JPH11187061A - 通信装置、通信制御方法、サービス登録方法、サービス提供方法及び装置制御プログラム登録方法 - Google Patents

通信装置、通信制御方法、サービス登録方法、サービス提供方法及び装置制御プログラム登録方法

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JPH11187061A
JPH11187061A JP12113998A JP12113998A JPH11187061A JP H11187061 A JPH11187061 A JP H11187061A JP 12113998 A JP12113998 A JP 12113998A JP 12113998 A JP12113998 A JP 12113998A JP H11187061 A JPH11187061 A JP H11187061A
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幹生 橋本
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健 斉藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】特定のネットワークに依存せず、統一的なサー
ビス提供環境を実現することが可能な通信装置を提供す
ること。 【解決手段】第1のネットワークに接続して該第1のネ
ットワークに依存するプロトコルで通信するサービス提
供装置を第2のネットワークを介して制御するための通
信装置において、前記サービス提供装置を制御するため
の前記第1のネットワークの通信プロトコルに依存する
第1のコマンド情報に対応する前記第2のネットワーク
の通信プロトコルに依存する第2のコマンド情報を前記
第2のネットワークを介して提供し、この提供された第
2のコマンド情報を含むメッセージを前記第2のネット
ワークを介して受信したとき、該メッセージに含まれる
第2のコマンド情報を前記第1のコマンド情報に変換し
て、前記サービス提供装置を制御することを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホームネットワー
ク環境におけるディレクトリサービス、機器の遠隔操
作、あるいは周辺装置を制御する機能を備えたコンピュ
ータ等の通信装置、特に汎用バスに接続された多種の装
置を制御する可能性があるコンピュータ等の通信装置、
及び該通信装置により行われる通信制御方法、サービス
登録方法、サービス提供方法及び装置制御プログラム登
録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】(1)近年、マルチメディア技術の発展
に象徴されるように、電子機器のデジタル化が急速に進
行している。この傾向は、まずオフィス環境で始まって
いる。ハードウエアの面では、パソコンの導入、OA機
器のデジタル化、それらのネットワーク化という形で進
行している。ソフトウエアの面では、ホストによる基幹
業務(これはライトサイジングされてパソコン等に移行
されつつある)や、ワープロ、表計算などのソフトウエ
ア、あるいはWWW等のインターネットアプリケーショ
ン等が導入されている。そして、デジタル化の適用分野
は益々広まり、その発展はとどまるところを知らない。
【0003】上記の傾向は、家庭内で使用される機器や
その関連分野等においても見られる。すなわち、AV機
器のデジタル化(すなわちDVD、デジタルVTR、デ
ジタルビデオカメラ等)、放送のデジタル化、OCN等
のインターネットアクセス等の導入など、デジタル化は
着実に進行している。
【0004】オフィス環境を始めとして推し進められて
きた上記のような技術革新の波は、今後、ネットワーク
化の方向へと向かっていくことが考えられる。すなわ
ち、情報・通信・放送といった種々の分野の技術がデジ
タル化によって束ねられ、ネットワーク化によって相互
乗り入れを始めていくと言われている。
【0005】これを実現するための基盤となるネットワ
ーク技術としては、種々の候補が考えられる。例えば、
イーサネットは、オフィス環境にて圧倒的な実績を持っ
ており、家庭でのパソコンネットワークにおいても、そ
の最有力候補であると言える。また、ATMも有力な候
補である。これは、インフラの構築側(電話会社やCA
TV等)が、高速、リアルタイム、広帯域といったAT
Mの特徴に注目し、この技術を使ってインフラを構築し
ていこうというのが一般的な動きだからである。
【0006】これらの候補に加えて、最近、IEEE1
394なるネットワーク技術(バス技術)が注目を集め
ている。これは、高速、リアルタイム(QOS保証)、
プラグアンドプレイ等の数々の注目すべき特徴を持って
おり、特にAV機器産業界においてデジタルAV機器同
士の接続方式の最有力候補として大変な注目を集めてい
る。また、パソコンなどのコンピュータ産業界において
も、この技術への注目が集まりはじめている。
【0007】さて、情報・通信・放送等のネットワーク
化による相互乗り入れは、まず家庭向けのデジタル機器
の普及に伴い、ユーザに所望されるネットワーク技術に
よりそれらデジタル機器を相互接続することで実現され
ていくであろう。そのようにして徐々に家庭内デジタル
ネットワークのプロトタイプが生み出されていくと考え
られる。
【0008】そして、その次の段階として、これらのデ
ジタルネットワーク同士を相互に接続したいというニー
ズが顕在化してくると考えられる。例えば、ユーザ宅の
1階の応接間の1394ネットワークに接続されたAV
機器と、2階の部屋の1394ネットワークに接続され
たAV機器とを、相互接続して、例えばダビング等、協
調動作をさせようというようなニーズである。あるい
は、ユーザA宅の1394ネットワークに接続された機
器aと、ユーザB宅の1394ネットワークに接続され
た機器bとを協調動作させるような場合である。
【0009】しかしながら、家庭内あるいは家庭間デジ
タルネットワーク同士の相互接続を実現するためには、
以下のような問題がある。
【0010】(i)家庭内あるいは家庭間でネットワー
クを介した機器の制御を行おうという場合に、「ネット
ワーク上のどの位置に何の機器があるか」あるいは「ネ
ットワーク上でどのようなサービスが提供されている
か」とった情報を知るための機構が存在しない。この機
構がないと、ユーザは、特定の機器/サービスの存在を
ネットワーク上で認識することができず、対象機器の操
作もしくは制御を行いあるいはサービスの提供を受ける
ことができない。
【0011】(ii)デジタルネットワーク同士の相互接
続においては異なるプロトコルに従う部分が混在するも
のと想定されるが、異なるプロトコルを越えて操作コマ
ンド等を伝える機構が存在しない。
【0012】例えばIEEE1394を用いた場合に1
394対応機器の他にインターネット対応機器等が混在
することが可能であり、必ずしもその使用プロトコルは
一致しない。そのような混在状況において遠隔操作を行
なおうとした場合、すなわち異なる種別のネットワーク
を介して対象機器を制御しようとする場合、異なる種別
のネットワークではIEEE1394プロトコルを稼動
することができないため、操作コマンドの送付が不可能
である。
【0013】また、ゲートウエイを設けて遠隔操作等を
実現する方法も考えられるが、この様な場合におけるゲ
ートウエイの設計指針等は存在しない。
【0014】(2)ところで、近年の急速なパーソナル
コンピュータの普及とアプリケーションの多様化に伴
い、その周辺機器は、例えばハードディスクのようなス
トレージ装置やスキャナ、カメラのような入力装置など
に多様化しその種類は増え続けている。
【0015】過去においてはアプリケーションソフトウ
ェアと周辺機器ハードウェアの両方の汎用性がなく、周
辺機器は特定のアプリケーションからのみ使用でき、他
から利用できない不便さがあった。この障害は現在では
主として次の3つの技術によりかなりの部分解消されて
いる。その技術とはハードウェアの制御の違いを吸収す
るドライバと呼ばれるソフトウェアと、必要に応じてド
ライバを読み込みオペレーティングシステム(以下、O
Sと呼ぶ)に組み込むことのできるローダブルドライバ
の技術、そして接続された周辺機器をコンピュータ自身
が検出して適切なドライバを組み込むプラグアンドプレ
イの技術である。
【0016】これにより周辺機器とアプリケーションプ
ログラムとがともに汎用性が高まり、利用者の利便性が
向上するとともに、汎用性にともなう量産効果によって
価格も低下する正のフィードバックを生む結果となっ
た。もちろんパーソナルコンピュータにおいてはハード
ウェア自体、ISA、PCIなどのバス規格、IDEや
SCSIといったストレージ装置の接続規格によって標
準化されて来たこともこれを助けている。
【0017】最近ではUSB(Universal s
erial Bus)やIEEE1394といった接続
作業と配線の取り回しが容易な周辺装置の接続規格が採
用されつつある。これらは数対のより対線の接続なので
簡易なネットワークとしても利用が可能である。IEE
E1394は過去のコンピュータのシステムバスに匹敵
する高速な転送能力を備え、画像伝送が可能なことから
TV、ビデオなどの家電機器の接続規格としても有力で
ある。また、IEEE1394規格では制御は全てIE
C1212(ANSI/IEEE Std 1212
Controland Status Registe
r(CSR) Architecture for M
icrocomputer Buses[ISO/IE
C13213])で規格化された64ビット形式のアド
レス空間にマッピングされたレジスタに対する読み書き
によって行われる。このため、ストレージデバイスで多
く使われているSCSI規格と同様に制御するホストプ
ロセッサのアーキテクチャに依存しないインターフェー
スを周辺機器が持つことができる。
【0018】一方、上記した汎用化が利点となる前提条
件は多種の周辺機器に対応したドライバがOSとともに
提供されることである。これにはOSのベンダと周辺機
器のベンダがともに大きな労力を割かねばならない。実
際、Microsoft社のオペレーティングシステ
ム、Windows95では40枚に及ぶフロッピーデ
ィスクに多種のドライバが収納されている。もちろんこ
の全てがドライバではないものの、全体に占める割合は
少なくない。ドライバソフトのソフトウェアはOSに依
存するため、ソフトベンダはOSごとにドライバを用意
しなければならない。デバイスドライバは一般にOSの
メモリ管理と密接に関連して動作しているためである。
OS自体がホストプロセッサのアーキテクチャに依存す
る部分の大きいことはいうまでもない。
【0019】デバイスドライバの汎用性を高める試みと
して、SCSIやIEEE1394、USBで実現され
ているように、周辺機器との通信や制御に汎用のプロト
コルを使う方法がある。OSがSCSIやIEEE13
94のパケットを送信するドライバを提供し、そのドラ
イバを利用して機器固有のデバイスドライバがそれぞれ
の周辺機器を制御する方式である。この方式をとれば同
一のOSではSCSIやIEEE1394などの装置接
続インタフェースが異ってもSCSI HDやプリンタ
などの装置固有の制御を行う部分のドライバは共通に使
うことができる。
【0020】このような汎用の接続装置アーキテクチャ
にもいくつかの方法がある。SCSIでは通信に加えて
制御コマンドのプロトコルも規定されている。IEEE
1394では通信方法は規定されているが、制御のコマ
ンドまでは規定せず、さまざまな制御プロトコルを持つ
機器の余地を残している。
【0021】また、IEEE1394には汎用入出力バ
スとしての側面の他にネットワークとして利用できる側
面があり、IEEE1394バス上へのインターネット
プロトコルのマッピングも提案されている(DAVIC
IP over IEEE1394.1995 Sp
ecifications,1996)。しかしながら
通信ネットワークの面と入出力バスとしての面を統合し
たインタフェースは未だ実現されていない。
【0022】さて、OSがそれぞれの機器に対応するド
ライバを読み込むことでさまざまな周辺機器が利用可能
になっている。しかし、デバイスドライバ自体はOSに
依存しており、汎用性を持たないために種々のOS毎に
それぞれ対応のドライバの開発が必要であった。このた
め周辺機器ベンダによるデバイスドライバの開発が特定
の良く普及したOSに限られてしまう問題があった。こ
の結果として、デバイスドライバの開発がある特定のO
Sに集中し、他のOSで使えないデバイスが増加してい
る。これはOSの用途に合わせた多様化を妨げることに
なり、利用者の利便性を損うものである。
【0023】もう一つの問題は周辺装置が多様化するこ
とによって、利用しない装置のドライバや、上位プロト
コルに対応するAPIにOSの資源が占有されてしまう
ことである。
【0024】また、IEEE1394では周辺機器制御
バスのみならず、ネットワーク的な利用形態も考えられ
る。ネットワーク的に利用される場合、制御する側のP
Cが予め接続される装置をすべて把握することは困難で
あり、接続されている装置に応じて利用法を決定できる
ことと、同一のIEEE1394バスに複数のPCが接
続されているとき、どちらのPCが制御権を持つかを決
定することが要求される。しかし、これを解決している
システムは従来は存在しなかった。
【0025】また、電話網や広域ネットワークを通じて
遠隔にあるIEEE1394装置を制御できるシステム
も従来は存在しなかった。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】従来、家庭内あるいは
家庭間デジタルネットワーク同士を相互接続し、ネット
ワークを介した機器の制御を行おうとしても、 (1)ネットワーク上に存在する各機器の位置あるいは
ネットワーク上で提供されているサービスに関する情報
を知るための技術がなく、ユーザは、特定の機器/サー
ビスの存在をネットワーク上で認識することができず、
対象機器の操作もしくは制御を行いあるいはサービスの
提供を受けることができなかった。また、デジタルネッ
トワーク同士の相互接続において異なるプロトコルに従
う部分が混在する場合、異なるプロトコルを越えて操作
コマンド等を伝える技術がなく、ユーザは、異なるプロ
トコルを越えた対象機器の操作もしくは制御を行いある
いはサービスの提供を受けることができなかった。
【0027】(2)さらに、近い将来、家庭内にも種々
のインターネット処理機能を持った、いわゆる情報家電
が入り込んでくると考えられているが、現在のインター
ネットは深刻なアドレス不足に悩んでいる。家庭内に入
り込んでくる家電機器は、非常に多くの数になるものと
考えられ、これら全てに新たにIPアドレスを考えるの
は非現実的である。そこで、以下のような2つの方法が
提案されている。
【0028】・家庭内はプライベートIPアドレスを用
いる。
【0029】・家庭内は、IPv6(IPバージョン
6)アドレスを用いる。
【0030】しかしながら、実際のインターネット(公
衆網)はIPv4(IPバージョン4)で運用されてい
るのが現実であり、上記のような方法を取った場合、イ
ンターネット上から家庭内の機器へアクセスする方法が
無い。この問題に対する対処方法としては、NAT(ネ
ットワークアドレス変換)やIPマスカレードが知られ
ているが、これらを用いたとしても、インターネット
(公衆網)上のユーザは、家庭内の種々の機器のアドレ
スを、実際にそれらの操作を行おうとする以前に認識す
る必要があるが、これを実現するメカニズムは無い。
【0031】(3)また、従来、デバイスドライバはO
Sに依存しており汎用性を持たないために、種々のOS
毎にそれぞれ対応のドライバの開発が必要である問題点
があった。また、周辺装置が多様化することによって、
予めデバイスドライバを豊富に内蔵しておくことが良く
行われるが、利用しない装置のデバイスドライバや、上
位プロトコルに対応するAPIにOSの資源が無駄に占
有されてしまう問題点があった。
【0032】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、上記第1の問題点を解決するために、特定のネッ
トワークに依存せず、統一的なサービス提供環境を実現
することが可能な通信装置、サービス登録方法およびサ
ービス提供方法を提供することを目的とする。
【0033】また、上記第2の問題点を解決するため
に、本発明は、アドレス体系の異なるネットワーク(例
えば、IPv4とIPv6、プライベートアドレスとI
Pv4、プライベートアドレスとIPv6等)を相互接
続した場合でも、各ネットワークにおいて提供されてい
るサービスを他のネットワークからでもアクセス可能に
する通信装置を提供することを目的とする。
【0034】また、上記第3の問題点を解決するため
に、本発明は、OSやハードウェアに依存せず、必要の
生じた時点で装置制御プログラムを登録することの可能
な通信装置および装置制御プログラム登録方法を提供す
ることを目的とする。
【0035】
【課題を解決するための手段】(1)本発明(請求項
1)は、単一アドレス空間にマップされたレジスタの操
作を行う通信手段と、自装置に関する構成情報を記憶す
る構成情報記憶手段(コンフィグレーションメモリ)と
を備えた通信装置(例えば、パーソナル・コンピュータ
等)であって、前記構成情報記憶手段には、自装置(当
該通信装置)上で稼動するサービスに関する情報を動的
に記述することを特徴とする。
【0036】本発明によれば、通信装置を介して通信さ
れる他ノードは、この構成情報記憶手段をアクセスする
ことによって、その時点でその通信装置がサービスして
いるアプリケーションをタイムリに認識することがで
き、網構成のディレクトリサービスや、移動ノードのサ
ービス検出が可能となり、網の運用の柔軟性が向上す
る。特に、動的に稼動サービスが変化する場合や、サー
ビスがソフトウエアにより実現される場合には、ソフト
ウエアのインストールや、バージョンアップ等に伴い、
そのサービスの稼動の動的変化はより激しいものとなる
ため、サービス構成情報を動的に変化させることの有効
性は極めて大きなものとなる。
【0037】本発明(請求項2)は、単一アドレス空間
にマップされたレジスタの操作を行う通信手段と、自装
置に関する構成情報を記憶する構成情報記憶手段(コン
フィグレーションメモリ)とを備えた通信装置(例え
ば、パーソナル・コンピュータ等)であって、前記構成
情報記憶手段には、自装置(当該通信装置)上で稼動す
るサービスに関する情報と、自装置の属性に関する情報
(例えば、ベンダID、ノードケーパビリティー等)と
を併せて記述することを特徴とする。
【0038】本発明によれば、通信装置を介して通信さ
れる他ノードに対して、サービスをベースとした構成情
報と、装置をベースとした構成情報の両方を通知するこ
とができ、該他ノードがその通信装置が接続されるネッ
トワークのディレクトリ情報を構成する際に、サービス
別の構成情報とするか、装置別の構成情報とするかの選
択をより簡略化するのに有効である。これは、サービス
別の操作・検索になれているユーザと、装置別の操作・
検索になれているユーザの両方が存在するため、その両
方に対応するために、特に有益である。
【0039】本発明(請求項3)は、単一アドレス空間
にマップされたレジスタの操作を行う第1の通信手段
と、自装置に関する構成情報を記憶する構成情報記憶手
段(コンフィグレーションメモリ)とを備えた通信装置
(例えば、パーソナル・コンピュータ等)であって、前
記構成情報記憶手段には、自装置(当該通信装置)に前
記第1の通信手段とは異なる第2の通信手段を介して接
続されたネットワークに関する構成情報(例えば、端末
の情報、サービスの情報)の少なくとも一部を記述する
ことを特徴とする。
【0040】本発明によれば、第1の通信手段に接続さ
れた当該通信装置以外のノードは、当該通信装置に第2
の通信手段に接続されたネットワーク構成情報を、この
構成情報記憶手段を通して認識することが可能となり、
この結果、相互接続されたネットワーク全体の構成情報
を、第1の通信手段を介した構成情報記憶手段を通して
認識することが可能となり、よって、網管理、網サービ
ス登録などの仕組み、手間の簡略化を図ることが可能と
なる。
【0041】本発明(請求項4)は、接続されたネット
ワーク内に存在するディレクトリエージェントにサービ
スを登録する通信装置(例えば、パーソナル・コンピュ
ータ等)であって、接続された前記ネットワークのデー
タリンクに依存するプロトコルで通信する、電子的装置
(例えば、周辺機器、AV機器、家電機器等)のサービ
スを、該電子的装置に代わって前記ディレクトリエージ
ェントに登録する手段を備えたことを特徴とする。
【0042】本発明によれば、ディレクトリエージェン
トは、それが稼動するプロトコル(例えばIP等のネッ
トワークレイヤプロトコル等)のディレクトリサービス
に対して、データリンクレイヤプロトコル(例えばIE
EE1394レイヤ等)で提供されるサービス(例えば
IEEE1394のAV/Cプロトコル等)を登録する
ことが可能となり、この結果、ディレクトリエージェン
トもしくはディレクトリサービスは、ネットワーク上で
展開されているサービスを、その提供レイヤの区別な
く、検索されることが可能となり、ネットワーク利用者
の利便性の向上と、柔軟性の向上を同時に図ることが可
能となる。
【0043】本発明(請求項5)は、接続されたネット
ワーク内のユーザエージェントからの問い合わせに応じ
てサービスに関する情報を通知する通信装置(例えば、
パーソナル・コンピュータ等)であって、接続された前
記ネットワークのデータリンクに依存するプロトコルで
通信する、電子的装置(例えば、周辺機器、AV機器、
家電機器等)のサービスを、該電子的装置に代わって前
記ユーザエージェントに通知する手段を備えたことを特
徴とする。
【0044】本発明によれば、ユーザエージェントは、
それが稼動するプロトコル(例えばIP等のネットワー
クレイヤプロトコル等)のサービスロケーションサービ
スに対して、データリンクレイヤプロトコル(例えばI
EEE1394レイヤ等)で提供されるサービスに関す
る情報を得ることが可能となり、この結果、ユーザエー
ジェントもしくはサービスロケーションサービスは、ネ
ットワーク上で展開されているサービスを、その提供レ
イヤの区別なく検索することが可能となり、ネットワー
ク利用者の利便性の向上と柔軟性の向上を同時に図るこ
とができる。
【0045】本発明(請求項6)は、請求項4または5
に記載の通信装置において、ディレクトリエージェント
への登録またはユーザエージェントへの通知の際に、登
録または通知する前記サービスへのアクセスのためのポ
ートとして、自装置(例えば、パーソナル・コンピュー
タ等)の論理多重識別子を登録または通知することを特
徴とする。
【0046】このようにすれば、前記通信装置は、その
論理多重識別子へのアクセスがあった場合には、前記電
子的装置のサービスへのアクセスであることを認識する
ことが可能となり、そのサービスを実際に実現するため
の適切な処理を施すことが可能となる。
【0047】一方、ディレクトリエージェントは、前記
電子的装置のサービスへのアクセスポイントとして、こ
の論理多重識別子を応答することが可能となり、もって
サービスの提供レイヤを問わない統一的なディレクトリ
サービスを提供することが可能となる。
【0048】また、ユーザエージェントは、前記電子的
装置のサービスへのアクセスポイントとして、この論理
多重識別子を通知された場合、レイヤを問わず、そのサ
ービスがこの論理多重識別子を通じて提供されるものと
認識することとなり、ネットワーク全体で、レイヤを問
わない、統一的なサービス提供体制を提供することが可
能となる。
【0049】本発明(請求項7)は、請求項6に記載の
通信装置において、前記論理多重識別子で指定されたポ
ートにコマンドが到達した場合に、このコマンドを、そ
れに対応する前記データリンクに依存するプロトコルの
コマンドに変換して、前記電子的装置(例えば、周辺機
器、AV機器、家電機器等)に送信することを特徴とす
る。
【0050】このようにすれば、前記通信装置は、その
論理多重識別子へのアクセスがあった場合には、前記電
子的装置のサービスへのアクセスであることを認識し、
実際にそのサービスを提供している実体に、その提供デ
ータリンクのプロトコルに合致したコマンド変換をした
上で、そのコマンド送出を行うこと、すなわちサービス
要求を行うことが可能となり、もって、全体の「サービ
ス要求→サービス実現」の手順の実現を図ることが可能
となる。
【0051】また、ユーザエージェントは、前記電子的
装置のサービスへのアクセスは、あくまで、そのコマン
ドを記述したレイヤで行われるものと認識していること
となるため、処理の単純化、すなわち該レイヤでのサー
ビスアクセスの環境さえ整えておけば、該ネットワーク
上の種々のサービスへのアクセスが可能となることを意
味し、該ネットワークのサービス提供環境の単純化、効
率化、統一化の各々に寄与することが可能となる。
【0052】本発明(請求項8)は、請求項6に記載の
通信装置において、前記論理多重識別子のポートに到達
したコマンドを、該コマンドに対応する前記データリン
クに依存するプロトコルのコマンドにマッピングするた
めの対応テーブルを有することを特徴とする。
【0053】このようにすれば、前記通信装置は、その
論理多重識別子へのアクセスがあった場合のコマンド変
換を、あらかじめ決められた手順で行うことが可能とな
り、これによって、前記電子的装置のサービスへのアク
セスであることを認識し、実際にそのサービスを提供し
ている実体に、その提供データリンクのプロトコルに合
致したコマンド変換をした上で、そのコマンド送出を行
うこと、すなわちサービス要求を行うことが可能とな
り、もって、全体の「サービス要求→サービス実現」の
手順の実現を図ることが可能となる。
【0054】また、ユーザエージェントは、前記電子的
装置のサービスへのアクセスは、あくまで、そのコマン
ドを記述したレイヤで行われるものと認識していること
となるため、処理の単純化、すなわち該レイヤでのサー
ビスアクセスの環境さえ整えておけば、該ネットワーク
上の種々のサービスへのアクセスが可能となることを意
味し、該ネットワークのサービス提供環境の単純化、効
率化、統一化の各々に寄与することが可能となる。
【0055】本発明(請求項9)は、第1の通信手段に
従えば通信できず、第2の通信手段に従えば通信可能な
電子的装置と、第1の通信手段および第2の通信手段の
いずれに従っても通信可能な電子的装置とが接続される
可能性のあるネットワークに接続された通信装置におけ
るサービス登録方法であって、前記第1の通信手段を通
じて前記電子的装置夫々から提供されるサービスに関す
る情報の登録を受け付け、前記第2の通信手段により存
在が認識された電子的装置で、かつ、前記第1の通信手
段を通じての前記通知がなかったものについて、登録す
べき該電子的装置夫々により提供されるサービスに関す
る情報を前記第2の通信手段を用いて取得し、通知され
た前記サービスに関する情報および取得された前記サー
ビスに関する情報をもとに、前記ネットワーク上のサー
ビスディレクトリ情報を構成することを特徴とする。
【0056】本発明(請求項10)は、第1のプロトコ
ルに従えば通信できず、第2のプロトコルに従えば通信
可能な少なくとも1つの電子的装置が接続された通信装
置におけるサービス提供方法であって、前記電子的装置
により提供されるサービスへのアクセスのためのポート
として前記第1のプロトコルに従う自装置の論理多重識
別子を割り当て、前記論理多重識別子で指定されたポー
トにコマンドが到達した場合に、このコマンドを、前記
第2のプロトコルに従うコマンドに変換して、前記電子
的装置に送信することを特徴とする。
【0057】(2)本発明(請求項11)は、単一アド
レス空間にマップされたレジスタの操作を行う通信手段
と、前記通信手段によって認識された電子的装置(例え
ば、周辺機器、AV機器、家電機器等)の属性情報(例
えば、uniqe ID、unit ID、capab
ility等)を入手する入手手段と、前記通信手段に
対して前記単一アドレス空間上のレジスタの操作を行う
指示を発行することによって前記電子的装置を制御する
装置制御プログラム(デバイスドライバソフト)の登録
(OSへの組み込み)を、入手された前記電子的装置の
属性情報に基づいて動作中に行う登録手段とを備えたこ
とを特徴とする。
【0058】本発明によれば、前記装置制御プログラム
がいわゆるデバイスドライバの役割を果たすことになる
が、本発明によれば、単一アドレス空間にマップされた
レジスタの操作を行う通信手段によって入手された電子
的装置の属性情報に基づいて、前記単一アドレス空間上
のレジスタの操作を行う指示を発行することによって前
記電子的装置を制御する装置制御プログラムを登録する
ので、動作中に必要に応じて、ドライブする対象の属性
にあわせた装置制御プログラムをOSに組み込むことが
できる。
【0059】また、装置制御プログラムがネットワーク
