JP2003113700A - トンネル換気シミュレーション装置およびトンネル換気制御装置 - Google Patents
トンネル換気シミュレーション装置およびトンネル換気制御装置Info
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Abstract
持つトンネルにおいて、換気機、交通、気象などの諸条
件がトンネル内の環境に与える影響を定量的に把握し、
トンネル換気システムの安全性と効率を高めたトンネル
換気シミュレーション装置および換気制御装置を得る。 【解決手段】 トンネル構造の情報だけを用いて自動的
にトンネル内環境のモデルを構築する風速モデル構築手
段11および汚染モデル構築手段12、トンネル構造の
変化に合わせてモデルの構造の変更するトンネル構造変
更手段13を備え、どのようなトンネル構造に対しても
シミュレーション及び制御を行うことができるように構
成した。
Description
鉄道トンネルなどの換気ファンによって内部の空気を換
気する設備における換気シミュレーションおよび換気制
御を行うトンネル換気シミュレーション装置およびトン
ネル換気制御装置、特に、分岐合流路、送排気坑、横流
換気設備などを持つ複雑な構造の道路トンネルを安全に
かつ効率的に運用するための装置に関する。
30回総会講演会論文集No. 937-1、pp.273-276、1993、
「東京湾横断道路トンネルの換気制御シミュレーショ
ン」等に記載されている従来の山岳部や海岸部における
トンネルの構造の一例を示している。図7において、ト
ンネル201内の空気が排気坑202と送気坑203に
よって換気される。独立な空気の流れを表す3つのルー
プ204それぞれに関する空気の運動方程式を用いて、
トンネル内空気に発生する換気力とトンネル内風速の関
係を表現する連立常微分方程式を構築することによっ
て、風速シミュレーションを実現している。また、構築
した風速モデルを用いた風速シミュレーション、汚染濃
度シミュレーションに基づいて、交通状態、気象条件を
考慮した換気制御方法を実現している。
渋滞の緩和、住環境の改善を目的に、多くの地下道路ト
ンネルの建設が計画されている。都市部におけるトンネ
ルの多くは分岐合流道路、汚染空気の生活圏への流出を
防ぐ集中排気立坑などを持つため、従来の山岳部や海岸
部におけるトンネルに比べ複雑な換気構造を持つ。この
ような複雑な構造を持つトンネルにおいては、換気機、
交通、気象条件がトンネル内の環境にどのような影響を
与えるかを定量的に把握した上で換気制御を行うことが
安全で効率的にトンネルの運用を行う上できわめて重要
である。
流れを表すループを用いてトンネル内風速の特性を表現
する風速モデルを導出しているため、風速モデル構築時
にトンネル構造(分岐合流路、送排気坑などの位置関係)
だけでなく独立な空気の流れを表すループを与える必要
がある。また、非常時における立坑のシャットダウン
(弁によって立坑自体を閉じてしまうこと)や交通量によ
って排気坑の位置を変化させる換気方式などのようにト
ンネル構造を動的に変化させる運用方法をシミュレーシ
ョンする場合には、変化するたびにループの選択をやり
直し風速モデルを作り直さなければ、シミュレーション
を実行することができない。例えば図7における排気坑
203をシャットダウンした場合には、204のループ
から205のループを選択し直さなければならない。ま
た、分岐合流点もしくは送排気坑の接続点における圧力
を求めることができない。従来の装置は以上のような問
題点があった。
になされたものであり、複雑な構造を持つ様々なトンネ
ルにおいて、換気機、交通、気象条件がトンネル内の環
境にどのような影響を与えるかを定量的に把握し、トン
ネル換気システムの安全性と効率を飛躍的に高めること
ができるトンネル換気シミュレーション装置およびトン
ネル換気制御装置を得ることを目的とする。
発明は、トンネル内空気に関する運動方程式と空気の分
岐合流点における流量保存則に基づくトンネル全体また
は一部の風速に関する風速モデルをトンネル構造の情報
