JPH0615852A - プリンタ - Google Patents

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JPH0615852A
JPH0615852A JP19756792A JP19756792A JPH0615852A JP H0615852 A JPH0615852 A JP H0615852A JP 19756792 A JP19756792 A JP 19756792A JP 19756792 A JP19756792 A JP 19756792A JP H0615852 A JPH0615852 A JP H0615852A
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cam
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Taiichi Koyama
泰一 小山
Kazuyoshi Miyazaki
和義 宮崎
Tomoo Atsumi
智雄 渥美
Hirofumi Iwakawa
浩文 岩川
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録時と記録紙の頭出し時のピンチローラの
押圧力を変えることにより、記録紙の搬送の高速化がで
き、記録時間の短縮が可能なプリンタを提供することを
目的とする。 【構成】 カム15のカム溝15b とピンチカムレバー28に
設けられたピンチカクフォロアピン31が係合しており、
押圧ロッドA21 、押圧ロッドB25 を介して、ピンチレバ
ー19に支持されているピンチローラ18がカム15によって
移動する。記録ときにはピンチカムフォロアピン31をカ
ム15の中心に近づけた位置で、頭出し時にはピンチカム
フォロアピン31を記録時よりも中心から遠ざけた位置に
し、ピンチローラ18をキャプスタン17に押圧させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクが塗布されたイ
ンクシートよりサーマルヘッドの熱で記録紙に文字や画
像を記録するプリンタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種のプリンタは、例えば特開平
3−70916号公報に示されている。このプリンタの
概略構造は、図5ないし図7に示すごとくサーマルヘッ
ド101、プラテンローラ102 、インクシート103 を収納
したシートカセット10記録紙105 を搬送させるキャプス
タンローラ106 とピンチローラ107 が設けられている。
【0003】プラテンローラ102 およびキャプスタンロ
ーラ106 は図示しないシャーシに軸支されて回転するロ
ーラである。またサーマルヘッド101 は、支持アーム10
1aに支持され、シャーシに保持された軸101cを中心とし
回転可能な状態に設けられている。インクシート103 は
シートカセット104 の供給リールおよび巻き取りリール
によりロール状に保持されている。ピンチローラ107 は
支持アーム107aに回動自在に軸支されたものであり、支
持アーム107aはシャーシに軸107cを介して回動自在に取
り付けられている。支持アーム107aは、キャプスタンロ
ーラ106 と圧接するように引張りバネ107dを介しシャー
シの下方に引っ張られている。円盤状のカム108 にはカ
ム溝108aとカム溝108bが形成されており、カム溝108a
は、支持アーム107aの端部に取り付けられたピン107eと
嵌合し、カム溝108bは支持アーム101aの端部に取り付け
られたピン101eと嵌合している。サーマルヘッド101 の
先端部分には、フォトセンサー109 が取り付けられ、イ
ンクシート103 に印刷された各インクの種類を判別す
る。
【0004】以上のように構成された従来のプリンタ装
置の動作について説明する。まず、電源の投入時には、
図7の状態になっている。記録動作を行う場合、まずカ
ム108 が図示しない第1の駆動源により反時計方向に回
