JP3443225B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3443225B2
JP3443225B2 JP01026896A JP1026896A JP3443225B2 JP 3443225 B2 JP3443225 B2 JP 3443225B2 JP 01026896 A JP01026896 A JP 01026896A JP 1026896 A JP1026896 A JP 1026896A JP 3443225 B2 JP3443225 B2 JP 3443225B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,読み取ったデジタ
ル画像データを圧縮した圧縮画像データを記憶する記憶
手段を備えたデジタル複写装置等の画像形成装置に関
し,より詳細には,読み取ったデジタル画像データを1
次圧縮した1次圧縮画像データを記憶する1次記憶手段
と1次圧縮画像データを2次圧縮した2次圧縮画像デー
タを記憶する2次記憶手段とを備えたデジタル複写装置
等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像形成装置として,読み取った
デジタル画像データを圧縮した圧縮画像データを記憶す
る記憶手段を備えることにより,画像データの編集作業
の効率化を図った画像形成装置がある。
【0003】具体的には,例えば,特開平5−1741
17号公報『画像編集装置』に開示されたものがある。
この装置は,画像入力手段で入力した画像データを格納
する第1の画像データ記憶手段と,前記第1の画像デー
タ記憶手段に記憶された画像データのデータ圧縮を行う
画像データ圧縮手段と,前記画像データ圧縮手段により
圧縮された画像データを記憶する第2の画像データ記憶
手段とを持ち,さらに第1および第2の画像データ記憶
手段のそれぞれに記憶されたデータに対する編集を行う
第1および第2の画像編集手段を持ち,第1および第2
の画像編集手段の編集結果を入力画像に反映させるよう
にしたものである。
【0004】すなわち,入力画像の圧縮画像に対して編
集作業を行い,その編集手順や編集結果を入力画像に反
映させることにより,より安価な編集環境で編集を可能
としたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記従
来の技術によれば,入力画像データを圧縮した画像デー
タに対して編集作業を行うことにより,画像編集の効率
化を図っているものの,圧縮した画像データを記憶する
記憶手段として比較的,記憶容量の少ない記憶装置を用
いており,かつ,圧縮率についても記憶装置上で画像編
集ができるように低い圧縮率を採用する必要があるた
め,画像合成,集約,イメージリピート等の画像編集を
行うには,記憶装置の容量が少ないという問題点や,画
像編集を行って作成した画像データを保存しておくこと
が難しいという問題点や,原稿の枚数やサイズ,原稿の
種類(圧縮しにくい画像の存在有無)に制約が発生する
という問題点があった。
【0006】また,画像合成については,圧縮した画像
データを記憶する記憶手段に1枚目の原稿を保持し,2
枚目の原稿を読みながら,該記憶手段に保持された1枚
目の原稿を読み出し2枚目の原稿と合成して,出力する
構成であるため,リピートコピーの際には,毎回,1枚
目の原稿および2枚目の原稿のそれぞれの画像データを
読み込まなければならず,作業効率および生産性が低い
という問題点があった。
【0007】また,本・週刊誌等の各ページの画像を集
約する集約モードにおいて,従来の技術では,圧縮した
画像データを記憶する記憶手段の記憶容量が少なかった
ため,原稿を縮小せずに全て読み込むのは不可能であっ
た。このため,週刊誌状の集約コピーを行う際には,原
稿を小出しにして両面本集約コピーを何回も行わなけれ
ばならず,週刊誌状の集約コピーを複数部必要とする場
合には,両面本集約コピーの際にリテンションコピーを
行い,ソータがない場合は手作業で仕上げなければなら
ず,作業効率および生産性が低いという問題点があっ
た。
【0008】同様に集約モードで,複数の原稿の画像を
一枚の転写紙に集約する場合,従来の技術では,圧縮し
た画像データを記憶する記憶手段の記憶容量が少なかっ
たため,電子ソート等との組み合わせができず,作業効
率および生産性が低いという問題点があった。
【0009】さらに,従来の技術において,イメージリ
ピートを行う場合,毎回,圧縮した画像データを記憶す
る記憶手段上でデータ転送を行って,イメージリピート
画像を作成し,出力する構成であるため,作業効率およ
び生産性が低いという問題点があった。
【0010】本発明は上記に鑑みてなされたものであっ
て,画像編集で得られた画像データを装置内部に保持
し,画像編集で得られた画像データの有効利用を図ると
共に,画像編集における作業効率および生産性の向上を
図ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに,請求項1に係る画像形成装置は,原稿画像を光学
的に読み取り,デジタル画像データを出力する画像読取
手段と,前記画像読取手段で読み取ったデジタル画像デ
ータを1次圧縮して1次圧縮画像データを出力する1次
圧縮手段と,前記1次圧縮画像データを2次圧縮して2
次圧縮画像データを出力する2次圧縮手段と,前記2次
圧縮画像データを1次圧縮画像データに伸長する2次伸
長手段と,前記1次圧縮画像データを元のデジタル画像
データに伸長する1次伸長手段と,前記1次圧縮画像デ
ータを記憶する1次記憶手段と,前記2次圧縮画像デー
タを記憶する2次記憶手段と,前記画像読取手段で読み
取ったデジタル画像データと前記1次伸長手段で伸長し
たデジタル画像データとを合成する画像合成手段と,前
記画像合成手段で合成したデジタル画像データまたは前
記1次伸長手段で伸長したデジタル画像データを出力す
る画像出力手段と,を備え,画像合成時に,前記画像読
取手段で1枚目の原稿から読み取ったデジタル画像デー
タを前記1次圧縮手段で1次圧縮して,当該1次圧縮画
像データを前記1次記憶手段に記憶させた後,前記画像
読取手段で2枚目の原稿からデジタル画像データを読み
取ると同時に,前記1次伸長手段で前記1次記憶手段の
1次圧縮画像データを伸長して,前記画像合成手段で2
枚目の原稿のデジタル画像データと1枚目の原稿のデジ
タル画像データとを合成し,前記画像出力手段を介して
出力すると共に,前記合成したデジタル画像データを前
記1次圧縮手段,1次記憶手段,2次圧縮手段を介して
2次圧縮画像データに圧縮して前記2次記憶手段に記憶
させ,以降,前記2次記憶手段に記憶してある2次圧縮
画像データを前記2次伸長手段,1次記憶手段,1次伸
長手段を介してデジタル画像データに伸長し,前記画像
出力手段で出力することにより,合成したデジタル画像
データを出力するものである。
【0012】また,請求項2に係る画像形成装置は,原
稿画像を光学的に読み取り,デジタル画像データを出力
する画像読取手段と,前記画像読取手段で読み取ったデ
ジタル画像データを1次圧縮して1次圧縮画像データを
出力する1次圧縮手段と,前記1次圧縮画像データを2
次圧縮して2次圧縮画像データを出力する2次圧縮手段
と,前記2次圧縮画像データを1次圧縮画像データに伸
長する2次伸長手段と,前記1次圧縮画像データを元の
デジタル画像データに伸長する1次伸長手段と,前記1
次圧縮画像データを記憶する1次記憶手段と,前記2次
圧縮画像データを記憶する2次記憶手段と,集約画像デ
ータを作成する際の原稿画像の読み取り開始および読み
取り終了を入力するための入力手段と,前記入力手段を
介して入力された原稿画像の読み取り開始および読み取
り終了に基づいて,前記1次記憶手段上で集約画像デー
タを作成する集約画像データ作成手段と,前記集約画像
データ作成手段で作成した集約画像データまたは前記1
次伸長手段で伸長したデジタル画像データを出力する画
像出力手段と,を備え,集約画像データを作成する際
に,前記入力手段を介して入力された原稿画像の読み取
り開始および読み取り終了まで間に前記画像読取手段で
