JPH04309700A - トンネルの換気制御装置 - Google Patents

トンネルの換気制御装置

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JPH04309700A
JPH04309700A JP7187891A JP7187891A JPH04309700A JP H04309700 A JPH04309700 A JP H04309700A JP 7187891 A JP7187891 A JP 7187891A JP 7187891 A JP7187891 A JP 7187891A JP H04309700 A JPH04309700 A JP H04309700A
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JP
Japan
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wind speed
concentration
value
contamination
tunnel
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Pending
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JP7187891A
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English (en)
Inventor
Takahiro Watanabe
渡辺 孝裕
Toshihiro Koyama
敏博 小山
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】[発明の目的]
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用道路トンネル
の換気を効果的に制御するトンネルの換気制御装置に関
するものである。
【0003】
【従来の技術】道路トンネルは、自動車の排気ガスによ
ってトンネル内が汚染されるので、長いトンネルや交通
量の多いトンネルでは、汚染濃度を許容値以下に維持す
るために換気が行われている。現在、道路トンネルの換
気方式は縦流換気方式が主流であり、縦流換気方式のト
ンネルでは車道そのものを換気ダクトとして車道に換気
風を流し、汚染物質の希釈を行っている。換気風を流す
ための装置としては、車道の天井に設置されたジェット
ファンが多く使用されている。
【0004】換気制御の対象となるのは、煤煙濃度や一
酸化素濃度(CO濃度)である。煤煙濃度が高くなると
視界が低下するので、安全な走行環境を確保するには煤
煙濃度をある値以下に維持する必要がある。なおトンネ
ルでは通常、煤煙濃度を測定するのではなく、光の透過
率を測定し、その透過率を換気制御の対象としている。 この透過率は、煙霧透過率とかVI値と呼ばれており、
VI値はVI計によって測定される。
【0005】従来の換気制御では、VI値の目標値また
は目標値の範囲を設定し、VI値を目標値近く、あるい
は目標の範囲内に維持するように測定VI値に基づいた
フィードバック制御が行われることが多い。フィードバ
ック制御の方法としては、PID(比例・積分・微分)
制御を用いる方法や、VI目標域の上側と下側に数段階
のレベル値を設定し、その設定レベルをVI値が超えた
時に換気ファンの台数や風量の増減操作を行ってVI値
を目標領域内に制御する方法などがある。
【0006】VI値を許容値範囲に制御すれば、CO濃
度を許容濃度以下に維持できるので、通常はVI値を主
体に制御が行われており、CO濃度については異常に濃
度が高くなって設定された上限値を超えた時に割り込み
制御を行うのが普通である。
【0007】また対面交通の縦流換気式のトンネルでは
、両坑口から車両が進入してくるので車道内の風速が乱
れ易く、風速の低下がVI値の低下につながるのでVI
値の制御の他に風速の制御を行うことが多い。この場合
は、車道内に風向風速計を設け、風速の設定方法として
は、汚染濃度を許容値以下に維持するのに必要な車道内
の風速目標値を予測交通量に基づいてモデル式から計算
して設定する方法や、一定の目標値を予め手動で設定し
ておく方法などがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】トンネル換気プロセス
では、プロセスの時定数および無駄時間が長く、換気機
を操作してからその効果がVI値の変化として現れるま
でに5分程度以上を必要とすることが多い。従って、V
I値に基づくフィードバック制御を短周期で実行するこ
とはむづかしく、急激なVI値の低下を防ぐことが困難
であり、特に、急激に交通量が増加する時間帯や大型車
の車群が通過することの多い時間帯は、VI値の悪化頻
度が高くなる。
【0009】またVI値の他に風速のフィードバック制
御を行っているトンネルで、風速目標値を予測交通量か
らモデル式に基づいて算出している場合、急激な交通量
増加のある時間帯や、交通量は少ないが大型車が車群と
なって通過することが多いような時間帯には、交通量の
正確な予測ができないので適切な目標風速の設定も困難
である。
【0010】VI悪化頻度を低下させるために、VI目
標値や風速目標値を常に高めに設定することも行われて
いるが、その場合は必要以上に換気機を運転する時間帯
が長くなるので電力消費の点で経済的な運転とは言いが
