JP3611563B2 - 板材の縦型加工ライン - Google Patents

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    • Y02P40/50Glass production, e.g. reusing waste heat during processing or shaping
    • Y02P40/57Improving the yield, e-g- reduction of reject rates

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は板材の縦型加工ラインに関する。さらに詳しくは、レアメタル、シリコン、平面型ディスプレー用ガラス等の板材の表面に対する分断用のけがき線の形成、この分断用けがき線からの分断、板材の面の洗浄等、板材に対して処理を施すための板材の縦型加工ラインに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、種々の分野で板ガラスが使用されている。とくに液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ等に用いられる板ガラス(以下、ガラス基板という)は非常に薄いものである。たとえば、厚さが0.7mm程度で大きさが550mm×650mm程度のものが多く生産されている。このようなガラス基板のトリミングや分断は、一般的に板ガラスが水平の状態(横向きの状態)でベルトコンベア等によって搬送され、各装置において水平の状態で処理される(たとえば特許文献1参照)。
【0003】
または、板ガラスをローラ列に立てかけた姿勢で搬送し、この立てかけた状態で板ガラスの各端辺を研磨する装置が提案されている(たとえば特許文献2参照)。これらの装置は設置床面に固定されている。
【0004】
一方、近年、ガラス基板等の分野において、生産性を向上させるために歩留まりをよくする目的で、また、より大型のディスプレイ等に対応することを目的として、ガラスのサイズを大型化したいという要望が出てきている。加えて、ガラス基板をさらに薄くすることによってディスプレイ等の可搬性能を向上させたいという要望もあり、ガラスがいっそう薄型化する傾向がある。その上、ガラス基板の品質に対する要求は年を追うごとに厳しくなっており、且つ、低コスト化への要求もある。
【0005】
【特許文献1】
特開平8−59269号公報
【特許文献2】
特許第2623476号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述したような水平状態で板ガラスを搬送して加工する技術、および、何らかの構造部材に立てかけた状態で加工する技術では、大型化、薄型化した板ガラスを加工する場合、その自重に起因するたわみ等による割れ、板ガラスの面を支持、搬送する構造部材からの反力による割れ等の生じるおそれがある。また、水平状態では板ガラスの大型化により装置の設置面積も大きくなり、装置自体が大型化してコストが上昇し、装置幅の増加に伴ってメンテナンスがしづらくなってしまう。また、加工や洗浄等の各装置が固定化した設備では、そのラインを板材の処理内容に応じて迅速に対応させることが困難である。
【0007】
本発明はかかる課題を解決するためになされたものであり、大型化、薄型化した板ガラスを含む種々の板材に対し、その品質の低下を招くことなくスクライブ(けがき)、分断、洗浄、面取り等を行うことができる板材の縦型加工ラインを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明にかかる板材の縦型加工ラインは、モジュール化された複数の加工装置を備えており、
各加工装置が、
架台と、
該架台に配設された、立てられた状態の板材の下端を支持して搬送する搬送手段と、
架台に配設された、板材の面に流体圧を作用させることによって該板材を立った状態で非接触で支持する流体ガイドと
上記架台に配設された加工ユニットとを有しており、
上記加工装置が、板材にけがき線を形成するスクライブユニットを有するスクライブ装置、上記けがき線から板材を分断する分断ユニットを有する分断装置、板材の面取りを行う面取りユニットを有する面取り装置、および、立てられた板材をその面内に回転させる転換ユニットを有する転換装置であり、
上記スクライブユニットが、板材をその両面側から把持するクランプおよび支持パッドを有し、上記分断ユニットが、板材をその両面側から把持するクランプおよびトリム受けを有している。
【0009】
かかる構成の縦型加工ラインによれば、モジュール化された加工装置を任意に接続することにより、所望の縦型加工ラインを構築することができる。また、板材が立てられた状態で搬送されつつ加工されるので、ラインの設置スペースを節約することができる。
【0010】
本発明にかかる他の縦型加工ラインは、板材の加工ユニットと、モジュール化された複数の搬送装置とを備えた板材の縦型加工ラインであって、
上記搬送装置が、
架台と、
該架台に配設された、立てられた状態の板材の下端を支持して搬送する搬送手段と、
上記架台に配設された、板材の面に流体圧を作用させることによって該板材を立った状態で非接触で支持する流体ガイドと、
上記架台に配設された、加工ユニットを取り付けるための取付部とを備えており、
上記加工ユニットが、板材にけがき線を形成するスクライブユニット、上記けがき線から板材を分断する分断ユニット、板材の面取りを行う面取りユニット、板材を洗剤によって洗浄する洗剤洗浄ユニット、板材を水によって洗浄する水洗浄ユニット、板材に高圧水を噴射する高圧水スプレーユニットおよび立てられた板材をその面内に回転させる転換ユニットのうち、任意の搬送装置に取り付けうる、少なくともスクライブユニット、分断ユニット、面取りユニットおよび転換ユニットを含んでいる。
