JPH1042381A - 遠隔監視制御システム - Google Patents
遠隔監視制御システムInfo
- Publication number
- JPH1042381A JPH1042381A JP19673596A JP19673596A JPH1042381A JP H1042381 A JPH1042381 A JP H1042381A JP 19673596 A JP19673596 A JP 19673596A JP 19673596 A JP19673596 A JP 19673596A JP H1042381 A JPH1042381 A JP H1042381A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- control
- signal
- terminal
- load
- address
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Selective Calling Equipment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】複数の信号線にそれぞれ接続されている操作端
末器と制御端末器との間でデータの双方向の授受を可能
とする。 【解決手段】伝送制御装置10に信号線Lsを介して操
作端末器11と制御端末器12とを接続し、時分割多重
化された伝送信号を用いることにより、操作端末器11
への操作入力に応じて制御端末器12に接続した負荷L
を制御する。2本の信号線Lsは連動ユニット14を介
して接続される。連動ユニット14は、各一方の信号線
Lsに接続した制御端末器12a,12bの負荷制御信
号を操作入力とする操作端末器11a,11bを各他方
の信号線Lsに接続した構成を有する。したがって、一
方の信号線Lsに接続された操作端末器11への操作入
力に応じた制御データを他方の信号線Lsに接続された
制御端末器12に対して双方向に伝送することができ
る。
末器と制御端末器との間でデータの双方向の授受を可能
とする。 【解決手段】伝送制御装置10に信号線Lsを介して操
作端末器11と制御端末器12とを接続し、時分割多重
化された伝送信号を用いることにより、操作端末器11
への操作入力に応じて制御端末器12に接続した負荷L
を制御する。2本の信号線Lsは連動ユニット14を介
して接続される。連動ユニット14は、各一方の信号線
Lsに接続した制御端末器12a,12bの負荷制御信
号を操作入力とする操作端末器11a,11bを各他方
の信号線Lsに接続した構成を有する。したがって、一
方の信号線Lsに接続された操作端末器11への操作入
力に応じた制御データを他方の信号線Lsに接続された
制御端末器12に対して双方向に伝送することができ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、操作端末器と制御
端末器とを信号線に接続し、操作端末器に与える操作入
力に応じて制御端末器に接続した負荷を制御するように
した遠隔監視制御システムに関するものである。
端末器とを信号線に接続し、操作端末器に与える操作入
力に応じて制御端末器に接続した負荷を制御するように
した遠隔監視制御システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の遠隔監視制御システ
ムとして、図3に示すような構成のものがある。図示す
るものは1台の制御端末器12によって最大4個の負荷
Lを個別に制御できるものである。つまり、各制御端末
器12に個別に与えられた制御用アドレスのほかに各制
御端末器12には2ビットの負荷番号が設定されてお
り、負荷番号の指定によってどの負荷Lを制御するかを
選択することができるのである。操作端末器11は制御
端末器12と同様に操作用アドレスと負荷番号とが設定
されており、最大4個の操作用のスイッチSを接続する
ことができる。
ムとして、図3に示すような構成のものがある。図示す
るものは1台の制御端末器12によって最大4個の負荷
Lを個別に制御できるものである。つまり、各制御端末
器12に個別に与えられた制御用アドレスのほかに各制
御端末器12には2ビットの負荷番号が設定されてお
り、負荷番号の指定によってどの負荷Lを制御するかを
選択することができるのである。操作端末器11は制御
端末器12と同様に操作用アドレスと負荷番号とが設定
されており、最大4個の操作用のスイッチSを接続する
ことができる。
【0003】操作端末器11および制御端末器12はそ
れぞれ複数台設けられ、2線式の信号線Lsを介して伝
送制御装置10に接続される。各操作端末器11にはそ
れぞれ個別の操作用アドレスが設定され、各制御端末器
12にはそれぞれ個別の制御用アドレスが設定されてい
るのであって、伝送制御装置10は操作用アドレスおよ
び制御用アドレスを用いて操作端末器11および制御端
末器12を個別に認識する。
れぞれ複数台設けられ、2線式の信号線Lsを介して伝
送制御装置10に接続される。各操作端末器11にはそ
れぞれ個別の操作用アドレスが設定され、各制御端末器
12にはそれぞれ個別の制御用アドレスが設定されてい
るのであって、伝送制御装置10は操作用アドレスおよ
び制御用アドレスを用いて操作端末器11および制御端
末器12を個別に認識する。
【0004】伝送制御装置10は信号線Lsに対して、
図4(a)に示すフォーマットの伝送信号Vsを送出す
る。すなわち、信号送出開始を示す同期信号SY、伝送
信号Vsのモードを示すモードデータMD、操作端末器
11や制御端末器12を各別に呼び出すためのアドレス
データ(負荷番号を含む)AD、負荷Lを制御する制御
データCD、伝送誤りを検出するためのチェックサムデ
ータCS、操作端末器11や制御端末器12からの返送
信号を受信するタイムスロットである信号返送期間WT
よりなる双極性(±24V)の時分割多重信号であり、
パルス幅変調によってデータが伝送されるようになって
いる(図4(b))。各操作端末器11および各制御端
末器12では、信号線Lsを介して受信した伝送信号V
sにより伝送されたアドレスデータADがあらかじめ設
定されている操作用アドレスまたは制御用アドレスに一
致すると、伝送信号Vsから制御データCDを取り込む
とともに、伝送信号Vsの信号返送期間WTに監視デー
タを電流モード信号(信号線Lsを適当な低インピーダ
ンスを介して短絡することにより送出される信号)とし
て返送する。
図4(a)に示すフォーマットの伝送信号Vsを送出す
る。すなわち、信号送出開始を示す同期信号SY、伝送
信号Vsのモードを示すモードデータMD、操作端末器
11や制御端末器12を各別に呼び出すためのアドレス
