JPH1120921A - レーザ裁断機のコンベヤ装置 - Google Patents

レーザ裁断機のコンベヤ装置

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JPH1120921A
JPH1120921A JP9190685A JP19068597A JPH1120921A JP H1120921 A JPH1120921 A JP H1120921A JP 9190685 A JP9190685 A JP 9190685A JP 19068597 A JP19068597 A JP 19068597A JP H1120921 A JPH1120921 A JP H1120921A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーザ光反射による布切断ミスを少なくした
レーザ裁断機のコンベヤ装置を提供する。レーザ光の溶
断での残りかすの再付着を防ぐ。布の歩留まりを高め
る。 【解決手段】 コンベヤ体35を複数個連結して無端状
のコンベヤ帯31を形成する。コンベヤ体35の上に布
11を吸着して保持し、レーザヘッド55からレーザ光
を照射し、布11を所望形状に裁断する。各コンベヤ体
35は、走行方向に延びる板体36を、走行方向とは直
交方向に複数個並設する。各板体は、その厚み面36A
が布の保持面となる。コンベヤ体35は、すきまの大き
な簀の子状または縦格子状に形成される。従来のハニカ
ム構造体に比較して、レーザ光が照射される保持体の表
面積が小さくなり、反射による裁断ミス(不良品率)が
減少する。保持体にはスリット乃至縦溝が走行方向に延
びるため、ブラシ清掃での溶着した残りかすを完全に除
去できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はレーザ裁断機のコ
ンベヤ装置、詳しくは紙、布などのシート状の材料をレ
ーザビームにより裁断(切断)するレーザ裁断機にあっ
てそのシート状材料を保持するコンベヤ体の構造の改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、レーザ裁断機は、レーザ照射機
構と、コンベヤ装置とを有して構成されている。すなわ
ち、従来からのレーザ裁断機では、コンベヤ装置のコン
ベヤ帯を構成する複数のコンベヤ体の上面に布(被裁断
材)を搭載し、負圧でこの布をその上面に吸着して保持
している。そして、この布の上方から、レーザ照射機構
によりレーザ光を照射し、布を任意の形状に裁断してい
る。この場合、上面に布を保持するコンベヤ体は、その
下方からの負圧で布を吸着するため、ハニカム構造体で
構成されていた。すなわち、平面視して6角形の、多数
の6角筒体を連続させたはちの巣状の構造である。しか
も、このハニカム構造体はアルミニウム、銅またはそれ
らの合金製であった。これは、レーザ光に対して裁断さ
れにくく、かつ、レーザ光を反射させるためであった。
このようなハニカム構造体については、例えば実開昭6
1−152395号公報、実開平1−127693号公
報、特公平6−30827号公報、特開平5−3181
62号公報などに記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のレーザ裁断機のコンベヤ装置では、コンベヤ
帯を構成する各コンベヤ体(走行部材)がハニカム構造
体で形成されていたため、以下の問題点が発生してい
た。第1に、ハニカム構造のコンベヤ体に向かって照射
されたレーザ光は、このハニカム部材表面で反射して反
射光によってもシート材を切断してしまい、切断ミスが
多発していた。これは、シート材を吸着保持するコンベ
ヤ体がハニカム構造であり、その単位当たりの表面積が
大きいからである。第2に、レーザ照射で裁断されたシ
ート材の一部は排出されずに、このコンベヤ体のハニカ
ム構造体の表面に溶着して残る。この溶着したシート材
の一部(残りかす)をブラシで擦り落とそうとしても、
ハニカム構造のためブラシ先端が奥まで入り難く、充分
に清掃除去することができなかった。第3に、清掃用の
ブラシの強度を高めて除去能力を増強しようとすると、
ハニカム構造体側の強度が不足して、これに対応するこ
とができなかった。
【0004】
【発明の目的】そこで、この発明は、レーザビームの反
射による被裁断材の切断ミスを極力少なくしたレーザ裁
断機のコンベヤ装置を提供することを、その目的として
いる。また、この発明は、レーザビームによる溶断での
残りかすの付着を防いだレーザ裁断機のコンベヤ装置を
提供することを、その目的としている。さらに、この発
明は、被裁断材の歩留まりを高めたレーザ裁断機のコン
