JP4769698B2 - 干渉電力推定装置及び干渉電力推定方法 - Google Patents

干渉電力推定装置及び干渉電力推定方法 Download PDF

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Description

本発明は、干渉電力推定装置及び干渉電力推定方法に関する。
W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)方式の次世代版として位置付けられる通信方式として、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)方式が
ある。HSDPAでは、通信速度の高速化を図るために、適応変調方式が利用されている。この適応変調方式では、通信環境に応じて最良の変調方式が自動的に選択される。
このHSDPAのような適応変調方式を用いた通信システムでは、各端末は推定されるSIR(Signal to Interference power Ratio)値に基づいたCQI(受信品質)を最寄りの基地局にそれぞれ送信する。基地局は、この端末から通知された受信品質に応じた送信フォーマットを選択することで、高いスループットを実現する。従って、このような通信システムでは、各端末は、高い精度でSIR推定を行うことが必要となる。
また、W−CDMA方式で利用されるDPCH(Dedicated Physical CHannel)は、各端末に個別に割り当てられ、パイロットシンボル、TPC(Transmit Power Control)ビット等の制御情報及びユーザデータを伝送する。DPCHは、高速の送信電力制御を適用することができる。このDPCHでは、SIR推定の結果に基づき送信電力の増減が決定されるため、SIR推定の精度がシステムで収容可能なトラフィック量に大きく影響を及ぼす。
このようなSIR推定では、受信電力推定及び干渉電力推定が行われ、各推定により出力される受信電力と干渉電力との比からSIR値が求められる。干渉電力推定は、一般的に図7に示すような方法にて行われる。図7は、従来技術による干渉電力の推定方法を示す概念図である。図7には、CPICH(Common Pilot CHannel)の斜線で示されるスロットにおける干渉電力を推定対象とする場合の例が示されている。
この従来の干渉電力推定方法では、推定対象のスロットに配置される各パイロットシンボルについて雑音電力がそれぞれ算出され、それらについて推定対象スロットに関する平均値が算出され、その平均値がその推定対象スロットの干渉電力として出力される。各パイロットシンボルについての雑音電力は、図7の例によれば、各パイロットシンボルを中心とする1スロット時間分のパイロットシンボル(参照信号)の平均値と各パイロットシンボルとの差分を電力化することによりそれぞれ求められる。
図8は、従来の干渉電力推定回路の機能ブロックを示す図である。従来の干渉電力推定回路では、パイロットシンボルデータが入力されると、参照信号算出部221によりそのパイロットシンボルデータを中心とする1スロット時間分の参照信号が抽出され、その参照信号の平均値が取得される。続いて、減算器222により入力された各パイロットシンボルデータと当該参照信号の平均値との差分が求められ、電力化部223によりその差分値が2乗されることにより雑音電力として出力される。
電力化部223から出力される各パイロットシンボルデータについての雑音電力が対象スロットに関しそれぞれ足しあわされ、対象スロット内のシンボル数で除算されることにより、雑音電力の平均値が算出される(平均部224)。このように算出された雑音電力の平均値に補正係数が掛け合わされることにより(乗算器225)、対象スロットの干渉電力値が求められる。
この補正係数とは、参照信号算出部221により算出される参照信号の平均値と理想値との誤差を考慮して掛け合わされる値である。すなわち、この補正係数は、対象となるパイロットシンボルデータがその参照信号の中の1シンボルと等しいため、その参照信号がこの対象となるパイロットシンボルデータに偏ることになり、この偏りを補正するための値である。図7の例では、1スロットが10パイロットシンボルから構成され、この10パイロットシンボルの平均値を利用しているため、この補正係数は9分の10となる。
このような従来の干渉電力推定回路において、パイロットシンボルデータを得るために、CDMA通信方式が利用されている場合にはマルチパス干渉を低減させるRAKE受信が行われる。RAKE受信は、マルチパスによる遅延波が重畳された信号から各遅延波を分離し、同期検波後、合成することにより受信電力を高める技術である。同期検波には、各遅延波の位相を揃えるためにチャネル推定値が利用される。
チャネル推定値は、図9に示すように、対象となるパイロットシンボルと、その対象となるパイロットシンボルを中心とする所定の数のパイロットシンボルの平均(長時間平均(移動平均))により算出される。図9は、従来技術による参照信号(第1参照信号)の出力方法を示す図である。図9には、図7に示す対象スロット内の先頭のパイロットシンボルに関する雑音成分を得るための第1参照信号の出力方法が示されている。図9における第1参照信号は、図7に示される干渉電力を求めるために参照される参照信号を示す。
