JP3199455B2 - 内視鏡用洗浄装置 - Google Patents

内視鏡用洗浄装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内視鏡やその周辺器具を
洗浄槽に設置してそれを洗浄する内視鏡用洗浄装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】通常の内視鏡用洗浄消毒装置は内視鏡を
設置する洗浄槽の他に洗浄液タンクと消毒液タンクを備
えてなり、各々のタンクに貯溜されている洗浄液と消毒
液を切り換えて洗浄槽に送液し、洗浄工程、消毒工程、
濯ぎ工程の順で行って、内視鏡を洗浄消毒する。この場
合の洗浄液としては一般に水道水が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、清浄なもの
とされる水道水であっても、程度の差こそあれ、通常、
各種の有機物や微生物が存在する。従って、洗浄液タン
ク内で上記微生物がその有機物を栄養源として増殖する
ことが考えられる。仮に、このような状況で洗浄液タン
ク内の水を使用すると、洗浄または消毒済みの内視鏡が
再び汚染される虞がある。この対策として例えば洗浄液
タンク内に消毒液を導入する管路を設けたり、洗浄液タ
ンク内に加熱機構を設けて55〜65℃に加熱する等の
滅菌処置手段が考えられる。
【0004】しかし、洗浄液タンク内に消毒液を導入す
る管路を設ける前者の方式にあっては、既に貯溜されて
いる液についての微生物を除去するには至らず、また、
微生物を死滅させる効果が充分に期待できない。また、
洗浄液タンク内に加熱機構を設けて55〜65℃に加熱
する後者の方式では、その加熱に時間がかかるため、連
続使用における水温低下から、供給される水道水中の微
生物除去能力に限界があり、その効果にはその使用状況
に応じて差があり、充分な効果が常に期待できない。
【0005】本発明は前記課題に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、洗浄液を酸性化すること
により洗浄した内視鏡の再汚染を防止し、より清潔な状
態に維持することができる内視鏡用洗浄装置を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、内視鏡を収容
して洗浄するための洗浄槽を有する内視鏡用洗浄装置に
おいて、所定の洗浄液を電気分解して酸性水と苛性水を
生成する電解手段と、前記電解手段で生成した酸性水を
貯溜する酸性水貯溜手段と、前記電解手段で生成した苛
性水を貯溜する苛性水貯溜手段と、前記酸性水貯溜手段
に貯溜した前記酸性水を前記洗浄槽に供給する酸性水供
給手段と、前記酸性水供給手段により前記洗浄槽に供給
された前記酸性水を前記洗浄槽から排出する洗浄液排出
手段と、前記洗浄液排出手段により前記洗浄槽から前記
酸性水が排出されたときに、前記苛性水貯溜手段に貯溜
された前記苛性水を排出する苛性水排出手段と、前記苛
性水排出手段により排出される前記苛性水と、前記酸性
水排出手段により排出される前記酸性水とを混合して中
和する混合中和手段と、を有することを特徴とするもの
である。
【0007】
【実施例】図1乃至図2は本発明の第1の実施例の内視
鏡用洗浄消毒装置を示す。図1において、1は装置本体
であり、この装置本体1内上部には洗浄槽2が配設され
ている。洗浄槽2の上部開口は開閉用カバー3が設けら
れている。洗浄槽2の内部には内視鏡4を載置する棚5
が設置されている。洗浄槽2の内部中央には図示しない
モータによって回転させられる洗浄用ノズル6が設置さ
れている。洗浄槽2の内部側方部位には消毒液注入用ノ
ズル7が設けられ、これの反対側部位には管路送液コネ
クタ8が設けられている。管路送液コネクタ8には図示
しないアダプタ用チューブ等を用いて内視鏡4の管路を
接続する。