ベヤ装置を提供することを、その目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、レーザ光によって裁断される被裁断材を吸着して保
持する保持体を複数個並べて連結して無端状のコンベヤ
帯を形成し、このコンベヤ帯がその長手方向に沿って走
行可能に構成したレーザ裁断機のコンベヤ装置におい
て、上記保持体は、コンベヤ帯の走行方向に沿って延び
る所定厚さの板体を、その厚み面を被裁断材を保持する
面として、複数個、その走行方向とは直交する方向に並
設して構成したレーザ裁断機のコンベヤ装置である。
【0006】請求項2に記載の発明は、上記各保持体の
保持面を上記走行方向に沿って延びる板体からなる格子
で構成した請求項1に記載のレーザ裁断機のコンベヤ装
置である。
【0007】請求項3に記載の発明は、上記保持体の格
子を構成する板体を、アルミニウムまたはその合金で形
成した請求項2に記載のレーザ裁断機のコンベヤ装置で
ある。
【0008】
【作用】請求項1に記載のレーザ裁断機のコンベヤ装置
によれば、保持体を複数個並べて連結して無端状のコン
ベヤ帯を形成したため、これらの保持体はその並び方向
(コンベヤ帯の長手方向)に沿って走行が可能となって
いる。そして、この保持体の上に布などの被裁断材を吸
着して保持し、この被裁断材に対してレーザ光を照射す
ることにより、被裁断材を所望形状に裁断する。このと
き、上記各保持体は、その走行方向に沿って延びる板体
を、コンベヤ帯の走行方向とは直交する方向(コンベヤ
帯の幅方向)に複数個並設して構成されている。すなわ
ち、各板体は、それぞれが所定間隔ずつ離間して互いに
平行に設けられている。そして、各板体は所定の厚さを
有しており、その厚み面が被裁断材を保持する面として
構成されている。つまり、所定厚さの矩形の板材である
各板体はその厚さ方向がコンベヤ帯の幅方向となるよ
う、平行に配列されて保持体を構成している。保持体
は、いわばすきまの大きな簀の子状に形成されている。
この結果、従来のハニカム構造体に比較して、レーザ光
が照射される保持体の表面積(各板体の厚み面の表面積
の総和が照射面の表面積となる)が全体として小さくな
り、その反射による裁断ミス(不良品率)は減少する。
レーザ光の大部分が保持体の板体の隙間を透過するから
である。また、この保持体では走行方向に延びるスリッ
ト乃至縦溝(上記板体の隙間)が形成されているため、
ブラシ清掃での溶着した残りかすをほぼ完全に除去する
ことができる。ブラシの先端がスリットに入りやすく、
また、脱出し易いからである。
【0009】請求項2に記載の発明によれば、上記各保
持体の保持面は格子状に構成されており、かつ、この格
子はコンベヤ帯の走行方向に延びているため、ブラシ清
掃が容易である。
【0010】請求項3に記載の発明によれば、上記保持
体の格子を構成する板体を、アルミニウムまたはその合
金で形成したため、軽量で強度が高く、コンベヤ装置と
して好適である。また、レーザ光により保持体の板体が
溶けることが少なくなる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施例を図面を
参照して説明する。図1はこの発明の一実施例に係るレ
ーザ裁断機のコンベヤ装置の概略構成を示す斜視図であ
る。図2はそのレーザ裁断機を示す平面図である。図3
は同じくレーザ裁断機の側面図である。図4はコンベヤ
帯の構成部材である保持体を示す平面図である。図5は
同じくその保持体の正面図である。図6は保持体を構成
する支持板の正面図である。図7は保持体を構成する板
体の斜視図である。
【0012】まず、図2および図3を参照してレーザ裁
断機の構成を説明する。このレーザ裁断機10は、大略
して、布11を供給するフィーダ20と、供給された布
11を吸着して平面状に展開して保持するコンベヤ装置
30と、布11を任意形状に切断/裁断するレーザ照射
機構40と、切断された布11を搬出する搬出機構50
とを有して構成されている。フィーダ20は、ロール状
の布11(所定幅で帯状の布をロールに巻き付けたも
の)をコンベヤ装置30のコンベヤ帯31の上面に連続
して供給できるよう構成されている。このフィーダ20
はコンベヤ装置30の長さ方向(コンベヤ帯31の走行
方向)の一端側に配設されている。被裁断材として供さ
れる布11としては、各種素材で任意の厚さのものを使
用することができる。また、コンベヤ装置30から切断
された布11(製品布または端布)を搬出する搬出機構
50は、コンベヤ装置30の他端側に、フィーダ20と
は反対側に配設されている。この搬出機構は50、水平
