JPH0896391A - 光ディスク装置のトラッキング制御装置 - Google Patents

光ディスク装置のトラッキング制御装置

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JPH0896391A
JPH0896391A JP23330094A JP23330094A JPH0896391A JP H0896391 A JPH0896391 A JP H0896391A JP 23330094 A JP23330094 A JP 23330094A JP 23330094 A JP23330094 A JP 23330094A JP H0896391 A JPH0896391 A JP H0896391A
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tracking error
disk
tracking
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JP23330094A
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Hiromi Nakase
弘巳 中瀬
Hideaki Inoue
英明 井上
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光ディスクの任意位置のトラック歪に対して
安定した偏心補正動作を行うことができる光ディスク装
置のトラッキング制御装置を提供する。 【構成】 ディスクから検出されたトラッキング誤差信
号をディスク回転位置に対応して標本化するA/D変換
器2の出力を記憶回路3により記憶し、他方、この標本
化されたトラッキング誤差信号の平均値を平均値演算回
路10により求め、この平均値を前記記憶回路3の記憶値
と比較回路11により比較し、その比較結果により前記記
憶値を補正して、これをD/A変換器4を介して前記デ
ィスクから検出されたトラッキング誤差信号と加算回路
7により加算し、この加算された信号により前記光ヘッ
ドのトラッキングを制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスク装置に用い
られるトラッキング制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、レーザ光を利用してディスクに情
報信号を記録し、あるいはディスクに記録されている情
報信号を再生する光方式の情報信号記録再生装置が実用
化されている。
【0003】この情報信号記録再生装置においては、デ
ィスクのトラックに対して正確に光ヘッドからの光を照
射するために、トラッキング制御が不可欠であり、種々
のトラッキング制御装置が提案されている。
【0004】以下、従来のトラッキング制御装置の一例
について、図面を参照しながら説明する。図4は従来の
トラッキング制御装置のブロック構成図であり、図中、
1はトラッキング誤差信号の入力端子、1はローパス
フィルタ,ハイパスフィルタよりなる位相補償回路、2
はA/D変換器、3は記憶回路、4はD/A変換器、P
2はトラッキングサーボON/OFF信号の入力端子、5はト
ラッキングサーボのON/OFFスイッチ、P3はディスクモ
ータFG信号の入力端子、6はタイミング回路、7は加
算回路、8は駆動回路、9はトラッキングアクチュエー
タである。
【0005】次にその動作について説明する。まず、光
ヘッドによりディスクから検出されたトラッキング誤差
信号が入力端子P1より入力され、この信号は位相補償
回路1を通り、A/D変換器2により、アナログ信号か
らディジタルデータ信号に変換された後、所定のタイミ
ング、即ち入力端子P3から入力されたディスクモータ
FG信号を基にタイミング回路6から出力されるタイミ
ングパルスに対応したタイミングで記憶回路3に入力さ
れ、ディスク1回転期間のトラッキング誤差データとし
て記憶される。この記憶されたトラッキング誤差データ
は、ディスクの回転位置に対応して、前記記憶回路3か
ら読み出され、D/A変換器4によりアナログ信号に変
換されて加算回路7に入力される。また、前記位相補償
回路1を通った後のトラッキング誤差信号は、トラッキ
ングサーボのON/OFFスイッチ5を介して、前記のD/A
変換器4によりアナログ信号に変換されたトラッキング
誤差信号と加算回路7により加算されて、駆動回路8に
入力され、この駆動回路8の出力信号である駆動電圧
が、トラッキングアクチュエータ9に印加される。な
お、このトラッキングサーボのON/OFFスイッチ5は、入
力端子P2からのトラッキングサーボのON/OFF信号に基