データ(負荷番号を含む)AD、負荷Lを制御する制御
データCD、伝送誤りを検出するためのチェックサムデ
ータCS、操作端末器11や制御端末器12からの返送
信号を受信するタイムスロットである信号返送期間WT
よりなる双極性(±24V)の時分割多重信号であり、
パルス幅変調によってデータが伝送されるようになって
いる(図4(b))。各操作端末器11および各制御端
末器12では、信号線Lsを介して受信した伝送信号V
sにより伝送されたアドレスデータADがあらかじめ設
定されている操作用アドレスまたは制御用アドレスに一
致すると、伝送信号Vsから制御データCDを取り込む
とともに、伝送信号Vsの信号返送期間WTに監視デー
タを電流モード信号(信号線Lsを適当な低インピーダ
ンスを介して短絡することにより送出される信号)とし
て返送する。
【0005】伝送制御装置10から所望の操作端末器1
1や制御端末器12にデータを伝送する場合には、モー
ドデータMDを制御モードとし、操作端末器11または
制御端末器12の操作用アドレスまたは制御用アドレス
をアドレスデータADとする伝送信号Vsを送出し、こ
の伝送信号Vsを信号線Lsに送出すれば、アドレスデ
ータADに一致する操作端末器11または制御端末器1
2が制御データCDを受け取り、信号返送期間WTに監
視データを返送する。伝送制御装置10では送出した制
御データCDと信号返送期間WTに受信した監視データ
との関係によって制御データCDが所望の操作端末器1
1または制御端末器12に伝送されたことを確認する。
また、制御端末器12は受け取った制御データCDに従
って負荷Lを制御するための負荷制御信号を出力し、操
作端末器11では受け取った制御データCDに従って負
荷Lの動作確認表示を行なうための監視信号を出力す
る。ここに、制御端末器12はラッチングリレーよりな
るリレー13を介して負荷Lを制御しており、リレー1
3の動作時には制御端末器12に対して負荷監視入力が
与えられるようにしてある。制御端末器12では負荷監
視入力に基づいて監視データを生成し、信号返送期間W
Tに送出する。
1や制御端末器12にデータを伝送する場合には、モー
ドデータMDを制御モードとし、操作端末器11または
制御端末器12の操作用アドレスまたは制御用アドレス
をアドレスデータADとする伝送信号Vsを送出し、こ
の伝送信号Vsを信号線Lsに送出すれば、アドレスデ
ータADに一致する操作端末器11または制御端末器1
2が制御データCDを受け取り、信号返送期間WTに監
視データを返送する。伝送制御装置10では送出した制
御データCDと信号返送期間WTに受信した監視データ
との関係によって制御データCDが所望の操作端末器1
1または制御端末器12に伝送されたことを確認する。
また、制御端末器12は受け取った制御データCDに従
って負荷Lを制御するための負荷制御信号を出力し、操
作端末器11では受け取った制御データCDに従って負
荷Lの動作確認表示を行なうための監視信号を出力す
る。ここに、制御端末器12はラッチングリレーよりな
るリレー13を介して負荷Lを制御しており、リレー1
3の動作時には制御端末器12に対して負荷監視入力が
与えられるようにしてある。制御端末器12では負荷監
視入力に基づいて監視データを生成し、信号返送期間W
Tに送出する。
【0006】一方、伝送制御装置10は常時はモードデ
ータMDをダミーモードとした伝送信号Vsを一定時間
間隔で送出しており、操作端末器11が伝送制御装置1
0に対して何らかの情報を伝送しようとするときには、
ダミーモードの伝送信号Vsの同期信号SYに同期させ
て図4(c)のような割込信号を発生させる。このと
き、操作端末器11は割込フラグを設定して伝送制御装
置10との以後の情報授受に備える。伝送制御装置10
では割込信号を受信すると、モードデータMDを割込ポ
ーリングモードとしかつアドレスデータADの上位の半
数のビット(アドレスデータADを8ビットとすれば上
位4ビット)を順次増加させながら伝送信号を送出し、
割込信号を発生した操作端末器11では、割込ポーリン
グモードの伝送信号のアドレスデータADの上位4ビッ
トが操作端末器11に設定されている操作用アドレスの
上位4ビットに一致するときに、信号返送期間WTに操
作用アドレスの下位の半数のビットを伝送制御装置10
に返送する。このように、伝送制御装置10は割込信号
を発生した操作端末器11を16個ずつまとめて探すの
で、比較的短い時間で操作端末器11を発見することが
できる。このようにして伝送制御装置10が割込信号を
発生した操作端末器11の操作用アドレスを獲得する
と、モードデータMDを監視モードとし、獲得したアド
レスデータADを持つ伝送信号を信号線Lsに送出する
のであって、この伝送信号に対して操作端末器11は伝
送しようとする情報を信号返送期間WTに返送するので
ある。最後に、伝送制御装置10は割込信号を発生した
操作端末器11に対して割込リセットを指示する信号を
送出し、操作端末器11の割込フラグを解除する。以上
のようにして、操作端末器11から伝送制御装置10へ
の情報伝送は、伝送制御装置10から操作端末器11へ
の4回の信号伝送(ダミーモード、割込ポーリングモー
ド、監視モード、割込リセット)によって完了する。伝
送制御装置10が所望の制御用端末器12の動作状態を
知ろうとするときには、モードデータMDを監視データ
とした伝送信号を送出するだけでよい。
ータMDをダミーモードとした伝送信号Vsを一定時間
間隔で送出しており、操作端末器11が伝送制御装置1
0に対して何らかの情報を伝送しようとするときには、
ダミーモードの伝送信号Vsの同期信号SYに同期させ
て図4(c)のような割込信号を発生させる。このと
き、操作端末器11は割込フラグを設定して伝送制御装
置10との以後の情報授受に備える。伝送制御装置10
では割込信号を受信すると、モードデータMDを割込ポ
ーリングモードとしかつアドレスデータADの上位の半
数のビット(アドレスデータADを8ビットとすれば上
位4ビット)を順次増加させながら伝送信号を送出し、
割込信号を発生した操作端末器11では、割込ポーリン
グモードの伝送信号のアドレスデータADの上位4ビッ
トが操作端末器11に設定されている操作用アドレスの
上位4ビットに一致するときに、信号返送期間WTに操
作用アドレスの下位の半数のビットを伝送制御装置10
に返送する。このように、伝送制御装置10は割込信号
を発生した操作端末器11を16個ずつまとめて探すの
で、比較的短い時間で操作端末器11を発見することが
できる。このようにして伝送制御装置10が割込信号を
発生した操作端末器11の操作用アドレスを獲得する
と、モードデータMDを監視モードとし、獲得したアド
レスデータADを持つ伝送信号を信号線Lsに送出する