図9の例では、第1参照信号の各データシンボルを出力するために、各データシンボルを中心とする1スロット時間分の参照信号(以降、第2参照信号と表記する)が用いられる。図10は、従来の参照信号出力回路の機能ブロックを示す図である。
従来の参照信号出力回路では、受信信号が各パスに対応するタイミングにおいてCPICH用の拡散コードでそれぞれ逆拡散されると(CPICH逆拡散部241)、逆拡散された各パスに対応するパイロット信号について同期検波がそれぞれ行われる(同期検波部243)。同期検波部243では、各パスに対応するパイロット信号に、各パスに対応しチャネル推定値算出部242により算出されるチャネル推定値が掛け合わされることにより、各パスに対応するパイロット信号の位相同期が取られる。このように位相同期が取られた各パイロット信号がRAKE合成部244により合成されることにより、パイロットシンボルが出力される。
チャネル推定値算出部242では、各パイロットシンボルの同期検波を行うために、そのパイロットシンボルを中心とする1スロット時間分のパイロットシンボル(第2参照信号)の平均値を用いてチャネル推定値が算出される。
しかしながら、上述の従来の干渉電力推定方法では、高速フェージング環境における信号成分の変動が雑音として扱われるという問題点がある。このような信号成分の変動に起因する雑音増加分については復調能力を劣化する要因とはならない。
従って、精度の高いSIR推定を実施するうえでは、フェージング変動を雑音とみなさず推定可能な干渉電力推定方法を実現する必要がある。
本発明の目的は、精度の高い干渉電力推定を行う干渉電力推定装置を提供することである。
本発明は、上述した課題を解決するために以下の構成を採用する。即ち、本発明における第一の態様は、受信信号に含まれる各パイロットシンボルに対応する各参照シンボルを、1スロット内のパイロットシンボル数よりも少ない数の各パイロットシンボルに時間的に近い位置に配置されたパイロットシンボルで構成される参照信号をシンボル平均化することによりそれぞれ取得する参照シンボル取得手段と、当該各パイロットシンボルと上記参照シンボル取得手段により取得されるそのパイロットシンボルに対応する参照シンボルとの差分をそれぞれ電力化することにより、当該受信信号の干渉電力を推定する推定手段とを備える干渉電力推定装置である。
この第一の態様では、受信信号の干渉電力を推定するにあたり、当該受信信号に含まれる各パイロットシンボルとそのパイロットシンボルに対応するように取得される参照シンボルとの差分が算出される。そして、この各参照シンボルは、対応する各パイロットシンボルに時間的に近い位置に配置される、1スロット内のパイロットシンボル数よりも少ない数のパイロットシンボルから構成される参照信号がシンボル平均化されることによりそれぞれ取得される。
すなわち、第一の態様では、時間的に近い成分のデータが干渉電力推定のために利用される。
これにより、本発明の第一の態様によれば、フェージング変動を雑音成分として扱うことなく適切なデータによる干渉電力推定が可能となる。ひいては、フェージング環境においても精度の高い干渉電力推定及びSIR推定が可能となる。
また、上記参照シンボル取得手段は、当該各パイロットシンボルに対応する各参照シンボルを、そのパイロットシンボルとその前及び後のパイロットシンボルとから構成される参照信号をシンボル平均化することによりそれぞれ取得するようにしてもよい。
また、上記参照シンボル取得手段は、当該各パイロットシンボルに対応する各参照シンボルを、そのパイロットシンボルの隣のパイロットシンボルとするようにしてもよい。
また、このような参照シンボル取得手段により構成される参照信号は、速度推定手段により推定される自装置の移動速度が速い程、当該パイロットシンボルの数が少なくなるように切り替えられるようにしてもよい。
これによれば、干渉電力推定において各パイロットシンボルとの比較に利用される参照信号のタイプが移動速度に応じて決定される。すなわち、移動速度が速い程、より時間的に近いパイロットシンボルデータが参照信号として利用される。
これにより、本発明の第一の態様によれば、自装置の移動速度に応じた適切なデータによる干渉電力推定が可能となる。
更に、本発明の第一の態様に係る干渉電力推定装置は、上記推定手段により推定された干渉電力を所定の補正値により補正する補正手段を備えるようにし、この補正手段が、上記速度推定手段により推定された移動速度に基づいて切り替えられる参照信号の構成に応じて、当該所定の補正値を参照シンボルの対応パイロットシンボルへの偏りが補正されるように決定するようにしてもよい。
これにより、当該参照信号に、対応するパイロットシンボルが含まれ、当該参照信号から取得される参照シンボルデータがその対応するパイロットシンボルに偏った値となって
いる場合においても、その偏りに応じた補正値により推定される干渉電力が補正される。
これにより、自装置の移動速度に応じて参照信号の構成を切り替えたとしても、その都度、精度の高い干渉電力が推定される。
