JPH11195878A - 電子機器収納筐体 - Google Patents

電子機器収納筐体

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Publication number
JPH11195878A
JPH11195878A JP43998A JP43998A JPH11195878A JP H11195878 A JPH11195878 A JP H11195878A JP 43998 A JP43998 A JP 43998A JP 43998 A JP43998 A JP 43998A JP H11195878 A JPH11195878 A JP H11195878A
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JP
Japan
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air
ceiling
housing
electronic device
closed casing
Prior art date
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Application number
JP43998A
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English (en)
Inventor
Akitsugu Ueno
晃嗣 上野
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 密閉構造を確実とすると共に、筐体の天井に
発生する結露を防止することのできる電子機器収納筐体
を得る。 【解決手段】 外部からの水滴、挨等の侵入を防ぐ密閉
収納箱1と、密閉収納箱1内に周囲に所定の空間を有し
て配設され、内部に電子機器等の発熱体3を収納し、側
板2bの上部で天井2aに近接する位置に排気口5を有
しかつ下部に吸気口6を有する内部筐体2と、内部筐体
2内に配設され、発熱体3によって暖められた内部筐体
2内の空気を、天井2aに吹き付けた後、排気口5から
密閉収納箱1へ排出し、その後吸気口6から吸入して、
内部筐体2内に戻るように循環させる循環ファン4とを
備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子機器を収納
して例えば屋外等に設置され、外部からの水滴および挨
等の侵入を防ぐために密閉構造にされた筐体に関し、特
に筐体内の湿気によって発生する結露の防止をすること
のできる電子機器収納筐体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は、例えば特開平5−75275号
公報に記載された従来の電子機器収納用の筐体の斜視図
である。図9において、筐体31は、電子機器32が収
納された筐体本体33と筐体本体33の開口面を覆う扉
34とから構成され、上部には、板状部材で形成された
雨滴よけ33aが取り付けられている。筐体本体33の
天井の下方には、天井に結露した水滴を受ける架上板3
5が、電子機器32を覆うように設けられている。この
架上板35は、前記開口面から突出する方向へスライド
自在な状態で筐体本体33に取り付けられている。架上
板35には、ドレインパイプ36の一端が接続されてい
る。ドレインパイプ36の他端は、筐体本体33の外部
に延出されている。ドレインパイプ36は、架上板35
上に溜まった水滴を外部に排出する。
【0003】このように構成された従来の電子機器収納
用の筐体は、筐体本体33の天井に結露して落下する水
滴を、天井の下方に配置された架上板35で受け、架上
板35の下方に配置された電子機器32が水滴により濡
れることを防いでいる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに構成された従来の電子機器収納用の筐体は、架上板
35上に溜まった水滴を外部に排出するドレインパイプ
36を設けなければならなかった。そして、このドレイ
ンパイプ36が、筐体本体33の外部へ延出されている
為に、筐体本体33は完全なる密閉構造とすることがで
きず、外部からの湿気、挨等の侵入に対して弱いという
問題があった。
【0005】この発明は、このような問題点を解決する
為になされたもので、密閉構造を確実とすると共に、筐
体の天井に発生する結露を防止することのできる電子機
