JPH1118990A - 洗浄おしぼり及びおしぼり用除菌洗浄装置 - Google Patents

洗浄おしぼり及びおしぼり用除菌洗浄装置

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JPH1118990A
JPH1118990A JP18914097A JP18914097A JPH1118990A JP H1118990 A JPH1118990 A JP H1118990A JP 18914097 A JP18914097 A JP 18914097A JP 18914097 A JP18914097 A JP 18914097A JP H1118990 A JPH1118990 A JP H1118990A
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康裕 湊
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 おしぼりに付着している菌を殺菌するだけで
はなく、その増殖を防いで保存性を高めることができる
と共に、薬品臭による影響や人肌に与える二次的影響が
少く、また、ぬめりを簡単に除去できてすすぎの回数を
少くすることを可能にしたおしぼりと、このおしぼり用
の除菌洗浄装置を提供する。 【解決手段】 洗剤と電気分解で生成した強アルカリ性
水を用いて本洗浄したおしぼりを、電気分解で生成した
強酸性水ですすいで脱水処理した後、気密性シートで密
封処理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は手拭き等に用いるお
しぼりと、このおしぼりを除菌した状態に洗浄(洗濯)
することができるおしぼり用除菌洗浄装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】使用済みのおしぼりを洗浄するには、従
来より図4に示した如き洗浄工程が用いられており、ま
た、特開平5−15467号公報、同5−15468号
公報、或は、同8−196461号公報に記載されてい
るような各種薬品類を添加した抗菌性に優れたおしぼり
も、既に開発済みである。
【0003】図4に示した従来の洗浄工程を順番に説明
すると、始めのステップS10で洗濯機に水と洗剤を供
給して予備洗浄を行い、次のステップS11で脱水を行
った後、ステップS12に進んで温水(約60℃)と、
洗剤と次亜塩素酸ソーダの如き消毒剤(漂白剤)、及
び、おしぼりに付着した油や汚れを遊離させて洗浄力を
向上させるメタケイ酸ソーダの如きアルカリ助剤を供給
して本洗浄を行い、次のステップS13でその脱水を行
う。
【0004】次いで、ステップS14からステップS1
9の工程で3回のすすぎと3回の脱水を繰返して薬品類
によるぬめりを取り除いた後、ステップS20で消毒剤
(次亜塩素酸ソーダ等)を入れながら第4回目のすすぎ
を行い、次いで、ステップS21で最後の脱水工程を行
うことにより、洗浄工程を終える仕組に成っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の洗浄工
程によれば、塩素系の消毒剤を使用するため、菌をある
程度減らすことができる利点を備えているが、反面、
菌を完全に消滅させるまでには至らず、使用時まで保管
するうちに再び菌が増殖してしまう。塩素系の消毒剤
で消毒するため、おしぼりに塩素臭が残ってしまって、
使用者に不快な思いをさせる。強アルカリ洗剤(助
剤)を使用するため、ぬめりをなかなか取り去ることが
できず、すすぎを何度となく繰返さなくてはならないた
め、洗浄時間が長くなると共に、水道料金が高くなる。
また、強アルカリ洗剤(助剤)を使用することで、タ
オル地を痛めたり消耗を早めたりして、おしぼりの寿命
が短くなる。と云った各種の問題点があった。
【0006】更に、上記各公報の記載の如く各種薬品類
を添加して抗菌性を高めたおしぼりの場合は、薬品に
よる肌に与える二次的影響がある。薬品の持つ薬品臭
が使用者に影響を与える。薬品を使用し、合せて、こ
の薬品を添加処理するための処理工程が増えるため、洗
浄コストが高くなる。と云った問題点があった。
