JPH1146390A - 負荷制御システム - Google Patents

負荷制御システム

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JPH1146390A
JPH1146390A JP20112697A JP20112697A JPH1146390A JP H1146390 A JPH1146390 A JP H1146390A JP 20112697 A JP20112697 A JP 20112697A JP 20112697 A JP20112697 A JP 20112697A JP H1146390 A JPH1146390 A JP H1146390A
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Hirotatsu Shinomiya
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】パターン停止ユニットを用いることなくスイッ
チの操作の有効・無効を選択することができる負荷制御
システムを提供する。 【解決手段】スイッチ操作部23を有したスイッチ端末
器2と、負荷5が接続される制御端末器3とが信号線4
を介して接続される。スイッチ端末器2に設けた操作停
止設定動作スイッチ26がオン、かつ操作停止設定用負
荷状態記憶部25に格納されているデータが無効であれ
ば、スイッチ操作部23の操作は無効になる。その他の
条件ではスイッチ操作部23の操作は有効になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スイッチを備えた
スイッチ端末器と負荷を接続した制御端末器とを信号線
に接続し、スイッチ端末器と制御端末器との間で時分割
多重伝送方式でデータを伝送することによって、スイッ
チの操作に応じて負荷を制御する負荷制御システムに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、スイッチを備えたスイッチ端
末器と負荷を接続した制御端末器とを信号線に接続して
おき、中央制御装置から伝送される伝送信号に同期して
スイッチ端末器と制御端末器との間でデータを伝送する
ことにより、スイッチの操作に応じて負荷を制御するよ
うにした負荷制御システムが提供されている。この種の
負荷制御システムは、スイッチ端末器および制御端末器
にそれぞれ固有のアドレスを持たせるとともに、スイッ
チ端末器と制御端末器との対応関係を中央制御装置に持
たせておき、スイッチ端末器と制御端末器との間で中央
制御装置を介在させて時分割多重伝送方式によりデータ
を伝送することによって、スイッチに対応した負荷を制
御するように構成されている。
【0003】ところで、スイッチ端末器と制御端末器と
はアドレスによって対応付けられるから、1つのスイッ
チに対し複数個の負荷を対応付けることができる。そこ
で、1つのスイッチで一括して制御される複数の負荷と
各負荷の制御状態とを対応付けることが考えられてい
る。たとえば、負荷が照明負荷であるときに、1つのス
イッチで複数の照明負荷の点灯・消灯の状態を一括して
制御すれば、部屋の利用状況に応じて各種のパターンで
照明負荷を点灯・消灯させることが可能になる。この種
の制御をパターン制御と称している。パターン制御は部
屋全体の照明負荷の点灯・消灯の状態を制御するのが一
般的である。
【0004】一方、会議室などでは比較的広い部屋を確
保しておき、間仕切りを用いて人数や用途に合わせて部
屋を区切る場合がある。このとき、間仕切りで区切られ
ている複数の部屋の照明負荷を一括して制御するような
パターン制御を行なうと不都合であるから、このような
設定がなされているパターン制御用のスイッチは無効に
しておくことが要求される。
【0005】この種の要求を満たすために、間仕切りに
よって区切られた複数の部屋の照明負荷を一括して制御
するような設定がなされたスイッチ端末器と中央制御装
置との間に、パターン停止ユニットを挿入することが考
えられている。パターン停止スイッチが非動作であると
きには、中央制御装置は伝送信号によってスイッチ端末
器や制御端末器をアクセスし、この伝送信号に同期して
スイッチ端末器や制御端末器が中央制御装置に返送デー