だけを用いて構築する風速モデル構築手段と、この風速
モデル構築手段が構築した風速モデルを用いてトンネル
内風速および圧力のシミュレーションを行う風速シミュ
レーション実行手段と、を備えたことを特徴とするトン
ネル換気シミュレーション装置にある。
の風速とトンネル内の汚染濃度との関係を表現する汚染
モデルを構築する汚染モデル構築手段と、この汚染モデ
ル構築手段が構築した汚染モデルおよび前記風速シミュ
レーション実行手段で計算した風速を用いてトンネル内
汚染濃度のシミュレーションを行う汚染濃度シミュレー
ション実行手段と、をさらに備えたことを特徴とする。
風速モデルまたは前記汚染モデル構築手段が構築した汚
染モデルにおけるトンネル構造を変更するトンネル構造
変更手段をさらに備えることを特徴とする。
風速モデルまたは前記記載のトンネル換気シミュレーシ
ョン装置を利用してトンネル内の状況を想定し、トンネ
ル内全てまたは一部の区間でこれに適した換気機の運転
パターンを決定する換気制御手段を備えたことを特徴と
するトンネル換気制御装置。
て適切なトンネル内全てまたは一部の区間の風速目標値
を算出する風速目標値算出手段をさらに備え、前記換気
制御手段が、前記風速目標値算出手段が算出した風速目
標値を達成するために必要となる換気機の運転パターン
を算出することを特徴とする。
風速計測値と前記風速目標値算出手段が算出したトンネ
ル内全てまたは一部の区間の風速目標値との誤差または
汚染濃度計測値とトンネル内全てまたは一部の区間の汚
染濃度目標値との誤差を補正する運転パターンを算出す
ることを特徴とする。
って説明する。 実施の形態1.図1はこの発明によるトンネル換気シミ
ュレーション装置およびトンネル換気制御装置を説明す
るための構成図である。図1の(a)の実際のトンネルA
の部分において、1は本線トンネル、2は分岐トンネ
ル、3は合流トンネル、4は排気坑である。また図1の
(b)のこの発明による換気シミュレーション装置Bにお
いて、11は風速モデル構築手段、12は汚染モデル構
築手段、13はトンネル構造変更手段、14は風速シミ
ュレーション実行手段、15は汚染濃度シミュレーショ
ン実行手段である。そして図1の(c)のこの発明による
換気制御装置Cにおいて、16は換気制御手段、17は
風速目標値算出手段である。
る図1の(b)に示す換気シミュレーション装置Bの風速
モデル構築手段11におけるモデル化方法を示す。ここ
ではモデル化(見通しを良く)するため図2に示すよう
に、(a)に示すトンネルAを(b)に示す分岐合流点や立
坑のトンネル内送排気口などの圧力が未知な点をノード
101(黒丸●)、トンネル出入口、立坑の坑口などの圧
力が既知な点をノード102(白丸○)、ノード間をつな
ぐ車道区間や立坑区間をリンク103(矢印)、で表現す
る。
号を圧力が既知なノード102(○)のノード番号よりも
小さくなるようにつければ、ノードとリンクの接続番号
を表す接続行列Sが定義できる。ただし、接続行列Sの
行番号、列番号がそれぞれリンク番号、ノード番号に対
応し、各行の成分は次式の規則によって決まる。
番目のノード) Sij=−1 (i番目のリンクの終点=j番目のノー
ド) Sij=0 (それ以外)
方程式を連立し接続行列を用いれば、次式のトンネル内
風速vに関する運動方程式の一般式が得られる。次式に
おいて、ベクトルv、f(v)はそれぞれ全てのリンクの
風速、自然換気力以外の換気力をリンク番号順に並べた
もの、pin、poutはそれぞれ圧力が未知なノードの圧
力、圧力が既知なノードの圧力をノード番号順に並べた
ものである。また、正方行列A、Mはそれぞれ全てのリ
ンクの断面積、空気の質量をリンク番号順に対角成分に
並べたものである。
pout (Фin=AS1,Фout=AS2)
ける流量保存則を連立させ接続行列を用いれば次式の流
量保存則の一般式が得られる。
運動方程式の一般式より、未知の圧力か次式で与えられ
る。
(v)(Ψin=S1 TM-1A2S1,Ψout=S1 TM-1A2S2,
Г=S1 TM-1A)
式に代入し、次式の風速に関する連立常微分方程式が得
られる。