読み取った全ての原稿のデジタル画像データを,前記1
次圧縮手段,1次記憶手段,2次圧縮手段を介して2次
圧縮画像データに圧縮して前記2次記憶手段に記憶させ
た後,前記2次伸長手段で前記2次記憶手段に記憶させ
た2次圧縮画像データの読み出し順序を変えて読み出し
て2次伸長を行い,前記集約画像データ作成手段で前記
1次記憶手段上に集約画像データを作成し,前記1次伸
長手段で前記作成した集約画像データをデジタル画像デ
ータに1次伸長して前記画像出力手段を介して出力する
と共に,前記作成した集約画像データを前記2次圧縮手
段を介して2次圧縮画像データに圧縮して前記2次記憶
手段に記憶させ,以降,前記2次記憶手段に記憶してあ
る集約画像データを前記2次伸長手段,1次記憶手段,
1次伸長手段を介してデジタル画像データに伸長し,前
記画像出力手段で出力することにより,作成した集約画
像データを出力するものである。
【0013】また,請求項3に係る画像形成装置は,原
稿画像を光学的に読み取り,デジタル画像データを出力
する画像読取手段と,前記画像読取手段で読み取ったデ
ジタル画像データを1次圧縮して1次圧縮画像データを
出力する1次圧縮手段と,前記1次圧縮画像データを2
次圧縮して2次圧縮画像データを出力する2次圧縮手段
と,前記2次圧縮画像データを1次圧縮画像データに伸
長する2次伸長手段と,前記1次圧縮画像データを元の
デジタル画像データに伸長する1次伸長手段と,前記1
次圧縮画像データを記憶する1次記憶手段と,前記2次
圧縮画像データを記憶する2次記憶手段と,前記1次記
憶手段上で集約画像データを作成する集約画像データ作
成手段と,前記集約画像データ作成手段で作成した集約
画像データまたは前記1次伸長手段で伸長したデジタル
画像データを出力する画像出力手段と,を備え,集約画
像データを作成する際に,前記画像読取手段で読み取っ
たデジタル画像データを,前記1次圧縮手段で一次圧縮
し,前記集約画像データ作成手段で前記1次記憶手段上
に集約画像データを作成し,前記1次伸長手段で前記作
成した集約画像データをデジタル画像データに1次伸長
して前記画像出力手段を介して出力すると共に,前記作
成した集約画像データを前記2次圧縮手段を介して2次
圧縮画像データに圧縮して前記2次記憶手段に記憶さ
せ,以降,前記2次記憶手段に記憶してある集約画像デ
ータを前記2次伸長手段,1次記憶手段,1次伸長手段
を介してデジタル画像データに伸長し,前記画像出力手
段で出力することにより,作成した集約画像データを出
力するものである。
【0014】また,請求項4に係る画像形成装置は,原
稿画像を光学的に読み取り,デジタル画像データを出力
する画像読取手段と,前記画像読取手段で読み取ったデ
ジタル画像データを1次圧縮して1次圧縮画像データを
出力する1次圧縮手段と,前記1次圧縮画像データを2
次圧縮して2次圧縮画像データを出力する2次圧縮手段
と,前記2次圧縮画像データを1次圧縮画像データに伸
長する2次伸長手段と,前記1次圧縮画像データを元の
デジタル画像データに伸長する1次伸長手段と,前記1
次圧縮画像データを記憶する1次記憶手段と,前記2次
圧縮画像データを記憶する2次記憶手段と,出力する用
紙サイズを選択する選択手段と,前記選択手段で選択さ
れた用紙サイズと前記画像読取手段で読み取ったデジタ
ル画像データの画像サイズとを比較する比較手段と,前
記比較手段の比較結果に基づいて,前記1次記憶手段上
で前記用紙サイズ内に前記デジタル画像データの1次圧
縮画像データを複数配列した複製画像データを作成する
画像複製手段と,前記1次伸長手段で伸長したデジタル
画像データを出力する画像出力手段と,を備え,前記複
製画像データを作成する際に,前記画像読取手段で読み
取ったデジタル画像データを,前記1次圧縮手段で一次
圧縮し,前記画像複製手段で前記1次記憶手段上に複製
画像データを作成し,前記1次伸長手段で前記作成した
複製画像データをデジタル画像データに1次伸長して前
記画像出力手段を介して出力すると共に,前記作成した
複製画像データを前記2次圧縮手段を介して2次圧縮画
像データに圧縮して前記2次記憶手段に記憶させ,以
降,前記2次記憶手段に記憶してある複製画像データを
前記2次伸長手段,1次記憶手段,1次伸長手段を介し
てデジタル画像データに伸長し,前記画像出力手段で出
力することにより,作成した複製画像データを出力する
ものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下,本発明の画像形成装置をデ
ジタル複写装置に適用した場合を実施例として図面を参
照して詳細に説明する。
【0016】図1は,本実施例のデジタル複写装置の構
成図である。自動原稿送り部(以下,ADFと記す)1
01の原稿台102上に原稿の画像(以下,原稿画像と
記す)面を上にして置かれた原稿束(図示せず)は,後
述する操作部201上のプリントキー202が押下され
ると一番下の原稿から給送ローラ103および給送ベル
ト104によってコンタクトガラス105上の所定の原
稿読取位置に給送される。
【0017】コンタクトガラス105上に給送された原
稿は,読み取りユニット106によって原稿画像が読み
取られた後,給送ベルト104および排送ローラ107
によって排出される。さらに,原稿セット検知センサ1
08にて原稿台102上に次の原稿が有ると検知された
場合,次の原稿は,前の原稿と同様な動作を繰り返す。
なお,給送ローラ103,給送ベルト104および排送
ローラ107は,後述する搬送モータ408(図4参
照)によって駆動される。
【0018】また,本実施例のデジタル複写装置は,読
み取りのスピードを早くするために連続して原稿を読み
取る場合,すなわち,次の原稿を前の原稿が読み取られ
ている間にコンタクトガラス105の手前(原稿読取待
機位置)まで給送しておくものである。
【0019】また,第1トレイ109,第2トレイ11
0および第3トレイ111に積載された転写紙は,第1
給紙部112,第2給紙部113および第3給紙部11
4によって給紙され,縦搬送ユニット115によって感
光体116に当接する位置まで搬送される。読み取りユ
ニット106にて読み取られた原稿画像は画像データと
して,書き込みユニット117からのレーザ(図示せ
ず)によって感光体116に書き込まれ,現像ユニット
118によってトナー像として可視化される。
【0020】次に,転写紙は,搬送ベルト119によっ
て感光体116の回転と等速で搬送されながら,感光体
116上のトナー像を転写される。転写紙に転写された
トナー像は,定着ユニット120で画像として定着させ
られる。続いて,画像を定着(以下,作像と記す)され
た転写紙は,排紙ユニット121によって後処理装置で
あるフィニシャ122に排出される。
【0021】後処理装置のフィニシャ122は,装置本
体の排紙ユニット121によって搬送された転写紙を,
排紙トレイ126方向やステープル処理部(図面左下)
方向に導くことができる。このときの導き方は,切り換
え板124を使用して行われる。切り換え板124を上
に切り替えることにより,排紙ローラ123および搬送
ローラユニット132を経由して排紙トレイ126側に
排紙することができる。また,切り換え板124を下方
向に切り替えることで,搬送ローラ125,127を経
由して,ステープル台128に搬送することができる。
【0022】ステープル台128に積載された転写紙
は,一枚排紙される毎に紙揃え用のジョガー129によ
って紙端面が揃えられ,一部のコピー完了とともにステ
ープラ130によって綴じられる。ステープラ130で
綴じられた転写紙群は自重によってステープル完了排紙
トレイ131に収納される。
【0023】一方,通常の排紙トレイ126は前後に移
動可能な排紙トレイである。前後に移動可能な排紙トレ
イ126は,原稿毎,あるいは,後述する画像メモリ5
01によってソーティングされたコピー一部毎に,前後
に移動し,簡易的に排出されてくるコピー紙を仕分ける
ものである。
【0024】転写紙の両面に画像を作像する場合は,第
1トレイ109,第2トレイ110および第3トレイ1
11から給紙され作像された転写紙を排紙トレイ126
側に導かないで,経路切り換えの為の分岐爪133を上