面に対して所定角度傾斜して設けられたベルトコンベヤ
51を有しており、このベルトコンベヤ51の無端ベル
トを走行させてその上面に搭載された上記切断された布
11を搬出する構成である。なお、これらのフィーダ2
0および搬出機構50の駆動は、図示していない制御機
構(コンピュータで構成されている)により制御されて
いる。
【0013】レーザ裁断機10の本体部分を構成するコ
ンベヤ装置30は、その長手方向に沿って走行自在に設
けられた無端状のコンベヤ帯31を有している。具体的
には、所定幅で所定長さの機台32が床面に立設され、
この機台32の上部でその長さ方向の両端部にはスプロ
ケットホイール33,34がそれぞれ回転自在に取り付
けられている。これらのスプロケットホイール33,3
4には上記無端状のコンベヤ帯31が掛け渡されてお
り、このコンベヤ帯31は全体として水平面内を機台3
2の長さ方向に沿って走行自在に設けられている。な
お、スプロケットホイール33,34を回転駆動する機
構は、機台32内部に配設されており、この駆動機構は
上記制御装置により制御駆動される構成である。また、
図示していないが、ローラ状の清掃用ブラシがスプロケ
ットホイール34の下方に近接して配設されており、コ
ンベヤ帯31の清掃を行うように構成されている。この
清掃用ブラシの回転駆動も上記制御装置で管理、制御さ
れている。
【0014】このコンベヤ装置30では、無端状のコン
ベヤ帯31がその長手方向に沿って走行自在に設けら
れ、そのコンベヤ帯31の水平な上面は布11の載置、
保持面を構成している。そして、図1において示すよう
に、このコンベヤ帯31は、矩形体である複数個のコン
ベヤ体35を無端状に連結して構成されている。つま
り、複数のコンベヤ体35の矩形の長辺同士が隣合って
対向するように、これらをチェーン(図示していない)
で接続して無端状のコンベヤ帯31を構成している。コ
ンベヤ体35の長さがコンベヤ帯31の幅となるもので
ある。
【0015】各コンベヤ体35は、図4,図5に示すよ
うに、多数の板体36(図7)を2枚の支持プレート
(図6)37に取り付けることにより、その上面が縦格
子状に構成されている。詳しくは、図7に示す所定厚さ
で矩形の板体36を多数個使用し、これを図6に示す2
枚の支持プレート37に固着して構成されている。板体
36の厚さは、例えば0.3〜0.5mmとする。図6
に示すように、これらの支持プレート37は所定幅、所
定長さの長尺状の板材で構成されており、その幅方向の
上側に多数のスリット38がその長さ方向に沿って等間
隔で形成されている。これらの各スリット38に板体3
6の2つのスリット39がそれぞれはまり込んで例えば
エポキシ樹脂で接着、固定されている。図7に示すよう
に、板体36には下端から所定高さ位置まで延びるスリ
ット39が、所定間隔だけ離間して2つ形成されてい
る。したがって、全体として、図4に示すように、支持
プレート37,37の長手方向の両端部をコの字型固定
部材41,41で固定し、これらの支持プレート37,
37に多数の板体36・・・を等間隔で平行に固着し
て、保持体であるコンベヤ体35が形成されている。な
お、支持プレート37,37の厚さは、上記板体36よ
りも厚く、例えば2〜3mmとしている。そして、この
コンベヤ体35の上面は、多数の板体36が所定間隔ず
つ離間して平行に固設されることにより、縦片のみの格
子状に形成されている。各板体36はその厚み面36A
を上面(布11の吸着面)としており、それらの板体3
6の間にその厚み(0.3〜0.5mm)よりも大きな
間隔で、かつ、上下方向にに貫通する隙間43が形成さ
れている。隙間43の間隔は板体36の厚みの8〜30
倍程度(例えば7〜15mm)としている。
【0016】また、上記コの字状の各固定部材41の上
下両片の間には、木製の固着用ブロック45がネジ46
で固定されている。この固着用ブロック45の両端面に
上記支持プレート37,37がそれぞれビス47で固着
されている。さらに、固定部材41の上下片間には、こ
の保持体であるコンベヤ体35を上記駆動用のチェーン
に連結するためのSUS製スリーブ48がそれぞれ介装
されている。このスリーブ48中に連結ボルトを上下方
向に挿通して上記チェーン部材に連結、固定するもので
ある。また、上記支持プレート37,37の長手方向の
中間部分にはコの字状のチャネル部材49が配され、こ
のチャネル部材49がそれらの中間部分同士を連結して
補強している。なお、上記各板体36はアルミニウムま
たはその合金製とし、さらに、支持プレート37,3
7、固定部材41,41、チャネル部材49も同様にア
ルミニウムまたはその合金製としている。これにより、
