JPH05266678A - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JPH05266678A
JPH05266678A JP6212792A JP6212792A JPH05266678A JP H05266678 A JPH05266678 A JP H05266678A JP 6212792 A JP6212792 A JP 6212792A JP 6212792 A JP6212792 A JP 6212792A JP H05266678 A JPH05266678 A JP H05266678A
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JP
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gate
write
voltage
read
reading
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JP6212792A
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English (en)
Inventor
Akira Umezawa
明 梅沢
Shigeru Atsumi
滋 渥美
Sumio Tanaka
寿実夫 田中
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、セルの書込み電圧VPPとして通常の
12.5V程度を使用した場合でも、安定した書込み/読み
出し動作が可能になり、素子設計が簡単であり、スケー
リングの困難化を伴わないなどの利点が得られることを
目的とする。 【構成】ソース領域側に選択ゲートを有する浮遊ゲート
型メモリセルトランジスタが行列状に配列されたメモリ
セルアレイと、書込み時には、選択された行のセルの制
御ゲートおよび選択ゲートに各対応して、書込み電圧お
よびディプレッション型のNチャネルトランジスタの閾
値電圧を印加し、読み出し時には、選択された行のセル
の制御ゲートおよび選択ゲートに各対応して、0Vある
いは5Vと0Vとの間の中間電圧および読み出し電圧を
印加する書込み/読み出し制御回路とを具備することを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体集積回路に係
り、特に制御ゲートおよび浮遊ゲートのソース領域側の
側壁に側部絶縁膜を介して形成された選択ゲートを持つ
不揮発性メモリセルおよびそれを用いた不揮発性半導体
メモリに関する。
【0002】
【従来の技術】最近、EEPROM(電気的消去・再書
込み可能な読み出し専用メモリ)セルの一種として、一
括消去に適したEEPROMセルが提案されており、そ
の断面構造を図7(a)に、その等価回路を図7(b)
に示している。
【0003】図7(a)において、71は第1導電型の
半導体基板、72および73はこの半導体基板71の表
面に選択的に設けられ、上記半導体基板71とは逆の第
2導電型の第1不純物領域(ドレイン)および第2不純
物領域(ソース)、74は上記半導体基板表面上に形成
された第1ゲート絶縁膜、75は上記半導体基板上のド
レイン・ソース間で上記第1ゲート絶縁膜74を介して
設けられた第1ゲート電極(浮遊ゲート)、76はこの
浮遊ゲート上に層間絶縁膜77を介して設けられた第2
ゲート電極(制御ゲート)、78は上記浮遊ゲート75
および制御ゲート76のソース領域側側壁に側部絶縁膜
79を介し、且つ、前記半導体基板上に第2ゲート絶縁
膜80を介して設けられた第3ゲート電極(選択ゲー
ト)である。
【0004】このようにソース領域側に選択ゲート78
を持つEEPROMセルは、図7の(b)に示す等価回
路のように、浮遊ゲート74および制御ゲート76を有
する浮遊ゲート型トランジスタと、選択ゲート78を有
する選択トランジスタ(オフセット・ゲート)が直列に
接続されており、過消去により閾値電圧VTHが負になっ
て常にオン状態になるという問題を回避することができ
るという特長があり、以下、このセルをSISOS(Si
dewall Sellect Gate On Its Source Side)セルと称す
る。
【0005】ここで、セルの過消去について簡単に説明
する。浮遊ゲート74に電子が注入されると、セルの閾
値は通常の正の値よりも上がり、通常の読み出し電圧で
はセルはオフ状態になっている。書込まれたセルから電
子を引き抜くことにより、再び元の閾値となるが、逆に
電子を引き抜き過ぎるとさらに閾値が下がり、閾値が負
になる(セルのディプレッション型化)ことがあり、こ
のような状態をもたらす消去を過消去という。通常、過
消去が生じると、セルは、制御ゲート76にバイアスが
印加されない限り常にオン状態になり、セルに接続され
ているビット線に電流が流れ、このセルを読み出すこと
が不可能になる。従来、SISOSセルの選択時には、
各動作モードに対応して例えば表1に示すように電圧を
印加している。
【0006】
【表1】
【0007】即ち、書込み時には、制御ゲートには書込
み電圧VPP(通常、12.5V)、選択ゲートには例え
ば1.5Vを印加し、読み出し時には、制御ゲートおよ
び選択ゲートにそれぞれ電源電圧VCC(通常、5V)を
印加し、消去時には、制御ゲートおよび選択ゲートにそ
れぞれ接地電位0Vを印加している。
【0008】図8は、図7のSISOSセルのアレイの
一部を取り出してその回路接続を示しており、MC00
MCMN行列状に配列されたSISOSセル、x0 〜xM
は行方向の制御ゲート線、z0 〜zM 行方向の選択ゲー
ト線、BL0 〜BLN 列方向のビット線、CS0 〜CS
N は列選択ゲート、y0 〜yN は列選択制御線、D0
7 は複数列に共通に接続されたデータ線(センスライ
ン)である。
【0009】図9は、図8のメモリセルアレイを用いた
従来のEEPROMの回路ブロックの一部を示してい
