JPH11192852A - 自動変速機のコントロールスイッチ装置 - Google Patents

自動変速機のコントロールスイッチ装置

Info

Publication number
JPH11192852A
JPH11192852A JP36800897A JP36800897A JPH11192852A JP H11192852 A JPH11192852 A JP H11192852A JP 36800897 A JP36800897 A JP 36800897A JP 36800897 A JP36800897 A JP 36800897A JP H11192852 A JPH11192852 A JP H11192852A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shift lever
control switch
switch device
automatic transmission
actuator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP36800897A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuo Yonetani
展生 米谷
Yasuo Torii
泰夫 鳥居
Mineo Hirano
峰男 平野
Takao Fujinuma
隆夫 藤沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Niles Parts Co Ltd
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Niles Parts Co Ltd
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Niles Parts Co Ltd, Mitsubishi Motors Corp filed Critical Niles Parts Co Ltd
Priority to JP36800897A priority Critical patent/JPH11192852A/ja
Publication of JPH11192852A publication Critical patent/JPH11192852A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Transmission Device (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
  • Mechanical Control Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】1個のノブを有するシフトレバーを使用してエ
ンジンの自動変速作動を電気的に制御することができる
と共に、各運転ポジションのディテントを確実に実施す
ることができるA/T方式の車両に好適な自動変速機の
コントロールスイッチ装置を得る。 【解決手段】シフトレバー1の揺動操作によって作動さ
れ、所要の運転ポジションに対応する電気信号をトラン
スミッション側に伝達するためのA/Tスイッチ10を
配設すると共に、シフトレバー1の移動を阻止する係合
ピン2をディテントプレート3の係合溝3aから離脱駆
動させる電動型のアクチュエータ4を備えて成る構成と
したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、A/T(オート
マチック・トランスミッション)方式の自動車などの車
両において、走行、停止、駐車等の各運転ポジションの
中から所要の運転ポジションにシフトするためのシフト
レバーに使用し得る自動変速機のコントロールスイッチ
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、A/T方式の自動車などの車両に
おいて、所要の運転ポジションに選択的にシフトするた
めのシフトレバーを配設したシフトレバー・ポジション
側と、シフトレバーの揺動操作によってエンジンの自動
変速作動を行うトランスミッション・ポジション側と
は、通常ワイヤーを用いて連結されており、シフトレバ
ー・ポジション側でのシフトレバーの揺動操作は、ワイ
ヤーを介してトランスミッション・ポジション側に伝達
されるようになっている。
【0003】また、所要の運転ポジションにシフトする
ためのシフトレバーのディテント機構としては、シフト
レバーの移動を阻止する係合ピンをディテントプレート
の係合溝に係合・離脱させる構成のものが提案されてお
り、そのため、このディテント機構を操作するためのデ
ィテントノブを、シフトレバーのシフトノブに付属して
設けた2ノブ方式のシフトレバーが一般的に広く採用さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のA/T方式の自動車などの車両に使用されてい