器収納筐体を得ることが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の電子機器収納
筐体においては、外部からの水滴、挨等の侵入を防ぐ密
閉収納箱と、密閉収納箱内に周囲に所定の空間を有して
配設され、内部に電子機器等の発熱体を収納し、側板の
上部の天井に近接する位置に排気口を有し、かつ側板の
下部または底板に吸気口を有する内部筐体と、内部筐体
内に配設され、発熱体によって暖められた内部筐体内の
空気を、天井に吹き付けた後、排気口から密閉収納箱へ
排出し、その後吸気口から吸入して、内部筐体内に戻る
ように循環させる循環ファンとを備えている。
【0007】請求項2の電子機器収納筐体においては、
内部筐体内に配設され、発熱体によって暖められた内部
筐体内の空気を、天井に効率よく導く導風板を備えてい
る。
【0008】請求項3の電子機器収納筐体においては、
天井と共働して構成され、循環ファンの作動により、内
部筐体内の空気を天井に沿って流通させた後、排気口を
介して密閉収納箱内に排出する通風路を備えている。
【0009】請求項4の電子機器収納筐体においては、
循環ファンは、吸気口に設けられ、さらに天井に天井に
沿って空気を流通させる第2の循環ファンが設けられて
いる。
【0010】請求項5の電子機器収納筐体においては、
外部からの水滴、挨等の侵入を防ぎ、内部に電子機器等
の発熱体を収納する密閉筐体と、密閉筐体の外周に設け
られ、密閉筐体と空気取入口および空気排出口を介して
連通された熱交換器と、密閉筐体内に配設され、発熱体
によって暖められた密閉筐体内の空気を、空気取入口を
介して熱交換器へ排出し、空気と密閉筐体外の空気との
熱交換をした後、空気を空気排出口を介して密閉筐体内
に戻るように循環させる循環ファンとを備えている。
【0011】請求項6の電子機器収納筐体においては、
空気取入口は、密閉筐体の側板の天井に近接する位置に
接続され、空気排出口は、密閉筐体の側板の下部に接続
されている。
【0012】請求項7の電子機器収納筐体においては、
密閉筐体内に配設され、発熱体によって暖められた密閉
筐体内の空気を、密閉筐体内の天井に吹き付ける第2の
循環ファンを備えている。
【0013】請求項8の電子機器収納筐体においては、
密閉筐体内に配設され、発熱体によって暖められた密閉
筐体内の空気を、天井に効率よく導く導風板を備えてい
る。
【0014】請求項9の電子機器収納筐体においては、
天井と共働して構成され、循環ファンの作動により、密
閉筐体内の空気を天井に沿って流通させた後、空気取入
口を介して熱交換器に排出する通風路を備えている。
【0015】請求項10の電子機器収納筐体において
は、密閉筐体の天井に、天井に沿って空気を流通させる
第3の循環ファンが設けられている。
【0016】請求項11の電子機器収納筐体において
は、密閉筐体は2重にされている。
【0017】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
電子機器収納筐体の断面図である。図1において、頑強
かつ密閉構造とされ外部からの水滴、挨等の侵入を防ぐ
密閉収納箱1の内部には、周囲に所定の空間を有するよ
うに、図示しない支持部材によって密閉収納箱1から支
持されて、内部筐体2が配設されている。密閉収納箱1
および内部筐体2は、いずれも正面に図示しない開口部
および開口部を塞ぐ為の図示しない扉を有している。内
部筐体2の内部には、周囲に所定の空間を有するよう
に、図示しない支持部材によって内部筐体2から支持さ
れて、電子機器等の発熱体3が配設されている。
【0018】内部筐体2は、両側板2bの上部で天井2
aに近接する位置に排気口5が穿孔され、また下方の底
板2cには吸気口6が穿孔されている。内部筐体2にお
いて、発熱体3の上方には、図示しない支持部材によっ
て内部筐体2から支持されて循環ファン4が配設されて
いる。循環ファン4は、発熱体3によって暖められた内
部筐体2内の空気を天井2aに吹き付ける。そして、天
井2aに吹き付けられた暖められた空気は、その後排気
口5から内部筐体2の外部に排出される。一方、内部筐
体2内は気圧が低くなるので、密閉収納箱1内の空気が
吸気口6を通って内部筐体2内に流入する。結果とし
て、密閉収納箱1内の空気は、図1中の2点鎖線のよう
に内部筐体2内外を循環する。
【0019】このように構成された電子機器収納筐体に
おいては、内部筐体2の天井2aには、内部筐体2内の
気温と天井2aの温度差によって一時的に多少の結露が