M-1(I−ΦinΨin -1Г),U2=M-1(Φout−ΦinΨin
-1Ψout))
値と既知の大気圧力を与え、オイラー法などにより風速
モデルを更新することによって風速シミュレーション実
行手段14において風速シミュレーションを実行するこ
とができる。また、圧力と風速の間の関係式を用いれ
ば、各時刻で求めた風速から、圧力が未知なノードの圧
力を求めることができる。
る汚染モデル構築手段12におけるモデル化方法を示
す。ここでは図3に示すように、(a)に示すトンネル
を、(b)に示すように、このトンネルにおけるリンクを
分割した小区間およびリンクをつなぐノードにおいて汚
染濃度を定義している。このように小区間を定義するこ
とによって、リンクを分割した小区間内の汚染濃度変化
とノードの汚染濃度変化を定式化した汚染モデルを構築
することができる。また、ノードにおける汚染濃度を定
義することによって、ノードにおける空気の流れが分岐
流か合流の場合分けを行う必要が無いため、4本以上の
リンクが接続する複雑な構造をもつトンネルに対しても
同様の方法で汚染モデルを構築することができる。
は、風速シミュレーションから得られた風速を用いて汚
染モデルをオイラー法などによって更新することによっ
て、汚染シミュレーションを実行することができる。
段13の原理を示す。トンネル構造変更手段13は風速
モデル構築手段11が構築した風速モデルおよび汚染モ
デル構築手段12が構築した汚染モデルにおけるトンネ
ル構造を変更する。以下風速モデルについて説明する。
トンネル1および排気坑4からなる部分において排気坑
4をシャットダウンした場合を示している。図4の(a)
のグラフはシャットダウンする過程における排気坑4の
風速(トンネル外へ出る方向が正)を示している。
のステップ1−1では、風速モデルを更新することによ
って風速シミュレーションを実行する。
を開始し風速が0に達していない期間)では、シャット
ダウンするリンクにおける任意の風速の変化率(自由に
設定可能)を設定し、その変化率を達成するためにシャ
ットダウンするリンクにおいて必要な仮想的な弁の力を
計算し、その仮想的な力を用いて風速モデルの更新を行
うことによってシャットダウンするリンクの風速を0ま
で変化させる。図4のグラフでは風速の変化率が一定の
場合を示しているが必ずしも一定である必要はない。
を開始し風速が0に達した後の期間)では、シャットダ
ウンするリンクの風速を0に保つために必要な仮想的な
弁の力を計算し、その仮想的な力を用いて風速モデルの
更新を行うことによって風速を0に保持する。
了し、再び排気坑4内の風速シミュレーションを行う場
合には、ステップ1−2、ステップ1−3における仮想
的な弁の力の計算をやめてステップ1−1と同様に風速
モデルの更新を行うことによってシミュレーション実行
する。
築する場合を示したが、2つのノードを結ぶ経路(リン
ク)で、始点ノードと終点ノードが共に同じまたは共に
圧力が既知なノードであるものをループと定義し、全て
のノードとリンクの各々が、少なくとも1つのループに
含まれるようにループを選択し、ループとリンクの包含
関係を表すループ行列を定義することによっても上記と
同様に風速モデルを構築することができる。例えば、本
線区間から分岐する送排気坑や分岐合流路がさらに分岐
することがない場合において、2本以上分岐リンクを持
たないように全てのループを選択しておけば、シャット
ダウンするリンクのループを風速モデルから除外するだ
けで風速シミュレーションを行うことができる。
速モデルを構築する場合を示したが、流量保存則のかわ
りに空気の質量保存則を用いても良い。
て、送気坑におけるサッカルド噴流(送気により車道空
間の風速を下げないように車両の進行方向に送気を噴出
させる場合に生じる)の昇圧力や、分岐路の損失、合流
路の合流損失などによる昇圧力を加えることによって、
分岐・合流部を詳細に風速モデルで表現することができ
る。
る風速モデル構築手段11におけるモデル化方法の別の
例を示す。図5は半横流式換気設備5を持つ(a)に示す
トンネルDを、図2と同様に(b)に示すように半横流式
換気設備5内の分岐合流点やトンネル内送排気口の圧力