づき、例えば光ヘッドがディスクの内外周間移動等のア
クセス時にはオフ、通常記録再生時にはオンのように適
宜ON/OFFされるので、上記の状態は、このトラッキング
サーボのON/OFFスイッチ5がオンの場合、即ちトラッキ
ング制御を行う場合である。
【0006】前記の記憶回路3に記憶されるトラッキン
グ誤差信号はトラックのディスク中心からの偏り、いわ
ゆる偏心と呼ばれている成分が支配的である。このよう
な状態においては、記憶回路3から読み出され、D/A
変換器4によりアナログ信号に変換されたトラッキング
誤差信号がフィードフォーワード信号となり、偏心成分
を予めトラッキングアクチュエータ9に印加してトラッ
キングレンズを駆動するため、この状態でトラッキング
制御を行えばトラッキング誤差信号は略ゼロとなり、光
ヘッドはトラック上を誤差なくトレースすることがで
き、トラッキング制御をオフからオンにしたときや、光
ヘッドがディスクの内外周間移動等のアクセスを完了し
たときなどに安定してトラッキングを引き込ませること
ができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来ディスクにおける
トラックの歪は、ディスクを装置に装着する際の機械的
変位やディスクそのものの中心ずれ等の要因が支配的で
あったが、近年では直径30cm以上のディスクが用いられ
るようになり、ディスクの内周と外周では歪方が異なる
ものがある。図5は、このようなディスクの一例を示し
ており、ディスクの内周部,中周部,外周部におけるト
ラッキング誤差信号のレベル変化を示したものである。
図5(a)は光ヘッドがディスク内周部を走査していると
きのディスク1回転期間内のトラッキング誤差信号のレ
ベル変化、図5(b)は光ヘッドがディスク中周部を走査
しているときのディスク1回転期間内のトラッキング誤
差信号のレベル変化、図5(c)は光ヘッドがディスク外
周部を走査しているときのディスク1回転期間内のトラ
ッキング誤差信号のレベル変化をそれぞれ示している。
このように同一ディスクであっても、ディスクの半径方
向の光ヘッド走査位置によってトラックの歪は異なり、
ディスク1回転期間内のトラッキング誤差信号の波形が
変化する。
【0008】このようなディスクを使用した場合、例え
ば光ヘッドがディスク内周部を走査しているときのトラ
ッキング誤差信号を上記の従来装置における記憶回路3
に記憶しておき、これに基づき光ヘッドがディスク内周
部以外の位置にあるときのディスクの偏心を補正しよう
としても、所望の補正効果が得られないばかりでなく、
場合によってはトラッキング誤差の増大も起こり得る等
の問題点がある。また、A/D変換器2の利得や、D/
A変換器4の利得は回路それぞれでばらつくため、トラ
ッキング誤差信号と、このトラッキング誤差信号をA/
D変換器2を経て記憶回路3に記憶し、さらにこの記憶
回路3から出力されD/A変換器4によってアナログ信
号に変換された信号とは信号レベルが異なるために、実
際にはゼロとならず、信号レベルのばらつきが大きいと
きはトラッキング誤差の増大も起こり得る等、上記同様
の問題点がある。
【0009】本発明は上記問題点を解決するもので、任
意位置のトラックにおいて安定した偏心補正動作を行う
ことができる光ディスク装置のトラッキング制御装置を
提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の光ディスク装置のトラッキング制御装置
は、ディスクから検出されたトラッキング誤差信号をデ
ィスク回転位置に対応して標本化する手段と、これを記
憶する手段と、前記標本化されたトラッキング誤差信号
の平均値を演算する手段と、この平均値を前記記憶手段
の記憶値と比較する手段と、その比較結果により前記記
憶値を補正する手段と、この補正された信号と前記ディ
スクから検出されたトラッキング誤差信号とを加算する
手段と、この加算された信号により前記光ヘッドのトラ
ッキング変位手段を駆動する駆動手段を備えたものであ
る。
【0011】
【作用】本発明は上記の構成により、光ヘッドの走査位
置がディスク内周部から外周部の間のどの位置にあって
も、安定した偏心補正動作が行われる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の光ディスク装置のトラッキン
グ制御装置の各実施例について図面を参照しながら説明
する。なお、前記従来のものと同一部分については同一
符号を付すものとする。
【0013】図1は本発明の光ディスク装置のトラッキ
ング制御装置の第1実施例を示すブロック図である。図
1において、P1はトラッキング誤差信号の入力端子、
