JPH11205584A - 画像形成装置および画像形成方法 - Google Patents

画像形成装置および画像形成方法

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JPH11205584A
JPH11205584A JP10008082A JP808298A JPH11205584A JP H11205584 A JPH11205584 A JP H11205584A JP 10008082 A JP10008082 A JP 10008082A JP 808298 A JP808298 A JP 808298A JP H11205584 A JPH11205584 A JP H11205584A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 書式の異なる複数の原稿について、読み易い
合成画像を形成する。 【解決手段】 基本的には、所定位置にセットされた複
数の原稿からスキャナ12によって画像を読み取り、読
み取った各画像を平面的に配して1つの合成画像を形成
する。具体的には、原稿のセット方向を検出する原稿サ
イズ・方向検知部11と、原稿サイズ・方向検知部11
の検出結果と操作部17の操作によって予め設定された
基準セット方向とを比較し、両者が異なる場合に、予め
設定された指示(合成処理の中断/継続)に従った処理
を行う制御部10とを有する。なお、複数の原稿は操作
者により、書式に応じたセット方向でセットされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複数の原稿の画像を
1枚の用紙上に形成する画像形成装置および画像形成方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、原稿から読み取った画像デー
タを記憶手段に記憶し、記憶手段に記憶した画像データ
で表される画像を用紙上に形成するデジタル複写機が市
販されている。この種のデジタル複写機は、一般に自動
原稿搬送装置(以後、ADF)を備えており、自動原稿
送り装置によって内部に送り込んだ複数の原稿から1枚
の用紙への複写を可能としたものもある。
【0003】ここで、上述した複写を行うことができる
デジタル複写機による複写処理について、A4サイズの
2枚の原稿を縮小して1枚の用紙に複写する場合を例に
挙げて説明する。この場合、操作者は、まずコントロー
ルパネルを操作して特定の複写モードを選択し、原稿を
ADFにセットする。これによりデジタル複写機がAD
Fにセットされた原稿のサイズおよびセット方向を検出
する。ここでは、原稿は短辺が搬送方向に一致する方向
でセットされるものとする。また、操作者はコントロー
ルパネルを操作し、使用する用紙を格納した用紙トレイ
を選択する。これによりデジタル複写機が用紙のサイズ
および格納方向を認識する。ここでは、A4サイズの用
紙を長辺が用紙搬送方向に一致する方向で格納した用紙
トレイが選択されるものとする。そして、デジタル複写
機は、上記検出結果および認識結果に基づいて縮小倍率
(ここでは50%)を決定して設定する。
【0004】次に使用者は、コントロールパネルを操作
して複写処理を開始する旨の指示をデジタル複写機へ入
力する。これにより、デジタル複写機はADFにセット
された原稿を順に搬送し、各原稿から画像データを読み
取り、画像データで表される画像のサイズを50%に縮
小した画像を表す画像データを内部の記憶手段に順に記
憶していく。そして、上記処理が終了すると、あるいは
上記処理に並行して、デジタル複写機は2画像分の画像
データを記憶手段から読み出し、搬送されてきた用紙上
に当該画像データで表される画像(すなわち2枚の原稿
を平面的に並べて得られる合成画像)を形成する処理を
繰り返す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した例
では、「縦向き」/「横向き」といった原稿の書式につ
いては全く考慮されておらず、書式の異なる複数の原稿
に対して得られる出力は、読み難いものになってしま
う。例えば、全ての原稿が「横書き」であっても、1枚
目の原稿が「横向き」で2枚目の原稿が「縦向き」の場
合、合成画像の半分は「縦向き」、残り半分は「横向
