JPH11182516A - 飾り棚 - Google Patents

飾り棚

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JPH11182516A
JPH11182516A JP36564397A JP36564397A JPH11182516A JP H11182516 A JPH11182516 A JP H11182516A JP 36564397 A JP36564397 A JP 36564397A JP 36564397 A JP36564397 A JP 36564397A JP H11182516 A JPH11182516 A JP H11182516A
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shelves
bent
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Yuichi Akutsu
雄一 阿久津
Katsunori Nakayama
勝訓 中山
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NIKKEI PRODUCTS KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビス等を用いることなく、簡単にかつ棚板へ
の損傷を少なくして強固に組付けることができ、また分
解を容易にして種々の形態に組立て可能にする。 【解決手段】 長手方向に沿って連続するW状に折曲さ
れる棚板1と、棚板1の折曲部辺縁5を挿入する2つの
対向する挿入溝11を有すると共に、両挿入溝11の間
に穿設される透孔12の縁部から挿入溝側に向かって突
出する弾性変形可能な押え片13を有する連結具本体1
4と、連結具本体14の透孔12内に挿入されて、押え
片13を棚板1の折曲部辺縁5側に押圧する固定ピン1
5とを具備する。これにより、隣接する棚板1の折曲部
辺縁5を、連結具本体14の挿入溝11内に挿入した状
態で、透孔12内に固定ピン15を挿入すると共に、こ
の固定ピン15によって押え片13を棚板1側に押圧し
て、隣接する棚板1同士を連結固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は飾り棚に関するも
ので、更に詳細には、所望の形態に組立てでき、かつ組
立て形態の変更を容易にした飾り棚に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の飾り棚として、略W型に
形成される棚板を重ね合せて棚板の折曲部同士をビス止
めした構造のものが知られている(実開昭52−635
10号公報参照)。また、突条が形成された4個のL字
状壁部により形成される十字状の空所を具備するボード
コネクタを用い、このボードコネクタの十字状空所内
に、棚板を圧入保持する構造のものが知られている(実
公昭62−44166号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者す
なわち実開昭52−63510号公報に記載のものは、
棚板の折曲部に、多数の孔明け加工が必要な上、各孔に
ビス止めするため、組立てが面倒であるという問題があ
った。また、重ね合される棚板の一方の折曲部に、他方
の棚板の折曲部を受ける段部を形成する必要があるた
め、棚板の加工が複雑となる上、種々の形態の棚に対応
させるには異なる形態の棚板を用意しなければならない
などの問題があった。
【0004】これに対し、後者すなわち実公昭62−4
4166号公報に記載のものは、十字状空所内に棚板を
圧入保持するため、前者のものに比べて組立てを容易に
行うことができる。しかし、突条形成された十字状空所
内に棚板を圧入するため、棚板の圧入部が変色したり、
傷が付くなどの虞れがあり、組立て形態を変更した場合
には、変色部や傷部が目立ち美観が損なわれるという問
題があった。更には、十字状空所内に、棚板と垂直部を
構成する側板とを別々に圧入して組立てるため、組立て
に手間を要するという問題もあった。
【0005】この発明は上記事情に鑑みなされたもの
