JP4104275B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、試しコピー機能および/または画像確認機能を備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、画像形成装置では、アナログ画像形成装置からデジタル画像形成装置へ急速に切り替わり、事務機はデジタル画像形成装置が主流になっており、プリンタ等の融合も行われている。図面等広幅のコピーを必要とする分野においてもデジタル化は進んでおり、事務機に搭載されている機能は広幅機にも搭載され、益々多機能化が進んでいる。事務機でコピーする対象原稿は一般文章物が多く、コピーの画質以外にも生産性が高く必要とされるのに対し、広幅機ではコピー対象原稿としては図面が多く、事務機以上にコピー画質、生産性を必要とされている。すなわち、広幅機では、原稿に対するコピーの倍率精度、画質が高く要求される。また、事務機の様なカット紙を使用する代わりにロール紙を使用することもあり、1枚当たりの単価も高くなっている。
【0003】
そこで、ミスコピーを低減するための機能として試しコピーなる機能を搭載した機種も存在している。但し、現在存在している試しコピーの機能は事務機用と広幅機用では大きく異なっており、事務機用では生産性の確認を重点としてソートモード等での多部数の指定に対して、1部当たりの仕上がり具合を確認するための機能(特開平5−107852)であったり、ステープル位置を確認するための試しコピー(特開平8−87205)である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このように従来の事務機用の画像形成装置では、前記特開平5−107852号公報開示のように生産性の確認を重点としてソートモード等での多部数の指定に対して、1部当たりの仕上がり具合を確認するために、あるいは、前記特開平8−87205号公報開示のように、ステープル位置を確認するためのものであるが、広幅機では画質を確認するための試しコピー機能が要求されている。
【0005】
また、従来の広幅機での試しコピーは原稿画像の先端部から一定画像範囲のみしか行われておらず、ユーザが確認したい部分を指定しての画像確認をすることはできなかった。そのため、前記一定画像範囲内に確認したい部分が入っていない場合には、1枚全部コピーして画像確認するしか方法がなかった。
【0006】
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、原稿画像をコピーする場合に、画像仕上がり具合を確認するため、ユーザが特に重点的に確認したい部分を指定して特定部分での画像仕上がりを確認することができる画像形成装置を提供することにある。
【0007】
また、他の目的は、前記確認したい部分を指定して特定部分で画像仕上がりを確認する際に、操作ミスによるミスコピーを未然に防止することができる画像形成装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明は、設定したモードでの試し画像形成機能を有する画像形成装置において、原稿を搬送して読み取ることにより画像情報を入力する手段と、前記試し画像形成機能が設定されたとき、入力された画像情報を記憶する手段と、前記試し画像形成機能の実行開始位置を指定する手段と、前記指定する手段によって指定された開始位置により指定される範囲が原稿内に収まるかどうかを判断する手段と、前記指定する手段によって指定された位置から所定長さの範囲の画像形成を行う手段と、前記試し画像形成機能において画像が出力された後、前記設定したモードを変更し、異なるモードで再度試し画像形成機能を実行する手段とを備え、前記画像形成を行う手段は前記記憶する手段に記憶された画像情報を使用して前記指定された位置から所定長さの範囲の試し画像を形成するようにした。これによって、必要部分の画像形成結果の確認が行え、当該部分の画質の仕上がり具合が確認できる。その際、再度の入力や原稿の読み直しが不要になる。さらに、記憶した画像情報に基づいて異なるモードで画像形成し、出力することができる。
【0009】
この場合、給紙ロールからロール紙を供給する手段と、前記ロール紙を供給する手段から供給されるロール紙を所定の長さにカットする手段を備え、前記試し画像形成機能を設定した場合、前記画像形成を行う手段は、入力された画像情報の指定された画像開始位置から最小搬送距離分の画像だけを、前記カットする手段によってカットされた用紙に1回のみ形成する。また、前記試し画像形成機能を再度設定した場合、前記再設定されたモードが読み込み時のみ処理可能なモードの変更を伴うときには、再度原稿を読み取るようにする。