き」となる。なお、文字原稿において「横向き」とは原
稿の短辺方向に文字が並んでいることを表し、「縦向
き」とは原稿の長辺方向に文字が並んでいることを表
す。
【0006】上述した問題は、特開平4−192874
号公報記載の方式においても同様に発生する。ただし、
この方式では、図11(a)に示すように、操作者が書
式を考慮して原稿をセットすることにより、合成画像上
での「縦向き」/「横向き」の混在を回避することがで
きる。しかしながら、そのように原稿をセットしても、
図11(b)に示すように、書式の異なる一部の画像が
他の画像よりも縮小されてしまい、文字が小さくなり過
ぎて読み難くなるという問題が発生してしまう。
【0007】特開平5−233875号公報記載の方法
を適用すれば、書式を考慮した結合複写が可能となり、
図12(a)に示すような原稿についても、合成画像上
での「縦向き」/「横向き」の混在を回避することがで
きる。しかしながら、図12(b)に示すように、前述
の方式と同様の問題が発生してしまう。また、処理が複
雑となり、製造コストが上昇してしまうという欠点もあ
る。
【0008】結局、従来の技術では、原稿の書式が異な
ると、書式の異なる複数の原稿に対する合成画像は読み
難い画像となってしまうという問題があった。本発明
は、上述した事情に鑑みて為されたものであり、書式の
異なる複数の原稿について、読み易い合成画像を形成す
ることができる画像形成装置および画像形成方法に関す
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明に係る画像形成装置は、所定位置にセッ
トされた複数の原稿から画像を読み取り、読み取った各
画像を平面的に配して1つの合成画像を形成する合成機
能を備えた画像形成装置において、前記各原稿の書式を
検出する書式検出手段と、前記書式検出手段の検出結果
と予め設定された書式とを比較する比較手段と、前記比
較手段の比較結果に基づいて前記合成機能を用いた合成
画像の形成処理の継続/中断を決定する制御手段とを具
備することを特徴としている。あるいは、画像の読み取
りを順に行うようにし、前記書式検出手段により検出さ
れた書式の変化を検出する変化検出手段を設け、制御手
段において、前記変化検出手段の検出結果に基づいて前
記合成機能を用いた合成画像の形成処理の継続/中断を
決定するようにしたことを特徴としている。このように
構成したことにより、原稿の書式の装置による諸パラメ
ータ(例えば原稿画像の縮小倍率)の変動が防止され
る。
【0010】さらに、前記各原稿のセット方向を検出す
るセット方向検出手段を具備し、前記書式検出手段は前
記セット方向検出手段により検出されたセット方向と予
め設定された基準セット方向とを比較することで前記書
式を検出するようにしてもよい。この場合には、書式に
合わせて原稿のセット方向を変えることで、容易に書式
の検出を行うことができる。また、読み取った画像の数
を計数する計数手段を具備し、前記書式検出手段は前記
計数手段の計数値と予め設定された値とを比較すること
で前記書式を検出するようにしてもよい。この場合に
は、原稿のセット方向を変えることなく、書式の検出が
可能であり、特に両面原稿について有効である。
【0011】また、前述の課題を解決するために、本発
明に係る画像形成方法は、所定位置にセットされた複数
の原稿から画像を読み取り、読み取った各画像を平面的
に配して1つの合成画像を形成する合成画像形成ステッ
プを有する画像形成方法において、前記各原稿の書式を
検出する書式検出ステップと、前記書式検出ステップで
の検出結果と予め設定された書式とを比較する比較ステ
ップと、前記比較ステップでの比較結果に基づいて前記
合成画像形成ステップでの合成画像の形成処理の継続/
中断を決定する制御ステップとを有することを特徴とし
ている。あるいは、画像の読み取りを順に行うように
し、前記書式検出ステップにより検出された書式の変化
を検出する変化検出ステップを設け、前記制御ステップ
が前記変化検出ステップでの検出結果に基づいて前記合
成画像形成ステップでの合成画像の形成処理の継続/中
断を決定するようにしてもよい。これにより、原稿の書
