JPH08317185A - デジタル複写機 - Google Patents

デジタル複写機

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JPH08317185A
JPH08317185A JP7118343A JP11834395A JPH08317185A JP H08317185 A JPH08317185 A JP H08317185A JP 7118343 A JP7118343 A JP 7118343A JP 11834395 A JP11834395 A JP 11834395A JP H08317185 A JPH08317185 A JP H08317185A
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JP
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Pending
Application number
JP7118343A
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English (en)
Inventor
Mitsuo Otaki
三男 大滝
Shuichi Horigome
修一 堀篭
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP7118343A priority Critical patent/JPH08317185A/ja
Publication of JPH08317185A publication Critical patent/JPH08317185A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2枚の原稿の画像を、合成された1枚の画像
として出力する並列合成機能を備えたデジタル複写機に
おいて、出力画像における各原稿の画像の位置を調整で
きるようにすること。 【構成】 自動原稿送り装置6により給送された原稿の
画像を画像読み取り部1で読み取って少なくとも2枚分
の原稿Da,Dbの画像データを画像記憶部15に記憶
させ、画像記憶部15に記憶されている画像データに基
づいて2枚分の原稿の画像を合成して1枚の記録紙上に
出力するデジタル複写機において、2枚の原稿画像を1
枚の記録紙上で連続して印刷する第1のモードと、1枚
の記録紙を長手方向に関して二つの領域に等分し一方の
領域内に1枚目の原稿画像を印刷し他方の領域内に2枚
目の原稿画像を印刷する第2のモードとを切り換え可能
とする手段を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の原稿の画像を1
枚の記録紙に複写するデジタル複写機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】複写機の機能の一つとして、コピー用紙
の節約のため、2枚の原稿の画像を1枚の用紙に合成し
て形成する並列合成機能が知られている。この並列合成
機能を達成するため、特開平1−98534号公報に記
載されているように、自動原稿送り装置から2枚の原稿
を連続してプラテンガラス上に引き込み、並んだ2枚の
原稿を1組1枚の原稿と見做し、1枚の複写動作で実現
する方法が知られている。
【0003】また、特開平4−192874号公報に記
載されているように、自動原稿送り装置から原稿を1枚
ずつプラテンガラス上に引き込み、イメージセンサ等で
読み取って画像メモリに記憶し、画像メモリに記憶され
ている2枚の原稿の画像を、合成された1枚の原稿と見
做して読み出すことにより、並列合成機能を1枚の複写
動作で実現する方法が知られている。
【0004】また、特開平2−262762号公報に
は、原稿を読み取って得たアナログデータをデジタルデ
ータに変換してページ編集部に複数ページ分蓄積し、1
枚の複写用紙に複写することが記載されている。
【0005】また、特開昭63−229968号公報に
は、並列合成機能ではないが、本等の2ページにわたっ