る所要の運転ポジションにシフトするためのシフトレバ
ーでは、シフトレバー・ポジション側とトランスミッシ
ョン・ポジション側とはワイヤーを用いて連結されてい
るため、このワイヤーのたるみや歪みなどにより、両ポ
ジション間において、シフトレバーによる揺動操作力の
伝達にずれが発生する不都合を生ずるという問題点があ
った。また、両ポジション間におけるワイヤー配線のス
ペースを確保することや、ワイヤー配線の組付け作業に
よるコストの上昇等に関する問題点があった。
【0005】さらに、従来の所要の運転ポジションにシ
フトするためのシフトレバーのディテント機構では、シ
フトレバーのシフトノブに付属してディテントノブを設
けた2ノブ方式のシフトレバーを採用しているため、シ
フトレバーの揺動操作が煩雑となり、その操作性が悪化
するという問題点があった。
【0006】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、シフトレバーは、このシフト
レバーの揺動操作によって作動され、所要の運転ポジシ
ョンに対応する電気信号をトランスミッション側に伝達
するためのA/Tスイッチを配設すると共に、上記シフ
トレバーの移動を阻止する係合ピンをディテントプレー
トの係合溝から離脱駆動させる電動型のアクチュエータ
を備えて成る構成を有し、特に、A/T方式の車両をコ
ントロールするシフトレバーに適合した自動変速機のコ
ントロールスイッチ装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1の自
動変速機のコントロールスイッチ装置としては、シフト
レバーは、このシフトレバーの揺動操作によって作動さ
れ、所要の運転ポジションに対応する電気信号をトラン
スミッション側に伝達するためのA/Tスイッチを配設
すると共に、上記シフトレバーの移動を阻止する係合ピ
ンをディテントプレートの係合溝から離脱駆動させる電
動型のアクチュエータを備えて成る構成としたことを特
徴とする。
【0008】この発明の請求項2の自動変速機のコント
ロールスイッチ装置としては、請求項1記載の自動変速
機のコントロールスイッチ装置において、上記アクチュ
エータは、電磁力で作動するソレノイド又はモータで構
成したことを特徴とする。
【0009】この発明の請求項3の自動変速機のコント
ロールスイッチ装置としては、請求項1記載の自動変速
機のコントロールスイッチ装置において、上記アクチュ
エータは、このアクチュエータと上記係合ピンとの間に
リンク機構を介在して成る構成となし、上記リンク機構
は、一端部に上記係合ピンを連結し、他端部に上記アク
チュエータを連結し、かつ上記係合ピンを上記ディテン
トプレートの係合溝に圧接するスプリングを備えて成る
構成としたことを特徴とする。
【0010】この発明の請求項4の自動変速機のコント
ロールスイッチ装置としては、請求項1又は2記載の自
動変速機のコントロールスイッチ装置において、上記ア
クチュエータは、キースイッチ、ストップランプスイッ
チ、車速センサ、及びエンジン回転センサ等の信号で作
動する構成としたことを特徴とする。
【0011】この発明の請求項5の自動変速機のコント
ロールスイッチ装置としては、請求項1、2又は3記載
の自動変速機のコントロールスイッチ装置において、上
記シフトレバーは、このシフトレバーを第1軸を中心と
して前後方向に揺動した時に作動する第1節度部材と、
上記シフトレバーを上記第1軸とは直交する第2軸を中
心として左右方向に揺動した時に作動する第2節度部材
と、を備えて成る構成としたことを特徴とする。
【0012】この発明の請求項6の自動変速機のコント
ロールスイッチ装置としては、請求項1又は4記載の自
動変速機のコントロールスイッチ装置において、上記シ
フトレバーは、このシフトレバーを上記第1軸を中心と
して前後方向に揺動した時に作動する上記A/Tスイッ
チを、上記シフトレバーの一方側面に配設し、上記シフ
トレバーを上記第2軸を中心として左右方向に揺動した
時に作動するMAN・モード切換スイッチを、上記シフ
トレバーの他方側面に配設して成る構成としたことを特
徴とする。
【0013】この発明の請求項7の自動変速機のコント
ロールスイッチ装置としては、請求項1記載の自動変速
機のコントロールスイッチ装置において、上記アクチュ
エータは、このアクチュエータと上記係合ピンとの間に
ロックプレートを介在して成る構成となし、上記ロック
プレートは、その略中央部を支持軸で回動自在に軸支
し、一端部に上記係合ピンを連結し、他端部に上記アク
チュエータを連結し、かつ上記係合ピンを上記ディテン
トプレートの係合溝に圧接するロックスプリングを備え
て成る構成としたことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】この発明に係わる自動変速機のコ