のであって、この伝送信号に対して操作端末器11は伝
送しようとする情報を信号返送期間WTに返送するので
ある。最後に、伝送制御装置10は割込信号を発生した
操作端末器11に対して割込リセットを指示する信号を
送出し、操作端末器11の割込フラグを解除する。以上
のようにして、操作端末器11から伝送制御装置10へ
の情報伝送は、伝送制御装置10から操作端末器11へ
の4回の信号伝送(ダミーモード、割込ポーリングモー
ド、監視モード、割込リセット)によって完了する。伝
送制御装置10が所望の制御用端末器12の動作状態を
知ろうとするときには、モードデータMDを監視データ
とした伝送信号を送出するだけでよい。
【0007】上述の動作により明らかなように、伝送制
御装置10では、操作端末器11に設けたスイッチSが
操作されると、操作端末器11から返送された操作デー
タに基づいて、スイッチSとの対応関係があらかじめ設
定されている負荷Lを接続した制御端末器12に伝送す
る制御データを生成し、その制御データを含む伝送信号
Vsを信号線Lsに送出し、対応する制御端末器12に
制御データを伝送して負荷Lを制御する。
御装置10では、操作端末器11に設けたスイッチSが
操作されると、操作端末器11から返送された操作デー
タに基づいて、スイッチSとの対応関係があらかじめ設
定されている負荷Lを接続した制御端末器12に伝送す
る制御データを生成し、その制御データを含む伝送信号
Vsを信号線Lsに送出し、対応する制御端末器12に
制御データを伝送して負荷Lを制御する。
【0008】上述の説明から明らかなように、操作用ア
ドレスや制御用アドレスは操作端末器11や制御端末器
12の種別も表していることになる。上述の動作を簡単
にまとめると、操作端末器11に対してスイッチSによ
る操作入力があると、操作入力に対応した監視データを
伝送制御装置10に返送し、伝送制御装置10が制御端
末器12に制御データCDを伝送すると、制御端末器1
2は負荷制御信号を出力してリレー13を動作させるこ
とにより負荷Lを制御する。ここで、リレー13の動作
により制御端末器12には負荷監視入力が与えられるか
ら、負荷監視入力に対応する監視データを伝送制御装置
10に返送し、返送された監視データを操作端末器11
に伝送する。この伝送信号によって操作端末器11では
監視信号を出力する。監視出力は通常は発光ダイオード
よりなる動作確認灯の点灯・消灯に用いられる。
ドレスや制御用アドレスは操作端末器11や制御端末器
12の種別も表していることになる。上述の動作を簡単
にまとめると、操作端末器11に対してスイッチSによ
る操作入力があると、操作入力に対応した監視データを
伝送制御装置10に返送し、伝送制御装置10が制御端
末器12に制御データCDを伝送すると、制御端末器1
2は負荷制御信号を出力してリレー13を動作させるこ
とにより負荷Lを制御する。ここで、リレー13の動作
により制御端末器12には負荷監視入力が与えられるか
ら、負荷監視入力に対応する監視データを伝送制御装置
10に返送し、返送された監視データを操作端末器11
に伝送する。この伝送信号によって操作端末器11では
監視信号を出力する。監視出力は通常は発光ダイオード
よりなる動作確認灯の点灯・消灯に用いられる。
【0009】ところで、上述した遠隔監視制御システム
は、管理の都合上、たとえば1区画に1システムという
ように配置されるものであるから、複数のシステムに跨
がるような制御を行なおうとする場合には、システム間
で操作端末器11と制御端末器12とを連動させるため
の連動ユニットが必要になる。つまり、図5に示すよう
に、複数の遠隔監視制御システムの信号線Ls間に連動
ユニット14を介在させて、一方の信号線Lsを伝送さ
れている伝送信号を他方の信号線Lsに伝送可能とする
ことが考えられる。連動ユニット14は、操作端末器1
1aと制御端末器12aとを1台ずつ備えるものであ
り、制御端末器12aの負荷制御信号を操作端末器11
aの操作入力とし、操作端末器11aの監視信号を制御
端末器12aの負荷監視入力とするように構成されてい
る。
は、管理の都合上、たとえば1区画に1システムという
ように配置されるものであるから、複数のシステムに跨
がるような制御を行なおうとする場合には、システム間
で操作端末器11と制御端末器12とを連動させるため
の連動ユニットが必要になる。つまり、図5に示すよう
に、複数の遠隔監視制御システムの信号線Ls間に連動
ユニット14を介在させて、一方の信号線Lsを伝送さ
れている伝送信号を他方の信号線Lsに伝送可能とする
ことが考えられる。連動ユニット14は、操作端末器1
1aと制御端末器12aとを1台ずつ備えるものであ
り、制御端末器12aの負荷制御信号を操作端末器11
aの操作入力とし、操作端末器11aの監視信号を制御
端末器12aの負荷監視入力とするように構成されてい
る。
【0010】いま、制御端末器12aが接続されている
伝送制御装置10を含む遠隔監視制御システムを上位シ
ステムA、操作端末器11aが接続されている伝送制御
装置10を含む遠隔監視制御システムを下位システムB
とする。上位システムAにおいて制御端末器12aに対
応付けられている操作端末器11に接続したスイッチS
を操作すれば、制御端末器12aからは負荷制御信号が
出力され、下位システムBに接続した操作端末器11a
に操作入力が与えられて、下位システムBにおいて操作
端末器11aに対応付けられた制御端末器12に伝送信
号が送られる。つまり、上位システムAの操作端末器1
1に接続したスイッチSの操作により、下位システムB
の制御端末器12にリレー13を介して接続した負荷L
を制御することができるのである。負荷Lが制御される
と、操作端末器11aは監視信号を出力するから、制御
端末器12aは負荷監視入力を受けて上位システムAの
信号線Lsに伝送信号を送出し、操作されたスイッチS
に接続されている操作端末器11に負荷Lの動作状態を
伝送するのである。
伝送制御装置10を含む遠隔監視制御システムを上位シ
ステムA、操作端末器11aが接続されている伝送制御
装置10を含む遠隔監視制御システムを下位システムB
とする。上位システムAにおいて制御端末器12aに対
応付けられている操作端末器11に接続したスイッチS
を操作すれば、制御端末器12aからは負荷制御信号が
出力され、下位システムBに接続した操作端末器11a
に操作入力が与えられて、下位システムBにおいて操作
端末器11aに対応付けられた制御端末器12に伝送信
号が送られる。つまり、上位システムAの操作端末器1
1に接続したスイッチSの操作により、下位システムB
の制御端末器12にリレー13を介して接続した負荷L
を制御することができるのである。負荷Lが制御される