る。ここで、91は書込み中間電位発生回路、92はモ
ード切り換え回路、93はモード設定信号発生回路、9
4は行デコーダ、95は読み出し中間電位発生回路、9
6は列デコーダ、97はメモリセルアレイである。
【0010】上記のような従来のEEPROMにおい
て、メモリセルアレイ97内の選択されたSISOSセ
ルに対する読み出しに際しては、その選択ゲートと制御
ゲートには同一の電源電圧VCCが印加され、そのドレイ
ンにはセンスラインに接続されている読み出し中間電位
発生回路95から選択された列選択ゲートを経て1Vの
読み出し電圧が印加される。この際、選択されていない
SISOSセルに対しては、その選択ゲートおよび制御
ゲートには0Vが印加され、そのドレインには電圧が印
加されない(浮遊状態)。
【0011】また、選択されたSISOSセルに対する
書込み(プログラム)に際しては、その選択ゲートには
書込み中間電位発生回路91により発生された中間電位
(1.5V)が印加され、その制御ゲートには外部電源
電圧あるいは内部昇圧電圧の書込み電圧VPPが印加さ
れ、そのドレインには電源電圧VCCがセンスラインから
選択された列選択ゲートを経て印加される。この際、選
択されていないSISOSセルに対しては、その選択ゲ
ートおよび制御ゲートには0Vが印加され、そのドレイ
ンには電圧が印加されない。
【0012】また、SISOSセルに対する例えば一括
消去に際しては、その選択ゲートおよび制御ゲートには
0Vが印加され、そのドレインにはセンスラインから列
選択ゲートを経て書込み電圧VPPが印加される。
【0013】上記したように従来のEEPROMは、選
択されたSISOSセルの選択ゲートに対する印加電圧
として、読み出し/書込み/消去時に対応して5V/
1.5V/0Vのように3種類の電圧を使い分けなけれ
ばならず、書込み中間電位発生回路91が必要であり、
書込み時には選択されたSISOSセルの選択ゲートと
制御ゲートとに異なる電圧を印加するために行デコーダ
94などのセル周辺回路が複雑化していた。
【0014】このような問題点を解決すべく、図10に
示すように、SISOSセル1の制御ゲートCGと選択
ゲートSGとの間にドレイン・ソース間が接続されたデ
ィプレッション(D)型のNチャネルトランジスタDT
を具備した不揮発性メモリセルを有する半導体集積回路
が提案されている。
【0015】この提案に係る不揮発性メモリセルによれ
ば、例えば行デコーダの出力をSISOSセル1の制御
ゲートCGおよび選択ゲートSGに同時に入力してセル
を選択し、読み出し/書込み/消去に対応してD型トラ
ンジスタDTのゲート電圧readを電源電圧VCC/0
V/0V(中間電位不要)とするだけで、制御ゲート電
圧がD型トランジスタDTを介して選択ゲートに伝えら
れ、選択ゲートに所望の電圧が印加されるようになるの
で、不揮発性メモリセルに対する書込みの中間電位を発
生する特別な回路を必要とすることなく、しかも、セル
の読み出し時と書込み時とに必要なバイアス状態を容易
に供給することが可能になり、セル周辺回路の簡易化を
図ることができる。
【0016】即ち、セルに対する書込みに際しては、そ
の制御ゲートCGに書込み電圧Vppが印加され、D型ト
ランジスタDTのゲートに0Vが印加され、そのドレイ
ンに電源電圧VCCが印加される。この場合、D型トラン
ジスタDTの閾値電圧(−VTHD )がほぼ1.5Vであ
るとすれば、このD型トランジスタDTを通してセルの
選択ゲートには約1.5Vが伝わる。
【0017】また、セルの読み出しに際しては、その制
御ゲートCGに電源電圧VCCが印加され、D型トランジ
スタDTのゲートに電源電圧VCCが印加され、そのドレ
インに読み出し電圧が印加される。この場合、D型トラ
ンジスタDTを通してセルの選択ゲートには電源電圧V
CCが伝わる。
【0018】また、セルに対する消去に際しては、その
制御ゲートCGに0Vが印加され、D型トランジスタD
Tのゲートには0Vが印加され、そのドレインに書込み
電圧VPPが印加される。この場合、D型トランジスタD
Tを通してセルの選択ゲートには0Vが伝わる。
【0019】ところで、上記したようなSISOSセル
1の制御ゲートCGと選択ゲートSGとの間にD型トラ
ンジスタDTが接続され、読み出しに際してその制御ゲ
ートCGおよび選択ゲートSGにそれぞれ電源電圧VCC
が印加される不揮発性メモリセルは、セルの閾値VTH
電源電圧VCCより十分に大きければ、オフ状態の信号
“0”が正確に読み出されることになる。しかし、1
2.5V程度の書込み電圧VPPにより書込まれるセルの
閾値VTHのマージンが読み出しの基準電圧5Vに対して
少ないので、書込みが不十分なセルが存在することが起
こり得る。この書込みが不十分なセルの読み出しに際し
ては、セルのオフ状態が信号“0”として正確に読み出
されず、誤って信号“1”として読み出されてしまうこ
とが起こり得る。
【0020】この問題は、書込み電圧VPPを例えば15
Vと高くすれば回避できるが、セル周辺回路に使用され
るトランジスタを高耐圧トランジスタに設計しなければ
ならず、セル周辺回路およびセルのスケーリングが困難
になる。具体的には、ゲート酸化膜を厚くする、ジャン
クションブレークダウン電圧を上げるためのフィールド
・イオン・インプランテーションを行う、等のプロセス
的な処理が必要となり、厄介である。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】上記したような現在提
案されている不揮発性メモリセルは、12.5V程度の
書込み電圧VPPにより書込まれるセルの閾値VTHのマー
ジンが読み出しの基準電圧5Vに対して少ないので、書
込みが不十分なセルが存在することが起こり、読み出し
に際してオフ状態の信号“0”が正確に読み出されない
ことが起こるという問題があり、これを回避しようとし
て書込み電圧VPPを高くすればスケーリングが困難にな
るという問題がある。