ントロールスイッチ装置は、所要の運転ポジションに選
択的にシフトするためのシフトレバーの構成として、こ
のシフトレバーの揺動操作によって作動され、所要の運
転ポジションに対応する電気信号をトランスミッション
側に伝達するためのA/Tスイッチを配設すると共に、
シフトレバーの移動を阻止する係合ピンをディテントプ
レートの係合溝から離脱駆動させる電動型のアクチュエ
ータを備えて成る構成を有するものである。
【0015】従って、上記のような構成を有する自動変
速機のコントロールスイッチ装置をA/T方式の自動車
などの車両をコントロールするシフトレバーに適用して
実施した場合に、シフトレバーを配置したシフトレバー
・ポジション側と、エンジンの自動変速作動を行うトラ
ンスミッション・ポジション側との間を連結する従来の
ワイヤーを使用することなく、シフトレバーの一方側面
に配設したA/Tスイッチにより、シフトレバーの揺動
操作による所要の運転ポジションに対応する電気信号を
トランスミッション側に伝達するのみで、この電気信号
を用いた電気的な制御によってエンジンの自動変速作動
を確実に実施することができるものである。
【0016】また、シフトレバーのディテント機構とし
て、シフトレバーの移動を阻止する係合ピンをディテン
トプレートの係合溝から離脱駆動させるために、キース
イッチ、ストップランプスイッチ、車速センサ、及びエ
ンジン回転センサ等の信号で作動する電動型のアクチュ
エータを使用した構成としたので、ディテント機構を操
作するためのディテントノブを、シフトレバーのシフト
ノブに付属して設けた従来の2ノブ方式のシフトレバー
を用いることなく、単に1個のシフトノブを有するシフ
トレバーを使用することによって、所要の運転ポジショ
ンのディテントを実施することが可能となるものであ
る。
【0017】
【実施例】実施例1.以下、この発明の実施例について
説明する。図1は、この発明の第1の実施例である自動
変速機のコントロールスイッチ装置の構成を概略的に示
す一部断面図、図2は、図1の自動変速機のコントロー
ルスイッチ装置を一方向側面から見た一部断面図、図3
は、図1にあるシフトレバーの揺動操作に対応する各運
転ポジションを明示する表示器を示す平面図である。図
1、図2及び図3において、1はA/T方式の自動車な
どの車両で、走行、停止、駐車等の各運転ポジションの
中から所要の運転ポジションにシフトするためのシフト
レバーであり、このシフトレバー1はケース1a内の第
1軸6により揺動自在に軸支される。また、シフトレバ
ー1はケース1a内の第1軸6とは直交する第2軸8に
より揺動自在に軸支される。
【0018】2はシフトレバー1の移動を阻止する係合
ピンであり、この係合ピン2をディテントプレート3の
係合溝3aから離脱させることで、シフトレバー1は各
運転ポジションに移動可能となる。4は電磁力で作動す
るソレノイド又はモータで構成される電動型のアクチュ
エータであり、このアクチュエータ4は係合ピン2をデ
ィテントプレート3の係合溝3aから離脱駆動させるも
のである。また、アクチュエータ4は、このアクチュエ
ータ4と係合ピン2との間に図2に示すような形状の部
材から成るリンク機構5を介在して成る構成となし、こ
のリンク機構5は、一端部に係合ピン2を連結し、他端
部にアクチュエータ4を連結しており、さらに、リンク
機構5は係合ピン2をディテントプレート3の係合溝3
aに弾性的に圧接するスプリング5aを備えている。5
bは係合ピン2をディテントプレート3の係合溝3aか
ら強制的に離脱させる強制解除釦である。
【0019】また、電動型のアクチュエータ4は、キー
スイッチ、ストップランプスイッチ、車速センサ、及び
エンジン回転センサ等の信号で作動する構成とされてい
る。7は球状の第1節度部材であり、この第1節度部材
7は、図1に示すシフトレバー1を第1軸6を中心とし
て前後方向に揺動した時、シフトレバー1に節度運動作
用を与える。第1節度部材7は、スプリング7aの弾性
付勢力によって波型状部材7bに圧接状態に保持され
る。9は球状の第2節度部材であり、この第2節度部材
9は、図1に示すシフトレバー1を第1軸6とは直交す
る第2軸8を中心として左右方向に揺動した時、シフト
レバーに節度運動作用を与える。第2節度部材9は、ス
プリング9aの弾性付勢力によって波型状部材9bに圧
接状態に保持される。
【0020】図1に示されるように、シフトレバー1
は、このシフトレバー1を第1軸6を中心として前後方
向に揺動した時に作動するA/Tスイッチ10を、シフ
トレバー1の一方側面に近接して配設しており、また、
シフトレバー1を第2軸8を中心として左右方向に揺動
した時に作動するMAN(マニュアル=手動)・モード
切換スイッチ11を、シフトレバー1の他方側面に近接
して配設している。なお、14はシフトレバー1の揺動
操作に対応する各運転ポジションを明示する表示器であ
る。
【0021】上記した構成を有するこの発明の第1の実