【0007】本発明は上述した各問題点を解消するもの
であって、その技術的課題は、おしぼりに付着している
菌を殺菌するだけではなく、その増殖を防いで保存性を
高めることができると共に、薬品臭による影響や人肌に
与える二次的影響が少く、また、ぬめりを簡単に除去で
きてすすぎの回数を少くすることを可能にしたおしぼり
と、このおしぼり用の除菌洗浄装置を提供することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の技術的課題を解決
するために本発明で講じた手段は以下の如くである。
【0009】(1) 手拭き等に用いるおしぼりであっ
て、洗剤を用いて本洗浄し、次いで、食塩等を電解質と
する電気分解で生成した強酸性水を用いてすすいでこれ
を脱水処理した後、気密性シートにより密封処理するこ
と。(請求項1)
【0010】(2) 手拭き等に用いるおしぼりであっ
て、洗剤と、食塩等を電解質とする電気分解で生成され
た強アルカリ性水を用いて本洗浄して脱水とすすぎを繰
返した後に、上記の電気分解で生成された強酸性水を用
いてすすいで脱水処理し、これを気密性シートにより密
封処理すること。(請求項2)
【0011】(3) 本洗浄を食塩等を電解質とする電
気分解で生成した強アルカリ性水に、次亜塩素酸ソーダ
を一部加えて行うこと。(請求項3)
【0012】(4) 汚れたおしぼりを洗濯機に入れて
洗浄、脱水するバッチ式おしぼり洗浄装置であって、上
記の洗濯機に対して食塩等を電解質とする電気分解で生
成した強酸性水と強アルカリ性水、及び、温水と水道水
を夫々給水自在に構成すると共に、これ等の各給水経路
の途中に電磁弁を取付けて、各電磁弁をコンピュータプ
ログラムに従って開閉制御することによって、その給水
の順番と給水量を制御するように構成すること。(請求
項4)
【0013】(5) 電気分解で生成した強アルカリ性
水を加温し、この加温した強アルカリ性水を洗濯機に給
水して本洗浄するように構成すること。(請求項5)
【0014】(6) 加温装置に対して電気分解で生成
した強酸性水を供給することによって、加温装置とその
配管に付着したスケールを除去するように構成するこ
と。(請求項6)
【0015】上記(1)で述べた請求項1に係る手段に
よれば、本洗浄したおしぼりを電気分解で生成した強酸
性水ですすいで脱水し、これを適当な湿り気を保った状
態のまま気密性シートにて密封処理するため、おしぼり
に付着していた菌が殺菌されるだけではなく、おしぼり
自体が酸性状態を保って菌の増殖が防止されるから、保
存性が極めて良好な洗浄おしぼりを提供することを可能
にする。
【0016】上記(2)で述べた請求項2に係る手段に
よれば、電気分解によって生成された強アルカリ性水
は、おしぼりに付着した油や汚れを遊離させて洗浄力を
向上させることができると共に、アルカリ助剤を使用せ
ずに洗剤及び次亜塩素酸ソーダの使用量を削減できる一
方、強アルカリ洗剤のようにぬめりを残さないから、少
しのすすぎで充分な洗浄効果を得ることができるもので
あって、水道料金の節減と製品寿命を長くすることを可
能にした洗浄おしぼりを提供することができる。
【0017】上記(3)で述べた請求項3に係る手段に
よれば、おしぼりを本洗浄するに当って電気分解によっ
て生成した強アルカリ性水を加えることによって、アル
カリ助剤を使用することなく洗剤の使用量を削減でき、
また、漂白及び殺菌の目的で加えられる次亜塩素酸ソー
ダの量も強酸性水で補うことができるため、洗浄コスト
の安い洗浄おしぼりを提供することを可能にする。
【0018】上記(4)で述べた請求項4に係る手段に
よれば、汚れたおしぼりを洗濯機に一度投入するだけ
で、電気分解で生成された強酸性水と強アルカリ性水、
及び、温水と水道水を適宜給水しながら洗濯、すすぎ、
殺菌、脱水等の各処理をコンピュータプログラムに従っ
て自動的に進めることができると共に、おしぼりの汚れ
具合によって洗濯時間や加温温度と時間、水洗回数(す
すぎ回数)等の各処理を自在に設定して、最適な洗浄を
行うことを可能にする。
【0019】上記(5)で述べた請求項5に係る手段に
よれば、本洗浄に当って電気分解によって生成された強
アルカリ性水を加温して洗濯機に給水するため、洗浄力