【0022】本発明は、上記問題点を解決すべくなされ
たもので、その目的は、セルの書込み電圧VPPとして通
常の12.5V程度を使用した場合でも、安定した書込
み/読み出し動作が可能になり、素子設計が簡単であ
り、スケーリングの困難化を伴わないなどの利点が得ら
れる半導体集積回路を提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】第1の発明の半導体集積
回路は、ソース領域側に選択ゲートを有する浮遊ゲート
型メモリセルトランジスタが行列状に配列されたメモリ
セルアレイと、書込み時には、選択された行のセルの制
御ゲートおよび選択ゲートに各対応して、書込み電圧お
よびディプレッション型のNチャネルトランジスタの閾
値電圧を印加し、読み出し時には、選択された行のセル
の制御ゲートおよび選択ゲートに各対応して、0Vある
いは5Vと0Vとの間の中間電圧および読み出し電圧を
印加する書込み/読み出し制御回路とを具備することを
特徴とする。
【0024】また、第2の発明の半導体集積回路は、ソ
ース領域側に選択ゲートを有し、非書込み状態でD型化
された浮遊ゲート型メモリセルトランジスタと、上記メ
モリセルトランジスタの書込み時には、その制御ゲート
に書込み電圧、その選択ゲートにディプレッション型の
Nチャネルトランジスタの閾値電圧を印加し、読み出し
時には、その制御ゲートに0Vあるいは5Vと0Vとの
間の中間電圧を印加し、その選択ゲートに読み出し電圧
を印加する書込み/読み出し制御回路とを具備すること
を特徴とする。
【0025】
【作用】本発明の半導体集積回路で用いられている不揮
発性メモリセルは、D型化されたSISOSセルが用い
られており、非書込み状態で制御ゲートからみた閾値が
負になっているが、セルの書込み電圧VPPが12.5V
程度であっても、制御ゲートに書込み電圧VPP、選択ゲ
ートにD型トランジスタの閾値電圧を印加してセルをE
型化することができるので、読み出しの基準電圧を接地
電位または5Vより低い中間電圧とすれば、セルの閾値
THのマージンが読み出しの基準電圧に対して十分にな
る。従って、セルの読み出しに際して、選択ゲートに電
源電圧VCC、制御ゲートに接地電位あるいは5Vより低
い中間電圧を印加すれば、選択されたセルのみ選択ゲー
トがオンになり、選択されたセルがD型であるかE型で
あるか、つまり、セルのオフ/オン状態を正確に判定
し、オフ/オン状態正に対応して信号の“0”/“1”
を正確に読み出すことが可能になる。このように、通常
の書込み電圧VPPで動作が可能となるので、素子設計が
簡単であり、スケーリングの困難化を伴わないで済む。
【0026】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0027】図1は、本発明の第1実施例に係るEEP
ROMのメモリセルアレイの一部および周辺回路の一部
を取り出して回路接続を示している。このEEPROM
は、図10を参照して前述したEEPROMと比べて、
非書込み状態でD型化されたSISOSセルSTが用い
られており、書込み/読み出し制御回路10が異なる。
即ち、メモリセルアレイの各行毎に、書込み/読み出し
制御回路10として、行デコーダ出力が入力する選択入
力端11と制御ゲート線(第1ワード線)との間に接続
されたCMOSトランスファゲートTGと、上記制御ゲ
ート線と接地電位VSSとの間にドレイン・ソース間が接
続され、ゲートが上記CMOSトランスファゲートTG
のPチャネルトランジスタPTのゲートに接続されたリ
セット用のE型トランジスタETと、選択入力端11と
選択ゲート線(第2ワード線)との間にドレイン・ソー
ス間が接続され、それぞれのゲートが制御信号線12に
共通に接続されたD型トランジスタDTとを具備してい
る。ここで、上記CMOSトランスファゲートTGのP
チャネルトランジスタPTのゲートおよびE型トランジ
スタETのゲートには前記D型トランジスタDTのゲー
トと同じ制御信号readが入力し、上記CMOSトラ
ンスファゲートTGのNチャネルトランジスタNTのゲ
ートには上記制御信号readとは相補的な反転制御信
号/(read)が入力する。上記制御信号read
は、読み出し動作時には読み出し用の“H”レベル(通
常、VCC電圧)、それ以外では“L”レベル(0V)に
なり、上記反転制御信号/(read)は、読み出し動
作時には“L”レベル(0V)、それ以外では書込み用
の“H”レベル(通常、VPP電圧)になる。なお、図1
において、図10中と同じ部分には同じ符号を付してい
る。次に、上記構成のEEPROMにおいては、書込み
/読み出し動作に応じて例えば表2に示すように電圧が
印加される。
【0028】
【表2】
【0029】即ち、メモリセルアレイ内の選択されたS
ISOSセル(例えばMC0N)に対する書込みに際して
は、行デコーダにより選択された行の選択入力端11に
書込み電圧VPPが印加される。この時、選択された行の
CMOSトランスファゲートTGはオン状態、E型トラ
ンジスタETはオフ状態になっているので、書込み電圧
PPが上記CMOSトランスファゲートTGを経て選択
された行のセルの制御ゲートに印加される。また、この
時、D型トランジスタDTのゲートには“L”レベルの
制御信号readが印加されており、選択された行のセ
ルの選択ゲートにはD型トランジスタDTを通して約
1.5Vが伝わる。なお、列デコーダにより選択された
列のセルのドレインには、電源電圧VCCがセンスライン
から列選択ゲートCSN およびビット線BLN を経て印
加される。
【0030】この際、非選択行の選択入力端11には0
Vが印加され、非選択行の制御ゲート線(x0 以外)、
選択ゲート線(z0 以外)には0Vが印加され、非選択
列の列選択ゲート(CSN 以外)およびビット線(BL
N 以外)に接続されているドレインには電圧が印加され
ない。従って、選択されたSISOSセルMC0Nに書込
みが行われ、それ以外の選択されていないSISOSセ
ルには書込みが行われない。
