JPH11186991A - 直接拡散cdma伝送方式によるrake受信機 - Google Patents

直接拡散cdma伝送方式によるrake受信機

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JPH11186991A
JPH11186991A JP35590797A JP35590797A JPH11186991A JP H11186991 A JPH11186991 A JP H11186991A JP 35590797 A JP35590797 A JP 35590797A JP 35590797 A JP35590797 A JP 35590797A JP H11186991 A JPH11186991 A JP H11186991A
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    • H04B1/707Spread spectrum techniques using direct sequence modulation
    • H04B1/709Correlator structure
    • H04B1/7093Matched filter type

Abstract

(57)【要約】 【課題】 雑音や干渉成分のみの信号による影響を低減
して、マルチパス信号をRAKE合成する。 【解決手段】 ベースバンドの拡散変調信号は、マッチ
ト・フィルタ131に入力される。マッチト・フィルタ
131は拡散符号レプリカ生成部132の出力を用いて
拡散変調信号を逆拡散する。マッチト・フィルタ131
からL個のタイミングにおける逆拡散信号が出力され
る。それぞれの信号は、重み係数制御部出力のそれぞれ
に対する重み係数と、乗算器201により乗算される。
出力は復調部202で復調され、加算器118よりRA
KE合成される。RAKE合成された信号はデータ判定
部203によりデータ判定される。重み係数制御部20
5では、誤差信号生成部204からの誤差信号とマッチ
ト・フィルタからの逆拡散信号を用いて、誤差信号が最
小となるような制御により、それぞれの重み係数を決定
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動通信におい
て、スペクトル拡散を用いてマルチプル・アクセスを行
う直接拡散CDMA(DS−CDMA)伝送方式を適用
するRAKE受信機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】DS−CDMA伝送方式は、情報データ
変調信号を拡散率(=チップ数/シンボル)pgの拡散
符号で広帯域の信号に拡散して伝送する方式であり、各
ユーザに異なる拡散符号を割り当てることにより複数の
通信者が同一の周波数帯を用いて通信を行う方式であ
る。
【0003】図16に従来のDS−CDMA伝送方式に
おけるスライディング相関器を用いた受信機構成を示
す。
【0004】図16に示された構成では、受信した拡散
変調信号を低雑音増幅器103で増幅した後、発振器1
05とバンドパス・フィルタ(BPF)106を用いて
中間周波数(IF周波数)信号に周波数変換し、自動利
得制御増幅器(AGC増幅器)107で線形増幅する。
そして、受信信号の振幅包絡線を包絡線検波器108に
より検出し、この振幅変動をAGC増幅器107に負帰
還することによりフェージングに起因する振幅変動を補
償している。AGC増幅器107により線形増幅された
信号を直交検波器109によりベースバンド信号に直交
検波する。そしてこのベースバンド同相(I),直交
(Q)成分をA/D変換器112,113によりディジ
タル値に変換する。ディジタル値に変換された拡散変調
信号を、RAKE合成するそれぞれのマルチパス信号の
遅延時間に同期した拡散符号レプリカを用いて、スライ
ディング相関器114で逆拡散処理する。逆拡散された
信号を遅延検波あるいは同期検波を行ってデータ復調を
行う。
【0005】図16に示されている従来例では、送信フ
レームにおいて情報シンボル間に一定周期でパイロット
・シンボルを挿入し、このパイロット・シンボルを用い
て絶対同期検波復調を行う方式について説明している。
陸上移動通信においては基地局、移動局の相対位置の移
動によりフェージングと呼ばれる受信信号の振幅及び位
相変動を受ける。同期検波復調を行うためには、受信機
においてこのフェージングに起因する複素包絡線、すな
わち振幅及び位相変動(あるいはチャネルと称する)を
推定する必要がある。送信情報シンボルに一定周期で挿
入したパイロット・シンボルでの受信フェージング複素
包絡線を求め、この値を用いてパイロット・シンボル間
の情報シンボル位置におけるフェージング複素包絡線を
求めることができる。このパイロット・シンボルで用い
た値を用いて各情報シンボルのフェージング複素包絡線
変動(チャネル変動)を補償する。このチャネル変動補
償された複数のマルチパス信号を同相合成(RAKE合
成)することにより、干渉信号あるいは熱雑音に対して
信号電力比を向上することができる。
【0006】RAKE合成するマルチパス信号の選択
は、サーチ・フィンガと称されるスライディング相関器
114で行う。サーチ・フィンガでは、マルチパス・サ
ーチ範囲内におけるU個のタイミングの逆拡散信号の平
均受信信号電力を平均受信信号電力測定部120で測定
し、平均的に受信信号電力の大きなマルチパスを選択す
る。例えば、1個のスライディング相関器119を用い
た場合には、1シンボル毎に1つのタイミングの相関値
(逆拡散値)が得られ、このタイミングにおける逆拡散
された信号の受信信号電力を測定することができる。そ
して、拡散符号のタイミングを1個づつずらしていき全
U個のタイミングについて電力測定を行う。
【0007】前述のようにRAKE合成パスの選択には
(基地局、移動局間の距離変動、及びシャドウイングに
起因する変動を受けた後の)平均信号電力の大きなマル
チパス信号を選択する必要がある。一方、陸上移動通信
環境下ではレイリー・フェージングに起因する瞬時変動
を受ける。従って、1回での受信信号電力の測定では、
あるマルチパス信号に対して、たまたまこのレイリー・
フェージング変動で受信信号電力が落ち込んでいるため
に信号電力が低く、RAKE合成パスの選択から漏れる
場合もある。
【0008】そこで、受信電力の瞬時変動の影響を取り
除くために、レイリー・フェージング変動を平均化した
信号に対して受信信号電力を測定する必要がある。マル
チパス・サーチ範囲内のU個のタイミングにおける逆拡
散された信号について信号電力測定をV回繰り返し、そ
の平均信号電力により遅延プロファイルを生成し、上位
W個のRAKE合成マルチパスを選択する。1個のスラ
イディング相関器を用いた場合には、この1回の遅延プ
ロファイルの生成にU×Vシンボル時間要し、f個のス
ライディング相関器(サーチ・フィンガ)を用いた場合
には、1回の平均的遅延プロファイルを生成するのに
(U×V)/fシンボル時間を要する。遅延プロファイ
ルの生成時間毎にRAKE合成フィンガで用いる拡散符
号レプリカのタイミングを更新する。移動局が基地局に
対して高速で移動する場合には、この遅延プロファイル
の変動は早くなるために、このスライディング相関器を
用いるマルチパス・サーチでは、時間がかかり遅延プロ
ファイルの変動に追従できなくなる場合がある。一方、
高速なマルチパス・サーチを行うためには、マルチパス
・サーチ範囲、及び平均化回数を小さくすればよいが、
サーチ範囲を狭くするとRAKE合成の時間ダイバーシ
チ効果を低減することになり、また信号電力の平均化回
数を低減するとサーチ・フィンガによるRAKE合成マ
ルチパス選択を正確に行うことができなくなる。
【0009】図17に、従来のDS−CDMA伝送方式
におけるマッチト・フィルタを用いた受信機構成の例
(1)を示す。図17に示された構成では、受信した拡
散変調信号は低雑音増幅器103で増幅された後、IF
周波数に周波数変換される。そして、AGC増幅器10
7によってフェージングに起因する振幅変動を補償さ
れ、直交検波される。直交検波器の出力ベースバンド信
号はA/D変換器112,113でディジタル信号に変
換される。ディジタル値に変換された拡散変調信号は、
拡散符号レプリカ生成部132の出力を用いて、タップ
数pgのマッチト・フィルタ131により逆拡散され、
L個のタイミングの信号に分離される。ここで、sをチ
ップ当りのオーバ・サンプリング数とするとL=pg×
sである。L個のタイミングからW個のマルチパスを選
択し遅延検波あるいは同期検波を行ってデータ復調をお
こなう。
【0010】この従来例では、送信フレームにおいて情
報シンボル間に一定周期でパイロット・シンボルを挿入
し、このパイロット・シンボルを用いて絶対同期検波復
調を行う方式を用いている。L個のタイミングにおける
それぞれの逆拡散された信号は、パイロット・シンボル
を用いてチャネルを推定し、この推定値を用いて各情報
シンボルのチャネル変動を補償する。一方、L個のタイ
ミングにおけるそれぞれの平均受信信号電力が、平均信
号電力測定部134において測定され遅延プロファイル
が生成され、上位W個のRAKE合成マルチパスが選択
される。この時、受信電力の大きなタイミングからマル
チパスを選択するが、オーバ・サンプリングにより検出
された同一マルチパスは除外して次のマルチパスを選択
する。選択された信号がRAKE合成部で合成される。
RAKE合成された信号はデインタリーブ回路122に
より誤りをランダム化されビタビ復号器123により復
号される。
【0011】マッチト・フィルタを用いた構成では、1
