JPH11185394A - 位相同期装置及び位相同期方法 - Google Patents

位相同期装置及び位相同期方法

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JPH11185394A
JPH11185394A JP9351568A JP35156897A JPH11185394A JP H11185394 A JPH11185394 A JP H11185394A JP 9351568 A JP9351568 A JP 9351568A JP 35156897 A JP35156897 A JP 35156897A JP H11185394 A JPH11185394 A JP H11185394A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、デイスク状記録媒体の偏心に対して
正確に追従し得る位相同期装置及び位相同期方法を実現
しようとするものである。 【解決手段】デイスク状記録媒体の回転に同期すると共
に互いに位相が異なる複数の正弦波信号を発生させ、当
該複数の正弦波形をそれぞれ位相比較手段の出力に応じ
て順次振幅を補正した後、当該補正結果を位相比較手段
及びクロツク信号生成手段からなる閉ループ内に加える
ようにしたことにより、デイスク状記録媒体の偏心量に
よつて時間基準信号に位相変動が生じた場合でも、当該
位相変動に応じて位相比較手段の出力に生じた位相誤差
を補正することができ、かくしてデイスク状記録媒体の
偏心に正確に追従するクロツク信号を出力し得る位相同
期装置及び位相同期方法を実現し得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。
【0002】発明の属する技術分野 従来の技術(図10) 発明が解決しようとする課題(図11(A)〜(D)) 課題を解決するための手段 発明の実施の形態 (1)本発明によるハードデイスク装置の構成(図1) (2)第1の実施の形態 (2−1)第1の実施の形態による位相同期回路の構成
(図2〜図4(D)) (2−2)正弦波形発生部の内部構成(図5〜図7) (2−3)累積加算レジスタの構成(図8) (2−4)第1の実施の形態による動作及び効果 (3)第2の実施の形態 (3−1)第2の実施の形態による位相同期回路の構成
(図9) (3−2)第2の実施の形態による効果 (4)他の実施の形態 発明の効果
【0003】
【発明の属する技術分野】本発明は位相同期装置及び位
相同期方法に関し、例えば磁気デイスクや光デイスク等
のデイスク状記録媒体を記録又は再生するデイスク装置
に適用して好適なものである。
【0004】
【従来の技術】従来、この種のデイスク装置におけるサ
ーボ方式として、専用サーボ面からサーボ情報を得るサ
ーボ面サーボ方式や、データ記録領域とサーボ情報領域
とが同一デイスク面上に時分割多重で形成されたエンベ
デツドサーボ(embedded servo)方式等がある。かかる
サーボ方式を実現するために、デイスク装置には、デイ
スク1回転に亘り連続して同期するサーボクロツク信号
を生成する位相同期回路が設けられている。
【0005】図10に示すように位相同期回路1は、い
わゆるPLL(Phase Locked Loop)回路であり、位相
比較器2、ループフイルタ3、VCO(電圧制御発振
器)4及び分周器5から構成されている。
【0006】位相比較器2の一入力端には、デイスク面
上に等時間間隔で形成されたサーボ領域内のクロツクマ
ークを再生して得られる時間基準信号S1が供給される
共に、他入力端には、VCO4から出力されたクロツク
信号SCLK が分周器5を介してその周波数が1/N
(N:自然数)倍に分周されて供給される。これにより
位相比較器2は、時間基準信号S1及びクロツク信号S
CLK 間の位相差に応じた電圧を発生し、これを位相誤差
信号S2としてループフイルタ3に供給する。
【0007】ループフイルタ3は、位相比較器2から供
給される位相誤差信号S2に対して低域通過フイルタリ
ング等の所定のフイルタリング処理を行つた後VCO4
に供給する。VCO4は、ループフイルタ3を介して得
られる位相誤差信号S2の電圧レベルに応じた周波数及
び位相をもつクロツク信号SCLK を出力する。
【0008】かくして位相同期回路1では、位相誤差信
号S2とクロツク信号SCLK 間の位相差を一定に保つよ
うにフイードバツク制御することにより、VCO4から
は位相誤差信号S2のN倍の周波数を有し、かつ位相誤
差信号S2と位相同期したクロツク信号SCLK を出力す
ることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
位相同期回路1を、例えば媒体可変型のデイスク装置や
位相同期マークが予めデイスク製造時にサーボ領域内に
め込まれてたデイスクを使用するデイスク装置に適用す
る場合、以下に述べるような問題点があるため、高精度
のクロツク信号を生成することが非常に困難であつた。
【0010】第1に、デイスクをスピンドルにチヤツキ
ングする際に、回転軸中心とトラツク円の中心とがオフ
セツトしてしまう、いわゆる偏心が原因となり、トラツ
ク円の実質半径が大きい部分では高速側に、またトラツ
ク円の実質半径が小さい部分では低速側に、実効周速が
変動することにより、トラツクから再生される時間基準
信号S1に大きな位相変動を発生するという問題があ
る。
【0011】ここで、デイスク1回転につき例えば12個
のサーボ領域が等時間間隔で形成されている場合におい
て、当該各サーボ領域内のクロツクマークを再生して得
られる時間基準信号S1の信号波形を図11(A)に示
す。なおクロツクマーク以外の再生波形、例えば位置信
号、トラツクアドレス、同期パターン及びユーザデータ
等は省略する。
【0012】この時間基準信号S1は、デイスクに偏心
がない場合にはサーボ領域が時点t0 〜t12に示す等時
間間隔で出現するが、デイスクに偏心がある場合にはサ
ーボ領域が出現する時点に進みや遅れが生じる。このと
きの各サーボ領域の位相ずれ量は、時間基準信号S1の
信号波形の下段に付した矢印としてそれぞれ表される。
【0013】これにより時間基準信号S1について、ト
ラツク円の実質半径が大きい時点t3 の付近ではサーボ
領域が出現する時間間隔が密となり、逆にトラツク円の
実質半径の小さい時点t9 の付近ではサーボ領域が出現
する時間間隔が粗となる。
【0014】このように各サーボ領域の位相ずれ量を縦
