JPH11192738A - サーマル式記録装置 - Google Patents

サーマル式記録装置

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JPH11192738A
JPH11192738A JP4129898A JP4129898A JPH11192738A JP H11192738 A JPH11192738 A JP H11192738A JP 4129898 A JP4129898 A JP 4129898A JP 4129898 A JP4129898 A JP 4129898A JP H11192738 A JPH11192738 A JP H11192738A
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JP
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belt
platen
recording medium
thermal
roller
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JP4129898A
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English (en)
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Tatsuo Nishio
辰夫 西尾
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Ricoh Elemex Corp
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Ricoh Elemex Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクリボンと記録媒体を挟んで複数のサー
マルヘッドとプラテンの一方を他方に押し当てて記録を
行うサーマル式記録装置において、記録媒体に送り速度
ムラを生じて画質が低下することを防止するとともに、
記録媒体の押当て時に押圧力にムラを生じて記録媒体が
スキューすることを防止する。 【解決手段】 カード(記録媒体)Pを搬送路18を通
して搬送するベルト30を設け、そのベルト30の外側
でインクリボンrを先端に掛けて複数のサーマルヘット
25〜28を設ける。ベルト30の内側には、各サーマ
ルヘッド25〜28と対向してそれらに押し当て可能に
複数のプラテンローラ32〜35を回転自在に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえば複写機
やプリンタやファクシミリやそれらの複合機などに適用
し得る。詳しくは、プラテンとサーマルヘッド間に用紙
やカード等の記録媒体をインクリボンとともに挟んでそ
のインクリボンのインクを記録媒体に熱転写して画像を
記録するサーマル式記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のサーマル式記録装置の中
に、たとえば図6に示すように、符号1で示すインクリ
ボンを繰出しコア2と巻取りコア3間に掛け渡し、その
インクリボン1を、複数備えるサーマルヘッド4a〜4
dの先端に当てる一方、それらサーマルヘッドに対しプ
ラテンローラ5a〜5dをそれぞれ接離自在に設ける構
成としたものがある。インクリボン1としては、サーマ
ルヘッド4a〜4dに対応して異なる、たとえば図7に
示すような4色のインク面a・b・c・dを多数組繰り
返し形成したカラーインクリボンを用いている。
【0003】そして、記録時は、プラテンローラ5aと
サーマルヘッド4a間へ記録媒体6を搬送する一方、イ
ンクリボン1を送りながら、まず、その第1色目のイン
ク面aと対応する位置で記録媒体6を挟んで、第1のプ
ラテン5aをサーマルヘッド4aに押し当て、第1色目
のインクを記録媒体6上に熱転写し始める。
【0004】その後も、引き続きサーマルヘッド4aで
第1色目の記録を行いながら、同様に、プラテンローラ
5a〜5dを回転して記録媒体6を搬送しながら、それ
ぞれ第2〜第4色目のインク面b〜dと対応する位置
で、順次、プラテンローラ5b〜5dをサーマルヘッド
4b〜4dに押し当てて、第2〜第4色目のインクをそ
れぞれ記録媒体6上に熱転写して4色の合成カラー画像
を形成していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、そのような
従来のサーマル式記録装置では、プラテンローラ5a〜
5dを回転して記録媒体6を搬送するとき、それらプラ
テンローラ相互に生ずる僅かな周速差により、記録媒体
6に搬送速度のムラを生じ、その搬送速度ムラが原因で
画像ずれを生じて画像品質が低下していまうという問題