【0031】また、メモリセルアレイ内の選択されたS
ISOSセル(例えばMC0N)に対する読み出しに際し
ては、選択された行の選択入力端11に電源電圧VCC
印加される。この時、選択された行のCMOSトランス
ファゲートTGはオフ状態、E型トランジスタETはオ
ン状態になっているので、選択された行のセルの制御ゲ
ートは接地電位が印加される。また、この時、D型トラ
ンジスタDTのゲートには読み出し用“H”レベルの制
御信号readが印加されており、選択された行のセル
の選択ゲートにはD型トランジスタDTを通して電源電
圧VCCが伝わる。なお、セルのドレインには、センスラ
インの読み出し電圧(約1V)が列選択ゲートCSN
よびビット線BLN を経て印加される。
【0032】この際、非選択行の選択入力端11には0
Vが印加され、非選択行の制御ゲート線(x0 以外)、
選択ゲート線(z0 以外)には0Vが印加され、非選択
列の列選択ゲート(CSN 以外)およびビット線(BL
N 以外)に接続されているドレインには電圧が印加され
ない。従って、選択されたSISOSセルMC0Nから読
み出しが行われ、それ以外の選択されていないSISO
Sセルからは読み出しが行われない。
【0033】上記第1実施例のEEPROMにおいて
は、D型化されたSISOSセルSTが用いられてお
り、非書込み状態のセルは制御ゲートからみた閾値が負
になっているが、セルの読み出し/書込みに対応して制
御信号レベルを制御することにより、選択行の選択入力
端11の入力電圧が所望の電圧となるように制御されて
選択行のセルの制御ゲート、選択ゲートに印加され、安
定した書込み/読み出し動作が可能になる。即ち、セル
の書込み電圧VPPが12.5V程度であっても、制御ゲ
ートに書込み電圧VPP、選択ゲートにD型トランジスタ
DTの閾値電圧を印加してセルをE型化することができ
るので、読み出しの基準電圧を接地電位とすれば、セル
の閾値VTHのマージンが読み出しの基準電圧0Vに対し
て十分になる。従って、セルの読み出しに際して、選択
ゲートに電源電圧VCC、制御ゲートに接地電位を印加す
れば、選択行のセルのみ選択ゲートがオンになり、選択
されたセルがD型であるかE型であるか、つまり、セル
のオフ/オン状態を正確に判定し、オフ/オン状態に対
応して信号の“0”/“1”を正確に読み出すことが可
能になる。
【0034】このように、通常の書込み電圧VPP(従来
の4M−EEPROMの書込み電圧VPPと同じく12.
5V)で動作が可能となるので、素子設計が簡単であ
り、スケーリングの困難化を伴わないという意味におい
ても非常に有効である。
【0035】また、上記第1実施例のEEPROMによ
れば、全てのセルが選択か非選択かのいずれかの状態に
あり、かつ、非選択のセルの制御ゲート、選択ゲートは
0Vが印加され、安定した回路動作が可能になる。そし
て、書込みの中間電位を発生する特別な回路を必要とす
ることなく、セル周辺回路の簡易化を図ることが可能に
なる。
【0036】なお、SISOSセルSTを非書込み状態
でD型化したことに対応して制御ゲート、選択ゲートに
対する電圧印加のロジックが若干複雑になり、書込み/
読み出し制御回路10用のMOSトランジスタを必要と
するので、行デコーダのパターンが若干複雑になる。し
かし、上記した書込み/読み出し制御回路10に使用さ
れている程度の数のMOSトランジスタは、パターン化
が容易であり、メモリセルのピッチを制約することはな
い。換言すれば、メモリセルのサイズに合わせた行デコ
ーダの設計が可能になる。
【0037】図2は、本発明の第2実施例に係るEEP
ROMのメモリセルアレイの一部およびセル周辺回路の
一部を取り出して回路接続を示している。このEEPR
OMは、図1を参照して前述したEEPROMと比べ
て、各行のCMOSトランスファゲートTG・リセット
用のE型トランジスタETが省略され、各行の制御ゲー
ト線(第1ワード線)x0 〜xM はセル周辺回路に各行
共通に存在する書込み/読み出し電圧切り換え回路20
の出力端に接続されている(選択入力端11から分離さ
れている)点が異なり、その他は同じであるので図1中
と同一符号を付している。
【0038】上記書込み/読み出し電圧切り換え回路2
0は、VCC系の信号をVPP系にレベルシフトするもので
あり、書込みイネーブル信号/(WE)が一端に入力
し、ゲートに電源電圧VCCが印加されるE型のNチャネ
ルトランジスタ21と、VPP電圧端子と上記Nチャネル
トランジスタ21の他端との間に接続されたE型のPチ
ャネルトランジスタ22と、このPチャネルトランジス
タ22のドレインにゲートが接続され、ソースがVPP
圧端子に接続されたPチャネルトランジスタ23と、こ
のPチャネルトランジスタ23のドレインと接地電位と
の間にドレイン・ソース間が接続され、ゲートに前記信
号/(WE)が入力するNチャネルトランジスタ24と
からなり、上記Pチャネルトランジスタ23とNチャネ
ルトランジスタ24とのドレイン相互接続点が出力端と
なる。
【0039】ここで、書込み/読み出し電圧切り換え回
路20の動作を説明しておく。いま、信号/(WE)が
非活性(本例では“H”レベル)状態の時は、Nチャネ
ルトランジスタ24がオンし、出力端が放電されて0V
になる。これに対して、信号/(WE)が活性(本例で
は“L”レベル)化すると、Pチャネルトランジスタ2
2およびNチャネルトランジスタ21を介して高電位V
PPから電流が流れ出す。この電流により、Pチャネルト
ランジスタ23のゲート電位が上昇し、これがVPP−V
thp (Vthp はPチャネルトランジスタの閾値電圧)に
到達するまでPチャネルトランジスタ23がオンにな
る。このPチャネルトランジスタ23がオンしている
時、高電位VPPにより出力端が充電される。そして、出
力端の電位がVPP−Vthp に到達すると、Pチャネルト
ランジスタ22がオフになる。この時には、Pチャネル
トランジスタ23もオフにされており、高電位VPPから