たい。
【0011】本発明は上記の問題を考慮してなされたも
ので、汚染濃度の悪化頻度を抑え、かつ所要電力の点で
も経済的な換気機の運転を実現できる合理的なトンネル
の換気制御装置を提供することを目的としている。 [発明の構成]
【0012】
【課題を解決するための手段と作用】上記の目的を達成
するために本発明は、トンネル内の汚染濃度を計測する
汚染濃度計測手段の計測値とトンネル内の風速を計測す
る風速計測手段の計測値に基づいてトンネル内に設置さ
れている換気機を操作し、汚染濃度を制御するトンネル
の換気制御装置において、汚染濃度計測手段の計測値か
ら汚染濃度の悪化頻度の高い時間帯を検出する汚染濃度
悪化時間帯検出手段と、汚染濃度悪化時間帯検出手段で
検出された時間帯について風速目標値の補正量を設定す
る風速目標値補正量設定手段と、予め設定された風速目
標値に風速目標値の補正量を加算した値と予め設定され
た汚染濃度目標値と風速計測手段の計測値と汚染濃度計
測手段の計測値とを入力して風速制御偏差と汚染濃度制
御偏差を算出する制御偏差演算手段と、制御偏差演算手
段で算出された風速制御偏差と汚染濃度制御偏差に基づ
いて汚染濃度を目標値に近づけるように換気機の操作量
を演算するフィードバック制御演算手段とを備え、汚染
濃度計測手段で計測したトンネル内汚染濃度の計測値を
汚染濃度悪化時間帯検出手段に入力して汚染濃度の悪化
頻度の高い時間帯を検出し、風速目標値補正量設定手段
では上記検出された時間帯については風速目標値に対し
て正の補正量を設定し、上記の時間帯以外については補
正量を零とし、制御偏差演算手段では、風速および汚染
濃度の計測値を取り込み、補正された風速目標値および
汚染濃度目標値からのそれぞれの制御偏差を算出し、フ
ィードバック制御手段では、上記算出された風速制御偏
差および汚染濃度制御偏差に基づいて汚染濃度を目標値
に近づける換気機に対する制御出力を演算し、これによ
って汚染濃度の悪化頻度を低減させると共に、換気機の
電力消費を低減させるようにしたものである。
【0013】
【実施例】本発明の一実施例を図1に示す。図2は本発
明が適用される道路トンネルの概略構成を示したもので
ある。図2において、道路トンネル1は対面交通で、坑
口1aと両坑口1bの両坑口からトンネル内に車両が進
入してくる。換気機としては、ジェットファン2−1〜
2−nが設置されており、このジェットファンにより坑
口1aから坑口1bの方向に換気風を流している。風速
計3の計測値とVI計4−1〜4−3の計測値は換気制
御装置5に取り込まれ、換気制御装置5ではVI値を目
標値近くに維持するようにジェットファン2−1〜2−
nに対して運転停止の制御信号を出力している。
【0014】図1は本実施例の制御機能構成を示したも
ので、汚染濃度計測手段6がVI計4−1〜4−3に対
応し、風速計測手段7が風向風速計3に対応している。 また汚染濃度悪化時間帯検出手段8、風速目標値補正量
設定手段9、および制御偏差演算手段10とフィードバ
ック制御演算手段11が図2の換気制御装置5に組み込
まれている。換気制御装置5はマイクロコンピュータや
ミニコンピュータにより実現される。トンネル換気プロ
セス12は、換気機およびトンネル内の換気現象をまと
めて表示したものである。
【0015】図1において、汚染濃度計測手段6(VI
計)で計測された汚染値(VI値)は定周期で汚染濃度
悪化時間帯検出手段8に与えられ、汚染濃度悪化時間帯
検出手段は1時間単位でVI値の悪化回数をカウントす
る。VI悪化の判定は、VI値がある設定値を一定時間
以上継続して下回ったときVI悪化と判定する。VI悪
化回数を1時間単位で数日間分積算し、悪化回数がある
設定された回数より多い時間帯をVI悪化時間帯と判定
する。また平日と休日では悪化の時間帯が異なることが
あるので、その場合は区別して悪化時間帯を判定する。
【0016】風速目標値補正量設定手段9は風速目標値
に対する補正量を設定する機能であり、汚染濃度悪化時
間帯検出手段8で検出された悪化時間帯に対して予め設
定された補正量を設定し、悪化時間帯以外の時間帯に対
しては補正量をゼロとする。また悪化時間帯に対する補
正方法としては補正量を一定値として設定する方法や、
補正量を数段階に分けて悪化回数のレベルに応じて異っ
た段階を設定する方法などを用いることができる。
【0017】図3は汚染濃度悪化時間帯の検出例と、そ
れに対する風速目標値の補正例を示したもので、上側が
1時間単位のVI悪化回数を積算したグラフ、下側が風
速目標値を示すグラフである。この例では、VI悪化回
数がNmax 以上の時間帯の汚染濃度悪化時間帯とし
ており、7〜9時と17〜20時が汚染濃度悪化時間帯
となっている。VI悪化時間帯には、下側のグラフに示
すように、風速の目標値を高くするように補正している
。なお、補正前の風速目標値は24時間一定である。
【0018】制御偏差演算手段10は、風速目標値に補
正量を加えた値、汚染濃度目標値(VI目標値)、汚染
濃度計測手段6(VI計)の計測値、および風速計測手
段7(風向風速計)の計測値を入力し、風速制御偏差Δ
VrとVI値制御偏差ΔVIを下式を用いて計算する。   ΔVr =Vrref+ΔVrref−Vr   
ΔVI=max(VIref1−VI1 ,VIref
2−VI2 ,VIref3−VI3 )ここで  V
rrref :風速目標値[m/s]ΔVrref:風
速目標値補正量[m/s]Vr     :風速計測値
