JPH11179769A - コアー圧縮成形方法およびその金型 - Google Patents
コアー圧縮成形方法およびその金型Info
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- JPH11179769A JPH11179769A JP35735197A JP35735197A JPH11179769A JP H11179769 A JPH11179769 A JP H11179769A JP 35735197 A JP35735197 A JP 35735197A JP 35735197 A JP35735197 A JP 35735197A JP H11179769 A JPH11179769 A JP H11179769A
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- Pending
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
であるパーティング面からのガス抜きと圧縮制御を容易
に行うことができるコアー圧縮成形方法およびその金型
を提供する。 【解決手段】 射出前、可動型2を所定距離前進して、
可動型2にバネ7を介して接続されているランナ板3
を、金型キャビティ5が形成されている固定型1にバネ
力でタッチさせ、射出後、可動型2を前進して可動型2
に取り付けられているコアー6により金型キャビティ5
内の樹脂を圧縮して成形する。射出前にランナ板3を固
定型1にバネ7の小さな力でタッチさせることにより、
射出時のガス抜きを容易に行うことができ、コアー6と
可動型2をバネ7を介して一体とすることにより、射出
機本体に装備される制御装置で圧縮制御を容易に行うこ
とができる。
Description
法およびその金型に係るものであり、詳しくは、成形品
の成形歪みを少なくするために用いられるコアー圧縮成
形方法およびその金型に関するものである。
の成形に用いられているコアー圧縮成形金型の構成を図
2を参照して説明する。
は、固定型1と可動型12とその間に配設されているラ
ンナ板3とから構成されている。固定型1にはランナ4
とそれに連通する金型キャビティ5が形成されている。
可動型2には前記金型キャビティ5に対向した位置にラ
ンナ板3を貫通して配設されているコアー16と、その
コアー16を前後動可能とするコアーシリンダ16aが
設けられている。
16を後退させた状態で型締を行い、固定型1とランナ
板3との接触面であるパーティング面8に大きな型締力
を作用した後、射出機(図示せず)より溶融樹脂をラン
ナ4を介して金型キャビティ5内に射出する。次に、コ
アーシリンダ16aでコアー16を前進させ金型キャビ
ティ5内の溶融樹脂を圧縮して成形品9を得る。なお、
図2は、圧縮が終了した状態を示している。
金型は、以上のように構成されているため、次のような
問題が存在していた。すなわち、型締により、固定型と
ランナ板との接触面であるパーティング面に大きな型締
力が作用しているため、射出時、金型キャビティ内の空
気や樹脂揮発分のパーティング面からの除去(ガス抜
き)が困難となる。また、コアーシリンダによってコア
ーを前後動しているで、金型構造が複雑になるばかりで
なく、コアーシリンダの駆動源とその制御装置を必要と
し、コスト高となっていた。
板との接触面であるパーティング面からのガス抜きと圧
縮制御を容易に行うことができるコアー圧縮成形方法お
よびその金型を提供することを課題とする。
動型を所定距離前進して、可動型にバネを介して接続さ
れているランナ板を、金型キャビティが形成されている
固定型にバネ力でタッチさせ、射出後、可動型を前進し
て可動型に取り付けられているコアーにより金型キャビ
ティ内の樹脂を圧縮して成形する。射出前にランナ板を
固定型にバネの小さな力でタッチさせることにより、射
出時のガス抜きを容易に行うことができ、コアーと可動
型をバネを介して一体とすることにより、射出機本体に
装備される制御装置で圧縮制御を容易に行うことができ
る。
は、射出前、可動型を所定距離前進して、可動型にバネ
を介して接続されているランナ板を、金型キャビティが
形成されている固定型にバネ力でタッチさせ、射出後、
可動型を前進して可動型に取り付けられているコアーに
より金型キャビティ内の樹脂を圧縮して成形することを
特徴とする。
>ランナ面積×樹脂圧力とし、型寸開き量≧圧縮ストロ
ークとすることを特徴とする。
キャビティが形成されている固定型と、金型キャビティ
に対向した位置にコアーが取り付けられている可動型
と、可動型にバネを介して接続され、前記コアーを貫通
させると共に固定型と接触してパーティング面を形成す
るランナ板とからなることを特徴とする。
図1は、本発明によるコアー圧縮成形金型の軸方向断面
図である。なお、従来例と同一又は同等の部分について
は同一符号を用いて説明する。
は、固定型1と可動型2とその間に配されているランナ
板3とから構成されている。固定型1はランナ4とそれ
に連通する金型キャビティ5が形成されている。可動型
2には前記金型キャビティ5に対向した位置にランナ板
3を貫通してコアー6が取り付けられている。前記可動
型2とランナ4の間にはバネ7が配設されている。
いて説明する。
2を所定距離前進し、バネ7を介してランナ板3を固定
型1に押圧する。この射出前の型停止位置Aにおいて、
固定型1とランナ板3との接触面であるパーティング面
8に作用するバネ力は、バネ力>ランナ面積×樹脂圧力
とされ、可動型2とランナ板3の隙間、すなわち型寸開
き量S1と、コアー6が金型キャビティ5内に射出され
た溶融樹脂を圧縮するストローク、すなわち圧縮ストロ
ークS2との関係は、型寸開き量S1≧圧縮ストローク
S2とされている。
ランナ4を介して金型キャビティ5内に射出する。な
お、図1は、射出が終了した状態を示している。
ィ5内の溶融樹脂をコアー6で圧縮して成形品9を得
る。
ため次のような効果を得ることができる。 (a)射出前に、固定型とランナ板との接触面であるパ