て展開した連続ページを複写するに際して、原稿を読み
取って得た画像信号に基づいて出力画像を形成する際
に、出力画像を形成するタイミングを制御することによ
り、用紙に対する出力画像の位置が適正な位置となるよ
うにすることが記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した並列合成機能
を備えた画像形成装置においては、たとえば、2枚のA
4縦長原稿の画像を連続的に読み取り、1枚のA4横長
記録紙に複写する場合には、縮小して複写する必要があ
る。
【0007】ところが、並列合成機能を備えた画像形成
装置においては、2枚の原稿の画像は平面的に見て連続
しているので、たとえば、2枚のA4縦長の原稿の画像
を連続的に読み取り、1枚のA4横長の記録紙に複写す
る場合に、縮小倍率が適切でない場合には、2枚の画像
の中心と記録紙の中心とが一致せず、記録紙を二つ折り
にしたときに、折り目で画像が分断されてしまうという
不都合があった。
【0008】また、特開平4−192874号公報に
は、2枚の原稿の画像を、合成された1枚の画像として
出力する場合に、画像データを回転して出力することが
開示されているが、使用者が原稿の向きと記録紙の向き
に応じて回転状態を指示する必要があるので、操作が煩
雑でありまた操作を間違い易いという問題があった。
【0009】なお、特開昭61−177067号公報に
は、原稿を読み取ってビットマップ上に展開した画像の
方向と出力用紙の方向が異なる場合には、画像を回転し
て出力することが記載されているが、2枚の原稿の画像
を合成して出力することとの関連については何ら示され
ていない。
【0010】そこで本発明は、2枚の原稿の画像を、合
成された1枚の画像として出力する並列合成機能を備え
たデジタル複写機において、出力画像における各原稿の
画像の位置を調整できるようにすることを目的とする。
【0011】また本発明は、原稿の向きと記録紙の向き
に応じて自動的に適正な並列合成が行なわれるようにす
ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、多数枚の原稿
を順次1枚ずつ給送する自動原稿送り装置と、給送され
た原稿の画像を読み取って画像データを出力する画像読
み取り手段と、前記画像読み取り手段からの少なくとも
2枚分の原稿の画像データを記憶する画像記憶手段と、
前記画像記憶手段に記憶されている画像データに基づい
て2枚分の原稿の画像を合成して1枚の記録紙上に出力
されるように画像データを処理する画像処理手段と、前
記合成された2枚の原稿の画像を1枚の記録紙上に出力
する画像出力手段とを備えたデジタル複写機において、
前記画像処理手段が、2枚の原稿画像を1枚の記録紙上
で連続して印刷する第1のモードと、1枚の記録紙を長
手方向に関して二つの領域に等分し一方の領域内に1枚
目の原稿画像を印刷し他方の領域内に2枚目の原稿画像
を印刷する第2のモードとを切り換え可能であることを
特徴とする。
【0013】また、本発明は、原稿及び記録紙の向きに
応じて、前記画像読み取り手段から画像記憶手段に書き
込む画像の向きを変更する手段を設けたことを特徴とす
る。
【0014】また、本発明は、原稿及び記録紙の向きに
応じて、前記画像記憶手段から読み出す画像の向きを変
更する手段を設けたことを特徴とする。
【0015】また、本発明は、前記画像の向きを変更す
る手段は、原稿と記録紙の向きが同じであるときに画像
の向きを90°回転するものであることを特徴とする。
【0016】
【作用】本発明においては、2枚分の原稿の画像を合成
して1枚の記録紙上に出力するに際し、2枚の原稿画像
を1枚の記録紙上で連続して印刷する第1のモードと、
1枚の記録紙を長手方向に関して二つの領域に等分し一
方の領域内に1枚目の原稿画像を印刷し他方の領域内に
2枚目の原稿画像を印刷する第2のモードとで切り換え
可能であるので、第2のモードを選択することにより、
記録紙の中心線上に原稿画像が印刷されることはなく、
記録紙を二つに折って小冊子を作るときには、2枚目の