側にセットすることで,一旦,両面給紙ユニット134
にストックする。
【0025】その後,両面給紙ユニット134にストッ
クされた転写紙は,両面給紙ユニット134から再び給
紙され,感光体116に形成されたトナー画像を転写さ
れた後,経路切り換えの為の分岐爪133を下側にセッ
トすることにより,排紙トレイ126に導かれる。この
様に両面給紙ユニット134は,転写紙の両面に作像す
る場合に使用される。
【0026】感光体116,搬送ベルト119,定着ユ
ニット120,排紙ユニット121および現像ユニット
118は,後述するメインモータ403(図4参照)に
よって駆動され,第1給紙部112,第2給紙部113
および第3給紙部114は,メインモータ403の駆動
を各々,後述する第1給紙クラッチ404,第2給紙ク
ラッチ405および第3給紙クラッチ406(図4参
照)によって伝達することにより駆動される。縦搬送ユ
ニット115は,メインモータ403の駆動を中間クラ
ッチ407(図4参照)によって伝達することにより駆
動される。
【0027】次に,画像読み取りユニット106におけ
る画像の読み取り動作,および,書き込みユニット11
7における画像の書き込み動作について説明する。
【0028】まず,読み取りユニット106は,原稿を
載置するコンタクトガラス105と,光学走査系とで構
成されている。光学走査系は,露光ランプ135,第1
ミラー136,レンズ137,CCDイメージセンサ1
38,第2ミラー139および第3ミラー140等で構
成されている。露光ランプ135および第1ミラー13
6は,第1キャリッジ(図示せず)上に固定され,第2
ミラー139および第3ミラー140は,第2キャリッ
ジ(図示せず)上に固定されている。原稿画像を読み取
るときには,光路長が変わらないように,第1キャリッ
ジと第2キャリッジとが2対1の相対速度で機械的に走
査される。この光学走査系は,スキャナ駆動モータ(図
示せず)にて駆動される。
【0029】また,原稿画像は,CCDイメージセンサ
138によって読み取られ,電気信号に変換されて処理
される。レンズ137およびCCDイメージセンサ13
8を左右方向(図1において)に移動させることによ
り,画像倍率が変わる。すなわち,指定された倍率に対
応してレンズ137およびCCDイメージセンサ138
の左右方向に位置が設定される。
【0030】書き込みユニット117は,レーザ出力ユ
ニット141,結像レンズ142,ミラー143で構成
され,レーザ出力ユニット141の内部には,レーザ光
源であるレーザダイオード(図示せず)およびモータ
(図示せず)によって高速で定速回転する回転多面鏡
(以下,ポリゴンミラーと記し,図示せず)が備わって
いる。
【0031】レーザ出力ユニット141により照射され
るレーザ光は,定速回転するポリゴンミラーで偏光さ
れ,結像レンズ142を通り,ミラー143で折り返さ
れ,感光体116の面上に集光結像する。
【0032】偏光されたレーザ光は感光体116が回転
する方向と直交する方向(主走査方向)に露光走査さ
れ,後述する画像処理ユニット402のセレクタ502
(図5参照)より出力された画像信号のライン単位の記
録を行う。感光体116の回転速度と記録密度に対応し
た所定の周期で主走査を繰り返すことによって,感光体
116の面上に画像(静電潜像)が形成される。
【0033】上述のように,書き込みユニット117か
ら出力されるレーザ光が,感光体116に照射される。
感光体116の一端近傍のレーザビームを照射する位置
に,主走査同期信号を発生するビームセンサ(図示せ
ず)が配置されている。この主走査同期信号をもとに主
走査方向の画像記録開始タイミングの制御,および,後
述する画像信号の入出力を行うための制御信号の生成を
行う。
【0034】次に,図2および図3を参照して,操作部
201の構成について説明する。図示の如く,操作部2
01には,スタートキーであるプリントキー202,ク
リア/ストップキー203,テンキー204,液晶ディ
スプレイ205,初期設定キー207およびモードクリ
アキー208がある。なお,液晶ディスプレイ205
は,その表面にタッチパネル206が張り付けられてお
り,部数,装置の状態を示す各種メッセージの表示や,
さらに各種情報の入力等に使用される。
【0035】図3は,操作部201の液晶ディスプレイ
205の表示画面例を示した図である。ユーザーが液晶
ディスプレイ205に表示された部分のうち,タッチパ
ネル206を押下して何れかを選択することにより,デ
ジタル複写装置は,選択された機能を実行する。また,
タッチパネル206の押下によって選択されたキーは色
反転表示(図中の『A4横』の表示参照)され,ユーザ
ーに機能が選択されたことを示すようになっている。ま
た,各種機能において,例えば,変倍の変倍率などのよ
うに,その詳細な設定を行わなければならない場合,必
要なキーが押下された後,そのキーに対応した詳細機能
の設定画面が表示される。本実施例では液晶ディスプレ
イ205としてドット表示器を使用しているため,その
ときの最適な表示をグラフィカルに行うことができる。
なお,本実施例では液晶ディスプレイ205をドット表
示器を使用するが特にこれに限定するものではない。
【0036】次に,図4を参照して,本実施例のデジタ
ル複写装置の制御系について詳細に説明する。図4はデ
ジタル複写装置の制御系を示し,図示の如く,デジタル
複写装置全体を制御するメインコントローラ401を中
心に各部が配置されている。メインコントローラ401
には,IPU(画像処理ユニット)402,ADF10
1,操作部201などの分散制御を行う各部が接続され
ている。なお,IPU402は,読み取りユニット10
6などを含む各部の制御,原稿画像を後述する画像メモ
リ501に書き込む制御,および,画像メモリ501か
らの原稿画像の形成を行う制御などを行うものである。
また,図において,408はADF101の搬送モータ
を示す。
【0037】分散制御を行う各部とメインコントローラ
401とは,必要に応じてデジタル複写装置の状態,動
作の指令などのやり取りが行われている。また,図示の
如く,メインコントローラ401には,紙の搬送などに
必要なメインモータ403,第1給紙クラッチ404,
第2給紙クラッチ405,第3給紙クラッチ406およ
び中間クラッチ407が接続されており,メインコント
ローラ401が上記各クラッチの駆動制御も行うもので
ある。
【0038】次に,図5を参照して,IPU(画像処理
ユニット)402の構成について詳細に説明する。読み
取りユニット106のCCDイメージセンサ138にて
光電変換して入力したアナログ画像データ(アナログ信
号)は,A/Dコンバータ503によってデジタル画像
データ(デジタル信号)に変換され,シェーディング補
正回路504でシェーディング補正が施された後,MT
F・γ補正回路505でMTF補正・γ補正処理などを
施される。
【0039】セレクタ502は,MTF・γ補正回路5
05から入力した画像データを,変倍回路506または
画像メモリコントローラ507の何れかへ切り替えるた
めのものであり,変倍回路506を経由したデジタル画
像データは変倍率に合わせて拡大縮小され,書き込みユ
ニット117に送られる。
【0040】一方,画像メモリコントローラ507とセ
レクタ502の間は,双方向に画像データを入出力可能
な構成となっている。図5には特に明示していないが,
IPU402には,読み取りユニット106から入力さ
れる画像データ以外にもI/Oポート511を介して外
部から供給される画像データ,例えば,パーソナルコン
ピュータなどのデータ処理装置から入力したデータも処
理できるよう,複数のデータの入出力の選択を行う機能
を有しているものとする。
【0041】また,IPU402は,画像メモリコント
ローラ507などへの各種情報(指令)の設定や,読み
取りユニット106および書き込みユニット117の制
御を行うためのCPU508と,CPU508のプログ
ラムやデータを格納したROM509およびRAM51
0とを備えている。さらにCPU508は,画像メモリ
コントローラ507を介して,画像メモリ501のデー