施例である自動変速機のコントロールスイッチ装置にお
いて、A/T方式の自動車などの車両の運転者が図2に
示すシフトレバー1を把持し、第1節度部材7により節
度運動するシフトレバー1を第1軸6を中心として揺動
操作して、Pポジション(パーキングレンジ)、Rポジ
ション(リバースレンジ)、Nポジション(ニュートラ
ルレンジ)、Dポジション(ドライブレンジ)等の各運
転ポジションの中から所要の運転ポジションを選択する
と、シフトレバー1の揺動操作に伴って図1に示すA/
Tスイッチ10が作動され、所要の運転ポジションに対
応する電気信号がトランスミッション側に伝達されるた
め、この電気信号を用いた電気的な制御によってエンジ
ンの自動変速作動が行われることになる。
【0022】シフトレバー1のディテント機構の構成で
は、シフトレバー1の移動を阻止する係合ピン2をディ
テントプレート3の係合溝3aから離脱駆動させるため
に、キースイッチ、ストップランプスイッチ、車速セン
サ、及びエンジン回転センサ等の信号で作動するソレノ
イド又はモータで構成した電動型のアクチュエータ4を
備えており、このアクチュエータ4を上記した各信号に
より作動すると、リンク機構5を介して係合ピン2は図
2に示す矢印方向に移動し、係合ピン2はディテントプ
レート3の係合溝3aから離脱される。
【0023】従って、ディテント機構を操作するための
ディテントノブを有する従来の2ノブ方式のシフトレバ
ー(図示しない)を用いることなく、単に1個のシフト
ノブを有する図2に示すようなシフトレバー1を使用す
ることによって、所要の運転のポジションのディテント
を極めて容易に、確実に実施することができるものであ
る。なお、強制解除釦5bを図2に示す矢印方向へ押圧
すると、アクチュエータ4が不作動状態の時にも、係合
ピン2をディテントプレート3の係合溝3aから強制的
に離脱させることが可能である。
【0024】また、図1に示すようにシフトレバー1
は、第1軸6とは直交する第2軸8を中心として左右方
向に揺動自在に構成されているので、図3の表示器14
に示されるように、シフトレバー1をAUT(オート操
作位置)から右方向に揺動してMAN(マニュアル操作
位置)に設定することができる。シフトレバー1をマニ
ュアル操作位置に揺動した状態では、第2節度部材9に
より節度運動するシフトレバー1を、図3に示す表示器
14の+(プラス)方向又は−(マイナス)方向に揺動
することが可能である。これと同時に、図1に示すよう
にシフトレバー1の他方側面に配設したMAN・モード
切換スイッチ11が作動して、シフトレバー1が表示器
14の+方向又は−方向に操作されたことを表示する。
【0025】実施例2.図4は、この発明の第2の実施
例である自動変速機のコントロールスイッチ装置の構成
を概略的に示す一部断面図、図5は、図4の自動変速機
のコントロールスイッチ装置を一方向側面から見た一部
断面図、図6は、図4の自動変速機のコントロールスイ
ッチ装置を他方向側面から見た一部断面図、図7は、図
4にあるシフトレバーの揺動操作に対応する各運転ポジ
ションを明示する表示器を示す平面図である。図4、図
5、図6及び図7において、第1の実施例の図1、図2
及び図3に示す構成部品と同一又は類似するものは同一
符号を付して表示してあるので、その詳細な説明は省略
する。
【0026】図4に示すシフトレバー1は、第1の実施
例のものと異なり、ケース1a内の第1軸6により図4
の前後方向にのみ揺動自在に軸支される。図6に示すア
クチュエータ4は、このアクチュエータ4と係合ピン2
との間に図6に示すような形状の部材から成るロックプ
レート12を介在して成る構成となし、このロックプレ
ート12は、その略中央部を支持軸12aで回動自在に
軸支し、一端部に係合ピン2を連結し、他端部にアクチ
ュエータ4を連結しており、さらに、ロックプレート1
2は係合ピン2をディテントプレート3の係合溝3aに
弾性的に圧接するロックスプリング13を備えている。
【0027】図5に示す2aは節度係合ピンであり、こ
の節度係合ピン2aは板状スプリング2bの弾性付勢力
によってシフトレバー1に設けた波型状部材2cに圧接
状態に保持される。これにより、第1の実施例における
第1節度部材7と同様な節度運動作用をシフトレバー1
に与えるため、図5に示すシフトレバー1を第1軸6を
中心として左右方向に揺動した時、シフトレバー1は節
度運動をして移動する。その他の構成では、第2の実施
例のものは、第1の実施例のものと類似した構成を備え
ている。
【0028】上記した構成を有するこの発明の第2の実
施例である自動変速機のコントロールスイッチ装置にお
いて、図5に示すようにシフトレバー1は、節度係合ピ
ン2aを板状スプリング2bの弾性付勢力でシフトレバ
ー1に設けた波型状部材2cに圧接して成る構成、すな
わち節度運動機能を備えているので、A/T方式の自動
車などの車両の運転者が図5に示すシフトレバー1を把
