JPH11188880A - 電鋳支持基板及びその製造方法並びにインクジェットヘッド部品の製造方法 - Google Patents

電鋳支持基板及びその製造方法並びにインクジェットヘッド部品の製造方法

Info

Publication number
JPH11188880A
JPH11188880A JP35964597A JP35964597A JPH11188880A JP H11188880 A JPH11188880 A JP H11188880A JP 35964597 A JP35964597 A JP 35964597A JP 35964597 A JP35964597 A JP 35964597A JP H11188880 A JPH11188880 A JP H11188880A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support substrate
substrate
pattern
manufacturing
plating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP35964597A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunio Ikeda
邦夫 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP35964597A priority Critical patent/JPH11188880A/ja
Publication of JPH11188880A publication Critical patent/JPH11188880A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピンホール欠陥が多い。 【解決手段】 アルミニウム基板61上に非めっき部分
に対応するアルミニウム酸化膜パターン65及び導体膜
67を成膜した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電鋳支持基板及びそ
の製造方法並びにインクジェットヘッド部品の製造方法
に関し、特に繰り返し使用可能な電鋳支持基板及びその
製造方法並びにその電鋳支持基板を用いたインクジェッ
トヘッド部品の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、プリンタ、ファクシミリ、複写
装置等に用いられるインクジェット記録装置の記録ヘッ
ドを構成するインクジェットヘッドとして、インク滴を
吐出する複数のノズルと、各ノズルに対応する加圧液室
と、この加圧液室を振動板を介して加圧する圧電素子等
の電気機械変換素子を備え、電気機械変換素子を記録信
号に応じて駆動することで所要の加圧液室を加圧してノ
ズルからインク滴を噴射させる所謂ピエゾアクチュエー
タ方式のものがある。
【0003】このようなインクジェットヘッドの振動板
及びその製造方法としては、例えば 特開平6−143573号公報に記載されているよう
に、写真製版技術(フォトリソグラフィ)とNiめっき
・電鋳工法を用いてダイアフラム部と島状凸部を有する
振動板を形成したもの、特開平6−346271号公
報に記載されているように写真製版技術(フォトリソグ
ラフィ)とNiめっき・電鋳工法を用いて第一Ni層と
第二Ni層からなる振動板を形成する場合に、第一Ni
層は光沢剤を添加しない無光沢Niで形成するようにし
たものなどが知られている。同様に、複数のノズルを形
成するノズル形成部材を電鋳工法で製造することも知ら
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た写真製版技術(フォトリソグラフィ)とNiめっき・
電鋳工法であるフォトエレクトロフォーミング法で例え
ば複層構造の振動板を製造する場合、振動板部品を製造
する度に第一層フォトリソグラフィによるパターンの形
成とめっき膜の成膜を行ない、重ねて第二層フォトリソ
グラフィによるパターンの形成とめっき膜の成膜を行な
うので、2層構造の振動板部品を製造するためには2回
のフォトリソとめっき成膜を繰返すことになる。さら
に、基板のリサクルでは、毎回使用済みレジストパター
ンを基板から除去してから新規にレジストパターンをパ
ターニングするなどの工程が複雑になる。
【0005】フォトリソプロセスは周知のように多数の
各工程から成り立ち、全体を通しての工程時間が長いた
めに、通常は1枚の基板上に多数の振動板部品を面付け
する多数個取りを行ない、部品1個単位のコストを下げ
るようにしているが、マルチノズルヘッドのように多数
チャンネルを一体的に形成する振動板部品では1個の部
品サイズが大きくなって面付け数が少なくなり、スケー
ル効果が十分に得られずに低コスト化を図ることができ
ない。
【0006】また、電鋳支持基板(電鋳母型とも称す
る。)上に第一層のレジストパターンをパターニングし
た後、ダイヤフラム部などの第一層めっき膜を成膜する
ため、フォトリソプロセスでの汚れ、例えばレジスト浅
さ、プロセス中の熱処理による基板露出表面の熱酸化膜
などの形成によって、めっき膜成長の不均質層、ピンホ
ールなどの膜欠陥が発生し易く、歩留りが低下し、検査
コストが増加する。このように、フォトリソ工程でのコ
ンタミと熱酸化膜によるピンホール欠陥の多発という面