ローダブルな形(例えばJAVA言語で記述された形)
で提供されれば、OSの種別やハードウエアの種別を問
わずに、装置制御プログラムの登録を行うことが可能と
なる。
【0060】本発明(請求項12)は、請求項11に記
載の通信装置において、前記登録手段は、前記入手手段
により入手された前記電子的装置の属性情報に基づいて
入手すべき装置制御プログラムの識別名を求める手段
と、求められた前記識別名に基づいて、該当する装置制
御プログラムを入手する手段とを有することを特徴とす
る。
【0061】このようにすれば、前記電子的装置の属性
に適合した装置制御プログラムを、必要に応じて入手
し、デバイスドライバとして使用することができる。
【0062】本発明(請求項13)は、請求項11また
は12に記載の通信装置において、前記電子的装置の属
性情報は、前記電子的装置内の予め定められた構成情報
記憶領域(例えば、コンフィグレーションROM、ある
いはコンフィグレーション・メモリ)に記述されたもの
であり、前記入手手段は、前記構成情報記憶領域に記述
された内容を読み取ることで前記属性情報を入手するこ
とを特徴とする。
【0063】このように前記電子的装置の属性情報を当
該電子的装置内の構成情報記憶領域を読み取ることで入
手するようにすれば、構成情報記憶領域には通常そのデ
バイスの属性情報が記述されていることが期待され、適
当な装置制御プログラムを入手するのための手がかりと
なる適切な情報が得られることが期待される。
【0064】本発明(請求項14)は、請求項11ない
し13のいずれか1項に記載の通信装置において、前記
単一アドレス空間は、IEEE1394バスの形で提供
されることを特徴とする。
【0065】IEEE1394バスは単一メモリ空間を
実現するバスとして解釈することが可能であることか
ら、上記機構をそのまま採用することが可能であり、本
来困難であったネットワークのデバイスドライバのネッ
トワークを介した動的ローディングが可能になり、ユー
ザの利便性を飛躍的に高めることができる。
【0066】本発明(請求項15)は、請求項12ない
し14のいずれか1項に記載の通信装置において、前記
装置制御プログラムの識別名として、外部ネットワーク
の特定の資源を指示可能な識別名を用いることを特徴と
する。
【0067】このように、前記電子的装置の装置制御プ
ログラムをネットワークローダブルとすれば、必要に応
じて外部ネットワークから入手することが可能になり、
前記通信装置は、あらかじめ想定される全ての装置制御
プログラムを持たなければいけないという制約条件から
開放され、ディスクやOSの容量の節約、ソフトウエア
のバージョンアップ等、様々な利点を享受することが可
能となる。
【0068】好ましくは装置制御プログラムはJAVA
言語等で記述されたものである。
【0069】本発明(請求項16)は、単一アドレス空
間にマップされたレジスタの操作を行う手段により所定
の電子的装置と通信可能な他の通信装置(第2の通信装
置)との間での通信が、論理ネットワークを利用した通
信手段によって可能である通信装置(第1の通信装置)
であって、前記通信手段を通じて前記他の通信装置(第
2の通信装置)に対して前記電子的装置(例えば、パー
ソナル・コンピュータ、周辺機器、AV機器、家電機器
等)の属性情報(例えば、uniqe ID、unit
ID、capability等)の取得を要求する手
段と、前記電子的装置を制御する装置制御プログラム
(デバイスドライバソフト)の登録(OSへの組み込
み)を、前記要求により前記他の通信装置から入手した
前記電子的装置の属性情報に基づいて動作中に行う手段
と、前記他の通信装置(第2の通信装置)との間で前記
通信手段を通じて前記単一アドレス空間上のレジスタの
操作を行う指示に関する情報を送受信する手段とを備え
たことを特徴とする。
【0070】本発明によれば、制御主体である通信装置
(第1の通信装置)は、論理ネットワークを通じて接続
された他の通信装置(第2の通信装置)を仲介として前
記電子的装置を利用するための機能を持つことができ、
単一アドレス空間上のレジスタの操作を行う制御プログ
ラムを変更することなく単一アドレス空間上にマップさ
れたレジスタの操作を行う手段に限らず論理ネットワー
クを通じて遠隔の電子的装置を制御することが可能にな
る。
【0071】好ましくは、前記要求により前記他の通信
装置から入手した前記電子的装置の属性情報に基づいて
動作中に行う手段は、入手された前記電子的装置の属性
情報に基づいて入手すべき装置制御プログラムの識別名
を求める手段と、求められた前記識別名に基づいて、該
当する装置制御プログラムを入手する手段とを有するよ
うにしても良い。
【0072】また、好ましくは、前記電子的装置の属性
情報は、前記電子的装置内の予め定められた構成情報記
憶領域に記述されたものであり、前記属性情報は前記他
の通信装置(第2の通信装置)により前記構成情報記憶
領域に記述された内容を読み取られることで入手された
ものであっても良い。
【0073】また、好ましくは、前記単一アドレス空間
は、IEEE1394バスの形で提供されても良い。
【0074】また、好ましくは、前記装置制御プログラ
ムの識別名として、外部ネットワークの特定の資源を指
示可能な識別名を用いても良い。
【0075】本発明(請求項17)は、通信装置の動作
中に装置制御プログラムを登録する装置制御プログラム
登録方法であって、単一アドレス空間にマップされたレ
ジスタの操作を行う所定の通信手段によって認識された
電子的装置の属性情報を入手し、前記通信手段に対して
前記単一アドレス空間上のレジスタの操作を行う指示を
発行することによって前記電子的装置を制御する装置制
御プログラムの登録を、入手された前記電子的装置の属
性情報に基づいて動作中に行うことを特徴とする。
【0076】なお、以上の各装置に係る発明は方法に係
る発明としても成立する。
【0077】また、上記の発明は、相当する手順、機能
あるいは手段をコンピュータに実行させるためのプログ
ラムを記録した機械読取り可能な媒体としても成立す
る。
【0078】(3)本発明の通信装置(請求項18)
は、第1のネットワークに接続して該第1のネットワー
クに依存するプロトコルで通信するサービス提供装置を
第2のネットワークを介して制御するための通信装置に
おいて、前記サービス提供装置を制御するための前記第
1のネットワークの通信プロトコルに依存する第1のコ
マンドに対応する前記第2のネットワークの通信プロト
コルに依存する第2のコマンドに関する情報を少なくと
も前記第2のネットワークを介して提供する提供手段
と、この提供手段で提供された第2のコマンドを含むメ
ッセージを前記第2のネットワークを介して受信する受
信手段と、この受信手段で受信されたメッセージに含ま
れる第2のコマンドを前記第1のコマンドに変換し、該
第1のコマンドで前記サービス提供装置を制御する制御
手段と、を具備したことにより、特定のネットワークに
依存せず、統一的なサービス提供環境を実現することが
可能となる。
【0079】本発明の通信装置(請求項19)は、第1
のネットワークに接続して該第1のネットワークに依存
するプロトコルで通信するサービス提供装置を第2のネ
ットワークを介して制御するための通信装置において、
前記サービス提供装置の提供するサービスに関する情報
を収集する収集手段と、この収集手段で収集されたサー
ビスに関する情報に対応する前記サービス提供装置を制
御するための前記第1のネットワークの通信プロトコル
に依存する第1のコマンドに対応する前記第2のネット
ワークの通信プロトコルに依存する第2のコマンドに関
する情報を少なくとも前記第2のネットワークを介して
提供する提供手段と、この提供手段で提供された第2の
コマンドを含むメッセージを前記第2のネットワークを
介して受信する受信手段と、この受信手段で受信された
メッセージに含まれる第2のコマンドを前記第1のコマ
ンドに変換し、該第1のコマンドで前記サービス提供装
置を制御する制御手段と、を具備したことにより、特定
のネットワークに依存せず、統一的なサービス提供環境
を実現することが可能となる。
【0080】本発明の通信装置(請求項22)は、第1
のネットワークに接続して該第1のネットワークに依存
するプロトコルで通信するサービス提供装置を第2のネ
ットワークを介して制御するための通信装置において、
前記サービス提供装置を制御するための前記第1のネッ
トワークの通信プロトコルに依存する第1のコマンドを
発行するためのホームページを前記第2のネットワーク
を介して提供する提供手段と、この提供手段で提供され
た前記ホームページに基づくメッセージを前記第2のネ
ットワークを介して受信する受信手段と、この受信手段
で受信されたメッセージに基づき発行された前記第1の
コマンドで前記サービス提供装置を制御する制御手段
と、を具備したことにより、ホームページを受信し操作
を行うユーザは、第1のネットワークに接続されたサー
ビス提供装置のプロトコルが何であるかを問わず、具体
的にはIEEE1394に接続されるAV機器のよう
に、リンクレイヤ技術に依存するプロトコルしか解釈し
ない機器についても、遠隔制御を行うことが可能とな
る。
【0081】本発明の通信装置(請求項23)は、第1
のネットワークに接続して該第1のネットワークに依存
するプロトコルで通信するサービス提供装置を第2のネ
ットワークを介して制御するための通信装置において、
前記サービス提供装置の提供するサービスに関する情報
を収集する収集手段と、この収集手段で収集されたサー
ビスに関する情報に対応する前記サービス提供装置を制
御するための前記第1のネットワークの通信プロトコル
に依存する第1のコマンドを発行するためのホームペー
ジを前記第2のネットワークを介して提供する提供手段
と、この提供手段で提供された前記ホームページに基づ
くメッセージを前記第2のネットワークを介して受信す
る受信手段と、この受信手段で受信されたメッセージに
基づき発行された前記第1のコマンドで前記サービス提
供装置を制御する制御手段と、を具備したことにより、
ホームページを受信し操作を行うユーザは、第1のネッ
トワークに接続されたサービス提供装置のプロトコルが
何であるかを問わず、具体的にはIEEE1394に接
続されるAV機器のように、リンクレイヤ技術に依存す
るプロトコルしか解釈しない機器についても、遠隔制御
を行うことが可能となる。
【0082】本発明の通信装置(請求項24)は、第1
のネットワークに接続して該第1のネットワークに依存
するプロトコルで通信するサービス提供装置を第2のネ
ットワークを介して制御するための通信装置において、
前記サービス提供装置の提供するサービスに関する情報
を収集する収集手段と、この収集手段で収集されたサー
ビスに関する情報に基づき前記サービス提供装置を制御
するための前記第1のネットワークの通信プロトコルに
依存する第1のコマンドを発行するためのホームページ
を作成する作成手段と、この作成手段で作成されたホー
ムページを前記第2のネットワークを介して提供する提
供手段と、この提供手段で提供された前記ホームページ
に基づくメッセージを前記第2のネットワークを介して
受信する受信手段と、この受信手段で受信されたメッセ
ージに基づき発行された前記第1のコマンドで前記サー
ビス提供装置を制御する制御手段と、を具備したことに
より、ホームページを受信し操作を行うユーザは、第1
のネットワークに接続されたサービス提供装置のプロト
コルが何であるかを問わず、具体的にはIEEE139
4に接続されるAV機器のように、リンクレイヤ技術に
依存するプロトコルしか解釈しない機器についても、遠
隔制御を行うことが可能となる。
【0083】なお、本発明の通信装置(請求項25)
は、前記サービス提供装置の提供するサービス毎に予め
定められた前記第1のコマンドに対応する該サービス提
供装置を制御するための前記第2のネットワークの通信
プロトコルに依存する第2のコマンドを登録したテーブ
ルを具備し、前記収集手段で収集されたサービスに関す
る情報に対応する第2のコマンドに関する情報を該テー
ブルから取得して前記ホームページを作成することによ
り、ホームページには、第2のコマンド情報(遠隔制御
コマンド)により実現できるサービス提供装置の遠隔制
御の一覧を表示することが可能になり、もって運用可能
な遠隔制御方法を列挙したホームページを作成すること
が可能になる。
【0084】また、本発明の通信装置(請求項26)
は、前記メッセージは、前記サービス提供装置を制御す
るための前記第2のネットワークの通信プロトコルに依
存する第2のコマンドを含み、前記制御手段は、前記第
1のコマンドと前記第2のコマンドとの対応テーブルを
参照して前記受信手段で受信されたメッセージに含まれ
る第2のコマンドを前記第1のコマンドに変換すること
により、特定の第2のコマンド情報(遠隔制御コマン
ド)を前記受信手段を介して受信した場合に、それがど
のような動作を第1のネットワークの所望の装置(この
場合第1のネットワークに接続されたサービス提供装
置)に行えばいいのかを、上記対応テーブルを参照すれ
ばわかるようになる。
【0085】また、本発明の通信装置(請求項27)
は、前記メッセージは、前記サービス提供装置を制御す
るための前記第2のネットワークの通信プロトコルに依
存する第2のコマンドと、前記第2のネットワークの通
信プロトコルに依存するアドレスと、前記第1のネット
ワークに依存する前記サービス提供装置を特定するため
の多重識別子とを含み、前記制御手段は、前記第1のコ
マンドと前記第2のコマンドとの対応テーブルを参照し
て前記受信手段で受信されたメッセージに含まれる第2
のコマンドを前記第1のコマンドに変換し、該第1のコ
マンドで前記多重識別子にて識別されるサービス提供装
置を制御することにより、ホームページを受信したノー
ドは、第2のコマンド情報(遠隔制御コマンド)とし
て、ハイパーリンク参照された対象に働きかけることに
よって、制御対象である前記第1のネットワークに接続
されたサービス提供装置を指定し、その所望の動作を指
定することが可能となり、もって所望の前記第1のネッ
トワークに接続されたサービス提供装置の遠隔操作を行
うことが可能になる。
【0086】また、本発明の通信装置(請求項28)
は、前記ホームページは、前記サービス提供装置を制御
するための前記第2のネットワークの通信プロトコルに
依存する第2のコマンドを含むメッセージを生成するた
めのプログラムを含み、前記制御手段は、前記第1のコ
マンドと前記第2のコマンドとの対応テーブルを参照し
て前記受信手段で受信されたメッセージに含まれる第2
のコマンドを前記第1のコマンドに変換し、該第1のコ
マンドでサービス提供装置を制御することにより、ホー
ムページを受信したノードは、それに対応付けられたプ
ログラム(JAVAプログラム)を起動させ、制御対象
である前記第1のネットワークに接続されたサービス提
供装置を指定し、その所望の動作を指定するコマンドを
発行させることが可能となり、もって所望の前記第1の
ネットワークに接続されたサービス提供装置の遠隔操作
を行うことが可能になる。
【0087】また、本発明の通信装置(請求項29)
は、前記制御手段は、前記受信手段で受信されたメッセ
ージにて前記第1のコマンドを発行するためのプログラ
ム(例えば、CGIスクリプト)を起動することによ
り、ホームページを受信したノードは、それに対応付け
られたプログラム(CGIスクリプト)を起動させ、制
御対象である前記第1のネットワークに接続されたサー
ビス提供装置を指定し、その所望の動作を指定するコマ
ンドを発行せせることが可能となり、もって所望の前記
第1のネットワークに接続されたサービス提供装置の遠
隔操作を行うことが可能になる。
【0088】また、本発明の通信装置(請求項30)
は、前記メッセージには、情報を送信する際の通信プロ
トコルを指定する情報が含まれていることにより、前記
ホームページを受信した相手ノードからの要求を受けて
情報を送信する際に、その送出方法を特定することが出
来るようになり、もって送信相手に確実に情報を送り届
けることが出来るようになる。これは、送信すべき相手
が、ネットワークレイヤパケットの受信能力の無い場合
に特に有効である。また、送信情報を受信するノードが
第2のコマンド情報(遠隔制御コマンド)と同一のネッ
トワークレイヤプロトコルをサポートしていない場合
や、送信情報のネットワークレイヤプロトコルへのカプ
セル化に多大なコストがかかる場合などにおいて、ネッ
トワークレイヤプロトコル以外での情報送信を前記ホー
ムページを受信した装置は促すことが可能になる。
【0089】さらに、前記メッセージに、情報を送信す
る際の通信プロトコルを指定する情報の他に、情報を送
信する際の該通信プロトコルに依存するヘッダ情報が含
まれていてもよい。
【0090】本発明の通信装置(請求項35、第5の実
施形態)は、第1のネットワークと第2のネットワーク
に接続される通信装置であって、前記第1のネットワー
ク上の任意の装置の第1の論理多重識別子で提供される
サービスに第2の論理多重識別子を割り当て、前記第1
の論理多重識別子とそのサービスを提供する前記第1の
ネットワーク上の装置の第1のアドレスと、前記第2の
ネットワークからアクセス可能な第2のアドレスと前記
第2の論理多重識別子との対応関係を記憶する記憶手段
と、前記第1の論理多重識別子の各サービスを前記第2
のネットワークから前記第2のアドレスと前記第2の論
理多重識別子とでアクセスできるサービスとして提示す
る提示手段と、前記記憶手段に記憶された対応関係に基
づき、前記第1および第2のネットワーク間で前記提示
手段で提示された前記第1のネットワーク上のサービス
を提供するためのパケット転送を行うことにより、第1
のネットワークが、第2のネットワークと異なるアドレ
ス体系、例えば第2のネットワークがIPv4のアドレ
ス体系で運用されている場合に、第1のネットワークが
IPv6のアドレス体系で運用される場合や、第1のネ
ットワークがプライベートIPアドレスの体系で運用さ
れている場合などにおいて、第2のネットワークのユー
ザに対して、第1のネットワークで提供されているサー
ビスへのアクセスを実現することができる。
【0091】即ち、第2のネットワークのユーザに対し
ては、前記提示手段としての例えばホームページを用い
て、前記第1のネットワークで提供されているサービス
が本通信装置が提供しているものとして、第2のネット
ワークに対して提示する。前記第2のネットワークのユ
ーザからのこのサービスへのアクセスがあった場合は、
前記記憶手段に記憶された対応関係(アドレス・ポート
番号変換テーブル)を用いて、前記第2のネットワーク
のユーザと本通信装置間のパケットを、本通信装置と前
記第1のネットワークで提供されているサービス間のパ
ケットに変換することで、前記第2のネットワークのユ
ーザ、及び前記第1のネットワークで提供されているサ
ービスからは透過的なパケットのやり取りを行っている
と認識されることになる。
【0092】(請求項36)前記第1のネットワーク上
の前記第1の論理多重識別子と各サービスを提供する装
置の第1のアドレスを収集する収集手段をさらに具備し
たことにより、前記第1のネットワークのサービスにつ
いての収集情報をもとに、前記提示手段としての例えば
ホームページの自動更新を行うことが可能となる。
【0093】(請求項37) 前記第2のネットワーク
から入力されるパケットのうち前記第1のネットワーク
へ転送可能なパケットの識別子を記憶する第2の記憶手
段と、前記第2のネットワークから入力されるパケット
のうち、前記記憶手段に記憶された識別子を有するパケ
ットのみ前記第1のネットワークへ出力する出力手段
と、を具備したことにより、予めユーザ認証を行うなど
して、公衆網等の外部ネットワークから前記第1のネッ
トワークへの不正パケットの侵入を防ぐことができる。
【0094】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら発明の
実施の形態を説明する。
【0095】(第1の実施形態)図1に本実施形態に係
るシステムの構成例を示す。
【0096】本実施例では図1に示すように公衆網2を
介して2つの家庭内ネットワークが相互接続されている
ものとする。公衆網2は、電話網でもよいし、ISDN
等の広い帯域の回線、あるいは専用線のようなものであ
ってもよいし、インターネットであってもよい。ただ
し、好ましくは、サービスの利用・提供に必要な通信帯
域を満足する網を利用する。
【0097】第1の家庭内ネットワークは、第1のIE
EE1394バス1から構成されている。また、このI
EEE1394バス1には第1のAV接続装置4、パー
ソナル・コンピュータ(以下、PC)6、デジタルTV
7が接続されているものとする。
【0098】第2の家庭内ネットワークは、第2のIE
EE1394バス3と、ホームオートメーション網12
から構成されている。本実施形態では、このホームオー
トメーション網12には、エシェロン社のLON(ロー
カルオペレーティングネットワーク)を用いるものとす
る。エシェロン社のLONについては、例えばエシェロ
ン社のホームページ(http://www.eche
lon.com)等から得られるの情報に詳しく記述さ
れている。
【0099】第2の家庭内ネットワークのIEEE13
94バス3には、第2のAV接続装置5、DVDプレー
ヤ8、デジタルVTR9、PC10、プリンタ11が接
続されているものとする。また、PC10はホームオー
トメーション網12にも接続されている。ホームオート
メーション網12は、PC10のほかに、エアコン13
と、電子レンジ14にも接続されている。
【0100】これらのネットワークに接続されている端
末群のうち、第1のAV接続装置4、PC6、第2のA
V接続装置5、PC10、プリンタ11は、それぞれI
Pアドレス(ここではプライベートIPアドレスとす
る)を持っており、いわゆるIP端末である。第1のA
V接続装置4のIPアドレスは192.168.2.2
54、PC6のIPアドレスは192.168.2.
1、第2のAV接続装置5のIPアドレスは192.1
68.1.254、PC10のIPアドレスは192.
168.1.1、プリンタ11のIPアドレスは19
2.168.1.2であるものとする。このように、本
実施形態における端末のIPアドレスにはプライベート
IPアドレス(公衆網2がインターネットではなくIS
DN等である場合)またはグローバルIPアドレス(公
衆網2がインターネットである場合)を使用しており、
各々の端末間のルーチングのためのルーチング機構の設
定(IPルーチングテーブルの設定など)は適切に行わ
れているものとする。なお、現在グローバルIPアドレ
スは32ビットであるが、近い将来に128ビットにな
る見込みであり、各端末にグローバルIPアドレスを割
り当て可能な環境は現実のものとなりつつある。
【0101】一方、デジタルTV7、DVDプレーヤ
8、デジタルVTR9は、いわゆる1394端末であ
り、1394プロトコル群(IEEE1394−199
5,IEC1883,IEEE1394AV/C,SB
Pなど)のみを解釈する端末である。
【0102】また、エアコン13、電子レンジ14は、
いわゆるLON端末であり、LONで定められたプロト
コル群のみを解釈する端末である。
【0103】第1のAV接続装置4および第2のAV接
続装置5は、それぞれ、2つ以上のネットワーク(本実
施形態の場合IEEE1394バスと公衆網)の間を相
互接続する機能を基本的に有する。図2に、本AV接続
装置4,5の内部構成を示す。
【0104】図2に示されるように本実施例のAV接続
装置は、1394インタフェース21、データリンクス
イッチ22、公衆網インタフェース23、IP処理機能
24、FANP処理機能25、1394/IPサービス
ロケーション処理機能26、サービスロケーション代理
機能27、1394AVコマンド処理機能28、139
4/IPコマンド変換機能29を有する。これらの各機
能は、それぞれ、ハードウエアにより実現してもよい
し、ソフトウエアにより実現してもよい。
【0105】1394インタフェース21は、1394
バスとのインタフェースとなる機能である。
【0106】データリンクスイッチ22は、ネットワー
ク間をまたがるデータ転送を行うためのスイッチであ
り、より詳しくは、データリンクレイヤ識別子/情報の
みの参照(例えば同期チャネル識別子や、ATM−VC
I、伝送波長などの参照)によって、明示的にそのデー
タの転送先が予め判るように、例えばFANPなどのプ
ロトコルによって設定をしておき、1394バスから入
力されたデータを公衆網に転送しおよび公衆網から入力
されたデータを1394バスに転送するためのスイッチ
である。
【0107】公衆網インタフェース23は、公衆網との
インタフェースとなる機能である。例えば、公衆網のデ
ータリンクレイヤがATMであれば、物理的にはATM
のインタフェースを、論理的にはATMシグナリングの
機能などを持つことになる。
【0108】IP処理機能24は、TCP/UDP/I
Pなど、一連のインターネットプロトコル(TCP/I
Pプロトコルスーツ)の諸機能である。
【0109】FANP処理機能25は、データの伝送経
路のデータリンクレイヤでの帯域や仮想伝送路識別子の
確保、整合を行う機能である。なお、FANP処理機能
の詳細は例えば文献「『レジデンシャル環境におけるネ
ットワーク相互接続方式』、電子情報通信学会、情報ネ
ットワーク研究会研究報告IN97−19、pp.73
−78、1997年」(あるいは特願平8−26449
6、特願平8−272672、特願平9−52125)
等にて説明されている。
【0110】FANP処理機能25は、映像データ等の
ようにある程度広い帯域を保証する必要のあるサービス
を扱う場合には設けることが望ましいものであり、帯域
保証を必要としない場合には省いても構わない。なお、
FANP処理機能の代わりにRSVPプロトコル(Re
source ReSerVation Protoc
ol;インターネットドラフトのdraft−ietf
−rsvp−spec−08.txt)に従った処理機
能等を用いることも可能である。
【0111】また、提供するサービスに応じてFANP
処理機能25等の使用を制御するようにしてもよい。例
えば、IPアドレスとポート番号の組毎にFANP処理
機能25等を使用するか否かを決定するようにしてもよ
い。あるいは、ユーザからの明示的な要求により使用す
ることを決定するようにしてもよい。
【0112】1394/IPサービスロケーション処理
機能26は、1394バスに接続された端末あるいはサ
ービスを検索しあるいはその登録を受け、1394バス
上にどのような端末/サービスが存在しているのかを認
識し、要求された場合など必要に応じてその情報を外部
に通知する機能を持つ。1394/IPサービスロケー
ション処理機能26は、少なくともサービスロケーショ
ンプロトコル(インターネットドラフトのdraft−
ietf−svrloc−protocol−16.t
xt)の処理機能を持つ。
【0113】サービスロケーション代理機能27は、公
衆網側に対して、IPベースのサービスロケーションの
形でサービスロケーションプロトコルを稼動する。ま
た、1394バスに接続されたサービスあるいは端末、
すなわちIPベースではなく、一連の1394プロトコ
ルしか認識、処理できないIEEE1394専用プロト
コル端末/サービス(第1の家庭内ネットワークではデ
ジタルTV7、第2の家庭内ネットワークではDVDプ
レーヤ8とデジタルVTR9)についても、本AV接続
装置がそれらサービスあるいは端末の代理サーバとなっ
て、それら端末/サービスを広告する機能を持つととも
に、これら広告されたサービスを公衆網側(一般的には
IP側)から受け取った場合に、それらをIEEE13
94のコマンドあるいはサービスにマッピングすべく1
394・IPコマンド変換機能29に通知する機能を持
つ。
【0114】1394AVコマンド処理機能28は、I
EEE1394の端末制御プロトコル(たとえば139
4AV/Cプロトコルや、SBPなど)の処理機能であ
る。
【0115】1394/IPコマンド変換機能29は、
IPを使って送られてきたあるいは送る制御コマンド
(例えばRTSP(Real Time Stream
Protocol)など;なお、RTSPについて
は、例えばインターネットドラフトdraft−iet
f−mmusic−rtsp−02.psにて詳しく説
明されている)と、1394バス上を送られるIEEE
1394の端末制御コマンド(例えば1394AV/C
プロトコルやSBPのコマンド)を相互に変換して、相
手側に通知する機能を持つ。
【0116】次に、第2の家庭内ネットワークにおい
て、第2のAV接続装置5が、第2の家庭内ネットワー
クに関する情報を取得する手順、すなわち第2の家庭内
ネットワーク上に存在する端末およびサービスを認識す
る手順について説明する。
【0117】図3にIEEE1394特有の機構を用い
た端末/サービス収集手順のシーケンスの一例を示す。
1394バスに接続される端末には、それぞれ、その端
末についての所定の情報が書き込まれたコンフィグレー
ションROMが格納されている。図3では、第2のAV