【0011】
かかる構成の縦型加工ラインによれば、前述の縦型加工ラインと同様に所望の縦型加工ラインを構築することができ、ラインの設置スペースを節約することができる。さらに、加工ユニットの取り替えによって加工装置の変更も可能となる。
【0012】
上記縦型加工ラインに、架台と、立てられた状態の板材の下端を支持して搬送する搬送手段および非接触で板材を支持する流体ガイドと、上記架台に取り付けられた、搬送手段および流体ガイドを水平面内で旋回させる旋回手段とを有する板材の旋回装置をさらに備えることにより、ラインにおける板材の搬送方向を容易に変更することができるので好ましい。
【0013】
上記縦型加工ラインに、架台と、該架台に取り付けられた、立てられた状態の板材の少なくとも片方の面を支持する複数のローラとを備え、このローラのうちの一部を、その表面から板材に酸処理液を供給するための酸処理ローラとして構成することにより、板材の成型や洗浄のみならず、酸による表面処理が可能となる。
【0014】
上記縦型加工ラインに、架台と、この架台に取り付けられた、立てられた状態の板材の下端を支持して搬送する搬送手段と、板材の面に対して垂直な方向に傾斜可能な流体ガイドとを有する板材の倒し装置をさらに備えることにより、被加工板材を鉛直状態から若干傾けて搬送することが可能となるので好ましい。また、水平状態の板材を立ててラインに搬入すること、および、倒して搬出することが可能となる。
【0015】
上記ラインに、架台と、立てられた状態の板材の下端を支持して搬送する搬送手段および非接触で板材を支持する流体ガイドと、上記架台に取り付けられた直線往復動手段とを有する板材の平行シフト装置をさらに備えるのが好ましい。この直線往復動手段が上記搬送手段および流体ガイドを板材の搬送方向に対して垂直な方向に移動させうるように構成されている。かかる縦型加工ラインによれば、ラインの仕分けを行って複列化を行うことができる。
【0016】
上記架台の下端にキャスターと、架台を配置する床面に等ピッチで設けられた基準出し金物とをさらに備えることにより、ラインの組み替えが容易になる。
【0017】
上記各装置に、隣接する装置と着脱可能に接続するための接続具を備えることによっても、ラインの組み替えが容易になるので好ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しつつ本発明の板材の縦型加工ラインの実施形態を説明する。
【0019】
図1〜図4はそれぞれ本発明の縦型加工ラインの一実施形態を、加工対象の板材の搬送方向に沿って四つに分けて示したものである。
【0020】
この加工ライン1は板ガラスを加工対象にしたものであるが、本発明の適用対象は板ガラスに限定されず、たとえば、レアメタルやシリコンからなる板材等、種々の板材が加工対象となりうる。図1〜図4には加工ライン1を構成する各加工装置が板ガラスの搬送方向に沿って接続されている。後述するように、各装置は矩形の板ガラスの下端を支持する搬送手段としてのベルトコンベアを有しており、板ガラスは立った状態で各加工装置に搬送されていく。板ガラスを立った状態で支持するのは後述する流体ガイドや酸処理ローラである。
【0021】
図1には、板ガラスを加工ライン1に搬入する搬入装置11、板ガラスに分断用のけがき線を形成するためのスクライブ装置12、板ガラスをその面内で前後方向(板ガラスの搬送方向であり、いわゆるパスラインLの方向)に転換させる転換装置13、二機目のスクライブ装置12、転換装置13と板ガラスをけがき線から割る(分断する)ための分断装置14とが一体に配設された装置15、および、分断装置14が以上の順に接続された状態が示されている。
【0022】
図2には、図1に示すラインから連続して、矩形の板ガラスの角部や辺部の面取りを行うための面取り装置16、転換装置13、面取り装置16、転換装置13、面取り装置16および転換装置13が以上の順に接続された状態が示されている。
【0023】
図3には、図2に示すラインから連続して、面取り装置16、転換装置13、板ガラスの面を水によって洗浄する水洗装置17、板ガラスの面を酸処理液によって酸処理するための酸処理装置18、および、水洗装置17が以上の順に接続された状態が示されている。
【0024】
図4には、図3に示すラインから連続して、板ガラスの面を洗浄液によって洗浄するための洗剤洗浄装置19、水洗装置17、板ガラスの面を高圧水のスプレーによって洗浄するための高圧水スプレー装置20、水洗装置17、いわゆるエアナイフによって板ガラスの面から水分を除去して乾燥状態にする水切り装置21、および、板ガラスをライン1外に搬出するための搬出装置22が以上の順に接続された状態が示されている。
【0025】
図1〜図4の加工ライン1による板ガラスG(図21に例示する)の加工動作を以下に説明する。まず、図1の搬入装置11に板ガラスが立った状態で搬入される。また、たとえば、水平で搬送されてきた板ガラスを立った状態まで起こしてライン1に投入するような場合には、搬入装置として後述の倒し装置を用いるのが好ましい。ついで板ガラスはスクライブ装置12に搬送されて下流端のスクライブユニット24によってY方向前端のスクライビング(けがき線形成)を行う。ついで上流端のスクライブユニット24によってY方向後端のスクライビングを行う。このとき、板ガラスのサイズに応じてベルトコンベアが板ガラスを前後に往復移動させることがある。ついで板ガラスは転換装置によって90゜転換される。ついで二機目のスクライブ装置12に搬送されて残余の二辺(図21における転換前のX方向の上下端)のスクライビングを行う。ついで板ガラスは転換分断一体装置15によってまず上記X方向の前後端の分断(トリミング)を行う。このとき、一個の分断ユニット28によってX方向二辺のトリミングを行うため、板ガラスはベルトコンベアによって前後に往復移動させられる。ついで板ガラスは転換ユニット33によって90゜転換される。そして分断装置14によって残余の二辺(図21におけるY方向の前後端)のトリミングを行う。また、一枚の板ガラスから、板ガラス(材料ガラス)の中間部にけがき線を形成し、このけがき線から分断することによって複数枚の製品ガラスを形成することもできる。