でも低コスト化を図ることが困難である。その他、機械
的清浄化法ではレジストパターンが欠けたり、剥がれた
りするなどの不都合もある。
【0007】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、繰り返し使用可能で、寸法精度に優れ、高信頼性
の電鋳部品を低コストで製造できる電鋳支持基板及びそ
の製造方法を提供し、また、高信頼性のインクジェット
ヘッド部品を低コストで製造できるインクジェットヘッ
ド部品の製造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1の電鋳支持基板は、電鋳工法でめっき部品
を製造するときに用いる電鋳支持基板において、基板上
に非めっき部分に対応する硬質で高密着物質からなる非
めっきパターンを形成してなる構成とした。
【0009】請求項2の電鋳支持基板は、上記請求項1
の電鋳支持基板において、アルミニウム又はその合金か
らなる基板上にアルミニウム酸化膜からなる前記非めっ
きパターンと導体膜とを形成した構成とした。
【0010】請求項3の電鋳支持基板は、上記請求項2
の電鋳支持基板において、前記導体膜が電解めっき膜、
無電解めっき膜又は金属溶射膜からなり、前記非めっき
パターンと導体膜を同一平面に研磨仕上げしている構成
とした。
【0011】請求項4の電鋳支持基板の製造方法は、上
記請求項1乃至3のいずれかの電鋳支持基板を製造する
電鋳支持基板の製造方法において、アルミニウム又はそ
の合金からなる基板に非めっき部分に対応する開口を有
するマスク用パターンを形成した後、陽極酸化処理を施
して前記開口に対応する基板上にアルミニウム酸化膜か
らなる非めっきパターンを形成する構成とした。
【0012】請求項5の電鋳支持基板の製造方法は、上
記請求項4の電鋳支持基板の製造方法において、アルミ
ニウム又はその合金からなる基板上に前記アルミニウム
酸化膜の非めっきパターンを形成した後、前記マスク用
パターンを除去した前記基板の露出部分に導体膜を成膜
し、次いで、前記非めっきパターン及び導体膜を同一平
面に研磨仕上げする構成とした。
【0013】請求項6のインクジェットヘッド部品の製
造方法は、インクジェットヘッド部品を電鋳工法で製造
するインクジェットヘッド部品の製造方法において、前
記インクジェットヘッド部品に対応する非めっきパター
ンを形成した前記請求項1乃至3のいずれかの電鋳支持
基板を用いる構成とした。
【0014】請求項7のインクジェットヘッド部品の製
造方法は、上記請求項6のインクジェットヘッド部品の
製造方法において、前記電鋳支持基板の表面をアルミナ
研磨粉及び酸性雰囲気下で機械化学的に研磨して清浄化
する構成とした。
【0015】請求項8のインクジェットヘッド部品の製
造方法は、上記請求項6又は7のインクジェットヘッド
部品の製造方法において、前記インクジェットヘッド部
品が複数のノズルを形成するノズル形成部材又は振動板
である構成とした。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照して説明する。図1は本発明を適用したイン
クジェットヘッド部品を備えたインクジェットヘッドの
分解斜視図、図2は同ヘッドのチャンネル方向(ノズル
配列方向)と直交する方向の要部拡大断面図、図3は同
ヘッドのチャンネル方向の要部拡大断面図である。
【0017】このインクジェットヘッドは、駆動ユニッ
ト1と、液室ユニット2と、ヘッドカバー3とを備えて
いる。駆動ユニット1は、セラミックス基板、例えばチ
タン酸バリウム、アルミナ、フォルステライトなどの絶
縁性の基板11上に、エネルギー発生素子である複数の
積層型圧電素子12を列状に2列配置して接合し、これ
ら2列の各圧電素子12の周囲を取り囲む樹脂、セラミ
ック等からなるフレーム部材(支持体)13を接着剤1
4によって接合している。
【0018】複数の圧電素子12は、インクを液滴化し
て飛翔させるための駆動パルスが与えられる圧電素子
(これを「駆動部」という。)17,17…と、駆動部
17,17間に位置し、駆動パルスが与えられずに単に
液室ユニット2を基板11に固定する液室支柱部材とな
る圧電素子(これを「非駆動部」という。)18,18
…とを交互に構成している。
【0019】ここで、圧電素子12としては10層以上
の積層型圧電素子を用いている。この積層型圧電素子
は、例えば図2に示すように、厚さ10〜50μm/1
層のチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)20と、厚さ数μ
m/1層の銀・パラジューム(AgPd)からなる内部電
極21とを交互に積層したものであるが、圧電素子とし
て用いる材料は上記に限られるものでなく、その他の電
気機械変換素子を用いることもできる。
【0020】各圧電素子12の内部電極21は1層おき
にAgPdからなる左右の端面電極22,23(2つの圧
電素子列の対向する面側を端面電極22とし、対向しな
い面側を端面電極23とする。)に接続している。一
方、基板11上には、図1に示すようにNi・Au蒸着、
Auめっき、AgPtペースト印刷、AgPdペースト印刷
等によって共通電極24及び個別電極25の各パターン
を設けている。
【0021】そして、各列の各圧電素子12の対向する
端面電極22を導電性接着剤26を介して共通電極24
に接続し、他方、各列の各圧電素子12の対向しない端