があった。
【0006】また、プラテンローラ5a〜5dを、順次
適宜付勢手段で記録媒体6に押し当てるとき、それらプ
ラテンローラ相互の押当力の違いにより、記録媒体6に
加わる押圧力にムラを生じ、そのため、記録媒体6を搬
送するときにスキューを発生しやすいという問題もあっ
た。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、請求項1に記載
の発明は、サーマル式記録装置において、たとえば以下
の図面を用いて説明する実施の形態のとおり、カードP
のような記録媒体の搬送路18と、その搬送路18を通
して記録媒体を搬送するエンドレスのベルト30と、そ
のベルト30の内側に設けるプラテンローラ32〜35
のようなプラテンと、前記ベルト30の外側で該プラテ
ンと対向して設け、そのプラテンに押し当てまたはその
プラテンを押し当てる複数のサーマルヘッド25〜28
と、各サーマルヘッド25〜28に対応してそれぞれ異
なる色のインク面Y・M・C・Bを有し、それらサーマ
ルヘッド25〜28と前記ベルト30間で記録媒体とと
もに挟んで搬送するインクリボンrと、を備える、こと
を特徴とする。
【0008】そして、記録時に、ベルト30を回動して
記録媒体を搬送路18を通して搬送するとともに、イン
クリボンrを送りながら、各サーマルヘッド25〜28
とプラテンの一方を他方にベルト30を介して押し当
て、インクリボンrのインク面Y・M・C・Bの各色イ
ンクを、それぞれ対応するサーマルヘッド25〜28で
記録媒体上に熱転写して画像を記録する。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のサーマル式記録装置において、たとえば以下に説明す
る実施の形態のとおり、前記ベルト30としてタイミン
グベルトを用いてなる、ことを特徴とする。
【0010】そして、ベルト30で記録媒体を搬送する
とき、駆動ローラの回転を歯の噛み合いを介してベルト
30に伝達して該ベルト30を回動する。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
のサーマル式記録装置において、たとえば以下に説明す
る実施の形態のとおり、前記プラテンを、前記ベルトと
噛み合う歯付きのタイミングローラで形成してなる、こ
とを特徴とする。
【0012】そして、ベルト30を回動するとき、ベル
ト30の内周の歯がプラテンの外周の歯と噛み合うよう
にする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、この発
明の実施の形態について説明する。図1は、この発明に
よるサーマルカラープリンタであり、その内部機構の全
体概略構成を示す。
【0014】このサーマルカラープリンタは、記録媒体
としてカードを用い、そのカードにカラー画像を記録し
てテレホンカードやキャッシュカードなどを作成するサ
ーマル式記録装置である。
【0015】図中符号10で、図示プリンタの横長箱状
をなす外装ケースを示す。外装ケース10内には、その
奥行方向前後に対向側板を備え、その側板間の図中右端
側で、カード(記録媒体)Pをカード載置台11上に多
数枚積載してなる。カード載置台11は、その底面に設
けるブラケット11aにそれぞれ先端を取り付けた一対
の支持アーム12で支持する。支持アーム12は、互い
に平行に設けてそれぞれ基端の支軸12aを支点として
回動自在に上記対向側板で支持する。そして、不図示の
アーム駆動モータで回動してカード載置台11を上下方
向に平行移動可能としてなる。
【0016】一方、カード載置台11の上方には、最上
位カードが所定の給紙高さ位置にあることを検知する位
置検知センサ13を設ける。そして、その位置検知セン
サ13の検知結果に応じて、支持アーム12を回動して
最上位カードを所定の給紙高さ位置として供給ローラ1
5に押し当ててなる。
【0017】さらに、供給ローラ15の図中左横には、
分離ローラ16を設け、それらローラ15・16と同軸
のプーリ間に駆動伝達ベルト14を掛け渡してなる。そ
して、分離ローラ16には、その外周にフリクションパ
ッド17を押し当ててなる。
【0018】図中符号18は、分離ローラ16とフリク
ションパッド17間を通してカードPを図中右から左へ
搬送する搬送路である。そして、その搬送路18に沿っ
て順に、搬送ガイド板19、レジストローラ対20、記
録部R、排出ガイド板23、排出ローラ対24を設けて
なる。
【0019】記録部Rは、搬送路18の上側に、カード
Pの搬送方向手前から順に、イエロ・マゼンダ・シアン
・ブラックの各色サーマルヘッド25〜28を等間隔に
並べて設けてなる。サーマルヘッド25〜28は、奥行
方向に細長い板状をなし、それぞれ発熱部を有する先端
に、インクリボンrを掛けてなる。
【0020】インクリボンrは、たとえば熱昇華型のマ