【0026】
ついで、図2に示すように、板ガラスは一機目の面取り装置16によって四隅のうちの前端下部のコーナー部の面取りおよび下辺の面取り(後述する曲面化や角部除去)がなされる。ついで、交互に配置された転換装置13および面取り装置16により、板ガラスは90゜転換されつつ残余の三隅および三辺の面取りがなされる。
【0027】
図3に示すように、板ガラスは面取り加工が終了すると水洗装置17に搬送されて水流によってその表面の塵埃やカレット粒子が剥離および除去される。ついで酸処理装置18によって板ガラスの片面が酸処理される。ついで、下流の水洗装置17によって板ガラスが水洗い(リンス)され、その面の酸処理液等が洗い流される。
【0028】
ついで図4に示すように、板ガラスは洗剤洗浄装置19によってその面から油脂分等が除去される。ついで水洗装置17によって洗浄液が洗い流される。ついで高圧水スプレー装置20により、板ガラスの面に付着した粒子や水分中に遊離した塵埃等が水分とともに吹き飛ばされる。その後連設された水洗装置17によっていわゆる仕上げ水洗がなされる。ついで、水切り装置21によって板ガラスの面の水分が吹き飛ばされて板ガラスは乾燥状態になる。ついで、加工済みの板ガラスは搬出装置22によって搬出される。ことのとき、たとえば、立った状態で搬送されてきた板ガラスを水平に倒して搬出するような場合、搬出装置として後述の倒し装置を用いるのが好ましい。
【0029】
以上の各装置の配列および加工動作は一例であってこれらに限定されない。必要に応じて装置および加工工程を削除追加すればよい。また、図1におけるスクライブ装置12にはその前後端にスクライブユニット(図8の符号24)が設置されているが、一個のみ設けてもよい。また、一例として図から図にかけて複数の転換装置13および面取り装置16を交互に配置しているが、一機ずつ配置してもよい。その場合には板ガラスを転換させては後戻りを繰り返して加工する。このようにすれば、一枚の加工に要する時間は長くなるが、ラインの設置スペースの節約および装置数の低減が可能になる。かかる考え方はスクライブおよび分断についても同じである。ラインの簡素化にとっては、一機の転換装置13の上流側に隣接して一機のスクライブ装置12を設置し、下流側に隣接して一機の分断装置14を配置するだけにするのが好ましい。しかし、図示のラインよりは工程時間が延びることになる。また、上記ライン1には後述の旋回装置51や平行シフト装置54は接続されていないが、必要に応じて設置すればよい。
【0030】
図5には、以上の各装置を構成する基本体(いわば骨格)となる搬送装置10が示されている。この搬送装置10は架台49を有し、この架台49には矩形の板ガラスGを立てた状態でその底辺を支持して水平方向に搬送するためのベルトコンベア2が配設されている。ベルトコンベアに限らず、たとえばローラコンベア等の公知のコンベアを採用することができる。また、架台49には、ベルトコンベア2の搬送方向に沿ってパスラインLの片側または両側に板ガラスGの面を非接触で支持するための流体ガイド3が立設されている。
【0031】
図中、符号Pで示すのはライン1を設置する基準フロア面に埋設された基準出し金物であり、ラインの長手方向に等ピッチで設けられている。この基準出し金物Pに基づけば各装置を容易に整然と配置することができる。また、符号Rで示すのは、キャスター7付きの装置が容易にその上を移動し得るように、床面に貼設された金属製の板材である。
【0032】
図6に示すように、流体ガイド3は枠部材4とこの枠部材4に取り付けられた流体噴出部5とを備えている。流体噴出部5は板ガラスGの面に向けて支持用の流体圧を作用させるためのものである。流体噴出部5はその調節機構6によって全体で板ガラスGの面に平行となるように調節可能にされている。流体噴出部5には板ガラスGの面に向けて流体を噴出する流体噴出孔5aが間隔を置いて配列されている。
【0033】
パスラインLの左右両側に流体ガイド3が設置されている場合は、板ガラスGの両面から作用する流体圧がバランスをとり、板ガラスGが構造部材と接触せずにほぼ鉛直状態を維持することができる。本実施形態では支持用の流体として水が用いられているが、乾燥気体を用いてもよい。しかし、支持用流体として液体を用いることにより、板ガラスGからカレット粒子や他の塵埃を効果的に除去することが可能である。また、流体ガイド3がパスラインLの片側にのみ設置されている場合は、板ガラスは流体ガイド3の方にわずかに傾き、板ガラスGの自重の横方向成分と噴出する流体圧による力とのバランスによって非接触で支持される。また、流体ガイド3を僅かに傾けてもよい。流体噴出孔5aを有する流体ガイドに代えて、多孔質材料を使用してガイド面に液体をにじみ出させる多孔質流体ガイドを設置してもよい。こうすることにより、このガイド用液体の表面張力によって多孔質流体ガイドと板ガラスとの間隙が一定の厚さの液体層となり、構造物と非接触の状態で板ガラスを支持することができる。
【0034】