面電極23を同じく導電性接着剤26を介してそれぞれ
個別電極25に接続している。これにより、駆動部17
に駆動電圧を与えることによって、積層方向に電界が発
生して、駆動部17には積層方向の伸びの変位(d33
方向の変位)が生起される。なお、共通電極24は、図
2にも示すように、フレーム部材13に設けた穴13a
内に導電性接着剤26を充填することで各圧電素子に接
続されたパターンの導通を取っている。
【0022】一方、液室ユニット2は、本発明に係る製
造方法で製造するインクジェットヘッド部品である金属
薄膜の積層体からなる複層構造の振動板31と、ドライ
フィルムレジスト(DFR)からなる感光性樹脂層で形
成した2層構造の液室隔壁部材32と、本発明に係る製
造方法で製造するインクジェットヘッド部品であるニッ
ケル金属からなるノズルプレート33とを順次を積層
し、熱融着して形成している。
【0023】これらの各部材によって、1つの圧電素子
12(駆動部17)と、この1つの圧電素子12に対応
するダイアフラム部34と、各ダイアフラム部34を介
して加圧される加圧液室35と、この加圧液室35の両
側に位置して加圧液室35に供給するインクを導入する
共通液室36,36と、加圧液室35と共通液室36,
36とを連通するインク供給路37,37と、加圧液室
35に連通するノズル38とによって1つのチャンネル
を形成し、このチャンネルを複数個2列設けている。
【0024】振動板31は、2層構造のニッケルめっき
膜からなり、駆動部17に対応する前記ダイアフラム部
34と、駆動部17と接合するためにこのダイアフラム
部34の中央部に一体的に形成した島状凸部40と、非
駆動部18に接合する梁となると共に各チャンネル(ノ
ズル)を独立させる隔壁部41及びフレーム部材13に
接合する周辺厚肉部42と、共通液室36に対応する圧
力を吸収する弾性体部(以下「ダンパー部」という。)
43を形成している。ここで、ダイアフラム部34及び
ダンパー部43の厚みを第一層(第一層めっき膜)の厚
みとし、島状凸部40、隔壁部41及び周辺厚肉部42
の厚みを第一層と第二層(第二層めっき膜)の厚みを加
えた厚みとしている。
【0025】液室隔壁部材32は、振動板31側に予め
ドライフィルムレジストを塗布して所要のマスクを用い
て露光し、現像して所定の液室パターンを形成した第1
感光性樹脂層45と、ノズルプレート33側に予めドラ
イフィルムレジストを塗布して所要のマスクを用いて露
光し、現像して所定の液室パターンを形成した第2感光
性樹脂層46とを熱圧着で接合してなる。
【0026】ノズルプレート33にはインク滴を飛翔さ
せるための微細な吐出口であるノズル38を多数を形成
している。このノズル38の内部形状(内側形状)は、
略円柱形状(又は略円錘台形状でもよい。)に形成して
いる。また、このノズル38の径はインク滴出口側の直
径で約25〜35μmである。
【0027】このノズルプレート33のインク吐出面
(ノズル表面側)は、図1に示すように撥水性の表面処
理を施した撥水処理面47としている。例えば、PTF
E−Ni共析めっきやフッ素樹脂の電着塗装、蒸発性の
あるフッ素樹脂(例えばフッ化ピッチなど)を蒸着コー
トしたもの、シリコン系樹脂・フッ素系樹脂の溶剤塗布
後の焼き付け等、インク物性に応じて選定した撥水処理
膜を設けて、インクの滴形状、飛翔特性を安定化し、高
品位の画像品質を得られるようにしている。
【0028】これらの駆動ユニット1と液室ユニット2
とはそれぞれ別個に加工、組立を行なった後、液室ユニ
ット2の振動板31と駆動ユニット1の圧電素子12及
びフレーム部材13とを接着剤49で接合している。
【0029】そして、基板11をヘッド支持部材である
スペーサ部材(ヘッドホルダ)50上に支持して保持
し、このスペーサ部材50内に配設したヘッド駆動用I
C等を有するPCB基板と駆動ユニット1の各圧電素子
12(駆動部17)に接続した各電極24,25とをF
PCケーブル51,51を介して接続している。
【0030】また、ノズルカバー(ヘッドカバー)3
は、ノズルプレート33の周縁部及びヘッド側面を覆う
箱状に形成したものであり、ノズルプレート33の撥水
処理面47に対応して開口部を形成し、ノズルプレート
33の周縁部に残した非撥水処理面48に接着剤にて接
着接合している。さらに、このインクジェットヘッドに
は、図示しないインクカートリッジからのインクを液室
に供給するため、スペーサ部材50、基板11、フレー
ム部材13及び振動板31にそれぞれインク供給穴52
〜55を設けている。
【0031】このように構成したインクジェットヘッド
においては、記録信号に応じて駆動部17に駆動波形
(10〜50Vのパルス電圧)を印加することによっ
て、駆動部17に積層方向の変位が生起し、振動板31
のダイアフラム部34を介して加圧液室35が加圧され
て圧力が上昇し、ノズル38からインク滴が吐出され
る。このとき、加圧液室35から共通液室36へ通じる
インク供給路37,37方向へもインクの流れが発生す
るが、インク供給路37,37の断面積を狭小にするこ
とで流体抵抗部として機能させて共通液室36,36側
へのインクの流れを低減し、インク吐出効率の低下を防
いでいる。
【0032】そして、インク滴吐出の終了に伴い、加圧
液室35内のインク圧力が低減し、インクの流れの慣性
と駆動パルスの放電過程によって加圧液室34内に負圧
が発生してインク充填行程へ移行する。このとき、イン