発生しようとする。しかしながら、電子機器等の発熱体
3の放熱によって暖められた空気は、図1中の2点鎖線
のように、循環ファン4によって天井2aに導かれる。
そして、暖められた空気によって天井2aの温度が上昇
し、暖められた空気との天井2aの温度差が小さくなる
につれて、天井2aに発生しようとする結露は暖められ
た空気中に水蒸気として取り込まれる。
【0020】水蒸気を含んだ暖かい空気は、排気口5か
ら排気され、密閉収納箱1の壁面によって冷却される。
この時、空気中に含まれていた水蒸気は密閉収納箱1の
壁面に結露し、空気中の水蒸気量は低下する。その後、
機器収納箱1内の空気は吸気口6より内部筐体2内に取
り入れられ、発熱体3の放熱によって再び暖められ、循
環ファン4によって天井2aに導かれる。この結果、内
部筐体2内の空気が含む水蒸気量は減少し、さらに、内
部筐体2の天井2aは暖められた空気によって温度が上
昇するので、電子機器等の発熱体3が発熱を始めてから
十分に時間の経過した定常状態においては、内部筐体2
の天井2aでの結露を防止することができる。そのた
め、天井2aから水滴が落下することがなくなり、電子
機器等の発熱体3が濡れてしまうことがなくなる。ま
た、密閉収納箱1は密閉されて構成され、外部からの水
滴、挨等の侵入を防ぐので、電子機器等の発熱体3を水
滴や挨から確実に守ることができる。さらにまた、電子
機器等の発熱体3の周囲には、冷却された空気が循環さ
れるので、発熱体3を効果的に冷却することができる。
【0021】尚、本実施の形態においては、発熱体3に
よって暖められた空気が、天井2aに吹き付けられ、天
井2aに沿って移動した後、排気口5から排出される必
要があるので、排気口5は、側板2bの上部の天井2a
に近接する位置に設けられる必要があるが、吸気口6
は、必ずしも内部筐体2の底板2cに設けられる必要は
ない。しかしながら、発熱体3を効果的に冷却し、また
発熱体3によって充分に暖められた空気を効率よく天井
2aに導く為には、吸気口6は、本実施の形態のように
底板2cに設けられるか、または側板2bの下部に設け
られることが望ましい。
【0022】実施の形態2.図2はこの発明の電子機器
収納筐体の他の例を示す断面図である。図2において、
内部筐体2内の循環ファン4と排気口5との間には、発
熱体3の放熱によって暖められた空気が、効率よく内部
筐体2の天井2aに導かれる為の2枚の導風板7,7が
配設されている。導風板7,7は、図示しない支持部材
によって内部筐体2から支持されて、一端を天井2aに
近づけて、また他端を排気口5下方の側板2bに近づけ
て斜めに取り付けられている。その他の構成は実施の形
態1と同様である。
【0023】このように構成された電子機器収納筐体に
おいては、導風板7は、発熱体3の放熱によって暖めら
れた空気を効率よく天井2aに導くので、天井2aに発
生する結露をさらに確実に防止することができる。
【0024】実施の形態3.図3はこの発明の電子機器
収納筐体の他の例を示す断面図である。図3において、
排気口5は片側の側板2bの上部にのみ穿孔されてい
る。そして、内部筐体2の天井2aには、所定の間隔を
有して導風板8が取り付けられている。導風板8は、概
略天井2aと同じ広さを有し、天井2aの概略全体を下
から覆うように配設され、天井2aと共働して通風路8
aを形成している。通風路8aの図3の左端には、空気
の入口が形成され、この入口には空気を吸引する循環フ
ァン9が設けられている。一方、通風路8aの図3の右
端に形成された空気の出口は、排気口5に接続されてい
る。その他の構成は概略実施の形態1と同様である。
【0025】このように構成された電子機器収納筐体に
おいては、導風板8は天井2aと共働して通風路8aを
形成しており、発熱体3の放熱によって暖められた空気
は、この通風路8aを通って内部筐体2の外部に排出さ
れるので、天井2aに発生する結露がさらに確実に防止
される。尚、導風板8は、天井2aと共に温度が上昇す
るので、導風板8の下面に結露が発生することはない。
【0026】実施の形態4.図4はこの発明の電子機器
収納筐体の他の例を示す断面図である。図4において、
排気口5は片側の側板2bの上部にのみ形成されてい
る。内部筐体2内部の上方には、2枚の導風板11,1
2が配設されている。2枚の導風板11,12は、各々
異なる大きさをなし、放熱によって暖められた空気が、
天井2aに沿って流れるように、互いに角度を変えて配
設されている。
【0027】底板2cに形成された吸気口6には、循環
