JP3200829B2 - 制御装置 - Google Patents

制御装置

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JP3200829B2
JP3200829B2 JP34605893A JP34605893A JP3200829B2 JP 3200829 B2 JP3200829 B2 JP 3200829B2 JP 34605893 A JP34605893 A JP 34605893A JP 34605893 A JP34605893 A JP 34605893A JP 3200829 B2 JP3200829 B2 JP 3200829B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は制御装置に係り、複数の
ベース部を複合信号線で多段に接続するとともに、それ
らベース部に主制御ユニットやこれによって制御される
被制御ユニットを順次接続するように装着してなる制御
装置の改良、更に詳しくはそれら被制御ユニットのアド
レスを自動的に設定可能な制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の制御装置は、例えば図7
に示すように、図示しない複合信号線によって互いに接
続された複数のスロット1、3、5、7……をベースユ
ニット9に配列し、電源ユニット11、主制御ユニット
としてのCPUユニット13および被制御ユニットとし
ての入出力ユニット15、17……をそれらスロット1
〜7……に接続するようにして装着した構成を有してい
る。なお、図中符号19a〜19dはユニット11〜1
7……に接続するためにスロット1〜7……に設けた接
続端子である。
【0003】このような制御装置は、電源ユニット11
から他のユニット13〜17……へ電源を供給した状態
でCPUユニット13から各入出力ユニット15〜17
……をアドレス指定して制御し、例えば入出力ユニット
15、17……から入力した測定温度に基づきCPUユ
ニット13が操作手順や操作量を判断又は演算し、入出
力ユニット15、17……からそれら操作手順や操作量
を制御対象(図示せず)へ出力して制御対象の温度をシ
ーケンス制御やプログラム制御する。
【0004】そして、このような制御装置では、予め余
裕をもって複数のスロット1〜7……を設けておき、使
用者が用途に応じて種々の機能をもった入出力ユニット
15〜17……を増減可能に構成する例が多くなってい
る。そのため、入出力ユニット15〜17……を増減し
てもCPUユニット13から目的とする入出力ユニット
15〜17……をアドレス指定して正確に制御動作させ
るためには、それら入出力ユニット15〜17……を個
々のスロット5〜7……に装着するとき又は装着後に、
固有の入出力用アドレスの割り付けが必要になる。
【0005】そこで、従来は各入出力ユニット15〜1
7……内部の回路基板等にアドレス割付用端子やディッ
プスイッチ(いずれも図示省略)を設け、各入出力ユニ
ット15〜17……の種別等を考慮してその端子間をア
ドレス用ジャンパー線で短絡したりディップスイッチを
操作し、各入出力ユニット15〜17……のアドレスを
設定していた。例えば、デジタル用入出力ユニットは
「1」〜「5」に、アナログ用入出力ユニットは「6」
〜「9」にと言ったようなアドレス番号を他のユニット
と重複せず、かつユニットの種別や機能グループを間違
えないように使用者が注意して設定していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように各入出力ユニット15〜17……のアドレス割
り付けを各ユニットのアドレス用ジャンパー線やディッ
プスイッチ等で行うような構成では、使用者が数多くの
ユニットに対してアドレス設定しなければならないので
割り付け作業が煩雑であるし、誤設定し易く、制御装置
が意図したように動作しないおそれがある。
【0007】また、最近の制御装置では、使用者側での
システムの拡張性を重視する観点から、ベースユニット
に複数のスロットを配列する構成に代えて、個々のユニ
ットの接続されるスロットを有する別個独立したベース
部をレール部材等に増減可能に支持させ、使用者が用途
に応じて任意のベース部に対して入出力ユニットを装着
する構成が提供されるようになっており、このような構
成においても入出力ユニットのアドレス割り付けの省力
化が望まれている。
【0008】そこで、本発明者は、各ユニットを接続す
る個々のベース部に着目し、アドレス設定を省力化した
制御装置を完成させた。本発明はこのような状況の下に
なされたもので、主制御ユニットによって制御される被
制御ユニットのアドレスを自動設定することが可能で、