式の相違による諸パラメータの変動が防止される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。 A:第1実施形態 A−1:デジタル複写機のハードウェア構成 図1は本発明の第1実施形態による画像形成装置を適用
したデジタル複写機のハードウェア構成を示す図であ
る。この図において、21はプラテンカバー、22はA
DF、23は原稿トレイであり、原稿トレイ23上にセ
ットされた複数の原稿24は、ADF22によって1枚
ずつ複写機内部に引き込まれ、図示せぬ原稿サイズセン
サによってセット方向および用紙サイズが検出される。
なお、セット方向とは原稿トレイ23における原稿24
の載置方向であり、ここでは原稿24の搬送方向が原稿
24の長辺方向と一致している場合に「縦方向」、短辺
方向と一致している場合に「横方向」とする。
【0013】25は図示せぬ制御部によって制御される
原稿反転部であり、制御部からの指示が「片面」を表す
場合には、ADF22により搬送されてきた原稿24を
原稿排出トレイ26へ排出し、上記指示が「両面」を表
す場合には、ADF22に1回だけ引き込まれた原稿2
4の表裏を反転し、ADF22により再び引き込ませる
とともに、ADF22により2回だけ引き込まれた原稿
24を原稿排出トレイ26へ排出する。なお、上記制御
部はデジタル複写機の動作を規定する動作プログラムを
格納したROM(Read Only Memory)や当該動作プログ
ラムを実行するCPU(中央処理装置)等から構成され
ている。
【0014】27はプラテンガラス、28は光源ユニッ
ト、29は搬送中の原稿24により反射された光源ユニ
ット28からの光を反射するミラー、30はミラー29
の反射光の経路上に設けられたレンズ、31はレンズ3
0の透過光を受光して電気信号に変換するCCDイメー
ジセンサである。CCDイメージセンサ31の出力信号
(原稿画像データ)は制御部へ供給される。
【0015】40は複数の用紙トレイを備えた用紙供給
部であり、各用紙トレイに格納した用紙のサイズおよび
格納方向を検出して制御部へ伝えるとともに、制御部か
らの指示に基づいて、用紙トレイから1枚ずつ用紙を送
り出す。32は定着部、33は転写部、35はクリーニ
ング部、36は帯電部、37はレーザビームスキャナユ
ニット、38は感光ドラム、39は現像部であり、これ
らは制御部からの指示に基づいて連携して作動し、用紙
供給部40から画像転写位置に搬送されてきた用紙上に
出力画像を転写する。
【0016】42は用紙両面モジュールであり、搬送さ
れてきた用紙の表裏を反転し、当該用紙を再び上記画像
転写位置へ搬送する。34は制御部により制御される用
紙反転部であり、画像転写後の用紙の搬送経路上に設け
られ、制御部からの指示が「片面」を表す場合には、用
紙を用紙排出トレイ31へ排出し、上記指示が「両面」
を表す場合には、画像転写が1回だけ行われた用紙を用
紙両面モジュール42へ搬送するとともに、画像転写が
2回だけ行われた用紙を用紙排出トレイ41へ排出す
る。
【0017】A−2:画像形成装置の機能構成 次に、上述した構成のデジタル複写機に適用されている
画像形成装置の機能構成について、図2を参照して説明
する。図2において、10は画像形成装置全体を制御す
る制御部であり、デジタル複写機全体を制御する制御部
(図示略)に包含されている。11は搬送中の原稿のサ
イズおよびセット方向を検知する原稿サイズ・方向検知
部であり、前述の原稿サイズセンサ(図示略)を包含し
ている。12は光源ユニット28やCCDイメージセン
サ31等を有するスキャナであり、原稿24から読み取
った画像データを出力する。13は画像データを入力
し、当該画像データで表される画像が回転するよう当該
画像データを加工する回転処理部、14はRAM(Rand
om AccessMemory)等の画像メモリ、15は出力手段で
あり、画像メモリ14に格納された画像データあるいは
回転処理部13から出力される画像データに応じた画像
を形成し、当該画像を搬送中の用紙上に転写する。
【0018】16は用紙の格納方向を検出する出力方向
検知部であり、用紙供給部40に包含されている。17
は操作部であり、デジタル複写機のコントロールパネル
に包含されている。なお、デジタル複写機のコントロー
ルパネルは、操作者の指示を入力するための操作子とデ
ジタル複写機の状態を表示する表示部とを備えている。
そして、上述した各部11〜13,15〜17は、制御