ファン10が設けられている。さらに天井2aには、暖
められた空気を天井2aに沿って流通させる為に第2の
循環ファン13が設けられている。その他の構成は実施
の形態1と同様である。
【0028】このように構成された電子機器収納筐体に
おいては、内部筐体2内部の上方に、発熱体3によって
暖められた空気を天井2aに効率よく導く導風板11,
12を備えたので、天井2aに発生する結露を確実に防
止することができる。また、天井2aには、暖められた
空気を天井2aに沿って流通させる為の第2の循環ファ
ン13が設けられているので、空気は天井2aに沿って
流れ、天井2aに発生する結露をさらに確実に防止する
ことができる。
【0029】実施の形態5.図5はこの発明の電子機器
収納筐体の他の例を示す断面図である。図5において、
頑強にかつ密閉されて構成され外部からの水滴、挨等の
侵入を防ぐ密閉収納箱1の内部には、さらに密閉されて
構成された密閉筐体22が配設されている。密閉筐体2
2は、周囲に所定の空間を有するように、密閉収納箱1
の図5の右側の内側面に固着されている。密閉筐体22
の内部には、周囲に所定の空間を有するように図示しな
い支持部材によって密閉筐体22から支持されて電子機
器等の発熱体3が配設されている。
【0030】密閉筐体22は、密閉収納箱1に固着され
た側の側板22bの上部で天井22aに近接する位置に
は排気口5が形成され、そして、同じ側板22bの下部
で底板22cに近接する位置に吸気口6が形成されてい
る。密閉収納箱1の外側面には、熱交換器14が取り付
けられている。熱交換器14は、概略箱状をなし、熱伝
導性の良い材料で密閉構造に作製され内部を流通する気
体と外部の気体との間で熱交換をする。密閉収納箱1に
形成された熱交換器14の空気取入口14aは、密閉筐
体22の排気口5に接続されている。一方、熱交換器1
4の空気排出口14bは、密閉筐体22の吸気口6に接
続されている。空気取入口14aには、空気を吸入する
循環ファン14cが設けられている。また、空気排出口
14bには、空気を排出する循環ファン14dが設けら
れている。
【0031】密閉筐体22内部において、発熱体3の上
方には、図示しない支持部材によって密閉筐体22から
支持されて、第2の循環ファン24が配設されている。
第2の循環ファン24は、発熱体3によって暖められた
密閉筐体22内の空気を天井22aに吹き付ける。そし
て、天井2aに吹き付けられた暖められた空気は、その
後排気口5を通って熱交換器14に吸入される。熱交換
器14に吸入された暖められた空気は、外部の空気で冷
やされた後、吸気口6を通って密閉筐体22内に戻る。
結果として、密閉筐体22内の空気は、図5中の2点鎖
線のように、密閉筐体22内外を循環する。熱交換器1
4から熱を与えられた外部の空気は、図5中の点線のよ
うに移動する。
【0032】このように構成された電子機器収納筐体に
おいては、密閉筐体22の天井22aには、密閉筐体2
2内の気温と天井22aの温度差によって一時的に多少
の結露が発生しようとする。しかしながら、電子機器等
の発熱体3の放熱によって暖められた空気は、図5中の
2点鎖線のように、第2の循環ファン24によって天井
22aに導かれる。そして、暖められた空気によって天
井22aの温度が上昇し、暖められた空気との天井22
aの温度差が小さくなるにつれて、天井22aに発生し
ようとした結露は暖められた空気中に水蒸気として取り
込まれる。
【0033】水蒸気を含んだ暖かい空気は、排気口5か
ら排気され、熱交換器14によって冷やされる。この
時、空気中に含まれていた水蒸気は熱交換器14の内部
壁面に結露し、空気中の水蒸気量は低下する。熱交換器
14内の空気は内部筐体2に再び戻され、発熱体3の放
熱によって再び暖められ、第2の循環ファン24によっ
て天井2aに導かれる。この結果、密閉筐体22内の空
気が含む水蒸気量は減少し、さらに、密閉筐体22の天
井22aは暖められた空気によって温度が上昇するの
で、電子機器等の発熱体3が発熱を始めてから十分に時
間の経過した定常状態においては、密閉筐体22の天井
22aでの結露を防止することができる。また、密閉筐
体22は密閉されて構成され、外部からの水滴、挨等の
侵入を防ぐので、電子機器等の発熱体3を水滴や挨から
確実に守ることができる。さらにまた、密閉筐体22の
外周にさらに頑強構造でかつ密閉されて構成され密閉収
納箱1を有しているので、外部からの水滴、挨等の侵入
をさらに確実に防ぐことができる。また、電子機器等の
発熱体3の周囲には、冷却された空気が循環されるの