原稿画像が折り曲げ部で分断されることがない。
【0017】また、原稿及び記録紙の向きに応じて最適
な状態で2枚分の原稿の画像が合成されて印刷される。
たとえば、原稿と記録紙の向きが同じであるときには、
画像の向きが90°回転して出力される。
【0018】
【実施例】以下、図面を参照しながら実施例に基づいて
本発明の特徴を具体的に説明する。
【0019】図1は、本発明が適用される複写機の基本
的な構成を説明するための概略断面図である。
【0020】複写機本体1は、プラテンガラス2上に配
置された原稿の画像、或いは、自動原稿送り装置6によ
り搬送される原稿の画像を読み取って画像信号を出力す
るための原稿読み取り部3と、この原稿読み取り部3か
らの画像信号に基づいて、電子写真法等により、原稿画
像に対応した画像を記録紙上に形成する画像形成部4
と、この画像形成部4に対して記録紙を供給する給紙部
5を備えている。上記原稿読み取り部3は、光源3d及
び第1ミラー3aからなる全速走査キャリッジ、第2ミ
ラー3bからなる半速走査キャリッジ、レンズ3c、イ
メージセンサ11等を備えている。また、画像形成部4
は、感光体4a、帯電装置4b、レーザービームスキャ
ナ装置4c、現像装置4d、転写装置4e、定着装置4
f、クリーニング装置4g等を備えている。
【0021】また、複写機本体1の上方には、原稿読み
取り部3のプラテンガラス2を開閉自在に覆うように、
自動原稿送り装置6が設けられている。この自動原稿送
り装置6は、原稿載置台6aに載置された原稿7を1枚
ずつ、原稿読み取り部3の自動原稿送り装置6による原
稿画像読み取り位置を通過させ、原稿読み取り部3で原
稿画像を読み取るものである。読み取り後の原稿は、原
稿排出トレイ6bに排出される。
【0022】図2は、図1に示す複写機の電気回路の要
部を示すブロック図である。なお、図において、細い実
線の矢印は制御信号の流れを示し、太い実線の矢印は画
像データの流れを示し、破線の矢印は用紙の動きを示
す。
【0023】原稿読み取り部3には、原稿Da,Dbの
画像を読み取って画像データに変換するイメージセンサ
11が設けられている。また、自動原稿送り装置6に
は、原稿を原稿載置台6aにセットした際に原稿のサイ
ズ及び方向を検出する原稿サイズ検知部12及び原稿方
向検知部13が設けられている。14は原稿読み取り部
3のイメージセンサ11からの画像データに対して各種
の画像処理を行なう画像処理部、15は画像処理後の画
像データを蓄積するための画像メモリを備えた画像記憶
部、16は画像データに対して回転処理を行なう回転処
理部である。
【0024】また、画像形成部4には、画像記憶部15
からの画像データに基づいて電子写真法等により記録用
紙P上に画像を転写する画像形成部17と、記録用紙P
がセットされている方向を検知する出力方向検知部18
を備えている。19は装置全体の制御を行なうためのC
PU (中央処理装置) を有する制御部、20は複写機に
対して各種の指示を入力する操作パネル部である。
【0025】次に、上述した複写機を使用して、2枚の
原稿の画像を1枚の記録紙上に出力する場合、すなわ
ち、「2イン1」と呼ばれる処理を行なう場合の動作に
ついて説明する。図3は、「2イン1」モードにおける
操作手順を示す操作フロー、図4は、「2イン1」モー
ドにおける複写機の制御を示す制御フローである。
【0026】複写機の電源を投入した後の初期状態にお
いては、操作パネル部20に設けられた液晶パネル上に
は、図5(a)に示すような基本機能選択用の初期画面
が表示されている。この初期画面の中から「応用」を選
択すると、図5(b)に示すような応用機能選択用の画
面が表示される。更に、この応用機能選択用画面の中か
ら「応用原稿送り」を選択すると、図5(c)に示すよ
うな応用原稿送り機能選択用の画面が表示される。この
応用原稿送り機能選択用画面の中か「2イン1」を選択
すると(図3のステップ201参照)、図5(d)に示
すような合成モード選択用の画面が表示されるので、所
望の合成モードを選択する (ステップ202)。