1はローパスフィルタ,ハイパスフィルタよりなる位相
補償回路、2はA/D変換器、3は記憶回路、4はD/
A変換器、P2はトラッキングサーボのON/OFF信号の入
力端子、5はトラッキングサーボのON/OFFスイッチ、P
3はディスクモータFG信号の入力端子、6はタイミン
グ回路、7は加算回路、8は駆動回路、9はトラッキン
グアクチュエータであり、ここまでは前記従来の装置と
同様である。10は平均値演算回路、11は比較回路、12は
データ補正回路で、これらの回路が本発明装置の骨子と
なる。
【0014】次にその動作について説明する。まず、光
ヘッドによりディスクから検出されたトラッキング誤差
信号が入力端子P1より入力され、この信号は位相補償
回路1を通り、A/D変換器2により、アナログ信号か
らディジタルデータ信号に変換された後、所定のタイミ
ング、即ち、入力端子P3から入力されたディスクモー
タFG信号を基にタイミング回路6から出力されるタイ
ミングパルスに対応したタイミングで記憶回路3に入力
され、ディスク1回転期間毎のトラッキング誤差データ
として記憶される。この記憶されたトラッキング誤差デ
ータは、ディスクの回転位置に対応して、前記記憶回路
3から読み出され、D/A変換器4によりアナログ信号
に変換されて加算回路7に入力される。また、前記位相
補償回路1を通った後のトラッキング誤差信号は、トラ
ッキングサーボのON/OFFスイッチ5を介して、前記のD
/A変換器4によりアナログ信号に変換されたトラッキ
ング誤差信号と加算回路7により加算されて、駆動回路
8に入力され、この駆動回路8の出力信号である駆動電
圧がトラッキングアクチュエータ9に印加される。な
お、このトラッキングサーボのON/OFFスイッチ5は、入
力端子P2からのトラッキングサーボのON/OFF信号に基
づき、例えば光ヘッドがディスクの内外周間移動等のア
クセス時にはオフ、通常記録再生時にはオンのように適
宜ON/OFFされるので、上記の状態は、このトラッキング
サーボのON/OFFスイッチ5がオンの場合、即ち、トラッ
キング制御を行う場合である。
【0015】一方、A/D変換器2によりディジタルデ
ータ信号に変換されたトラッキング誤差データは、平均
値演算回路10に入力され、この平均値演算回路10ではデ
ィスク1回転期間毎のトラッキング誤差データの平均値
を演算し、演算結果を比較回路11に出力する。比較回路
11では平均値演算回路10から出力された演算結果とA/
D変換器2から出力されるトラッキング誤差データとの
大小比較を行い、比較結果に応じてハイ,ロー,ミドル
の3値ロジック信号を出力する。比較回路11から出力さ
れる3値ロジック信号はデータ補正回路12に入力され
る。ここで、入力端子P3から入力されているディスク
モータFG信号を基にディスクの回転位置を検出するタ
イミング回路6の出力信号は、A/D変換器2,平均値
演算回路10,比較回路11,データ補正回路12,記憶回路
3にそれぞれ入力されており、これらの回路は同期して
処理を行っていることは言うまでもない。
【0016】データ補正回路12は、ディスクの回転位置
に対応したトラッキング誤差データを記憶回路3から読
み込み、比較回路11の3値ロジック信号の論理レベルに
応じて前記トラッキング誤差データを微小量変化させ
て、再度記憶回路3の対応アドレスに書き込む。
【0017】図2に記憶回路3に記憶されているトラッ
キング誤差データの変化の様子を説明するための波形図
を示す。図2(a)は時刻T1における記憶回路3に記憶さ
れているトラッキング誤差データを示しており、図中、
(1)〜nはディスクの回転位置を示し、記憶回路3のア
ドレス1〜nにはディスクの回転位置に対応したトラッ
キング誤差データが記憶されている。図2(b)は時刻T1
からT2のディスク1回転期間におけるA/D変換器2
の出力であるトラッキング誤差データを示す。図2(c)
は時刻T1に記憶回路3に記憶されているトラッキング
誤差データに対してディスク1回転期間中にデータの値
を微小量変化させた後、時刻T2に記憶回路3に記憶さ
れているトラッキング誤差データを示す。図2(d)は時
刻T2からT3のディスク1回転期間におけるA/D変換
器2の出力であるトラッキング誤差データを示す。図2
(e)は時刻T2に記憶回路3に記憶されているトラッキン
グ誤差データに対してディスク1回転期間中にデータの
値を微小量変化させた後、時刻T3に記憶回路3に記憶
されているトラッキング誤差データを示す。図2(f)は
時刻T3からディスク1回転期間におけるA/D変換器
2の出力であるトラッキング誤差データを示す。
【0018】図2(a)において、記憶回路3には既にA