【0008】この装置本体1内下部には洗浄液タンク1
1と消毒液タンク12が配設されている。洗浄液タンク
11には導入管13を通じて給水源、例えば水道蛇口1
4から給水を受け、これを洗浄液として貯溜する。導入
管13の途中には開閉することにより洗浄液タンク11
への給水を制御する電磁式の第1の切換え弁15が介挿
されている。この第1の切換え弁15は洗浄液タンク1
1に洗浄液が所定量だけ溜まると自動的に閉じ、それ以
上の給水を止める。
【0009】洗浄液タンク11の底部には洗浄液供給管
16と第1の排出管17が接続されており、洗浄液供給
管16の途中には洗浄液ポンプ18が設けられている。
さらに、洗浄液供給管16はその洗浄液ポンプ18より
先の部分で2つの管路に分岐しており、その一方の分岐
管16aは前述したノズル6に接続され、他方の分岐管
16bは前述した管路送液コネクタ8に接続される。第
1の排出管17の途中には排出用電磁弁19が設けら
れ、これは洗浄液ポンプ18が作動するときに開く。
【0010】消毒液タンク12は排出導入管21を通じ
て洗浄槽2の底部と接続されている。排出導入管21の
途中には第2の切換え弁22が介挿されている。この第
2の切換え弁22は電磁式の切換え弁であり、これは通
常遮断しているが、洗浄槽2の消毒液を消毒液タンク1
2への還流、第2の排出管23への接続の管路切り換え
を行う。第2の排出管23の途中には排出ポンプ24が
設けられている。
【0011】消毒液タンク12の底部には消毒液供給管
25が接続されており、この消毒液供給管25の途中に
は消毒液ポンプ26が設けられている。さらに、消毒液
供給管25はその消毒液ポンプ26よりも先の部分で2
つの管路に分岐しており、その一方の分岐管25aは前
述した消毒液注入用ノズル7に接続され、他方の分岐管
25bは前述した管路送液コネクタ8に接続されてい
る。管路送液コネクタ8に対する各分岐管16b,25
bの接続は第3の切換え弁27で選択される。
【0012】前記洗浄液タンク11内には、電気分解に
より洗浄液を酸性液とする電解処理手段が組み込まれて
いる。つまり、図2で示すように、前記洗浄液タンク1
1の内部には天井部を残してその内部を2槽に仕切り、
無機化合物のみを通過させる隔膜31が設けられてい
る。一方の槽32は陽極33が設けられており、他方の
槽34には陰極35を設けてある。この電極33,35
間には直流電源36によって直流電圧を印加する。この
印加電圧は可変抵抗器37によって調整することができ
る。可変抵抗器37により電極33,35の間の印加電
圧を調整し、陽極33側の槽32にpHが2〜3の酸性
水を生成させる。このとき、陰極35側の槽34には苛
性水が生成する。また、陽極33側の槽32の底部には
前記洗浄液供給管16が接続され、陰極35側の槽34
の底部には第1の排出管17が接続されている。なお、
前記導入管13は陰極35側の槽34に対応したその天
井部位に位置して接続され、槽34内に流下するように
開口している。つまり、導入管13を通じて供給される
水道水はその陰極35側の槽34に一旦入る。
【0013】次に、この洗浄消毒装置の作用を説明す
る。まず、洗浄槽2の棚5に洗浄消毒をしようとする内
視鏡4を載置し、図示しないアダプタ用チューブを介し
て管路送液コネクタ8に内視鏡4の管路を接続する。一
方、予め、水道蛇口14及び第1の切換え弁15を開
き、導入管13を通じて洗浄液タンク11に水道水を導
入して満たんにする。なお、洗浄液タンク11における
その貯水量は図示しない水位センサによって検出され、
所定の貯水量に至らない限り、第1の切換え弁15が開
いたまま、水道水を供給するが、洗浄液タンク11に洗
浄液が所定量だけ溜まるとその第1の切換え弁15が自
動的に閉じ、それ以上の給水を止める。つまり、洗浄液
タンク11の貯水量が常に一定になるように給水され
る。
