JPH11181964A - 屋根の棟部構造 - Google Patents

屋根の棟部構造

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JPH11181964A
JPH11181964A JP34836897A JP34836897A JPH11181964A JP H11181964 A JPH11181964 A JP H11181964A JP 34836897 A JP34836897 A JP 34836897A JP 34836897 A JP34836897 A JP 34836897A JP H11181964 A JPH11181964 A JP H11181964A
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JP
Japan
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ridge
mortar
roof
nail
support
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Application number
JP34836897A
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English (en)
Inventor
Katsutaro Murakami
勝太郎 村上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地震による振動や台風による強風等を受けて
も、モルタルが崩れることはなく、棟の損傷を防止する
ことができる屋根の棟部構造を提供すること。 【解決手段】 屋根(2) の頂上部に熨斗瓦(16)を積層
し、同熨斗瓦(16)を屋根(2) の頂上部に盛ったモルタル
(17)で接合してなる屋根の棟部構造において、前記モル
タル(17)の内部に、棟木(7) に立設した支持体(20)を埋
設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋根の棟部構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、屋根の棟は、屋根の頂上部に熨斗
瓦を積層し、同熨斗瓦を棟木の上部に盛ったモルタルで
接合して形成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
屋根の棟にあっては、棟木の上部にモルタルを盛ってい
ただけなので、棟木とモルタルとの接合力が弱く、地震
による振動や台風による強風等によって、モルタルが崩
れ、棟が損傷してしまうといった欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、屋
根の頂上部に熨斗瓦を積層し、同熨斗瓦を屋根の頂上部
に盛ったモルタルで接合してなる屋根の棟部構造におい
て、前記モルタルの内部に、棟木に立設した支持体を埋
設することとした。
【0005】また、前記支持体を、棟木に立設するため
の釘部と、同釘部の上部に連設した支持板部とから構成
することとした。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明に係る屋根の棟部構造は、
屋根の頂上部に熨斗瓦を積層し、同熨斗瓦を屋根の頂上
部に盛ったモルタルで接合し、しかも、前記モルタルの
内部に、棟木に立設した支持体を埋設したものである。
【0007】そのため、モルタルが支持体に付着し、モ
ルタルが棟木の上部に強固に固定される。
【0008】従って、棟が地震による振動や台風による
強風等を受けても、モルタルが崩れることはなく、棟の
損傷を防止することができるものである。
【0009】また、支持体を、棟木に立設するための釘
部と、同釘部の上部に連設した支持板部とから構成する
ことにより、棟木に支持体を容易に取付けることがで
き、しかも、支持板部が棟のモルタルを支持することと
なり、これによっても、モルタルの崩れを防止し、棟の
損傷を防止することができるものである。
【0010】
【実施例】以下に、本発明の実施例について図面を参照
しながら説明する。
【0011】図1及び図2は、本発明に係る棟部構造1
を具備する屋根2を示した図であり、同屋根2の頂上部
には、棟3を形成している。
【0012】屋根2は、家屋の周囲に複数の柱4を間隔
を開けて立設し、同柱4,4 の上端間に軒桁5を架設する
一方、家屋の内部に複数の棟束6を間隔を開けて立設
し、同棟束6,6 の上端間に棟木7を架設し、同棟木7と
前記軒桁5との間に複数の垂木8を棟木7の伸延方向に
間隔を開けて横架し、同垂木8の上部に野地板9を覆設
し、同野地板9の上部に瓦10を葺いている。図中、11は
面戸板、12は瓦桟、13は雨樋、14は瓦座、15は鼻隠しで
ある。
【0013】棟3は、棟木7の上部に複数の熨斗瓦16を
積層し、同熨斗瓦16を、屋根2の頂上部に盛ったモルタ
ル17で接合している。
【0014】棟3の上端には、丸瓦18を取付けており、
同丸瓦18には、内側方へ向けて略L字状の釘19を突設し
ている。
【0015】モルタル17の内部には、支持体20を埋設し
ており、同支持体20は、棟木7の伸延方向へ沿って所定
の間隔を開けて立設している。
【0016】支持体20は、図3に示すように、棟木7に
立設するための釘部21と、同釘部21の上部に溶接して連
設した支持板部22とから構成している。
【0017】釘部21は、先鋭状の丸棒からなり、先端を
棟木7の上部に打ち込むことができる。
【0018】支持板部22は、矩形板状に形成しており、
表面を凹凸状にしたり、鋼矢板を用いることにより、モ
ルタル17の付着強度を向上させることができる。
【0019】尚、支持体20は、支持板部22の板面が棟木
7の伸延方向に沿うようにして棟木7に打ちつけられて
いる。
【0020】このように、棟木7の上部に支持体20を立
設し、同支持体20をモルタル17の内部に埋設しているた
め、モルタル17が支持体20に付着し、モルタル17を棟木
7の上部に強固に固定させることができる。
【0021】そのため、棟3が地震による振動や台風に
よる強風等を受けても、モルタル17が崩れることはな
く、棟3の損傷を防止することができる。
【0022】しかも、支持体20を釘部21と支持板部22と
から構成しているため、支持板部22が棟3のモルタル17
を支持することとなり、これによっても、モルタル17の
崩れを防止し、棟3の損傷を防止することができる。
【0023】また、釘部21を形成しているため、棟木7
に支持体20を容易に取付けることができる。
【0024】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0025】(1) 請求項1記載の本発明では、屋根の頂
上部に熨斗瓦を積層し、同熨斗瓦を屋根の頂上部に盛っ
たモルタルで接合してなる屋根の棟部構造において、前
記モルタルの内部に、棟木に立設した支持体を埋設して
いるため、モルタルが支持体に付着し、モルタルを棟木
の上部に強固に固定させることができ、棟が地震による
振動や台風による強風等を受けても、モルタルが崩れる
ことはなく、棟の損傷を防止することができる。
【0026】(2) 請求項2記載の本発明では、支持体
を、棟木に立設するための釘部と、同釘部の上部に連設
した支持板部とから構成しているため、棟木に支持体を
容易に取付けることができ、しかも、支持板部が棟のモ
ルタルを支持することとなり、これによっても、モルタ
ルの崩れを防止し、棟の損傷を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る屋根の棟部構造を示す外観図。
【図2】同断面図。
【図3】支持体を示す斜視図。
【符号の説明】
1 棟部構造 2 屋根 3 棟 4 柱 5 軒桁 6 棟束 7 棟木 8 垂木 9 野地板 10 瓦 16 熨斗瓦 17 モルタル 18 丸瓦 20 支持体 21 釘部 22 支持板部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】屋根(2) の頂上部に熨斗瓦(16)を積層し、
    同熨斗瓦(16)を屋根(2) の頂上部に盛ったモルタル(17)
    で接合してなる屋根の棟部構造において、 前記モルタル(17)の内部に、棟木(7) に立設した支持体
    (20)を埋設したことを特徴とする屋根の棟部構造。
  2. 【請求項2】前記支持体(20)は、棟木(7) に立設するた
    めの釘部(21)と、同釘部(21)の上部に連設した支持板部
    (22)とから構成したことを特徴とする請求項1記載の屋
    根の棟部構造。
JP34836897A 1997-12-17 1997-12-17 屋根の棟部構造 Pending JPH11181964A (ja)

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JP34836897A JPH11181964A (ja) 1997-12-17 1997-12-17 屋根の棟部構造

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JPH11181964A true JPH11181964A (ja) 1999-07-06

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114941395A (zh) * 2022-06-01 2022-08-26 中国五冶集团有限公司 一种仿古建筑屋面千层脊构筑方法

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