この搬送装置10はその下端にキャスター7を備えている。したがって、各装置は容易に移動させることができる。また、図示しないが、この搬送装置10には板ガラスに種々の加工を施すユニットを取り付けるための取付部が配設されている。この加工ユニットとしては、板ガラスに分断用のけがき線を形成するためのスクライブユニット、板ガラスをそこに形成されたけがき線から分断するための分断ユニット、矩形の板ガラスの角部や辺部の面取りを行うための面取りユニット、板ガラスの面を洗浄液によって洗浄する洗剤洗浄ユニット、板ガラスの面を水によって洗浄する水洗ユニット、板ガラスの面を高圧水スプレーによって洗浄するための高圧水スプレーユニット、高圧空気流によって板ガラスの面から水分を除去する水切りユニット、および、板ガラスをその面内で前後方向に転換させるための転換ユニットが含まれる。搬送装置10にこれらのユニットを取り付けたものが上記各装置12、13、14、15、16、17、19、20、21である。
【0035】
本実施形態では搬入装置11と搬出装置22にはユニットは取り付けられておらず、基本体としての搬送装置10をそのまま使用している。また、上記取付部はこれらの加工ユニットを着脱自在に取付られるように構成してもよい。
【0036】
また、図7には板ガラスの下端をベルトコンベア2で支持したまま鉛直から板ガラスの面に垂直な方向に傾斜させる倒し装置23が示されている。上記搬入装置および搬出装置としてこの倒し装置23を用いてもよい。また、ライン1内の必要部位にこの倒し装置23を挿入、接続してもよい。図7に示すようにこの倒し装置23ではパスラインLの両側(片側でもよい)の流体ガイド3が一体で鉛直状態から外方へ、すなわち、パスラインLから離れる方向へ若干角度倒れるように構成されている。流体ガイド3を構成する枠部材4を、下端の回転軸8を中心にして駆動シリンダ9によって傾斜させるものである。駆動シリンダに限らず他の公知の駆動機を採用することもできる。また、駆動シリンダのストロークを大きくすること、または、流体ガイドの回動支点を流体ガイドの下端ではなくもっと上部に設定することにより、流体ガイドをさらに大きな角度(たとえば90゜)に傾倒させることもできる。この場合は前述したように、板ガラスをライン1に搬入するときに水平から鉛直に立て直すこと、搬出するときに水平に倒すことが可能になる。
【0037】
この倒し装置は、たとえばライン1が板ガラスを若干傾斜させた状態で加工するものである場合に搬入装置11として用い、板ガラスを下流の各加工装置に適合する角度だけ傾斜させる。また、傾斜した状態の板ガラスを鉛直状態に立て直して搬出するために、搬出装置22としてもこの倒し装置23を用いる。または、ライン中に板ガラスを傾斜させて加工する加工装置が一部だけ接続されている場合には、その加工装置の前後にこの倒し装置23を接続する。
【0038】
このライン1では、搬入装置11および搬出装置22とは別に、上記加工ユニットを取り付けずに基本体としての搬送装置10のまま接続する場合もある。この目的は、タクトタイムの割り付け(サイクルタイムの維持)のため、バッファまたは通過スペースとして使用するものである。上記搬送装置10には図示しない接続具が配設されている。この接続具は、当該搬送装置の上流端および下流端に他の搬送装置を接続するためのものである。
【0039】
本実施形態では、上記スクライブ装置12、転換装置13、分断装置14、転換分断一体装置15、面取り装置16はパスラインLの片側にのみ流体ガイド3を備えている。他方側に上記加工ユニットを取り付けるためである。また、酸処理装置18には流体ガイドは配設されていない。パスライン方向にわたって複数の酸処理ローラ45が配列されており、この酸処理ローラ45が流体ガイドの機能を果たしているからである。
【0040】
図8にはスクライブユニット24が示されている。このスクライブユニット24は、支持本体25と、この支持本体25にリニアガイド機構25aによって上下に移動させられるけがき刃ホルダ26とを有している。けがき刃ホルダ26にはけがき刃26aが取り付けられている。このけがき刃26aはシリンダ等の駆動機によって板ガラスGに接近離間させられる。実線はけがき刃26aが板ガラスのパスラインLから離間した状態を示し、二点鎖線はけがき刃26aが板ガラスに当接した状態を示している。けがき刃26aはパスラインLに対して流体ガイド3とは反対の側に配置されている。
【0041】
スクライブユニット24はさらに、板ガラスにおけるけがき刃26aの上下軌道の両側部分を把持するためのクランプ27aを有している。パスラインLを挟んでけがき刃26aとは反対側には支持パッド27bが配置されている。支持パッド27bは板ガラスGの面と平行な面を有し、けがき刃26aの上下軌道と平行に配置され、この軌道の長さと同等の長さを有している。クランプ27aと支持パッド27bとで板ガラスGをその両面側から挟むことによって固定する。けがき刃26aは上下することによって板ガラスの面に上下方向のけがき線を形成する。
【0042】
図9には分断ユニット28が示されている。分断ユニット28は搬送方向に所定距離離間して配設された一対の分断機29を有している。各分断機はクランプ30およびトリム受け31と、クランプ30に搬送方向に隣接して配置された分断バー32とを有している。分断バー32は上下に延びる長尺部材であり、搬送されてくる板ガラスの面に平行に配置されている。上流側の分断機29では、クランプ30の上流に隣接して分断バー32が配置されており、下流側の分断機29では、クランプ30の下流に隣接して分断バー32が配置されている。クランプ30と分断バー32とはそれぞれ独立に、駆動シリンダ等によって板ガラスに向かって進退させられる。分断バー32はパスラインLを超えてトリム受け31側に移動させられる。クランプ30とトリム受け31とが板ガラスのけがき線に隣接したけがき線に平行した部分を把持し、分断バー32が進出することによって板ガラスのトリム部を押し、板ガラスをそのけがき線から割る。
【0043】