で、ビス等の固定手段を用いることなく、簡単にかつ棚
板への損傷を少なくして強固に組付けることができ、ま
た種々の形態に組立て可能にし、かつ組立て形態の変更
を容易にした飾り棚を提供することを目的とするもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の飾り棚は、以下のように構成される。
【0007】(1)請求項1記載の発明は、長手方向に
沿って連続するW状に折曲される棚板と、 上記棚板の
折曲部辺縁を挿入する2つの対向する挿入溝を有すると
共に、両挿入溝の間に穿設される透孔の縁部から挿入溝
側に向かって突出する弾性変形可能な押え片を有する連
結具本体と、 上記連結具本体の透孔内に挿入されて、
上記押え片を上記棚板の折曲部辺縁側に押圧する固定ピ
ンとを具備し、 隣接する上記棚板の折曲部辺縁を、上
記連結具本体の挿入溝内に挿入した状態で、上記透孔内
に上記固定ピンを挿入すると共に、この固定ピンによっ
て上記押え片を棚板側に押圧して、隣接する棚板同士を
連結固定してなる、ことを特徴とする。
【0008】上記のように構成することにより、透孔内
への固定ピンの挿入による楔作用によって2枚の棚板の
折曲部を同時に固定して、棚板を組付けることができる
ので、組立て作業を容易にすることができる。また、押
え片を棚板の折曲部辺縁に向けて押圧するので、棚板の
傷付き等の損傷を抑制することができると共に、強固に
棚板を固定することができる。更には、棚板の配置状態
を代えることにより異なる形態の飾り棚を組立てること
ができる。
【0009】(2)請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明において、上記連結具本体の透孔に対して固定
ピンを着脱可能にする、ことを特徴とする。このように
構成することにより、組立て後、固定ピンを透孔から抜
き取ることで、組立てられた棚板を容易に分解すること
ができる。
【0010】(3)請求項3記載の発明は、請求項1記
載の発明において、上記連結具本体を、挿入溝と透孔を
有する基体と、この基体の透孔内に貫挿され、押え片及
び固定ピン挿入孔を有する押え部材とで構成し、上記押
え部材の固定ピン挿入孔内に挿入される固定ピンによっ
て上記押え片を棚板側に押圧するようにした、ことを特
徴とする。
【0011】上記のように構成することにより、連結具
本体を、挿入溝と透孔を有する基体と、この基体の透孔
内に貫挿され、押え片及び固定ピン挿入孔を有する押え
部材とを別個に成形することができるので、万一、押え
片が損傷した場合にも、連結具本体全体を交換すること
なく、押え部材のみを交換することで対処することがで
きる。
【0012】(4)請求項4記載の発明は、請求項1又
は3記載の発明において、上記押え片の対向する面に、
膨隆係合部を設けた、ことを特徴とする。上記のように
構成することにより、透孔又は固定ピン挿入孔内に固定
ピンを挿入した際に、固定ピンと膨隆係合部とが係合し
て押え片を積極的に棚板の折曲部辺縁側に押圧すること
ができる。したがって、棚板の固定を確実にすることが
できる。
【0013】(5)請求項5記載の発明は、請求項1又
は3記載の飾り棚において、上記固定ピンの先端側外面
に、押え片の先端面と係脱可能に係合する抜止め用突起
を設けた、ことを特徴とする。上記のように構成するこ
とにより、固定ピンを、連結具本体の透孔又は固定ピン
挿入孔内に挿入して、棚板を固定した状態において、抜
止め用突起が押え片の先端面に係合することで、固定ピ
ンが不用意に抜け出すことを防止することができ、棚板
のガタツキや脱落等を防止することができる。また、係
合状態を解除し得る力を加えることにより、固定ピンを
抜き取ることができるので、飾り棚の分解や変更組立て
を可能にすることができる。
【0014】(6)請求項6記載の発明は、請求項1記
載の発明において、上記連結具本体の透孔を、外方側が
大形の段付孔にて形成し、上記透孔内に挿入される固定
ピンに、上記透孔の大形段部と係合する大形頭部を設け
た、ことを特徴とする。上記のように構成することによ
り、連結具本体の透孔内に固定ピンを挿入した状態にお
いて、段付孔の大形段部内に固定ピンの大形段部を係合
収納させることができる。したがって、固定ピンが外方
