JP3695114B2 - 画像形成装置および画像形成方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は複数の原稿の画像を1枚の用紙上に形成する画像形成装置および画像形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、原稿から読み取った画像データを記憶手段に記憶し、記憶手段に記憶した画像データで表される画像を用紙上に形成するデジタル複写機が市販されている。この種のデジタル複写機は、一般に自動原稿搬送装置(以後、ADF)を備えており、自動原稿送り装置によって内部に送り込んだ複数の原稿から1枚の用紙への複写を可能としたものもある。
【0003】
ここで、上述した複写を行うことができるデジタル複写機による複写処理について、A4サイズの2枚の原稿を縮小して1枚の用紙に複写する場合を例に挙げて説明する。
この場合、操作者は、まずコントロールパネルを操作して特定の複写モードを選択し、原稿をADFにセットする。これによりデジタル複写機がADFにセットされた原稿のサイズおよびセット方向を検出する。ここでは、原稿は短辺が搬送方向に一致する方向でセットされるものとする。また、操作者はコントロールパネルを操作し、使用する用紙を格納した用紙トレイを選択する。これによりデジタル複写機が用紙のサイズおよび格納方向を認識する。ここでは、A4サイズの用紙を長辺が用紙搬送方向に一致する方向で格納した用紙トレイが選択されるものとする。そして、デジタル複写機は、上記検出結果および認識結果に基づいて縮小倍率(ここでは50%)を決定して設定する。
【0004】
次に使用者は、コントロールパネルを操作して複写処理を開始する旨の指示をデジタル複写機へ入力する。これにより、デジタル複写機はADFにセットされた原稿を順に搬送し、各原稿から画像データを読み取り、画像データで表される画像のサイズを50%に縮小した画像を表す画像データを内部の記憶手段に順に記憶していく。そして、上記処理が終了すると、あるいは上記処理に並行して、デジタル複写機は2画像分の画像データを記憶手段から読み出し、搬送されてきた用紙上に当該画像データで表される画像(すなわち2枚の原稿を平面的に並べて得られる合成画像)を形成する処理を繰り返す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した例では、「縦向き」/「横向き」といった原稿の書式については全く考慮されておらず、書式の異なる複数の原稿に対して得られる出力は、読み難いものになってしまう。例えば、全ての原稿が「横書き」であっても、1枚目の原稿が「横向き」で2枚目の原稿が「縦向き」の場合、合成画像の半分は「縦向き」、残り半分は「横向き」となる。なお、文字原稿において「横向き」とは原稿の短辺方向に文字が並んでいることを表し、「縦向き」とは原稿の長辺方向に文字が並んでいることを表す。
【0006】
上述した問題は、特開平4−192874号公報記載の方式においても同様に発生する。ただし、この方式では、図11(a)に示すように、操作者が書式を考慮して原稿をセットすることにより、合成画像上での「縦向き」/「横向き」の混在を回避することができる。しかしながら、そのように原稿をセットしても、図11(b)に示すように、書式の異なる一部の画像が他の画像よりも縮小されてしまい、文字が小さくなり過ぎて読み難くなるという問題が発生してしまう。
【0007】
特開平5−233875号公報記載の方法を適用すれば、書式を考慮した結合複写が可能となり、図12(a)に示すような原稿についても、合成画像上での「縦向き」/「横向き」の混在を回避することができる。しかしながら、図12(b)に示すように、前述の方式と同様の問題が発生してしまう。また、処理が複雑となり、製造コストが上昇してしまうという欠点もある。
【0008】
結局、従来の技術では、原稿の書式が異なると、書式の異なる複数の原稿に対する合成画像は読み難い画像となってしまうという問題があった。
本発明は、上述した事情に鑑みて為されたものであり、書式の異なる複数の原稿について、読み易い合成画像を形成することができる画像形成装置および画像形成方法に関する。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る画像形成装置は、所定位置にセットされた複数の原稿から画像を読み取り、読み取った各画像を平面的に配して1つの合成画像を形成する合成機能を備えた画像形成装置において、前記各原稿のセット方向を検出するセット方向検出手段と、前記合成機能を用いた合成画像の形成処理を継続するか否かの設定を、ユーザにより入力された指示に応じて設定する設定手段と、前記セット方向検出手段により検出された前記各原稿のセット方向が予め設定された基準セット方向と同じであるか判断するセット方向判断手段と、前記セット方向判断手段により前記原稿のセット方向が前記基準セット方向と異なると判断された場合、前記設定手段による設定に応じて前記合成機能を用いた合成画像の形成処理の継続または中断を決定する制御手段とを具備することを特徴としている。