が未知な点をノード101(黒丸●)、トンネル出入口、
半横流式換気設備5の坑口の圧力が既知な点をノード1
02(白丸○)、ノード間をつなぐ車道区間や半横流式換
気設備5区間をリンク103(矢印)で表現している。
気設備を持つトンネルなどについてもこの発明の実施の
形態1にかかわる風速モデル構築手段11を用いること
によって風速モデルを構築することができる。
形態2による図1の(c)に示す換気制御装置Cの動作を
説明するためのフローチャートである。図6において、
61はフィードフォワード制御部、62はフィードバッ
ク制御部である。ここでは、比較的周期が長く制御パタ
ーンの大まかな動作点を決定するフィードフォワード制
御と比較的周期が短くフィードフォワード制御の誤差を
修正するフィードバック制御を組み合わせることによっ
て、換気制御を行う場合について説明する。
段17によりトンネル内の風速計測値、汚染濃度計測
値、交通状態計測値(交通量)、現在または未来の交通状
態推定値・予測値、火災検知データなどを計測してトン
ネル内状態(状況)を検出する。これは風速モデル構築手
段11が構築した風速モデルまたはトンネル換気シミュ
レーション装置Bのシミュレーションデータ等を利用し
てトンネル内の状況を想定してもよい。
ップ2−2で、風速目標値算出手段17において計測し
たトンネル状態から近い未来のトンネル内状態を予測
し、安全性、省エネルギーなどを考慮した最適な風速目
標値を算出する。次にステップ2−3で、換気制御手段
16においてステップ2−2で算出した風速目標値を達
成するために必要な換気機の運転パターンを算出する。
例えば、実施の形態1で示した風速モデルで速度の変化
率を0とおいた圧力バランス式に風速目標値及び交通状
態の予測値を代入すれば、各リンクにおいて必要な換気
機による換気力を求めることができる。求めた換気力を
発揮するような各リンクにおける換気機の運転パターン
を換気機の換気力特性から算出することができる。ま
た、次に述べるフィードバック制御部62が変更できる
運転パターンの範囲を算出しても良い。
2−4で換気制御手段16において、各リンクにおける
風速計測値と風速目標値との誤差もしくは汚染濃度計測
値と汚染濃度基準値との誤差を補正するようにフィード
バック制御を行い、ステップ2−5では換気制御手段1
6において、フィードフォワード制御部61で算出した
換気パターンの修正値を算出し、これに従ってステップ
2−6で換気機制御を行う。
ォワード制御部61において、風速目標値算出手段17
により算出した風速目標値を用いて換気機の運転パター
ンを算出したが、図1に示す換気シミュレーション装置
Bによって得られるシミュレーション結果をオンライン
で利用、もしくはオフラインでのシミュレーション結果
の蓄積データを利用することによって、換気パターンも
しくはフィードバック制御部62が変更できる換気パタ
ーンの範囲を算出しても良い。
ル内空気に関する運動方程式と空気の分岐合流点におけ
る流量保存則に基づくトンネル全体もしくは一部の風速
に関する風速モデルをトンネル構造の情報だけを用いて
自動的に構築し、トンネル内の分岐合流点における圧力
を求めるようにしたので、換気機、交通、気象などの諸
条件が分岐合流路、送排気坑、横流換気設備などを持つ
トンネル内の風速に与える影響を定量的に把握しトンネ
ル換気システムの安全性と効率を飛躍的に高めることが
できる。
ことによって分岐合流路、送排気坑、横流換気設備など
を持つトンネル内の風速と汚染濃度の関係を明らかにし
たので、分岐、合流の場合分けを行う必要が無く、4本
以上のリンクが接続するトンネルに対しても同様の手段
で汚染モデルを構築することができ、換気機、交通、気
象などの諸条件が分岐合流路、送排気坑、横流換気設備
などを持つトンネル内の風速と汚染濃度に与える影響を
定量的に把握しトンネル換気システムの安全性と効率を
飛躍的に高めることができる。
く送排気坑のシャットダウンなどのトンネル構造を動的
に変化させるようにしたので、換気機、交通、気象など
の諸条件が分岐合流路、送排気坑、横流換気設備などを
