JPH11195305A - 車両灯具用サブリフレクター - Google Patents

車両灯具用サブリフレクター

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JPH11195305A
JPH11195305A JP9368809A JP36880997A JPH11195305A JP H11195305 A JPH11195305 A JP H11195305A JP 9368809 A JP9368809 A JP 9368809A JP 36880997 A JP36880997 A JP 36880997A JP H11195305 A JPH11195305 A JP H11195305A
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JP
Japan
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polymer
weight
reflector
sub
hydrocarbon
Prior art date
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Application number
JP9368809A
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English (en)
Inventor
Junko Maruyama
淳子 丸山
Teiji Obara
禎二 小原
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Zeon Corp
Original Assignee
Nippon Zeon Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、自動車、二輪車、トラック、バ
ス、電車等の車両の灯具用サブリフレクターに関する。
ここで「サブリフレクター」とは、車両の車幅灯、方向
指示器灯、尾灯、制止灯、後退灯等の副光源に用いて、
光源から後方および側方に照射された光を所望の方向に
反射させて、所望の方向への輝度を上げるための器具を
いう。本発明の目的は、ランプ近傍での発熱による高温
に長時間さらされても変形せず、点灯時の低温から連続
使用中の高温まで、一定方向に光を安定して反射する性
能を有し、複雑で大型の成形物が可能であり、薄肉部の
成形精度が良好な車両灯具用サブリフレクターを提供す
ることにある。 【解決手段】 飽和炭化水素環を有する熱可塑性炭化水
素系重合体を用いることにより、所望の車両灯具用サブ
リフレクターが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車、二輪車、
トラック、バス、電車等の車両の灯具用サブリフレクタ
ーに関し、さらに詳しくはランプ近傍での発熱による熱
変形が起こりにくく、かつ薄肉部の成形精度の良好な車
両灯具用サブリフレクターに関する。ここで「サブリフ
レクター」とは、車両の車幅灯、方向指示器灯、尾灯、
制止灯、後退灯等の副光源に用いて、光源から後方およ
び側方に照射された光を所望の方向に反射させて、所望
の方向への輝度を上げるための器具である。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車の低燃費化に伴い、各部品
の軽量化が求められており、また、低空力抵抗車体設計
が急速に進み、部品自体のデザインも複雑化してきてい
る。また高性能の車種を低廉な価格で購入したいという
市場からの要求もあり、部品材料の低比重化、精密加工
性の向上、低コスト化という課題が重要となり、ガラ
ス、金属部品からプラスチック部品への代替が進んでい
る。その中でも車両用灯具用途では、ランプ性能の向上
により照度が上がるとともにランプ自体の発熱量が大き
くなってきており、周辺に使用する材料の耐熱性への要
求が高まってきている。すなわち、部品の小型化、精密
化に対応した薄肉部の優れた成形性を維持しながら、よ
り耐熱性に優れたプラスチック材料の開発が重要となっ
てきている。
【0003】車両灯具は主光源である前照灯と、車幅
灯、方向指示器灯、尾灯、制止灯、後退灯などの副光源
に分けることができ、主光源用の反射器をリフレクタ
ー、副光源用の反射器をサブリフレクターと呼ぶ。ま
た、サブリフレクターは、複数のサブリフレクターが一
体的に成形されることがあり、また、主光源部分と副光
源部分とを結合するための部材(主光源用枠など)と一
体的に成形されることもあるが、本発明ではこれらの複
合成形品の光反射能を有する部分をもサブリフレクター
と呼ぶ。
【0004】従来から、種々のプラスチック材料がリフ
レクター用材料として提案されている。しかしながら、
リフレクターは、主光源の光量が非常に大きく、発熱量
も大きいことから、プラスチック材料では耐熱性が不十
分であり、プラスチック製リフレクターは実用化に至っ
ていない。
【0005】車両灯具用サブリフレクターは、用いる副
光源が主光源程の熱量を発生しないため、プラスチック
化が可能であるが、それ自身のごく近くにランプを設置
し、点灯時の低温から連続使用中の高温まで、一定方向
に光を安定して反射する性能が要求され、材料に対して
ますます高い耐熱性が求められている。さらに、灯具部
分の装飾的デザインの要求および、組立加工時の工数を
できるだけ減らしたいというから、複数のサブリフレク
ターを一体成形したり、サブリフレクターと前照灯用の
枠を一体成形したりして(図1、図2を参照)、サブリ
フレクター(をその一部に有する)成形品は益々大型化
し、形状が複雑化しつつある。従ってサブリフレクター
を成形するためのプラスチック材料には、複雑な形状部
分や薄肉部分の成形に十分な流動性を有し、光を効率良
く反射する表面平滑性を得るための成形加工性が必要で
ある。これに対し今までに多くの樹脂が検討されてきて
いるが、高い耐熱性と、優れた成形加工性の両方の要求
を十分に満たす樹脂は得られていなかった。
【0006】車両灯具用サブリフレクター用の材料とし
ては、例えばポリブチレンテレフタレート樹脂などが現
在使用されている。ポリブチレンテレフタレート樹脂は
低吸水性、成形後の寸法安定性、機械的強度に優れた樹
脂であるが、結晶性樹脂であり荷重たわみ温度(18.