使用者の操作を簡略化した制御装置の提供を目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明は、個々に独立した複数のベース部を複
合信号線で多段に接続し、あるベース部に主制御ユニッ
トを接続するとともに他のベース部には主制御ユニット
で制御される被制御ユニットを接続し、その主制御ユニ
ットにはアドレス信号を順次出力するアドレス信号部と
このアドレス信号を出力するときアドレス確定信号を出
力するアドレス確定信号部とを設け、それら被制御ユニ
ットにはその複合信号線を介してアドレス未設定状態の
下でアドレス信号およびアドレス確定信号を受けたとき
アドレス信号の内容を自己設定するとともに当該設定状
態を示すゲート信号を出力するよう形成し、更に、その
被制御ユニットの接続されるベース部にはそれらアドレ
ス確定信号とゲート信号が揃ったとき次段のベース部へ
そのアドレス確定信号を伝送する論理回路を形成してい
る。
【0010】また、本発明は、そのベース部に被制御ユ
ニットが接続されない状態ではゲート信号が印加状態と
なるよう上記論理回路を形成し、アドレス未設定状態の
下ではゲート信号を非出力状態とするよう上記被制御ユ
ニットを形成すると良い。さらに、本発明は、電源から
プルアップ抵抗を介してそのゲート信号の印加状態とす
るように上記論理回路を形成し、ベース部に接続された
ときそのプルアップ抵抗を介した電源電流の吸込みによ
ってそのゲート信号を非出力状態とするよう上記被制御
ユニットを形成することができる。
【0011】
【作用】このような手段を備えた本発明では、主制御ユ
ニットがアドレス信号およびアドレス確定信号を複合信
号線を介して出力すると、アドレス未設定状態の下でア
ドレス信号およびアドレス確定信号を受けた被制御ユニ
ットではそのアドレス信号の内容を自己設定するととも
にその設定状態を示すゲート信号を出力し、その被制御
ユニットが接続されたベース部の論理回路ではそれらア
ドレス確定信号とゲート信号によって次段へそのアドレ
ス確定信号を伝送可能状態となる。そのため、主制御ユ
ニットがアドレス信号を順次出力して行けば、主制御ユ
ニットに近い被制御ユニットから順次にアドレスが自動
設定されて行く。
【0012】また、被制御ユニットが接続されない状態
でゲート信号が印加状態となるよう上記論理回路を形成
するとともに、アドレス未設定状態の下ではゲート信号
を非出力状態とするよう上記被制御ユニットを形成した
構成では、被制御ユニットの接続されないベース部以降
のベース部へもアドレス確定信号が伝送される。さら
に、電源からプルアップ抵抗を介してそのゲート信号の
印加状態を形成するように上記論理回路を形成し、その
電源電流を吸込むことにように上記被制御ユニットを形
成する構成では、ゲート信号の形成および切換え構成が
簡素化される。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明に係る制御装置の一実施例を示す概
略ブロック図である。図1において、各々独立に形成さ
れた複数のベース部21、23、25、27……は、互
いに複合信号線29によって接続されるとともに、スロ
ット31、33、35、37……を有しており、これら
個別のスロット31〜37……には主制御ユニットとし
てのCPUユニット39、被制御ユニットとしての入出
力ユニット41、43、45……が接続されるようにな
っている。
【0014】なお、図1では説明を分り易くするため
に、CPUユニット39や入出力ユニット41〜45…
…をスロット31〜37……から離して図示している
し、ベース部21〜27……は4個、入出力ユニット4
1〜45……は3個示しているが、本発明ではこれらの
数に限定されないうえ、本発明の要部でない電源ユニッ
トの図示も省略した。また、実際の製品としての制御装
置は、ベース部21〜27……を例えば図示しないレー
ル部にはめるように支持させて配列するとともに、ベー
ス部21〜27……に設けたコネクタ等によって互いに
電気的かつ機械的に接続して構成すると良い。このよう
な構成では、複合信号線29がそのコネクタ等の接続端
子に相当する。
【0015】各ベース部21〜27……を接続する複合
信号線29は、各ユニット39〜45へ電源を供給する
電源線やデータ信号を伝送する例えばシリアル伝送等の
データ信号線を含み、後述するアドレス信号線およびア
ドレス確定信号線を有している。各ベース部21〜27
……は、複合信号線29から各スロット31〜37を介
して各ユニット39〜45へ電源を供給するとともに接
続された各ユニット39〜45と複合信号線29との間
でそれら各信号の入出力を行うものである。
【0016】特に、入出力ユニット41〜45……の接
続されるベース部23〜27……には、アドレス確定信
号線に直列的に挿入された論理回路47、49、51が
形成されており、アドレス確定信号と後述するゲート信