/D変換器2から出力されたトラッキング誤差データが
記憶されており、記憶回路3のアドレスは1〜nであ
り、nはディスクモータの1回転期間におけるFGパル
ス数に対応する。記憶回路3から読み出され、D/A変
換器4でアナログ信号に変換されたトラッキング誤差信
号は偏心補正信号として動作し、図2(a)の破線で示す
波形となる。この偏心補正信号を加算回路7でトラッキ
ング誤差信号に加算してトラッキングアクチュエータ9
を駆動して得られるトラッキング誤差信号は図2(b)に
示すもので、A/D変換器2によりサンプリングされ、
かつディジタルデータに変換される。なお、図2(b)に
示す(1)〜nは、図2(a)の(1)〜nに対応している。次
に、平均値演算回路10では、A/D変換器2でサンプリ
ングされ、ディジタルデータに変換された値について、
ディスクモータ1回転期間の平均値を演算し、平均値デ
ータAVE1を出力する。この平均値データAVE1は直
前のディスクモータ1回転期間中に演算されており、図
2(d)のディスクモータ1回転期間中においては、新た
に平均値データAVE2を演算する。
【0019】比較回路11では平均値演算回路10から出力
される平均値データAVE1とトラッキング誤差データ
TD(i)の大小を比較し、次のような比較結果出力処理
を行う(ただし、iは1〜nの整数で、ディスクの回転
位置に対応する)。
【0020】 TD(i)>AVE1なら、比較結果出力はハイレベル TD(i)=AVE1なら、比較結果出力はミドルレベル TD(i)<AVE1なら、比較結果出力はローレベル なお、以降の説明において、前記A/D変換器2によっ
てディジタルデータに変換したデータをトラッキング誤
差データと称し、記憶回路3に記憶されているトラッキ
ング誤差データを偏心補正データと称して、両者の区別
を明確にする。
【0021】データ補正回路12では、比較回路11の出力
の論理レベルを基に記憶回路3に記憶されている偏心補
正データMD(i)を微小量変化させて、新たな偏心補正
データMD′(i)として記憶回路3に記憶する。ここで
偏心補正データの変更処理は次のような処理で行う。
【0022】比較結果出力がハイレベルなら、 MD′
(i)=MD(i)+△k 比較結果出力がミドルレベルなら、MD′(i)=MD(i) 比較結果出力がローレベルなら、 MD′(i)=MD(i)
−△k このように、図2(b)に示すトラッキング誤差信号が入
力され、記憶回路3に記憶される偏心補正データを微小
量変化させた後、記憶回路3から読み出され、D/A変
換器4によりアナログ信号に変換された偏心補正信号は
図2(c)に示す信号である。ここで「о」で示す点は図
2(a)で出力された偏心補正信号を示す。偏心補正デー
タを微小量修正することにより、図2(c)に示す偏心補
正信号は、よりトラック歪成分を忠実に再現したものと
なり、その結果、トラッキング誤差信号は図2(d)に示
すように残留誤差が少なくなる。このように、トラッキ
ング誤差信号を基に記憶回路3に記憶される偏心補正デ
ータを修正することによって、偏心補正信号は図2(e)
に示すようになり、トラッキング誤差信号は図2(f)に
示すように残留成分が略ゼロとなる。
【0023】以上の第1実施例においてはディスクの半
径方向の位置によってトラック歪が異なっても、記憶回
路に記憶されるトラッキング誤差データを、トラッキン
グ誤差信号の平均値からのずれ方向を基に微小量ずつ変
化させることで、トラッキング誤差信号の変化がゼロ、
即ち、トラッキング誤差がゼロとなるようにすることが
でき、光ヘッドがディスクの内周から外周のどの位置を
走査していても安定した偏心補正ができる光ディスク装
置のトラッキング制御装置を提供することができる。
【0024】次に、本発明の第2実施例について図3を
参照しながら説明する。なお、前記第1実施例の装置と
同一の部分については同一符号を付し、その説明は省略
する。
【0025】図3において、切り換え信号発生回路13,
第1セレクタ14,第2セレクタ15,第3セレクタ16,第
1記憶回路17,第2記憶回路18,第3記憶回路19による
一連の装置を設けた点が前記第1実施例と異なる点であ
り、以下その動作を説明する。
【0026】切り換え信号発生回路13は、ディスクにプ
リフォーマットされているIDデータを再生・復号して
得られるアドレスデータを基に、光ヘッドがディスクの
内周部,中周部,外周部のいずれに位置しているのかを
判別する位置判別信号を出力する。
【0027】一方、入力端子P1から入力されるトラッ
キング誤差信号は、位相補償回路1を通り、A/D変換
器2により、アナログ信号からディジタルデータ信号に