ーティング面に作用する力が小さいため、金型キャビテ
ィ内の空気や樹脂揮発分のパーティング面からの除去
(ガス抜き)が容易となる。 (b)従来の技術では、コアーシリンダの駆動源とその
制御装置を必要としていたが、本発明では、コアーの制
御は射出機本体に通常装備されてい制御装置で行うこと
ができる。 (c)トグル式射出機の場合、圧縮域ではトグル駆動用
シリンダのピストンのストロークが、可動型のストロー
クより大きいので、ピストンの位置制御を可動型の位置
制御の代替として利用することにより、射出前の可動型
の位置すなわちコアーの位置を従来技術より精度よく制
御できる。また、射出中または射出後の圧縮ストローク
も、上記理由により従来技術より精度よく制御できる。 (d)直圧式射出機の場合、従来技術での圧縮力は、コ
アーシリンダの大きさで決まり、通常、射出機の公称最
高型締力の1/2程度であるが、本発明の場合、圧縮工
程開始時点から、公称最高型締力−バネ力での圧縮が可
能である。
図である。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 射出前、可動型(2)を所定距離前進し
て、可動型(2)にバネ(7)を介して接続されている
ランナ板(3)を、金型キャビティ(5)が形成されて
いる固定型(1)にバネ力でタッチさせ、射出後、可動
型(2)を前進して可動型(2)に取り付けられている
コアー(6)により金型キャビティ(5)内の樹脂を圧
縮して成形することを特徴とするコアー圧縮成形方法。 - 【請求項2】 前記射出前の型停止位置(A)におい
て、バネ力>ランナ面積×樹脂圧力とし、型寸開き量
(S1)≧圧縮ストローク(S2)とすることを特徴と
する請求項1記載のコアー圧縮成形方法。 - 【請求項3】 金型キャビティ(5)が形成されている
固定型(1)と、金型キャビティ(5)に対向した位置
にコアー(6)が取り付けられている可動型(2)と、
可動型(2)にバネ(7)を介して接続され、前記コア
ー(6)を貫通させると共に固定型(1)と接触してパ
ーティング面(8)を形成するランナ板(3)とからな
ることを特徴とするコアー圧縮成形金型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35735197A JPH11179769A (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | コアー圧縮成形方法およびその金型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35735197A JPH11179769A (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | コアー圧縮成形方法およびその金型 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11179769A true JPH11179769A (ja) | 1999-07-06 |
Family
ID=18453690
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35735197A Pending JPH11179769A (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | コアー圧縮成形方法およびその金型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11179769A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007004598A1 (ja) * | 2005-06-30 | 2007-01-11 | Nissha Printing Co., Ltd. | 圧縮成形方法およびその装置 |
CN107932832A (zh) * | 2017-10-31 | 2018-04-20 | 重庆市魏来雄鑫橡塑制品有限责任公司 | 消泡托盘模具机构 |
-
1997
- 1997-12-25 JP JP35735197A patent/JPH11179769A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007004598A1 (ja) * | 2005-06-30 | 2007-01-11 | Nissha Printing Co., Ltd. | 圧縮成形方法およびその装置 |
JP2007008050A (ja) * | 2005-06-30 | 2007-01-18 | Nissha Printing Co Ltd | 圧縮成形方法およびその装置 |
EP1938946A1 (en) * | 2005-06-30 | 2008-07-02 | Nissha Printing Co., Ltd. | Compression molding method and device therefor |
EP1938946A4 (en) * | 2005-06-30 | 2009-03-25 | Nissha Printing | COMPRESSION MOLDING METHOD AND DEVICE THEREOF |
JP4579781B2 (ja) * | 2005-06-30 | 2010-11-10 | 日本写真印刷株式会社 | 圧縮成形方法およびその装置 |
KR101020931B1 (ko) | 2005-06-30 | 2011-03-09 | 니폰샤신인사츠가부시키가이샤 | 압축 성형 방법 및 그 장치 |
CN107932832A (zh) * | 2017-10-31 | 2018-04-20 | 重庆市魏来雄鑫橡塑制品有限责任公司 | 消泡托盘模具机构 |
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