タを返すが、パターン停止ユニットを動作させるとスイ
ッチ端末器から中央制御装置に返送データを返さないよ
うになる。つまり、パターン停止ユニットを動作させる
と、中央制御装置ではスイッチ端末器に設けたスイッチ
の操作を認識できなくなるから、スイッチが操作されて
も照明負荷の点灯・消灯の状態が変化しなくなるのであ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来構成で
は、パターン制御用のスイッチの操作が受け付けられな
いようにするためにパターン停止ユニットという特殊な
装置が必要になる。また、中央制御装置との間にパター
ン停止ユニットの挿入されているすべてのスイッチ端末
器におけるスイッチの操作が受け付けられなくなるか
ら、パターン停止ユニットが動作している間にも有効と
なるスイッチ端末器を設けるために、信号線上でのスイ
ッチ端末器の位置関係に制約が生じる。つまり、パター
ン停止ユニットが動作しているときにもスイッチの操作
を有効としたいスイッチ端末器は、パターン停止ユニッ
トよりも中央制御装置寄りに接続することが必要であ
る。
【0007】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、パターン停止ユニットを用いること
なくスイッチの操作の有効・無効を選択することができ
る負荷制御システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、スイ
ッチ操作部を有したスイッチ端末器と、負荷が接続され
る制御端末器とが信号線を介して接続され、スイッチ端
末器と制御端末器とに設定されているアドレスを用いて
時分割多重伝送方式で伝送信号を伝送することによりス
イッチ操作部の操作に応じた制御データをスイッチ端末
器から制御端末器に伝送して負荷を制御する負荷制御シ
ステムにおいて、スイッチ操作部の操作の有効・無効を
選択する選択手段をスイッチ端末器に設けたものであ
る。この構成によれば、スイッチ操作部の操作の有効・
無効を必要に応じて選択することができるから、別途の
パターン停止ユニットを用いることなくスイッチの操作
の有効・無効を選択することが可能になる。しかも、ス
イッチ端末器においてスイッ操作部の操作の有効・無効
を決定するから、他のスイッチ端末器に影響することな
く所望のスイッチ端末器についてのみスイッチ操作部の
操作を無効にすることが可能になる。
【0009】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、選択手段が、制御端末器に設定された特定のアドレ
スを格納する操作停止設定用負荷アドレス記憶部と、デ
ータ設定時に伝送信号のアドレスデータが操作停止設定
用負荷アドレス記憶部に格納されたアドレスに一致する
とその伝送信号に含まれる制御データに応じて有効・無
効のデータを格納する操作停止設定用負荷状態記憶部と
を備えるものである。この構成によれば、特定のアドレ
スを持つ制御端末器を制御する伝送信号を伝送すること
によって操作停止設定用負荷状態記憶部に有効・無効の
データを設定することができるから、アドレスの設定以
外には別途の装置を用いることなくスイッチ操作部の操
作の有効・無効を設定することができるとともに、有効
・無効の設定内容を負荷の状態に対応付けて確認するこ
とができるのである。
【0010】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、操作停止設定用負荷状態記憶部のデータを用いるか
否かを選択する操作停止設定動作スイッチと、操作停止
設定動作スイッチにより操作停止設定用負荷状態記憶部
のデータを用いるように選択され、かつ操作停止設定用
負荷状態記憶部のデータが無効であるとスイッチ操作部
の操作を無効とし、その他のときはスイッチ操作部の操
作を有効とする制御部を備えるものである。この構成に
よれば、操作停止設定動作スイッチの設定によって操作
停止設定用負荷状態記憶部のデータを用いるか否かを選
択することができるから、たとえば間仕切りを用いると
きと用いないときとで操作停止設定動作スイッチを切り
換えるようにすれば、間仕切りの開閉状態と各スイッチ
端末器の有効・無効との対応付けが容易になる。
【0011】請求項4の発明は、請求項2または請求項
