JPH11179912A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JPH11179912A
JPH11179912A JP9349701A JP34970197A JPH11179912A JP H11179912 A JPH11179912 A JP H11179912A JP 9349701 A JP9349701 A JP 9349701A JP 34970197 A JP34970197 A JP 34970197A JP H11179912 A JPH11179912 A JP H11179912A
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JP
Japan
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ink
pulse
type
head
print head
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Application number
JP9349701A
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English (en)
Inventor
Takeshi Irisawa
剛 入澤
Atsushi Aoki
淳 青木
Yoshiko Miyashita
佳子 宮下
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Priority to EP98310419A priority patent/EP0924085A3/en
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Publication of JPH11179912A publication Critical patent/JPH11179912A/ja
Priority to US10/289,345 priority patent/US6863359B2/en
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/21Ink jet for multi-colour printing
    • B41J2/2121Ink jet for multi-colour printing characterised by dot size, e.g. combinations of printed dots of different diameter
    • B41J2/2128Ink jet for multi-colour printing characterised by dot size, e.g. combinations of printed dots of different diameter by means of energy modulation
    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06PDYEING OR PRINTING TEXTILES; DYEING LEATHER, FURS OR SOLID MACROMOLECULAR SUBSTANCES IN ANY FORM
    • D06P5/00Other features in dyeing or printing textiles, or dyeing leather, furs, or solid macromolecular substances in any form
    • D06P5/30Ink jet printing

Abstract

(57)【要約】 【課題】 特性が異なる複数種類のインクを用いても、
吐出特性を常に適切なものとし、また、ヘッド寿命を低
下させないインクジェット記録装置を提供する。 【解決手段】 インク/プリント媒体判別部260a
は、ユーザーが入力するインクまたはプリント媒体の種
類情報に基づいて、装置で用いられるインクの種類が判
別し、その判別情報を熱エネルギー発生量制御部260
bに送る。熱エネルギー発生量制御部260bは、上記
判別情報が示すインクの種類に対応した駆動パルスのパ
ルス幅等、駆動条件をヘッド駆動制御部250に設定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクジェット記録
装置に関し、特に記録に用いるプリント媒体に応じたイ
ンクを用いて記録を行うインクジェット記録装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】高精細かつ高発色な画像を得ることがで
きる記録方法として、電気−熱変換体による熱エネルギ
ーを利用してインク吐出を行うインクジェット記録装置
が知られている。この方式のインクジェット記録装置は
その記録原理により本来用いることができるプリント媒
体に制限は少なく、昨今ではその種類も多岐にわたって
いる。例えば従来より用いられてきたコート紙以外に、
いわゆる普通紙、トラペン紙、光沢紙、バックプリント
フィルム、皮革、木などに記録を行ったり、綿、レーヨ
ン、麻、絹、ナイロン、ポリエステル等からなる布帛に
捺染を行ったりすることが可能になっている。
【0003】一方、このようなプリント媒体の多様化に
伴い、プリント媒体の材質等に応じた特性のインクを用
いるという観点から、インクジェット記録装置で使用さ
れるインクの種類も多くなりつつある。このようなイン
クとしては、例えば通常の水溶性染料インク以外に、高
濃度の水溶性染料インク、水不溶性染料を使用したイン
ク、顔料インク、非水性インク等のインクが使用されて
いる。
【0004】これらの多種類のインクは、プリント媒体
の種類や、記録画像において求められる色や濃度、ある
いは画像堅牢性等、その記録装置に求められる仕様に応
じて用いられるものであり、そのために同一装置内で数
種類のインクが同時に用いられたり、あるいはプリント
媒体の種類が変わるごとにプリントヘッド内やインク経
