JP2000083011A - 干渉キャンセラにおける伝搬路推定方法及び干渉除去装置 - Google Patents

干渉キャンセラにおける伝搬路推定方法及び干渉除去装置

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JP2000083011A JP25103498A JP25103498A JP2000083011A JP 2000083011 A JP2000083011 A JP 2000083011A JP 25103498 A JP25103498 A JP 25103498A JP 25103498 A JP25103498 A JP 25103498A JP 2000083011 A JP2000083011 A JP 2000083011A
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    • H04B2201/707Orthogonal indexing scheme relating to spread spectrum techniques in general relating to direct sequence modulation
    • H04B2201/70701Orthogonal indexing scheme relating to spread spectrum techniques in general relating to direct sequence modulation featuring pilot assisted reception

Abstract

(57)【要約】 【課題】 DS−CDMA移動通信に適用されるマルチ
ステージ型の干渉キャンセラにおける伝搬路推定法及び
干渉除去装置に関し、パイロット外挿同期検波を行なう
際に、処理遅延を増大させることなく、伝搬路の推定精
度を向上させる。 【解決手段】 各ステージ毎の干渉キャンセラユニット
51及び最終ステージの受信器53が縦続接続され、拡
散符号により変調された信号を受信し、外挿パイロット
シンボルを用いて伝搬路の特性を推定し、干渉レプリカ
を生成して受信信号から差し引き、干渉を除去するマル
チステージ型の干渉キャンセラにするマルチステージ型
の干渉キャンセラにおいて、各ステージの干渉キャンセ
ラユニット51で推定された伝搬路推定値を他のステー
ジの干渉キャンセラユニットに信号線10を介して通知
し、各ステージの干渉キャンセラユニットは自ステージ
で推定された伝搬路推定値と他のステージから通知され
た伝搬路推定値とを用いて伝搬路推定値を算定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、DS−CDMA移
動通信に適用されるマルチステージ型の干渉キャンセラ
における伝搬路推定法及び干渉除去装置に関し、特に、
データとは別のチャネルで送信されるパイロットシンボ
ルを用いて伝搬路の特性を推定し、干渉レプリカを生成
して受信信号から差し引き、干渉を除去するマルチステ
ージ型の干渉キャンセラにおける伝搬路推定法及び干渉
除去装置に関する。
【0002】DS−CDMA(Direct Sequence Code D
ivision Multiple Access ;直接スペクトル拡散符号分
割多重アクセス)移動通信システムでは、移動局との間
の非同期により生じる拡散コード間の相互相関に起因す
る他の移動局(他ユーザチャネル)からの干渉やマルチ
パスによる干渉が発生し、これらの干渉は移動通信シス
テムのチャネル容量及び伝送品質を低下させる要因とな
る。そのためこのような干渉を受信信号から精度良く除
去し、信号電力対干渉電力比(SIR)を向上させる干
渉キャンセラの適用が重要な課題となっている。
【0003】
【従来の技術】図5は従来例のマルチステージ型の干渉
キャンセラの説明図である。マルチステージ型干渉キャ
ンセラの各ステージは、干渉キャンセラユニット51と
合成部(Σ)52とにより構成され、それらがステージ
順に縦続接続される。同図は第1〜第mステージから成
るマルチステージ型の干渉キャンセラを示し、最終ステ
ージの第mステージにはデータシンボルの受信器53が
接続される。
【0004】各干渉キャンセラユニット51及び最終ス
テージの受信器53は、ユーザチャネル対応に並列に設
けられ、該干渉キャンセラユニット51(ICU1,1
ICU1,k ,ICU2,1 〜ICU2,k ,・・・)の添字
は、ステージ番号びユーザチャネル対応のユーザ番号を
示している。
【0005】第1ステージでは、受信信号R0 がユーザ
チャネル対応の各干渉キャンセラユニットICU1,1
ICU1,k に入力され、各干渉キャンセラユニットIC
1, 1 〜ICU1,k は、シンボルレプリカ信号S1,1
1,k 及び干渉レプリカ信号d1,1 〜d1,k を出力し、