シンボル周期毎にL個のタイミングにおける逆拡散され
た信号が出力される。そのため、図17の構成のような
スライディング相関器を用いたサーチ・フィンガによる
電力測定が不要である。さらに、RAKE合成のための
マルチパスの更新を高速に行うことができる。
【0012】ところで、前述したように移動局が基地局
に対して移動すると遅延プロファイルの形状が変動し、
マルチパスの数も変化する。しかし、従来例の構成は受
信信号電力の大きな上位W個のマルチパスを合成する構
成であるため、マルチパス数がWより多い場合にその全
てを合成して干渉成分や熱雑音に対する信号電力比を向
上することができない。また、マルチパス数がWより少
ない場合には、信号電力の低いマルチパス信号及び雑音
成分や相互干渉成分のみの信号や受信電力が大変小さな
マルチパスを合成することにより特性が劣化する。
【0013】図18に従来のDS−CDMA伝送方式に
おけるマッチト・フィルタを用いた受信機構成例(2)
を示す。図18に示された構成では、受信した拡散変調
信号は低雑音増幅器103で増幅された後、IF周波数
に周波数変換される。そしてAGC増幅器107によっ
てフェージングに起因する振幅変動を補償され、直交検
波される。直交検波器109の出力ベースバンド信号は
A/D変換器112,113でディジタル信号に変換さ
れる。ディジタル値に変換された信号はタップ数pgの
マッチト・フィルタ131により逆拡散される。sをチ
ップ当りのオーバ・サンプリング数とするとL(=pg
×s)個のタイミングにおける逆拡散信号が出力され
る。L個のタイミングからW個のマルチパスを選択し遅
延検波あるいは同期検波を行ってデータ復調をおこな
う。
【0014】この従来例では、図19のように送信フレ
ームにおいてNS 個の情報シンボル毎にNP 個のパイロ
ット・シンボルを挿入し、このパイロット・シンボルを
用いて絶対同期検波復調を行う方式を用いている。L個
のタイミングにおけるそれぞれの逆拡散された信号は、
パイロット・シンボルを用いてチャネルを推定し、この
推定値を用いて各情報シンボルのチャネル変動を補償す
る。また、平均信号電力測定部134でタイミングにお
ける受信信号電力が測定され遅延プロファイルが生成さ
れる。平均信号電力測定は例えばパイロット・シンボル
を用いて行う。以上のように求めたL個のタイミングの
平均受信電力の中から最小信号電力および最大信号電力
を最小電力検出部で検出する。しきい値制御部A144
では検出された最小信号電力を用いてしきい値Aを求め
る。これらのしきい値は例えば最小信号電力および最大
信号電力にそれぞれ異なるゲインを乗算して算出する。
また、しきい値制御部B145では検出された最大信号
電力を用いてしきい値Bを求める。パス選択タイミング
検出部146では、まず、L個のタイミングにおける平
均信号電力測定部出力をしきい値Aおよびしきい値Bと
比較し、平均信号電力がしきい値A以上かつしきい値B
以上のタイミングを検出する。そして、信号電力が大き
なタイミングからマルチパスのタイミングを検出してい
く。このとき、既に選択されたマルチパスのタイミング
に対して±k(kは自然数)個のタイミングにおける信
号は除外して次のマルチパスのタイミングを順次検出す
る。検出されたマルチパスのタイミングにおける復調部
出力がRAKE合成パス選択部133で選択され、選択
された信号がRAKE合成部で合成される。RAKE合
成された信号は、デインタリーブ回路122により誤り
をランダム化され、ビタビ復号器123により復号され
る。
【0015】この構成では、2つのしきい値によりRA
KE合成するマルチパスを選択するため、雑音や相互干
渉のみの信号による影響を低減し、かつ、有効な信号電
力を有する信号を合成できる。遅延プロファイルが変動
して有効なマルチパスの数が変化した場合でもしきい値
を満たすマルチパスを合成できる。しかし、本構成はし
きい値を固定的に設定するため、特定の遅延プロファイ
ルの形状および遅延プロファイルの変動に対して効果的
である。しかし、実際の移動通信環境においては遅延プ
ロファイルの形状および変動は様々であり、遅延プロフ
ァイルの変動に追従できなくなると有効な信号をRAK
E合成できなくなったり、逆に雑音や干渉成分の影響を
大きく受けることになり特性が劣化する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、遅延
プロファイルの変動によりマルチパス数が変化した場合
でも、有効なパスを合成することができることである。
すなわち、MSE(最小2乗誤差)が最小となるように
重み係数を適応的に制御し(MMSE)、その重み係数
を用いることにより、遅延プロファイルのダイナミック
な変動に追従して、常に有効なマルチパスを効果的にR
AKE合成することができるようにすることである。
【0017】また、重み係数の初期値を決定することに
より、MMSEの収束時間を低減することも本発明の目
的である。
【0018】このように、特にチップレートが高速であ
る、すなわち広帯域DS−CDMAに対してRAKEに
よる時間ダイバーシチ効果による受信品質の特性改善を
実現することが本発明の目的である。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、情報データを拡散符号で広
帯域の信号に拡散して多元接続伝送を行う直接拡散CD
MA伝送方式におけるRAKE受信機において、拡散符
号レプリカを生成する拡散符号レプリカ生成部と、前記
拡散符号レプリカ生成部出力を用いて受信拡散変調信号
を逆拡散する複数のタップを有するマッチト・フィルタ
と、前記マッチト・フィルタ出力それぞれの逆拡散され
た信号と誤差信号生成部の出力を用いて前記マッチト・
フィルタ出力に対応する重み係数を、前記誤差信号生成
部出力が最小となるように制御する重み係数制御部と、
前記マッチト・フィルタ出力それぞれの逆拡散された信
号と前記重み制御部出力の対応する重み係数を乗算する
乗算器と、前記乗算器出力それぞれの信号を復調する復
調部と、前記復調部出力の信号を合成する加算器と、前
記加算器出力に対するデータ判定を行うデータ判定部
と、前記加算器出力と前記データ判定部出力との差を算
出して誤差信号を生成する誤差信号生成部とを備えるこ
とを特徴とする。
【0020】請求項2記載の発明は、情報データを拡散
符号で広帯域の信号に拡散して多元接続伝送を行う直接
拡散CDMA伝送方式におけるRAKE受信機におい
て、拡散符号レプリカを生成する拡散符号レプリカ生成
部と、前記拡散符号レプリカ生成部出力を用いて受信拡
散変調信号を逆拡散する複数タップを有するマッチト・
フィルタと、前記マッチト・フィルタ出力のそれぞれの
逆拡散された信号を復調する復調部と前記復調部出力の
それぞれに対応する重み係数を前記誤差信号生成部出力
が最小となるように制御する重み係数制御部と、前記復
調部出力のそれぞれの復調された信号と前記重み制御部
出力のそれぞれに対応する重み係数を乗算する乗算器
と、前記乗算器出力を合成する加算器と、前記加算器出
力に対するデータ判定を行うデータ判定部と、前記加算
器出力と前記データ判定部出力との差を算出して誤差信
号を生成する誤差信号生成部とを備えることを特徴とす
る。
【0021】請求項3記載の発明は、請求項1または請
求項2記載のRAKE受信機において、前記マッチト・
フィルタ出力それぞれの平均受信信号電力を測定する信
号電力測定部と、前記平均信号電力測定部出力から最小
信号電力を検出する最小電力検出部と、前記最小電力検
出部出力から加算器において合成する信号を選択するた
めのしきい値Aを求めて出力するしきい値制御部Aと、
前記平均信号電力測定部出力としきい値制御部出力を比
較し、受信電力がしきい値A以上となる信号を検出する
パス選択検出部と、前記パス選択検出部で検出した信号
に対応する信号を、前記マッチト・フィルタ出力の逆拡
散の信号から選択する合成パス選択部とを備えることを
特徴とする。
【0022】請求項4記載の発明は、請求項3に記載の
RAKE受信機において、重み係数制御部において重み
係数を決定する際に、前記パス選択タイミング検出部で
検出された信号に対応する重み係数のみを制御すること
を特徴とする。
【0023】請求項5記載の発明は、請求項1または請
求項2記載のRAKE受信機において、前記マッチト・
フィルタ出力それぞれの平均受信信号電力を測定する信
号電力測定部と、前記平均信号電力測定部出力から最小
信号電力を検出する最小電力検出部と、前記平均信号電
力測定部出力から最大信号電力を検出する最大電力検出
部と、前記最小電力検出部出力から重み制御部の初期値
を設定するためのしきい値Aを求めて出力するしきい値
制御部Aと、前記最大電力検出部出力から重み制御部の
初期値を設定するためのしきい値Bを求めて出力するし
きい値制御部Bと、前記平均信号電力測定部出力と前記
しきい値制御部Aの出力および前記しきい値制御部Bの
出力を比較し、信号電力がしきい値A以上かつしきい値
B以上となる信号を検出する有効パス検出部と、前記有
効パス検出部出力で検出した信号に対応する重み係数の
初期値をα(1≧α>0)とし、他の信号に対応する重
み係数の初期値を0とする初期重み係数設定部とを備え
ることを特徴とする。
【0024】請求項6記載の発明は、請求項3または請
求項4記載のRAKE受信機において、前記平均信号電
力測定部出力から最大信号電力を検出する最大電力検出
部と、前記最大電力検出部出力から重み制御部の初期値
を設定するためのしきい値Bを求めて出力するしきい値
制御部Bと、前記平均信号電力測定部出力と前記しきい