路内のインクを交換することにより用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た多種類のインクの中で、例えば高濃度の水溶性染料イ
ンク、水不溶性染料を使用したインク、顔料インク等を
用いた場合、プリントヘッドから安定的にインクを吐出
させることが比較的難しく、目詰まりや不良吐出、ヘッ
ド破壊等の問題が発生するおそれもあった。
【0006】特に電気−熱変換体による熱エネルギーを
利用したインクジェット記録装置では、熱によりプリン
トヘッドが受けるダメージ、発泡の度合い、インクの粘
性変化、初期吐出特性等が用いるインクの種類により異
なるため、同一のヘッド駆動条件で異なる種類のインク
全てについて最適な吐出を行うことは難しかった。
【0007】本発明は上述の問題点を解消するためにな
されたものであり、その目的とするところは特性が異な
る複数種類のインクを用いても吐出特性、ヘッド寿命等
に問題の生じないインクジェット記録装置を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】そのために本発明では、
複数種類のインクを用い、熱エネルギーを利用してイン
クを吐出するプリントヘッドによりプリント媒体に記録
を行うインクジェット記録装置において、プリントヘッ
ドから吐出されるインクの種類に関する情報に基づき、
インクの種類を判別するインク判別手段と、該インク判
別手段が判別するインクの種類に基づいて、プリントヘ
ッドの駆動条件を設定する駆動条件設定手段と、該駆動
条件設定手段が設定する駆動条件に基づきプリントヘッ
ドの吐出のための駆動を制御するヘッド駆動制御手段
と、を具えたことを特徴とする。
【0009】好ましくは、前記プリントヘッドの駆動条
件は、熱エネルギーの発生量に関する条件であることを
特徴とする。
【0010】以上の構成によれば、複数種類のインクを
用いることが可能なインクジェット記録装置において、
記録に用いられるインクの種類が判別され、これに応じ
て、インク吐出に関してヘッドにおける熱エネルギーの
発生量に係るヘッド駆動条件が設定されるので、用いる
インクの種類によらず、吐出特性を常に最適化でき、ま
た、吐出の際のヘッドに対するダメージを最低限のもの
とすることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。なお、以下の説明では本発明
の一実施形態布をプリント媒体として用いた捺染装置の
場合について説明する。
【0012】図1は、インクジェット記録装置としての
捺染装置の概略構成を示す模式的側断面図である。ここ
で、図中の1はプリント媒体としての布帛を示し、この
布帛1は、巻出しローラ11の回転に応じて巻出され、
中間ローラ13および15を介して、プリント部100
0に対向する部位に設けた搬送部100により実質的に
水平方向に搬送された後、送りローラ17および中間ロ
ーラ19を介して巻取りローラ21に巻取られる。
【0013】搬送部100は、大略、布帛1の搬送方向
において、プリント部1000の上流側および下流側に
設けた搬送ローラ110および120と、それらローラ
間に巻回された無端ベルト形態の搬送ベルト130と、
プリント部1000による捺染(プリント)に際し布帛
の被捺染面を平坦に規制すべく搬送ベルト130を所定
範囲で適切な張力で展張させるための一対のプラテンロ
ーラ140とを有している。ここで、搬送ベルト130
は、この図の装置では例えば特開平5−212851号
公報に開示されたような金属製のものを用いており、図
1中に部分的に拡大して示すように、その表面には粘着
層(シート)133が設けられている。そして、布帛1
は貼付けローラ150によって粘着層133を介して搬
送ベルト130に接着され、捺染時の平坦性が確保され
る。
【0014】このように平坦性が確保された状態で搬送
される布帛1は、2つのプラテンローラ140の間の領
域でプリント部1000のインクジェットヘッドにより
インクが付与され、その後、搬送ローラ120の部位に
おいて搬送ベルト130ないし接着層133から剥離さ
れ、巻取りローラ21によって巻取られていくが、その
途中において乾燥ヒータ600により乾燥処理が施され
る。この乾燥ヒータ600は、特にプリント剤として液
体を用いる場合に有効なものである。なお、乾燥ヒータ
600としては、温風を布帛1に対して吹付けるもの、
赤外線を照射するもの等、形態は適宜選択することがで
きる。
【0015】図2はプリント部1000および布帛1の
搬送系を模式的に示す斜視図であり、この図と図1とを
用いてプリント部1000の構成を以下に説明する。
【0016】まず、図1および図2において、プリント
部1000は、布帛1の搬送方向(副走査方向)fとは
異なる方向、例えば搬送方向fに直交する布帛1の幅方
向Sに移動可能なキャリッジ1010を有している。1
020はそのS方向(主走査方向)に延在する支持レー
ルであり、この支持レール1020の上にはこれに沿っ
てスライドレール1022が取付けられる。そして、ス
ライドレール1022がキャリッジ1010に固定され
たスライダ1012を摺動自在に支持することにより、
キャリッジ1010の上記移動が可能となる1030は
キャリッジ1010の上記移動を行うための駆動源をな
すモータであり、その駆動力はキャリッジ1010と一
部が接続するベルト1032やその他の伝動機構を介し
てキャリッジ1010に伝達される。
【0017】キャリッジ1010には、所定方向に14
08個のインク吐出口を配列したプリントヘッド110
0が、インクの色に応じて複数搭載される。すなわち、
これら複数のプリントヘッドは主走査方向Sに配列さ
れ、かつこのような複数のプリントヘッドの組がプリン
ト媒体の搬送方向において2組搭載される(図1参
照)。各組のプリントヘッドは、布帛1上に形成しよう
とする画像等に応じて適宜選択できるが、例えばプリン
トの三原色であるイエロー(Y)、マゼンタ(M)およ
びシアン(C)、あるいはさらにこれにブラック(B
k)を加えた色のインクを吐出するものとすることがで
きる。またはそれらとともに、三原色では表現が不能も
しくは困難である特色(金色、銀色などの金属色や、鮮
やかなレッド、ブルーなど)などを吐出するプリントヘ