5kg/cm2)が65℃と低いため、グラスファイバ
ー配合品が通常使用されている。そのため比重が1.5
以上あり、部品の軽量化を進めるにあたり一つの問題と
なっていた。また成形時に金型内でガスが発生し易く、
成形不良やヤケが発生する原因となったり、また表面の
平滑性が必ずしも十分でない、結晶性であるため成形時
の収縮が大きく成形品としての精度が劣るという欠点が
あった。
【0007】その他の樹脂として、耐熱ポリカーボネー
ト、ポリアリレートなどが検討された。これらの樹脂は
非晶性であり、荷重たわみ温度が130℃以上と高い耐
熱性を有しているが、流動性に劣り薄肉成形が困難であ
った。流動性を高めるために成形温度を上げると成形機
内で加水分解し易く、必ずしも外観上良好な成形品が得
られるとは限らなかった。
【0008】一般に、大型で薄肉部分を有する成形品を
溶融成形法(射出成形法など)で成形する場合には、金
型内での流動長が長くなるため、溶融樹脂の温度を高く
して溶融粘度を下げて、金型充填性をあげるという条件
で行われる。一方、成形品の耐熱性を高くしようとする
と、溶融成型時の樹脂温度を非常に高くしないと十分な
流動性が得られず、そのような高温においては、従来か
ら用いられてきた樹脂ではその樹脂の分解温度に近いか
又は越えてしまう。このように、従来からサブリフレク
ターに用いられてきた樹脂では、高い耐熱性と優れた成
形性の両方を満足するものは無かった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ラン
プ近傍での発熱による高温に長時間さらされても変形せ
ず、点灯時の低温から連続使用中の高温まで、一定方向
に光を安定して反射する性能を有し、複雑で大型の成形
物が可能であり、薄肉部の成形精度が良好な車両灯具用
サブリフレクターを提供することにある。
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、飽和炭化水素環を
有する熱可塑性炭化水素系重合体を用いることにより、
ランプ近傍での発熱による高温に長時間さらされても変
形せず、点灯時の低温から連続使用中の高温まで、一定
方向に光を安定して反射する性能を有し、複雑で大型の
成形物が可能であり、かつ薄肉部の成形精度が良好な車
両灯具用サブリフレクターを得られることを見出し本発
明を完成するに到った。
【0010】かくして本発明によれば、飽和炭化水素環
を有する熱可塑性炭化水素系重合体なる車載用車両灯具
用サブリフレクターが提供される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に本発明の好ましい実施の形
態について、項目に分けて説明する。
【0012】飽和炭化水素環を有する熱可塑性炭化水素
系重合体 本発明の車両灯具用サブリフレクターの成形材料として
用いられる樹脂は飽和炭化水素環を有する熱可塑性炭化
水素系重合体である。そのような熱可塑性炭化水素系重
合体としては、(1)ノルボルネン系樹脂(2)繰返し
単位の一部または全部が、1,4−結合および/または
1,2−結合により連結される炭素−炭素5〜8員環の
飽和環状分子構造を有する炭化水素重合体;ならびに
(3)ビニル基含有環状炭化水素系単量体を重合してな
る重合体の水素化物などが挙げられる。
【0013】(1)ノルボルネン系樹脂 本発明で使用できる熱可塑性ノルボルネン系樹脂とは、
特開平3−14882号公報や特開平3−122137
号公報などに開示されている公知の樹脂であり、具体的
には、ノルボルネン系モノマーの開環重合体の水素添加
物、ノルボルネン系モノマーの付加型重合体、ノルボル
ネン系モノマーとオレフィンの付加型共重合体、及びこ
れらの重合体の変性物などが挙げられる。
【0014】この重合体を得るために用いられるノルボ
ルネン系モノマーとしては、上記各公報や特開平2−2
27424号公報、特開平2−276842号公報など
に開示されている公知のモノマーであって、ノルボルネ
ン構造を有する多環炭化水素化合物である。;ビシクロ
[2.2.1]ヘプト−2−エン(慣用名:ノルボルネ
ン)、テトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−
ドデカ−3−エン、トリシクロ[4.3.0.12,5
−デカ−3,7−ジエン(慣用名:ジシクロペンタジエ
ン)等のノルボルネン構造を有する多環炭化水素化合
物、そのアルキル、アルケニル、アルキリデン、芳香族
等の非極性置換誘導体;ハロゲン、水酸基、エステル
基、アルコキシ基、シアノ基、アミド基、イミド基、シ
リル基等の極性基置換誘導体;これら極性基を有するア
ルキル、アルケニル、アルキリデン、芳香族等の極性置
換誘導体;などが挙げられる。さらに具体的には、以下
のようなノルボルネン系モノマーを挙げることができ
る。
【0015】ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン
およびその誘導体。例えば5−メチルビシクロ[2.
2.1]ヘプト−2−エン、5,6−ジメチルビシクロ
[2.2.1]ヘプト−2−エン、6−エチルビシクロ
[2.2.1]ヘプト−2−エン、5−エチリデンビシ
クロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、5−シクロヘキ
シルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、5−フ
ェニルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、5−
メトキシカルボニルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2
−エン、5−メチル−5−メトキシカルボニルビシクロ
[2.2.1]ヘプト−2−エン、5−シアノビシクロ
[2.2.1]ヘプト−2−エン、等;テトラシクロ
[4.4.0.12,5.17,10]−ドデカ−3−エン、
および上記と同様の置換誘導体。例えば5−メチルテト
ラシクロ[4.4.0.12,5.17,1 0]−ドデカ−3
−エン、5,6−ジメチルテトラシクロ[4.4.0.
2,5.17,10]−ドデカ−3−エン、5−エチルテト
ラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−ドデカ−3
−エン、5−エチリデンテトラシクロ[4.4.0.1
2, 5.17,10]−ドデカ−3−エン、5−シクロヘキシ
ルテトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−ドデ
カ−3−エン、5−フェニルテトラシクロ[4.4.
0.12,5.17,10]−ドデカ−3−エン、5−メトキ
シカルボニルテトラシクロ[4.4.0.12,5.1
7,10]−ドデカ−3−エン、5−メチル−5−メトキシ
カルボニルテトラシクロ[4.4.0.12,5
7,10]−ドデカ−3−エン、5−シアノテトラシクロ
[4.4.0.12,5.17,10]−ドデカ−3−エン、
等;トリシクロ[4.3.0.12,5]−デカ−3,7
−ジエンおよびその誘導体。例えば、トリシクロ[4.
3.0.12,5]−デカ−3−エン、2ーメチルトリシ
クロ[4.3.0.12,5]−デカ−3−エン、5ーメ
チルトリシクロ[4.3.0.12,5]−デカ−3−エ
ン、8,9−ベンゾトリシクロ[4.3.0.12,5
−デカ−3−エン等;テトラシクロ[7.4.0.0
2,710 ,13]−テトラデカ−11−エン誘導体;テトラ
シクロ[7.4.0.03,7.110,13]−テトラデカ−
4,11−ジエン誘導体;ペンタシクロ[6.5.1.
3,6.02,7.09,13]−ペンタデカ−4,10−ジエ
ン誘導体。例えば、ペンタシクロ[6.5.1.
3,6.02,7.09,13]−ペンタデカ−4−エン、1
1,12−ベンゾ−ペンタシクロ[6.5.1.
3,6.02,7.09,13]−ペンタデカ−4−エン等;ペ
ンタシクロ[7.4.0.12,5.19,12.08,13]−
ペンタデカ−3−エン誘導体;ペンタシクロ[6.6.
1.13,6.02,7.09,14 ]−ヘキサデカ−4−エン誘
導体; ペンタシクロ[8.4.0.12,5.19,1 2
8,13]ヘキサデカ−3−エン誘導体;ヘキサシクロ
[6.6.1.13,4.110,13.02,7.09,14]−ヘ
プタデカ−4−エン誘導体;ヘプタシクロ[8.7.