図10には転換ユニット33が示されている。図10(a)は板ガラスGの転換前の状態を示し、図10(b)は板ガラスGをその面内で90゜回転させた転換後の状態を示す。転換ユニット33は、板ガラスを保持する回動アーム34と、この回動アーム34をパスラインLの前後方向にそれぞれ90゜回転させる図示しない駆動装置を備えている。駆動装置は搬送装置10のベルトコンベア2と同等かまたはそれより下方に配置されている。回動アーム34の基部と端部とにはそれぞれ板ガラスGの角部に係合する係合部材35a、35bが取り付けられている。端部の係合部材35bは板ガラスのサイズに応じて回動アーム34の長手方向に位置変更できるように取り付けられている。これらの係合部材によって板ガラスを回動アーム34に固定する。
【0044】
図11および図12には面取りユニット36が示されている。この面取りユニット36は、板ガラスの角部のコーナー面取りを行うコーナー面取り工具37と、各辺の縁部を所定形状(たとえば曲面であるいわゆるR状)にする辺部面取り工具(研削工具38aおよび研磨工具38b)を備えている。本実施形態ではいずれの工具37、38a、38bとしても回転砥石を用いているが、ベルトサンダー等の工具を用いてもよい。上記工具37、38a、38bは板ガラスの下端に対向するように設置されるので、この工具が設置されている部分にはベルトコンベア2は設置されていない。
【0045】
コーナー面取り工具37は図11中の板ガラスGの二点鎖線で示した部分および黒く塗りつぶした角部を加工除去する。この加工中には板ガラスの搬送に伴ってコーナー面取り工具37を上下動させる。辺部面取り工具38は辺に沿って図12に示すように、辺の形状をR状に加工する。板ガラスの四隅および四辺を加工するために前述した転換装置13が板ガラスを転換させる。
【0046】
図13には水洗ユニット39が示されている。この水洗ユニット39はラインの使用箇所によってはリンスユニットとも呼ばれる。たとえば、酸処理後や洗浄液洗浄後に板ガラスを水洗いするために用いられる場合である。図示の水洗ユニット39はパスラインLを挟んだ両側に立設された給水管40aとこの給水管40aの長手方向に沿って配列された多数個の水ノズル40bとを備えている。個の水ノズル40bか板ガラスGの面に向けて水が噴射させられる。それにより、たとえば上流工程において板ガラスの面に付着した塵埃、カレット粒子、洗浄液、酸処理液などを洗い流す。
【0047】
上記給水管40aは、図3において真ん中に接続された水洗装置17や、図4において二番目に接続された水洗装置17のように、鉛直に立設してもよく、図4において四番目に接続された水洗装置17のように、鉛直から上流に向けて若干傾斜して立設してもよい。
【0048】
また、洗剤洗浄ユニットも上記水洗ユニット39と同様の構成を有しているため、その図示および詳細な説明を省略する。ただし、流体ガイド3には洗浄液が供給され、その流体噴出孔5aからは洗浄液が噴出する。この洗浄液によって板ガラス表面の油脂分が除去される。また、パスラインを挟んだ両側にこの洗浄液を噴出する流体ガイド3が配設されている場合には上記給水管40aを設置する必要はない。
【0049】
図14には高圧水スプレーユニット41が示されている。このユニット41はパスラインLを挟んだ両側それぞれに同一構成のノズル支持フレーム42を有している。このノズル支持フレーム42には高圧液スプレーノズル42aが取り付けられている。図14(a)は片側のユニット41を示す正面図であり、図14(b)はそのXIV−XIV線断面図であり、両側の支持フレーム42およびノズル42aが示されている。高圧液スプレーノズル42aからは高圧の水流(ウォータージェット)が噴射される。パスラインLを挟んだ両高圧液スプレーノズル42a同士は相互に対向している。高圧液スプレーノズル42aからの高圧水による圧力を板ガラスの両側でバランスさせるためである。また、高圧液スプレーノズル42aは上下方向に沿って複数個設けてもよい。また、この高圧液スプレーノズル42aを板ガラスの面に平行に昇降させるようにしてもよい。この高圧水スプレーにより、板ガラスの面に付着している塵埃等が除去される。
【0050】
高圧液スプレーノズル42aは板ガラスに直角な方向の回転軸42b回りに回転するように構成されている。これにより、各ノズル42aが回転しながら上下動するので、数少ないノズル42aによっても広い範囲の板ガラス表面を洗浄することができる。符号42cで示すのは高圧液スプレーノズル42aの回転を安定させるためのバランスウエイトである。
【0051】
また、この高圧液スプレーノズル42aと一体で上下動する移動式流体ガイド42dが配設されている。高圧液スプレーノズル42aからの高圧水流による板ガラスの振動を防止するためである。この移動式流体ガイド42d同士もパスラインLを挟んで対向している。図示の移動式流体ガイド42dは高圧液スプレーノズル42aの上方または下方のいずれか一方のみに配設されているが、とくにこの構成に限定されない。たとえば、上下二方、左右二方、上下左右四方等に配置してもよい。図中の符号42eは流体噴出孔である。
【0052】
図15には水切りユニット43が示されている。図15(a)は水切りユニット43をパスライン方向上流から下流を見た側面図であり、図15(b)は図15(a)のXV−XV線矢視図であり、水切りユニット43の平面図である。図1から明らかなように、水切りユニット43は、パスラインLを挟んだ両側それぞれに、鉛直方向からわずかに上流側へ傾斜して延設された給気管(エアナイフフレームとも言う)44を有している。給気管44には図示しない給気源から超清浄空気が圧送されている。また、この給気管44は図15に示すように、空気を板ガラスの面に向かって吹き出させるための幅狭のスリット44aが形成されている。そして、水切りユニット43は、パスラインLの両側から噴出する膜状気流Nが板ガラスの両面の対応する部位に吹き付けられるように構成されている。スリット44aは給気管44の長手方向に沿って連続して形成されるか、または、わずかな間隔をおいて断続的に形成される。いずれにしても、板ガラスGには連続した膜状の高圧気流Nが上下方向(わずかに上流側へ傾斜している)に連続して吹き付けられる。この気流は音速に近い速度で噴射される。この気流をエアナイフNという。
