JPH11185488A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置

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JPH11185488A
JPH11185488A JP35734097A JP35734097A JPH11185488A JP H11185488 A JPH11185488 A JP H11185488A JP 35734097 A JP35734097 A JP 35734097A JP 35734097 A JP35734097 A JP 35734097A JP H11185488 A JPH11185488 A JP H11185488A
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memory cell
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gate line
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誠一 有留
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和裕 清水
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビット線及び選択ゲート線に印加される電圧
が低下された場合や、STIを使用する場合、誤書き込
みが発生していた。 【解決手段】 先ず、Vbit2に例えば3V、Vsg1 に例
えば5Vを印加し、メモリセルの拡散層に電圧Vdif を
転送する。この時、同時にVcg1 〜Vcg4 を例えば5V
としておき、メモリセルの全部の拡散層、チャネル部を
Vdif とする。ワード線WL1〜WL4の電圧Vcg1 〜
Vcg4 を10Vあるいは20Vに上昇させる前に、選択
ゲート線SG1の電圧Vsg1 を2Vに下げ、選択トラン
ジスタQS1を通してVdif の電荷がビット線に抜け、
電位が低下することを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不揮発性半導体記
憶装置に係わり、特に、FETMOS構造のメモリセル
を複数個接続してメモリセルユニットを構成した不揮発
性半導体記憶装置の書き込み方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電気的に書き換え可能な複数のE
EPROMセルを用いて1つのメモリセルユニットを構
成し、このメモリセルユニットにデータ線を接続した構
造の不揮発性半導体記憶装置が開発されている。この構
造の不揮発性半導体記憶装置は、データ線とのコンタク
ト数を減らすことができ、集積度を高めることが可能と
なる。
【0003】図6は、複数のEEPROMセルにより構
成されたNANDセルの平面図であり、図7及び図8は
それぞれ図6における7−7線、8−8線に沿った断面
図である。以下、同一の構成要素には同一の符号を付
す。
【0004】図6、図7及び図8に示すように、NAN
Dセルにおいて、例えばn型シリコン基板14内にはp
型ウェル12が形成され、p型ウェル12の表面領域に
は素子分離絶縁膜32が選択的に形成される。
【0005】続いて、素子分離絶縁膜32で囲まれた領
域に、例えば4個のEEPROMセルからなるメモリセ
ルM11〜M14と2つの選択トランジスタQS1、Q
S2よりなるNANDセルが形成される。
【0006】NANDセルを構成するメモリセルにおい
て、素子分離絶縁膜32で囲まれたp型ウェル12上に
第1ゲート絶縁膜30が形成され、第1ゲート絶縁膜3
0上に例えば多結晶シリコン膜よりなる浮遊ゲート16
(16−1〜16−4)が形成される。さらに、浮遊ゲ
ート16上に第2ゲート絶縁膜34が形成され、第2ゲ
ート絶縁膜34上に例えば多結晶シリコン膜よりなる制
御ゲート18(18−1〜18−4)が形成される。
【0007】選択トランジスタQS1、QS2におい
て、p型ウェル12上にはゲート絶縁膜が形成され、こ
のゲート絶縁膜上に多結晶シリコンよりなるゲート電極
20、22が形成される。ゲート電極20、22は、図
8に示すように、1層目20a,22aが浮遊ゲート1
6と同時に形成され、2層目20b,22bが制御ゲー
ト18と同時に形成される。なお、ゲート電極20、2
2は、図示せぬ所要の部分で1層目20a、22aと2
層目20b、22bとがそれぞれ導通接続されている。
【0008】また、図6に示すように、メモリセルの制
御ゲート18−1〜18−4は、行方向に連続的に形成
され、隣接するNANDセルのメモリセルの制御ゲート
と接続されて、ワード線WL1〜WL4となる。ワード
線WL1〜WL4の電位をそれぞれVcg1 〜Vcg4 と表
す。選択トランジスタQS1、QS2のゲート電極2
0、22も同様に行方向に連続的に形成され、それぞれ
選択ゲート線SG1、SG2となる。選択ゲート線SG
1、SG2の電位をそれぞれVsg1 、Vsg2 と表す。
【0009】図8に示すように、前記p型ウェル12内
には、ソース・ドレイン領域となるn型拡散層40、4
2、44、46、48、50、52が形成されている。
n型拡散層40、42、44、46、48、50、52
は隣接するメモリセル同士及び隣接するメモリセルと選
択トランジスタにより共用される。この結果、選択トラ
ンジスタQS1、メモリセルM11〜M14及び選択ト
ランジスタQS2の電流経路が直列に接続され、NAN