合成部52はユーザチャネル対応の干渉レプリカ信号d
1,1 〜d1,k を合成し、該合成した干渉レプリカ信号d
1,1 〜d1,k を受信信号R0 から差し引くことにより、
第1ステージの誤差信号e1 を出力する。
【0006】第2ステージでは、各干渉キャンセラユニ
ットICU2,1 〜ICU2,k に、第1ステージの合成部
52からの誤差信号e1 と、第1ステージの干渉キャン
セラユニットICU1,1 〜ICU1,k からのシンボルレ
プリカ信号S1,1 〜S1,k とが入力され、各干渉キャン
セラユニットICU2,1 〜ICU2,k は、シンボルレプ
リカ信号S2,1 〜S2,k 及び干渉レプリカ信号d2,1
2,k を出力し、合成部52はユーザチャネル対応の干
渉レプリカ信号d2,1 〜d2,k を合成し、該合成した干
渉レプリカ信号d2,1 〜d2,k を第1ステージの誤差信
号e1 から差し引くことにより、第2ステージの誤差信
号e2 を出力する。
【0007】最終ステージの第mステージでは、各受信
器ReCm,1 〜ReCm,k に、前ステージの誤差信号e
m-1 と前ステージのシンボルレプリカ信号Sm-1,1 〜S
m-1, k とが入力され、各受信器ReCm,1 〜ReCm,k
は、それらの入力信号から干渉除去を行い、データシン
ボルを復号する。各ステージにおける干渉除去処理を順
次繰り返すことによって、徐々に誤差信号は小さくな
り、ユーザ間等の干渉が除去されたシンボルレプリカ信
号が得られる。
【0008】図6は従来例の干渉キャンセラユニットの
説明図である。60は干渉キャンセラユニット(IC
U)、61は逆拡散処理部、61−1は逆拡散器、61
−2は加算器、61−3は乗算器、61−4は伝搬路推
定回路、62は合成部、63は判定部、64は拡散処理
部、64−1は乗算器、64−2は加算器、64−3は
再拡散器、65は合成部である。
【0009】逆拡散処理部61及び拡散処理部64は、
受信遅延波数即ちパス(伝搬経路)の多重数に対応して
複数設けられ、図6は3つ並列に設けた例を示してい
る。又、同図においてパス対応の信号には添字iを付し
ている(図示の例ではi=1〜3)。なお、パス対応の
信号はレイクフィンガ(Rake Finger)と称
される。
【0010】逆拡散処理部61には、前ステージの誤差
信号ej-1 (第1ステージの場合は受信信号R0 )と、
前ステージのシンボルレプリカ信号Sj-1,1 〜Sj-1,k
(第1ステージの場合は零)とが入力され、前ステージ
の誤差信号ej-1 (第1ステージの場合は受信信号R0
)に対して逆拡散器61−1は拡散コードによって逆
拡散して復調する。なお、jはステージ番号である。
【0011】逆拡散復調された信号と前ステージのシン
ボルレプリカ信号Sj-1,1 〜Sj-1, k (第1ステージの
場合は零)とは加算器61−2により加算され第iパス
の受信シンボルRi が生成される。この受信シンボルR
i は伝搬路推定回路61−4に入力され、伝搬路推定回
路61−4は、図7に示すパイロットシンボルを用いて
それぞれのパスの伝搬路の特性を推定し、パス毎の伝搬
路推定値ξi ^を出力する。
【0012】この伝搬路推定値ξi ^の複素共役ξi
* を、逆拡散復調した信号Ri に乗算器61−3で乗じ
ることにより、伝搬路の影響による位相ずれが取り除か
れた受信シンボルが出力される。
【0013】各パス毎の乗算器61−3からの出力信号
は、合成部62(Σ)により最大比合成(ダイバーシテ
ィ合成)され、該最大比合成された受信シンボルΣRi
ξi* は、判定部63において閾値と比較することに
よりデ−タシンボルとして仮判定される。
【0014】逆拡散処理部61から出力生成される信号
をレプリカ生成信号と称す。レプリカ生成信号は後段の
拡散処理部64によりシンボルレプリカ信号及び干渉レ
プリカ信号に変換処理されて次ステージに送出される。
【0015】前記判定部63からの仮判定データシンボ
ルZS ^は、パス対応に分岐され、拡散処理部64の乗
算器64−1により、前記伝搬路推定値ξi ^が乗じら
れて再びそれぞれのパス毎の信号に分解され、シンボル
レプリカ信号Sj,1 〜Sj,kとして次ステージに送出さ
れる。
【0016】又、前記乗算器64−1から出力されるパ
ス毎のシンボルレプリカ信号Sj,1〜Sj,k と、前ステ
ージからのシンボルレプリカ信号Sj-1,1 〜Sj-1,k
が、加算器64−2に入力され、加算器64−2は、こ
のステージのシンボルレプリカ信号Sj,1 〜Sj,k と、
前ステージのシンボルレプリカ信号Sj-1,1 〜Sj-1, k
の差を出力し、該加算器64−2の出力信号は、再拡散
器64−3において拡散コードにより拡散され、再拡散
器64−3からの拡散出力信号は、合成部(Σ)65に
より他のパスの拡散出力信号と合成されて、干渉レプリ