の電流流出経路がなくなり、出力端からVPP電圧が出力
する。上記図2のEEPROMにおいては、書込み/読
み出しの動作モードに応じて例えば表3に示すように電
圧が印加される。
【0040】
【表3】
【0041】即ち、メモリセルアレイ内の選択されたS
ISOSセル(例えばMC0N)に対する書込みに際して
は、各制御ゲート線x0 〜xM に書込み/読み出し電圧
切り換え回路20から書込み電圧VPPが印加され、行デ
コーダにより選択された行の選択入力端11に書込み電
圧VPPが印加される。この時、D型トランジスタDTの
ゲートには“L”レベルの制御信号readが印加され
ており、選択された行のセルの選択ゲートにはD型トラ
ンジスタDTを通して約1.5Vが伝わる。なお、列デ
コーダにより選択された列のセルのドレインには、電源
電圧VCCがセンスラインから列選択ゲートCSN および
ビット線BLN を経て印加される。
【0042】この際、非選択行の制御ゲート線(x0
外)にも書込み電圧VPPが印加されるが、非選択行の選
択入力端11には0Vが印加されるので、この0VがD
型トランジスタDTを通して非選択行の選択ゲート線
(z0 以外)に伝わり、非選択列の列選択ゲート(CS
N 以外)およびビット線(BLN 以外)に接続されてい
るドレインには電圧が印加されない。従って、選択され
たSISOSセルMC0Nに書込みが行われ、それ以外の
選択されていないSISOSセルには書込みが行われな
い。
【0043】また、メモリセルアレイ内の選択されたS
ISOSセル(例えばMC0N)に対する読み出しに際し
ては、各制御ゲート線x0 〜xM に書込み/読み出し電
圧切り換え回路20から0Vが印加され、行デコーダに
より選択された行の選択入力端11に電源電圧VCCが印
加される。この時、D型トランジスタDTのゲートには
読み出し用“H”レベルの制御信号が印加されており、
選択された行のセルの選択ゲートにはD型トランジスタ
DTを通して電源電圧VCCが伝わる。なお、セルのドレ
インには、センスラインの読み出し電圧(約1V)が列
選択ゲートCSN およびビット線BLN を経て印加され
る。
【0044】この際、非選択行の制御ゲート線(x0
外)にも0Vが印加されるが、非選択行の選択入力端1
1には0Vが印加されるので、この0VがD型トランジ
スタDTを通して非選択行の選択ゲート線(z0 以外)
に伝わり、非選択列の列選択ゲート(CSN 以外)およ
びビット線(BLN 以外)に接続されているドレインに
は電圧が印加されない。従って、選択されたSISOS
セルMC0Nから読み出しが行われ、それ以外の選択され
ていないSISOSセルからは読み出しが行われない。
【0045】上記図2のEEPROMにおいては、前述
した第1実施例のEEPROMと同様の効果が得られる
ほか、行デコーダの回路構成が簡単になり、パターン的
に有利になる。
【0046】図3は、上記図2を参照して前述した第2
実施例のEEPROMの変形例に係るメモリセルアレイ
の一部およびセル周辺回路の一部を取り出して回路接続
を示している。このEEPROMは、図2を参照して前
述したEEPROMと比べて、メモリセルアレイが行ア
ドレスに基ずいて複数のブロックに分けられ、前記行デ
コーダおよび書込み/読み出し電圧切り換え回路20’
の出力は行アドレスに基ずいて選択されたブロックに対
する行選択および供給電圧切り換えを行うように構成さ
れている点が異なり、その他は同じであるので図2中と
同一符号を付している。上記図3のEEPROMにおい
ては、書込み/読み出しの動作モードに応じて例えば表
4に示すように電圧が印加される。
【0047】
【表4】
【0048】このEEPROMの動作は、第2実施例の
EEPROMの動作に準じて行われるが、書込み時に制
御ゲートおよび選択ゲートにそれぞれ0Vが印加される
完全非選択のセルが非選択ブロック内に存在すると共
に、書込み時に制御ゲートに書込み電圧VPPが印加され
ると共に選択ゲートに0Vが印加される半選択状態のセ
ルが選択ブロック内に存在するようになる。
【0049】図4は、本発明の第3実施例に係るEEP
ROMのメモリセルアレイの一部およびセル周辺回路の
一部を取り出して回路接続を示している。このEEPR
OMは、図1を参照して前述したEEPROMと比べ
て、各行毎に、選択入力端11と選択ゲート線zi との
間に接続されている第1のD型トランジスタDT1とは
別に、選択入力端11と制御ゲート線xi との間に第2
のD型トランジスタDT2が接続され、この第2のD型
トランジスタDT2の各ゲートが第2の制御信号線41
に共通に接続され、第1のD型トランジスタDT1の各
ゲートが共通に接続されている第1の制御信号線12の
制御信号readに対して相補的な反転制御信号/(r
ead)が上記第2の制御信号線41に与えられる点が
異なり、その他は同じであるので図1中と同一符号を付
している。上記図4のEEPROMでは、書込み/読み
出しの動作モードに応じて例えば表5に示すように電圧
が印加される。
【0050】
【表5】
【0051】即ち、メモリセルアレイ内の選択されたS
ISOSセル(例えばMC0N)に対する書込みに際して
は、行デコーダにより選択された行の選択入力端11に
書込み電圧VPP(12.5V)が印加される。この時、
第1のD型トランジスタDT1のゲートには“L”レベ
ルの制御信号/(read)が印加されており、選択さ
れた行のセルの選択ゲートには第1のD型トランジスタ
DT1を通して約1.5Vが伝わる。これに対して、第
2のD型トランジスタDT2のゲートには書込み用
“H”レベル(VPP)の反転制御信号/(read)が
印加されており、選択された行のセルの制御ゲートには
第2のD型トランジスタDT2を通して約12.5Vが
伝わる。なお、列デコーダにより選択された列のセルの
ドレインには、電源電圧VCCがセンスラインから列選択
ゲートCSN およびビット線BLN を経て印加される。
【0052】この際、非選択行の選択入力端には0Vが
