JPH074875A - ヒ−トパイプ式筐体冷却器 - Google Patents

ヒ−トパイプ式筐体冷却器

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Publication number
JPH074875A
JPH074875A JP17262593A JP17262593A JPH074875A JP H074875 A JPH074875 A JP H074875A JP 17262593 A JP17262593 A JP 17262593A JP 17262593 A JP17262593 A JP 17262593A JP H074875 A JPH074875 A JP H074875A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
casing
space
heat pipe
heat
duct
Prior art date
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Pending
Application number
JP17262593A
Other languages
English (en)
Inventor
Kikuo Hara
喜久男 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
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Publication of JPH074875A publication Critical patent/JPH074875A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 内部に制御盤や操作盤等が設置された密閉筐
体の内部を冷却するヒ−トパイプ式筐体冷却器に関し、
外気に含まれる水分が冷却器内に侵入するのを防止す
る。 【構成】 密閉筐体1の側壁内に取り付けたケーシング
2と、このケーシングの内部を上下又は左右に区分して
一方の空間を筐体の外側に開放した空間とし、他方の空
間を筐体の内側に開放した空間とする仕切板21と、放
熱部32が一方の空間内に、受熱部31が他方の空間内
に、それぞれ位置するようにケーシング内に取り付けた
ヒ−トパイプ3とを有し、一方の空間の外気吸気口の前
面に吸気用ダクト6を取り付け、一方の空間の外気排気
口の前面に排気用ダクト7を取り付けた構成を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内部に制御盤や操作盤
等が設置された密閉筐体の内部を冷却するヒ−トパイプ
式筐体冷却器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のヒートパイプ式筐体冷却器は、図
6に示すように、筐体1の側壁内にケーシング2を取り
付け、このケーシング2の内部を水平な仕切板21によ
って上下に区分し、ヒ−トパイプ3の受熱部31が筐体
1の内側に開放された空間(以下、受熱空間、という)
22内に、ヒ−トパイプ3の放熱部32が筐体1の外側
に開放された空間(以下、放熱空間、という)23内
に、それぞれ位置するようにヒ−トパイプ3を仕切板2
1を貫通する形で垂直に取り付けた構成を有している。
【0003】また、ケ−シング2の受熱空間22内には
ファン4が、放熱空間23内にはファン5が、それぞれ
設置されており、ファン4によって筐体1の内部空気を
強制的に還流させてヒ−トパイプ3の受熱部31に接触
させ、ファン5によって筐体1の外部空気を強制的にヒ
−トパイプ3の放熱部32に接触させている。なお、フ
ァン5の前面には防塵用のフィルタFが取り付けられて
いる。
【0004】この冷却器構造によれば、筐体1内に格納
されている制御盤や操作盤などから発生した熱がヒ−ト
パイプ3の受熱部31に接触して吸収され、ヒ−トパイ
プ3内の作動液を蒸発させ、放熱部32で蒸気の凝縮に
よる熱交換によって外部に放出される。
【0005】また、筐体1にケーシング2を取り付ける
際に、フランジにパッキンを介して取り付けることによ
って筐体1を密閉構造とし、外部空気中に塵埃、亜硫酸
ガス、水分等の有害成分が含まれる悪環境下に筐体1を
設置しても、外気中の有害成分の内部への侵入を防止す
ることができ、内部の機器類の機能劣化や誤作動を防止
することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、筐体1を屋
外に設置した場合、雨水がケーシング2内に入り、ファ
ン5を駆動する電動機の信頼性を損ねたり、漏電事故に
つながる等の不都合が生じる。また、水分の影響により
各部に使用している材料の腐食が著しく進行するといっ
た不都合も生じる。このため、ケーシング2をはじめと
する構成部品の材質を耐腐食性のものにしなければなら
ず、コスト的にも高価になるといった不都合がある。
【0007】本発明の目的は、外気に含まれる水分が冷
却器内に侵入するのを防止すると共に、組み立てが容易