Dセルが構成される。選択トランジスタQS1のドレイ
ン領域40は、n+ 型拡散層54内に形成され、このド
レイン領域40は、コンタクト開口26を介してビット
線BL124に接続される。また、選択トランジスタQ
S2のソース領域52は、ソース線に接続されている。
【0010】図9は、上記構成のNANDセルを複数個
アレイ状に配置したNAND型EEPROMを示してい
る。一般に、同一のワード線に接続されたメモリセルの
集合は、1ページと呼ばれる。また、同一の選択ゲート
線に接続されたドレイン側の選択トランジスタ群と同一
の選択ゲート線に接続されたソース側の選択トランジス
タ群とに挟まれたページの集合は、1NANDブロック
又は単に1ブロックと呼ばれる。通常、1ブロックは、
独立に消去可能な最小単位となる。
【0011】例えば、図9において、ワード線WL1に
接続されたメモリセルM11、M21、…、Mn1によ
り1つのページが構成される。また、ドレイン側の選択
トランジスタQS1、QS3、…、QS2n−1とソー
ス側の選択トランジスタQS2、QS4、…、QS2n
に挟まれたメモリセルM11、M12、…、Mn3、M
n4により1ブロックが構成される。選択トランジスタ
QS1、QS3、…、QS2n−1のドレインはそれぞ
れビット線BL1、BL2、…、BLnに接続され、選
択トランジスタQS2、QS4、…、QS2nのソース
にはソース電位Vsが供給される。
【0012】以下、図9に示したNAND型EEPRO
Mの動作を説明する。図10はNANDセルの各部の電
圧を示し、図11はNANDセルの各動作でのバイアス
状態を示す。
【0013】先ず、データ消去動作を説明する。データ
の消去は、1NANDブロック単位で行われる。その
際、同一のNANDブロック内のメモリセルの記憶内容
は同時に消去される。先ず、消去するNANDブロック
において、選択ゲート線SG1、SG2の電位Vsg1 及
びVsg2 を高電位VPP(例えば18V)とする。選択
されたNANDブロックにおいて、全てのワード線の電
位Vcg1 〜Vcg4 を接地電位Vss(例えば0V)とし、
p型ウェルの電位Vwell及びn型基板の電位Vsub を高
電圧VPP(例えば18V)とする。ビット線BL1、
BL2、…、の電位Vbit1、Vbit2、…、をそれぞれ例
えば18Vとする。これにより、全てのメモリセルにお
いて浮遊ゲートから基板に電子が放出され、メモリセル
の閾値電圧は負の方向にシフトする。通常、この状態を
“1”状態と定義する。また、チップ全体のデータを消
去する場合は、全てのNANDブロックを選択状態にす
る。
【0014】次に、データの書き込み動作を説明する。
データの書き込みは、例えばビット線から最も離れた位
置のメモリセルから順にページ毎に行う。すなわち、先
ず、ソース線SL側の選択ゲート線SG2に0Vを与え
てこのトランジスタをカットオフさせた状態において、
“0”データを書き込むべきメモリセルが接続されてい
る書き込みビット線BL1乃至BLnにVss(0V)を
与える。そして、“1”データを書き込むメモリセルが
接続されている非書き込みビット線BL1乃至BLnに
は、ドレイン側の選択ゲート線SG1と同じ電圧、それ
以上の電圧、或いはドレイン側の選択ゲート線の電圧よ
り小さくてもドレイン側の選択トランジスタが十分カッ
トオフする電圧(例えば3V)を与えて、各ビット線B
K1乃至BLnにおいて、書き込みの選択と非選択(書
き込み禁止)の区別を行うことになる。
【0015】このような状態において、NANDブロッ
ク内の書き込みを行うページに対応するワード線には高
電圧VPP(例えば20V)を印加し、その他の非選択
ワード線には中間電位VM(例えば10V)を供給す
る。ビット線にVssが印加されたとき(“0”書き込
み)、その電位は選択ワード線と接続されたメモリセル
の拡散層及びチャネル部まで伝達されており、浮遊ゲー
トに電子が注入される。これによりそのメモリセルの閾
値電圧は正方向にシフトする。通常、この状態を“0”
状態と定義する。ビット線に3Vが印加されたとき
(“1”書き込み)、選択されたワード線と接続された
メモリセルのチャネルに3V或いは3V−Vth(Vthは
ドレイン側の選択トランジスタの閾値電圧)が伝達され
た後、選択トランジスタがカットオフする。このため、
フローティング状態となったNANDセルの拡散層及び
チャネルの電位がVPP又はVMの印加されたワード線
との容量結合により上昇する。したがって、メモリセル
に電子は注入されず、閾値電圧は変化せず負のままであ
る。このような書き込み動作を、メモリセルM14、M
13、M12、M11の順に繰り返す。
【0016】次に、データの読み出し動作を説明する。
先ず、NANDブロック内の選択されたメモリセル、例
えば図10においては、メモリセルM14の制御ゲート
の電位Vcg4 をVss(0V)とし、それ以外の制御ゲー
トの電位及び選択トランジスタのゲート電位を外部電源
電圧Vcc(例えば5V)とする。その際、選択メモリセ
ルに電流が流れるか否かを検出し、データの判別を行
う。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところで、NAND型
EEPROMは、データの書き込み時に次のような問題
を有している。図12はデータの書き込み時における動
作を取り出して示している。ビット線に3Vが印加され
たメモリセルについて述べる。上記書き込み方法では、
Vcg1〜Vcg4 を10V又は20Vに上げるため、メモ
リセルM1〜M4の拡散層、及びチャネル部の電位は約
8V程度に上昇する。この時、選択トランジスタQS1
