JP3148921B2 - ディスク金型 - Google Patents
ディスク金型Info
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- JP3148921B2 JP3148921B2 JP14399995A JP14399995A JP3148921B2 JP 3148921 B2 JP3148921 B2 JP 3148921B2 JP 14399995 A JP14399995 A JP 14399995A JP 14399995 A JP14399995 A JP 14399995A JP 3148921 B2 JP3148921 B2 JP 3148921B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- mold
- disk
- mirror
- stamper
- Prior art date
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/26—Moulds
- B29C45/263—Moulds with mould wall parts provided with fine grooves or impressions, e.g. for record discs
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
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- B29C45/26—Moulds
- B29C45/263—Moulds with mould wall parts provided with fine grooves or impressions, e.g. for record discs
- B29C2045/2646—Means for adjusting the axial dimension of the mould cavity
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、一般に使用されている
ビデオディスク、ＣＤ、さらにはＤＶＤ（デジタルビデ
オディスク）等の記録媒体用ディスク基板を射出成形す
るディスク金型に関するものである。
ビデオディスク、ＣＤ、さらにはＤＶＤ（デジタルビデ
オディスク）等の記録媒体用ディスク基板を射出成形す
るディスク金型に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に、ディスク基板は、ディスク金型
を用いて射出成形により製造されるもので、固定側金型
及び可動側金型の合わせ面に対向して配置される一対の
鏡面板と、これらの鏡面板の一方に外周押えリングを介
して取り付けられるスタンパとを設け、このスタンパと
対向する他方の鏡面板との間に形成されるキャビティ内
に射出装置のノズルから射出された溶融樹脂をスプルー
孔を通して充填することにより成形される。
を用いて射出成形により製造されるもので、固定側金型
及び可動側金型の合わせ面に対向して配置される一対の
鏡面板と、これらの鏡面板の一方に外周押えリングを介
して取り付けられるスタンパとを設け、このスタンパと
対向する他方の鏡面板との間に形成されるキャビティ内
に射出装置のノズルから射出された溶融樹脂をスプルー
孔を通して充填することにより成形される。
【０００３】このディスク金型で成形されるコンパクト
ディスク等の製品は、通常厚さが１．２ｍｍとなるよう
に規格化されているが、最近、注目を集めているＤＶＤ
では、ディスクの両面から記録情報を読取る形式である
ために、厚さが０．６ｍｍのディスクを二枚貼り合せる
構造のものが規格化されるようになっている。
ディスク等の製品は、通常厚さが１．２ｍｍとなるよう
に規格化されているが、最近、注目を集めているＤＶＤ
では、ディスクの両面から記録情報を読取る形式である
ために、厚さが０．６ｍｍのディスクを二枚貼り合せる
構造のものが規格化されるようになっている。
【０００４】それゆえ、同一の直径寸法で厚さが異なる
ディスクを成形することが生じており、このようなディ
スク成形に対して、個別の金型を製作するか、もしく
は、１つの金型で共用する場合には、金型のキャビティ
の厚さ寸法を調整する必要がある。
ディスクを成形することが生じており、このようなディ
スク成形に対して、個別の金型を製作するか、もしく
は、１つの金型で共用する場合には、金型のキャビティ
の厚さ寸法を調整する必要がある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】この場合、従来の方法
では、ディスク基板の厚さを変更するには、鏡面板の裏