ッドも用いることができる。あるいは、同一色であって
も、濃度の異なるインクを吐出するヘッドを用いるよう
にしてもよい。
【0018】これらのプリントヘッドでは、用いる布帛
の種類に応じて、それと相性の良い異なる種類のインク
(以下では、ほぼ同一の色に対して組成が異なるインク
を意味)を用いる。このため、本実施形態では、プリン
トヘッドは同一のものを用いるが、後述されるようにイ
ンク供給系をインクの種類毎に設け、これとともに、ヘ
ッド内のインク交換を行う構成とする。
【0019】なお、各組のプリントヘッドが用いるイン
クの色、配置個数、配置順序等は、捺染しようとする画
像等に応じて異ならせてもよい。また、1組目のプリン
トヘッドの主走査によって捺染される領域に対し、次組
のプリントヘッドによって再度捺染を行うようにするこ
ともでき(この場合、例えば各組のプリントヘッドによ
って相補的な間引き捺染を行うものでも重ね捺染を行う
ものでもよい)、また、捺染領域を分担して高速プリン
トを行うようにすることもできる。さらに、プリントヘ
ッドの組数は2組に限らず、1組もしくは3組以上とし
てもよい。
【0020】プリントヘッド1100のそれぞれはイン
クに膜沸騰を生じさせるための熱エネルギーを発生する
発熱素子を有しており、いわゆるバルブジェット方式の
ヘッドである。各プリントヘッド1100は、搬送部1
00によって実質的に水平方向に搬送される布帛1に対
向できるようインク吐出口を下向きとした状態で搭載さ
れており、これにより、各吐出口間での水頭差を低減
し、吐出条件を均一化して良好な画像形成を可能とする
とともに、全吐出口に対する均一な回復処理を可能とし
ている。
【0021】各プリントヘッド1100にはキャリッジ
1010の移動に追従すべく設けたフレキシブルチュー
ブ1110内に設けられた電気配線が接続され、不図示
の制御手段との間でヘッド駆動信号やヘッド状態信号な
ど種々の信号の授受が行われる。また、プリントヘッド
1100に対しては各色インクを収容したインク供給系
1130よりフレキシブルチューブ1110内に設けら
れたチューブを介してインクが供給される。
【0022】図3は本実施形態におけるインクの供給系
を示す斜視図である。インク供給系1130は2系統か
ら構成される。すなわち、第1の系統では、第1の1組
のインク貯蔵タンク1131に接合された第1のインク
供給チューブ1120がフレキシブルチューブ1110
の中を通ってヘッド接合部1150に接続しており、第
2の系統では、同様に第2のインク貯蔵タンク1132
に接合された第2のインク供給チューブ1121がフレ
キシブルチューブ1110の中を通ってヘッド接合部1
150に接続している。
【0023】ここで、インク供給チューブ1120およ
び1121はそれぞれ、往路のインク供給チューブ11
20a,1121aおよび復路のインク供給チューブ1
120b,1121bからなり、これによりタンクおよ
びプリントヘッド間の循環経路を形成することができ
る。すなわち、前述したインク貯蔵タンク1131およ
び1132は、それぞれ不図示の加圧ポンプを有してお
り、各タンク内のインクはこの加圧ポンプにより加圧さ
れて往路のインク供給チューブ1120a,1121a
を通ってプリントヘッド1100内を循環し、復路のイ
ンク供給チューブ1120b,1121bを通ってイン
ク貯蔵タンク1131および1132に戻ることができ
る。
【0024】さらに、インク交換の際は、復路のインク
供給チューブ1120b,1121bの経路中に設けた
不図示のバルブを閉じた状態で、加圧ポンプにより加圧
を行うことにより、循環することができないインクをプ
リントヘッドの吐出口から排出させる。
【0025】この動作により、プリントヘッド中のイン
クをそれまで満たされいたインクから、これからプリン
トするために使用したいインクへと置き換えることがで
きる。
【0026】次に、前記のバルブを開けて、加圧ポンプ
による加圧を行い、復路のインク供給チューブ1102
b,1121b内にもインクを再充填する。
【0027】また、この加圧ポンプは、ヘッドの目詰ま
り等を防ぐための回復操作の際にも使用され、この場
合、上記バルブを開けた状態で加圧を行い、インクをタ
ンクおよびプリントヘッド間で循環させて、その一部の
インクをプリントヘッドの吐出口から排出するように
し、異物や気泡、また、粘度の上がったインクをヘッド
の外へ排出することができる。
【0028】なお、上記インクの排出の代わりに、イン
クを吸引排出するような機構にしてもよい。ここで、イ
ンク貯蔵タンク1131および1132のそれぞれは、
プリントヘッドで用いるインクに対応して複数設けられ
る。
【0029】ヘッド接合部1150は、図3の実線部に
示した上記第1の組に対応したヘッド接合部1151お
よび破線で示した第2の組に対応したヘッド接合部11
52と、接合部カバー1160とで構成される。
【0030】図4は、上述した捺染装置における吐出回
復系および制御系を模式的に示す図である。
【0031】複数のヘッドそれぞれに対応して設けられ
たキャッピングユニット200は、非記録時に各プリン
トヘッド1100の吐出口面に当接し、その乾燥および
異物が混入するのを抑え、あるいはその除去を行うもの
である。具体的には、非記録時には、プリントヘッド1
100が、キャッピングユニット200と対向する位置
に移動する。そして、キャッピングユニット200は、
キャップドライバ(図示せず)によって前進駆動され、
その弾性部材を吐出口面に圧接させてキャッピングを行
うことができる。
【0032】ブレード210は、可撓性を有する例えば
三次元網状構造体としての連続多孔質体から構成され
る。このブレードの材質としては、高分子多孔質体が好
適に使用可能であり、高分子多孔質体を用いる場合、高
分子発泡体のように、インクミストの吸収による体積変
化が顕著なものではなく、インクを吸収しても体積の変
化しないものが好ましく、例えば、発泡ホルマール樹脂
タイプのものを挙げることができる。また、多孔質体に
限らず、他の三次元網状構造体も使用可能なことは勿論
である。また、ここで用いられるブレードとして、熱焼
結タイプの高分子多孔質体も利用することができ、例え
ば、低密度ポリエチレン,高密度ポリエチレン,高分子
