JP2000091973A - Rake合成回路 - Google Patents

Rake合成回路

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JP2000091973A
JP2000091973A JP25693198A JP25693198A JP2000091973A JP 2000091973 A JP2000091973 A JP 2000091973A JP 25693198 A JP25693198 A JP 25693198A JP 25693198 A JP25693198 A JP 25693198A JP 2000091973 A JP2000091973 A JP 2000091973A
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rake combining
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rake
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Tatsuya Abe
達也 阿部
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Kokusai Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 消費電力を抑えつつ高速な遅延プロファイル
の変動にも追従して、RAKE合成の精度を向上できる
RAKE合成回路を提供する。 【解決手段】 遅延プロファイルからRAKE合成パス
候補選択部7でRAKE合成パス候補を選択し、選択さ
れたRAKE合成パス候補について希望波電力測定部8
で希望波電力を求め、希望波電力が大きいRAKE合成
パス候補をマルチプレクサ9でRAKE合成パスとして
選択してRAKE合成を行うRAKE合成回路である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体通信で広く
採用されているスペクトラム拡散通信に用いられるRA
KE合成回路に係り、特に消費電力を増大することなく
合成精度を向上できるRAKE合成回路に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般的に、スペクトラム拡散通信は、伝
送しようとする信号を帯域の広い信号に変調して通信を
行なうもので、信号を復調する際に干渉波を除去できる
のが特徴である。ここでの変調は拡散、復調は逆拡散と
称され、通常の狭帯域通信で言う変調、復調とは区別さ
れる。
【0003】実際の移動体通信の環境では、建造物など
による反射で送信側から受信側にいたる電波の通路が複
数になるマルチパスが発生し、各方向から到来した信号
どうしが互いに干渉を起こす。特に、建造物などで反射
して受信機に到来した電波は、直接到来した電波に比べ
て遅延が生じ、受信機のアンテナには位相の異なる信号
が到着して、ある時は位相が合致して強め合い、またあ
る時は位相が逆になって弱め合うことになる。
【0004】しかも、移動体通信では送信者又は受信者
が移動するので、位相の合成具合が刻々変化し、合成信
号の振幅が大幅に変動するマルチパスフェージングと呼
ばれる現象が発生して、受信する信号が劣化しているの
が普通である。
【0005】そこで、スペクトラム拡散通信ではマルチ
パスフェージングを受けて、複数のパス(径路)を経由
して到来した電波をパス毎に逆拡散し、位相を揃えてか
ら合成する同相合成を行なうことで、信号の誤り率を低
減するいわゆるRAKE受信が可能である。
【0006】ここでRAKEとは熊手を意味し、有効な
マルチパスだけを寄せ集めて合成することに由来してい
る。RAKE合成では、熱雑音が支配的なサンプル点の
信号を合成すると、特性が大幅に劣化するため、RAK
Eダイバーシチ効果を得るために必要な希望波電力を有
するマルチパスを精度よく選択して合成する必要があ
る。従来から、RAKE合成するパスを選択する方法と
して、受信信号電力による判定法が知られている。
【0007】ここで、従来のRAKE合成回路について
図3を使って説明する。図3は、従来のRAKE合成回
路の構成ブロック図である。従来のRAKE合成回路
は、図3に示すように、マッチトフィルタ1と、遅延プ
ロファイル生成部2と、RAKE合成パス選択部3と、
n個のコリレータ4と、n個の同期検波部5と、RAK
E合成部6とから構成されている。
