JPH11202911A - プログラマブルコントローラ用インタフェースユニット - Google Patents

プログラマブルコントローラ用インタフェースユニット

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JPH11202911A
JPH11202911A JP824398A JP824398A JPH11202911A JP H11202911 A JPH11202911 A JP H11202911A JP 824398 A JP824398 A JP 824398A JP 824398 A JP824398 A JP 824398A JP H11202911 A JPH11202911 A JP H11202911A
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JP824398A
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Tasuku Yuguchi
翼 湯口
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Keyence Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プログラマブルコントローラにより拡張ユニ
ットに割り付けられた入力または出力の点数を超える点
数の入力用機器または出力用機器を接続可能なプログラ
マブルコントローラ用インタフェースユニットを提供す
ることである。 【解決手段】 親局ユニット5aのベースユニット増設
コネクタ50には、CPUユニット1からユニット選択
信号USが与えられ、そのユニット選択信号USはデコ
ーダ51に与えられる。ユニット選択信号USに応答し
てデコーダ51により選択されたメモリ52の記憶領域
にCPUユニット1から与えられるデータが入力され、
または選択された記憶領域のデータがCPUユニット1
に与えられる。メモリ52の各記憶領域のデータは通信
回路54により子局ユニットに送信され、子局ユニット
により送信されたデータは通信回路54により受信され
てメモリ52の各記憶領域に入力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プログラマブルコ
ントローラに接続される入力ユニット、出力ユニット、
入出力ユニットまたは遠隔入出力装置(リモートI/O
装置)用親局ユニット等のプログラマブルコントローラ
用インタフェースユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】被制御機器をシーケンシャルに制御する
ためにプログラマブルコントローラが用いられている。
このプログラマブルコントローラには、スイッチ、セン
サ等の入力用機器からの信号を入力するための入力ユニ
ット、スイッチ、電磁開閉器、リレー、ソレノイド、モ
ータ等の出力用機器に信号を出力するための出力ユニッ
ト、または入力用機器からの信号を入力しかつ出力用機
器へ信号を出力するための入出力ユニットが接続され
る。
【0003】また、入力用機器および出力用機器がプロ
グラマブルコントローラから離れた位置に設置されてい
る場合には、プログラマブルコントローラと入力用機器
および出力用機器との間で通信を行うための遠隔入出力
装置が用いられる。この遠隔入出力装置は、プログラマ
ブルコントローラに接続される親局ユニットおよび入力
用機器および出力用機器に接続される子局ユニットから
構成される。
【0004】以下の説明では、入力ユニット、出力ユニ
ット、入出力ユニットおよび遠隔入出力装置用親局ユニ
ットを拡張ユニットと総称する。
【0005】図13は従来のプログラマブルコントロー
ラを示す模式図である。図13のプログラマブルコント
ローラ10は、CPU(中央演算処理装置)ユニット
1、電源ユニット2および基本ベースユニット3から構
成される。
【0006】基本ベースユニット3には、複数の拡張ユ
ニット用コネクタ31およびベースユニット増設コネク
タ32が設けられている。CPUユニット1のデータバ
スは基本ベースユニット3の拡張ユニット用コネクタ3
1およびベースユニット増設コネクタ32に接続されて
いる。基本ベースユニット3の各拡張ユニット用コネク
タ31には拡張ユニット7が接続される。
【0007】プログラマブルコントローラ10に多数の
拡張ユニット7を接続する場合には増設ベースユニット
4が用いられる。増設ベースユニット4には、複数の拡
張ユニット用コネクタ41および2つのベースユニット
増設コネクタ42が設けられている。増設ベースユニッ
ト4の1つのベースユニット増設コネクタ42はケーブ
ル35を用いて基本ベースユニット3のベースユニット
増設コネクタ32に接続される。
【0008】図14は図13の基本ベースユニット3お
よび増設ベースユニット4の構成を示すブロック図であ
る。
【0009】図14に示すように、基本べースユニット
3は、デコーダ30、複数の拡張ユニット用コネクタ3
1およびベースユニット増設コネクタ32を含む。複数
の拡張ユニット用コネクタ31は、CPUユニット1に
接続されたデータバスDBに接続される。このデータバ
スDBは、ベースユニット増設コネクタ32に接続され
る。デコーダ30およびベースユニット増設コネクタ3
2には、CPUユニット1から制御バスCBを介してユ
ニット選択信号USが与えられる。
【0010】複数の拡張ユニット用コネクタ31には、
デコーダ30から出力されるデコード信号がそれぞれ与
えられる。デコーダ30は、ユニット選択信号USをデ
コードし、複数のデコード信号のうち1つを活性状態
(例えばハイレベル)にする。それにより、複数の拡張
ユニット用コネクタ31のうち1つが選択され、選択さ
れた拡張ユニット用コネクタ31とCPUユニット1と
の間でデータバスDBを介してデータが伝送される。
【0011】増設ベースユニット4は、デコーダ40、
複数の拡張ユニット用コネクタ41および2つのベース
ユニット増設コネクタ42を含む。複数の拡張ユニット
用コネクタ41および2つのベースユニット増設コネク