クタンクから供給されたインクは共通液室36,36に
流入し、共通液室36,36からインク供給路37,3
7を経て加圧液室35内に充填される。そして、ノズル
38の出口付近のインクメニスカス面の振動が減衰し、
表面張力によってノズル38の出口付近に戻されて(リ
フィル)安定状態に至れば、次のインク滴吐出動作に移
行する。
【0033】次に、本発明に係る電鋳支持基板及びその
製造方法並びに当該電鋳支持基板を用いたインクジェッ
トヘッド部品板の製造方法について図4以降を参照して
説明する。なお、以下では、説明を容易にするために振
動板やノズルプレートのノズル列を1列にした例で説明
することとする。
【0034】まず、本発明の第1実施例に係る電鋳支持
基板及びその製造方法について図4及び図5を参照して
説明する。図4及び図5はノズルプレート用電鋳支持基
板の製造工程を示す模式的断面説明図である。図4
(a)に示すようなアルミニウム(又はその合金)の基
板61を形成し、同図(b)に示すようにアルミニウム
基板61上にフォトレジスト62を塗布して、同図
(c)に示すようにノズルに対応する部分(非めっき部
分)が開口した露光マスク63を用いて露光し、これを
現像して、同図(d)に示すように非めっき部分に対応
する開口64aを有するマスク用のレジストパターン6
4を形成する。
【0035】なお、ここでは、ノズルプレート用電鋳支
持基板を作成するためにレジストパターン64の開口6
4aは円形状に形成しているが、その他の部品を製造す
るために用いるときには、製造する部品の非めっき部分
のパターンに対応する形状、例えば四角形状などにすれ
ば良い。
【0036】次いで、アルミニウム基板61を陽極にし
て硫酸水溶液中(10〜15Vol%が好ましい。)で電
解すると、同図(e)に示すようにレジストパターン6
4の開口64aに対応して露出しているアルミニウム基
板61表面のみが陽極酸化されて、硬質で、高密着性を
有する電気絶縁性のアルミニウム酸化膜パターン65が
形成される。なお、このアルミニウム酸化パターン65
はレジストパターン64の開口64aと同じ径になる。
【0037】この場合、アルミニウム酸化膜パターン6
5の厚みは通電量に比例し、また、電解液の温度を0〜
5℃の低温液中で処理することにより、ビッカース硬度
400レベルの硬質膜を得ることができる。
【0038】その後、アルミニウム基板61上のレジス
トパターン64を剥離することによって、図5(a)に
示すようにアルミニウム基板61上にアルミニウム酸化
膜パターン65が形成された基板部材が得られ、アルミ
ニウム酸化膜パターン65以外の部分はアルミニウム金
属が露出してアルミニウム金属露出面61aとなる。
【0039】そこで、同図(b)に示すようにこの基板
部材に対して、燐酸を主とした水溶液を用いて、アルミ
ニウム金属露出面61aを一定量、例えば50μm程度
エッチングした後、同図(c)に示すように亜鉛置換処
理を経て無電解ニッケルめっきを行ってエッチングした
量と同程度(ここでは、50μm程度)の厚みの導体膜
である無電解ニッケルめっき膜66をアルミニウム金属
露出面61a上に成膜する。
【0040】これは、繰り返し電鋳母型として使用する
にはアルミニウム金属部の露出は実用的でないこと、ア
ルミニウム金属は酸、アルカリの両方に溶解する両性金
属であるため、アルミニウム金属部を被覆する必要があ
るからである。なお、アルミニウム金属露出面に成膜す
る導体膜としては、この例の他、ニッケル、銅、クロム
などの電気めっき膜、ニッケル、ニッケル−燐合金、ニ
ッケル−硼素合金などの無電解めっき膜、更には金属溶
射膜などでもよい。
【0041】その後、同図(d)に示すようにアルミニ
ウム酸化膜パターン65及び無電解ニッケル膜66を同
時に平面研磨仕上げして、電鋳支持基板(電鋳母型)6
7を完成する。この電鋳支持基板67のアルミニウム酸
化膜パターン65は硬質で基板67との密着性が高く、
電気絶縁性を有し、且つ、非電気めっき性の性質を有す
るので、同パターン65上にはその後に電鋳工程を行っ
てもめっき膜が成膜されない。したがって、この電鋳支
持基板67は、従前の電鋳工法で多用されているフォト
レジストパターンと同じ機能を持ち、エレキトロフォー
ミング法の電鋳支持基板として使用することができる。
【0042】そして、この電鋳支持基板67のアルミニ
ウム酸化膜パターンは硬質でかつ基板密着性に優れるの
で、電鋳前に、無電解ニッケル面と同時に機械的に清浄
研磨することによって、繰り返し使用することが可能に
なる。この電鋳支持基板の表面清浄化は、例えば、アル
ミナ研磨粉及び酸性雰囲気下で機械化学的(メカケミカ
ル的)な研磨を行うことが望ましい。これにより、メカ
ノケミカル反応の作用により平面度変化が少なく、研磨
による機械的清浄化の作用によりピンホール欠陥の少な
いめっき皮膜を形成できる繰り返し使用可能な電鋳支持
基板を得られる。
【0043】このように、この電鋳支持基板は硬質で高
密着性を有する非めっきパターンを形成したので、機械
的に基板表面を清浄化した後、直ちにめっき皮膜を成膜
することができる。それによって、フォトリソ工程での
コンタミ付着によるピンホール欠陥などもない高品質の
めっき皮膜を成膜することができ、また、同じ電鋳支持
基板を用いてめっき皮膜を成膜することができるので、
めっき皮膜の寸法精度の再現性に優れる。更に、繰返し