量ポリエチレン,複合ポリエチレン,ポリプロピレン,
ポリメチルメタアクリレート,ポリスチレン,アクリロ
ニトリル系共重合体,エチレン酢酸ビニル共重合体,フ
ッ素樹脂,フェノール樹脂等の熱焼結体をあげることが
でき、中でもインクミストの吸収性および耐インク性か
ら、低密度ポリエチレン,高密度ポリエチレン,高分子
量ポリエチレン,ポリプロピレンを用いたものが好まし
い。
【0033】目詰まり防止ユニット220は、予備吐出
動作によって吐出されるインクを受けるものである。す
なわち、プリントヘッド1100が吐出を所定時間行わ
なかったとき等に、吐出口近傍のインクが蒸発すること
によって生じる増粘インクを吐出により排出する動作を
行う。この予備吐出動作により吐出口の目詰まり防止や
初期吐出特性の適正化といった吐出信頼性の向上が図ら
れる。この目詰まり防止ユニット220は、プリントヘ
ッド1100と対面していて、吐出されたインクを吸収
受容する液受け部材を備えており、キャッピングユニッ
ト200と記録開始位置との間に配置されている。な
お、液受け部材の材質としては、スポンジ状多孔質部材
等が有効である。
【0034】本実施形態のインクジェット記録装置全体
の制御を実行する制御部260はCPUやRAM、RO
M等のメモリ等を有して構成される。制御部260に
は、インク/プリント媒体判別部260aおよび熱エネ
ルギー発生量制御部260bが構成される。これら判別
部や制御部はテーブル形態のものであってもよいし、あ
るいは一定のプログラムにより選択もしくはエネルギー
発生量が制御されるものであってもよい。すなわち、イ
ンク/プリント媒体判別部260aは装置の操作パネル
上のキー入力またはホスト装置におけるインク等の設定
に応じて、その装置で用いられるインクおよびプリント
媒体を判別し、その判別結果を熱エネルギー発生量制御
部260bに伝える。そして、熱エネルギー発生量制御
部260bは、この判別結果に応じた制御信号をヘッド
駆動制御部250へ送出する。これにより、ヘッド駆動
条件が制御部250に設定される。なお、インク/プリ
ント媒体判別部260aでは、判別するプリント媒体に
ついては最終的にインクの種類が対応づけられ、このイ
ンクの種類に応じた制御信号がヘッド駆動制御部250
へ送出される。また、インクの種類に関する設定は、通
常は自動設定となっており、前述のとおりプリント媒体
を判別することにより、それと相性の良いインク種が自
動的に設定される。
【0035】しかしながら、同じプリント媒体へプリン
トする場合でも、例えば、耐候性の高いタイプや、発色
性の良いタイプなど、目的に応じて複数のインク種が存
在する場合もある。この場合、プリント媒体に応じて自
動設定されるインク種の他に、ユーザーがその目的に応
じてインク種を設定しなおすことが可能になっている。
また、判別したプリント媒体とインクの種類が予め定め
た対応関係にない場合には、インクの種類に対応した制
御信号が優先して送出される。
【0036】次にプリント媒体としての布帛について説
明する。
【0037】インクジェット捺染用布帛の繊維素材は特
に限定されるものではなく、綿,絹,羊毛,ナイロン,
ポリエステル,レーヨン,アクリル系繊維等種々の繊維
素材が挙げられ、またこれらの混紡,交織物であっても
よい。
【0038】捺染用布帛には前処理が必要であり、あら
かじめ布帛中に前処理剤を付与させる。前処理剤として
はたとえば、撥水剤が使用される。撥水剤はインク中の
主成分である水をはじく性能を有するものであり、たと
えばパラフィン系,フッ素系化合物,ピリジニウム塩
類,N−メチロールアルキルアミド,アルキルエチレン
尿素,オキザリン誘導体,シリコーン系化合物,トリア
ジン系化合物,ジルコニウム系化合物、あるいはこれら
の混合物が挙げられ、特に限定されるものではない。撥
水剤の量は布帛に対して0.05〜40重量%付与す
る。これは0.05重量%未満ではインクを浸透しにく
くする効果が少なく、40重量%を越えるとこれ以上含
有させても性能的に大きな変化がないからである。
【0039】捺染用布帛には上記以外の化合物を含んで
もよい。例えば水溶性高分子,水溶性無機塩,界面活性
剤,尿素,触媒,アルカリ,酸,還元防止剤,酸化防止
剤,均染剤,濃染剤,キャリヤー,還元剤,酸化剤,金
属イオン等が用いられる。特ににじみの防止や、発色性
の向上に効果があるものとして、水溶性無機塩が挙げら
れる。水溶性無機塩としてはたとえばNaCl,Na2
SO4 ,KCl,CH3 COONaなどのアルカリ金属
塩や、CaC12,MgC12等のアルカリ土類金属塩等が
好ましく用いられる。また、尿素もにじみの防止や、発
色性の向上に効果があり、特に水溶性無機塩と併用する
ことによって相乗効果でさらに好ましい。上記の物質を
布帛に含有させる方法はパッド法,スプレー法,浸漬
法,印捺法,インクジェット法などいずれの方法でも付
与することができる。
【0040】上記のような処理を行った後、最終的に乾
燥等を行い、必要に応じて記録装置で搬送できるサイズ
に裁断を行い、これをインクジェット捺染用布帛とする
こともできる。
【0041】インクジェット捺染用布帛に対して用いる
捺染用インクとしては、布帛が綿,絹,レーヨン等の素
材の場合は反応性染料および水性媒体から構成されるイ
ンクジェット捺染用インクが好ましく用いられ、また、
ナイロン,羊毛,絹等の素材の場合は酸性,直接性染料
などと水性媒体とから構成されるインクジェット捺染用
インクが好ましく用いられる。さらに、布帛がポリエス
テル素材の場合は分散染料の水性媒体から構成される水
不溶性のインクジェット捺染用インクが好ましく用いら
れる。
【0042】これらの染料における好ましい具体例とし
て、反応染料としては、C.I.リアクティブイエロー
2,15,37,42,76,95,168,175;
C.l.リアクティブレッド21,22,24,33,
45,111,112,114,180,218,22
6,228,235;C.I.リアクティブブルー1
5,19,21,38,49,72,77,176,2
03,220,230,235;C.I.リアクティブ
オレンジ5,12,13,35,95;C.I.リアク
ティブブラウン7,11,33,37,46;C.I.