【0010】
また、本発明は、所定位置にセットされた複数の原稿から画像を読み取り、読み取った各画像を平面的に配して1つの合成画像を形成する合成機能を備えた画像形成装置において、前記原稿の基準セット方向と前記原稿上の文字の方向とが一致しない原稿を検出する原稿検出手段と、前記合成機能を用いた合成画像の形成処理を継続するか否かの設定を、ユーザにより入力された指示に応じて設定する設定手段と、前記原稿の基準セット方向と前記原稿上の文字の方向とが一致しない原稿が前記原稿検出手段により検出された場合、前記設定手段による設定に応じて前記合成機能を用いた合成画像の形成処理の継続または中断を決定する制御手段とを具備することを特徴とする画像形成装置を提供する。
【0011】
また本発明は、所定位置にセットされた複数の原稿から画像を読み取り、読み取った各画像を平面的に配して1つの合成画像を形成する画像形成方法において、前記各原稿のセット方向を検出するセット方向検出ステップと、入力される指示に応じて、前記合成画像の形成を継続するか否かの設定を記憶する設定記憶ステップと、前記セット方向検出ステップにより検出された前記各原稿のセット方向が予め設定された基準セット方向と同じであるか判断するセット方向判断ステップと、前記セット方向判断ステップにより前記原稿のセット方向が前記基準セット方向と異なると判断された場合、前記設定記憶ステップにて記憶された設定に応じて前記合成画像の形成の継続または中断を決定する制御ステップとを具備することを特徴とする画像形成方法を提供する。
また本発明は、所定位置にセットされた複数の原稿から画像を読み取り、読み取った各画像を平面的に配して1つの合成画像を形成する画像形成方法において、前記原稿の基準セット方向と前記原稿上の文字の方向とが一致しない原稿を検出する原稿検出ステップと、入力される指示に応じて、前記合成画像の形成を継続するか否かの設定を記憶する設定記憶ステップと、前記原稿の基準セット方向と前記原稿上の文字の方向とが一致しない原稿が前記原稿検出ステップにより検出された場合、前記設定記憶ステップにて記憶された設定に応じて前記合成画像の形成の継続または中断を決定する制御ステップとを具備することを特徴とする画像形成方法を提供する。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
A:第1実施形態
A−1:デジタル複写機のハードウェア構成
図1は本発明の第1実施形態による画像形成装置を適用したデジタル複写機のハードウェア構成を示す図である。この図において、21はプラテンカバー、22はADF、23は原稿トレイであり、原稿トレイ23上にセットされた複数の原稿24は、ADF22によって1枚ずつ複写機内部に引き込まれ、図示せぬ原稿サイズセンサによってセット方向および用紙サイズが検出される。なお、セット方向とは原稿トレイ23における原稿24の載置方向であり、ここでは原稿24の搬送方向が原稿24の長辺方向と一致している場合に「縦方向」、短辺方向と一致している場合に「横方向」とする。
【0013】
25は図示せぬ制御部によって制御される原稿反転部であり、制御部からの指示が「片面」を表す場合には、ADF22により搬送されてきた原稿24を原稿排出トレイ26へ排出し、上記指示が「両面」を表す場合には、ADF22に1回だけ引き込まれた原稿24の表裏を反転し、ADF22により再び引き込ませるとともに、ADF22により2回だけ引き込まれた原稿24を原稿排出トレイ26へ排出する。なお、上記制御部はデジタル複写機の動作を規定する動作プログラムを格納したROM(Read Only Memory)や当該動作プログラムを実行するCPU(中央処理装置)等から構成されている。
【0014】
27はプラテンガラス、28は光源ユニット、29は搬送中の原稿24により反射された光源ユニット28からの光を反射するミラー、30はミラー29の反射光の経路上に設けられたレンズ、31はレンズ30の透過光を受光して電気信号に変換するCCDイメージセンサである。CCDイメージセンサ31の出力信号(原稿画像データ)は制御部へ供給される。
【0015】