と、操作端末器11aは監視信号を出力するから、制御
端末器12aは負荷監視入力を受けて上位システムAの
信号線Lsに伝送信号を送出し、操作されたスイッチS
に接続されている操作端末器11に負荷Lの動作状態を
伝送するのである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述した連動ユニット
14は、2つの遠隔監視制御システムに上下関係を持た
せるものであって、上位システムAのスイッチSによっ
て下位システムBの負荷Lを制御することはできるが、
下位システムBのスイッチSから上位システムAの負荷
Lを制御することはできないものである。
14は、2つの遠隔監視制御システムに上下関係を持た
せるものであって、上位システムAのスイッチSによっ
て下位システムBの負荷Lを制御することはできるが、
下位システムBのスイッチSから上位システムAの負荷
Lを制御することはできないものである。
【0012】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、複数の信号線にそれぞれ接続されて
いる操作端末器と制御端末器との間でデータの双方向の
授受を可能とした遠隔監視制御システムを提供すること
にある。
あり、その目的は、複数の信号線にそれぞれ接続されて
いる操作端末器と制御端末器との間でデータの双方向の
授受を可能とした遠隔監視制御システムを提供すること
にある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、各別に設定された制御用アドレ
スを持ち信号線を時分割多重化されて伝送されている伝
送信号に含まれたアドレスデータが上記制御用アドレス
に一致するとその伝送信号に含まれる制御データに応じ
て負荷制御信号を発生する制御端末器と、上記負荷制御
信号により制御される負荷と、操作入力を受けるとその
操作入力に対応する制御データを含んだ伝送信号であっ
て所要の制御端末器に対する伝送信号を信号線を通して
伝送させる操作端末器と、操作端末器に操作入力を与え
る操作用のスイッチと、それぞれ制御端末器と操作端末
器とを接続した複数本の信号線と、各2本の信号線間に
接続され一方の信号線を伝送されている伝送信号を他方
の信号線の伝送信号に変換する連動ユニットとを備え、
連動ユニットは各一方の信号線に接続された制御端末器
の負荷制御信号を操作入力とする操作端末器を各他方の
信号線に接続した構成を有するのである。
目的を達成するために、各別に設定された制御用アドレ
スを持ち信号線を時分割多重化されて伝送されている伝
送信号に含まれたアドレスデータが上記制御用アドレス
に一致するとその伝送信号に含まれる制御データに応じ
て負荷制御信号を発生する制御端末器と、上記負荷制御
信号により制御される負荷と、操作入力を受けるとその
操作入力に対応する制御データを含んだ伝送信号であっ
て所要の制御端末器に対する伝送信号を信号線を通して
伝送させる操作端末器と、操作端末器に操作入力を与え
る操作用のスイッチと、それぞれ制御端末器と操作端末
器とを接続した複数本の信号線と、各2本の信号線間に
接続され一方の信号線を伝送されている伝送信号を他方
の信号線の伝送信号に変換する連動ユニットとを備え、
連動ユニットは各一方の信号線に接続された制御端末器
の負荷制御信号を操作入力とする操作端末器を各他方の
信号線に接続した構成を有するのである。
【0014】この構成によれば、2本の信号線のそれぞ
れに接続した制御端末器と操作端末器とを備え、制御端
末器の負荷制御信号を操作端末器の操作入力とするか
ら、どちらの信号線からも制御端末器が受け取ったデー
タを他方の信号線に対して操作端末器を通して送出する
ことができ、信号線間でデータを双方向に授受すること
ができる。つまり、信号線間に上下関係がなく対等な関
係でデータを授受することが可能になる。ここに、信号
線間に連動ユニットを接続するだけで信号線間でのデー
タの授受が可能であるから、従来の遠隔監視制御システ
ムに対して連動ユニットを追加するだけで対応すること
ができ、施工が容易である。
れに接続した制御端末器と操作端末器とを備え、制御端
末器の負荷制御信号を操作端末器の操作入力とするか
ら、どちらの信号線からも制御端末器が受け取ったデー
タを他方の信号線に対して操作端末器を通して送出する
ことができ、信号線間でデータを双方向に授受すること
ができる。つまり、信号線間に上下関係がなく対等な関
係でデータを授受することが可能になる。ここに、信号
線間に連動ユニットを接続するだけで信号線間でのデー
タの授受が可能であるから、従来の遠隔監視制御システ
ムに対して連動ユニットを追加するだけで対応すること
ができ、施工が容易である。
【0015】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、上記操作端末器が各別に設定された操作用アドレス
を持ち上記伝送信号に含まれたアドレスデータが上記操
作用アドレスに一致するとその伝送信号に含まれる監視
データに応じて監視信号を発生し、上記制御端末器が外
部から負荷監視入力を受けるとその負荷監視入力に対応
する監視データを含んだ伝送信号であって所要の操作端
末器に対する伝送信号を信号線を通して伝送させ、上記
連動ユニットが操作端末器の監視信号を制御端末器の負
荷監視入力とした構成を有するのである。
て、上記操作端末器が各別に設定された操作用アドレス
を持ち上記伝送信号に含まれたアドレスデータが上記操
作用アドレスに一致するとその伝送信号に含まれる監視
データに応じて監視信号を発生し、上記制御端末器が外
部から負荷監視入力を受けるとその負荷監視入力に対応
する監視データを含んだ伝送信号であって所要の操作端
末器に対する伝送信号を信号線を通して伝送させ、上記
連動ユニットが操作端末器の監視信号を制御端末器の負
荷監視入力とした構成を有するのである。
【0016】この構成によれば、一方の信号線に接続さ
れた操作端末器への操作入力に呼応して他方の信号線に
接続された制御端末器が負荷を制御したときに、その負
荷の動作を上記一方の信号線に接続された操作端末器に
返送することができる。つまり、異なる信号線間であっ
ても負荷の動作状態を監視することができる。請求項3
の発明は、請求項1または請求項2の発明において、上
記連動ユニットが、各信号線にそれぞれ複数台ずつの制
御端末器と操作端末器とを接続した構成を有するのであ
る。
れた操作端末器への操作入力に呼応して他方の信号線に
接続された制御端末器が負荷を制御したときに、その負
荷の動作を上記一方の信号線に接続された操作端末器に
返送することができる。つまり、異なる信号線間であっ
ても負荷の動作状態を監視することができる。請求項3
の発明は、請求項1または請求項2の発明において、上