次に、本発明の第二の態様は、受信信号に含まれる各パイロットシンボルと各パイロットシンボルに近い位置に配置された複数のパイロットシンボルのシンボル平均との差分をそれぞれ電力化し、更にスロット平均化することにより、当該受信信号の干渉電力を推定する干渉電力推定装置において、上記電力化の対象となる各パイロットシンボルとそのパイロットシンボルとの差分を求めるのに参照される複数のパイロットシンボルとを、上記干渉電力の推定対象となるスロット内の複数パイロットシンボルのシンボル平均を共通に利用して得られるチャネル推定値によって同期検波する検波手段を備える干渉電力推定装置である。
すなわち、第二の態様における干渉電力推定装置では、干渉電力を推定するスロット単位でチャネル推定値を算出する際に利用されるパイロット信号が共通化される。
これにより、第二の態様によれば、チャネル推定値が干渉電力を求める単位で共通化されることにより、チャネル推定から発生するフェージング変動の影響を抑えることができる。
なお、この第二の態様における検波手段は、上述の第一の態様における干渉電力推定装置に適用するようにしてもよい。本発明は、以上の何れかの干渉電力推定機能を実現するハードウェア回路若しくはプログラムであってもよい。
本発明によれば、精度の高い干渉電力推定を行う干渉電力推定装置を実現することができる。
以下、図面を参照して、本発明の各実施形態における干渉電力推定装置についてそれぞれ説明する。なお、以下に述べる実施形態の構成は例示であり、本発明は以下の実施形態の構成に限定されない。
[第一実施形態]
以下、本発明の第一実施形態における干渉電力推定装置について説明する。
〔装置構成〕
まず、本実施形態における干渉電力推定装置の機能構成について図1を用いて説明する。図1は、第一実施形態における干渉電力推定装置の機能構成を示すブロック図である。第一実施形態における干渉電力推定装置は、速度検出部11、参照信号算出部12、減算部13、電力化部14、平均部15、乗算部16、補正係数決定部17などを有する。これら各機能部は、それぞれの機能を実現するハードウェア回路として構成されていてもよいし、メモリ等に記憶される制御プログラムがCPU(Central Processing Unit)上で
実行されることにより実現されるように構成されてもよい。上記速度検出部11は本発明の速度推定手段に相当し、上記参照信号算出部12は、本発明に係る参照シンボル取得手段に相当し、上記減算部13、電力化部14及び平均部15は本発明の推定手段に相当し、上記乗算部16及び補正係数決定部17は本発明の補正手段に相当する。
速度検出部11は、パイロット信号(パイロットシンボルデータ)を受けると、そのパ
イロット信号に関するフェージング周波数を算出する。速度検出部11は、算出されたフェージング周波数を所定の閾値と比較することにより、速度情報を生成する。所定の閾値については予めメモリ等に調整可能に保持されるようにしてもよい。この生成される速度情報は、受信装置である本実施形態における干渉電力推定装置自身の移動速度を示す情報であり、例えば、以下のように決定される。
速度検出部11は、フェージング周波数が第一の閾値(例えば、200ヘルツ(Hz))より小さい場合には、速度情報を「0(低速)」と決定し、フェージング周波数が第一の閾値以上であり第二の閾値(例えば、300ヘルツ(Hz))より小さい場合には、速度情報を「1(中高速)」と決定し、フェージング周波数が第二の閾値以上である場合には、速度情報を「2(高速)」と決定する。このように決定された速度情報は、参照信号算出部12及び補正係数決定部17へ渡される。
なお、このフェージング周波数の算出方法については、一般的な方法を用いればよいため、ここでは説明を省略する。高速に精度よくフェージング周波数を推定できる方法として国際公開番号WO2004/068749に開示される方法を本実施形態における速度検出部11に適用するようにしてもよい。
参照信号算出部12は、パイロット信号を受けると、減算部13へ送られる各パイロットシンボルに対応する参照信号をそのパイロット信号からそれぞれ取得する。この参照信号は、所定数分(所定時間分)のパイロットシンボルデータである。このとき、参照信号算出部12は、速度検出部11から通知される速度情報により取得すべき参照信号のタイプを認識する。取得される参照信号の元となるパイロットシンボルデータは、以前に入力されメモリ等に保持されていたパイロットシンボルデータも利用される場合がある。また、参照信号の元となるパイロットシンボルデータであり対象のパイロットシンボルよりも後に配置されるデータは、遅延回路等によりそのパイロットシンボルが入力されるのを待つようにしてもよい。取得された参照信号は時間平均され、1パイロットシンボル長を持つ参照シンボルとして取得される。この時間平均された後の参照シンボルデータは減算部13へ送られる。
図2及び3は、第一及び第二の干渉電力推定方法を示す図である。図2に示される第一の方法では、参照信号算出部12により取得される参照信号は、対象となるパイロットシンボルデータとその前後1シンボル分のパイロットシンボルデータとを含む形で取得される。すなわち、対象シンボルを中心とする3シンボル長の参照信号が取得される。一方、図3に示される第二の方法では、参照信号算出部12により取得される参照信号は、対象となるパイロットシンボルの1シンボル分後のパイロットシンボルデータとなる。