面に配置されるバックプレートを加工するか、取り換え
ることにより、キャビティ厚さを変更している。しか
し、この調整方法では、同時にインサートブッシュやエ
ジェクタスリーブも同一の寸法に改造する必要がある。
では、ディスク基板の厚さを変更するには、鏡面板の裏
面に配置されるバックプレートを加工するか、取り換え
ることにより、キャビティ厚さを変更している。しか
し、この調整方法では、同時にインサートブッシュやエ
ジェクタスリーブも同一の寸法に改造する必要がある。
【０００６】このような煩わしさを解消するために、本
発明は、１枚の厚み調節板を所定の位置に配置するだけ
でキャビティ厚さを容易に変更できるようにしたディス
ク金型を提供することを目的としている。
発明は、１枚の厚み調節板を所定の位置に配置するだけ
でキャビティ厚さを容易に変更できるようにしたディス
ク金型を提供することを目的としている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、固定側金型と可動側金型との間で対向配
置される鏡面板にディスクを成形するキャビティを形成
し、前記鏡面板の少なくとも一方にディスクへ記録情報
を転写するためのスタンパを配置してなるディスク金型
において、前記スタンパが載置されていない一方の鏡面
板の外周に配置され、他方の鏡面板の外周に配置される
取付け枠に対面して型閉時に係合するガイド取付け枠
と、前記一方の鏡面板を固定する受け板とを備え、前記
ガイド取付け枠と受け板との合わせ面にキャビティの厚
さを調節するための厚み調節板を設けたことを特徴とし
ている。
め、本発明は、固定側金型と可動側金型との間で対向配
置される鏡面板にディスクを成形するキャビティを形成
し、前記鏡面板の少なくとも一方にディスクへ記録情報
を転写するためのスタンパを配置してなるディスク金型
において、前記スタンパが載置されていない一方の鏡面
板の外周に配置され、他方の鏡面板の外周に配置される
取付け枠に対面して型閉時に係合するガイド取付け枠
と、前記一方の鏡面板を固定する受け板とを備え、前記
ガイド取付け枠と受け板との合わせ面にキャビティの厚
さを調節するための厚み調節板を設けたことを特徴とし
ている。
【０００８】
【作用】このような構成により、可動側鏡面板にスタン
パを取り付けた場合には、固定側鏡面板の取り付け枠と
この受け板である固定プレートとの間に、厚み調節板を
設けることにより、取り付け枠の当接面のみが高くな
り、この板厚分だけ手前で対向する取り付け枠が係合し
て金型が閉じるので、キャビティ厚が広がることにな
る。また、固定側鏡面板にスタンパを取り付けた場合に
は、可動側鏡面板の取り付け枠とこの受け板である可動
プレートとの間に厚み調節板を設けることにより、同様
にして、キャビティ厚が広がり、ひとつの金型で、厚み
調節板を差し挟んだり、取り除くことにより、所望の厚
さのディスクが得られる。
パを取り付けた場合には、固定側鏡面板の取り付け枠と
この受け板である固定プレートとの間に、厚み調節板を
設けることにより、取り付け枠の当接面のみが高くな
り、この板厚分だけ手前で対向する取り付け枠が係合し
て金型が閉じるので、キャビティ厚が広がることにな
る。また、固定側鏡面板にスタンパを取り付けた場合に
は、可動側鏡面板の取り付け枠とこの受け板である可動
プレートとの間に厚み調節板を設けることにより、同様
にして、キャビティ厚が広がり、ひとつの金型で、厚み
調節板を差し挟んだり、取り除くことにより、所望の厚
さのディスクが得られる。
【０００９】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図１は本発明に係るディスク金型の構造を示す断面図で
ある。
図１は本発明に係るディスク金型の構造を示す断面図で
ある。
【００１０】図１において、ディスク基板を成形するた
めのディスク金型１は、固定側金型２と、この固定側金
型２に対して離間接近可能に摺動する可動側金型３とか
らなり、両者の合わせ面にはディスクを形成するための
キャビティ４が設けられるとともに、可動側金型３の鏡
面板にディスクへ記録情報を転写するスタンパ５を配置
する構成となっている。
めのディスク金型１は、固定側金型２と、この固定側金
型２に対して離間接近可能に摺動する可動側金型３とか
らなり、両者の合わせ面にはディスクを形成するための
キャビティ４が設けられるとともに、可動側金型３の鏡
面板にディスクへ記録情報を転写するスタンパ５を配置
する構成となっている。
【００１１】固定側金型２は、固定盤に取り付けられる
固定プレート１１と、この固定プレート１１に着脱可能
に取り付けられる固定側鏡面板１２と、固定側鏡面板１
２の外周に配置され、この鏡面板１２を所定位置に保持