使用可能であることから、電鋳母型の製作コストを低減
でき、従って電鋳部品の製造コストも低減できる。
【0044】次に、このようにして製造して得た電鋳支
持基板67を用いたノズルプレート33の製造方法につ
いて図6を参照して説明する。同図(a)に示すように
上述した製造方法で製造した電鋳支持基板67を用いて
ニッケル電鋳を行うことによって、同図(b)に示すよ
うにアルミニウム酸化膜パターン65上までニッケルめ
っき皮膜68がせりだすように析出し、ノズル38とな
る孔69を形成することができる。そこで、このめっき
皮膜68を電鋳支持基板67から剥離することで、同図
(c)に示すようにノズル38を有するノズルプレート
33が得られる。
【0045】この場合、アルミニウム酸化膜パターン6
5の直径とめっきせりだし量によってノズル直径が決ま
る。簡便的には、めっき厚さをノズルめっきせりだし量
の代用特性として用いて管理することができる。
【0046】また、ここでは、ノズル38を1個のみ図
示しているが、前述したインクジェットヘッドのように
マルチノズルヘッドの場合には、複数の円形状アルミニ
ウム酸化膜パターン65を一定のピッチで複数個形成し
た電鋳支持基板67を使用すればよい。さらに、1枚の
基板に複数のノズルプレートを割り付ける多数個取りを
行う場合には、図7に示すように、ノズルに対応するア
ルミニウム酸化膜パターン65と共に各ノズルプレート
を分離するための外径枠となるアルミニウム酸化膜パタ
ーン70をも同時に成膜すればよい。
【0047】なお、インクジェットヘッド部品以外に、
例えばメッシュ状部品を電鋳で製造する場合には、アル
ミニウム酸化膜パターンをメッシュ状に形成することで
メッシュ状のニッケル電鋳部品を製作することができ
る。また、電鋳は、ニッケル電鋳に限らず、金、銀、銅
などの単金属めっき、或いは、Ni−Co、Ni−Mnなど
のニッケル合金電鋳などにも適用することができる。
【0048】次に、本発明の第2実施例に係る電鋳支持
基板及びその製造方法について図8及び図9を参照して
説明する。なお、図8は振動板用電鋳支持基板の製造工
程を示す模式的断面説明図、図9はその説明に供する斜
視図である。図8(a)及び図10(a)に示すような
振動板の多数個取りを行える大きさのアルミニウム(又
はその合金)の基板71を形成し、各図(b)に示すよ
うにアルミニウム基板71上にフォトレジスト72を塗
布して、振動板部品の多数個取り用露光マスクを用いて
露光し、現像することによって、各図(c)に示すよう
に振動板外形枠(外形分離帯)パターン用開口74、イ
ンク供給口(インク流入穴)パターン用開口75及びア
ライメントマークパターン用開口76となる開口73a
を有するレジストパターン73を形成する。
【0049】なお、外形枠パターンは上述したように1
つの電鋳支持基板で同時に多数の振動板を形成する多数
個取りを行うので、形成後に個々の振動板を分離するた
めのパターンであり、またアライメントマークパターン
は後述する第二層を形成するときの位置合せ用のもので
ある。
【0050】次に、上記第1実施例と同様に、アルミニ
ウム基板71を陽極にして硫酸水溶液中(10〜15Vo
l%が好ましい。)で電解し、図8(d)に示すように
レジストパターン73の開口73aに対応して露出して
いるアルミニウム基板71表面のみを陽極酸化して、後
述の外形枠パターン80、インク供給口パターン81及
びアライメントマークパターン82となる硬質で電気絶
縁性のアルミニウム酸化膜77を形成する。このとき、
アルミニウム酸化膜77の厚みが通電量に比例するこ
と、ビッカース硬度400レベルの硬質膜を得られるこ
とは上記第1実施例で説明したとおりである。
【0051】その後、図示しないが、上記第1実施例と
同様にして、アルミニウム基板71上のレジストパター
ン73を剥離し、アルミニウム基板71上のアルミニウ
ム酸化膜77以外の部分をエッチングして、亜鉛置換処
理を経て無電解ニッケルめっき膜78を成膜した後、ア
ルミニウム酸化膜77及び無電解ニッケルめっき膜78
を同時に研磨して、図8(e)及び図9(d)に示すよ
うに、振動板第一層パターンとなるアルミニウム酸化膜
77からなる外形枠パターン80、インク供給口パター
ン81及びアライメントマークパターン82を有する電
鋳支持基板(電鋳母型)79を得る。
【0052】次に、この電鋳支持基板79を用いた本発
明に係るインクジェットヘッド用振動板の製造方法につ
いて図10及び図11を参照して説明する。なお、図1
0は要部模式的断面図、図11は斜視図である。先ず、
各図(a)に示すように機械化学的に研磨した電鋳支持
基板79の表面に、図10(b)に示すように電鋳によ
る金属めっきを施してダイアフラム部34及びダンパー
部43の厚みを有するめっき皮膜である第一層85を成
膜する。この第一層85の厚みは2〜10μmとしてい
る。
【0053】このとき、電鋳支持基板79の外形枠パタ
ーン80、インク供給口パターン81及びアライメント
マークパターン82を形成するアルミニウム酸化膜は絶
縁性且つ非めっき性の性質を有するので、これらのパタ
ーン上にはニッケルめっき皮膜が成膜されない。
【0054】この場合、ダイアフラム部34及びダンパ
ー部43となるめっき皮膜である第一層85は機械化学
的に清浄した電鋳支持基板79に直接成膜するので、ピ
ンホール欠陥のないダイアフラム部34を形成すること
ができ、部品の歩留りが高くなり、また、ダイアフラム