[m/s]ΔVr   :風速制御偏差[m/s]VI
refi:第iVI計に対するVI目標値[%]VIi
   :第iVI計の計測値[%]ΔVI  :VI制
御偏差[%]
【0019】フィードバック制御演算手段11は、上記
制御偏差演算手段10で算出された風速制御偏差ΔVr
とVI制御偏差ΔVIを入力し、VI値を目標値に近づ
けるようにジェットファンの運転台数を演算し、ジェッ
トファンに対して制御出力を行う。このフィードバック
制御演算手段の演算方法としては種々の方法があり、例
えば、特願昭62−309968「道路トンネルの換気
制御装置」に記載されている方法(ファジィ制御)を用
いることが可能である。
【0020】上述のように本実施例では、VI値の悪化
しやすい時間帯を自動的に検出し、その時間帯について
のみ車道内風速の目標値を高めに補正するようにしてい
るので、VI値の悪化頻度を従来より低減でき、さらに
悪化時間帯以外では無駄に換気機を運転しないので電力
消費の点でも経済的な制御が実現できる。
【0021】なお上記の実施例では、換気機としてジェ
ットファンだけが設置されているトンネルの場合を説明
したが、集塵機や立坑のあるようなトンネルに対しても
図1に示す制御機能構成を適用することが可能であり、
特に本発明の最も重量な機能である汚染濃度悪化時間帯
検出機能および風速目標値補正量設定機能はそのまま利
用することが可能である。
【0022】また、汚染濃度悪化時間帯に対して、風速
目標値の補正の代りに、汚染濃度目標値の補正を行うこ
とも可能であり、この場合の補正量の設定方法としては
、風速の補正の場合と同様に、一定の補正量を設定する
方法や、数段階の補正量を換気制御装置を記憶しておき
汚染濃度悪化回数のレベルに応じて異る段階の補正量を
設定する方法などを用いることができる。なおこの場合
の補正は汚染濃度目標値が補正前より低くなるようにす
る。このように汚染濃度目標値を補正する方法を用いる
場合にも、悪化時間帯の汚染磨度目標値が低くなるよう
に補正されるので、汚染磨度が悪化レベルまで上がりに
くくなり、汚染濃度の悪化頻度を従来より低減すること
が可能となる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、汚
染濃度の悪化しやすい時間帯を自動的に検出し、その時
間帯についてのみ車道内風速の目標値を高めに補正する
ようにしたので、VI値の悪化頻度を従来より低減でき
ると同時に悪化時間帯以外では無駄に換気機を運転しな
いので所要電力の点でも経済的な制御を可能とするトン
ネルの換気制御装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるトンネルの換気制御装置の一実施
例を示す機能構成図。
【図2】本発明の対象となる道路トンネルの概略構成を
示す図。
【図3】汚染濃度悪化時間帯の検出例と風速目標値の補
正例を示すグラフ図。
【符号の説明】
1…道路トンネル、2−1〜2−n…ジェットファン、
3…風向風速計、4−1〜4−3…VI計、5…換気制
御装置、6…汚染濃度計測手段、7…風速計測手段、8
…汚染濃度悪化時間帯検出手段、9…風速目標値補正量
設定手段、10…制御偏差演算手段、11…フィードバ
ック制御演算手段、12…トンネル換気プロセス。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  トンネル内の汚染濃度および風速を検
    出し、検出された汚染濃度を設定された目標汚染濃度と
    比較すると共に、検出された風速を設定された目標風速
    と比較し、これらの偏差に応じてトンネルの換気機の運
    転を制御するトンネルの換気制御装置において、検出さ
    れた汚染濃度の時間的分布から各々時間帯における汚染
    濃度の悪化頻度を積算して統計的な汚染濃度悪化時間帯
    を算出する汚染濃度悪化時間帯検出手段と、上記時間帯
    ごとに上記風速目標値を所定の補正量だけ高める風速目
    標値補正量設定手段を備えたことを特徴とするトンネル
    の換気制御装置。
JP7187891A 1991-04-04 1991-04-04 トンネルの換気制御装置 Pending JPH04309700A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109579246A (zh) * 2018-12-12 2019-04-05 北京环都拓普空调有限公司 用于新风机的控制方法、控制系统及新风机
JP2020144483A (ja) * 2019-03-04 2020-09-10 富士通株式会社 強化学習方法、強化学習プログラム、および強化学習システム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109579246A (zh) * 2018-12-12 2019-04-05 北京环都拓普空调有限公司 用于新风机的控制方法、控制系统及新风机
CN109579246B (zh) * 2018-12-12 2020-12-29 北京环都拓普空调有限公司 用于新风机的控制方法、控制系统及新风机
JP2020144483A (ja) * 2019-03-04 2020-09-10 富士通株式会社 強化学習方法、強化学習プログラム、および強化学習システム

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