するための取り付け枠１３を備えている。取り付け枠１
３は、固定側鏡面板１２の受け板としての固定プレート
１１の段差部１１ａにボルト（図示略）等で固定され
る。
固定プレート１１と、この固定プレート１１に着脱可能
に取り付けられる固定側鏡面板１２と、固定側鏡面板１
２の外周に配置され、この鏡面板１２を所定位置に保持
するための取り付け枠１３を備えている。取り付け枠１
３は、固定側鏡面板１２の受け板としての固定プレート
１１の段差部１１ａにボルト（図示略）等で固定され
る。
【００１２】また、固定側金型２の中央部の貫通孔には
メスカッタ１５と、メスカッタ１５に担持されたスプル
ブッシュ１６が挿入され、さらに、スプルブッシュ１６
上には、固定側金型の取付け位置を決めるロケートリン
グ１７が配置されている。
メスカッタ１５と、メスカッタ１５に担持されたスプル
ブッシュ１６が挿入され、さらに、スプルブッシュ１６
上には、固定側金型の取付け位置を決めるロケートリン
グ１７が配置されている。
【００１３】固定側鏡面板１２は、その上面がディスク
の裏面を形成するキャビティ面１２ａとなり、その反対
側底部には溝１８が設けられている。この溝は固定側鏡
面板１２と固定プレート１１との間に挿入されたバック
プレート１９で覆われ、固定側鏡面板１２の数カ所には
め込んだＯリング２０によりシールされている。
の裏面を形成するキャビティ面１２ａとなり、その反対
側底部には溝１８が設けられている。この溝は固定側鏡
面板１２と固定プレート１１との間に挿入されたバック
プレート１９で覆われ、固定側鏡面板１２の数カ所には
め込んだＯリング２０によりシールされている。
【００１４】一方の可動側金型３は、固定側金型２に対
し離間接近するために、可動盤に取り付けられる可動プ
レート２２と、この可動プレート２２に着脱可能に取り
付けられる可動側鏡面板２３と、この鏡面板の外周に配
置され可動側鏡面板２３を所定位置に保持するととも
に、外周スタンパ押え２４を固定するための取り付け枠
２５を備えている。この取り付け枠２５は、可動側鏡面
板２３の受け板としての可動プレート２２の段差部２２
ａにボルト（図示略）等で固定される。この受け板とな
る可動プレート２２は、鏡面板のリテーナープレートを
構成する。
し離間接近するために、可動盤に取り付けられる可動プ
レート２２と、この可動プレート２２に着脱可能に取り
付けられる可動側鏡面板２３と、この鏡面板の外周に配
置され可動側鏡面板２３を所定位置に保持するととも
に、外周スタンパ押え２４を固定するための取り付け枠
２５を備えている。この取り付け枠２５は、可動側鏡面
板２３の受け板としての可動プレート２２の段差部２２
ａにボルト（図示略）等で固定される。この受け板とな
る可動プレート２２は、鏡面板のリテーナープレートを
構成する。
【００１５】また、可動側金型３の中央の貫通孔には、
エジェクタピン２６、ポンチ２７、及びエジェクタスリ
ーブ２８が同軸配置となるようにインサート部材２９の
内部に嵌挿されている。ポンチ２７はディスクの内径を
打ち抜き、ディスク基板からスプル１４を分離するため
のものであり、エジェクタピン２６はこの打ち抜かれた
スプル１４を突き出すものであり、エジェクタスリーブ
２８は、打ち抜かれたディスク基板を可動側金型から離
脱させるためのものである。
エジェクタピン２６、ポンチ２７、及びエジェクタスリ
ーブ２８が同軸配置となるようにインサート部材２９の
内部に嵌挿されている。ポンチ２７はディスクの内径を
打ち抜き、ディスク基板からスプル１４を分離するため
のものであり、エジェクタピン２６はこの打ち抜かれた
スプル１４を突き出すものであり、エジェクタスリーブ
２８は、打ち抜かれたディスク基板を可動側金型から離
脱させるためのものである。
【００１６】可動側鏡面板２３は、その上面にスタンパ
５を載置し、その反対側の底部には、固定側鏡面板１２
と同様に金型の温調用流路を形成する溝３０が設けら
れ、この溝は可動側鏡面板２３と可動プレート２２との
間に挿入されたバックプレート３１で覆われ、可動側鏡
面板２３の数か所にはめ込んだＯリング２０によりシー
ルされている。そして、固定側及び可動側の鏡面板１
２，２３の溝１８，３０およびメスカッタ１５の凹部１
５ａには、金型の温度を一定に保つために温調器から温
調用媒体が循環供給される。
５を載置し、その反対側の底部には、固定側鏡面板１２
と同様に金型の温調用流路を形成する溝３０が設けら
れ、この溝は可動側鏡面板２３と可動プレート２２との
間に挿入されたバックプレート３１で覆われ、可動側鏡
面板２３の数か所にはめ込んだＯリング２０によりシー
ルされている。そして、固定側及び可動側の鏡面板１
２，２３の溝１８，３０およびメスカッタ１５の凹部１
５ａには、金型の温度を一定に保つために温調器から温