リアクティブグリーン8,19;C.I.リアクティブ
バイオレット2,6,22;C.I.リアクティブブラ
ック5,8,31,39等が挙げられる。
【0043】酸性、直接染料としてはC.I.アシッド
イエロー1,7,11,17,23,25,36,3
8,49,72,110,127;C.I.アシッドレ
ッド1,27,35,37,57,114,138,2
54,257,274;C.I.アシッドブルー7,
9,62,83,90,112,185;C.I.アシ
ッドブラック26,107,109,155;C.I.
アシッドオレンジ56,67,149;C.I.ダイレ
クトイエロー12,44,50,86,106,14
2;C.I.ダイレクトレッド79,80;C.I.ダ
イレクトブルー86,106,189,199;C.
I.ダイレクトブラック17,19,22,51,15
4,168,173;C.I.ダイレクトオレンジ2
6,39等が挙げられる。
【0044】さらに、分散染料としてはC.I.ディス
パースイエロー3,5,7,33,42,60,64,
79,104,160,163,237;C.I.ディ
スパースレッド1,60,135,145,146,1
91;C.I.ディスパースブルー56,60,73,
143,158,198,354,365,366;
C.I.ディスパースブラック1,10;C.I.ディ
スパースオレンジ30,73、テラプリントレッド3G
Nリキッド、テラプリントブラック2R等が挙げられ
る。
【0045】これらの染料の使用量(固形分)としては
インク全量に対して1〜30重量%の範囲が好ましい。
【0046】また染料とともに用いる水性媒体として
は、一般的なものが使用でき、好ましくはエチレングリ
コール,ジエチレングリコール,トリエチレングリコー
ル,プロピレングリコール等の低級アルキレングリコー
ル類、エチレグリコールメチル(またはエチル,プロピ
ル,ブチル)エーテル、ジエチレングリコールメチル
(またはエチル,プロピル,ブチル)エーテル、トリエ
チレングリコールメチル(またはエチル,プロピル,ブ
チル)エーテル、プロピレングリコールメチル(または
エチル,プロピル,ブチル)エーテル、ジプロピレング
リコール(またはエチル,プロピル,ブチル)エーテ
ル、トリプロピレングリコールメチル(またはエチル,
プロピル,ブチル)エーテル等のアルキレングリコール
の低級アルキルエーテル類、ポリエチレングリコール,
ポリプロピレングリコール等のポリアルキルレングリコ
ール類、およびこれらのモノ、ジアルキルエーテルに代
表される水酸基の1あるいは2個の封鎖物、グリセリ
ン,チオジエチレングリコール,スルホラン,N−メチ
ル−2−ピロリドン、2−ピロリドン、1,3−ジメチ
ル−2−イミダゾリジノン等が挙げられる。
【0047】これらの水性媒体のインク全量に対する含
有量は通常は0〜50重量%が好ましい。
【0048】また、水性インクの場合、主成分である水
はインク全重量に対して30〜95重量%の範囲が好ま
しい。
【0049】さらに、インクの構成成分として必要に応
じて目詰まり防止剤として尿素やその誘導体,分散材,
界面活性剤,粘度調整剤としてポリビニルアルコールや
セルロース系化合物やアルギン酸ソーダ,pH調整剤,
蛍光増白剤,防かび剤等を添加することが可能である。
【0050】また、上記染料インクの外に、顔料インク
を用いることもできる。この場合の水性媒体、構成成分
は染料インクの場合と同様である。
【0051】これらのインクは、プリント媒体の種類に
応じて、上述のように記録装置のインク供給系路内のイ
ンクを交換することにより異なる種類のインクを用い
る。例えば、綿にプリントする場合は反応染料インクを
用い、一方、ポリエステルにプリントする場合は分散染
料インクを用いる。なお、異なる種類のインクを用いる
場合、上述のようなインク交換によらず、例えばヘッド
とタンクを交換する構成であってもよい。
【0052】次に、本実施形態の捺染装置において用い
られるプリントヘッド1100の概略的構成について、
図5を参照しながら説明する。
【0053】図5は、本実施形態で用いられるプリント
ヘッドの概略的構成を示す分解斜視図である。
【0054】この図において、プリントヘッドは、天板
71と基板72とが互いに接合することによってその主
要な構造が形成される。天板71は、インク吐出口に連
通するインク路73aを形成するための溝73、複数の
インク路73aに連通する共通液室74aを形成するた
めの溝74、この共通液室74aへ接続するインク供給
管からインクを供給するための供給口75を有してい
る。一方、基板72には、各インク路73aに対応した
電気熱変換素子76と各電気変換素子に電力を供給する
ための電極77とが成膜技術により一体的に形成されて
いる。以上のような天板71と基板72とが互いに接合
することによりインクを吐出するための複数の吐出口
(オリフィス)78、インク路73aおよび共通液室7
4aが形成される。
【0055】さらに各プリントヘッド1100にはサブ
ヒータ(図示せず)と温度検知センサ(図示せず)が設
