f−2)
の項で説明する。
【0025】この換気制御に於いては、トンネルを送・
排気シャフト毎に分割する、例えば図2の構成のトンネ
ルでは区間1〜区間3のように分割する。トンネル延長
がさらに長いトンネルで送・排気シャフトとインターチ
ェンジを追加する必要がある場合は、区間2部分を必要
な数だけ追加する。
【0026】このトンネル換気制御装置では、平常時と
火災時で換気風の流れ方が異なることが特徴で、制御ア
ルゴリズムも各々必要となる。以下にそれぞれの場合の
制御アルゴリズムを説明する。
【0027】図5は実施形態の制御アルゴリズムを実現
する制御系統図である。図5に於いて、レギュレータ制
御部41aは、交通量計(TC)31a,31bの入力
に対し、トンネル10内の汚染度を基準値以下にするた
めに、長期(30分〜数時間)の交通量を予測し、予測
交通量に基づいて必要換気量(基準換気量)を出力す
る。
【0028】フィードフォワード制御部42aは、交通
量計(TC)31a,31bの入力に対し、上記基準換
気量からのずれを補正するため、短期(30分未満)の
交通量を予測し、修正換気量を出力する。
【0029】フィードバック制御部43aは、煙霧透過
率計(VI計)34a1、一酸化炭素計(CO計)34
a2の入力に対し、上述した基準換気量からのずれを補
正するため、汚染濃度のフィードバック制御を行い修正
換気量を出力する。
【0030】区間長補正部44aは、入力に対し、平常
時・火災時のトンネル区間長の違いによる違いを吸収す
るため、トンネル区間長に比例する計数を掛けて出力す
る。トンネル区間長が長いほど必要換気量は増加する。
【0031】JFノッチ決定部46は、必要風速の入力
値と参照表を比較してジェットファン(JF)の運転対
数を決める。この制御をノッチ制御という(例えば、必
要風速が0〜20[m/s]のとき、ジェットファン
(JF)を0台運転し、必要風速が2〜3[m/s]の
時ジェットファン(JF)を2台運転する等)。
【0032】ノッチ決定部47〜49は、JFノッチ決
定部46と同様に、必要風速の入力値と参照表を比較し
てジェットファン(JF)の運転対数を決める。 (f−1)平常時における制御アルゴリズム 平常時に於ける分割されたトンネル1区間分の制御アル
ゴリズムを示す。例として、図2から区間2を抜き出し
たものを図3に示す。また、制御系統図を図5に示す。
【0033】(f−1.1)1つの区間は大きく区間
左、区間右に分けて制御される。 (f−1.2)区間左の必要換気量を求める。
【0034】両トンネルの交通量計(TC)31a,3
1bをもとにレギュレータ制御部41a、及びフィード
フォワード制御部42aで演算を行い、煙霧透過率計
(VI計)34a1、一酸化炭素計(CO計)34a2
をもとにフィードバック制御部43aで演算を行う。
【0035】必要換気量の導出に於いては、平常時と火
災時で制御するトンネル延長が異なるため、区間長補正
部44aで補正を行う。平常時はこの結果がトンネルA
平常/火災の切替部51aで選択される(これを必要換
気量Aと呼ぶ)。火災時については後述する。
【0036】同様に区間右の必要換気量を両トンネルの
交通量計(TC)31a,31b及び煙霧透過率計(V
I計)34a1、一酸化炭素計(CO計)34a2をも
とにレギュレータ制御部41b、フィードフォワード制
御部42b、フィードバック制御部43b、区間長補正
部44b、トンネルB平常/火災の切替部51bで演算
を行い求める(これを必要換気量Bと呼ぶ)。
【0037】(f−1.3)以下、(f−1.2)で求
めた必要換気量A、Bからジェットファン(JF)22
a,22b,22c,22dと、ブースターファン(B
F)26a,26b、及び送風機24b、27a、排風
機25b、28aの運転量(ノッチ)を求める。
【0038】(f−1.4)ジェットファン(JF)の
ノッチ決定では、風量/風速変換部45で必要換気量
[m3 /s]を風速[m/s]に変換しておく。
【0039】ジェットファン(JF)22aのJFノッ
チ決定部46は、必要換気量Aと、風向風速計(W計)
35aのフィードバックによりジェットファン(JF)
22aのノッチを決定する。