接続装置5は、1394バス3につながる各装置8〜1
1のコンフィグレーションROMの読み込み(リード)
を行い、各装置8〜11の情報収集を行う。この情報収
集は、1394バス3につながる端末すべてに対して行
ってもよい。
【0118】以下では、コンフィグレーションROMに
記述する情報についていくつかの例を示す。ここでは、
PC10のコンフィグレーションROMを例にとって説
明する。なお、本実施例では、IEEE1394の仕様
書にならい「ROM」という語句を用いているが、実際
には「レジスタ」あるいは「メモリ空間の一部」と認識
されればよく、ROMでない場合(RAM等の場合)も
含むものとする。
【0119】図4に、コンフィグレーションROMに記
述する情報の第1の例を示す。この例では、コンフィグ
レーションROMには、その端末についての基本的情報
であるノード情報(例えばベンダID、ノードケーパビ
リティなど)(図4中31)の他に、ユニット情報とし
て、そのPC10が行うサービスを記述するものであ
る。すなわち、このPC10は、WWWサーバ、デジタ
ルアルバムサーバ機能を有しており、これらがコンフィ
グレーションROMの内容に反映されている(図4中3
2、33)。このようにコンフィグレーションROMに
記述しておくことによって、1394バスにつながる他
の端末に対して、自身がどのような端末であるのかを説
明するだけではなく、自身がどのようなサービスを行っ
ているかを知らしめることが可能となる。この機能は、
特にPCのように、一つの端末に複数の機能が実現され
ているような場合にきわめて有益である。具体的にコン
フィグレーションROMに記述される情報としては、サ
ービス種別、そのサービスの属性(そのサービスを受け
るために使用する種々のパラメータ等で、例えば最大デ
ータ転送速度、装置仕様、設定パラメータ等)などであ
る。
【0120】ところで、PC10は、ホームオートメー
ション網12にも接続されており、これらのホームオー
トメーションのサーバともなっている。つまり、ホーム
オートメーション網12につながる各種機器(ここでは
エアコン13と電子レンジ14)の制御はこのPC10
が行う構成となっている。言い換えると、このPC10
にアクセスすることにより、第2の1394バス3につ
ながる端末は、ホームオートメーション12網につなが
る各種機器の制御を行うことができることを意味する。
このことを、第2の1394バス3上の端末に知らしめ
るために、ホームオートメーション網12についての情
報(サービス情報)もPC10のコンフィグレーション
ROMに格納している。
【0121】まず、ホームオートメーションサービスを
行っていることを示す情報がコンフィグレーションRO
Mに格納されている(図4中34)。1394バス上で
は、これを一つのユニットであると認識させてもよい。
次に、このユニット依存ディレクトリとして、エアコン
サービス、電子レンジサービスが提供されていることを
示す情報がそれぞれコンフィグレーションROMに記述
されている(図4中35、36)。このようにすること
により、1394バスにつながる他の端末は、1394
バスではない別のネットワークに接続されたサービスに
ついても、どのようなサービスがどのように行われてい
るのかを知ることができるようになり、サービスの認識
やその操作性の大幅な向上が見込まれる。
【0122】次に、図5に、コンフィグレーションRO
Mに記述する情報の第2の例を示す。第1の例では、コ
ンフィグレーションROMには、その端末についてのユ
ニット情報として、その端末が行うサービスについての
記述が行われていたのに対して、第2の例では、サービ
スについての記述(図5中45〜50)の他に、端末別
の情報も記述してある(図5中42〜44)。これら
は、それぞれユニット情報として格納されており、それ
ぞれユニット依存ディレクトリとして格納されていても
よい。また、端末別の情報とサービス別の情報であるこ
とを区別するために、それらの区別(どちらのユニット
か)を示す領域(それぞれ図5中42、45)が存在し
てもよい。
【0123】ここでは、端末別情報として、PC10に
ホームオートメーション網12を介して接続されている
端末(エアコン13と電子レンジ14)についての情報
がそれぞれ格納されている(図5中43、44)。これ
らを参照することによって、他の1394ノードは、1
394バスにつながるノードばかりでなく、その139
4バスにつながるノードに接続された他のノード(本実
施例ではエアコン13と電子レンジ14)についての情
報も、1394レベルで得ることが可能となり、家庭内
ネットワークの統合的な管理や制御にきわめて有効であ
る。
【0124】また、第1の例と同様に、このPC10
は、WWWサーバ、デジタルアルバムサーバ機能等を有
する場合、これらがコンフィグレーションROMに反映
される(図5中45〜50)。その記述の具体的ルール
は、基本的に第1の例と同様である。
【0125】次に、図6に、コンフィグレーションRO
Mに記述する情報の第3の例を示す。この例は、PC1
0自身についての情報のみを格納する場合である。この
場合は、第1の例や第2の例と異なり、サービスをベー
スとした記述ではなく、ノードとしての情報すなわち自
身についての装置としての情報のみを記載することにな
るので、ユニット情報としては、自身がPCあるいはP
Cボード(例えば1394PCIボード)である旨が記
載される。
【0126】さて、前述のようにして第2のAV接続装
置5にて収集された第2の家庭内ネットワーク上の端末
/サービス情報を、例えば当該第2のAV接続装置5の
コンソール上に表示することにより、ユーザにその操作
を促すことができる。その際の表示方法として、サービ
ス別の表示を行うことも可能であるし、端末ベースの表
示を行うことも可能である。
【0127】図7にサービス別の表示を行う場合の画面
例を示す。図7のように、第2の家庭ネットワーク上に
展開されているサービス別に1つづつアイコン(i1〜
i7)が用意され、ユーザは所定のユーザインタフェー
スにより使用したいサービスを指示することで(例えば
マウス装置を用いてクリックしあるいはドラッグアンド
ドロップすることで)、そのサービスにアクセスするこ
とが可能となる。
【0128】ここで、図7のサービス別のアイコンの画
面表示は、ネットワークの種別を問わず、第2のIEE
E1394バス3に接続されたサービスも、ホームオー
トメーション網12に接続されたサービスも区別なく同
様に表示されている。これは、一般にユーザにとっては
そのサービスがどの物理ネットワークにつながっている
かどうかは関心が無いため、上記のように区別なく表示
するのが好ましいと考えられるからである。これによっ
てユーザに物理ネットワークを意識させた場合に生じる
であろう混乱を防止することができる。
【0129】なお、画面には必ずしもコンフィグレーシ
ョンROMに書き込んである情報そのものを表示させる
必要は無く、対応する別の情報を表示するようにしても
よい。例えば、コンフィグレーションROMに書き込ま
れている情報は、一般的に専門家向けのコードであるこ
とが多いと考えられ、一般ユーザにはなじみの薄い用語
であることが多いと考えられる。具体例を挙げると、コ
ンフィグレーションROMに「デジタルVCR」を意味
するコードが書かれていたとしても、日本人にはこの用
語はなじみが薄い。そこでこのような場合、「デジタル
VCR」の代わりに、一般ユーザによりなじみ深い「ビ
デオ」あるいは「ビデオデッキ」等と表示するようにし
ても良い。
【0130】次に、図8に端末別の表示を行う場合の画
面例を示す。サービス別の場合と同様に、第2の家庭ネ
ットワーク上に展開されている端末別に1つづつアイコ
ン(i11〜i15)が用意され、ユーザは所定のユー
ザインタフェースにより使用したいサービスを指示する
ことで(例えばマウス装置を用いてクリックしあるいは
ドラッグアンドドロップすることで)、そのサービスに
アクセスすることが可能となる。この場合も、画面表示
ではネットワークの種別を問わず、第2のIEEE13
94バス3に接続されたサービスも、ホームオートメー
ション網12に接続されたサービスも区別なく表示され
ている。
【0131】以上、1394バスのコンフィグレーショ
ンROMの読み込みによって、端末あるいはサービスを
認識する方法であった。
【0132】次に、サービスロケーションプロトコルを
利用したサービスの登録について説明する。
【0133】インターネットの標準化機関であるIET
Fでは、サービスロケーションプロトコルを用いたサー
ビスの登録、検索方式を検討している。これらでは、I
P端末を対象に、サービスをあらかじめいくつかに分類
し、 (1)それらのサービス別にディレクトリエージェント
(本実施形態においてはディレクトリサーバともいう)
に、そのサービスを行うサーバの位置情報を登録する。
ユーザは、このディレクトリエージェントに問い合わせ
をすることで、サービスの位置を知ることができるよう
になる。
【0134】(2)サービス別にIPマルチキャストア
ドレスを用意する。あるサービスを要求しているユーザ
は、そのIPマルチキャストアドレスに対して、「その
サービスはどこだ?」という意味のメッセージを飛ば
す。そのサービスを提供しているサーバは、これに呼応
することで、ユーザはそのサービスを提供しているサー
バの位置を知ることができるようになる。
【0135】という2つの方法でサービス登録、検索が
できるようになっている。
【0136】本実施形態では、第2のAV接続装置5
が、上記(1)のサービスロケーションプロトコルのデ
ィレクトリエージェントとなっている。
【0137】第2の家庭内ネットワーク上のIP端末
(図1ではPC10とプリンタ11)は、その提供して
いるサービスをディレクトリエージェントである第2の
AV接続装置5に登録する。まず、IP端末は、ネット
ワーク上のどこにディレクトリエージェントが存在して
いるかどうかを調査し、サービス情報を登録するための
手順を踏む。これについて、PC10がサービスを登録
する場合を例にして、図9を参照しながら説明する。
【0138】PC10は、サービスリクエストメッセー
ジを第2のIEEE1394バス3に対して、送出す
る。サービスリクエストメッセージは「このサービスを
提供しているサーバは返事をしてください」という意味
のメッセージであり、本例の場合より具体的には「ディ
レクトリサービスを提供してるサーバは返事をしてくだ
さい」という意味のメッセージを送出する。
【0139】サービスリクエストメッセージには対象と
するサービス種別を特定するために「predicat
e」領域が設けられており、この領域に「ディレクトリ
サービス」と記述し、さらに宛先をディレクトリエージ
ェント(DA)ディスカバリマルチキャストアドレス
(IPアドレス)としてこのメッセージを送出する。
【0140】本実施形態においては、第2の家庭内ネッ
トワークにおいて、IPパケットが到達するネットワー
クを第2のIEEE1394バス3のみとするため、P
C10から送出されたサービスリクエストメッセージ
は、ディレクトリエージェントである第2のAV接続装
置5とプリンタ11に到達する。
【0141】サービスリクエストメッセージを受け取っ
たディレクトリエージェントである第2のAV接続装置
5は、自身がディレクトリエージェントであることを通
知するために、「ディレクトリエージェント(DA)ア
ドバタイズメント」をPC10に送り返す。なお、プリ
ンタ11は、自身がディレクトリエージェントではない
ことから、サービスリクエストメッセージを無視する
(通常はリンクレイヤが受け取らない)。
【0142】次に、PC10は、ディレクトリエージェ
ント(DA)アドバタイズメントを受け取ることで、デ
ィレクトリエージェントが第2のAV接続装置5に存在
することを認識する。
【0143】次に、PC10は、自身が提供しているサ
ービスのディレクトリエージェントへの登録を行う。本
実施形態では、PC10は、自身がWWWサービス(具
体的にhttpサーバ)とデジタルアルバムサービスを
提供するとともに、さらにホームオートメーション網1
2につながるエアコン13と電子レンジ14のサービス
についても代理サーバとして外部からのサービス要求を
受けられるようになっている。
【0144】サービス登録にあたってPC10は、PC
10自身が提供しているWWWサービスとデジタルアル
バムサービスのそれぞれについて、その位置情報や属性
情報等を登録するとともに、ホームオートメーション網
(LON)12上のサービスそれぞれについても、エア
コン13と電子レンジ14に代わってその位置情報や属
性情報等の登録を行う。
【0145】図10の(a)、(b)にそれぞれWWW
サービス、デジタルアルバムサービスの登録情報の内容
の一例を示す。WWWサービス、デジタルアルバムサー
ビスの位置情報としてPC10のIPアドレスと各サー
ビス毎に定められたポート番号を含むURLが用いられ
ている。
【0146】また、図10の(c)、(d)にそれぞれ
PC10が代理するエアコンサービス、電子レンジサー
ビスの登録情報の内容の一例を示す。この場合、各代理
サービス用にPC10のポート番号を割当てる。図10
の例ではLON上のエアコンサービスには15000
を、LON上の電子レンジサービスには15001を割
当てている。これによって、外部の端末は、PC10上
にエアコンサービスと電子レンジサービスが存在すると
解釈すとともに、しかも、それらサービスはIPレベル
でのサービスであると解釈する。
【0147】外部の端末が、ホームオートメーション網
12のエアコンサービスにアクセスしたいときはPC1
0のポート番号15000にアクセスし、電子レンジサ
ービスにアクセスしたいときはPC10のポート番号1
5001にアクセスする。一方、PC10は、ポート番
号15000にアクセスされた場合にはエアコン向けの
サービス要求であると解釈し、またポート番号1500
1にアクセスされた場合には電子レンジ向けのサービス
要求であると解釈し、渡されたIPの制御コマンドをL
ONの制御コマンドに翻訳し、これをホームオートメー
ション網12上の実際の機器(エアコン13または電子
レンジ14)に向けて送出する。この操作についてはエ
アコンサービスへのアクセスを例にとって後述する。
【0148】このように図9のサービス登録によって、
第2のAV接続装置5に、WWWサービス、デジタルア
ルバムサービス、LON上のエアコンサービス、LON
上の電子レンジサービスが登録されることになる。サー
ビス登録が成功すると、ディレクトリエージェントであ
る第2のAV接続装置5はサービスアクノリッジ(AC
K)をPC10に向けて返送する。
【0149】なお、同様にしてプリンタ11から第2の
AV接続装置5に対してプリンタサービスの登録が行わ
れる。
【0150】以上のように、サービスロケーションプロ
トコルの登録の手続きにより、WWW、デジタルアルバ
ム、エアコン、電子レンジ、プリンタの各サービスがデ
ィレクトリエージェントである第2のAV接続装置5に
登録されることになる。
【0151】さて、この登録手順により得られる情報
と、先説明したIEEE1394上のコンフィグレーシ
ョンROMの読み込みにより得られる情報と合わせて、
第2の家庭内ネットワーク上のサービス情報を構成する
ことが可能である。
【0152】その構成方法はさまざまな種類が考えられ
るが、本実施形態では、その一例として、(i)サービ
スロケーションプロトコルにて登録されたサービスにつ
いては、これを優先的に表示し、(ii)ここに現れない
サービス、具体的には、サービスロケーションプロトコ
ルでは認識されないノードであって、かつ、IEEE1
394上のコンフィグレーションROMの読み込みでは
認識されたノードについては、コンフィグレーションR
OMの情報に基づいてサービス情報を構成し、(i)と
(ii)の両者の情報を併せて、一つの「第2の家庭内ネ
ットワーク上のサービスディレクトリ情報」としてユー
ザおよび外部に紹介するという方法である。
【0153】より具体的には、サービスロケーションプ
ロトコルの登録の手続きにより認識された、WWWサー
ビス、デジタルアルバムサービス、エアコンサービス、
電子レンジサービス、プリンタサービスと、IEEE1
394上のコンフィグレーションROMの読み込みによ
り認識されたDVDプレーヤサービスと、ビデオサービ
スを合わせて、全サービスが認識される。そして、例え
ば図7のように第2のAV接続装置5のコンソール上
に、第2の家庭ネットワーク上に展開されているサービ
ス別に1つづつアイコン(i21〜i27)が表示され
る。また、前述と同様にユーザは所定のユーザインタフ
ェースにより使用したいサービスを指示することで(例
えばマウス装置を用いてクリックしあるいはドラッグア
ンドドロップすることで)、そのサービスにアクセスす
ることが可能となる。
【0154】ところで、サービスの提供を受けるユーザ
端末であるユーザエージェントは、自身が接続されてい
るIEEE1394バス上のサービスに関する情報をデ
ィレクトリエージェントに問い合わせて入手することも
できるが、その代わりに前述したディレクトリエージェ
ントへのサービスに関する情報の登録手順と同様の手順
により、自身が各装置からの通知を受けることとで、サ
ービスに関する情報を入手することもできる。
【0155】次に、第1の家庭内ネットワークのユーザ
(つまり1394バス1に接続された端末のユーザ)
が、公衆網2を介して、第2の家庭内ネットワーク内の
端末(つまり1394バス3またはホームオートメーシ
ョン網12に接続された端末)を遠隔操作して所望の動
作をさせる場合について説明する。
【0156】図1に示されるように、第1の家庭内ネッ
トワークと、第2の家庭内ネットワークとは、公衆網2
で相互接続されている。前述したように公衆網2は、電
話網でもよいし、広い帯域の回線、あるいは専用線のよ
うなものであってもよいし、インターネットであっても
よい。また、IPアドレスにはプライベートIPアドレ
ス(公衆網2がインターネットではなくISDN等であ
る場合)またはグローバルIPアドレス(公衆網2がイ
ンターネットである場合)を使用するものとする。
【0157】ここで、第1のAV接続装置4は、第1の
家庭内ネットワークのディレクトリエージェントであ
り、先に第2のAV接続装置5について説明したものと
同様の手順によりネットワーク内のサービスを認識して
いるものとする。より具体的には、端末としてはPC6
とデジタルTV7が認識され、サービスとしてはPC6
により提供されるなんらかのサービスとデジタルTVサ
ービスが認識される。
【0158】さて、最初のフェイズとして、第1の家庭
内ネットワークのユーザに対して、第2の家庭内ネット
ワーク内のサービスを提示するために、第1のAV接続
装置4は、第2の家庭内ネットワークのサービス情報
(ディレクトリ情報)を収集することを試みる。その
際、第1の家庭内ネットワークと第2の家庭内ネットワ
ークとは、インターネットプロトコルにて通信を行うも
のとする。なお、本実施形態の手法は別のプロトコル、
例えばIPXやNetBEUI等を用いた場合も同様に
適用可能である。
【0159】図12に、サービス情報の収集のために第
1のAV接続装置4と第2のAV接続装置5との間で行
われる情報交換の手順の一例を示す。
【0160】まず、第1のAV接続装置4は、第2の家
庭内ネットワーク内のディレクトリエージェントを検索
するため、第2の家庭内ネットワークに向けて、「pr
edicate」をディレクトリエージェントとしたサ
ービスリクエストを送出する。これを実現するために
は、例えば、ホップ数を複数にして(スコープが他の家
庭内ネットワークも含むようにして)IPマルチキャス
トを送付する方法や、第2の家庭内ネットワークに対し
てソースルーチングあるいはルーチングヘッダを付けた
上で、上記IPマルチキャストアドレスに送付する方法
などが考えられる。
【0161】ここで、相手側の家のIPアドレス、特に
IPサブネットアドレス(すなわちネットワークのアド
レス)を知る方法としては、例えば、相手側の家に対し
て、ルーチングプロトコルによってルーチング情報を交
換して、相手側のアドレスを知る方法などが考えられ
る。
【0162】さて、このサービスリクエストを受信した
第2の家庭内ネットワークのディレクトリエージェント
である第2のAV接続装置5は、自身がディレクトリエ
ージェントである旨を伝えるためにディレクトリエージ
ェントアドバタイズメントを第1のAV接続装置4に伝
える。
【0163】次に、第1のAV接続装置4は、第2の家
庭内ネットワークでどのようなサービスが提供されてい
るかを知るために、サービスタイプリクエストを第2の
AV接続装置5に送付する。
【0164】第2のAV接続装置5は、サービスタイプ
リプライとして、WWW(URLで表記されたサービス
名はhttp)、デジタルアルバム(同album)、
プリンタ(同lpr)の他に、LONに接続されたエア
コン(同aircon_lon)、LONに接続された
電子レンジ(同microwave_lon)、139
4端末であるDVDプレーヤ(同DVD1394)、1
394端末であるデジタルVTR(同DVTR139
4)が通知される。例えば図12に示すように、「Se
rvice:http://」、「Service:a
lbum://」、「Service:lpr:/
/」、「Service:aircon_lon:/
/」、「Service:microwave_lo
n://」、「Service:DVD1394:/
/」、「Service:DVTR1394://」が
通知される。
【0165】LONに接続された機器については、PC
10から通知されたサービス情報(サービスのロケーシ
ョンを表すURL情報)を、そのまま第1のAV接続装
置4に通知している。すなわち、IPのサービスロケー
ションプロトコルで登録されたサービスについては、そ
のまま第1のAV接続装置4に通知している。
【0166】第2の家庭内ネットワークのディレクトリ
エージェントである第2のAV接続装置5が1394端
末/サービスとしてしか認識できなかったサービスにつ
いては、ディレクトリエージェントである第2のAV接
続装置5自身がそのサービスの代理サーバとしてサービ
スを提供することを試みるために、「1394上のDV
D」、「1394上のDVTR」という意味で、「se
rvice:DVD1394」、「service:D
VTR1394」という新しいサービスカテゴリを用い
てIP上で第1のAV接続装置4に紹介している。
【0167】次に、これら情報を受け取った第1のAV
接続装置4は、受け取ったそれぞれのサービスについて
の詳細情報を収集するための手順に入る。
【0168】その収集方法の一例を以下に示す。すなわ
ち、上記サービスタイプリプライで受信した全サービス
について、あるいはそのうち第1のAV接続装置4側に
とって興味のあるサービスについて、そのロケーション
と属性情報を得るために、それぞれサービスリクエスト
および属性リクエストをディレクトリエージェントであ
る第2のAV接続装置5に送付する。サービスリクエス
トに対しては、サービスリプライ(具体的には、そのサ
ービスのロケーション情報であるURL;例えば、UR
L : Service:DVD1394://19
2.168.1.254:20000)が返答され、属
性リクエストに対しては、属性リプライ(そのサービス
の属性情報;例えば、1394上のDVDの属性情報)
が返答される。なお、詳細についてはサービスロケーシ
ョンプロトコルのドキュメント(例えばインターネット
ドラフトのdraft−ietf−svrloc−pr
otocol−16.txtなど)に記述されている。
【0169】図12にはDVD1394サービスについ
ての上記手続きについて記述してあるが、その外の全て
のサービスについても同様にして情報を収集すると、第
1のAV接続装置4は、第2の家庭内ネットワークのサ
ービス情報を図13のように収集できる。
【0170】ここで、DVD1394、DVTR139
4のそれぞれのサービスについては、先にも述べたよう
に、第2のAV接続装置5がこれらのサービスの代理サ
ーバとして、外部からのサービス要求を受けられるよう
になっている。すなわち、具体的なサービスの具現であ
る、IPのプロトコルである遠隔コマンドプロトコル等
を、1394ノードに代わって第2のAV接続装置5が
受け、これを1394ノードと1394プロトコルに変
換してやり取りする(なお、その詳細については後述す
る)。このようにすることにより、本来1394プロト
コルでしかやり取りのできないサービス(ここではDV
DサービスとDVTRサービス)について、ネットワー
クを問わないプロトコルであるIPのサービス紹介プロ
トコルを通して紹介することができるため、ネットワー
クを問わず、任意のIPノードから、上記1394ノー
ドへのコマンドの送付、制御が可能となる(可制御とな
る)。
【0171】各種リプライで収集された情報のうち第2
のAV接続装置5が代理で受付るサービス(DVDサー
ビスとDVTRサービス)については、そのサービス窓
口となるポート番号、すなわち各代理サービス用のポー
ト番号を割当てるようにする。このポート番号は、あら
かじめ標準化機関などによって割当てがなされたもので
あってもよいし、ノード同士のネゴシエーションにより
決められたものであってもよい。本実施形態の場合は、
1394上のDVDサービスについては20000、1
394上のDVTRサービスについては20001とす
る。これによって、外部の端末(例えば第1の家庭内ネ
ットワーク上の端末)は、第2の家庭内ネットワーク上
に上記サービスが存在すると解釈するとともに、しか
も、それはIPレベルでのサービスであると解釈する。
【0172】さて、第1の家庭内ネットワーク上の端
末、例えば第1のAV接続装置4は、例えば図14のよ
うに、そのコンソール上に、自身が認識しているサービ
スの一覧表示という形で、第1の家庭内ネットワークに
ついての情報に加えて、第2の家庭内ネットワーク(例
えば○○さん宅の家庭内ネットワーク)上のサービスの
情報についても、前記サービスロケーションで取得した
情報に基づいて表示する。この表示の仕方は図11のも
のと同一の方針によるものであってもよい。
【0173】次に、外部の端末が第2の家庭内LANの
各種サービスにアクセスしたいときは、図13のURL
で紹介されているアドレスとポート番号にそれぞれアク
セスする。
【0174】例えば、ユーザが第1のAV接続装置4を
操作して、第2の家庭内LAN上の1394端末である
DVDプレーヤ8から映像を公衆網2を介して持ってき
て、これをデジタルTV107に映し出す場合を考え
る。
【0175】ユーザの実際の操作は例えば次のようにな
る。ユーザはまず図14のDVDプレーヤのアイコンを
クリックする。すると例えば図15のようなDVDプレ
ーヤ操作のための操作ボタン群が画面に表示される。次
にユーザは所望の操作ボタンをクリックするなどしてD
VDプレーヤ8の遠隔操作を行う。また、受信端末がデ
ジタルTVであることをクリック等、なんらかの入力方
法で指定する。
【0176】図16に、このときに実際のネットワーク
上を流れるコマンド群、プロトコル群についてのシーケ
ンスの一例を示す。
【0177】まず、第1のAV接続装置4は、デジタル
TV7に映像を流し込んで、これを表示させるための設
定を行うべく、以下のようなシーケンスの動作を行う。
すなわち、IEC1883プロトコルにしたがって、第
1のIEEE1394バス上の同期チャネルを確保す
る。このとき、取得した同期チャネルの同期チャネル番
号は#yであるとする。
【0178】次に、第1のAV接続装置4は、デジタル
TV7の電源をオンにし、同期チャネル#yからの映像
を画面に映し出すための、あらかじめ1394TA等の
標準化団体で定められた制御コマンド(例えば1394
AV/Cプロトコル)を使って、コマンドを送付する。
コマンドが受け付けられたなら、ACKを第1のAV制
御装置4に返すようにしてもよい。これにより、第1の
AV接続装置4からデジタルTV7までの回線が確保さ
れたことになる。
【0179】これと相前後してまたは並行的に、第1の
AV接続装置4は、第2のAV制御装置5に対して、D
VDプレーヤ8に対するコマンドを発行する。ここで、
第1のAV接続装置4は、DVDプレーヤ8はIPサー
ビスであると解釈している。コマンドは、第2のAV接
続装置5(IPアドレス=192.168.1.25
4)の代理サーバのポート、すなわち20000に対し
て発行される。
【0180】ここで、遠隔操作のためのコマンドとして
は、例えばRTSP(RealTime Stream
ing Protocol)を利用する。RTSPは、
遠隔のリアルタイム信号の制御を行うためのプロトコル
であり、インターネットの標準化機関であるIETFで
議論が行われている。詳細については例えばインターネ
ットドラフトdraft−ietf−mmmusic−
rtsp−02.psに開示されている。
【0181】第1のAV接続装置4は、DVDプレーヤ
8を再生させるために必要なコマンド(例えばSETU
Pコマンドや、PLAYコマンド)をRTSP上で発行
する。
【0182】RTSPのSETUPコマンドを受信した