変換された後、所定のタイミング、即ち、入力端子P3
から入力されたディスクモータFG信号を基にタイミン
グ回路6から出力されるタイミングパルスに対応したタ
イミングでディジタルデータに変換されるが、この変換
されたトラッキング誤差信号は、切り換え信号発生回路
13から出力される位置判別信号に基づき切り換えられる
第1セレクタ14を介して対応する第1記憶回路17,第2
記憶回路18,第3記憶回路19のいずれかに入力される。
ここで第1記憶回路17は、光ヘッドがディスク内周部に
位置するときのトラッキング誤差データを記憶し、第2
記憶回路18は光ヘッドがディスク中周部に位置するとき
のトラッキング誤差データを記憶し、第3記憶回路19は
光ヘッドがディスク外周部に位置するときのトラッキン
グ誤差データを記憶する。なお、これら第1記憶回路1
7,第2記憶回路18,第3記憶回路19にはディスク1回
転分のトラッキング誤差データが記憶される。
【0028】次に、これら第1記憶回路17,第2記憶回
路18,第3記憶回路19に記憶されたトラッキング誤差デ
ータはディスクの回転位置に対応して、次のように読み
出される。
【0029】光ヘッドがディスク内周部に位置するとき
には、切り換え信号発生回路13から出力される位置判別
信号に基づき、第3セレクタ16よって第1記憶回路17が
選択され、読み出されたトラッキング誤差データはD/
A変換器4でアナログ信号に変換された後、加算回路7
に入力される。同様に、光ヘッドがディスク中周部に位
置するときには、切り換え信号発生回路13から出力され
る位置判別信号に基づき、第3セレクタ16よって第2記
憶回路18が選択され、読み出されたトラッキング誤差デ
ータはD/A変換器4でアナログ信号に変換された後、
加算回路7に入力される。また、これと同様に、光ヘッ
ドがディスク外周部に位置するときには、切り換え信号
発生回路13から出力される位置判別信号に基づき、第3
セレクタ16よって第3記憶回路19が選択され、読み出さ
れたトラッキング誤差データはD/A変換器4でアナロ
グ信号に変換された後、加算回路7に入力される。ま
た、前記位相補償回路1を通った後のトラッキング誤差
信号がトラッキングサーボのON/OFFスイッチ5を介し
て、この加算回路7に入力され、このトラッキング誤差
データと加算されて、駆動回路8に入力され、この駆動
回路8の出力信号である駆動電圧が、トラッキングアク
チュエータ9に印加される。
【0030】一方、前記第1実施例と同様の手順で生成
された3値ロジック信号が入力されているデータ補正回
路12には、光ヘッドのディスク半径方向の走査位置に対
応して第2セレクタ15により、第1記憶回路17,第2記
憶回路18,第3記憶回路19に記憶されているトラッキン
グ誤差データが選択されて入力されるとともに、前記3
値ロジック信号の論理レベルに応じてトラッキング誤差
データを微小量変化させて、これを再度第2セレクタ15
によって選択された第1記憶回路17,第2記憶回路18,
第3記憶回路19の何れかの対応アドレスに書き込む。
【0031】その他の動作は前記第1実施例と全く同様
であるから説明は省略するが、本実施例の特徴は記憶回
路を複数個備えている点であり、ディスクの内周部,中
周部,外周部におけるトラック歪が大きくばらつくとき
は、前記第1実施例より優れた偏心補正効果が得られ
る。
【0032】以上説明したように、本発明によれば、光
ヘッドがディスクの内周から外周のどの位置を走査して
いても安定した偏心補正ができる光ディスク装置のトラ
ッキング制御装置を提供することができる。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ディスク
の半径方向の位置によってトラック歪が異なっても、記
憶回路に記憶されるトラッキング誤差データを、トラッ
キング誤差信号の平均値からのずれ方向を基に微小量ず
つ変化させることで、トラッキング誤差信号の変化がゼ
ロ、即ち、トラッキング誤差がゼロとなるようにするこ
とができ、光ヘッドがディスクの内周から外周のどの位
置を走査していても安定した偏心補正ができる光ディス
ク装置のトラッキング制御装置を提供することができ
る。また、トラッキング制御をオフからオンにしたとき
や、光ヘッドがディスクの内外周間移動等のアクセスを
完了したときなどでも、安定してトラッキングを引き込
ませることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ディスク装置のトラッキング制御装
置の第1実施例を示すブロック図である。
【図2】第1実施例におけるトラッキング誤差データの
修正動作を説明するための波形図である。