ルチインクリボンで、サーマルヘッド25〜28と対応
し、たとえば図2中矢示するリボン搬送方向に順にイエ
ロ・マゼンダ・シアン・ブラックのインク面Y・M・C
・Bを多数組繰り返して形成しなる。そして、リボンカ
セット(図示省略)内で、図1に示すように右左の繰出
しコア31および巻取りコア32に巻き付けて繰出し側
から図1中矢示方向に搬送可能に設け、記録開始前は、
常にインク面Yがサーマルヘッド25の手前に位置する
イニシャル位置としてなる。
【0021】また、記録部Rには、サーマルヘッド25
〜28下側で、搬送路18を通してカードPを搬送する
無端状のベルト30を設ける。ベルト30は、左右の駆
動ローラ60および従動ローラ61と、駆動ローラ60
の下方に設けるテンションローラ62と、小径なガイド
ローラ63間に掛け渡し、駆動ローラ60上で後搬送ロ
ーラ22を押し当て、従動ローラ61上で前搬送ローラ
21を押し当ててなる。そして、排出ガイド板23の下
方に設けるベルト駆動モータ37の駆動を、伝達ベルト
38等の駆動伝達部材を介して駆動ローラ60に伝えて
ベルト30を図1中反時計回りに回動可能とする。
【0022】さらに、記録部Rには、駆動ローラ60と
従動ローラ61間で、ベルト30の内側に複数のプラテ
ンローラ32〜35を設ける。プラテンローラ32〜3
5は、ベルト30およびインクリボンrを介してサーマ
ルヘッド25の各々の先端と対向してそれぞれ回転自在
に設ける。そして、プラテンローラ32〜35を、それ
ぞれサーマルヘッド25〜28に対し、押当て位置と図
1に示す退避位置とに、接離機構40で移動して接離自
在に設けてなる。
【0023】接離機構40は、プラテンローラ32〜3
5の下方に、各々のローラ軸と平行に支持軸38を設
け、それら支持軸を上記対向側板間で回動自在に支持す
る。支持軸38上には、それぞれ同様に楕円形状の板カ
ム39a〜39dを一体回転可能に設ける。そして、各
々の支持軸38に、個別に設けるステップモータ41の
駆動を伝達ベルト42等で伝えて板カム39a〜39d
を回動可能とする。そして、板カム39a〜39d上
に、それぞれ移動軸43をのせて設ける。
【0024】それら移動軸43には、それぞれ両端に摺
動部材44を取り付ける。そして、各摺動部材44を、
それぞれ上記対向側板に設ける縦長なガイド穴(図示省
略)に係合し、移動軸43をそれぞれ図中上下にスライ
ド自在とする。また、それら摺動部材44の上方で、プ
ラテンローラ32〜35のローラ軸両端を、それぞれ軸
受部材45で回転自在に保持する。そして、各軸受部材
45を、摺動部材44と同様にそれぞれ上記ガイド穴に
係合し、プラテンローラ32〜35を上下にスライド自
在とする。さらに、それぞれ上下に対向する軸受部材4
5と摺動部材44間に圧縮ばね46を設けてなる。
【0025】そして、記録を行わないときは、各板カム
39a〜39dでプラテンローラ32〜35をベルト3
0を介してサーマルヘッド25〜28から離れた図示退
避位置で待機させてなる。
【0026】さていま、図示プリンタを用いてカードP
にカラー画像を記録するときは、カード供給モータを駆
動し、供給ローラ15を回転するとともに分離ローラ1
6を回転する。そして、供給ローラ15でカードPを上
から順に繰り出して分離ローラ16とフリクションパッ
ド17間へ導く。そのとき、複数枚重なって繰り出され
ると、分離ローラ16とフリクションパッド17を通る
とき、1枚ずつ分離しながらカードPを搬送路18へと
搬送する。
【0027】そして、カードPを、搬送ガイド板19で
案内してレジストローラ対20に突き当てて止めてか
ら、タイミングをとってサーマルヘッド25とプラテン
ローラ32間へ送り込む。
【0028】一方、このカードPの搬送タイミングに合
わせて、不図示のリボン繰出しモータおよびリボン巻取
りモータを駆動し、上記イニシャル位置にあるインクリ
ボンrを張り渡し状態にしてカード搬送速度より遅い一
定速度で搬送する。
【0029】そして、図3(a)に示すように、インク
面YとカードPの先端が、サーマルヘッド25とプラテ
ンローラ32間に入ると、上述した第1の板カム39a
を所定角度回動して移動軸43を摺動部材44を介して
上昇し、圧縮ばね46を介して軸受部材45を押し上げ
てプラテンローラ32を上昇し、該プラテンローラ32
を、ベルト30とカードPおよびインクリボンrを間に
挟んでサーマルヘッド25に押し当て、そのサーマルヘ
ッドでインク面YのインクをカードP上に熱転写してイ
エロの画像記録を開始する。
【0030】それから、引き続きサーマルヘッド25で
イエロの画像記録をしながら、インク面MとカードPの
先端が次のサーマルヘッド26とプラテンローラ33間
に入ると、第2の板カム39bを回動し、同様に、図3
(b)に示すようにプラテンローラ33を押し上げてサ
ーマルヘッド26に押し当て、そのサーマルヘッドでイ