【0014】そして、隔膜31で仕切られる洗浄液タン
ク11内の各槽32,34に別個に設置された陽極33
と陰極35との間には直流電源36によって直流電圧が
印加され、洗浄水の電気分解を行う。このため、陽極3
3側の槽32には酸性水が生成され、陰極35側の槽3
4には苛性水が生成する。その印加電圧を可変抵抗器3
7によって調整することにより、陽極33側の槽32に
生成する酸性水のpHが2〜3になるようにする。そし
て、この酸性水を洗浄水として用いる。また、陰極35
側の槽34から陽極33側の槽32へ流れる水は隔膜3
1で有機物等を極力濾過することもできる。陰極35側
の槽34に生成する苛性水は第1の排出管17を通じて
排出するようになっている。
【0015】そこで、最初に洗浄が行われる。洗浄液ポ
ンプ18を作動し、洗浄液タンク11に予め貯溜されて
いた酸性水の洗浄液を洗浄液供給管16を通じて洗浄用
ノズル6および管路送液コネクタ8に送り込み、そのノ
ズル6から内視鏡4の外表面に洗浄液を吹き付けて洗浄
し、さらに、管路送液コネクタ8からアダプタ用チュー
ブを通じて内視鏡4の管路内を洗浄する。このとき、第
2の切換え弁22は排出導入管21を第2の排出管23
に接続しており、排出ポンプ24が作動するので、洗浄
槽2の底に落ちる洗浄水は順次排出される。また、これ
に連動して前述した排出用電磁弁19が開き、苛性水を
排出させるため、洗浄槽2から排出される洗浄水と混合
して第1の排出管17を通じて排出する。ここにおい
て、苛性水と酸性水が混和して中和し、通常の水に戻る
ので、環境を損ねることがない。
【0016】なお、苛性水の排出量は洗浄水として用い
る酸性水の供給量に極力合わせるため、例えば洗浄液ポ
ンプ18に連動する排出ポンプまたは開閉弁等の排出制
御手段(図示しない。)を設けるとよい。また、排出用
電磁弁19の直後に苛性水排液タンク(図示しない。)
を設け、さらに苛性水排液タンクの下流側に弁を設け
る。そして、洗浄液ポンプ18の作動に連動して排出用
電磁弁19を開き、それを通じて洗浄液タンク11内の
苛性水を苛性水排液タンク内に一旦溜め、弁の開放を制
御して洗浄槽2から排出する洗浄水に合わせて排出し、
苛性水と酸性水の排出時期と量を極力一致させて排水
し、この排水時に中和するようにしてもよい。
【0017】この洗浄工程後に消毒工程が行われる。こ
の消毒工程は洗浄水供給動作を停止するとともに洗浄槽
2内の洗浄液を排出した後、第2の切換え弁22を閉
じ、消毒液ポンプ26を作動させることにより消毒液供
給管25を通じて消毒液注入用ノズル7から消毒液を洗
浄槽2に供給する。そして、この洗浄槽2に貯溜される
消毒液中に内視鏡4を浸漬するとともに、管路送液コネ
クタ8からアダプタ用チューブを通じて内視鏡4の管路
内に供給する。内視鏡4が消毒液によって浸漬される状
態を暫く維持することにより、内視鏡4の外表面および
その管路内を共に消毒する。この消毒が終了したら、第
2の切換え弁22を消毒液タンク12側に切り換え、排
出導入管21を通じて消毒液タンク12に消毒液を回収
する。これにより一連の消毒工程を終了する。
【0018】ついで、消毒液の濯ぎ工程が行われる。こ
の濯ぎ工程は前述した洗浄工程においての洗剤なしの洗
浄水のみによる洗浄と同じである。つまり、洗浄液ポン
プ18を作動し、洗浄液タンク11に予め貯溜されてい
たpHが2〜3の酸性水(濯ぎ水)を洗浄液供給管16
を通じて洗浄用ノズル6および管路送液コネクタ8に送
り込み、そのノズル6から内視鏡4の外表面に洗浄液を
吹き付けて濯ぎ洗浄し、さらに、管路送液コネクタ8か
らアダプタ用チューブを通じて内視鏡4の管路内を濯ぎ
洗浄する。このとき、第2の切換え弁22は排出導入管
21を第2の排出管23に接続しており、排出ポンプ2
4が作動するので、洗浄槽2に落ちる洗浄水は順次排出
される。また、この排出される洗浄水は前述した洗浄液