はバックゲート効果によりカットオフされる。しかし、
ビット線に印加される電圧が低下された場合、選択トラ
ンジスタQS1はカットオフし難くなる。
【0018】また、素子分離絶縁膜にSTI(Shallow
Trench Isolation)を用いた場合、LOCOSに比べて
チャネル領域の不純物濃度が低くなるため、選択トラン
ジスタQS1のバックゲート効果が少なくなり、一層カ
ットオフし難くなる。このため、メモリセルM1〜M4
の拡散層の電位はビット線に抜け、約8Vに上昇した電
位が低下し、誤書き込みが発生する原因となっていた。
【0019】さらに、外部電源電圧Vccが低電圧化する
に伴い、ビット線に印加する電圧、選択トランジスタの
ゲートに印加する電圧が低下される傾向にある。このた
め、データの書き込み時にメモリセルの拡散層に転送さ
れる電圧が低くなり、誤書き込みが生じ易くなるという
問題を有している。
【0020】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、その目的とするところは、ビット線及
び選択ゲート線に印加される電圧が低下された場合や、
STIを使用する場合においても、誤書き込みを防止す
ることが可能な不揮発性半導体記憶装置を提供すること
である。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明の不揮発性半導体
記憶装置は、上記課題を解決するため、半導体基板上で
電気的に書き換え可能なメモリセルを複数個接続してメ
モリセルユニットを構成し、このメモリセルユニットが
複数個マトリクス状に配置されたメモリセルアレイと、
前記メモリセルユニットのビット線側の端部に設けら
れ、前記メモリセルユニットを選択するための選択トラ
ンジスタが複数個接続されてなる選択ゲート線とを具備
する不揮発性半導体記憶装置において、データの書き込
み時に、前記選択ゲート線の電圧Vsgを Vth(0)<Vsg<Vbit +Vth(−Vbit ) (但し、Vth(x)は前記メモリセルアレイが形成され
ている半導体基板面にxボルトを印加したときの選択ト
ランジスタの閾値電圧、Vbit はビット線の電圧)の範
囲で、且つ前記Vsg、Vbit を共に外部電源電圧より高
い電圧に設定することを特徴とする。
【0022】また、この発明は、半導体基板上で電気的
に書き換え可能なメモリセルを複数個接続してメモリセ
ルユニットを構成し、このメモリセルユニットが複数個
マトリクス状に配置されたメモリセルアレイと、前記メ
モリセルユニットのビット線側の端部に設けられ、前記
メモリセルユニットを選択するための選択トランジスタ
が複数個接続されてなる選択ゲート線とを具備する不揮
発性半導体記憶装置において、データの書き込み時に、
前記選択ゲート線の電圧Vsgを第1の電圧として前記選
択トランジスタを通じて前記メモリセルユニットに前記
ビット線の電圧を転送した後、前記選択ゲート線の電圧
Vsgを Vth(0)<Vsg<Vbit +Vth(−Vbit ) (但し、Vth(x)は前記メモリセルアレイが形成され
ている半導体基板面にxボルトを印加したときの選択ト
ランジスタの閾値電圧、Vbit は非書き込みビット線の
電圧)の範囲の第2の電圧に設定し、且つ前記第2の電
圧と非書き込みビット線の電圧Vbit を共に外部電源電
圧より高い電圧に設定する。
【0023】さらに、この発明は、半導体基板上で電気
的に書き換え可能なメモリセルを複数個接続してメモリ
セルユニットを構成し、このメモリセルユニットが複数
個マトリクス状に配置されたメモリセルアレイと、前記
メモリセルユニットのビット線側の端部に設けられ、前
記メモリセルユニットを選択するための選択トランジス
タが複数個接続されてなる選択ゲート線を具備する不揮
発性半導体記憶装置において、データの書き込み時に、
前記選択ゲート線の電圧Vsgと前記メモリセルアレイが
形成されている半導体基板面の電圧Vwellを Vth(Vwell)<Vsg<Vbit +Vth(−Vbit +Vwe
ll) (但し、Vth(x)は前記半導体基板面にxボルトを印
加したときの選択トランジスタの閾値電圧、Vbit は非
書き込みビット線の電圧)且つ、Vwell<0の範囲に設
定する。
【0024】また、この発明は、半導体基板上で電気的
に書き換え可能なメモリセルを複数個接続してメモリセ
ルユニットを構成し、このメモリセルユニットが複数個
マトリクス状に配置されたメモリセルアレイと、前記メ
モリセルユニットのビット線側の端部に設けられ、前記
メモリセルユニットを選択するための選択トランジスタ
が複数個接続されてなる選択ゲート線を具備する不揮発
性半導体記憶装置において、データの書き込み時に、前
記選択ゲート線の電圧Vsgを第1の電圧として前記選択
トランジスタを通じて前記メモリセルユニットに前記ビ
ット線の電圧を転送した後、前記選択ゲート線の電圧V
sgと前記メモリセルアレイが形成されている半導体基板
面の電圧Vwellをそれぞれ Vth(Vwell)<Vsg<Vbit +Vth(−Vbit +Vwe
ll) (但し、Vth(x)は前記半導体基板面にxボルトを印
加したときの選択トランジスタの閾値電圧、Vbit はビ
ット線の電圧)且つ、Vwell<0の範囲の第2の電圧に
設定し、且つ前記第2の電圧と、非書き込みのビット線
の電圧Vbit を共に外部電源電圧より高い電圧に設定す
る。
【0025】前記選択ゲート線の電圧Vsgと前記非書
き込みビット線の電圧Vbit が共に外部電源電圧より高
い電圧に設定される。前記選択ゲート線の電圧Vsgを
第1の電圧としたとき、前記メモリセルの制御ゲートも