持し、第1軸6を中心として揺動操作する時、シフトレ
バー1は節度運動をして移動する。シフトレバー1の揺
動操作に伴って図5に示すA/Tスイッチ10が作動さ
れ、これによりエンジンの自動変速作動が行われること
は、第1の実施例のものと同様である。
【0029】また、図6に示すシフトレバー1のディテ
ント構成では、第1の実施例のものが、アクチュエータ
4と係合ピン2との間に図2に示すリンク機構5を介在
して成る構成としたのに対し、第2の実施例のものは、
アクチュエータ4と係合ピン2との間に図6に示すロッ
クプレート12を介在して成る構成としたものであり、
両者間には若干の構成上の相違が存在するが、第2の実
施例におけるアクチュエータ4を作動すると、ロックプ
レート12を介して係合ピン2は図6に示す矢印方向に
移動し、係合ピン2はディテントプレート3の係合溝3
aから離脱されるものであり、作用上でも第1の実施例
のものと類似している。なお、第2の実施例のシフトレ
バー1は、図4に示す第1軸6を中心として前後方向に
のみ揺動操作されるものであり、この点で第1の実施例
のシフトレバー1とは相違した構成を有する。
【0030】
【発明の効果】以上のように、この発明の自動変速機の
コントロールスイッチ装置によれば、請求項1ないし7
に開示されている実施例1及び2のものが備える構成に
おいて、この発明に係わる自動変速機のコントロールス
イッチ装置は、所要の運転ポジションに選択的にシフト
するためのシフトレバーの構成として、このシフトレバ
ーの揺動操作によって作動され、所要の運転ポジション
に対応する電気信号をトランスミッション側に伝達する
ためのA/Tスイッチを配設すると共に、シフトレバー
の移動を阻止する係合ピンをディテントプレートの係合
溝から離脱駆動させる電動型のアクチュエータを備えて
成る構成としたので、このような構成を備えた自動変速
機のコントロールスイッチ装置をA/T方式の自動車な
どの車両をコントロールするシフトレバーに実施した場
合には、下記のような優れた効果を奏するものである。
【0031】(1)シフトレバーを配置したシフトレバ
ー・ポジション側と、エンジンの自動変速作動を行うト
ランスミッション・ポジジョン側との間を連結する従来
のワイヤーを使用することなく、シフトレバーの揺動操
作により作動するA/Tスイッチによって所要の運転ポ
ジションに対応する電気信号をトランスミッション側に
伝達するようにしたので、ワイヤーのたるみや歪みなど
によって起こる両ポジション間でのシフトレバーによる
揺動操作力の伝達のずれの発生を有効的に防止すること
ができる。また、両ポジション間におけるワイヤー配線
のスペースの確保が不要となり、ワイヤー配線の組付け
作業が無くなりコストを低減することができる。
【0032】(2)シフトレバーのディテント機構とし
て、シフトレバーの移動を阻止する係合ピンをディテン
トプレートの係合溝から離脱駆動させるために、キース
イッチ、ストップランプスイッチ、車速センサ、及びエ
ンジン回転センサ等の信号で作動する電動型のアクチュ
エータを使用した構成としたので、単に1個のシフトノ
ブを有するシフトレバーを使用することによって、所要
の運転ポジションのディテントを極めて容易に、確実に
実施することができると共に、シフトレバーの揺動操作
に対する操作性、操作感、及び信頼性を一層向上するこ
とができる。
【0033】(3)シフトレバーの揺動操作により作動
するA/Tスイッチは、シフトレバーのケース内に、か
つこのシフトレバーの一方側面に配設して成る構成とし
たので、自動変速機のコントロールスイッチ装置の装置
自体をコンパクトに形成でき、その配置は自由に設定で
きる上に、車両の室内スペースの確保が容易となり、デ
ザインの自由度を増すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例である自動変速機のコ
ントロールスイッチ装置の構成を概略的に示す一部断面
図である。
【図2】図1の自動変速機のコントロールスイッチ装置
を一方向側面から見た一部断面図である。
【図3】図1にあるシフトレバーの揺動操作に対応する
各運転ポジションを明示する表示器を示す平面図であ
る。
【図4】この発明の第2の実施例である自動変速機のコ
ントロールスイッチ装置の構成を概略的に示す一部断面
図である。
【図5】図4の自動変速機のコントロールスイッチ装置
を一方向側面から見た一部断面図である。
【図6】図4の自動変速機のコントロールスイッチ装置
を他方向側面から見た一部断面図である。
【図7】図4にあるシフトレバーの揺動操作に対応する
各運転ポジションを明示する表示器を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