軸に変換し直したグラフを図11(B)に示す。この場
合、正弦波状の時間基準信号S1が上述した図10に示
す位相同期回路1内の位相比較器2の一入力端に入力さ
れる。
【0015】この位相同期回路1におけるPLLループ
は各時点t0 〜t9 の位相ずれ量に対して正確に追従す
る必要があるが、位相比較器2からループフイルタ3、
VCO4及び分周器5を経由するいわゆる開ループゲイ
ンは一般的に有限の値であるため、位相比較器2の他入
力端に帰還されるクロツク信号SCLK の位相は、図11
(C)に示すように時間基準信号S1よりも若干振幅が
小さくかつ位相がずれたものとなる。
【0016】従つて、位相比較器2が出力する位相誤差
信号S2には、図11(D)に示すような偏心追従残差
が発生する。例えば半径が16〔mm〕のデイスクが毎秒75
回転で回転しながら 120〔μm〕の偏心を有する場合、
位相ずれ量は約16〔μs 〕となる。75〔Hz〕におけるP
LLの開ループゲインが60〔dB〕あつたとしても、偏心
追従残差は16〔ns〕も残ることになる。
【0017】この偏心に起因する位相変動に十分に追従
させるためにPLLループの低域ゲインを増加させる
と、それに伴う広帯域化により高域のノイズが増加する
等により、PLLをデイスク偏心に正確に追従させるこ
とが非常に困難となる問題があつた。
【0018】第2に、ノイズを増加させずにPLLルー
プを広帯域化する方法として、サーボ領域の数を増加し
て位相比較頻度を上げる方法が提案されているが、特に
磁気デイスクの場合には記録又は再生の切り換えに時間
がかかるため、デイスク1回転中のサーボ領域数が増え
るとデータ面の利用効率が低減し、この結果1回転当た
り数百個を超えるサーボ領域を設けることは実用上非常
に困難であつた。
【0019】このような第1及び第2の問題点を解決す
るために、例えばデイスクの偏心量を予め計測してお
き、この偏心量をPLLループに加算することによつて
当該偏心量に対して出力クロツク信号の位相及び周波数
を追従させて、当該位相及び周波数の偏心誤差を補正す
る、いわゆるフイードフオワード補償による方法(特願
平4−350578号)が開示されている。
【0020】ところがこの方法によれば、デイスクの偏
心量を測定するための偏心計測回路を設ける必要があ
り、また偏心量の計測には少なくともデイスク1回転分
以上の計測時間を要する。さらに計測した偏心量は一旦
メモリに記憶させるが、偏心による位相変動量はデイス
クの内周で大きく、外周で小さくなるため、ヘツドがシ
ークするデイスク半径全域に亘つてこれらを記憶する
と、メモリの記憶容量が多く回路規模の大きいものが要
求される。
【0021】さらに上述した開ループによるフイードフ
オワード補償による方法によれば、ループフイルタ等の
アナログ回路部分の素子定数が経時変化すると、PLL
ループの特性が変化するため、これに伴つて出力クロツ
ク信号の位相及び周波数に誤差が発生する。従つて従来
の補償方法では実用上未だ不十分な問題があつた。
【0022】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、デイスク状記録媒体の偏心に対して正確に追従し得
る位相同期装置及び位相同期方法を提案しようとするも
のである。
【0023】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、デイスク状記録媒体上に順次所定
の間隔毎にサーボ領域を形成し、デイスク状記録媒体上
からサーボ領域を順次読み出すことによつて時間基準信
号を得、時間基準信号の位相と同期したクロツク信号を
出力する位相同期装置において、時間基準信号とクロツ
ク信号との位相差を出力する位相比較手段と、位相比較
手段の出力に対応する位相をもつクロツク信号を生成し
た後、位相比較手段にフイードバツクするクロツク信号
生成手段と、デイスク状記録媒体の回転に同期する回転
同期信号に基づいて、互いに位相が異なる複数の正弦波
信号を生成する正弦波信号生成手段と、正弦波信号生成
手段から得られる複数の正弦波信号を、それぞれ位相比
較手段の出力に応じて順次振幅を補正する振幅補正手段
と、振幅補正手段によつて振幅補正された複数の正弦波
信号を合成して位相比較手段の出力に加算する演算処理
手段とを設けるようにした。
【0024】このようにデイスク状記録媒体の回転に同
期すると共に互いに位相が異なる複数の正弦波信号を発
生させ、当該複数の正弦波形をそれぞれ位相比較手段の
出力に応じて順次振幅を補正した後、当該補正結果を位
相比較手段及びクロツク信号生成手段からなる閉ループ
内に加えるようにしたことにより、デイスク状記録媒体
の偏心量によつて時間基準信号に位相変動が生じた場合
でも、当該位相変動に応じて位相比較手段の出力に生じ
た位相誤差を補正することができる。
【0025】また本発明においては、デイスク状記録媒
体上に順次所定の間隔毎にサーボ領域を形成し、デイス
ク状記録媒体上からサーボ領域を順次読み出すことによ
つて時間基準信号を得、時間基準信号の位相と同期した
クロツク信号を出力する位相同期方法において、位相比
較手段によつて時間基準信号とクロツク信号との位相差
を出力し、クロツク信号生成手段において位相比較手段
の出力に対応する位相をもつクロツク信号を生成した
後、位相比較手段にフイードバツクし、正弦波信号生成
手段おいてデイスク状記録媒体の回転に同期する回転同
期信号に基づいて、互いに位相が異なる複数の正弦波信
号を生成し、正弦波信号生成手段から得られる複数の正
弦波信号を、振幅補正手段によつてそれぞれ位相比較手
段の出力に応じて順次振幅を補正し、演算処理手段にお
いて振幅補正手段によつて振幅補正された複数の正弦波
信号を合成して位相比較手段の出力に加算するようにし
た。
【0026】このようにデイスク状記録媒体の回転に同
期すると共に互いに位相が異なる複数の正弦波信号を発
生させ、当該複数の正弦波形をそれぞれ位相比較手段の
出力に応じて順次振幅を補正した後、当該補正結果を位
相比較手段及びクロツク信号生成手段からなる閉ループ
内に加えるようにしたことにより、デイスク状記録媒体
の偏心量によつて時間基準信号に位相変動が生じた場合
でも、当該位相変動に応じて位相比較手段の出力に生じ
た位相誤差を補正することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施の形態を詳述する。