調用媒体が循環供給される。
【００１７】スタンパ５は、その外周縁を外周スタンパ
押え２４により固定されるとともに、内周縁をインサー
ト部材２９の外周に配置したスタンパホルダ３２の鍔部
３２ａで保持されるようになっている。外周スタンパ押
え２４は、可動側金型３の鏡面板２３の外周に配置され
た取り付け枠２５にボルト３３で固定される。
押え２４により固定されるとともに、内周縁をインサー
ト部材２９の外周に配置したスタンパホルダ３２の鍔部
３２ａで保持されるようになっている。外周スタンパ押
え２４は、可動側金型３の鏡面板２３の外周に配置され
た取り付け枠２５にボルト３３で固定される。
【００１８】図３に示すように、外周スタンパ押え２４
の先端部は、従来のように傾斜面ではなく、ほぼ垂直な
立ち上がり面２４ａを有している。これは、以下で説明
するように、キャビティ厚Ａを広げるために厚み調節板
１０を付加した場合においても、鏡面板との間隙Ｎが２
０ミクロン程度となるように維持するためである。この
間隙Ｎは、ディスク面にバリが発生しない程度のガス抜
き用として設けられている。
の先端部は、従来のように傾斜面ではなく、ほぼ垂直な
立ち上がり面２４ａを有している。これは、以下で説明
するように、キャビティ厚Ａを広げるために厚み調節板
１０を付加した場合においても、鏡面板との間隙Ｎが２
０ミクロン程度となるように維持するためである。この
間隙Ｎは、ディスク面にバリが発生しない程度のガス抜
き用として設けられている。
【００１９】また、外周スタンパ押え２４の先端部とス
タンパ５とは、周面全体で接触しておらず、一部分が接
触し、他の部分は、図示のようにガス抜きの通路を形成
する。そして、外周スタンパ押え２４の上面と固定側の
鏡面板１２及び取り付け枠１３との間にもガス抜き用の
間隙が形成されている。
タンパ５とは、周面全体で接触しておらず、一部分が接
触し、他の部分は、図示のようにガス抜きの通路を形成
する。そして、外周スタンパ押え２４の上面と固定側の
鏡面板１２及び取り付け枠１３との間にもガス抜き用の
間隙が形成されている。
【００２０】一方、スタンパ５の内周縁を押えるスタン
パホルダ３２は、ねじ部３２ｂをスタンパホルダ保持装
置３５のめねじに螺合することによって、鍔部３２ａが
スタンパ５の内周縁を可動側鏡面板２３に押え付けるよ
うに保持し、また逆にねじの螺合を緩めることにより、
可動側金型３からスタンパ５を取り外せるようになって
いる。
パホルダ３２は、ねじ部３２ｂをスタンパホルダ保持装
置３５のめねじに螺合することによって、鍔部３２ａが
スタンパ５の内周縁を可動側鏡面板２３に押え付けるよ
うに保持し、また逆にねじの螺合を緩めることにより、
可動側金型３からスタンパ５を取り外せるようになって
いる。
【００２１】外周スタンパ押え２４を保持する可動側の
取付け枠２５と、これに対面する固定側の取付け枠１３
とは、型閉時に係合する段部３６を備え、この段部３６
は傾斜面を有して、可動側金型３が固定側金型２に接近
した際の案内面を形成する。ここで、取り付け枠１３，
２５のいずれか一方は、スタンパ５が載置されていない
鏡面板の外周に配置される取り付け枠となり、この取り
付け枠を他方の取り付け枠と区別するためにガイド取り
付け枠と呼ぶことにする。本実施例では、取り付け枠１
３がガイド取り付け枠となる。
取付け枠２５と、これに対面する固定側の取付け枠１３
とは、型閉時に係合する段部３６を備え、この段部３６
は傾斜面を有して、可動側金型３が固定側金型２に接近
した際の案内面を形成する。ここで、取り付け枠１３，
２５のいずれか一方は、スタンパ５が載置されていない
鏡面板の外周に配置される取り付け枠となり、この取り
付け枠を他方の取り付け枠と区別するためにガイド取り
付け枠と呼ぶことにする。本実施例では、取り付け枠１
３がガイド取り付け枠となる。
【００２２】本発明のディスク金型は、キャビティ厚Ａ
を変更できるようにするため、スタンパが配置されてい
ない側（図１では固定側）のガイド取り付け枠１３と固
定プレート１１との間に厚み調節板１０を配置する。こ
の厚み調節板１０を差し挟むことにより、ガイド取り付
け枠１３が厚み調節板１０の板厚分だけ高くなり、取り
付け枠の係合位置が手前に移動するので、型閉時のキャ
ビティ厚Ａが広がることになる。例えば、０．６ｍｍの
厚み調節板を使用することにより、０．６ｍｍ厚さ用の
ディスク金型を１．２ｍｍ厚さ用ディスク金型に変更す
ることができる。
を変更できるようにするため、スタンパが配置されてい
ない側（図１では固定側）のガイド取り付け枠１３と固
定プレート１１との間に厚み調節板１０を配置する。こ
の厚み調節板１０を差し挟むことにより、ガイド取り付
け枠１３が厚み調節板１０の板厚分だけ高くなり、取り