1 シフトレバー 1a ケース 2 係合ピン 2a 節度係合ピン 2b 板状スプリング 2c、7b、9b 波型状部材 3 ディテントプレート 3a 係合溝 4 アクチュエータ 5 リンク機構 5a、7a、9a スプリング 5b 強制解除釦 6 第1軸 7 第1節度部材 8 第2軸 9 第2節度部材 10 A/Tスイッチ 11 MAN・モード切換スイッチ 12 ロックプレート 12a 支持軸 13 ロックスプリング 14 表示器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平野 峰男 東京都大田区大森西5丁目28番6号 ナイ ルス部品株式会社内 (72)発明者 藤沼 隆夫 東京都大田区大森西5丁目28番6号 ナイ ルス部品株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シフトレバーの移動を阻止する係合ピン
    をディテントプレートの係合溝から離脱させることで、
    上記シフトレバーを各運転ポジションに移動可能にした
    A/T方式の車両をコントロールするシフトレバーにお
    いて、 上記シフトレバーは、このシフトレバーの揺動操作によ
    って作動され、所要の運転ポジションに対応する電気信
    号をトランスミッション側に伝達するためのA/Tスイ
    ッチを配設すると共に、上記係合ピンを上記ディテント
    プレートの係合溝から離脱駆動させる電動型のアクチュ
    エータを備えて成る構成としたことを特徴とする自動変
    速機のコントロールスイッチ装置。
  2. 【請求項2】 上記請求項1記載の自動変速機のコント
    ロールスイッチ装置において、 上記アクチュエータは、電磁力で作動するソレノイド又
    はモータで構成したことを特徴とする自動変速機のコン
    トロールスイッチ装置。
  3. 【請求項3】 上記請求項1記載の自動変速機のコント
    ロールスイッチ装置において、 上記アクチュエータは、このアクチュエータと上記係合
    ピンとの間にリンク機構を介在して成る構成となし、上
    記リンク機構は、一端部に上記係合ピンを連結し、他端
    部に上記アクチュエータを連結し、かつ上記係合ピンを
    上記ディテントプレートの係合溝に圧接するスプリング
    を備えて成る構成としたことを特徴とする自動変速機の
    コントロールスイッチ装置。
  4. 【請求項4】 上記請求項1又は2記載の自動変速機の
    コントロールスイッチ装置において、 上記アクチュエータは、キースイッチ、ストップランプ
    スイッチ、車速センサ、及びエンジン回転センサ等の信
    号で作動する構成としたことを特徴とする自動変速機の
    コントロールスイッチ装置。
  5. 【請求項5】 上記請求項1、2又は3記載の自動変速
    機のコントロールスイッチ装置において、 上記シフトレバーは、このシフトレバーを第1軸を中心
    として前後方向に揺動した時に作動する第1節度部材
    と、上記シフトレバーを上記第1軸とは直交する第2軸
    を中心として左右方向に揺動した時に作動する第2節度
    部材と、を備えて成る構成としたことを特徴とする自動
    変速機のコントロールスイッチ装置。
  6. 【請求項6】 上記請求項1又は4記載の自動変速機の
    コントロールスイッチ装置において、 上記シフトレバーは、このシフトレバーを上記第1軸を
    中心として前後方向に揺動した時に作動する上記A/T
    スイッチを、上記シフトレバーの一方側面に配設し、上
    記シフトレバーを上記第2軸を中心として左右方向に揺
    動した時に作動するMAN・モード切換スイッチを、上
    記シフトレバーの他方側面に配設して成る構成としたこ
    とを特徴とする自動変速機のコントロールスイッチ装
    置。
  7. 【請求項7】 上記請求項1記載の自動変速機のコント
    ロールスイッチ装置において、 上記アクチュエータは、このアクチュエータと上記係合
    ピンとの間にロックプレートを介在して成る構成とな
    し、上記ロックプレートは、その略中央部を支持軸で回
    動自在に軸支し、一端部に上記係合ピンを連結し、他端
    部に上記アクチュエータを連結し、かつ上記係合ピンを
    上記ディテントプレートの係合溝に圧接するロックスプ
    リングを備えて成る構成としたことを特徴とする自動変
    速機のコントロールスイッチ装置。
JP36800897A 1997-12-30 1997-12-30 自動変速機のコントロールスイッチ装置 Pending JPH11192852A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36800897A JPH11192852A (ja) 1997-12-30 1997-12-30 自動変速機のコントロールスイッチ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36800897A JPH11192852A (ja) 1997-12-30 1997-12-30 自動変速機のコントロールスイッチ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11192852A true JPH11192852A (ja) 1999-07-21