コンベヤ体35さらにはコンベヤ帯31の軽量化を図っ
ている。そして、上述したように、コンベヤ装置30の
機台32の搬送機構50側には清掃用のブラシが配設さ
れており、このブラシにより上記板体に付着した溶断か
すなどがこすり落とされる。ブラシは例えば腰の強い樹
脂などを植毛したローラ体で構成され、上記制御装置で
その駆動が制御される。ブラシ先端が上記コンベヤ体3
5の板体間の隙間43に入り込むことができるよう構成
されている。
【0017】一方、コンベヤ装置30の機台32の内部
にあって、コンベヤ帯31の内側空間には負圧が発生す
るように構成されている。例えばコンベヤ帯31の内側
で上面側空間が負圧源(コンプレッサなど)に連通接続
されている。すなわち、コンベヤ帯31の各コンベヤ体
35の各板体36の間の隙間43を通して展開した布1
1を厚み面36Aに吸着して保持可能に構成されてい
る。図2に示す51は排気のダクトである。ダクト51
よりかすなども排出可能である。また、コンベヤ装置3
0の機台32の上面はガルウイング状のカバー52で覆
われている。さらに、このカバー52で覆われた機台3
2の上部空間内には、レーザ光の照射機構40が配設さ
れている。このレーザ照射機構40は、概略、レーザ光
を照射するレーザヘッド55と、このレーザヘッド55
をコンベヤ帯31の上面でXY方向に走行させる走行部
材56とを有している。そして、このレーザヘッド55
からの出力、その走行部材56の走行は、上記制御装置
で例えばプログラム制御されている。また、レーザヘッ
ド55にはマーキングペンを付着してレーザ光の照射と
同時に布11にマーキング可能になっている。走行部材
56は例えばコンベヤ帯31の幅方向両側に1対のレー
ルを配設し、これらのレールに対して横断方向に架設さ
れたトラバース部材を有しており、このトラバース部材
をレールでガイドして走行するものである。また、走行
部材56は、このトラバース部材に支持されてその延在
するコンベヤ帯31の幅方向に沿って上記レーザヘッド
55を走行可能に構成されている。
【0018】以上の構成に係るレーザ裁断機のコンベヤ
装置30にあっては、フィーダ20より布11を展開し
た状態でコンベヤ帯31の上に供給し、これを負圧によ
り吸着して保持する。そして、レーザヘッド55を駆
動、走行させてレーザ光を照射し、所定形状に布11を
裁断する。裁断された布11および端布は搬送機構50
により搬出される。以上の作用において、コンベヤ装置
30ではコンベヤ帯31のコンベヤ体35の布11の保
持面36Aを格子状またはすのこ状に形成したため、レ
ーザ光により布11を裁断したとき板体36の厚み面3
6Aによる反射光が少なく、裁断ミスが大幅に減少す
る。また、コンベヤ装置30により布11を搬出したと
き、板体36の保持面36Aおよびその隙間43を構成
する板体36の側面はブラシが接触して清掃される。ブ
ラシによる機械的な清掃がコンベヤ体35の上面側に施
されるものである。溶着した切断残りかすは完全にこす
り落とされて排出される。
【0019】図8〜図12はこの発明の他の実施例を示
している。この実施例では、上記実施例に比較して、コ
ンベヤ体35の強度をより高めた構造に構成したもので
ある。例えばコンベヤ体35に作用する上下方向、幅方
向などの外力に対しての補強、また、フィン状の板体3
6の変形、脱落などを防止するものである。詳しくは、
各コンベヤ体35において、フィン状の板体36を固着
して支持する支持プレート37,37をコンベヤ体35
の幅方向の両端部に配設したものである。そして、これ
らの支持プレート(フラットバー)37,37を補強す
る断面L字形の補強材71,71を設けている。これら
の支持プレート37,37および補強材71,71は、
いずれもその長手方向の両端部が上記コの字形の固定部
材41,41にそれぞれ固着されている。支持プレート
37,37の長手方向両端部は図8に示すようにL字状
に折り曲げられ、この折り曲げられた端部が固定部材4
1にねじ固定されているものである。また、各補強材7
1と支持プレート37との間に上記板体36の一部36
Bを挟み込んで強固に固定している(図11参照)。
【0020】具体的には、図12に示すように、矩形の
板体36に対して両側辺36Cの所定高さ位置に所定長
さ(深さ)の線状の水平切り込み36D,36Dをそれ
ぞれ形成する。とともに、板体36の下辺36Eにも同
様に所定位置に上に向かって所定長さの線状の切り込み
36F,36Fをそれぞれ形成する。図12の(A)が
この状態を示している。次いで、同図(B)に示すよう
に、切り込み36F,36Fの間の下縁部分36Gを上
方に向かって折り返し、板体36の本体に重ね合わせ