カ信号dj,1 〜dj,k として前記図5に示した合成部
(Σ)52に出力される。
【0017】最終ステージの受信器53は、逆拡散処理
部61、合成部(Σ)62及び判定部63を備え、最終
ステージ受信器53の逆拡散処理部61には、前ステー
ジの干渉レプリカ生成ユニットのからの誤差信号em-1
とシンボルレプリカ信号Sm- 1,1 〜Sm-1,k とが入力さ
れ、最終ステージ受信器53の逆拡散処理部61は前述
した干渉キャンセラユニットの逆拡散処理部と同様の処
理を行い、受信シンボルを出力する。
【0018】最終ステージ受信器53の合成部(Σ)6
2は、逆拡散処理部61から出力される受信シンボルを
最大比合成(ダイバーシティ合成)し、該最大比合成さ
れた受信シンボルΣRi ξi * は、判定部63により
最終判定され、復号器においてデインターリーブや誤り
訂正等の復号処理を受け、情報データとして再生され
る。
【0019】このように、受信信号は各ユーザチャネル
対応の各ステージの干渉レプリカ生成ユニット及び最終
ステージの受信器の逆拡散処理部61において、遅延波
(パス)ごとに逆拡散処理が行われ、それぞれのパスは
シンボルレートに変換される。
【0020】そして、伝搬路推定回路61−4により、
パイロットシンボルを用いてそれぞれのパスの伝搬路の
特性(フェージング複素包絡線) を推定し、その複素共
役を乗じることにより伝搬路の影響を除去したデータシ
ンボルを生成して受信データを判定する。
【0021】ここでパイロットシンボルを用いた伝搬路
の推定について説明する。一般に、移動体通信におい
て、多重波伝搬路(マルチパス)が形成される環境を通
信端末が移動することに伴い、フェージングによる伝搬
路特性の変動が生じる。
【0022】このような状況下でデータシンボルを受信
復調する場合、データシンボルと共に送信されるパイロ
ットシンボルを受信復調し、該パイロットシンボルから
伝搬路特性( フェージング複素包絡線) を推定し、伝搬
路による影響を除去してデータシンボルの同期検波を行
う手法が広く用いられている。
【0023】前述のパイロットシンボルは、振幅及び位
相が予め定められた既知のシンボルであり、データシン
ボルの間に内挿されるか又はデータシンボル用のチャネ
ルとは別のチヤネルに外挿されて送信装置から送出され
る。
【0024】パイロットシンボルが内挿される場合、パ
イロットシンボルはデータフレームの所定の位置に挿入
されて送信され、受信装置ではデータフレームの前に付
加されるプリアンブル等による同期合わせにより、パイ
ロットシンボル位置を認識し、その位置のシンボルを受
信復調し、その振幅及び位相の値から伝搬路の特性を推
定する。
【0025】一方、パイロットシンボルが外挿される場
合、パイロットシンボルとデータシンボルとは互いに直
行したチャネルにより多重されて送信される。このよう
にパイロットシンボルがデータシンボルと並列して送信
されるため、外挿パイロットシンボルを送信する方式
は、並列パイロットチャネル方式とも呼ばれる。外挿パ
イロット方式は、直行コードで多重分離するプロセスが
あるため、DS−CDMAによる移動通信の分野での応
用が検討されている。
【0026】今、パイロットシンボルとして送信される
シンボルをZとする。この時の伝搬路特性をξとする
と、受信シンボルは、Z・ξとなる。パイロットシンボ
ルZは予めその振幅及び位相が既知のシンボルである。
そして、伝搬路を経由して受信される受信シンボルZn
・ξnに、既知であるパイロットシンボルの複素共役で
あるZ* を乗ずると、その値は、ξn・|Z|2 とな
る。
【0027】パイロットシンボルべクトルの大きさは解
っている(|Z|≡1としてもよい。)ので、伝搬路特
性ξをこの計算により推定することができる。伝搬路推
定回路61−4はこの演算を行って、伝搬路推定値ξ^
を出力する。推定値ξ^を式で示すと以下のとおりであ
る。 ξ^=Zξ・Z* =ξ・|Z|2 ・・・・(1)
【0028】実際には、受信シンボルは雑音や干渉の影
響を受けており、正確に伝搬路特性を推定することは難
しい。したがって、複数のパイロットシンボルにより求
めた伝搬路特性の平均をとり、推定精度を向上させる。
一般には、フェージングによる伝搬路の時間的な変動に
追従するために、移動区間の複数のパイロットシンボル
間での移動平均が行われる。
【0029】今、n番目のパイロットシンボルの前後複
数のパイロットシンボルの平均により推定された伝搬路
特性をξn^とする。n番目の送信データシンボルをZ
n、実際の伝搬路をξnとすると、受信データシンボル
は、Zn・ξnなので、これに伝搬路推定値の複素共役
ξn^* を乗算器61−3により乗じ、伝搬路推定値ξ
n^のベクトルの絶対値の2乗で割ることにより、受信
データシンボルから伝搬路の影響を除去した送信データ
シンボルZnが復調される。この復調データシンボルを