【0027】本実施例においては、「2イン1」におけ
る合成モードとして、2枚の原稿画像を1枚の記録紙上
で連続して並列合成する「合成モード1」と、1枚の記
録紙の半分に1枚目の原稿画像を残りの半分の記録紙に
2枚目の原稿画像を並列合成する「合成モード2」の二
つのモードが選択可能となっている。本実施例において
は、出来上がり結果が容易に理解できるように、「合成
モード1」と「合成モード2」の選択ボタンの近傍に、
出来上がり結果をアイコンで図形的に表示している。
【0028】上述の操作で「2イン1」モードの設定が
終了する (図4のステップ201参照)。
【0029】次に、複数枚の原稿を複写したい面を上に
して自動原稿送り装置6の原稿載置台6aにセットする
と、原稿載置台6aに設けられたセンサにより、原稿の
サイズと向きが検出される (ステップ202)。ここ
で、倍率/用紙を選択後、操作パネル部20上のスター
トボタン(図示せず)を押すと (ステップ203)、原
稿が自動原稿送り装置6により、自動原稿送り装置6に
よる原稿読み取り位置に送り込まれた後、原稿読み取り
部1に設けられた原稿を露光する光源、ミラー等で構成
される走査キャリッジの上方を原稿面が通過し、イメー
ジセンサ11により原稿の画像が読み取られる (ステッ
プ204)。このとき、原稿サイズ検知部12により検
出された原稿のサイズ及び操作パネル部20から設定さ
れた複写倍率に応じて、走査キャリッジの上方を原稿が
通過する移動速度が制御される。また、原稿方向検知部
13により原稿の方向が検出される。読み取られた画像
データは、画像処理部14において所定の画像処理がな
され、画像記憶部15に記憶される。
【0030】読み取るべき原稿がまだある場合には (ス
テップ206)、次の原稿が自動原稿送り装置6により
送り込まれて原稿読み取り部1により読み取られる (ス
テップ207)。この原稿の画像データも画像処理部1
4において所定の画像処理がなされ、画像記憶部15に
記憶される (ステップ208)。但し、後続の原稿の画
像データは、先行の原稿の画像データが記憶されている
領域とは別の領域に記憶される。
【0031】次に、画像記憶部15に記憶されている2
枚分の原稿の画像データが画像形成部17に供給され、
1枚の記録紙上に2枚分の原稿の画像が合成されて出力
される (ステップ209)。たとえば、図2に示される
ような、2枚の原稿Da,Dbを連続して読み取った場
合には、1枚の記録紙P上に原稿Daの画像と原稿Db
の画像が並置されて出力される。
【0032】画像合成の処理としては、読み取られた画
像データを画像記憶部15に記憶させるときに、書き込
みを制御して、2枚の原稿画像を連続して書き込んで1
ページとすることにより行なってもよいし、記憶させる
ときには読み込んだ原稿画像画像単位に1ページとし、
画像記憶部15からの読み出しを制御して2ページを連
続的に1枚の記録紙に読み出して合成してもよい。
【0033】ここで本実施例においては、「2イン1」
モードとして、2枚の原稿画像を1枚の記録紙上で連続
して印刷する「合成モード1」と、1枚の記録紙を長手
方向に関して二つの領域に等分し一方の領域内に1枚目
の原稿画像を印刷し他方の領域内に2枚目の原稿画像を
印刷する「合成モード2」の二つのモードを選択できる
ようになっている。
【0034】次に、合成動作の詳細について図6を参照
して説明する。図6(b)は「合成モード1」の場合の
出力例を示し、図6(c)は「合成モード2」の場合の
出力例を示す。先に説明したように、画像合成の処理と
しては、画像データを画像記憶部15に記憶させるとき
に書き込みを制御する方法と、画像データを画像記憶部
15から読み出すときに読み出しを制御する方法が、こ
こでは、たとえば、読み出しを制御する方法を例に挙げ
て説明する。
【0035】ここで、長辺を前縁として給紙されるA4
サイズの原稿(A4LEF(long edge fe
ed))を、倍率70%で、短辺を前縁として給紙され
るA4サイズの記録紙(A4SEF(short ed
ge feed))の記録紙上に合成して出力する場合