参照信号算出部12は、速度検出部11から通知される速度情報によりこれら方法のいずれを採るべきかを認識し、その方法に合致する参照信号を取得する。例えば、参照信号算出部12は、速度情報が「0(低速)」を示す場合には、図7に示すような1スロット時間分の参照信号を取得し、速度情報が「1(中高速)」を示す場合には、図2に示すような3シンボル長の参照信号を取得し、速度情報が「2(高速)」を示す場合には、図3に示すような1シンボル長の参照信号を取得する。
減算部13は、入力される各パイロットシンボルデータと、そのパイロットシンボルデータに対応するように参照信号算出部12から出力される参照シンボルデータとの差分を取る。減算処理されるパイロットシンボルデータとそれに対応する参照シンボルとが同期が取られた状態でこの減算部13へ入力されるように構成してもよい。算出された差分値は、電力化部14に送られる。
電力化部14は、減算部13から渡された差分値を2乗することにより、雑音電力値を得る。得られた雑音電力値は、平均部15に送られる。
平均部15は、電力化部14から送られる各パイロットシンボルに対応する雑音電力値を各パイロットシンボルの配置されるスロット毎に合計し、そのスロット内のパイロットシンボル数で除算することにより、各スロットの雑音電力平均値を求める。このようにして得られた各スロットの雑音電力平均値は、順次、乗算部16に送られる。
補正係数決定部17は、速度検出部11から通知される速度情報により、乗算されるべき補正係数を決定する。この補正係数とは、参照信号算出部12により算出される参照シンボルデータとそれに対応するパイロットシンボルの実際値(理想値)との誤差を考慮して掛け合わされる値である。この参照シンボルデータは、所定の長さの参照信号(受信されたパイロット信号)をシンボル長に平均化した値であるため、対象となるパイロットシンボルに偏った値となる。そこで、その参照シンボルデータの対象パイロットシンボルデータへの偏りを補正するための値としてこの補正係数が利用される。
図2の第一の方法が採られる場合には、3シンボルの参照信号の平均を参照シンボルデータとしているため、この補正係数は2分の3となる。一方、図3の第二の方法が採られる場合には、1シンボルの参照信号を参照シンボルデータとしてため、この補正係数は2分の1となる。
補正係数決定部17は、メモリ等に保持された、速度検出部11から通知される速度情報と補正係数とが対応付けられたテーブルを利用して、補正係数を決定する。例えば、補正係数決定部17は、速度情報が「0(低速)」を示す場合には、補正係数を9分の10と決定し、速度情報が「1(中高速)」を示す場合には、補正係数を2分の3と決定し、速度情報が「2(高速)」を示す場合には、補正係数を2分の1と決定する。
乗算部16は、補正係数決定部17から送られる補正係数を平均部15から送られる各スロットの雑音電力平均値に掛け合わせる。このようにして得られた値がそのスロットの干渉電力値として出力される。
〔第一実施形態の作用及び効果〕
上述のように第一実施形態における干渉電力推定装置では、速度検出部11により、受信されたパイロット信号に関しフェージング周波数が推定され、このフェージング周波数に基づいて自装置の移動速度が推定される
続いて、参照信号算出部12により、この推定された移動速度に応じて、各パイロットシンボルに関する雑音電力を得るために参照される参照信号が取得される。当該移動速度が低速と判断された場合には、1スロット時間長のパイロットシンボルが参照信号として取得される。当該移動速度が中高速と判断された場合には、対象シンボルと参照信号とを時間的に近くするために対象シンボルとその前後のパイロットシンボルとが参照信号として取得される。当該移動速度が高速と判断された場合には、対象シンボルの後のパイロットシンボルが参照信号として取得される。
このような移動速度に応じた参照信号の時間平均により得られた参照シンボルデータと対象となるパイロットシンボルとの差分が算出される。そして、この差分が雑音電力値に変換される。各パイロットシンボルの雑音電力値が取得されると、対象スロットに関し、これらの雑音電力の平均値が取られる。
最終的に、この対象スロットに対する雑音電力の平均値に更に当該移動速度(参照信号のタイプ)に応じて決定される補正係数が掛け合わされることにより、対象スロットの干
渉電力値が出力される。
このように、本実施形態では、干渉電力推定において各パイロットシンボルとの比較に利用される参照信号のタイプが移動速度に応じて決定される。すなわち、移動速度が速い程、より時間的に近いパイロットシンボルデータが参照信号として利用される。
これにより、本実施形態によれば、時間的に遠い信号成分ほど差分が大きくなり雑音が大きくみえるというフェージング変動の特性に基づいて、フェージング変動を雑音成分として扱うことなく適切なデータによる干渉電力推定が可能となる。ひいては、フェージング環境においても精度の高い干渉電力推定及びSIR推定が可能となる。
[第二実施形態]