【0053】
図15に示すように、給気管44はその長手方向中心軸の回りに回転するように構成されている。その結果、エアナイフNの方向が変化させられる。たとえば、板ガラスの表面に垂直に向けることも、それから上流側にも下流側にも向けることができる。また、給気管44は鉛直からわずかに上流側へ傾斜しているため、給気管44を回転させてエアナイフNの方向をわずかに上流側に向けることにより、エアナイフNは板ガラス表面の水分を上流を向いてやや下方に吹き飛ばすことができる。その結果、エアナイフフレーム44から上流側下方に水分を吹き飛ばし、下流側には水分が移動しない。エアナイフNを通過した板ガラスの全表面からは水分等が除去され、乾燥状態にされる。
【0054】
図16には前述の酸処理装置18が示されている。図16(a)は酸処理装置18の平面図であり、図16(b)はその正面図である。
【0055】
この酸処理装置18には流体ガイドやベルトコンベアは設置されておらず、パスラインLの片側に、つまり板ガラスGの酸処理面側にパスラインLに沿って複数本のローラが平行に配列されている。その内の上流端の一本は水切りローラ46であり、その他のローラは酸処理ローラ45である。これらのローラ45、46は一個のモータ47によってチェーン駆動されるが、他の公知の伝動機構を用いてもよい。全ローラは鉛直に立設されている。酸処理ローラ45の表面に形成される酸処理液膜の表面張力の作用により、板ガラスが酸処理ローラに吸着されるので板ガラスは鉛直状態に維持される。しかし、板ガラスをより安定させるためにパスラインから外方へ若干角度傾斜させてもよい。本実施形態では板ガラスGの片面のみを酸処理する装置を例示しているのでパスラインLの片側にのみ酸処理ローラ45を配設しているが、板ガラスの両面ともに酸処理する場合にはパスラインLの両側に酸処理ローラ45を配列すればよい。または、酸処理液を板ガラスの面に直接噴霧するようにしてもよい。
【0056】
水切りローラ46および酸処理ローラ45がその中心軸回りに回転することにより、ローラに接している板ガラスGはパスライン方向に移動させられる。すなわち各ローラ45、46が搬送装置としての機能を奏する。したがって、酸処理装置18にはベルトコンベアは設置されていない。板ガラスGの下端を支持するのは回転自在に整列されたローラ48である。回転自在であることからフリーローラ48と呼ぶ。
【0057】
酸処理ローラ列のパスラインLとは反対側には、全酸処理ローラ45(水切りローラ46は除く)に酸処理液を供給するための図示しない酸処理液ヘッダが配設されている。各酸処理液ヘッダの板ガラスに対向する部分には酸処理液を噴出する複数個の噴出孔が形成されている。この噴出孔から全酸処理ローラ45に酸処理液が供給される。一方、酸処理ローラ45はその表面がスポンジ等の多孔質の部材で形成されている。そのため、上記噴出孔から供給された酸処理液は多孔質の酸処理ローラ表面全体に浸透し、この表面には酸処理液がにじみ出た状態となっている。酸処理ローラ45に接触する板ガラスGの面に酸処理液が供給されることになる。
【0058】
水切りローラ46もその表面がスポンジ等の多孔質の吸水性材料から形成されているが、液体が供給されないため乾燥状態にある。そして、板ガラスはこの水切りローラ46に接しながら搬送されるので、その酸処理面の水分が水切りローラ46によって吸収除去される。したがって、板ガラスの酸処理面から余分な水分が除去され、供給される酸処理液の濃度の変動が抑制される。図示しないが、水切りローラ46のパスラインLとは反対側の部分に、水切りローラ46の長手方向に延びる脱水棒部材等を備えてもよい。
【0059】
上記酸処理ローラ45に代えて長尺板状の酸処理部材を用いてもよい。この酸処理部材は板状の芯材の表面を多孔質材で覆ったものである。芯材には板ガラスに対向する面に向けて酸処理液の供給孔が形成されており、この供給孔に酸処理液が供給される。これにより、多孔質材からなる酸処理部材の表面に酸処理液が浸透し、その表面から酸処理液がにじみ出る。この場合、酸処理部材には板ガラスを搬送する機能はないのでベルトコンベア2を設置する必要がある。この酸処理部材の場合にも、板ガラスは表面の液膜に接触しているときには酸処理液の表面張力によって酸処理部材にいわば吸着された状態となる。したがって、全酸処理部材を鉛直に立設してもよい。
【0060】
図17には旋回装置51が示されている。この旋回装置51は前述の搬送装置10(図5)とは異なる架台52を有しており、この架台52の上に水平面内で旋回する旋回ユニット53が設置されている。旋回ユニット53の上に上記ベルトコンベア2および流体ガイド3が取り付けられている。旋回ユニット52を旋回することにより、ベルトコンベア2および流体ガイド3が一体で旋回するので板ガラスの搬送方向を変更することができる。上記架台52は、ベルトコンベア2および流体ガイド3の旋回によっても安定を維持するためにそのキャスター7が円周上に等間隔に配置されたものである。
【0061】
図18に示すようにこの旋回装置51をライン中に接続することにより、直線状の板ガラスの搬送方向を途中から直角に変更することができる。また、図示のごとく旋回装置51からラインを分岐することにより、一貫ラインのようなバッファ機能が必要なときに、工程間抜き取り保管等の目的に使用することができる。
【0062】
図19に示すように、二機の旋回装置51を直列に接続することにより、上記からラインをさらに直角に変更することによって下流のラインを上流のラインと平行になるようにして設置スペースの節約を行うことも可能である。もちろん、直角に限らず、その他の角をなすように変更することも可能である。