転駆動される。支持アーム101aのピン101eは、カム溝10
8bが回転中心から各々遠ざかる所定の位置で嵌合する。
このため支持アーム101aは、軸101cを中心に反時計方向
に回動し、サーマルヘッド101 がプラテンローラ102 と
近接する位置まで移動する。しかしサーマルヘッド101
の発熱体とプラテンローラ102 とは接触せず、記録紙10
5 がキャプスタン106 およびピンチローラ107 の間を通
り最初の記録位置まで搬送される。この状態を示した図
が図6である。
【0005】記録紙105 が記録位置まで搬送されると、
カム108 を更に回転させ、ピンチローラ107 は支持アー
ム107aの回動により記録紙105 を介してキャプスタンロ
ーラ106 と圧接する位置に移動する。またサーマルヘッ
ド101 は支持アーム101aの回動により、プラテンローラ
102 に圧接する位置に移動する。またサーマルヘッド10
1 は支持アーム101aの回動により、プラテンローラ102
に圧接する位置に移動し、発熱素子がインクシート103
を介して記録紙105 と当接し、図5の状態になる。
【0006】この位置の記録紙105 に対し最初の色の記
録を介しすると、図示しない第2の駆動源により記録紙
105 が矢印Cの方向に搬送される。同時にインクシート
103も徐々に送られ、サーマルヘッド101 により熱転写
記録が行われる。インクシート103 は記録紙105 の送り
と同期して図示しない第2の駆動源によりインクシート
巻き取り手段を介して送られる。最初の記録動作で例え
ばイエローの成分を有する画素が記録される。フォトセ
ンサー109 はインクシート103 の各マークを検出してお
り、最初の記録動作が終了すると例えばマゼンダの成分
を有する部分までインクシート103 が送られる。
【0007】最初の色の記録動作を終了するとカム108
は時計方向に回転し、記録紙105 の給紙時と同時に、サ
ーマルヘッド101 はプラテンローラ102 と僅かの隙間を
有する位置へ移動され図6の状態になる。そして再び記
録紙105 を記録開始の位置は搬送させる。この動作を記
録紙の頭出しと呼ばれている。記録紙の頭出しの終了
後、第2回目、第3回目の色素の記録が行われる。全て
の色素の記録動作が終了すると、記録紙105 は所定の位
置へ排出され、カム108 を時計方向に回転させ、サーマ
ルヘッド101 をプラテンローラ102 から大きく離間さ
せ、同時にピンチローラ107 もキャプスタンローラ106
より離間させ、初期状態である図5の状態に戻る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のプリンタの構成では、ピンチローラの押圧モ
ードが1つしかないため、記録紙の頭出しをする際にも
同じ押圧力で押圧していた。この為、キャプスタンの軸
受負荷が記録時と頭出しの時とで同じになり、キャプス
タンローラの頭出しの時間の短縮化の妨げとなってい
た。即ち、記録時間を短縮するためにはキャプスタンの
駆動モータの回転速度を上昇させる必要がある。一般に
モータは負荷が現象すると回転速度を上昇させることが
できるので、キャプスタンの駆動モータの負荷を現象さ
せればさせるほど、頭出しに要する時間が短縮される。
従来のプリンタでは、記録時にはサーマルヘッドとプラ
テンに挟まれていた記録紙が頭出し時には両者から開放
され、記録紙自身の搬送負荷が現象する分、キャプスタ
ンの駆動モータの負荷が低減され回転速度の高速化が可
能であった。しかし、さらに高速化が望まれているが、
これ以上の高速化は困難であるという問題を有してい
た。
【0009】本発明は、上記従来の問題点を解消するも
ので、記録開始から記録終了までの時間を短縮すること
ができるプリンタを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、サーマルヘッドと、プラテンと、前記サ
ーマルヘッドと前記プラテンとを記録紙およびインクシ
ートを介して押圧あるいは離間させる第1の押圧手段
と、キャプスタンと、前記キャプスタンと共に前記記録