けられており、温度検知センサからの検知信号は制御部
260(図4参照)に入力され、この信号に基づいてヘ
ッドが低温になっているときなどにサブヒータを用いて
温度調整のための加熱を行うことができる。
【0056】ここで、上記プリントヘッドで行われるバ
ブルジェット方式のインク滴形成過程について簡単に説
明する。
【0057】まず、電気熱変換素子を構成する発熱抵抗
体が駆動パルスの印加により所定の温度に達するとその
抵抗体の面を覆うような膜気泡が生ずる。この気泡の内
部圧力は非常に高く、インク路内のインクを押し出す。
インクはこの押し出しによる慣性力で吐出口側およびそ
の反対方向にある共通液室内に向かって移動する。イン
クの移動が進むと気泡の内部圧力は負圧になり、また流
路抵抗も加わってインク路内部のインクの速度は遅くな
る。吐出口から外へ吐出されたインクは、インク路内部
のインクの速度に比べて速いため、慣性力と流路抵抗、
気泡の収縮、インク表面張力のバランスでくびれが生じ
て分離し液滴化する。一方、インク路内では、気泡の収
縮と同時に毛管力によりインク路内に共通液室よりイン
クが供給される。
【0058】このように、電気熱変換素子をエネルギー
発生手段(以下、エネルギー発生素子ともいう)として
用いたプリントヘッド(以下、インクジェットヘッドと
もいう)は、駆動パルスにより一対一の対応でインク路
内のインク中に気泡を発生させることができ、また即時
かつ適切に気泡の成長・収縮を行わせることができるの
で、特に応答性の優れたインク吐出が達成できる。ま
た、プリントヘッドのコンパクト化も容易であり、かつ
最近の半導体分野における技術の進歩と信頼性の向上が
著しいIC技術やマクロ加工技術の長所を十二分に活用
でき、高密度実装化が容易で、製造コストも低い等の種
々の利点を有している。
【0059】次に、図6を参照して上述の駆動パルスに
ついて説明する。
【0060】図6に示すように、本実施形態の駆動パル
スはプレヒートパルスおよびメインヒートパルスからな
る分割パルス(ダブルパルス)である。同図において、
opは駆動電圧、P1 はプレヒートパルスのパルス幅、
2 はインターバルタイプ、P3 はメインヒートパルス
のパルス幅である。T1 ,T2 ,T3 はP1 ,P2 ,P
3 を決めるための時間を示している。駆動電圧Vopは、
インク路内のインクに熱エネルギーを発生させるために
必要な電気エネルギーを与えるものであり、その値は電
気熱変換素子の面積,抵抗値,膜構造やインク路構造等
によって定まる。分割パルス駆動は、P1 ,P2 ,P3
の幅で順次パルスを与えるものであるが、プレヒートパ
ルスは、主にインク路内のインク温度を制御するための
パルスであり、吐出量制御の役割を荷なっている。この
プレヒートパルスのパルス幅は、その印加によって電気
熱変換体が発生する熱エネルギーによってインク中に発
泡現象が生じないような値に設定される。
【0061】インターバルタイムは、プレヒートパルス
とメインヒートパルスが相互干渉しないように一定時間
の間隔を設けるため、およびインク液路内インクの温度
分布を均一化するために設けられる。メインヒートパル
スは液路内のインク中に発泡を生ぜしめ、吐出口よりイ
ンクを吐出させるためのものであり、その幅P3 は電気
熱変換素子の面積,抵抗値,膜構造やインク路の構造に
よって定まる。
【0062】ダブルパルスによる吐出量制御原理は、イ
ンク温度を上昇させるためのエネルギーを可変なプレヒ
ートパルスP1 によって与え、このエネルギーをインタ
ーバルタイムP2 によって発泡成長境界領域にまで伝導
させて、所望のインク温度分布を形成した後、メインヒ
ートパルスP3 によって所望のインク吐出量を得るもの
である。
【0063】一方で、発泡が生じないように設定されて
いるプレヒートパルス(図7(b)談笑)だけを非吐出
の吐出口の電気熱変換素子に印加してヘッド内の温度分
布を比較的均一に抑えることも可能である。これは、イ
ンクを吐出しない吐出口に、インクを吐出するときとは
異なる駆動パルスであるプレヒートパルスのみを印加す
ることにより達成できる。
【0064】図7(a)および(b)に示すように、吐
出を行う場合の駆動パルスのパルス幅は吐出を行わない
吐出口に対応した駆動パルスのパルス幅よりメインヒー
トパルスのパルス幅分だけ大きいが、吐出するインク路
では発泡時に発生する熱エネルギーがインク滴の吐出に
より奪われるため、蓄熱量としては吐出インク路および
非吐出インク路ともほぼ同等となる。このような方法に
よれば吐出口数の多いヘッドでも、記録画像の種類(吐
出インク路および非吐出の比率)によらずヘッドへの蓄
熱状態は一定となり、正確な吐出量制御が可能となる。
【0065】このようなプレヒートパルスとメインヒー
トパルスからなる駆動パルスを用いる本実施形態におけ
る熱エネルギー発生量制御部260b(図4参照)の処
理について以下に説明する。
【0066】熱エネルギー発生量制御部260bは、判
別されるインクがインクAまたはインクBのいずれであ
るかに応じて、表1に示すようにプレヒートパルスのパ