記連動ユニットが、各信号線にそれぞれ複数台ずつの制
御端末器と操作端末器とを接続した構成を有するのであ
る。
【0017】この構成では、2本の信号線間で操作端末
器と制御端末器とを多対多の関係に対応付けることが可
能になる。請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、上記制御端末器および上記操作端末器が制御用アド
レスおよび操作用アドレスを複数個ずつ格納したメモリ
と、メモリに格納された制御用アドレスおよび操作用ア
ドレスを用いて伝送信号を処理するマイクロコンピュー
タよりなる信号処理装置とを備えるのである。
器と制御端末器とを多対多の関係に対応付けることが可
能になる。請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、上記制御端末器および上記操作端末器が制御用アド
レスおよび操作用アドレスを複数個ずつ格納したメモリ
と、メモリに格納された制御用アドレスおよび操作用ア
ドレスを用いて伝送信号を処理するマイクロコンピュー
タよりなる信号処理装置とを備えるのである。
【0018】この構成によれば、信号線間で多対多の対
応付けが可能な連動ユニットを構成しながらも、制御用
アドレスおよび操作用アドレスを複数個ずつメモリに格
納し、マイクロコンピュータにより複数台の制御端末器
および操作端末器を論理の組み合わせで実現することが
できるから、回路規模を小さくすることができる。しか
も、メモリに格納された制御用アドレスや操作用アドレ
スを追加、変更すれば信号線間の対応付けの追加や変更
を容易に行なうことができる。
応付けが可能な連動ユニットを構成しながらも、制御用
アドレスおよび操作用アドレスを複数個ずつメモリに格
納し、マイクロコンピュータにより複数台の制御端末器
および操作端末器を論理の組み合わせで実現することが
できるから、回路規模を小さくすることができる。しか
も、メモリに格納された制御用アドレスや操作用アドレ
スを追加、変更すれば信号線間の対応付けの追加や変更
を容易に行なうことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】本実施形態の基本的な構成は図5
に示した従来構成と同様であって、連動ユニット14の
構成のみが異なる。したがって、図1において図5と同
符号を付した構成は同様に機能する。図1に示すよう
に、連動ユニット14は2個の操作端末器11a,11
bと2個の制御端末器12a,12bとを備え、操作端
末器11a,11bと制御端末器12a,12bとは一
対一に対応付けられている。各制御端末器12a,12
bから出力される負荷制御信号は対応付けられた操作端
末器11a,11bに操作入力としてそれぞれ与えら
れ、各操作端末器11a,11bから出力される監視信
号は対応付けられた制御端末器12a,12bに負荷監
視入力としてそれぞれ与えられる。この連動ユニット1
4は2本の信号線Lsの間に接続されるのであり、一方
の信号線Lsには操作端末器11aと制御端末器12b
とが接続され、他方の信号線Lsには操作端末器11b
と制御端末器12aとが接続される。
に示した従来構成と同様であって、連動ユニット14の
構成のみが異なる。したがって、図1において図5と同
符号を付した構成は同様に機能する。図1に示すよう
に、連動ユニット14は2個の操作端末器11a,11
bと2個の制御端末器12a,12bとを備え、操作端
末器11a,11bと制御端末器12a,12bとは一
対一に対応付けられている。各制御端末器12a,12
bから出力される負荷制御信号は対応付けられた操作端
末器11a,11bに操作入力としてそれぞれ与えら
れ、各操作端末器11a,11bから出力される監視信
号は対応付けられた制御端末器12a,12bに負荷監
視入力としてそれぞれ与えられる。この連動ユニット1
4は2本の信号線Lsの間に接続されるのであり、一方
の信号線Lsには操作端末器11aと制御端末器12b
とが接続され、他方の信号線Lsには操作端末器11b
と制御端末器12aとが接続される。
【0020】いま、図1における右側の信号線Lsに伝
送制御装置10と操作端末器11と制御端末器12とを
接続したものを第1のシステム15aとし、左側の信号
線Lsに伝送制御装置10と操作端末器11と制御端末
器12とを接続したものを第2のシステム15bとす
る。第1のシステム15aにおける操作端末器11が連
動ユニット14の制御端末器12aに対応付けられてい
るものとすると、その操作端末器11に接続したスイッ
チSを操作すると、制御端末器12aおよび操作端末器
11aを通して第2のシステム15aの信号線Lsに伝
送信号が送出され、この伝送信号によって操作端末器1
1aに対応付けられている第2のシステム15bの制御
端末器12に制御データが伝送される。制御端末器12
はリレー13を介して負荷Lを制御し、負荷Lの動作状
態を示す監視データを返送する。この監視データは連動
ユニット14の操作端末器11aに伝送され、制御端末
器12aを介して第1のシステム15aの操作端末器1
1に返送される。このようにして、第1のシステム15
aの操作端末器11に設けたスイッチSの操作により第
2のシステム15bの制御端末器12に設けた負荷Lを
制御することができ、かつその負荷Lの動作状態を第1
のシステム15aの操作端末器11に返送することがで
きる。
送制御装置10と操作端末器11と制御端末器12とを
接続したものを第1のシステム15aとし、左側の信号
線Lsに伝送制御装置10と操作端末器11と制御端末
器12とを接続したものを第2のシステム15bとす
る。第1のシステム15aにおける操作端末器11が連
動ユニット14の制御端末器12aに対応付けられてい
るものとすると、その操作端末器11に接続したスイッ
チSを操作すると、制御端末器12aおよび操作端末器
11aを通して第2のシステム15aの信号線Lsに伝
送信号が送出され、この伝送信号によって操作端末器1
1aに対応付けられている第2のシステム15bの制御
端末器12に制御データが伝送される。制御端末器12
はリレー13を介して負荷Lを制御し、負荷Lの動作状
態を示す監視データを返送する。この監視データは連動
ユニット14の操作端末器11aに伝送され、制御端末
器12aを介して第1のシステム15aの操作端末器1
1に返送される。このようにして、第1のシステム15
aの操作端末器11に設けたスイッチSの操作により第
2のシステム15bの制御端末器12に設けた負荷Lを
制御することができ、かつその負荷Lの動作状態を第1
のシステム15aの操作端末器11に返送することがで
きる。
【0021】一方、第2のシステム15bにおいて操作