【0008】以下、従来のRAKE合成回路の各部を具
体的に説明する。マッチトフィルタ1は、受信した拡散
信号(受信拡散信号)を逆拡散して、1シンボル時間を
m個の信号成分に分離し、当該信号成分を出力するもの
で、mは(1シンボル内のチップ数×オーバーサンプル
数)である。尚、従来のマッチトフィルタ1では、受信
した拡散信号のうち、各スロットの先頭kシンボルのみ
を入力して逆拡散し、信号成分を出力するように制御さ
れている。ここで、kは予め定めた任意の値であり、k
をスロット内サンプルシンボル数とよぶ。
【0009】遅延プロファイル生成部2は、信号成分毎
に受信信号電力を測定して、遅延時間対受信電力の特性
を表す遅延プロファイルを生成し、出力するものであ
る。具体的に遅延プロファイル生成部2では、マッチト
フィルタ1から入力されるm個の信号成分別に、シンボ
ル毎に(同相成分の2乗+直交成分の2乗)により受信
信号電力を測定し、k個のシンボルの受信信号電力を平
均してスロット単位の短区間平均を行い、更にjスロッ
トにわたる受信信号電力の長区間平均を求めて遅延プロ
ファイルを生成するようになっている。ここで、jは予
め定めた任意の値であり、jを平均化スロット数とよ
ぶ。
【0010】RAKE合成パス選択部3は、各信号成分
毎の遅延プロファイルを入力し、入力した遅延プロファ
イルと予め設定されている所定のしきい値とを比較し
て、遅延プロファイルの平均受信信号電力がしきい値を
超える信号成分についてRAKE合成パスとみなして、
その信号成分の受信タイミングを出力するものである。
【0011】尚、図3の構成では、最大n個のRAKE
合成パスが検出されて、その受信タイミングが出力され
たものとしている。但し、選択されたRAKE合成パス
がn個より多い場合は、平均受信信号電力が大きい上位
n個のパスが選択される。ここで、nはmよりもかなり
小さく、一般的にはmが256〜1024程度なのに対
してnは6〜10程度である。
【0012】コリレータ4は、RAKE合成パス選択部
3で検出された各RAKE合成パス毎に独立に設置さ
れ、入力される受信タイミングに基づいて受信した拡散
信号からRAKE合成パス成分を取り出し、逆拡散して
復調信号を出力するものである。
【0013】同期検波部5は、各RAKE合成パスに独
立に設置され、前記RAKE合成パスの無線伝搬路にお
ける振幅・位相変動を推定し、これを補償するよう伝搬
路推定値との複素共役乗算を行って絶対同期検波するも
のである。RAKE合成部6は、前記同期検波部5で同
期検波された信号を同相合成してRAKE合成信号を出
力するものである。
【0014】次に、従来のRAKE合成回路の動作につ
いて図3、図4を使って説明する。図4は、従来のRA
KE合成回路における受信信号の取り扱いを説明するた
めのフォーマット図である。従来のRAKE合成回路で
は、まず、図4に示す受信した拡散信号におけるスロッ
ト先頭のk個のシンボルがマッチトフィルタ1に入力さ
れて逆拡散され、1シンボルにつきm個の信号成分に分
離される。
【0015】そして、m個の信号成分は遅延プロファイ
ル生成部2に入力され、各信号成分毎に受信信号電力が
測定され、スロット内のk個のシンボルについて受信信
号電力が短区間平均され、さらにjスロットにわたる短
区間平均から長区間平均が求められて遅延プロファイル
として生成される。
【0016】ここで、遅延プロファイルの推定にあたっ
て、スロット内のすべてのシンボルを用いたほうが雑音
平均化効果で推定精度を高くできるが、そうするために
は常にマッチトフィルタ1を動作させなければならない
ために消費電力が増大してしまうことになる。
【0017】そこで、前記のようにスロット先頭のスロ
ット内サンプルシンボル数k個のシンボルを受信したと
きだけマッチトフィルタ1を動作させて逆拡散し、遅延
プロファイル生成部2では、サンプルスロット数をjと
して、サンプルシンボル数(k×j)シンボルについて
受信信号電力を推定平均した遅延プロファイルを生成す
る一方、実際にRAKE合成するパスはコリレータ4で
逆拡散するのが一般的である。
【0018】その後、遅延プロファイル生成部2から出
力された各信号成分毎の遅延プロファイルは、RAKE
合成パス選択部3で所定のしきい値と比較されて、遅延
プロファイルの平均受信信号電力がしきい値を超える信
号成分についてRAKE合成パスとして選択され、選択
された単一、もしくは複数のRAKE合成パスの受信タ
イミングが1対1で最大n個のコリレータ4に出力され
る。
【0019】そして、選択されたRAKE合成パスの受