付け枠の係合位置が手前に移動するので、型閉時のキャ
ビティ厚Ａが広がることになる。例えば、０．６ｍｍの
厚み調節板を使用することにより、０．６ｍｍ厚さ用の
ディスク金型を１．２ｍｍ厚さ用ディスク金型に変更す
ることができる。
【００２３】この厚み調節板１０は、ステンレス、黄銅
等の材料で製作され、固定側鏡面板１２の受け板として
の固定プレート１１の外周段差部１１ａ上に載置される
ので、その位置決めは容易に行うことができる。
等の材料で製作され、固定側鏡面板１２の受け板として
の固定プレート１１の外周段差部１１ａ上に載置される
ので、その位置決めは容易に行うことができる。
【００２４】本実施例では、スタンパ５を可動側金型３
に配置したものについて説明したが、ディスク金型に
は、スタンパ５を固定側金型２に配置する形式もある。
このようなディスク金型の一例を図２に示す。
に配置したものについて説明したが、ディスク金型に
は、スタンパ５を固定側金型２に配置する形式もある。
このようなディスク金型の一例を図２に示す。
【００２５】図２において、図１と同一の部材及び機能
を表すものは同一の符号で示されている。この図ではス
タンパ５は固定側金型２の鏡面板１２上に載置され、そ
の外周縁は外周スタンパ押え２４に、また内周縁はスタ
ンパホルダ３２に保持されている。
を表すものは同一の符号で示されている。この図ではス
タンパ５は固定側金型２の鏡面板１２上に載置され、そ
の外周縁は外周スタンパ押え２４に、また内周縁はスタ
ンパホルダ３２に保持されている。
【００２６】固定側金型２の中央には、スプルブッシュ
１６が設けられ、その外周にメスカッタ１５を配置し、
さらに、メスカッタ１５の外側にスタンパホルダ３２が
配置されている。一方、可動側金型３の中央部には、エ
ジェクタピン２６、ポンチ２７、及びエジェクタスリー
ブ２８が同軸配置され、さらにその外側にインサート部
材２９が配置されている。
１６が設けられ、その外周にメスカッタ１５を配置し、
さらに、メスカッタ１５の外側にスタンパホルダ３２が
配置されている。一方、可動側金型３の中央部には、エ
ジェクタピン２６、ポンチ２７、及びエジェクタスリー
ブ２８が同軸配置され、さらにその外側にインサート部
材２９が配置されている。
【００２７】可動側鏡面板２３の外周には取り付け枠２
５が配置され、厚み調節板１０は、ガイド取り付け枠と
しての可動側の取り付け枠２５と、可動側鏡面板２３を
保持する受け板としての可動プレート２２との間に配置
されている。この厚み調節板１０は、図１に示す厚み調
節板１０と同一の作用をするもので、厚み調節板１０を
差し挟むことにより、ガイド取り付け枠２５が厚み調節
板１０の板厚分だけ高くなり、取り付け枠の係合位置が
手前に移動するので、型閉時のキャビティ厚Ａが広がる
ことになる。
５が配置され、厚み調節板１０は、ガイド取り付け枠と
しての可動側の取り付け枠２５と、可動側鏡面板２３を
保持する受け板としての可動プレート２２との間に配置
されている。この厚み調節板１０は、図１に示す厚み調
節板１０と同一の作用をするもので、厚み調節板１０を
差し挟むことにより、ガイド取り付け枠２５が厚み調節
板１０の板厚分だけ高くなり、取り付け枠の係合位置が
手前に移動するので、型閉時のキャビティ厚Ａが広がる
ことになる。
【００２８】このように、本発明では、スタンパ５が載
置されていない一方の鏡面板の外周に設けたガイド取付
け枠と、この一方の鏡面板の受け板との間に厚み調節板
１０を配置するだけで、同一直径のディスクの厚さ寸法
を変えることができる。
置されていない一方の鏡面板の外周に設けたガイド取付
け枠と、この一方の鏡面板の受け板との間に厚み調節板
１０を配置するだけで、同一直径のディスクの厚さ寸法
を変えることができる。
【００２９】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明のディスク金型は、スタンパが載置されていない
一方の鏡面板の外周に配置されるガイド取付け枠と、こ
の一方の鏡面板を固定する受け板との合わせ面にキャビ
ティの厚さを調節するための厚み調節板を設けたので、
インサートブッシュやエジェクタスリーブの長さを変更
することなく、単に厚み調節板だけの交換で、所望の厚
さを有するディスクを成形する金型を構成することがで
きる。
本発明のディスク金型は、スタンパが載置されていない
一方の鏡面板の外周に配置されるガイド取付け枠と、こ
の一方の鏡面板を固定する受け板との合わせ面にキャビ
ティの厚さを調節するための厚み調節板を設けたので、
インサートブッシュやエジェクタスリーブの長さを変更
することなく、単に厚み調節板だけの交換で、所望の厚
さを有するディスクを成形する金型を構成することがで
きる。
【００３０】この結果、同一直径のディスクに対して、