持つトンネル内の風速と汚染濃度に与える影響を定量的
に把握しトンネル換気システムの安全性と効率を飛躍的
に高めることができる。
では、分岐合流路、送排気坑、横流換気設備などを持つ
トンネルにおける様々な状況に対してこれに適した換気
機の運転パターンを決定するようにしたので、換気機、
交通、気象などの諸条件が分岐合流路、送排気坑、横流
換気設備などを持つトンネル内の風速と汚染濃度に与え
る影響を定量的に把握しトンネル換気システムの安全性
と効率を飛躍的に高めることができる。
ン装置およびトンネル換気制御装置を説明するための構
成図である。
風速モデル構築手段におけるモデル化方法を説明するた
めの図である。
汚染モデル構築手段におけるモデル化方法を説明するた
めの図である。
トンネル構造変更手段の原理を説明するための図であ
る。
風速モデル構築手段におけるモデル化方法の別の例を説
明するための図である。
を説明するための図である。
化を説明するための図である。
ル、4 排気坑、5半横流式換気設備、11 風速モデ
ル構築手段、12 汚染モデル構築手段、13 トンネ
ル構造変更手段、14 風速シミュレーション実行手
段、15 汚染濃度シミュレーション実行手段、16
換気制御手段、17 風速目標値算出手段、101 分
岐合流点や立坑のトンネル内送排気口などの圧力が未知
なノード、102 トンネル出入口、立坑の坑口などの
圧力が既知なノード、103 ノード間をつなぐ車道区
間や立坑区間などのリンク、61 フィードフォワード
制御部、62 フィードバック制御部。
Claims (6)
- 【請求項1】 トンネル内空気に関する運動方程式と空
気の分岐合流点における流量保存則に基づくトンネル全
体または一部の風速に関する風速モデルをトンネル構造
の情報だけを用いて構築する風速モデル構築手段と、 この風速モデル構築手段が構築した風速モデルを用いて
トンネル内風速および圧力のシミュレーションを行う風
速シミュレーション実行手段と、 を備えたことを特徴とするトンネル換気シミュレーショ
ン装置。 - 【請求項2】 トンネル内の全てまたは一部の区間の風
速とトンネル内の汚染濃度との関係を表現する汚染モデ
ルを構築する汚染モデル構築手段と、 この汚染モデル構築手段が構築した汚染モデルおよび前
記風速シミュレーション実行手段で計算した風速を用い
てトンネル内汚染濃度のシミュレーションを行う汚染濃
度シミュレーション実行手段と、 をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載のトン
ネル換気シミュレーション装置。 - 【請求項3】 前記風速モデル構築手段が構築した風速
モデルまたは前記汚染モデル構築手段が構築した汚染モ
デルにおけるトンネル構造を変更するトンネル構造変更
手段をさらに備えることを特徴とする請求項1または2
に記載のトンネル換気シミュレーション装置。 - 【請求項4】 前記風速モデル構築手段が構築した風速
モデルまたは請求項1ないし3のいずれかに記載のトン
ネル換気シミュレーション装置を利用してトンネル内の
状況を想定し、トンネル内全てまたは一部の区間でこれ
に適した換気機の運転パターンを決定する換気制御手段
を備えたことを特徴とするトンネル換気制御装置。 - 【請求項5】 トンネル内の状況の検出結果を用いて適
切なトンネル内全てまたは一部の区間の風速目標値を算
出する風速目標値算出手段をさらに備え、前記換気制御
手段が、前記風速目標値算出手段が算出した風速目標値
を達成するために必要となる換気機の運転パターンを算
出することを特徴とする請求項4に記載のトンネル換気
制御装置。 - 【請求項6】 前記換気制御手段が、トンネル内の風速
計測値と前記風速目標値算出手段が算出したトンネル内
全てまたは一部の区間の風速目標値との誤差または汚染
濃度計測値とトンネル内全てまたは一部の区間の汚染濃
度目標値との誤差を補正する運転パターンを算出するこ
とを特徴とする請求項4または5に記載のトンネル換気
制御装置。
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