0.12,9.14,7.111,17.03,8.012,16]−エイ
コサ−5−エン誘導体;等である。
【0016】これらのノルボルネン系モノマーは、それ
ぞれ単独で、あるいは2種以上を組み合わせて用いるこ
とができる。
【0017】共重合可能なビニル化合物としては、例え
ば、エチレン、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテ
ン、1−ヘキセン、3−メチル−1−ブテン、3−メチ
ル−1−ペンテン、3−エチル−1−ペンテン、4−メ
チル−1−ペンテン、4−メチル−1−ヘキセン、4,
4−ジメチル−1−ヘキセン、4,4−ジメチル−1−
ペンテン、4−エチル−1−ヘキセン、3−エチル−1
−ヘキセン、1−オクテン、1−デセン、1−ドデセ
ン、1−テトラデセン、1−ヘキサデセン、1−オクタ
デセン、1−エイコセンなどの炭素数2〜20のエチレ
ンまたはα−オレフィン;シクロブテン、シクロペンテ
ン、シクロヘキセン、3,4−ジメチルシクロペンテ
ン、3−メチルシクロヘキセン、2−(2−メチルブチ
ル)−1−シクロヘキセン、シクロオクテン、3a,
5,6,7a−テトラヒドロ−4,7−メタノ−1H−
インデンなどのシクロオレフィン;1,4−ヘキサジエ
ン、4−メチル−1,4−ヘキサジエン、5−メチル−
1,4−ヘキサジエン、1,7−オクタジエンなどの非
共役ジエン;などが挙げられる。これらのビニル系化合
物は、それぞれ単独で、あるいは2種以上を組み合わせ
て使用することができる。
【0018】ノルボルネン系樹脂中のノルボルネン系モ
ノマーの含有量は、使用目的に応じ適宜選択されるが、
ノルボルネン系モノマーの含有量は、開環重合体では、
70重量%以上、好ましくは90重量%以上であり、付
加重合体では、30重量%以上が好ましい。ノルボルネ
ン系モノマーの含有量が上記の範囲にある時に、耐熱
性、機械的強度と成形加工性が高度にバランスして好適
である。
【0019】また、ノルボルネン系モノマー中の極性基
含有ノルボルネン系モノマーの割合は50重量%以下、
好ましくは30重量%以下である。この範囲にある時、
耐水性に優れ、吸湿変形が少ないため好ましい。
【0020】耐熱劣化性、耐候劣化性という点からはオ
レフィン性不飽和結合を多く含まないことが好ましく、
そのために重合後の構造単位の中に1つ以上の炭素−炭
素不飽和結合が存在する場合には水素添加することが好
ましく、その場合、通常、水素添加率は90%以上、好
ましくは95%以上、より好ましくは99%以上にす
る。
【0021】ノルボルネン系モノマーまたはノルボルネ
ン系モノマーと共重合可能なビニル系化合物との重合方
法及び水素添加方法は、格別な制限はなく公知の方法に
従って行うことができる。また、得られる重合体や重合
体水素添加物を特開平3−95235号公報などに開示
されている公知の方法により、α,β−不飽和カルボン
酸及び/またはその誘導体、スチレン系炭化水素、オレ
フィン系不飽和結合及び加水分解可能な基を持つ有機ケ
イ素化合物、不飽和エポキシ単量体等を用いて変性させ
てもよい。
【0022】ノルボルネンポリマーの中では、未変性の
ものが好ましい。未変性のものは、含有する極性基が少
ないため、耐水性に優れ、吸湿変形が小さいため好まし
い。
【0023】熱可塑性ノルボルネン系樹脂の分子量は、
シクロヘキサン溶媒のGPC法で測定したポリイソプレ
ン換算数平均分子量は5,000〜200,000、好
ましくは10,000〜100,000の範囲である。
熱可塑性ノルボルネン系樹脂の分子量が過度に小さいと
機械的強度が充分でなく、場合によっては、成形体とし
ての形状を保たなくなり、逆に、過度に大きいと成形加
工性が充分でなく、いずれも好ましくない。この範囲に
ある時に機械的強度と成形加工性が高度にバランスして
最適である。
【0024】熱可塑性ノルボルネン系樹脂の分子量分布
は、格別な限定はないが、重量平均分子量(Mw)と数
平均分子量(Mn)の比(Mw/Mn)が、通常4.0
以下、好ましくは3.0以下、より好ましくは2.5以
下であるときに、機械的強度と成形加工性が高度に高め
られ好適である。
【0025】(2)繰返し単位中に5〜8員環飽和環状
分子構造を有する炭化水素重合体 繰返し単位の一部または全部が1,4−結合および/ま
たは1,2−結合により連結される炭素−炭素5〜8員
環の飽和環状分子構造を有する炭化水素重合体として
は、特開平7−258362号公報に記載されるような
重合体水素化物が挙げられる。そのような重合体水素化
物の好ましい具体例としては、1,3−シクロペンタジ
エン、1,3−シクロヘプタジエン、1,3−シクロオ
クタジエンなどの5〜8員炭素環を有する環状共役ジエ
ンの重合体および共重合体の水素化物が挙げられる。
【0026】5〜8員炭素環を有する環状共役ジエンと
共重合可能な他の単量体としては、1,3−ブタジエ
ン、イソプレン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエ
ン、1,3−ペンタジエン、1,3−ヘキサジエンなど
の鎖状共役ジエン系単量体、スチレン、α−メチルスチ
レン、o−メチルスチレン、p−メチルスチレン、 p
−tert−ブチルスチレン、1,3−ジメチルスチレ
ン、ジビニルベンゼン、ビニルナフタレン、ジフェニル
エチレン、ビニルピリジンなどのビニル芳香族系単量
体、メタクリル酸メチル、アクリル酸メチル、アクリロ
ニトリル、メチルビニルケトン、α−シアノアクリル酸
メチルなどの抑制ビニル系単量体もしくはエチレンオキ
シド、プロピレンオキシド、環状ラクトン、環状ラクタ
ム、環状シロキサンなどの極性単量体、あるいはエチレ
ン単量体およびα−オレフィン系単量体が挙げられる。
これら共重合可能な単量体の割合は60重量%以下、好
ましくは50重量%以下である。
【0027】上記5〜8員炭素環を有する環状共役ジエ
ンの重合体および共重合体の水素添加方法、水素添加触
媒については公知のものを採用することができる。
【0028】水素化物の分子量は1,2,4−トリクロ
ロベンゼン溶液のGPC法で測定したポリスチレン換算
平均分子量として通常5,000〜1,000,00
0、好ましくは10,000〜500,000である。
【0029】(3)ビニル基含有環状炭化水素系単量体
の重合体の水素化物 さらに、熱可塑性炭化水素系重合体の他の例は、特開平
6−199950号公報に記載されるビニル基含有環状
炭化水素系単量体の重合体またはその水素化物である。
【0030】この重合体を得るために用いられるビニル
基含有環状炭化水素系単量体としては、例えば、ビニル
シクロペンタン、イソプロペニルシクロペンタンなどの
ビニルシクロペンタン系単量体、4−ビニルシクロペン