紙を保持し搬送させるピンチローラと、前記ピンチロー
ラをキャプスタンへ押圧させる第2の押圧手段とを有
し、前記ピンチローラは前記第2の押圧手段によりキャ
プスタンに押圧する第1の押圧状態より小さい力で押圧
する第2の押圧状態の少なくとも2モードの押圧状態を
有し、前記サーマルヘッドと前記プラテンが前記記録紙
および前記インクシートを介して押圧している状態で
は、前記ピンチローラは第1の押圧状態にあり、前記サ
ーマルヘッドと前記プラテンが離間している状態では、
前記ピンチローラは第2の押圧状態かもしくは押圧を解
除した状態にあることを特徴とするプリンタである。
【0011】
【作用】したがって、本発明のプリンタによれば、第1
の押圧状態ではピンチローラの押圧力は、サーマルヘッ
ドとプラテンに挟まれた記録紙をスリップすることなし
に搬送させるだけの押圧力が必要であるが、これに対し
て第2の状態におけるピンチローラの押圧力は、サーマ
ルヘッドとプラテンより開放されている記録紙をスリッ
プさせないだけの押圧力があれば良いので、第1の押圧
状態に比べてはるかに小さな押圧力でよいので、第2の
状態のピンチローラの押圧力を、記録時よりも小さくす
ることできるものである。言い換えれば、記録紙の頭出
し時のピンチローラの押圧力を減少させることができ
る。よって、キャプスタンの軸受負荷も減少し、駆動モ
ータの高速回転が可能となり、キャプスタンローラによ
る記録紙の頭出しに要する時間および、サーマルヘッド
の発熱体とプラテンローラの当接に要する時間が短縮さ
れ、記録開始から記録終了までの時間も短縮されるもの
である。
【0012】
【実施例】本発明の実施例を図面について説明すると、
図1、図3、図4は本発明の実施例におけるプリンタの
主要部の正面図である。図1において、サーマルヘッド
1には複数の発熱体を一列に配置してあり、シリコンゴ
ムで周囲を覆われたプラテン2と対向して配置されてい
る。プラテン2は、両端部が図示しないシャーシに回転
自在に保持されている。記録紙3は画像が形成される受
画像をサーマルヘッド1の方に向けサーマルヘッド1と
プラテン2の間に配置され、またフィルム状のシートに
インクを塗布したインクシート4がインク塗布面を上記
記録紙に向けた状態にしてサーマルヘッド1と記録紙3
との間にそれぞれ配置されている。インクシート4は図
2に示すように、イエロー4Y、マゼンダ4M、シアン
4Cの3種のインクを塗布してあり、イエロー頭出しマ
ーク4Yb、マゼンダ頭出しマーク4Mb、シアン頭出
しマーク4Cbが黒色のインクで塗布されている。供給
リール5は、未使用のインクシート4を巻回し、巻き取
りリール6は使用済のインクシート4を巻き取ってい
く。シートガイド7はサーマルヘッド1に取り付けら
れ、インクシート4の頭出しマークを検出するために発
光部と受光部を有する光センサーが取り付けられてい
る。
【0013】反射板8は図示しないシャーシに取り付け
られ、シートガイド7上の光センサーの発光部からの光
を受光部へ反射させる。ヘッドアーム9は、略「コ」の
字状の板金からなり、一方の端はヘッド支持軸10に回動
自在に支持されており、他方の端にはサーマルヘッド1
が取り付けられている。移動レバー11は、略「く」字状
の板金からなり、その曲部がヘッド支持軸10に回動自在
に支持されており、一方の端にはストッパピン12が、他
方の端にはヘッドカムフォロアピン14が設けられ、さら
にバネフック10a が設けられている。ねじりバネ13は、
そのコイル部にヘッド支持軸10が通され、一方の腕部が
バネフック9aに、他方の腕部がバネフック10a と係合し
ている。ねじりバネ13は移動レバー11を時計方向に、ヘ
ッドアーム9を反時計方向に付勢するように取り付けら
れている。サーマルヘッド1をプラテン2へ押圧させる
以外の時にはヘッドアーム9がストッパピン12に当接し
ている。カム15は、図示しないシャーシに回動自在に保
持されたカム支軸16に圧入され一体となって回動する。
カム15にはカム溝15a とカム溝15b とが設けられてお
り、カム溝15a はヘッドカムフォロアピン14と、カム溝