部34を通じて駆動ユニット1内にインクが漏洩するこ
ともなく、インクジェットヘッドの信頼性も向上する。
これは、従前第一層をフォトリソ工程で成膜していたた
めに、レジスト残りやコンタミ、熱酸化などのによるピ
ンホール欠陥が多発して振動板歩留りを著しく低下させ
る要因をなくすることになる。
【0055】その後、同図(c)に示すように、第一層
85を成膜した電鋳支持基板79上にフォトレジスト8
6を塗布、焼き付けした後、同図(d)及び図11
(b)に示すように、電鋳支持基板79上のアライメン
トマークパターン82を基準として、露光、現像工程に
よって、外形枠パターン80、インク供給口パターン8
1及びアライメントマークパターン82をレジストで被
覆したレジストパターンを形成する。それと共に、ダイ
アフラム部34(薄肉部分)及びダンパー部43以外の
部分は島状凸部40及び隔壁部41を含めて厚肉にする
ため、島状凸部40及び隔壁部41を反転した形状でダ
イアフラム部34に対応するダイアフラム部パターン8
7をパターニングし、ダンパー部43に相当する部分に
ダンパー部パターン88をパターニングする。
【0056】次いで、レジスト86を除去した第一層8
5の表面を酸活性化処理で活性化した後、図10(e)
及び図9(c)に示すように金属めっきを施して第二層
89を形成する。このとき、第一層85表面の内のダイ
アフラム部34に相当する部分がダイアフラム部パター
ン87で覆われ、同様にダンパー部43に相当する部分
がダンパー部パターン88で覆われているので、これら
の部分は第一層85の厚みのままとなる。
【0057】このようにして、各チャンネル毎に分離さ
れたダイアフラム部34、島状凸部40、梁部(隔壁
部)41及び周辺厚肉部42が一体的に積層形成された
振動板部品を多数個連結した振動板シート90が得られ
るので、電鋳支持基板79から振動板シート90を剥離
して第二層用のレジストを除去して外形枠パターン80
で各振動板に分離することで、図10(f)及び図12
にも示すような振動板部品91が得られる。そして、電
鋳支持基板79は再度清浄化処理を行うことによって繰
り返し使用することができる。
【0058】このように、本発明に係る電鋳支持基板
(電鋳母型)を用いてインクジェットヘッド用振動板を
製造することによって、ダイアフラム部等のピンホール
欠陥を殆どなくすることができ、また、島状凸部、隔壁
部、周辺厚肉部等のコンタミによるめっき形状欠陥を極
度に低減することができ、インクジェットヘッド部品の
歩留りが向上してコストが低減し、また高い信頼性を得
ることができる。
【0059】なお、上記実施例においては、本発明をイ
ンクジェットヘッド用振動板及びノズルプレートを製造
するために用いる電鋳支持基板及びその製造方法に適用
した例で説明したが、その他インクジェットヘッド以外
の構成部品を電鋳工法で形成する場合に用いる電鋳支持
基板及びその製造方法としても適用でき、さらに、電鋳
工法以外のメッキ成膜にも適用することが可能である。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の電鋳支
持基板によれば、基板上に非めっき部分に対応する硬質
で高密着物質からなる非めっきパターンを形成したの
で、繰返し使用可能で、寸法再現性に優れた電鋳支持基
板を低コストで得ることができ、高信頼性の電鋳部品を
低コストで製造できる。
【0061】請求項2の電鋳支持基板によれば、上記請
求項1の電鋳支持基板において、アルミニウム又はその
合金からなる基板上にアルミニウム酸化膜からなる前記
非めっきパターンと導体膜とを形成したので、メッキ・
電鋳液におかされることなく、繰返し使用可能で、寸法
再現性に優れ、機械的清浄化が可能な電鋳支持基板を得
ることができ、高信頼性の電鋳部品を低コストで製造で
きる。また、硬質で高密着性の非めっきパターンを容易
に形成することができる。
【0062】請求項3の電鋳支持基板によれば、上記請
求項2の電鋳支持基板において、前記導体膜が電解めっ
き膜、無電解めっき膜又は金属溶射膜からなり、前記非
めっきパターンと導体膜を同一平面に研磨仕上げしてい
る構成としたので、メッキ・電鋳液におかされることな
く、繰返し使用可能で、寸法再現性に優れ、機械的清浄
化が可能な電鋳支持基板を得ることができ、高精度で高
信頼性の電鋳部品を低コストで製造できる。また、硬質
で高密着性の非めっきパターンを容易に形成することが
できる。
【0063】請求項4の電鋳支持基板の製造方法によれ
ば、上記請求項1乃至3のいずれかの電鋳支持基板を製
造する電鋳支持基板の製造方法において、アルミニウム
又はその合金からなる基板に非めっき部分に対応する開
口を有するマスク用パターンを形成した後、陽極酸化処
理を施して前記開口に対応する基板上にアルミニウム酸
化膜からなる非めっきパターンを形成するので、非メッ
キパターンを容易に形成することができると共に、メッ
キ・電鋳液におかされることなく、繰返し使用可能で、
寸法再現性に優れ、機械的清浄化が可能な電鋳支持基板
を得ることができる。
【0064】請求項5の電鋳支持基板の製造方法によれ
ば、上記請求項4の電鋳支持基板の製造方法において、
アルミニウム又はその合金からなる基板上に前記アルミ
ニウム酸化膜の非めっきパターンを形成した後、前記マ
スク用パターンを除去した前記基板の露出部分に導体膜
を成膜し、次いで、前記非めっきパターン及び導体膜を