に突出するのを防止することができると共に、飾り棚の
美観を向上させることができる。
【0015】(7)請求項7記載の発明は、請求項3記
載の飾り棚において、上記押え部材の固定ピン挿入孔
を、外方側が大形の段付孔にて形成し、上記挿入孔内に
挿入される固定ピンに、上記挿入孔の大形段部と係合す
る大形頭部を設けた、ことを特徴とする。上記のように
構成することにより、押え部材の固定ピン挿入孔内に固
定ピンを挿入した状態において、段付孔の大形段部内に
固定ピンの大形段部を係合収納させることができる。し
たがって、固定ピンが外方に突出するのを防止すること
ができると共に、飾り棚の美観を向上させることができ
る。
【0016】(8)請求項8記載の発明は、請求項1記
載の飾り棚において、上記棚板を、幅方向が凹凸状をな
す波形状板材にて形成してなる、ことを特徴とする。上
記のように構成することにより、棚板自体の強度を増大
させることができる上、棚板上に載置される品物の滑り
落ち等を防止することができると共に、棚板ひいては飾
り棚の美観の向上を図ることができる。
【0017】(9)請求項9記載の発明は、請求項1記
載の飾り棚において、上記棚板が、折曲部の数が同一又
は異なる複数種類であり、これら複数の棚板を適宜階段
状に連結固定して、方形状の収納部を形成してなる、こ
とを特徴とする。上記のように構成することにより、用
途に応じた数や配列形態の異なる方形状の収納部を有す
る飾り棚を組立てることができ、バラエティーに富んだ
飾り棚を提供することができる。
【0018】(10)請求項10記載の発明は、請求項
1記載の飾り棚において、上記棚板が、折曲部の数が同
一又は異なる複数種類であり、これら複数の棚板を適宜
積層状に連結固定して、菱形状の収納部を形成してな
る、ことを特徴とする。上記のように構成することによ
り、用途に応じた数や配列形態の異なる菱形状の収納部
を有する飾り棚を組立てることができ、バラエティーに
富んだ飾り棚を提供することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施形態を図
面に基づいて説明する。図1はこの発明の飾り棚の第一
実施形態の要部を示す斜視図、図2は図1のA−A線に
沿う断面図である。
【0020】上記飾り棚は、長手方向に沿って連続する
W状に折曲される複数枚(図面では3枚)の棚板1にお
ける隣接部の折曲部2を、後述する連結具本体14と固
定ピン15とからなる連結具10によって固定して、複
数の菱形状の収納部3を形成してなる。
【0021】この場合、上記棚板1は、図3に示すよう
に、長手方向に沿って連続するW状に形成すべく複数
(図面では7個)の折曲部2を有しており、また長手方
向に連続する凹凸溝4を有する波形状に形成されてい
る。なお、この棚板1の辺縁5は肉厚に形成されている
(図3(b)参照)。このように形成される棚板1は、
例えばアルミニウム合金製の押出形材にて板状に形成し
た後、折曲加工して成形することができる。
【0022】上記連結具10は、図4ないし図6に示す
ように、棚板1の折曲部2の辺縁5を挿入する2つの対
向する挿入溝11を有すると共に、両挿入溝11の間に
穿設される透孔12の縁部から挿入溝側に向かって突出
する弾性変形可能な押え片13を有する連結具本体14
と、この連結具本体14の透孔12内に着脱可能に挿入
されて、押え片13を棚板1の折曲部辺縁側に押圧する
固定ピン15とで構成されている。
【0023】この場合、連結具本体14は、図4に示す
ように、凹状の4辺を有する略十字状に形成されて、組
立時の摘みを容易に行えるように考慮してある。また、
透孔12は、外方側に大形段部12aを有する段付矩形
状に形成され、この透孔12の対向する2辺から突出す
る押え片13は、両押え片13の対向する面に、それぞ
れ円弧状の膨隆係合部13aが設けられている。なお、
連結具本体14における挿入溝11が設けられていない
2辺の内方には、棚板1の辺縁5の挿入を阻止するため
のストッパ部16が設けられている。このように形成さ
れる連結具本体14は、例えばポリアミド樹脂のような
耐摩耗性,潤滑性,耐薬品性及び耐油性等に富む合成樹
脂製材料にて形成されている。