テン、2−メチル−4−イソプロペニルシクロペンテン
などのビニルシクロペンテン系単量体などのビニル基含
有5員環炭化水素系単量体;スチレン、2−メチルスチ
レン、4−フェニルスチレンなどのスチレン系単量体、
ビニルシクロヘキサン、3−メチルイソプロペニルシク
ロヘキサンなどのビニルシクロヘキサン系単量体、4−
ビニルシクロヘキセン、4−イソプロペニルシクロヘキ
セン、1−メチル−4−ビニルシクロヘキセン、1−メ
チル−4−イソプロペニルシクロヘキセン、2−メチル
−4−ビニルシクロヘキセン、2−メチル−4−イソプ
ロペニルシクロヘキセンなどのビニルシクロヘキセン系
単量体、d−テルペン、1−テルペン、ジテルペンなど
のテルペン系単量体などのビニル基含有6員環炭化水素
系単量体;ビニルシクロヘプタン、イソプロペニルシク
ロヘプタンなどのビニルシクロヘプタン系単量体、4−
ビニルシクロヘプテン、4−イソプロペニルシクロヘプ
テンなどのビニルシクロヘプテン系単量体などのビニル
基含有炭化水素系単量体などが挙げられる。なかでも、
機械的強度と成形加工性のバランスから6員環炭化水素
系単量体が好ましい。これらの単量体は、単独でも、2
種以上を組み合わせて用いても構わない。
【0031】またビニル基含有環状炭化水素系単量体以
外の単量体を、重合体中の繰返し単位が50重量%未満
となる範囲で共重合させてもよい。共重合可能な単量体
としては、エチレン、プロピレン、イソブテン、2−メ
チル−1−ブテン、2−メチル−1−ペンテン、4−メ
チル−1−ペンテンなどのα−オレフィン系単量体;シ
クロペンタジエン、1−メチルシクロペンタジエン、2
−エチルシクロペンタジエン、5−メチルシクロペンタ
ジエン、5,5−ジメチルシクロペンタジエンなどのシ
クロペンタジエン系単量体;シクロブテン、シクロペン
テン、シクロヘキセン、ジシクロペンタジエンなどの環
状オレフィン系単量体;ブタジエン、イソプレン、1,
3−ペンタジエン、フラン、チオフェン、1,3−シク
ロヘキセンなどの共役ジエン系単量体;エチレンオキサ
イド、プロピレンオキサイド、トリオキサン、ジオキサ
ン、シクロヘキセンオキサイド、スチレンオキサイド、
エピクロルヒドリン、テトラヒドロフランなどの環状エ
ーテル系単量体;メチルビニルエーテル、N−ビニルカ
ルバゾール、N−ビニル−2−ピロリドンなどの複素環
含有ビニル化合物系単量体などが挙げられる。一般に、
ビニル基含有環状炭化水素系単量体以外の単量体に由来
する繰り返し単位の含有量が多くなると重合体の機械的
強度、耐熱性が低下する。
【0032】ビニル基含有環状炭化水素系単量体の繰り
返し単位の含有量は、使用目的に応じて適宜選択される
が、通常は50重量%以上、好ましくは70重量%以
上、より好ましくは80重量%、最も好ましくは90重
量%以上である。ビニル基含有環状炭化水素系単量体繰
り返し単位の含有量が上記範囲にある時、成形材料の機
械的強度、耐熱性に優れて好適である。
【0033】また、重合体の水素添加物を用いる場合、
芳香環もしくはシクロヘキセン環の水素添加率は、80
%以上、好ましくは90%以上、より好ましくは95%
以上である。水素添加率がこの範囲にある時、耐熱性に
特に優れ好適である。
【0034】ビニル基含有環状炭化水素系単量体または
ビニル基含有環状炭化水素系単量体と共重合可能な単量
体との重合方法及び水素化方法は、格別な制限はなく、
公知の方法に従って行うことができる。また、得られる
重合体や重合体水素添加物を特開平3−95235号公
報などに開示されている公知の方法により、α、β−不
飽和カルボン酸および/またはその誘導体、スチレン系
炭化水素、オレフィン系不飽和結合および加水分解可能
な基を持つ有機ケイ素化合物、不飽和エポキシ単量体等
を用いて変性させてもよい。
【0035】上記ビニル基含有環状炭化水素系単量体の
重合体の水素添加物の分子量は、使用目的に応じて適宜
選択することができるが、テトラヒドロフラン溶媒のG
PC法で測定したポリスチレン換算数平均分子量が、好
ましくは10,000〜300,000、さらに好まし
くは20,000〜200,000の範囲である。分子
量が過度に小さいと機械的強度が充分でなく、場合によ
っては、成形体としての形状を保たなくなり、逆に、過
度に大きいと成形加工性が充分でなく、いずれも好まし
くない。この範囲にある時に機械的強度と成形加工性が
高度にバランスして最適である。
【0036】ビニル基含有環状炭化水素系単量体の重合
体の水素添加物の分子量分布は、格別な限定はないが、
重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)の比
(Mw/Mn)が、通常4.0以下、好ましくは3.0
以下、より好ましくは2.5以下であるときに、機械的
強度と成形加工性が高度に高められ好適である。
【0037】飽和炭化水素環を有する熱可塑性炭化水素
系重合体の好ましい特性値 飽和炭化水素環を有する熱可塑性炭化水素系重合体のガ
ラス転移温度(Tg)は使用目的に応じて適宜選択すれ
ば良いが、通常50〜300℃、好ましくは100〜2
80℃、特に好ましくは150〜250℃の範囲が好適
である。Tgが高いほど、サブリフレクター使用時のラ
ンプの発熱による変形に耐えられる温度である耐熱性が
高くなり、ランプに近接して使用しても変形せず好まし
い。Tgが好ましい範囲を超えて高い場合は、成形時に
成形材料を加温する温度がより高温となるため加工しに
くい場合が生じる。この範囲にある時に、高い耐熱性と
成形加工性が高度にバランスして好適である。
【0038】飽和炭化水素環を有する熱可塑性炭化水素
系重合体の、280℃、荷重2.16kgfにおけるJ
IS K6719により測定したメルトフローレートは
使用目的に応じて適宜選択すれば良いが、通常4〜10
0g/10min.、好ましくは10〜50g/10m
in.の範囲が好適である。メルトフローレートが低す
ぎると成形時に成形材料を加温する温度がより高温とな
るため加工しにくい場合が生じ、高すぎると成形時にバ
リなどの成形不良の発生する場合が生じる。
【0039】これらの飽和炭化水素環を有する熱可塑性
炭化水素系重合体は、それぞれ単独で、あるいは2種以
上を組み合わせて用いることができる。
【0040】その他の成分 本発明の成形材料は、上記飽和炭化水素環を有する熱可
塑性炭化水素系重合体以外に、その他の高分子材料、各
種添加剤などの成分を必要に応じて配合することができ
る。
【0041】(1)その他の高分子材料 その他の高分子材料としては、例えば、ゴム質重合体や
その他の熱可塑性樹脂が挙げられる。 〔ゴム質重合体〕ゴム質重合体は、ガラス転移温度(T
g)が常温以下具体的には40℃以下のゴム質重合体で