印加されるので、非選択行の選択ゲート線(z0 以外)
および制御ゲート線(z0 以外)には0Vが印加され、
非選択列の列選択ゲート(CSN 以外)およびビット線
(BLN 以外)に接続されているドレインには電圧が印
加されない。従って、選択されたSISOSセルMC0N
に書込みが行われ、それ以外の選択されていないSIS
OSセルには書込みが行われない。
【0053】また、メモリセルアレイ内の選択されたS
ISOSセル(例えばMC0N)に対する読み出しに際し
ては、行デコーダにより選択された行の選択入力端11
に電源電圧VCCが印加される。この時、第1のD型トラ
ンジスタDT1のゲートには読み出し用“H”レベル
(VCC)の制御信号readが印加されており、選択さ
れた行のセルの選択ゲートには第1のD型トランジスタ
DT1を通して電源電圧VCCが伝わる。これに対して、
第2のD型トランジスタDT2のゲートには“L”レベ
ルの反転制御信号/(read)が印加されており、選
択された行のセルの制御ゲートには第2のD型トランジ
スタDT2を通して約1.5Vが伝わる。なお、セルの
ドレインには、センスラインの読み出し電圧(約1V)
が列選択ゲートCSN およびビット線BLN を経て印加
される。
【0054】この際、非選択行の選択入力端には0Vが
印加されるので、非選択行の選択ゲート線(z0 以外)
および制御ゲート線(z0 以外)には0Vが印加され、
非選択列の列選択ゲート(CSN 以外)およびビット線
(BLN 以外)に接続されているドレインには電圧が印
加されない。従って、選択されたSISOSセルMC0N
から読み出しが行われ、それ以外の選択されていないS
ISOSセルからは読み出しが行われない。
【0055】なお、上記2個のD型トランジスタDT
1、DT2の閾値電圧は、必ずしも同じに限られず、相
異なる値に設計してもよく、第2のD型トランジスタD
T2は、読み出しに際してゲートに“L”レベルが印加
された時に選択行のセルの制御ゲートに通常電源電圧V
CCと0Vとの間の中間電圧が伝わるように設計すればよ
い。
【0056】上記図4のEEPROMにおいては、読み
出し時にセルの制御ゲートに通常電源電圧VCC(5V)
より低い中間電位(本例では1.5V)が印加される
が、前述した第1実施例のEEPROMと同様の効果が
得られる。
【0057】図5は、上記図4のEEPROMに対し
て、前記図2を参照して前述したような第2実施例のよ
うに変形したEEPROMのメモリセルアレイの一部お
よびセル周辺回路の一部を取り出して回路接続を示して
いる。このEEPROMは、図4を参照して前述したE
EPROMと比べて、各行の制御ゲート線x0 〜xM
第2のD型トランジスタDT2を介して各行に共通に存
在する書込み/読み出し電圧切り換え回路20の出力端
に接続されている(各行の選択入力端11には接続され
ていない)点が異なり、その他は同じであるので図4中
と同一符号を付している。この場合には、上記図4を参
照して前述したような第3実施例と同様の効果のほか
に、図2を参照して前述したような第2実施例と同様の
効果が得られる。
【0058】図6は、上記図5のEEPROMに対し
て、前記図3を参照して前述したような第2実施例の変
形例のように変形したEEPROMのメモリセルアレイ
の一部およびセル周辺回路の一部を取り出して回路接続
を示している。このEEPROMは、図4を参照して前
述したEEPROMと比べて、メモリセルアレイが行ア
ドレスに基ずいて複数のブロックに分けられ、前記行デ
コーダおよび書込み/読み出し電圧切り換え回路20’
の出力は行アドレスに基ずいて選択されたブロックに対
する行選択および供給電圧切り換えを行うように構成さ
れている点が異なり、その他は同じであるので図5中と
同一符号を付している。この場合には、上記図4を参照
して前述したような第3実施例および図2を参照して前
述したような第2実施例と同様の効果のほかに、図3を
参照して前述したような第2実施例の変形例と同様の効
果が得られる。
【0059】なお、上記各実施例は、SISOSセルが
行列状に配列されたメモリセルアレイを有するEEPR
OMを示したが、例えば1ビットのフラグ記憶に用いら
れる不揮発性メモリセルを有する半導体集積回路にも本
発明を適用することが可能である。この場合の半導体集
積回路は、ソース領域側に選択ゲートを有し、非書込み
状態でD型化された浮遊ゲート型メモリセルトランジス
タと、上記メモリセルトランジスタの書込み時には、そ
の制御ゲートに書込み電圧、その選択ゲートにD型のN
チャネルトランジスタの閾値電圧を印加し、読み出し時
には、その制御ゲートに0Vあるいは通常電源電圧VCC
と0Vとの間の中間電圧を印加し、その選択ゲートに読
み出し電圧を印加する書込み/読み出し制御回路とを具
備することを特徴とするものであり、その具体例を以下
に記す。
【0060】(1) 図1に示したように、書込み/読
み出し制御回路として、書込み時/読み出し時に対応し
て書込み電圧VPP/通常電源電圧VCCが入力する書込み
/読み出し制御入力端(図1中の選択入力端11、行デ
コーダ出力端に相当する。)と前記メモリセルトランジ
スタの選択ゲートとの間にドレイン・ソース間が接続さ
れ、書込み時/読み出し時に対応して“L”レベル/読
み出し用“H”レベルがゲートに印加されるD型のNチ
ャネルトランジスタと、上記書込み/読み出し制御入力
端と上記メモリセルトランジスタの制御ゲートとの間に
接続され、書込み時/読み出し時に対応してオン/オフ
状態に制御されるCMOSトランスファゲートと、上記
制御ゲートと接地電位との間にドレイン・ソース間が接
続され、書込み時/読み出し時に対応してオフ/オン状
態に制御されるE型のNチャネルトランジスタとを具備
すれば、図1を参照して前述したような効果の大部分が
得られる。
【0061】(2) 図2に示したように、書込み/読
み出し制御回路として、書込み時/読み出し時に対応し
て書込み電圧VPP/通常電源電圧VCCが入力する第1の
