JPH11196213A - 画像形成システム、画像形成装置及びその制御方法 - Google Patents

画像形成システム、画像形成装置及びその制御方法

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JPH11196213A
JPH11196213A JP9369236A JP36923697A JPH11196213A JP H11196213 A JPH11196213 A JP H11196213A JP 9369236 A JP9369236 A JP 9369236A JP 36923697 A JP36923697 A JP 36923697A JP H11196213 A JPH11196213 A JP H11196213A
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JP9369236A
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Masaaki Io
猪尾  雅章
Takashi Uchiyama
高志 内山
Shinichi Nakamura
真一 中村
Koichi Murakami
晃一 村上
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部装置から画像形成装置に所望の表示情報
を表示させることができる画像形成システム、画像形成
装置及びその制御方法を提供する。 【解決手段】 公衆回線908を介して接続されている
ホストコンピュータ999と複写装置100とで構成さ
れる画像形成システムにおいて、遠隔地のホストコンピ
ュータ999から複写装置100の通信制御部900を
介して制御部800へ所定の情報を表示するように要求
し、要求された所定の情報を制御部800が操作パネル
600に転送し表示を行わせるように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信回線を介して
接続されている外部装置と画像形成装置とで構成される
画像形成システム、画像形成装置及びその制御方法に関
するものである。
【従来の技術】従来、センターに設置されているホスト
コンピュータにネットワークを介して接続されている複
写装置においては、複写装置に関する各種情報はセンタ
ー側でモニタリングするものが一般的であった。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方式では、複写装置を管理する側ではネットワーク
を介して各種有益な情報を得ることができるが、複写装
置を使用する側では何ら情報を得ることができないとい
う問題があった。
【0003】また、従来のシステムでは、センター側の
管理者がユーザに連絡したいことがあっても、連絡する
手段がないという問題もあった。
【0004】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、外部装置から画像形成装置に所望の表示情
報を表示させることができる画像形成システム、画像形
成装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、通信回線を介して接続されている外部装
置と画像形成装置とで構成される画像形成システムにお
いて、前記通信回線を介して接続されている外部装置か
ら画像形成装置へ所定の情報を表示するように要求する
要求手段と、前記要求手段により要求された所定の情報
を表示手段に転送し表示を行わせるように制御する制御
手段とを有することを特徴とする。
【0006】また、本発明の画像形成装置は、外部装置
とのデータ通信を制御する通信制御手段と、前記通信制
御手段により受信したデータが表示すべき情報を示すデ
ータか否かを識別する識別手段と、前記識別手段での結
果、表示すべき情報を示すデータを受信した場合に、前
記表示すべき情報を表示手段に転送し表示を行わせるよ
うに制御する制御手段とを有することを特徴とする。
【0007】更に、本発明の画像形成装置の制御方法
は、外部装置とのデータ通信を制御する通信制御工程
と、前記通信制御工程で受信したデータが表示すべき情
報を示すデータか否かを識別する識別工程と、前記識別
工程での結果、表示すべき情報を示すデータを受信した
場合に、前記表示すべき情報を表示手段に転送し表示を
行わせるように制御する制御工程とを有することを特徴
とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
に係る実施の形態を詳細に説明する。
【0009】図1は、本実施形態における複写装置の構
成を示すブロック図である。同図において、100は複
写装置本体であり、800の複写動作の制御を行う複写
制御手段としての制御部と、900の通信回線との間で
データの送受信を行うための通信制御手段としての通信
制御部(モデムボード)と、600の複写装置の状態や
外部からの表示メッセージを表示する操作パネルとを含
む。908は複写装置本体100に接続される外部通信
回線である公衆回線である。そして、999は複写装置