Zn^とし、前述の演算を式で表すと以下のようにな
る。 Zn^=Zn・ξn・ξn^* /|ξn^|2 ・・・・(2)
【0030】このようにして同期検波されたデータシン
ボルは、合成部62によりダイバーシチ合成を行った
後、判定部63において、その位相について判定され、
又多値QAM等の場合はその振幅についても判定され
る。
【0031】そして、再拡散部64において、判定部6
3により判定したシンボルに、先程の伝搬路推定値ξを
乗じて再びそれぞれのパスに分離した後、再拡散を行な
い、シンボルレプリカ及び干渉レプリカ信号が生成さ
れ、それらを次のステージに渡し、次のステージでは同
様の処理を繰り返すことにより、徐々に干渉が除去され
る。
【0032】なお、図では、逆拡散後の信号線が1本し
か描かれていないが、これらはバス構造になっており、
データシンボルとパイロットシンボルが時間多重されて
伝送されているものとする。
【0033】図7はパイロットシンボルによる伝搬路推
定と復調データシンボルのタイミング関係を示す図であ
る。同図に示すように、パイロットシンボルとデータシ
ンボルとは、それぞれ別々のパイロットチャネル71及
びデータチャネル72により送信されるものとする。
【0034】この場合、データシンボルとパイロットシ
ンボルは別々のコードで拡散多重され、同一の搬送波で
変調される。したがって、2つのチャネルは同一の伝搬
路の影響を受けた後受信される。受信側では、それぞれ
のコードで逆拡散を行い、データシンボルとパイロット
シンボルを分離する。
【0035】干渉や雑音の影響を低減する為に、復調処
理に用いられる伝搬路推定値は、図7に示すように、あ
る一定区間73のパイロットシンボルによる伝搬路推定
値を平均することにより求められる。また、フェージン
グによる伝搬路の変動に追従するため、一定区間を保っ
た状態で移動平均を行う。
【0036】移動平均区間73は、伝搬路の特性が大き
く変動しない範囲で決められる。図7に示すように、処
理遅延が生じないように、復調するデータシンボル以前
のパイロットシンボルの移動平均により伝搬路推定を行
い、該伝搬路推定値を用いて復調データシンボル74を
同期検波する。
【0037】図8は、マルチステージ型干渉キャンセラ
の各ステージにおける伝搬路推定と復調データシンボル
のタイミング関係を示す図である。同図において、
(A)は第1ステージ、(B)は第2ステージ、(C)
は第3ステージのそれぞれフレーム先頭シンボル81と
伝搬路推定値移動平均区間82と復調データシンボル8
3のタイミング関係を示す。
【0038】各ステージ間では、数シンボル程度の時間
τのステージ間処理遅延が生じるが、これはRAKE合
成(パスダイバーシチ合成)を行うための遅延調整や、
ステージ間でデータを転送する際の入出力遅延等から生
ずるものである。
【0039】
【発明が解決しようとする課題】パイロット同期検波の
受信特性は、伝搬路の推定精度に大きく影響される。特
に、マルチステージ型の干渉キャンセラでは、伝搬路推
定値は仮判定のためのRAKE合成だけでなく、干渉レ
プリカの生成にも使われているため、干渉除去特性に大
きく影響する。したがって、DS−CDMA移動通信で
は、伝搬路の推定精度を向上させることが、受信持性お
よびセル容量特性を向上させる上で重要である。
【0040】伝搬路の推定精度を上げる方法として、復
調するデータシンボルより後のパイロットシンボルも用
いる方法が考えられる。しかし、この方法は各ステージ
における処理遅延を増大させることになる。特にステー
ジ数の多い干渉キャンセラでは、処理遅延はステージ数
倍になり問題である。また、DS−CDMA移動通信で
は、送信電力制御を行っており、処理遅延の増大は送信
電力制御の遅延となり、受信特性がさらに劣化する。
【0041】本発明は、DS−CDMA移動通信に適用
されるマルチステージ型干渉キャンセラにおいて、パイ
ロット外挿同期検波を行なう際に、処理遅延を増大させ
ることなく、伝搬路の推定精度を向上させることを目的
とする。
【0042】
【課題を解決するための手段】本発明の干渉キャンセラ
における伝搬路推定方法は、(1)拡散符号により変調
された信号を受信するマルチステージ型の干渉キャンセ
ラにおいて、データシンボル用のチャネルとは別のチャ
ネルで送信されるパイロットシンボルを用いて伝搬路の
特性を推定する伝搬路推定方法であって、干渉キャンセ
ラの各ステージで推定された伝搬路推定値を他のステー
ジに通知し、各ステージでは自ステージで推定された伝
搬路推定値と他のステージから通知された伝搬路推定値
とを用いて伝搬路推定値を算定する過程を含むものであ
る。
【0043】又、(2)後段のステージで推定された伝
搬路推定値を、前段のステージに通知し、前段のステー
ジでは自ステージで推定された伝搬路推定値と後段のス
テージから通知された伝搬路推定値とを用いて伝搬路推