書込み/読み出し制御入力端(図1中の選択入力端1
1、行デコーダ出力端に相当する。)とメモリセルトラ
ンジスタの選択ゲートとの間にドレイン・ソース間が接
続され、書込み時/読み出し時に対応して“L”レベル
/読み出し用“H”レベルがゲートに印加されるD型の
Nチャネルトランジスタを有し、前記メモリセルトラン
ジスタの制御ゲートを書込み時/読み出し時に対応して
書込み電圧VPP/0Vあるいは電源電圧VCCと0Vとの
間の中間電圧が入力する第2の書込み/読み出し制御入
力端(図2中の書込み/読み出し電圧切り換え回路20
の出力端に相当する。)に接続すれば、図2を参照して
前述したような効果の大部分が得られる。
【0062】(3) 図4に示したように、書込み/読
み出し制御回路として、書込み時/読み出し時に対応し
て書込み電圧VPP/通常電源電圧VCCが入力する書込み
/読み出し制御入力端(図1中の選択入力端11、行デ
コーダ出力端に相当する。)とメモリセルトランジスタ
の選択ゲートとの間にドレイン・ソース間が接続され、
書込み時/読み出し時に対応して“L”レベル/読み出
し用“H”レベルがゲートに印加されるD型の第1のN
チャネルトランジスタと、上記書込み/読み出し制御入
力端とメモリセルトランジスタの制御ゲートとの間にド
レイン・ソース間が接続され、書込み時/読み出し時に
対応して書込み用“H”レベル/“L”レベルがゲート
に印加されるD型の第2のNチャネルトランジスタとを
具備すれば、図4を参照して前述したような効果の大部
分が得られる。
【0063】
【発明の効果】上述したように本発明の半導体集積回路
によれば、不揮発性メモリセルの書込み電圧VPPとして
通常の12.5V程度を使用した場合でも、安定した書
込み/読み出し動作が可能になり、素子設計が簡単であ
り、スケーリングの困難化を伴わないなどの効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体集積回路の第1実施例に係るE
EPROMのメモリセルアレイの一部およびセル周辺回
路の一部を示す回路図。
【図2】本発明の第2実施例に係るEEPROMのメモ
リセルアレイの一部およびセル周辺回路の一部を示す回
路図。
【図3】図2のEEPROMの変形例に係るメモリセル
アレイの一部およびセル周辺回路の一部を示す回路図。
【図4】本発明の第3実施例に係るEEPROMのメモ
リセルアレイの一部およびセル周辺回路の一部を示す回
路図。
【図5】図4のEEPROMの変形例に係るメモリセル
アレイの一部およびセル周辺回路の一部を示す回路図。
【図6】図5のEEPROMの変形例に係るメモリセル
アレイの一部およびセル周辺回路の一部を示す回路図。
【図7】従来のSISOSセルを示す断面図。
【図8】図7のSISOSセルのアレイの一部およびセ
ル周辺回路の一部を示す回路図。
【図9】図8のメモリセルアレイを用いた従来のEEP
ROMを示すブロック回路図。
【図10】現在提案されているEEPROMのメモリセ
ルアレイの一部およびセル周辺回路の一部を示す回路
図。
【符号の説明】
ST…SISOSセル、11…選択入力端、12、41
…制御信号線、20、20’…書込み/読み出し電圧切
り換え回路、94…行デコーダ、96…列デコーダ、9
7…メモリセルアレイ、MC00〜MCMN…SISOSセ
ル、x0 〜xM…制御ゲート線、z0 〜zM …選択ゲー
ト線、z…制御信号線、BL0 〜BLN…ビット線、C
0 〜CSN …列選択ゲート、y0 〜yN …列選択制御
線、D0〜D7 …データ線(センスライン)、DT、D
T1、DT2…D型トランジスタ、ET…E型トランジ
スタ、TG…CMOSトランスファゲート。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソース領域側に選択ゲートを有する浮遊
    ゲート型メモリセルトランジスタが行列状に配列された
    メモリセルアレイと、 書込み時には、選択された行のセルの制御ゲートおよび
    選択ゲートに各対応して、書込み電圧およびディプレッ
    ション型のNチャネルトランジスタの閾値電圧を印加
    し、読み出し時には、選択された行のセルの制御ゲート
    および選択ゲートに各対応して、0Vあるいは5Vと0
    Vとの間の中間電圧および読み出し電圧を印加する書込
    み/読み出し制御回路を具備することを特徴とする半導
    体集積回路。
  2. 【請求項2】 前記書込み/読み出し制御回路は、前記
    メモリセルアレイの各行毎に、行デコーダ出力が入力す
    る選択入力端と選択ゲート線との間にドレイン・ソース
    間が接続され、書込み時/読み出し時に対応して“L”
    レベル/読み出し用“H”レベルがゲートに印加される
    ディプレッション型のNチャネルトランジスタと、上記
    選択入力端と制御ゲート線との間に接続され、書込み時
    /読み出し時に対応してオン/オフ状態に制御されるC
    MOSトランスファゲートと、上記制御ゲート線と接地
    電位との間にドレイン・ソース間が接続され、書込み時
    /読み出し時に対応してオフ/オン状態に制御されるエ
    ンハンスメント型のNチャネルトランジスタとを具備す
    ることを特徴とする請求項1記載の半導体集積回路。
  3. 【請求項3】 前記書込み/読み出し制御回路は、前記
    メモリセルアレイの各行毎に、行デコーダ出力が入力す
    る選択入力端と選択ゲート線との間にドレイン・ソース
    間が接続され、書込み時/読み出し時に対応して“L”
    レベル/読み出し用“H”レベルがゲートに印加される
    ディプレッション型のNチャネルトランジスタを有し、
    前記メモリセルアレイの各行の制御ゲート線は書込み時
    /読み出し時に対応して書込み電圧/0Vあるいは5V
    と0Vとの間の中間電圧を出力する書込み/読み出し電