号が揃ったとき次段の例えばベース部25、27……へ
順次そのアドレス確定信号を伝送する2入力アンド(A
ND)回路機能を有するが、詳細は後述する。
【0017】CPUユニット39は、各入出力ユニット
41〜45……のアドレスを指定してこれらを制御し、
例えば入出力ユニット41〜45……から入力した測定
温度に基づき操作手順や操作量を判断又は演算したり、
測定データや設定データをホストコンピュータ等の外部
機器との間で送受信したり、設定データを入出力ユニッ
トに送信したりするものであり、それら入出力ユニット
41〜45……のアドレス信号を複合信号線29を介し
て順次出力するアドレス信号部53や、このアドレス信
号部47がアドレス信号を出力するときアドレス確定信
号を複合信号線29を介して出力するアドレス確定信号
部55を有している。詳細については後述する。
【0018】入出力ユニット41〜45……は、外部か
ら入力した測定温度を処理演算したり、測定データやそ
れに基づく操作量等の演算データをCPUユニット39
へ出力したり、演算結果を操作量として外部へ出力する
他、スロット31〜37を介してアドレス確定信号を受
けたとき、当該入出力ユニット41〜45……がアドレ
ス未設定状態であれば、そのアドレス信号の内容を自己
設定するとともに当該アドレス設定を示すゲート信号を
ベース部23〜27……へ出力する機能を有している。
【0019】次に、このような本発明の制御装置の詳細
を図2を参照して説明する。なお、図2ではベース部2
1、23、CPUユニット39および入出力ユニット4
1のみ示しているが、他のベース部25、27……や入
出力ユニット43、45……の構成も同様である。図2
において、ベース部21のスロット31に接続されたC
PUユニット39は、制御部57と、これに接続された
データ信号部59、アドレス信号部53およびアドレス
確定信号部55を有している。
【0020】データ信号部59は、複合信号線29中の
データ信号線61と制御部57の間でデータ信号の送受
を行うタイミング調整用インターフェースである。アド
レス信号部53は、制御部57の管理下で、複合信号線
29中のアドレス信号線63に対してアドレス設定スタ
ート信号およびアドレス信号を出力するタイミング調整
用インターフェースである。アドレス確定信号部55
は、そのアドレス信号の出力時に、やはり制御部57の
管理下で、複合信号線29中のアドレス確定信号線65
に対してアドレス確定信号を出力するタイミング調整用
インターフェースであり、スロット31に最も近いスロ
ット33の論理回路47の一方の入力端に接続されてい
る(図3参照)。
【0021】制御部57は、CPUユニット39の主要
制御を行うCPUや、このCPUユニット39で実行す
るためのプログラムを内蔵したROM、その実行過程の
データを一時的に記憶するためのRAM等を有している
が図示を省略する。この制御部57は、データ信号線6
1やデータ信号部59を介して入力した入出力ユニット
41からの例えば測定温度に基づき操作量等を演算し、
データ信号部59を介してデータ信号ライン61へ出力
したり、別途外部へ直接出力したり、更に各種操作を入
力する機能等のように制御装置としての基本的な判断演
算機能のほか、次のような機能を有している。
【0022】すなわち、アドレス信号部53を介してア
ドレス設定スタート信号を出力してから所定の順序でア
ドレス信号を出力するとともに、アドレス確定信号部5
5を介してアドレス確定信号を出力する一方、後述する
ように入出力ユニット41からデータ信号部59を介し
て当該アドレス確認信号を入力したとき次のアドレス内
容を示すアドレス信号を出力し、アドレス確認信号の入
力がなくなるまで順次これを繰返す機能である。なお、
制御部57がアドレス信号部53を介してアドレス設定
スタート信号を出力するタイミングとしては、電源投入
時や、運転中その他任意の時点における操作キーからの
操作時がある。
【0023】また、データ信号線61、アドレス信号線
63およびアドレス確定信号線65は図2で1本となっ
ているが、実際は複数の信号線で形成されている。ベー
ス部23のスロット33に接続された入出力ユニット4
1は、アドレス信号線63に接続されたデータ通信部6
7と、これに接続された制御部69と、これに接続され
た信号処理部71を有して形成されている。データ通信
部67は、制御部69の管理下で動作し、CPUユニッ
ト39からのアドレス付きデータ信号が送信されたと
き、当該入出力ユニット41に登録されているアドレス
番号と一致した場合に、そのデータ信号を受信するとと
もに、後述するようにアドレス割り付けが確定したとき
アドレス確認信号をデータ信号線61へ出力する機能を
有している。
【0024】制御部69は、CPUやこのCPUの動作
プログラムを格納したROM(いずれも図示せず。)等