タの書き込みあるいは読み出しが行える構成である。
【0042】次に,図6を参照して,セレクタ502に
おける1ページ分の画像データについて詳細に説明す
る。図6は,1ページ分の画像データのタイミングチャ
ートである。フレームゲート信号(以下,/FGATE
と記す)は,1ページの画像データの副走査方向の有効
期間を表している。主走査同期信号(以下,/LSYN
Cと記す)は1ライン毎であり,/LSYNCが立ち上
がった後の所定クロックで画像データが有効となる。
【0043】主走査方向の画像データが有効であること
を示す信号が,ラインゲート信号(以下,/LGATE
と記す)である。これら/FGATE,/LSYNCお
よび/LGATEは,画素同期信号(以下,VCLKと
記す)に同期しており,VCLKの1周期に対し1画素
のデータが送られてくる。
【0044】なお,詳細な説明は省略するが,IPU4
02は,画像入力,画像出力のそれぞれに対して別個の
/FGATE,/LSYNC,/LGATEおよびVC
LKの発生機構を有しており,読み取った原稿画像(画
像データ)の直接出力を行う場合などの位相調整などを
行うことにより,様々な画像入出力の組み合わせが実現
可能な構成である。
【0045】次に,図7および図5を参照して,画像メ
モリコントローラ507および画像メモリ501につい
て詳細に説明する。図7は,画像メモリコントローラ5
07および画像メモリ501の詳細な構成を示した図で
ある。画像メモリコントローラ507は,入力データセ
レクタ701,画像合成部702,1次圧縮/伸長部7
03,出力データセレクタ704,2次圧縮/伸長部7
05を有している。上記各部への制御データの設定は,
CPU508によって行われる。なお,図5に示したア
ドレス,データは画像データのアドレスおよびデータを
示しており,CPU508に接続される制御データのデ
ータ,アドレスは省略してある。
【0046】画像メモリ501は,1次記憶部706お
よび2次記憶部707から構成される。1次記憶部70
6は,入力した画像データの転送速度に略同期して画像
メモリ501への書き込み,または,画像出力時の画像
メモリ501からの読み出しが高速に行えるように,例
えば,DRAMなどの高速アクセスが可能なものを使用
する。また,1次記憶部706は,処理を行う画像デー
タの大きさにより複数のエリアに分割して画像データの
入出力を同時に実行可能な構成(図示を省略するが,メ
モリコントローラ507とのインターフェース部)をと
っている。
【0047】2次記憶部707は,入力された画像の合
成,ソーティングを行うためのデータを保存しておく大
容量のメモリである。1次記憶部706および2次記憶
部707ともに高速アクセス可能な素子を使用すれば,
1次記憶部706,2次記憶部707の区別なくデータ
の処理が行え,かつ,画像メモリコントローラ507の
制御も比較的簡単になるが,DRAMなどの素子は高価
であるため,1次記憶部706のアクセス速度を高速と
して,入出力データの処理を行う構成にしている。な
お,1次記憶部706と同様に2次記憶部707にもD
RAMなどの高速素子を使用しても良いことは勿論であ
る。
【0048】上述のように画像メモリ501を1次記憶
部706および2次記憶部707で構成することによ
り,大量の画像データの入出力,保存,加工などの処理
が可能なデジタル複写装置を安価,かつ,比較的簡単な
構成で実現することが可能になる。なお,集約コピー機
能のおける集約画像は,1次記憶部706上に複数の原
稿画像を1枚の転写紙へ書き込む形式に並べて保存され
ている。
【0049】次に,画像メモリコントローラ507の概
略動作について説明する。まず,画像メモリ501へ画
像データを保存する場合の画像入力について説明する。
入力データセレクタ701は複数のデータの内から,1
次記憶部706への書き込みを行う画像データの選択を
行う。
【0050】入力データセレクタ701によって選択さ
れた画像データは,画像合成部702に供給され,画像
合成部702で既に画像メモリ501に保存されている
データと合成される。画像合成部702によって処理さ
れた画像データは,1次圧縮/伸長部703によりデー
タ圧縮を施され,圧縮後のデータが1次記憶部706に
書き込まれる。1次記憶部706に書き込まれたデータ
は,必要に応じて2次圧縮/伸長部705でさらに圧縮
を行った後に,2次記憶部707に保存される。
【0051】次に,画像メモリ501からの画像データ
の読み出しについて説明する。画像出力時は,1次記憶
部706に記憶されている画像データの読み出しを行
う。出力対象となる画像が1次記憶部706に格納され
ている場合にも,1次圧縮/伸長部703で1次記憶部
706の画像データの伸長を行い,伸長後のデータ,あ
るいは,伸長後のデータと入力データとの画像合成を行
った後のデータを出力データセレクタ704で選択し,
出力する。
【0052】画像合成部702は,1次記憶部706の
データと,入力データとの合成(画像データの位相調整
機能を有する),合成後のデータの出力先の選択(画像
出力,1次記憶部706へのライトバック,両方の出力
先への同時出力も可能)などの処理を行う。
【0053】出力対象となる画像が1次記憶部706に
格納されていない場合には,2次記憶部707に格納さ
れている出力対象画像データを2次圧縮/伸長部705
で伸長を行い,伸長後のデータを1次記憶部706に書
き込んでから,以下,上述した1次記憶部706からの
画像出力動作を行う。
【0054】以上の構成において,合成モード,週
刊誌綴じモード,集約モード,イメージリピートモ
ードの順で,その動作を詳細に説明する。
【0055】合成モード 図8は,合成モードの概略を示す説明図である。合成モ
ードとは,図示の如く,2枚の原稿1,2の画像80
1,802を合成し,合成画像803として転写紙に出
力するものである。
【0056】次に,図9を参照して,本実施例の合成モ
ードの動作について詳細に説明する。先ず,原稿1をコ
ンタクトガラス105上に載置し,プリントキー202
を押下することにより,読み取りユニット106の読み
取り動作が開始され,図5に示したようにCCDイメー
ジセンサ138,A/Dコンバータ503,シェーディ
ング補正回路504およびMTF・γ補正回路505を
介して得られたデジタル画像データ(原稿1の画像80
1)が,セレクタ502を経由して,画像メモリコント
ローラ507に送られる。
【0057】画像メモリコントローラ507に送られた
デジタル画像データ(原稿1の画像801)は,矢印9
01,902,903の順に,入力データセレクタ70
1,画像合成部702を介して,1次圧縮/伸長部70
3に送られて,1次圧縮/伸長部703で1次圧縮され
て,矢印904で示すように1次圧縮画像データ(原稿
1の画像801)として1次記憶部706に蓄えられ
る。
【0058】次に,原稿2をコンタクトガラス105上
に載置し,再度プリントキー202を押下することによ
り,読み取りユニット106の読み取り動作が開始さ
れ,図5に示したようにCCDイメージセンサ138,
A/Dコンバータ503,シェーディング補正回路50
4およびMTF・γ補正回路505を介して得られたデ
ジタル画像データ(原稿2の画像802)が,セレクタ
502を経由して,画像メモリコントローラ507に送
られる。
【0059】また,プリントキー202の押下によっ
て,原稿2の読み込みが行われる時に,1次記憶部70
6から矢印905で示すように1次圧縮画像データ(原
稿1の画像801)を1次圧縮/伸長部703に読み出
し,1次伸長を行って矢印906で示すように画像合成
部702へ送出する。
【0060】一方,画像メモリコントローラ507に送
られたデジタル画像データ(原稿2の画像802)は,
矢印907,908の順に,入力データセレクタ701
を介して画像合成部702へ送られる。このとき,画像
合成部702へ送られてくる画像データの流れ,すなわ
ち,矢印908と矢印906は同時に行われ,画像合成
部702で画像合成が行われ,合成画像データが作成さ
れる。
【0061】作成された合成画像データは,矢印90
9,910で示すように,出力データセレクタ704を