本体100を管理するための管理部署等に配置された外
部装置としてのホストコンピュータシステムである。
【0010】図2は、通信制御部(モデムボード)90
0の主要な構成を示すブロック図である。同図におい
て、901は通信を制御するための中央演算処理装置
(CPU)である。903は通信されるデータを一時保
管するためのメモリ(RAM)である。905は変復調
器(モデム)であり、デジタル通信データを公衆回線9
08で送信するために変調し、また公衆回線908から
送られてきたデータをデジタル通信データに復調する。
そして、906はネットワークコントロールユニット
(NCU)である。
【0011】上記の構成において、制御部800及び通
信制御部900による制御によって複写装置本体100
の複写動作、データ記憶、外部通信回線908を経由し
ての外部装置との通信が実施される。
【0012】次に、上述の制御部800及び通信制御部
900について説明する。図3は、本実施形態における
制御部800及び通信制御部900の構成を示すブロッ
ク図である。同図において、801は中央演算処理装置
(CPU)であり、複写装置本体100の制御を行う。
802は読み取り専用メモリ(ROM)であり、複写装
置本体100の制御手順(制御プログラム)を記憶して
おり、CPU801がROM802に記憶された制御手
順に従ってバスを介して接続されている各部を制御す
る。
【0013】803は主記憶装置としてのランダムアク
セスメモリ(RAM)であり、入力データの記憶領域や
作業用記憶領域等として用いられ、外部装置999との
通信を開始するために必要な電話番号等の記憶領域にも
用いられる。804は入出力ポート(I/O)であり、
CPU801からの制御信号をメインモータ等の負荷に
対して出力し、定着器のセンサー等からの信号を入力し
てCPU801に転送する。
【0014】また、外部通信回線908との通信制御を
行う通信制御部900は、CPU901により通信の制
御を行う。902は通信制御、接続手続プログラム等を
記憶した記憶装置(ROM)である。そして、複写装置
本体100の制御部800とはRS−232Cインター
フェース805,907により構成された転送手段によ
り接続され、このRS−232Cインターフェース90
7を介して複写装置本体100の制御部800からのデ
ータ転送が行われると、その転送データを通信制御部9
00内に設けられた専用の通信データ記憶手段としての
RAM903に一時保持し、複写装置本体100の制御
部800からのデータ転送が終了後に、CPU901に
よりネットワークコントロールユニット(NCU)90
6を制御し、外部装置999との通信回線接続を行い、
回線接続後、モデム905,NCU906を通して外部
にデータ転送を行う。
【0015】また、外部からデータ転送が行われた場合
には、転送データをRAM903に一時保持し、複写装
置本体100の制御部800からの要求に応じてRS−
232Cインターフェース805,907を介して複写
装置本体100の制御部800にデータ転送を行う。
【0016】909は通信先の電話番号、自己のID番
号、バスワード等を設定するためのロータリスイッチで
ある。
【0017】次に、本実施形態における複写装置の構成
と動作について説明する。図4は、本実施形態における
複写装置の構造を示す断面図である。同図において、1
00は複写装置本体、200は原稿の自動給送を行う循
環式自動原稿送り装置(以下RDFと記す)、300は
仕分け装置、即ちソータ、400は自動コンピュータフ
ォーム送り装置(以下CFFと記す)であり、上記のR
DF200,ソータ300及びCFF400は複写装置
本体100に対して自在に組合わせ使用できるように構
成されている。
【0018】まず、複写装置本体100の構造について
説明する。図4において、101は原稿載置台としての
原稿台ガラスである。102は原稿読取手段としての光
学系であり、原稿照明ランプ(露光ランプ)103、走
査ミラー、レンズ、モータ104等から構成されてお
り、モータ104により走査しつつ露光ランプ103で
原稿を照明し、原稿からの反射光を走査ミラーとレンズ
により感光体ドラム105に照射する。
【0019】この感光体ドラム105の回りには、高圧
ユニット106、ブランク露光ユニット107、電位セ
ンサ108、現像器109、転写帯電器110、分離帯
電器111、及びクリーニング装置112が装備されて
おり、これらの感光体ドラム105等により画像記録手
段が構成されている。
【0020】また、感光体ドラム105はメインモータ
113により図4に示す矢印の方向に回転するもので、
高圧ユニット106によりコロナ帯電されており、光学
系102から原稿の反射光が照射されると、静電潜像が
形成される。この静電潜像は、現像器109により現像
されてトナー像として可視化される。
【0021】一方、上段カセット114或いは下段カセ
ット115からピックアップローラ116,117を介
して給紙ローラ118,119により転写紙が複写装置
本体100内に送られ、レジストローラ120によりト
ナー像の先端と転写紙の先端とが一致するようにタイミ