信タイミングが入力されたn個のコリレータ4では、そ
れぞれ割り当てられた受信タイミングに基づいて、受信
した拡散信号からRAKE合成パス成分が取り出され、
前記RAKE合成パス成分は前記RAKE合成パス成分
に含まれる拡散符号に同期して逆拡散されて復調信号が
出力される。
【0020】そして、n個の各コリレータ4から出力さ
れた復調信号は、対応して設置されたn個の同期検波部
5で、各復調信号の無線伝搬路における振幅・位相変動
が推定され、その伝搬路推定値との複素共役乗算で絶対
同期検波される。
【0021】最後に、各同期検波部5で同期検波された
全てのRAKE合成パス成分が、RAKE合成部6で同
相合成されて、RAKE合成結果が得られるようになっ
ている。
【0022】このように、m個の信号成分毎に(同相成
分の2乗+直交成分の2乗)で受信信号電力を求めて平
均化し、平均受信信号電力の大きいパスだけをRAKE
合成パスとして選択することで、RAKEダイバーシチ
効果を得ることができる。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のRAKE合成回路では、遅延プロファイルを電力平
均で求めているために、いくら平均化時間を長くしても
雑音成分が残った状態でRAKE合成パスが選択されて
しまうという問題があった。
【0024】さらに、上記従来のRAKE合成回路で
は、マルチユーザ干渉や熱雑音のみのサンプル点がRA
KE合成パスとして選択されないようにするために、遅
延プロファイルを推定するための平均化時間であるサン
プルシンボル数(k×j)をある程度大きく設定する必
要がある。
【0025】そこで、例えばスロット内サンプルシンボ
ル数kを大きくして平均化スロット数jを小さくした場
合は、kシンボルの間だけマッチトフィルタ1を動作さ
せるために、マッチトフィルタ1の稼働率が増大し、マ
ッチトフィルタ1における消費電力が増大するという問
題点があった。
【0026】また、逆にスロット内サンプルシンボル数
kを小さくして平均化スロット数jを大きくした場合
は、マッチトフィルタ1の稼働率は減少し消費電力を抑
えることはできるが、RAKE合成パスを選択して切り
換えるまでの推定時間が増大することになってしまい、
遅延プロファイルが高速に変動したとき、つまりRAK
E合成パスが高速に変動したときにその変動に追従でき
なくなってしまうという問題があった。
【0027】本発明は上記実情に鑑みて為されたもの
で、消費電力を抑えつつ高速なRAKE合成パスの変動
にも追従して、RAKE合成の精度を向上できるRAK
E合成回路を提供することを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決するための請求項1記載の発明は、RAKE合成回路
において、受信拡散信号の一部から遅延プロファイルを
求め、前記遅延プロファイルからRAKE合成パスの候
補を選択し、前記RAKE合成パス候補について受信拡
散信号から希望波電力を測定し、前記希望波電力が大き
い信号成分をRAKE合成パスとしてRAKE合成する
ことを特徴としており、パス候補を選択し、パス候補の
信号の希望波電力を測定してパスを決定することで、パ
ス決定の精度を著しく向上させることができ、パス決定
の精度が向上するためパス決定のサイクルを短くするこ
とが可能となり、短いサイクルでパス決定を行うこと
で、高速なパス変動に追従でき、更に遅延プロファイル
を求める精度を低くしたとしても充分なパス決定の精度
を保持できるため、消費電力を低減できる。
【0029】上記従来例の問題点を解決するための請求
項2記載の発明は、RAKE合成回路において、受信拡
散信号の一部を逆拡散して各信号成分の遅延時間対平均
受信信号電力特性である遅延プロファイルを求め、前記
遅延プロファイルから平均受信信号電力が大きい上位特
定数の信号成分をRAKE合成パスの候補として選択
し、前記RAKE合成パス候補について受信拡散信号を
逆拡散して絶対同期検波し、前記検波結果の中のパイロ
ットシンボルから希望波電力を測定し、前記希望波電力
が特定値を超えている信号成分をRAKE合成パスとし
てRAKE合成することを特徴としており、パス候補を
選択し、パス候補の信号の希望波電力を測定してパスを
決定することで、パス決定の精度を著しく向上させるこ
とができ、パス決定の精度が向上するためパス決定のサ
イクルを短くすることが可能となり、短いサイクルでパ
ス決定を行うことで、高速なパス変動に追従でき、更に
遅延プロファイルを求める精度を低くしたとしても充分