第2のAV接続装置5は、今後DVDプレーヤ8に対す
る制御が開始されると解釈し、DVDプレーヤ8が接続
されている第2のIEEE1394バス3上に映像伝送
のための帯域、すなわち同期チャネルの確保を行う。こ
れは、IEC1883により行われる。ここで、確保さ
れた同期チャネル番号を#yとする。帯域は、経験的な
値(例えばMPEGなら6Mbps等)を用いることと
してもよいし、メッセージ中に要求値を含めてもよい。
【0183】また、RTSPのPLAYコマンドを受信
した第2のAV接続装置5は、これを1394コマン
ド、すなわち1394AV/Cプロトコル等、1394
端末間のプロトコルとして規定された、対応するコマン
ド(例えばDVD−PLAYというコマンドが規定する
ものとする)により、コマンドをDVDプレーヤ8に発
行する。
【0184】このようなコマンドの変換は、1394/
IPコマンド変換機能29にて行われる。その処理の流
れを図17を参照しながら説明する。IP上のコマンド
はサービスロケーション代理機能27により受信され
る。受信されたコマンドは1394/IPコマンド変換
機能29によりコマンド変換される。具体的には、DV
D用のコマンド対応テーブル61、DVTR用のコマン
ド対応テーブル62といったように、IP上のコマンド
(あるいは操作)と1394上のコマンド(あるいは操
作)との関係を記述したテーブルをサービス別に設け、
これらサービス別テーブルをもとにIPで送付されてき
たコマンドを1394のコマンドに変換し、これを13
94AVコマンド処理機能28に渡し送出を指示する。
そして、指示を受けた1394AVコマンド処理機能2
8により実際のコマンドの送出が行われる。
【0185】なお、上記とは逆の方向にコマンドが流れ
る場合、すなわち1394コマンドが入力されこれをI
Pコマンドに変換して出力する場合も、手順は同じ様に
なる。すなわち、1394コマンドは1394AVコマ
ンド処理機能28により受信され、これが1394/I
Pコマンド変換機能29においてサービス別テーブルを
もとにIPコマンドに変換され、これがサービスロケー
ション代理機能27により送出される。
【0186】さて、このようにしてコマンドがDVDプ
レーヤ8に到達すると、実際の映像データの送信が第2
の1394バス3の同期チャネル#xを通して行われ
る。これは、ACK信号が返った後(なお、ACK信号
は公衆網(ISDNあるいはインターネット等)上では
RTSPのOKに変換されてもよい)、実際のデータ転
送が開始される。
【0187】第2のAV接続装置5は、データリンクス
イッチ22を介して、映像データを公衆網2に送出す
る。その際、MPEG多重の形でこれを送付してもよ
い。
【0188】送出された映像データは公衆網2を介して
第1のAV接続装置4に送付される。第1のAV接続装
置4は、受信した映像データをデータリンクスイッチ2
2を介して、第1の1394バス1の同期チャネル#y
に送付し、最終的に映像データはデジタルTV7にて再
生される。この結果、第1の家庭内LANのユーザはデ
ジタルTV7にて、第2の家庭内LAN上のDVDプレ
ーヤ8からの映像を見ることができるようになる。
【0189】なお、前述したように、映像データの伝送
経路のデータリンクレイヤでの帯域や仮想伝送路識別子
の確保、整合を、FANP処理機能25あるいはその他
のRSVP処理機能等により実現するのが好ましい。F
ANP等を用いることにより、ネットワーク種別を問わ
ない、通信資源の確保が可能となる。そのようにした場
合のシーケンスの一例を図18に示す。図18では、実
際の映像データの送付に先立ち、FANPにより、映像
データの経路となるデータリンクの通信資源の確保と、
識別子の整合、接続装置の設定等が行われている。
【0190】次に、公衆網2を介した遠隔操作の他の例
として、例えば第1の家庭内LANのユーザが、第1の
AV接続装置4を操作して、第2の家庭内LAN上のエ
アコン13(LON端末である)を操作することを考え
る。
【0191】ユーザの実際の操作は例えば次のようにな
る。ユーザはまず図14のエアコンのアイコンをクリッ
クする。すると例えばエアコン操作のための操作ボタン
群が画面に表示される。次にユーザは所望の操作ボタン
をクリックするなどしてエアコン13の遠隔操作を行
う。
【0192】図19に、このときに実際のネットワーク
上を流れるコマンド群、プロトコル群についてシーケン
スの一例を示す。
【0193】まず、第1のAV接続装置4は、サービス
ロケーションで示されている、代理サーバのPC10に
対して、エアコン13に対するコマンドを発行する。こ
こで、第1のAV接続装置4は、エアコン13はPC1
0が提供しているIPサービスであると解釈している。
コマンドは、代理サーバであるPC10のポート、すな
わち15000に対して発行される。
【0194】ここで、遠隔操作のためのコマンドとして
は、CCCP(Cam CoderControl P
rotocol)を利用することができる。CCCP
は、遠隔のカムコーダの制御をインターネットを介して
行うためのプロトコルであるが、同様の考え方で様々な
電気機器の制御が可能であり、特にエアコン向けのコマ
ンド群がCCCPに存在するものとする。なお、CCC
Pの詳細は例えばインターネットドラフトdraft−
ohta−ccc−video−00.txtに開示さ
れている。
【0195】第1のAV接続装置4は、エアコン13の
電源をオンにするのに必要なコマンド(POEWR_O
Nコマンド)をCCCP上で発行する。
【0196】CCCPのPOWER_ONコマンドを受
信したPC10は、これをLONコマンド、LONノー
ド間のプロトコルとして規定された、対応するコマンド
(例えばLON_POWER_ONというコマンドが規
定するものとする)により、コマンドをエアコン13に
発行する。
【0197】このようなコマンドの変換は、PC10内
にて行われる。その処理の流れを図20を参照しながら
説明する。IP上のコマンドは、サービス代理受信機能
71が受信する。受信されたコマンドはCCCP/LO
Nコマンド変換機能72によりコマンド変換される。具
体的には、CCCP/LONコマンド変換機能72にL
ON用のコマンド対応テーブル、すなわちIP上のコマ
ンド(あるいは操作)とLON上のコマンド(あるいは
操作)との関係を記述したテーブルを設け、このテーブ
ルをもとにCCCPで送付されてきたコマンドからLO
Nを介してエアコン13に対して送付すべきコマンドに
変換し、これをLONコマンド発行機能73に渡し送出
を指示する。そして、指示を受けたONコマンド発行機
能73により実際のコマンドの送出が行われる。
【0198】上記とは逆の方向にコマンドが流れる場
合、すなわちLONコマンドが入力されこれをCCCP
コマンドに変換して出力する場合も、手順は同じ様にな
る。
【0199】なお、ACK信号が返る場合は(なお、A
CK信号は公衆網(ISDNあるいはインターネット
等)上ではCCCPのOKに変換されてもよい;図19
中ではOKとして示してある) 、これも第1のAV接続
装置4に通知される。
【0200】なお、本実施形態で説明したメカニズム
は、家庭内ネットワークに限らず、一般の企業ネットワ
ーク、特にいわゆる「モバイル環境」を実現するための
ネットワーク技術に適用することが可能であることは、
言うまでもない。
【0201】また、本実施形態では、ネットワークレイ
ヤのプロトコルとしてIP、データリンクレイヤのプロ
トコルとしてIEEE1394とLONを用いて説明し
たが、ネットワークレイヤのプロトコルとして、DAV
ICで標準化を進めているDSM−CCや、IPX等、
データリンクレイヤのプロトコルとして、イーサネット
やATM等の技術を用いることも可能である。
【0202】ところで、上記した実施形態では、AV接
続装置にサービスロケーションサービスの機能およびコ
マンド変換の機能を設け、AV接続装置がサービスを提
供したが、これらの機能は、本実施形態のAV接続装置
すなわちネットワークの相互接続を行っているノードが
行う必要はなく、例えば図1におけるPC6あるいはP
C10に設け、それらがサービスを提供するようにして
も良い。
【0203】この場合、図2のAV接続装置がサービス
を実現していた場合と同様に、ネットワークI/F(図
2の1394I/F21に相当)、IP処理機能24、
1394/IPサービスロケーション処理機能26、サ
ービスロケーション代理機能27、1394AVコマン
ド処理機能28、1394/IPコマンド変換機能29
を、PC6あるいはPC10あるいはその他のノードに
実装し、さらにネットワークの通信資源を確保させる制
御や、ネットワーク間で用いる識別子を整合させる制御
等のネットワーク制御が必要な場合は、FANP処理機
能25あるいはRSVPによる制御処理機能等を実装す
れば良い。
【0204】また、サービスロケーションサービスの機
能とコマンド変換の機能とを、互いに異なるに実装する
ことも可能である。
【0205】なお、以上の説明では、公衆網2がインタ
ーネットではなくISDN等である場合に端末のIPア
ドレスにはプライベートIPアドレスを用い、あるいは
公衆網2がインターネットである場合に端末のIPアド
レスにはグローバルIPアドレスを用いるものとした
が、例えばNAT(Network AddressT
ranslation)等のアドレス変換を用いて、公
衆網2がインターネットである場合に少なくともネット
ワークの相互接続を行うノード(図1ではAV接続装置
端末)にグローバルIPアドレスを用い、その他のノー
ドにはプライベートIPアドレスを用いることができる
ようにしてもよい。この場合、例えば、外部のネットワ
ークからは、ネットワークの相互接続を行うノードのグ
ローバルIPアドレスと、宛先となるノードのプライベ
ートIPアドレス(またはプライベートIPアドレスと
ポート番号の組)を指し示すためのポート番号との組を
宛先として、IPパケットを転送し、ネットワークの相
互接続を行うノードにて、テーブルを参照するなどし
て、当該グローバルIPアドレスとポート番号の組を、
宛先となるノードのプライベートIPアドレス(または
プライベートIPアドレスとポート番号の組)に変換す
るようにしてよい。
【0206】(第2の実施形態)本実施形態ではIEE
E1394インタフェースを持つPCが同一の1394
バスに接続された1394装置を認識して利用する場合
について説明する。
【0207】一般に、1394バスには種々の装置が接
続される可能性があり、PCは予め接続されるすべての
装置に関する情報やそれを制御するためのドライバソフ
トウェアを持っているわけではない。
【0208】そこで、本実施形態では、1394バスに
接続された装置の情報の収集を行う。その手順の概略は
次の通りである。
【0209】i)まず、1394unitの認識を行
う。具体的には1394ノードのunique IDと
unit番号を取得する。
【0210】ii)次に、各unitのカテゴリ判別を行
う。そして、登録済みの論理デバイスに対応するカテゴ
リか否か判断する。
【0211】iii )次に、登録済みデバイスについて、
占有状態の取得を行う(なお、この場合には、標準ドラ
イバを利用する)。
【0212】iv)そして、登録済みでない1394un
itの占有状態の判定を行う。
【0213】また、本実施形態では、非同期的に発生し
てデバイスドライバの構成の変更を行う事象として次の
ものを扱う。
【0214】i)アプリケーションによる装置の利用要
求 ii)IEEE1394インタフェースのバスリセット
(1394装置の追加、削除) iii )装置の占有状態の変更 以下、本実施形態について詳しく説明する。
【0215】まず、ハードウェア構成について説明す
る。
【0216】図21に本実施形態に係るPCの構成例を
示す。81はPCを、82はプロセッサを、83はプロ
セッサのローカルバスに接続されたメインメモリを、8
4はシステムバスを、85は2次記憶装置を、86,8
7はIEEE1394インタフェースを、88はハード
ディスクをそれぞれ表す。
【0217】2次記憶装置85とIEEE1394イン
タフェース86とIEEE1394インタフェース87
は、それぞれシステムバス84に接続されている。2次
記憶装置85は、例えばフラッシュEEPROMによっ
て構成される。
【0218】ハードディスク88は、PC81の筐体内
部にあるIEEE1394インタフェース87によって
接続されている。
【0219】IEEE1394インタフェース86は、
PC81の筐体外に置かれているプリンタ90、FAX
91、マッサージ装置(リクライニングシート型マッサ
ージ装置とする;以下、単に、マッサージ装置と呼ぶ)
92、トースタ93にそれぞれ接続している。なお、説
明上、FAX91はFAX機能およびスキャナ機能に対
応するユニットとプリンタ機能に対応するユニットを持
ち、マッサージ装置92は背中、首等の上半身部分への
マッサージ機構に対応するユニットと足等の下半身部分
へのマッサージ機構に対応するユニットを持つものとす
る。
【0220】次に、オペレーティングシステム(以下、
OS)のソフトウェア構造について説明する。
【0221】図22に本実施形態のPC81におけるソ
フトウェア構造の一例を示す。
【0222】図22のOS内部において、101はOS
の論理デバイス管理機能、102は2次記憶装置管理機
能、103は1394インタフェース管理機能をそれぞ
れ表す。
【0223】2次記憶装置102,ハードディスク10
3はOSが直接管理する。一方、プリンタ90、FAX
91、マッサージ装置92、トースタ93の各ハードウ
ェアについては1394管理機能を通じてデバイスの認
識や登録が行われる(この手順については後述する)。
【0224】111,112は、2次記憶装置管理機能
102の配下にあり、2次記憶装置85とハードディス
ク88をそれぞれ制御するデバイスドライバである。1
13,114はそれぞれ1394インタフェース管理機
能103の配下にあり、IEEE1394インタフェー
ス86,87をそれぞれ制御するデバイスドライバであ
る。
【0225】図22のOS API(Applicat
ion Programing Interface)
とJAVA APIの間において、121は1394管
理オブジェクトを表す。
【0226】図22のJAVA SPI(System
Programing Interface)とJA
VA APIの間において、122は論理デバイス管理
オブジェクトを表し、131,132,133,134
はそれぞれモデム、プリンタ、スキャナ,不明に対応す
る論理デバイスクラスオブジェクトを表し、131−1
〜2,132−1,133−1,134−1〜3はそれ
ぞれ131,132,133,134の論理デバイスク
ラスオブジェクトによって管理される論理デバイスオブ
ジェクトを表す(不明のクラスの詳細については後述す
る)。
【0227】図22のOS APIとJAVA SPI
の間において、151はプリンタ90のunit1(図
22中104)に、152はFAX91のunit1
(図22中105)に、153はFAX91のunit
2(図22中106)に、154はマッサージ装置92
のunit1(図22中107)に、155はマッサー
ジ装置92のunit2(図22中108)に、156
はトースタ93のunit1(図22中109)にそれ
ぞれ対応する物理デバイスオブジェクトを表す。また、
161,162,163,164,165,166はそ
れぞれ151〜156の物理デバイスオブジェクトに対
応するドライバオブジェクトを表す。
【0228】図22中において、矢印は各々のオブジェ
クトの参照関係を表す。参照関係を持つことにより、参
照先のオブジェクトのメソッドを起動して状態変数を読
み出すことができる。例えば、物理デバイスオブジェク
ト151〜156は、1394管理オブジェクト121
に始まる参照関係を持つことによって、1349管理オ
ブジェクトの配下にある物理デバイスオブジェクトとし
て登録されていることを表している。151はプリンタ
クラスの論理デバイスオブジェクト131−2に登録さ
れており、ドライバオブジェクト161は物理デバイス
オブジェクト151に登録されており、他のものも同様
である。
【0229】次に、OSの初期化について説明する。
【0230】PC81は、電源投入後、2次記憶装置8
5に格納されたプログラムを読み込みOSを起動する。
OSの一般仕様については特に問わないが、OS上では
コンパイルされたJavaコードが実行できるものとす
る。なお、Javaについては種々の文献があるが例え
ばJava Language Specificat
ion http://java.sun.comにて
詳しく説明されている。
【0231】本実施形態では、IEEE1394インタ
フェース87に接続されるハードディスク88はOSで
直接管理する1394装置として予め決められている。
IEEE1394機器はレジスタへの値の書き込みや読
み出しにによって操作するものであり、PC81はハー
ドディスク87の予め定められたレジスタにPC81自
身のIEEE1394インタフェースのunique
IDを書き込むことにより、ハードディスク88をIE
EE1394インタフェース87を持つPC81が排他
的に使用することを示す。
【0232】PC81のOSはJavaプログラムから
IEEE1394インタフェースのトランザクション要
求の発行および応答ができるAPI(Applicat
ion Programing Interface)
を持つ。PC81の初期化によるOSの起動後、上記A
PIを通じて各々の1394インタフェースに接続され
ているIEEE1394機器を管理するJavaコード
が実行される。これを1394管理オブジェクトと呼
ぶ。また、OSは、オブジェクトクラスの名前から対応
するコードの識別子を得てオブジェクトを生成する動的
オブジェクトローディング機構を備えているものとす
る。
【0233】以下では、Javaコードの格納、伝送形
態をxxコード、あるクラス全体に関わるオブジェクト
をxxクラスオブジェクト、あるクラスの実体化された
オブジェクトをxxオブジェクトと呼ぶ。例えば、ある
型の論理装置全てを管理するオブジェクトを論理デバイ
スクラスオブジェクト、各々の物理装置に対応する装置
のJava APIを提供するオブジェクトを論理デバ
イスオブジェクトと呼ぶ。また、オブジェクトのコード
にはある識別子が付与されていて、それを他のオブジェ
クトと識別することができるものとする。識別名はオブ
ジェクトコードに埋め込まれていても良いし、それを格
納するファイル名あるいはそれが格納されているISO
1212形式のアドレスで表現されても良い。一方、オ
ブジェクトには少なくとも当該PCで一意に他のオブジ
ェクトと識別できる識別子が付与されているものとす
る。例えばオブジェクトが格納される仮想記憶空間のア
ドレスである。IEEE1394バスで使用する際には
識別子はIEEE1394バス上で一意に識別されるこ
とが望ましい。
【0234】次に、物理装置の認識について説明する。
【0235】OSによる1394インタフェースの初期
化が完了すると、1394管理オブジェクト121と論
理デバイス管理オブジェクト122が生成される。13
94管理オブジェクト121と論理デバイス管理オブジ
ェクト122は互いの参照を保持し、相互に情報を交換
しながらデバイスの認識と登録を行う。
【0236】1394管理オブジェクト121はIEE
E1394インタフェース86,87に接続されている
装置の情報を収集して各1394ノードを認識する。た
だし、1394管理オブジェクト121の初期化時に予
めOSが排他的に利用するものと定義されたハードディ
スク87は認識から除外される。1394管理オブジェ
クト121は前述の1394制御APIを通じてPC8
1の各1394インタフェースの持つTOPOLOGY
_MAPレジスタまたはSPEED_MAPレジスタに
あるnode ID毎に各ノードにconfigROM
領域の読み出し要求を発行して当該ノードのuniqe
IDとunitが複数存在すればそれぞれのunit
IDおよびcapabilityを得る。これらレジ
スタの形式はIEC 1212(ANSI/IEEE
Std 1212 Control and Stat
us Register(CSR) Architec
ture for Microcomputer Bu
ses[ISO/IEC13213])で定められてお
り、詳細についてはここでは省略する。
【0237】最終的に1394管理オブジェクト121
はunique IDとunitIDとcapabil
ityの組のリストを得てこれらデバイスの登録を行
う。1394管理オブジェクト121はプリンタ90、
FAX91,マッサージ装置92、トースタ93から上
記レジスタの値を読み出してそれぞれのunitに対応
する1394物理装置オブジェクト151〜156を生
成する。FAX92、マッサージ装置93は2つのun
itを持っており、それぞれ対応する物理デバイスオブ
ジェクト152,153,154,155を生成する。
オブジェクトの生成が完了すると1394管理オブジェ
クト121は論理デバイス管理オブジェクト122に物
理デバイス登録の完了を通知する。
【0238】認識の対象から外される装置は、予めOS
によって占有されている装置の他に、装置自身のレジス
タが占有を表していて、そこに占有を示す値が書き込ま
れている場合には認識の対象とはしないこととしても良
い。
【0239】ここで、登録について説明する前に、デバ
イスを制御するプログラム(ここではオブジェクトと呼
ぶ)の構造と動作について説明する。
【0240】各々の装置の機能に対応し、アプリケーシ
ョンに入出力APIを提供するのが131−1,132
−1,…の論理デバイスオブジェクトである。それぞれ
の論理デバイスオブジェクトは、ファイル、プリンタと
いった種別毎に設けられる論理デバイスクラスオブジェ
クトによって管理される。各々の論理デバイスオブジェ
クトはただ一つの論理デバイスクラスオブジェクトに帰
属するが、一つの論理デバイスクラスオブジェクトは配
下に複数の論理デバイスオブジェクトを持っても良い。
例えば、プリンタの論理デバイスオブジェクト131−
1は、ただ一つの論理デバイスクラスオブジェクト13
1に帰属するが、プリンタの論理デバイスクラスオブジ
ェクト131の配下には、131−1,131−2の2
つの論理デバイスオブジェクトがある。
【0241】物理デバイスオブジェクトは、1394ユ
ニットと1対1対応に存在する。1つの物理デバイスオ
ブジェクトが複数の論理デバイスオブジェクトから参照
されることもある。例えば、物理デバイスオブジェクト
152は、プリンタ91のunit1に対応していると
ともに、プリンタの論理デバイスオブジェクト131−
1とFAXの論理デバイスオブジェクト133−1の2
つの論理デバイスオブジェクトから参照されている。
【0242】本実施形態では、PC81は、プリンタ、
スキャナ、FAX、不明の各デバイスクラスに対応する
論理デバイスクラスオブジェクト131〜134を持っ
ているものとする。各々の論理デバイスクラスオブジェ
クトは、その配下に論理デバイスオブジェクト131−
1…n,132−1…n,133−1…n,134−1
…nを持っている。PC81で実行されるJavaアプ
リケーションはこれら論理デバイスオブジェクトを通じ
て物理装置の実装の差異に関らず同一のクラスに属する
物理装置は同一の方法で利用することができる。これは
それぞれの論理デバイスクラスオブジェクト毎にJav
a SPIが共通化されているからである。
【0243】例えば、プリンタ装置のアクセスを行う際
のIEEE1394レジスタのアドレスと手順は、AN
SI X3T10 Serial Bus Proto
col(SBP)として定められている。IEEE13
94インタフェースがどのような実装であっても上記S
BPに則ったIEEE1394形式のメッセージをデバ
イスドライバが生成すればプリンタの制御を行うことが
できる。さらに、デバイスドライバがハードウェアやO
Sに依存しないJavaで記述されていれば、IEEE
1394インタフェースのドライバへのシステムプログ
ラムインタフェースが同一である限り、どのようなOS
においても同一のプリンタデバイスドライバが使用可能
である。
【0244】アプリケーションは、論理デバイス管理オ
ブジェクト122にデバイスクラス一覧を要求すること
によって、論理デバイスクラスオブジェクト131〜1
34の一覧を得ることができる。論理デバイスクラスオ
ブジェクトからは、それぞれのプリンタ、スキャナとい
った同じタイプに属する論理デバイスオブジェクトの一
覧を得ることができる。論理デバイス管理オブジェクト
122は、論理デバイスクラスオブジェクトの登録/削
除などの管理も行う。
【0245】次に、論理デバイス管理オブジェクト12
2による論理デバイスクラスオブジェクトの初期化につ
いて説明する。図23に論理デバイス管理オブジェクト
初期化手順の一例を示す。
【0246】論理デバイス管理オブジェクト122は、
予め定められたデバイスクラス、プリンタ、スキャナ、
FAXに対応する論理デバイスクラスオブジェクト13
1,132,133を生成し、図2中にて矢印で示され
るこれらオブジェクト間の参照を作る(ステップS11
〜S14)。
【0247】これら131,132,133の各論理デ
バイスクラスオブジェクトは、生成に続いて初期化を行
う(その間、論理デバイス管理オブジェクト122は初
期化完了を待つ;ステップS15)。初期化が完了する
と論理デバイス管理オブジェクト122へ初期化が完了
したことを通知する。
【0248】完了通知を受けた論理デバイス管理オブジ
ェクト122は、最後に131〜133の各論理デバイ
スクラスオブジェクトによって認識されなかった物理デ
バイスを管理する不明の論理デバイスクラスオブジェク
ト134を生成し、初期化する(ステップS16,S1
7)。論理デバイス管理オブジェクト122は、不明の
クラスの初期化の完了通知を受けとると、初期化完了状
態となる(ステップS18)。
【0249】次に、論理デバイスクラスオブジェクトの
初期化について論理デバイスクラスオブジェクト131
を例に取りつつ説明する。図24に論理デバイスクラス
オブジェクト初期化手順の一例を示す。
【0250】論理デバイス管理オブジェクト122は、
論理デバイスクラスオブジェクトの生成時に1394管
理オブジェクト121への参照を渡す。論理デバイスク
ラスオブジェクト131は、1394管理オブジェクト
121に物理デバイスオブジェクトへの参照を要求する
(ステップS21)。
【0251】1394管理オブジェクト121は、物理
デバイスオブジェクトの参照が要求されると、自オブジ
ェクトが保持している参照に従って物理デバイスオブジ
ェクト151から順番に参照を返却する。
【0252】論理デバイスクラスオブジェクト131
は、物理デバイスオブジェクト151への参照を入手す
ると、オブジェクト151の属性値取得メソッドを起動
してunique ID、unit ID、capab
ilityを取得する(ステップS22)。論理デバイ
スクラスオブジェクト131は、これらの値が自デバイ
スクラスに合致するかを判定するテーブルを予め持って
おり、取得した物理デバイスオブジェクト151が自ク
ラスに合致するかを判定することができる。
【0253】物理デバイス151のunique I
D、unit IDはプリンタを示す値であったので、
論理デバイスクラスオブジェクト131は、物理デバイ
スオブジェクト151に対応する論理デバイスオブジェ
クト131−1を生成し、初期化を開始させる。このと
きも論理デバイスクラスオブジェクトと論理デバイスオ
ブジェクトは相互に参照関係を持ち、論理デバイスオブ
ジェクト131−1は論理デバイスクラスオブジェクト
131の配下として登録される(ステップS23〜S2
4)。
【0254】この判定はuniqe ID、unit
IDに限らず他の属性値の組合せによって行っても良
い。また、論理デバイスクラスオブジェクトがテーブル
を持つことなくunique IDやunit IDを
キーとしてPC81の外にある検索サーバに問い合わせ
ても良い。
【0255】以下、引き続いて論理デバイスクラスオブ
ジェクト131は、1394管理オブジェクト121に
物理デバイスへの参照を要求し、152,153,…に
ついて同様の作業を最後の物理デバイス156まで行
う。FAX152のunit2はプリンタのcapab
ilityを持っているのでこれも論理デバイスオブジ
ェクト131−2としてプリンタクラスオブジェクトに
登録される(ステップS21〜S24)。
【0256】全ての物理デバイスオブジェクトについて
作業が終了すると、登録した論理デバイスオブジェクト
131−1,132−2からの初期化完了通知を待つ
(ステップS25)。論理デバイスオブジェクト131
−1,132−2からの初期化完了通知を受けとると、
プリンタクラスの論理デバイスクラスオブジェクト13
1は、論理デバイス管理オブジェクト122に初期化の
完了を通知する(ステップS26)。
【0257】次に、論理デバイスオブジェクトの初期化