ングがとられた後、感光体ドラム105に給送され、転
写帯電器110によりトナー像が転写される。この転写
後、転写紙は分離帯電器111により感光体ドラム10
5から分離され、搬送ベルト121により定着器122
に導かれて加圧,加熱によりトナー像が定着され、その
後、排出ローラ123により本体100の外に排出され
る。また、感光体ドラム105はクリーニング装置11
2により、その表面に残ったトナーが清掃される。
【0022】また、複写装置本体100には、例えば4
000枚の転写紙を収納し得るデッキ124が装備され
ている。デッキ124のリフタ125は、給紙ローラ1
26に転写紙が常に当接するように転写紙の量に応じて
上昇する。
【0023】127は排紙フラッパであり、両面記録側
ないし多重記録側と排出側(ソータ300)の経路を切
り替える。即ち、排出ローラ123から送り出された転
写紙は、この排紙フラッパ127により両面記録側ない
し多重記録側に切り替えられる。また、128は下搬送
パスであり、排出ローラ123から送り出された転写紙
を反転パス129を介して転写紙を裏返して再給紙トレ
イ130に導く。
【0024】131は両面記録と多重記録の経路を切り
替える多重フラッパであり、これを左方向に倒すことに
より転写紙を反転パス129を介さず、直接下搬送パス
128に導く。132は経路133を通じて転写紙を感
光体ドラム105側に給紙する給紙ローラである。13
4は排紙フラッパ127の近傍に配置され、この排紙フ
ラッパ127により排出側に切り替えられた転写紙を機
外に排出する排出ローラである。
【0025】両面記録(両面複写)や多重記録(多重複
写)時には、排紙フラッパ127を上方に上げて、複写
済みの転写紙を反転パス129,下搬送パス128を介
して裏返した状態で再給紙トレイ130に格納する。こ
のとき、両面記録時には多重フラッパ131を右方向へ
倒し、また多重記録時には多重フラッパ131を左方向
へ倒しておく。次に行う裏面記録時や多重記録時には、
再給紙トレイ130に格納されている転写紙が、下から
1枚づつ給紙ローラ132により経路133を介して本
体のレジストローラ120に導かれる。
【0026】複写装置本体100から転写紙を反転して
排出する時には、排紙フラッパ127を上方へ上げ、フ
ラッパ131を右方向へ倒し、複写済みの転写紙を搬送
パス129側へ搬送し、転写紙の後端が第1の送りロー
ラ140を通過した後に反転ローラ142によって第2
の送りローラ側へ搬送し、排出ローラ134によって転
写紙を裏返して機外へ排出する。
【0027】次に、本実施形態における操作パネルにつ
いて説明する。図5は複写装置本体100の操作パネル
600の一例を示す外観図である。同図において、60
1はアスタリスク(*)キーであり、オベレータ(使用
者)が綴じ代量の設定とか、原稿枠消しのサイズ設定等
の設定モードのときに用いる。627はカーソルキーで
あり、設定モード時の設定事項を選択するときに用い
る。628はOKキーであり、設定モード時の設定内容
を確定するときに用いる。
【0028】606はオールリセットキーであり、標準
モードに戻すときに押下する。また、オートシャットオ
フ状態から標準モードに復帰させるときにもこのオート
リセットキー606を押下する。
【0029】605は複写開始キー(コピースタートキ
ー)であり、複写を開始するときに押下する。
【0030】604はクリア/ストップキーであり、待
機(スタンパイ)中はクリアキー、複写記録中はストッ
プキーの機能を有する。このクリア/ストップキー60
4は、設定した複写枚数を解除するとき、また連続複写
を中断するときに押下する。そして、この押下した時点
での複写が終了した後に、複写動作を停止する。
【0031】603はテンキーであり、複写枚数を設定
するときに押下する。また、アスタリスク(*)モード
を設定するときにも使う。619はメモリキーであり、
使用者が頻繁に使うモードを登録しておくことができ
る。ここでは、M1〜M4の4通りのモードの記録がで
きる。
【0032】611,612は複写濃度キーであり、複
写濃度を手動で調節するときに押下する。613はAE
キーであり、原稿の濃度に応じて、複写濃度を自動的に
調節するとき、又はAE(自動濃度調節)を解除して濃
度調節をマニュアル(手動)に切り換えるときに押下す
る。
【0033】607はコピー用紙選択キーであり、上段
ペーパリフタ119,下段ペーパリフタ115,ペーパ
デッキ124,マルチ手差し150を選択するときに押
下する。また、RDF300に原稿が載っているときに
は、このコピー用紙選択キー607によりAPS(自動
紙カセット選択)が選択できる。APSが選択されたと
きには、原稿と同じ大きさのカセットが自動的に選択さ
れる。
【0034】610は等倍キーであり、等倍(原寸)の
複写をとるときに押下する。616はオート変倍キーで
あり、指定した転写紙のサイズに合わせて原稿の画像を
自動的に縮小・拡大を指定するときに押す。
【0035】626は両面キーであり、片面原稿から両
面複写,両面原稿から両面複写,又は両面原稿から片面
