JPH11179762A - ディスク成形用金型 - Google Patents
ディスク成形用金型Info
- Publication number
- JPH11179762A JPH11179762A JP35478297A JP35478297A JPH11179762A JP H11179762 A JPH11179762 A JP H11179762A JP 35478297 A JP35478297 A JP 35478297A JP 35478297 A JP35478297 A JP 35478297A JP H11179762 A JPH11179762 A JP H11179762A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- disk
- disc
- stamper
- punch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/26—Moulds
- B29C45/263—Moulds with mould wall parts provided with fine grooves or impressions, e.g. for record discs
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
- Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 平面性に優れクランプミス等のない光ディス
ク用等の基板を成形する金型を提供する。 【解決手段】 可動金型にエアースリットを設けず、カ
ットパンチの外側から外周リングの内側まで平坦な切れ
目のない金型とする。
ク用等の基板を成形する金型を提供する。 【解決手段】 可動金型にエアースリットを設けず、カ
ットパンチの外側から外周リングの内側まで平坦な切れ
目のない金型とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はディスク成形用金型
に存する。詳しくは、スタンパからの転写情報が形成さ
れていない側のディスク面が平滑で段差がなく、ディス
ククランプが安定して行なえるディスクを成形するため
の金型に存する。
に存する。詳しくは、スタンパからの転写情報が形成さ
れていない側のディスク面が平滑で段差がなく、ディス
ククランプが安定して行なえるディスクを成形するため
の金型に存する。
【０００２】
【従来の技術】図５に示すように金型１は固定型２、可
動型３、外周リング４とからなり、固定型２にはスタン
パ５が内周ホルダ６によって保持されている。内周ホル
ダ６の内側には内周ホルダ６との間にエアスリット７を
形成する固定側ブッシュ８及び樹脂を金型１中に導入す
るフスプルーブッシュが設けられている。可動型３には
エアスリット９を形成する可動側ブッシュ１０、その内
側にディスク取り出し用のフローティングパンチ１１、
ディスクの中心部を打抜くためのカットパンチ１２が設
けられている。このように固定型２及び可動型３には型
の表面に凹凸を生ずるブッシュやパンチがいくつか設け
られ、成形されたディスクの表面に段差やバリが発生す
ることとなる。
動型３、外周リング４とからなり、固定型２にはスタン
パ５が内周ホルダ６によって保持されている。内周ホル
ダ６の内側には内周ホルダ６との間にエアスリット７を
形成する固定側ブッシュ８及び樹脂を金型１中に導入す
るフスプルーブッシュが設けられている。可動型３には
エアスリット９を形成する可動側ブッシュ１０、その内
側にディスク取り出し用のフローティングパンチ１１、
ディスクの中心部を打抜くためのカットパンチ１２が設
けられている。このように固定型２及び可動型３には型
の表面に凹凸を生ずるブッシュやパンチがいくつか設け
られ、成形されたディスクの表面に段差やバリが発生す
ることとなる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ディスクの表面に段差
やバリが発生した場合、ディスクをマグネットクランプ
等でクランプする場合に段差のためにディスクの位置が
ずれたり、バリのためにディスクが斜めにクランプされ
たりすることがあった。
やバリが発生した場合、ディスクをマグネットクランプ
等でクランプする場合に段差のためにディスクの位置が
ずれたり、バリのためにディスクが斜めにクランプされ
たりすることがあった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は合成樹脂
を注入して円環状のディスクを成形する金型であって、
互いに対向してディスク形状に対応するキャビティーを
形成し、少なくとも一方が開閉可能とされた一対の金型
と、ディスクの外周部を形成する外周リングとからな
り、一方の金型面にスタンパを取付け、他方の金型にデ
ィスク中心部を打抜くカットパンチを設けると共に、カ
ットパンチの外周部から外周リングに至る金型面を実質
的に連続した平滑面としたことを特徴とするディスク成
形用金型に存する。以下、図面を用いて本発明の金型に
ついて更に詳細に説明する。
を注入して円環状のディスクを成形する金型であって、
互いに対向してディスク形状に対応するキャビティーを
形成し、少なくとも一方が開閉可能とされた一対の金型
と、ディスクの外周部を形成する外周リングとからな
り、一方の金型面にスタンパを取付け、他方の金型にデ
ィスク中心部を打抜くカットパンチを設けると共に、カ
ットパンチの外周部から外周リングに至る金型面を実質