15b はピンチカムフォロアピン31とそれぞれ係合してい
る。
【0014】カム支軸16は、図示しないシャーシに支持
され、図示しない第2の駆動源により回転する。第2の
駆動源には例えばDCモータが使用される。ピンチロー
ラ18はL字状の板金よりなるピンチレバー19の一方の端
に回転可能に保持され、記録紙3を介してキャプスタン
17に押圧している。ピンチレバー19は図示しないシャー
シに設けられたピンチレバー支軸20に回動可能に保持さ
れており、ピンチローラ18を保持している端と反対の端
には係合ピン22が設けられている。押圧ロッドはA21は
係合ピン22と回動可能に係合しており、案内ピンA23と
案内ピンB24とバネフック21a とが設けられている。押
圧ロッドB25には長穴状の案内溝26が設けられており、
案内ピンA23および案内ピンB24と係合している。な
お、ここで案内溝26の右側の曲線部を溝端部26a と呼ぶ
ことにする。
【0015】また、押圧ロッドB25には引張バネ27が掛
けられており図1で押圧ロッドA21を右方向へ、押圧ロ
ッドB25を左方向へ付勢している。ピンチカムレバー28
は略「レ」字状の板金からなり、その曲部は図示しない
シャーシに取り付けられてたカムレバー支軸29と係合し
回動可能に支持されている。ピンチカクレバー28の一方
の端には係合ピン30が設けられ、押圧ロッドB25と係合
している。また他方の端にはピンチカムフォロアピン31
が設けられカム溝15b と係合している。以上のピンチレ
バー19からピンチカムフォロアピン31とカム15の構成要
素で第2の押圧手段を構成する。
【0016】以上のように構成されたプリンタの動作に
ついて以下説明する。電源投入時などの初期状態には図
4の状態になっている。そして、記録を行う際には、ま
ず、所定の場所に収納されている記録紙3を、図示しな
い給紙手段によってキャプスタン17とピンチローラ18の
間へ搬送させる。そして、カム15を時計方向に回動させ
ると、ピンチローラ18が記録紙3を介してキャプスタン
17に当接する。さらにカム15を時計方向へ回動させると
案内ピンB24が溝端部26a より離間し引張りバネ27のバ
ネ力によりピンチローラ18がキャプスタン17へ押圧し記
録紙3を挟持する。同時にサーマルヘッド1も反時計方
向に回動しプラテン2に接近する。こうして図3の状態
になる。この時のピンチローラ18のキャプスタン17に対
する押圧力は、キャプスタン17とピンチローラ18にのみ
保持されている記録紙3がスリップしない程度の大きさ
の押圧力でよい。次に、図示しない第2の駆動源により
キャプスタンローラ17を時計方向に回転させて記録紙3
の頭出しを行う。記録紙3の頭出しとは、記録紙3を記
録開始の位置へ搬送させることであり、その位置はキャ
プスタン17とピンチローラ18から外れない範囲で記録紙
3を矢印Aと反対方向へ搬送させ、サーマルヘッド1を
プラテン2に押圧させたときに、サーマルヘッド1上の
発熱体位置より右側に存在する記録紙3が記録画面より
大きくなる位置である。また図示しない第3の駆動源に
より巻き取りリール6を時計方向に回転させ、インクシ
ート4のイエロー4Yの頭出しを行う。イエロー4Yの
頭出しは、イエロー頭出しマーク4Ybを検出すること
で行われる。インクシート4上の黒のインク塗布領域以
外がシートガイド7と反射板8の間に存在したときは、
シートガイド7に取り付けられた図示しない光センサー
の発光部から発光された光の一部は、遮られることなく
反射板で反射し、光センサーの受光部へ伝達する。
【0017】これに対して、黒のインク塗布領域がシー
トガイド7と反射板8の間に存在するときはシートガイ
ド7に取り付けられた図示しない光センサーの発光部か
ら発された光が黒のインクに遮られて受光部へは反射さ
れないものである。よって、光センサーの受光部の出力
によって、記録紙3の黒のインク塗布面が来ているの
か、いないのかが判別出来るようになる。黒のインク領
域発熱体、イエロー頭出しマーク4Ybの他に、マゼン
ダ頭出しマーク4Mbとシアン頭出しマーク4Cbがあ
