JPH11138933A - サーマル式記録装置 - Google Patents

サーマル式記録装置

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JPH11138933A
JPH11138933A JP32546697A JP32546697A JPH11138933A JP H11138933 A JPH11138933 A JP H11138933A JP 32546697 A JP32546697 A JP 32546697A JP 32546697 A JP32546697 A JP 32546697A JP H11138933 A JPH11138933 A JP H11138933A
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JP
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ribbon
ink
thermal
ink ribbon
color
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JP32546697A
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English (en)
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Tatsuo Nishio
辰夫 西尾
Keiichi Nomura
啓一 野村
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Ricoh Elemex Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクリボンのインクをサーマルヘッドで記
録媒体に熱転写して画像を記録するサーマル式記録装置
において、インクリボンの製作を簡単にし、コストを下
げる。 【解決手段】 インクリボンrの巻取りコア31とサー
マルヘッド25〜28との間にリボン位置検知センサ4
0を設ける。リボン位置検知センサ40は、たとえば光
透過型のフォトセンサで、発光部と受光部をその間にイ
ンクリボンrを挟んで設ける。インクリボンrとして
は、リボン搬送方向に順に異なる色のインク面を多数組
繰り返して形成した熱昇華型マルチインクリボンを用い
る。そして、リボン位置検知センサ40の発光部で直接
インクリボンrのインク面に所定波長の光を当て、それ
らインク面の光透過率の違いから特定インク面の色を識
別してインクリボンrの位置を検知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえば複写機
やプリンタやファクシミリやそれらの複合機などに適用
し得る。詳しくは、プラテンとサーマルヘッド間に用紙
やカード等の記録媒体をインクリボンとともに挟んでそ
のインクリボンのインクをサーマルヘッドで記録媒体に
熱転写して画像を記録するサーマル式記録装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のサーマル式記録装置の中
に、たとえば図8に示すように、インクリボン1を不図
示の繰出しリールと巻取りリール間に掛け渡し、そのイ
ンクリボン1を、サーマルヘッド2の先端に当てる一
方、そのサーマルヘッド2をプラテン3に対して接離自
在に設ける構成としたものがある。
【0003】インクリボン1としては、3色のインク面
y・m・cを1つのブロックとしてそれを多数組連続し
て形成した熱昇華型のものを用いる。そして、インクリ
ボン1には、一側縁に各インク面の位置を示すカラーマ
ーク4a〜4cを設け、他側縁に各ブロックの位置を示
すブロックマーク5を設けている。
【0004】一方、このサーマル式記録装置には、イン
クリボン1の一側縁に向けてカラーマーク4a〜4cを
検知する第1センサ6を設け、他側縁に向けてブロック
マーク5を検知する第2センサ7を設けている。
【0005】そして、記録時、インクリボン1を搬送し