第1の電圧に設定する。
【0026】また、この発明は、半導体基板上で電気的
に書き換え可能なメモリセルを複数個接続してメモリセ
ルユニットを構成し、このメモリセルユニットが複数個
マトリクス状に配置されたメモリセルアレイと、前記メ
モリセルユニットのビット線側の端部に設けられ、前記
メモリセルユニットを選択するための選択トランジスタ
が複数個接続されてなる選択ゲート線とを具備する不揮
発性半導体記憶装置において、データの書き込み時に、
前記選択ゲート線の電圧を電源電圧より高い第1の電圧
に設定して、前記選択トランジスタを通じて前記メモリ
セルユニットに前記ビット線の電圧を転送した後、前記
選択ゲート線の電圧を前記第1の電圧より低く電源電圧
より高い第2の電圧に設定して、少なくとも一部の選択
トランジスタをカットオフさせる。
【0027】前記選択ゲート線の電圧が前記第2の電圧
に設定されているとき、前記メモリセルアレイが形成さ
れている半導体基板面の電圧を接地電位より低い電圧に
設定する。
【0028】前記第2の電圧は書き込みビット線の電圧
を前記メモリセルユニットに転送できる電圧である。さ
らに、この発明は、半導体基板上で電気的に書き換え可
能なメモリセルを複数個接続してメモリセルユニットを
構成し、このメモリセルユニットが複数個マトリクス状
に配置されたメモリセルアレイと、前記メモリセルユニ
ットのビット線側の端部に設けられ、前記メモリセルユ
ニットを選択するための選択トランジスタが複数個接続
されてなる選択ゲート線とを具備する不揮発性半導体記
憶装置において、データの書き込み時に、前記選択トラ
ンジスタを通じて前記メモリセルユニットに前記ビット
線の電圧を転送した後、前記選択ゲート線の電圧を電源
電圧より高い電圧、前記メモリセルアレイが形成されて
いる半導体基板面の電圧を接地電位より低い電圧に設定
して、少なくとも一部の選択トランジスタをカットオフ
させる。
【0029】前記ビット線のうち非書き込みビット線の
電圧は、電源電圧より高い電圧に設定される。また、こ
の発明は、半導体基板に形成されたウエル上で電気的に
書き換え可能なメモリセルを複数個接続してメモリセル
ユニットを構成し、このメモリセルユニットが複数個マ
トリクス状に配置されたメモリセルアレイと、前記メモ
リセルユニットのビット線側の端部に設けられ、前記メ
モリセルユニットを選択するための選択トランジスタが
複数個接続されてなる選択ゲート線とを具備し、書き込
みビット線には、前記選択トランジスタをカットオフさ
せない電圧を与える一方、非書き込みビット線には、前
記選択トランジスタをカットオフさせる電圧を与え、複
数のデータについて一括して書き込みを行う不揮発性半
導体記憶装置において、前記ウエルの電圧を負電圧に設
定する電位制御回路を備えている。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態を説明する。図2は、本発明が適用される不
揮発性半導体記憶装置を示す構成図である。メモリセル
アレイ1は行方向及び列方向にマトリックス状に配列さ
れた図示せぬ複数のNANDセル、これらNANDセル
に接続されたワード線、ビット線、選択ゲート線、ソー
ス線を含んでいる。このメモリセルアレイ1にはビット
線制御回路2、行選択手段としてのローデコーダ3、メ
モリセルアレイ1が形成されるP型領域(p基板又はp
型ウェル)の電位Vwellを制御する基板電位制御回路4
が接続されている。前記ビット線制御回路2は、主とし
てCMOSフリップフロップ回路によって構成されたセ
ンスアンプ/データラッチ回路を含んでいる。このフリ
ップフロップ回路はメモリセルに書込むべきデータのラ
ッチ、ビット線の電位を検出するためのセンス動作、書
込み後のベリファイ読出しのためのセンス動作、さら
に、再書込みされるデータのラッチを行う。このビット
線制御回路2には、入出力されるデータを保持するデー
タ入出力バッファ5、及び列選択手段としてのカラムデ
コーダ6が接続されている。
【0031】アドレスバッファ7は前記ローデコーダ3
及びカラムデコーダ6に接続されている。アドレスバッ
ファ7からのアドレス信号はローデコーダ3及びカラム
デコーダ6に供給される。これらローデコーダ3及びカ
ラムデコーダ6はアドレス信号に応じて、メモリセルア
レイ1の所定のワード線、ビット線を選択する。
【0032】タイミング制御回路8は不揮発性半導体記
憶装置の書込み動作、読出し動作、ベリファイ動作等を
制御するための信号を生成する。昇圧回路9は前記ロー
デコーダ3及びビット線制御回路2に接続されている。
この昇圧回路9は前記タイミング制御回路8から供給さ
れる信号に応じて、電源電圧Vccから書込み電圧(例え
ば20V)、ビット線の電位Vbit1、Vbit2(非書き込
み時)、選択ゲート線の電位Vsg1 、Vsg2 等を発生す
る。前記ビット線の電位Vbit1、Vbit2は前記ビット線
制御回路2に供給され、前記選択ゲート線の電位Vsg1
、Vsg2 は前記ローデコーダ3に供給される。
【0033】図13は、前記基板電位制御回路4を示し
ている。この基板電位制御回路4は、例えば負電位生成
回路41と基板電位切り換え回路42により構成されて
いる。前記負電位生成回路41は、例えば2個の降圧回
路41a、41bにより構成されている。これら降圧回
路41a、41bは同一構成であり、クロック信号φ1
〜φ4に応じて電源電圧より低い負電位VBBを生成す
る。2個の降圧回路を用いる理由は大きな電流を得るた
めであり、所要の電流量を得ることができれば、1個の
回路で構成することも可能である。