【0024】一方、上記固定ピン15は、図5に示すよ
うに、先端に円弧状部15aを有する断面矩形状に形成
されると共に、基端には、上記透孔12の大形段部12
aに係合する大形頭部15bが設けられている。このよ
うに形成される固定ピン15は、上記連結具本体14と
同様にポリアミド樹脂等の合成樹脂製材料にて形成され
ている。
【0025】上記のように形成される連結具10を用い
て棚板1を連結固定するには、まず、棚板1の折曲部同
士を平行にして積み重ねる。次に、積層される隣接する
棚板1の折曲部辺縁5を、連結具本体14の挿入溝11
内に挿入した状態で、透孔12内に固定ピン15を挿入
すると共に、この固定ピン15の挿入によって押え片1
3の膨隆係合部13aを押圧しつつ押え片13を積極的
に棚板1側に押圧して、隣接する棚板1同士を、楔作用
によって強固に連結固定する(図2参照)。このように
して、積層された棚板1の折曲部辺縁5を連結具本体1
4と固定ピン15とで連結固定して、菱形状の収納部3
を有する飾り棚を組立てることができる。この状態にお
いて、固定ピン15の大形頭部15bは、連結具本体1
4の透孔12に設けられた大形段部12a内に係合収納
されるため、外部へ突出することがなく、飾り棚の美観
を高めることができると共に、引っ掛かりの心配がな
い。また、分解する場合は、例えばドライバ等の工具を
もって固定ピン15の先端部を外方側に押し出して押え
片13による押圧を解除した後、棚板1を取外して分解
することができる。したがって、組立形態の変更を容易
に行うことができる。
【0026】上記実施形態では、連結具本体14が一体
に形成される場合について説明したが、連結具本体14
を、図7ないし図9に示すように別体に形成してもよ
い。すなわち、連結具本体14を、挿入溝11と透孔1
2を有する基体17と、この基体17の透孔18内に嵌
挿される押え片13及び固定ピン挿入孔19を有する押
え部材20とで構成してもよい。
【0027】この場合、基体17は、上記第一実施形態
の連結具本体14と同様に、凹状の4辺を有する略十字
状に形成されており、また透孔18は、外方側に大形段
部18aを有する段付矩形状に形成され、更に基体17
における挿入溝11が設けられていない2辺の内方に
は、棚板1の辺縁5の挿入を阻止するためのストッパ部
21が設けられている。このように形成される基体17
は、例えばポリアミド樹脂のような合成樹脂製材料にて
形成されている。
【0028】また、上記押え部材20は、図9に示すよ
うに、基体17の大形段部18a内に嵌合される矩形部
20aの中央に、大形段部19aを有する段付矩形状の
固定ピン挿入孔19を設け、かつ固定ピン挿入孔19の
対向する2辺から突出する弾性変形可能な押え片13の
対向する面にそれぞれ円弧状の膨隆係合部13aを設け
てなる。このように形成される押え部材20は、連結具
本体14及び基体17と同様に、例えばポリアミド樹脂
のような合成樹脂製材料にて形成されている。このよう
に形成される押え部材20は、棚板1を連結固定する前
に、基体17の透孔18内に押え部材20を嵌挿して、
押え部材20の矩形部20aを基体17の大形段部18
a内に嵌合して、使用に供される。
【0029】上記のように形成される押え部材20の固
定ピン挿入孔19内に嵌挿される固定ピン15Aは、上
記第一実施形態の固定ピン15と同様に、先端に円弧状
部15aを有する断面矩形状に形成されると共に、基端
には、上記固定ピン挿入孔19の大形段部19aに係合
する大形頭部15bが設けられている。この場合、固定
ピン15Aの先端側外面に、押え片13の先端に係脱可
能に係合する丸みを有する抜止め用突起22が設けられ
ている。このように抜止め用突起22を設けることによ
り、固定ピン15Aを挿入して押え片13を押圧して棚
板1の辺縁5を固定した状態で、抜止め用突起22が押
え片13の先端に係合するので、例えば振動等によって
固定ピン15Aが不用意に抜け出るのを防止することが
できると共に、飾り棚のガタツキ等を防止することがで
きる。なおこの場合、抜止め用突起22は、固定ピン1
5Aの先端側外面の一方の面の両側に2個設けられ、他
方の面の中央部に1個設けられている。このように両側
の抜止め用突起22を非対称に設けることにより、組立