で、発熱体3を効果的に冷却することができる。
【0034】尚、本実施の形態においては、密閉筐体2
2の天井22aで発生しようとする結露は、密閉筐体2
2内の空気が熱交換器14に吸入されて水蒸気量を減少
され、再び密閉筐体22内に戻されることにより防止さ
れるので、熱交換器14の空気取入口14aおよび空気
排出口14bは、必ずしも側板22bの上端部および下
端部に接続される必要はない。しかしながら、熱交換器
14の空気取入口14aが、密閉筐体22の天井に近接
する側板に接続され、熱交換器14の空気排出口14b
が、密閉筐体22の下部に接続されれば、発熱体3によ
って暖められた空気が効率よく天井22aに導かれ、さ
らに効果的に結露を防止することができる。そして、暖
められた空気を天井22aに吹き付ける第2の循環ファ
ン24が設けられることにより、さらにこの効果が増
す。
【0035】実施の形態6.図6はこの発明の電子機器
収納筐体の他の例を示す断面図である。図6において、
密閉筐体22内の第2の循環ファン24と排気口5との
間には、発熱体3の放熱によって暖められた空気が効率
よく密閉筐体22の天井22aに導かれる為の2枚の導
風板17,17が配設されている。導風板17,17
は、図示しない支持部材によって密閉筐体22に固定さ
れている。一側の導風板17は、一端を天井22aに近
づけ他端を排気口5下方の側板22bに近づけて斜めに
取り付けられている。その他の構成は実施の形態5と同
様である。
【0036】このように構成された電子機器収納筐体に
おいては、導風板17は、発熱体3の放熱によって暖め
られた空気を効率よく天井22aに導くので、天井22
aに発生する結露をさらに確実に防止することができ
る。
【0037】実施の形態7.図7はこの発明の電子機器
収納筐体の他の例を示す断面図である。図7において、
密閉筐体22の天井22aには、所定の間隔を有して導
風板18が設けられている。導風板18は、概略天井2
2aと同じ広さを有し、天井22aの概略全体を下から
覆うように配設され、天井22aと共働して通風路18
aを形成している。通風路18aの図7の左端には、空
気の入口が形成されている。一方、通風路18aの図7
の右端に形成された空気の出口は、排気口5に接続され
ている。その他の構成は概略実施の形態5と同様であ
る。
【0038】このように構成された電子機器収納筐体に
おいては、導風板18は天井22aと共働して通風路1
8aを形成しており、発熱体3の放熱によって暖められ
た空気は、この通風路18aを通って密閉筐体22の外
部に排出されるので、天井22aに発生する結露がさら
に確実に防止される。尚、導風板18は、天井22aと
共に暖められるので、導風板18の下面に結露が発生す
ることはない。
【0039】実施の形態8.図8はこの発明の電子機器
収納筐体の他の例を示す断面図である。内部筐体22内
部の上方には、2枚の導風板19,20が配設されてい
る。2枚の導風板19,20は、それぞれ異なる大きさ
をなし、放熱によって暖められた空気が、天井22aに
沿って流れるように、互いに角度を変えて配設されてい
る。そして、天井2aにはさらに、暖められた空気を天
井22aに沿って流通させる為に第3の循環ファン21
が設けられている。その他の構成は実施の形態5と同様
である。
【0040】このように構成された電子機器収納筐体に
おいては、内部筐体2内の上方に、発熱体3によって暖
められた空気を天井2aに効率よく導く導風板19,2
0を備えたので、天井22aに発生する結露を確実に防
止することができる。また、天井22aには、暖められ
た空気を天井22aに沿って流通させる為の第3の循環
ファン21が設けられているので、天井22aに発生す
る結露をさらに確実に防止することができる。
【0041】
【発明の効果】請求項1の電子機器収納筐体において
は、外部からの水滴、挨等の侵入を防ぐ密閉収納箱と、
密閉収納箱内に周囲に所定の空間を有して配設され、内
部に電子機器等の発熱体を収納し、側板の上部の天井に
近接する位置に排気口を有し、かつ側板の下部または底
板に吸気口を有する内部筐体と、内部筐体内に配設さ
れ、発熱体によって暖められた内部筐体内の空気を、天
井に吹き付けた後、排気口から密閉収納箱へ排出し、そ
の後吸気口から吸入して、内部筐体内に戻るように循環
させる循環ファンとを備えている。そのため、密閉構造
を確実とすると共に、筐体の天井に発生する結露を防止
することができ、電子機器等の発熱体を水滴や挨から確