【0034】基板電位切り換え回路42は、メモリセル
の書き込み動作や読み出し動作等に応じて負電位生成回
路41の出力電位、又は接地電位VSSを選択し、メモリ
セルアレイが形成されるP型領域に供給する。
【0035】図14は、前記降圧回路41aの一例を示
している。この降圧回路41aは入力端A〜Dに供給さ
れるクロック信号φ1〜φ4に応じて動作するポンプ回
路であり、複数のキャパシタC1〜C4、複数のPチャ
ネルトランジスタQ1〜Q8、複数のインバータ回路I
1〜I8により構成されている。
【0036】クロック信号φ1、φ2は相補的な信号で
あり、クロック信号φ3はクロック信号φ1のハイレベ
ルの期間にハイレベルとなる信号、クロック信号φ4は
クロック信号φ2のハイレベルの期間にハイレベルとな
る信号である。但し、クロック信号φ3、φ4のハイレ
ベルの期間は、クロック信号φ1、φ2のハイレベルの
期間より短く設定されている。
【0037】上記降圧回路41aにおいて、キャパシタ
C1は入力端Dに供給されたクロック信号φ1に応じて
ノードN1に電位−Vccを発生する。次いで、キャパシ
タC3は入力端Aに供給されるクロック信号φ3に応じ
てノードN4に電位−Vccを発生する。このため、トラ
ンジスタT1がオンされ、ノードN3の電位が放電され
る。
【0038】この後、キャパシタC2は入力端Bに供給
されたクロック信号φ2に応じてノードN2に電位−V
ccを発生する。続いて、キャパシタC3はクロック信号
φ4に応じてノードN5に電位−Vccを発生する。この
ため、トランジスタT2、T3がオンとなり、ノードN
1の電位はトランジスタT2を介してノードN3に転送
される。このノードN3の電位はトランジスタT2の閾
値電圧Vthだけ低い−Vcc+Vthとなる。ノードN3と
N2は接続されているため、ノードN2及びN3の電位
は−Vcc+Vth+(−Vcc)=−2Vcc+Vthとなる。
この電位はトランジスタT2と同時にオンとなるトラン
ジスタT3を介して出力端に出力される。したがって、
この出力端から出力される負電位VBBは、トランジスタ
T2の閾値電圧Vthだけ低い電位−2Vcc+2Vthとな
る。前記キャパシタC3、C4はトランジスタT1、T
2の転送能力を高める作用を有している。トランジスタ
T4〜T6はダイオードである。
【0039】図15は前記基板電位切り換え回路42の
一例を示している。この基板電位切り換え回路42にお
いて、Nチャネルトランジスタ42aの電流通路の一端
には前記負電位生成回路41から出力された負電位VBB
が供給され、Nチャネルトランジスタ42bの電流通路
の一端には接地電位VSSが供給されている。これらトラ
ンジスタ42a、42bの電流通路の他端は図示せぬウ
エルに接続されている。タイミング回路42cは、メモ
リセルの書き込み動作や読み出し動作等を示す信号に応
じてタイミング信号を生成し出力する。このタイミング
信号はゲート制御回路42d、42eの入力端に供給さ
れる。これらゲート制御回路42d、42eの出力端
は、トランジスタ42b、42aのゲートにそれぞれ接
続されている。これらトランジスタ42a、42bは、
ゲート制御回路42d、42eの出力信号に応じて選択
的にオンとされ、これらトランジスタ42a、42bを
介して接地電位VSS、又は負電位VBBがウエルに供給さ
れる。
【0040】一方、図2に示すメモリセルアレイ1にお
けるNANDセルは、例えば図6乃至図8に示す構成を
有している。さらに、図3は、図2に示すメモリセルア
レイ1の等価回路構成を示すものであり、要部のみを取
り出して示す図である。この例では、4個のメモリセル
と2個の選択トランジスタによりNANDセル型EEP
ROMを構成しているが、これに限定されるものではな
い。
【0041】図1は、図3に示したNANDセル型EE
PROMにおける書き込み動作(プログラム動作)のタ
イミングチャートを示すものであり、例えばメモリセル
M14にデータを書き込む場合の動作を示している。な
お、NANDセル型EEPROMにおいて、書き込み及
び消去は、基板(P型ウエル)と浮遊ゲート間のトンネ
ル電流を用いて電荷を授受することにより行われる。
【0042】この第1の実施の形態の場合、外部電源電
圧Vccは例えば1.8Vであり、非書き込みビット線の
電圧、選択ゲート線の電位等、外部電源電圧より高い電
圧は前記昇圧回路9により発生される。非書き込みビッ
ト線の電圧、選択ゲート線の電位を電源電圧より高くす
る理由は、誤書き込みを確実に防止するためである。
【0043】具体的には、図1に示すように、先ず、書
き込みビット線BL1の電圧Vbit1は0Vに設定され、
非書き込みビット線BL2の電圧Vbit2は、例えば3V
に設定される。選択ゲート線SG1の電位Vsg1 には第
1の電圧として例えば5Vを印加し、メモリセルの拡散
層に電圧Vdif を転送する。この時、制御ゲートの電位
Vcg1 〜Vcg4 を例えば5Vとし、全部のメモリセルの
拡散層、チャネル部の電位をVdif とする。Vbit2>V
sg1 −Vth(−Vdif )のとき、電圧Vdif は(1)式
に示すようになる。
【0044】 Vdif =Vsg1 −Vth(−Vdif ) …(1) (但し、Vth(−Vdif )はVdif がバックバイアスと
してかかった時の選択トランジスタの閾値電圧) また、Vbit2<Vsg1 −Vth(−Vdif )のとき、電圧
Vdif は(2)式に示すようになる。
【0045】 Vdif =Vbit2 …(2) この後、電圧Vsg1 を第2の電圧、例えば2Vに下げ
る。この電圧の下限は、Vbit1の0Vをメモリセル側に