【図3】本発明の光ディスク装置のトラッキング制御装
置の第2実施例を示すブロック図である。
【図4】従来の光ディスク装置のトラッキング制御装置
を示すブロック図である。
【図5】従来装置の問題点を説明するためのトラック歪
を表す波形図である。
【符号の説明】
1…位相補償回路、 2…A/D変換器、 3…記憶回
路、4…D/A変換回路、 5…スイッチ、 6…タイ
ミング回路、 7…加算回路、 8…駆動回路、9…ト
ラッキングアクチュエータ、 10…平均値演算回路、
11…比較回路、12…データ補正回路、 13…切換信号発
生回路、 14…第1セレクタ、 15…第2セレクタ、
16…第3セレクタ、 17…第1記憶回路、 18…第2記
憶回路、19…第3記憶回路、 P1,P2,P3…入力端
子。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクからの反射光より信号を検出す
    る光ヘッドと、前記光ヘッドで検出された検出信号より
    トラックの歪形状に対応したトラッキング誤差信号を検
    出する検出手段と、前記トラッキング誤差信号をディス
    ク回転位置に対応してディスク1回転期間の複数ポイン
    トでサンプリングする標本化手段と、前記標本化手段か
    ら出力されるトラッキング誤差データを記憶する記憶手
    段と、ディスク1回転期間毎に前記トラッキング誤差信
    号の平均値を出力する平均値手段と、この平均値手段か
    ら出力される平均値のレベルと前記トラッキング誤差信
    号の信号レベルを比較する比較手段と、この比較手段か
    ら出力される比較結果により前記記憶手段の記憶値を一
    定の補正値で補正する補正手段と、前記トラッキング誤
    差信号と前記記憶手段の出力信号を加算する加算手段
    と、この加算手段の出力信号により前記光ヘッドのトラ
    ッキング変位手段を駆動する駆動手段を備えたことを特
    徴とする光ディスク装置のトラッキング制御装置。
  2. 【請求項2】 ディスクからの反射光より信号を検出す
    る光ヘッドと、前記光ヘッドで検出された検出信号より
    トラックの歪形状に対応したトラッキング誤差信号を検
    出する検出手段と、前記光ヘッドが前記ディスクの半径
    方向のどの位置にあるかを検出する光ヘッド位置検出手
    段と、前記トラッキング誤差信号をディスク回転位置に
    対応してディスク1回転期間の複数ポイントでサンプリ
    ングする標本化手段と、前記標本化手段から出力される
    トラッキング誤差データを前記光ヘッド位置検出手段の
    出力に応じて記憶する複数の記憶手段と、ディスク1回
    転期間毎に前記トラッキング誤差信号の平均値を出力す
    る平均値手段と、この平均値手段から出力される平均値
    のレベルと前記トラッキング誤差信号の信号レベルを比
    較する比較手段と、この比較手段から出力される比較結
    果により前記光ヘッド位置検出手段の出力に対応する前
    記複数の記憶手段の内の1つの記憶手段の記憶値を一定
    の補正値で補正する補正手段と、前記トラッキング誤差
    信号と前記光ヘッド位置検出手段の出力に対応する前記
    複数の記憶手段の内の1つの記憶手段の出力信号を加算
    する加算手段と、この加算手段の出力信号により前記光
    ヘッドのトラッキング変位手段を駆動する駆動手段を備
    えたことを特徴とする光ディスク装置のトラッキング制
    御装置。
JP23330094A 1994-09-28 1994-09-28 光ディスク装置のトラッキング制御装置 Pending JPH0896391A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11185413A (ja) * 1997-12-22 1999-07-09 Fujitsu Ltd トラッキング制御装置
KR100546306B1 (ko) * 2002-11-20 2006-01-26 삼성전자주식회사 광 디스크 판별 방법 및 그 장치

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JPH11185413A (ja) * 1997-12-22 1999-07-09 Fujitsu Ltd トラッキング制御装置
KR100546306B1 (ko) * 2002-11-20 2006-01-26 삼성전자주식회사 광 디스크 판별 방법 및 그 장치

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