【0010】
また、前記指定する手段によって指定された開始位置により指定される範囲が原稿内に収まるかどうかを判断する手段を設けているので、画像形成外となる範囲など指定して画像形成しても仕上がりの判断として不適な場合に、無断な画像形成を行わないように処理することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
【0012】
図1は本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成を示す概略構成図である。同図を参照し、画像形成装置の構成を動作について概括的に説明する。
【0013】
この画像形成装置では、モードを設定した後、原稿台102に原稿をセットすると原稿が搬送される。原稿の搬送途中のセンサ127で原稿サイズが検知すると、原稿サイズもしくは設定したモードにより第1の給紙ロール108、第2の給紙ロール109、または第3の給送ロール110のいずれかからロール紙が給紙される。第1の給紙ロール108の用紙は給紙搬送ローラ111、中間搬送ローラ116により給紙され、途中、ロールカッター114により所定の長さにカットされて搬送される。第2の給紙ロール109からも同様に給紙搬送ローラ112、中間搬送ローラ116により給紙され、途中のロールカッター114により所定の長さにカットされて搬送される。第3の給紙ロール110は給紙搬送ローラ113、中間搬送ローラ117により給紙され、途中ロールカッター115により所定の長さにカットされて搬送される。カットされた用紙は感光体120に当接する位置まで搬送される。
【0014】
一方、原稿画像を読み込むスキャナにより読み込まれた画像データはレーザーによって感光体120に書き込まれ、現像ユニットを通過することによってトナー像が形成される。そして、転写紙は感光体120の回転と等速で搬送されながら、感光体120上のトナー像が転写される。その後、定着ユニット122で画像の定着が行われ、排紙口切り替え部123により直線排紙125または反転排紙124が選択され、いずれかの状態で排紙される。原稿も同様にして原稿の給紙口103から導入され、スキャナで読み込まれた後、原稿切り替え部105によって直線排紙107または反転排紙106が選択され、反転排紙106の場合には、原稿排紙台104に排紙される。また、符号118は給紙台であり、カット紙を供給する場合には、給紙ローラ119によって感光体120まで導かれる。なお、この実施形態では、原稿台102の上部(装置の最上部)に操作部101が設けられている。
【0015】
このような構成の画像形成装置によって画像形成を行うまでの動作は以下のようになる。なお、ここでいう潜像とは感光体面上に画像を光情報に変換して照射することにより生じる電位分布を指す。
【0016】
スキャナーユニットは原稿セット台126にセットした原稿を搬送することにより原稿画像をCCDイメージセンサにより読み取り、電気信号に変換し所定の処理を実行する。書き込み部は電気信号に変換されて処理された原稿画像をLEDヘッドにより感光体120上に集光画像として書き込む機能を備えている。偏光されたLED光は感光体120が回転する方向と直行する方向(主走査方向)に走査され、後述する画像処理部のセレクタ7Bより出力された画像信号のライン単位の記録を行う。感光体120の回転速度と記録密度に対応した所定の周期で主走査を繰り返すことによって、感光体面上に画像(静電潜像)が形成される。
【0017】
上述のように、書き込みユニットから出力されるLED光が、画像作像系の感光体120に照射される。図示しないが感光体1−20のLEDヘッドにより照射される位置に、主走査同期信号を発生するセンサが配置されている。この主走査同期信号をもとに主走査方向の画像記録開始タイミングの制御、および後述する画像信号の入出力を行うための制御信号の生成を行う。
【0018】
図2は前記操作部の正面図である。操作部101には、左側に液晶タッチパネル201、中央にテンキー202、右下にクリア/ストップキー206とプリントキー205、右上に初期設定キー203とモードクリアキー204が配置されている。液晶タッチパネル201には、図3に示すように、各モード設定キー、すなわち、自動濃度キー301、手動濃度キー302,303、自動用紙選択キー304、手動用紙選択キー305〜313、変倍キー314、試しコピーキー315などが配置され、メッセージ表示部316,320には部数(318、319)、倍率317及び画像形成装置の状態を示すメッセージなどが表示され、前記キーの操作により各画像形成モードの設定と解除を行うことができる。
【0019】