複写をとるときに押下する。625は綴じ代キーであ
り、転写紙の左側へ指定された長さの綴じ代を作成する
ことができる。624は転写キーであり、写真原稿を複
写するときに押下する。623は多重キーであり、2つ
の原稿から転写紙の同じ面に画像を作成(合成)すると
きに押す。
【0036】620は原稿枠消しキーであり、使用者が
定形サイズ原稿の枠消しを行うときに押下し、その際に
原稿のサイズはアスタリスクキー601で設定する。6
21はシート枠消しキーであり、コピー用紙サイズに合
わせて原稿の枠消しをするときに押下する。
【0037】629は表紙モード設定キーであり、表
紙,裏表紙の作成及び合紙を挿入するときに用いる。6
30はページ連写キーであり、見開きの本の左右を続け
て複写するときに用いる。
【0038】614はステイプルソート,ソート,グル
ープの排紙方法を選択する排紙方法選択キーであり、ス
テイプルソータ300が接続されている場合は、記録用
紙に対するステイプルソートモード,ソートモード,グ
ループモードの選択又はその選択モードの解除ができ
る。
【0039】631は予約キーであり、予約トレイ21
0に載置された予約原稿に対する複写モードの設定を開
始するとき、及び予約設定を解除するときに用いる。6
32は予約設定キーであり、予約モード設定時の確定キ
ーとして用いる。
【0040】633はカイドキーであり、各種キーに対
応する機能の説明をメッセージディスプレイ(LCD)
701に表示するときに用いる。
【0041】701は複写及び通信に関する情報を表示
するLCD(液晶)タイプのメッセージディスプレイで
あり、96×129ドットで文字や図形を表示する。例
えぱ、テンキー603で設定した複写枚数、定形変倍キ
ー608,609,等倍キー610,ズームキー61
7,618で設定した複写倍率、コピー用紙選択キー6
07で選択した用紙サイズ、複写装置本体100の状態
を示すメッセージ、操作手順を示すガイドメッセージ、
その他各種モード設定内容を表示する。
【0042】704はAE表示器であり、AEキー61
3によりAE(自動濃度調節)を選択したときに点灯す
る。709は予熱表示器であり、予熱状態のときに点灯
する。
【0043】標準モードでRDF200を使用している
時は複写枚数1枚、濃度AEモード,オート用紙選択,
等倍,片面原稿から片面複写の設定になる。RDF20
0を未使用時の標準モードでは複写枚数1枚、濃度マニ
ュアルモード,等倍,片面原稿から片面複写の設定とな
っている。尚、RDF200の使用時と未使用時の差は
RDF200に原稿がセットされているか否かで決ま
る。
【0044】次に、本実施形態における複写装置と外部
装置999とのデータ通信について説明する。図6、図
7、図8は、複写装置の制御部800と通信制御部90
0との間の通信プロトコルの詳細を示す図である。
【0045】図6は、制御部800と通信制御部900
との間のデータ通信のタイミングを示す図である。この
例では、通信制御部900がマスター側となり、コマン
ドを制御部800に送出する。そして、制御部800は
受信したコマンドに対応するレスポンスを通信制御部9
00に返送する。
【0046】図7は、上述の制御部800と通信制御部
900との間のコマンド及びレスポンスのフォーマット
を示す図である。この通信はシリアル方式で行われ、コ
マンドはバイナリー形式の複数バイトからなり、ID,
Length,Data,Sumにより構成されてい
る。ここで、IDはコマンドの種類を示しており、Le
nはコマンドのバイト数を示している。DataはID
で指定されたそれぞれの種類のコマンドについて更に情
報を付加する場合に使用する。Sumはチェックサムで
あり、通信途中でコマンドの内容が間違ったものになっ
ていないか否かを確認するためのものである。このチェ
ックサムはIDからDataまでを加算した値の下位1
バイト値を使用している。
【0047】図8は、上述の制御部800と通信制御部
900との間のコマンド及びレスポンスを示す図であ
る。図示するように、「複写機ROMバージョン要求コ
マンド」はIDが01と定義され、通信制御部900が
制御部800に対してROMの種類を指定してROMバ
ージョンを要求し、レスポンスとしてROMバージョン
データを取得するものである。また、「複写機メモリリ
ードコマンド」はIDが02と定義され、通信制御部9
00が制御部800に対してアドレスを指定してメモリ
リードを要求し、レスポンスとしてメモリデータを取得
するものである。更に、「複写機表示要求コマンド」は
IDが03と定義され、通信制御部900が制御部80
0に対して表示データを指定して操作パネルに表示する
ことを要求し、応答としてレスポンスを取得するもので
ある。
【0048】ここで、複写装置の制御部800は、受信
したコマンドの種類をIDによって識別する。例えば、
IDが03であれば表示データと判断し、03以外であ
れば表示データではないと判断する。そして、表示デー
タと判断した場合、その内容を操作パネル600に出力
してLCD701に表示させる。
【0049】図9、図10、図11は、外部装置(ホス
トコンピュータ)999と通信制御部900との間の通