で、かつ低コストのヒートパイプ式筐体冷却器を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によるヒ−トパイ
プ式筐体冷却器は、密閉筐体の側壁内に取り付けたケー
シングと、このケーシングの内部を上下又は左右に区分
して一方の空間を筐体の外側に開放した空間とし、他方
の空間を筐体の内側に開放した空間とする仕切板と、放
熱部が一方の空間内に、受熱部が他方の空間内に、それ
ぞれ位置するようにケーシング内に取り付けたヒ−トパ
イプとを備え、一方の空間の外気吸気口の前面に吸気用
ダクトを取り付け、一方の空間の外気排気口の前面に排
気用ダクトを取り付けた構成を有する。
【0009】この場合、排気用ダクトの前面にダクトの
内側から外側に向かって先下がりに傾斜する複数のガラ
リ板を取り付け、この複数のガラリ板の隙間から外気の
排気を行うように構成してもよい。
【0010】また、吸気用ダクトの開口部または外気吸
気口に、外気と共に吸い込んだ水分を吸収するためのフ
ィルタを取り付けるように構成してもよい。
【0011】
【作用】本発明によるヒ−トパイプ式筐体冷却器は、筐
体内の熱が冷却器を構成するヒ−トパイプの受熱部内の
作動液の蒸発によって吸収され、放熱部でその蒸気が筐
体外の空気によって凝縮されることによって放出され
る。そして、吸気用および排気用のダクトを設けたた
め、筐体を屋外に設置した場合でも雨水等が冷却器内に
直接侵入するのを防ぐことができ、また、外気の吸入口
にフィルタを設けたため、水分の殆どをフィルタで吸着
することができ、水による電気的なトラブルの発生を防
止できる。
【0012】
【実施例】図1は、本発明によるヒートパイプ式筐体冷
却器の第1の実施例を示す概略的構成図である。なお、
図6に示す構成と同一部分には同一符号を付し、その詳
細説明は省略する。
【0013】本実施例による筐体冷却器は、放熱空間2
3の外気吸気口23aの前面に筐体1から突出する形で
吸気用ダクト6を取り付け、排気口23bの前面、すな
わちファン5の前面に同じく筐体1から突出する形で排
気用ダクト7を取り付け、各ダクト6および7の開口部
が下向きとなるように取り付けた点を除いては、前述の
図6に示す構成と同一の構成を有している。
【0014】本実施例の構成によれば、筐体1を屋外に
設置した場合、ダクト6および7によって雨水が冷却器
内に直接侵入するのを防ぐことができるので、冷却器の
ケーシング2やヒートパイプ3の放熱フィン33等の材
質として耐腐食性を向上させるために特殊材質を使用し
たり、特殊な表面処理をしたりする必要がないため、低
コストの冷却器を提供することができる。
【0015】また、筐体1の外気側がダクト6および7
で覆われているため、吸気通路と排気通路が形成され、
排気口23bから排出された温まった空気が吸気口23
aから吸い込まれるといった、いわゆるショートパスの
防止にも効果があり、熱効率を高めることができる。
【0016】図2は、本発明によるヒートパイプ式筐体
冷却器の第2の実施例を示す概略的構成図で、図1に示
す構成と同一部分には同一符号を付し、その詳細説明は
省略する。
【0017】本実施例による筐体冷却器は、排気用ダク
ト7の前面に雨水が内部に入らないように斜め下向きに
複数のガラリ板8を取り付け、排気用ダクト7の底面を
塞ぎ、排気をガラリ板8の隙間から行うように構成した
点を除いては、前述の図1に示す構成と同一の構成を有
している。
【0018】本実施例の構成によれば、排気口23bか
ら排出された温まった空気が排気用ダクト7の前面から
排出されるので、前述の第1の実施例に比べてさらなる
ショートパスの防止に効果がある。
【0019】図3は、本発明によるヒートパイプ式筐体
冷却器の第3の実施例を示す概略的構成図で、図1およ
び図2に示す構成と同一部分には同一符号を付し、その
詳細説明は省略する。
【0020】本実施例による筐体冷却器は、筐体1の外
側に吸気用ダクトと排気用ダクトとを一体化して構成し
たダクト9を取り付け、ダクト9内の吸気通路と排気通
路とを仕切板9aで区切り、排気口23bの前面に複数
のガラリ板8を取り付けるように構成した点を除いて
は、前述の図1および図2に示す構成と同一の構成を有
している。
【0021】本実施例の構成によれば、吸気用と排気用
の2つのダクトを一体化して構成したので、ダクトの構
成が簡易なものとなる。
【0022】図4および図5は、本発明によるヒートパ
イプ式筐体冷却器の第4および第5の実施例を示す概略
的構成図で、図1に示す構成と同一部分には同一符号を
付し、その詳細説明は省略する。
【0023】本実施例による筐体冷却器は、筐体1の外
側に取り付けた吸気用ダクト6にフィルタ10を取り付
けたもので、第4の実施例(図4)では下向きの開口部
に、第5の実施例(図5)ではケーシング2の吸気口2
3aに取り付けた点を除いては、前述の図1に示す構成
と同一の構成を有している。
【0024】本実施例の構成によれば、外気の吸入口に
フィルタ10を設置したため、外気と共に吸い込んだ水
滴の殆どがフィルタ10に吸着してケーシング2内に侵
入しないため、水による電気的なトラブルの発生を防止
することができる。