図4は図3において試しコピーキー315を押下した場合の子画面LCDタッチパネルの表示状態を示す図である。同図において、401は試しコピーを開始したい部分の開始位置を指定するキー、402はその表示部、403は試しコピーモードを解除する場合の解除キー、404はモードを設定する場合の設定キー、405は開始位置を指定する場合に使用する0〜9のテンキー群、406は置数をクリアする場合に使用するクリアキー、407は置数を確定する場合のエンターキーである。
【0020】
図5はメインコントローラ(MCU)501を中心に設けられた制御回路のブロック図である。同図において、制御回路は、画像形成装置全体を制御するMCU501と、MCU501に接続され、オペレータに対する表示、オペレータからの機能設定入力制御を行う前述の操作部101(503)、スキャナ制御部507、原稿画像を画像メモリに書き込む制御、画像メモリからの作像を行う制御等を行う画像処理ユニット(IPU)502、後処理制御装置である紙折り508等の分散制御装置とから主に構成され、また、紙搬送等に必要なメインモータ、各種クラッチもI/Oボード506を介して接続され、MCU501によって制御される。なお、操作部503には、LCD(液晶表示部)504とキー入力部505が接続されている。なお、前記各分散制御装置とMCU501は必要に応じて機械の状態、動作指令のやりとりを行っている。なお、スキャナ制御部507には原稿サイズ検知センサ509が接続され、検知した原稿サイズがこのセンサ509から入力される。
【0021】
前記画像処理部(IPU)502の構成を図6のブロック図に詳細に示し、同図を参照して画像処理部502について説明する。
【0022】
露光ランプから照射された光は原稿面を照射し、原稿面からの反射光を、CCDイメージセンサ601にて結像レンズ(図示せず)により結像、受光して光電変換し、A/Dコンバータ602にてデジタル信号に変換する。デジタル信号に変換された画像信号は、シェーディング補正部603でシェーディング補正が施された後、第1の画像処理部604でフィルタ補正、変倍色データ膨張、γ補正等がなされる。第2の画像処理部605では、画像信号の送り先を、画像メモリコントローラ(MSU)606または書き込みユニット610への切り替えが行われる。画像メモリコントローラ(MSU)606と画像処理部605は、双方向に画像信号を入出力可能な構成となっている。なお、図6には特に明示していないが、画像処理部(IPU)502には、CCD601から入力される画像データ以外にも外部から供給される画像データ(例えばパーソナルコンピュータ等のデータ処理装置から出力されるデータ)も処理できるよう、複数のデータの入出力の選択を行う機能を有している。
【0023】
さらに、画像メモリコントローラ606等への設定や、CCD601、書き込みユニット610の制御を行うCPU607、そのプログラムやデータを格納するROM609、およびCPU607のワークエリアとして機能するRAM68を備えている。CPU607は、画像メモリコントローラ606を介して、後述の画像メモリ803へのデータの書き込み、および読み出しを行うことができる。なお、CPU607には、APS(自動電源供給装置)611も接続されている。
【0024】
図7は図6における第2の画像処理部605の内部構成を示すブロック図である。第2の画像処理部605は、スキャナマスク部701、色変換部702、色消去部703、ビット反転部704、印字合成部705、印字コア部706、ROM707、RAM708、MSU合成部709、画像データ選択部710および画質コア部711からなる。このように構成すると、第2の画像処理部605は前段の第1の画像処理部604から画像処理された画像データを読み込むときに、領域をマスクするスキャナマスク部701を介してモードに応じて色変換が必要な場合は、色変換処理部702で色変換処理を、色消去部703で色消去処理を、ビット反転部704でで画像反転処理を、ページや、日付け、特殊文字等を印字合成して画像データを無条件に画像メモリコントローラ606にて保存する。印字コア部706はページ印字のページを作成したり、スタンプ文字等、文字コードを取り出して印字を作成し、印字イメージデータを発生する装置である。ROM707、RAM708は印字制御に関与している。また、画像データ選択部710は、前記スキャナマスク部701から印字合成部705の間で処理をした画像信号をスルーで画質コア部711に出力するか、画像メモリコントローラ606からの画像データを画質コア部711に出力するか、画像処理された画像データに対して画像メモリコントローラ606からの画像を合成した画像データを画質コア部711に出力するかを選択する。