3の発明において、操作停止設定用負荷アドレス記憶部
のアドレスを書換可能としたものである。この構成によ
れば、操作停止設定用負荷状態記憶部にデータを設定す
る際の確認用に用いる負荷を必要に応じて選択すること
ができ、スイッチ操作部から離れた場所の負荷でデータ
の内容を確認するといった手間がなく、データの設定作
業が容易になる。
【0012】請求項5の発明は、請求項2ないし請求項
4の発明において、操作停止設定用負荷アドレス記憶部
と操作停止設定用負荷状態記憶部とが複数個ずつ設けら
れ、各操作停止設定用負荷状態記憶部に格納されたデー
タを組み合わせてスイッチ操作部の操作の有効・無効を
決める演算手段が設けられているものである。この構成
によれば、設定データの組み合わせでスイッチ操作部の
操作の有効・無効を決めるから、組み合わせかたを変え
ることで、同じデータを用いながらも場所や条件に応じ
てスイッチ操作部の操作を有効にしたり無効にしたりす
ることが可能になる。
【0013】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)図1(a)に示すようにシステムの全体
構成は従来構成と同様であって、中央制御装置1に接続
された信号線(2線式)4に複数台ずつのスイッチ端末
器2および制御端末器3が分岐接続(マルチドロップ接
続)された構成を有している。各スイッチ端末器2およ
び各制御端末器3には、それぞれ個別のアドレスが設定
され、中央制御装置1はそれらのアドレスを用いてスイ
ッチ端末器2および制御端末器3を個別に認識する。ス
イッチ端末器2はスイッチを含み、制御端末器3には負
荷5が接続される。また、スイッチ端末器2には負荷5
の動作状態を確認するための確認灯が設けられている。
【0014】中央制御装置1は信号線4に対して、図2
(a)に示すフォーマットの伝送信号Vsを送出する。
すなわち、信号送出開始を示す同期信号SY、伝送信号
Vsのモードを示すモードデータMD、スイッチ端末器
2や制御端末器3を各別に呼び出すためのアドレスデー
タAD、負荷5を制御する制御データCD、伝送誤りを
検出するためのチェックサムデータCS、スイッチ端末
器2や制御端末器3からの返送信号(監視データ)を受
信するタイムスロットである信号返送期間WTよりなる
双極性(±24V)の時分割多重信号であり、パルス幅
変調によってデータが伝送されるようになっている(図
2(b))。各スイッチ端末器2および各制御端末器3
では、信号線4を介して受信した伝送信号Vsにより伝
送されたアドレスデータADがあらかじめ設定されてい
るアドレスに一致すると、伝送信号Vsから制御データ
CDを取り込むとともに、伝送信号Vsの信号返送期間
WTに監視データを電流モード信号(信号線4を適当な
低インピーダンスを介して短絡することにより送出され
る信号)として返送する。
【0015】中央制御装置1から所望のスイッチ端末器
2や制御端末器3にデータを伝送する場合には、モード
データMDを制御モードとし、スイッチ端末器2または
制御端末器3のアドレスをアドレスデータADとする伝
送信号Vsを送出し、この伝送信号Vsを信号線4に送
出すれば、アドレスデータADに一致するスイッチ端末
器2または制御端末器3が制御データCDを受け取り、
信号返送期間WTに監視データを返送する。中央制御装
置1では送出した制御データCDと信号返送期間WTに
受信した監視データとの関係によって制御データCDが
所望のスイッチ端末器2または制御端末器3に伝送され
たことを確認する。制御端末器3は受け取った制御デー
タCDに従って負荷5を制御するための負荷制御信号を
出力し、スイッチ端末器2では受け取った制御データC
Dに従って負荷5の動作確認表示を行なうための監視信
号を出力する。
【0016】一方、中央制御装置1は常時はモードデー
タMDをダミーモードとした伝送信号Vsを一定時間間
隔で送出しており、スイッチ端末器2が中央制御装置1
に対して何らかの情報を伝送しようとするときには、ダ
ミーモードの伝送信号Vsの同期信号SYに同期させて
図2(c)のような割込信号を発生させる。このとき、
スイッチ端末器2は割込フラグを設定して中央制御装置
1との以後の情報授受に備える。中央制御装置1では割
込信号を受信すると、モードデータMDを割込ポーリン