【0025】以上が本発明の実施例であるが、本発明は
前述した各実施例に特に限定されるものではなく、例え
ばフィルタとガラリ板とを同一の筐体に共に設置するな
ど適宜変更するように構成してもよい。前記実施例で
は、ケーシング2が筐体1内へ縦長に取り付けられ、仕
切板21はケーシング2内を上下に区分する構造となっ
ているが、前記ケーシング2を横長の状態に取り付け、
仕切板21がケーシング2内を左右に区分する構造とす
ることができる。この場合には、前記吸気口23aと排
気口23bは横に並ぶ状態になる。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、放熱空間の吸気口およ
び排気口の外側にダクトを取り付けたため、筐体を屋外
に設置しても雨水などの水分が冷却器内に殆ど侵入せ
ず、また吸気口にフィルタを設けることによって殆どの
水分がフィルタに吸着され、水による電気的トラブルお
よび材料の腐食が軽減され、低コストの冷却器を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す構成図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示す構成図である。
【図3】本発明の第3の実施例を示す構成図である。
【図4】本発明の第4の実施例を示す構成図である。
【図5】本発明の第5の実施例を示す構成図である。
【図6】従来のヒートパイプ式筐体冷却器の構成図であ
る。
【符号の説明】
1 筐体 2 ケ−シング 21 仕切板 22 受熱空間 23 放熱空間 3 ヒ−トパイプ 31 受熱部 32 放熱部 33 放熱フィン 4,5 ファン 6,7,9 ダクト 8 ガラリ板 9a 仕切板 10 フィルタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉筐体の側壁内に取り付けたケーシン
    グと、 前記ケーシングの内部を上下又は左右に区分して一方の
    空間を前記筐体の外側に開放した空間とし、他方の空間
    を前記筐体の内側に開放した空間とする仕切板と、 放熱部が前記一方の空間内に、受熱部が前記他方の空間
    内に、それぞれ位置するように前記ケーシング内に取り
    付けたヒ−トパイプとを備え、 前記一方の空間の外気吸気口の前面に吸気用ダクトを取
    り付け、前記一方の空間の外気排気口の前面に排気用ダ
    クトを取り付けたことを特徴とするヒ−トパイプ式筐体
    冷却器。
  2. 【請求項2】 前記排気用ダクトの前面に前記ダクトの
    内側から外側に向かって先下がりに傾斜する複数のガラ
    リ板を取り付け、前記複数のガラリ板の隙間から外気の
    排気を行うことを特徴とする請求項1記載のヒ−トパイ
    プ式筐体冷却器。
  3. 【請求項3】 前記吸気用ダクトの開口部または前記外
    気吸気口に、外気と共に吸い込んだ水分を吸収するため
    のフィルタを取り付けたことを特徴とするヒ−トパイプ
    式筐体冷却器。
JP17262593A 1993-06-18 1993-06-18 ヒ−トパイプ式筐体冷却器 Pending JPH074875A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17262593A JPH074875A (ja) 1993-06-18 1993-06-18 ヒ−トパイプ式筐体冷却器

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JP17262593A JPH074875A (ja) 1993-06-18 1993-06-18 ヒ−トパイプ式筐体冷却器

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JPH074875A true JPH074875A (ja) 1995-01-10

Family

ID=15945351

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JP17262593A Pending JPH074875A (ja) 1993-06-18 1993-06-18 ヒ−トパイプ式筐体冷却器

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JP (1) JPH074875A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002277002A (ja) * 2001-03-21 2002-09-25 Mitsubishi Electric Corp 筐体冷却システム
JP2011141200A (ja) * 2010-01-07 2011-07-21 Espec Corp 環境試験装置
JP2020161840A (ja) * 2020-06-22 2020-10-01 Necプラットフォームズ株式会社 放熱構造体

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