【0028】(1)本発明によるハードデイスク装置の
構成 図1において10は全体としてハードデイスク装置を示
し、複数の両面磁気デイスク11A、11Bをスピンド
ルモータ12の回転駆動に応じて軸Lを同軸中心として
高速回転させながら、可動アーム13の各先端に取り付
けられた磁気ヘツド14A〜14Dをボイスコイルモー
タ(VCM)15の駆動に応じて固定軸15Aを中心に
矢印aで示す方向又はこれとは逆方向に移動して、それ
ぞれ両面磁気デイスク11A、11Bの一面11AX、
11AY及び他面11BX、11BYに対応して位置合
わせすることにより、当該各両面磁気デイスク11A、
11Bの一面11AX、11AY又は他面11BX、1
1BYに形成された各トラツクに追従してそれぞれ映像
音声データを記録又は再生するようになされている。
【0029】この両面磁気デイスク11A、11Bの一
面11AX、11AY及び他面11BX、11BYに
は、それぞれデータ記録領域に複数のサーボ領域が等時
間間隔で埋め込まれており、当該各サーボ領域にはそれ
ぞれ時間基準となるクロツクマークが形成されている。
【0030】磁気ヘツド14A、14Bによつて両面磁
気デイスク11A、11Bの各サーボ領域内のクロツク
マークを再生して得られた再生信号S10は、再生アン
プ16を介して所定の振幅まで増幅された後、時間基準
信号S11としてサーボ情報検出回路17、位相同期回
路18及びデータ復調回路(図示せず)にそれぞれ供給
される。
【0031】サーボ情報検出回路17は、トラツク番号
検出回路17A、位置信号検出回路17B及びインデツ
クス検出回路17Cから構成され、当該各回路17A〜
17Cにはそれぞれ時間基準信号S11が入力されると
共に、位相同期回路18からクロツク信号S12が入力
されるようになされている。
【0032】トラツク番号検出回路17Aは、入力され
たサーボアドレスフイールドの再生波形から、トラツク
番号(シリンダアドレス)やセクタ番号等の情報を例え
ばビタビ復号法を用いて検出した後、これを番号情報信
号S13としてクロツク信号S12に同期したタイミン
グでトラツキングサーボ回路19に送出する。因みにビ
タビ復号法は、誤り訂正符号のうちの畳込み符号の復号
法の1つであり、受信したデータ系列を観測してそれと
最も近い符号系列を求めることにより、誤りの訂正を行
う復号法である。
【0033】また位置信号検出回路17Bは、磁気ヘツ
ド14A、14Bが目標トラツクからどのくらい位置ず
れしているかを表わす位置誤差信号(PES: Position Er
rorSignal)S14を検出した後、これをクロツク信号
S12に同期したタイミングでトラツキングサーボ回路
19に送出する。さらにインデツクス検出回路17C
は、デイスク1回転につき1回のパルス波からなるイン
デツクス信号S15を位相同期回路18及びトラツキン
グサーボ回路19に送出する。
【0034】位相同期回路18は、時間基準信号S11
及びインデツクス信号S15に基づいて、両面磁気デイ
スク11A、1Bの回転に同期するクロツク信号S12
を、当該デイスク1回転に亘つて途切れることなく連続
して生成した後、これをトラツキングサーボ回路19に
送出する。
【0035】トラツキングサーボ回路19は、クロツク
信号S12に同期したタイミングで入力された番号情報
信号S13、位置誤差信号S14及びインデツクス信号
S15に基づいて、磁気ヘツド14A、14Bのヘツド
位置情報を計算した後、これをヘツド制御信号S16と
してボイスコイルモータ15に送出する。
【0036】ボイスコイルモータ15は、ヘツド制御信
号S16に基づいて、磁気ヘツド14A、14Bをそれ
ぞれ対応する両面磁気デイスク11A、11Bの一面1
1AX、11AY又は他面11BX、11BY上に形成
された目標トラツクに追従させることができる。
【0037】因みに位相同期回路18から得られるクロ
ツク信号S12は図示しないスピンドルサーボ回路に供
給され、当該スピンドルサーボ回路において、クロツク
信号S12と一定の線速度に対応する基準周波数信号と
を位相比較することにより、当該位相関係が一定となる
ようにスピンドルモータドライバ20を駆動してスピン
ドルモータ12の回転速度を制御するようになされてい
る。
【0038】(2)第1の実施の形態 (2−1)第1の実施の形態による位相同期回路の構成 ここで図2は第1の実施の形態による位相同期回路18
を示し、当該位相同期回路18には、インデツクス検出
回路17Cから出力されるインデツクス信号15がフイ
ードフオワード補正部30内の正弦波形発生部31に与
えられると共に、再生アンプ16を介して得られる時間
基準信号S11が位相比較器32に与えられる。
【0039】フイードフオワード補正部30において、
正弦波形発生部31は、インデツクス信号S15(図3
(A))の立上り時点t1 から次の立上り時点t3 まで
のデイスク1回転期間T1を周期とする正弦波(sin
波)信号S20(図3(B))及びこれと90度位相がず
れた余弦波(cos 波)信号S21(図3(C))を生成
した後、正弦波信号S20を乗算器33及び34に送出
すると共に、余弦波信号S21を乗算器35及び36に
送出する。なお、正弦波信号S20及び余弦波信号S2
1は、デイスク1周中の位相位置をベクトル値として表
したものである。
【0040】乗算器33は、正弦波信号S20を位相比
較器32から出力される位相誤差信号S22に乗算する
ことよつて所定の振幅に調整した後、当該乗算結果を正
弦波調整信号S23として累積加算レジスタ37に順次
供給する。また乗算器35は、余弦波信号S21を位相
比較器32から出力される位相誤差信号S22に乗算す
ることによつて所定の振幅に調整した後、当該乗算結果
を余弦波調整信号S24として累積加算レジスタ38に
順次供給する。
【0041】累積加算レジスタ37及び38は、順次入
力される正弦波調整信号S23及び余弦波調整信号S2
4をそれぞれ累積加算しながら蓄積する。この累積加算
レジスタ37及び38から読み出された累積正弦波調整
信号S23′及び累積余弦波調整信号S24′はそれぞ
れ乗算器34及び36において、振幅調整前の正弦波信
号S20及び余弦波信号S21と乗算された後、それぞ
れ正弦波補正信号S25及び余弦波補正信号S26とし
て加算器39に送出される。
【0042】加算器39は、ベクトル空間で互いに直交
する正弦波補正信号S25及び余弦波補正信号S26を
加算することにより、両面磁気デイスク11A、11B