タ42はデータバスDBに接続される。ベースユニット
増設コネクタ42にはCPUユニット1から基本ベース
ユニット3を介してユニット選択信号USが与えられ、
そのユニット選択信号USは制御バスCBを介してデコ
ーダ40および他のベースユニット増設コネクタ42に
与えられる。
【0012】複数の拡張ユニット用コネクタ41には、
デコーダ40から出力されるデコード信号がそれぞれ与
えられる。デコーダ40は、ユニット選択信号USをデ
コードし、複数のデコード信号のうち1つを活性状態
(例えばハイレベル)にする。それにより、複数の拡張
ユニット用コネクタ41のうち1つが選択され、選択さ
れた拡張ユニット用コネクタ41とベースユニット増設
コネクタ42との間でデータバスDBを介してデータが
伝送される。
【0013】なお、増設ベースユニット4のデコーダ4
0には、拡張ユニット用コネクタ41に割り当てるコネ
クタ番号を設定するスイッチ(図示せず)が設けられて
いる。たとえば、基本ベースユニット3の拡張ユニット
用コネクタ31にコネクタ番号1〜8が割り当てられて
いる場合、増設ベースユニット4の拡張ユニット用コネ
クタ41にはコネクタ番号9〜16を割り当てることが
できる。
【0014】このように、基本ベースユニット3および
増設ベースユニット4を用いることにより、複数の拡張
ユニット7をプログラマブルコントローラ10に接続す
ることが可能となる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
プログラマブルコントローラ10においては、基本ベー
スユニット3の各拡張ユニット用コネクタ31および増
設ベースユニット4の各拡張ユニット用コネクタ41に
は予め定められた入力または出力の点数が割り付けられ
ている。たとえば、各拡張ユニット用コネクタ31,4
1には64点の入力または出力が割り付けられている。
【0016】したがって、たとえば256点の入力用機
器または出力用機器をプログラマブルコントローラ10
に接続する場合には、64点の入力または出力を有する
4個の拡張ユニット7を基本ベースユニット3の拡張ユ
ニット用コネクタ31に接続する必要がある。
【0017】さらに多数点の入力用機器または出力用機
器をプログラマブルコントローラ10に接続する場合に
は、多数の拡張ユニット7を基本ベースユニット3の拡
張ユニット用コネクタ31および増設ベースユニット4
の拡張ユニット用コネクタ41に接続する必要がある。
【0018】このように、各拡張ユニット用コネクタ3
1,41に割り付けられた点数を超える点数の入力用機
器または出力用機器をプログラマブルコントローラ10
に接続する場合には拡張ユニット7の数を増やす必要が
ある。その結果、拡張ユニット7の設置スペースが増大
するとともに、プログラマブルコントローラ10を用い
たシステムのコストが上昇する。
【0019】本発明の目的は、プログラマブルコントロ
ーラにより拡張ユニットに対して割り付けられた入力ま
たは出力の点数を超える点数の入力用機器を接続可能な
プログラマブルコントローラ用インタフェースユニット
を提供することである。
【0020】本発明の他の目的は、プログラマブルコン
トローラにより拡張ユニットに割り付けられた入力また
は出力の点数を超える点数の出力用機器を接続可能なプ
ログラマブルコントローラ用インタフェースユニットを
提供することである。
【0021】本発明のさらに他の目的は、プログラマブ
ルコントローラにより拡張ユニットに割り付けられた入
力または出力の点数を超える点数の入力用機器または出
力用機器を接続可能なプログラマブルコントローラ用イ
ンタフェースユニットを提供することである。
【0022】本発明のさらに他の目的は、プログラマブ
ルコントローラにより拡張ユニットに割り付けられた入
力または出力の点数を超える点数の入力用機器または出
力用機器が接続される子局ユニットと通信可能なプログ
ラマブルコントローラ用インタフェースユニットを提供
することである。
【0023】
【課題を解決するための手段および発明の効果】(1)
第1の発明 第1の発明に係るプログラマブルコントローラ用インタ
フェースユニットは、複数の拡張ユニットのいずれかを
選択するための選択信号を出力するプログラマブルコン
トローラに接続可能で入力用機器から与えられる入力信
号をプログラマブルコントローラにデータとして入力す
るプログラマブルコントローラ用インタフェースユニッ
トであって、データを記憶する複数の記憶領域を含む記
憶手段と、複数の入力用機器を接続可能で各入力用機器
から与えられる入力信号を記憶手段にデータとして入力
する入力手段と、プログラマブルコントローラから出力
される選択信号に基づいて記憶手段の複数の記憶領域の
いずれかを選択し、選択された記憶領域のデータをプロ
グラマブルコントローラに与える記憶領域選択手段とを
備えたものである。
【0024】本発明に係るプログラマブルコントローラ
用インタフェースユニットにおいては、記憶手段に各入
力用機器から与えられる入力信号がデータとして入力さ
れ、複数の拡張ユニットのいずれかを選択するための選
択信号に基づいて記憶手段の複数の記憶領域のいずれか
が選択され、選択された記憶領域のデータがプログラマ
ブルコントローラに与えられる。
【0025】このように、複数の拡張ユニットのいずれ
かを選択するための選択信号に基づいて記憶手段の複数
の記憶領域のいずれかが選択されるので、1つのインタ
フェースユニットで複数の拡張ユニットと同等の機能が
得られる。それにより、プログラマブルコントローラに
より拡張ユニットに対して割り付けられた入力または出
力の点数を超える点数の入力用機器を接続可能となる。
したがって、プログラマブルコントローラを用いたシス
テムの小型化および低コスト化が図られる。
【0026】(2)第2の発明 第2の発明に係るプログラマブルコントローラ用インタ
フェースユニットは、複数の拡張ユニットのいずれかを
選択するための選択信号を出力するプログラマブルコン
トローラに接続可能でプログラマブルコントローラから
与えられるデータを出力用機器に出力信号として出力す
るプログラマブルコントローラ用インタフェースユニッ
トであって、データを記憶する複数の記憶領域を含む記