的に連続した平滑面としたことを特徴とするディスク成
形用金型に存する。以下、図面を用いて本発明の金型に
ついて更に詳細に説明する。
【０００５】図１は本発明の金型の一例の縦断面図、図
２、図３、図４は型開き工程を示す縦断面図、図５は従
来の金型の縦断面図。図中１は金型、２は固定金型、３
は可動金型、４は外周リング、５はスタンパ、６は内周
ホルダー、７はエアスリット、８は固定側ブッシュ、９
はエアスリット、１０は可動側ブッシュ、１１はフロー
ティングパンチ、１２はカットパンチ、１３は突き出し
ピン、１４はディスク、１５はスプルー、１６は吸引装
置をそれぞれ示す。
２、図３、図４は型開き工程を示す縦断面図、図５は従
来の金型の縦断面図。図中１は金型、２は固定金型、３
は可動金型、４は外周リング、５はスタンパ、６は内周
ホルダー、７はエアスリット、８は固定側ブッシュ、９
はエアスリット、１０は可動側ブッシュ、１１はフロー
ティングパンチ、１２はカットパンチ、１３は突き出し
ピン、１４はディスク、１５はスプルー、１６は吸引装
置をそれぞれ示す。
【０００６】図１に示すように、固定金型２の構成は図
４に示した従来の固定金型２の構成とほぼ同じである
が、通常エアスリットは設けない。本発明の金型はスタ
ンパ５の設けられていない可動金型３の構成を図１に示
すように可動金型の中心部にディスクの中心部を打抜く
ためのカットパンチ１２を設け、そのカットパンチの外
周部から金型の外周に設けられた外周リング４に至る金
型面を平滑、すなわち、継ぎ目や段差がない一体的で平
らな面としてある。
４に示した従来の固定金型２の構成とほぼ同じである
が、通常エアスリットは設けない。本発明の金型はスタ
ンパ５の設けられていない可動金型３の構成を図１に示
すように可動金型の中心部にディスクの中心部を打抜く
ためのカットパンチ１２を設け、そのカットパンチの外
周部から金型の外周に設けられた外周リング４に至る金
型面を平滑、すなわち、継ぎ目や段差がない一体的で平
らな面としてある。
【０００７】このような構成とすることにより、従来の
可動金型３における可動側ブッシュ１０やフローティン
グパンチ１１等の若干のずれによって発生するディスク
の段差や、エアースリット９等にキャビティーに導入さ
れた樹脂が入り込んで発生するバリは全く発生しないこ
ととなる。本発明の金型１を用いてディスク１４を成形
するには、図２に示すように金型１のキャビティーに溶
融樹脂を導入し、ディスク１４を形成する。
可動金型３における可動側ブッシュ１０やフローティン
グパンチ１１等の若干のずれによって発生するディスク
の段差や、エアースリット９等にキャビティーに導入さ
れた樹脂が入り込んで発生するバリは全く発生しないこ
ととなる。本発明の金型１を用いてディスク１４を成形
するには、図２に示すように金型１のキャビティーに溶
融樹脂を導入し、ディスク１４を形成する。
【０００８】射出後カットパンチ１２を作動させ（図２
は作動させた状態）ディスク１４からスプルー１５を切
り離す。ディスク１４の冷却状況を勘案し、外周リング
４とカットパンチ１２との間にディスク１４が挟持され
た状態にあるうちに型開きを行なう。外周リング４とカ
ットパンチ１２及び可動金型３の表面に３方を支持され
たディスク１４はスタンパ５からうまく剥される（図
３）。この際離型用エアーは必要としない。
は作動させた状態）ディスク１４からスプルー１５を切
り離す。ディスク１４の冷却状況を勘案し、外周リング
４とカットパンチ１２との間にディスク１４が挟持され
た状態にあるうちに型開きを行なう。外周リング４とカ
ットパンチ１２及び可動金型３の表面に３方を支持され
たディスク１４はスタンパ５からうまく剥される（図
３）。この際離型用エアーは必要としない。
【０００９】引剥す際スタンパ５がディスクに引かれて
浮き上るような場合には、スタンパ５の外周部を固定金
型２の側にスタンパ外周保持用の環状部材を設けたり、
スタンパを裏側から減圧吸引して固定する等すれば良
い。型開き後は、更にディスクの冷却収縮を待ち、図４
に示すようにカットパンチ１２を引き込み、突き出しピ
ン１４を作動させてスプルー１５を取り除き、吸引装置
１６等でディスク１４の中央近くの情報の転写されてい
ない部分を吸着し、可動型３から取り出せば良い。
浮き上るような場合には、スタンパ５の外周部を固定金
型２の側にスタンパ外周保持用の環状部材を設けたり、
スタンパを裏側から減圧吸引して固定する等すれば良
い。型開き後は、更にディスクの冷却収縮を待ち、図４
に示すようにカットパンチ１２を引き込み、突き出しピ
ン１４を作動させてスプルー１５を取り除き、吸引装置
１６等でディスク１４の中央近くの情報の転写されてい
ない部分を吸着し、可動型３から取り出せば良い。
【００１０】離型の際には離形用エアーを使用せず、デ
ィスク１４の冷却状態により、外周リング４と可動金型
３表面とカットパンチ１２の側面との保持力を利用して
ディスク１４をスタンパ５から引き剥すのが良い。すな
わち、ディスク１４を射出成形後、ある程度固化はして
いるが、充分に熱く膨張して外周リング４、カットパン
チ１２の側面に押し付けられた状態にあるときに型開き
してディスク１４をスタンパ５から引き剥すのが良い。
次いで、ディスク１４を可動型から剥す場合にはディス
ク１４が更に冷えて収縮し、外周リング４から外れやす
い状態になってから行なうのが良い。
ィスク１４の冷却状態により、外周リング４と可動金型
３表面とカットパンチ１２の側面との保持力を利用して
ディスク１４をスタンパ５から引き剥すのが良い。すな
わち、ディスク１４を射出成形後、ある程度固化はして