介して,画像メモリコントローラ507から書き込みユ
ニット117(図5参照)側へ出力されると同時に,出
力データセレクタ704から矢印911,912,91
3,914で示すように1次圧縮/伸長部703,1次
記憶部706,2次圧縮/伸長部705を経由して2次
記憶部707に送られる。すなわち,作成された合成画
像データは,1次圧縮/伸長部703で1次圧縮され,
1次記憶部706を経由した後,2次圧縮/伸長部70
5で2次圧縮されて2次圧縮画像データとして2次記憶
部707に記憶・保持される。
【0062】その後,リピートコピーや,電子ソートの
際には,2次記憶部707に保持されている2次圧縮画
像データ(合成画像データ)が,矢印915,916,
917,918の順で読み出されて,2次伸長・1次伸
長を施されて復元された後,矢印919,920を経由
して画像メモリコントローラ507から書き込みユニッ
ト117(図5参照)側へ出力される。
【0063】前述したように本実施例では,作成した合
成画像データを,記憶装置(1次記憶部706および2
次記憶部707)に保存する経路を持つので,作成した
合成画像データを保存しておき,以降,記憶装置(ここ
では,2次記憶部707)から読み出して出力すること
ができる。したがって,転写紙毎にスキャンする必要が
なくなり,作業効率および生産性の向上を図ることがで
きる。
【0064】また,記憶装置(ここでは,2次記憶部7
07)をHD等の大容量記憶媒体で構成することによ
り,大量の2次圧縮画像データを保存することも可能と
なり,さらに利便性の向上を図ることができる。
【0065】週刊誌綴じモード 図10は,複数の原稿の画像データを一つの転写紙上に
集約する集約モードの一つである週刊誌綴じモードの概
略を示す説明図である。週刊誌綴じモードとは,4枚毎
の原稿の画像を1枚の転写紙に両面(片面に2つの画
像)で出力し,転写紙をまとめて(週刊誌のように)真
ん中で綴じたときに原稿順になるように出力するモード
である。例えば,12枚の原稿1〜12のそれぞれの画
像#1〜#12を,転写紙1〜3上に図示の如く配置し
て出力するものである。
【0066】次に,図11を参照して,本実施例の週刊
誌綴じモードの動作について詳細に説明する。先ず,A
DF101の原稿台102上原稿束(例えば,原稿1〜
12)を載置し,プリントキー202を押下することに
より,ADF101による原稿の送り動作および読み取
りユニット106の読み取り動作が開始され,図5に示
したようにCCDイメージセンサ138,A/Dコンバ
ータ503,シェーディング補正回路504およびMT
F・γ補正回路505を介して得られたデジタル画像デ
ータ(例えば,原稿1の画像#1)が,セレクタ502
を経由して,画像メモリコントローラ507に送られ
る。なお,ここでプリントキー202の押下によって集
約画像データを作成する際の原稿画像の読み取り開始が
入力されたことになる。
【0067】画像メモリコントローラ507に送られた
デジタル画像データ(原稿1の画像#1)は,矢印11
01〜1106の順に,入力データセレクタ701,画
像合成部702,1次圧縮/伸長部703,1次記憶部
706,2次圧縮/伸長部705を経由して2次記憶部
707に送られる。このとき,デジタル画像データは,
1次圧縮/伸長部703で1次圧縮されて1次圧縮画像
データとなり,さらに2次圧縮/伸長部705で2次圧
縮されて2次圧縮画像データとして2次記憶部707に
記憶・保持される。
【0068】次に,ADF101の原稿台102上の残
りの原稿束(ここでは,原稿2〜12)も,同様に,A
DF101によってコンタクトガラス105上の原稿読
取位置に搬送され,読み取りユニット106によってデ
ジタル画像データ(原稿2〜12のそれぞれの画像#2
〜#12)が読み取られ,画像メモリコントローラ50
7に送られ,同様に矢印1101〜1106を経由して
2次圧縮画像データとして2次記憶部707に記憶・保
持される。
【0069】ADF101の原稿セット検知センサ10
8によって原稿台102上に次の原稿が存在が検知され
ない場合,換言すれば,全ての原稿の読み取り動作が終
了した場合,画像メモリコントローラ507は画像編集
(画像の集約)を開始する。すなわち,本実施例では,
原稿セット検知センサ108が集約画像データを作成す
る際の原稿画像の読み取り終了を入力するための入力手
段としての役割を果している。
【0070】先ず,画像メモリコントローラ507は,
矢印1107,1108で示すように2次記憶部707
に保持されている2次圧縮画像データ(原稿1〜12の
画像#1〜#12)から最終原稿の2次圧縮画像データ
(原稿12の画像#12)を読み出し,2次圧縮/伸長
部705で2次伸長して1次記憶部706に配置する。
次に,同様に矢印1107,1108の順で2次記憶部
707に保持されている2次圧縮画像データから先頭原
稿の2次圧縮画像データ(原稿1の画像#1)を読み出
し,2次圧縮/伸長部705で2次伸長して1次記憶部
706に配置する。
【0071】この2つの画像データ(ここでは,1次圧
縮画像データ)は同一の転写紙に転写するものとし,こ
の集約画像データを,矢印1109〜1112で示すよ
うに1次圧縮/伸長部703で1次伸長し,画像合成部
702および出力データセレクタ704を介して画像メ
モリコントローラ507から書き込みユニット117
(図5参照)側へ出力する。このようにして作成された
集約画像データは,書き込みユニット117(図5参
照)を介して転写紙に出力される。集約画像を転写され
た転写紙は両面給紙ユニット134(図1参照)に排出
される。
【0072】一方,1次記憶部706上の集約画像デー
タは,矢印1113,1114を介して,2次圧縮/伸
長部705で2次圧縮され2次圧縮画像データとして2
次記憶部707に記憶・保持される。
【0073】次に,先頭から2番目の原稿の2次圧縮画
像データ(原稿2の画像#2)および最後から2番目の
原稿の2次圧縮画像データ(原稿11の画像#11)
を,矢印1106〜1112の経路で処理して集約画像
データを書き込みユニット117(図5参照)を介し
て,両面給紙ユニット134から給紙されてきた転写紙
(すなわち,片面に画像#1,#12が転写された転写
紙)に出力し,転写紙をフィニシャ122に排出する。
また,作成した集約画像データを2次記憶部707に記
憶・保持する。
【0074】その後,リピートコピーや電子ソートの際
には,2次記憶部707に保持されている集約画像デー
タ(ここでは,2次圧縮画像データ)を,矢印1115
〜1118で示すように,2次伸長,1次伸長して復元
した後,矢印1119,1120を経由して画像メモリ
コントローラ507から書き込みユニット117(図5
参照)側へ出力する。
【0075】前述したように本実施例では,作成した集
約画像データを,記憶装置(2次記憶部707)に保存
するので,以降,記憶装置(2次記憶部707)から読
み出して出力することができる。したがって,転写紙毎
にスキャンする必要がなくなり,作業効率および生産性
の向上を図ることができる。また,リピートコピーや電
子ソートの際に2次記憶部707の集約画像データを伸
長して用いることができ,デジタル複写装置にソータが
取り付けられていない場合でも,部数毎に出力(電子ソ
ート)することが可能である。
【0076】また,記憶装置(ここでは,2次記憶部7
07)をHD等の大容量記憶媒体で構成することによ
り,大量の2次圧縮画像データを保存することも可能と
なり,さらに利便性の向上を図ることができる。
【0077】また,画像編集(集約画像データの作成)
を行うための1次記憶部706と,集約画像データを保
存するための2次記憶部707とを有しているので,集
約する全ての原稿の先読みが可能である。
【0078】集約モード 図12は,集約モードの概略を示す説明図である。集約
モードとは,n枚(n=2,4,8‥)の原稿の画像を
1枚の転写紙に(片面または両面)で出力するモードで
ある。例えば,12枚の原稿1〜12のそれぞれの画像
#1〜#12を,図示の如く,片面2画像,両面4画
像,片面4画像のように配置して出力するものである。