【0063】
また、図20に示すように、上記架台52を用いてベルトコンベアおよび流体ガイドをパスライに対して直角な方向にスライドさせうる平行シフト装置(ライン仕分装置)54を採用してもよい。この平行シフト装置54をライン1中に接続することにより、面取り工程のように他工程に比べて加工時間が長い工程についてはラインの仕分けを行って複列化を行うことができる。このような平行シフト装置54は、架台上にレールを敷設し、レールに係合する移動板に上記ベルトコンベアおよび流体ガイドを設置することにより、ボールネジ式の送りネジ方式でベルトコンベアおよび流体ガイドを一体で平行移動させることができる。送りネジ方式に限らず、油圧シリンダ等の公知の駆動機によっても移動させることが可能である。
【0064】
以上の実施形態では基本体の搬送装置に各加工ユニットを着脱自在に構成しているが、かかる構成に限定されない。一の搬送装置には一のユニットを固定して当該ユニットに対応する加工装置として構成すること可能である。
【0065】
【発明の効果】
本発明によれば、大型化、薄型化した種々の板材に対し、その品質の低下を招くことなくスクライブ、分断、洗浄、面取り等を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である板ガラスの加工ラインの一部を概略的に示す正面図である。
【図2】本発明の一実施形態である板ガラスの加工ラインの他の一部を概略的に示す正面図である。
【図3】本発明の一実施形態である板ガラスの加工ラインのさらに他の一部を概略的に示す正面図である。
【図4】本発明の一実施形態である板ガラスの加工ラインのさらに他の一部を概略的に示す正面図である。
【図5】図5(a)は図1の加工ラインにおける各加工装置の基本体である搬送装置の一例を示す側面図であり、図5(b)は図5(a)のV−V矢視図である。
【図6】図5の搬送装置の流体ガイドを示す横断面図である。
【図7】本発明の一実施形態である板ガラスの加工ラインに適用される倒し装置の一例を示す側面図である。
【図8】図1の加工ラインにおけるスクライブユニットの一例を概略的に示す部分平面図である。
【図9】図1の加工ラインにおける分断ユニットの一例を概略的に示す部分平面図である。
【図10】図10(a)および図(b)はそれぞれ図1の加工ラインにおける転換装置を概略的に示す正面図である。
【図11】図2の加工ラインにおける面取りユニットの一例を概略的に示す正面図である。
【図12】図11のXII−XII線矢視図である。
【図13】図3および図4の加工ラインにおける水洗ユニットの一例を概略的に示す側面図である。
【図14】図14(a)は図4の加工ラインにおける高圧水スプレーユニットの一例を概略的に示す部分正面図であり、図14(b)は図14(a)のXIV−XIV断面図である。
【図15】図15(a)は図4の加工ラインにおける水切りユニットの一例を概略的に示す部分側面図であり、図15(b)は図15(a)のXV−XV線矢視図である。
【図16】図16(a)は図3の加工ラインにおける酸処理装置の一例を概略的に示す正面図であり、図16(b)は図16(a)の酸処理装置を斜め上から見た概略斜視図である。
【図17】図17(a)は図1の加工ラインに適用される旋回装置の側面図であり、図17(b)は図17(a)のXVII−XVII線矢視図である。
【図18】本発明の一実施形態である板ガラスの加工ラインにおける装置の異なる配置例を概略的に示す平面図である。
【図19】本発明の一実施形態である板ガラスの加工ラインにおける装置のさらに異なる配置例を概略的に示す平面図である。
【図20】本発明の一実施形態である板ガラスの加工ラインにおける装置のさらに異なる配置例を概略的に示す平面図である。
【図21】本発明の一実施形態である板ガラスの加工ラインによって加工される板ガラスの一形態を示す平面図である。
【符号の説明】
1・・・・加工ライン
2・・・・ベルトコンベヤ
3・・・・流体ガイド
4・・・・枠部材
5・・・・流体噴出部
6・・・・調節機構
7・・・・キャスター
8・・・・回転軸
9・・・・駆動シリンダ
10・・・・搬送装置
11・・・・搬入装置
12・・・・スクライブ装置
13・・・・転換装置
14・・・・分断装置
15・・・・転換分断一体装置
16・・・・面取り装置
17・・・・水洗装置
18・・・・酸処理装置
19・・・・洗剤洗浄装置
20・・・・高圧水スプレー装置
21・・・・水切り装置
22・・・・搬出装置
23・・・・倒し装置
24・・・・スクライブユニット
25・・・・支持本体
26・・・・けがき刃ホルダ
26a・・・けがき刃
27a・・・クランプ
27b・・・支持パッド
28・・・・分断ユニット
29・・・・分断機
30・・・・クランプ
31・・・・トリム受け
32・・・・分断バー
33・・・・転換ユニット
34・・・・回動アーム
35a、35b・・・係合部材
36・・・・面取りユニット
37・・・・コーナー面取り工具
38a、38b・・・辺部面取り工具
39・・・・水洗ユニット
40a・・・給水管
40b・・・水ノズル
41・・・・高圧水スプレーユニット
42a・・・高圧水スプレーノズル
42b・・・回転軸
42c・・・バランスウエイト
42d・・・移動式流体ガイド
43・・・・水切りユニット
44・・・・給気管
45・・・・酸処理ローラ
46・・・・水切りローラ
47・・・・モータ
48・・・・フリーローラ
49・・・・架台
51・・・・旋回装置
52・・・・架台
53・・・・旋回ユニット
54・・・・平行シフト装置
G・・・・板ガラス
L・・・・(板ガラスの)パスライン
P・・・・基準出し金物
R・・・・金属製板材

Claims (13)

  1. モジュール化された複数の加工装置を備えており、
    各加工装置が、