同一平面に研磨仕上げするので、非メッキパターンを容
易に形成することができると共に、メッキ・電鋳液にお
かされることなく、繰返し使用可能で、寸法再現性に優
れ、機械的清浄化が可能な電鋳支持基板を得ることがで
きる。
【0065】請求項6のインクジェットヘッド部品の製
造方法によれば、電鋳工法で製造するインクジェットヘ
ッド部品に対応する非めっきパターンを形成した前記請
求項1乃至3のいずれかの電鋳支持基板を用いる構成と
したので、ピンホール欠陥を極度に低減することができ
て、歩留りが向上して製造コストが低減し、高信頼性の
インクジェットヘッド部品を製造することができる。
【0066】請求項7のインクジェットヘッド部品の製
造方法によれば、上記請求項6のインクジェットヘッド
部品の製造方法において、前記電鋳支持基板の表面をア
ルミナ研磨粉及び酸性雰囲気下で機械化学的に研磨して
清浄化する構成としたので、常にピンホール欠陥を極度
に低減することができて、歩留りが向上して製造コスト
が低減し、高信頼性のインクジェットヘッド部品を製造
することができる。
【0067】請求項8のインクジェットヘッド部品の製
造方法によれば、上記請求項6又は7のインクジェット
ヘッド部品の製造方法において、前記インクジェットヘ
ッド部品が複数のノズルを形成するノズル形成部材又は
振動板である構成としたので、ピンホール欠陥のない高
信頼性のノズル形成部材又は振動板を製造することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したインクジェットヘッドの分解
斜視図
【図2】同ヘッドのチャンネル方向と直交する方向の要
部拡大断面図
【図3】同ヘッドのチャンネル方向の要部拡大断面図
【図4】本発明の第1実施例に係る電鋳支持基板及びそ
の製造方法を説明する模式的説明図
【図5】図4の続きを説明する模式的説明図
【図6】同電鋳支持基板を用いたノズルプレートの製造
方法を説明する模式的説明図
【図7】多数個取りでノズルプレートを製造するときに
用いる同電鋳支持基板を説明する斜視説明図
【図8】本発明の第2実施例に係る電鋳支持基板及びそ
の製造方法を説明する模式的説明図
【図9】同実施例の説明に供する斜視説明図
【図10】同電鋳支持基板を用いた振動板の製造方法を
説明する模式的説明図
【図11】同振動板の製造方法の説明に供する斜視説明
【図12】同振動板の斜視説明図
【符号の説明】
1…駆動ユニット、2…液室ユニット、3…フレーム、
12…積層型圧電素子、17…駆動部、18…非駆動
部、31…振動板、34…ダイヤフラム部、40…島状
凸部、41…梁部、42…周辺厚肉部、43…ダンパー
部、61,71…アルミニウム基板、65…アルミニウ
ム酸化膜パターン、66…導体膜、77…アルミニウム
酸化膜、78…導体膜。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電鋳工法でめっき部品を製造するときに
    用いる電鋳支持基板において、基板上に、非めっき部分
    に対応する硬質で高密着物質からなる非めっきパターン
    を形成してなることを特徴とする電鋳支持基板。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電鋳支持基板におい
    て、アルミニウム又はその合金からなる基板上にアルミ
    ニウム酸化膜からなる前記非めっきパターンと導体膜と
    を形成したことを特徴とする電鋳支持基板。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の電鋳支持基板におい
    て、前記導体膜が電解めっき膜、無電解めっき膜又は金
    属溶射膜からなり、前記非めっきパターンと導体膜を同
    一平面に研磨仕上げしていることを特徴とする電鋳支持
    基板。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の電鋳
    支持基板を製造する電鋳支持基板の製造方法において、
    アルミニウム又はその合金からなる基板に非めっき部分
    に対応する開口を有するマスク用パターンを形成した
    後、陽極酸化処理を施して前記開口に対応する基板上に
    アルミニウム酸化膜からなる非めっきパターンを形成す
    ることを特徴とする電鋳支持基板の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の電鋳支持基板の製造方
    法において、アルミニウム又はその合金からなる基板上
    に前記アルミニウム酸化膜の非めっきパターンを形成し
    た後、前記マスク用パターンを除去した前記基板の露出
    部分に導体膜を成膜し、次いで、前記非めっきパターン
    及び導体膜を同一平面に研磨仕上げすることを特徴とす
    る電鋳支持基板の製造方法。
  6. 【請求項6】 インクジェットヘッド部品を電鋳工法で
    製造するインクジェットヘッド部品の製造方法におい
    て、前記インクジェットヘッド部品に対応する非めっき
    パターンを形成した前記請求項1乃至3のいずれかに記
    載の電鋳支持基板を用いることを特徴とするインクジェ
    ットヘッド部品の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のインクジェットヘッド