部10により制御される。
【0019】A−3:合成動作 次に、上述した構成のデジタル複写機において、2枚の
片面原稿を1枚の用紙片面に複写する場合の動作につい
て図3を参照して説明する。ただし、ここでは、各原稿
24は図4に示す通りであり、図中左側から順にデジタ
ル複写機に引き込まれるものとする。なお、各原稿24
のサイズはA4であり、使用する用紙のサイズもA4で
あるものとする。また、各原稿24中の文字は「横書
き」である。
【0020】A−3−1:手動処理 まず、操作者は、複数の原稿24を原稿トレイ23上に
セットするとともに、操作部17により、合成画像にお
いて文字方向を揃える文字方向揃えモードとするか否か
を選択する。ここでは文字方向揃えモードが選択された
ものとする。また、操作者は、図5に示すように、原稿
24の書式(ここでは文字方向)に応じて原稿24のセ
ット方向を変化させる。具体的には、操作者は、原稿2
4の文字方向が「縦向き」の場合にはセット方向が「横
向き」、同文字方向が「横向き」の場合にはセット方向
が「縦向き」となるように複数の原稿24をセットす
る。
【0021】次に、操作者は、基準セット方向(縦向き
/横向き)を入力し、さらに、デジタル複写機内に順に
引き込まれる原稿24のセット方向が基準セット方向と
異なった場合の処理を選択する。具体的には、操作者
は、合成中断または合成継続のいずれか一方を選択す
る。ここでは合成中断の方を選択するものとする。上述
した処理が完了すると、デジタル複写機の制御部が、A
DF22による原稿24の搬送を開始させる。
【0022】A−3−2:自動処理 ADF22による原稿の搬送処理が開始されると、制御
部10からの指示を受けたスキャナ12により、搬送中
の原稿の画像を表す画像データの読み取りが開始される
とともに、原稿サイズ・方向検知部11により原稿24
のサイズおよび方向が検出され、制御部10へ伝達され
る(ステップSA1)。この時点で、制御部10は原稿
のサイズと用紙のサイズとから原稿24に対応した画像
の縮小倍率および回転角度を決定する。
【0023】次に、制御部10は予め選択されたモード
が文字方向揃えモードであるか否かを判定する(ステッ
プSA2)。ここでは、文字方向揃えモードが選択され
ているので、この判定結果は「YES」となり、制御部
10は、搬送中の原稿のセット方向が基準セット方向と
異なるか否かを判定する(ステップSA3)。ここで
は、ステップSA3の判定結果が「NO」となるものと
し、以後の説明を行う。
【0024】ステップSA3の判定結果が「NO」の場
合、あるいはステップSA2の判定結果が「NO」の場
合、制御部10は、スキャナ12により読み取られた画
像データを、スキャナ12内の縮小処理部(図示略)に
より縮小させて縮小画像データを生成し、当該縮小画像
データを先に決定した回転角度に応じた出力先へ出力す
る。具体的には、縮小画像データは、回転角度が0度の
場合には直接的に画像メモリ14に格納され、回転角度
が90度の場合には回転処理部13にて90度の回転処
理を施された後に画像メモリ14へ転送される(ステッ
プSA4)。この結果、図6(a)の左端に示す画像を
表す画像データが得られる。
【0025】次に、制御部10は、1枚の用紙に複写す
べき2枚の原稿24を読み取ったか否かを判定する(ス
テップSA5)。ここでは、搬送中の原稿は1枚目の原
稿であるので、ステップSA5の判定結果は「NO」と
なり、制御部10は、内部の合成枚数カウンタの値に
‘1’を加算する(ステップSA8)。なお、合成枚数
カウンタの値の初期値は‘0’である。
【0026】そして、ステップSA8の処理が終了する
と、制御部10は、次に読み取るべき原稿24が存在す
るか否かを判定し(ステップSA9)、この判定結果が
「YES」の場合には、処理はステップSA2に戻る。
すなわち、次の原稿24に対して上述と同様な処理が行
われる。ただし、ここでは、2枚目の原稿24のセット
方向は基準セット方向と一致していないため、ステップ
SA3の判定結果は、「YES」となり、制御部10
は、合成中断が選択されているか否かを判定する。ここ
では、合成中断が選択されているので、ステップSA3
の判定結果は「YES」となり、制御部10はステップ
SA4と略同一のステップSA11の処理を行う。この