憶手段と、プログラマブルコントローラから出力される
選択信号に基づいて記憶手段の複数の記憶領域のいずれ
かを選択し、プログラマブルコントローラから与えられ
るデータを選択された記憶領域に入力する記憶領域選択
手段と、複数の出力用機器を接続可能で記憶手段のデー
タを各出力用機器に出力信号として出力する出力手段と
を備えたものである。
【0027】本発明に係るプログラマブルコントローラ
用インタフェースユニットにおいては、複数の拡張ユニ
ットのいずれかを選択するための選択信号に基づいて記
憶手段の複数の記憶領域のいずれかが選択され、選択さ
れた記憶領域にプログラマブルコントローラから与えら
れるデータが入力され、記憶手段のデータが各出力用機
器に出力信号として出力される。
【0028】このように、複数の拡張ユニットのいずれ
かを選択するための選択信号に基づいて記憶手段の複数
の記憶領域のいずれかが選択されるので、1つのインタ
フェースユニットで複数の拡張ユニットと同等の機能が
得られる。それにより、プログラマブルコントローラに
より拡張ユニットに対して割り付けられた入力または出
力の点数を超える点数の出力用機器を接続可能となる。
したがって、プログラマブルコントローラを用いたシス
テムの小型化および低コスト化が図られる。
【0029】(3)第3の発明 第3の発明に係るプログラマブルコントローラ用インタ
フェースユニットは、複数の拡張ユニットのいずれかを
選択するための選択信号を出力するプログラマブルコン
トローラに接続可能で入力用機器から与えられる入力信
号をプログラマブルコントローラにデータとして入力す
るとともにプログラマブルコントローラから与えられる
データを出力用機器に出力信号として出力するプログラ
マブルコントローラ用インタフェースユニットであっ
て、データを記憶する1または複数の記憶領域を含む第
1の記憶手段と、データを記憶する1または複数の記憶
領域を含む第2の記憶手段と、1または複数の入力用機
器を接続可能で各入力用機器から与えられる入力信号を
データとして第1の記憶手段に入力する入力手段と、プ
ログラマブルコントローラから出力される選択信号に基
づいて第1の記憶手段の1または複数の記憶領域のいず
れかまたは第2の記憶手段の1または複数の記憶領域の
いずれかを選択し、第1の記憶手段の選択された記憶領
域のデータをプログラマブルコントローラに与えるかま
たはプログラマブルコントローラから与えられたデータ
を第2の記憶手段の選択された記憶領域に入力する記憶
領域選択手段と、1または複数の出力用機器を接続可能
で第2の記憶手段のデータを各出力用機器に出力信号と
して出力する出力手段とを備えたものである。
【0030】本発明に係るプログラマブルコントローラ
用インタフェースユニットにおいては、第1の記憶手段
に各入力用機器から与えられる入力信号がデータとして
入力される。また、第2の記憶手段のデータが各出力用
機器に出力信号として出力される。
【0031】複数の拡張ユニットのいずれかを選択する
ための選択信号に基づいて第1および第2の記憶手段の
複数の記憶領域のいずれかが選択される。第1の記憶手
段の記憶領域が選択された場合には、選択された記憶領
域のデータがプログラマブルコントローラに与えられ
る。第2の記憶領域が選択された場合には、選択された
記憶領域にプログラマブルコントローラから与えられる
データが入力される。
【0032】このように、複数の拡張ユニットのいずれ
かを選択するための選択信号に基づいて第1および第2
の記憶手段の複数の記憶領域のいずれかが選択されるの
で、1つのインタフェースユニットで複数の拡張ユニッ
トと同等の機能が得られる。それにより、プログラマブ
ルコントローラにより拡張ユニットに対して割り付けら
れた入力または出力の点数を超える点数の入力用機器ま
たは出力用機器を接続可能となる。したがって、プログ
ラマブルコントローラを用いたシステムの小型化および
低コスト化が図られる。
【0033】(4)第4の発明 第4の発明に係るプログラマブルコントローラ用インタ
フェースユニットは、複数の拡張ユニットのいずれかを
選択するための選択信号を出力するプログラマブルコン
トローラに接続可能で子局ユニットとの間で信号の送受
信を行うプログラマブルコントローラ用インタフェース
ユニットであって、データを記憶するための複数の記憶
領域を含む記憶手段と、子局ユニットから送信された信
号を受信して記憶手段にデータとして入力するとともに
記憶手段のデータを信号として子局ユニットに送信する
通信手段と、プログラマブルコントローラから出力され
る選択信号に基づいて記憶手段の複数の記憶領域のいず
れかを選択し、選択された記憶領域のデータをプログラ
マブルコントローラに与えるかまたはプログラマブルコ
ントローラから与えられるデータを選択された記憶領域
に入力する記憶領域選択手段とを備えたものである。
【0034】本発明に係るプログラマブルコントローラ
用インタフェースユニットにおいては、記憶手段に子局
ユニットから送信された信号がデータとして入力され、
または記憶手段のデータが信号として子局ユニットに送
信される。
【0035】複数の拡張ユニットのいずれかを選択する
ための選択信号に基づいて記憶手段の複数の記憶領域の
いずれかが選択され、選択された記憶領域のデータがプ
ログラマブルコントローラに与えられるかまたはプログ
ラマブルコントローラから与えられるデータが選択され
た記憶領域に入力される。
【0036】このように、複数の拡張ユニットのいずれ
かを選択するための選択信号に基づいて記憶手段の複数
の記憶領域のいずれかが選択されるので、1つのインタ
フェースユニットで複数の拡張ユニットと同等の機能が
得られる。それにより、プログラマブルコントローラに
より拡張ユニットに対して割り付けられた入力または出
力の点数を超える点数の入力用機器または出力用機器が
接続された子局ユニットと通信が可能となる。したがっ
て、プログラマブルコントローラを用いたシステムの小
型化および低コスト化が図られる。
【0037】(5)第5の発明 第5の発明に係るプログラマブルコントローラ用インタ
フェースユニットは、第1〜第4のいずれかの発明に係
るプログラマブルコントローラ用インタフェースユニッ