タンク11における陰極35側の槽34から排出される
苛性水と合わされて第1の排出管17を通じて排出す
る。ここにおいて、苛性水と酸性水として排出される量
は略一致するから中和して通常の水に戻る。
【0019】そして、特に、この濯ぎ工程において、洗
浄液タンク11で生成される酸性水でそれによる抗菌ス
ペクトルによってその水道水中の微生物が死滅・除去で
きる。また、その酸性度による殺菌力に加え、水道水中
の塩素イオンの活性化や、微量ながらオゾンの発生もあ
って、かなりの抗菌スペクトルを示す。従って、消毒済
みの内視鏡4が濯ぎ時において再び汚染される虞がな
い。また、洗浄消毒後に濯ぎ用として用いる酸性水には
雑菌が残留していないから、その後の乾燥が仮に不十分
であっても、雑菌が再び繁殖するようなことがない。
【0020】図3は本発明の第2の実施例を示すもので
ある。この実施例は第1の切換え弁15より洗浄液タン
ク11側に位置する導入管13の途中に添加剤タンク4
0の出口を接続してなり、添加剤タンク40は、電気分
解される水道水の導電性を増す添加剤、例えば塩化ナト
リウム(NaCl)を収納している。このため、洗浄液タン
ク11に供給される水道水の流入量に応じた量の添加剤
がその水道水中に添加させられる。このように洗浄液タ
ンク11に供給される水道水に添加剤が添加することに
よりその水道水の導電性が増し、効率のよい電解を行わ
せることができる。
【0021】図4は本発明の第3の実施例を示すもので
ある。この実施例は次の点で前述した第1の実施例のも
のと異なる。つまり、洗浄液タンク11における陽極3
3側の槽32に生成した酸性水を導出する出口部と陰極
35側の槽34に生成する苛性水を排出する出口部を前
記洗浄液供給管16に選択的に接続すると同時に前記第
1の排出管17を洗浄液供給管16に接続しない出口部
に接続する第4の切換え弁44を設ける。
【0022】洗浄時においては、洗浄液タンク11にお
ける陰極35側の槽34に生成する苛性水を排出する出
口部を前記洗浄液供給管16に接続するとともに陽極3
3側の槽32に生成した酸性水を導出する出口部を前記
第1の排出管17に対して接続する状態にすることによ
り、苛性水を用いて洗浄する。また、濯ぎ工程時におい
ては、洗浄液タンク11における陽極33側の槽32に
生成する酸性水を排出する出口部を前記洗浄液供給管1
6に接続するとともに苛性水を排出する出口部を前記第
1の排出管17に接続する。そして、酸性水によって濯
ぎを行う。このようにすれば、洗浄工程時において苛性
水を用いて洗浄するので、蛋白質を除去する力が増し、
より高い洗浄効果が得られる一方、濯ぎは酸性水によっ
て行うので、前述した第1の実施例のものと同様の作用
効果が得られる。
【0023】なお、本発明は前述した実施例のものに限
定されるものではない。例えば、第1の実施例では常に
洗浄液として酸性水を用いるが、図2における直流電源
36の出力スイッチを手動または自動的に開閉制御し、
洗浄のためには水道水を電解することなくそのまま使用
し、濯ぎのときのみ水道水を電解して得られる酸性水を
使用するようにしてもよい。第2の実施例と第3の実施
例とを組み合わせたものでもよい。また、洗浄タンク1
1の構造もその限りでなく、酸性水と苛性水が得られれ
ば、各槽32,34や隔膜31の配置等は任意のもので
よい。さらに、各実施例における管路構成もこの限りで
はなく、管路の分岐位置、ポンプの設置位置、切換え弁
の位置や構造等が各実施例のものに限定されるものでは
ない。
【0024】図5は実際に使用される前記内視鏡4の管
路構成を示すものである。内視鏡4の送気管路51はタ
ンク加圧管路52の途中の分岐部53において接続され
ている。タンク加圧管路52の先端は送水タンク54の
上部空間において貯溜水55に浸漬しない状態で開口し