【0079】次に,図13を参照して,本実施例の集約
モードの動作について詳細に説明する。なお,ここで
は,1枚の転写紙の片面に4つの画像を集約する片面4
画像を例として説明する。
【0080】先ず,プリントキー202を押下すること
により,読み取りユニット106の読み取り動作が開始
され,図5に示したようにCCDイメージセンサ13
8,A/Dコンバータ503,シェーディング補正回路
504およびMTF・γ補正回路505を介して得られ
たデジタル画像データ(例えば,原稿1の画像#1)
が,セレクタ502を経由して,画像メモリコントロー
ラ507に送られる。
【0081】画像メモリコントローラ507に送られた
デジタル画像データ(原稿1の画像#1)は,矢印13
01〜1304の順に,入力データセレクタ701,画
像合成部702,1次圧縮/伸長部703を経由して1
次記憶部706に送られる。このとき,デジタル画像デ
ータは,1次圧縮/伸長部703で1次圧縮されて1次
圧縮画像データとして1次記憶部706に記憶・保持さ
れる。なお,このとき,集約モードに応じて,1次記憶
部706上に集約画像データ(1次圧縮画像データ)が
作成される。
【0082】ここで,原稿をコンタクトガラス105上
に搬送する方法として,ADF101を用いた場合に
は,ADF101によって自動的に搬送されている原稿
を順次読み込み,圧板を用いた場合には,プリントキー
202が押下される度に原稿を読み込む。ただし,何れ
の場合もある枚数(ここでは,片面4画像モードである
ので原稿4枚)読み込んだ時点で,矢印1305〜13
08で示すように,1次記憶部706から集約画像デー
タを読み出して,1次圧縮/伸長部703で1次伸長
し,画像合成部702および出力データセレクタ704
を介して画像メモリコントローラ507から書き込みユ
ニット117(図5参照)側へ出力する。このようにし
て作成された集約画像データは,書き込みユニット11
7(図5参照)を介して転写紙に出力される。
【0083】一方,1次記憶部706上の集約画像デー
タは,矢印1309,1310を介して,2次圧縮/伸
長部705で2次圧縮され2次圧縮画像データとして2
次記憶部707に記憶・保持される。
【0084】その後,リピートコピーや電子ソートの際
には,2次記憶部707に保持されている集約画像デー
タ(ここでは,2次圧縮画像データ)を,矢印1311
〜1314で示すように,2次伸長,1次伸長して復元
した後,矢印1315,1316を経由して画像メモリ
コントローラ507から書き込みユニット117(図5
参照)側へ出力する。
【0085】前述したように本実施例では,作成した集
約画像データを,記憶装置(2次記憶部707)に保存
するので,以降,記憶装置(2次記憶部707)から読
み出して出力することができる。したがって,転写紙毎
にスキャンする必要がなくなり,作業効率および生産性
の向上を図ることができる。また,リピートコピーや電
子ソートの際に2次記憶部707の集約画像データを伸
長して用いることができ,デジタル複写装置にソータが
取り付けられていない場合でも,部数毎に出力(電子ソ
ート)することが可能である。
【0086】また,記憶装置(ここでは,2次記憶部7
07)をHD等の大容量記憶媒体で構成することによ
り,大量の2次圧縮画像データを保存することも可能と
なり,さらに利便性の向上を図ることができる。
【0087】イメージリピートモード 図14は,イメージリピートモードの概略を示す説明図
である。イメージリピートモードとは,1枚の原稿を読
み込み,1枚の転写紙に原稿の画像を入るだけ複製(コ
ピー)するモードである。すなわち,図示の如く,原稿
の画像1401を転写紙上にイメージリピート画像14
02として配置して出力するものである。
【0088】次に,図15を参照して,本実施例のイメ
ージリピートモードの動作について詳細に説明する。先
ず,プリントキー202を押下することにより,読み取
りユニット106の読み取り動作が開始され,図5に示
したようにCCDイメージセンサ138,A/Dコンバ
ータ503,シェーディング補正回路504およびMT
F・γ補正回路505を介して得られたデジタル画像デ
ータ(例えば,画像1401)が,セレクタ502を経
由して,画像メモリコントローラ507に送られる。
【0089】画像メモリコントローラ507に送られた
デジタル画像データ(画像1401)は,矢印1501
〜1504の順に,入力データセレクタ701,画像合
成部702,1次圧縮/伸長部703を経由して1次記
憶部706に送られる。このとき,デジタル画像データ
は,1次圧縮/伸長部703で1次圧縮されて1次圧縮
画像データとして1次記憶部706に記憶・保持され
る。
【0090】次に,操作部201の液晶ディスプレイ2
05を介して選択された用紙サイズと読み取ったデジタ
ル画像データの画像サイズとを比較し,その結果に基づ
いて,1次記憶部706上でデータ転送を行い,転写紙
サイズ内に原稿の1次圧縮画像データ(画像1401)
を複数配列した複製画像データ(イメージリピート画
像)を作成する。なお,これら一連の制御は,CPU5
08(図5参照)によって行われるものとする。
【0091】データ転送が終了し,複製画像データ(イ
メージリピート画像)の作成が完了すると,矢印150
5〜1508で示すように,1次記憶部706から複製
画像データを読み出して,1次圧縮/伸長部703で1
次伸長し,画像合成部702および出力データセレクタ
704を介して画像メモリコントローラ507から書き
込みユニット117(図5参照)側へ出力する。このよ
うにして作成された複製画像データは,書き込みユニッ
ト117(図5参照)を介して転写紙に出力される。
【0092】一方,1次記憶部706上の複製画像デー
タは,矢印1509,1510を介して,2次圧縮/伸
長部705で2次圧縮され2次圧縮画像データとして2
次記憶部707に記憶・保持される。
【0093】その後,リピートコピーや電子ソートの際
には,2次記憶部707に保持されている複製画像デー
タ(ここでは,2次圧縮画像データ)を,矢印1511
〜1514で示すように,2次伸長,1次伸長して復元
した後,矢印1515,1516を経由して画像メモリ
コントローラ507から書き込みユニット117(図5
参照)側へ出力する。
【0094】前述したように本実施例では,作成した複
製画像データ(イメージリピート画像)を,記憶装置
(2次記憶部707)に保存するので,以降,記憶装置
(2次記憶部707)から読み出して出力することがで
きる。したがって,転写紙毎にスキャンする必要がなく
なり,作業効率および生産性の向上を図ることができ
る。また,リピートコピーや電子ソートの際に2次記憶
部707の複製画像データを伸長して用いることがで
き,デジタル複写装置にソータが取り付けられていない
場合でも,部数毎に出力(電子ソート)することが可能
である。
【0095】また,記憶装置(ここでは,2次記憶部7
07)をHD等の大容量記憶媒体で構成することによ
り,大量の2次圧縮画像データを保存することも可能と
なり,さらに利便性の向上を図ることができる。
【0096】
【発明の効果】以上説明したように,本発明の画像形成
装置(請求項1)は,画像合成時に,画像読取手段で1
枚目の原稿から読み取ったデジタル画像データを1次圧
縮手段で1次圧縮して,当該1次圧縮画像データを1次
記憶手段に記憶させた後,画像読取手段で2枚目の原稿
からデジタル画像データを読み取ると同時に,1次伸長
手段で1次記憶手段の1次圧縮画像データを伸長して,
画像合成手段で2枚目の原稿のデジタル画像データと1
枚目の原稿のデジタル画像データとを合成し,画像出力
手段を介して出力すると共に,合成したデジタル画像デ
ータを1次圧縮手段,1次記憶手段,2次圧縮手段を介
して2次圧縮画像データに圧縮して2次記憶手段に記憶
させ,以降,2次記憶手段に記憶してある2次圧縮画像
データを2次伸長手段,1次記憶手段,1次伸長手段を
介してデジタル画像データに伸長し,画像出力手段で出
力することにより,合成したデジタル画像データを出力
するため,画像編集で得られた画像データを装置内部に