を有しCPUユニット39とは別個の機能を有するもの
で、図示しない外部機器との間でデータ信号を交換し、
取り込んだ例えば測定温度データに基づき操作量を演算
して表示用データとしてCPUユニット39へ伝送制御
する機能、その他入出力ユニットとして基本的な機能を
有している。制御部69は、当該入出力ユニット41の
アドレス番号を格納するとともに、アドレス割り付けが
確定したときデータ通信部67を介してアドレス確認信
号を出力する機能を有している。
【0025】信号処理部71は、制御部69の管理下で
動作し、アドレス信号線63を伝送するアドレス設定ス
タート信号を端子Aから入力したとき、制御部69内の
アドレス番号をクリアする一方、自己アドレス設定され
ていないアドレス未設定状態の下でアドレス信号を端子
Aから入力したとき、もし端子Bからアドレス確定信号
が入力されればアドレス番号を制御部69へ格納する機
能を有する。また、信号処理部71は、ゲート信号線7
3を介してC端子を論理回路47の他方の入力端に接続
しており、制御部69内のアドレス番号をクリアすると
きC端子の出力レベルをLレベルに維持する一方、アド
レス割り付け処理するとき、C端子の出力レベルをHレ
ベルに変更して維持する機能を有している。なお、信号
処理部71は、ベース部23に接続されるとき、後述す
るように電源電流の吸込みによってC端子の出力レベル
をLレベルに変更するよう形成されている。
【0026】論理回路47は、図3に示すようにアドレ
ス確定信号線65とゲート信号線73に接続された2入
力アンド(AND)回路75と、そのゲート信号線73
と電源Vとの間に挿入されたプルアップ抵抗Rを有して
おり、アンド回路75の出力側が次段のベース部25の
論理回路49の一方の入力端に接続されている(図1参
照)。そのため、もし、入出力ユニット41がベース部
23のスロット33に装着されていない場合には、プル
アップ抵抗Rの作用によって論理回路47の他方の入力
端には電源電圧が印加されてHレベルとなっており、電
源からの電流をゲート信号線を介して吸込むように信号
処理部71を形成しておけば、入出力ユニット41をベ
ース部23のスロット33に装着すると、論理回路47
の他方の入力端はLレベルとなる。
【0027】次に、上述した本発明の制御装置の動作を
フローチャートを参照して説明する。図2のようにベー
ス部21のスロット31にCPUユニット39を接続
し、ベース部23のスロット33に入出力ユニット41
を接続する一方、図示はしないが同様に入出力ユニット
43、45…を接続してプログラムを起動させると、図
4に示すようにステップ401においてCPUユニット
39のアドレス信号部53からアドレス設定スタート信
号が出力され、各入出力ユニット41〜45……にアド
レス設定のための準備をうながす。
【0028】すると、例えば入出力ユニット41〜45
……では、図5のステップ501でアドレス設定スター
ト信号を入力し、続くステップ502で制御部69内の
アドレス番号をクリアし、ステップ503で信号処理部
71のC端子をLレベルに保持してアドレス確定信号の
待機状態にする。そのため、図2に示すように入出力ユ
ニット41の装着されるベース部23の論理回路47の
他方の入力端はLレベルとなり、次段への回路接続が遮
断される。
【0029】この状態で、図4のステップ402でアド
レス信号部53から例えばアドレス信号「1」が出力さ
れると、次のステップ403ではアドレス確定信号部5
5からアドレス確定信号が出力される。すると、入出力
ユニット41側では、図6に示すように、ステップ60
1でアドレス確定信号を受信し、ステップ602でアド
レス設定が終了か否か判断し、アドレス設定終了であっ
てYESの場合には終了し、NOの場合にはステップ6
03へ移って信号処理部71のA端子からアドレス信号
の内容を入力して制御部69へ割り付け(登録)する。
【0030】続くステップ604で信号処理部71のC
端子をLレベルからHレベルに切換え保持し、ステップ
605でデータ通信部67からCPUユニット29のデ
ータ信号部59に対してアドレス確認信号を伝送して終
了する。一方、CPUユニット39では、図4のステッ
プ404においてアドレス確認信号を受信したか否かを
常時監視し、アドレス確認信号を受信してYESの場合
にはステップ406でアドレス番号に「1」をプラスし
た新たなアドレス信号「2」を作成し、ステップ407
でその更新したアドレス信号を出力してステップ403
に移り、これを繰り返す。
【0031】この繰り返し過程で、アドレス設定が終了
している入出力ユニット41はアドレス確定信号に反応
しないとともに、図6のステップ604で信号処理部7
1のC端子をHレベルに切換え保持しているから、論理
回路47にアドレス確認信号が出力されると、そのアド