て第2センサ7でブロックマーク5を検知するととも
に、第1センサ6でカラーマーク4aを検知すると、イ
ンクリボン1を記録始めの位置で一旦停止する。しかる
後、プラテン3を回転して記録媒体8を搬送する一方、
インクリボン1を送りながら、記録位置でサーマルヘッ
ド2をプラテン3に押し当て、そのサーマルヘッドでイ
ンク面yの第1色目のインクを記録媒体8上に熱転写し
て画像を記録する。
【0006】第1色目の記録終了後、サーマルヘッド2
をプラテン3から離間してから、再びインクリボン1を
送り、第1センサ6でカラーマーク4bを検知すると、
インクリボン1を停止する一方、プラテン3を逆回転
し、記録媒体8を反対方向に搬送して記録位置に戻す。
そして、再び、同様に記録媒体8とインクリボン1を送
りながら、サーマルヘッド2をプラテン3に押し当て、
そのサーマルヘッドでインク面mの第2色目のインクを
記録媒体8上に熱転写して画像を記録する。
【0007】その後も、同様に、第1センサ6でカラー
マーク4cを検出し、記録位置でサーマルヘッド2をプ
ラテン3に押し当て、そのサーマルヘッドでインク面c
の第3色目のインクを記録媒体8上に熱転写して合成カ
ラー画像を形成していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、そのような
従来のサーマル式記録装置では、インクリボン1の位置
を検知すべく、その位置検知専用に多数のマーク4a〜
4c・5を、インクリボン1上に別個に印刷したり貼り
付けたりして設けることから、それだけインクリボン1
の製作に手間を要し、コストも高くなるという問題があ
った。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで、請求項1に記載
の発明は、サーマル式記録装置において、たとえば以下
の図面を用いて説明する実施の形態のとおり、プラテン
ローラ32〜35のようなプラテンと、そのプラテンに
押し当てまたはそれを押し当てるサーマルヘッド25〜
28と、それぞれ異なる色のインク面Y・M・C・Bを
有し、そのサーマルヘッド25〜28と前記プラテン間
でカードPのような記録媒体とともに搬送するインクリ
ボンrと、そのインクリボンrのインク面Y・M・C・
Bの色の特性から直接特定のインク面の色を識別して該
インクリボンrの位置を検知するリボン位置検知センサ
40と、を備えることを特徴とする。
【0010】そして、請求項1に記載の発明では、記録
時、リボン位置検知センサ40でインクリボンrのイン
ク面Y・M・C・Bの特性から直接特定のインク面の
色、たとえばインク面Cのシアンを識別して該インクリ
ボンrの位置を検知する。そうして、その検知結果に基
づき、たとえばインクリボンrを記録始めの所定イニシ
ャル位置に位置決めする。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のサーマル式記録装置において、たとえば以下の図面を
用いて説明する実施の形態のとおり、前記リボン位置検
知センサ40による前記インク面Y・M・C・Bの色の
識別不能状態が一定時間継続すると、リボン切れが発生
したことを検出してなる、ことを特徴とする。
【0012】そして、請求項2に記載の発明では、記録
時、リボン位置検知センサ40によるインク面Y・M・
C・Bの色の識別不能状態が一定時間継続すると、制御
手段によりリボン切れが発生したことを検出する。
【0013】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
のサーマル式記録装置において、たとえば以下の図面を
用いて説明する実施の形態のとおり、前記リボン位置検
知センサ40による前記インク面Y・M・C・Bの特定
の色の識別状態が一定時間継続すると、インクリボンr
が異常停止したことを検出してなる、ことを特徴とす
る。
【0014】そして、請求項3に記載の発明では、記録
時、リボン位置検知センサ40によるインク面Y・M・
C・Bの特定の色の識別状態が一定時間継続すると、イ