【0040】ジェットファン(JF)22cのJFノッ
チ決定部46は、必要換気量Bと、風向風速計(W計)
36aのフィードバックによりジェットファン(JF)
22cのノッチを決定する。
【0041】ジェットファン(JF)22dのJFノッ
チ決定部46は、必要換気量Bと、風向風速計(W計)
36bのフィードバックによりジェットファン(JF)
22dのノッチを決定する。
【0042】(f−1.5)ブースターファン(BF)
26aのBFノッチ決定部47は、必要換気量Aからブ
ースターファン(BF)26aのノッチを決定する。
【0043】ブースターファン(BF)26bのBFノ
ッチ決定部47は、必要換気量Bからブースターファン
(BF)26bのノッチを決定する。 (f−1.6)送風機ノッチ決定部48は、必要換気量
Aから送風機24bを、必要換気量Bから送風機27a
のノッチを決定する。
【0044】送風機ノッチ決定部49は、必要換気量A
から排風機25bを、必要換気量Bから排風機28aの
ノッチを決定する。なお、平常/火災の切替部52は、
平常時、左上の入力を右に出力し、火災時は左下の入力
を右に出力する切替器である。
【0045】(f−2)火災時に於ける制御アルゴリズ
ム 火災時に於ける分割されたトンネル1区間分の制御アル
ゴリズムを示す。
【0046】例として図2から区間2を抜き出したもの
を図4に示す。また、制御系統図を図5に示す。 (f−2.1)火災時はインターチェンジ13のダンパ
30が閉鎖され、火災側トンネルから非火災側トンネル
への煙の進入を防ぐ。1区間はトンネルA、トンネルB
に分けて制御される。
【0047】(f−2.2)火災側トンネルがトンネル
Aのとき、トンネルAの必要換気量は予め設定された火
災時必要換気量(風速2〜3[m/s]に相当)に固定
され、これがトンネルA平常/火災の切替部51aで選
択される(これを必要換気量Aと呼ぶ)。
【0048】このときのトンネルBの必要換気量は平常
時と同様の方法で求める(これを必要換気量Bと呼
ぶ)。火災側トンネルBのときは、その逆に、トンネル
Bの必要換気量を固定して、トンネルAの必要換気量を
平常時と同様の方法で求める。
【0049】(f−2.3)以下、(f−2.2)で求
めた必要換気量A、Bからジェットファン(JF)22
a,22b,22c,22d、及び送風機24b、27
a、排風機25b、28aの運転量(ノッチ)を求め
る。
【0050】(f−2.4)ジェットファン(JF)の
ノッチ決定では、風量/風速変換部45で必要換気量
[m3 /s]を風速[m/s]に変換しておく。
【0051】ジェットファン(JF)22aのJFノッ
チ決定部46で、必要換気量Aと風向風速計(W計)3
5aのフィードバックによりジェットファン(JF)2
2aのノッチを決定する。
【0052】ジェットファン(JF)22cのJFノッ
チ決定部46で、必要換気量Aと風向風速計(W計)3
6aのフィードバックによりジェットファン(JF)2
2cのノッチを決定する。
【0053】ジェットファン(JF)22bのJFノッ
チ決定部46で、必要換気量Bと風向風速計(W計)3
5bのフィードバックによりジェットファン(JF)2
2bのノッチを決定する。
【0054】ジェットファン(JF)22dのJFノッ
チ決定部46で、必要換気量Bと風向風速計(W計)3
6bのフィードバックによりジェットファン(JF)2
2dのノッチを決定する。
【0055】(f−2.5)送風機ノッチ決定部48
で、必要換気量Aから送風機27aを、必要換気量Bか
ら送風機24bのノッチを決定する。
【0056】排風機ノッチ決定部49で、必要換気量A
から排風機25bを、必要換気量Bから排風機28aの
ノッチを決定する。上記したような本発明の実施形態に
よるトンネル換気制御装置に於いては、まずトンネル内
外の所定の位置に配置された各種センサで、トンネル内
の交通量、空気汚染度、風向風速、火災発生を計測・検
知し、その計測・検知情報にもとづき、制御装置に於い
て適切な制御値を求め、トンネル内の各送・排風機を制
御することにより、常に、トンネル内の風速及び汚染度
を適切な値とすることができる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ト