以下、本発明の第二実施形態における干渉電力推定装置について説明する。先に説明した第一実施形態における干渉電力推定装置は、干渉電力推定に用いられるパイロットシンボルデータが入力された後の処理において精度の高い干渉電力推定を実現していた。第二実施形態における干渉電力推定装置は、第一実施形態における干渉電力装置に入力されるパイロットシンボルデータを取得する処理に関しても更に工夫することにより、更に精度の高い干渉電力推定を実現するというものである。なお、第二実施形態における干渉電力推定装置は、CDMA通信方式により伝送される信号を受信するものとする。
〔装置構成〕
第二実施形態における干渉電力推定装置の機能構成について図4及び5を用いて説明する。図4は、第二実施形態における干渉電力推定装置の機能構成を示すブロック図である。図5は、第二実施形態における干渉電力推定装置のパイロット信号取得部41の機能構成を示す図である。
第二実施形態における干渉電力推定装置は、第一実施形態における機能構成において入力されるパイロットシンボルデータを取得する機能として、パイロット信号取得部41を更に有する。それ以外の機能については、略第一実施形態と同様であるため、説明を簡略化する。このパイロット信号取得部41は、本発明のチャネル推定手段及び検波手段に相当する。
パイロット信号取得部41からは、干渉電力推定の対象となるパイロットシンボルデータ(主パイロット信号)が推定対象のスロット単位で、そのシンボルに関し雑音電力を求めるために参照される前スロットのパイロットシンボルデータ及び後スロットのパイロットシンボルデータと共に出力される。当該主パイロット信号は、速度検出部11、参照信号算出部12及び減算部13へそれぞれ入力される。その主パイロット信号の干渉電力を推定するために参照される前スロット及び後スロットのパイロットシンボルデータは参照信号算出部12へ送られる。参照信号算出部12は、所定の参照信号を取得するのに必要な場合には、これらパイロット信号取得部41から送られる前スロット及び後スロットのパイロットシンボルデータを利用する。
パイロット信号取得部41は、図5に示されるように、CPICH逆拡散部51、チャネル推定値計算部52−1、52−2及び52−3、同期検波部53−1、53−2及び53−3、RAKE合成部54−1、54−2及び54−3等を有する。このうち、チャネル推定値計算部52−1、同期検波部53−1及びRAKE合成部54−1により前スロットデータ処理系57が構成され、チャネル推定値計算部52−2、同期検波部53−2及びRAKE合成部54−2により対象スロットデータ処理系58が構成され、チャネル推定値計算部52−3、同期検波部53−3及びRAKE合成部54−3により後スロットデータ処理系59が構成される。これら各機能部は、それぞれの機能を実現するハー
ドウェア回路として構成されていてもよいし、メモリ等に記憶される制御プログラムがCPU(Central Processing Unit)上で実行されることにより実現されるように構成され
てもよい。
CPICH逆拡散部51は、受信信号を受けると、その信号に対しマルチパスの各パスに対応するタイミングにおいてCPICH用の拡散コードでそれぞれ逆拡散する。逆拡散され取得された各パスに対応するパイロット信号は、3つに分岐され、それぞれ1スロット時間ずれたタイミングで前スロットデータ処理系57、対象スロットデータ処理系58及び後スロットデータ処理系59の各機能部に送られる。
前スロットデータ処理系57、対象スロットデータ処理系58及び後スロットデータ処理系59は、それぞれRAKE受信機能を持つ。対象スロットデータ処理系58は、受信されたパイロット信号に関するメイン処理系である。すなわち、対象スロットデータ処理系58は、受信されたパイロットシンボルデータ(干渉電力推定対象)をRAKE受信し、スロット単位で順次出力する。なお、干渉電力推定の対象となるスロットが限定されている場合には、その対象のスロットに配置されるパイロットシンボルデータのみを出力するようにしてもよい。
前スロットデータ処理系57は、上述の対象スロットデータ処理系58が処理するパイロットシンボルデータの1つ前のスロットに配置されるパイロットシンボルデータをRA
KE受信し、スロット単位で順次出力する。すなわち、前スロットデータ処理系57から出力されるパイロットシンボルデータは、対象スロットデータ処理系58から出力されるデータに関し雑音電力を求めるために参照される前スロットのパイロットシンボルデータとなる。
後スロットデータ処理系59は、上述の対象スロットデータ処理系58が処理するパイロットシンボルデータの1つ後のスロットに配置されるパイロットシンボルデータをRA
KE受信し、スロット単位で順次出力する。すなわち、後スロットデータ処理系59から出力されるパイロットシンボルデータは、対象スロットデータ処理系58から出力されるデータに関し雑音電力を求めるために参照される後スロットのパイロットシンボルデータとなる。
パイロット信号取得部41は、これら各処理系統から出力される、干渉電力推定対象となるパイロットシンボルデータ(対象スロットのデータ)、そのデータの前スロットのパイロットシンボルデータ、そのデータの後スロットのパイロットシンボルデータを同期を取った形で他の機能部に送る。
対象スロットデータ処理系58では、対象スロットに関し、同期検波部53−2が、CPICH逆拡散部51から送られる各パスに対応するパイロットシンボルデータにチャネル推定値計算部52−2から送られる各パスに関するチャネル推定値をそれぞれ掛け合わせることにより位相同期が取られたパイロット信号をそれぞれ取得する。そして、RAKE合成部54−2が、位相同期が取られた各パスに対応するパイロットシンボルデータをそれぞれ合成する。