について論理デバイスオブジェクト131−1を例に取
りつつ説明する。図25に論理デバイスオブジェクト初
期化手順の一例を示す。
【0258】論理デバイスオブジェクト131−1は、
自身の属性値を初期化した後、物理デバイス151に初
期化要求を発行して151からの完了通知を待つ(ステ
ップS31,S32)。完了通知を受信するとプリンタ
クラスの論理デバイスクラスオブジェクト131に完了
通知を発行する(ステップS33)。初期化要求を受信
した物理デバイスオブジェクト151は、物理装置90
に対応するデバイス制御コードを決定し、それを読み込
んでデバイス制御オブジェクト161を生成し、物理デ
バイスオブジェクトに登録する。
【0259】次に、物理デバイスオブジェクトの初期化
について物理デバイスオブジェクト151を例に取りつ
つ説明する。図26に物理デバイスオブジェクト初期化
手順の一例を示す。
【0260】なお、物理デバイスオブジェクトの生成は
1394管理オブジェクト121によって論理デバイス
オブジェクトの生成以前に行われており、ここでの初期
化は生成とは異り、また1394管理オブジェクト12
1が物理デバイスオブジェクト151を生成した時点で
はプリンタ制御固有のコードは読み込まれていない。
【0261】ロードするデバイス制御コードは例えば次
のようにして決定される。1394管理オブジェクト1
21は属性値unique ID、unit ID、c
apabilityと論理デバイスクラスオブジェクト
からデバイス制御コードのクラス名を求めるテーブルを
持っており、物理デバイスオブジェクト151は139
4管理オブジェクト121に自身の持つ属性値uniq
ue ID、unitID、capabilityを含
む問い合わせ要求を発行し、その返り値としてクラス名
を得る(ステップS41)。デバイス制御コードの識別
子は前述のように当該PCのファイルを示すパス名でよ
い。もちろん、PC81の外部に属性値に基づく問い合
わせを発行して取得しても構わない。
【0262】上記の方法で得たクラス名から動的オブジ
ェクトローディング機能により、デバイス制御コードが
ロードされてデバイス制御オブジェクト161が生成さ
れ、物理デバイスオブジェクト151に登録される。物
理デバイスオブジェクト151は、デバイス制御オブジ
ェクト161の属性値の初期化を行った後、ハードウェ
アの初期化要求を発行する(ステップS42〜S4
4)。
【0263】クラス名に対応するコードがローカルに存
在すればそれを読み込む。クラス名がリモートのネット
ワーク上の資源を示していれば、ネットワーク上から取
得する。クラス名が明示的にネットワーク上の資源を指
していない場合でも、コードがローカルに存在しない場
合はネットワーク上の検索サーバなどを利用してネット
ワーク上の位置を取得し、コードを読み込む。
【0264】次に、デバイス制御オブジェクト161は
ハードウェアの初期化のためのレジスタ書き込みを行う
パケットを準備し、1394トランザクションのシステ
ムコールを呼び、物理装置90を初期化する。初期化が
完了すると物理デバイスオブジェクト151は論理デバ
イスオブジェクト131−1に完了通知を発行する(ス
テップS45)。
【0265】ところで、物理デバイスオブジェクトには
物理デバイスオブジェクト152のように2つ以上の論
理デバイスオブジェクト(131−1,133−1)に
登録されているもの。このような物理デバイスオブジェ
クトは2回以上の初期化要求を受けることになる。2度
目の初期化では、属性値から決定したデバイス制御オブ
ジェクトが1度目に獲得したデバイス制御オブジェクト
と同一であるかどうかを比較し(ステップS44)、同
一であれば同一のものを使用し、違っていれば新たにデ
バイス制御オブジェクトを読み込み、生成する。物理デ
バイスオブジェクト152ではプリンタクラス、FAX
クラスに同一のデバイス制御オブジェクト162を使用
するが、これはデバイス制御オブジェクトがプリンタと
FAXの両方のJava SPIをサポートするものだ
からである。もし最初にロードしたデバイス制御オブジ
ェクトがプリンタクラスのJava SPIのみをサポ
ートしてFAXクラスをサポートしていなければ、新た
に両方をサポートするデバイス制御オブジェクトを検索
して入手するか、FAXクラスのサポートをやめる。も
し両立ができなければ最初にロードされたクラスが優先
されることとする。
【0266】さて、一般に論理デバイス種別が増えたと
きに、利用する可能性のある全ての論理デバイスクラス
オブジェクトを予め用意しておくことはメモリなどの資
源の利用の点で非効率的である。また、一つの物理装置
が多数の論理デバイスクラスオブジェクトから利用され
る可能性があり、かつ下位デバイス制御プログラム(本
実施形態のデバイス制御オブジェクト)が上位論理デバ
イスクラスオブジェクトに依存して変更される場合には
物理デバイスに合わせて上位論理デバイスを決定する手
順は繁雑になる。特に、IEEE 1394バスのよう
に家庭に導入され、家庭内のネットワークとしても利用
されるバスでは接続される機器を予め限定することは難
しい。
【0267】むしろ利用者の利用形態によって規定され
る上位論理デバイスを利用者が決定して、接続された装
置をその方法によって利用することが上記ネットワーク
においては適切である。このため本実施形態では、不明
のデバイスクラスを設けることによって使用法が未知の
装置をとりあえず認識し、詳しくは後述するように装置
に合わせた上位論理デバイスを新たに付け加える方法を
取っている。
【0268】1394管理オブジェクト121が複数の
論理デバイスと属性値に対応するクラス名の表を持って
おり、物理デバイスオブジェクトが2度目の初期化を行
う際には2つの論理デバイスクラスオブジェクトの名前
と属性値を指定して1394管理オブジェクト121に
問い合わせを行っても良い。
【0269】次に、不明の論理デバイスクラスオブジェ
クト134の初期化について説明する。
【0270】不明の論理デバイスクラスオブジェクト1
34は、131〜133までの論理デバイスクラスオブ
ジェクト134と同様、生成時に1394管理オブジェ
クト121への参照を受け取る。そして、論理デバイス
クラスオブジェクト131〜133の初期化と同様に1
51,…,156の各物理デバイスオブジェクトへの参
照を得る。
【0271】不明の論理デバイスクラスオブジェクト1
34は、最初に物理デバイスオブジェクト151への参
照を得る。不明の論理デバイスクラスオブジェクト13
4は物理デバイスオブジェクト151へ論理デバイスオ
ブジェクトへの参照を持っているかどうかの問い合わせ
を行い、持っていれば物理デバイスオブジェクト151
の認識を中止して、次の物理デバイスオブジェクト15
2への参照を入手する。物理デバイスオブジェクト15
1,152,153はいずれも他の論理デバイスオブジ
ェクトに登録されているので不明のデバイスとしての登
録は行わない。
【0272】一方、物理デバイスオブジェクト154
は、論理デバイスオブジェクトからの参照を持っていな
い。ここで不明の論理デバイスクラスオブジェクト13
4は、物理デバイスオブジェクト154に対応する論理
デバイスオブジェクト134−1を生成して自身に登録
する。論理デバイスオブジェクト134−1は、物理デ
バイスオブジェクト154を自身に登録する。不明の論
理デバイスオブジェクト134−1は、物理デバイスオ
ブジェクト154へ初期化を要求しない。したがって、
この時点では物理デバイスオブジェクト154にはデバ
イス制御オブジェクトは登録されない。
【0273】以下、物理デバイスオブジェクト155,
156についても同様の初期化を行い、不明の論理デバ
イスオブジェクト134−2,134−3が生成され
て、完了の通知を発行し、不明のデバイスクラスの初期
化が完了する。
【0274】論理デバイス管理オブジェクト122は、
予め定められた論理デバイスクラスオブジェクトの生成
初期化と、それに続く不明の論理デバイスクラスオブジ
ェクトの生成初期化が完了すると終了する。初期化が終
ると論理デバイス管理オブジェクト122はアプリケー
ションからのデバイスクラス一覧要求に答えることがで
きる。初期化が完了する前はアプリケーションからの問
い合わせに対して、利用不能の答を返す。
【0275】次に、アプリケーションからのデバイスの
利用について説明する。ここでは、アプリケーションか
らプリンタ90を利用する場合を例にとって説明する。
【0276】なお、物理デバイスと論理デバイスとの間
のインタフェースをJava SPI、論理デバイスと
アプリケーションとの間をJava APIと呼ぶ。こ
れらはOSとJavaとの間のAPIとは異るものであ
る。
【0277】アプリケーションプログラムは、OSへの
問い合わせなどの所定の方法によりプリンタ90に対応
する論理デバイスオブジェクト131−1への参照を知
っているものとする。
【0278】例えば、アプリケーションは、論理デバイ
ス管理オブジェクト122への参照を予め知っていて、
論理デバイス管理オブジェクト122を通じてプリンタ
クラスへの参照を獲得し、プリンタクラスからプリンタ
131−1への参照を入手する。または、装置構成に関
するネーミングサービスが提供されていても良い。
【0279】アプリケーションプログラムは、post
scriptファイルへの参照を引数として、論理デバ
イスオブジェクト131−1に印刷要求を発行する。
【0280】論理デバイスオブジェクト131−1は、
ファイルのヘッダ情報からそれがpostscript
ファイルであることを知り、postscriptファ
イルをビットマップイメージに展開する。そして、論理
デバイスオブジェクト131−1は、ビットマップイメ
ージとビットマップ以外の紙サイズ指定などの情報を含
むオブジェクトへの参照を引数として、物理デバイスオ
ブジェクト151に印刷要求を発行する。なお、論理デ
バイスオブジェクト131−1にて待ち行列処理を行う
ことが望ましい。
【0281】物理デバイスオブジェクト151は、デバ
イス制御オブジェクト161を通じて印刷イメージに対
応するビットマップ情報をプリンタ90に転送する。す
なわち、プリンタ90の予め定められたCSRレジスタ
AにlockトランザクションによってPC81が利用
するフラグを書き込む。lockに成功してプリンタの
使用権を獲得すると、次はデータを転送するためのIE
EE1394バス上のIsochrounsチャネルの
設定と、紙サイズ、トレイ情報などのプリンタの設定を
行うトランザクションを発行する。チャネルを獲得した
らビットマップ情報を転送し、転送が完了すると転送完
了のトランザクションを発行してプリンタへの印刷指示
を完了する。プリンタでの印刷状況はあるCSRレジス
タに表示されるので、物理デバイスオブジェクトがそれ
をポーリングすることによって印刷の完了を知る。
【0282】次に、不明のタイプとして登録されている
装置の利用についてマッサージ装置12を例にとって説
明する。
【0283】図27は論理デバイスクラスオブジェクト
を追加したときのソフトウェア構造、図28はアプリケ
ーションによる新規デバイスクラス追加要求手順の一
例、図29は論理デバイス管理オブジェクト122によ
る新規デバイスクラス追加手順の一例をそれぞれ示す。
【0284】アプリケーションは、論理デバイス管理オ
ブジェクト122に論理デバイスクラスの一覧取得要求
を発行する(ステップS51)。不明の論理デバイスク
ラスオブジェクト134への参照を取得すると、不明の
デバイスクラス134に論理デバイスの一覧取得を要求
する(ステップS52,S53)。
【0285】アプリケーションは、一覧からマッサージ
装置92に対応する論理デバイスオブジェクト134−
1への参照を選択して利用可能な論理デバイス情報を要
求する(ステップS54)。
【0286】論理デバイスオブジェクト134−1は、
物理デバイスオブジェクト154からその属性値を取得
し、論理デバイス管理オブジェクト122に物理デバイ
スオブジェクト154が利用可能な論理デバイスクラス
の検索要求を発行する。既述のように論理デバイス管理
オブジェクト122は属性値から論理デバイスクラス名
とを対応させるテーブルを持っている。このテーブルか
ら論理デバイスクラス名またはそのリストが論理デバイ
ス134−1に返却され、論理デバイス134−1は要
求に対して論理デバイスクラス名を獲得し、論理デバイ
ス情報としてアプリケーションに通知する。もちろん、
ここでもデバイスクラス名の検索をネットワーク上のサ
ーバに問い合わせることによって行っても構わない。ド
ライバオブジェクトの格納場所には少なくともマッサー
ジ装置のデフォルトのドライバのオブジェクトコードと
利用法の自然言語による説明が格納されていることが望
ましい。
【0287】アプリケーションは、使用する論理デバイ
スクラス名「マッサージ装置」を選択して論理デバイス
クラス登録要求を論理デバイス管理オブジェクト122
に発行する(ステップS55,S56,S57)。
【0288】論理デバイス管理オブジェクト122は,
指定されたクラス名に対応する新しい論理デバイスクラ
スオブジェクト135を生成し(ステップS61)、不
明の論理デバイスクラスオブジェクト134および不明
のクラスとリンクされているFAXの論理デバイスクラ
スオブジェクト133との間に挿入する(ステップS6
2)。そして、今まで不明のデバイスクラスに登録され
ていた論理デバイスオブジェクト134−1,134−
2を削除して(ステップS63)、論理デバイスクラス
オブジェクト135に初期化要求を発行する(ステップ
S64)。この状態を図27に示す。以後のステップS
65とステップS66の手順と新規論理デバイスクラス
オブジェクト125の初期化手順は既に説明したものと
同様である。なお、図27中、135−1は新たに生成
された論理デバイスオブジェクトである。
【0289】ここでは,不明のデバイスに対応する論理
デバイスを検索する例について説明したが、既存の物理
デバイスの組合せから、対応する新しい論理デバイスを
検索しても良い。例えば、プリンタとスキャナとモデム
の機能を持つ各物理デバイスの組合せによって利用可能
な新しい論理デバイスFAXを検索するような場合であ
る。
【0290】上記の機能を備えることにより、普段使用
しないデバイスを制御するための不要なプログラムはシ
ステムの初期化時には読み込まず、必要になった時点で
読み込むことにより、PCのメモリなどの資源を節約し
てコストを低下させることができる。
【0291】次に、1394デバイスの構成変更イベン
トについて説明する。
【0292】PCが利用できる1394装置の接続状況
は変化し得る。しかも、IEEE1394バスでは動作
中にコネクタの挿抜によって構成を変更することができ
る。この変更結果は、デバイスオブジェクトの追加や削
除として論理デバイスに反映されなければならない。ま
た、ある装置によるデバイスの占有が終了すれば、その
デバイスは他の装置で利用可能になる。以下では、この
ような構成の変化を認識する手順について説明する。
【0293】バスリセットが発生すると、OSの139
4インタフェースから1394管理オブジェクト121
にバスリセットが通知される。1394管理オブジェク
ト121は、再度、TOPOLOGY_MAPおよびS
PEED_MAPから1394物理装置の一覧を取得
し、それらのunique IDを取得して既知のデバ
イスとの対応をとる。
【0294】まず、バスリセット後に、1394管理オ
ブジェクト121は、全ての物理デバイスオブジェクト
のexist属性値を「不明」とする。
【0295】装置から取得したunique IDが既
存の物理デバイスオブジェクトの保持するunique
IDに一致する場合、その装置は既に登録済みであり
existを「存在」とする。
【0296】装置から取得したunique IDが既
存の物理デバイスオブジェクトの保持するunique
IDと一致しない場合、その装置は新しく追加された
装置であり、物理デバイスオブジェクトを生成初期化
し、existを「存在」とする。
【0297】この操作を全てのNODE IDについて
行った後、existが不明になっている物理デバイス
オブジェクトは対応する装置が取り去られたものとし
て、それを削除する。物理デバイスオブジェクトを削除
すると、対応する論理デバイスオブジェクトにそれが通
知され、論理デバイスオブジェクトは終了処理を行い、
対応するデバイスクラスに通知した後、自身を消去す
る。
【0298】追加、削除による参照の修正作業が完了す
ると、1394管理オブジェクト121は、論理デバイ
ス管理オブジェクト122に構成の変更を通知する。も
し構成に全く変化がなければ、通知は行わない。
【0299】通知を受信した論理デバイス管理オブジェ
クト122は、各デバイスクラスに構成変更要求を発行
する。
【0300】構成変更要求を受信したプリンタクラス1
31は、初期化と同様に、論理デバイスオブジェクト1
22に物理デバイスの参照を要求する。初期化と異るの
は、初期化では全ての物理デバイスオブジェクトが対象
だったのに対し、構成変更では新しく追加された物理デ
バイスオブジェクトだけが対象になることである。各論
理デバイスクラスは、新しく追加された物理デバイスの
属性を読み出し、自クラスに一致するかを判定して一致
すれば、対応する論理デバイスオブジェクトを生成、登
録する。
【0301】全てのクラスの構成変更が完了すると、不
明のクラスの初期化が行われ、追加されたデバイスでど
の論理デバイスとして登録されなかった物理デバイスオ
ブジェクトは不明のクラスに登録される。
【0302】次に、占有状態の変更について説明する。
【0303】初期化においてレジスタの読みとりによっ
て他ノードによる占有状態にあると判断されて認識から
除外された装置に対して、1394管理オブジェクト1
21は周期的なポーリングを行ってデバイス占有状態の
変更を検出する。非占有状態になったデバイスは、バス
リセットで記述したデバイス構成の変化と同様の手順で
登録する。もし当該PCが前記装置を排他的に占有する
のであれば、それを装置の占有状態を示すレジスタにそ
れを示す値を書き込む。
【0304】次に、ローカルの論理デバイスオブジェク
トが古い場合について説明する。
【0305】このような場合、論理デバイスクラスオブ
ジェクトはバージョン番号の属性を持っている。アプリ
ケーションは、論理デバイス管理オブジェクト122に
論理デバイスクラスオブジェクトの更新要求を発行する
ことができる。論理デバイス管理オブジェクト122
は、更新が要求された論理デバイスクラスオブジェクト
のバージョン番号を取得する一方、予め指定された論理
デバイスクラスオブジェクトのアーカイブサーバに最新
のバージョン番号を要求する。もしローカルの論理デバ
イスクラスオブジェクトのバージョン番号が最新のもの
に一致すれば、もしローカルの論理デバイスクラスオブ
ジェクトのバージョン番号が若ければ、アーカイブサー
バから最新のデバイスクラスを読み込み、オブジェクト
を生成する。この時点ではこの論理デバイスクラスオブ
ジェクトは動作しない。
【0306】オブジェクトの生成に成功すると、既存の
論理デバイスに終了通知を発行し、動作を終了させる。
プリンタならば、新たな印刷ジョブの受付を中止し、実
行中の印刷ジョブの終了を待つ。実行中のジョブと終了
処理が完了すると、論理デバイス管理オブジェクト12
2に完了を通知する。論理デバイス管理オブジェクト1
22は、古い論理デバイスの持つ参照関係を変更し、新
しい論理デバイスオブジェクトが参照関係を引き継いだ
後、論理デバイスの開始通知を論理デバイスクラスオブ
ジェクトに送る。通知を受信した論理デバイスクラスオ
ブジェクトは動作を開始する。
【0307】(第3の実施形態)本実施形態では、ネッ
トワークに接続されたPC(第2の実施形態の機能を持
つもの)がIEEE1394以外のネットワークを経由
して接続された遠隔のIEEE1394装置を制御する
場合について説明する。
【0308】図30に、本実施形態に係るシステムの構
成例を示す。401、411、434はそれぞれ第1の
家庭451内にあるPC、ネットワーク接続装置、トー
スタを表す。402、412、431、432、433
はそれぞれ第2の家庭452内にあるPC、ネットワー
ク接続装置、プリンタ、FAX、マッサージ装置を表
す。なお、図30中のネットワーク接続装置以外の各構
成要素は図1中の対応するものと同様のものである。
【0309】家庭451内のLANと家庭452内のL
ANとの間はISDN通信回線413で結ばれているも
のとする。通信回線413はネットワーク接続装置41
1,412で終端されている。
【0310】家庭451内のLANにおいて、接続装置
411,PC401,トースタ434の間は1394バ
ス421によって接続されている。
【0311】家庭452内のLANにおいて、接続装置
412,PC402,プリンタ431、スキャナ43
2、マッサージ装置433の間は、1394バス422
によって接続されている。
【0312】ネットワークはインターネットプロトコル
を使うインターネットであり、PC401,402と接
続装置411,412のみが予めIPアドレスを持って
いるものとする。IPアドレスは固定的に割り当てられ
たものでも、DHCP,PPPなどのプロトコルによっ
て割り当てられたもののどちらでも良い。
【0313】ここで、家庭451にあるPC401が家
庭452の機器との接続を試みる。PC401はインタ
ーネットプロトコルによってネットワーク接続装置41
1に家庭452を示す文字列、例えばその氏名である
「高畠由彰」を含む接続要求を送る。そして、ネットワ
ーク接続装置411は例えば「高畠由彰」に対応する家
庭452の電話番号を検索するデータベースを持ってお
り、家庭452の接続装置412への接続を行う。
【0314】接続装置412は、接続の前には接続元の
認証を行う。認証ステップで許可されなければ接続は行
わないものとする。認証は例えば発信電話番号表示を用
い、予め第2の家庭452にて登録した電話番号以外の
接続を認めないとすることができる。接続が完了すれ
ば、家庭451,452の間でインターネットプロトコ
ルによる通信を行うことができる。
【0315】ただし、セキュリティ保護の観点から接続
が完了しても接続装置がその家庭の方針によってパケッ
トの通過の可/不可を判断するいわゆるファイアウォー
ルとして動作することが望ましい。ここでは家庭451
と家庭452の間は予め全てのパケットが通過し、全て
の操作が行えるよう、設定されているものとする。
【0316】なお、この接続は電話による接続ではなく
IP接続であっても構わない。
【0317】さて、家庭451にあるPC401はサー
ビス管理サーバのアドレスを接続装置411のデータベ
ースから取得する。アドレスは予め接続装置411に登
録されているものとする。次に、PC401はサービス
管理サーバに利用可能なサービスの問い合わせを行う。
ここではネットワーク接続装置412がサービス管理サ
ーバを兼ねているものとする。
【0318】サービス管理サーバは、問い合わせに応答
して当該ネットワーク中のサービスおよびそのサーバの
情報を返す。ここでは次のサービスが登録されている。
【0319】printer:pc2 Java ORB:pc2 左の列はサービスの種別、ここではサービスに割り当て
られた多重化識別子(例えばポート番号)を表し、右の
列はサービスの所在、ここではPC402のIPアドレ
スを表す。このようなサービス情報提供手段はインター
ネットにおいてはサービスロケーションプロトコルとし
て知られている(例えば文献「インターネットドラフト
draft−ietf−svrloc−protoco
l−16.txt」)。
【0320】これらはサービスを提供するホスト、ここ
ではPC402が起動時に予め定められたネットワーク
接続装置412に登録する。
【0321】printerはインターネット標準で定
められた印刷サービスを表し、515のUDP/TCP
番号が割り当てられている。ここで使用するプロトコル
は予めインターネット標準によって規定されている。
【0322】Java ORBは、Javaオブジェク
トを外部から利用できるサービスを表している。このよ
うなサービスは現在まだ標準としては規定されていない
が、ここではJava ORBを表すポート番号につい
て予め合意があるものとする。
【0323】次に、リモートの1394装置を利用する
2種類の方法、 方法1)インターネットで標準化されたネットワークサ
ービスを介して利用する方法 方法2)1394プロキシオブジェクトを通じて利用す
る方法について説明する。
【0324】方法1では、PC402にIEEE139
4インタフェースによって接続されたプリンタ431を
インターネットプロトコルとして標準化されたprin
terサービスによって利用する。PC401は、pr
interプロトコルのクライアントを持ち、プリンタ
431を表す論理名称を指定してインターネット形式で
標準化された形式の印刷要求をPC402に送り、プリ
ンタを利用する。この方法では、ネットワークを伝送す
るメッセージには装置依存の要素は含まれない。PC4
01のアプリケーションは、プリンタサービスとプリン
タ431に対応する装置の名前を指定して要求するだけ
で、装置の特性は意識しない。
【0325】方法2は、概略的には、ネットワークを伝
送するメッセージに、IEEE1394形式のパケット
がIPパケットにカプセル化された形式を使うものであ
る。PC401はあたかもプリンタ431がローカルの
1394バスに接続されているかのように利用すること
ができる。
【0326】以下、上記の方法2についてさらに詳しく
説明する。
【0327】図31にクライアント側の接続前における
ネットワーク経由サービスのソフトウェア構造を示し、
図32にクライアント側の接続後におけるネットワーク
経由サービスのソフトウェア構造を示し、図33にプロ
キシ側の接続前におけるネットワーク経由サービスのソ
フトウェア構造を示し、図34にプロキシ側の接続後に
おけるネットワーク経由サービスのソフトウェア構造を
示す。なお、図31〜図34中のIP機能以外の各構成
要素は、図2中の対応するものと同様の機能を有するも
のである。IP機能504は、TCP/UDP/IPな
ど、一連のインターネットプロトコル(TCP/IPプ
ロトコルシート)の諸機能である。
【0328】図31は1394スタブオブジェクト生成
前のクライアントPC401のソフトウェア構成であ
り、501は論理デバイス管理機能、502は2次記憶
管理機能、511,512は502の配下にあるそれぞ
れのハードディスクの管理機能、503は1394イン
タフェース管理機能、513,514はそれぞれの13
94インタフェース管理機能、504はIP機能、43
4はトースタ、509はトースタ機能を示すunit
1,521は1394管理オブジェクト、522は論理
デバイス管理オブジェクト、531,532,533,
534はプリンタ、スキャナ、マッサージ装置、不明の
各論理デバイスクラスオブジェクトに対応する。534
−1は不明のクラスの論理デバイスオブジェクトであ
る。551はトースタ434に対応する物理デバイスオ
ブジェクトを表す。561は物理デバイスオブジェクト
551に対応するドライバオブジェクト(制御プログラ
ム)を表す。
【0329】図32は1394スタブオブジェクト生成
後のクライアントPC401のソフトウェア構成であ
り、図31の構成に1394スタブオブジェクト57
1、論理デバイスオブジェクト533−1,533−
2、物理デバイスオブジェクト551、ドライバオブジ
ェクト562,563が付加されている。
【0330】図33は1394プロキシオブジェクト生
成前のプロキシ側PC402のソフトウェア構成であ
り、601は論理デバイス管理機能、602は2次記憶
管理機能、611,612は602の配下にあるそれぞ
れのハードディスクの管理機能、603は1394イン
タフェース管理機能、613,614はそれぞれの13
94インタフェース管理機能、431はプリンタ、43
2はFAX、433はマッサージ装置をそれぞれ表す。
621は1394管理オブジェクト、622は論理デバ
イス管理オブジェクト、631,632,633,63
4はプリンタ、スキャナ、FAX、不明の各デバイスク
ラスに対応する論理デバイスクラスオブジェクト、65
1,652,653,654,655はそれぞれプリン
タのunit1(図中604)、FAXのunit1
(図中605),unit2(図中606)、マッサー
ジ装置のunit1(図中607),unit2(図中
608)に対応する物理デバイスオブジェクト、631
−1,631−2,632−1,633−1,634−
1,634−2はそれぞれ論理デバイスクラスの配下に
ある論理デバイスである。661,662,663はそ
れぞれ物理デバイスオブジェクト651,652,65
3に対応するドライバオブジェクトを表す。
【0331】図34は1394プロキシオブジェクト生
成後のプロキシ側PC402のソフトウェア構成であ
り、図33の構成に1394プロキシオブジェクト68
1、論理デバイスクラスオブジェクト635、論理デバ
イスオブジェクト635−1,635−2が付加され、