端末器11に接続したスイッチSを操作すれば、連動ユ
ニット14では、制御端末器12bおよび操作端末器1
1bを通して第1のシステム15aの制御端末器12に
制御データを伝送し、第1のシステム15aの負荷Lを
制御することができる。負荷Lの制御状態は操作端末器
11bおよび制御端末器12bを介して第2のシステム
15bに返送され、第2のシステム15bの操作端末器
11では第1のシステム15aの負荷Lの制御状態を知
ることができる。
端末器11に接続したスイッチSを操作すれば、連動ユ
ニット14では、制御端末器12bおよび操作端末器1
1bを通して第1のシステム15aの制御端末器12に
制御データを伝送し、第1のシステム15aの負荷Lを
制御することができる。負荷Lの制御状態は操作端末器
11bおよび制御端末器12bを介して第2のシステム
15bに返送され、第2のシステム15bの操作端末器
11では第1のシステム15aの負荷Lの制御状態を知
ることができる。
【0022】以上説明したように、本実施形態で説明し
た連動ユニット14を用いることにより、第1のシステ
ム15aと第2のシステム15bとは対等の関係にな
り、双方向にデータを伝送することが可能になる。つま
り、第1のシステム15aと第2のシステム15bとの
どちらの操作端末器11に接続したスイッチSでも、他
方のシステム15a,15bに接続した制御端末器12
に接続した負荷Lを制御することができ、かつその負荷
Lの動作状態を監視することができる。
た連動ユニット14を用いることにより、第1のシステ
ム15aと第2のシステム15bとは対等の関係にな
り、双方向にデータを伝送することが可能になる。つま
り、第1のシステム15aと第2のシステム15bとの
どちらの操作端末器11に接続したスイッチSでも、他
方のシステム15a,15bに接続した制御端末器12
に接続した負荷Lを制御することができ、かつその負荷
Lの動作状態を監視することができる。
【0023】ところで、図1に示した例では、連動ユニ
ット14に操作端末器11a,11bと制御端末器12
a,12bとを2台ずつ設けてあり、各操作端末器11
a,11bと制御端末器12a,12bとはそれぞれ個
別に操作用アドレスないし制御用アドレスを有している
から、第1のシステム15aと第2のシステム15bと
の間では、相互に1台ずつの操作用端末器11と監視用
端末器12とを対応付けることしかできない。複数台ず
つの操作用端末器11と監視用端末器12とを対応付け
るには、図2に示すように、操作用端末器11a,11
b,……と制御用端末器12a,12b,……とを対応
付けるべき数に応じて設けた連動ユニット14が必要に
なる。
ット14に操作端末器11a,11bと制御端末器12
a,12bとを2台ずつ設けてあり、各操作端末器11
a,11bと制御端末器12a,12bとはそれぞれ個
別に操作用アドレスないし制御用アドレスを有している
から、第1のシステム15aと第2のシステム15bと
の間では、相互に1台ずつの操作用端末器11と監視用
端末器12とを対応付けることしかできない。複数台ず
つの操作用端末器11と監視用端末器12とを対応付け
るには、図2に示すように、操作用端末器11a,11
b,……と制御用端末器12a,12b,……とを対応
付けるべき数に応じて設けた連動ユニット14が必要に
なる。
【0024】ただし、対応付けるべき操作用端末器11
と監視用端末器12との台数が多くなると、連動ユニッ
ト14の構成が複雑になる。また、各別の操作用端末器
11a,11b,……と制御用端末器12a,12b,
……とを用いて連動ユニット14を構成したのでは追加
が難しく、対応関係の変更も難しいものとなる。そこ
で、連動ユニット14を構成する操作用端末器11a,
11b,……と制御用端末器12a,12b,……との
信号処理はマイクロコンピュータよりなる信号処理装置
を用いて行なうようにし、各操作用アドレスおよび各制
御用アドレスは一括してメモリ(EEPROMが望まし
い)に格納してある。信号処理装置は信号線Lsを伝送
される伝送信号のアドレスデータがメモリに格納された
いずれかの操作用アドレス・制御用アドレスに一致すれ
ば、操作用端末器11a,11b,……ないし制御用端
末器12a,12b,……として機能し、論理演算によ
って上述した動作を行なうのである。この構成を採用す
れば、操作用アドレスや制御用アドレスの変更はメモリ
の内容の書換えのみで行なうことができるから、システ
ム間でどの操作端末器11と制御端末器12とを対応付
けるかを容易に変更することができ、またメモリの容量
が許す限り操作用端末器11a,11b,……ないし制
御用端末器12a,12b,……との追加が可能にな
る。しかも、この構成を採用すれば、回路構成が複雑に
ならず、かつ連動ユニット14の占有スペースも小さく
なる。
と監視用端末器12との台数が多くなると、連動ユニッ
ト14の構成が複雑になる。また、各別の操作用端末器
11a,11b,……と制御用端末器12a,12b,
……とを用いて連動ユニット14を構成したのでは追加
が難しく、対応関係の変更も難しいものとなる。そこ
で、連動ユニット14を構成する操作用端末器11a,
11b,……と制御用端末器12a,12b,……との
信号処理はマイクロコンピュータよりなる信号処理装置
を用いて行なうようにし、各操作用アドレスおよび各制
御用アドレスは一括してメモリ(EEPROMが望まし
い)に格納してある。信号処理装置は信号線Lsを伝送
される伝送信号のアドレスデータがメモリに格納された
いずれかの操作用アドレス・制御用アドレスに一致すれ
ば、操作用端末器11a,11b,……ないし制御用端
末器12a,12b,……として機能し、論理演算によ
って上述した動作を行なうのである。この構成を採用す
れば、操作用アドレスや制御用アドレスの変更はメモリ
の内容の書換えのみで行なうことができるから、システ
ム間でどの操作端末器11と制御端末器12とを対応付
けるかを容易に変更することができ、またメモリの容量
が許す限り操作用端末器11a,11b,……ないし制
御用端末器12a,12b,……との追加が可能にな
る。しかも、この構成を採用すれば、回路構成が複雑に
ならず、かつ連動ユニット14の占有スペースも小さく
なる。
【0025】なお、上述の実施形態においては、2つの
信号線Lsの間でデータを授受する場合を示している
が、多数の信号線Lsの間でデータを授受する場合に
は、各一対の信号線Lsごとに連動ユニット14を設け
ればよいから、システムの拡張は容易である。
信号線Lsの間でデータを授受する場合を示している
が、多数の信号線Lsの間でデータを授受する場合に
は、各一対の信号線Lsごとに連動ユニット14を設け
ればよいから、システムの拡張は容易である。
【0026】