あって、通常のゴム状重合体及び熱可塑性エラストマー
が含まれる。なお、ブロック共重合したゴム質重合体な
どでガラス転移温度が2点以上ある場合は、最も低いガ
ラス転移温度が40℃以下であれば本発明のガラス転移
温度が40℃以下のゴム質重合体として用いることがで
きる。ゴム質重合体のムーニー粘度(ML1+4,100
℃)は、使用目的に応じて適宜選択され、通常、5〜3
00である。
【0042】ゴム状重合体としては、例えば、エチレン
−α−オレフィン系ゴム質重合体;エチレン−α−オレ
フィン−ポリエン共重合体ゴム;エチレン−メチルメタ
クリレート、エテレン−ブチルアクリレートなどのエチ
レンと不飽和カルボン酸エステルとの共重合体;エチレ
ン−酢酸ビニルなどのエチレンと脂肪酸ビニルとの共重
合体;アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル
酸ヘキシル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル
酸ラウリルなどのアクリル酸アルキルエステルの重合
体;ポリブタジエン、ポリイソプレン、スチレン−ブタ
ジエンまたはスチレン−イソプレンのランダム共重合
体、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体、ブタジエ
ン−イソプレン共重合体、ブタジエン−(メタ)アクリ
ル酸アルキルエステル共重合体、ブタジエン−(メタ)
アクリル酸アルキルエステル−アクリロニトリル共重合
体、ブタジエン−(メタ)アクリル酸アルキルエステル
−アクリロニトリル−スチレン共重合体などのジエン系
ゴム;ブチレン−イソプレン共重合体などが挙げられ
る。
【0043】熱可塑性エラストマーとしては、例えば、
スチレン−ブタジエンブロック共重合体、水素化スチレ
ン−ブタジエンブロック共重合体、水素化スチレン−ブ
タジエンランダム共重合体、スチレン−イソプレンブロ
ック共重合体、水素化スチレン−イソプレンブロック共
重合体などの芳香族ビニル−共役ジエン系ブロック共重
合体、低結晶性ポリブタジエン樹脂、エチレン−プロピ
レンエラストマー、スチレングラフトエチレン−プロピ
レンエラストマー、熱可塑性ポリエステルエラストマ
ー、エチレン系アイオノマー樹脂などを挙げることがで
きる。
【0044】これらの熱可塑性エラストマーのうち、耐
熱性、耐候性に優れる水素化スチレン−ブタジエンブロ
ック共重合体、水素化スチレン−イソプレンブロック共
重合体などが好ましく、具体的には、特開平2−133
406号公報、特開平2−305814号公報、特開平
3−72512号公報、特開平3−74409号公報な
どに記載されているものを挙げることができる。
【0045】これらのゴム質重合体は、それぞれ単独
で、あるいは2種以上組み合わせて用いることができ
る。ゴム質重合体の配合割合は、使用目的に応じて適宜
選択される。
【0046】高度な耐衝撃性や柔軟性を要求される場合
のゴム質重合体の配合割合は、飽和炭化水素環を有する
熱可塑性炭化水素系重合体100重量部に対して、通常
0.01〜100重量部、好ましくは0.1〜70重量
部、より好ましくは1〜50重量部の範囲である。
【0047】〔その他の熱可塑性樹脂〕その他の熱可塑
性樹脂としては、例えば、低密度ポリエチレン、高密度
ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、超低密度ポ
リエチレン、エチレン−エチルアクリレート共重合体、
エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリスチレン、ポリフ
ェニレンスルフィド、ポリフェニレンエーテル、ポリア
ミド、ポリエステル、ポリカーボネート、セルロースト
リアセテート、及び本発明以外のノルボルネン系重合体
などが挙げられる。
【0048】機械的特性などを調整する目的で、ポリカ
ーボネート、ポリスチレン、ポリフェニレンスルフィ
ド、ポリエーテルイミド、ポリエステル、ポリアミド、
ポリアリレート、ポリサルホン、ポリエーテルサルホン
等の異種の熱可塑性樹脂等を配合することもできる。
【0049】これらのその他の熱可塑性樹脂は、それぞ
れ単独で、あるいは2種以上を組み合わせて用いること
ができ、その配合割合は、本発明の目的を損なわない範
囲で適宜選択される。
【0050】(2)各種添加剤 本発明に使用される成形材料には、本発明の目的を阻害
しない範囲で、合成樹脂に一般的に用いられる添加剤を
配合しても良い。各種添加剤としては、例えば、安定
剤、滑剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、スリップ剤、防
曇剤、染料、顔料、着色剤、天然油、合成油、ワック
ス、難燃剤、難燃助剤、相溶化剤、架橋剤、架橋助剤、
可塑剤、有機または無機の充填剤などが挙げられる。
【0051】〔安定剤〕安定剤としては、例えば、ステ
アリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、1,2−ヒド
ロキシステアリン酸カルシウムなどの脂肪酸金属塩;グ
リセリンモノステアレート、グリセリンジステアレー
ト、ペンタエリスリトールジステアレート、ペンタエリ
スリトールトリステアレートなどの多価アルコール脂肪
酸エステル;フェノール系酸化防止剤、リン系酸化防止
剤、イオウ系酸化防止剤などを挙げることができる。こ
れらの中でも、フェノール系酸化防止剤が好ましく、オ
クタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシフェニル)プロピオネート、テトラキス(メチレ
ン−3−(3’,5’−ジ−t−ブチル−4’−ヒドロ
キシフェニル)プロピオネート)メタン等のアルキル置
換フェノール系酸化防止剤が特に好ましい。
【0052】リン系酸化防止剤としては、一般の樹脂工
業で通常使用されているものであれば格別な制限はな
く、例えば、トリフェニルホスファイト、トリス(シク
ロヘキシルフェニル)ホスファイト、9,10−ジヒド
ロ−9−オキサ−10−ホスファフェナントレンなどが
挙げられる。
【0053】イオウ系酸化防止剤としては、例えば、ジ
ミリスチル3,3′−チオジプロピオネート、ジステア
リル 3,3′−チオジプロピオネート、ラウリルステ
アリル3,3′−チオジプロピオネート、ペンタエリス
リトール−テトラキス−(β−ラウリル−チオ−プロピ
オネート)などが挙げられる。
【0054】これらの酸化防止剤は、それぞれ単独で、
あるいは2種以上を組み合わせて用いることができる。
酸化防止剤の配合割合は、飽和炭化水素環を有する熱可
塑性炭化水素系重合体100重量部に対して、通常0.