信プロトコルの詳細を示す図である。
【0050】図9は、外部装置999と通信制御部90
0との間のデータ通信のタイミングを示す図である。外
部装置999がマスター側となり、コマンドを通信制御
部900に送出する。通信制御部900は受信したコマ
ンドに対応するレスポンスを外部装置999に返送す
る。
【0051】図10は、上述の外部装置999と通信制
御部900との間のコマンド及びレスポンスのフォーマ
ットを示す図である。この通信はモデム905及び公衆
回線908を経由してシリアル方式で行われ、コマンド
はアスキー形式で複数バイトからなり、ID,Dat
a,Sum,CRにより構成されている。ここで、ID
はコマンドの種類を示している。DataはIDで指定
されたそれぞれの種頚のコマンドについて更に情報を付
加する場合に使用する。Sumはチェックサムであり、
通信途中でコマンドの内容が間違ったものになっていな
いか否かを確認するためのものである。このチェックサ
ムはIDからDataまでを加算した値の下位1バイト
値をアスキーに変換したものを使用している。CRはデ
リミタであり、コマンドの終わりを示している。
【0052】図11は、上述の外部装置999と通信制
御部900との間のコマンド及びレスポンスの例であ
る。図示するように「複写機ROMバージョン要求コマ
ンド」はIDが81と定義され、外部装置999が通信
制御部900に対してROMの種類を指定してROMバ
ージョンを要求し、レスポンスとしてROMバージョン
データを取得するものである。また、「複写機メモリリ
ードコマンド」はIDが82と定義され、外部装置99
9が通信制御部900に対してアドレスを指定してメモ
リリードを要求し、レスポンスとしてメモリデータを取
得するものである。更に、「複写機表示要求コマンド」
はIDが83と定義され、外部装置999が通信制御部
900に対して表示データを送信し、応答としてレスポ
ンスを取得するものである。
【0053】ここで、通信制御部900の機能はデータ
の一時記憶及びデータ変換である。「複写機ROMバー
ジョン要求コマンド」、「複写機メモリリードコマン
ド」、「複写機表示要求コマンド」のそれぞれについて
全体のデータの流れは図12に示すようになる。
【0054】図13は、通信制御部900のROM90
2に格納されているプログラムの1部で、通信の制御を
行う処理手順を示すフローチャートである。
【0055】まず、ステップS101において、外部回
線908又は複写装置本体100の制御部800からの
受信要求があるかチェックする。要求がなければステッ
プS105に進み、また受信要求があればステップS1
02に進み、要求が外部回線908からか、制御部80
0からか判断する。ここで、制御部800からの要求で
あれはステップS103に進み、上述のレスポンスとし
てのデータを受信して通信データ記憶手段であるRAM
903に記憶する。また、外部回線908からの要求で
あればステップS104に進み、上述のコマンドとして
のデータを受信し、RAM903に記憶する。
【0056】次に、ステップS105において、外部回
線908への送信要求があるかチェックし、なければス
テップS107に進むが、要求があればステップS10
6に進み、RAM903に記憶したデータを上述のレス
ポンスとして外部回線908を介して外部装置999へ
送信する。そして、ステップS107で制御部800へ
の転送が可能かどうかチェックし、不可なら処理を終了
するが、転送可能ならステップS108に進み、RAM
903に記憶したデータをコマンドとして制御部800
へ転送し、上述のステップS101に処理を戻す。
【0057】図14は、制御部800のROM802に
格納されているプログラムの1部で、通信の制御を行う
処理手順を示すフローチャートである。ステップS20
1において、制御部800は通信制御部900から上述
のコマンドとしてのデータを受信可能状態かチェックす
る。ここで、不可能であれば処理を終了するが、受信可
能であればステップS202に進み、通信制御部900
から受信要求があるかチェックする。その結果、要求が
なければ処理を終了するが、あればステップS203に
進み、コマンドとして転送されるデータの受信を行う。
【0058】尚、本制御手順としては不図示であるが、
上述したように、複写装置の制御部800が受信したコ
マンドに応じて要求された処理を実行することは言うま
でもない。例えば、表示要求コマンドを受信したのであ
れば、受信したデータを表示データに変換し、操作パネ
ル600のLCD701に表示させる処理を行う。
【0059】次に、ステップS204において、通信制
御部900へ送信が可能かチェックし、不可能ならば処
理を終了するが、送信可能であればステップS205に
進み、上述のコマンドに対するレスポンスとしてのデー
タを通信制御部900に送信し、処理を終了する。
【0060】図15は、通信相手の外部装置における制
御手順を示す概略フローチャートである。まず、ステッ
プS301において、通信回線908の接続を行う。次
に、ステップS302で複写装置本体100の通信制御