つ。これらの区別をする方法は、例えば光センサーを2
個用い、イエロー頭出しマーク4Ybはこの両方の光セ
ンサーの光を遮断するように黒色のマークを大きく塗布
しておき、マゼンダ頭出しマーク4Mbやシアン頭出し
マーク4Mbは片方の光センサーの光のみを遮断すうよ
うな大きさにすることで可能となる。イエロー4Yの頭
出しを終了し、記録紙3の頭出しを終了したあとに、カ
ム15をさらに時計方向に回動させる。カム15の回動と連
動してサーマルヘッド1はインクシート4と記録紙3と
を介してプラテンに当接する。さらにカム15を時計方向
ん回動させることによりストッパピン12がヘッドアーム
9より離間して、ねじりバネ13により、サーマルヘッド
1がプラテン2に押圧するものである。この時の状態が
図1になる。
【0018】図1の状態から図示しない第2の駆動源に
よりキャプスタン17を反時計方向に回転さ記録紙3を矢
印Aの方向へ搬送され、同時に図示しない第3の駆動源
により巻き取りリールを時計方向に回転させる。この
時、サーマルヘッド1上の発熱体を選択的に通電させる
とインクシート4上のイエロー4Yのインクが昇華して
記録紙3に転写される。この時のピンチローラの押圧力
は、記録紙3をプラテン2とサーマルヘッド1とで挟み
込んでいる力に反し、記録紙3を搬送させるだけの大き
さが必要である。また図示しない第2の駆動源に必要な
駆動力は、プラテン2とサーマルヘッド1とで挟み込ま
れることによる記録紙3の搬送負荷の和に打ち勝つだけ
の大きさが必要であり、図3の状態に比べて大きくな
る。
【0019】イエローの記録が終了するとマゼンダの記
録を行う前に再び記録紙3の頭出しとインクシート4の
マゼンダ4Mの頭出しを行う。これらを行うために再び
図3の状態に戻す。図1の状態から図3への移行過程を
以下に説明する。図示しない第1の駆動源によりカム15
を反時計方向に回動させる。これによりカム溝15a と係
合しているヘッドカムフォロアピン14により移動レバー
11が時計方向に回動する。ストッパピン12がヘッドアー
ム9と当接した後は、ヘッドアーム9と移動レバー11は
一体となって時計方向に回動し、サーマルヘッド1がプ
ラテン2より離間する。これと並行してカム溝15b と係
合しているピンチカムフォロアピン31によりピンチカム
レバー28が反時計方向に回動する。これにより押圧ロッ
ドBは左方向に移動し、バネフック23a とバネフック25
a の間隔が狭まる。このため引張りバネ27の荷重長も短
くなり、引張りバネ27のバネ力も低下する。これによ
り、ピンチローラ18のキャプスタン17への押圧力も低下
する。このとき押圧力は、キャプスタン17とピンチロー
ラ18にのみ保持されている記録紙3がスリップしない程
度の大きさでよく、図1の押圧力に比べはるかに小さく
て済む。また図示しない第2の駆動源は、記録時よりは
るかに小さくなったピンチローラ18がキャプスタン17に
押圧することによる回転負荷よりも大きければ済み、記
録時よりも小さい力で済むものである。この状態で、イ
ンクシート4のマゼンダ4Mを頭出しを行い、同時に記
録紙3を再び記録開始位置へ戻すものである。
【0020】これらの作業が終了すると、図示しない第
1の駆動源によりカム15を時計方向に回動させることに
より、サーマルヘッド1をプラテン2へ押圧させ、また
ピンチローラ18のキャプスタンローラ17への押圧力を増
加させ、図1の状態に再び戻し、マゼンダの記録を行
う。以下、マゼンダの記録終了後に再び図3の状態にし
て記録紙3の戻しとインクシート4のシアンの頭出しを
行い、その後図1の状態にしシアンの記録を行う。こう
してイエロー、マゼンダ、シアンの3色を重ね合わせ記
録することでカラー画像を得る。シアンの記録が完了す
ると記録紙3は所定の場所に排出される。記録動作が終
了すると、カム15を時計方向に回動させ、サーマルヘッ
ド1をプラテン2より大きく離間させ、同時にピンチロ
ーラ18もキャプスタンより離間させ初期状態である図4
の状態に戻す。
【0021】以上の動作により記録が行われる。尚、イ
エロー、マゼンダ、シアンの3色を精度良く重ねる為に