グモードとしかつアドレスデータADの上位の半数のビ
ット(アドレスデータADを8ビットとすれば上位4ビ
ット)を順次増加させながら伝送信号を送出し、割込信
号を発生したスイッチ端末器2では、割込ポーリングモ
ードの伝送信号のアドレスデータADの上位4ビットが
スイッチ端末器2に設定されているアドレスの上位4ビ
ットに一致するときに、信号返送期間WTにアドレスの
下位の半数のビットを中央制御装置1に返送する。この
ように、中央制御装置1は割込信号を発生したスイッチ
端末器2を16個ずつまとめて探すので、比較的短い時
間でスイッチ端末器2を発見することができる。
【0017】このようにして中央制御装置1が割込信号
を発生したスイッチ端末器2のアドレスを獲得すると、
モードデータMDを監視モードとし、獲得したアドレス
データADを持つ伝送信号を信号線4に送出するのであ
って、この伝送信号に対してスイッチ端末器2は伝送し
ようとする情報を信号返送期間WTに返送するのであ
る。最後に、中央制御装置1は割込信号を発生したスイ
ッチ端末器2に対して割込リセットを指示する信号を送
出し、スイッチ端末器2の割込フラグを解除する。以上
のようにして、スイッチ端末器2から中央制御装置1へ
の情報伝送は、中央制御装置1からスイッチ端末器2へ
の4回の信号伝送(ダミーモード、割込ポーリングモー
ド、監視モード、割込リセット)によって完了する。中
央制御装置1が所望の制御端末器3の動作状態を知ろう
とするときには、モードデータMDを監視データとした
伝送信号を送出するだけでよい。
【0018】上述の動作を簡単にまとめる。まず、スイ
ッチ端末器2に対してスイッチによる入力データが発生
すると、入力データに対応した監視データを中央制御装
置1に返送し、中央制御装置1が制御端末器3に制御デ
ータCDを伝送すると、制御端末器3は負荷制御信号を
出力して負荷5を制御する。ここで、制御端末器3には
負荷監視入力が与えられ、負荷監視入力に対応する監視
データを中央制御装置1に返送し、返送された監視デー
タをスイッチ端末器2に伝送する。この伝送信号によっ
てスイッチ端末器2では監視信号を出力する。監視出力
は通常は発光ダイオードよりなる動作確認灯の点灯・消
灯に用いられる。
【0019】ところで、スイッチ端末器2は、図1
(b)に示すように、信号線4に接続するためのインタ
フェースとなる伝送処理部21を備え、伝送処理部21
では信号線4から上述した伝送信号Vsを信号線4から
受け取り、信号返送期間WTには電流モードで監視デー
タを返す機能を有している。また、図示していないが、
伝送信号Vsを整流するとともに安定化してスイッチ端
末器2の電源を得る電源回路も含んでいる。伝送処理部
21により受信したデータは制御部20に入力される。
また、制御部20では伝送処理部21を通して信号線4
に送出する監視データを生成する。制御部20にはスイ
ッチ端末器2のアドレスを保持したアドレス記憶部22
が接続される。アドレス記憶部22にはEEPROMの
ような書換可能な不揮発性メモリが用いられ、適宜のア
ドレスが書き込まれる。ここに、アドレス記憶部22に
対してアドレスを書き込む手段としては、適宜のインタ
フェースを介して制御部20に接続される書込装置や、
赤外線によるワイヤレス信号を用いてアドレスを伝送す
る書込装置などを用いることができる。また、スイッチ
としては手操作を行なうスイッチ操作部23が設けら
れ、信号線4を通して伝送された制御データに応じて点
灯・消灯することにより負荷5の動作状態を表示する動
作表示ランプ28も設けられる。
【0020】ここまでは通常のスイッチ端末器2の構成
であるが、本実施形態ではスイッチ端末器2に、操作端
末器3のアドレスを少なくとも1個格納する操作停止設
定用負荷アドレス記憶部24と、スイッチ操作部23の
操作が有効か無効かを指示するデータを格納する操作停
止設定用負荷状態記憶部25と、操作停止設定用負荷状
態記憶部25に格納されたデータを用いるか否かを指定
する操作停止設定動作スイッチ26とが付加されてい
る。
【0021】操作停止設定用負荷アドレス記憶部24に
は、アドレス記憶部22と同様の書込装置を用いて遠隔
監視制御システム内の所望の制御端末器3のアドレスが
書き込まれる。いま、図示しない手段によりスイッチ端
末器2を設定モードとしておき、いずれかのスイッチ端