論理デバイスオブジェクト634−1,634−2が削
除されている。
【0332】PC401は、サービス情報に基づいてリ
モートのPC402のIPアドレスを指定して1394
スタブオブジェクト571を生成する。1394スタブ
オブジェクトは、リモートのPC402のJava O
RBポートに1394プロキシオブジェクトに割り当て
られたクラス名を指定して、その生成を要求する。
【0333】あるホストから別のホストのJava O
RBを利用するときには、受信側のセキュリティマネー
ジャがその接続を許すか否かを判断する。これは送信側
のオブジェクトによるORBの利用要求によって自動的
に行われるものとする。
【0334】ここでは、PC401からのORB利用要
求がPC402によって受け付けられたものとし、PC
402では要求通り1394プロキシオブジェクト68
1が生成され、その参照がPC402の1394スタブ
オブジェクトに返却される。1394スタブオブジェク
ト571は、以後の要求を1394プロキシオブジェク
ト681を通じて行う。なお、PC402が要求前に予
め1394プロキシオブジェクト571を生成してお
き、当該オブジェクトから起動できるメソッドのみが利
用できるORBを1394サービスとしてあるポートに
割り当てても構わない。これは、1394に限定したサ
ービスを提供したい場合に有効である。
【0335】1394プロキシオブジェクト681は、
参照を受けとると、不明クラスの論理デバイスに対応す
る物理デバイスへの参照を獲得し、1394スタブオブ
ジェクト571に通知する。
【0336】1394スタブオブジェクト571は、上
記参照を獲得すると、1394管理オブジェクト522
に1394管理オブジェクト自身を登録し、1394デ
バイスを再構成する要求を発行する。
【0337】1394管理オブジェクト522は、この
要求によって1394プロキシオブジェクト681によ
って再構成を開始し、物理デバイスオブジェクトへの参
照を要求する。1394スタブオブジェクトは571、
1394プロキシオブジェクト681から獲得した物理
オブジェクトへの参照654,655を順番に1394
管理オブジェクト521に渡す。ここから属性値を取り
だし、1394管理オブジェクト521は第2の実施形
態で説明した初期化の場合と同様の手順で物理デバイス
オブジェクト552,553を作成する。ただし、ここ
で作成した物理デバイスオブジェクト(以下、スタブデ
バイスオブジェクトとよぶ)は、リモートにある物理デ
バイスオブジェクトへの参照を保持しており、ローカル
の物理デバイスオブジェクトでは1394インタフェー
スへのトランザクション要求として処理される入出力
が、スタブデバイスオブジェクトでは1394スタブオ
ブジェクト571との間の入出力として処理される点が
異る(なお、その詳細は後述する)。
【0338】次に、論理デバイス管理オブジェクト52
2による論理デバイスクラスオブジェクト533の初期
化、それに続く論理デバイスオブジェクトの初期化が行
われる。スタブオブジェクト552,553は物理デバ
イスオブジェクト654,655に対応しマッサージ装
置クラスに合致する。リモートのPC402ではマッサ
ージ装置クラスは利用されていないため、これらの装置
は不明の装置として認識されているが、ローカルのPC
401ではマッサージ装置クラスが登録されているの
で、論理デバイスオブジェクト533−1,533−2
として登録される。
【0339】論理デバイスオブジェクト533−1から
スタブオブジェクト552に初期化要求が行われると、
リモートの1394プロキシオブジェクト681に対応
する物理デバイスオブジェクト654の使用要求を発行
する。
【0340】リモートの1394プロキシオブジェクト
681は、プロキシクラスの論理デバイスクラスオブジ
ェクト635を生成し、登録する。物理デバイスオブジ
ェクト654に対応する論理デバイスオブジェクト63
4−1を消去し、プロキシクラスのデバイスをつくって
プロキシ論理デバイスオブジェクト635−1として登
録する。
【0341】プロキシ論理デバイスオブジェクト635
−1が生成されると、スタブオブジェクト533−1と
の間とにポート番号を割り当てて論理コネクションを生
成する。ここで使うポートはJava ORBとは別の
ポートを用いて1394パケットの伝送を行うためのも
のである。
【0342】制御プログラムが読み込まれて動作するの
はローカルのPC401のスタブオブジェクト552の
側であり、リモートのPC401の物理デバイスオブジ
ェクトはポートから入力したパケットを1394インタ
フェースに出力し、1394インタフェースから入力し
たパケットをポートに転送するだけであり、装置の状態
制御はスタブオブジェクト552の制御プログラム56
2が行う。ただし、バスリセットなどのイベントは伝達
する。
【0343】論理デバイスオブジェクト533−2から
スタブオブジェクト553に初期化要求が行われた場合
についても同様である。
【0344】以上の手順により、リモートの物理デバイ
スをローカルの論理デバイスから利用できるできる環境
が整う。
【0345】次に、動作について説明する。ここでは、
スタブの物理デバイスオブジェクト552を例に取って
説明する。
【0346】物理デバイスオブジェクト552が論理デ
バイスドライバ531−1から処理要求を受けとり、そ
れに対応する1394形式のパケットを生成する。13
94形式のパケットはIPパケットにカプセル化されて
前記確保した論理コネクションに出力される。
【0347】ここで、物理デバイスオブジェクト552
からの出力は、IEEE1394インタフェース503
に直接出力されるのではなく、論理コネクションからI
P機能504を通して処理される。
【0348】ここでは、IP機能504の先はIEEE
1394インタフェースによって処理されているが、こ
れはイーサネットやATMであっても構わない。つま
り、IEEE1394インタフェースを持っていないP
CでもIEEE1394装置があたかもローカルに接続
されているかのように制御を行うことができる。
【0349】さて、IPパケットにカプセル化されたパ
ケットはプロキシ論理デバイスオブジェク635−1に
届き、1394形式のパケットが取り出され、物理デバ
イスオブジェクト654に渡される。物理デバイスオブ
ジェク654はこれをそのまま1394インタフェース
に出力し、装置433のレジスタに作用する。
【0350】IEEE1394のアイソクロナスチャネ
ルの入出力は前述の方法では中継できない。IEEE1
394においてはIEC 1883で定められた方式で
レジスタを操作することによってアイソクロナスチャネ
ルが設定される。
【0351】スタブオブジェクト552から自装置宛に
発行されたIEC1883の設定要求は、1394スタ
ブオブジェクト571転送され、1394スタブオブジ
ェクト571はアイソクロナスチャネルに対応するイン
ターネット上のコネクションを設定する。
【0352】IEEE1394のアイソクロナスチャネ
ルでは確保する帯域を指定することができる。上記設定
要求にはその情報が含まれているので、インターネット
上で帯域を確保する手段例えばRSVPなどの手段によ
ってコネクションの帯域を指定することが望ましい。
【0353】なお、本実施形態では、家庭451内のL
ANと家庭452内のLANとの間はISDN通信回線
413で結ばれているものとしたが、第1の実施形態と
同様に、家庭451内のLANと家庭452内のLAN
との間の接続をインターネットとし、この場合に端末の
IPアドレスにはグローバルIPアドレスを用いるよう
にしてもよいし、例えばNAT(Network Ad
dress Translation)等のアドレス変
換を用いて、公衆網2がインターネットである場合に少
なくともネットワークの相互接続を行うノード(図1で
はAV接続装置端末)にグローバルIPアドレスを用
い、その他のノードにはプライベートIPアドレスを用
いることができるようにしてもよい。
【0354】なお、以上の各機能は、ソフトウェアとし
ても実現可能である。また、上記した各手順あるいは手
段をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録
した機械読取り可能な媒体として実施することもでき
る。
【0355】本発明は、上述した実施の形態に限定され
るものではなく、その技術的範囲において種々変形して
実施することができる。
【0356】(第4の実施形態)第1の実施形態では、
図12に示したように、第1のAV接続装置4に対して
第2の家庭ネットワーク内の収容されたサービス提供装
置(例えば、DVDプレーヤ8、デジタルVTR9、P
C10に具備されたWWWサーバやデジタルアルバムサ
ーバ機能等、プリンタ11)の提供するサービスに関す
る情報(以下、簡単にサービス情報と呼ぶ)を通知する
のに、サービスロケーションプロトコルを用いる場合を
示した。
【0357】第4の実施形態では、WWW(World
Wide Web)サーバと、ホームページを用い
て、これを行う場合について説明する。
【0358】第4の実施形態におけるシステム構成例は
図1と同様である。ここでも、第1の実施形態と同様
に、第1の家庭内ネットワークの第1のAV接続装置4
から、第2の家庭内ネットワーク内の各種サービス提供
装置(DVDプレーヤ8、デジタルVTR9、PC10
に具備されたWWWサーバ、デジタルアルバムサーバ機
能等、プリンタ11)の遠隔制御を行うことを考える。
【0359】図35は、第4の実施形態における、第2
のAV接続装置5の内部構成例を示したもので、139
4I/F1401、データリンクスイッチ1402、公
衆網I/F1403、IP処理機能1404、FANP
処理機能1405、1394AVコマンド処理機能14
08の各部の動作は、図2の同一機能部と同様で、異な
る点について説明する。すなわち、図2のサービスロケ
ーション処理機能27、1394/IPコマンド変換機
能29が、図35では、それぞれホームページ処理機能
1407、HTTP/RTSP処理機能1409に置き
換えられている。
【0360】1394/IPサービスロケーション処理
機能1406は、第1の実施形態と同様に、IEEE1
394バスに接続されているサービス提供装置の提供す
るサービスを検索し、あるいはその登録を受け、139
4バス上にどのようなサービス提供装置が存在し、どの
ようなサービスを提供するのかを認識し、要求された場
合など必要に応じて、サービス情報を外部に通知する機
能を持つ。また、このようにして得られた各サービス提
供装置毎のサービス情報を後述するホームページ処理機
能1407に通知し、第2の家庭内ネットワークの状況
を表示するホームページの作成を促す。
【0361】ホームページ処理機能1407は、WWW
サーバ機能を持つ。1394/IPサービスロケーショ
ン処理機能1406から、第2の家庭内ネットワークの
サービス情報を受け取り、それをホームページとしてま
とめる。例えば、各サービス提供装置を表すアイコン、
文字列をホームページ上に配置する。そして、各サービ
ス提供装置を遠隔制御するためのコマンドを、それぞれ
に対応するホームページ上の各々のサービス提供装置を
表すアイコン、文字列にリンクさせる。このようにして
作成されたホームページに例えば公衆網2を介してアク
セスがあった場合には、必要に応じて要求されたホーム
ページを送信したり、公衆網2を介して受信した遠隔制
御のためのコマンドをHTTP/RTSP処理機能14
09に転送するようになっている。詳細は後述する。
【0362】ここで、サービス提供装置を遠隔制御する
ためのコマンドとは、HTTPあるいはRTSP(WW
Wサーバ中のリアルタイムメディアを遠隔操作するため
のプロトコル)等に適したものである。HTTPに適し
た遠隔制御のためのコマンドをHTTPコマンド、RT
SPに適した遠隔制御のためのコマンドをRTSPコマ
ンドと呼ぶ。
【0363】HTTP/RTSP処理機能1409は、
内部にHTTPデーモンあるいはRTSPデーモンを有
しており、ホームページ処理機能1407から転送され
てきたHTTPコマンドあるいはRTSPコマンドに対
する処理を行う機能と共に、そのコマンドの宛先が、第
2のAV接続装置5が代理となって公開しているサービ
スに割当てられているものである場合には、それを必要
に応じてIEEE1394コマンドに変換し、1394
AVコマンド処理機能1408を介して、1394バス
3上の機器の制御を行う機能(代理処理)も有する。
【0364】次に、第2の家庭内ネットワークにおい
て、第2のAV接続装置5が第2の家庭内ネットワーク
に接続された各サービス提供装置のサービス情報を取得
する手順について説明する。これは、第1の実施形態と
同様である。即ち、図3に示したように、第2のAV接
続装置5は、接続された機器(DVDプレーヤ8、デジ
タルVTR9、PC10、プリンタ11)のコンフィグ
レーションメモリを読み取ることと、図9に示したよう
に、サービスロケーションプロトコルを用いることと
で、第2の家庭内ネットワークに接続されたサービス提
供装置のサービス情報を取得する。
【0365】なお、コンフィグレーションメモリに含ま
れる情報は、図4、図5、図6の様なものがあってもよ
い。また、図10に示した形式でサービス情報が登録さ
れていてもよい。
【0366】さて、この時点で、第2のAV接続装置5
は、コンフィグレーションメモリの読み込みを通じて、
1394ノードとしてDVDプレーヤ8、デジタルVT
R9、PC10、プリンタ11を認識する。また、サー
ビスロケーションプロトコルを通じて、さらに、WWW
サービス、デジタルアルバムサービス、エアコンサービ
ス、電子レンジサービスのそれぞれを認識する。ここ
で、第2のAV接続装置5は、エアコンサービスと電子
レンジサービスはPC10にて提供されるサービスであ
ると認識する。
【0367】さて、第2のAV接続装置5は、この収集
したサービス情報に基づき、「その家には何があるか
(どんなサービス提供装置、どんなサービスが存在する
か)」を紹介するホームページを作成する。
【0368】作成されるホームページは、例えば、図3
6に示すように、ユーザに認識させたいサービス提供装
置毎に、それらを表すアイコンや文字列などを列挙する
ものである。このホームページは、例えばその家のWW
Wサーバがデフォルトで紹介する最初のホームページの
中の、例えば「わが家の電気機器」といった文字列な
り、アイコンなりからのハイパーリンクで到達できるよ
うに、これを構築してもよい。ちなみに、この「わが家
の電気機器」のホームページに移る際は、許可を得てい
ない他人に侵入されないように、何らかの認証手続きを
経るのが望ましい。
【0369】図36に示したようなホームページ中のア
イコン、文字列をクリックすると、それに対応するサー
ビス提供装置あるいはサービス毎のホームページが現れ
るようにする。例えば、図36のDVDプレーヤのアイ
コンをクリックすると、それにリンクされた図39に示
すような「DVDプレーヤのホームページ」が表示され
るようにしてもよい。
【0370】このような構成の例えば図36に示すよう
なホームページを作成するために、ホームページ処理機
能1407は、例えば図37のフローチャートに示すよ
うな手順を踏む。
【0371】まず、1394/IPサービスロケーショ
ン処理機能1406に登録されているサービス情報を、
例えばサービス提供装置毎に1つずつ読み出し、各サー
ビス提供装置毎のホームページ(例えば、図39に示す
ような「DVDプレーヤのホームページ」)を作成する
(ステップS101〜ステップS102)。
【0372】図38に示すフローチャートは、ステップ
S102のサービス提供装置毎のホームページ作成処理
手順を示したものである。
【0373】1394/IPサービスロケーション処理
機能1406に具備されている各サービス提供装置毎の
RTSPコマンド対応テーブル1410(図50参照)
を参照して各サービス提供装置の予め定められたコマン
ド群(ホームページを通して、ユーザに公開するサービ
ス提供装置の制御のためのコマンド群)を取得し(ステ
ップS111)、各コマンド毎にそれに対応するアイコ
ンあるいは文字列を作成する(ステップS112)。例
えば、サービス提供装置がDVDプレーヤの場合、図5
0のRTSPコマンド対応テーブルから「再生」を指示
するための「PLAY」というRTSPコマンドを取得
し、そのコマンドに対応するアイコン(図39のアイコ
ンi206)を作成する。
【0374】RTSPコマンド対応テーブル1410
は、各サービス提供装置毎にRTSPコマンドが記述し
てある。例えば、DVDプレーヤ8の場合、コマンド群
としては、電源オン、電源オフ、再生、巻き戻し、前の
曲、早送り、次の曲、停止、一時停止の各RTSPコマ
ンドが挙げられる。また、図50に示すように、第2の
AV接続装置5にて代理処理を行っているDVDプレー
ヤ8、デジタルVTR9の場合は、各RTSPコマンド
に対応する1394コマンドをともに記憶されている。
【0375】なお、RTSPコマンド対応テーブル14
10は、後述する図42の1394/IPコマンド変換
機能1423に具備されるテーブルと同一のものであっ
てもよい。
【0376】さて、ステップS112で作成されたアイ
コンあるいは文字列に、そのサービス提供装置のRTS
Pコマンドを対応付ける(ステップS113)。例え
ば、図39の「再生」のアイコンi206には、「PL
AY」というRTSPコマンドを対応させる。例えば、
アイコンあるいは文字列と、それに対応するRTSPコ
マンドとをテーブルに登録しておいてもよい。
【0377】なお、第2のAV接続装置5にて代理処理
を行っているDVDプレーヤ8、デジタルVTR9の場
合は、第2のAV接続装置5のアドレスとDVDプレー
ヤ8、デジタルVTR9それぞれのIEEE1394ノ
ードに割り当てたポート番号をRTSPコマンドに含め
る。
【0378】以上をそのサービス提供装置の提供する全
てのコマンドに対し行い、作成されたアイコンあるいは
文字列を適当に配置して、例えば図39に示すようなサ
ービス提供装置のホームページを作成する(ステップS
114〜ステップS115)。
【0379】次に、図37の説明に戻り、図38のフロ
ーチャートに従って作成された各サービス提供装置毎の
ホームページへのハイパーリンクを持った、そのサービ
ス提供装置のアイコンあるいは文字列を作成あるいは取
得する(ステップS103)。すなわち、サービス提供
装置毎のアイコン等は、そのサービス提供装置のコンフ
ィグレーションメモリから取り出してもよいし、サービ
スロケーションプロトコルにより、このアイコンの位置
を一意に指定できるURLが提供され、そこに取りに行
く形で入手してもよい。
【0380】ステップS103で得たアイコンを、「わ
が家の電気機器」のホームページに貼り付ける。以上の
手順を第2の家庭内ネットワークに収容されれている全
てのサービス提供装置について行い、図36のようなホ
ームページが作成できる(ステップS104)。
【0381】さて、図36に示したホームページ上のサ
ービス提供装置を表すアイコンあるいは文字列のうち、
DVDプレーヤを表すアイコンi101をクリックする
と、このアイコンに対応付けられたサービス提供装置の
ホームページ、すなわち、図39に示したようなDVD
プレーヤのホームページが現れる。
【0382】図39に示したようなサービス提供装置の
ホームページ、すなわち、この場合、DVDプレーヤの
ホームページは、DVDプレーヤの操作盤として用い
て、ユーザはDVDプレーヤ8を遠隔制御することがで
きる。例えば、「電源ON」ボタンをクリックすると、
DVDプレーヤ8の電源がオンになる、といった具合で
ある。
【0383】次に、例えば、第1の家庭内ネットワーク
のPC6から第1のAV接続装置4、公衆網2を介し
て、第2の家庭内ネットワーク内の各種サービス提供装
置(DVDプレーヤ8、デジタルVTR9、PC10に
具備されたWWWサーバ、デジタルアルバムサーバ機能
等、プリンタ11)を遠隔制御する場合の処理動作を図
40に示すシーケンス図を参照して説明する。
【0384】第1の家庭内ネットワークに収容されてい
るPC6にて所定のWWWブラウザを用いることによ
り、図36に示したようなホームページが提示されたと
する。ユーザが、例えばDVDプレーヤi101のアイ
コンをクリックすると、それに対応つけされたDVDプ
レーヤのホームページを要求するHTTPメッセージが
PC6から出力される。
【0385】このメッセージを受けて、第1のAV接続
装置4では第2のAV接続装置5に対して、DVDのホ
ームページの送出要求を行う(ステップS4501)。
例えば、「GET/appliances/dvd.h
tml HTTP/1.1」というメッセージが第1の
AV接続装置4から第2のAV接続装置5に送信され
る。
【0386】これを受けて、第2のAV接続装置5は、
例えば図39で示したようなDVDプレーヤのホームペ
ージのテキスト(図41参照)を第1のAV接続装置4
に対して送付する(ステップS4502)。
【0387】図41に示すように、例えば「再生」のア
イコンi206に付与されるハイパーリンクは、再生を
指示するためのRTSPの「PLAY」コマンドであ
り、その接続先となるノード(本実施形態の場合、第2
のAV接続装置5のIPアドレス、即ち「192.16
8.1.254」)と、そのポート番号(本実施形態の
場合「2000」)とが付加されている。このようにす
ることにより、「再生」のアイコンi206をクリック
すれば、ユーザは、RTSPの「PLAY」コマンドを
送信先のアドレスを気にすることなく所望のノードの所
望のポートに送出することができるようになる。もっ
て、RTSPを使った遠隔制御をハイパーリンクの関連
付けを通して行うことができるようになる。
【0388】さて、第1のAV接続装置のユーザは、D
VDのホームページを受け取ると、DVDプレーヤの遠
隔操作を開始できる。例えば、図39のホームページの
「電源ON」のアイコンi201をクリックしたとする
(ステップS4503)。「電源ON」のアイコンi2
01には、例えば、RTSPの「SETUP」コマンド
がハイパーリンクにより対応づけられている。よって、
「SETUP rtsp://192.168.1.2
54:2000 RTSP/1.0 1 Trans
port: rtp/udp;port=5500」と
いコマンドデータが第1のAV接続装置4から第2の接
続装置5に送信される(ステップS4504)。このコ
マンドデータによって、第1のAV制御装置4は、RT
P/UDPの各プロトコルを使用してデータを送信し、
受信側のポート番号は「5500」を用いることを要求
している。
【0389】これを受け取った第2のAV接続装置5の
動作を以下に説明する。第2のAV接続装置のHTTP
/RTSP処理機能1409の内部構成例を図42に示
す。上記RTSPの「SETUP」コマンドデータは、
HTTP/RTSP主処理機能1421に到達する。こ
こでは、まず、「SETUP」コマンドデータ中、ポー
ト番号「2000」は、1394ノードであるDVDプ
レーヤ8に割り当てられているポート番号である事を認
識し、RTSP代理機能1422に制御が渡される。
【0390】RTSP代理機能1422は、1394/
IPコマンド変換機能1423内のテーブルを参照し
て、対応する1394AV/Cコマンド(本実施形態の
場合、電源オンを意味するAV/Cコマンド)を見つ
け、該当する1394ノード(本実施形態の場合、DV
Dプレーヤ8)に対して、1394AVコマンド処理機
能1408を通して、上記AV/Cコマンドを発行する
(ステップS4505)。
【0391】これに成功すると、第2のAV接続装置5
は、第1のAV接続装置4に対して、制御完了を意味す
るRTSPの「OK」コマンドデータ(例えば、「RT
SP/1.0 200 1 OK Session:
1234」)を送出する(ステップS4506)。そ
の際に、RTSPコマンドには、このセッションを通し
て一意の番号として、セッション番号(本実施形態の場
合、「1234」)を付加している。第1のAV接続装
置4のブラウザは、このセッション番号を保持し、以下
同一の装置に対してRTSPコマンドを発行する場合、
セッション番号「1234」をコマンドに付加する。
【0392】次に、ユーザは、図39のホームページの
「再生」のアイコンi206をクリックしたとする(ス
テップS4507)。「再生」のアイコンi206に
は、例えば、RTSPの「PLAY」コマンドがハイパ
ーリンクにより対応づけられている。よって、このハイ
パーリンクによって対応づけられた第2のAV接続装置
5(IPアドレス「192.168.1.254」、ポ
ート番号「2000」、セッション番号「1234」)
に対して、「PLAY rtsp://192.16
8.1.254:2000 RTSP/1.0 2
Session:1234」というコマンドデータが第
1のAV接続装置4から送信される(ステップS450
8)。
【0393】これを受信した第2のAV接続装置5は、
DVDプレーヤ8の再生を促すべく、IEC1883に
よる同期チャネルの確保(ステップS4509)、13
94AV/CプロトコルのDVDプレーヤ8に対する
「PLAY」コマンドの実行(ステップS4510)を
行い、映像データの上記確保した同期チャネルに対する
送出を促す。そして、DVDプレーヤ8から映像データ
の送信準備が完了した旨の「ACK」信号を受け取った
とき、第2のAV接続装置5は、RTSPの「OK」コ
マンドデータ(「RTSP/1.0 200 2 OK
Session:1234」)を第1のAV接続装置
4に送信する(ステップS4511〜ステップS451
2)。
【0394】その後、第2のAV接続装置5は、この同
期チャネルを通して送られてきた映像データをIPカプ
セル化し、IPパケットとして第1のAV接続装置4に
対して送出する(ステップS4513〜4515)。
【0395】第1のAV接続装置4は、IPパケットと
して上記映像データを受信し、映像の表示など必要な処
理を行う。映像の送出先をデジタルTV7とする場合
は、第1の実施形態と同様に、第1の家庭内ネットワー
クであるIEEE1394上における必要な同期チャネ
ルの確保や、第1のAV接続装置4がデジタルTV7に
対して、該同期チャネルからのデータ受信及びそのデー
タの画面への表示を指示した後、上記映像データを受信
IPパケットから取り出し、IEEE1394向けのフ
ォーマットに変換した後、第1の家庭内ネットワークに
送出すればよい。
【0396】なお、ユーザが、図39のホームページの
「電源ON」のアイコンi201をクリックする前に
「再生」のアイコンi206をクリックした場合でも、
そのユーザはDVDプレーヤ8の操作の意志があると判
断して、「再生」のアイコンi206のクリックに呼応
して、「SETUP」コマンドと、「PLAY」コマン
ドの両方を送出するようになっていても良い。
【0397】また、DVDプレーヤのホームページを開
く時点で、RTSPコマンドとして、DVDプレーヤの
「SETUP」コマンドを送出するようになっていても
良い。
【0398】以上説明したように、第2の家庭内ネット
ワークに収容される遠隔制御可能な全てのサービス提供
装置から収集されたサービス情報に基づき第2のAV接
続装置5は、RTSPコマンド対応テーブル1410を
参照して各サービス提供装置のRTSPコマンドとリン
クされたアイコンを掲載するホームページを作成し、こ
のホームページにアクセスした第1のAV接続装置4側
で所望のアイコンがクリックされたとき、そのアイコン
にハイパーリンクによって対応付けられた(HTTP/
RTSP処理機能1409の1394/IPコマンド変
換機能1423のテーブルに登録されている)RTSP
コマンドが、1394AV/Cコマンドに変換されて所
望のサービス提供装置に対し所望の制御を実行すること
により、第2の物理ネットワーク(例えばIEEE13
94バス3)に接続されたサービス提供装置(例えばD
VDプレーヤ8)がデータリンクレイヤに依存するプロ
トコルしか解釈できない場合でも(本発明のAV接続装
置を用いれば)遠隔制御が可能となる。
【0399】さて、以上は第2のAV接続装置5が映像
データをIPパケットにカプセル化して送出する場合に
ついて説明した。これに対して、第2のAV接続装置5
が、IPカプセル化を行わず、非IPデータのまま第1
のAV接続装置4に対して映像データを送出する方法も
考えられる。この場合について図43に示すシーケンス
を参照して説明する。
【0400】ステップS4801〜ステップS4802
の第1のAV接続装置4のユーザは、DVDプレーヤの
ホームページを受け取り、DVDプレーヤの遠隔操作を
始めるまでは、図40の説明と同様である。
【0401】例えば、図39のホームページの「電源O
N」のアイコンi201をクリックしたとする(ステッ
プS4803)。「電源ON」のアイコンi201に
は、例えば、RTSPの「SETUP」コマンドがハイ
パーリンクにより対応づけられている。よって、「SE
TUP rtsp://192.168.1.254:
2000 RTSP/1.0 1 Transpor