前スロットデータ処理系57及び後スロットデータ処理系59についても、上述の対象スロットデータ処理系58と同様に各スロットのパイロットシンボルデータを取得する。
チャネル推定値計算部52−1、52−2及び52−3は、CPICH逆拡散部51から送られる各パスに対応するパイロット信号の各シンボルに対して、チャネル推定値をそれぞれ算出する。このとき、チャネル推定値計算部52−1、52−2及び52−3は、
対象スロットに配置される1スロット時間分のパイロットシンボル(第2参照信号)の平均値により、チャネル推定値をそれぞれ算出する。
図6は、第二実施形態におけるパイロットシンボルデータの取得方法を示す図である。図6に示されるように、チャネル推定値計算部52−1、52−2及び52−3はいずれも、各パイロットシンボルに対するチャネル推定値を算出する際に、同一のスロット(対象スロット)内のパイロットシンボルの平均値を利用する。具体的には、チャネル推定値計算部52−1は、処理すべきスロット(対象スロットの1つ前のスロット)に配置される各パイロットシンボルに関するチャネル推定値を算出するにあたり、その処理すべきスロットの1つ後のスロット(対象スロット)に配置される1スロット時間分のパイロットシンボルの平均値を利用する。また、チャネル推定値計算部52−3は、処理すべきスロット(対象スロットの1つ後のスロット)に配置される各パイロットシンボルに関するチャネル推定値を算出するにあたり、その処理すべきスロットの1つ前のスロット(対象スロット)に配置される1スロット時間分のパイロットシンボルの平均値を利用する。
1スロット時間分のパイロットシンボルの平均値とは、1スロット時間分のパイロットシンボルデータを足し合わし、スロット内のパイロットシンボル数で除算して得られる、1パイロットシンボル長のデータである。各チャネル推定値計算部は、当該平均値をチャネル推定用参照シンボルデータとしてそれぞれメモリ等に記憶する。そして、各チャネル推定値計算部52は、チャネル推定値を算出する際に、対象のパイロットシンボルに対応する当該チャネル推定用参照シンボルデータを当該メモリから読み出し、そのデータを平均することにより、各パスに対応するチャネル推定値をそれぞれ算出する。
なお、当該平均値は、各チャネル推定値計算部において同一の値が利用されるため、1つのチャネル推定値計算部により算出され、その算出された平均値が他のチャネル推定値計算部において共有されるようにしてもよい。また、上述のパイロットシンボルと当該平均値に基づくチャネル推定値算出方法の詳細については、一般的な方法が用いられればよいため、ここでは説明を省略する。
〔第二実施形態の作用及び効果〕
上述のように第二実施形態における干渉電力推定装置では、干渉電力推定の対象となるパイロットシンボルデータ(主パイロット信号)が速度検出部11、参照信号算出部12及び減算器13へ送られると共に、そのシンボルの前スロット及び後スロットのパイロットシンボルデータがそれぞれ参照信号算出部12へ送られる。参照信号算出部12では、速度検出部11からの速度情報に基づき、必要な場合にこれら前スロット及び後スロットのパイロットシンボルデータが利用されることにより、所定の参照信号が取得される。
パイロット信号取得部41では、干渉電力推定の対象となるパイロットシンボルデータ(主パイロット信号)がRAKE受信される。更に、パイロット信号取得部41では、この対象のパイロットシンボルデータに対応する形で、その前スロットのパイロットシンボルデータ及び後スロットのパイロットシンボルデータについてもそれぞれRAKE受信される。
これらパイロットシンボルのRAKE受信の際には、マルチパスの各パスに対応するチャネル推定値が各パイロットシンボルについてそれぞれ算出され、それらチャネル推定値が利用されることにより同期検波され、各パスについて位相同期の取られた各パイロットシンボルデータがそれぞれRAKE合成される。
チャネル推定値算出部52では、干渉電力推定の対象スロットに配置されるパイロットシンボルデータについては、その対象スロットの1スロット時間分のパイロットシンボル
データの1シンボル長平均値により、当該各パイロットシンボルに関するチャネル推定値がそれぞれ算出される。更に、当該対象スロットの干渉電力推定のために参照される前スロット及び後スロットのパイロットシンボルデータに関しても、そのシンボルが配置されるスロットとは異なる当該対象スロットの1スロット時間分のパイロットシンボルデータの1シンボル長平均値により、当該前スロット及び後ろスロットの各パイロットシンボルに関するチャネル推定値がそれぞれ算出される。
すなわち、第二実施形態における干渉電力推定装置では、干渉電力を推定するスロット単位でチャネル推定値を算出する際に利用される参照信号(第2参照信号)が共通化される。
これにより、従来技術における、対象スロットから離れた位置のデータがチャネル推定に用いられることによりフェージング変動が雑音として取り扱われることになっていたものを、本実施形態によれば、チャネル推定値が干渉電力を求める単位で共通化されることにより、チャネル推定から発生するフェージング変動の影響を抑えることができる。