定値を算定する過程を含むものである。
【0044】マルチステージ型干渉キャンセラでは、後
段のステージに進むほど干渉が除去されていくため伝搬
路推定精度が良くなり、後段のステージで推定した伝搬
路推定値を前段のステージで利用することにより、前段
のステージにおける伝搬路推定精度が向上する。
【0045】又、(3)前段のステージで既に推定され
た時間的に先行する伝搬路推定値を、後段のステージに
通知し、後段のステージでは自ステージで推定された伝
搬路推定値と前段のステージから通知された伝搬路推定
値とを用いて伝搬路推定値を算定する過程を含むもので
ある。
【0046】各ステージ間には数シンボル程度の処理遅
延が生じているため、後段のステージでは前段のステー
ジより数シンボル先に入力されたシンボルの復調処理が
行われている。したがって、後段のステージにとって
は、このシンボルより後の時間的位置の伝搬路推定値
が、前段のステージで既に推定されていることになり、
この伝搬路推定値を利用することにより、後段のステー
ジにおける伝搬路推定精度が向上する。
【0047】又、(4)自ステージで推定された伝搬路
推定値と、他のステージから通知された伝搬路推定値と
を、それぞれステージ毎の信頼度に応じて加重平均して
伝搬路推定値を算定する過程を含むものである。
【0048】又、本発明の干渉除去装置は、(5)拡散
符号により変調された信号を干渉除去して受信するマル
チステージ型の干渉除去装置であって、各ステージ毎の
干渉キャンセラユニット及び最終ステージの受信器を縦
続接続したマルチステージ型の干渉除去装置において、
前記各ステージ毎の干渉キャンセラユニット及び最終ス
テージの受信器は、データシンボル用のチャネルとは別
のチャネルで送信されるパイロットシンボルを用いて伝
搬路の特性を推定する伝搬路推定回路を備え、該伝搬路
推定回路は、各ステージで推定された伝搬路推定値を他
のステージの伝搬路推定回路に信号線により通知し、各
ステージの伝搬路推定回路は、自ステージで推定された
伝搬路推定値と他のステージから通知された伝搬路推定
値とを用いて伝搬路推定値を算定する構成を備えたもの
である。
【0049】又、(6)前記伝搬路推定回路は、後段の
ステージの伝搬路推定回路で推定された伝搬路推定値
を、前段のステージの伝搬路推定回路に通知し、前段の
ステージの伝搬路推定回路は、自ステージで推定された
伝搬路推定値と後段のステージから通知された伝搬路推
定値とを用いて伝搬路推定値を算定する構成を備えたも
のである。
【0050】又、(7)前記伝搬路推定回路は、前段の
ステージの伝搬路推定回路で既に推定された時間的に先
行する伝搬路推定値を、後段のステージの伝搬路推定回
路に通知し、後段のステージの伝搬路推定回路は、自ス
テージで推定された伝搬路推定値と前段のステージから
通知された伝搬路推定値とを用いて伝搬路推定値を算定
する構成を備えたものである。
【0051】又、(8)前記伝搬路推定回路は、自ステ
ージで推定された伝搬路推定値と、他のステージの伝搬
路推定回路から通知された伝搬路推定値とを、それぞれ
ステージ毎の信頼度に応じて加重平均して伝搬路推定値
を算定する構成を備えたものである。
【0052】
【発明の実施の形態】図1は本発明のマルチステージ型
干渉キャンセラの説明図である。同図に示した干渉キャ
ンセラユニット(ICU)51、合成部(Σ)52、最
終ステージの受信器(ReC)53の基本的な構成及び
機能は、図5に示した従来例のマルチステージ型干渉キ
ャンセラにおけるものと同様のものであり、重複した説
明は省略する。
【0053】発明のマルチステージ型干渉キャンセラ
は、各ステージの干渉キャンセラユニット(ICU)5
1及び最終ステージの受信器(ReC)53の伝搬路推
定回路が、信号線10により相互に接続され、ステージ
間で伝搬路推定情報を転送し合うことができる構成にな
っている。
【0054】図2は本発明の干渉キャンセラユニットの
説明図である。同図に示した干渉キャンセラユニット
(ICU)60、逆拡散処理部61、逆拡散器61−
1、加算器61−2、乗算器61−3、伝搬路推定回路
61−4、合成部(Σ)62、判定部63、拡散処理部
64、乗算器64−1、加算器64−2、再拡散器64
−3、合成部(Σ)65の基本的な構成及び機能は、図
6に示した従来例の干渉キャンセラユニットにおけるも
のと同様のものであり、重複した説明は省略する。
【0055】本発明の干渉キャンセラユニットは、伝搬
路推定回路61−4が信号線10により他のステージの
伝搬路推定回路と接続され、伝搬路推定情報をステージ
間で互いに転送し合うことができる構成になっている。
【0056】マルチステージ型干渉キャンセラでは、後
段のステージに進むほど干渉が除去されていくため伝搬
路推定精度が良くなるので、後段のステージで推定した
伝搬路推定情報を前段のステージで利用することによ