値制御部Aの出力および前記しきい値制御部Bの出力と
を比較し、信号電力がしきい値A以上かつしきい値B以
上となる信号を検出する有効パス検出部と、前記有効パ
ス検出部出力で検出した信号に対応した重み係数の初期
値をα(1≧α>0)とし、他の信号に対応する重み係
数の初期値を0とする初期重み係数設定部とを備えるこ
とを特徴とする。
【0025】請求項7記載の発明は、請求項5または請
求項6記載のRAKE受信機において、重み係数制御部
は、重み係数の初期値を設定する際に、各信号に対応す
る重み係数の初期値は前記初期重み係数設定部で決定さ
れた値を設定することを特徴とする。
【0026】請求項8記載の発明は、請求項1から請求
項7いずれか記載のRAKE受信機において、前記重み
係数制御部は、重み係数を制御する際に、最も重み係数
の大きい前記マッチト・フィルタからのタイミングに対
して前後±k(kは自然数)個のタイミングにおける重
み係数を無条件に0として、次に大きな重み係数のタイ
ミングを検出し順次重み係数を決定することを特徴とす
る。
【0027】上述の本発明のRAKE受信機では、マッ
チト・フィルタにより逆拡散された全てのタイミングに
おける信号に対して、MMSE制御された重み係数によ
り重み付けをした後RAKE合成する。この構成を用い
ることにより、雑音や干渉成分のみの信号による影響を
低減することができる。
【0028】また、遅延プロファイルの変動によりマル
チパス数が変化した場合でも、有効なパスを合成するこ
とができる。すなわち、遅延プロファイルの変動に追従
して常に有効なマルチパスを効果的にRAKE合成する
ことができる。
【0029】また、全てのタイミングにおける逆拡散信
号の平均受信電力を測定し、測定結果からしきい値を設
定することにより、雑音や干渉による影響をより低減す
ることが可能となり、またMMSE制御による重み係数
の初期値を決定できるのでMMSEの収束時間を低減で
きる。
【0030】これら構成は、特にチップレートが高速
な、すなわち広帯域DS−CDMAに対してRAKEに
よる時間ダイバーシチ効果による受信品質の特性改善を
実現することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】図面を用いて、本発明の実施の形
態を説明する。
【0032】(実施形態1)図1に本発明の実施形態1
の原理図を示す。直交検波及びA/D変換されたベース
バンドの拡散変調信号は、タップ数pgのマッチト・フ
ィルタ131に入力される。マッチト・フィルタ131
は拡散符号レプリカ生成部132の出力を用いて拡散変
調信号を逆拡散する。sをチップ当りのオーバ・サンプ
リング数とするとマッチト・フィルタ131からL(=
pg×s)個のタイミングにおける逆拡散信号が出力さ
れる。L個のタイミングにおけるそれぞれの逆拡散され
た信号は、重み係数制御部出力のそれぞれのタイミング
に対する重み係数と、乗算器201により乗算される。
L個のタイミングにおけるそれぞれの重み付けされたマ
ッチト・フィルタ131の出力は復調部202で復調さ
れ、加算器118より合成される(RAKE合成)。R
AKE合成された信号はデータ判定部203によりデー
タ判定される。誤差信号生成部204ではRAKE合成
された信号と判定データとの差を算出し、誤差信号(M
SE)を生成する。重み係数制御部205では、誤差信
号とマッチト・フィルタからのL個のタイミングにおけ
る逆拡散信号を用いて、誤差信号が最小となるような制
御(MMSE)により、L個のタイミングに対する重み
係数を決定する。
【0033】本発明の実施形態1では、マッチト・フィ
ルタにより逆拡散された全てのタイミングにおける信号
に対して、MMSE制御された重み係数により重み付け
をした後RAKE合成する。この実施形態1を用いるこ
とにより、雑音や干渉成分のみの信号による影響を低減
してマルチパス信号をRAKE合成できる。
【0034】(実施形態2)図2に本発明の実施形態2
の原理図を示す。直交検波及びA/D変換されたベース
バンドの拡散変調信号は、タップ数pgのマッチト・フ
ィルタ131に入力される。マッチト・フィルタ131
は、拡散符号レプリカ生成部出力を用いて拡散変調信号
を逆拡散する。sをチップ当りのオーバ・サンプリング
数とすると、マッチト・フィルタからL(=pg×s)
個のタイミングにおける逆拡散信号が出力される。L個
のタイミングにおけるそれぞれの逆拡散された信号は復
調部202で復調される。L個のタイミングにおける復
調部202の出力の信号は、重み係数制御部205の出
力のそれぞれのタイミングに対する重み係数と、乗算器
201により乗算される。L個のタイミングにおけるそ
れぞれの重み付けされた復調部202の出力は加算器1
18より合成される(RAKE合成)。RAKE合成さ
れた信号はデータ判定部203によりデータ判定され
る。誤差信号生成部204では、RAKE合成された信
号と判定データとの差を算出し、誤差信号(MSE)を
生成する。重み係数制御部205では誤差信号とマッチ
ト・フィルタからのL個のタイミングにおける逆拡散信
号を用いて、誤差信号が最小となるような制御(MMS
E)により、L個のタイミングに対する重み係数を決定
する。
【0035】本発明の実施形態2では、実施形態1と同
様に、マッチト・フィルタにより逆拡散された全てのタ
イミングにおける信号に対して、MMSE制御された重
み係数により重み付けをした後RAKE合成する。この
実施形態2を用いることにより、雑音や干渉成分のみの
信号による影響を低減してマルチパス信号をRAKE合
成できる。
【0036】(実施形態3)図3に本発明の実施形態3
の原理図を示す。直交検波及びA/D変換されたベース
バンドの拡散変調信号は、タップ数pgのマッチト・フ
ィルタ131に入力される。マッチト・フィルタ131
は、拡散符号レプリカ生成部出力132を用いて拡散変
調信号を逆拡散し、L個のタイミングにおける逆拡散信
号が出力される。平均受信電力測定部134においてL
個のタイミングにおけるそれぞれの平均信号電力が測定
され、最小電力検出部141では、L個のタイミングに
おける最小信号電力が検出される。しきい値制御部A1
44では検出された最小信号電力を用いてしきい値Aを
求める。ここで、しきい値Aは雑音や干渉成分のみの信
号を合成することを防ぐためのしきい値である。
【0037】パス選択タイミング検出部146では、L
個のタイミングにおける平均信号電力としきい値Aを比
較し、平均受信電力がしきい値A以上のタイミングを検
出する。検出されたタイミングにおけるマッチト・フィ
ルタ131の出力が合成パス選択部133で選択され、
選択されたマッチト・フィルタ131出力は重み係数制
御部205出力による重み付けおよび復調された後、加
算器118により合成される(RAKE合成)。RAK
E合成された信号はデータ判定部203によりデータ判
定される。誤差信号生成部204では、RAKE合成さ
れた信号と判定データとの差を算出し、誤差信号(MS
E)を生成する。重み係数制御部205では、誤差信号
とパス選択タイミング検出部において検出されたタイミ
ングにおけるマッチト・フィルタ131からの逆拡散信
号を用いてMMSE制御を行うことにより、検出された
タイミングに対する重み係数を決定する。
【0038】実施形態3においては、全てのタイミング
における逆拡散信号の平均受信電力を測定し、測定結果
からしきい値を設定し、しきい値以上の信号をRAKE
合成することにより、雑音や干渉による影響をより低減
することが可能となる。
【0039】(実施形態4)図4に本発明の実施形態4
の原理図を示す。直交検波及びA/D変換されたベース
バンドの拡散変調信号は、タップ数pgのマッチト・フ
ィルタ131に入力される。マッチト・フィルタ131
は拡散符号レプリカ生成部132の出力を用いて拡散変
調信号を逆拡散し、L個のタイミングにおける逆拡散信
号が出力される。平均受信電力測定部134において、
L個のタイミングにおけるそれぞれの平均信号電力が測
定され、最小電力検出部141および最大電力検出部1
42では、L個のタイミングにおける最小信号電力およ
び最大信号電力が検出される。しきい値制御部Aでは検
出された最小信号電力を用いてしきい値Aを求める。し
きい値制御部Bでは検出された最大信号電力を用いてし
きい値Bを求める。ここで、しきい値Aは雑音や干渉成
分のみの信号を合成することを防ぐためのしきい値であ
り、しきい値Bは十分な信号電力を有する信号を選択す
るためのしきい値である。
【0040】有効パス・タイミング検出部222では、
L個のタイミングにおける平均信号電力としきい値Aお
よびしきい値Bとを比較し、平均受信電力がしきい値A
以上かつしきい値B以上のタイミングを検出する。初期
重み係数設定部224では有効パス・タイミング検出部
で検出されたタイミングにおける重み係数の初期値を1
とし、それ以外のタイミングにおける重み係数の初期値
を0と決定する。
【0041】L個のタイミングにおけるマッチト・フィ
ルタ131の出力は、復調および重み係数制御部210
により重み付けされた後、加算器118で合成される
(RAKE合成)。RAKE合成された信号はデータ判
定部203によりデータ判定される。誤差信号生成部2
04ではRAKE合成された信号と判定データとの差を
算出し誤差信号(MSE)を生成する。重み係数制御部
205では誤差信号とL個のタイミングにおけるマッチ
ト・フィルタからの逆拡散信号を用いて、初期重み係数
設定部において決定された値に対してMMSE制御を開
始して、L個のタイミングに対する重み係数を決定す
る。
【0042】実施形態4においては、マッチト・フィル