状態の固定ピン15Aの抜き取りを容易にすることがで
きる。つまり、ドライバ等の工具を斜めにした状態で固
定ピン15Aの先端部に押し当てて、まず一方側の抜止
め用突起22の係合を解除した後、他方側の抜止め用突
起22の係合を解除して固定ピン15Aの抜き取りを行
うことができる。このように形成される固定ピン15A
は、上記第一実施形態の固定ピン15と同様にポリアミ
ド樹脂等の合成樹脂製材料にて形成されている。なお、
このように形成される抜止め用突起22を、上記第一実
施形態の固定ピン15にも適用することが可能である。
【0030】なお、上記のようにして組立てられた飾り
棚における側端の棚板1の端部には、端部仕上材23が
被着されている(図1参照)。この場合、端部仕上材2
3は、図11に示すように、棚板1の長手方向の端部6
を嵌挿する嵌合溝23aを有する断面略C字状の合成樹
脂製棒部材にて形成されている。
【0031】上記実施形態では、棚板1を平行にして積
層し、隣接する棚板1の折曲部辺縁5を連結具10によ
って連結固定して、菱形状の収納部3を有する飾り棚を
組立てる場合について説明したが、必ずしもこのような
形態の飾り棚に限定されるものではなく、例えば図12
に示すような形態の飾り棚とすることもできる。すなわ
ち、図13(a)に示すように、上記実施形態と同様の
7個の折曲部2を有する第1の棚板1の2枚と、図13
(b)に示すような5個の折曲部2を有する第2の棚板
1Aの1枚と、図13(c)に示すような3個の折曲部
2を有する第3の棚板1Bの1枚と、を階段状に組合せ
ると共に、各棚板1,1A,1Bの隣接部の折曲部辺縁
5を上記連結具10によって固定して、方形状の収納部
3Aを有する飾り棚を組立てることができる。
【0032】また、上記各棚板1,1A,1Bを適宜組
合せて、任意の形態の菱形状の収納部3を有する飾り棚
や方形状の収納部3Aを有する飾り棚を組立てることが
できる。例えば、5個の折曲部2を有する棚板1Aの2
枚を適宜積層して菱形状の収納部3を有する飾り棚(図
14(a),(b)参照)、5個の折曲部2を有する棚
板1Aの3枚を適宜積層して菱形状の収納部3を有する
飾り棚(図14(c),(d)参照)、あるいは5個の
折曲部2を有する棚板1Aの4枚を適宜積層して菱形状
の収納部3を有する飾り棚(図14(e)参照)を組立
てることができる。また、7個の折曲部2を有する棚板
1を2〜4枚を適宜積層して菱形状の収納部3を有する
飾り棚を組立てることができる(図15(a)〜(e)
参照)。更には、図13(a)〜(c)に示した棚板
1,1A,1Bを適宜組合せて方形状の収納部3Aを有
する飾り棚を組立てることができる。なお、飾り棚の端
部において、隣接する折曲部2が存在しない場合には、
図13(d)に示すような折曲部2と同じ円弧を有する
補助部材24を用いて連結具10を取り付ければよい。
【0033】なお、上記実施形態においては、棚板1,
1A,1Bが長手方向に連続する凹凸溝4を有する場合
について説明したが、棚板1,1A,1Bは必ずしも長
手方向に連続する凹凸溝4を有する必要はなく、長手方
向に略W状に折曲されるものであれば平坦面を有するも
のであってもよい。
【0034】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明の飾り
棚は、上記のように構成されているので、以下のような
効果が得られる。
【0035】(1)請求項1記載の発明によれば、透孔
内への固定ピンの挿入による楔作用によって2枚の棚板
の折曲部を同時に固定して、棚板を組付けることができ
るので、組立て作業を容易にすることができる。また、
押え片を棚板の折曲部辺縁に向けて押圧するので、棚板
の傷付き等の損傷を抑制することができると共に、強固
に棚板を固定することができる。更には、棚板の配置状
態を代えることにより異なる形態の飾り棚を組立てるこ
とができる。
【0036】(2)請求項2記載の発明によれば、組立
て後、固定ピンを透孔から抜き取ることで、組立てられ
た棚板を容易に分解することができる。したがって、上
記(1)に加えて飾り棚の形態変更を容易に行うことが
できる。
【0037】(3)請求項3記載の発明によれば、連結