40は複数の用紙トレイを備えた用紙供給部であり、各用紙トレイに格納した用紙のサイズおよび格納方向を検出して制御部へ伝えるとともに、制御部からの指示に基づいて、用紙トレイから1枚ずつ用紙を送り出す。32は定着部、33は転写部、35はクリーニング部、36は帯電部、37はレーザビームスキャナユニット、38は感光ドラム、39は現像部であり、これらは制御部からの指示に基づいて連携して作動し、用紙供給部40から画像転写位置に搬送されてきた用紙上に出力画像を転写する。
【0016】
42は用紙両面モジュールであり、搬送されてきた用紙の表裏を反転し、当該用紙を再び上記画像転写位置へ搬送する。34は制御部により制御される用紙反転部であり、画像転写後の用紙の搬送経路上に設けられ、制御部からの指示が「片面」を表す場合には、用紙を用紙排出トレイ31へ排出し、上記指示が「両面」を表す場合には、画像転写が1回だけ行われた用紙を用紙両面モジュール42へ搬送するとともに、画像転写が2回だけ行われた用紙を用紙排出トレイ41へ排出する。
【0017】
A−2:画像形成装置の機能構成
次に、上述した構成のデジタル複写機に適用されている画像形成装置の機能構成について、図2を参照して説明する。
図2において、10は画像形成装置全体を制御する制御部であり、デジタル複写機全体を制御する制御部(図示略)に包含されている。11は搬送中の原稿のサイズおよびセット方向を検知する原稿サイズ・方向検知部であり、前述の原稿サイズセンサ(図示略)を包含している。12は光源ユニット28やCCDイメージセンサ31等を有するスキャナであり、原稿24から読み取った画像データを出力する。13は画像データを入力し、当該画像データで表される画像が回転するよう当該画像データを加工する回転処理部、14はRAM(Random Access Memory)等の画像メモリ、15は出力手段であり、画像メモリ14に格納された画像データあるいは回転処理部13から出力される画像データに応じた画像を形成し、当該画像を搬送中の用紙上に転写する。
【0018】
16は用紙の格納方向を検出する出力方向検知部であり、用紙供給部40に包含されている。17は操作部であり、デジタル複写機のコントロールパネルに包含されている。なお、デジタル複写機のコントロールパネルは、操作者の指示を入力するための操作子とデジタル複写機の状態を表示する表示部とを備えている。そして、上述した各部11〜13,15〜17は、制御部10により制御される。
【0019】
A−3:合成動作
次に、上述した構成のデジタル複写機において、2枚の片面原稿を1枚の用紙片面に複写する場合の動作について図3を参照して説明する。ただし、ここでは、各原稿24は図4に示す通りであり、図中左側から順にデジタル複写機に引き込まれるものとする。なお、各原稿24のサイズはA4であり、使用する用紙のサイズもA4であるものとする。また、各原稿24中の文字は「横書き」である。
【0020】
A−3−1:手動処理
まず、操作者は、複数の原稿24を原稿トレイ23上にセットするとともに、操作部17により、合成画像において文字方向を揃える文字方向揃えモードとするか否かを選択する。ここでは文字方向揃えモードが選択されたものとする。また、操作者は、図5に示すように、原稿24の書式(ここでは文字方向)に応じて原稿24のセット方向を変化させる。具体的には、操作者は、原稿24の文字方向が「縦向き」の場合にはセット方向が「横向き」、同文字方向が「横向き」の場合にはセット方向が「縦向き」となるように複数の原稿24をセットする。
【0021】
次に、操作者は、基準セット方向(縦向き/横向き)を入力し、さらに、デジタル複写機内に順に引き込まれる原稿24のセット方向が基準セット方向と異なった場合の処理を選択する。具体的には、操作者は、合成中断または合成継続のいずれか一方を選択する。ここでは合成中断の方を選択するものとする。上述した処理が完了すると、デジタル複写機の制御部が、ADF22による原稿24の搬送を開始させる。
【0022】
A−3−2:自動処理
ADF22による原稿の搬送処理が開始されると、制御部10からの指示を受けたスキャナ12により、搬送中の原稿の画像を表す画像データの読み取りが開始されるとともに、原稿サイズ・方向検知部11により原稿24のサイズおよび方向が検出され、制御部10へ伝達される(ステップSA1)。この時点で、制御部10は原稿のサイズと用紙のサイズとから原稿24に対応した画像の縮小倍率および回転角度を決定する。
【0023】
次に、制御部10は予め選択されたモードが文字方向揃えモードであるか否かを判定する(ステップSA2)。ここでは、文字方向揃えモードが選択されているので、この判定結果は「YES」となり、制御部10は、搬送中の原稿のセット方向が基準セット方向と異なるか否かを判定する(ステップSA3)。ここでは、ステップSA3の判定結果が「NO」となるものとし、以後の説明を行う。
【0024】