トの構成において、プログラマブルコントローラに接続
可能でプログラマブルコントローラに対して入力または
出力されるデータおよびプログラマブルコントローラか
ら出力される選択信号を受ける1または複数の増設用コ
ネクタをさらに備えたものである。
【0038】この場合、増設用コネクタをプログラマブ
ルコントローラに接続することにより、プログラマブル
コントローラ用インタフェースユニットによりプログラ
マブルコントローラに対してデータの入力または出力が
可能となる。
【0039】特に、プログラマブルコントローラ用イン
タフェースユニットが複数の増設用コネクタを有する場
合には、さらに別のプログラマブルコントローラ用イン
タフェースユニットを接続することができる。これによ
り、プログラマブルコントローラへの入力または出力の
点数をさらに増やすことができる。
【0040】(6)第6の発明 第6の発明に係るプログラマブルコントローラ用インタ
フェースユニットは、第1〜第4のいずれかの発明に係
るプログラマブルコントローラ用インタフェースユニッ
トの構成において、拡張ユニットを接続可能でプログラ
マブルコントローラに対して入力または出力されるデー
タを受ける1または複数の拡張ユニット用コネクタと、
プログラマブルコントローラから出力される選択信号に
基づいて1または複数の拡張ユニット用コネクタのいず
れかを選択する拡張ユニット選択手段とをさらに備えた
ものである。
【0041】この場合、プログラマブルコントローラ用
インタフェースユニットの拡張ユニット用コネクタに拡
張ユニットを接続することにより、拡張ユニットをプロ
グラマブルコントローラに接続することができる。これ
により、プログラマブルコントローラへの入力または出
力の点数をさらに増やすことができる。
【0042】
【発明の実施の形態】以下の説明では、本発明に係る入
力ユニット、出力ユニット、入出力ユニット、遠隔入出
力装置用親局ユニット等の拡張ユニットを従来の拡張ユ
ニットと区別するためにインタフェースユニットと呼
ぶ。
【0043】図1は本発明の第1の実施例におけるイン
タフェースユニットおよびプログラマブルコントローラ
の模式図である。
【0044】図1に示すように、プログラマブルコント
ローラ10は、CPUユニット1、電源ユニット2およ
び基本ベースユニット3により構成される。基本ベース
ユニット3には、複数の拡張ユニット用コネクタ31お
よびベースユニット増設コネクタ32が設けられてい
る。
【0045】インタフェースユニット5はベースユニッ
ト増設コネクタ50を有する。ベースユニット増設コネ
クタ50は、ケーブル80を用いて基本ベースユニット
3のベースユニット増設コネクタ32に接続される。こ
のインタフェースユニット5は、以下に説明する遠隔入
出力装置用親局ユニット5a、入出力ユニット5b、入
力ユニット5cまたは出力ユニット5dである。
【0046】図2は遠隔入出力装置の構成を示すブロッ
ク図である。図2において、遠隔入出力装置20は、親
局ユニット5aおよび1または複数の子局ユニット6に
より構成される。
【0047】親局ユニット5aは送受信ユニットであ
り、各子局ユニット6は送信ユニットまたは受信ユニッ
トである。各子局ユニット6は、通信線9を介して親局
ユニット5aに接続されている。各子局ユニット6に
は、スイッチ、センサ等の入力用機器(図示せず)また
はスイッチ、電磁開閉器、リレー、ソレノイド、モータ
等の出力用機器(図示せず)が接続される。
【0048】図2の遠隔入出力装置20において、各子
局ユニット6は、入力用機器から入力される信号を通信
線9を介して親局ユニット5aに送信し、または親局ユ
ニット5aから通信線9を介して送信された信号を受信
して出力用機器に出力する。親局ユニット5aは、図1
のプログラマブルコントローラ10から与えられるデー
タを信号として通信線9を介して子局ユニット6に送信
し、または子局ユニット6から通信線9を介して送信さ
れた信号を受信してプログラマブルコントローラ10に
データとして入力する。
【0049】このようにして、入力用機器または出力用
機器がプログラマブルコントローラ10から離れた位置
に設置されている場合でも、プログラマブルコントロー
ラ10と入力用機器または出力用機器との間で信号を入
出力することが可能となる。
【0050】図3はプログラマブルコントローラ10の
基本ベースユニット3および遠隔入出力装置用親局ユニ
ット5aの構成を示すブロック図である。
【0051】図3に示すように、基本べースユニット3
は、デコーダ30、複数の拡張ユニット用コネクタ31
およびベースユニット増設コネクタ32を含む。複数の
拡張ユニット用コネクタ31は、CPUユニット1に接
続されたデータバスDBに接続されている。このデータ
バスDBは、ベースユニット増設コネクタ32に接続さ
れる。デコーダ30およびベースユニット増設コネクタ
32には、CPUユニット1から制御バスCBを介して
ユニット選択信号USが与えられる。
【0052】複数の拡張ユニット用コネクタ31には、
デコーダ30から出力されるデコード信号がそれぞれ与
えられる。デコーダ30は、ユニット選択信号USをデ
コードし、複数のデコード信号のうち1つを活性状態
(例えばハイレベル)にする。それにより、複数の拡張
ユニット用コネクタ31のうち1つが選択され、選択さ
れた拡張ユニット用コネクタ31とCPUユニット1と
の間でデータバスDBを介してデータが伝送される。
【0053】本実施例では、データバスDBが16ビッ
トであり、ユニット選択信号USが5ビットであるもの
とする。また、拡張ユニット用コネクタ31には64点
の入力または出力が割り付けられているものとする。し
たがって、拡張ユニット用コネクタ31には64点の入
力用機器または出力用機器に対応する拡張ユニットが接
続される。この場合、64点の入力用機器または出力用
機器に対応する64ビットのデータは16ビットづつ時
分割でデータバスDBに与えられる。
【0054】ケーブル80は、データを伝送するデータ
バスDBおよびユニット選択信号USを伝送する制御バ
スCBを含む。
【0055】親機ユニット5aは、ベースユニット増設