t: iec1883/nonip;port=FAN
P」というRTSPの「SETUP」コマンドデータが
第1のAV接続装置4から第2の接続装置5に送信され
る(ステップS4804)。このコマンドデータによ
り、第1のAV制御装置4は、データをIEC1883
でカプセル化し、IPパケットではない形で送信するこ
とを要求している(すなわち、RTSPの[SETU
P」コマンドには非IPパケット化を指示するための
「iec1883/nonip」という情報を含んでい
る)。また、送信されるデータのリンクレイヤ情報と、
属性情報を知るために、第2のAV接続装置5に対し
て、FANPを用いて、上記情報を第1のAV接続装置
4に通知することを要求している。
【0402】RTSPの「SETUP」コマンドデータ
は、第2のAV接続装置5のHTTP/RTSP処理機
能1409で受け取られ、HTTP/RTSP主処理機
能1421に到達する。
【0403】HTTP/RTSP主処理機能1421で
は、ポート番号「2000」は、1394ノードである
DVDプレーヤ8に割り当てられている番号である事を
認識し、RTSP代理機能1422に制御が渡される。
【0404】RTSP代理機能1422は、1394/
IPコマンド変換機能1423内のテーブルを参照し
て、対応する1394AV/Cコマンド(本実施形態の
場合、電源オンを意味するAV/Cコマンド)を見つ
け、該当する1394ノード(本実施形態の場合、DV
Dプレーヤ8)に対して、1394AVコマンド処理機
能1408を通して、上記AV/Cコマンドを発行する
(ステップS4805)。
【0405】これに成功すると、第2のAV接続装置5
は、第1のAV接続装置4に対して、制御完了を意味す
るRTSPの「OK」コマンドデータ(例えば、「RT
SP/1.0 200 1 OK Session:
1234」)を送出する(ステップS4806)。そ
の際に、RTSPコマンドには、このセッションを通し
て一意の番号として、セッション番号(本実施形態の場
合、「1234」)を付加している。第1のAV接続装
置4のブラウザは、このセッション番号を保持し、以下
同一の装置に対してRTSPコマンドを発行する場合、
セッション番号「1234」をコマンドに付加する。ブ
ラウザが保持するセッション番号は、ユーザによる明示
的なセッションの終了、例えばセッション終了に対応す
るハイパーリンクの参照、または対向側の第2のAV接
続装置5によるセッションの終了、もしくはページのリ
ロードによっても更新される。
【0406】次に、ユーザは、図39のホームページの
「再生」のアイコンi206をクリックしたとする(ス
テップS4807)。「再生」のアイコンi206に
は、例えば、RTSPの「PLAY」コマンドがハイパ
ーリンクにより対応づけられている。よって、このハイ
パーリンクによって対応づけられた第2のAV接続装置
5(IPアドレス「192.168.1.254」、ポ
ート番号「2000」、セッション番号「1234」)
に対して、「PLAY rtsp://192.16
8.1.254:2000 RTSP/1.0 2
Session:1234」というコマンドデータが第
1のAV接続装置4から送信される(ステップS480
8)。
【0407】これを受信した第2のAV接続装置5は、
DVDプレーヤ8の再生を促すべく、IEC1883に
よる同期チャネルの確保(#X)、1394AV/Cプ
ロトコルのDVDプレーヤに対する「PLAY」コマン
ドの実行を行い、映像データの上記確保した同期チャネ
ルに対する送出を促す(ステップS4809〜S481
1)。そして、DVDプレーヤ8から映像データの送信
準備が完了した旨の「ACK」信号を受け取ったとき、
第2のAV接続装置5は、RTSPの「OK」コマンド
データ(「RTSP/1.0 200 2 OK Se
ssion: 1234」)を第1のAV接続装置4に
送信する(ステップS4811〜ステップS481
2)。
【0408】その後、第2のAV接続装置5は、この同
期チャネル(#X)を通して送られてきた映像データ
を、IPカプセル化は行わず、そのまま公衆網のカプセ
ル化をして、第1のAV接続装置4に対して送出する。
例えば、公衆網がATM網であれば、第2のAV接続装
置5に伝送されてきたIEC1883パケットをそのま
まATM網にマッピングして送出してもよいし、IEC
1883パケットを一度外し、映像データそのものをA
TM網にマッピングして送出してもよい。いずれにし
ろ、第2のAV接続装置5が送出するリンクレイヤのヘ
ッダ情報を第1のAV接続装置4に対して通知するた
め、FANPメッセージ「FANP message
(ch: #y、 Session:1234)」を送
出する(ステップS4813)。
【0409】FANPメッセージの使い方は、基本的に
第1の実施形態と同様であるが、ステップS4812に
おいて通知されたセッション番号に対応するFANPで
あることを明確にするために、このFANPメッセージ
にはステップS4812にて通知された値と同一の値の
セッション番号(本実施形態の場合「1234」)が含
まれても良い。この様にすることにより、受信側ノード
すなわち第1のAV接続装置4は、FANPメッセージ
が前記RTSPの「PLAY」コマンドに対応するもの
であることを認識する事ができる。
【0410】さて、第2のAV接続装置5では、DVD
プレーヤ8から同期チャンネル(#X)で送られてきた
映像データをIPカプセル化せずに公衆網2に出力する
と、それを受信した第1のAV接続装置4では、映像の
表示など必要な処理を行う(ステップS4814〜S4
816)。その際、ステップS4815にあるように、
例えば、MPEGover1394からMPEGove
rATM等、伝送されるネットワークに依存するデータ
伝送方法が規定されている場合は、必要なフォーマット
変換を行っても良い。また、映像の送出先をデジタルT
V7とする場合も前述の場合と同様である。
【0411】以上の第4の実施形態では、ホームページ
中のアイコンあるいは文字列にサービス提供装置を遠隔
制御するためのRTSPコマンドをハイパーリンクにて
対応させる場合について説明してきたが、ハイパーリン
クにて対応させる代わりに各RTSPコマンドに対応す
るホームページ中のアイコンあるいは文字列のそれぞれ
に、対応するRTSPコマンドデータを作成するための
プログラム(例えばJAVA(登録商標)プログラム)
を張り付け、そのアイコンあるいは文字列がクリックさ
れた場合は、該プログラムを第1のAV接続装置4(例
えば、第1のAV接続装置4上のJAVA仮想マシン)
にて起動して、図40や図43で説明したようなRTS
Pコマンドが送出されるようになっていてもよい。
【0412】この場合の処理動作は、図40、図43と
同様であり、異なるのは、例えば図40のステップS4
504、図43のステップS4802で第2のAV接続
装置5から送信されるサービス提供装置のホームページ
のテキスト記述である。
【0413】サービス提供装置のホームページのテキス
トの一例を図44に示す。図44には、DVDプレーヤ
のホームページのテキストで、例えば、図39の「再
生」のアイコンi206にRTSPコマンドを生成する
プログラムが付加されている。
【0414】やはり、この場合も、「再生」のアイコン
i206をクリックすれば、RTSPの「PLAY」コ
マンドを生成するプログラムを起動することにより、そ
のコマンドを所望のノードの所望のポートに送出するこ
とができるようになり、もってRTSPを使ったサービ
ス提供装置を遠隔制御することができる。
【0415】次に、図39のホームページの「詳細設
定」のアイコン(ボタン)i210について説明する。
このボタンは、RTSPコマンドにて予め定められた遠
隔制御よりも細かな操作を対象のサービス提供装置(例
えば、DVDプレーヤ8)に対して行いたい場合に用い
るものである。即ち、IEEE1394のAV/Cプロ
トコルにて規定されるDVDプレーヤ8の制御コマンド
は、RTSPで規定されるコマンドよりも多岐にわたる
可能性がある。このように、RTSPコマンドにて、1
394AV/Cのすべてのコマンドに対応できない場合
の対策として、これを行うホームページを別途設け、図
39の「詳細設定」のボタンを押すと、それに対応付け
られた、例えば「GET /appliances/d
vd_detail.html HTTP/1.1」と
いうコマンドが送出されて、図47に示すようなDVD
プレーヤの詳細設定のためのホームページが送付され
る。
【0416】図45は、サービス提供装置の詳細設定の
ためのホームページの作成処理手順を示したものであ
る。すなわち、前述の各サービス提供装置毎のコマンド
テーブル1410にて対応がなされていない、そのサー
ビス提供装置のリンクレイヤ方式(本実施形態の場合、
IEEE1394のAV/Cプロトコル)に依存したコ
マンド(ネイティブコマンド)を登録したネイティブコ
マンド対応テーブルを別途1394/IPサービスロケ
ーション処理機能1406に具備している。各サービス
提供装置毎にネイティブコマンドテーブルを参照してネ
イティブコマンドを取得し(ステップS121)、各コ
マンド毎にそれに対応するアイコンあるいは文字列を作
成する(ステップS122)。生成されたアイコンある
いは文字列にはCGI(Common Gateway
Interface)スクリプトを対応付ける(ステ
ップS123)。以上をそのサービス提供装置のネイテ
ィブコマンドの全てに対し行い、作成されたアイコンあ
るいは文字列を適当に配置して、例えば図47に示すよ
うなサービス提供装置の詳細設定のためのホームページ
を作成する(ステップS124〜ステップS125)。
【0417】なお、ネイティブコマンド対応テーブル
は、図42に示したHTTP/RTSP処理機能に具備
されているCGI処理機能1424内のテーブルと同様
のものであっても良い。
【0418】図47のDVDプレーヤの詳細設定のため
のホームページに配置されたボタン(アイコンあるいは
文字列)の一部は、第2のAV接続装置5内のCGI
(Common Gateway Interfac
e)処理機能により処理されるCGIスクリプトに対応
付けされている。そして、おのおののCGIスクリプト
が、対応するIEEE1394のAV/Cコマンドを、
第2の家庭内ネットワークのIEEE1394バスに対
して送出するようなスクリプトとなっており、もって、
上記アイコンあるいは文字列をクリックすればAV/C
プロトコルで定められた粒度の制御が行えるようにな
る。
【0419】このようにして、詳細設定のためのホーム
ページを作成し、そのホームページ内のアイコンあるい
は文字列がクリックされると、それい対応付けられた第
2のAV接続装置5内のCGIスクリプトを起動するた
めの要求メッセージがHTTPにて送信され、それを受
けて第2のAV接続装置5では、該CGIスクリプトを
起動し、対応するAV/Cコマンドが発行される。
【0420】図46は、第2のAV接続装置5から送信
される例えばDVDプレーヤの詳細設定のためのホーム
ページのテキスト記述の一例を示したもので、図47の
「スロー再生」の文字列にCGIスクリプトを対応つけ
ている場合を示している。
【0421】図47のDVDプレーヤの詳細設定のため
のホームページで「通常再生」を選択すると、前述の図
40のステップS4508同様にRTSPコマンドが発
行されるが、「言語選択」や「スロー再生」などのRT
SPでサポートされていないコマンドについては、第2
のAV接続装置5のHTTP/RSTP処理機能に具備
されたCGI処理機能1424において、該当するCG
Iスクリプトを起動し、対応するAV/Cコマンドを1
394AVコマンド処理機能1408を通して発行す
る。
【0422】例えば、図47に示すホームページで「ス
ロー再生」を選択した場合、これに対応するCGIスク
リプトを起動するためのメッセージ「GET htt
p://192.168.1.254/dvd/slo
wplay.cgi HTTP/1.1」を第2のAV
接続装置5に向けて送出する。これを受信した第2のA
V接続装置5では、「スロー再生」のコマンドはRTS
Pでサポートされていないので、HTTP/RSTP処
理機能に具備されたCGI処理機能1424において、
該当するCGIスクリプトを起動し、対応するAV/C
コマンドを1394AVコマンド処理機能1408を通
して発行する。
【0423】サービス提供装置の詳細設定のためのホー
ムページには、RTSPコマンドに対応するアイコンあ
るいは文字列と、CGIスクリプトに対応するアイコン
あるいは文字列とが混在していてもよいし、また、その
ホームページがCGIスクリプトに対応するアイコンあ
るいは文字列とでのみ構成されていてももちろん良い。
例えば、図47の「再生」ボタンや「電源ON」、「電
源OFF」のボタンなど、RTSPコマンド対応テーブ
ルにあるコマンドについては、ハイパーリンクなり、J
AVAプログラム等により実現されていてもよく、「選
択言語」、「字幕」といった、その他の詳細コマンドに
ついてはCGIにて実現されていてもよい。
【0424】また、図47の詳細設定のためのホームペ
ージに配置されている全てのボタンは、ネイティブコマ
ンド対応テーブルに登録されていて、CGIスクリプト
に対応つけられていてもよい。
【0425】以上、第4の実施形態では、IEEE13
94バス上のAV/Cコマンドに従うAV機器の遠隔制
御について述べてきたが、同様の制御はその他の任意の
リンクレイヤに依存するプロトコル群を有する機器につ
いても同様に行うことができる。その一例として、ホー
ムオートメーション網の一種であるLONを適用する場
合について説明する。
【0426】図48、図49は、それぞれLONを接続
するAV接続装置の内部構成例、HTTP/RTSP処
理機能の構成例を示したものである。
【0427】IEEE1394のAV/Cコマンドの代
わりに、LONで定められたコマンド群、例えばLON
Talk等のコマンド群を送出できるようになっている
点が、差分点であり、その他の各構成部は、前述同様で
ある。
【0428】なお、以上第4の実施形態で説明した各機
能は、ソフトウェアとしても実現可能である。また、上
記した各手順あるいは手段をコンピュータに実行させる
ためのプログラムを記録した機械読取り可能な媒体とし
て実施することもできる。
【0429】本発明は、上述した実施の形態に限定され
るものではなく、その技術的範囲において種々変形して
実施することができる。
【0430】(第5の実施形態)図51は、本発明の第
5の実施形態に係る通信システムの構成例を示したもの
で、第1のネットワーク(例えばIEEE1394バス
で構成されるホームネットワーク)2010および第2
のネットワーク(例えば公衆網2101上のインターネ
ット)が、AV接続装置2201を介して相互接続され
ている。以下、第1のネットワーク2010をホームネ
ットワーク2010、第2のネットワーク2101をイ
ンターネット2101と呼ぶ。また、ホームネットワー
ク2010に接続されている各端末装置はインターネッ
ト処理機能をもつ情報家電であるとする。
【0431】AV接続装置2201は、ホームネットワ
ーク2010とインターネット2101とを接続するゲ
ートウエイの役割を持ち、後述するように、ホームネッ
トワークやインターネットの終端機能、ルータ機能、プ
ロトコル変換機能、代理サーバ機能などを持つ。
【0432】ホームネットワーク2010を構成するI
EEE1394バスには、パーソナルコンピュータ(P
C)2001、プリンタ2002、DVDプレーヤ20
03が接続されている。インターネット2101には、
IP通信を行うことのできるIP端末2102が接続さ
れている。もちろん、上記以外の端末装置がホームネッ
トワーク2010、インターネット2101に接続され
ていてもよい。
【0433】図51において、全ての端末装置はインタ
ーネット端末、即ちIPアドレスを持ち、IP通信を行
うことができる端末装置である。ただし、ホームネット
ワーク2010を構成するIEEE1394バスは、プ
ライベートIPアドレス空間のアドレスで運用されてお
り、インターネット2102はグローバルIPアドレス
(例えばIPv4)空間で運用されている。IP端末2
101のIPアドレスは「G.2」であるとする。一
方、ホームネットワーク2010上の各装置のアドレス
としては、プライベートサブネットアドレス「P.0」
を持ち、PC2001が「P.1」、プリンタ2002
が「P.2」、DVDプレーヤ2003が「P.3」で
あるとする。
【0434】AV接続装置2201は、アドレス体系の
異なるこれら2つのネットワークに接続されているの
で、2つの異なるアドレス体系のアドレスを有する。す
なわち、ホームネットワーク2010側のIPアドレス
が「P.254」で、インターネット2101側のIP
アドレスが「G.1」であるとする。
【0435】図52は、AV接続装置2201の構成例
を示したものである。AV接続装置2201は、ホーム
ネットワーク2010を構成するIEEE1394バス
と接続するためのインタフェースを司る1394インタ
フェース(I/F)2202、インターネット2101
と接続するためのインタフェースを司るインターネット
インタフェース(I/F)2205、インターネットパ
ケットのルーチング処理や、グローバルIPアドレスと
プライベートIPアドレスとの間のアドレス変換等を行
うIP処理部2202、ホームネットワーク2010内
のサービスを検出、収集し、これらサービスをインター
ネット2101側に対してホームページ処理部2204
を通じて提示(広告)するサービスロケーション代理処
理部2203、ホームネットワーク2010上の装置、
サービスについて、インターネット2101側からの遠
隔制御を行うことができるようなホームページを生成
し、これを要求に応じて配送するホームページ処理部2
204から構成される。
【0436】IP処理部2202は、アドレス変換処理
を行うNAT処理部2206を具備する。NATとはネ
ットワークアドレス変換(トランスレーション)の略で
あり、一般にグローバルIPアドレスとプライベートI
Pアドレスとの間の変換処理、あるいはIPv4アドレ
スとIPv6アドレスとの変換処理等を行う。詳細は、
RFC1631を参照されたい。
【0437】NAT処理部2206は、IPマスカレー
ドと呼ぶポート単位のアドレス変換機能もある。即ち、
ホームネットワーク2010側にいくつもの端末装置が
あったとしても、インターネット2101側に必要なグ
ローバルIPアドレスが1つ(本実施形態の場合「G.
1」)あれば十分とする技術であり、具体的には、ホー
ムネットワーク2101に接続されている各々の端末装
置、各々のサービス(例えばRFC1340で規定され
ているポート番号にて識別されるサービス)の論理多重
識別子(RFC1340で規定されているポート番号に
て識別されるサービスの論理多重識別子はポート番号で
ある)に対して、同一のグローバルIPアドレス「G.
1」と、各サービス毎に別々の他の論理多重識別子(例
えばRFC1340で規定されているポート番号)を割
当て、これらの対応関係を図55に示すようなテーブル
(アドレス・ポート番号変換テーブル2207)として
記憶する。そして、インターネット2101およびホー
ムネットワーク2010のいずれか一方から他方へ転送
されるパケットの宛先アドレスは、このテーブル220
7を用いて、互いのアドレス空間のアドレス及びポート
番号に変換されて転送されることにより、インターネッ
ト2101上の端末装置とホームネットワーク2010
上の装置とが互いに通信可能となる。
【0438】IP処理部2202は、さらに、パケット
フィルタ2208を具備する。パケットフィルタ220
8は、いわゆるファイアウオールとしての機能を有す
る。即ち、AV接続装置2201を通過すべきでないパ
ケット(あるいは通過してもよいパケット)を判別し、
通過すべきでないパケットについてはこれをIP処理部
2202以外の他の部位に渡さないようにして(例えば
廃棄する)、外部からホームネットワーク2010への
アクセスを制限する。これにより、悪意のユーザによる
ホームネットワーク2010上のサービスへのアクセス
を未然に防止するようになっている。この判断処理のた
めに、パケットフィルタ2208は、例えば、AV接続
装置2201を通過してホームネットワーク2010へ
送出可能なパケットのソースアドレスを登録したテーブ
ル(パケットフィルタテーブル2209)を持ち、イン
ターネット2101から入力されるパケットのソースア
ドレスが、このテーブルに登録されている時にその通過
を許可する。なお、パケットフィルタテーブル2209
にはAV接続装置2201を通過させないソースアドレ
スが登録されていてもよい。この場合、インターネット
2101から入力されるパケットのソースアドレスが、
このテーブルに登録されていなければ、そのパケットの
通過を許可する。
【0439】次に、図53に示すシーケンスを参照し
て、インターネット2101上のIP端末2102か
ら、ホームネットワーク2010にアクセスし、例えば
DVDプレーヤ2003の遠隔操作を行う場合を例にと
り、AV接続装置2201の処理動作について説明す
る。
【0440】まず、AV接続装置2201のサービスロ
ケーション代理処理部2203は、ホームネットワーク
2010上のサービスロケーション情報を収集する(ス
テップS5001〜ステップS5003)。サービスロ
ケーション情報とは、ホームネットワーク2010上に
どのようなサービスあるいは端末装置が存在しているか
を示す情報である。サービスロケーション情報の収集を
行う方法としては、いくつかの方法が考えられる。例え
ば、サービスロケーションプロトコルを用いる方法、L
DAP(ライトウエイトディレクトリアクセスプロトコ
ル)を用いる方法、DHCP(ダイナミックホストコン
フィグレーションプロトコル)を用いる方法、SNMP
(シンプル網管理プロトコル)のMIB(マネージメン
トインフォメーションベース)を用いる方法など、種々
の方法が考えられるが、これらのいずれの方法を用いて
も良い。
【0441】ここでは、例えば、図12に示したような
サービスロケーションプロトコルを用いて、ホームネッ
トワーク2010上のサービスロケーション情報を収集
するものとする。なお、サービスロケーションプロトコ
ルの詳細はRFC2165を参照されたい。実際のサー
ビスロケーション情報の収集は、図53のように、AV
接続装置2201がホームネットワーク2010のディ
レクトリエージェントとなっており、各サービスエージ
ェント(即ちPC2001、プリンタ2002、DVD
プレーヤ2003)からAV接続装置2201へ、それ
ぞれのサービスの登録を行うものであってもよい。
【0442】なお、このような方法以外にも、AV接続
装置2201がサポート可能なサービスについて、それ
ぞれのサービスにあらかじめ割当てられたIPマルチキ
ャストアドレスに対して、AV接続装置2201がサー
ビス要求を送出し、この要求に対し、当該サービスを提
供する端末装置自身が答えるようにしてもよい。また、
AV接続装置2210がホームネットワーク2010上
に別個存在するディレクトリエージェントに、ホームネ
ットワーク2010上のサービスの詳細を問い合わせる
ようにしてもよい。
【0443】ここで収集されたホームネットワーク20
10上で提供されているサービスに関する情報(より具
体的には、ホームネットワーク2010上の端末装置の
アドレスと当該装置により提供されるサービスのポート
番号(RFC1340で規定))を基に、図54のフロ
ーチャートに示すような処理動作を行う。
【0444】AV接続装置2201は、ホームネットワ
ーク2010の所有者(例えばAさんとする)宅にどの
ようなサービスや端末装置が存在するのかを説明するホ
ームページをホームページ処理部2204にて作成する
(ステップS5101〜ステップS5102)。
【0445】このホームページは、例えば、図59に示
すようなもので、インターネット2101上の任意の端
末装置から、Aさん宅のURL(Uniform Re
source Locator)、すなわち、例えば
「http://G.1」にアクセスすると表示される
ホームページである。このホームページから、例えば、
CGI(Common Gate Way)プログラム
により、Aさん宅に存在している各サービスや端末装置
を操作することができるようなユーザインタフェースで
ある。実際には、このホームページから、ホームネット
ワーク2010上の各端末装置に対してリンクが張られ
ており、そのオブジェクトをクリックすると、次には各
端末装置のホームページに接続され、各端末装置が提供
する、その端末装置の操作スイッチ等を遠隔操作するこ
とが可能となるホームページが表示される仕組みになっ
ている。
【0446】次に、サービスロケーション代理処理部2
203は、先に収集されたサービス、あるいは端末装置
のそれぞれについて、独自の論理多重識別子、すなわ
ち、例えば、RFC1340で規定されているポート番
号(ウエルノウンポート番号ではなく、動的に設定可能
なポート番号)を割り当てていく(ステップS510
4)。以下、ホームネットワーク2010上でもともと
定めれれているポート番号を第1のポート番号と呼び、
ホームネットワーク2010上のサービスに対しサービ
スロケーション代理処理部2203で独自に割り当てら
れるポート番号を、ホームネットワーク2010上でも
ともと定めれれているポート番号とは区別するために第
2のポート番号と呼ぶ。
【0447】例えば、第2のポート番号「2000」は
DVDプレーヤ2003に、第2のポート番号「200
2」はプリンタ2002、第2のポート番号「200
4」はPC2001と言うように割当てていく。この第
2のポート番号は、AV接続装置2201のグローバル
IPアドレスと組になり、運用される。即ち、インター
ネット2101側より、例えば第2のポート番号「20
00」がアクセスされた場合、AV接続装置2201
は、これはDVDプレーヤ2003に対するアクセスで
あると解釈していくこととなる。なお、論理多重識別子
は、RFC1340で規定されているポート番号に限ら
ず、ホームネットワーク2010上で提供される各サー
ビスをインターネット上で識別できる識別子であれば何
でもよい。
【0448】AV接続装置2201のグローバルユニー
クIPアドレスと、ホームネットワーク2010上で提
供される各サービスに割り当てられた第2のポート番号
と、ホームネットワーク2010上の当該サービスに対
する論理多重識別子としての第1のポート番号と、当該
サービスを提供する装置のプライベートIPアドレスと
の対応関係は、アドレス・ポート番号対応テーブル22
07に登録される(ステップS5105)。
【0449】アドレス・ポート番号対応テーブル220
7の具体例を図55に示す。アドレス・ポート番号対応
テーブル2207には、ホームネットワーク2010上
で提供される各サービス毎に、インターネット2101
側のIPアドレス(グローバルユニークIPアドレス)
と第2のポート番号、ホームネットワーク2010側の
IPアドレス(プライベートIPアドレス)と第1のポ
ート番号の対が登録されている。このテーブル2207
に、ホームネットワーク2010上で提供される全ての
サービスについての対応関係が順次登録されていく。
【0450】例えば、DVDプレーヤ2003の場合、
ホームネットワーク2010内でのDVDプレーヤのサ
ービス(IPアドレス(プライベートIPアドレス)=
P.3、第1のポート番号=80でDVDプレーヤによ
り提供されるhttpサービスであると、サービスロケ
ーションプロトコルにより解釈される)には、インター
ネット2101側に対しては、AV接続装置2201の
グローバルIPアドレス「G.1」で第2のポート番号
「2000」が割当てられている。
【0451】このようなアドレス・ポート番号変換テー
ブル2207の作成が、Aさん宅のサービスの各々につ
いて行われる。この各々について、Aさん宅のホームペ
ージへの記述が行われる。
【0452】Aさん宅の全てのサービスについて、テー
ブル2207への登録が終わった時点で、アドレス・ポ
ート番号変換テーブル2207の作成、及びAさん宅の
ホームページの作成が終了する(ステップS510
6)。
【0453】さて、作成されたアドレス・ポート番号変
換テーブル2207は、AV接続装置2201内をIP
パケットが通過する際、IPアドレスとポート番号の変
換処理を行う際に用いられる。図58を参照して、アド
レス・ポート番号変換テーブル2207を用いた、IP
アドレスとポート番号の変換処理について具体的に説明
する。例えばインターネット2101側から宛先IPア
ドレスが「G.1」、宛先ポート番号が「2000」で
あるようなIPパケットは、テーブル2207を参照す
ることにより、宛先IPアドレスが「P.3」、宛先ポ
ート番号が「80」であるようなIPパケットに変換さ
れて、ホームネットワーク2010側に送出される。逆
に、ホームネットワーク110側から送信元IPアドレ
スが「P.3」、送信元ポート番号が「80」であるよ
うなIPパケットは、送信元IPアドレスが「G.