保持し,画像編集で得られた画像データの有効利用を図
ると共に,画像編集における作業効率および生産性の向
上を図ることができる。また,2次記憶手段としてHD
等の大容量記憶媒体で構成することにより,大量の2次
圧縮画像データを保存することも可能となり,さらに利
便性の向上を図ることができる。
【0097】また,本発明の画像形成装置(請求項2)
は,集約画像データを作成する際に,入力手段を介して
入力された原稿画像の読み取り開始および読み取り終了
まで間に画像読取手段で読み取った全ての原稿のデジタ
ル画像データを,1次圧縮手段,1次記憶手段,2次圧
縮手段を介して2次圧縮画像データに圧縮して2次記憶
手段に記憶させた後,2次伸長手段で2次記憶手段に記
憶させた2次圧縮画像データの読み出し順序を変えて読
み出して2次伸長を行い,集約画像データ作成手段で1
次記憶手段上に集約画像データを作成し,1次伸長手段
で作成した集約画像データをデジタル画像データに1次
伸長して画像出力手段を介して出力すると共に,作成し
た集約画像データを2次圧縮手段を介して2次圧縮画像
データに圧縮して2次記憶手段に記憶させ,以降,2次
記憶手段に記憶してある集約画像データを2次伸長手
段,1次記憶手段,1次伸長手段を介してデジタル画像
データに伸長し,画像出力手段で出力することにより,
作成した集約画像データを出力するため,画像編集で得
られた画像データを装置内部に保持し,画像編集で得ら
れた画像データの有効利用を図ると共に,画像編集にお
ける作業効率および生産性の向上を図ることができる。
また,2次記憶手段としてHD等の大容量記憶媒体で構
成することにより,大量の2次圧縮画像データを保存す
ることも可能となり,さらに利便性の向上を図ることが
できる。
【0098】また,本発明の画像形成装置(請求項3)
は,集約画像データを作成する際に,画像読取手段で読
み取ったデジタル画像データを,1次圧縮手段で一次圧
縮し,集約画像データ作成手段で1次記憶手段上に集約
画像データを作成し,1次伸長手段で作成した集約画像
データをデジタル画像データに1次伸長して画像出力手
段を介して出力すると共に,作成した集約画像データを
2次圧縮手段を介して2次圧縮画像データに圧縮して2
次記憶手段に記憶させ,以降,2次記憶手段に記憶して
ある集約画像データを2次伸長手段,1次記憶手段,1
次伸長手段を介してデジタル画像データに伸長し,画像
出力手段で出力することにより,作成した集約画像デー
タを出力するため,画像編集で得られた画像データを装
置内部に保持し,画像編集で得られた画像データの有効
利用を図ると共に,画像編集における作業効率および生
産性の向上を図ることができる。また,2次記憶手段と
してHD等の大容量記憶媒体で構成することにより,大
量の2次圧縮画像データを保存することも可能となり,
さらに利便性の向上を図ることができる。
【0099】また,本発明の画像形成装置(請求項4)
は,複製画像データを作成する際に,画像読取手段で読
み取ったデジタル画像データを,1次圧縮手段で一次圧
縮し,画像複製手段で1次記憶手段上に複製画像データ
を作成し,1次伸長手段で作成した複製画像データをデ
ジタル画像データに1次伸長して画像出力手段を介して
出力すると共に,作成した複製画像データを2次圧縮手
段を介して2次圧縮画像データに圧縮して2次記憶手段
に記憶させ,以降,2次記憶手段に記憶してある複製画
像データを2次伸長手段,1次記憶手段,1次伸長手段
を介してデジタル画像データに伸長し,画像出力手段で
出力することにより,作成した複製画像データを出力す
るため,画像編集で得られた画像データを装置内部に保
持し,画像編集で得られた画像データの有効利用を図る
と共に,画像編集における作業効率および生産性の向上
を図ることができる。また,2次記憶手段としてHD等
の大容量記憶媒体で構成することにより,大量の2次圧
縮画像データを保存することも可能となり,さらに利便
性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置を用いたデジタル複写装
置の構成図である。
【図2】操作部を示した説明図である。
【図3】操作部の液晶タッチパネルの表示を示した説明
図である。
【図4】画像形成装置の制御系を示した説明図である。
【図5】IPU(画像処理ユニット)を示した構成図で
ある。
【図6】1ページ分の画像信号のタイミングチャートで
ある。
【図7】画像メモリコントローラおよび画像メモリを示
した説明図である。
【図8】合成モードの概略を示す説明図である。
【図9】本実施例の合成モードの動作を示す説明図であ
る。
【図10】週刊誌綴じモードの概略を示す説明図であ
る。
【図11】本実施例の週刊誌綴じモードの動作を示す説
明図である。
【図12】集約モードの概略を示す説明図である。
【図13】本実施例の集約モードの動作を示す説明図で
ある。
【図14】イメージリピートモードの概略を示す説明図
である。
【図15】本実施例のイメージリピートモードの動作を
示す説明図である。
【符号の説明】
101 自動原稿送り部(ADF) 106 読み取りユニット 108 原稿セット検知センサ 117 書き込みユニット 118 現像ユニット 122 フィニシャ 134 両面給紙ユニット 201 操作部 202 スタートキー 205 液晶ディスプレイ 206 タッチパネル 401 メインコントローラ 402 画像処理ユニット(IPU) 501 画像メモリ 502 セレクタ 507 画像メモリコントローラ 508 CPU 509 ROM 510 RAM 701 入力データセレクタ 702 画像合成部 703 1次圧縮/伸長部 704 出力データセレクタ 705 2次圧縮/伸長部 706 1次記憶部 707 2次記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宇野 高彦 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 住田 浩康 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 田川 敏哉 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 石黒 久 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 金谷 浩一 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 本橋 弘臣 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 道家 教夫 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 原田 知史 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (56)参考文献 特開 昭57−174982(JP,A) 特開 昭63−245067(JP,A) 特開 平3−236678(JP,A) 特開 平7−123239(JP,A) 特開 平7−74921(JP,A) 特開 平7−336490(JP,A) 特開 平6−343126(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/38 - 1/393

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿画像を光学的に読み取り,デジタル
    画像データを出力する画像読取手段と,前記画像読取手
    段で読み取ったデジタル画像データを1次圧縮して1次
    圧縮画像データを出力する1次圧縮手段と,前記1次圧
    縮画像データを2次圧縮して2次圧縮画像データを出力
    する2次圧縮手段と,前記2次圧縮画像データを1次圧
    縮画像データに伸長する2次伸長手段と,前記1次圧縮
    画像データを元のデジタル画像データに伸長する1次伸
    長手段と,前記1次圧縮画像データを記憶する1次記憶
    手段と,前記2次圧縮画像データを記憶する2次記憶手