いるが、充分に熱く膨張して外周リング４、カットパン
チ１２の側面に押し付けられた状態にあるときに型開き
してディスク１４をスタンパ５から引き剥すのが良い。
次いで、ディスク１４を可動型から剥す場合にはディス
ク１４が更に冷えて収縮し、外周リング４から外れやす
い状態になってから行なうのが良い。
【００１１】
【発明の効果】本発明の金型により成形されたディスク
は、通常マグネットクランプ等が接触する側（スタンパ
の情報が転写されていない側）の表面が中央の開口から
外周に至るまで平坦、平滑なのでクランプの接触が安定
する。すなわち、クランプ面にエアスリットが原因のバ
リやフローティングパンチのずれが原因の段差がないの
でクランプミス等を防止できる。また、金型に段差やエ
アスリットのないことはスムーズなディスクの離型を助
ける。更にエアスリットが設けられていると、キャビテ
ィーに導入された樹脂は、微量ながらこのスリットに付
着残留するので、この残留物が脱落してディスクやスタ
ンパ面に付着、汚染の原因となるが、本発明の金型の場
合は、このような問題を生起しない。
は、通常マグネットクランプ等が接触する側（スタンパ
の情報が転写されていない側）の表面が中央の開口から
外周に至るまで平坦、平滑なのでクランプの接触が安定
する。すなわち、クランプ面にエアスリットが原因のバ
リやフローティングパンチのずれが原因の段差がないの
でクランプミス等を防止できる。また、金型に段差やエ
アスリットのないことはスムーズなディスクの離型を助
ける。更にエアスリットが設けられていると、キャビテ
ィーに導入された樹脂は、微量ながらこのスリットに付
着残留するので、この残留物が脱落してディスクやスタ
ンパ面に付着、汚染の原因となるが、本発明の金型の場
合は、このような問題を生起しない。
【図１】本発明の金型の一例の縦断面図。
【図２】型開き工程を示す縦断面図。
【図３】型開き工程を示す縦断面図。
【図４】型開き工程を示す縦断面図。
【図５】従来の金型の縦断面図。
１ 金型 ２ 固定金型 ３ 可動金型 ４ 外周リング ５ スタンパ １２ カットパンチ １４ ディスク
Claims (1)
- 【請求項１】 合成樹脂を注入して円環状のディスクを
成形する金型であって、互いに対向してディスク形状に
対応するキャビティーを形成し、少なくとも一方が開閉
可能とされた一対の金型と、ディスクの外周部を形成す
る外周リングとからなり、一方の金型面にスタンパを取
付け、他方の金型にディスク中心部を打抜くカットパン
チを設けると共に、カットパンチの外周部から外周リン
グに至る金型面を実質的に連続した平滑面としたことを
特徴とするディスク成形用金型。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35478297A JPH11179762A (ja) | 1997-12-24 | 1997-12-24 | ディスク成形用金型 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35478297A JPH11179762A (ja) | 1997-12-24 | 1997-12-24 | ディスク成形用金型 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11179762A true JPH11179762A (ja) | 1999-07-06 |
Family
ID=18439876
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35478297A Pending JPH11179762A (ja) | 1997-12-24 | 1997-12-24 | ディスク成形用金型 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11179762A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007261072A (ja) * | 2006-03-28 | 2007-10-11 | Nissei Plastics Ind Co | 情報記録ディスク基板の突出離型方法 |
-
1997
- 1997-12-24 JP JP35478297A patent/JPH11179762A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007261072A (ja) * | 2006-03-28 | 2007-10-11 | Nissei Plastics Ind Co | 情報記録ディスク基板の突出離型方法 |
| JP4526502B2 (ja) * | 2006-03-28 | 2010-08-18 | 日精樹脂工業株式会社 | 情報記録ディスク基板の突出離型方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20040826 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040831 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040930 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050726 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20051122 |