実に守ることができる。また、電子機器等の発熱体を効
果的に冷却することができる。
【0042】請求項2の電子機器収納筐体においては、
内部筐体内に配設され、発熱体によって暖められた内部
筐体内の空気を、天井に効率よく導く導風板を備えてい
る。そのため、内部筐体の天井に発生する結露をさらに
確実に防止することができる。
【0043】請求項3の電子機器収納筐体においては、
天井と共働して構成され、循環ファンの作動により、内
部筐体内の空気を天井に沿って流通させた後、排気口を
介して密閉収納箱内に排出する通風路を備えている。そ
のため、内部筐体の天井に発生する結露をさらに確実に
防止することができる。
【0044】請求項4の電子機器収納筐体においては、
循環ファンは、吸気口に設けられ、さらに天井に天井に
沿って空気を流通させる第2の循環ファンが設けられて
いる。そのため、内部筐体の天井に発生する結露をさら
に確実に防止することができる。
【0045】請求項5の電子機器収納筐体においては、
外部からの水滴、挨等の侵入を防ぎ、内部に電子機器等
の発熱体を収納する密閉筐体と、密閉筐体の外周に設け
られ、密閉筐体と空気取入口および空気排出口を介して
連通された熱交換器と、密閉筐体内に配設され、発熱体
によって暖められた密閉筐体内の空気を、空気取入口を
介して熱交換器へ排出し、空気と密閉筐体外の空気との
熱交換をした後、空気を空気排出口を介して密閉筐体内
に戻るように循環させる循環ファンとを備えている。そ
のため、密閉構造を確実とすると共に、筐体の天井に発
生する結露を防止することができ、電子機器等の発熱体
を水滴や挨から確実に守ることができる。また、電子機
器等の発熱体を効果的に冷却することができる。
【0046】請求項6の電子機器収納筐体においては、
空気取入口は、密閉筐体の側板の天井に近接する位置に
接続され、空気排出口は、密閉筐体の側板の下部に接続
されている。そのため、密閉筐体の天井に発生する結露
をさらに確実に防止することができる。
【0047】請求項7の電子機器収納筐体においては、
密閉筐体内に配設され、発熱体によって暖められた密閉
筐体内の空気を、密閉筐体内の天井に吹き付ける第2の
循環ファンを備えている。そのため、密閉筐体の天井に
発生する結露をさらに確実に防止することができる。
【0048】請求項8の電子機器収納筐体においては、
密閉筐体内に配設され、発熱体によって暖められた密閉
筐体内の空気を、天井に効率よく導く導風板を備えてい
る。そのため、密閉筐体の天井に発生する結露をさらに
確実に防止することができる。
【0049】請求項9の電子機器収納筐体においては、
天井と共働して構成され、循環ファンの作動により、密
閉筐体内の空気を天井に沿って流通させた後、空気取入
口を介して熱交換器に排出する通風路を備えている。そ
のため、密閉筐体の天井に発生する結露をさらに確実に
防止することができる。
【0050】請求項10の電子機器収納筐体において
は、密閉筐体の天井に、天井に沿って空気を流通させる
第3の循環ファンが設けられている。そのため、密閉筐
体の天井に発生する結露をさらに確実に防止することが
できる。
【0051】請求項11の電子機器収納筐体において
は、密閉筐体は2重にされている。そのため、電子機器
等の発熱体を水滴や挨からさらに確実に守ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の電子機器収納筐体の断面図であ
る。
【図2】 この発明の電子機器収納筐体の他の例を示す
断面図である。
【図3】 この発明の電子機器収納筐体の他の例を示す
断面図である。
【図4】 この発明の電子機器収納筐体の他の例を示す
断面図である。
【図5】 この発明の電子機器収納筐体の他の例を示す
断面図である。
【図6】 この発明の電子機器収納筐体の他の例を示す
断面図である。
【図7】 この発明の電子機器収納筐体の他の例を示す
断面図である。
【図8】 この発明の電子機器収納筐体の他の例を示す
断面図である。
【図9】 従来の電子機器収納用の筐体の斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 密閉収納箱、2 内部筐体、2a,22b 天井、
2b,22b 側板、3 発熱体、4,9,10,14
c,14d 循環ファン、5 排気口、6 吸気口、
7,11,12,17,19,20 導風板、8a,1
8a 通風路、13 第2の循環ファン、14 熱交換
器、14a 空気取入口、14b 空気排出口、21