タにより逆拡散された全てのタイミングにおける信号に
対して、MMSE制御された重み係数により重み付けを
した後RAKE合成する。雑音や干渉成分のみの信号に
よる影響を低減して、マルチパス信号をRAKE合成で
きる。また、MMSE制御による重み係数の初期値を決
定できるのでMMSEの収束時間を低減できる。
【0043】(実施形態5)図5に本発明の実施形態5
の原理図を示す。直交検波及びA/D変換されたベース
バンドの拡散変調信号は、タップ数pgのマッチト・フ
ィルタ131に入力される。マッチト・フィルタ131
は拡散符号レプリカ生成部132の出力を用いて拡散変
調信号を逆拡散し、L個のタイミングにおける逆拡散信
号が出力される。平均受信電力測定部134において、
L個のタイミングにおけるそれぞれの平均信号電力が測
定され、最小電力検出部141および最大電力検出部1
42では、L個のタイミングにおける最小信号電力およ
び最大信号電力が検出される。しきい値制御部A144
では検出された最小信号電力を用いてしきい値Aを決め
る。しきい値制御部B145では検出された最大信号電
力を用いてしきい値Bを求める。ここで、しきい値Aは
雑音や干渉成分のみの信号を合成することを防ぐための
しきい値で、しきい値Bは十分な信号電力を有する信号
を選択するためのしきい値である。有効パス・タイミン
グ検出部222では、L個のタイミングにおける平均信
号電力としきい値Aおよびしきい値Bを比較し、平均受
信電力がしきい値A以上かつしきい値B以上のタイミン
グを検出する。初期重み係数設定部224では、有効パ
ス・タイミング検出部で検出されたタイミングにおける
重み係数の初期値を1とし、それ以外のタイミングにお
ける重み係数の初期値を0と決定する。また、パス選択
タイミング検出部146では、L個のタイミングにおけ
る平均信号電力としきい値Aを比較し、平均受信電力が
しきい値A以上のタイミングを検出する。検出されたタ
イミングにおけるマッチト・フィルタ131の出力は、
重み係数制御部205の出力のそれぞれのタイミングに
対する重み係数と乗算される。選択されたマッチト・フ
ィルタ131の出力は、復調および重み係数制御部20
5の出力により重み付けされた後、加算器118で合成
される(RAKE合成)。RAKE合成された信号はデ
ータ判定部203によりデータ判定される。誤差信号生
成部204では、RAKE合成された信号と判定データ
との差を算出し、誤差信号(MSE)を生成する。重み
係数制御部205では誤差信号とパス選択タイミング検
出部において検出されたタイミングにおけるマッチト・
フィルタ131からの逆拡散信号を用いて、初期重み係
数設定部224において決定された値に対してMMSE
制御を開始し、L個のタイミングに対する重み係数を決
定する。
【0044】実施形態5においては、全てのタイミング
における逆拡散信号の平均受信電力を測定し、測定結果
からしきい値を設定することにより、雑音や干渉による
影響をより低減することが可能となり、また、MMSE
制御による重み係数の初期値を決定できるのでMMSE
の収束時間を低減できる。
【0045】(実施形態3および5におけるしきい値の
決定)本発明の実施形態3および5におけるしきい値決
定、および、しきい値判定による合成パス候補選択の例
を説明する。
【0046】まず、n番目のスロットにおけるm番目の
シンボルにおけるL個のタイミングでのそれぞれの平均
信号電力測定部134の出力S(l) (n,m)から、最
小信号電力Smin (n,m)を検出する。ただし、lは
(1≦l≦L)、mは(1≦m≦NP +NS )である。
min (n,m)に対して、しきい値Aを次式のように
決定する。ここで、GA (GA ≧1)はしきい値決定ゲ
インである。
【0047】
【数1】
【0048】次に、l番目のタイミングの受信電力をS
(l) を求めたしきい値Aと比較し、S(l) (n,m)≧
Aを満たすX個のタイミングを検出して、RAKE合成
の候補とし、L−X個の熱雑音成分や干渉成分のみの信
号を候補から除外する。
【0049】(重み係数更新)本発明の実施形態1(図
1参照)から実施形態5(図5参照)における重み係数
制御部205で行われている重み係数更新の例を、図6
を用いて説明する。ここでは、X=0とし、マッチト・
フィルタ131の出力L個の全てのタイミングにおける
信号に対する重み係数を、シンボル周期毎に更新する場
合について説明する。
【0050】図6に示すように、n番目のスロットにお
けるm+1番目のシンボルの重み係数w(n,m+1)
は、m+1番目のシンボルにおける重み係数w(n,
m)、入力信号y(n,m)(複素量)、及び、誤差信
号e(n,m)(複素量)を用いて更新される。w
(n,m),y(n,m)は、それぞれL個の要素から
なるベクトルで
【0051】
【数2】
【0052】である。ここでTは転置を示す。また、y
(l) (n,m)(1≦l≦L)は、実施形態1(図1参
照)の構成の場合、y(l) (n,m)=r(l) (n,
m)であり、実施形態2(図2)の構成の場合、y(l)
(n,m)=r(l) (n,m)ξ(l)*(n,m)であ
る。ここで、r(l) (n,m)はマッチト・フィルタ出
力、ξ(l)*(n,m)はチャネル推定値であり、* は複
素共役を表す。また、e(n,m)は
【0053】
【外1】
【0054】である。このとき、dref (n,m)はパ
イロット・シンボルに対しては、パイロット・シンボル
・レプリカを用い、データ・シンボルに対しては硬判定
後(2値判定後)の信号点とする。更新式は、w(l)
(n,m)が複素量の場合には例えば、次のような式で
表される。
【0055】
【数3】
【0056】一方、w(l) (n,m)がスカラー量の場
合には例えば次のような2通りの式で表される。
【0057】
【数4】
【0058】ここで、Re{.}は実部を示す。重み付
け後の信号をy′(m)とするとy′(m)はw(l)
(m)が複素量の場合、
【0059】
【数5】
【0060】と表される。w(l) (n,m)がスカラー
量の場合、重み係数の発散を防ぐためにL個の重み係数
の最大値を用いて正規化した重み係数を乗算する。従っ
て、y′(n,m)は例えば次の3通りの式を用いて表
される。
【0061】
【数6】
【0062】(実施形態4および5におけるしきい値の
決定)本発明の実施形態4および5におけるしきい値決
定、および、しきい値判定による初期重み係数設定の例
を示す。
【0063】n番目のスロットにおけるm番目のシンボ
ルのL個のタイミングにおける平均信号電力測定部13
4の出力S(l) (n,m)から最小信号電力Smin
(n,m)および最大信号電力Smax (n,m)を検出
する。ただしlは(1≦l≦L)である。Smin (n,
m)およびSmax (n,m)に対してしきい値Aおよび
しきい値Bを次式のように決定する。ここで、GA (G
A ≧1),GB (GB ≦1)はそれぞれしきい値決定ゲ
インである。
【0064】
【数7】
【0065】次に、l番目のタイミングの受信電力をS
(l) (n,m)を求めたしきい値Aおよびしきい値Bと
比較し、S(l) (n,m)≧Aのタイミングを検出し
て、まず熱雑音成分や干渉成分のみのタイミングを検出
する。そして、S(l) (n,m)≧Bのタイミングを検
出して、受信電力が十分なタイミングを検出する。従っ
て、S(l) (n,m)≧A、かつ、S(l) (n,m)≧
Bを満たすY個のタイミングがマルチパスの候補として
検出される。これらのタイミングに対する重み係数の初
期値を1とし、残りのL−Y個のタイミングに対する重
み係数は0とする。
【0066】(重み係数の制御)本発明で用いている重
み係数制御の例を示す。まず、最も重み係数が大きなタ
イミングを有効なマルチパスのタイミングとして検出す
る。そして、検出されたタイミングに対して±k個のタ
イミングにおける重み係数を0として次に大きな重み係
数のタイミングを検出し、順次重み係数を決定してい
く。例えば、q番目のマルチパスのタイミングをuqと
すると、(uq−k)≦l≦(uq+k)におけるタイ
ミングに含まれる重み係数は全て0とする。このよう
に、あるマルチパスのタイミングに対して前後のタイミ
ングにおける重み係数を0とするのは、オーバ・サンプ
リングにより、同一のマルチパスに重み付けして合成す
ることを防ぐためである。kはオーバ・サンプリング数
をsとすると例えばk=s/2となる。
【0067】このようにしてマルチパスに対する重み係
数の決定を繰り返し、全てのマルチパスに対して重み付
けをしてRAKE合成を行う。
【0068】(重み係数の決定)図7を用いて、重み係
数決定の例を説明する。ここでは、実施形態1,実施形
態2のように、重み係数制御に制約を設けない場合につ
いて示している。
【0069】図7のグラフに示すように、L個のタイミ
ングにおける重み係数が算出されたとする。このとき、
オーバ・サンプリング数s=4、既に重み係数を決定さ
れたマルチパスに対して重み係数を0とするタイミング
の数k=s/2=2とする。
【0070】図7中のp点におけるタイミングがマルチ
パスのタイミングとして検出されたとする。このとき、
次に重み係数の大きなタイミングはp+1であるが、こ
の点はp点に対して±kの範囲にあるp−2,p−1,
p+1,p+2の4点における重み係数は全て0とな
る。すると、次のp+4点が次のマルチパスのタイミン
グとして検出され、±k点にあるp+3,p+5,p+
6点における重み係数が新たに0となる。このようにし
て、検出されたマルチパスの前後のタイミングにおける
重み係数を0としてRAKE合成しないようにする。