転送できる電圧であればよい。
【0046】次いで、ワード線WL1〜WL3の電圧V
cg1 〜Vcg3 を例えば10Vとし、ワード線WL4の電
圧Vcg4 を例えば20Vに上昇させる。この時、Vdif
は電圧Vcg1 〜Vcg4 に容量結合して例えば8Vに上昇
し、メモリセルの誤書き込みを防止する。ワード線WL
1〜WL4の電圧Vcg1 〜Vcg4 を上昇させる前に、選
択ゲート線SG1の電圧Vsg1 を2Vに下げている。こ
のため、選択トランジスタを確実にカットオフさせるこ
とができ、選択トランジスタを通してメモリセルも拡散
層及びチャネルの電荷(Vdif )がビット線に抜け、拡
散層及びチャネルの電位が低下することを防止できる。
したがって、メモリセルに対する誤書き込みを防止でき
る。
【0047】図12に示す従来の書き込み方法の場合、
ワード線WL1〜WL4の電圧Vcg1 〜Vcg4 を10V
あるいは20Vに上昇させるとき、選択ゲート線SG1
の電圧Vsg1 は5Vのままである。このため、選択トラ
ンジスタがオンし、電圧Vdif がビット線BL2に抜
け、非書き込みビット線に接続されたメモリセルに誤書
き込みが生じるおそれがある。
【0048】これに対して、第1の実施の形態の場合、
電圧Vsg1 を2Vに下げているのでその値は(3)式に
示す範囲となる。 Vsg1 - Vbit2<Vth(−Vbit2) …(3) (3)式に示す関係を満足するとき、選択トランジスタ
はオフする。このため誤書き込みが発生せず、正常動作
を行うことができる。すなわち、(3)式を変形すると Vsg1 <Vbit2+Vth(−Vbit2) …(4) となる。
【0049】一方、Vbit1に接続された選択トランジス
タがオンする条件により、この時のVsg1 の範囲が決定
される。すなわち、Vsg1 の範囲は(5)式のようにな
る。 Vth(0)<Vsg1 <Vbit2+Vth(−Vbit2)…(5) 但し、Vsg1 、Vbit2は、前述したように共に外部電源
電圧より高い電圧である。したがって、非書き込みビッ
ト線が接続された選択トランジスタを確実にカットオフ
させることができるため、誤書き込みを防止できる。す
なわち、図3に示す非書き込みビット線に接続された選
択トランジスタの各部の電圧をVbit2、Vsg1 、Vdif
(ビット線と反対側の拡散層の電圧)と設定し、この選
択トランジスタのゲート及びビット線に昇圧した電圧を
印加すると、Vbit2、Vsg1 、Vdif はウエルの電位V
wellより高くなる。このため、Vwellを下げたのと同様
となり、バックゲート効果によりカットオフ能力を向上
でき、誤書き込みを防止できる。
【0050】次に、図4を参照してこの発明の第2の実
施の形態について説明する。第2の実施の形態では、図
4に示すように、選択ゲート線SG1の電圧Vsg1を固
定し、その代わりにワード線WL1〜WL4に中間電圧
や書き込み電圧を印加する際に、ウェル12に印加する
電位Vwellを、0Vから負電位、例えば−1Vとする。
これにより、選択トランジスタの閾値電圧Vthは上昇
し、ワード線WL1〜WL4の電圧Vcg1 〜Vcg4 を1
0Vあるいは20Vに上昇させたときも、選択トランジ
スタをカットオフさせることができる。すなわち、第1
の実施の形態における(5)式のVbit2+Vth(−Vbi
t2)をVbit2+Vth(−Vbit2+Vwell)として、選択
ゲート線SG1の電圧Vsg1 の範囲を拡大したことと等
価となる。したがって、この実施の形態によっても誤書
き込みを防止できる。さらに、このVwellを印加する方
法は、誤書き込みを防止するため、Vsgを高い電圧に設
定したとき、より効果的となる。すなわち、次式 Vth(0)<Vsg<Vbit +Vth(−Vbit +Vwell) のVsgを高く設定し、Vbit を固定した場合、Vwellを
印加することにより、閾値電圧Vth(−Vbit +Vwel
l)を自由に高く設定することができる。
【0051】次に、図5を参照してこの発明の第3の実
施の形態について説明する。第3の実施の形態は、第
1、第2の実施の形態で示した2つの方法を同時に行う
ようにしている。すなわち、図5に示すように、書き込
み時に選択ゲート線SG1の電圧Vsg1 を、先ず、例え
ば5Vとし、この後5Vから2Vに下げる。これととも
に、ウェルの電位Vwellを0Vから例えば−1Vに下げ
る。このように選択ゲート線の電圧Vsg1 とウェルの電
位Vwellを制御することにより、選択トランジスタのカ
ットオフ能力を強化でき、一層誤書き込みを防止でき
る。
【0052】なお、本発明は上述した各実施の形態に限
定されるものではない。上記実施の形態では、NAND
型EEPROMを例に説明したが、これに限らず、選択
ゲートを有する各種のEEPROMに適用することがで
きる。また、電荷蓄積層が浮遊ゲート型のEEPROM
に限らず、MNOS型のメモリセルを用いたNAND型
EEPROMに適用することもできる。さらに、チャネ
ルイオン注入等により情報を固定的に書き込んだMOS
トランジスタをメモリセルとする所謂マスクROMによ
りNANDセル構成する場合に適用することも可能であ
る。また、拡散層からなるビット線を有するグランドア
レー型、AND型セル、及びサブビット線を有するDI
NOR型にも適用可能である。その他、本発明の要旨を
逸脱しない範囲で、種々変形実施可能なことは勿論であ
る。
【0053】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、デ
ータの書き込み時における選択ゲート線の電圧、ビット