第3の循環ファン、22 密閉筐体、24 第2の循環
ファン。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部からの水滴、挨等の侵入を防ぐ密閉
    収納箱と、 上記密閉収納箱内に周囲に所定の空間を有して配設さ
    れ、内部に電子機器等の発熱体を収納し、側板の上部の
    天井に近接する位置に排気口を有し、かつ側板の下部ま
    たは底板に吸気口を有する内部筐体と、 上記内部筐体内に配設され、上記発熱体によって暖めら
    れた該内部筐体内の空気を、上記天井に吹き付けた後、
    上記排気口から上記密閉収納箱へ排出し、その後上記吸
    気口から吸入して、該内部筐体内に戻るように循環させ
    る循環ファンとを備えたことを特徴とする電子機器収納
    筐体。
  2. 【請求項2】 上記内部筐体内に配設され、上記発熱体
    によって暖められた該内部筐体内の空気を、上記天井に
    効率よく導く導風板を備えたことを特徴とする請求項1
    記載の電子機器収納筐体。
  3. 【請求項3】 上記天井と共働して構成され、上記循環
    ファンの作動により、上記内部筐体内の空気を該天井に
    沿って流通させた後、上記排気口を介して上記密閉収納
    箱内に排出する通風路を備えたことを特徴とする請求項
    1記載の電子機器収納筐体。
  4. 【請求項4】 上記循環ファンは、上記吸気口に設けら
    れ、さらに上記天井に該天井に沿って空気を流通させる
    第2の循環ファンが設けられていることを特徴とする請
    求項1または請求項2記載の電子機器収納筐体。
  5. 【請求項5】 外部からの水滴、挨等の侵入を防ぎ、内
    部に電子機器等の発熱体を収納する密閉筐体と、 上記密閉筐体の外周に設けられ、該密閉筐体と空気取入
    口および空気排出口を介して連通された熱交換器と、 上記密閉筐体内に配設され、上記発熱体によって暖めら
    れた該密閉筐体内の空気を、上記空気取入口を介して上
    記熱交換器へ排出し、該空気と該密閉筐体外の空気との
    熱交換をした後、該空気を該空気排出口を介して該密閉
    筐体内に戻るように循環させる循環ファンとを備えたこ
    とを特徴とする電子機器収納筐体。
  6. 【請求項6】 上記空気取入口は、上記密閉筐体の側板
    の天井に近接する位置に接続され、上記空気排出口は、
    上記密閉筐体の側板の下部に接続されていることを特徴
    とする請求項5記載の電子機器収納筐体。
  7. 【請求項7】 上記密閉筐体内に配設され、上記発熱体
    によって暖められた該密閉筐体内の空気を、該密閉筐体
    内の天井に吹き付ける第2の循環ファンを備えたことを
    特徴とする請求項5または請求項6記載の電子機器収納
    筐体。
  8. 【請求項8】 上記密閉筐体内に配設され、上記発熱体
    によって暖められた該密閉筐体内の空気を、上記天井に
    効率よく導く導風板を備えたことを特徴とする請求項5
    乃至7のいずれか記載の電子機器収納筐体。
  9. 【請求項9】 上記天井と共働して構成され、上記循環
    ファンの作動により、上記密閉筐体内の空気を該天井に
    沿って流通させた後、上記空気取入口を介して上記熱交
    換器に排出する通風路を備えたことを特徴とする請求項
    6記載の電子機器収納筐体。
  10. 【請求項10】 上記密閉筐体の天井に、該天井に沿っ
    て空気を流通させる第3の循環ファンが設けられている
    ことを特徴とする請求項5乃至8のいずれか記載の電子
    機器収納筐体。
  11. 【請求項11】 上記密閉筐体は2重にされている請求
    項5乃至10のいずれか記載の電子機器収納筐体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012044038A (ja) * 2010-08-20 2012-03-01 Hitachi Kokusai Electric Inc 電子機器の放熱構造
JP2014103207A (ja) * 2012-11-19 2014-06-05 Hitachi Kokusai Electric Inc 電子機器
JP2016142921A (ja) * 2015-02-02 2016-08-08 コニカミノルタ株式会社 排気手段

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