ンクリボンrが異常停止したことを検出する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、この発
明の実施の形態について説明する。図1は、この発明に
よるサーマルカラープリンタであり、その内部機構の全
体概略構成を示す。
【0016】このサーマルカラープリンタは、記録媒体
としてカードを用い、そのカードにカラー画像を記録し
てテレホンカードやキャッシュカードなどを作成するサ
ーマル式記録装置である。
【0017】図中符号10で、図示プリンタの横長箱状
をなす外装ケースを示す。外装ケース10内には、その
奥行方向前後に対向側板を備え、その対向側板間で以下
に示す構成部品の多くを支持する。
【0018】まず、それら対向側板間には、図中右端側
にカード載置台11を備え、そのカード載置台11上に
カード(記録媒体)Pを多数枚積載してなる。カード載
置台11は、それから下向きにのびる支持部材11aに
先端を取り付けた一対の支持アーム12で支持する。支
持アーム12は、互いに平行に設け、それぞれ基端側の
支軸12aを支点として回動自在に支持し、不図示のア
ーム駆動モータで回動してカード載置台11を上下に移
動可能に支持する。
【0019】一方、カード載置台11の上方には、最上
位カードが所定の給紙高さ位置にあることを検知するカ
ード位置検知センサ13を設ける。そして、そのカード
位置検知センサ13の検知結果に応じて、支持アーム1
2を回動して最上位カードを所定の給紙高さ位置として
供給ローラ15に押し当ててなる。
【0020】さらに、供給ローラ15の図中左横には、
分離ローラ16を設け、それらローラ15・16と同軸
のプーリ間に駆動伝達ベルト14を掛け渡してなる。そ
して、分離ローラ16には、その外周にフリクションパ
ッド17を押し当ててなる。
【0021】図中符号18は、分離ローラ16とフリク
ションパッド17間を通してカードPを図中右から左へ
搬送する搬送路である。そして、その搬送路18に沿っ
て順に、搬送ガイド板19、レジストローラ対20、記
録部R、排出ガイド板23、排出ローラ対24を設けて
なる。
【0022】記録部Rは、搬送路18の上側に、カード
Pの搬送方向手前から順に、イエロ・マゼンダ・シアン
・ブラックの各色サーマルヘッド25〜28を等間隔に
並べて設けてなる。サーマルヘッド25〜28は、奥行
方向に細長い板状をなし、それぞれ発熱部を有する先端
に、インクリボンrに掛けてなる。
【0023】インクリボンrは、たとえば熱昇華型マル
チインクリボンで、サーマルヘッド25〜28と対応
し、たとえば図2中矢示するリボン搬送方向に順にイエ
ロ・マゼンダ・シアン・ブラックのインク面Y・M・C
・Bを多数組繰り返して形成しなる。各インク面は、サ
ーマルヘッド25〜28間の間隔Lとほぼ同じ長さに形
成してなる。そして、リボンカセット(図示省略)内
で、図1に示すように右左の繰出しコア29および巻取
りコア31に巻き付けて繰出し側から図1中矢示方向に
搬送可能に設け、記録開始前は、常にインク面Yがサー
マルヘッド25の直前に位置するイニシャル位置として
なる。
【0024】図3に、このインクリボンrの駆動機構を
示す。図中符号50はリボン繰出しモータであり、51
はリボン巻取りモータである。そして、リボン繰出しモ
ータ50でギヤ列52を介して繰出し軸53を回転し、
リボン巻取りモータ51でギヤ列54を介して巻取り軸
55を回転する。
【0025】繰出し軸53および巻取り軸55は、それ
ぞれ基端を後側板56で回転自在に軸支し、先端側にハ
ブ57を取り付け、そのハブ57に繰出しコア29・巻
取りコア31を着脱自在に嵌め付けてなる。なお、図3
中符号58は、それらコア29・31をハブ57に嵌め
付けるときの緩衝用ばねである。
【0026】また、繰出し軸53および巻取り軸55上
には、それぞれ基端側に電磁クラッチ59を取り付けて
なる。電磁クラッチ59は、図示しないが、インクリボ
ン駆動機構をコントロールする、たとえばCPU等の制
御手段に接続し、その制御手段で適宜オンオフして繰出
し軸53と巻取り軸55の回転・停止を制御する。