ステップSA3の判定結果が「NO」の場合、あるいはステップSA2の判定結果が「NO」の場合、制御部10は、スキャナ12により読み取られた画像データを、スキャナ12内の縮小処理部(図示略)により縮小させて縮小画像データを生成し、当該縮小画像データを先に決定した回転角度に応じた出力先へ出力する。具体的には、縮小画像データは、回転角度が0度の場合には直接的に画像メモリ14に格納され、回転角度が90度の場合には回転処理部13にて90度の回転処理を施された後に画像メモリ14へ転送される(ステップSA4)。この結果、図6(a)の左端に示す画像を表す画像データが得られる。
【0025】
次に、制御部10は、1枚の用紙に複写すべき2枚の原稿24を読み取ったか否かを判定する(ステップSA5)。ここでは、搬送中の原稿は1枚目の原稿であるので、ステップSA5の判定結果は「NO」となり、制御部10は、内部の合成枚数カウンタの値に‘1’を加算する(ステップSA8)。なお、合成枚数カウンタの値の初期値は‘0’である。
【0026】
そして、ステップSA8の処理が終了すると、制御部10は、次に読み取るべき原稿24が存在するか否かを判定し(ステップSA9)、この判定結果が「YES」の場合には、処理はステップSA2に戻る。すなわち、次の原稿24に対して上述と同様な処理が行われる。ただし、ここでは、2枚目の原稿24のセット方向は基準セット方向と一致していないため、ステップSA3の判定結果は、「YES」となり、制御部10は、合成中断が選択されているか否かを判定する。ここでは、合成中断が選択されているので、ステップSA3の判定結果は「YES」となり、制御部10はステップSA4と略同一のステップSA11の処理を行う。この結果、図6(a)の中央に示す画像を表す画像データが得られる。次に、制御部10は、内部の合成枚数カウンタの値を‘0’とし(ステップSA12)、処理をステップSA9へ進める。
【0027】
次の3枚目の原稿24については1枚目の原稿24の場合と同様な処理が行われる。4枚目の原稿24については、途中まで1枚目の原稿24の場合と同様の処理が行われるが、ステップSA5の判定結果が「YES」となる点が異なる。この結果、制御部10は、内部の合成枚数カウンタに‘0’を代入し(ステップSA6)、2つの画像を結合して合成画像を生成するよう各部を制御する(ステップSA7)。この結果、図6(a)右端に示す画像を表す画像データが得られる。
以後、全ての原稿24に対して上述と同様の処理が行われ、ステップSA9の判定結果が「NO」となると、制御部10は、合成枚数カウンタの値を‘0’とし(ステップSA13)、処理を終了する。
【0028】
なお、操作者が合成継続を選択した場合、2枚目の原稿24に対する処理が変わる。すなわち、ステップSA10の判定結果が「NO」となると、ステップSA4の処理が行われるが、このステップ中の縮小処理における縮小倍率は、他の原稿24に対する縮小倍率の半分となり、他の原稿24よりも大幅に縮小される。この結果、図6(b)に示す画像を表す画像データが得られる。
【0029】
A−4:補足
以上説明したように、上述したデジタル複写機では、操作者が合成継続を選択した場合、文字方向と原稿のセット方向とが一致していることから、当該セット方向を検出することで画像データの回転角度を決定することができる。さらに、セット方向が基準セット方向と異なる原稿については、他の原稿と用紙を分けて複写するようにしたので、全ての原稿について同一の縮小倍率で複写することができる。
【0030】
なお、上述の第1実施形態では基準セット方向を操作者が指定するようにしたが、最初に引き込まれる原稿のセット方向を基準セット方向とするようにしてもよい。なお、図2においては、画像メモリ14から回転画像処理部13を経由して出力手段15へ縮小画像データを供給する経路が描かれているが、これは、用紙の格納方向によっては出力画像を回転させる必要があるためである。
【0031】
ところで、上述したデジタル複写機において、図7(a)に示すように、原稿が両面であり、かつ表面と裏面の書式が異なる場合には、図7(b)に示すような画像が得られる。具体的には、用紙の左半分と右半分とで文字方向が異なってしまい、読み難くなるという問題がある。そこで、以降、このようなケースにも対応可能な第2実施形態について説明する。
【0032】
B:第2実施形態
B−1:デジタル複写機のハードウェア構成
本発明の第2実施形態による画像形成装置を適用したデジタル複写機のハードウェア構成は図1に示す通りであるので、その説明を省略する。
【0033】
B−2:画像形成装置の機能構成
本デジタル複写機に適用されている画像形成装置の機能構成は、制御部10が読み取りカウンタ(図示略)を備えている点を除いては第1実施形態によるものと同一であることから、その説明を省略する。
【0034】