り、前段のステージにおける伝搬路推定精度を向上させ
ることができる。
【0057】図3は本発明の第1の実施の形態の各ステ
ージにおける伝搬路推定と復調データシンボルのタイミ
ング関係を示す図である。同図において、(A)は第1
ステージ、(B)は第2ステージ、(C)は第3ステー
ジのそれぞれフレーム先頭シンボル31と伝搬路推定値
移動平均区間32と復調データシンボル33のタイミン
グ関係を示す。
【0058】各ステージ間では、数シンボル程度のステ
ージ間処理遅延が生じるが、これは前述したとおり、R
AKE合成(パスダイバーシチ合成)を行うための遅延
調整やステージ間でデータを転送する際の入出力遅延等
から生ずるものである。伝搬路推定用の移動平均区間3
2は、各ステージで同一であり、フェージング周期に適
合した時間間隔Tを有し、ステージ間処理遅延時間τよ
り充分長い。
【0059】第1ステージ、第2ステージ及び第3ステ
ージでは、それぞれ自ステージの伝搬路推定回路64−
1で受信したパイロットシンボルを用いて伝搬路を推定
し、その各ステージで得られる伝搬路推定値をそれぞれ
ξ1 、ξ2 、ξ3 とする。
【0060】前述したように、後段のステージほど伝搬
路推定精度が良くなるので、後段のステージで推定した
伝搬路推定値を前段のステージに転送し、前段のステー
ジでは後段のステージの伝搬路推定値を、伝搬路推定用
の移動平均区間32に組み入れて移動平均することによ
り、前段のステージにおける伝搬路推定精度を向上させ
ることができる。
【0061】第1ステージでは、自らのパイロットシン
ボルで推定した伝搬路推定値ξ1 をステージ間処理遅延
時間τのみ使用し、又、この伝搬路推定値ξ1 より前の
位置での伝搬路推定値は、第2ステージで既に求められ
ている伝搬路推定値ξ2 をステージ間処理遅延時間τの
み用い、更にこの伝搬路推定値ξ2 より前の位置での伝
搬路推定値は、第3ステージで既に求められている伝搬
路推定値ξ3 を、移動平均区間32の残りの区間に用い
て移動平均を行い、精度の高い伝搬路推定値をもとに、
復調データシンボル33を同期検波することができる。
【0062】この場合、第1ステージの移動平均区間3
2の残りの区間に用いられる伝搬路推定値ξ3 は、復調
データシンボル33に時間的により近い位置の伝搬路推
定値ξ3-1 を用いる。
【0063】第2ステージでは、自らのパイロットシン
ボルで推定した伝搬路推定値ξ2 をステージ間処理遅延
時間τのみ使用し、又、この伝搬路推定値ξ2 より前の
位置での伝搬路推定値は、第3ステージで既に求められ
ている伝搬路推定値ξ3 を、移動平均区間32の残りの
区間に用いて移動平均を行い、この伝搬路推定値をもと
に、復調データシンボル33を同期検波する。
【0064】なお、この場合も、第2ステージの移動平
均区間32の残りの区間に用いられる伝搬路推定値ξ3
は、復調データシンボル33に時間的により近い位置の
伝搬路推定値ξ3-2 を用いる。そして、最終段の第 3ス
テージにおいては、自ステージで推定した最も精度の高
い伝搬路推定値ξ3 をもとに移動平均を行って、復調デ
ータシンボル33を同期検波する。
【0065】以上説明した第1の実施の形態は、後段の
ステージの伝搬路推定値を前段のステージに転送するこ
とにより、前段のステージの伝搬路推定値及び復調デー
タシンボルの精度を向上させる構成であったが、逆に前
段のステージの伝搬路推定値を後段のステージに転送す
ることにより、後段のステージの伝搬路推定値を向上さ
せることができる。以下、この第2の実施の形態につい
て説明する。
【0066】各ステージ間には数シンボル程度の処理遅
延が生じているため、後段のステージでは、前段のステ
ージより数シンボル前のシンボルの復調処理が行われて
いる。そのため、後段のステージにおいてはこのシンボ
ルの後の時間位置での伝搬路推定値が前段のステージで
既に求められているので、この前段のステージの伝搬路
推定値を利用することにより、後段のステージにおける
伝搬路推定精度を向上することができる。
【0067】図4は本発明の第2の実施の形態の各ステ
ージにおける伝搬路推定と復調データシンボルのタイミ
ング関係を示す図である。同図において、(A)は第1
ステージ、(B)は第2ステージ、(C)は第3ステー
ジのそれぞれフレーム先頭シンボル41と伝搬路推定値
移動平均区間42と復調データシンボル43のタイミン
グ関係を示す。
【0068】図4は第1の実施の形態と同様に、後段の
ステージの伝搬路推定値を前段のステージに転送すると
ともに、前段のステージの伝搬路推定値を後段のステー
ジに転送する形態を示している。
【0069】第2ステージにおいて、データシンボルの
復調処理を行う際には、第1ステージの伝搬路推定回路
により、ステージ間処理遅延時間τに相当するシンボル
数だけ先の伝搬路情報ξ1 が既に推定されている。