末器2を操作したときに、操作停止設定用負荷アドレス
記憶部24に格納されているアドレスに一致するアドレ
スデータADを含む伝送信号Vsが信号線4を伝送され
たとする。このとき、その伝送信号Vsに含まれる制御
データCDが取り込まれ、その制御データCDが負荷5
をオンにするデータかオフにするデータかに応じて操作
停止設定用負荷状態記憶部25には有効・無効のデータ
が書き込まれる(実際にはオン・オフのデータを書き込
んでおき、オフを有効、オンを無効と解釈する)。要す
るに、特定の制御端末器3に接続されている負荷5が点
灯しているときには無効、消灯しているときには有効の
データが操作停止設定用負荷状態記憶部25に書き込ま
れるのである。
【0022】ここに、設定モードが選択されていなけれ
ば、操作停止設定用負荷アドレス記憶部24に格納され
たアドレスに一致するアドレスデータを含む伝送信号V
sが信号線4を伝送されても、操作停止設定用負荷状態
記憶部25の内容は変更されない。つまり、スイッチ端
末器2ごとに操作停止設定用負荷状態記憶部25の内容
を設定することができる。また、操作停止設定用負荷ア
ドレス記憶部24にスイッチ端末器2ごとに異なるアド
レスを書き込んでおけば、各スイッチ端末器2の操作停
止設定用負荷状態記憶部25に対して、異なるアドレス
を用いてデータを書き込むことが可能である。
【0023】上述のようにして操作停止設定用負荷状態
記憶部25に有効(オフ)・無効(オン)のデータを書
き込んだ後には、以下の組み合わせによって、スイッチ
端末器2のスイッチ操作部23の操作が有効か無効かを
指示することができる。まず、操作停止設定動作スイッ
チ26をオフにしているときには、操作停止設定用負荷
状態記憶部25に格納されたデータを用いずに通常のス
イッチ端末器2として動作する。つまり、スイッチ操作
部23の操作に応じて負荷5が制御される。
【0024】一方、操作停止設定動作スイッチ26がオ
ンであると、操作停止設定用負荷状態記憶部25に格納
されたデータに応じてスイッチ操作部23の有効・無効
が決定される。つまり、操作停止設定動作スイッチ26
をオンにしてスイッチ操作部23を操作したときには、
操作停止設定用負荷状態記憶部25に格納されたデータ
が参照される。データが有効(オフ)を示しているとき
にはスイッチ操作部23の操作に応じて監視データを返
送し、データが無効(オン)を示しているときにはスイ
ッチ操作部23を操作しても監視データを返送しないの
である。つまり、データが無効を示すときには負荷5が
制御されないのである。
【0025】以上のようにして、間仕切りを開いている
ときには操作停止設定動作スイッチ26をオフにしてお
くことによって、部屋全体の中の所望の負荷5をスイッ
チ端末器2で制御することが可能になり、間仕切りを閉
じているときには操作停止設定動作スイッチ26をオン
にすることで、スイッチ端末器2の有効・無効を指定す
ることができるのである。ここに、操作停止設定動作ス
イッチ26は必ずしもスイッチ端末器2の筐体内に収納
する必要はなく、たとえば、操作停止設定動作スイッチ
26を間仕切りの開閉に連動するスイッチとしておけ
ば、間仕切りの開閉に応じて各スイッチ端末器2の有効
・無効を自動的に指定することが可能になる。
【0026】(実施形態2)上記実施形態では、スイッ
チ端末器2の有効・無効を特定の負荷5のオン・オフに
対応付けて設定する例を示したが、本実施形態では、設
定状態を2個の負荷5の組み合わせとした例を示す。す
なわち、本実施形態では、図3に示すように、2個ずつ
の操作停止設定用負荷アドレス記憶部24a,24b
と、操作停止設定用負荷状態記憶部25a,25bとを
備えている。さらに、2個の操作停止設定用負荷状態記
憶部25a,25bに格納されたデータを組み合わせて
用いるために、演算手段としてのAND/OR設定スイ
ッチ27を設けている。各操作停止設定用負荷アドレス
記憶部24a,24bには個別のアドレスが設定され、
隣接した2個の負荷5に対応する制御端末器3のアドレ
スがそれぞれ格納される。
【0027】設定時には2個の負荷5の一方のみがオン
になる状態と、2個の負荷5がともにオンになる状態
と、2個の負荷5がともにオフになる状態とのうちの2
状態を操作停止設定用負荷状態記憶部25a,25bに