ている。前記分岐部53は送水タンク54の上部空間に
設置されている。内視鏡4の送水管路56の先端は送水
タンク54の貯溜水55に浸漬して開口している。送水
タンク54の貯溜水55は、図示しない光源装置に付設
された送気ポンプによりタンク加圧管路52を通じて加
圧される。内視鏡4の図示しない操作部に設けた送気送
水切換え弁によって、タンク加圧管路52、分岐部5
3、送気管路51の経路で送気が行われ、また、送気管
路51を遮断することにより送水管路56を通じて送水
タンク54の貯溜水55が送水される。このように分岐
部53が内視鏡4の本体内ではなく送水タンク54内に
設けられているので、内視鏡4の本体内の管路構成が簡
略化され、かつ、その内視鏡4の洗浄性が向上する。ま
た、分岐部53を通じてタンク加圧管路52と送気管路
51を接続するので、送水タンク54が倒れたような場
合でも水が送気管路51に入り込みにくい。
【0025】なお、前述した実施例では洗浄のほかに消
毒を行っているが、洗浄のみを行う場合にも、本発明を
適用することができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、酸
性の洗浄液を使用することによって洗浄または洗浄した
内視鏡の再汚染を防止し、常に清潔な状態のものが得ら
れる。また、洗浄後の乾燥が不十分でも雑菌の繁殖を極
力抑えることができる。さらに、酸性水排出手段により
排出される酸性水に苛性水排出手段により排出される苛
性水を混合し、中和したものを廃棄することができ、環
境に優しい内視鏡用洗浄装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の内視鏡用洗浄消毒装置
の全体的な構成を概略的に示す説明図である。
【図2】同じく本発明の第1の実施例の内視鏡用洗浄消
毒装置における洗浄タンク付近の構成を概略的に示す説
明図である。
【図3】本発明の第2の実施例の内視鏡用洗浄消毒装置
における洗浄タンク付近の構成を概略的に示す説明図で
ある。
【図4】本発明の第3の実施例の内視鏡用洗浄消毒装置
の全体的な構成を概略的に示す説明図である。
【図5】実際に使用される前記内視鏡の管路構成を示す
説明図である。
【符号の説明】
1…装置本体、2…洗浄槽、4…内視鏡、11…洗浄液
タンク、12…消毒液タンク、16…洗浄液供給管、1
7…第1の排出管、18…洗浄液ポンプ、31…隔膜、
32…槽、33…陽極、34…槽、35…陰極、36…
直流電源。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 1/00 - 1/32 C02F 1/46 A61L 2/18

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内視鏡を収容して洗浄するための洗浄槽
    を有する内視鏡用洗浄装置において、 所定の洗浄液を電気分解して酸性水と苛性水を生成する
    電解手段と、 前記電解手段で生成した酸性水を貯溜する酸性水貯溜手
    段と、 前記電解手段で生成した苛性水を貯溜する苛性水貯溜手
    段と、 前記酸性水貯溜手段に貯溜した前記酸性水を前記洗浄槽
    に供給する酸性水供給手段と、 前記酸性水供給手段により前記洗浄槽に供給された前記
    酸性水を前記洗浄槽から排出する洗浄液排出手段と、 前記洗浄液排出手段により前記洗浄槽から前記酸性水が
    排出されたときに、前記苛性水貯溜手段に貯溜された前
    記苛性水を排出する苛性水排出手段と、 前記苛性水排出手段により排出される前記苛性水と、前
    記酸性水排出手段により排出される前記酸性水とを混合
    して中和する混合中和手段と、 を有することを特徴とする内視鏡用洗浄装置。
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