【0071】(実施形態1を用いた受信装置の構成)図
8に本発明の実施形態1(図1参照)を用いた受信部構
成の実施例を示す。
【0072】図8において、受信した拡散変調信号は低
雑音増幅器103で増幅された後、IF周波数に周波数
変換される。そしてAGC増幅器107によってフェー
ジングに起因する振幅変動を補償され、直交検波され
る。直交検波器109の出力ベースバンド信号はA/D
変換器112,113でディジタル信号に変換されるデ
ィジタル値に変換された信号はタップ数pgマッチト・
フィルタ131により逆拡散される。sをチップ当りの
オーバ・サンプリング数とするとL(=pg×s)個の
タイミングにおける逆拡散信号が出力される。L個のタ
イミングにおけるそれぞれの逆拡散された信号は、重み
係数制御部205の出力のそれぞれのタイミングに対す
る重み係数と乗算される。L個のタイミングにおけるそ
れぞれの重み付けされたマッチト・フィルタ131の出
力は復調されて、加算器118でRAKE合成される。
RAKE合成された信号はデインタリーブ回路122に
より誤りをランダム化されビタビ復号器123により復
号され、データ再生部124において受信データが再生
される。また、RAKE合成された信号はデータ判定部
203によりデータ判定される。誤差信号生成部204
ではRAKE合成された信号と判定データとの差を算出
し誤差信号(MSE)を生成する。
【0073】重み係数制御部205では誤差信号とマッ
チト・フィルタ131からのL個のタイミングにおける
逆拡散信号を用いて、誤差信号が最小となるような制御
(MMSE)により、L個のタイミングに対する重み係
数を決定する。さらに、L個の重み係数における最も大
きな重み係数のタイミングを検出し、検出されたタイミ
ングに対して±k(kは自然数)個のタイミングに対す
る重み係数は0として次に大きな重み係数のタイミング
を順次検出し全てのタイミングにおける重み係数を決定
する。 決定された重み係数が重み係数制御部205の
出力となる。
【0074】図8に示したRAKE受信機では、マッチ
ト・フィルタを用いて逆拡散された全てのタイミングに
おける信号に対してMMSE制御された重み係数により
重み付けをした後RAKE合成する。そのため、遅延プ
ロファイルの変動によりマルチパス数が変化した場合で
も、有効なパスを効果的に合成することができる。
【0075】(実施形態2を用いた受信装置の構成)図
9に、本発明の実施形態2(図2参照)を用いた受信部
構成の実施例を示す。
【0076】受信した拡散変調信号は低雑音増幅器10
3で増幅された後、IF周波数に周波数変換される。そ
して、AGC増幅器107によってフェージングに起因
する振幅変動を補償され、直交検波される。直交検波器
109の出力ベースバンド信号はA/D変換器112,
113でディジタル信号に変換される。ディジタル値に
変換された信号はタップ数pgマッチト・フィルタ13
1により逆拡散される。sをチップ当りのオーバ・サン
プリング数とするとL(=pg×s)個のタイミングに
おける逆拡散信号が出力される。L個のタイミングにお
けるそれぞれの逆拡散された信号に対してパイロット・
シンボルを用いた絶対同期検波復調が行われる。L個の
タイミングにおける復調された出力の信号は重み係数制
御部205の出力のそれぞれのタイミングに対する重み
係数と乗算される。 L個のタイミングにおけるそれぞ
れの重み付けされ、復調された出力は加算器118によ
り合成される(RAKE合成)。RAKE合成された信
号はデインターリーブ回路122により誤りをランダム
化され、ビタビ復号器123により復号され、データ再
生部124において受信データが再生される。
【0077】また、RAKE合成された信号はデータ判
定部203によりデータ判定される。誤差信号生成部2
04ではRAKE合成された信号と判定データとの差を
算出し誤差信号(MSE)を生成する。重み係数制御部
205では誤差信号とマッチト・フィルタ131からの
L個のタイミングにおける逆拡散信号を用いて、誤差信
号が最小となるような制御(MMSE)により、L個の
タイミングに対する重み係数を決定する。さらに、L個
の重み係数における最も大きな重み係数のタイミングを
検出し、検出されたタイミングに対して±k(kは自然
数)個のタイミングに対する重み係数は0として次に大
きな重み係数のタイミングを順次検出し全てのタイミン
グにおける重み係数を決定する。決定された重み係数が
重み係数制御部205の出力となる。
【0078】図9に示したRAKE受信機では、図8で
示した受信機と同様に、マッチト・フィルタを用いて逆
拡散された全てのタイミングにおける信号に対してMM
SE制御された重み係数により重み付けをした後RAK
E合成する。そのため、遅延プロファイルの変動により
マルチパス数が変化した場合でも、有効なパスを効果的
に合成することができる。
【0079】(実施形態1および3を用いた受信装置の
構成)図10に本発明の実施形態1および実施形態3を
用いた受信部構成の実施例を示す。
【0080】図10において、受信した拡散変調信号は
低雑音増幅器103で増幅された後、IF周波数に周波
数変換される。そしてAGC増幅器107によってフェ
ージングに起因する振動変動を補償され、直交検波され
る。直交検波器109の出力ベースバンド信号はA/D
変換器112,113でディジタル信号に変換される。
ディジタル値に変換された信号はタップ数pgマッチト
・フィルタ131により逆変換される。sをチップ当り
のオーバ・サンプリング数とするとL(=pg×s)個
のタイミングにおける逆拡散信号が出力される。
【0081】平均受信電力測定部134においてL個の
タイミングにおけるそれぞれの平均信号電力が測定さ
れ、最小電力検出部141では、L個のタイミングにお
ける最小信号電力が検出される。しきい値制御部A14
4では検出された最小信号電力を用いてしきい値Aを求
める。ここで、しきい値Aは雑音や干渉成分のみの信号
を合成することを防ぐためのしきい値である。
【0082】パス選択タイミング検出部146では、L
個のタイミングにおける平均信号電力としきい値Aとを
比較し、平均受信電力がしきい値A以上となるX個のタ
イミングを検出する。検出されたX個のタイミングにお
けるマッチト・フィルタ131の出力が合成パス選択部
133で選択され、選択されたX個のマッチト・フィル
タ131の出力は重み係数制御部205の出力のそれぞ
れのタイミングに対する重み係数と乗算される。選択さ
れ、重み係数と乗算されたマッチト・フィルタ131の
出力は、パイロット・シンボルを用いた絶対同期検波復
調が行われ、加算器118より合成される(RAKE合
成)。RAKE合成された信号はデインターリーブ回路
122により誤りをランダム化されビタビ復号器123
により復号され、データ再生部124において受信デー
タが再生される。また、RAKE合成された信号はデー
タ判定部203によりデータ判定される。
【0083】誤差信号生成部204では、RAKE合成
された信号と判定データとの差を算出し誤差信号(MS
E)を生成する。重み係数制御部205では、誤差信号
とパス選択タイミング検出部146において、検出され
たX個のタイミングにおけるマッチト・フィルタ131
からの逆拡散信号を用いてMMSE制御を行うことによ
り、検出されたタイミングに対する重み係数を決定す
る。さらに、X個の重み係数における最も大きな重み係
数のタイミングを検出し、検出されたタイミングに対し
て±k(kは自然数)個のタイミングに対する重み係数
は0として次に大きな重み係数のタイミングを順次検出
し全てのタイミングにおける重み係数を決定する。決定
された重み係数が重み係数制御部205の出力となる。
【0084】図10に示したRAKE受信機では、マッ
チト・フィルタを用いて逆拡散された信号に対して、M
MSE制御された重み係数により重み付けをした後RA
KE合成する。そのため、遅延プロファイルの変動によ
りマルチパス数が変化した場合でも、有効なパスを効果
的に合成することができる。
【0085】また、全てのタイミングにおける逆拡散信
号の平均受信電力を測定し、測定結果からしきい値を設
定し、しきい値以上の信号をRAKE合成することによ
り、雑音や干渉による影響をより低減することが可能と
なる。
【0086】(実施形態2および3を用いた受信装置の
構成)図11に、本発明の実施形態2および3を用いた
受信部構成の実施例を示す。
【0087】受信した拡散変調信号は低雑音増幅器10
3で増幅された後、IF周波数に周波数変換される。そ
してAGC増幅器107によってフェージングに起因す
る振動変動を補償され、直交検波される。直交検波器1
09の出力ベースバンド信号はA/D変換器112,1
13でディジタル信号に変換される。ディジタル値に変
換された信号はタップ数pgマッチト・フィルタ131
により逆変換される。sをチップ当りのオーバ・サンプ
リング数とするとL(=pg×s)個のタイミングにお
ける逆拡散信号が出力される。
【0088】平均受信電力測定部134においてL個の
タイミングにおけるそれぞれの平均信号電力が測定さ
れ、最小電力検出部141では、L個のタイミングにお
ける最小信号電力が検出される。しきい値制御部A14
4では検出された最小信号電力を用いてしきい値Aを求
める。ここで、しきい値Aは雑音や干渉成分のみの信号
を合成することを防ぐためのしきい値である。パス選択
タイミング検出部146では、L個のタイミングにおけ
る平均信号電力としきい値Aとを比較し、平均受信電力
がしきい値A以上となるX個のタイミングを検出する。
検出されたX個のタイミングにおけるマッチト・フィル