部900に対して送信可能状態かチェックする。不可能
であればステップS304に進み、回線を切断する。ま
た、可能であればステップS303に進み、上述のコマ
ンドとしてのデータを送信し、そのコマンドに対応する
レスポンスとしてのデータを受信する。そして、ステッ
プS304において、通信回線の接続を切断して処理を
終了する。
【0061】このように、本実施形態によれば、複写制
御手段による制御によって複写動作を行い、また通信制
御手段により管理部署等に設置されている外部装置に対
して通信回線を接続してデータ授受等の送受信を行うこ
とができる。
【0062】そして、転送手段によって通信データを複
写制御手段と通信制御手段との間の転送を行い、また通
信データは専用の通信データ記憶手段に一旦蓄えてから
外部装置に送信し、また複写制御手段に転送することが
できる。
【0063】上述の構成及び作用により、外部装置への
送信は、複写制御手段のデータ転送と同時に送信する必
要がなく、また複写制御手段からの転送に同期させる必
要もなく、通信開始時期・通信速度は複写制御手段とは
独立して決定できる。そして、複写動作時など複写制御
手段のCPUのオーバーヘッド増大時でも転送が完了し
てから送信すればよく通信速度が低下しない。
【0064】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、遠隔地のホストコンピュータから複写装置に対して
各種メッセージを表示させることができる。そのため、
管理者は複写装置の表示パネルを使用してユーザに対し
てリアルタイムに有益な情報を提供することができる。
【0065】尚、本発明は複数の機器(例えば、ホスト
コンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリンタ
など)から構成されるシステムに適用しても、一つの機
器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置な
ど)に適用してもよい。
【0066】また、本発明の目的は前述した実施形態の
機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録
した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシ
ステム或いは装置のコンピュータ(CPU若しくはMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによっても、達成されることは言うまでも
ない。
【0067】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0068】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えばフロッピーディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0069】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部
を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実
現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0070】更に、記憶媒体から読出されたプログラム
コードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードや
コンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメ
モリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基
づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わる
CPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処
理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も
含まれることは言うまでもない。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
通信回線を介して接続されている外部装置から画像形成
装置に対して所望の表示情報を表示させることができ、
利用者の利便性を向上させることが可能となる。
【0072】
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態における複写装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図2】図1に示す通信制御部(モデムボード)900
の主要な構成を示すブロック図である。
【図3】本実施形態における制御部800及び通信制御
部900の構成を示すブロック図である。
【図4】本実施形態における複写装置の構造を示す断面
図である。
【図5】複写装置本体100の操作パネル600の一例