ンク面MのインクをカードP上に熱転写してマゼンダの
画像記録を開始する。
【0031】その後も、イエロおよびマゼンダの画像記
録を続ける一方、同様にベルト30を回動してカードP
を搬送しながら、順次、図3(c)に示すように、イン
ク面CとカードPの先端が次のサーマルヘッド27とプ
ラテンローラ34間に入ると、そのプラテンローラをサ
ーマルヘッド27に押し当ててインク面Cのインクをカ
ードP上に熱転写し始め、さらに図3(d)に示すよう
に、インク面BとカードPの先端が次のサーマルヘッド
28とプラテンローラ35間に入ると、そのプラテンロ
ーラをサーマルヘッド28に押し当ててインク面Bのイ
ンクをカードP上に熱転写し始める。
【0032】こうして、順次、プラテンローラ32〜3
5を押し当てて、それぞれインク面Y・M・C・Bと対
応する位置で、各サーマルヘッド25〜28でインク面
Y・M・C・Bの各インクをカードP上に熱転写して合
成カラー画像を記録する。
【0033】そして、1枚目のカードPに対してすべて
のイエロ画像の記録を終了すると、そのカードPの後端
がサーマルヘッド25とプラテンローラ32間を通過す
る直前に、上記板カム39aを逆回転する。すると、摺
動部材44とともに移動軸43が下降し、同時に圧縮ば
ね46の基端が下がり、それに従って軸受部材45とと
もにプラテンローラ32が降下する。そして、図4
(a)に示すように、プラテンローラ32をサーマルヘ
ッド25から離して押し当てを解除する。
【0034】さらに、同様に、1枚目のカードPに対し
てすべてのマゼンダ・シアン・ブラックの各画像記録を
終了した後、図4(b)・(c)・(d)に順に示すよ
うに、カードPの後端が通過すると、順次、プラテンロ
ーラ33・34・35を、上述したと同様に接離機構4
0によりサーマルヘッド26〜28から離して押し当て
を解除する。
【0035】そして、最後にカードPの後端がサーマル
ヘッド28とプラテンローラ35間を通過すると、その
ままインクリボンrを送り続けて、図4(e)に示すよ
うにイニシャル位置に位置決め、後続のカードPの記録
に備える。
【0036】そうして、4色のカラー記録後は、カード
Pを、ベルト30と後搬送ローラ22間を通して搬送
し、排出ガイド板23で案内して排出ローラ対24で不
図示の排出部へと排出する。
【0037】なお、この発明は、そのような4色カラー
記録の場合に限らず、2色または3色のカラー記録にも
適用できるし、さらには5色以上のカラー記録の場合に
も同様に適用することができる。
【0038】さらに、この発明は、たとえば図5に示す
ように、上述したと同様な接離機構40を、サーマルヘ
ッド25〜28の上側に設け、記録時、その接離機構4
0により、順次、サーマルヘッド25〜28をベルト3
0を介してそれぞれ支持位置固定のプラテンローラ32
〜35に押し当てまたはその押し当てを解除できるよう
に構成することができる。
【0039】そして、この他例では、サーマルヘッド2
5〜28には、前後側面にピン50を外向きに設ける一
方、上記対向側板に、それらピン50が各々係合する長
穴51を設ける。そして、各ピン50と、対向側板に設
ける掛止めピン52間にそれぞれ付勢ばね53を掛け、
記録を行わないときは、サーマルヘッド25〜28を、
ベルト30を介してプラテンローラ32〜35から離れ
た退避位置で待機させてなる。
【0040】ところで、この発明では、記録媒体を搬送
するベルトとして、タイミングベルトを用いる構成にす
るとよい。上述した実施例の場合は、ベルト30の内側
に設ける、たとえば上述した駆動ローラ60と従動ロー
ラ61とテンションローラ62として、それぞれ歯付き
のタイミングローラを用い、それらローラ間にベルト3
0を掛け渡す構成とする。
【0041】なお、タイミングベルトとして、幅が50
mm〜200mmのゴムベルトを用いる場合、たとえば内周
の歯部の歯たけは、およそ0.75mmで、歯のピッチ
は、0.5m〜2mmmであることが望ましい。
【0042】そして、記録時、たとえば上述のようにベ
ルト駆動モータ37の駆動を伝えて駆動ローラ60を回
転するとき、その回転を歯の噛み合いを介してベルト3
0に確実に伝達する。したがって、該ベルト30は、ス
リップすることなく、従動ローラ61およびテンション
ローラ62を従動回転しながら回動してカードPを搬送
する。
【0043】一方、ベルト30がタイミングベルトであ
る場合には、ベルト30を回動してカードPを搬送する
とき、内周の歯がプラテンローラ32〜35の外周に連
続的に当たってベルト30に微振動を生じやすく、それ
が原因でカードPへの押当力が微妙に変動し、画像に濃
度ムラを生じて画質が低下することも考えられる。
【0044】そこで、この発明は、ベルト30としてタ
イミングベルトを用いる場合には、プラテンローラ32
〜35として、たとえば低硬度のゴム製ローラを用いる
構成にするとよい。ゴム製ローラの硬度は、たとえばJ