を向上してきれいに洗浄されたおしぼりを提供すること
ができる。
【0020】上記(6)で述べた請求項6に係る手段に
よれば、洗浄後に加温装置やその配管に電気分解で生成
された強酸性水を流すことによって、加温装置や配管に
付着したスケールを洗浄して除去することを可能にす
る。
【0021】以上の如くであるから、上記(1)〜
(6)の手段によって上述した技術的課題を解決して、
前記従来の技術の問題点を解消することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を添
付した図面と共に説明すると、図1は本発明に係るおし
ぼり用除菌洗浄装置の全体を説明した構成図であって、
図中、1は食塩自動溶解装置、2はこの溶解装置1によ
って溶解された塩水を溜める塩水タンク、符号3で全体
的に示したのは塩水タンク2から送られて来る塩水を電
解質として電気分解して、強酸性水と強アルカリ性水を
生成する強電解水生成装置で、これは例えば特開平9−
150156号公報等によって公知のものである。
【0023】4は上記の強電解水生成装置3によって生
成された強酸性水と強アルカリ性水を貯水するサブタン
ク、5Pはこれ等の強酸性水と強アルカリ性水を各送水
パイプ7と6を通して各貯水タンク8,9に給水する電
解水給水ポンプ、8Pと9Pは各貯水タンク8,9内の
強酸性水と強アルカリ性水を、給水パイプ10,11を
通しておしぼり用の洗濯機25…に給水する給水ポン
プ、10Sと11Sは各給水パイプ10,11の途中に
設けた電磁弁であって、上記の各洗濯機25…には脱水
機能が具備されている。
【0024】また、12と13は上記給水パイプ10,
11を通して送られて来る強酸性水と強アルカリ性水を
加温装置を構成する温水ボイラ14側(蒸気ボイラ等の
他の加温手段を用いる場合もある)に送るために、各給
水パイプ10,11の途中に接続した分岐パイプ、12
Sと13Sはこれ等各分岐パイプ12,13の途中に取
付けた電磁弁、15Pは温水ボイラ14によって加温さ
れた強アルカリ性水を給水パイプ15を通して各洗濯機
25…に送る加温水給水ポンプを示す。
【0025】更に、19と20は湯と水(水道水)を夫
々給水パイプ21と22を通して上記の各洗濯機25…
に給水する給水源、19Sと20Sはこれ等各給水パイ
プ21,22の途中に設けた電磁弁、16,17,1
8,23,24は上記の給水パイプ10,11を通して
各貯水タンク8,9から直接送られて来る強酸性水と強
アルカリ性水と、給水パイプ15を通して送られて来る
温水ボイラ14等によって加温された強アルカリ性水、
及び、各給水源19と20から給水パイプ21,22を
通して送られて来る湯と水を、夫々洗濯機25…毎に分
けて送り込む供給パイプであって、16S,17S,1
8S,23S,24Sはこれ等各供給パイプ16〜24
の途中に設けた電磁弁を示す。
【0026】また、26は夫々電磁弁26S…を介して
各洗濯機25…に接続した排水パイプ、27と28は夫
々電磁弁27S,28Sを介して排水パイプ26に接続
した酸性水とアルカリ水の各排水タンク、29は各タン
ク27,28の排水口を示す。
【0027】図2は上述した本発明に係る除菌洗浄装置
の電気的構成を説明したブロック図であって、30は制
御部の中心を成すCPU、31は洗浄作業に必要な各種
のシステムプログラムを格納したメモリ、33はこれ等
CPU30とメモリ31の間にバス32を介して接続し
てインターフエイス回路で、このインターフエイス回路
33に接続したポンプコントローラー34には、前述し
た電解水給水ポンプ5Pと、酸性水給水ポンプ8Pと、
アルカリ性水給水ポンプ9Pと、加温水給水ポンプ15
Pが接続されている。
【0028】更に上記インターフエイス回路33には、
上述した強電解水生成装置3と各洗濯機25…が接続さ
れ、また、このインターフエイス回路33に接続した電
磁弁コントローラー35には、前述した各電磁弁10
S,11S,12S,13S,16S,17S,18
S,19S,20S,23S,24S,26S,27
S,28Sが夫々接続されていて、メモリ31に格納し
たプログラムに従って上記各ポンプ5P〜15Pの作動
と各電磁弁10S〜28Sの開閉動作を制御することに