【発明の効果】請求項1の発明は、上記目的を達成する
ために、各別に設定された制御用アドレスを持ち信号線
を時分割多重化されて伝送されている伝送信号に含まれ
たアドレスデータが上記制御用アドレスに一致するとそ
の伝送信号に含まれる制御データに応じて負荷制御信号
を発生する制御端末器と、上記負荷制御信号により制御
される負荷と、操作入力を受けるとその操作入力に対応
する制御データを含んだ伝送信号であって所要の制御端
末器に対する伝送信号を信号線を通して伝送させる操作
端末器と、操作端末器に操作入力を与える操作用のスイ
ッチと、それぞれ制御端末器と操作端末器とを接続した
複数本の信号線と、各2本の信号線間に接続され一方の
信号線を伝送されている伝送信号を他方の信号線の伝送
信号に変換する連動ユニットとを備え、連動ユニットは
各一方の信号線に接続された制御端末器の負荷制御信号
を操作入力とする操作端末器を各他方の信号線に接続し
た構成を有するものであり、2本の信号線のそれぞれに
接続した制御端末器と操作端末器とを備え、制御端末器
の負荷制御信号を操作端末器の操作入力とするから、ど
ちらの信号線からも制御端末器が受け取ったデータを他
方の信号線に対して操作端末器を通して送出することが
でき、信号線間でデータを双方向に授受することができ
るという利点があり、信号線間に上下関係がなく対等な
関係でデータを授受することが可能になるという利点が
ある。ここに、信号線間に連動ユニットを接続するだけ
で信号線間でのデータの授受が可能であるから、従来の
遠隔監視制御システムに対して連動ユニットを追加する
だけで対応することができ、施工が容易であるという利
点がある。
ために、各別に設定された制御用アドレスを持ち信号線
を時分割多重化されて伝送されている伝送信号に含まれ
たアドレスデータが上記制御用アドレスに一致するとそ
の伝送信号に含まれる制御データに応じて負荷制御信号
を発生する制御端末器と、上記負荷制御信号により制御
される負荷と、操作入力を受けるとその操作入力に対応
する制御データを含んだ伝送信号であって所要の制御端
末器に対する伝送信号を信号線を通して伝送させる操作
端末器と、操作端末器に操作入力を与える操作用のスイ
ッチと、それぞれ制御端末器と操作端末器とを接続した
複数本の信号線と、各2本の信号線間に接続され一方の
信号線を伝送されている伝送信号を他方の信号線の伝送
信号に変換する連動ユニットとを備え、連動ユニットは
各一方の信号線に接続された制御端末器の負荷制御信号
を操作入力とする操作端末器を各他方の信号線に接続し
た構成を有するものであり、2本の信号線のそれぞれに
接続した制御端末器と操作端末器とを備え、制御端末器
の負荷制御信号を操作端末器の操作入力とするから、ど
ちらの信号線からも制御端末器が受け取ったデータを他
方の信号線に対して操作端末器を通して送出することが
でき、信号線間でデータを双方向に授受することができ
るという利点があり、信号線間に上下関係がなく対等な
関係でデータを授受することが可能になるという利点が
ある。ここに、信号線間に連動ユニットを接続するだけ
で信号線間でのデータの授受が可能であるから、従来の
遠隔監視制御システムに対して連動ユニットを追加する
だけで対応することができ、施工が容易であるという利
点がある。
【0027】請求項2の発明のように、上記操作端末器
が各別に設定された操作用アドレスを持ち上記伝送信号
に含まれたアドレスデータが上記操作用アドレスに一致
するとその伝送信号に含まれる監視データに応じて監視
信号を発生し、上記制御端末器が外部から負荷監視入力
を受けるとその負荷監視入力に対応する監視データを含
んだ伝送信号であって所要の操作端末器に対する伝送信
号を信号線を通して伝送させ、上記連動ユニットが操作
端末器の監視信号を制御端末器の負荷監視入力とした構
成を有するものでは、一方の信号線に接続された操作端
末器への操作入力に呼応して他方の信号線に接続された
制御端末器が負荷を制御したときに、その負荷の動作を
上記一方の信号線に接続された操作端末器に返送するこ
とができるのであって、異なる信号線間であっても負荷
の動作状態を監視することができるという利点がある。
が各別に設定された操作用アドレスを持ち上記伝送信号
に含まれたアドレスデータが上記操作用アドレスに一致
するとその伝送信号に含まれる監視データに応じて監視
信号を発生し、上記制御端末器が外部から負荷監視入力
を受けるとその負荷監視入力に対応する監視データを含
んだ伝送信号であって所要の操作端末器に対する伝送信
号を信号線を通して伝送させ、上記連動ユニットが操作
端末器の監視信号を制御端末器の負荷監視入力とした構
成を有するものでは、一方の信号線に接続された操作端
末器への操作入力に呼応して他方の信号線に接続された
制御端末器が負荷を制御したときに、その負荷の動作を
上記一方の信号線に接続された操作端末器に返送するこ
とができるのであって、異なる信号線間であっても負荷
の動作状態を監視することができるという利点がある。
【0028】請求項3の発明のように、上記連動ユニッ
トが、各信号線にそれぞれ複数台ずつの制御端末器と操
作端末器とを接続した構成を有するものでは、2本の信
号線間で操作端末器と制御端末器とを多対多の関係に対
応付けることが可能になるという利点がある。請求項4
の発明のように、上記制御端末器および上記操作端末器
が制御用アドレスおよび操作用アドレスを複数個ずつ格
納したメモリと、メモリに格納された制御用アドレスお
よび操作用アドレスを用いて伝送信号を処理するマイク
ロコンピュータよりなる信号処理装置とを備えるもので
は、信号線間で多対多の対応付けが可能な連動ユニット
を構成しながらも、制御用アドレスおよび操作用アドレ
スを複数個ずつメモリに格納し、マイクロコンピュータ
により複数台の制御端末器および操作端末器を論理の組
み合わせで実現することができるから、回路規模を小さ
くすることができるという利点がある。しかも、メモリ
に格納された制御用アドレスや操作用アドレスを追加、
変更すれば信号線間の対応付けの追加や変更を容易に行
なうことができるという利点がある。
トが、各信号線にそれぞれ複数台ずつの制御端末器と操
作端末器とを接続した構成を有するものでは、2本の信
号線間で操作端末器と制御端末器とを多対多の関係に対
応付けることが可能になるという利点がある。請求項4
の発明のように、上記制御端末器および上記操作端末器
が制御用アドレスおよび操作用アドレスを複数個ずつ格
納したメモリと、メモリに格納された制御用アドレスお
よび操作用アドレスを用いて伝送信号を処理するマイク
ロコンピュータよりなる信号処理装置とを備えるもので
は、信号線間で多対多の対応付けが可能な連動ユニット
を構成しながらも、制御用アドレスおよび操作用アドレ