B−3:合成動作
次に、上述した構成のデジタル複写機において、1枚の両面原稿を1枚の用紙片面に複写する場合の動作について説明する。ただし、ここでは、各原稿24は図7(a)に示す通りである。なお、各原稿24のサイズはA4であり、使用する用紙のサイズもA4であるものとする。また、各原稿24中の文字は「横書き」である。
【0035】
B−3−1:手動処理
操作者が予め行う処理において、前述の第1実施形態と異なる点は、図8に示すように全ての原稿24のセット方向が同一となる点と、文字方向が基準セット方向と異なる原稿面の番号(ここでは‘2’)が予め設定される点である。なお、原稿面とは、原稿24の表面または裏面であり、例えば1枚目の原稿24は原稿面1,2を有する。
【0036】
B−3−2:自動処理
本デジタル複写機では、ADF22による原稿の搬送処理が開始されると、図9に示す処理が行われる。図9は本デジタル複写機の処理の流れを示すフローチャートであり、図3と共通する部分には同一の符号が付されている。また、対象が「原稿」から「原稿面」に変わった点のみしか異ならないステップの符号には、ダッシュ記号が付されている。すなわち、図9において図3と完全に異なる点は、ステップSA1の直後にステップSB1を追加した点と、ステップSA13の直前にステップSB2を追加した点のみである。なお、ステップSA9’の判定結果が「YES」の場合には、処理はステップSB1に戻るようになっている。
【0037】
ステップSB1は初期値が‘0’の読み取りカウンタの値に‘1’を加算する処理であり、ステップSB2は当該読み取りカウンタの値を‘0’とする処理であることから明らかなように、読み取りカウンタの値によって処理を変える点が第1実施形態と異なる。具体的には、制御部10は、ステップSA3’において、読み取りカウンタの値が予め設定された原稿面の番号か否かを判定することによって、原稿面の書式が基準書式と異なることを判定している。
このような処理を採用した結果を、図10(a)および(b)に示す。図10(a)は合成中断を選択した場合の結果を示し、図10(b)は合成継続を選択した場合の結果を示している。
【0038】
B−4:補足
上述した第2実施形態によれば、両面原稿についても、読み易い合成画像を形成することができる。なお、基準書式の原稿面が多く、他の書式の原稿面が少ない場合には、基準書式から他の書式に変化する原稿面の番号と、当該原稿面から基準書式の原稿面が現れるまでの原稿面の数を設定するようにしてもよい。
【0039】
C:補足
なお、1枚の用紙上に形成する画像は連続した原稿から得られた画像でなくてもよい。例えば、1枚目の原稿から読み取った画像と、5枚目の原稿から読み取った画像を結合して出力画像を形成するようにしてもよい。さらに、縮小倍率を操作者が設定できるようにしてもよいし、3枚以上の原稿を1枚の用紙に複写するようにしてもよい。
さらに、原稿の書式の変化の検出は、原稿のセット方向や原稿面の読み取り順序を用いた手法以外の周知の手法によって実現してもよい。
【0040】
また、上述した各実施形態においては、デジタル複写機に適用することを前提としたが、これに限定されるものではなく、ファクシミリやスキャナなどの原稿から画像データを入力し、入力した画像データあるいは当該画像データを加工した画像データを出力する任意の電子機器に適用可能である。したがって、原稿から画像データを読み取る手段は光学式のスキャナに限定されない。また、記憶手段はハードディスクなどの、画像メモリ以外の手段であってもよい。さらに、適用される装置と操作部を兼用しなくてもよい。なお、ファクシミリに適用する場合には、送信側において、通信開始時に受信側の用紙のサイズ(搬送方向に直交する方向の長さ)を検出することになる。
【0041】
なお、本出願に係る発明の技術的範囲は上記の実施の形態に限定されるものではなく、上記実施形態に種々の変更を加えて、特許請求の範囲に記載の発明を実施することができる。そのような発明が本出願に係る発明の技術的範囲に属することは、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、原稿の書式の相違による諸パラメータ(例えば原稿画像の縮小倍率)の変動が防止され、「縮小し過ぎ」といった事態を回避することができる。したがって、書式の異なる複数の原稿について、読み易い合成画像を形成することができる。また、原稿のセット方向と予め設定された基準セット方向との比較によって原稿の書式を検出するようにすれば、書式検出処理を簡素化することができる。また、読み取った画像の数と予め設定された値との比較によって原稿の書式を検出するようにすれば、操作者が原稿のセット方向を変える必要がなく、しかも両面原稿についても有効に機能させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態による画像形成装置を適用したデジタル複写機のハードウェア構成を示す図である。