なパス決定の精度を保持できるため、消費電力を低減で
きる。
【0030】上記従来例の問題点を解決するための請求
項3記載の発明は、RAKE合成回路において、受信拡
散信号の一部を逆拡散して複数の信号成分に分離するマ
ッチトフィルタと、前記信号成分毎に、特定区間の平均
受信信号電力を求め、遅延プロファイルを生成する遅延
プロファイル生成部と、前記遅延プロファイルから、平
均受信信号電力が大きい上位特定数の信号成分をRAK
E合成パス候補とみなして、前記RAKE合成パス候補
毎に受信タイミングを出力するRAKE合成パス候補選
択部と、前記RAKE合成パス候補毎に独立に設置さ
れ、前記受信タイミングに基づいて受信拡散信号からR
AKE合成パス候補成分を取り出し、逆拡散して復調信
号を出力するコリレータと、前記各コリレータに対応し
て設置され、前記コリレータからの復調信号から前記R
AKE合成パス候補の無線伝搬路における振幅・位相変
動を推定し、これを補償して絶対同期検波する同期検波
部と、前記各同期検波部に対応して設置され、前記各同
期検波部からの同期検波結果におけるパイロットシンボ
ルから希望波電力を測定し、前記希望波電力が所定のし
きい値を超えている場合に、RAKE合成パス候補をR
AKE合成パスとみなしてRAKE合成パス選択信号を
出力する希望波電力測定部と、前記各同期検波部に対応
して設置され、前記RAKE合成パス選択信号に従って
同期検波部からの同期検波結果を出力するマルチプレク
サと、前記各マルチプレクサからのRAKE合成パスと
して選択された同期検波結果の信号を同相合成して出力
するRAKE合成部とを有することを特徴としており、
パス候補を選択し、パス候補の信号の希望波電力を測定
してパスを決定することで、パス決定の精度を著しく向
上させることができ、パス決定の精度が向上するためパ
ス決定のサイクルを短くすることが可能となり、短いサ
イクルでパス決定を行うことで、高速なパス変動に追従
でき、更に遅延プロファイルを求める精度を低くしたと
しても充分なパス決定の精度を保持できるため、消費電
力を低減できる。
【0031】上記従来例の問題点を解決するための請求
項4記載の発明は、請求項2又は請求項3記載のRAK
E合成回路において、パイロットシンボルと同一の信号
であるパイロットシンボルレプリカを生成し、検波結果
の中のパイロットシンボルと前記パイロットシンボルレ
プリカとの複素共役乗算を行い、特定期間における前記
複素共役乗算結果の同相成分と直交成分とを各々加算
し、前記加算結果の同相成分と直交成分から希望波電力
を測定することを特徴としており、既知のパイロットシ
ンボルを用いて希望波電力を測定するので、簡単な構成
で精度の高い測定ができる。
【0032】
【発明の実施の形態】請求項に係る発明について、その
実施の形態を図面を参照しながら説明する。本発明に係
るRAKE合成回路は、受信拡散信号の一部から求めた
遅延プロファイルでRAKE合成パス候補を選択し、選
択されたRAKE合成パス候補について希望波電力を求
め、希望波電力が大きいRAKE合成パス候補をRAK
E合成パスとしてRAKE合成を行うRAKE合成回路
であり、これにより、パス候補を選択し、パス候補の信
号の希望波電力を測定してパスを決定することで、パス
決定の精度を著しく向上させることができ、パス決定の
精度が向上するためパス決定のサイクルを短くすること
が可能となり、短いサイクルでパス決定を行うことで、
高速なパス変動に追従でき、更に遅延プロファイルを求
める精度を低くしたとしても充分なパス決定の精度を保
持できるため、消費電力を低減できる。
【0033】まず、本発明に係るRAKE合成回路の構
成について図1を使って説明する。図1は、本発明に係
るRAKE合成回路の構成ブロック図である。尚、図3
と同様の構成をとる部分については同一の符号を付して
説明する。
【0034】本発明のRAKE合成回路(本回路)は、
従来のRAKE合成回路と同様の部分として、マッチト
フィルタ1と、遅延プロファイル生成部2と、n′個の
コリレータ4と、n′個の同期検波部5と、RAKE合
成部6とから構成され、更に本発明の特徴部分として、
従来のRAKE合成パス選択部3の代わりにRAKE合
成パス候補選択部7が設けられ、また新たにn′個の希
望波電力測定部8と、n′個のマルチプレクサ9とが設
けられている。
【0035】次に、本回路の各部について具体的に説明
するが、マッチトフィルタ1及び遅延プロファイル生成
部2は、従来のRAKE合成回路のマッチトフィルタ1
及び遅延プロファイル生成部2と同様で、マッチトフィ