ルス幅P1 およびメインヒートパルスのパルス幅P3
制御信号を送出する。
【0067】
【表1】
【0068】表1に示すように、各インクについてプレ
ヒート1〜4の4段階のプレヒートパルスのパルス幅を
印加可能であることにより、吐出口毎のインク吐出量の
ばらつきを補正したり、温度制御を行うことができる。
一方、メインヒートパルスのパルス幅は各吐出口につい
て一定である。またインターバルタイムはインクA、イ
ンクBのいずれの場合も1.7μsである。以上の駆動
パルスにより本実施形態におけるインク吐出量はほぼ5
7ng/吐出口となる。
【0069】このような記録装置において、プレヒート
パルスのパルス幅が、インクAでは0.9〜1.3μs
ecであるのに対してインクBではインクAの各段階の
パルス幅から一律に0.3μsec短くした0.6〜
1.0μsecに設定している。
【0070】一方、メインヒートパルスのパルス幅は、
インクAでは2.6μsecなのに対してインクBでは
インクAのパルス幅から逆に0.3μsec大きくした
2.9μsecに設定している。
【0071】これにより、各インク路の電気熱変換素子
に印加される分割パルスの総パルス幅はインクA,Bと
もに段階に応じて3.5〜3.9μsecに設定されて
同一になる。
【0072】しかし上記の場合、プレヒートパルスによ
る熱エネルギーの発生量はインクAがインクBに比較し
て大きい。これはインクBを用いる場合の方が熱によっ
てプリントヘッドが受けるダメージが大きく、従って非
吐出時にも印加されるプレヒートパルスのパルス幅、即
ち熱エネルギー発生量を小さくする必要があるときなど
に有効な手段である。例えば本実施例で後述する分散染
料インクなどは、高い熱を加えることによって、分散性
が失われ、染料どうしが結合し、増粘しやすい特徴を持
つ。この種のインクを使用する場合、インクを吐出させ
ている時は、熱によって増粘されたインクは、インク吐
出口から常に排出されているため、ヘッド内部に貯まっ
てしまうことは少ないが、前述したように、非吐出の吐
出口の電気熱変換素子に発泡しない程度のプレヒートパ
ルスを与えている場合、その熱によって分散性が失わ
れ、増粘したインクがヘッドの吐出口付近に残り、貯ま
ってしまうことがあり、これによって吐出口が目詰まり
したり、吐出がヨレたりといった影響がある。
【0073】そういった問題を回避するために、例えば
分散染料インクなどを用いる場合には、プレヒートによ
る加熱を分散染料の分散性が失われない程度の加熱量に
抑えるべく、プレヒートパルスの幅を小さめに設定す
る。
【0074】また、あるいはインクの種類によって発泡
状態が異なり、インクBを用いるときよりもインクAを
用いる場合の方がインク吐出量が小さい場合、インクA
を吐出するヘッドのプレヒートパルスのパルス幅を大き
くしてインクの温度を上げ吐出量をインクB並に大きく
するといった手段としても有効である。
【0075】なお、インクAおよびBのいずれを用いる
場合も分割パルスの総パルス幅が必要以上に大きいと電
気熱変換素子の抵抗体そのものの寿命が劣化するため、
総パルス幅は、ある程度以上は大きくできない。そのた
め、プレヒートパルスを大きめに設定するインクではそ
の分をメインヒートパルスを小さくするなど、ヘッドの
寿命を考慮して設定することが好ましい。
【0076】また、インクの種類に応じて、非吐出時あ
るいは非吐出の吐出口に常にプレパルスを印加するもの
と、非吐出時あるいは非吐出の吐出口には、プレパルス
を印加しないものとに分けるといった制御を行ってもよ
い。
【0077】例えばインクAを用いる場合の方がインク
Bを用いる場合と比較して、熱によりヘッドが受けるダ
メージが小さい時は、非吐出時にも常にプレヒートパル
スを印加することができるが、インクBを用いる場合
は、記録領域に入る直前まではプレヒートパルスを印加
しないといった制御を行うことにより、プレヒートパル
スによる熱発生量をトータルとして減少させることがで
き、熱によるプリントヘッドへのダメージを小さくする
ことができる。
【0078】以上示したインクの種類は、具体的には、
例えばインクAが反応性,酸性,直接性染料等を用いた
水溶性のインクであり、インクBが分散性染料を用いた
水不溶性のインクや顔料インクなどの場合などである。
【0079】そして、記録に用いるプリント媒体の種類
が綿,ナイロン,ポリエステルの場合、用いるインクは
それぞれ反応,酸性,分散染料インクとし、かつ熱エネ
ルギーの発生量を分散染料インクの場合、他より小さく
する。
【0080】本実施形態で用いたインクの組成の一例を
以下に示す。
【0081】[インクA] 1.(反応染料インク) 反応染料 10部 チオジグリコール 40部 水 50部 用いた染料はC.I.リアクティブイエロー95、C.
I.リアクティブレッド226、C.I.リアクティブ
ブルー15、C.I.リアクティブブラック39。
【0082】2.(酸性染料インク) 酸性染料 10部 ジエチレングリコール 40部 水 50部 用いた染料はC.I.アシッドイエロー110、C.