の偏心量とインデツクス信号S15の位相に対応する任
意の振幅Aと位相φを有するフイードフオワード補正信
号S27(図3(D))を生成する。
【0043】因みに、デイスクの偏心に起因して位相誤
差が発生したとき、当該偏心量に対応して位相誤差信号
S22に図4(A)に示すような位相変動が生じた場
合、フイードフオワード補正部30内の累積加算レジス
タ37及び38は、所定時点からレジスタ値の更新を開
始することにより、累積正弦波調整信号S23′(図4
(B))及び累積余弦波調整信号S24′(図4
(C))が得られる。この結果、図4(D)に示すよう
な正弦波形を有するフイードフオワード補正信号S27
を得ることができる。
【0044】このように生成されたフイードフオワード
補正信号S27は、加算器40において位相誤差信号S
22に加算された後、これを偏心追従信号S28として
ループフイルタ41に供給される。
【0045】ループフイルタ41は、偏心追従信号S2
8に対して低域通過フイルタリング等の所定のフイルタ
リング処理を行つた後VCO42に供給する。VCO4
2は、ループフイルタ41を介して得られる偏心追従信
号S28の電圧レベルに応じた周波数をもつクロツク信
号S12を出力する。
【0046】このようにして位相比較器32の一入力端
には、デイスク面上に等時間間隔で形成されたサーボ領
域内のクロツクマークを再生して得られる時間基準信号
S11が供給される共に、他入力端には、VCO42か
ら出力されたクロツク信号S12が分周器43を介して
その周波数が1/N(N:自然数)倍に分周されて供給
される。これにより位相比較器32は、PLLループ3
2、41〜43によるフイードバツク制御に基づいて時
間基準信号S11の位相誤差を収束させることができる
と共に、当該収束後の時間基準信号S11とクロツク信
号S12との位相差に応じた電圧を位相誤差信号S22
として加算器40に供給することができる。
【0047】かくして位相同期回路18では、偏心追従
信号S28とクロツク信号S12間の位相差を一定に保
つようにフイードバツク制御することにより、VCO4
2からは偏心追従信号S28のN倍の周波数を有し、か
つ偏心追従信号S28と位相同期したクロツク信号S1
2を出力することができる。
【0048】(2−2)正弦波形発生部の内部構成 ここで実際上、図5に正弦波形発生部31の内部構成を
示す。この正弦波発生部31において、アドレス生成部
50はインデツクス信号S15を受けると、当該インデ
ツクス信号S15の立上り時点を基準として両面磁気デ
イスク11A、11Bの1回転毎にサーボ領域(すなわ
ちクロツクマーク)が出現するタイミングに同期するク
ロツクを発生する。
【0049】またアドレス生成部50は内部にカウンタ
(図示せず)を有し、当該カウンタは順次発生するクロ
ツクに同期して、デイスク回転角がπ/2〔rad 〕毎に
カウントアツプ又はカウントダウンを繰り返すことによ
り、当該デイスク回転角に対してクロツクに応じたアド
レスを生成する。
【0050】かくして図6に示すようなデイスク回転角
を横軸にとりアドレスを縦軸にとつた座標系において、
デイスク回転角に応じてアドレスが指定された正弦関数
生成アドレスSsin (実線部分)を得ることができる。
またアドレス生成部50は、図6における正弦関数生成
アドレスSsin と位相が90度ずれた余弦関数生成アドレ
スScos (破線部分)をも得ることができる。従つてア
ドレス生成部50は、順次生成したクロツク毎に正弦関
数生成アドレスSsin 及び余弦関数生成アドレスScos
をセレクタ52Bに供給する。
【0051】またアドレス発生部50は、サーボゾーン
毎に正弦関数信号と余弦関数信号の両方を時分割演算に
よつて作成するための切換制御信号SSW2 をセレクタ5
2Bに送出する。セレクタ52Bは、切換制御信号S
SW2 に基づいて正弦関数生成アドレスSsin もしくは余
弦関数生成アドレスScos のいずれかを選択して波形メ
モリ51に供給する。
【0052】波形メモリ51は、図7に示すような入力
アドレス(A)と出力データ(D)の関係を有し、D=
sinAで表現される正弦関数値を、アドレス範囲0〜
π/2〔rad 〕(すなわち1/4波長分)だけ保持する
と共に、順次入力されるアドレスで指示される角度に応
じた正弦関数値を出力するようになされている。
【0053】波形メモリ51から読み出された正弦関数
値は、セレクタ52Aの一入力端に送出されると共に、
負号反転部53を介して負号が反転された後セレクタ5
2Aの他入力端に送出される。
【0054】またアドレス発生部50は、インデツクス
信号S15の立上り時点を基準としてデイスク回転角が
π/2〔rad 〕毎に4通りのパターンをもつ切換制御信
号SSW1 をセレクタ52Aに送出することにより、セレ
クタ52Aの2入力端を順次選択的に切換え制御する。
【0055】かくしてセレクタ52Aは、切換制御信号
SW1 に基づいて、2入力端のうち選択された一方の入
力端を介して、反転又は非反転された正弦関数値を正弦
波出力レジスタ54及び余弦波出力レジスタ55に供給
する。
【0056】このときセレクタ52A及び52Bは、切
換制御信号SSW1 及びSSW2 に基づいて、以下に述べる
4通りのパターンで切換え接続することにより、波形メ
モリ51に保持された1/4波長分の正弦関数値から1
波長分(すなわちデイスク1回転分)の正弦関数信号及
び余弦関数信号を生成し得るようになされている。
【0057】まずインデツクス信号S15の立上り時点
を基準としてデイスク回転角が0からπ/2〔rad 〕ま
での期間では、まずセレクタ52A及び52Bの入力端
を共にa側に切り換えて、波形メモリ51の正弦関数値
を負号を反転させることなく、正弦波出力レジスタ54
に供給し、値をラツチする。次にセレクタ52Bの入力
端をb側に切り換えて、同様に波形メモリ51の正弦関
数値を負号を反転させることなく余弦出力レジスタ55
に供給し、値をラツチする。。
【0058】続いてデイスク回転角がπ/2〔rad 〕か
らπ〔rad 〕までの期間では、まずセレクタ52A及び
52Bの入力端を共にa側に切り換えて、負号が反転さ
れない波形メモリ51の正弦関数値を正弦波出力レジス
タ54に供給し、値をラツチする。次にセレクタ52A
及びセレクタ52Bの入力端を共にb側に切り換えて負
号が反転された波形メモリ51の正弦関数値を余弦波出
力レジスタ55に供給し、ラツチする。