ルタ1が受信拡散信号を逆拡散して、m個の信号成分を
出力するもので、遅延プロファイル生成部2が信号成分
毎に受信信号電力を測定して、平均受信信号電力である
遅延プロファイルを生成するものである。
【0036】但し、本回路においては、後述する希望波
電力測定部8及びマルチプレクサ9で適切なRAKE合
成パスを選択できるので、本回路のマッチトフィルタ1
及び遅延プロファイル生成部2では、RAKE合成パス
の候補を選択するための遅延プロファイルが取得できれ
ばよい。つまり、本回路における遅延プロファイルは従
来の遅延プロファイルに比べて推定精度が低くても差し
支えなく、その結果、本回路では推定時間に相当するサ
ンプルシンボル数(k×j)を従来に比べて小さくする
ことができる。
【0037】そこで、本回路におけるスロット内サンプ
ルシンボル数をk′、平均化スロット数をj′とする
と、本回路のマッチトフィルタ1では、受信した拡散信
号のうち、各スロットの先頭k′(ここで、k′<k)
シンボルのみを入力して逆拡散して信号成分を出力し、
遅延プロファイル生成部2では、受信信号電力を測定
し、k′シンボルの短区間平均を求め、更にj′(ここ
で、j′<j)スロットにわたる長区間平均を求めて遅
延プロファイルとして出力することができる。
【0038】RAKE合成パス候補選択部7は、各信号
成分毎の遅延プロファイルを入力し、平均受信信号電力
が大きい上位n′個の信号成分をRAKE合成パス候補
とみなして、その信号成分の受信タイミングを出力する
ものである。
【0039】コリレータ4及び同期検波部5は、従来と
同様のものであるが、但し、本回路のコリレータ4及び
同期検波部5は、RAKE合成パス候補選択部7から出
力される各RAKE合成パス候補毎に独立に設置され
る。そして、RAKE合成パス候補選択部7から出力さ
れる受信タイミングがRAKE合成パス候補の受信タイ
ミングであるから、コリレータ4では拡散信号からRA
KE合成パス候補の成分を取り出して逆拡散し、同期検
波部5では、RAKE合成パス候補の無線伝搬路におけ
る振幅・位相変動を推定し、これを補償して絶対同期検
波するものである。
【0040】希望波電力測定部8は、受信信号のスロッ
ト内のパイロットシンボルを用いて希望波電力を測定
し、その結果からRAKE合成パスとみなすか否かを判
断するものである。具体的に希望波電力測定部8は、各
RAKE合成パス候補に独立に設置され、各RAKE合
成パス候補毎に同期検波部5から出力される同期検波結
果のうち、スロット毎に挿入されているパイロットシン
ボルのみを入力し、入力したパイロットシンボルから希
望波電力を測定し、測定された希望波電力が予め設定さ
れている所定のしきい値を超えているか否かを判断し
て、所定のしきい値を超えている場合に、そのRAKE
合成パス候補をRAKE合成パスとみなしてRAKE合
成パス選択信号を出力するものである。
【0041】ここで、希望波電力測定部8における希望
波電力の測定方法を説明する。送信機側でスロット毎に
挿入されるパイロットシンボルは、受信機で既知のシン
ボルである。そこで、希望波電力測定部8では、パイロ
ットシンボルのレプリカ信号(パイロットシンボルレプ
リカ)を生成して、入力される同期検波されたパイロッ
トシンボルと、生成したパイロットシンボルレプリカと
を複素共役乗算して、パイロットシンボルからデータ変
調成分を取り除く。
【0042】従って、理想的な伝搬路条件では複素共役
乗算後のパイロットシンボルは、正の同相軸上の1点に
戻されることになる。そして、データ変調成分が取り除
かれたスロット内の全てのk″個のパイロットシンボル
は同相成分と直交成分で独立に加算され、更にj″スロ
ットにわたって加算され、最後に同相成分の2乗+直交
成分の2乗を計算することで各RAKE合成パス候補の
希望波電力が求められる。
【0043】ここで、希望波電力は電圧平均で測定して
いるために、電力平均で測定する受信信号電力に比べて
熱雑音の平均化効果が高いので、従来の遅延プロファイ
ルの推定時間(サンプルシンボル数)(k×j)に比べ
て本発明の希望波電力測定部8におけるサンプルシンボ
ル数(k″×j″)を小さくすることができ、例えばk
=k″の場合はj″をjより小さくすることができるの
で、希望波電力の測定、つまりはRAKE合成パスの切
り換えを短いサイクルで頻繁に行うことができる。
【0044】マルチプレクサ9は、RAKE合成パスと
して選択された信号成分の同期検波結果だけをRAKE
合成部6に出力するもので、具体的には、各RAKE合
成パス候補に独立に設置され、希望波電力測定部8から