001〜5重量部、好ましくは0.01〜2重量部の範
囲である。
【0055】〔滑剤〕滑剤としては、脂肪族アルコール
のエステル、多価アルコールのエステルあるいは部分エ
ステル等の有機化合物や無機微粒子等を用いることがで
きる。有機化合物としては、例えば、グリセリンモノス
テアレート、グリセリンモノラウレート、グリセリンジ
ステアレート、ペンタエリスリトールモノステアレー
ト、ペンタエリスリトールジステアレート、ペンタエリ
スリトールトリステアレート等が挙げられる。
【0056】これらの滑剤は、それぞれ単独で、あるい
は2種以上を組み合わせて用いることができる。その滑
剤の配合割合は、使用目的に応じて適宜選択されるが、
本発明の成形材料としての配合割合は、飽和炭化水素環
を有する熱可塑性炭化水素系重合体100重量部に対し
て、通常0.001〜5重量部、好ましくは0.005
〜3重量部である。
【0057】〔紫外線吸収剤および耐候安定剤〕紫外線
吸収剤および耐候安定剤としては、例えば、2,2,
6,6−テトラメチル−4−ピペリジルベンゾエート、
ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジ
ル)セバケート、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメ
チル−4−ピペリジル)−2−(3,5−ジ−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシベンジル)−2−n−ブチルマロネ
ート、4−(3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシフェニル)プロピオニルオキシ)−1−(2−
(3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)プロピオニルオキシ)エチル)−2,2,6,6
−テトラメチルピペリジンなどのヒンダードアミン系化
合物;2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベ
ンゾトリアゾール、2−(3−t−ブチル−2−ヒドロ
キシ−5−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリア
ゾール、2−(3,5−ジ−t−ブチル−2−ヒドロキ
シフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−
(3,5−ジ−t−アミル−2−ヒドロキシフェニル)
ベンゾトリアゾールなどのベンゾトリアゾール系化合
物;2,4−ジ−t−ブチルフェニル−3,5−ジ−t
−ブチル−4−ヒドロキシベンゾエート、ヘキサデシル
−3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンゾエー
トなどのベゾエート系化合物;などが挙げられる。
【0058】これらの紫外線吸収剤および耐候安定剤
は、それぞれ単独で、あるいは2種以上組み合わせて用
いることができる。紫外線吸収剤および耐候安定剤の配
合割合は、飽和炭化水素環を有する熱可塑性炭化水素系
重合体100重量部に対して通常0.001〜5重量
部、好ましくは0.01〜2重量部の範囲である。
【0059】〔帯電防止剤〕帯電防止剤としては、例え
ば、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコールなどの
長鎖アルキルアルコール;アルキルスルホン酸ナトリウ
ム塩及び/またはアルキルスルホン酸ホスホニウム塩;
ステアリン酸のグリセリンエステル等の脂肪酸エステ
ル;ヒドロキシアミン系化合物等;無定形炭素、酸化ス
ズ粉、アンチモン含有酸化スズ粉などのフィラーなどを
例示することができる。
【0060】帯電防止剤を添加する場合、その添加割合
は、飽和炭化水素環を有する熱可塑性炭化水素系重合体
100重量部に対して、着色剤が通常0〜5重量部、帯
電防止剤が通常0〜5重量部の範囲である。
【0061】〔充填剤〕有機または無機の充填剤として
は、例えば、シリカ、ケイ藻土、アルミナ、酸化チタ
ン、酸化マグネシウム、軽石粉、軽石バルーン、塩基性
炭酸マグネシウム、ドワマイト、酸化カルシウム、炭酸
カルシウム、硫酸カルシウム、チタン酸カリウム、硫酸
バリウム、亜硫酸カルシウム、タルク、クレー、マイ
カ、アスベストなどの鉱物; ガラス繊維、ボロン繊
維、炭化ケイ素繊維、ポリエチレン繊維、ポリプロピレ
ン繊維、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維などの繊
維;ガラスフレーク、ガラスビーズ、ケイ酸カルシウ
ム、モンモリロナイト、ベントナイト、グラファイト、
アルミニウム粉、硫化モリブデン、などを例示できる。
【0062】これらの充填剤は、それぞれ単独で、ある
いは2種以上を組み合わせて添加することができる。充
填剤の配合割合は、本発明の目的を損ねない範囲で、そ
れぞれの機能及び使用目的に応じて適宜定めることがで
きる。
【0063】〔その他の配合剤〕その他の配合剤として
は、例えば、着色するための顔料、染料、着色剤;ブロ
ッキング防止剤;天然油、合成油、ワックスなどの滑
剤;難燃剤等を挙げることができる。これらはそれぞれ
単独であるいは2種以上を組み合わせて用いることがで
き、その配合量は本発明を損ねない範囲で、適宜選択さ
れる。
【0064】成形材料 本発明では、飽和炭化水素環を有する熱可塑性炭化水素
系重合体は、上記成分を必要に応じて混合して使用され
る。混合方法は、飽和炭化水素環を有する熱可塑性炭化
水素系重合体中にこれらの配合剤が十分に分散する方法
であれば、特に限定されない。例えば、ミキサー、二軸
混練機、ロール、ブラベンダー、押出機などで樹脂を溶
融状態で混練する方法、適当な溶剤に溶解して分散させ
て凝固法、キャスト法、または直接乾燥法により溶剤を
除去する方法などがある。 二軸混練機を用いる場合、
混練後は、通常は溶融状態で棒状に押出し、ストランド
カッターで適当な長さに切り、ペレット化して用いられ
ることが多い。
【0065】本発明の車両灯具用サブリフレクターは上
記の成形材料を成形して得られるものである。成形方法
は、従来公知の成形方法に従えば良く、射出成形、プレ
ス成形、押出ブロー成形、射出ブロー成形、多層ブロー
成形、コネクションブロー成形、二重壁ブロー成形、延
伸ブロー成形、真空成形、回転成形などが挙げられる。
成形精度から、射出成形、プレス成形が好ましい。成形
時の樹脂の溶融温度は飽和炭化水素環を有する熱可塑性
炭化水素系重合体の種類によっても異なるが、通常10
0〜400℃、好ましくは200〜350℃である。
【0066】反射膜層の形成 上記の成形品に、アルミ、ニッケル、金等の反射率の高
い金属を用いて反射膜層を形成する場合、その方法は特
に限定されず公知の方法に従えば良く、例えば、通常の
蒸着法、すなわち真空蒸着、スパッタリング、イオンプ
レーティング等が挙げられる。
【0067】反射膜を成膜する時の条件は特に限定され
ないが、例えば、アルミを真空蒸着し反射膜を形成する
場合は、以下の条件が好ましい。真空度は0.1〜1,
000Pa、好ましくは1〜100Paの範囲であり、
この範囲にある時、キメが細かく接着力に優れたアルミ
膜を蒸着することができる。成形品を加熱しながら製膜
しても良く、成形品の表面温度を常温〜100℃の範囲
で製膜すると接着力が高まり好ましい。反射膜の厚み
は、5〜10,000nm、好ましくは10〜2,00
0nmであり、膜厚が過度に薄すぎると反射率が低過
ぎ、サブリフレクターとして十分な反射率が得られず、