タ131の出力が合成パス選択部133で選択され、選
択されたマッチト・フィルタ131の出力はパイロット
・シンボルを用いた絶対同期検波復調が行われ、復調さ
れた後、重み係数制御部205の出力のそれぞれのタイ
ミングに対する重み係数と乗算される。
【0089】選択され、復調され、重み付けされたマッ
チト・フィルタ131の出力は、加算器118より合成
される(RAKE合成)。RAKE合成された信号は、
デインターリーブ回路122により誤りをランダム化さ
れ、ビタビ復号器123により復号され、データ再生部
124において受信データが再生される。また、RAK
E合成された信号はデータ判定部203によりデータ判
定される。誤差信号生成部204ではRAKE合成され
た信号と判定データとの差を算出し誤差信号(MSE)
を生成する。
【0090】重み係数制御部205では、誤差信号とパ
ス選択タイミング検出部146において検出されたX個
のタイミングにおけるマッチト・フィルタ131からの
逆拡散信号を用いてMMSE制御を行うことにより、検
出されたタイミングに対する重み係数を決定する。さら
に、X個の重み係数における最も大きな重み係数のタイ
ミングを検出し、検出されたタイミングに対して±k
(kは自然数)個のタイミングに対する重み係数は0と
して次に大きな重み係数のタイミングを順次検出し全て
のタイミングにおける重み係数を決定する。決定された
重み係数が重み係数制御部205の出力となる。
【0091】図11に示したRAKE受信機では、図1
0に示したRAKE受信機と同様に、マッチト・フィル
タを用いて逆拡散された信号に対して、MMSE制御さ
れた重み係数により重み付けをした後RAKE合成す
る。そのため、遅延プロファイルの変動によりマルチパ
ス数が変化した場合でも、有効なパスを効果的に合成す
ることができる。また、全てのタイミングにおける逆拡
散信号の平均受信電力を測定し、測定結果からしきい値
を設定して、しきい値以上の信号をRAKE合成するこ
とにより、雑音や干渉による影響をより低減することが
可能となる。
【0092】(実施形態1および4を用いた受信装置の
構成)図12に、本発明の実施形態1および実施形態4
を用いた受信部構成の実施例を示す。
【0093】図12において、受信した拡散変調信号は
低雑音増幅器103で増幅された後、IF周波数に周波
数変換される。そしてAGC増幅器107によってフェ
ージングに起因する振動変動を補償され、直交検波され
る。直交検波器109の出力ベースバンド信号はA/D
変換器112,113でディジタル信号に変換される。
ディジタル値に変換された信号は、タップ数pgのマッ
チト・フィルタ131により逆変換される。sをチップ
当りのオーバ・サンプリング数とするとL(=pg×
s)個のタイミングにおける逆拡散信号が出力される。
L個のタイミングにおけるマッチト・フィルタ131の
出力は、重み係数制御部205の出力のそれぞれのタイ
ミングに対する重み係数と乗算される。重み係数と乗算
されたマッチト・フィルタ131の出力に対して、パイ
ロット・シンボルを用いた絶対同期検波復調が行われ、
加算器118より合成される(RAKE合成)。RAK
E合成された信号は、デインターリーブ回路122によ
り誤りをランダム化されビタビ復号器123により復号
され、データ再生部124において受信データが再生さ
れる。
【0094】また、RAKE合成された信号はデータ判
定部203によりデータ判定される。誤差信号生成部2
04では、RAKE合成された信号と判定データとの差
を算出し、誤差信号(MSE)を生成する。重み係数制
御部205では、誤差信号とL個のタイミングにおける
マッチト・フィルタ131からの逆散信号を用いて、M
MSE制御によりL個のタイミングに対する重み係数を
決定する。さらに、L個の重み係数における最も大きな
重み係数のタイミングを検出し、検出されたタイミング
に対して±k(kは自然数)個のタイミングに対する重
み係数は0として、次に大きな重み係数のタイミングを
順次検出し、全てのタイミングにおける重み係数を決定
する。決定された重み係数が重み係数制御部205の出
力となる。
【0095】MMSE制御を開始する際の重み係数の初
期値は、次のように決定する。まず、平均受信電力測定
部134においてL個のタイミングにおけるそれぞれの
平均信号電力が測定され、最小電力検出部141および
最大電力検出部142では、L個のタイミングにおける
最小信号電力および最大信号電力が検出される。しきい
値制御部A144では検出された最小信号電力を用いて
しきい値Aを求める。また、しきい値制御部B145で
は検出された最大信号電力を用いてしきい値Bを求め
る。ここで、しきい値Aは雑音や干渉成分のみの信号を
合成することを防ぐためのしきい値であり、しきい値B
は十分な信号電力を有する信号を選択するためのしきい
値である。有効パス・タイミング検出部222では、L
個のタイミングにおける平均信号電力としきい値を比較
し、平均受信電力がしきい値A以上かつしきい値B以上
となるY個のタイミングを検出する。初期重み係数設定
部224では、有効パス・タイミング検出部222で検
出されたY個のタイミングにおける重み係数の初期値を
1とし、それ以外のL−Y個のタイミングにおける重み
係数の初期値を0と決定する。
【0096】図12に示したRAKE受信機では、マッ
チト・フィルタを用いて逆拡散された全てのタイミング
における信号に対してMMSE制御された重み係数によ
り重み付けをした後RAKE合成する。そのため、遅延
プロファイルの変動によりマルチパス数が変化した場合
でも、有効なパスを効果的に合成することができる。
【0097】また、MMSE制御による重み係数の初期
値を決定しているので、MMSEの収束時間を低減でき
る。
【0098】(実施形態2および4を用いた受信装置の
構成)図13に本発明の実施形態2および実施形態4を
用いた受信部構成の実施例を示す。
【0099】図13において、受信した拡散変調信号は
低雑音増幅器103で増幅された後、IF周波数に周波
数変換される。そして、AGC増幅器107によってフ
ェージングに起因する振動変動を補償され、直交検波さ
れる。直交検波器109の出力ベースバンド信号は、A
/D変換器112,113でディジタル信号に変換され
る。ディジタル値に変換された信号はタップ数pgマッ
チト・フィルタ131により逆変換される。sをチップ
当りのオーバ・サンプリング数とするとL(=pg×
s)個のタイミングにおける逆拡散信号が出力される。
L個のマッチト・フィルタ131の出力は復調部で復調
された後、重み係数制御部205の出力のそれぞれのタ
イミングに対する重み係数と乗算される。重み付けされ
た重み係数制御部205の出力は復調部でパイロット・
シンボルを用いた絶対同期検波復調が行われ、加算器1
18より合成される(RAKE合成)。RAKE合成さ
れた信号はデインターリーブ回路122により誤りをラ
ンダム化されビタビ復号器123により復号され、デー
タ再生部124において受信データが再生される。ま
た、RAKE合成された信号はデータ判定部203によ
りデータ判定される。誤差信号生成部204ではRAK
E合成された信号と判定データとの差を算出し誤差信号
(MSE)を生成する。重み係数制御部205では誤差
信号とL個のタイミングにおけるマッチト・フィルタ1
31からの逆拡散信号を用いてMMSE制御によりL個
のタイミングに対する重み係数を決定する。
【0100】さらに、L個の重み係数における最も大き
な重み係数のタイミングを検出し、検出されたタイミン
グに対して±k(kは自然数)個のタイミングに対する
重み係数は0として次に大きな重み係数のタイミングを
順次検出し全てのタイミングにおける重み係数を決定す
る。
【0101】決定された重み係数が重み係数制御部20
5の出力となる。MMSE制御を開始する際の重み係数
の初期値は、次のように決定する。まず、平均受信電力
測定部においてL個のタイミングにおけるそれぞれの平
均信号電力が測定され、最小電力検出部および最大電力
検出部では、L個のタイミングにおける最小信号電力お
よび最大信号電力が検出される。しきい値制御部Aでは
検出された最小信号電力を用いてしきい値Aを求める。
また、しきい値制御部Bでは検出された最大信号電力を
用いてしきい値Bを求める。ここで、しきい値Aは雑音
や干渉成分のみの信号を合成することを防ぐためのしき
い値で、しきい値Bは十分な信号電力を有する信号を選
択するためのしきい値である。有効パス・タイミング検
出部では、L個のタイミングにおける平均信号電力とし
きい値を比較し、平均受信電力がしきい値A以上かつし
きい値B以上となるY個のタイミングを検出する。
【0102】初期重み係数設定部では有効パス・タイミ
ング検出部で検出されたY個のタイミングにおける重み
係数の初期値を1とし、それ以外のL−Y個のタイミン
グにおける重み係数の初期値を0と決定する。
【0103】図13に示したRAKE受信機では、図1
2に示したRAKE受信機と同様に、マッチト・フィル
タを用いて逆拡散された全てのタイミングにおける信号
に対してMMSE制御された重み係数により重み付けを
した後RAKE合成する。そのため、遅延プロファイル
の変動によりマルチパス数が変化した場合でも、有効な
パスを効果的に合成することができる。
【0104】また、MMSE制御による重み係数の初期
値を決定しているので、MMSEの収束時間を低減でき
る。
【0105】(実施形態1および5を用いた受信装置の
構成)図14に実施形態1および5を用いた受信部構成
の実施例を示す。
【0106】図14において、受信した拡散変調信号は