を考える。なお、図において横方向が記録紙搬送方向
(矢印Xで示す)であり、原稿の横(短辺)の長さをH
O 、原稿の縦(長編)の長さをVO 、記録紙の横(長
辺)の長さをHP 、記録紙の横(短辺)の長さをVP
倍率をMとする。なお、記録紙に出力される画像の位置
は、画像形成部4の感光ドラム4a上に形成される画像
の位置に対応しているので、以下の説明においては、画
像の書き込み位置に関する説明は、感光ドラム4a上の
画像の位置について行なう。また、ここでは説明を簡単
にするために、二つの原稿を読み取って得た二つの画像
データは、図6(a)に示すように、画像記憶部15の
メモリの連続するアドレスに隣接して書き込まれている
ものとする。
【0036】「合成モード1」の場合には、書き込み位
置が、記録紙搬送方向に関して記録紙の搬送前縁から
(HP −(HO ×M))/2だけ後方の位置で、且つ、
記録紙搬送方向と直交する方向に関して、記録紙の一方
の側縁から(VP −(VO ×M))/2だけ内側の位置
P1に対応する位置に達すると、画像記憶部15のメモ
リから第1の原稿の画像データが矢印で示すようにアド
レス順に読み出され、レーザービームスキャナ装置4c
により感光ドラム4aに対して画像(静電潜像)の書き
込みが開始される。この画像の書き込みは、位置P1か
ら矢印Y方向(主走査方向)に行なわれる。書き込み位
置が、記録紙の他方の側縁から(VP −(VO ×M))
/2だけ内側の位置P2に達すると1回目の主走査は終
了し、書き込み位置は主走査開始位置に戻る。このと
き、感光ドラム4aの表面はプロセス方向(副走査方
向)に移動しているので、2回目の主走査は位置P1よ
り1走査線ピッチだけ下流側の位置P3から開始され
る。以下、同様に第1の原稿の画像の書き込み(走査)
が行なわれる。書き込み位置が、記録紙の搬送前縁から
P/2だけ後方で、且つ、記録紙の他方の側縁から
(VP −(VO ×M))/2だけ内側の位置P4に達す
ると第1の原稿の画像の書き込みが終了する。
【0037】これに続いて、画像記憶部15のメモリか
ら第2の原稿の画像データが読み出され、第1の原稿の
画像の最後の走査線の次の走査線の主走査開始位置であ
る位置P5から、すなわち、記録紙の搬送前縁からHP
/2だけ後方で、且つ、記録紙の一方の側縁から(VP
−(VO ×M))/2だけ内側の位置から、第1の原稿
の画像データと同様に、第2の原稿の画像の書き込みが
行なわれる。書き込み位置が、記録紙の搬送後縁から
(HP −(HO ×M))/2だけ前方の位置で、且つ、
記録紙の他方の側縁から(VP −(VO ×M))/2だ
け内側の位置P6に達すると第2の原稿の画像の書き込
みが終了する。
【0038】したがって、記録紙には、図6(b)に示
すように、2枚の原稿画像が1枚の記録紙上で連続して
印刷される。
【0039】上記した画像の出力位置は、すなわち、感
光ドラム4aに対する書き込み位置は、原稿サイズ検知
部12により検知された原稿のサイズ、原稿方向検知部
13により検知された原稿の方向、操作パネル部20か
ら入力された複写倍率、出力方向検知部18により検知
された記録紙の方向等に基づいて制御部19において自
動的に求められ、この求められた画像の出力位置に応じ
て画像処理部が制御されて、画像の移動が行なわれる。
【0040】また、「合成モード2」の場合には、書き
込み位置が、記録紙搬送方向に関して記録紙の搬送前縁
から(HP −(HO ×M))/4だけ後方の位置で、且
つ、記録紙搬送方向と直交する方向に関して、記録紙の
一方の側縁から(VP −(VO ×M))/2だけ内側の
位置P11に対応する位置に達すると、画像記憶部15
のメモリから第1の原稿の画像データが矢印で示すよう
にアドレス順に読み出され、レーザービームスキャナ装
置4cにより感光ドラム4aに対して画像(静電潜像)
の書き込みが開始される。この画像の書き込みは、位置
P11から矢印Y方向(主走査方向)に行なわれる。書
き込み位置が、記録紙の他方の側縁から(VP −(VO
×M))/2だけ内側の位置P12に達すると1回目の