【0025】
図8は図7における画像メモリコントローラ606と、画像メモリ803の詳細を示す図である。画像メモリコントローラ606は、1次圧縮部801及び1次伸張部802、1次画像データの保存メモリである画像メモリDRAM803、(バンクA804、バンクB805)、2次圧縮/伸張部806、大容量メモリであるHDD807(ハードディスクドライブ)、伸張された登録画像の画像倍率を変更する変倍部808の各ブロックからなる。各ブロックへの制御データの設定はCPU607より行われる。
【0026】
画像メモリは、1次および2次記憶装置(DRAM803、HDD807)からなる。1次記憶装置803は、メモリの指定した領域へのデータ書き込み、または画像出力時のメモリの指定した領域からのデータ読み出しが画像データの入力/出力時に要求されるデータ転送速度に略同期して行えるように、例えばDRAM等の高速アクセスが可能なメモリを使用する。また、1次記憶装置803は、処理を行う画像データの大きさにより複数のエリアに分割して(この例ではバンクA804,B805)画像データの入出力を同時に実行可能な構成(メモリコントローラ606とのインターフェース部)を有している。
【0027】
2次記憶装置807は、入力された画像の合成、ソーティングを行うためにデータを保存しておく大容量のメモリである。2次記憶装置807においても、前記1次記憶装置803と同様に、画像入出力時に要求されるデータ転送速度に略同期してデータの書き込み/読み出しが可能である。ここでは、前述のようにHDDが使用されている。
【0028】
次に、画像メモリコントローラ606の動作例について説明する。
【0029】
[1]画像入力(画像メモリへの保存)
図8において、前段の第1の画像処理部604で画像加工された画像データ8V1は無条件にMSU合成部709に供給され、既に画像メモリに保存されているデータとの合成を行う。MSU合成部709によって処理された画像データ8V2は、1次圧縮部801/伸張部802によりデータが圧縮され、圧縮後のデータを1次記憶装置803に書き込むと同時に2次圧縮/伸張部806で更に圧縮を行った後にHDD807に保存される。
【0030】
[2]画像出力(画像メモリからの読み出し)
図9において、画像出力時は、1次記憶装置803に記憶されている画像データの読み出しを行う。出力対象となる画像が1次記憶装置803に格納されている場合には、1次圧縮部801/伸張部802で1次記憶装置803の画像データの伸張を行い、伸張後のデータ、もしくは伸張後のデータと入力データとの画像合成を行った後のデータを出力する。この際、変倍部808で伸張後の画像の倍率の変更ができるようにしている。MSU合成部709は、1次記憶装置803の画像データと、入力データ8V1との合成(画像データの位相調整機能を有する)、合成後の画像データの出力先の選択(画像出力、1次記憶装置803へのライトバック、両方の出力先への同時出力も可能)等の処理を行う。出力対象となる画像が1次記憶装置803に格納されていない場合には、HDD807に格納されている出力対象画像データを2次圧縮/伸張部806で伸張し、伸張後のデータを1次記憶装置803に書き込んでから、以下、上述の画像出力動作を行う。
【0031】
また、前記で説明した印字モードにおいて、任意のスタンプ用イメージはユーザーが必要に応じて登録できるように構成されている。スタンプイメージ登録モードになるとスキャナ507からの画像を上述のHDD807に登録しておき、後で、ユーザが必要なスタンプイメージを選択するとこのスタンプイメージデータがHDD807から読み出されてMSU合成部709に送られて原稿画像に合成される。
【0032】
本来、原稿画像1枚に対して画像形成枚数が1枚の場合は、あえて画像データを画像メモリに記憶する必要はないが、要求する画像形成枚数が複数部の場合は、毎回スキャンする必要がなくなること、あるいは、転写紙ジャム等が発生した場合でも、再度原稿を読み込ませる必要がないことを考慮して、スキャンして読み込んだ画像は無条件に画像メモリ803及びHDD807に保存するようになっている。
【0033】
具体例を図10を参照して説明する。
【0034】
図10において原稿画像1001はA1サイズとする。この原稿画像1001をコピーする場合、濃度が全てにおいて均一であれば、画像濃度を確認する部分としてどこでも問題はないが、特に注意したい部分が例えば上から4,5行目辺りだとすると、その部分を指定して画像濃度を確認するために、画像開始位置を指定する。すなわち、図10において符号1002で示すように原稿画像1001の先端から符号1003で示す長さ下がった部分から長さ1004分の画像をコピーすることにより画像濃度を確認することができる。そのためには図3の試しコピーキー315を押下する。これにより、これから画像確認を実施することが指定される。すると、図4の子画面が表示され、画像開始位置の指定キー401を押下することによりテンキー群405からの開始位置の指定が可能となる。