スを複数個ずつメモリに格納し、マイクロコンピュータ
により複数台の制御端末器および操作端末器を論理の組
み合わせで実現することができるから、回路規模を小さ
くすることができるという利点がある。しかも、メモリ
に格納された制御用アドレスや操作用アドレスを追加、
変更すれば信号線間の対応付けの追加や変更を容易に行
なうことができるという利点がある。
【図1】実施形態を示すブロック図である。
【図2】実施形態に用いる連動ユニットを示すブロック
図である。
図である。
【図3】遠隔監視制御システムの基本構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図4】同上の動作説明図である。
【図5】従来例を示すブロック図である。
10 伝送制御装置 11 操作端末器 11a,11b,…… 操作端末器 12 制御端末器 12a,12b,…… 制御端末器 13 リレー 14 連動ユニット 15a 第1のシステム 15b 第2のシステム Ls 信号線
Claims (4)
- 【請求項1】 各別に設定された制御用アドレスを持ち
信号線を時分割多重化されて伝送されている伝送信号に
含まれたアドレスデータが上記制御用アドレスに一致す
るとその伝送信号に含まれる制御データに応じて負荷制
御信号を発生する制御端末器と、上記負荷制御信号によ
り制御される負荷と、操作入力を受けるとその操作入力
に対応する制御データを含んだ伝送信号であって所要の
制御端末器に対する伝送信号を信号線を通して伝送させ
る操作端末器と、操作端末器に操作入力を与える操作用
のスイッチと、それぞれ制御端末器と操作端末器とを接
続した複数本の信号線と、各2本の信号線間に接続され
一方の信号線を伝送されている伝送信号を他方の信号線
の伝送信号に変換する連動ユニットとを備え、連動ユニ
ットは各一方の信号線に接続された制御端末器の負荷制
御信号を操作入力とする操作端末器を各他方の信号線に
接続した構成を有することを特徴とする遠隔監視制御シ
ステム。 - 【請求項2】 上記操作端末器は各別に設定された操作
用アドレスを持ち上記伝送信号に含まれたアドレスデー
タが上記操作用アドレスに一致するとその伝送信号に含
まれる監視データに応じて監視信号を発生し、上記制御
端末器は外部から負荷監視入力を受けるとその負荷監視
入力に対応する監視データを含んだ伝送信号であって所
要の操作端末器に対する伝送信号を信号線を通して伝送
させ、上記連動ユニットは操作端末器の監視信号を制御
端末器の負荷監視入力とした構成を有することを特徴と
する請求項1記載の遠隔監視制御システム。 - 【請求項3】 上記連動ユニットは、各信号線にそれぞ
れ複数台ずつの制御端末器と操作端末器とを接続した構
成を有することを特徴とする請求項1または請求項2記
載の遠隔監視制御システム。 - 【請求項4】 上記制御端末器および上記操作端末器は
制御用アドレスおよび操作用アドレスを複数個ずつ格納
したメモリと、メモリに格納された制御用アドレスおよ
び操作用アドレスを用いて伝送信号を処理するマイクロ
コンピュータよりなる信号処理装置とを備えることを特
徴とする請求項3記載の遠隔監視制御システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19673596A JPH1042381A (ja) | 1996-07-25 | 1996-07-25 | 遠隔監視制御システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19673596A JPH1042381A (ja) | 1996-07-25 | 1996-07-25 | 遠隔監視制御システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1042381A true JPH1042381A (ja) | 1998-02-13 |
Family
ID=16362732
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19673596A Pending JPH1042381A (ja) | 1996-07-25 | 1996-07-25 | 遠隔監視制御システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1042381A (ja) |
-
1996
- 1996-07-25 JP JP19673596A patent/JPH1042381A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR950004024A (ko) | 시스템제어방식 및 장치 | |
JP3195681B2 (ja) | 遠隔監視制御システム | |
JPH1042381A (ja) | 遠隔監視制御システム | |
JP3319987B2 (ja) | 負荷制御システム | |
JP3195643B2 (ja) | 遠隔監視制御システム | |
JP4265252B2 (ja) | 遠隔監視制御システム | |
JPH0715253Y2 (ja) | パターン設定用端末器 | |
JP2719371B2 (ja) | 遠隔監視制御用端末器のアドレス設定器 | |
JP3435928B2 (ja) | 遠隔監視制御装置 | |
JPH10164674A (ja) | 遠隔監視制御装置 | |
JP3367793B2 (ja) | 遠隔監視制御装置 | |
JPH09261766A (ja) | データ伝送システム | |
JP2825095B2 (ja) | モードアナライザ | |
JP3351885B2 (ja) | 遠隔監視制御システム | |
JP2850339B2 (ja) | 遠隔監視制御用端末器 | |
JP3195650B2 (ja) | 遠隔監視制御システム | |
JPH0654889B2 (ja) | 電力線搬送システム | |
JPH09261778A (ja) | 遠隔監視制御装置 | |
JP2975137B2 (ja) | 遠隔監視制御システム | |
JP2765886B2 (ja) | 遠隔監視制御システム | |
JP2642676B2 (ja) | 遠隔監視制御システム | |
JP2947477B2 (ja) | 遠隔監視制御システム | |
JP2710686B2 (ja) | 遠隔監視制御システム | |
JP2962481B2 (ja) | 遠隔監視制御システムの端末機能設定方式 | |
JPH06253372A (ja) | 遠隔監視制御システムの端末機能の設定方式 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030506 |