IS規格のスプリング式硬さで40度以下であることが
望ましい。
【0045】そして、ベルト30を回動したときに、そ
の内周の歯が、プラテンローラ32〜35に当たって
も、その柔らかさで衝撃を吸収してベルト30に微振動
を発生することを防止する。
【0046】また、この発明は、そのようにベルト30
に微振動を生じないように、たとえば上記プラテンロー
ラ32〜35として、歯付きのタイミングローラを用い
る構成とすることもできる。
【0047】そして、ベルト30を回動するとき、ベル
ト30の内周の歯が、プラテンローラ32〜35の外周
の歯と噛み合い、そのような歯と歯の噛み合いにより、
当たりの衝撃を柔らげてベルト30に微振動を生じない
ようにする。
【0048】
【発明の効果】よって、請求項1〜3に記載の発明によ
れば、記録時、サーマルヘッドとプラテンの一方を他方
にベルトを介して押し当て、そのベルトを回動して記録
媒体を搬送する構成とするから、従来の如く複数のプラ
テン相互に生ずる僅かな周速差が原因で、記録媒体に搬
送速度ムラを生ずるおそれがない。したがって、記録時
に、そのような搬送速度ムラにより画像ずれを生じて記
録媒体の画像品質が低下することを防止することができ
る。また、サーマルヘッドまたはプラテンを記録媒体に
直接押し当てないために、その押し当て時に、記録媒体
に加わる押圧力にムラを生ずることがなく、これによ
り、記録媒体を搬送するときにスキューを発生すること
を防止することもできる。
【0049】請求項2に記載の発明によれば、加えて、
上述したベルトとしてタイミングベルトを用いることか
ら、該ベルトをスリップさせることなく、確実に駆動を
伝えて記録媒体を常に一定速度で搬送することができ、
これにより、画像ずれ等の発生を防止して記録媒体の画
像品質をより向上させることができる。
【0050】請求項3に記載の発明によれば、加えて、
そのようにタイミングベルトを用いる場合に、一方のプ
ラテンもタイミングローラで形成し、ベルトを回動して
記録媒体を搬送するとき、その内周とプラテン外周の歯
を噛み合せる構成とし、これにより、ベルト回動時にベ
ルト内周の歯がプラテンに当たる衝撃を柔らげてベルト
に微振動を発生することを防止し、その結果、そのよう
なベルトの微震動が原因で画像に濃度ムラを生じて画質
が低下することを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるサーマルカラープリンタの内部
機構の全体概略構成図である。
【図2】そのプリンタで、複数のサーマルヘッドの先端
にインクリボンを掛けた部分の拡大構成図である。
【図3】そのプリンタにおける記録順序を示す説明図で
ある。
【図4】その記録終了時の順序を示す説明図である。
【図5】この発明によるサーマルカラープリンタの記録
部の他例を示す概略構成図である。
【図6】従来のサーマル式記録装置の記録部の概略構成
図である。
【図7】その記録装置に用いるインクリボンを示す概略
平面図である。
【符号の説明】
18 搬送路 25〜28 サーマルヘッド 30 ベルト 32〜35 プラテンローラ(プラテン) P カード(記録媒体) Y・M・C・B インク面 r インクリボン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体の搬送路と、 その搬送路を通して記録媒体を搬送するエンドレスのベ
    ルトと、 そのベルトの内側に設けるプラテンと、 前記ベルトの外側で該プラテンと対向して設け、そのプ
    ラテンに押し当てまたはそのプラテンを押し当てる複数
    のサーマルヘッドと、 各サーマルヘッドに対応してそれぞれ異なる色のインク
    面を有し、それらサーマルヘッドと前記ベルト間で記録
    媒体とともに挟んで搬送するインクリボンと、 を備える、サーマル式記録装置。
  2. 【請求項2】 前記ベルトとしてタイミングベルトを用
    いてなる、請求項1に記載のサーマル式記録装置。
  3. 【請求項3】 前記プラテンを、前記ベルトと噛み合う
    歯付きのタイミングローラで形成してなる、請求項2に
    記載のサーマル式記録装置。
JP4129898A 1997-10-31 1998-02-06 サーマル式記録装置 Pending JPH11192738A (ja)

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JP4129898A JPH11192738A (ja) 1997-10-31 1998-02-06 サーマル式記録装置

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JP31613797 1997-10-31
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