設定しておく。つまり、操作停止設定用負荷状態記憶部
25a,25bの内容は、オン・オフ(またはオフ・オ
ン)とオン・オンとオフ・オフとの中の2状態になる。
【0028】AND/OR設定スイッチ27は、操作停
止設定用負荷状態記憶部25a,25bのデータの組み
合わせを論理積とするか論理輪とするかを選択するスイ
ッチであって、オンを論理値の1、オフを0に対応付け
ている。つまり、論理積が選択されたときには、オン・
オンが無効、それ以外は有効とする。また、論理輪が選
択されたときには、オフ・オフが有効、それ以外は無効
とするのである。ここに、有効・無効は実施形態1にお
ける操作停止設定用負荷状態記憶部25のデータによる
有効・無効と同様に扱われる。
【0029】要するに、操作停止設定動作スイッチ26
がオフのときには、スイッチ操作部23の操作は有効で
あり、操作停止設定動作スイッチ26がオンのときに
は、AND/OR設定スイッチ27により選択されたデ
ータの組み合わせ結果が有効であればスイッチ操作部2
3の操作が有効、無効であればスイッチ操作部23の操
作が無効になる。したがって、同じデータであっても、
操作停止設定用負荷状態記憶部25a,25bのデータ
の組み合わせがオン・オフ(またはオフ・オン)である
ときには、AND/OR設定スイッチ27の切換によっ
て有効・無効が切り替わることになる。他の構成および
動作は実施形態1と同様である。
【0030】なお、上述の実施形態においては、スイッ
チ端末器2においてスイッチ操作部23を操作したとき
に割込信号を発生することによって中央制御装置1にス
イッチ操作部23の操作を報知するものであったが、中
央制御装置1が各スイッチ端末器2を巡回的にアクセス
することによってスイッチ端末器2でスイッチ操作部2
3が操作されたか否かを検出する伝送形式を採用しても
よい。
【0031】
【発明の効果】請求項1の発明は、スイッチ操作部を有
したスイッチ端末器と、負荷が接続される制御端末器と
が信号線を介して接続され、スイッチ端末器と制御端末
器とに設定されているアドレスを用いて時分割多重伝送
方式で伝送信号を伝送することによりスイッチ操作部の
操作に応じた制御データをスイッチ端末器から制御端末
器に伝送して負荷を制御する負荷制御システムにおい
て、スイッチ操作部の操作の有効・無効を選択する選択
手段をスイッチ端末器に設けたものであり、スイッチ操
作部の操作の有効・無効を必要に応じて選択することが
できるから、別途のパターン停止ユニットを用いること
なくスイッチの操作の有効・無効を選択することが可能
になるという利点がある。しかも、スイッチ端末器にお
いてスイッ操作部の操作の有効・無効を決定するから、
他のスイッチ端末器に影響することなく所望のスイッチ
端末器についてのみスイッチ操作部の操作を無効にする
ことが可能になるという利点がある。
【0032】請求項2の発明のように、選択手段が、制
御端末器に設定された特定のアドレスを格納する操作停
止設定用負荷アドレス記憶部と、データ設定時に伝送信
号のアドレスデータが操作停止設定用負荷アドレス記憶
部に格納されたアドレスに一致するとその伝送信号に含
まれる制御データに応じて有効・無効のデータを格納す
る操作停止設定用負荷状態記憶部とを備えるものでは、
特定のアドレスを持つ制御端末器を制御する伝送信号を
伝送することによって操作停止設定用負荷状態記憶部に
有効・無効のデータを設定することができるから、アド
レスの設定以外には別途の装置を用いることなくスイッ
チ操作部の操作の有効・無効を設定することができると
ともに、有効・無効の設定内容を負荷の状態に対応付け
て確認することができるという利点がある。
【0033】請求項3の発明のように、操作停止設定用
負荷状態記憶部のデータを用いるか否かを選択する操作
停止設定動作スイッチと、操作停止設定動作スイッチに
より操作停止設定用負荷状態記憶部のデータを用いるよ
うに選択され、かつ操作停止設定用負荷状態記憶部のデ
ータが無効であるとスイッチ操作部の操作を無効とし、
その他のときはスイッチ操作部の操作を有効とする制御
部を備えるものでは、操作停止設定動作スイッチの設定
によって操作停止設定用負荷状態記憶部のデータを用い
るか否かを選択することができるから、たとえば間仕切
りを用いるときと用いないときとで操作停止設定動作ス