のRAKE合成パス選択信号を受けて同期検波部5から
出力される同期検波結果入力又はゼロ入力の何れかを選
択して出力するようになっている。
【0045】RAKE合成部6は、RAKE合成パスの
信号を同相合成するもので、具体的には、各マルチプレ
クサ9で選択出力された同期検波結果又はゼロを入力し
て、同相合成してRAKE合成信号を出力するようにな
っている。
【0046】次に、本発明のRAKE合成回路の動作に
ついて図1、図2を使って説明する。図2は、本発明の
RAKE合成回路における受信信号の取り扱いを説明す
るためのフォーマット図である。
【0047】本発明のRAKE合成回路では、まず、図
2に示す受信した拡散信号におけるスロット先頭のk′
個のシンボルがマッチトフィルタ1に入力されて逆拡散
され、1シンボルにつきm個の信号成分に分離される。
【0048】そして、m個の信号成分は遅延プロファイ
ル生成部2で、各信号成分毎に受信信号電力が測定さ
れ、スロット内のk′個のシンボルで短区間平均され、
更にj′スロットで長区間平均されて遅延プロファイル
が生成される。
【0049】そして、各信号成分毎の遅延プロファイル
はRAKE合成パス候補選択部7に出力され、遅延プロ
ファイルの中から平均受信信号電力が大きい上位n′個
の信号成分がRAKE合成パス候補とみなされ、選択さ
れたn′個のRAKE合成パス候補の受信タイミングが
1対1でn′個のコリレータ4に出力される。ここで、
n′はmよりもかなり小さく、一般的にはmが256〜
1024程度なのに対してn′は6〜10程度であり、
また従来のnと同程度かまたは、若干大きくしても良
い。
【0050】受信タイミングが割り当てられたn′個の
コリレータ4では、それぞれ割り当てられた受信タイミ
ングに基づいて受信拡散信号からRAKE合成パス候補
成分が取り出され、取り出されたRAKE合成パス候補
成分に含まれる拡散符号に同期して逆拡散されて復調信
号が出力される。
【0051】そして、各コリレータ4に対応して設置さ
れたn′個の同期検波部5で、各復調信号の無線伝搬路
における振幅・位相変動が推定され、復調信号はその伝
搬路推定値との複素共役乗算で絶対同期検波される。
【0052】同期検波されたn′個のRAKE合成パス
候補成分は、n′個のマルチプレクサ9に1対1で入力
され、さらに前記同期検波されたn′個のRAKE合成
パス候補成分がパイロットシンボルの場合は、希望波電
力測定部8にも1対1で入力される。
【0053】そして、希望波電力測定部8において、
k″シンボルのパイロットシンボルについて平均化スロ
ットj″にわたって希望波電力が求められ、更に算出さ
れた希望波電力と予め設定されている所定のしきい値と
を比較し、前記希望波電力が所定のしきい値を超えてい
る場合は、前記RAKE合成パス候補がRAKE合成パ
スとみなされてRAKE合成パスを選択する信号がマル
チプレクサ9に出力される。
【0054】そして、各マルチプレクサ9では、各同期
検波部5からの同期検波出力結果と、0信号を入力し、
希望波電力測定部8からRAKE合成パスを選択する信
号を受信したマルチプレクサ9だけが同期検波結果のR
AKE合成パス候補成分を選択して出力し、それ以外の
マルチプレクサ9はゼロ信号を選択して出力するので、
最終的にRAKE合成部6は希望波電力が所定のしきい
値を超えたRAKE合成パス候補だけを加算してRAK
E合成することになる。
【0055】本発明のRAKE合成回路によれば、マッ
チトフィルタ1と遅延プロファイル生成部2で求めた遅
延プロファイルを用いてRAKE合成パス候補選択部7
でRAKE合成パス候補を選択し、RAKE合成パス候
補毎に希望波電力測定部8で信号の希望波電力を測定し
て測定結果に従ってマルチプレクサ9でRAKE合成パ
スを決定するので、従来のRAKE合成回路における受
信信号電力の電力平均に従うパス決定に比べて、希望波
電力は電圧平均であるから熱雑音の平均化効果が高く、
熱雑音等によるパス決定の誤りを防止して、パス決定の
精度を向上できる効果がある。
【0056】また、熱雑音の平均化効果の高い希望波電
力に従ったパス決定により、平均化のサイクルを長く設
定する必要性が低いため、パス決定のサイクルを短くす
ることが可能となり、短いサイクルでパス決定を行うこ
とで、高速なパス変動に追従できる効果がある。
【0057】また、希望波電力に基づくパス決定により
高精度で最終的なパス決定が行われるので、パス候補を
選択するための遅延プロファイルの精度を低くしたとし
ても充分なパス決定の精度を保持できるため、遅延プロ