主走査は終了し、書き込み位置は主走査開始位置に戻
る。このとき、感光ドラム4aの表面はプロセス方向
(副走査方向)に移動しているので、2回目の主走査は
位置P11より1走査線ピッチだけ下流側の位置P13
から開始される。以下、同様に第1の原稿の画像の書き
込み(走査)が行なわれる。書き込み位置が、記録紙中
心線の位置(記録紙の搬送前縁からHP /2だけ後方の
位置)から(HP −(HO ×M))/4だけ前方の位置
で、且つ、記録紙の他方の側縁から(VP −(VO ×
M))/2だけ内側の位置P14に達すると第1の原稿
の画像の書き込みが終了する。
【0041】次に、書き込み位置が、記録紙中心線の位
置から(HP −(HO ×M))/4だけ後方の位置で、
且つ、記録紙の一方の側縁から(VP −(VO ×M))
/2だけ内側の位置P15に対応する位置に達すると、
画像記憶部15のメモリから第2の原稿の画像データが
読み出され、位置P15から、第1の原稿の画像データ
と同様に、第2の原稿の画像の書き込みが行なわれる。
書き込み位置が、記録紙の搬送後縁から(HP −(HO
×M))/4だけ前方の位置で、且つ、記録紙の他方の
側縁から(VP −(VO ×M))/2だけ内側の位置P
16に達すると第2の原稿の画像の書き込みが終了す
る。
【0042】したがって、記録紙には、図6(c)に示
すように、1枚の記録紙を長手方向に関して二つの領域
に等分した一方の領域内に1枚目の原稿画像を印刷され
他方の領域内に2枚目の原稿画像が印刷される。
【0043】この結果、図6に示されるように、「合成
モード1」の場合には、二つの原稿の画像が記録紙の中
心線を境として連続して並列合成され(図6(b))、
「合成モード2」の場合には、二つの原稿の画像が記録
紙の中心線から離れて並列合成される(図6(c))。
特に、「合成モード2」の場合には、記録紙を二つ折り
にしたときに、折り目で画像が分断されることがなく、
好都合である。
【0044】なお、本実施例においては、「合成モード
1」か「合成モード2」かを選択する選択ボタンを設け
たが、選択ボタンを設けずに、不揮発性メモリにどちら
の合成モードにするかを記憶させて使用することもでき
る。
【0045】次に、原稿サイズ検知部12により検知さ
れた原稿のサイズ、原稿方向検知部13により検知され
た原稿の方向、操作パネル部20から入力された複写倍
率、出力方向検知部18により検知された記録紙の方向
に基づいて、記録紙上に最適な状態で合成画像を出力す
るための処理について説明する。
【0046】いま、図7(a)に示すような2枚のA4
サイズの原稿P1,P2を長辺を前縁として順次読み取
らせて、1枚のA4サイズの記録紙上に合成して出力す
る場合を考える。記録紙P3が図7(b)に示すように
短辺を前縁として搬送されている場合には、複写倍率を
70%に設定すれば、1枚のA4サイズの記録紙P3の
全体の2枚分の原稿画像が並んで出力される。ところ
が、記録紙P3が図7(c)に示すように長辺を前縁と
して搬送されている場合には、2枚分の原稿画像の全部
を並んで出力するためには、複写倍率を50%に設定し
なければならず、見栄えが悪いと共に記録紙の利用効率
が悪い。このため、従来は原稿のサイズと方向、記録紙
のサイズと方向、複写倍率等を考慮して、操作者が原稿
と記録紙の組み合わせを決定しなればならないという不
都合があった。
【0047】そこで本実施例においては、以下に説明す
るように、自動的に原稿と記録紙の最適な組み合わせが
設定されるようにしている。
【0048】たとえば、2枚のA4サイズの原稿を順次
読み取らせ、これをA4サイズ1枚の画像として出力さ
せたい場合には、操作者は、操作パネル20からその旨
を指示する。これにより、制御部19は自動原稿送り装
置6を起動して、原稿を原稿読み取り部1に送り込む。
次に、原稿方向検知部13により給紙された原稿の方向
を検知すると共に、出力方向検知部18により記録用紙
Pがセットされている方向を検知し、たとえば、下表に
示す条件に基づいて、原稿を読み取って得た画像データ
を画像記憶部15のメモリに書き込む際に、予め回転さ