【0059】さらにデイスク回転角がπ〔rad 〕から3
/2π〔rad 〕までの期間では、まずセレクタ52Aの
入力端をb側に、セレクタ52Bの入力端をa側にそれ
ぞれ切り換えて、波形メモリ51の正弦関数値を負号を
反転させた後に正弦波出力レジスタ54に供給し、値を
ラツチする。次にセレクタ52Bの入力端b側に切り換
えて、同様に波形メモリ51の正弦関数値を負号を反転
させた後に余弦出力レジスタ55に供給し、値をラツチ
する。
【0060】さらにデイスク回転角が3/2π〔rad 〕
から2π〔rad 〕までの期間では、まずセレクタ52A
の入力端をb側に、かつセレクタ52Bの入力端をa側
に切り換えて、負号が反転された波形メモリの正弦関数
値を正弦波出力レジスタ54に供給し、値をラツチす
る。次にセレクタ52Aの入力端をa側に、セレクタ5
2Bの入力端をb側にそれぞれ切り換えて、負号が反転
されない波形メモリ51の正弦関数値を余弦波出力レジ
スタ55に供給し、値をラツチする。
【0061】このようにして正弦波出力レジスタ54及
び余弦波出力レジスタ55は、インデツクス信号S15
の立上り時点を基準とするデイスク1回転期間を周期と
する正弦波信号S20及びこれと位相が90度ずれた余弦
波信号S21を出力することができる。
【0062】(2−3)累積加算レジスタの構成 また図8に実際上の記憶手段としての累積加算レジスタ
37及び38の構成を示す。累積加算レジスタ37及び
38には、複数のデイスク面11AX、11AY、11
BX、11BY(図1)に対応した数のレジスタ群60
(60A〜60D)及び61(61A〜61D)がそれ
ぞれ設けられている。
【0063】これらレジスタ群60及び61の前後に
は、それぞれ4個の入出力端を有する一対のセレクタ6
2、63及び64、65が設けられ、ハードデイスク装
置10内部に設けられた制御部(図示せず)から得られ
る切換制御信号SSC(図1及び図2)に基づいて、セレ
クタ62〜65はそれぞれ同じ位置の入力端と接続する
ように連動して切り換えられる。
【0064】これにより累積加算レジスタ37及び38
は、順次入力される正弦波調整信号S23及び余弦波調
整信号S24を、上述した切換制御信号SSCの入力タイ
ミングに同期してそれぞれ順番に選択された単一の第0
面〜第3面用レジスタ60A〜60D及び61A〜61
Dに累積加算しながら蓄積する。
【0065】このように各レジスタ群60及び61に蓄
積されたレジスタ値は、上述のように乗算器34及び3
6において正弦波信号S20及び余弦波信号S21とそ
れぞれ乗算された後、当該各乗算結果が加算器39で加
算され、その加算結果がフイードフオワード補正信号S
27として位相比較器32(図2)の出力に加算され
る。
【0066】この結果、累積加算レジスタ37及び38
のレジスタ値の更新を開始すると、フイードフオワード
補正部30におけるフイードフオワード制御が始まり、
両面磁気デイスク11A、11Bの偏心による位相変動
に対応したフイードフオワード補正信号S27が得られ
るように、累積加算レジスタ37及び38のレジスタ値
はそれぞれ収束していく。なお通常、累積加算レジスタ
37及び38のレジスタ値が収束するまでの時間は概ね
デイスクの1/2回転時間程度である。
【0067】実際上、複数の両面磁気デイスク11A、
11Bを用いるハードデイスク装置10では、通常、各
デイスク面11AX、11AY、11BX、11BY間
で偏心量及び位相がそれぞれ異なることから、アクセス
対象のデイスク面を切り換える際には、素早く目標とな
るデイスク面の偏心に追従する必要がある。従つて累積
加算レジスタ37及び38が全くの初期状態からレジス
タ値の収束を開始すると、上述したようにデイスクの1
/2回転時間程度で収束が完了するが、さらに短時間
(数〔μs 〕程度)でデイスク面の切り換え動作が行い
得ることが望ましい。
【0068】このため第1の実施の形態の場合、ハード
デイスク装置10の電源投入時又はデイスク着脱時に、
レジスタ群60及び61の全てのレジスタをクリアした
後、まず第0面のデイスク(両面磁気デイスク11Aの
一面11AX)にアクセスして第0面用レジスタ60
A、61Aを順次更新しながら収束したレジスタ値を保
持しておく。続いて第1面のデイスク(両面磁気デイス
ク11Aの他面11AY)にアクセスして、上述と同様
に第1面用レジスタ60B、61Bを順次更新しながら
収束したレジスタ値を保持しておく。
【0069】これと同様の動作を第2面用のデイスク
(両面磁気デイスク11Bの一面11BX)及び第3面
用のデイスク(両面磁気デイスク11Bの他面11B
Y)まで続けることにより、各第0面〜第3面用レジス
タ60A〜60D及び61A〜61Dには、各第0面〜
第3面用のデイスクの偏心量に応じた収束後のレジスタ
値が保持される。
【0070】このように累積加算レジスタ37及び38
内の各第0面〜第3面用レジスタ60A〜60D及び6
1A〜61Dをデイスク面数分用意しておき、当該各第
0面〜第3面用レジスタ60A〜60D及び61A〜6
1Dにそれぞれ対応するデイスク面11AX、11A
Y、11BX、11BYに応じた収束後のレジスタ値を
予め設定しておくことにより、デイスク面が切り換えら
れた場合でも、当該切換え動作に応じて再度上述した収
束動作を行う必要がなくて済み、この結果ほぼ瞬時に目
標となるデイスク面の偏心追従動作を行うことができ
る。
【0071】(2−4)第1の実施の形態による動作及
び効果 以上の構成において、このハードデイスク装置10で
は、記録又は再生モード時に両面磁気デイスク11A、
11Bの高速回転に応じて偏心が生じた場合、当該偏心
量に対応してデイスク面上のサーボ領域から得られた時
間基準信号S11に位相変動が発生する。
【0072】この時間基準信号S11は、位相同期回路
18内の位相比較器32に送出されると共に、インデツ
クス検出部17Cを介してデイスク1回転毎に立ち上が
るインデツクス信号S15に変換された後、位相同期回
路18内のフイードフオワード補正部30に送出され
る。
【0073】フイードフオワード補正部30は、インデ
ツクス信号S15に基づいて、ベクトル空間内で直交す
る正弦波信号S20及び余弦波信号S21を生成した
後、これらを位相比較器32から得られる位相誤差信号
S22にそれぞれ乗算することより、当該位相誤差信号
S22に基づく位相誤差がベクトル量として累積加算レ
ジスタ37及び38にそれぞれ累積加算して保持され
る。