    段と,前記画像読取手段で読み取ったデジタル画像デー
    タと前記1次伸長手段で伸長したデジタル画像データと
    を合成する画像合成手段と,前記画像合成手段で合成し
    たデジタル画像データまたは前記1次伸長手段で伸長し
    たデジタル画像データを出力する画像出力手段と,を備
    え,画像合成時に,前記画像読取手段で1枚目の原稿か
    ら読み取ったデジタル画像データを前記1次圧縮手段で
    1次圧縮して,当該1次圧縮画像データを前記1次記憶
    手段に記憶させた後,前記画像読取手段で2枚目の原稿
    からデジタル画像データを読み取ると同時に,前記1次
    伸長手段で前記1次記憶手段の1次圧縮画像データを伸
    長して,前記画像合成手段で2枚目の原稿のデジタル画
    像データと1枚目の原稿のデジタル画像データとを合成
    し,前記画像出力手段を介して出力すると共に,前記合
    成したデジタル画像データを前記1次圧縮手段,1次記
    憶手段,2次圧縮手段を介して2次圧縮画像データに圧
    縮して前記2次記憶手段に記憶させ,以降,前記2次記
    憶手段に記憶してある2次圧縮画像データを前記2次伸
    長手段,1次記憶手段,1次伸長手段を介してデジタル
    画像データに伸長し,前記画像出力手段で出力すること
    により,合成したデジタル画像データを出力することを
    特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 原稿画像を光学的に読み取り,デジタル
    画像データを出力する画像読取手段と,前記画像読取手
    段で読み取ったデジタル画像データを1次圧縮して1次
    圧縮画像データを出力する1次圧縮手段と,前記1次圧
    縮画像データを2次圧縮して2次圧縮画像データを出力
    する2次圧縮手段と,前記2次圧縮画像データを1次圧
    縮画像データに伸長する2次伸長手段と,前記1次圧縮
    画像データを元のデジタル画像データに伸長する1次伸
    長手段と,前記1次圧縮画像データを記憶する1次記憶
    手段と,前記2次圧縮画像データを記憶する2次記憶手
    段と,集約画像データを作成する際の原稿画像の読み取
    り開始および読み取り終了を入力するための入力手段
    と,前記入力手段を介して入力された原稿画像の読み取
    り開始および読み取り終了に基づいて,前記1次記憶手
    段上で集約画像データを作成する集約画像データ作成手
    段と,前記集約画像データ作成手段で作成した集約画像
    データまたは前記1次伸長手段で伸長したデジタル画像
    データを出力する画像出力手段と,を備え,集約画像デ
    ータを作成する際に,前記入力手段を介して入力された
    原稿画像の読み取り開始および読み取り終了まで間に前
    記画像読取手段で読み取った全ての原稿のデジタル画像
    データを,前記1次圧縮手段,1次記憶手段,2次圧縮
    手段を介して2次圧縮画像データに圧縮して前記2次記
    憶手段に記憶させた後,前記2次伸長手段で前記2次記
    憶手段に記憶させた2次圧縮画像データの読み出し順序
    を変えて読み出して2次伸長を行い,前記集約画像デー
    タ作成手段で前記1次記憶手段上に集約画像データを作
    成し,前記1次伸長手段で前記作成した集約画像データ
    をデジタル画像データに1次伸長して前記画像出力手段
    を介して出力すると共に,前記作成した集約画像データ
    を前記2次圧縮手段を介して2次圧縮画像データに圧縮
    して前記2次記憶手段に記憶させ,以降,前記2次記憶
    手段に記憶してある集約画像データを前記2次伸長手
    段,1次記憶手段,1次伸長手段を介してデジタル画像
    データに伸長し,前記画像出力手段で出力することによ
    り,作成した集約画像データを出力することを特徴とす
    る画像形成装置。
  3. 【請求項3】 原稿画像を光学的に読み取り,デジタル
    画像データを出力する画像読取手段と,前記画像読取手
    段で読み取ったデジタル画像データを1次圧縮して1次
    圧縮画像データを出力する1次圧縮手段と,前記1次圧
    縮画像データを2次圧縮して2次圧縮画像データを出力
    する2次圧縮手段と,前記2次圧縮画像データを1次圧
    縮画像データに伸長する2次伸長手段と,前記1次圧縮
    画像データを元のデジタル画像データに伸長する1次伸
    長手段と,前記1次圧縮画像データを記憶する1次記憶
    手段と,前記2次圧縮画像データを記憶する2次記憶手
    段と,前記1次記憶手段上で集約画像データを作成する
    集約画像データ作成手段と,前記集約画像データ作成手
    段で作成した集約画像データまたは前記1次伸長手段で
    伸長したデジタル画像データを出力する画像出力手段
    と,を備え,集約画像データを作成する際に,前記画像
    読取手段で読み取ったデジタル画像データを,前記1次
    圧縮手段で一次圧縮し,前記集約画像データ作成手段で
    前記1次記憶手段上に集約画像データを作成し,前記1
    次伸長手段で前記作成した集約画像データをデジタル画
    像データに1次伸長して前記画像出力手段を介して出力
    すると共に,前記作成した集約画像データを前記2次圧
    縮手段を介して2次圧縮画像データに圧縮して前記2次
    記憶手段に記憶させ,以降,前記2次記憶手段に記憶し
    てある集約画像データを前記2次伸長手段,1次記憶手
    段,1次伸長手段を介してデジタル画像データに伸長
    し,前記画像出力手段で出力することにより,作成した
    集約画像データを出力することを特徴とする画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 原稿画像を光学的に読み取り,デジタル
    画像データを出力する画像読取手段と,前記画像読取手
    段で読み取ったデジタル画像データを1次圧縮して1次
    圧縮画像データを出力する1次圧縮手段と,前記1次圧
    縮画像データを2次圧縮して2次圧縮画像データを出力
    する2次圧縮手段と,前記2次圧縮画像データを1次圧
    縮画像データに伸長する2次伸長手段と,前記1次圧縮
    画像データを元のデジタル画像データに伸長する1次伸
    長手段と,前記1次圧縮画像データを記憶する1次記憶
    手段と,前記2次圧縮画像データを記憶する2次記憶手
    段と,出力する用紙サイズを選択する選択手段と,前記
    選択手段で選択された用紙サイズと前記画像読取手段で
    読み取ったデジタル画像データの画像サイズとを比較す
    る比較手段と,前記比較手段の比較結果に基づいて,前
    記1次記憶手段上で前記用紙サイズ内に前記デジタル画
    像データの1次圧縮画像データを複数配列した複製画像
    データを作成する画像複製手段と,前記1次伸長手段で
    伸長したデジタル画像データを出力する画像出力手段
    と,を備え,前記複製画像データを作成する際に,前記
    画像読取手段で読み取ったデジタル画像データを,前記
    1次圧縮手段で一次圧縮し,前記画像複製手段で前記1
    次記憶手段上に複製画像データを作成し,前記1次伸長
    手段で前記作成した複製画像データをデジタル画像デー
    タに1次伸長して前記画像出力手段を介して出力すると
    共に,前記作成した複製画像データを前記2次圧縮手段
    を介して2次圧縮画像データに圧縮して前記2次記憶手
    段に記憶させ,以降,前記2次記憶手段に記憶してある
    複製画像データを前記2次伸長手段,1次記憶手段,1
    次伸長手段を介してデジタル画像データに伸長し,前記
    画像出力手段で出力することにより,作成した複製画像
    データを出力することを特徴とする画像形成装置。
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