１つの金型で異なるキャビティ厚のディスクを製造する
ことができるので、金型の保有数を少なくできるととも
に、製品に対する金型コストを低減することができる。
１つの金型で異なるキャビティ厚のディスクを製造する
ことができるので、金型の保有数を少なくできるととも
に、製品に対する金型コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係るディスク金型の第１実施例の断面
図である。
図である。
【図２】本発明に係るディスク金型の第２実施例の断面
図である。
図である。
【図３】本発明に係るディスク金型の外周スタンパ押え
を拡大して示す断面図である。
を拡大して示す断面図である。
１ ディスク金型 ２ 固定側金型 ３ 可動側金型 ４ キャビティ ５ スタンパ １０ 厚み調節板 １１ 固定プレート １２ 固定側鏡面板 １３ 取り付け枠 ２２ 可動プレート ２３ 可動側鏡面板 ２５ 取り付け枠
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B29C 45/26 - 45/44 G11B 7/26
Claims (6)
- 【請求項１】固定側金型と可動側金型との間で対向配置
される鏡面板にディスクを成形するキャビティを形成
し、前記鏡面板の少なくとも一方にディスクへ記録情報
を転写するためのスタンパを配置してなるディスク金型
において、 前記スタンパが載置されていない一方の鏡面板の外周に
配置され、他方の鏡面板の外周に配置される取付け枠に
対面して型閉時に係合するガイド取付け枠と、前記一方
の鏡面板を固定する受け板とを備え、 前記ガイド取付け枠と受け板との合わせ面にキャビティ
の厚さを調節するための厚み調節板を設けたことを特徴
とするディスク金型。 - 【請求項２】スタンパを保持する外周スタンパ押えの先
端部は、ほぼ垂直な立ち上がり面を有し、この垂直な立
ち上がり面と対面する鏡面板との間にわずかな間隙を設
けたことを特徴とする請求項１に記載のディスク金型。 - 【請求項３】厚み調節板は、可動側金型に配置されるこ
とを特徴とする特徴とする請求項１、または２に記載の
ディスク金型。 - 【請求項４】厚み調節板は、固定側金型に配置されるこ
とを特徴とする特徴とする請求項１または２に記載のデ
ィスク金型。 - 【請求項５】受け板は、鏡面板との間にバックプレート
を配置したリテーナプレートであることを特徴とする請
求項１ないし４のいずれかに記載のディスク金型。 - 【請求項６】受け板は、ガイド取付け枠に対面する外周
面に段差部を有していることを特徴とする請求項１また
は２に記載のディスク金型。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14399995A JP3148921B2 (ja) | 1995-05-18 | 1995-05-18 | ディスク金型 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14399995A JP3148921B2 (ja) | 1995-05-18 | 1995-05-18 | ディスク金型 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08309804A JPH08309804A (ja) | 1996-11-26 |
| JP3148921B2 true JP3148921B2 (ja) | 2001-03-26 |
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ID=15351967
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14399995A Expired - Fee Related JP3148921B2 (ja) | 1995-05-18 | 1995-05-18 | ディスク金型 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3148921B2 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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-
1995
- 1995-05-18 JP JP14399995A patent/JP3148921B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08309804A (ja) | 1996-11-26 |
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