【0074】累積加算レジスタ37及び38は、供給さ
れるベクトル値を順次更新しながら両面磁気デイスク1
1A、11Bの偏心量に対応する値にまで収束させ、当
該収束後のベクトル値を加算器39を介して加算させる
ことにより、フイードフオワード補正信号S27を生成
する。
【0075】このフイードフオワード補正信号S27を
位相比較器32から得られる位相誤算信号S22と加算
して、当該加算結果からなる位相追従信号S28をPL
Lループ32、41〜43を介してフイードバツク制御
させることにより、当該PLLループ32、41〜43
の出力でなるクロツク信号S12をデイスクの偏心に基
づく位相誤差に対して実用上十分に追従させることがで
きる。
【0076】因みにフイードフオワード制御を行わない
初期状態では、通常のPLLループによるフイードバツ
ク制御のみであるため、位相比較器32から出力される
位相誤差信号S22にはデイスクの偏心量に応じた追従
誤差が残留する。
【0077】従つて、フイードフオワード補正部30か
ら得られるフイードフオワード補正信号S27をPLL
ループ32、41〜43内に加えて当該PLLループ3
2、41〜43の出力に加振させることにより、デイス
クの偏心に起因して時間基準信号S11にデイスク回転
周波数に相当する大きな位相変動が生じた場合でも、当
該位相変動を十分に抑圧することができる。さらにPL
Lループ32、41〜43の閉ループ帯域内の周波数全
域に亘る位相追従をPLLループ32、41〜43のフ
イードバツク制御によつて行うことにより、最終的には
1又は2〔ns〕程度の極めて微小な位相誤差における位
相追従を行うことができる。このようにこの位相同期回
路18においては、デイスクの偏心量を予め測定しなく
ても済むため非常に有効である。
【0078】以上の構成によれば、このハードデイスク
装置10では、位相同期回路18内にフイードフオワー
ド補正部30を設け、このフイードフオワード補正部3
0において、それぞれデイスクの回転に同期すると共に
互いに位相及び又は周波数が異なる複数の正弦波形を発
生させ、当該複数の正弦波形を位相比較器32の出力に
応じて順次補正した後、当該補正結果をPLLループ3
2、41〜43内に加えるようにしたことにより、デイ
スクの偏心量に起因して時間基準信号S11にデイスク
回転周波数に相当する大きな位相変動が生じた場合で
も、当該位相変動に応じて位相比較器32の出力に生じ
た位相誤差を補正することができ、かくしてデイスクの
偏心に正確に追従するクロツク信号S12を出力し得る
位相同期回路18を実現することができる。
【0079】(3)第2の実施の形態 (3−1)第2の実施の形態による位相同期回路の構成 図2との対応部分に同一符号を付した図9は、図1に示
すハードデイスク装置10内の位相同期回路18に代え
て適用する第2の実施の形態による位相同期回路70を
示すものであり、フイードフオワード補正部71の構成
が異なる点を除いて第1の実施の形態による位相同期回
路18と同様に構成されている。
【0080】このフイードフオワード補正部71におい
て、正弦波形発生部31は、インデツクス信号S15に
基づいて上述した処理を行つて正弦波信号S20及び余
弦波信号S21を生成した後、それぞれセレクタ72の
一入力端及び他入力端に入力する。一方、セレクタ73
の3入力端には、位相比較器32の位相誤差信号S22
と累積加算レジスタ37及び38の各出力とがそれぞれ
入力される。
【0081】乗算器74は、セレクタ72及び73にお
いてそれぞれ選択された信号を乗算した後、当該乗算結
果をセレクタ75の一入力端に出力する。このセレクタ
75の他入力端には、位相比較器32から出力された位
相誤算信号S22が入力される。一方、セレクタ76の
3入力端には、累積加算レジスタ37及び38の各出力
と出力レジスタ78の出力とがそれぞれ入力される。
【0082】加算器77は、セレクタ75及び76にお
いてそれぞれ選択された信号を加算した後、当該加算結
果を累積加算レジスタ37、38及び出力レジスタ78
にそれぞれ供給する。
【0083】またフイードフオワード補正部71にはタ
イミング生成部80が設けられ、当該タイミング生成部
80には、VCO42から出力されたクロツク信号S1
2が分周器43を介して1/N倍に分周されて供給され
ると共に、インデツクス信号S15が供給される。タイ
ミング生成部80は、インデツクス信号S15及びクロ
ツク信号S12に基づいて、インデツクス信号S15の
立上り時点を基準としてデイスク面上に形成されたサー
ボ領域毎(すなわちクロツクマーク毎)に順次所定のタ
イミング信号STMをセレクタ72、73、75及び76
に送出する。
【0084】セレクタ72、73、75及び76は、順
次入力されるタイミング信号STMに基づいて、以下に述
べる第1〜第6の切換パターンを順番に繰り返すことに
より、セレクタ72、73、75及び76の複数入力端
を当該各切換パターンに応じた入力端側に切り換えるよ
うになされている。
【0085】まず、第1の切換パターンとして、出力レ
ジスタ78の内容をクリアする。次に第2の切換パター
ンとして、セレクタ72の入力端をa側に、かつセレク
タ73の入力端をa側に切り換えることにより、乗算器
74は正弦波信号S20及び位相誤差信号S22を乗算
する。またセレクタ75の入力端をb側に、かつセレク
タ76の入力端をa側に切り換えることにより、加算器
77は乗算器74の乗算結果と累積加算レジスタ37の
レジスタ値との和を出力する。かくして累積加算レジス
タ37は加算器77の加算結果をラツチしてレジスタ値
を更新する。
【0086】続いて第3の切換パターンとして、セレク
タ72の入力端をb側に、かつセレクタ73の入力端を
a側に切り換えることにより、乗算器74は余弦波信号
S21及び位相誤差信号S22を乗算する。またセレク
タ75の入力端をb側に、かつセレクタ76の入力端を
b側に切り換えることにより、加算器77は乗算器74
の乗算結果と累積加算レジスタ38のレジスタ値との和
を出力する。かくして累積加算レジスタ38は加算器7
7の加算結果をラツチしてレジスタ値を更新する。
【0087】さらに第4の切換パターンとして、セレク
タ72の入力端をa側に、かつセレクタ73の入力端を
b側に切り換えることにより、乗算器74は正弦波信号
S20及び累積加算レジスタ37のレジスタ値を乗算す
る。またセレクタ75の入力端をb側に、かつセレクタ
76の入力端をc側に切り換えることにより、加算器7