ンネル内の交通量、空気汚染度、風向風速、火災発生を
計測・検知し、その計測・検知情報にもとづき、制御装
置に於いて適切な制御値を求め、トンネル内の各送・排
風機を制御することにより、常に、トンネル内の風速及
び汚染度を適切な値とすることができる。
【0058】又、インターチェンジによって2本のトン
ネル車道間を接続して換気風の交換を行うトンネルに於
いて、トンネル内の風速及び汚染度が適切な値となるよ
うに制御を行うトンネル換気制御装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態によるトンネル換気制御装置
の構成を示すブロック図。
【図2】上記実施形態に於ける道路トンネルの内部構成
例を示す模式図。
【図3】上記実施形態に於ける平常時のトンネル内部構
成例について図2から区間2を抜き出して示した図。
【図4】上記実施形態に於ける火災時のトンネル内部構
成例について図2から区間2を抜き出して示した図。
【図5】上記実施形態に於けるトンネル換気の制御系統
図。
【符号の説明】
1…換気制御装置、 2…各種センサ、 3…入力処理装置、 4…機側制御装置、 5…送・排風機。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トンネルに送気を行う送風機と、トンネ
    ルから排気を行う排風機と、トンネル内の換気補助用フ
    ァンを設けたトンネルに於ける換気を制御する換気制御
    装置に於いて、交通量計、煙霧透過率計、一酸化炭素計
    及び風量計と、これらの計測機からの計測情報をもと
    に、送風機、排風機及び換気補助用ファンの運転制御を
    行う制御装置とを有することを特徴とするトンネル換気
    制御装置。
  2. 【請求項2】 内部にファンを備え複数本のトンネル間
    の換気を行うインターチェンジと、送気坑と連通し内部
    に送風機を備え該複数のトンネルへ送気を行う送気手段
    と、排気坑と連通し内部に排風機を備え該複数のトンネ
    ルからの排気を行う排気手段と、トンネル内の換気補助
    用ファンとを設けた複数のトンネルに於ける換気を制御
    する換気制御装置に於いて、交通量計、煙霧透過率計、
    一酸化炭素計及び風量計と、これらの計測機からの計測
    情報をもとに、送風機、排風機、インターチェンジ内フ
    ァン、及び換気補助用ファンの運転制御を行う制御装置
    とを有することを特徴とするトンネル換気制御装置。
  3. 【請求項3】 制御装置が、所望のトンネルに送気を行
    う送風機と、該トンネル内の換気補助用ファン、該トン
    ネルから他のトンネルに接続されたインターチェンジ内
    ファン、当該他のトンネル内の換気補助用ファン及び当
    該他のトンネルから排気を行う排風機を一組として運転
    制御することを特徴とする請求項2記載のトンネル換気
    制御装置。
  4. 【請求項4】 内部にファンを備え複数本のトンネル間
    の換気を行うインターチェンジと、火災発生時に火災の
    発生したトンネルと他のトンネルとの間のインターチェ
    ンジを閉鎖する閉鎖装置と、送気坑と連通し内部に送風
    機を備え該複数のトンネルへ送気を行う送気手段と、排
    気坑と連通し内部に排風機を備え該複数のトンネルから
    の排気を行う排気手段と、トンネル内の換気補助用ファ
    ンとを設けた複数のトンネルに於ける換気を制御する換
    気制御装置に於いて、交通量計、煙霧透過率計、一酸化
    炭素計、風量計及び火災検知気と、これらの計測機から
    の計測情報をもとに、送風機、排風機、インターチェン
    ジ内ファン及び換気補助用ファンの運転制御を行う制御
    装置とを備え、火災が発生したトンネルについては該ト
    ンネル内の換気補助用ファン並びに該トンネルのために
    作動する送風機及び排風機を一組として制御装置が運転
    制御を行うことを特徴とするトンネル換気制御装置。
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