【0027】さらに、インクリボン駆動機構は、図1に
示すように、巻取りコア31とサーマルヘッド25〜2
8の間にリボン位置検知センサ40を備える。リボン位
置検知センサ40は、発光部と受光部をその間にインク
リボンrの片側側縁を挟んで設ける光透過型のフォトセ
ンサで、インクリボンrのインク面Y・M・C・Bに直
接光を当て、それらインク面の光透過率の違いから特定
の色を識別してインクリボンrの位置を検知する。
【0028】なお、図4に、リボン位置検知センサ40
で発光部から発する光の波長を550nmとした場合の各イ
ンク面の光透過率と、800nmとした場合の各インク面の
光透過率の違いを示す。図から判るように、波長が550n
mの場合、各インク面の光透過率は、誤差の範囲ほどの
違いでしかなく、一方、800nmの場合は、インク面Cで
のシアンの光透過率が突出して高くなる。そのため、リ
ボン位置検知センサ40では、発光部から発する光の波
長を800nmとし、その光を当ててインク面Cの光透過率
からその色(シアン)を識別してインクリボンrの位置
を検知する。
【0029】上述した記録部Rには、さらに図1に示す
ように、サーマルヘッド25〜28下側に無端状の搬送
ベルト30を設ける。搬送ベルト30は、左右の駆動ロ
ーラ60および従動ローラ61と、駆動ローラ60の下
方に設けるテンションローラ62と、小径ローラ63間
に掛け渡し、駆動ローラ60上で後搬送ローラ22を押
し当て、従動ローラ61上で前搬送ローラ21を押し当
ててなる。そして、排出ガイド板23の下方に設けるベ
ルト駆動モータ37の駆動を、駆動伝達ベルトを介して
駆動ローラ60と同軸のプーリに伝えて搬送ベルト30
を図1中反時計回りに回動する。
【0030】さらに、記録部Rには、駆動ローラ60と
従動ローラ61間で、搬送ベルト30の内側に複数のプ
ラテンローラ32〜35を設ける。プラテンローラ32
〜35は、搬送ベルト30とインクリボンrを介してサ
ーマルヘッド25〜28と対向し、それぞれ回転自在に
設ける。そして、プラテンローラ32〜35を、サーマ
ルヘッド25〜28に対し、押当て位置と退避位置とに
それぞれ個別の接離機構Aで移動して接離自在に設けて
なる。各接離機構Aは、それぞれ同様に構成し、図5
に、そのうちのプラテンローラ32の接離機構Aを示
す。
【0031】接離機構Aは、上記対向側板に設ける縦長
なガイド穴48に、軸受部材45を上下にスライド自在
に係合し、それら軸受部材45でプラテンローラ32の
両端ローラ軸を回転自在に取り付けて保持する。さら
に、ガイド穴48には、軸受部材45の下方に保持部材
44をスライド自在に係合し、その保持部材44で作動
軸43の両端を取り付けて保持する。そして、それら上
下の軸受部材45と保持部材44間に圧縮ばね46を設
ける。
【0032】また、作動軸43の下方には、それと平行
に支持軸38を設け、その支持軸38を回動自在に支持
する。支持軸38上には、円板状のカム39aを固定し
て設け、そのカム39a上に作動軸43をのせて支えて
なる。カム39aは、ステップモータ41の駆動を駆動
伝達ベルト42で支持軸38に伝えて回動する。そし
て、ステップモータ41でカム39aを適宜角度位置に
回動して圧縮ばね46の基端を上下に多段に移動できる
ようにする。
【0033】そうして、記録部Rでは、記録を行わない
とき、上述した接離機構Aでプラテンローラ32〜35
を各々サーマルヘッド25〜28から離れた退避位置で
待機させてなる。
【0034】さていま、以上の如く構成する図示プリン
タでカードPにカラー画像を記録するときは、カード供
給モータを駆動し、供給ローラ15を回転するとともに
分離ローラ16を回転する。そして、供給ローラ15で
カードPを上から順に繰り出して分離ローラ16とフリ
クションパッド17間へ導く。そのとき、複数枚重なっ
て繰り出されると、分離ローラ16とフリクションパッ
ド17を通るとき、1枚ずつ分離しながらカードPを搬
送路18へと搬送する。
【0035】そして、カードPを、搬送ガイド板19で
案内してレジストローラ対20に突き当てて止めてか