低雑音増幅器103で増幅された後、IF周波数に周波
数変換される。そして、AGC増幅器107によってフ
ェージングに起因する振動変動を補償され、直交検波さ
れる。直交検波器109の出力ベースバンド信号はA/
D変換器112,113でディジタル信号に変換され
る。ディジタル値に変換された信号は、タップ数pgマ
ッチト・フィルタ131により逆変換される。sをチッ
プ当りのオーバ・サンプリング数とするとL(=pg×
s)個のタイミングにおける逆拡散信号が出力される。
【0107】平均受信電力測定部134においてL個の
タイミングにおけるそれぞれの平均信号電力が測定さ
れ、最小電力検出部141では、L個のタイミングにお
ける最小信号電力が検出される。しきい値制御部A14
4では検出された最小信号電力を用いてしきい値Aを求
める。ここで、しきい値Aは雑音や干渉成分のみの信号
を合成することを防ぐためのしきい値である。パス選択
タイミング検出部146では、L個のタイミングにおけ
る平均信号電力としきい値Aとを比較し、平均受信電力
がしきい値A以上となるX個のタイミングを検出する。
検出されたX個のタイミングにおけるマッチト・フィル
タ131の出力は、重み係数制御部205の出力のそれ
ぞれのタイミングに対する重み係数と乗算される。選択
されたマッチト・フィルタ131の出力は、パイロット
・シンボルを用いた絶対同期検波復調が行われ、加算器
118より合成される(RAKE合成)。RAKE合成
された信号はデインターリーブ回路122により誤りを
ランダム化されビタビ復号器123により復号され、デ
ータ再生部124において受信データが再生される。
【0108】また、RAKE合成された信号はデータ判
定部203によりデータ判定される。誤差信号生成部2
04ではRAKE合成された信号と判定データとの差を
算出し誤差信号(MSE)を生成する。重み係数制御部
205では、誤差信号とX個のタイミングにおけるマッ
チト・フィルタ131からの逆拡散信号を用いてMMS
E制御によりX個のタイミングに対する重み係数を決定
する。さらに、X個の重み係数における最も大きな重み
係数のタイミングを検出し、検出されたタイミングに対
して±k(kは自然数)個のタイミングに対する重み係
数は0として、次に大きな重み係数のタイミングを順次
検出し、全てのタイミングにおける重み係数を決定す
る。決定された重み係数が重み係数制御部205の出力
となる。MMSE制御を開始する際の重み係数の初期値
は、次のように決定する。まず、平均受信電力測定部に
おいてL個のタイミングにおけるそれぞれの平均信号電
力が測定され、最小電力検出部および最大電力検出部で
は、L個のタイミングにおける最小信号電力および最大
信号電力が検出される。しきい値制御部A144では検
出された最小信号電力を用いてしきい値Aを求める。ま
た、しきい値制御部B145では検出された最大信号電
力を用いてしきい値Bを求める。ここで、しきい値Aは
雑音や干渉成分のみの信号を合成することを防ぐための
しきい値であり、しきい値Bは十分な信号電力を有する
信号を選択するためのしきい値である。
【0109】有効パス・タイミング検出部222では、
L個のタイミングにおける平均信号電力としきい値を比
較し、平均受信電力がしきい値A以上かつしきい値B以
上となるY個のタイミングを検出する。初期重み係数設
定部224では有効パス・タイミング検出部222で検
出されたY個のタイミングにおける重み係数の初期値を
1とし、それ以外のL−Y個のタイミングにおける重み
係数の初期値を0と決定する。
【0110】図14に示された受信装置においては、マ
ッチト・フィルタを用いて逆拡散された信号に対して、
MMSE制御された重み係数により重み付けをした後R
AKE合成する。そのため、遅延プロファイルの変動に
よりマルチパス数が変化した場合でも、有効なパスを効
果的に合成することができる。
【0111】また、全てのタイミングにおける逆拡散信
号の平均受信電力を測定し、測定結果からしきい値を設
定し、しきい値以上の信号をRAKE合成することによ
り、雑音や干渉による影響をより低減することができ
る。
【0112】その上、MMSE制御による重み係数の初
期値を決定しているので、MMSEの収束時間を低減で
きる。
【0113】(実施形態2および5を用いた受信装置の
構成)図15に、本発明の実施形態2および5を用いた
受信部構成の実施例を示す。
【0114】図15において、受信した拡散変調信号は
低雑音増幅器103で増幅された後、IF周波数に周波
数変換される。そしてAGC増幅器107によってフェ
ージングに起因する振動変動を補償され、直交検波され
る。直交検波器109の出力ベースバンド信号はA/D
変換器112,113でディジタル信号に変換される。
ディジタル値に変換された信号はタップ数pgマッチト
・フィルタ131により逆変換される。sをチップ当り
のオーバ・サンプリング数とするとL(=pg×s)個
のタイミングにおける逆拡散信号が出力される。
【0115】平均受信電力測定部134においてL個の
タイミングにおけるそれぞれの平均信号電力が測定さ
れ、最小電力検出部141では、L個のタイミングにお
ける最小信号電力が検出される。しきい値制御部A14
4では検出された最小信号電力を用いてしきい値Aを求
める。ここで、しきい値Aは雑音や干渉成分のみの信号
を合成することを防ぐためのしきい値である。
【0116】パス選択タイミング検出部では、L個のタ
イミングにおける平均信号電力としきい値Aとを比較
し、平均受信電力がしきい値A以上となるX個のタイミ
ングを検出する。検出されたX個のタイミングにおける
マッチト・フィルタ131の出力が合成パス選択部で選
択され、選択されたマッチト・フィルタ131の出力は
復調部で復調された後、重み係数制御部205の出力の
それぞれのタイミングに対する重み係数と乗算される。
重み付けされた重み係数制御部205の出力は復調部で
パイロット・シンボルを用いた絶対同期検波復調が行わ
れ、加算器118より合成される(RAKE合成)。R
AKE合成された信号はデインターリーブ回路122に
より誤りをランダム化されビタビ復号器123により復
号され、データ再生部124において受信データが再生
される。
【0117】また、RAKE合成された信号はデータ判
定部203によりデータ判定される。誤差信号生成部2
04ではRAKE合成された信号と判定データとの差を
算出し誤差信号(MSE)を生成する。重み係数制御部
205では誤差信号とX個のタイミングにおけるマッチ
ト・フィルタ131からの逆拡散信号を用いてMMSE
制御によりX個のタイミングに対する重み係数を決定す
る。さらに、X個の重み係数における最も大きな重み係
数のタイミングを検出し、検出されたタイミングに対し
て±k(kは自然数)個のタイミングに対する重み係数
は0として次に大きな重み係数のタイミングを順次検出
し全てのタイミングにおける重み係数を決定する。決定
された重み係数が重み係数制御部205の出力となる。
【0118】MMSE制御を開始する際の重み係数の初
期値は、次のように決定する。まず、平均受信電力測定
部134においてL個のタイミングにおけるそれぞれの
平均信号電力が測定され、最小電力検出部141および
最大電力検出部142では、L個のタイミングにおける
最小信号電力および最大信号電力が検出される。しきい
値制御部A144では検出された最小信号電力を用いて
しきい値Aを求める。また、しきい値制御部B145で
は検出された最大信号電力を用いてしきい値Bを求め
る。ここで、しきい値Aは雑音や干渉成分のみの信号を
合成することを防ぐためのしきい値で、しきい値Bは十
分な信号電力を有する信号を選択するためのしきい値で
ある。有効パス・タイミング検出部222では、L個の
タイミングにおける平均信号電力としきい値Aとを比較
し、平均受信電力がしきい値A以上かつしきい値B以上
となるY個のタイミングを検出する。初期重み係数設定
部224では有効パス・タイミング検出部で検出された
Y個のタイミングにおける重み係数の初期値を1とし、
それ以外のL−Y個のタイミングにおける重み係数の初
期値を0と決定する。
【0119】図15に示された受信装置においては、図
14に示された受信装置と同様に、マッチト・フィルタ
を用いて逆拡散された信号に対して、MMSE制御され
た重み係数により重み付けをした後RAKE合成する。
そのため、遅延プロファイルの変動によりマルチパス数
が変化した場合でも、有効なパスを効果的に合成するこ
とができる。
【0120】また、全てのタイミングにおける逆拡散信
号の平均受信電力を測定し、測定結果からしきい値を設
定し、しきい値以上の信号をRAKE合成することによ
り、雑音や干渉による影響をより低減することができ
る。
【0121】その上、MMSE制御による重み係数の初
期値を決定しているので、MMSEの収束時間を低減で
きる。
【0122】なお、上述の受信装置の構成は例示であ
り、いろいろな実施形態の組合せ等がある。
【0123】
【発明の効果】以上、本発明のRAKE受信機では、マ
ッチト・フィルタを用いて逆拡散された全てのタイミン
グにおける信号に対してMMSE制御された重み係数に
より重み付けをした後RAKE合成する。そのため、遅
延プロファイルの変動によりマルチパス数が変化した場
合でも、有効なパスを効果的に合成することができる。
【0124】また、全てのタイミングにおける逆拡散信
号の平均受信電力を測定し、その最小値からしきい値を
決定し、しきい値以上の逆拡散信号のみをRAKE合成
の候補としている。このため、雑音や干渉成分のみの信
号を合成することによる影響を低減することができる。