    圧切り換え回路の出力端に接続されていることを特徴と
    する請求項1記載の半導体集積回路。
  4. 【請求項4】 前記メモリセルアレイは行アドレスに基
    ずいて複数のブロックに分けられ、前記行デコーダおよ
    び前記書込み/読み出し電圧切り換え回路の出力は行ア
    ドレスに基ずいて選択されたブロックにデコーダ出力お
    よび電圧供給を行うことを特徴とする請求項3記載の半
    導体集積回路。
  5. 【請求項5】 前記書込み/読み出し制御回路は、前記
    メモリセルアレイの各行毎に、行デコーダ出力が入力す
    る選択入力端と選択ゲート線との間にドレイン・ソース
    間が接続され、書込み時/読み出し時に対応して“L”
    レベル/読み出し用“H”レベルがゲートに印加される
    ディプレッション型の第1のNチャネルトランジスタ
    と、上記選択入力端と制御ゲート線との間にドレイン・
    ソース間が接続され、書込み時/読み出し時に対応して
    書込み用“H”レベル/“L”レベルがゲートに印加さ
    れるディプレッション型の第2のNチャネルトランジス
    タとを具備することを特徴とする請求項1記載の半導体
    集積回路。
  6. 【請求項6】 前記書込み/読み出し制御回路は、前記
    メモリセルアレイの各行毎に、行デコーダ出力が入力す
    る選択入力端と選択ゲート線との間にドレイン・ソース
    間が接続され、書込み時/読み出し時に対応して“L”
    レベル/読み出し用“H”レベルがゲートに印加される
    ディプレッション型のNチャネルトランジスタを有し、
    書込み時/読み出し時に対応して書込み電圧/0Vある
    いは5Vと0Vとの間の中間電圧を出力する書込み/読
    み出し電圧切り換え回路の出力端と制御ゲート線との間
    にドレイン・ソース間が接続され、書込み時/読み出し
    時に対応して書込み用“H”レベル/“L”レベルがゲ
    ートに印加されるディプレッション型の第2のNチャネ
    ルトランジスタとを具備することを特徴とする請求項1
    記載の半導体集積回路。
  7. 【請求項7】 前記メモリセルアレイは行アドレスに基
    ずいて複数のブロックに分けられ、前記行デコーダおよ
    び前記書込み/読み出し電圧切り換え回路の出力は行ア
    ドレスに基ずいて選択されたブロックにデコーダ出力お
    よび電圧供給を行うことを特徴とする請求項6記載の半
    導体集積回路。
  8. 【請求項8】 ソース領域側に選択ゲートを有し、非書
    込み状態でディプレッション型化された浮遊ゲート型メ
    モリセルトランジスタと、 上記メモリセルトランジスタの書込み時には、その制御
    ゲートに書込み電圧、その選択ゲートにディプレッショ
    ン型のNチャネルトランジスタの閾値電圧を印加し、読
    み出し時には、その制御ゲートに0Vあるいは5Vと0
    Vとの間の中間電圧を印加し、その選択ゲートに読み出
    し電圧を印加する書込み/読み出し制御回路とを具備す
    ることを特徴とする半導体集積回路。
  9. 【請求項9】 前記書込み/読み出し制御回路は、書込
    み時/読み出し時に対応して書込み電圧/通常電源電圧
    が入力する書込み/読み出し制御入力端と前記メモリセ
    ルトランジスタの選択ゲートとの間にドレイン・ソース
    間が接続され、書込み時/読み出し時に対応して“L”
    レベル/読み出し用“H”レベルがゲートに印加される
    ディプレッション型のNチャネルトランジスタと、上記
    書込み/読み出し制御入力端と上記メモリセルトランジ
    スタの制御ゲートとの間に接続され、書込み時/読み出
    し時に対応してオン/オフ状態に制御されるCMOSト
    ランスファゲートと、上記制御ゲートと接地電位との間
    にドレイン・ソース間が接続され、書込み時/読み出し
    時に対応してオフ/オン状態に制御されるエンハンスメ
    ント型のNチャネルトランジスタとを具備することを特
    徴とする請求項8記載の半導体集積回路。
  10. 【請求項10】 前記書込み/読み出し制御回路は、書
    込み時/読み出し時に対応して書込み電圧/通常電源電
    圧が入力する第1の書込み/読み出し制御入力端と前記
    メモリセルトランジスタの選択ゲートとの間にドレイン
    ・ソース間が接続され、書込み時/読み出し時に対応し
    て“L”レベル/読み出し用“H”レベルがゲートに印
    加されるディプレッション型のNチャネルトランジスタ
    を有し、前記メモリセルトランジスタの制御ゲートは書
    込み時/読み出し時に対応して書込み電圧/0Vあるい
    は5Vと0Vとの間の中間電圧が入力する第2の書込み
    /読み出し制御入力端に接続されることを特徴とする請
    求項8記載の半導体集積回路。
  11. 【請求項11】 前記書込み/読み出し制御回路は、書
    込み時/読み出し時に対応して書込み電圧/通常電源電
    圧が入力する第1の書込み/読み出し制御入力端と前記
    メモリセルトランジスタの選択ゲートとの間にドレイン
    ・ソース間が接続され、書込み時/読み出し時に対応し
    て“L”レベル/読み出し用“H”レベルがゲートに印
    加されるディプレッション型の第1のNチャネルトラン
    ジスタと、上記書込み/読み出し電圧切り換え回路と前
    記メモリセルトランジスタの制御ゲートとの間にドレイ
    ン・ソース間が接続され、書込み時/読み出し時に対応
    して書込み用“H”レベル/“L”レベルがゲートに印
    加されるディプレッション型の第2のNチャネルトラン
    ジスタとを具備する特徴とする請求項8記載の半導体集
    積回路。
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