また過度に厚すぎても反射率が上がらず、成膜時間が長
くなり生産性が低下する。膜厚が上記の範囲にある時、
高い生産性で高反射率の反射膜が得られ、好ましい。
【0068】成形品と反射膜との密着性を向上させるた
めに、成形品表面を改質処理および/またはプライマー
処理を施しても良い。表面改質処理の例としては、コロ
ナ放電処理、プラズマ処理、電子線照射処理、紫外線照
射処理などのエネルギー線照射処理や重クロム酸カリウ
ム溶液等の酸化剤水溶液と接触させる薬品処理が挙げら
れる。
【0069】必要に応じて、成形品および反射膜にキ
ズ、汚れが付かないように保護層を設けても良い。保護
層形成の方法は特に限定されない。例えば、紫外線硬化
型樹脂、または熱硬化型樹脂を、スピンコート、スプレ
ー塗装、ディッピング、フローコーティング等の方法で
成形品表面に塗布後、硬化する方法が挙げられる。
【0070】車両灯具用サブリフレクター 本発明の車両灯具用サブリフレクターは、自動車、二輪
車、トラック、バス、電車等の通常の乗り物に用いられ
るサブリフレクターである。車両用に限らず一般に使わ
れるライト中に使用されるリフレクターとしても使用す
ることが可能である。これらのサブリフレクターは、主
にランプから拡散された光の方向を反射することによっ
て照射方向に修正し、必要な輝度を確保するために用い
られる。このサブリフレクターは車載用エクステンショ
ンの一部を構成するものであり、サブリフレクターのみ
を成形した形であっても良いし、またはエクステンショ
ン全体と一体成形した形でも良い。
【0071】好ましい実施の形態の例 図1と図2を用いて、好ましい実施の形態の例を示す。
図1と図2によって示されるのは、前照灯用の縁3と、
方向指示器灯用サブリフレクター11及び車幅灯用サブ
リフレクター12(これらを合わせてサブリフレクター
部分2と呼ぶ)とが一体に成形されたエクステンション
用の成形物1である。このような形状で用いることによ
り、エクステンションの組立て工程が簡略化できるため
好ましく用いられる。
【0072】サブリフレクター部分の大きさは、例えば
横200〜300mm、縦140〜180mmの大きさ
であり、前照灯用枠の部分は例えば横300〜500m
m、縦140〜180mm、枠の幅10〜50mmの大
きさである。前照灯用部分は適当な材料を用いて別に成
形・組立がされ、図1〜2の複合成形品と組付けられそ
の後の工程へ進む。図1〜2の複合成形品は全体に厚み
1.5〜4mmである。
【0073】方向指示器灯用サブリフレクター11及び
車幅灯用サブリフレクター12は椀状の形状をしてお
り、それぞれ直径または長辺が60〜160mm位の円
状または楕円状であることが多い。椀状体の厚みも1.
5〜4mmである。これらの椀状体の凹面側には、上記
のアルミニウム(等の)反射膜が形成されている。椀状
体を凹面側正面から見た時に、ほぼ中央部に、椀状体の
一番深い部分から5〜30mmの位置に光源ランプの発
光中心がくるように光源ランプ取付け具21と22が設
置される。
【0074】飽和炭化水素環を有する熱可塑性炭化水素
系重合体はこのような、大型で複雑で薄肉の成形品が成
形可能である。
【0075】
【実施例】以下、本発明について、製造例、実施例、及
び比較例を挙げて、より具体的に説明するが、本発明
は、これらの実施例のみに限定されるものではない。ま
た、以下の製造例、実施例、及び比較例において、各種
物性の測定法は、次のとおりである。 (1)主鎖水素添加率および芳香環の水素添加率(核水
素添加率)は、1H−NMRにより測定した。 (2)ガラス転移温度は、 JIS K7121に基づ
いて測定した値とする。 (3)比重は、JIS K7112 A法に基づいて測
定した値とする。 (4)メルトフローレートは、JIS K6719に基
づいて、280℃,2.16kgfの荷重で測定した値
とする。 (5)荷重たわみ温度は、 JIS K7207 A法
に基づいて、曲げ応力18.5kgf/cm2で測定し
た値とする (6)アルミ蒸着膜の密着性は、碁盤目剥離試験により
判断した。碁盤目剥離試験は、成形品表面に形成された
蒸着膜の上から、カッターにより1mm間隔でタテ、ヨ
コ各11本の切れ目を入れて1mm四方の碁盤目を10
0個作り、セロハンテープ(積水化学社製)を貼り、勢
い良く剥がし、剥離した蒸着膜の個数を数え、10個未
満を良好(○)、10個以上を不合格(×)とした。
【0076】[実施例1] (重合)窒素雰囲気下、脱水したトルエン400重量部
に、1ーヘキセン0.68重量部、イソプロピルエーテ
ル0.25重量部、イソブチルアルコール0.18重量
部、イソブチルアルミニウム0.48重量部及び六塩化
タングステン0.77重量%トルエン溶液42重量部を
室温で重合反応器に入れ混合した後、45℃で8,9−
ベンゾトリシクロ[4.3.0.12,5]−デカ−3−
エン200重量部及び六塩化タングステン0.77重量
%トルエン溶液25重量部を2時間かけて連続添加し、
重合した。トルエンを移動層とした高速液体クロマトグ
ラフィー(ポリスチレン換算)より、得られたポリマー
の数平均分子量(Mn)は、19,500、重量平均分
子量は(Mw)は、37,100、分子量分布(Mw/
Mn)は1.90であった。
【0077】(水素添加)作製した重合反応液300重
量部を撹拌器付きオートクレーブに移し、けいそう土担
持ニッケル触媒(日産ガードラー触媒製;G−96D,
ニッケル担持率58重量%)9重量部を加え、150
℃、水素圧45kgf/cm2で10時間反応させた。
この溶液をケイソウ土をろ過助剤としてポアサイズ1μ
mのろ紙でろ過した。得られた反応溶液を2000重量
部のイソプロピルアルコール中に撹拌下に注いで水素添
加樹脂を沈殿させ、ろ別して回収した。さらに、アセト
ン500重量部で洗浄した後、1torr以下、100
℃に設定した真空乾燥器中で24時間乾燥し、開環共重
合体水素添加物を得た。収率は99%であった。
【0078】(重合体物性)得られた重合体水素添加物
の主鎖水素添化率は100%、側鎖6員環水素添加率は
99.7%、数平均分子量(Mn)は24,200、重
量平均分子量(Mw)は44,900、分子量分布(M
w/Mn)は1.86であった。280℃におけるメル
トフローレートは、30g/10min.であり、ガラ
ス転移温度は166℃、比重は1.01であった。
【0079】さらに、作製した重合体水素添加物に滑剤
(カオーワックス85−P、花王製、硬化ひまし油)
0.4重量部、酸化防止剤(イルガノックス1010、
チバガイギー製、テトラキス〔メチレン−3−(3’,
5’−ジ−tert−ブチル−4’−ヒドロキシフェニ
ル)プロピオネート〕メタン)0.4重量部、水素化ス
チレン−ブタジエンブロック共重合体(タフテックH1
051D、旭化成製)0.25重量部を加え、2軸混練
機で混練し、ペレット化した。このペレットを、内面を
鏡面加工した1mm×100mm×60mmの金型を用
いて、樹脂温度320℃、型温度120℃で射出成形し
試験片Aを作成した。さらにこの試験片Aの表面に真空
蒸着法で厚さ400nmのアルミ反射膜を形成し、試験
片Bを作成した。
【0080】[実施例2] (重合)窒素雰囲気下、脱水したトルエン400重量部
に、1ーヘキセン0.68重量部、イソプロピルエーテ
ル0.25重量部、イソブチルアルコール0.18重量
部、イソブチルアルミニウム0.48重量部及び六塩化
タングステン0.77重量%トルエン溶液42重量部を
室温で重合反応器に入れ混合した後、45℃で8,9−
ベンゾトリシクロ[4.3.0.12,5]−デカ−3−
エン100重量部、テトラシクロ[4.4.0.