よって、湯及び水と一緒に強電解水生成装置3が生成し
た強酸性水と強アルカリ性水の各々とその必要量を、必
要な時期に各洗濯機25…に送り込んでおしぼりを洗浄
する一方、必要に応じて温水ボイラ14で加温した強ア
ルカリ性水を洗濯機25…に送り込んだり、洗浄後の汚
水を酸性水及びアルカリ性水別に各タンク27,28に
送り込んで、中和して排水したりするように構成されて
いる。
【0029】次に、上述した本発明に係る除菌洗浄装置
によるおしぼり洗浄の作業手順を図3に示したフローチ
ャートに従って説明する。
【0030】始めのステップS1では、使用済みのおし
ぼりを各洗濯機25…の中に入れ、次いで、各電磁弁2
0Sと24S…を開いて水を各洗濯機25に入れて予備
洗浄を行い、次いで、ステップS2で予備洗浄した汚水
を脱水した後、ステップS3の本洗浄に進む。
【0031】ステップS3の本洗浄では、洗剤と消毒剤
(次亜塩素酸ソーダ等)を各洗濯機25…に手作業、又
は、自動供給装置等を用いて投入すると共に、アルカリ
性水給水ポンプ9Pと加温水給水ポンプ15Pを作動
し、且つ、電磁弁11Sと13S及び各17S…を開い
て、温水ボイラ14によって例えば60℃程度に加温さ
れた強アルカリ性水を各洗濯機25…に送り込み、更
に、洗濯に必要な湯と水を各電磁弁19S,20S及び
23S…,24S…を開いて各洗濯機25…に給水する
ことによって行う。
【0032】尚、上記加温された強アルカリ性水の使用
によって洗浄力を更に向上することができると共に、ア
ルカリ助剤を使用することなく、また、洗剤とアルカリ
助剤の使用量を減らすことができるため、ぬめりが少く
て少しのすすぎで充分に洗い落せることは前述した通り
である。
【0033】ステップS3の本洗浄が終るとステップS
4に進んで洗浄汚水が脱水されるが、強アルカリ性水が
含まれた汚水はアルカリ性排水タンク28に溜め込まれ
る。
【0034】次のステップS5では、電磁弁20Sと各
24S…が開いて水が各洗濯機25…に給水されて第1
回目のすすぎが行われ、次いで、ステップS6でその脱
水が行われて、ステップS7の第2回目のすすぎに進
む。
【0035】ステップS7の第2回目のすすぎ時には、
酸性水給水ポンプ8Pが作動され、且つ、電磁弁10S
と16S…が開いて各洗濯機25…に強酸性水が給水さ
れて消毒と殺菌が行われるものであって、ステップS3
の本洗浄の時に漂白と殺菌の目的で投入される次亜塩素
酸ソーダ等の使用量をこの強酸性水が補って少くするこ
とにより、経費節減を図れることは前述の通りである。
【0036】尚、強酸性水の使用によって次亜塩素酸ソ
ーダ等の使用量を約80%削減でき、また、強アルカリ
性水の使用によってアルカリ助剤を使用することなく、
洗剤の使用量を約50%削減して、その経費を約3分の
1に減少できること、及び、すすぎの回数が従来の4回
から2回又は3回に削減できることが実験の結果判明し
た。
【0037】最後のステップS8で脱水した後は、強酸
性水の適当な湿り気を保った状態のまま、各おしぼりを
気密性シートで密封処理(従来より行われている一般的
な工程であるため、図示省略)されるため、おしぼりに
付着している菌を殺菌するだけではなく、おしぼりを酸
性状態に保って菌の増殖を防止し、保存性を高めること
ができることも、前述の通りである。
【0038】尚、菌の増殖が激しい6月期に於ける衛生
検査結果によれば、従来の洗浄装置で洗浄したおしぼり
の48時間後の検査結果は、一般生菌の数が17,10
0、残留塩素の濃度が6.0ppmであって、48時間
後に一般生菌が急激に増加しているのに対し、本発明の
洗浄装置で洗浄したおしぼりの7日間経過後の検査結果
は、一般生菌と大腸菌群及び黄色ブドウ状菌のいずれも
培養陰性で、残留塩素の濃度も0.005ppm以下で
あって、そのまま常温にて7日間程度保存できるもので
あるから、従来の洗浄おしぼりには見られない優れた保
存性を備えていることが判明した。
【0038】上記の、ステップS8で脱水された強酸性
水を含んだすすぎ水は、酸性水排水タンク27に一時溜
め込まれて、前述したアルカリ水排水タンク28に溜め
込まれている強アルカリ性水を含んだ排水と一緒に中和
させて排水するように構成されている。