【0070】したがって、第2ステージの伝搬路推定回
路は、この第1ステージの伝搬路推定値ξ1 を第1ステ
ージの伝搬路推定回路から信号線を介して受け取り、第
1ステージの伝搬路推定値ξ1 と第2ステージの伝搬路
推定値ξ2 と第2ステージの伝搬路推定値ξ3 とを用い
て移動平均し、該移動平均した伝搬路推定値をもとに復
調データシンボル33を同期検波する。
【0071】前述したように、前段のステージの伝搬路
推定値は、後段のステージの伝搬路推定値より全体とし
ては精度が低いが、復調処理を行うデータシンボルを時
間的に前後に取り囲む時間位置での伝搬路推定値を移動
平均することにより、データシンボル復調時の伝搬路推
定値の精度が向上する。
【0072】つまり、一般に移動平均区間の平均値は、
移動平均区間の中間位置の伝搬路推定値に近い値となる
ことが多いため、復調データシンボルの前部及び後部の
時間位置の伝搬路推定値を用いて平均することにより、
データシンボル復調時を中心とした移動平均区間での平
均を行うこととなり、特にフェージングに変動が大きい
場合に伝搬路推定値の精度を向上させることができる。
【0073】同様に第3ステージでは、第2ステージで
推定される伝搬路推定値ξ2 及び第1ステージで推定さ
れる伝搬路推定値ξ1 を伝搬路推定値として用い、これ
らの伝搬路推定値と第3ステージでの伝搬路推定値ξ3
とで平均値を求めることにより、伝搬路推定値の精度を
向上させることができる。第3ステージでは、復調シン
ボル33が、ξ1 とξ2 とξ3 とから成る平均区間のよ
り中心に近い位置に来るため、より精度が向上する。
【0074】このように、前段のステージの伝搬路推定
値を後段のステージに転送することにより、復調データ
シンボルの処理遅延を増大させることなく、復調データ
シンボルより後の伝搬路推定値を含めた移動平均区間で
の平均を行い、高精度の伝搬路推定を行うことができ
る。なお、図4において、第1及び第2ステージの伝搬
路推定値ξ1 及びξ2 が利用される期間は、ステージ間
処理遅延時間τとなる。
【0075】本発明の第1及び実施の形態では、他のス
テージで推定された伝搬路情報を、自ステージにおける
伝搬路推定値移動平均区間に取り込み、移動平均を行う
ものであったが、更に、自ステージで求めた伝搬路推定
値と、他のステージで求めた伝搬路推定値とを加重平均
することにより、より精度を向上させることができる。
【0076】この場合、後段のステージで求めた伝搬路
推定値ほど精度が高いので、後段ステージの伝搬路推定
値重み付けを大きくし、伝搬路推定値の信頼度に応じた
加重平均を行い、伝搬路推定値の精度を向上させること
ができる。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
干渉キャンセラの各ステージで推定された伝搬路推定値
を他のステージに通知し、各ステージでは自ステージで
推定された伝搬路推定値と他のステージから通知された
伝搬路推定値とを用いることにより、精度の高い伝搬路
推定値を得ることができる。
【0078】又、後段のステージで推定したより精度の
高い伝搬路推定値を前段のステージに転送し、前段のス
テージでは後段のステージの伝搬路推定値を組み入れて
移動平均することにより、前段のステージにおける伝搬
路推定精度を向上させることができる。
【0079】又、前段のステージの伝搬路推定値を後段
のステージに転送することにより、後段のステージでは
復調データシンボルの処理遅延を増大させることなく、
データシンボルより後の伝搬路推定値を含めた移動平均
を行い、高精度の伝搬路推定を行うことができる。
【0080】更に、自ステージで求めた伝搬路推定値
と、他のステージで求めた伝搬路推定値とを伝搬路推定
値の信頼度に応じて加重平均することにより、伝搬路推
定値の精度をより向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマルチステージ型干渉キャンセラの説
明図である。
【図2】本発明の干渉キャンセラユニットの説明図であ
る。
【図3】本発明の第1の実施の形態の各ステージにおけ
る伝搬路推定と復調データシンボルのタイミング関係を
示す図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態の各ステージにおけ
る伝搬路推定と復調データシンボルのタイミング関係を
示す図である。
【図5】従来例のマルチステージ型の干渉キャンセラの
説明図である。
【図6】従来例の干渉キャンセラユニットの説明図であ
る。
【図7】パイロットシンボルによる伝搬路推定と復調デ
ータシンボルのタイミング関係を示す図である。
【図8】マルチステージ型干渉キャンセラの各ステージ
における伝搬路推定と復調データシンボルのタイミング
関係を示す図である。
【符号の説明】