2,5.17,10]ドデカ−3−エン100重量部及び六
塩化タングステン0.77重量%トルエン溶液25重量
部を2時間かけて連続添加し、重合した。トルエンを移
動相とした高速液体クロマトグラフィー(ポリスチレン
換算)より、得られたポリマーの数平均分子量(Mn)
は、20,400、重量平均分子量は(Mw)は、4
4,600、分子量分布(Mw/Mn)は2.19であ
った。
【0081】(水素添加)製造例2で作製した重合反応
液300重量部を撹拌器付きオートクレーブに移し、前
述のアルミナ担持ニッケル触媒9重量部を加え、190
℃、水素圧45kgf/cm2で8時間反応させた。こ
の溶液を製造例1と同様に処理し、重合体水素添加物を
得た。収率は99%であった。
【0082】(重合体物性)得られた重合体水素添加物
の主鎖水素添加率は100%、側鎖6員環水素添加率9
9.9%であった。数平均分子量(Mn)は25,90
0、重量平均分子量(Mw)は53,400、分子量分
布(Mw/Mn)は2.06であった。280℃におけ
るメルトフローレートは、6g/10min.であり、
ガラス転移温度は162℃、荷重たわみ温度は150
℃、比重は1.01であった。さらに、製造例1と同様
にしてペレット化および射出成形、アルミ膜の蒸着を行
い、試験片AおよびBを作成した。
【0083】[比較例1]ポリブチレンテレフタレート
(PBT)(クラレ、R1300)を用い実施例1と同
様に射出成形、アルミ膜の蒸着を行い、試験片Aおよび
Bを作成した。このPBTの280℃におけるメルトフ
ローレートは、0.6g/10min.であり、荷重た
わみ温度は216℃、比重は1.53であった。
【0084】[比較例2]ポリカーボネート(PC)
(帝人化成、パンライトL−1225)を用い実施例2
と同様に射出成形、アルミ膜の蒸着を行い、試験片Aお
よびBを作成した。このPCの280℃におけるメルト
フローレートは、1.5g/10min.であり、荷重
たわみ温度は132℃、比重は1.20であった。
【0085】実施例1、2、および比較例1、2で成形
した試験片Aを用い、試験品表面の精度を測定、および
試験片の外観を観察した結果を表1に示す。試験片表面
の精度は、最大高さRmax値の最低値が10μm以上
のものを×と判断した。外観は、ヤケ、シルバー、着色
およびひけの有無を目視で観察した結果である。これら
の不良の無い物を○、不良の発生したものを×と判断し
た。実施例1、2、および比較例1、2で成形した試験
片Bの耐熱性試験の結果を表2に示す。
【0086】耐熱性試験は、サブリフレクターが副光源
によって加熱される条件に合わせて試験した。試験片B
を、内側が100mm×60mmの試験片がぴったりは
まるブリキ製の枠に固定し、アルミ反射膜を形成した側
の面からホットブラスター温風器を用い、加熱した。温
風の中心を試験片に向けて当てながら、試験片温度が3
0分かけて常温(25℃)から140℃になるように、
温風器と試験片の距離を調整した。140℃になった
後、さらに24時間、140℃に保持し、加熱を終了し
た。長時間加熱後の光軸の歪みの代用特性として、この
試験片のソリを測定した。耐熱性試験前に比べて、14
0℃になった直後のソリと、140℃、24時間後のソ
リがともに0.3mm以下のものを○と判断した。ま
た、耐熱性試験前に比べて、140℃、24時間後に蒸
着膜の外観に変化のなかったものを○、フクレ、色の変
化等の生じたものを×とした。
【0087】
【表1】
【0088】
【表2】
【0089】
【発明の効果】本発明によれば、耐熱性かつ溶融時の流
動性の良い熱可塑性重合体を用いた、ランプ近傍での発
熱による高温に長時間さらされても変形せず、点灯時の
低温から連続使用中の高温まで、一定方向に光を安定し
て反射する性能を有し、複雑で大型の成形物が可能であ
り、かつ薄肉部の成形精度が良好な車両灯具用サブリフ
レクターが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】複合化したサブリフレクターの例(斜視図)
【図2】複合化したサブリフレクターの例(上面図) 図1、図2は本発明の実施形態の例の一つである。
【符号の説明】
1・・・複合化したサブリフレクター 2・・・サブリフレクター部分 3・・・前照灯用枠の部分 11・・・方向指示器灯用サブリフレクター 12・・・車幅灯用サブリフレクター 21・・・方向指示器灯用ランプ取付け部 22・・・車幅灯用ランプ取付け部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 飽和炭化水素環を有する熱可塑性炭化水
    素系重合体からなる車両灯具用サブリフレクター。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008307059A (ja) * 2008-08-28 2008-12-25 Kubota Corp 刈取収穫機
JP2012164577A (ja) * 2011-02-08 2012-08-30 Asahi Kasei Chemicals Corp 高輝度・低ガス性薄肉樹脂反射鏡

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JP2008307059A (ja) * 2008-08-28 2008-12-25 Kubota Corp 刈取収穫機
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