コネクタ50、デコーダ51、メモリ52、CPU(中
央演算処理装置)53および通信回路54を含む。メモ
リ52は、データバスDBを介してベースユニット増設
コネクタ50に接続されている。ベースユニット増設コ
ネクタ50には、CPUユニット1から基本ベースユニ
ット3およびケーブル80を介してユニット選択信号U
Sが与えられ、そのユニット選択信号USは制御バスC
Bを介してデコーダ51に与えられる。
【0056】メモリ52には、デコーダ51から出力さ
れる複数のデコード信号S1,S2,S3,S4が与え
られる。メモリ52は、複数のデコード信号S1〜S4
に対応する複数の記憶領域を含む。
【0057】デコーダ51は、ユニット選択信号USを
デコードし、複数のデコード信号S1〜S4のうち1つ
を活性状態(たとえばハイレベル)にする。それによ
り、メモリ52の複数の記憶領域のうち1つが選択さ
れ、選択された記憶領域にデータバスDB上のデータが
書き込まれ、または選択された記憶領域のデータがデー
タバスDBに読み出される。
【0058】CPU53は、メモリ52の各記憶領域に
記憶される64ビットのデータを通信回路54に与え、
または通信回路54により与えられる64ビットのデー
タをメモリ52の各記憶領域に書き込む。
【0059】通信回路54は、図2の子局ユニット6か
ら通信線9を介して送信されるシリアル信号を受信し、
そのシリアル信号を復号化(復調)して64ビットのデ
ータとしてCPU53に与え、またはCPU53から与
えられた64ビットのデータを符号化(変調)してシリ
アル信号に変換し、そのシリアル信号を通信線9を介し
て子局ユニット6に送信する。
【0060】本実施例では、デコーダ51が記憶領域選
択手段に相当し、メモリ52が記憶手段に相当し、CP
U53および通信回路54が通信手段を構成する。ま
た、ベースユニット増設コネクタ50が増設用コネクタ
に相当する。さらに、ユニット選択信号USが選択信号
に相当する。
【0061】次に、図4のタイミングチャートを参照し
ながら図3の親局ユニット5aの動作を説明する。ここ
では、親局ユニット5aに4つの子局ユニット6が接続
され、各子局ユニット6に64点の入力用機器または出
力用機器が接続されているものとする。
【0062】まず、ユニット選択信号USが“1”を示
すと、デコーダ51から出力されるデコード信号S1が
ハイレベルになる。それにより、データバスDBに64
点の入力または出力を表す信号が与えられた後、CPU
ユニット1またはメモリ52からデータバスDBに1番
目の64ビットのデータD1が16ビットづつ時分割で
与えられる。
【0063】次に、ユニット選択信号USが“2”を示
すと、デコーダ51から出力されるデコード信号S2が
ハイレベルになる。それにより、データバスDBに64
点の入力または出力を表す信号が与えられた後、CPU
ユニット1またはメモリ52からデータバスDBに2番
目の64ビットのデータD2が16ビットづつ時分割で
与えられる。
【0064】次に、ユニット選択信号USが“3”を示
すと、デコーダ51から出力されるデコード信号S3が
ハイレベルになる。それにより、データバスDBに64
点の入力または出力を表す信号が与えられた後、CPU
ユニット1またはメモリ52からデータバスDBに3番
目の64ビットのデータD3が16ビットづつ時分割で
与えられる。
【0065】さらに、ユニット選択信号USが“4”を
示すと、デコーダ51から出力されるデコード信号S4
がハイレベルになる。それにより、データバスDBに6
4点の入力または出力を表す信号が与えられた後、CP
Uユニット1またはメモリ52からデータバスDBに4
番目の64ビットのデータD4が16ビットづつ時分割
で与えられる。
【0066】このようにして、親局ユニット5aによ
り、CPUユニット1に対して256点の入力または出
力を行うことができる。
【0067】図5は入出力ユニット5bの構成を示すブ
ロック図である。図5に示すように、入出力ユニット5
bは、ベースユニット増設コネクタ50、デコーダ5
1、2つのラッチ回路55,56、出力回路57および
入力回路58を含む。
【0068】図5の入出力ユニット5bのベースユニッ
ト増設コネクタ50も、図3の親局ユニット5aのベー
スユニット増設コネクタ50と同様に、ケーブル80を
介して基本ベースユニット3のベースユニット増設コネ
クタ32に接続される。
【0069】ラッチ回路55,56はデータバスDBを
介してベースユニット増設コネクタ50に接続されてい
る。ベースユニット増設コネクタ50には、CPUユニ
ット1から基本ベースユニット3およびケーブル80を
介してユニット選択信号USが与えられ、そのユニット
選択信号USは制御バスCBを介してデコーダ51に与
えられる。
【0070】ラッチ回路55,56には、デコーダ51
から出力される複数のデコード信号がそれぞれ与えられ
る。本例では、デコーダ51からの複数のデコード信号
S1,S2がラッチ回路55に与えられ、デコーダ51
から複数のデコード信号S3,S4がラッチ回路56に
与えられる。ラッチ回路55は複数のデコード信号S
1,S2に対応する複数の記憶領域を含み、ラッチ回路
56は複数のデコード信号S3,S4に対応する複数の
記憶領域を含む。
【0071】デコーダ51は、ユニット選択信号USを
デコードし、デコード信号S1〜S4のうち1つを活性
状態(たとえばハイレベル)にする。それにより、ラッ
チ回路55,56の複数の記憶領域のうち1つが選択さ
れる。ラッチ回路55の記憶領域が選択された場合に
は、CPUユニット1からデータバスDBに与えられた
データがラッチ回路55内の選択された記憶領域に入力
される。ラッチ回路56の記憶領域が選択された場合に
は、ラッチ回路55内の選択された記憶領域のデータが
データバスDBを介してCPUユニット1に与えられ
る。
【0072】出力回路57には複数の出力用機器が接続
され、入力回路58には複数の入力用機器58が接続さ
れる。出力回路57は、ラッチ回路55の各記憶領域に
記憶されるデータを出力信号として出力用機器に出力す
る。入力回路58は、入力用機器から与えられる入力信
号をデータとしてラッチ回路56の各記憶領域に入力す
る。