具本体を、挿入溝と透孔を有する基体と、この基体の透
孔内に貫挿され、押え片及び固定ピン挿入孔を有する押
え部材とを別個に成形することができるので、万一、押
え片が損傷した場合にも、連結具本体全体を交換するこ
となく、押え部材のみを交換することで対処することが
できる。
【0038】(4)請求項4記載の発明によれば、透孔
又は固定ピン挿入孔内に固定ピンを挿入した際に、固定
ピンと膨隆係合部とが係合して押え片を積極的に棚板の
折曲部辺縁側に押圧することができるので、棚板の固定
を確実にすることができる。
【0039】(5)請求項5記載の発明によれば、固定
ピンを、連結具本体の透孔又は固定ピン挿入孔内に挿入
して、棚板を固定した状態において、抜止め用突起が押
え片の先端面に係合することで、固定ピンが不用意に抜
け出すことを防止することができ、棚板のガタツキや脱
落等を防止することができる。また、係合状態を解除し
得る力を加えることにより、固定ピンを抜き取ることが
できるので、飾り棚の分解や変更組立てを可能にするこ
とができる。
【0040】(6)請求項6記載の発明によれば、連結
具本体の透孔内に固定ピンを挿入した状態において、段
付孔内に固定ピンの大形段部を係合収納させることがで
きるので、固定ピンが外方に突出するのを防止すること
ができると共に、飾り棚の美観を向上させることができ
る。
【0041】(7)請求項7記載の発明によれば、押え
部材の固定ピン挿入孔内に固定ピンを挿入した状態にお
いて、段付孔内に固定ピンの大形段部を係合収納させる
ことができるので、固定ピンが外方に突出するのを防止
することができると共に、飾り棚の美観を向上させるこ
とができる。
【0042】(8)請求項8記載の発明によれば、棚板
自体の強度を増大させることができる上、棚板上に載置
される品物の滑り落ち等を防止することができると共
に、棚板ひいては飾り棚の美観の向上を図ることができ
る。
【0043】(9)請求項9記載の発明によれば、折曲
部の数が同一又は異なる複数種類の棚板を適宜階段状に
連結固定して、方形状の収納部を形成することができる
ので、用途に応じた数や配列形態の異なる方形状の収納
部を有する飾り棚を組立てることができ、バラエティー
に富んだ飾り棚を提供することができる。
【0044】(10)請求項10記載の発明によれば、
折曲部の数が同一又は異なる複数種類の棚板を適宜積層
状に連結固定して、菱形状の収納部を形成することがで
きるので、用途に応じた数や配列形態の異なる菱形状の
収納部を有する飾り棚を組立てることができ、バラエテ
ィーに富んだ飾り棚を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の飾り棚の第一実施形態の要部を示す
斜視図である。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】この発明における棚板の側面図(a)及び棚板
の断面図(b)である。
【図4】この発明における第一実施形態の連結具本体の
正面図(a)、(a)のB−B線に沿う断面図(b)及
び背面図(c)である。
【図5】この発明における第一実施形態の固定ピンを示
す斜視図である。
【図6】上記連結具本体に固定ピンを挿入した状態を示
す断面図である。
【図7】この発明における第二実施形態の連結具本体と
固定ピンを示す分解断面図(a)及び連結具本体に固定
ピンを挿入した状態を示す断面図(b)である。
【図8】第二実施形態における連結具本体の基体の正面
図(a)、(a)のC−C線に沿う断面図(b)及び背
面図(c)である。
【図9】第二実施形態の連結具本体の押え部材を示す斜
視図(a)及びその断面図(b)である。
【図10】第二実施形態の固定ピンを示す斜視図(a)
及びその正面図(b)である。
【図11】この発明における棚板の端部に端部仕上材を
装着した状態を示す斜視図である。
【図12】この発明の飾り棚の別の形態を示す斜視図で
ある。
【図13】この発明における棚板の別の形態を示す側面
図(a)〜(c)及び補助部材の側面図(d)である。
【図14】5個の折曲部を有する棚板を適宜積層して形
成される飾り棚の更に別の形態を示す概略側面図であ
る。
【図15】7個の折曲部を有する棚板を適宜積層して形