せる角度を求めておく。
【0049】
【表1】 次に、原稿読み取り部1を動作させて、原稿の画像を読
み取って画像データを出力させ、この画像データを所定
の縮小率で縮小した縮小画像データを作成する。この縮
小処理は、通常の複写機と同様に画像読み取り部1にお
ける走査により行なわれる。画像読み取り部1による縮
小処理が完了すると、制御部19は先に原稿方向検知部
13により検知した原稿の方向から求めた画像回転角度
により縮小画像データの転送先を決定する。たとえば、
画像回転角度が0°であった場合は、直接画像記憶部1
5に転送する。また、画像回転角度が90°等であれ
ば、一度回転処理部16へ縮小画像データを転送して回
転処理を施し、回転処理後の縮小画像データを画像記憶
部15に転送する。
【0050】ここまでが、原稿1枚に対して行なう処理
である。更に次の原稿に対しても同様の処理を行い、画
像記憶部15に縮小画像データを記憶していく。
【0051】読み込むべき全原稿の画像データが画像記
憶部15に記憶されると、制御部19は出力処理を開始
する。まず、制御部19は、出力方向検知部18によ
り、操作パネル20から指示されたサイズの用紙が画像
形成部4にどのような方向でセットされているかを判断
する。次に、制御部19は、画像記憶部15から読み出
す縮小画像データが画像形成部4にセットされている記
録紙にそのまま出力できるか否かを判断する。もし、そ
のまま出力できない場合には、画像記憶部15に記憶さ
れている合成画像を再度回転処理部16に転送し、回転
処理を行なわせた後、画像形成部4に出力する。
【0052】図8は、原稿及び記録紙の向きと回転処理
の関係を示す説明図である。図8(a)は、長辺を前端
として給紙される2枚の原稿の画像を短辺を前端として
給紙される記録紙上に合成して出力する場合を示し、図
8(b)は、長辺を前端として給紙される2枚の原稿の
画像を長辺を前端として給紙される記録紙上に合成して
出力する場合を示し、図8(c)は、短辺を前端として
給紙される2枚の原稿の画像を短辺を前端として給紙さ
れる記録紙上に合成して出力する場合を示し、図8
(d)は、短辺を前端として給紙される2枚の原稿の画
像を短辺を長辺を前端として給紙される記録紙上に合成
して出力する場合を示している。
【0053】図8から判るように、原稿と記録紙の向き
が同じであるときには、原稿の画像を90°回転させて
画像記憶部15に記憶させ、この画像記憶部15の内容
を出力することにより、記録紙上に2枚の原稿の画像が
適正に配置されて出力される。
【0054】なお、上述の実施例においては、原稿の画
像を画像記憶部15を書き込むときに画像の向きを回転
させたが、画像記憶部15から読み出すときに回転させ
てもよい。
【0055】また、上述の例では、複写機を例に挙げて
説明したが、本発明をファクシミリに適用する場合に
は、送信側ファクシミリにセットされている用紙サイズ
の方向に合わせた画像データを送信させればよい。
【0056】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明において
は、1枚の記録紙の半分に1枚目の原稿画像を、残りの
半分の記録紙に2枚目の原稿画像を合成することができ
るので、特に、画像を縮小して記録紙に出力する場合
に、独立した個々の複写された原稿画像に対して余白が
形成されて見栄えがよくなる。また、記録紙を二つに折
って小冊子を作るときには、2枚目の原稿画像が折り曲
げ部で分断されることがなく、且つ、折り曲げ部に余白
が形成されるので、綴じ位置の画像が見えなくなってし
まうことがない。
【0057】また、本発明に原稿と記録紙の方向に応じ
て自動的に最適な状態で合成画像が出力されるので操作
が極めて簡単となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用される複写機の基本的な構成を
説明するための概略断面図である。
【図2】 図1に示す複写機の電気回路の要部を示すブ
ロック図である。
【図3】 「2イン1」モードにおける操作手順を示す
操作フローである。