【0073】このようにして、入出力ユニット5bによ
り、CPUユニット1に対して拡張ユニットに割り付け
られた点数を超える点数の入力または出力を行うことが
できる。
【0074】本実施例では、デコーダ51が記憶領域選
択手段に相当し、ラッチ回路55が第2の記憶手段に相
当し、ラッチ回路56が第1の記憶手段に相当する。ま
た、出力回路57が出力手段に相当し、入力回路58が
入力手段に相当し、ベースユニット増設コネクタ50が
増設用コネクタに相当する。さらに、ユニット選択信号
USが選択信号に相当する。
【0075】図6は入力ユニット5cの構成を示すブロ
ック図である。図6に示すように、入力ユニット5c
は、ベースユニット増設コネクタ50、デコーダ51、
ラッチ回路59および入力回路60を含む。
【0076】図6の入力ユニット5cのベースユニット
増設コネクタ50も、図3の親局ユニット5aのベース
ユニット増設コネクタ50と同様に、ケーブル80を介
して基本ベースユニット3のベースユニット増設コネク
タ32に接続される。
【0077】ラッチ回路59は、データバスDBを介し
てベースユニット増設コネクタ50に接続されている。
ベースユニット増設コネクタ50には、CPU1から基
本ベースユニット3およびケーブル80を介してユニッ
ト選択信号USが与えられ、そのユニット選択信号US
は制御バスCBを介してデコーダ51に与えられる。
【0078】ラッチ回路59には、デコーダ51から出
力される複数のデコード信号S1,S2,S3,S4が
与えられる。ラッチ回路59は、デコーダ51からの複
数のデコード信号S1〜S4に対応する複数の記憶領域
を含む。デコーダ51は、ユニット選択信号USをデコ
ードし、複数のデコード信号S1〜S4のうち1つを活
性状態(たとえばハイレベル)にする。それにより、ラ
ッチ回路59の複数の記憶領域のうち1つが選択され
る。ラッチ回路55内の選択された記憶領域のデータが
データバスDBを介してCPUユニット1に与えられ
る。
【0079】入力回路60には複数の入力用機器が接続
される。入力回路60は、入力用機器から与えられる入
力信号をデータとしてラッチ回路59の各記憶領域に入
力する。
【0080】このようにして、1つの入力ユニット5c
により、CPUユニット1に対して拡張ユニットに割り
付けられた点数を超える点数の入力を行うことができ
る。
【0081】本実施例では、デコーダ51が記憶領域選
択手段に相当し、ラッチ回路59が記憶手段に相当し、
入力回路60が入力手段に相当する。また、ベースユニ
ット増設コネクタ50が増設用コネクタに相当する。さ
らに、ユニット選択信号USが選択信号に相当する。
【0082】図7は出力ユニット5dの構成を示すブロ
ック図である。図7に示すように、出力ユニット5d
は、ベースユニット増設コネクタ50、デコーダ51、
ラッチ回路61および出力回路62を含む。
【0083】出力ユニット5dのベースユニット増設コ
ネクタ50も、図3の親局ユニット5aのベースユニッ
ト増設コネクタ50と同様に、ケーブル80を介して基
本ベースユニット3のベースユニット増設コネクタ32
に接続される。
【0084】ラッチ回路61は、データバスDBを介し
てベースユニット増設コネクタ50に接続されている。
ベースユニット増設コネクタ50には、CPUユニット
1から基本ベースユニット3およびケーブル80を介し
てユニット選択信号USが与えられ、そのユニット選択
信号USは制御バスCBを介してデコーダ51に与えら
れる。
【0085】ラッチ回路61には、デコーダ51から出
力される複数のデコード信号S1,S2,S3,S4が
与えられる。ラッチ回路61は、デコーダ51からの複
数のデコード信号S1〜S4に対応する複数の記憶領域
を含む。デコーダ51は、ユニット選択信号USをデコ
ードし、複数のデコード信号S1〜S4のうち1つを活
性状態(たとえばハイレベル)にする。それにより、ラ
ッチ回路61の複数の記憶領域のうち1つが選択され
る。CPUユニット1からデータバスDBに与えられた
データはラッチ回路61内の選択された記憶領域に入力
される。
【0086】出力回路62には複数の出力用機器が接続
される。出力回路62は、ラッチ回路61の各記憶領域
に記憶されたデータを出力信号として出力用機器に出力
する。
【0087】このようにして、出力ユニット5dによ
り、CPUユニット1に対して拡張ユニットに割り付け
られた点数を超える点数の出力を行うことができる。
【0088】本実施例では、デコーダ51が記憶領域選
択手段に相当し、ラッチ回路61が記憶手段に相当し、
出力回路62が出力手段に相当する。また、ベースユニ
ット増設コネクタ50が増設用コネクタに相当する。さ
らに、ユニット選択信号USが選択信号に相当する。
【0089】以上のように、第1の実施例のインタフェ
ースユニット5によれば、CPUユニット1により拡張
ユニットに割り付けられた入力または出力の点数に制限
されることなく、CPUユニット1に対して任意の点数
の入力または出力を行うことが可能となる。したがっ
て、プログラマブルコントローラ10を用いたシステム
の小型化および低コスト化を図ることができる。
【0090】図8は本発明の第2の実施例におけるイン
タフェースユニットおよびプログラマブルコントローラ
を示す模式図である。
【0091】図8のプログラマブルコントローラ10の
構成は、図1に示したプログラマブルコントローラ10
の構成と同様である。
【0092】本実施例のインタフェースユニット5は複
数のベースユニット増設コネクタ50を有する。インタ
フェースユニット5の1つのベースユニット増設コネク
タ50は、ケーブル80を介してプログラマブルコント
ローラ10の基本ベースユニット3のベースユニット増
設コネクタ32に接続される。
【0093】また、インタフェースユニット5の他の1
つのベースユニット増設コネクタ50は、ケーブル80
を介して他のインタフェースユニット5のベースユニッ
ト増設コネクタ50に接続することができる。これによ
り、プログラマブルコントローラ10に複数のインタフ
ェースユニット5を接続することができる。
【0094】図9は図8のインタフェースユニット5の
主要部の構成を示すブロック図である。