レス確認信号は論理回路47を通過して次段のベース部
25へ伝達され、次段の入出力ユニット43が入出力ユ
ニット41と同手順でアドレス割り付け処理されて行
き、CPUユニット29に近い方の入出力ユニット41
から順にアドレス割り付けされてゆく。
【0032】この間の時間としては、入出力ユニットが
10台程度で遅くとも100msもあれば、アドレス割
り付けが終了する。全ての入出力ユニット41〜45…
…のアドレス設定が終了すると、図4のステップ404
がNOとなり、続くステップ405で所定時間経過する
までステップ404、405を繰返し、タイムアップす
ると終了する。
【0033】このように本発明の制御装置では、CPU
ユニット39にはアドレスを順次出力するアドレス信号
部53とアドレス確定信号を出力するアドレス確定信号
部55を設け、入出力ユニット41〜45……にはアド
レス未設定状態の下でアドレス確定信号を受けたときア
ドレス信号を自己設定するとともに当該アドレス設定を
示すゲート信号の出力を可能に形成し、入出力ユニット
41〜45……の接続されるベース部21〜27……に
はそれらアドレス確定信号とゲート信号が揃ったとき次
段のベース部21〜27……へそのアドレス確定信号を
スルーにする論理回路47〜51を形成したから、CP
Uユニット39から順次アドレス信号およびアドレス確
定信号を出力するだけで、CPUユニット39に近い入
出力ユニット41〜45……から自動的に順次アドレス
設定される。
【0034】しかも、入出力ユニット41〜45……の
接続されるベース部21〜27……の論理回路47〜5
1……には、プルアップ抵抗Rを介して電源電圧Vが印
加されており、入出力ユニット41〜45……の信号処
理部71はその電源から電流を吸込むように形成されて
いるから、入出力ユニット41〜45……をベース部2
1〜27……に装着した状態では論理回路47の他方に
入力端が自動的にLレベルとなり、当該入出力ユニット
41〜45……のアドレス割り付けに応じてアドレス確
定信号が論理回路47を通過し、必ずCPUユニット3
9に近い方からアドレス割り付けされる。
【0035】さらに、入出力ユニット41〜45……を
ベース部21〜27……から外した状態では論理回路4
7の他方の入力端が自動的にHレベルとなってアドレス
確定信号が常に論理回路47を通過し、次段の入出力ユ
ニット41〜45からアドレス割り付けされ、入出力ユ
ニット41〜45……の装着の有無に拘わりなくアドレ
ス設定できる。すなわち、入出力ユニット41〜45…
…を取外した状態でも残りの入出力ユニット41〜45
……についてアドレス設定が可能であり、システムの融
通性が高い。
【0036】また、アドレス設定した後で取外したユニ
ットを装着したり、ユニットを追加して構成を変更した
場合等には、再度、制御部57からアドレス信号部53
を介してアドレス設定スタート信号を出力してアドレス
の自動設定を行えば、変更した構成においてアドレスが
設定される。しかも、論理回路47の他方の入力端を自
動的にHレベルにするには電源からプルアップ抵抗Rを
介して接続するだけで良いから構成が極めて簡単であ
る。
【0037】また、本発明では、アドレス確定信号によ
って入出力ユニット41〜45……に順次アドレス設定
して行くが、そのアドレス信号の出力に対するアドレス
確定信号の出力タイミングは任意である。すなわち、そ
のアドレス信号の出力後にアドレス確定信号を出力した
り、アドレス確定信号の出力中にアドレス信号を出力す
ることが可能であり、それに合せてCPUユニット39
や入出力ユニット41〜45……を形成すれば良い。
【0038】さらに、上述した実施例では、ベース部2
1〜27……に設けたスロット31〜37……をコネク
タとしてこれにCPUユニット39や入出力ユニット4
1〜45……を接続する構成であったが、必ずしもベー
ス部21〜27……にスロット31〜37……を設ける
必要はなく、それらユニット39〜45……が接続可能
に形成すれば良い。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、主制御ユ
ニットからアドレス信号およびアドレス確定信号を出力
し、アドレス未設定状態の下でそれらアドレス信号およ
びアドレス確定信号を受けた被制御ユニットにおいてそ
のアドレス信号の内容を自己設定するとともにその設定
状態を示すゲート信号を出力させ、そのアドレス設定さ
れた被制御ユニットを接続するベース部の論理回路にて
それらアドレス確定信号とゲート信号によって次段へそ
のアドレス確定信号を伝送可能としてなるから、主制御
ユニットから順次アドレス信号およびアドレス確定信号
を出力すれば、主制御ユニットに近い順次に被制御ユニ
ットのアドレスが設定され、被制御ユニットのアドレス
を自動設定することが可能である。そのため、使用者に