7は乗算器74の乗算結果と出力レジスタ78のレジス
タ値との和を出力する。このとき出力レジスタ78のレ
ジスタ値はクリアされているため、加算器77の出力は
正弦波信号S20を累積加算レジスタ37のレジスタ値
で振幅調整した値そのものとなる。かくして出力レジス
タ78は加算器77の加算結果をラツチしてレジスタ値
を保持する。
【0088】さらに第5の切換パターンとして、セレク
タ72の入力端をb側に、かつセレクタ73の入力端を
c側に切り換えることにより、乗算器74は余弦波信号
S21及び累積加算レジスタ38のレジスタ値を乗算す
る。またセレクタ75の入力端をb側に、かつセレクタ
76の入力端をc側に切り換えることにより、加算器7
7は乗算器74の乗算結果と出力レジスタ78のレジス
タ値との和を出力する。
【0089】このとき乗算器74の乗算結果には累積加
算レジスタ38によつて振幅調整された余弦波信号S2
1が含まれており、また出力レジスタ78には累積加算
レジスタ37によつて振幅調整された正弦波信号S20
が保持されていることから、加算器77の加算結果は、
第1の実施の形態において上述したフイードフオワード
補正信号S27(図2)と同じである。かくして出力レ
ジスタ78はこの加算結果をラツチしてレジスタ値を保
持する。
【0090】さらに第6の切換パターンとして、セレク
タ75の入力端をa側に、かつセレクタ76の入力端を
c側に切り換えることにより、加算器77は位相誤差信
号S22と出力レジスタ78のレジスタ値の和を出力す
る。このとき加算器77の加算結果は、位相誤差信号S
22とフイードフオワード補正信号S27とが加算され
たものであるため、出力レジスタ78はこの加算結果を
ラツチしてレジスタ値を保持する。
【0091】以上の第1〜第6の切換パターンを実行す
ることにより、出力レジスタ78には最終的にループフ
イルタ41へ出力すべき位相誤差信号S22とフイード
フオワード補正信号S27との加算結果がレジスタ値と
して保持される。この出力レジスタ78に保持されたレ
ジスタ値は、D/A変換器79を介してアナログ変換さ
れ、続くループフイルタ41を介して低域通過フイルタ
リング等の所定のフイルタリング処理を行つた後、VC
O42に供給される。VCO42は、入力電圧レベルに
応じた周波数及び位相をもつクロツク信号S12を出力
する。
【0092】(3−2)第2の実施の形態による効果 以上の構成によれば、位相同期回路70内のフイードフ
オワード補正部71において、上述した第1の実施の形
態の場合と同様に、それぞれデイスクの回転に同期する
と共に互いに位相及び又は周波数が異なる複数の正弦波
形を発生させ、当該複数の正弦波形を位相比較器32の
出力に応じて順次振幅を補正した後、当該補正結果をP
LLループ32、41〜43内に加えるようにしたこと
により、デイスクの偏心量に起因して時間基準信号S1
1にデイスク回転周波数に相当する大きな位相変動が生
じた場合でも、当該位相変動に応じて位相比較器32の
出力に生じた位相誤差を補正することができ、かくして
デイスクの偏心に正確に追従するクロツク信号S12を
出力し得る位相同期回路70を実現することができる。
【0093】さらにフイードフオワード補正部71内部
の乗算器74及び加算器77の前段にセレクタ72、7
3、75、76を設けて、タイミング生成部80によつ
て選択的に切換制御するようにしたことにより、フイー
ドフオワード補正部71の構成を簡易にすることができ
る。
【0094】(4)他の実施の形態 なお第1及び第2の実施の形態においては、それぞれデ
イスクの回転に同期すると共に互いに位相及び又は周波
数が異なる複数の正弦波形を発生させる正弦波形発生部
(正弦波信号発生手段)31を、内部でデイスク1回転
毎にサーボ領域が出現するタイミングに同期するクロツ
クを発生するようにした場合について述べたが、本発明
はこれに限らず、時間基準信号S11に基づいて当該ク
ロツクを発生するようにしても良い。
【0095】また第1及び第2の実施の形態において
は、正弦波形発生部31は、アドレス生成部50と波形
メモリ51とを用いて正弦波及び余弦波を生成するよう
にした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、
正弦波及び余弦波を生成する方法として、この他にもア
ナログ発振器や数値演算回路による方法を適用しても良
い。さらに正弦波形発生部31では、負号反転部53及
びセレクタ52A、52Bを用いて、正弦関数値を1/
4波長分のみ波形メモリ51に記憶する場合について述
べたが、各波形メモリの容量を大きく設定することによ
り、正弦関数値を例えば1波長分記憶させるようにして
も良い。
【0096】さらに第1及び第2の実施の形態において
は、正弦波形発生部31は、それぞれデイスクの回転に
同期すると共にベクトル空間内で互いに直交する正弦波
信号S20及び余弦波信号S21を発生するようにした
場合について述べたが、本発明はこれに限らず、それぞ
れデイスクの回転に同期すると共に互いに位相及び又は
周波数が異なる3本以上の正弦波形を発生するようにし
ても良い。この場合、フイードフオワード補正部30内
の各回路数も正弦波形数に応じて増設すれば良い。
【0097】さらに第1及び第2の実施の形態において
は、位相同期回路18及び70では、正弦波信号生成手
段、位相補正手段及び演算処理手段としてのフイードフ
オワード補正部30及び71を、図2及び図9に示すよ
うに構成した場合について述べたが、本発明はこれに限
らず、フイードフオワード補正部の構成としてはこの他
種々の回路構成のものを適用できる。
【0098】さらに上述の実施の形態においては、位相
比較手段及びクロツク信号生成手段としてのPLLルー
プ32、41〜43を図2及び図9に示すように構成し
た場合について述べたが、本発明はこれに限らず、PL
Lループの構成としてはこの他種々の回路構成のものを
適用できる。
【0099】さらに第1及び第2の実施の形態において
は、本発明を両面磁気デイスク11A、11Bを記録又
は再生するハードデイスク装置10に適用した場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、要はデイスク状
記録媒体を記録又は再生する際の位相同期回路を必要と
する装置に広く適用することができる。この場合、デイ
スク状記録媒体として他のものを適用することができ
る。