【0095】図9に示すように、複数のベースユニット
増設コネクタ50は、データを伝送するデータバスDB
およびユニット選択信号USを伝送する制御バスCBに
接続されている。
【0096】CPUユニット1から基本ベースユニット
3およびケーブル80を介して1つのベースユニット増
設コネクタ50にユニット選択信号USが与えられ、そ
のユニット選択信号USは制御バスCBを介してデコー
ダ51および他の1つのベースユニット増設コネクタ5
0に与えられる。
【0097】インタフェースユニット5の他の部分の構
成は、図3に示した親局ユニット5aの構成、図5に示
した入出力ユニット5bの構成、図6に示した入力ユニ
ット5cの構成または図7に示した出力ユニット5dの
構成と同様である。
【0098】本実施例では、ベースユニット増設コネク
タ50が増設用コネクタに相当する。
【0099】第2の実施例のインタフェースユニット5
によれば、CPUユニット1により拡張ユニットに割り
付けられた入力または出力の点数に制限されることな
く、CPUユニット1に対して任意の点数の入力または
出力を行うことが可能になるともに、1つのプログラマ
ブルコントローラ10に複数のインタフェースユニット
5を接続することが可能となる。
【0100】図10は本発明の第3の実施例におけるイ
ンタフェースユニットおよびプログラマブルコントロー
ラを示す模式図である。また、図11は図10のインタ
フェースユニットの斜視図である。
【0101】図10において、プログラマブルコントロ
ーラ10は、CPUユニット1、電源ユニット2および
基本ベースユニット3により構成される。基本ベースユ
ニット3は1つのベースユニット増設コネクタ32を有
する。
【0102】図10および図11に示すように、インタ
フェースユニット5は、ベースユニット増設コネクタ5
0および複数の拡張ユニット用コネクタ63を有する。
各拡張ユニット用コネクタ63には、拡張ユニット(図
13参照)のコネクタ70が接続可能となっている。
【0103】図12は図10および図11のインタフェ
ースユニット5の構成を示すブロック図である。図12
のインタフェースユニット5は、遠隔入出力装置用親局
ユニットである。
【0104】図12に示すように、インタフェースユニ
ット5は、ベースユニット増設コネクタ50、デコーダ
51、メモリ52、CPU53、通信回路54、デコー
ダ64および複数の拡張ユニット用コネクタ63を含
む。
【0105】データを伝送するデータバスDBおよびユ
ニット選択信号USを伝送する制御バスCBはCPUユ
ニット1に接続される。ベースユニット増設コネクタ5
0、メモリ52および複数の拡張ユニット用コネクタ6
3はデータバスDBに接続されている。また、ベースユ
ニット増設コネクタ50、デコーダ51およびデコーダ
64には、CPUユニット1から制御バスCBを介して
ユニット選択信号USが与えられる。複数の拡張ユニッ
ト用コネクタ63には、デコーダ64から出力されるデ
コード信号がそれぞれ与えられる。
【0106】デコーダ51、メモリ52、CPU53お
よび通信回路54の動作は、図3の親局ユニット5aの
デコーダ51、メモリ52、CPU53および通信回路
54の動作と同様である。また、デコーダ64おび複数
の拡張ユニット用コネクタ63の動作は、図3の基本ベ
ースユニット3のデコーダ30および複数の拡張ユニッ
ト用コネクタ31の動作と同様である。本実施例では、
デコーダ64が拡張ユニット選択手段に相当する。
【0107】なお、図12の例では、インタフェースユ
ニット5が遠隔入出力装置用親局ユニットである場合を
説明したが、インタフェースユニット5が入出力ユニッ
ト、入力ユニットまたは出力ユニットであってもよい。
【0108】第3の実施例のインタフェースユニット5
によれば、CPUユニット1により拡張ユニットに割り
付けられた入力または出力の点数に制限されることな
く、CPU1に対して任意の点数の入力または出力を行
うことができるとともに、複数の拡張ユニット用コネク
タ63に拡張ユニットをそれぞれ接続することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるインタフェース
ユニットおよびプログラマブルコントローラを示す模式
図である。
【図2】遠隔入出力装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】プログラマブルコントローラの基本ベースユニ
ットおよび遠隔入出力装置の親局ユニットの構成を示す
ブロック図である。
【図4】図3の親局ユニットの動作を示すタイミングチ
ャートである。
【図5】入出力ユニットの構成を示すブロック図であ
る。
【図6】入力ユニットの構成を示すブロック図である。
【図7】出力ユニットの構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の第2の実施例におけるインタフェース
ユニットおよびプログラマブルコントローラを示す模式
図である。
【図9】図8のインタフェースユニットの主要部の構成
を示すブロック図である。
【図10】本発明の第3の実施例におけるインタフェー
スユニットおよびプログラマブルコントローラを示す模
式図である。
【図11】図10のインタフェースユニットの斜視図で
ある。
【図12】図10および図11のインタフェースユニッ
トの構成を示すブロック図である。
【図13】従来のプログラマブルコントローラ、増設ベ
ースユニットおよび拡張ユニットを示す模式図である。
【図14】図13の基本ベースユニットおよび増設ベー
スユニットの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 CPUユニット 2 電源ユニット 3 基本ベースユニット 5 インタフェースユニット 5a 親局ユニット 5b 入出力ユニット 5c 入力ユニット 5d 出力ユニット 31,63 拡張ユニット用コネクタ 32,50 ベースユニット増設コネクタ 30,51,64 デコーダ 52 メモリ 53 CPU 54 通信回路 55,56,59,61 ラッチ回路 57,62 出力回路 58,60 入力回路 80 ケーブル DB データバス CB 制御バス