ファイルの推定精度をある程度犠牲にしてもよく、1ス
ロット内のサンプルシンボル数k′を小さくすることに
よってマッチトフィルタ1の稼働率を減らして消費電力
を抑えることができる効果がある。
【0058】その結果、例えばRAKE合成パス候補選
択部7で熱雑音が支配的なパスがRAKE合成パス候補
として選択されてしまっても、後続の希望波電力測定部
8では希望波電力が低くなってRAKE合成パスから除
外されることになる。
【0059】また、希望波電力測定部8における希望波
電力の測定は、既知のパイロットシンボルに従って1ビ
ットのパイロットシンボルレプリカとの複素共役乗算に
よって求められるので、回路規模も増大することなく演
算量を抑えつつ精度の高い測定を行うことができる。
【0060】また、従来のRAKE合成回路に比べて、
本発明のRAKE合成回路はn′個の希望波電力測定部
8とn′個のマルチプレクサ9が余計に必要となるが、
希望波電力は同期検波後のパイロットシンボルと1ビッ
トのパイロットシンボルレブリカとの複素共役乗算で求
められるから、希望波電力測定部8は基本的に加算器で
構成できるため、その回路規模は小さく、またマルチプ
レクサ9も非常に簡易な構成であり、さらにn′は6〜
10程度であるからほとんど回路規模を増大することな
く、本回路を構成できる効果がある。
【0061】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、受信拡散
信号の一部から遅延プロファイルを求めてRAKE合成
パスの候補を選択し、RAKE合成パス候補について希
望波電力を測定し、希望波電力が大きい信号成分をRA
KE合成パスとしてRAKE合成するRAKE合成回路
としているので、パス候補を選択し、パス候補の信号の
希望波電力を測定してパスを決定することで、パス決定
の精度を著しく向上させることができ、パス決定の精度
が向上するためパス決定のサイクルを短くすることが可
能となり、短いサイクルでパス決定を行うことで、高速
なパス変動に追従でき、更に遅延プロファイルを求める
精度を低くしたとしても充分なパス決定の精度を保持で
きるため、消費電力を低減でき、その結果消費電力を抑
えつつ、RAKE合成の精度を向上できる効果がある。
【0062】請求項2記載の発明によれば、受信拡散信
号の一部から遅延プロファイルを求め、平均受信信号電
力が大きい上位特定数の信号成分をRAKE合成パス候
補として選択し、RAKE合成パス候補について受信信
号中のパイロットシンボルから希望波電力を測定し、希
望波電力が特定値を超えている信号成分をRAKE合成
パスとしてRAKE合成するRAKE合成回路としてい
るので、パス候補を選択し、パス候補の信号の希望波電
力を測定してパスを決定することで、パス決定の精度を
著しく向上させることができ、パス決定の精度が向上す
るためパス決定のサイクルを短くすることが可能とな
り、短いサイクルでパス決定を行うことで、高速なパス
変動に追従でき、更に遅延プロファイルを求める精度を
低くしたとしても充分なパス決定の精度を保持できるた
め、消費電力を低減でき、その結果消費電力を抑えつ
つ、RAKE合成の精度を向上できる効果がある。
【0063】請求項3記載の発明によれば、マッチトフ
ィルタで受信拡散信号の一部を逆拡散して複数の信号成
分に分離し、遅延プロファイル生成部で信号成分毎に特
定区間の平均受信信号電力を求めて遅延プロファイルを
生成し、RAKE合成パス候補選択部で平均受信信号電
力が大きい上位特定数の信号成分をRAKE合成パス候
補とみなしてその受信タイミングを出力し、各RAKE
合成パス候補について、コリレータで受信タイミングに
従って受信拡散信号を逆拡散し、同期検波部で絶対同期
検波して、希望波電力測定部で希望波電力を測定し、希
望波電力の大きさによってRAKE合成パスであるかを
判定し、マルチプレクサでRAKE合成パスだけを選択
して、RAKE合成部でRAKE合成するRAKE合成
回路としているので、パス候補を選択し、パス候補の信
号の希望波電力を測定してパスを決定することで、パス
決定の精度を著しく向上させることができ、パス決定の
精度が向上するためパス決定のサイクルを短くすること
が可能となり、短いサイクルでパス決定を行うことで、
高速なパス変動に追従でき、更に遅延プロファイルを求
める精度を低くしたとしても充分なパス決定の精度を保
持できるため、マッチトフィルタにおける消費電力を低
減でき、その結果消費電力を抑えつつ、RAKE合成の
精度を向上できる効果がある。