【0039】また、貯水タンク8の強酸性水を洗浄後に
電磁弁10Sと12Sを開いて温水ボイラ14側に送り
込んだり、その他の配管に送り込むことにより、温水ボ
イラ14や配管内に付着しているスケールを除去できる
ことも前述の通りであって、図1に於いて14Tは温水
ボイラ14に設けたスケール用の排水栓を示す。
【0040】
【発明の効果】以上述べた次第で、本発明によれば洗浄
に当って電気分解によって生成された強酸性水と強アル
カリ性水が使用されるため、優れた殺菌性と保存性とを
備え、且つ、いやな薬品臭がなくて人の肌に害を与える
ことの無い商品価値の高いおしぼりを提供することがで
きる。また、洗剤や消毒剤の使用量を少くできると同時
に、すすぎの回数を減らすことができるため、洗浄コス
トを安くできる経済性を発揮でき、更に、洗浄によるお
しぼりの痛みが軽減されて製品寿命を伸ばすことができ
ると共に、アルカリ助剤を使用せず、酸性水とアルカリ
水を中和させてそのまま排水できるため、排水を薬品処
理する必要がなく、排水による汚染を防止できる利点を
備えている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るおしぼり用除菌洗浄装置の全体を
説明した構成図である。
【図2】本発明に係るおしぼり用除菌洗浄装置の電気的
構成を説明したブロック図である。
【図3】本発明による洗浄処理工程を説明したフローチ
ャートである。
【図4】従来の洗浄処理工程を説明したフローチャート
である。
【符号の説明】
3 強電解水生成装置 5P 電解水給水ポンプ 8P 酸性水給水ポンプ 9P アルカリ性水給水ポンプ 15P 加温水給水ポンプ 10S〜28S 電磁弁 25 洗濯機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // A47L 13/17 A47L 13/17 A (72)発明者 斉藤 祐二 神奈川県横浜市港北区大豆戸町275番地 アマノ株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手拭き等に用いるおしぼりであって、 洗剤を用いて本洗浄し、次いで、食塩等を電解質とする
    電気分解で生成した強酸性水を用いてすすいでこれを脱
    水処理した後、気密性シートにより密封処理して成るこ
    とを特徴とする洗浄おしぼり。
  2. 【請求項2】 手拭き等に用いるおしぼりであって、 洗剤と、食塩等を電解質とする電気分解で生成された強
    アルカリ性水を用いて本洗浄して脱水とすすぎを繰返し
    た後に、上記の電気分解で生成された強酸性水を用いて
    すすいで脱水処理し、これを気密性シートにより密封処
    理して成ることを特徴とする洗浄おしぼり。
  3. 【請求項3】 本洗浄を食塩等を電解質とする電気分解
    で生成した強アルカリ性水に、次亜塩素酸ソーダを一部
    加えて行うことを特徴とする請求項2記載の洗浄おしぼ
    り。
  4. 【請求項4】 汚れたおしぼりを洗濯機に入れて洗浄、
    脱水するバッチ式おしぼり洗浄装置であって、 上記の洗濯機に対して食塩等を電解質とする電気分解で
    生成した強酸性水と強アルカリ性水、及び、温水と水道
    水を夫々給水自在に構成すると共に、これ等の各給水経
    路の途中に電磁弁を取付けて、各電磁弁をコンピュータ
    プログラムに従って開閉制御することによって、その給
    水の順番と給水量を制御するように構成したことを特徴
    とするおしぼり用除菌洗浄装置。
  5. 【請求項5】 電気分解で生成した強アルカリ性水を加
    温し、この加温した強アルカリ性水を洗濯機に給水して
    本洗浄するように構成したことを特徴とする請求項4記
    載のおしぼり用除菌洗浄装置。
  6. 【請求項6】 加温装置に対して電気分解で生成した強
    酸性水を供給することによって、加温装置とその配管に
    付着したスケールを除去するように構成した請求項4又
    は5記載のおしぼり用除菌洗浄装置。
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