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の拡張ユニットのいずれかを選択す
    るための選択信号を出力するプログラマブルコントロー
    ラに接続可能で入力用機器から与えられる入力信号を前
    記プログラマブルコントローラにデータとして入力する
    プログラマブルコントローラ用インタフェースユニット
    であって、 データを記憶する複数の記憶領域を含む記憶手段と、 複数の入力用機器を接続可能で各入力用機器から与えら
    れる入力信号を前記記憶手段にデータとして入力する入
    力手段と、 前記プログラマブルコントローラから出力される選択信
    号に基づいて前記記憶手段の前記複数の記憶領域のいず
    れかを選択し、選択された記憶領域のデータを前記プロ
    グラマブルコントローラに与える記憶領域選択手段とを
    備えたことを特徴とするプログラマブルコントローラ用
    インタフェースユニット。
  2. 【請求項2】 複数の拡張ユニットのいずれかを選択す
    るための選択信号を出力するプログラマブルコントロー
    ラに接続可能で前記プログラマブルコントローラから与
    えられるデータを出力用機器に出力信号として出力する
    プログラマブルコントローラ用インタフェースユニット
    であって、 データを記憶する複数の記憶領域を含む記憶手段と、 前記プログラマブルコントローラから出力される選択信
    号に基づいて前記記憶手段の前記複数の記憶領域のいず
    れかを選択し、前記プログラマブルコントローラから与
    えられるデータを選択された記憶領域に入力する記憶領
    域選択手段と、 複数の出力用機器を接続可能で前記記憶手段のデータを
    各出力用機器に出力信号として出力する出力手段とを備
    えたことを特徴とするプログラマブルコントローラ用イ
    ンタフェースユニット。
  3. 【請求項3】 複数の拡張ユニットのいずれかを選択す
    るための選択信号を出力するプログラマブルコントロー
    ラに接続可能で入力用機器から与えられる入力信号を前
    記プログラマブルコントローラにデータとして入力する
    とともに前記プログラマブルコントローラから与えられ
    るデータを出力用機器に出力信号として出力するプログ
    ラマブルコントローラ用インタフェースユニットであっ
    て、 データを記憶する1または複数の記憶領域を含む第1の
    記憶手段と、 データを記憶する1または複数の記憶領域を含む第2の
    記憶手段と、 1または複数の入力用機器を接続可能で各入力用機器か
    ら与えられる入力信号をデータとして前記第1の記憶手
    段に入力する入力手段と、 前記プログラマブルコントローラから出力される選択信
    号に基づいて前記第1の記憶手段の前記1または複数の
    記憶領域のいずれかまたは前記第2の記憶手段の前記1
    または複数の記憶領域のいずれかを選択し、前記第1の
    記憶手段の選択された記憶領域のデータを前記プログラ
    マブルコントローラに与えるかまたは前記プログラマブ
    ルコントローラから与えられたデータを前記第2の記憶
    手段の選択された記憶領域に入力する記憶領域選択手段
    と、 1または複数の出力用機器を接続可能で前記第2の記憶
    手段のデータを各出力用機器に出力信号として出力する
    出力手段とを備えたことを特徴とするプログラマブルコ
    ントローラ用インタフェースユニット。
  4. 【請求項4】 複数の拡張ユニットのいずれかを選択す
    るための選択信号を出力するプログラマブルコントロー
    ラに接続可能で子局ユニットとの間で信号の送受信を行
    うプログラマブルコントローラ用インタフェースユニッ
    トであって、 データを記憶するための複数の記憶領域を含む記憶手段
    と、 前記子局ユニットから送信された信号を受信して前記記
    憶手段にデータとして入力するとともに前記記憶手段の
    データを信号として前記子局ユニットに送信する通信手
    段と、 前記プログラマブルコントローラから出力される選択信
    号に基づいて前記記憶手段の前記複数の記憶領域のいず
    れかを選択し、選択された記憶領域のデータを前記プロ
    グラマブルコントローラに与えるかまたは前記プログラ
    マブルコントローラから与えられるデータを選択された
    記憶領域に入力する記憶領域選択手段とを備えたことを
    特徴とするプログラマブルコントローラ用インタフェー
    スユニット。
  5. 【請求項5】 前記プログラマブルコントローラに接続
    可能で前記プログラマブルコントローラに対して入力ま
    たは出力されるデータおよび前記プログラマブルコント
    ローラから出力される前記選択信号を受ける1または複
    数の増設用コネクタをさらに備えたことを特徴とする請
    求項1〜4のいずれかに記載のプログラマブルコントロ
    ーラ用インタフェースユニット。
  6. 【請求項6】 前記拡張ユニットを接続可能で前記プロ
    グラマブルコントローラに対して入力または出力される
    データを受ける1または複数の拡張ユニット用コネクタ
    と、 前記プログラマブルコントローラから出力される前記選
    択信号に基づいて前記1または複数の拡張ユニット用コ
    ネクタのいずれかを選択する拡張ユニット選択手段とを
    さらに備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか
    に記載のプログラマブルコントローラ用インタフェース
    ユニット。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2014020662A1 (ja) * 2012-07-30 2014-02-06 三菱電機株式会社 増設ユニット
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