ら、タイミングをとってサーマルヘッド25とプラテン
ローラ32間へ送り込む。
【0036】一方、このカードPの搬送タイミングに合
わせて電磁クラッチ59をオンし、リボン繰出しモータ
50およびリボン巻取りモータ51の駆動を、それぞれ
繰出しコア29と巻取りコア31に伝達し、上記イニシ
ャル位置にあるインクリボンrをカード搬送速度より遅
い一定速度で搬送する。
【0037】そして、図6(a)に示すように、インク
面YとカードPの先端が、サーマルヘッド25とプラテ
ンローラ32間に入ると、第1のカム39aを所定角度
回動して保持部材44を介して作動軸43を上昇し、圧
縮ばね46を介して軸受部材45を押し上げてプラテン
ローラ32を上昇し、該プラテンローラ32を、搬送ベ
ルト30・カードP・インクリボンrを介してサーマル
ヘッド25に押し当て、そのサーマルヘッドでインク面
YのインクをカードP上に熱転写してイエロの画像記録
を開始する。
【0038】それから、引き続きサーマルヘッド25で
イエロの画像記録を行いながら、インク面MとカードP
の先端が次のサーマルヘッド26とプラテンローラ33
間に入ると、第2のカム39bを回動し、同様に、図6
(b)に示すようにプラテンローラ33を押し上げてサ
ーマルヘッド26に押し当て、そのサーマルヘッドでイ
ンク面MのインクをカードP上に熱転写してマゼンダの
画像記録を開始する。
【0039】その後も、イエロおよびマゼンダの画像記
録を続ける一方、同様に搬送ベルト30を回動してカー
ドPを搬送しながら、順次、図6(c)に示すように、
インク面CとカードPの先端が次のサーマルヘッド27
とプラテンローラ34間に入ると、第3のカム39cを
回動し、プラテンローラ34をサーマルヘッド27に押
し当ててインク面CのインクをカードP上に熱転写し始
め、さらに図6(d)に示すように、インク面Bとカー
ドPの先端が次のサーマルヘッド28とプラテンローラ
35間に入ると、第4のカム39dを回動し、プラテン
ローラ35をサーマルヘッド28に押し当ててインク面
BのインクをカードP上に熱転写し始める。
【0040】こうして、順次、プラテンローラ32〜3
5を押し当てて、それぞれインク面Y・M・C・Bと対
応する位置で、各サーマルヘッド25〜28でインク面
Y・M・C・Bの各インクをカードP上に熱転写して合
成カラー画像を記録する。
【0041】そして、1枚目のカードPに対してすべて
のイエロ画像の記録を終了すると、そのカードPの後端
がサーマルヘッド25とプラテンローラ32間を通過す
る直前に、第1のカム39aを逆回転する。すると、保
持部材44とともに作動軸43が下降し、同時に圧縮ば
ね46の基端が下がり、それに従って軸受部材45とと
もにプラテンローラ32が降下する。そして、図7
(a)に示すように、プラテンローラ32をサーマルヘ
ッド25から離して押し当てを解除する。
【0042】さらに、同様に、1枚目のカードPに対し
てすべてのマゼンダ・シアン・ブラックの各画像記録を
終了した後、図7(b)・(c)・(d)に順に示すよ
うに、カードPの後端が通過すると、順次、プラテンロ
ーラ33・34・35を、上述したと同様に接離機構A
によりサーマルヘッド26〜28から離して押し当てを
解除する。
【0043】そして、最後にカードPの後端がサーマル
ヘッド28とプラテンローラ35間を通過した後も、そ
のままインクリボンrを送り続ける。そうして、リボン
位置検知センサ40で光透過率の違いからインク面Cの
色(シアン)を識別してインクリボンrの位置を検知す
ると、その検知結果を電圧値として出力し、その出力値
に応じて上記制御手段で電磁クラッチ59を制御し、イ
ンクリボンrを、図7(e)に示すようにイニシャル位
置に停止して後続のカードPの記録に備える。
【0044】一方、カラー記録後のカードPは、搬送ベ
ルト30と後搬送ローラ22間を通して搬送し、排出ガ
イド板23で案内して排出ローラ対24で不図示の排出
部へと排出する。
【0045】ところで、上述した図示プリンタでは、上
記制御手段に、リボン位置検知センサ40を用いてイン
クリボンrのリボン切れとその異常停止を検出する機能