Family

ID=18490749

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP36800897A Pending JPH11192852A (ja) 1997-12-30 1997-12-30 自動変速機のコントロールスイッチ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11192852A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1074767A1 (en) * 1998-04-23 2001-02-07 Niles Parts Co., Ltd. An operation apparatus for an automatic transmission
JP2001097066A (ja) * 1999-09-21 2001-04-10 Hyundai Motor Co Ltd 自動変速機車両用変速レバーのシフトロック装置
US6923083B2 (en) 2000-11-16 2005-08-02 Niles Parts Co., Ltd. Shift manipulating device for an automatic transmission
JP2011102103A (ja) * 2009-11-12 2011-05-26 Fuji Heavy Ind Ltd ディスエンゲージ装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1074767A1 (en) * 1998-04-23 2001-02-07 Niles Parts Co., Ltd. An operation apparatus for an automatic transmission
JP2001097066A (ja) * 1999-09-21 2001-04-10 Hyundai Motor Co Ltd 自動変速機車両用変速レバーのシフトロック装置
US6923083B2 (en) 2000-11-16 2005-08-02 Niles Parts Co., Ltd. Shift manipulating device for an automatic transmission
JP2011102103A (ja) * 2009-11-12 2011-05-26 Fuji Heavy Ind Ltd ディスエンゲージ装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2916889B2 (ja) 車両の変速操作装置
JP3775382B2 (ja) マニュアルモードを具備した自動変速機の変速レバー装置
JPH11301299A (ja) 自動変速機の操作装置
JP3706831B2 (ja) 模型自動車の停車機構
JPH11192852A (ja) 自動変速機のコントロールスイッチ装置
JP2003028293A (ja) 車両用変速制御装置
JP4318790B2 (ja) 自動車用アクセルペダル装置
US4485586A (en) Shifting mechanism for toy vehicle
KR100276916B1 (ko) 차량용 반자동 클러치
JP3216414B2 (ja) 自動変速機の操作レバ−装置
JP2588385Y2 (ja) 自動車用変速操作レバーの位置決め装置
JPH02278078A (ja) 変速装置の変速操作構造
KR102228444B1 (ko) 수동변속기 자동차용 클러치 제어장치
JPH1067249A (ja) 自動変速機の変速操作装置
JPH0534418Y2 (ja)
JP2570710Y2 (ja) 自動車用変速機の操作レバー作動装置
JPH0716137Y2 (ja) 変速装置の変速操作構造
JP3973505B2 (ja) 非常時切換装置付き変速装置
JPS6211220Y2 (ja)
JPH11301300A (ja) 自動変速機の操作装置
JP3592481B2 (ja) 走行作業車における駐車ブレーキ解除構造
JP2820568B2 (ja) 作業車のアクセル操作構造
JPH0624583Y2 (ja) 両方向回転バネクラツチ
KR19990020647U (ko) 반자동 변속기용 클러치 제어장치
KR19980036615A (ko) 변속 레버 어셈블리

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20021126