    部品の製造方法において、前記電鋳支持基板の表面をア
    ルミナ研磨粉及び酸性雰囲気下で機械化学的に研磨して
    清浄化することを特徴とするインクジェットヘッド部品
    の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項6又は7に記載のインクジェット
    ヘッド部品の製造方法において、前記インクジェットヘ
    ッド部品が複数のノズルを形成するノズル形成部材、又
    は振動板であることを特徴とするインクジェットヘッド
    部品の製造方法。
JP35964597A 1997-12-26 1997-12-26 電鋳支持基板及びその製造方法並びにインクジェットヘッド部品の製造方法 Pending JPH11188880A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35964597A JPH11188880A (ja) 1997-12-26 1997-12-26 電鋳支持基板及びその製造方法並びにインクジェットヘッド部品の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35964597A JPH11188880A (ja) 1997-12-26 1997-12-26 電鋳支持基板及びその製造方法並びにインクジェットヘッド部品の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11188880A true JPH11188880A (ja) 1999-07-13

Family

ID=18465565

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35964597A Pending JPH11188880A (ja) 1997-12-26 1997-12-26 電鋳支持基板及びその製造方法並びにインクジェットヘッド部品の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11188880A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008021959A (ja) * 2006-04-13 2008-01-31 Alps Electric Co Ltd グリーンシートのスルーホール加工装置およびスルーホール加工方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008021959A (ja) * 2006-04-13 2008-01-31 Alps Electric Co Ltd グリーンシートのスルーホール加工装置およびスルーホール加工方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO1997046390A1 (fr) Tete a jet d'encre et son procede de fabrication
JP4458052B2 (ja) インクジェットヘッドの製造方法
JP5541732B2 (ja) 液体吐出ヘッドの製造方法及び吐出口部材の製造方法
JPH11188880A (ja) 電鋳支持基板及びその製造方法並びにインクジェットヘッド部品の製造方法
JP2000313984A (ja) 電鋳原版及びその製造方法並びに振動板の製造方法
JP3495218B2 (ja) ノズル形成部材の製造方法
JPH1110892A (ja) ノズル形成部材及びその製造方法
JP2000318163A (ja) インクジェットヘッド及びその製造方法並びにノズル形成部材及びその製造方法
JPH10337875A (ja) ノズル形成部材及びその製造方法並びにインクジェットヘッド
JP2001073181A (ja) 電鋳原版素材、電鋳原版、電鋳部品の製造方法及び振動板の製造方法
JPH1158747A (ja) ノズル形成部材及びその製造方法並びにインクジェットヘッド
JP3496797B2 (ja) インクジェットヘッド用振動板及びその製造方法
JP2000103062A (ja) 微細形状部品及びその製造方法
JPH09290506A (ja) インクジェットヘッド及びインクジェットヘッド用振動板の製造方法
JP2000313985A (ja) 電鋳用原版及びその製造方法、電鋳部品及びその製造方法並びに振動板の製造方法
JP3595129B2 (ja) インクジェットヘッド
JP2002004079A (ja) 電鋳原版,その製造方法,及び該方法を用いた部品製造方法
JP2007237525A (ja) 液体吐出ヘッドの製造方法
JPH11188879A (ja) ノズル形成部材及びその製造方法並びにインクジェットヘッド
US6886922B2 (en) Liquid discharge head and manufacturing method thereof
JP2000289209A (ja) 電鋳支持基板、ノズル形成部材及びその製造方法
JPH11198368A (ja) インクジェットヘッド用振動板
JP2001010050A (ja) インクジェットヘッド
JP3568022B2 (ja) インクジェットヘッドの製造方法
JP3545147B2 (ja) ノズル形成部材の製造方法及びインクジェットヘッド