1」、送信元ポート番号が「2000」であるようなI
Pパケットに変換されて、インターネット2101に送
出される。
【0454】さて、この様なアドレス・ポート番号変換
テーブル2207、及びAさん宅のホームページの作成
を終了したAV接続装置2201は、このホームページ
をAさん宅のホームページとしてインターネット210
1上に公開する(図59参照)。
【0455】次に、インターネット2101上のIP端
末2102のユーザが、Aさん宅のDVDプレーヤ20
03の遠隔操作を行う場合について説明する。
【0456】インターネット2101側からIPパケッ
トを受信した場合のAV接続装置2210の処理動作を
図56に、ホームネットワーク2010側からIPパケ
ットを受信した場合のAV接続装置2201の処理動作
を図57に示す。以下、図53と図56〜図57に示す
フローチャートを参照して説明する。
【0457】まず、IP端末2102はAV接続装置2
201に対して、Aさん宅のホームページの送付を要求
するため、認証手続きを行う(図53のステップS50
04)。例えばIP端末2102のユーザに対して、パ
スワード入力等を要求し、これにより認証されたユーザ
についてのみ、そのIP端末2102のIPアドレスを
前述のパケットフィルタテーブル2209に登録する。
【0458】パケットフィルタテーブル2209は、単
にIPアドレスが羅列してあるのみのテーブルで、この
テーブルに登録されているIPアドレスのみがホームネ
ットワーク2010、およびホームネットワーク201
0上で提供されるサービスへのアクセスが可能となる。
【0459】次に、IP端末2102は、AV接続装置
104に対して、Aさん宅のホームページの送付を要求
する(ステップS5005)。パケットフィルタ220
8で当該ホームページの送付要求のパケットのソースア
ドレスがパケットフィルタテーブル2209に登録され
ているか否かをチェックし(ステップS5006)、当
該ソースアドレスがパケットフィルタテーブル2209
に登録されている場合に限り、当該パケットはホームペ
ージ処理部2204に渡され、当該要求に応じて、ホー
ムページ処理部2204は、IP端末2102に対し
て、Aさん宅のホームページの送付を行う(ステップS
5007)。
【0460】ここで送付されるホームページには、図5
9に示したように、ホームネットワーク2010上のD
VDプレーヤ2003、プリンタ2002、PC200
1のそれぞれのホームページへのリンクが付いている。
例えば、図59のホームページ上の「DVDプレーヤ」
という文字あるいは絵にはDVDプレーヤ2003へリ
ンクされている。実際のリンク先のアドレスはAV接続
装置2201のグローバルIPアドレス「G.1」の第
2のポート番号「2000」となっており、形式上は、
AV接続装置2201がホームネットワーク2010上
の装置へアクセスするための代理サーバとなっている。
これは、もちろん、IP端末2102からは認識されて
いない。しかしながら、代理サーバ処理とは違い、実際
にAV接続装置2201が行う処理は、後述のようにI
Pマスカレード処理、即ちIPアドレスとポート番号の
変換処理である。
【0461】さて、IP端末2102のユーザは、DV
Dプレーヤ2003の遠隔操作をするべく、DVDプレ
ーヤのホームページの送出要求を送出する。例えば、図
59に示したホームページ上の「DVDプレーヤ」とい
う文字あるいは絵をクリックすることにより、DVDプ
レーヤのホームページの送出要求のIPパケットが送出
される。このパケットの宛先は、宛先IPアドレスが
「G.1」、宛先ポート番号が「2000」である(ス
テップS5008)。
【0462】このIPパケットをAV接続装置2201
が受信したときの処理動作、すなわち、図53のステッ
プS5009〜ステップS5010までのパケットフィ
ルタリング及びアドレス・ポート番号変換処理について
図56に示すフローチャートを参照して説明する。
【0463】AV接続装置2201は、受信したIPパ
ケットの宛先アドレスを参照して自分宛てであることを
確認すると(ステップS5201)、まず、パケットフ
ィルタテーブル2209を参照してパケットフィルタリ
ング処理を行う(ステップS5202)。当該パケット
のソースアドレスがパケットフィルタテーブル2209
に登録されていれば、次に、当該パケットの宛先IPア
ドレスと宛先ポート番号との組がアドレス・ポート番号
変換テーブル2207に登録されているか否かをチェッ
クする(ステップS5203)。登録されていれば、ア
ドレス・ポート番号変換テーブル2207に従って、当
該宛先IPアドレス及び宛先ポート番号を、対応するホ
ームネットワーク側のIPアドレス(プライベートIP
アドレス)及び第1のポート番号に差し替え(ステップ
S5204)、ホームネットワーク2010へ当該IP
パケットを送出する(ステップS5205)。この様に
して、グローバルIPアドレスおよび第2のポート番号
から、プライベートアドレスおよび第1のポート番号へ
のアドレス変換が行われる。
【0464】なお、アドレス・ポート番号変換テーブル
2207に登録されておらず、かつAV接続装置220
1自身宛てのパケットでない場合は、そのパケットは廃
棄する(ステップS5206)。
【0465】図53の説明に戻り、アドレス・ポート番
号変換処理(IPマスカレード処理)が施されて、ホー
ムネットワーク2010側へ送出されたIPパケット
は、DVDプレーヤ2003に到達し(ステップS50
11)、DVDプレーヤ2003はIP端末2102の
グローバルIPアドレスを宛先アドレスとしてDVDプ
レーヤ2003のホームページを送付する。その際のI
Pパケットの送信元IPアドレスはプライベートIPア
ドレス「P.3」、送信元ポート番号は第1のポート番
号「80」である(ステップS5012)。
【0466】DVDプレーヤ2003のホームページを
含むIPパケットをホームネットワーク2010側から
受信したときのAV接続装置2201の処理動作、すな
わち、図53のステップS5013のアドレス・ポート
番号変換処理動作について図57に示すフローチャート
を参照して説明する。
【0467】AV接続装置2201は、受信したIPパ
ケットの送信元アドレスとポート番号との組がアドレス
・ポート番号変換テーブル2207に登録されているか
否かをチェックする(ステップS5301〜ステップS
5302)。登録されていれば、アドレス・ポート番号
変換テーブル2207に従って、当該宛先IPアドレス
及び宛先ポート番号を、対応するインターネット側のI
Pアドレス(グローバルユニークIPアドレス)及び第
2のポート番号に差し替えてから(ステップS530
3)、当該IPパケットをインターネット2101へ送
出する(ステップS5304)。なお、ステップS53
03において、アドレス・ポート番号変換テーブル22
07に登録されていなかったときは、通常のIPマスカ
レード処理を行う(ステップS5305)。すなわち、
ソースアドレスとポート番号との組を新たにアドレス・
ポート番号変換テーブルに登録し、以降のIPマスカレ
ード通信に備える。
【0468】図53の説明に戻り、アドレス・ポート番
号変換処理(IPマスカレード処理)が施されて、イン
ターネット2101側へ送出されたIPパケットは、I
P端末2102に到達し(ステップS5014)、IP
端末2102にDVDプレーヤ2003のホームページ
が表示され、この画面を使って、IP端末2102のユ
ーザはDVDプレーヤ2003の遠隔操作を行うことに
なる。
【0469】この遠隔操作は、たとえば、DVDプレー
ヤ2003の再生動作の開始等をIP端末2105とD
VDプレーヤ2003との間でCGIプログラムによる
要求とその処理結果をIPパケットでやり取りして行わ
れるが、その際、当然ながら図53のステップS501
0、ステップS5013の様なIPマスカレード処理が
行われる。
【0470】この間、IP端末2102は、自分がプラ
イベートアドレス空間のノード(具体的にはプライベー
トIPアドレスを持ったDVDプレーヤ2003)と通
信をしているという認識はない。このように、サービス
の紹介とアドレス変換処理(IPマスカレード処理)と
を一体として扱うことにより、グローバルユニークIP
アドレス空間からプライベートIPアドレス空間中で提
供されるサービスへのアクセスを可能としている。
【0471】なお、本実施形態においては、第2のネッ
トワークとしてグローバルIPアドレス空間を持つイン
ターネット2101、第1のネットワークとしてプライ
ベートIPアドレス空間を持つホームネットワーク20
10との間におけるAV接続装置2201によるアドレ
ス・ポート番号変換処理を説明してきたが、当然なが
ら、第1および第2のネットワークは、以下のような組
み合わせのいずれも可能である。
【0472】(1)グローバルIPアドレスと、プライ
ベートIPアドレスとの組み合わせ (2)IPv4アドレスと、IPv6アドレスとの組み
合わせ (3)IPv6アドレスと、リンクローカルIPv6ア
ドレスとの組み合わせ 例えば、第2のネットワークとしてIPv4アドレスに
て運用されるインターネット、第1のネットワークとし
てIPv6アドレスにて運用されるインターネットとし
ても、本発明は適用が可能である。
【0473】また、第2のネットワークをIPv6アド
レスにて運用されるインターネット、第1のネットワー
クとしてリンクローカルIPv6アドレスにて運用され
るインターネットとしても、本発明は、そのまま適用が
可能である。
【0474】また、上記実施形態においては、インター
ネット2102に対する、ホームネットワーク2010
上のサービスの広告の方法として、AV接続装置220
1上のホームページを使う方法について説明してきた
が、このサービス広告の方法としては、上記方法以外
に、LDAP(ライトウエイトディレクトリアクセスプ
ロトコル)を用いる方法、DHCP(ダイナミックホス
トコンフィグレーションプロトコル)のコンフィグレー
ションオプションを用いる方法、SNMP(シンプル網
管理プロトコル)のMIB(マネージメントインフォベ
ース)のリモートアクセスを用いる方法など、種々の方
法が考えられる。このサービス広告の方法として、これ
らのいずれの方法を用いてももちろん良い。
【0475】
【発明の効果】本発明によれば、特定のネットワークに
依存せず、統一的なサービス提供環境を実現することが
可能となる。
【0476】また、本発明によれば、OSやハードウェ
アに依存せず、必要の生じた時点で装置制御プログラム
を登録することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るネットワーク・
システムの一構成例を示す図
【図2】同実施形態に係るAV接続装置の内部構成例を
示す図
【図3】端末/サービス収集のシーケンスの一例を示す
【図4】コンフィグレーションROMに記述される内容
の一例を示す図
【図5】コンフィグレーションROMに記述される内容
の他の例を示す図
【図6】コンフィグレーションROMに記述される内容
のさらに他の例を示す図
【図7】サービス別の表示を行う場合の画面例を示す図
【図8】端末別の表示を行う場合の画面例を示す図
【図9】ディレクトリエージェントにサービス情報を登
録する手順の一例を示す図
【図10】ディレクトリエージェントに登録する情報の
一例を示す図
【図11】サービス別の表示を行う場合の画面例を示す
【図12】ディレクトリエージェントからサービス情報
を入手する手順の一例を示す図
【図13】ディレクトリエージェントから入手された情
報の一例を示す図
【図14】サービス別の表示を行う場合の画面例を示す
【図15】DVDプレーヤ操作のための画面例を示す図
【図16】第2の家庭内LAN上から第1の家庭内LA
N上のサービスを利用する場合におけるネットワーク上
を流れるコマンド群、プロトコル群についてのシーケン
スの一例を示す図
【図17】コマンド変換について説明するための図
【図18】第2の家庭内LAN上から第1の家庭内LA
N上のサービスを利用する場合におけるネットワーク上
を流れるコマンド群、プロトコル群についてのシーケン
スの他の例を示す図
【図19】第2の家庭内LAN上から第1の家庭内LA
Nに接続された装置を制御する場合におけるネットワー
ク上を流れるコマンド群、プロトコル群についてのシー
ケンスの他の例を示す図
【図20】コマンド変換について説明するための図
【図21】本発明の第2の実施形態に係るPCの一構成
例を示す図
【図22】同実施形態に係るデバイスドライバのソフト
ウェア構成の一例を示す図
【図23】論理デバイス管理オブジェクト初期化手順を
示すフローチャート
【図24】論理デバイスクラスオブジェクト初期化手順
を示すフローチャート
【図25】論理デバイスオブジェクト初期化手順を示す
フローチャート
【図26】物理デバイスオブジェクト初期化手順を示す
フローチャート
【図27】不明のタイプを利用した場合におけるソフト
ウェア構造を説明するための図
【図28】アプリケーションによる新規デバイスクラス
追加要求手順を示すフローチャート
【図29】論理デバイス管理オブジェクトによる新規デ
バイスクラス追加手順を示すフローチャート
【図30】本発明の第3の実施形態に係る家庭内LAN
間を接続したネットワーク・システムの構成例を示す図
【図31】クライアント側の接続前におけるネットワー
ク経由サービスのソフトウェア構造を示す図
【図32】クライアント側の接続後におけるネットワー
ク経由サービスのソフトウェア構造を示す図
【図33】プロキシ側の接続前におけるネットワーク経
由サービスのソフトウェア構造を示す図
【図34】プロキシ側の接続後におけるネットワーク経
由サービスのソフトウェア構造を示す図
【図35】本発明の第4の実施形態に係るAV接続装置
の構成例を示した図
【図36】第2の家庭内ネットワークに収容される全て
の遠隔制御可能なサービス提供装置を提示したホームペ
ージの具体例を示した図
【図37】図36に示したようなホームページの作成手
順を説明するためのフローチャート
【図38】サービス提供装置のホームページの作成手順
を説明するためのフローチャート
【図39】サービス提供装置(DVDプレーヤ)のホー
ムページの具体例を示した図
【図40】第2の家庭内ネットワークに収容されるサー
ビス提供装置を遠隔制御する場合の処理動作を説明する
ためのシーケンス図(ホームページのアイコンとRTS
Pコマンドが対応付けられ、さらに、送信データをIP
カプセル化する場合)。
【図41】送信されるホームページのテキストの一具体
例を示した図。
【図42】AV接続装置のHTTP/RTSP処理機能
の構成例を示した図
【図43】第2の家庭内ネットワークに収容されるサー
ビス提供装置を遠隔制御する場合の処理動作を説明する
ためのシーケンス図(ホームページのアイコンとRTS
Pコマンドが対応付けられ、さらに、送信データをIP
カプセル化しない場合)。
【図44】サービス提供装置(DVDプレーヤ)のホー
ムページのテキストの他の例を示した図(図39の「再
生」のアイコンにRTSPコマンドを生成するプログラ
ムが付加されている場合)
【図45】サービス提供装置の詳細設定のためのホーム
ページの作成処理手順を示したフローチャート
【図46】サービス提供装置(DVDプレーヤ)の詳細
設定のためのホームページのテキスト記述の一例を示し
た図(図47の「スロー再生」の文字列にCGIスクリ
プトを対応つけている場合)
【図47】サービス提供装置(DVDプレーヤ)の詳細
設定のためのホームページの具体例を示した図
【図48】LONを接続するAV接続装置の内部構成例
を示した図
【図49】図48のHTTP/RTSP処理機能の構成
例を示した図
【図50】RTSPコマンド対応テーブルの一具体例を
示した図
【図51】本発明の第5の実施形態に係る通信システム
の構成例を示した図。
【図52】図51のAV接続装置の構成例を示した図。
【図53】インターネット上のIP端末からホームネッ
トワークにアクセスして、DVDプレーヤの遠隔操作を
行う場合の図51に示した通信システム全体のシーケン
ス図。
【図54】ホームネットワーク上で提供されているサー
ビスに関する情報(ホームネットワーク上の端末装置の
アドレスと当該装置により提供されるサービスのポート
番号)を基にした、AV接続装置の処理動作を説明する
ためのフローチャート。
【図55】アドレス・ポート番号対応テーブルの具体例
を示した図。
【図56】インターネット側からIPパケットを受信し
た場合のAV接続装置の処理動作を説明するためのフロ
ーチャート。
【図57】ホームネットワーク側からIPパケットを受
信した場合のAV接続装置の処理動作を説明するための
フローチャート。
【図58】アドレス・ポート番号変換テーブルを用い
た、IPアドレスとポート番号の変換処理を具体的に説
明するための図。
【図59】AV接続装置にて作成される宅内ホームペー
ジの一例を示した図。
【符号の説明】
1、3…IEEE1394バス 2…公衆網 4、5…AV接続装置 6、10…PC 7…デジタルTV 8…DVDプレーヤ 9…デジタルVTR 11…プリンタ 12…ホームオートメーション網 13…エアコン 14…電子レンジ 21…1394インタフェース 22…データリンクスイッチ 23…公衆網インタフェース 24…IP処理機能 25…FANP処理機能 26…1394/IPサービスロケーション処理機能 27…サービスロケーション代理機能 28…1394AVコマンド処理機能 29…1394/IPコマンド変換機能 61、62…コマンド対応テーブル 71…サービス代理受信機能 72…CCCP/LONコマンド変換機能 73…LONコマンド発行機能 81、401、402…PC 82…プロセッサ 83…メインメモリ 84…システムバス 85…2次記憶装置 86、87…IEEE1394インタフェース 88…ハードディスク 90、431…プリンタ 91、432…FAX 92、433…マッサージ装置 93、434…トースタ 101、501、601…論理デバイス管理機能 102、502、602…2次記憶管装置理機能 103、503、603…1394インタフェース管理
機能 104、604…プリンタのunit1 105、605…FAXのunit1 106、606…FAXのunit2 107、607…マッサージ装置のunit1 108、608…マッサージ装置のunit2 109、508…トースタのunit1 111、112、511、512、611、612…ハ
ードディスク管理機能 113、114、513、514、613、614…I
EEE1394インタフェースのデバイスドライバ 121、521、621…1394管理オブジェクト 122、522、622…論理デバイス管理オブジェク
ト 131〜135、531〜534、631〜635…論
理デバイスクラスオブジェクト 131−1、131−2、132−1、133−1、1
34−1〜134−3、135−1、533−1、53
3−2、534−1、631−1、631−2、632
−1、633−1、634−1、634−2、635−
1、635−2…論理デバイスオブジェクト 151〜156、551〜153、651〜155…物
理デバイスオブジェクト 161〜166、561〜563、661〜665…ド
ライバオブジェクト 411、412…ネットワーク接続装置 413…ISDN通信回線 421、422…1394バス 504…IP機能 571…1394スタブオブジェクト 681…1394プロキシオブジェクト 1401…1394I/F 1402…データリンクスイッチ 1403…公衆網I/F 1404…IP処理機能 1405…FANP処理機能 1406…1394/IPサービスロケーション処理機
能 1407…ホームページ処理機能 1408…1394AVコマンド処理機能 1409…HTTP/RTSP処理機能 1410…RTSP対応テーブル 2001…パーソナルコンピュータ 2002…プリンタ 2003…DVDプレーヤ 2010…第1のネットワーク(ホームネットワーク) 2101…第2のネットワーク(インターネット) 2102…IP端末装置 2201…AV接続装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04L 12/54 H04L 11/20 B 12/58 101B 29/06 13/00 305B H04M 3/00 3/42

Claims (37)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】単一アドレス空間にマップされたレジスタ
    の操作を行う通信手段と、 自装置に関する構成情報を記憶する構成情報記憶手段と
    を備えた通信装置であって、 前記構成情報記憶手段には、自装置上で稼動するサービ
    スに関する情報を動的に記述することを特徴とする通信
    装置。
  2. 【請求項2】単一アドレス空間にマップされたレジスタ
    の操作を行う通信手段と、 自装置に関する構成情報を記憶する構成情報記憶手段と
    を備えた通信装置であって、 前記構成情報記憶手段には、自装置上で稼動するサービ
    スに関する情報と、自装置の属性に関する情報とを併せ
    て記述することを特徴とする通信装置。
  3. 【請求項3】単一アドレス空間にマップされたレジスタ
    の操作を行う第1の通信手段と、 自装置に関する構成情報を記憶する構成情報記憶手段と
    を備えた通信装置であって、 前記構成情報記憶手段には、自装置に前記第1の通信手
    段とは異なる第2の通信手段を介して接続されたネット
    ワークに関する構成情報の少なくとも一部を記述するこ
    とを特徴とする通信装置。
  4. 【請求項4】接続されたネットワーク内に存在するディ
    レクトリエージェントにサービスを登録する通信装置で
    あって、 接続された前記ネットワークのデータリンクに依存する
    プロトコルで通信する、電子的装置のサービスを、該電
    子的装置に代わって前記ディレクトリエージェントに登
    録する手段を備えたことを特徴とする通信装置。
  5. 【請求項5】接続されたネットワーク内のユーザエージ
    ェントからの問い合わせに応じてサービスに関する情報
    を通知する通信装置であって、 接続された前記ネットワークのデータリンクに依存する
    プロトコルで通信する、電子的装置のサービスを、該電
    子的装置に代わって前記ユーザエージェントに通知する
    手段を備えたことを特徴とする通信装置。
  6. 【請求項6】前記ディレクトリエージェントへの登録ま
    たは前記ユーザエージェントへの通知の際に、登録また
    は通知する前記サービスへのアクセスのためのポートと
    して、自装置の論理多重識別子を登録または通知するこ
    とを特徴とする請求項4または5に記載の通信装置。
  7. 【請求項7】前記論理多重識別子で指定されたポートに
    コマンドが到達した場合に、このコマンドを、それに対
    応する前記データリンクに依存するプロトコルのコマン
    ドに変換して、前記電子的装置に送信することを特徴と
    する請求項6に記載の通信装置。
  8. 【請求項8】前記論理多重識別子のポートに到達したコ
    マンドを、該コマンドに対応する前記データリンクに依
    存するプロトコルのコマンドにマッピングするための対
    応テーブルを有することを特徴とする請求項6に記載の
    通信装置。
  9. 【請求項9】第1の通信手段に従えば通信できず、第2
    の通信手段に従えば通信可能な電子的装置と、第1の通
    信手段および第2の通信手段のいずれに従っても通信可
    能な電子的装置とが接続される可能性のあるネットワー
    クに接続された通信装置におけるサービス登録方法であ
    って、 前記第1の通信手段を通じて前記電子的装置夫々から提
    供されるサービスに関する情報の登録を受け付け、 前記第2の通信手段により存在が認識された電子的装置
    で、かつ、前記第1の通信手段を通じての前記通知がな
    かったものについて、登録すべき該電子的装置夫々によ
    り提供されるサービスに関する情報を前記第2の通信手
    段を用いて取得し、 通知された前記サービスに関する情報および取得された
    前記サービスに関する情報をもとに、前記ネットワーク
    上のサービスディレクトリ情報を構成することを特徴と
    するサービス登録方法。
  10. 【請求項10】第1のプロトコルに従えば通信できず、
    第2のプロトコルに従えば通信可能な少なくとも1つの
    電子的装置が接続された通信装置におけるサービス提供
    方法であって、 前記電子的装置により提供されるサービスへのアクセス
    のためのポートとして前記第1のプロトコルに従う自装
    置の論理多重識別子を割り当て、 前記論理多重識別子で指定されたポートにコマンドが到
    達した場合に、このコマンドを、前記第2のプロトコル
    に従うコマンドに変換して、前記電子的装置に送信する
    ことを特徴とするサービス提供方法。
  11. 【請求項11】単一アドレス空間にマップされたレジス
    タの操作を行う通信手段と、 前記通信手段によって認識された電子的装置の属性情報
    を入手する入手手段と、 前記通信手段に対して前記単一アドレス空間上のレジス
    タの操作を行う指示を発行することによって前記電子的
    装置を制御する装置制御プログラムの登録を、入手され
    た前記電子的装置の属性情報に基づいて動作中に行う登
    録手段とを備えたことを特徴とする通信装置。
  12. 【請求項12】前記登録手段は、 前記入手手段により入手された前記電子的装置の属性情
    報に基づいて入手すべき装置制御プログラムの識別名を
    求める手段と、 求められた前記識別名に基づいて、該当する装置制御プ
    ログラムを入手する手段とを有することを特徴とする請
    求項11に記載の通信装置。
  13. 【請求項13】前記電子的装置の属性情報は、前記電子
    的装置内の予め定められた構成情報記憶領域に記述され
    たものであり、 前記入手手段は、前記構成情報記憶領域に記述された内
    容を読み取ることで前記属性情報を入手することを特徴
    とする請求項11または12に記載の通信装置。
  14. 【請求項14】前記単一アドレス空間は、IEEE13
    94バスの形で提供されることを特徴とする請求項11
    ないし13のいずれか1項に記載の通信装置。
  15. 【請求項15】前記装置制御プログラムの識別名とし
    て、外部ネットワークの特定の資源を指示可能な識別名
    を用いることを特徴とする請求項12ないし14のいず
    れか1項に記載の通信装置。
  16. 【請求項16】単一アドレス空間にマップされたレジス
    タの操作を行う手段により所定の電子的装置と通信可能
    な他の通信装置との間での通信が、論理ネットワークを
    利用した通信手段によって可能である通信装置であっ
    て、 前記通信手段を通じて前記他の通信装置に対して前記電
    子的装置の属性情報の取得を要求する手段と、 前記電子的装置を制御する装置制御プログラムの登録
    を、前記要求により前記他の通信装置から入手した前記
    電子的装置の属性情報に基づいて動作中に行う手段と、 前記他の通信装置との間で前記通信手段を通じて前記単
    一アドレス空間上のレジスタの操作を行う指示に関する
    情報を送受信する手段とを備えたことを特徴とする通信
    装置。
  17. 【請求項17】通信装置の動作中に装置制御プログラム
    を登録する装置制御プログラム登録方法であって、 単一アドレス空間にマップされたレジスタの操作を行う
    所定の通信手段によって認識された電子的装置の属性情
    報を入手し、 前記通信手段に対して前記単一アドレス空間上のレジス
    タの操作を行う指示を発行することによって前記電子的
    装置を制御する装置制御プログラムの登録を、入手され
    た前記電子的装置の属性情報に基づいて動作中に行うこ
    とを特徴とする装置制御プログラム登録方法。
  18. 【請求項18】 第1のネットワークに接続して該第1
    のネットワークに依存するプロトコルで通信するサービ
    ス提供装置を第2のネットワークを介して制御するため
    の通信装置において、 前記サービス提供装置を制御するための前記第1のネッ
    トワークの通信プロトコルに依存する第1のコマンドに
    対応する前記第2のネットワークの通信プロトコルに依
    存する第2のコマンドに関する情報を少なくとも前記第
    2のネットワークを介して提供する提供手段と、 この提供手段で提供された第2のコマンドを含むメッセ
    ージを前記第2のネットワークを介して受信する受信手
    段と、 この受信手段で受信されたメッセージに含まれる第2の
    コマンドを前記第1のコマンドに変換し、該第1のコマ
    ンドで前記サービス提供装置を制御する制御手段と、 を具備したことを特徴とする通信装置。
  19. 【請求項19】 第1のネットワークに接続して該第1
    のネットワークに依存するプロトコルで通信するサービ
    ス提供装置を第2のネットワークを介して制御するため
    の通信装置において、 前記サービス提供装置の提供するサービスに関する情報
    を収集する収集手段と、 この収集手段で収集されたサービスに関する情報に対応
    する前記サービス提供装置を制御するための前記第1の
    ネットワークの通信プロトコルに依存する第1のコマン
    ドに対応する前記第2のネットワークの通信プロトコル
    に依存する第2のコマンドに関する情報を少なくとも前
    記第2のネットワークを介して提供する提供手段と、 この提供手段で提供された第2のコマンドを含むメッセ
    ージを前記第2のネットワークを介して受信する受信手
    段と、 この受信手段で受信されたメッセージに含まれる第2の
    コマンドを前記第1のコマンドに変換し、該第1のコマ
    ンドで前記サービス提供装置を制御する制御手段と、 を具備したことを特徴とする通信装置。
  20. 【請求項20】 前記サービス提供装置の提供するサー
    ビス毎に予め定められた前記第1のコマンドに対応する
    前記第2のコマンドを登録したテーブルを具備し、前記
    収集手段で収集されたサービスに関する情報に対応する
    第2のコマンドに関する情報を該テーブルから取得する
    ことを特徴とする請求項19記載の通信装置。
  21. 【請求項21】 前記第1のコマンドと前記第2のコマ
    ンドとの対応テーブルを具備し、この対応テーブルを参
    照して前記受信手段で受信された第2のコマンドを前記
    第1のコマンドに変換することを特徴とする請求項18
    または19記載の通信装置。
  22. 【請求項22】 第1のネットワークに接続して該第1
    のネットワークに依存するプロトコルで通信するサービ
    ス提供装置を第2のネットワークを介して制御するため
    の通信装置において、 前記サービス提供装置を制御するための前記第1のネッ
    トワークの通信プロトコルに依存する第1のコマンドを
    発行するためのホームページを前記第2のネットワーク
    を介して提供する提供手段と、 この提供手段で提供された前記ホームページに基づくメ
    ッセージを前記第2のネットワークを介して受信する受
    信手段と、 この受信手段で受信されたメッセージに基づき発行され
    た前記第1のコマンドで前記サービス提供装置を制御す
    る制御手段と、 を具備したことを特徴とする通信装置。
  23. 【請求項23】 第1のネットワークに接続して該第1
    のネットワークに依存するプロトコルで通信するサービ
    ス提供装置を第2のネットワークを介して制御するため
    の通信装置において、 前記サービス提供装置の提供するサービスに関する情報
    を収集する収集手段と、 この収集手段で収集されたサービスに関する情報に対応
    する前記サービス提供装置を制御するための前記第1の
    ネットワークの通信プロトコルに依存する第1のコマン
    ドを発行するためのホームページを前記第2のネットワ
    ークを介して提供する提供手段と、 この提供手段で提供された前記ホームページに基づくメ
    ッセージを前記第2のネットワークを介して受信する受
    信手段と、 この受信手段で受信されたメッセージに基づき発行され
    た前記第1のコマンドで前記サービス提供装置を制御す
    る制御手段と、 を具備したことを特徴とする通信装置。
  24. 【請求項24】 第1のネットワークに接続して該第1
    のネットワークに依存するプロトコルで通信するサービ
    ス提供装置を第2のネットワークを介して制御するため
    の通信装置において、 前記サービス提供装置の提供するサービスに関する情報
    を収集する収集手段と、 この収集手段で収集されたサービスに関する情報に基づ
    き前記サービス提供装置を制御するための前記第1のネ
    ットワークの通信プロトコルに依存する第1のコマンド
    を発行するためのホームページを作成する作成手段と、 この作成手段で作成されたホームページを前記第2のネ
    ットワークを介して提供する提供手段と、 この提供手段で提供された前記ホームページに基づくメ
    ッセージを前記第2のネットワークを介して受信する受
    信手段と、 この受信手段で受信されたメッセージに基づき発行され
    た前記第1のコマンドで前記サービス提供装置を制御す
    る制御手段と、 を具備したことを特徴とする通信装置。
  25. 【請求項25】 前記サービス提供装置の提供するサー
    ビス毎に予め定められた前記第1のコマンドに対応する
    該サービス提供装置を制御するための前記第2のネット
    ワークの通信プロトコルに依存する第2のコマンドを登
    録したテーブルを具備し、前記収集手段で収集されたサ
    ービスに関する情報に対応する第2のコマンドに関する
    情報を該テーブルから取得して前記ホームページを作成
    することを特徴とする請求項23または24に記載の通
    信装置。
  26. 【請求項26】 前記メッセージは、前記サービス提供
    装置を制御するための前記第2のネットワークの通信プ
    ロトコルに依存する第2のコマンドを含み、前記制御手
    段は、前記第1のコマンドと前記第2のコマンドとの対
    応テーブルを参照して前記受信手段で受信されたメッセ
    ージに含まれる第2のコマンドを前記第1のコマンドに
    変換することを特徴とする請求項22〜24のいずれか
    1つに記載の通信装置。
  27. 【請求項27】 前記メッセージは、前記サービス提供
    装置を制御するための前記第2のネットワークの通信プ
    ロトコルに依存する第2のコマンドと、前記第2のネッ
    トワークの通信プロトコルに依存するアドレスと、前記
    第1のネットワークに依存する前記サービス提供装置を
    特定するための多重識別子とを含み、前記制御手段は、
    前記第1のコマンドと前記第2のコマンドとの対応テー
    ブルを参照して前記受信手段で受信されたメッセージに
    含まれる第2のコマンドを前記第1のコマンドに変換
    し、該第1のコマンドで前記多重識別子にて識別される
    サービス提供装置を制御することを特徴とする請求項2
    2〜24のいずれか1つに記載の通信装置。
  28. 【請求項28】 前記ホームページは、前記サービス提
    供装置を制御するための前記第2のネットワークの通信
    プロトコルに依存する第2のコマンドを含むメッセージ
    を生成するためのプログラムを含み、前記制御手段は、
    前記第1のコマンドと前記第2のコマンドとの対応テー
    ブルを参照して前記受信手段で受信されたメッセージに
    含まれる第2のコマンドを前記第1のコマンドに変換
    し、該第1のコマンドでサービス提供装置を制御するこ
    とを特徴とする請求項22〜24のいずれか1つに記載
    の通信装置。
  29. 【請求項29】 前記制御手段は、前記受信手段で受信
    されたメッセージにて前記第1のコマンドを発行するた
    めのプログラムを起動することを特徴とする請求項22
    〜24のいずれか1つに記載の通信装置。
  30. 【請求項30】 前記メッセージには、情報を送信する
    際の通信プロトコルを指定する情報が含まれていること
    を特徴とする請求項18および19および22および2
    3および24のいずれか1つに記載の通信装置。
  31. 【請求項31】 前記第1のネットワークはIEEE1
    394であることを特徴とする請求項18および19お
    よび22および23および24のいずれか1つに記載の
    通信装置。
  32. 【請求項32】 前記第1のネットワークはLON(L
    ocal Operating Network)であ
    ることを特徴とする請求項18および19および22お
    よび23および24のいずれか1つに記載の通信装置。
  33. 【請求項33】 第1のネットワークに接続して該第1
    のネットワークに依存するプロトコルで通信するサービ
    ス提供装置を第2のネットワークを介して制御するため
    の通信制御方法において、 前記サービス提供装置を制御するための前記第1のネッ
    トワークの通信プロトコルに依存する第1のコマンドに
    対応する前記第2のネットワークの通信プロトコルに依
    存する第2のコマンドに関する情報を少なくとも前記第
    2のネットワークを介して提供し、この提供された第2
    のコマンドを含むメッセージを前記第2のネットワーク
    を介して受信したとき、該メッセージに含まれる第2の
    コマンドを前記第1のコマンドに変換して、前記サービ
    ス提供装置を制御することを特徴とする通信制御方法。
  34. 【請求項34】 第1のネットワークに接続して該第1
    のネットワークに依存するプロトコルで通信するサービ
    ス提供装置を第2のネットワークを介して制御するため
    の通信制御方法において、 前記サービス提供装置の提供するサービスに関する情報
    を収集して、前記サービス提供装置を制御するための前
    記第1のネットワークの通信プロトコルに依存する第1
    のコマンドを発行するためのホームページを作成し、こ
    のホームページを前記第2のネットワークを介して提供
    し、この提供されたホームページに基づくメッセージを
    前記第2のネットワークを介して受信したとき、該メッ
    セージに基づき発行された前記第1のコマンドで前記サ
    ービス提供装置を制御することを特徴とする通信制御方
    法。
  35. 【請求項35】 第1のネットワークと第2のネットワ
    ークに接続される通信装置であって、 前記第1のネットワーク上の任意の装置の第1の論理多
    重識別子で提供されるサービスに第2の論理多重識別子
    を割り当て、前記第1の論理多重識別子とそのサービス
    を提供する前記第1のネットワーク上の装置の第1のア
    ドレスと、前記第2のネットワークからアクセス可能な
    第2のアドレスと前記第2の論理多重識別子との対応関
    係を記憶する記憶手段と、 前記第1の論理多重識別子の各サービスを前記第2のネ
    ットワークから前記第2のアドレスと前記第2の論理多
    重識別子とでアクセスできるサービスとして提示する提
    示手段と、 前記記憶手段に記憶された対応関係に基づき、前記第1
    および第2のネットワーク間で前記提示手段で提示され
    た前記第1のネットワーク上のサービスを提供するため
    のパケット転送を行うことを特徴とする通信装置。
  36. 【請求項36】 前記第1のネットワーク上の前記第1
    の論理多重識別子と各サービスを提供する装置の第1の
    アドレスを収集する収集手段をさらに具備したことを特
    徴とする請求項35記載の通信装置。
  37. 【請求項37】 前記第2のネットワークから入力され
    るパケットのうち前記第1のネットワークへ転送可能な
    パケットの識別子を記憶する第2の記憶手段と、 前記第2のネットワークから入力されるパケットのう
    ち、前記記憶手段に記憶された識別子を有するパケット
    のみ前記第1のネットワークへ出力する出力手段と、 を具備したことを特徴とする請求項35記載の通信装
    置。
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