I.アシッドレッド266、C.I.アシッドブルー9
0、C.I.アシッドブラック26。
【0083】[インクB] (分散染料インク) 分散染料 10部 チオジグリコール 40部 水 50部 用いた染料はC.I.ディスパースイエロー42、テラ
プリントレッド3GNリキッド/チバガイギー製分散染
料、テラプリントブラック2R/チバガイギー製分散染
料であり、染料を分散させるための分散剤を含む。
【0084】次に、再び図4を参照して本実施形態の記
録動作について説明する。
【0085】記録待機中は、プリントヘッド1100が
キャッピングユニット200によりキャッピングされて
いる。また、記録開始前には予めインク/プリント媒体
判別部260aにより現在ヘッドに供給されるインクの
種類またはプリントに用いるプリント媒体の種類が判別
されている。この判別に基づくインクの種類に対応した
判別信号が熱エネルギー発生量制御部260bに送出さ
れ、この制御部260bでは、この判別信号に基づいて
プレヒートパルスおよびメインヒートパルスのパルス幅
や非吐出吐出口に対する駆動パルスの発生量といったヘ
ッド駆動パルス条件が設定される。
【0086】記録開始信号があると、モータ(図示せ
ず)が駆動されてキャリッジ1010が移動を開始す
る。この移動に伴って、予備吐出位置センサ(図示せ
ず)で各プリントヘッドが検知されると、ヘッド駆動部
制御部250より、プリントヘッド1100に駆動パル
スが供給され、目詰まり防止ユニット220に対して所
定の時間予備吐出を行う。このときの予備吐出で吐出さ
れるインク滴の数は通常数発から数百発であり、主に吐
出口からのインクの蒸発によって増粘したインクを排出
するために行われる。その後、プリント媒体方向にキャ
リッジ1010が移動し、キャリッジが記録開始位置セ
ンサ(図示せず)によって検出されると、プリントヘッ
ド1100の各吐出口が記録データに応じて選択的に駆
動される。これにより、インク滴が吐出され、プリント
媒体1にドットマトリクスパターンで画像がプリントさ
れる。こうして、所定幅(例えばプリントヘッドの吐出
口配列幅)のプリントが行われる。
【0087】その後、プリント媒体1は搬送ベルト13
0により上記所定幅分搬送され、キャリッジは移動方向
を変え、先程とは逆方向にプリントを行う。以上の動作
を繰り返えすことにより布帛1上に画像が記録されて行
く。
【0088】(その他)なお、本発明は、特にインクジ
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録
ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすもので
ある。かかる方式によれば記録の高密度化,高精細化が
達成できるからである。
【0089】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
【0090】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0091】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0092】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0093】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0094】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
【0095】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
【0096】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0097】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数種類のインクを用いることが可能なインクジェット
記録装置において、記録に用いられるインクの種類が判
別され、これに応じて、インク吐出に関してヘッドにお
ける熱エネルギーの発生量に係るヘッド駆動条件が設定
されるので、用いるインクの種類によらず、吐出特性を
常に最適化でき、また、吐出の際のヘッドに対するダメ
ージを最低限のものとすることができる。
【0098】この結果、インクの目詰まりや不良吐出を
生じず、またヘッド破壊等が起きることを防止でき、高
精細かつ高発色な画像を各種のプリント媒体に安定的に
出力するインクジェット記録装置を提供することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェット記録装置の一実施形態
である捺染装置の概略構成を示す模式的側断面図であ
る。
【図2】図1に示す装置におけるプリント部および搬送
部を模式的に示す斜視図である。
【図3】図1に示す装置におけるインク供給系を示す模
式的斜視図である。
【図4】図1に示す装置における吐出回復系の構成およ
び制御系を示す模式図である。
【図5】図1に示す装置に搭載されるプリントヘッドの
概略的構成を説明するための分解斜視図である。
【図6】本発明の実施形態で用いるプリントヘッドの駆
動パルスのパルス波形を模式的に示す図である。
【図7】(a)および(b)は、図6に示すパルスを用
いた場合の、吐出を行うときの駆動パルスと吐出を行わ
ないときの駆動パルスをそれぞれ示す模式図である。
【符号の説明】 1 布帛(プリント媒体) 110,120 搬送ローラ 130 搬送ベルト 200 キャッピングユニット 210 ブレード 250 ヘッド駆動制御部 260 制御部 260a インク/プリント媒体判別部 260b 熱エネルギー発生量制御部 1100 プリントヘッド 1010 キャリッジ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種類のインクを用い、熱エネルギー
    を利用してインクを吐出するプリントヘッドによりプリ
    ント媒体に記録を行うインクジェット記録装置におい
    て、 プリントヘッドから吐出されるインクの種類に関する情
    報に基づき、インクの種類を判別するインク判別手段
    と、 該インク判別手段が判別するインクの種類に基づいて、
    プリントヘッドの駆動条件を設定する駆動条件設定手段
    と、 該駆動条件設定手段が設定する駆動条件に基づきプリン
    トヘッドの吐出のための駆動を制御するヘッド駆動制御
    手段と、 を具えたことを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記プリントヘッドの駆動条件は、熱エ
    ネルギーの発生量に関する条件であることを特徴とする
    請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記インクの種類に関する情報は、イン
    クの種類またはプリント媒体の種類であることを特徴と
    する請求項1または2に記載のインクジェット記録装
    置。
  4. 【請求項4】 プリントヘッドは、複数のパルスからな
    る分割パルスの印加により前記熱エネルギーを発生し、
    前記駆動条件設定手段は、判別されるインクの種類に応
    じて先行するパルスのパルス幅を設定することを特徴と
    する請求項2に記載のインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 前記駆動条件設定手段は、判別されるイ
    ンクの種類にかかわらず後続のパルスのパルス幅を一定
    とすることを特徴とする請求項4に記載のインクジェッ
    ト記録装置。
  6. 【請求項6】 前記駆動条件設定手段は、プリントヘッ
    ドの非吐出の吐出口に係る分割パルスを先行パルスのみ
    とし、判別されるインクの種類に応じて該先行パルスの
    印加量を制御することを特徴とする請求項4または5に
    記載のインクジェット記録装置。
  7. 【請求項7】 前記複数の種類のインクの少なくとも1
    種類が水不溶性インクまたは顔料インクであることを特
    徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載のインクジ
    ェット記録装置。
  8. 【請求項8】 前記プリント媒体が布であることを特徴
    とする請求項1ないし7のいずれかに記載のインクジェ
    ット記録装置。
  9. 【請求項9】 プリント媒体がポリエステル布、インク
    が分散染料インクである組み合わせを少なくとも有する
    ことを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の
    インクジェット記録装置。
JP9349701A 1997-12-18 1997-12-18 インクジェット記録装置 Pending JPH11179912A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9349701A JPH11179912A (ja) 1997-12-18 1997-12-18 インクジェット記録装置
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