を保有した構成とすることもできる。
【0046】たとえば上述した記録時に、リボン位置検
知センサ40でシアンのインク面Cを識別できない状態
が一定時間継続すると、上記制御手段により、インクリ
ボンrが途中で切れてしまったことを検出する。一方、
リボン位置検知センサ40でインク面Cを識別した状態
がそのまま一定時間継続すると、インクリボンrが途中
で引っ掛かるなどして異常停止したことを検出する。そ
して、それら検出結果に基づき、たとえば上記電磁クラ
ッチ59をオフするとともに、液晶パネル等の表示部で
それらトラブルの発生を報知する。
【0047】また、上述したリボン位置検知センサ40
は、光透過型フォトセンサであったが、光反射型のもの
を用いてもよい。
【0048】なお、以上の図示実施の形態では、プラテ
ンローラをサーマルヘッドに押し当てて記録を行うサー
マル式記録装置の一例を示したが、この発明は、反対
に、サーマルヘッドをプラテンに押し当てて記録を行う
ものに、同様に適用することができる。
【0049】
【発明の効果】したがって、請求項1に記載の発明によ
れば、リボン位置検知センサでインクリボンのインク面
の色の特性から直接特定のインク面色を識別してインク
リボンの位置を検知することから、従来のようにインク
リボンに位置検出専用のマークを印刷したり貼り付けた
りして設ける必要がなくなり、その結果、それだけイン
クリボンの製作が簡単になり、コストを低くすることが
できる。
【0050】請求項2または3に記載の発明によれば、
加えて、そのリボン位置検知センサを用いてリボン切れ
または異常停止を検出できるようにするから、リボン切
れ検出用のセンサや異常停止検出用のセンサを別個に設
置する必要がなく、それだけ部品点数を削減して構造を
簡略にし、コストもより一層低くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるサーマルカラープリンタの内部
機構の全体概略構成図である。
【図2】そのプリンタにおいて、複数のサーマルヘッド
の先端にインクリボンを掛けた部分の拡大構成図であ
る。
【図3】そのプリンタに備えるリボン駆動機構の平面図
である。
【図4】そのプリンタで用いるインクリボンのインク面
の光透過率を示す図表である。
【図5】図1に示すプリンタで、その第1の接離機構の
拡大構成図である。
【図6】そのプリンタにおける記録順序を示す説明図で
ある。
【図7】その記録終了時の順序を示す説明図である。
【図8】従来のサーマル式記録装置の記録部の斜視図で
ある。
【符号の説明】
25〜28 サーマルヘッド 32〜35 プラテンローラ(プラテン) 40 リボン位置検知センサ P カード(記録媒体) Y・M・C・B インク面 r インクリボン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラテンと、 そのプラテンに押し当てまたはそれを押し当てるサーマ
    ルヘッドと、 それぞれ異なる色のインク面を有し、そのサーマルヘッ
    ドと前記プラテン間で記録媒体とともに搬送するインク
    リボンと、 そのインクリボンのインク面の色の特性から直接特定の
    インク面の色を識別して該インクリボンの位置を検知す
    るリボン位置検知センサと、 を備える、サーマル式記録装置。
  2. 【請求項2】 前記リボン位置検知センサによる前記イ
    ンク面の色の識別不能状態が一定時間継続すると、リボ
    ン切れが発生したことを検出してなる、請求項1に記載
    のサーマル式記録装置。
  3. 【請求項3】 前記リボン位置検知センサによる前記イ
    ンク面の特定の色の識別状態が一定時間継続すると、イ
    ンクリボンが異常停止したことを検出してなる、請求項
    1に記載のサーマル式記録装置。
JP32546697A 1997-11-11 1997-11-11 サーマル式記録装置 Pending JPH11138933A (ja)

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