    架台と、
    該架台に配設された、立てられた状態の板材の下端を支持して搬送する搬送手段と、
    架台に配設された、板材の面に流体圧を作用させることによって該板材を立った状態で非接触で支持する流体ガイドと
    上記架台に配設された加工ユニットとを有しており、
    上記加工装置が、板材にけがき線を形成するスクライブユニットを有するスクライブ装置、上記けがき線から板材を分断する分断ユニットを有する分断装置、板材の面取りを行う面取りユニットを有する面取り装置、および、立てられた板材をその面内に回転させる転換ユニットを有する転換装置であり、
    上記スクライブユニットが、板材をその両面側から把持するクランプおよび支持パッドを有し、上記分断ユニットが、板材をその両面側から把持するクランプおよびトリム受けを有してなる板材の縦型加工ライン。
  2. 板材の加工ユニットと、モジュール化された複数の搬送装置とを備えた板材の縦型加工ラインであって、
    上記搬送装置が、
    架台と、
    該架台に配設された、立てられた状態の板材の下端を支持して搬送する搬送手段と、
    上記架台に配設された、板材の面に流体圧を作用させることによって該板材を立った状態で非接触で支持する流体ガイドと、
    上記架台に配設された、加工ユニットを取り付けるための取付部とを備えており、
    上記加工ユニットが、板材にけがき線を形成するスクライブユニット、上記けがき線から板材を分断する分断ユニット、板材の面取りを行う面取りユニット、板材を洗剤によって洗浄する洗剤洗浄ユニット、板材を水によって洗浄する水洗浄ユニット、板材に高圧水を噴射する高圧水スプレーユニットおよび立てられた板材をその面内に回転させる転換ユニットのうち、任意の搬送装置に取り付けうる、少なくともスクライブユニット、分断ユニット、面取りユニットおよび転換ユニットを含んでなる板材の縦型加工ライン。
  3. 上記スクライブユニットが、上記架台における板材の通過するパスラインの一方側に配置されたけがき刃を有しており、
    上記分断ユニットが、上記架台における板材が通過するパスラインの一方側に配置された分断バーを有しており、
    上記面取りユニットが、通過する板材の下端に対向する位置に配置される研磨工具を有しており、
    上記転換ユニットが、立てられた板材の角部に係合してこの板材を回転させる回動アームを有してなる請求項1記載の板材の縦型加工ライン。
  4. 上記スクライブユニットが、板材をその両面側から把持するクランプおよび支持パッドと、上記架台における板材の通過するパスラインの一方側に配置されたけがき刃とを有しており、
    上記分断ユニットが、板材をその両面側から把持するクランプおよびトリム受けと、上記架台における板材が通過するパスラインの一方側に配置された分断バーとを有しており、
    上記面取りユニットが、通過する板材の下端に対向する位置に配置される研磨工具を有しており、
    上記転換ユニットが、立てられた板材の角部に係合してこの板材を回転させる回動アームを有してなる請求項2記載の板材の縦型加工ライン。
  5. 上記搬送装置の一部において、流体ガイドが上記架台における板材が 通過するパスラインを挟んだ両側に配設され、板材の両面に流体圧を作用させるように構成されてなる請求項2記載の板材の縦型加工ライン。
  6. 板材の旋回装置をさらに備えており、
    該旋回装置が、架台と、立てられた状態の板材の下端を支持して搬送する搬送手段および非接触で板材を支持する流体ガイドと、上記架台に取り付けられた、搬送手段および流体ガイドを水平面内で旋回させる旋回手段とを有してなる請求項1または2記載の板材の縦型加工ライン。
  7. 板材の酸処理装置をさらに備えており、
    該酸処理装置が、架台と、該架台に取り付けられた、立てられた状態の板材の少なくとも片方の面を支持する複数のローラとを有しており、
    該ローラのうちの一部が、その表面から板材に酸処理液を供給するための酸処理ローラを有してなる請求項1または2記載の板材の縦型加工ライン。
  8. 板材の倒し装置をさらに備えており、
    該倒し装置が、架台と、該架台に取り付けられた、立てられた状態の板材の下端を支持して搬送する搬送手段と、板材の面に対して垂直な方向に傾斜可能な流体ガイドとを有してなる請求項1または2記載の板材の縦型加工ライン。
  9. 板材の平行シフト装置をさらに備えており、
    該平行シフト装置が、架台と、立てられた状態の板材の下端を支持して搬送する搬送手段および非接触で板材を支持する流体ガイドと、上記架台に取り付けられた直線往復動手段とを有しており、直線往復動手段が上記搬送手段および流体ガイドを板材の搬送方向に対して垂直な方向に移動させうるように構成されてなる請求項1〜のうちのいずれか一の項に記載の板材の縦型加工ライン。
  10. 上記架台の下端に取り付けられたキャスターと、架台を配置する床面に等ピッチで設けられた基準出し金物とをさらに備えてなる請求項1〜のうちのいずれか一の項に記載の板材の縦型加工ライン。
  11. 上記各装置が、隣接する装置と着脱可能に接続するための接続具を有してなる請求項1〜10のうちのいずれか一の項に記載の板材の縦型加工ライン。
  12. 連接されたスクライブ装置および転換装置と、連接された分断装置および転換装置と、連接された面取り装置および転換装置とが、ライン中に配列されてなる請求項1記載の板材の縦型加工ライン。
  13. 直線状に加工装置が配列されたラインの中に上記旋回装置が配置されており、該旋回装置に、上記直線状ラインに垂直な方向に加工装置のラインが接続されてなる請求項6記載の板材の縦型加工ライン。
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