成される飾り棚の更に別の形態を示す概略側面図であ
る。
【図16】3個、5個、7個の折曲部を有する棚板を適
宜組合せた別の形態の飾り棚を示す概略側面図である。
【符号の説明】
1,1A,1B 棚板 2 折曲部 3 菱形状収納部 3A 方形状収納部 4 凹凸溝 5 辺縁 10 連結具 11 挿入溝 12 透孔 12a 大形段部 13 押え片 13a 膨隆係合部 14 連結具本体 15,15A 固定ピン 15b 大形頭部 17 基体 18 透孔 18a 大形段部 19 固定ピン挿入孔 19a 大形段部 20 押え部材 20a 矩形部 22 抜止め用突起

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向に沿って連続するW状に折曲さ
    れる棚板と、 上記棚板の折曲部辺縁を挿入する2つの対向する挿入溝
    を有すると共に、両挿入溝の間に穿設される透孔の縁部
    から挿入溝側に向かって突出する弾性変形可能な押え片
    を有する連結具本体と、 上記連結具本体の透孔内に挿入されて、上記押え片を上
    記棚板の折曲部辺縁側に押圧する固定ピンとを具備し、 隣接する上記棚板の折曲部辺縁を、上記連結具本体の挿
    入溝内に挿入した状態で、上記透孔内に上記固定ピンを
    挿入すると共に、この固定ピンによって上記押え片を棚
    板側に押圧して、隣接する棚板同士を連結固定してな
    る、ことを特徴とする飾り棚。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の飾り棚において、 上記連結具本体の透孔に対して固定ピンを着脱可能にし
    た、ことを特徴とする飾り棚。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の飾り棚において、 上記連結具本体を、挿入溝と透孔を有する基体と、この
    基体の透孔内に貫挿され、押え片及び固定ピン挿入孔を
    有する押え部材とで構成し、 上記押え部材の固定ピン挿入孔内に挿入される固定ピン
    によって上記押え片を棚板側に押圧するようにした、こ
    とを特徴とする飾り棚。
  4. 【請求項4】 請求項1又は3記載の飾り棚において、 上記押え片の対向する面に、膨隆係合部を設けたことを
    特徴とする飾り棚。
  5. 【請求項5】 請求項1又は3記載の飾り棚において、 上記固定ピンの先端側外面に、押え片の先端面と係脱可
    能に係合する抜止め用突起を設けた、ことを特徴とする
    飾り棚。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の飾り棚において、 上記連結具本体の透孔を、外方側が大形の段付孔にて形
    成し、上記透孔内に挿入される固定ピンに、上記透孔の
    大形段部と係合する大形頭部を設けた、ことを特徴とす
    る飾り棚。
  7. 【請求項7】 請求項3記載の飾り棚において、 上記押え部材の固定ピン挿入孔を、外方側が大形の段付
    孔にて形成し、上記挿入孔内に挿入される固定ピンに、
    上記挿入孔の大形段部と係合する大形頭部を設けた、こ
    とを特徴とする飾り棚。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の飾り棚において、 上記棚板を、幅方向が凹凸状をなす波形状板材にて形成
    してなる、ことを特徴とする飾り棚。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の飾り棚において、 上記棚板が、折曲部の数が同一又は異なる複数種類であ
    り、これら複数の棚板を適宜階段状に連結固定して、方
    形状の収納部を形成してなる、ことを特徴とする飾り
    棚。
  10. 【請求項10】 請求項1記載の飾り棚において、 上記棚板が、折曲部の数が同一又は異なる複数種類であ
    り、これら複数の棚板を適宜積層状に連結固定して、菱
    形状の収納部を形成してなる、ことを特徴とする飾り
    棚。
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