10 信号線 51 干渉キャンセラユニット 52 合成部 53 最終ステージの受信器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K022 EE02 EE13 EE32 EE35 5K046 AA09 HH05 HH11 HH37 HH56 HH68 5K052 BB01 CC06 DD03 DD04 EE07 EE30 FF01 FF31 5K067 AA03 CC10 DD25 DD48 EE02 GG11 HH21

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 拡散符号により変調された信号を受信す
    るマルチステージ型の干渉キャンセラにおいて、データ
    シンボル用のチャネルとは別のチャネルで送信されるパ
    イロットシンボルを用いて伝搬路の特性を推定する伝搬
    路推定方法であって、 干渉キャンセラの各ステージで推定された伝搬路推定値
    を他のステージに通知し、各ステージでは自ステージで
    推定された伝搬路推定値と他のステージから通知された
    伝搬路推定値とを用いて伝搬路推定値を算定する過程を
    含むことを特徴とする干渉キャンセラにおける伝搬路推
    定方法。
  2. 【請求項2】 後段のステージで推定された伝搬路推定
    値を、前段のステージに通知し、前段のステージでは自
    ステージで推定された伝搬路推定値と後段のステージか
    ら通知された伝搬路推定値とを用いて伝搬路推定値を算
    定する過程を含むことを特徴とする請求項1記載の干渉
    キャンセラにおける伝搬路推定方法。
  3. 【請求項3】 前段のステージで既に推定された時間的
    に先行する伝搬路推定値を、後段のステージに通知し、
    後段のステージでは自ステージで推定された伝搬路推定
    値と前段のステージから通知された伝搬路推定値とを用
    いて伝搬路推定値を算定する過程を含むことを特徴とす
    る請求項1又は2記載の干渉キャンセラにおける伝搬路
    推定方法。
  4. 【請求項4】 自ステージで推定された伝搬路推定値
    と、他のステージから通知された伝搬路推定値とを、そ
    れぞれステージ毎の信頼度に応じて加重平均して伝搬路
    推定値を算定する過程を含むことを特徴とする請求項1
    乃至3いずれか1項記載の干渉キャンセラにおける伝搬
    路推定方法。
  5. 【請求項5】 拡散符号により変調された信号を干渉除
    去して受信するマルチステージ型の干渉除去装置であっ
    て、各ステージ毎の干渉キャンセラユニット及び最終ス
    テージの受信器を縦続接続したマルチステージ型の干渉
    除去装置において、 前記各ステージ毎の干渉キャンセラユニット及び最終ス
    テージの受信器は、データシンボル用のチャネルとは別
    のチャネルで送信されるパイロットシンボルを用いて伝
    搬路の特性を推定する伝搬路推定回路を備え、 該伝搬路推定回路は、各ステージで推定された伝搬路推
    定値を他のステージの伝搬路推定回路に信号線により通
    知し、各ステージの伝搬路推定回路は、自ステージで推
    定された伝搬路推定値と他のステージから通知された伝
    搬路推定値とを用いて伝搬路推定値を算定する構成を備
    えたことを特徴とする干渉除去装置。
  6. 【請求項6】 前記伝搬路推定回路は、後段のステージ
    の伝搬路推定回路で推定された伝搬路推定値を、前段の
    ステージの伝搬路推定回路に通知し、前段のステージの
    伝搬路推定回路は、自ステージで推定された伝搬路推定
    値と後段のステージから通知された伝搬路推定値とを用
    いて伝搬路推定値を算定する構成を備えたことを特徴と
    する請求項5記載の干渉除去装置。
  7. 【請求項7】 前記伝搬路推定回路は、前段のステージ
    の伝搬路推定回路で既に推定された時間的に先行する伝
    搬路推定値を、後段のステージの伝搬路推定回路に通知
    し、後段のステージの伝搬路推定回路は、自ステージで
    推定された伝搬路推定値と前段のステージから通知され
    た伝搬路推定値とを用いて伝搬路推定値を算定する構成
    を備えたことを特徴とする請求項5又は6記載の干渉除
    去装置。
  8. 【請求項8】 前記伝搬路推定回路は、自ステージで推
    定された伝搬路推定値と、他のステージの伝搬路推定回
    路から通知された伝搬路推定値とを、それぞれステージ
    毎の信頼度に応じて加重平均して伝搬路推定値を算定す
    る構成を備えたことを特徴とする請求項5乃至7いずれ
    か1項記載の干渉除去装置。
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