る。次いで、同図(C)に示すように、板体36の両側
縁部でその水平切り込み36D,36Dから下側の部分
36H,36Hを内側に90度折り曲げて起立片とす
る。さらに、これらの所定幅の起立片36H,36Hに
おいて、図12(D)に示すように、その下端部36
B,36Bを外側に折り曲げてU字形のスリット36
K,36Kをそれらの間にそれぞれ形成する。
【0021】以上のようにして形成された板体36のス
リット36Kに、上記支持プレート37を上から挿入し
て、さらに、補強材71と支持プレート37とをねじ7
2で固定する。この結果、各板体36は支持プレート3
7に強固に固定されることとなる。なお、各板体36
は、両端部で各支持プレート37,37の上縁部のスリ
ット38に挿入、固定される点では上記実施例と同様で
ある。このように構成されたコンベヤ体35について
は、部材厚さ、材質等を変更することなく、上記実施例
の場合よりもその外力に対する強度が高められているた
め、長期連続運転における信頼性がより一層向上してい
る。また、長期運転での板体36の脱落などは完全に防
止することができる。その他の構成、作用は上記実施例
の場合と同様である。
【0022】なお、上記保持体(板体36)表面をカー
ボン布で被覆することにより、レーザ光をカーボンで吸
収することが可能となる。または、カーボン含有塗料を
保持体表面に塗布しても良い。カーボン布に替えて高吸
水性ポリマーを含有した不織布、紙積層品に水を吸収さ
せた材料を使用することもできる。これにより、炭酸ガ
スレーザ光を完全に吸収することができる。よって、反
射レーザ光による切断ミスを皆無とすることができる。
【0023】
【発明の効果】この発明に係るレーザ裁断機のコンベヤ
装置によれば、従来に比較してレーザ光の反射が少なく
なり、裁断ミスが減少し、不良品率が低減する。同時
に、コンベヤ体の清掃を確実に行うことができる。か
す、ごみなどが布面に再付着することを防止することが
できる。さらに、コンベヤ帯を軽量とすることができる
とともに、その長期運転に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るレーザ裁断機のコン
ベヤ装置の概略構成を示す斜視図である。
【図2】この発明の一実施例に係るレーザ裁断機を示す
平面図である。
【図3】この発明の一実施例に係るレーザ裁断機を示す
側面図である。
【図4】この発明の一実施例に係るコンベヤ帯の構成部
材である保持体を示す平面図である。
【図5】この発明の一実施例に係る同じくその保持体の
正面図である。
【図6】この発明の一実施例に係る保持体を構成する支
持プレートの正面図である。
【図7】この発明の一実施例に係る保持体を構成する板
体の斜視図である。
【図8】この発明の他の実施例に係るコンベヤ帯の構成
部材である保持体(コンベヤ体)の一部を示す平面図で
ある。
【図9】この発明の他の実施例に係る同じくその保持体
の一部を示す正面図である。
【図10】この発明の他の実施例に係るコンベヤ体の一
部を示す図9のX−X線の断面図である。
【図11】この発明の他の実施例に係る同じくコンベヤ
体の板体の一部を示す斜視図である。
【図12】この発明の一実施例に係るコンベヤ体の構成
部材である板体の製作過程を説明するための模式的な工
程図である。
【符号の説明】
10 レーザ裁断機、 11 布(被裁断材)、 30 コンベヤ装置、 31 コンベヤ帯、 35 コンベヤ体、 36 板体(格子の構成部材)、 36A 厚み面(保持面、吸着面)、 43 隙間(格子のすきま)。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光によって裁断される被裁断材を
    吸着して保持する保持体を複数個並べて連結して無端状
    のコンベヤ帯を形成し、このコンベヤ帯がその長手方向
    に沿って走行可能に構成したレーザ裁断機のコンベヤ装
    置において、 上記保持体は、コンベヤ帯の走行方向に沿って延びる所
    定厚さの板体を、その厚み面を被裁断材を保持する面と
    して、複数個、その走行方向とは直交する方向に並設し
    て構成したレーザ裁断機のコンベヤ装置。
  2. 【請求項2】 上記各保持体の保持面を上記走行方向に
    沿って延びる板体からなる格子で構成した請求項1に記
    載のレーザ裁断機のコンベヤ装置。
  3. 【請求項3】 上記保持体の格子を構成する板体を、ア
    ルミニウムまたはその合金で形成した請求項2に記載の
    レーザ裁断機のコンベヤ装置。
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