【0035】
すなわち、テンキー群405から例えば100を入力した場合、原稿画像1001の先端から100mmの位置から規定長1004を画像形成する。規定長は最低搬送長、例えば用紙を搬送する場合に、最低限用紙の搬送を可能とする各ローラ間の搬送可能距離でも良い。指定した後は設定キー404を押下すれば試しコピーとしての設定は終了となる。この状態で、画像形成モードをセットしても良いし、試しコピーモードを設定する前に画像形成モードを設定しても良い。いずれにしろ、画像形成モードを設定して原稿をセットすることにより試しコピーモードが開始する。試しコピーモードでは、設定した画像形成モードにより指定した画像開始位置から規定長1004分の画像のみを形成する。しかし、原稿画像は全て読み取られ、画像メモリ(803あるいは804)に保存されている。
【0036】
試しコピーによって確認した状態で良ければ、スタートキー(プリントキー)205を押下する。これにより指定したセット枚数分のコピーが作成される。もし、スタートキー205を押下せずに、再度、画像形成モードを設定した場合は、再度の試しコピーモードとして画像確認モードを実行する。ただし、原稿画像は既に読み込んでおり、読み込み時のみ処理可能なモードを変更した場合は、図3のメッセージ320のように原稿を再度読み込ませてくださいと表示することにより、原稿画像を再度読み込ませ、試しコピーモードを実行する。読み込み時には必要でないモードを変更した場合は、既に読み込んでいる原稿画像に対して、修正したモードにより画像書き込みを実施することができるため、原稿画像を再度読み込むことなく、再度の試しコピーを実行することが可能となる。最終的に画像確認として良ければ、スタートキー205を押下する。これにより指定したセット枚数分の画像形成動作が実行でき、試しコピーモードは自動的に解除される。
【0037】
以上のようにして試しコピーを実施することにより、指定した部分での画像確認を可能とし、ミスコピーの低減を図ることができるとともに、操作性の向上も図ることができる。
【0038】
また、以下のように操作することも可能である。
【0039】
すなわち、試しコピーモードにおいて、設定した画像形成モードの内、濃度、倍率のみ有効として指定した画像開始位置から1004の長さ分の画像のみを形成する。これは、例えば、指定したエリア以外を消去する外消去モード、指定したエリアを消去する内消去モード、指定した部分を移動する移動モード、綴じ代部分を作成する綴じ代モード等が設定されていると、指定した画像確認したい部分が必ずしも画像形成されるかどうかが保証できない場合があるためである。よって、指定されたモードのうち濃度と倍率のみ有効として指定した部分を画像確認するための試しコピー動作を実行する。この場合、試しコピー動作に関わらず原稿画像は全て読み取り、メモリに保存する。ここで、問題があり、画像確認をしたい部分を指定する際には読み込み原稿サイズが不明のため実際に指定した部分の画像確認が可能かどうかは原稿を通紙し終わるまで判断がつかない。原稿を通紙した結果、指定した部分の画像確認が妥当でない場合は、敢えて画像確認のための試しコピー動作を実行する必要はない。
【0040】
例えば画像確認したい部分として原稿先端から400mmの部分から1004の長さ分、例えば210mm分の画像を確認するように指定したとすると、試しコピー動作で画像形成するのは原稿画像先端から400mm〜610mmとなる。しかしながら、原稿を読み込んだ場合、例えばA4縦原稿だとすると原稿長は297mmとなり、画像確認したい部分400mm〜610mmは原稿外の部分となり、画像確認動作を実行しても意味がなくなる。
【0041】
妥当性の判断とは、指定した部分が原稿内に収まるかどうかを判断することとすると、画像確認するために指定した部分が妥当かどうかを判断し、妥当でない場合は画像確認動作としているのでコピー動作を実行することなく、原稿読み込み完了時点で中断し、図3のメッセージ表示部分320にメッセージとして“指定した部分が正しくありません。設定し直してください”等のメッセージを表示する。このように処理することにより、無駄な画像形成動作を防止できる。
【0042】