結果、図6(a)の中央に示す画像を表す画像データが
得られる。次に、制御部10は、内部の合成枚数カウン
タの値を‘0’とし(ステップSA12)、処理をステ
ップSA9へ進める。
【0027】次の3枚目の原稿24については1枚目の
原稿24の場合と同様な処理が行われる。4枚目の原稿
24については、途中まで1枚目の原稿24の場合と同
様の処理が行われるが、ステップSA5の判定結果が
「YES」となる点が異なる。この結果、制御部10
は、内部の合成枚数カウンタに‘0’を代入し(ステッ
プSA6)、2つの画像を結合して合成画像を生成する
よう各部を制御する(ステップSA7)。この結果、図
6(a)右端に示す画像を表す画像データが得られる。
以後、全ての原稿24に対して上述と同様の処理が行わ
れ、ステップSA9の判定結果が「NO」となると、制
御部10は、合成枚数カウンタの値を‘0’とし(ステ
ップSA13)、処理を終了する。
【0028】なお、操作者が合成継続を選択した場合、
2枚目の原稿24に対する処理が変わる。すなわち、ス
テップSA10の判定結果が「NO」となると、ステッ
プSA4の処理が行われるが、このステップ中の縮小処
理における縮小倍率は、他の原稿24に対する縮小倍率
の半分となり、他の原稿24よりも大幅に縮小される。
この結果、図6(b)に示す画像を表す画像データが得
られる。
【0029】A−4:補足 以上説明したように、上述したデジタル複写機では、操
作者が合成継続を選択した場合、文字方向と原稿のセッ
ト方向とが一致していることから、当該セット方向を検
出することで画像データの回転角度を決定することがで
きる。さらに、セット方向が基準セット方向と異なる原
稿については、他の原稿と用紙を分けて複写するように
したので、全ての原稿について同一の縮小倍率で複写す
ることができる。
【0030】なお、上述の第1実施形態では基準セット
方向を操作者が指定するようにしたが、最初に引き込ま
れる原稿のセット方向を基準セット方向とするようにし
てもよい。なお、図2においては、画像メモリ14から
回転画像処理部13を経由して出力手段15へ縮小画像
データを供給する経路が描かれているが、これは、用紙
の格納方向によっては出力画像を回転させる必要がある
ためである。
【0031】ところで、上述したデジタル複写機におい
て、図7(a)に示すように、原稿が両面であり、かつ
表面と裏面の書式が異なる場合には、図7(b)に示す
ような画像が得られる。具体的には、用紙の左半分と右
半分とで文字方向が異なってしまい、読み難くなるとい
う問題がある。そこで、以降、このようなケースにも対
応可能な第2実施形態について説明する。
【0032】B:第2実施形態 B−1:デジタル複写機のハードウェア構成 本発明の第2実施形態による画像形成装置を適用したデ
ジタル複写機のハードウェア構成は図1に示す通りであ
るので、その説明を省略する。
【0033】B−2:画像形成装置の機能構成 本デジタル複写機に適用されている画像形成装置の機能
構成は、制御部10が読み取りカウンタ(図示略)を備
えている点を除いては第1実施形態によるものと同一で
あることから、その説明を省略する。
【0034】B−3:合成動作 次に、上述した構成のデジタル複写機において、1枚の
両面原稿を1枚の用紙片面に複写する場合の動作につい
て説明する。ただし、ここでは、各原稿24は図7
(a)に示す通りである。なお、各原稿24のサイズは
A4であり、使用する用紙のサイズもA4であるものと
する。また、各原稿24中の文字は「横書き」である。
【0035】B−3−1:手動処理 操作者が予め行う処理において、前述の第1実施形態と
異なる点は、図8に示すように全ての原稿24のセット
方向が同一となる点と、文字方向が基準セット方向と異
なる原稿面の番号(ここでは‘2’)が予め設定される
点である。なお、原稿面とは、原稿24の表面または裏
面であり、例えば1枚目の原稿24は原稿面1,2を有
する。
【0036】B−3−2:自動処理 本デジタル複写機では、ADF22による原稿の搬送処
理が開始されると、図9に示す処理が行われる。図9は
本デジタル複写機の処理の流れを示すフローチャートで
あり、図3と共通する部分には同一の符号が付されてい
る。また、対象が「原稿」から「原稿面」に変わった点