【0100】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、デイスク
状記録媒体の回転に同期すると共に互いに位相が異なる
複数の正弦波信号を発生させ、当該複数の正弦波形をそ
れぞれ位相比較手段の出力に応じて順次振幅を補正した
後、当該補正結果を位相比較手段及びクロツク信号生成
手段からなる閉ループ内に加えるようにしたことによ
り、デイスク状記録媒体の偏心量によつて時間基準信号
に位相変動が生じた場合でも、当該位相変動に応じて位
相比較手段の出力に生じた位相誤差を補正することがで
き、かくしてデイスク状記録媒体の偏心に正確に追従す
るクロツク信号を出力し得る位相同期装置及び位相同期
方法を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるハードデイスク装置の構成の一実
施の形態を示すブロツク図である。
【図2】第1の実施の形態による位相同期回路の内部構
成を示すブロツク図である。
【図3】第1の実施の形態による正弦波形発生部の動作
タイミングの説明に供する信号波形図である。
【図4】第1の実施の形態によるフイードフオワード補
正部の動作タイミングの説明に供する信号波形図であ
る。
【図5】第1の実施の形態による正弦波形発生部の内部
構成を示すブロツク図である。
【図6】図5に示すアドレス生成部によつて生成される
正弦関数生成アドレス及び余弦関数生成アドレスの説明
に供するグラフである。
【図7】図5に示す波形メモリの内容を説明するグラフ
である。
【図8】第1の実施の形態による累積加算レジスタの内
部構成を示すブロツク図である。
【図9】第2の実施の形態による位相同期回路の内部構
成を示すブロツク図である。
【図10】従来の位相同期回路の内部構成を示すブロツ
ク図である。
【図11】図9に示す位相同期回路の動作タイミングの
説明に供する信号波形図である。
【符号の説明】
10……ハードデイスク装置、11A(11AX、11
AY)、11B(11BX、11BY)……両面磁気デ
イスク、14A〜14D……磁気ヘツド、15……ボイ
スコイルモータ、17C……インデツクス検出回路、1
8、70……位相同期回路、19……トラツキングサー
ボ回路、30、71……フイードフオワード補正部、3
1……正弦波形発生部、32……位相比較部、33〜3
6……乗算器、37、38……累積加算レジスタ、3
9、40……加算器、41……ループフイルタ、42…
…VCO、50……アドレス生成部、51……波形メモ
リ、52A、52B、72、73、75、76……セレ
クタ、53……負号反転部、54……正弦波出力レジス
タ、55……余弦波出力レジスタ、78……出力レジス
タ、80……タイミング生成部、S11……時間基準信
号、S12……クロツク信号、S15……インデツクス
信号、S20……正弦波信号、S21……余弦波信号、
S22……位相誤差信号、S27……フイードフオワー
ド補正信号、S28……位相追従信号。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】デイスク状記録媒体上に順次所定の間隔毎
    にサーボ領域を形成し、上記デイスク状記録媒体上から
    上記サーボ領域を順次読み出すことによつて時間基準信
    号を得、上記時間基準信号の位相と同期したクロツク信
    号を出力する位相同期装置において、 上記時間基準信号と上記クロツク信号との位相差を出力
    する位相比較手段と、 上記位相比較手段の出力に対応する位相をもつ上記クロ
    ツク信号を生成した後、上記位相比較手段にフイードバ
    ツクするクロツク信号生成手段と、 上記デイスク状記録媒体の回転に同期する回転同期信号
    に基づいて、互いに位相が異なる複数の正弦波信号を生
    成する正弦波信号生成手段と、 上記正弦波信号生成手段から得られる上記複数の正弦波
    信号を、それぞれ上記位相比較手段の出力に応じて順次
    振幅を補正する振幅補正手段と、 上記振幅補正手段によつて振幅補正された上記複数の正
    弦波信号を合成して上記位相比較手段の出力に加算する
    演算処理手段とを具えることを特徴とする位相同期装
    置。
  2. 【請求項2】上記振幅補正手段は、 上記正弦波信号生成手段から得られる上記複数の正弦波
    信号をそれぞれ上記位相比較手段の出力と乗算する乗算
    手段と、 上記乗算手段の乗算結果をそれぞれ順次記憶する記憶手
    段とを具えることを特徴とする請求項1に記載の位相同
    期装置。
  3. 【請求項3】上記記憶手段の数を上記デイスク状記録媒
    体の数に対応させることを特徴とする請求項2に記載の
    位相同期装置。
  4. 【請求項4】デイスク状記録媒体上に順次所定の間隔毎
    にサーボ領域を形成し、上記デイスク状記録媒体上から
    上記サーボ領域を順次読み出すことによつて時間基準信
    号を得、上記時間基準信号の位相と同期したクロツク信
    号を出力する位相同期方法において、 位相比較手段によつて上記時間基準信号と上記クロツク
    信号との位相差を出力し、 クロツク信号生成手段において上記位相比較手段の出力
    に対応する位相をもつ上記クロツク信号を生成した後、
    上記位相比較手段にフイードバツクし、 正弦波信号生成手段おいて上記デイスク状記録媒体の回
    転に同期する回転同期信号に基づいて、互いに位相が異
    なる複数の正弦波信号を生成し、 上記正弦波信号生成手段から得られる上記複数の正弦波
    信号を、振幅補正手段によつてそれぞれ上記位相比較手
    段の出力に応じて順次振幅を補正し、 演算処理手段において上記振幅補正手段によつて振幅補
    正された上記複数の正弦波信号を合成して上記位相比較
    手段の出力に加算することを特徴とする位相同期方法。
  5. 【請求項5】上記振幅補正手段は、 上記正弦波信号生成手段から得られる上記複数の正弦波
    信号を乗算手段によつてそれぞれ上記位相比較手段の出
    力と乗算し、 上記乗算手段の乗算結果を記憶手段によつてそれぞれ順
    次記憶することを特徴とする請求項4に記載の位相同期
    方法。
  6. 【請求項6】上記記憶手段の数を上記デイスク状記録媒
    体の数に対応させることを特徴とする請求項5に記載の
    位相同期装置。
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