記録紙3の頭出しを性格に行う必要があるが、是には、
例えばエンコーダをモータに取り付ける等の手段を用い
ればよい。また、本実施例ではサーマルヘッドが移動
し、プラテンに押圧する構成であったが、プラテンが移
動しサーマルヘッドに押圧する構成や、サーマルヘッド
とプラテン双方が移動し互いに押圧をする構成であって
もよい。
【0022】
【発明の効果】以上のように、本発明は、サーマルヘッ
ドと、プラテンと、前記サーマルヘッドと前記プラテン
とを記録紙およびインクシートを介して押圧あるいは離
間させる第1の押圧手段と、キャプスタンと、前記キャ
プスタンと共に前記記録紙を保持し搬送させるピンチロ
ーラと、前記ピンチローラをキャプスタンへ押圧させる
第2の押圧手段とを有し、前記ピンチローラは前記第2
の押圧手段によりキャプスタンに押圧する第1の押圧状
態より小さい力で押圧する第2の押圧状態の少なくとも
2モードの押圧状態を有し、前記サーマルヘッドと前記
プラテンが前記記録紙および前記インクシートを介して
押圧している状態では、前記ピンチローラは第1の押圧
状態にあり、前記サーマルヘッドと前記プラテンが離間
している状態では、前記ピンチローラは第2の押圧状態
かもしくは押圧を解除した状態にあることを特徴とする
プリンタであるので、記録紙の頭出しの時のピンチロー
ラの押圧力が記録時に比べ減少するものであり、これに
よって、キャプスタンの軸受負荷が減少し、モータにか
かる負荷が減少される。即ち、一般にモータは、負荷が
増加すると回転速度は減少し、逆に負荷が減少すると回
転速度が増加する特性を有している。特にDCモータの
場合はこの特性が顕著であり、このため、記録紙の頭出
し時に駆動モータの高速回転が可能となる。これによ
り、記録紙の頭出しに要する時間が短縮され、記録開始
から記録終了までの時間も短縮されるという実用上有益
な効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における記録装置の記録
時の正面図、
【図2】本発明の第1の実施例におけるインクシートの
平面図、
【図3】本発明の第1の実施例における記録装置の給紙
および記録紙の頭出し時の正面図、
【図4】本発明の第1の実施例における記録装置の初期
状態の正面図、
【図5】従来の記録装置の記録時の正面図、
【図6】従来の記録装置の給紙および頭出し時の正面
図、
【図7】従来の記録装置の初期状態の正面図である。
【符号の説明】
1 サーマルヘッド 2 プラテン 17 キャプスタン 18 ピンチローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 17/18 9211−2C 25/304 B41J 25/30 U (72)発明者 岩川 浩文 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーマルヘッドと、プラテンと、前記サ
    ーマルヘッドと前記プラテンとを記録紙およびインクシ
    ートを介して押圧あるいは離間させる第1の押圧手段
    と、キャプスタンと、前記キャプスタンと共に前記記録
    紙を保持し搬送させるピンチローラと、前記ピンチロー
    ラをキャプスタンへ押圧させる第2の押圧手段とを有
    し、前記ピンチローラは前記第2の押圧手段によりキャ
    プスタンに押圧する第1の押圧状態より小さい力で押圧
    する第2の押圧状態の少なくとも2モードの押圧状態を
    有し、前記サーマルヘッドと前記プラテンが前記記録紙
    および前記インクシートを介して押圧している状態で
    は、前記ピンチローラは第1の押圧状態にあり、前記サ
    ーマルヘッドと前記プラテンが離間している状態では、
    前記ピンチローラは第2の押圧状態かもしくは押圧を解
    除した状態にあることを特徴とするプリンタ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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