【図2】 同画像形成装置の機能構成を示すブロック図である。
【図3】 同デジタル複写機による処理の流れを示すフローチャートである。
【図4】 同デジタル複写機で使用される原稿の一例を示す図である。
【図5】 同デジタル複写機における原稿のセット方法を説明するための図である。
【図6】 (a)および(b)はそれぞれ同デジタル複写機における合成画像の一例を示す図である。
【図7】 (a)および(b)は同デジタル複写機における合成画像の他の例を示す図である。
【図8】 本発明の第2実施形態による画像形成装置を適用したデジタル複写機における原稿のセット方法を説明するための図である。
【図9】 同デジタル複写機による処理の流れを示すフローチャートである。
【図10】 (a)および(b)はそれぞれ同デジタル複写機における合成画像の一例を示す図である。
【図11】 (a)および(b)は従来の技術における合成画像の一例を示す図である。
【図12】 (a)および(b)は従来の技術における合成画像の一例を示す図である。
【符号の説明】
10…制御部、11…原稿サイズ・方向検知部、12…スキャナ、13…回転処理部、14…画像メモリ、15…出力手段、16…出力方向検知手段、17…操作部

Claims (4)

  1. 所定位置にセットされた複数の原稿から画像を読み取り、読み取った各画像を平面的に配して1つの合成画像を形成する合成機能を備えた画像形成装置において、
    前記各原稿のセット方向を検出するセット方向検出手段と、
    前記合成機能を用いた合成画像の形成処理を継続するか否かの設定を、ユーザにより入力された指示に応じて設定する設定手段と、
    前記セット方向検出手段により検出された前記各原稿のセット方向が予め設定された基準セット方向と同じであるか判断するセット方向判断手段と、
    前記セット方向判断手段により前記原稿のセット方向が前記基準セット方向と異なると判断された場合、前記設定手段による設定に応じて前記合成機能を用いた合成画像の形成処理の継続または中断を決定する制御手段と
    を具備することを特徴とする画像形成装置。
  2. 所定位置にセットされた複数の原稿から画像を読み取り、読み取った各画像を平面的に配して1つの合成画像を形成する合成機能を備えた画像形成装置において、
    前記原稿の基準セット方向と前記原稿上の文字の方向とが一致しない原稿を検出する原稿検出手段と、
    前記合成機能を用いた合成画像の形成処理を継続するか否かの設定を、ユーザにより入力された指示に応じて設定する設定手段と、
    前記原稿の基準セット方向と前記原稿上の文字の方向とが一致しない原稿が前記原稿検出手段により検出された場合、前記設定手段による設定に応じて前記合成機能を用いた合成画像の形成処理の継続または中断を決定する制御手段と
    を具備することを特徴とする画像形成装置。
  3. 所定位置にセットされた複数の原稿から画像を読み取り、読み取った各画像を平面的に配して1つの合成画像を形成する画像形成方法において、
    前記各原稿のセット方向を検出するセット方向検出ステップと、
    入力される指示に応じて、前記合成画像の形成を継続するか否かの設定を記憶する設定記憶ステップと、
    前記セット方向検出ステップにより検出された前記各原稿のセット方向が予め設定された基準セット方向と同じであるか判断するセット方向判断ステップと、
    前記セット方向判断ステップにより前記原稿のセット方向が前記基準セット方向と異なると判断された場合、前記設定記憶ステップにて記憶された設定に応じて前記合成画像の形成の継続または中断を決定する制御ステップと
    を具備することを特徴とする画像形成方法。
  4. 所定位置にセットされた複数の原稿から画像を読み取り、読み取った各画像を平面的に配して1つの合成画像を形成する画像形成方法において、
    前記原稿の基準セット方向と前記原稿上の文字の方向とが一致しない原稿を検出する原稿検出ステップと、
    入力される指示に応じて、前記合成画像の形成を継続するか否かの設定を記憶する設定記憶ステップと、
    前記原稿の基準セット方向と前記原稿上の文字の方向とが一致しない原稿が前記原稿検出ステップにより検出された場合、前記設定記憶ステップにて記憶された設定に応じて前記合成画像の形成の継続または中断を決定する制御ステップと
    を具備することを特徴とする画像形成方法。
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