線の電圧、基板の電圧を適切な値とすることにより選択
トランジスタを確実にカットオフさせることができる。
したがって、ビット線及び選択ゲート線に印加される電
圧が低下された場合や、STIを使用する場合において
も、誤書き込みを防止することが可能な不揮発性半導体
記憶装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すものであり、
書き込み動作を示すタイミング図。
【図2】本発明が適用される不揮発性半導体記憶装置を
示す構成図。
【図3】図2のメモリセルアレイの一部を示す回路図。
【図4】本発明の第2の実施の形態を示すものであり、
書き込み動作を示すタイミング図。
【図5】本発明の第3の実施の形態を示すものであり、
書き込み動作を示すタイミング図。
【図6】NANDセルの平面図。
【図7】図6の7−7線に沿った断面図。
【図8】図6の8−8線に沿った断面図。
【図9】NAND型EEPROMのメモリセルアレイの
等価回路図。
【図10】NANDセルの各部の電圧を示す図。
【図11】従来のNANDセルの各動作でのバイアス状
態を示す図。
【図12】従来のNANDセルの書き込み動作を示す
図。
【図13】図2の基板電位制御回路を示す構成図。
【図14】図13の降圧回路を示す回路図。
【図15】図13の基板電位切り換え回路を示す回路
図。
【符号の説明】
1…メモリセルアレイ、 2…ビット線制御回路、 3…ローデコーダ、 4…基板電位制御回路、 6…カラムデコーダ、 9…昇圧回路、 QS1,QS2, QS3,QS4…選択トランジスタ、 M11〜M14,M21〜M22…メモリセル、 BL1,BL2…ビット線、 WL1〜WL4…ワード線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 29/792

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上で電気的に書き換え可能な
    メモリセルを複数個接続してメモリセルユニットを構成
    し、このメモリセルユニットが複数個マトリクス状に配
    置されたメモリセルアレイと、 前記メモリセルユニットのビット線側の端部に設けら
    れ、前記メモリセルユニットを選択するための選択トラ
    ンジスタが複数個接続されてなる選択ゲート線とを具備
    する不揮発性半導体記憶装置において、 データの書き込み時に、前記選択ゲート線の電圧Vsgを Vth(0)<Vsg<Vbit +Vth(−Vbit ) (但し、Vth(x)は前記メモリセルアレイが形成され
    ている半導体基板面にxボルトを印加したときの選択ト
    ランジスタの閾値電圧、Vbit はビット線の電圧)の範
    囲で、且つ前記Vsg、Vbit を共に外部電源電圧より高
    い電圧に設定することを特徴とする不揮発性半導体記憶
    装置。
  2. 【請求項2】 半導体基板上で電気的に書き換え可能な
    メモリセルを複数個接続してメモリセルユニットを構成
    し、このメモリセルユニットが複数個マトリクス状に配
    置されたメモリセルアレイと、 前記メモリセルユニットのビット線側の端部に設けら
    れ、前記メモリセルユニットを選択するための選択トラ
    ンジスタが複数個接続されてなる選択ゲート線とを具備
    する不揮発性半導体記憶装置において、 データの書き込み時に、前記選択ゲート線の電圧Vsgを
    第1の電圧として前記選択トランジスタを通じて前記メ
    モリセルユニットに前記ビット線の電圧を転送した後、
    前記選択ゲート線の電圧Vsgを Vth(0)<Vsg<Vbit +Vth(−Vbit ) (但し、Vth(x)は前記メモリセルアレイが形成され
    ている半導体基板面にxボルトを印加したときの選択ト
    ランジスタの閾値電圧、Vbit は非書き込みビット線の
    電圧)の範囲の第2の電圧に設定し、且つ前記第2の電
    圧と非書き込みビット線の電圧Vbit を共に外部電源電
    圧より高い電圧に設定することを特徴とする不揮発性半
    導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 半導体基板上で電気的に書き換え可能な
    メモリセルを複数個接続してメモリセルユニットを構成
    し、このメモリセルユニットが複数個マトリクス状に配
    置されたメモリセルアレイと、 前記メモリセルユニットのビット線側の端部に設けら
    れ、前記メモリセルユニットを選択するための選択トラ
    ンジスタが複数個接続されてなる選択ゲート線を具備す
    る不揮発性半導体記憶装置において、 データの書き込み時に、前記選択ゲート線の電圧Vsgと
    前記メモリセルアレイが形成されている半導体基板面の
    電圧Vwellを Vth(Vwell)<Vsg<Vbit +Vth(−Vbit +Vwe
    ll) (但し、Vth(x)は前記半導体基板面にxボルトを印
    加したときの選択トランジスタの閾値電圧、Vbit は非
    書き込みビット線の電圧) 且つ、Vwell<0 の範囲に設定することを特徴とする不揮発性半導体記憶
    装置。
  4. 【請求項4】 半導体基板上で電気的に書き換え可能な
    メモリセルを複数個接続してメモリセルユニットを構成
    し、このメモリセルユニットが複数個マトリクス状に配
    置されたメモリセルアレイと、 前記メモリセルユニットのビット線側の端部に設けら
    れ、前記メモリセルユニットを選択するための選択トラ