[その他]
本実施形態は次の発明を開示する。各項に開示される発明は、必要に応じて可能な限り組み合わせることができる。
(付記1)
受信信号に含まれる各パイロットシンボルに対応する各参照シンボルを、1スロット内のパイロットシンボル数よりも少ない数の各パイロットシンボルに時間的に近い位置に配置されたパイロットシンボルで構成される参照信号をシンボル平均化することによりそれぞれ取得する参照シンボル取得手段と、
前記各パイロットシンボルと前記参照シンボル取得手段により取得されるそのパイロットシンボルに対応する参照シンボルとの差分をそれぞれ電力化することにより、前記受信信号の干渉電力を推定する推定手段と、
を備える干渉電力推定装置。(1)
(付記2)
前記参照シンボル取得手段は、前記各パイロットシンボルに対応する各参照シンボルを、そのパイロットシンボルとその前及び後のパイロットシンボルとから構成される参照信号をシンボル平均化することによりそれぞれ取得する付記1に記載の干渉電力推定装置。(2)
(付記3)
前記参照シンボル取得手段は、前記各パイロットシンボルに対応する各参照シンボルを、そのパイロットシンボルの隣のパイロットシンボルとする付記1に記載の干渉電力推定装置。(3)
(付記4)
自装置の移動速度を推定する速度推定手段を更に備え、
前記参照シンボル取得手段は、前記速度推定手段により推定された移動速度が速い程、前記参照信号を構成するパイロットシンボルの数が少なくなるように切り替える付記1に記載の干渉電力推定装置。(4)
(付記5)
前記推定手段により推定された干渉電力を所定の補正値により補正する補正手段を更に備え、
前記補正手段は、前記速度推定手段により推定された移動速度に基づいて切り替えられる前記参照信号の構成に応じて、前記所定の補正値を前記参照シンボルの対象パイロットシンボルへの偏りが補正されるように決定する付記4に記載の干渉電力推定装置。(5)
(付記6)
前記参照信号を構成する各パイロットシンボルを同期検波するために利用されるチャネル推定値を、そのパイロットシンボルと、その参照信号から取得される参照シンボルに対応するパイロットシンボルの配置されるスロット内の複数パイロットシンボルのシンボル平均により算出するチャネル推定手段を更に備える付記1に記載の干渉電力推定装置。(6)
(付記7)
受信信号に含まれる各パイロットシンボルと各パイロットシンボルに近い位置に配置された複数のパイロットシンボルのシンボル平均との差分をそれぞれ電力化し、更にスロット平均化することにより、前記受信信号の干渉電力を推定する干渉電力推定装置において、
前記電力化の対象となる各パイロットシンボルとそのパイロットシンボルとの差分を求めるのに参照される複数のパイロットシンボルとを、前記干渉電力の推定対象となるスロット内の複数パイロットシンボルのシンボル平均を共通に利用して得られるチャネル推定値によって同期検波する検波手段を備える干渉電力推定装置。(7)
(付記8)
受信信号に含まれる各パイロットシンボルに対応する各参照シンボルを、1スロット内のパイロットシンボル数よりも少ない数の各パイロットシンボルに時間的に近い位置に配置されたパイロットシンボルで構成される参照信号をシンボル平均化することによりそれぞれ取得する参照シンボル取得ステップと、
前記各パイロットシンボルと前記参照シンボル取得ステップにより取得されるそのパイロットシンボルに対応する参照シンボルとの差分をそれぞれ電力化することにより、前記受信信号の干渉電力を推定する推定ステップと、
を備える干渉電力推定方法。(8)
(付記9)
前記参照シンボル取得ステップは、前記各パイロットシンボルに対応する各参照シンボルを、そのパイロットシンボルとその前及び後のパイロットシンボルとから構成される参照信号をシンボル平均化することによりそれぞれ取得する付記8に記載の干渉電力推定方法。(9)
(付記10)
前記参照シンボル取得ステップは、前記各パイロットシンボルに対応する各参照シンボルを、そのパイロットシンボルの隣のパイロットシンボルとする付記8に記載の干渉電力推定方法。(10)
(付記11)
自装置の移動速度を推定する速度推定ステップを更に備え、
前記参照シンボル取得ステップは、前記速度推定ステップにより推定された移動速度が速い程、前記参照信号を構成するパイロットシンボルの数が少なくなるように切り替える付記8に記載の干渉電力推定方法。
(付記12)
前記推定ステップにより推定された干渉電力を所定の補正値により補正する補正ステップを更に備え、
前記補正ステップは、前記速度推定ステップにより推定された移動速度に基づいて切り替えられる前記参照信号の構成に応じて、前記所定の補正値を前記参照シンボルの対応パイロットシンボルへの偏りが補正されるように決定する付記11に記載の干渉電力推定方法。
(付記13)
前記参照信号を構成する各パイロットシンボルを同期検波するために利用されるチャネル推定値を、そのパイロットシンボルと、その参照信号から取得される参照シンボルに対応するパイロットシンボルの配置されるスロット内の複数パイロットシンボルのシンボル
平均により算出するチャネル推定ステップを更に備える付記8に記載の干渉電力推定方法。