【0125】そして、全てのタイミングにおける平均受
信電力の最小値および最大値からしきい値を決定し、受
信電力が2つのしきい値以上のタイミングに対する重み
係数の初期値を1としている。そのため、MMSEの収
束時間を短縮することができる。
【0126】これらの構成は、特にチップレートが高速
な、すなわち広帯域DS−CDMAに対してRAKEに
よる時間ダイバーシチ効果による受信品質の特性改善を
実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】本発明の実施形態2の構成を示すブロック図で
ある。
【図3】本発明の実施形態3の構成を示すブロック図で
ある。
【図4】本発明の実施形態4の構成を示すブロック図で
ある。
【図5】本発明の実施形態5の構成を示すブロック図で
ある。
【図6】本発明の重み係数制御の例を示す図である。
【図7】本発明の他の重み係数制御の例を示す図であ
る。
【図8】本発明の実施形態1を用いたDS−CDMA受
信機の構成を示すブロック図である。
【図9】本発明の実施形態2を用いたDS−CDMA受
信機の構成を示すブロック図である。
【図10】本発明の実施形態1および3を用いたDS−
CDMA受信機の構成を示すブロック図である。
【図11】本発明の実施形態2および3を用いたDS−
CDMA受信機の構成を示すブロック図である。
【図12】本発明の実施形態1および4を用いたDS−
CDMA受信機の構成を示すブロック図である。
【図13】本発明の実施形態2および4を用いたDS−
CDMA受信機の構成を示すブロック図である。
【図14】本発明の実施形態1および5を用いたDS−
CDMA受信機の構成を示すブロック図である。
【図15】本発明の実施形態2および5用いたDS−C
DMA受信機の構成を示すブロック図である。
【図16】従来のスライディング相関器を用いたDS−
CDMA受信機の構成を示すブロック図である。
【図17】従来のマッチト・フィルタを用いたDS−C
DMA受信機の構成を示すブロック図である。
【図18】従来のマッチト・フィルタを用いたDS−C
DMA受信機の構成を示すブロック図である。
【図19】フレーム構成の例を示す図である。
【符号の説明】 101 アンテナ 102,106 バンドバス・フィルタ 103 低雑音増幅器 104 混合器 105 発振器 107 自動利得制御増幅器(AGC増幅器) 108 包絡線検波器 109 直交検波器 110,111 ローパス・フィルタ 112,113 A/D変換器 116 チャネル推定部 117 乗算器 118 加算器(RAKE合成器) 122 デインタリーブ回路 123 ビタビ復号器 124 データ再生部 131 マッチト・フィルタ 132 拡散符号レプリカ生成部 133 合成パス選択部 134 平均信号電力測定部 141 最小電力検出部 142 最大電力検出部 144 しきい値制御部A 145 しきい値制御部B 201 乗算器 202 復調部 203 データ判定部 204 誤差信号生成部 205 重み係数制御部 210 重み係数乗算および復調部 222 有効パス・タイミング検出部 224 初期重み係数制御部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報データを拡散符号で広帯域の信号に
    拡散して多元接続伝送を行う直接拡散CDMA伝送方式
    におけるRAKE受信機において、 拡散符号レプリカを生成する拡散符号レプリカ生成部
    と、 前記拡散符号レプリカ生成部出力を用いて受信拡散変調
    信号を逆拡散する複数のタップを有するマッチト・フィ
    ルタと、 前記マッチト・フィルタ出力それぞれの逆拡散された信
    号と誤差信号生成部の出力を用いて前記マッチト・フィ
    ルタ出力に対応する重み係数を、前記誤差信号生成部出
    力が最小となるように制御する重み係数制御部と、 前記マッチト・フィルタ出力それぞれの逆拡散された信
    号と前記重み制御部出力の対応する重み係数を乗算する
    乗算器と、 前記乗算器出力それぞれの信号を復調する復調部と、 前記復調部出力の信号を合成する加算器と、 前記加算器出力に対するデータ判定を行うデータ判定部
    と、 前記加算器出力と前記データ判定部出力との差を算出し
    て誤差信号を生成する誤差信号生成部とを備えることを
    特徴とするRAKE受信機。
  2. 【請求項2】 情報データを拡散符号で広帯域の信号に
    拡散して多元接続伝送を行う直接拡散CDMA伝送方式
    におけるRAKE受信機において、 拡散符号レプリカを生成する拡散符号レプリカ生成部
    と、 前記拡散符号レプリカ生成部出力を用いて受信拡散変調
    信号を逆拡散する複数タップを有するマッチト・フィル
    タと、 前記マッチト・フィルタ出力のそれぞれの逆拡散された
    信号を復調する復調部と、 前記復調部出力のそれぞれに対応する重み係数を前記誤
    差信号生成部出力が最小となるように制御する重み係数
    制御部と、 前記復調部出力のそれぞれの復調された信号と前記重み
    制御部出力のそれぞれに対応する重み係数を乗算する乗
    算器と、 前記乗算器出力を合成する加算器と、 前記加算器出力に対するデータ判定を行うデータ判定部
    と、 前記加算器出力と前記データ判定部出力との差を算出し
    て誤差信号を生成する誤差信号生成部とを備えることを
    特徴とするRAKE受信機。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載のRAKE
    受信機において、 前記マッチト・フィルタ出力それぞれの平均受信信号電
    力を測定する信号電力測定部と、 前記平均信号電力測定部出力から最小信号電力を検出す
    る最小電力検出部と、 前記最小電力検出部出力から加算器において合成する信
    号を選択するためのしきい値Aを求めて出力するしきい
    値制御部Aと、 前記平均信号電力測定部出力としきい値制御部出力を比
    較し、受信電力がしきい値A以上となる信号を検出する
    パス選択検出部と、 前記パス選択検出部で検出した信号に対応する信号を、
    前記マッチト・フィルタ出力の逆拡散の信号から選択す
    る合成パス選択部とを備えることを特徴とするRAKE
    受信機。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のRAKE受信機におい
    て、重み係数制御部において重み係数を決定する際に、
    前記パス選択タイミング検出部で検出された信号に対応
    する重み係数のみを制御することを特徴とするRAKE
    受信機。
  5. 【請求項5】 請求項1または請求項2記載のRAKE
    受信機において、 前記マッチト・フィルタ出力それぞれの平均受信信号電
    力を測定する信号電力測定部と、 前記平均信号電力測定部出力から最小信号電力を検出す
    る最小電力検出部と、 前記平均信号電力測定部出力から最大信号電力を検出す
    る最大電力検出部と、 前記最小電力検出部出力から重み制御部の初期値を設定
    するためのしきい値Aを求めて出力するしきい値制御部
    Aと、 前記最大電力検出部出力から重み制御部の初期値を設定
    するためのしきい値Bを求めて出力するしきい値制御部
    Bと、 前記平均信号電力測定部出力と前記しきい値制御部Aの
    出力および前記しきい値制御部Bの出力を比較し、信号
    電力がしきい値A以上かつしきい値B以上となる信号を
    検出する有効パス検出部と、 前記有効パス検出部出力で検出した信号に対応する重み
    係数の初期値をα(1≧α>0)とし、他の信号に対応
    する重み係数の初期値を0とする初期重み係数設定部と
    を備えることを特徴とするRAKE受信機。
  6. 【請求項6】 請求項3または請求項4記載のRAKE
    受信機において、 前記平均信号電力測定部出力から最大信号電力を検出す
    る最大電力検出部と、 前記最大電力検出部出力から重み制御部の初期値を設定
    するためのしきい値Bを求めて出力するしきい値制御部
    Bと、 前記平均信号電力測定部出力と前記しきい値制御部Aの
    出力および前記しきい値制御部Bの出力とを比較し、信
    号電力がしきい値A以上かつしきい値B以上となる信号
    を検出する有効パス検出部と、前記有効パス検出部出力
    で検出した信号に対応した重み係数の初期値をα(1≧
    α>0)とし、他の信号に対応する重み係数の初期値を
    0とする初期重み係数設定部とを備えることを特徴とす
    るRAKE受信機。
  7. 【請求項7】 請求項5または請求項6記載のRAKE
    受信機において、 重み係数制御部は、重み係数の初期値を設定する際に、
    各信号に対応する重み係数の初期値は前記初期重み係数
    設定部で決定された値を設定することを特徴とするRA
    KE受信機。
  8. 【請求項8】 請求項1から請求項7いずれか記載のR
    AKE受信機において、 前記重み係数制御部は、重み係数を制御する際に、最も
    重み係数の大きい前記マッチト・フィルタからのタイミ
    ングに対して前後±k(kは自然数)個のタイミングに
    おける重み係数を無条件に0として、次に大きな重み係
    数のタイミングを検出し順次重み係数を決定することを
    特徴とするRAKE受信機。
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