あっては、多数のユニットに対してアドレス用ジャンパ
ー線やディップスイッチ等を操作してアドレス割り付け
する必要がなく、しかも誤設定もなくなり、操作が簡略
化される利点がある。さらに、各被制御ユニットの接続
されるベース部の構成を共通することが可能であるか
ら、組立て間違い等を発生させ難く、製造効率が良好で
ある。また、被制御ユニットの非接続状態でゲート信号
が印加状態となるよう上記論理回路を形成し、アドレス
未設定状態の下ではゲート信号を非出力状態とするよう
上記被制御ユニットを形成すれば、被制御ユニットの接
続されないベース部以降のベース部へもアドレス確定信
号が確実に伝送され、被制御ユニット接続の有無に関係
なく装着された被制御ユニットにアドレス設定できる。
さらに、プルアップ抵抗を用いてゲート信号の印加状態
を形成するよう論理回路を形成し、そのプルアップ抵抗
を介して電源電流を吸込むように被制御ユニットを形成
すると、被制御ユニットの接続に関係なく被制御ユニッ
トにアドレス設定するために構成を複雑化させない利点
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る制御装置の一実施例を示す概略ブ
ロック図である。
【図2】図1に係る制御装置の具体的構成を示す要部ブ
ロック図である。
【図3】図2に示す論理回路の一例を示す回路図であ
る。
【図4】本発明の制御装置における主制御ユニットの動
作を説明するフローチャートである。
【図5】本発明の制御装置における被制御ユニットの動
作を説明するフローチャートである。
【図6】本発明の制御装置における被制御ユニットの動
作を説明するフローチャートである。
【図7】従来の制御装置を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
1、3、5、7、31、33、35、37 スロット 9 ベースユニット 11 電源ユニット 13、39 CPUユニット(主制御ユニット) 15、17、41、43、45 入出力ユニット(被制
御ユニット) 19a〜19d 接続端子 21、23、25、27 ベース部 29 複合信号線 47、49、51 論理回路 53 アドレス信号部 55 アドレス確定信号部 57、69 制御部 59 データ信号部 61 データ信号線 63 アドレス信号線 65 アドレス確定信号線 67 データ通信部 71 信号処理部 73 ゲート信号線 75 アンド回路(AND) R 抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−46214(JP,A) 特開 昭60−176164(JP,A) 特開 昭62−86936(JP,A) 特開 平5−226800(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05B 19/04 - 19/05

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 独立した複数のベース部を複合信号線で
    多段接続し、前記ベース部に主制御ユニットを接続する
    とともに他のベース部には前記主制御ユニットで制御さ
    れる被制御ユニットを接続してなる制御装置において、 前記主制御ユニットは、アドレス信号を順次出力するア
    ドレス信号部とこのアドレス信号を出力するときアドレ
    ス確定信号を出力するアドレス確定信号部とを有し、 前記被制御ユニットは、前記複合信号線を介してアドレ
    ス未設定状態の下で前記アドレス信号およびアドレス確
    定信号を受けたとき前記アドレス信号の内容を自己設定
    するとともに当該設定状態を示すゲート信号が出力可能
    に形成され、 前記被制御ユニットの接続される前記ベース部は、前記
    アドレス確定信号とゲート信号が揃ったとき次段の被制
    御ユニット接続用の前記ベース部へ前記アドレス確定信
    号を伝送する論理回路を有することを特徴とする制御装
    置。
  2. 【請求項2】 前記論理回路は当該ベース部に前記被制
    御ユニットが接続されない状態では前記ゲート信号の印
    加状態に形成され、前記被制御ユニットはアドレス未設
    定状態の下では前記ゲート信号を非出力状態とするよう
    形成されてなる請求項1記載の制御装置。
  3. 【請求項3】 前記論理回路は電源からプルアップ抵抗
    を介して前記ゲート信号の印加状態に形成され、前記被
    制御ユニットは当該ベース部に接続されたとき前記プル
    アップ抵抗を介した電源電流の吸込みによって前記ゲー
    ト信号を非出力状態とするよう形成されてなる請求項2
    記載の制御装置。
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