【図4】 「2イン1」モードにおける複写機の制御を
示す制御フローである。
【図5】 「2イン1」モード選択時に使用する入力画
面を示す説明図である。
【図6】 2種類の合成モードを示す説明図である。
【図7】 原稿と記録紙の向きと合成画像との関係を示
す説明図である。
【図8】 原稿及び記録紙の向きと回転処理の関係を示
す説明図である。
【符号の説明】 1…複写機本体、2…プラテンガラス、3…原稿読み取
り部、3a…第1ミラー、3b…第2ミラー、3c…レ
ンズ、3d…光源、4…画像形成部、4a…感光ドラ
ム、4b…帯電装置、4c…レーザービームスキャナ装
置、4d…現像装置、4e…転写装置、4f…定着装
置、4g…クリーニング装置、5…給紙部、6…自動原
稿送り装置、7…原稿、8…用紙排出トレイ、11…イ
メージセンサ、12…原稿サイズ検知部、13…原稿方
向検知部、14…画像処理部、15…画像記憶部、16
…回転処理部、17…画像形成部、18…出力方向検知
部、19…制御部、20…操作パネル部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数枚の原稿を順次1枚ずつ給送する自動
    原稿送り装置と、給送された原稿の画像を読み取って画
    像データを出力する画像読み取り手段と、前記画像読み
    取り手段からの少なくとも2枚分の原稿の画像データを
    記憶する画像記憶手段と、前記画像記憶手段に記憶され
    ている画像データに基づいて2枚分の原稿の画像を合成
    して1枚の記録紙上に出力されるように画像データを処
    理する画像処理手段と、前記合成された2枚の原稿の画
    像を1枚の記録紙上に出力する画像出力手段とを備えた
    デジタル複写機において、 前記画像処理手段が、2枚の原稿画像を1枚の記録紙上
    で連続して印刷する第1のモードと、1枚の記録紙を長
    手方向に関して二つの領域に等分し一方の領域内に1枚
    目の原稿画像を印刷し他方の領域内に2枚目の原稿画像
    を印刷する第2のモードとを切り換え可能であることを
    特徴とするデジタル複写機。
  2. 【請求項2】原稿及び記録紙の向きに応じて、前記画像
    読み取り手段から画像記憶手段に書き込む画像の向きを
    変更する手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の
    デジタル複写機。
  3. 【請求項3】原稿及び記録紙の向きに応じて、前記画像
    記憶手段から読み出す画像の向きを変更する手段を設け
    たことを特徴とする請求項1記載のデジタル複写機。
  4. 【請求項4】前記画像の向きを変更する手段は、原稿と
    記録紙の向きが同じであるときに画像の向きを90°回
    転するものであることを特徴とする請求項2または請求
    項3記載のデジタル複写機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6480688B1 (en) * 2001-08-07 2002-11-12 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and method using divided image areas of an original
JP2009225157A (ja) * 2008-03-17 2009-10-01 Ricoh Co Ltd 画像処理装置
US7612908B2 (en) 2004-08-10 2009-11-03 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Method and apparatus for rotating and combining a plurality of images for printing on single or multiple sheets

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