を示す外観図である。
【図6】制御部800と通信制御部900との間のデー
タ通信のタイミングを示す図である。
【図7】制御部800と通信制御部との間のコマンド及
びレスポンスのフォーマットを示す図である。
【図8】制御部800と通信制御部900との間のコマ
ンド及びレスポンスの例を示す図である。
【図9】外部装置999と通信制御部900との間のデ
ータ通信のタイミングを示す図である。
【図10】外部装置999と通信制御部900との間の
コマンド及びレスポンスのフォーマットを示す図であ
る。
【図11】外部装置999と通信制御部900との間の
コマンド及びレスポンスの例である。
【図12】複写装置と外部装置999との間の全体のデ
ータの流れを示す図である。
【図13】本実施形態における通信制御部900の制御
を示すフローチャートである。
【図14】本実施形態における制御部800の制御を示
すフローチャートである。
【図15】外部装置における制御を示す概略フローチャ
ートである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村上 晃一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信回線を介して接続されている外部装
    置と画像形成装置とで構成される画像形成システムにお
    いて、 前記通信回線を介して接続されている外部装置から画像
    形成装置へ所望の情報を表示するように要求する要求手
    段と、 前記要求手段により要求された所定の情報を表示手段に
    転送し表示を行わせるように制御する制御手段とを有す
    ることを特徴とする画像形成システム。
  2. 【請求項2】 前記要求手段は、表示すべき所定の情報
    を示すデータを送信することにより要求することを特徴
    とする請求項1記載の画像形成システム。
  3. 【請求項3】 前記表示手段は、前記画像形成装置の操
    作パネルであることを特徴とする請求項1記載の画像形
    成システム。
  4. 【請求項4】 前記外部装置は、センタに設けられたホ
    ストコンピュータであることを特徴とする請求項1記載
    の画像形成システム。
  5. 【請求項5】 外部装置とのデータ通信を制御する通信
    制御手段と、 前記通信制御手段により受信したデータが表示すべき情
    報を示すデータか否かを識別する識別手段と、 前記識別手段での結果、表示すべき情報を示すデータを
    受信した場合に、前記表示すべき情報を表示手段に転送
    し表示を行わせるように制御する制御手段とを有するこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記表示すべき情報を
    表示データに変換して表示を行わせるように制御するこ
    とを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記表示手段は、前記画像形成装置の操
    作パネルであることを特徴とする請求項5記載の画像形
    成装置。
  8. 【請求項8】 前記外部装置は、センタに設けられたホ
    ストコンピュータであることを特徴とする請求項5記載
    の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 外部装置とのデータ通信を制御する通信
    制御工程と、 前記通信制御工程で受信したデータが表示すべき情報を
    示すデータか否かを識別する識別工程と、 前記識別工程での結果、表示すべき情報を示すデータを
    受信した場合に、前記表示すべき情報を表示手段に転送
    し表示を行わせるように制御する制御工程とを有するこ
    とを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  10. 【請求項10】 前記制御工程は、前記表示すべき情報
    を表示データに変換して表示を行わせるように制御する
    ことを特徴とする請求項9記載の画像形成装置の制御方
    法。
  11. 【請求項11】 前記表示手段は、前記画像形成装置の
    操作パネルであることを特徴とする請求項9記載の画像
    形成装置の制御方法。
  12. 【請求項12】 前記外部装置は、センタに設けられた
    ホストコンピュータであることを特徴とする請求項9記
    載の画像形成装置の制御方法。
  13. 【請求項13】 表示制御のプログラムコードが格納さ
    れたコンピュータ可読記憶媒体であって、 外部装置とのデータ通信を制御する通信制御工程のコー
    ドと、 受信したデータが表示すべき情報を示すデータか否かを
    識別する識別工程のコードと、 識別した結果、表示すべき情報を示すデータを受信した
    場合に、前記表示すべき情報を表示手段に転送し表示を
    行わせるように制御する制御工程のコードとを有するこ
    とを特徴とする記憶媒体。
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