    ンジスタが複数個接続されてなる選択ゲート線を具備す
    る不揮発性半導体記憶装置において、 データの書き込み時に、前記選択ゲート線の電圧Vsgを
    第1の電圧として前記選択トランジスタを通じて前記メ
    モリセルユニットに前記ビット線の電圧を転送した後、
    前記選択ゲート線の電圧Vsgと前記メモリセルアレイが
    形成されている半導体基板面の電圧Vwellをそれぞれ Vth(Vwell)<Vsg<Vbit +Vth(−Vbit +Vwe
    ll) (但し、Vth(x)は前記半導体基板面にxボルトを印
    加したときの選択トランジスタの閾値電圧、Vbit はビ
    ット線の電圧)且つ、Vwell<0の範囲の第2の電圧に
    設定し、且つ前記第2の電圧と、非書き込みのビット線
    の電圧Vbit を共に外部電源電圧より高い電圧に設定す
    ることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記選択ゲート線の電圧Vsgと前記非
    書き込みビット線の電圧Vbit が共に外部電源電圧より
    高い電圧に設定されることを特徴とする請求項又は4に
    記載の不揮発性半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記選択ゲート線の電圧Vsgを第1の
    電圧としたとき、前記メモリセルの制御ゲートも第1の
    電圧に設定することを特徴とする請求項2又は4記載の
    不揮発性半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 半導体基板上で電気的に書き換え可能な
    メモリセルを複数個接続してメモリセルユニットを構成
    し、このメモリセルユニットが複数個マトリクス状に配
    置されたメモリセルアレイと、 前記メモリセルユニットのビット線側の端部に設けら
    れ、前記メモリセルユニットを選択するための選択トラ
    ンジスタが複数個接続されてなる選択ゲート線とを具備
    する不揮発性半導体記憶装置において、 データの書き込み時に、前記選択ゲート線の電圧を電源
    電圧より高い第1の電圧に設定して、前記選択トランジ
    スタを通じて前記メモリセルユニットに前記ビット線の
    電圧を転送した後、前記選択ゲート線の電圧を前記第1
    の電圧より低く電源電圧より高い第2の電圧に設定し
    て、少なくとも一部の選択トランジスタをカットオフさ
    せることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 前記選択ゲート線の電圧が前記第2の電
    圧に設定されているとき、前記メモリセルアレイが形成
    されている半導体基板面の電圧を接地電位より低い電圧
    に設定することを特徴とする請求項7記載の不揮発性半
    導体記憶装置。
  9. 【請求項9】 前記第2の電圧は書き込みビット線の電
    圧を前記メモリセルユニットに転送できる電圧であるこ
    とを特徴とする請求項2、7、8のいずれかに記載の不
    揮発性半導体記憶装置。
  10. 【請求項10】 半導体基板上で電気的に書き換え可能
    なメモリセルを複数個接続してメモリセルユニットを構
    成し、このメモリセルユニットが複数個マトリクス状に
    配置されたメモリセルアレイと、 前記メモリセルユニットのビット線側の端部に設けら
    れ、前記メモリセルユニットを選択するための選択トラ
    ンジスタが複数個接続されてなる選択ゲート線とを具備
    する不揮発性半導体記憶装置において、 データの書き込み時に、前記選択トランジスタを通じて
    前記メモリセルユニットに前記ビット線の電圧を転送し
    た後、前記選択ゲート線の電圧を電源電圧より高い電
    圧、前記メモリセルアレイが形成されている半導体基板
    面の電圧を接地電位より低い電圧に設定して、少なくと
    も一部の選択トランジスタをカットオフさせることを特
    徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  11. 【請求項11】 前記ビット線のうち非書き込みビット
    線の電圧は、電源電圧より高い電圧に設定されることを
    特徴とする請求項7乃至10のいずれかに記載の不揮発
    性半導体記憶装置。
  12. 【請求項12】 半導体基板に形成されたウエル上で電
    気的に書き換え可能なメモリセルを複数個接続してメモ
    リセルユニットを構成し、このメモリセルユニットが複
    数個マトリクス状に配置されたメモリセルアレイと、 前記メモリセルユニットのビット線側の端部に設けら
    れ、前記メモリセルユニットを選択するための選択トラ
    ンジスタが複数個接続されてなる選択ゲート線とを具備
    し、書き込みビット線には、前記選択トランジスタをカ
    ットオフさせない電圧を与える一方、非書き込みビット
    線には、前記選択トランジスタをカットオフさせる電圧
    を与え、複数のデータについて一括して書き込みを行う
    不揮発性半導体記憶装置において、 前記ウエルの電圧を負電圧に設定する電位制御回路を備
    えたことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
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