のみしか異ならないステップの符号には、ダッシュ記号
が付されている。すなわち、図9において図3と完全に
異なる点は、ステップSA1の直後にステップSB1を
追加した点と、ステップSA13の直前にステップSB
2を追加した点のみである。なお、ステップSA9’の
判定結果が「YES」の場合には、処理はステップSB
1に戻るようになっている。
【0037】ステップSB1は初期値が‘0’の読み取
りカウンタの値に‘1’を加算する処理であり、ステッ
プSB2は当該読み取りカウンタの値を‘0’とする処
理であることから明らかなように、読み取りカウンタの
値によって処理を変える点が第1実施形態と異なる。具
体的には、制御部10は、ステップSA3’において、
読み取りカウンタの値が予め設定された原稿面の番号か
否かを判定することによって、原稿面の書式が基準書式
と異なることを判定している。このような処理を採用し
た結果を、図10(a)および(b)に示す。図10
(a)は合成中断を選択した場合の結果を示し、図10
(b)は合成継続を選択した場合の結果を示している。
【0038】B−4:補足 上述した第2実施形態によれば、両面原稿についても、
読み易い合成画像を形成することができる。なお、基準
書式の原稿面が多く、他の書式の原稿面が少ない場合に
は、基準書式から他の書式に変化する原稿面の番号と、
当該原稿面から基準書式の原稿面が現れるまでの原稿面
の数を設定するようにしてもよい。
【0039】C:補足 なお、1枚の用紙上に形成する画像は連続した原稿から
得られた画像でなくてもよい。例えば、1枚目の原稿か
ら読み取った画像と、5枚目の原稿から読み取った画像
を結合して出力画像を形成するようにしてもよい。さら
に、縮小倍率を操作者が設定できるようにしてもよい
し、3枚以上の原稿を1枚の用紙に複写するようにして
もよい。さらに、原稿の書式の変化の検出は、原稿のセ
ット方向や原稿面の読み取り順序を用いた手法以外の周
知の手法によって実現してもよい。
【0040】また、上述した各実施形態においては、デ
ジタル複写機に適用することを前提としたが、これに限
定されるものではなく、ファクシミリやスキャナなどの
原稿から画像データを入力し、入力した画像データある
いは当該画像データを加工した画像データを出力する任
意の電子機器に適用可能である。したがって、原稿から
画像データを読み取る手段は光学式のスキャナに限定さ
れない。また、記憶手段はハードディスクなどの、画像
メモリ以外の手段であってもよい。さらに、適用される
装置と操作部を兼用しなくてもよい。なお、ファクシミ
リに適用する場合には、送信側において、通信開始時に
受信側の用紙のサイズ(搬送方向に直交する方向の長
さ)を検出することになる。
【0041】なお、本出願に係る発明の技術的範囲は上
記の実施の形態に限定されるものではなく、上記実施形
態に種々の変更を加えて、特許請求の範囲に記載の発明
を実施することができる。そのような発明が本出願に係
る発明の技術的範囲に属することは、特許請求の範囲の
記載から明らかである。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
原稿の書式の相違による諸パラメータ(例えば原稿画像
の縮小倍率)の変動が防止され、「縮小し過ぎ」といっ
た事態を回避することができる。したがって、書式の異
なる複数の原稿について、読み易い合成画像を形成する
ことができる。また、原稿のセット方向と予め設定され
た基準セット方向との比較によって原稿の書式を検出す
るようにすれば、書式検出処理を簡素化することができ
る。また、読み取った画像の数と予め設定された値との
比較によって原稿の書式を検出するようにすれば、操作
者が原稿のセット方向を変える必要がなく、しかも両面
原稿についても有効に機能させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態による画像形成装置を
適用したデジタル複写機のハードウェア構成を示す図で
ある。
【図2】 同画像形成装置の機能構成を示すブロック図
である。
【図3】 同デジタル複写機による処理の流れを示すフ
ローチャートである。
【図4】 同デジタル複写機で使用される原稿の一例を
示す図である。
【図5】 同デジタル複写機における原稿のセット方法
を説明するための図である。