【0064】請求項4記載の発明によれば、パイロット
シンボルとパイロットシンボルレプリカとの複素共役乗
算を行い、特定期間における各成分毎の加算結果から希
望波電力を測定する請求項2又は請求項3記載のRAK
E合成回路としているので、既知のパイロットシンボル
を用いて希望波電力を測定するので、簡単な構成で精度
の高い測定ができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のRAKE合成回路の構成ブロック図で
ある。
【図2】本発明のRAKE合成回路における受信信号の
取り扱いを説明するためのフォーマット図である。
【図3】従来のRAKE回路の構成ブロック図である。
【図4】従来のRAKE合成回路における受信信号の取
り扱いを説明するためのフォーマット図である。
【符号の説明】
1…マッチトフィルタ、 2…遅延プロファイル生成
部、 3…RAKE合成パス選択部、 4…コリレー
タ、 5…同期検波部、 6…RAKE合成部、7…R
AKE合成パス候補選択部、 8…希望波電力測定部、
9…マルチプレクサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信拡散信号の一部から遅延プロファイ
    ルを求め、前記遅延プロファイルからRAKE合成パス
    の候補を選択し、前記RAKE合成パス候補について受
    信拡散信号から希望波電力を測定し、前記希望波電力が
    大きい信号成分をRAKE合成パスとしてRAKE合成
    することを特徴とするRAKE合成回路。
  2. 【請求項2】 受信拡散信号の一部を逆拡散して各信号
    成分の遅延時間対平均受信信号電力特性である遅延プロ
    ファイルを求め、前記遅延プロファイルから平均受信信
    号電力が大きい上位特定数の信号成分をRAKE合成パ
    スの候補として選択し、前記RAKE合成パス候補につ
    いて受信拡散信号を逆拡散して絶対同期検波し、前記検
    波結果の中のパイロットシンボルから希望波電力を測定
    し、前記希望波電力が特定値を超えている信号成分をR
    AKE合成パスとしてRAKE合成することを特徴とす
    るRAKE合成回路。
  3. 【請求項3】 受信拡散信号の一部を逆拡散して複数の
    信号成分に分離するマッチトフィルタと、 前記信号成分毎に、特定区間の平均受信信号電力を求
    め、遅延プロファイルを生成する遅延プロファイル生成
    部と、 前記遅延プロファイルから、平均受信信号電力が大きい
    上位特定数の信号成分をRAKE合成パス候補とみなし
    て、前記RAKE合成パス候補毎に受信タイミングを出
    力するRAKE合成パス候補選択部と、 前記RAKE合成パス候補毎に独立に設置され、前記受
    信タイミングに基づいて受信拡散信号からRAKE合成
    パス候補成分を取り出し、逆拡散して復調信号を出力す
    るコリレータと、 前記各コリレータに対応して設置され、前記コリレータ
    からの復調信号から前記RAKE合成パス候補の無線伝
    搬路における振幅・位相変動を推定し、これを補償して
    絶対同期検波する同期検波部と、 前記各同期検波部に対応して設置され、前記各同期検波
    部からの同期検波結果におけるパイロットシンボルから
    希望波電力を測定し、前記希望波電力が所定のしきい値
    を超えている場合に、RAKE合成パス候補をRAKE
    合成パスとみなしてRAKE合成パス選択信号を出力す
    る希望波電力測定部と、 前記各同期検波部に対応して設置され、前記RAKE合
    成パス選択信号に従って同期検波部からの同期検波結果
    を出力するマルチプレクサと、 前記各マルチプレクサからのRAKE合成パスとして選
    択された同期検波結果の信号を同相合成して出力するR
    AKE合成部とを有することを特徴とするRAKE合成
    回路。
  4. 【請求項4】 パイロットシンボルと同一の信号である
    パイロットシンボルレプリカを生成し、検波結果の中の
    パイロットシンボルと前記パイロットシンボルレプリカ
    との複素共役乗算を行い、特定期間における前記複素共
    役乗算結果の同相成分と直交成分とを各々加算し、前記
    加算結果の同相成分と直交成分から希望波電力を測定す
    ることを特徴とする請求項2又は請求項3記載のRAK
    E合成回路。
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