イッチを切り換えるようにすれば、間仕切りの開閉状態
と各スイッチ端末器の有効・無効との対応付けが容易に
なるという利点がある。
【0034】請求項4の発明のように、操作停止設定用
負荷アドレス記憶部のアドレスを書換可能としたもので
は、操作停止設定用負荷状態記憶部にデータを設定する
際の確認用に用いる負荷を必要に応じて選択することが
でき、スイッチ操作部から離れた場所の負荷でデータの
内容を確認するといった手間がなく、データの設定作業
が容易になるという利点がある。
【0035】請求項5の発明のように、操作停止設定用
負荷アドレス記憶部と操作停止設定用負荷状態記憶部と
が複数個ずつ設けられ、各操作停止設定用負荷状態記憶
部に格納されたデータを組み合わせてスイッチ操作部の
操作の有効・無効を決める演算手段が設けられているも
のでは、設定データの組み合わせでスイッチ操作部の操
作の有効・無効を決めるから、組み合わせかたを変える
ことで、同じデータを用いながらも場所や条件に応じて
スイッチ操作部の操作を有効にしたり無効にしたりする
ことが可能になるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1を示し、(a)は全体構成を示すブ
ロック図、(b)はスイッチ端末器を示すブロック図で
ある。
【図2】同上に用いる伝送信号を示す動作説明図であ
る。
【図3】実施形態2に用いるスイッチ端末器を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
2 スイッチ端末器 5 負荷 3 制御端末器 4 信号線 23 スイッチ操作部 24,24a,24b 操作停止設定用負荷アドレス記
憶部 25,25a,25b 操作停止設定用負荷状態記憶部 26 操作停止設定動作スイッチ 27 AND/OR設定スイッチ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチ操作部を有したスイッチ端末器
    と、負荷が接続される制御端末器とが信号線を介して接
    続され、スイッチ端末器と制御端末器とに設定されてい
    るアドレスを用いて時分割多重伝送方式で伝送信号を伝
    送することによりスイッチ操作部の操作に応じた制御デ
    ータをスイッチ端末器から制御端末器に伝送して負荷を
    制御する負荷制御システムにおいて、スイッチ操作部の
    操作の有効・無効を選択する選択手段をスイッチ端末器
    に設けたことを特徴とする負荷制御システム。
  2. 【請求項2】 選択手段は、制御端末器に設定された特
    定のアドレスを格納する操作停止設定用負荷アドレス記
    憶部と、データ設定時に伝送信号のアドレスデータが操
    作停止設定用負荷アドレス記憶部に格納されたアドレス
    に一致するとその伝送信号に含まれる制御データに応じ
    て有効・無効のデータを格納する操作停止設定用負荷状
    態記憶部とを備えることを特徴とする請求項1記載の負
    荷制御システム。
  3. 【請求項3】 操作停止設定用負荷状態記憶部のデータ
    を用いるか否かを選択する操作停止設定動作スイッチ
    と、操作停止設定動作スイッチにより操作停止設定用負
    荷状態記憶部のデータを用いるように選択され、かつ操
    作停止設定用負荷状態記憶部のデータが無効であるとス
    イッチ操作部の操作を無効とし、その他のときはスイッ
    チ操作部の操作を有効とする制御部を備えることを特徴
    とする請求項2記載の負荷制御システム。
  4. 【請求項4】 操作停止設定用負荷アドレス記憶部は、
    アドレスが書換可能であることを特徴とする請求項2ま
    たは請求項3記載の負荷制御システム。
  5. 【請求項5】 操作停止設定用負荷アドレス記憶部と操
    作停止設定用負荷状態記憶部とが複数個ずつ設けられ、
    各操作停止設定用負荷状態記憶部に格納されたデータを
    組み合わせてスイッチ操作部の操作の有効・無効を決め
    る演算手段が設けられていることを特徴とする請求項2
    ないし請求項4記載の負荷制御システム。
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