第一実施形態における干渉電力推定装置の機能構成を示す図である。 第一の干渉電力推定方法を示す図である。 第二の干渉電力推定方法を示す図である。 第二実施形態における干渉電力推定装置の機能構成を示す図である。 第二実施形態における干渉電力推定装置のパイロット信号取得部41の機能構成を示す図である。 第二実施形態におけるパイロットシンボルデータの取得方法を示す図である。 従来技術による干渉電力の推定方法を示す図である。 従来の干渉電力推定回路の機能構成を示す図である。 従来技術による参照信号(第1参照信号)の出力方法を示す図である。 従来の参照信号(第1参照信号)出力回路の機能構成を示す図である。
符号の説明
11 速度検出部
12、221 参照信号算出部
13、222 減算部
14、223 電力化部
15、224 平均部
16、225 乗算部
17 補正係数決定部
41 パイロット信号取得部
51 CPICH逆拡散部
52−1、52−2、52−3 チャネル推定値計算部
53−1、53−2、53−3 同期検波部
54−1、54−2、54−3 RAKE合成部
57 前スロットデータ処理系
58 対象スロットデータ処理系
59 後スロットデータ処理系

Claims (10)

  1. 受信信号に含まれる各パイロットシンボルに対応する各参照シンボルを、1スロット内のパイロットシンボル数よりも少ない数の各パイロットシンボルに時間的に近い位置に配置されたパイロットシンボルで構成される参照信号をシンボル平均化することによりそれぞれ取得する参照シンボル取得手段と、
    前記各パイロットシンボルと前記参照シンボル取得手段により取得されるそのパイロットシンボルに対応する参照シンボルとの差分をそれぞれ電力化することにより、前記受信信号の干渉電力を推定する推定手段と、
    を備える干渉電力推定装置。
  2. 前記参照シンボル取得手段は、前記各パイロットシンボルに対応する各参照シンボルを、そのパイロットシンボルとその前及び後のパイロットシンボルとから構成される参照信号をシンボル平均化することによりそれぞれ取得する請求項1に記載の干渉電力推定装置。
  3. 前記参照シンボル取得手段は、前記各パイロットシンボルに対応する各参照シンボルを、そのパイロットシンボルの隣のパイロットシンボルとする請求項1に記載の干渉電力推定装置。
  4. 自装置の移動速度を推定する速度推定手段を更に備え、
    前記参照シンボル取得手段は、前記速度推定手段により推定された移動速度が速い程、前記参照信号を構成するパイロットシンボルの数が少なくなるように切り替える請求項1に記載の干渉電力推定装置。
  5. 前記推定手段により推定された干渉電力を所定の補正値により補正する補正手段を更に備え、
    前記補正手段は、前記速度推定手段により推定された移動速度に基づいて切り替えられる前記参照信号の構成に応じて、前記所定の補正値を前記参照シンボルの対象パイロットシンボルへの偏りが補正されるように決定する請求項4に記載の干渉電力推定装置。
  6. 前記参照信号を構成する各パイロットシンボルを同期検波するために利用されるチャネル推定値を、そのパイロットシンボルと、その参照信号から取得される参照シンボルに対応するパイロットシンボルの配置されるスロット内の複数パイロットシンボルのシンボル平均により算出するチャネル推定手段を更に備える請求項1に記載の干渉電力推定装置。
  7. 受信信号に含まれる各パイロットシンボルと各パイロットシンボルに近い位置に配置された複数のパイロットシンボルのシンボル平均との差分をそれぞれ電力化し、更にスロット平均化することにより、前記受信信号の干渉電力を推定する干渉電力推定装置において、
    前記電力化の対象となる各パイロットシンボルとそのパイロットシンボルとの差分を求めるのに参照される複数のパイロットシンボルとを、前記干渉電力の推定対象となるスロット内の複数パイロットシンボルのシンボル平均を共通に利用して得られるチャネル推定値によって同期検波する検波手段を備える干渉電力推定装置。
  8. 受信信号に含まれる各パイロットシンボルに対応する各参照シンボルを、1スロット内のパイロットシンボル数よりも少ない数の各パイロットシンボルに時間的に近い位置に配置されたパイロットシンボルで構成される参照信号をシンボル平均化することによりそれぞれ取得する参照シンボル取得ステップと、
    前記各パイロットシンボルと前記参照シンボル取得ステップにより取得されるそのパイ
    ロットシンボルに対応する参照シンボルとの差分をそれぞれ電力化することにより、前記受信信号の干渉電力を推定する推定ステップと、
    を備える干渉電力推定方法。
  9. 前記参照シンボル取得ステップは、前記各パイロットシンボルに対応する各参照シンボルを、そのパイロットシンボルとその前及び後のパイロットシンボルとから構成される参照信号をシンボル平均化することによりそれぞれ取得する請求項8に記載の干渉電力推定方法。
  10. 前記参照シンボル取得ステップは、前記各パイロットシンボルに対応する各参照シンボルを、そのパイロットシンボルの隣のパイロットシンボルとする請求項8に記載の干渉電力推定方法。
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