指定した部分が妥当で、試しコピーにて確認した状態で良ければ、スタートキーを押下することにより指定したセット枚数分のコピーを画像形成する。もし、スタートキーを押下せずに、再度、画像形成モードを設定した場合は、再度の試しコピーモードとして画像確認モードを実行する。ただし、原稿画像は既に読み込んでおり、読み込み時のみ処理可能なモードを変更した場合は、図3のメッセージ表示部分320に“原稿を再度読み込ませてください”とのメッセージを表示することにより、原稿画像を再度読み込ませ、試しコピーモードを実行させることができる。
【0043】
読み込み時には必要でないモードを変更した場合は、前述の場合と同様に、既に読み込んでいる原稿画像に対して、修正したモードにより画像書き込みを実施できるため、原稿画像を再度読み込むことなく、再度の試しコピーが実行できる。そして、最終的に画像確認として良ければ、スタートキー205を押下することによって指定したセット枚数分の画像形成動作を実行し、試しコピーモードは自動的に解除される。
【0044】
【発明の効果】
以上のように発明によれば、原稿画像をコピーする場合や、入力されたもしくは取り込んだ画像情報をプリントアウトする場合に、画像仕上がり具合を確認するため、ユーザが特に重点的に確認したい部分を指定して特定部分での画像仕上がりを確認することができる。その際、再度の入力や原稿の読み直しが不要になり、さらに、記憶した画像情報に基づいて異なるモードで画像形成し、出力することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略図である。
【図2】図1の操作部の概略図である。
【図3】図2の操作部のLCD表示部の概略図である。
【図4】図3のLCD表示部の試しコピーキーを押下した場合の子画面の表示状態を示す図である。
【図5】本発明の画像形成装置の電気的構成の概略を示すブロック図である。
【図6】図5におけるIPUの概略構成を示すブロック図である。
【図7】図6における第2の画像処理部およびMSUとの関係を示すブロック図である。
【図8】スキャナで読み込んだ画像データをメモリに格納する動作を説明するためのブロック図である。
【図9】HDから画像データを読み込み、メモリに保存し、伸張、変倍をして出力する動作を説明するためのブロック図である。
【図10】試しコピーの動作を説明するための説明図である。
【符号の説明】
101 操作部
201 液晶表示パネル
202 テンキー
205 プリントキー(スタートキー)
315 試しコピーキー
401 試しコピー開始位置指定キー
402 表示部
403 解除キー
404 設定キー
405 テンキー群
501 メインコントローラ(MCU)
502 画像処理ユニット(IPU)
605 第2の画像処理部
606 画像メモリコントローラ(MSU)
607 CPU
803 画像メモリ(DRAM)
807 HDD

Claims (3)

  1. 設定したモードでの試し画像形成機能を有する画像形成装置において、
    原稿を搬送して読み取ることにより画像情報を入力する手段と、
    前記試し画像形成機能が設定されたとき、入力された画像情報を記憶する手段と、
    前記試し画像形成機能の実行開始位置を指定する手段と、
    前記指定する手段によって指定された開始位置により指定される範囲が原稿内に収まるかどうかを判断する手段と、
    前記指定する手段によって指定された位置から所定長さの範囲の画像形成を行う手段と、
    前記試し画像形成機能において画像が出力された後、前記設定したモードを変更し、異なるモードで再度試し画像形成機能を実行する手段と、
    を備え、
    前記画像形成を行う手段は前記記憶する手段に記憶された画像情報を使用して前記指定された位置から所定長さの範囲の試し画像を形成する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 給紙ロールからロール紙を供給する手段と、
    前記ロール紙を供給する手段から供給されるロール紙を所定の長さにカットする手段を、を備え、
    前記試し画像形成機能を設定した場合、前記画像形成を行う手段は、入力された画像情報の指定された画像開始位置から最小搬送距離分の画像だけを、前記カットする手段によってカットされた用紙に1回のみ形成することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記試し画像形成機能を再度設定した場合、前記再設定されたモードが読み込み時のみ処理可能なモードの変更を伴うときには、再度原稿を読み取ることを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
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