【図6】 (a)および(b)はそれぞれ同デジタル複
写機における合成画像の一例を示す図である。
【図7】 (a)および(b)は同デジタル複写機にお
ける合成画像の他の例を示す図である。
【図8】 本発明の第2実施形態による画像形成装置を
適用したデジタル複写機における原稿のセット方法を説
明するための図である。
【図9】 同デジタル複写機による処理の流れを示すフ
ローチャートである。
【図10】 (a)および(b)はそれぞれ同デジタル
複写機における合成画像の一例を示す図である。
【図11】 (a)および(b)は従来の技術における
合成画像の一例を示す図である。
【図12】 (a)および(b)は従来の技術における
合成画像の一例を示す図である。
【符号の説明】
10…制御部、11…原稿サイズ・方向検知部、12…
スキャナ、13…回転処理部、14…画像メモリ、15
…出力手段、16…出力方向検知手段、17…操作部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定位置にセットされた複数の原稿から
    画像を読み取り、読み取った各画像を平面的に配して1
    つの合成画像を形成する合成機能を備えた画像形成装置
    において、 前記各原稿の書式を検出する書式検出手段と、 前記書式検出手段の検出結果と予め設定された書式とを
    比較する比較手段と、 前記比較手段の比較結果に基づいて前記合成機能を用い
    た合成画像の形成処理の継続/中断を決定する制御手段
    とを具備することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 所定位置にセットされた複数の原稿から
    順に画像を読み取り、読み取った各画像を平面的に配し
    て1つの合成画像を形成する合成機能を備えた画像形成
    装置において、 前記各原稿の書式を検出する書式検出手段と、 前記書式検出手段により検出された書式の変化を検出す
    る変化検出手段と、 前記変化検出手段の検出結果に基づいて前記合成機能を
    用いた合成画像の形成処理の継続/中断を決定する制御
    手段とを具備することを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記各原稿のセット方向を検出するセッ
    ト方向検出手段を具備し、 前記書式検出手段は前記セット方向検出手段により検出
    されたセット方向と予め設定された基準セット方向とを
    比較することで前記書式を検出することを特徴とする請
    求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 読み取った画像の数を計数する計数手段
    を具備し、 前記書式検出手段は前記計数手段の計数値と予め設定さ
    れた値とを比較することで前記書式を検出することを特
    徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 複数の原稿から画像を読み取り、読み取
    った各画像を平面的に配して1つの合成画像を形成する
    合成画像形成ステップを有する画像形成方法において、 前記各原稿の書式を検出する書式検出ステップと、 前記書式検出ステップでの検出結果と予め設定された書
    式とを比較する比較ステップと、 前記比較ステップでの比較結果に基づいて前記合成画像
    形成ステップでの合成画像の形成処理の継続/中断を決
    定する制御ステップとを有することを特徴とする画像形
    成方法。
  6. 【請求項6】 複数の原稿から順に画像を読み取り、読
    み取った各画像を平面的に配して1つの合成画像を形成
    する合成画像形成ステップを有する画像形成方法におい
    て、 前記各原稿の書式を検出する書式検出ステップと、 前記書式検出ステップにより検出された書式の変化を検
    出する変化検出ステップと、 前記変化検出ステップでの検出結果に基づいて前記合成
    画像形成ステップでの合成画像の形成処理の継続/中断
    を決定する制御ステップとを有することを特徴とする画
    像形成方法。
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