JPH11174778A - 転写方法及び装置並びに画像形成方法及び装置 - Google Patents

転写方法及び装置並びに画像形成方法及び装置

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JPH11174778A
JPH11174778A JP9352248A JP35224897A JPH11174778A JP H11174778 A JPH11174778 A JP H11174778A JP 9352248 A JP9352248 A JP 9352248A JP 35224897 A JP35224897 A JP 35224897A JP H11174778 A JPH11174778 A JP H11174778A
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JP
Japan
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image
toner
image carrier
image forming
forming apparatus
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JP9352248A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Sugimoto
浩之 杉本
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 中間転写ベルト上の重ねトナー層の重ね量の
多い部分を圧縮することにより、該トナー像の段差に起
因する転写画像における中抜けの発生を防止することが
できるカラー画像形成装置を提供する。 【解決手段】 中間転写ベルト2上のトナー像を厚さ方
向に圧縮する圧縮手段として、中間転写ベルトに圧接す
る感光体ドラム1や紙転写ベルト15を兼用し、記録紙
14に一括転写される重ねトナー像のうち重ね量の多い
部分を中間転写ベルト2に転写して形成し、該部分を厚
さ方向に圧縮した後、中間転写ベルト2上に重ね量の少
ない部分を形成するように、中間転写ベルト2へのトナ
ー像形成を制御する。中間転写ベルトに圧接する感光体
ドラム1や紙転写ベルト15で該ベルト2上に形成され
た一括転写前の最終重ねトナー像の重ね量が異なる部分
の段差を低減してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光体、中間転写
体等の像担持体上に複数のトナー像を重ね合わせて形成
し、該像担持体上の重ねトナー像を記録紙等の転写体に
一括転写する転写方法及び装置、並びにこの転写方法を
実施する画像形成方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンター、ファクシミリ等の
電子写真方式の画像形成装置としては、例えば、像担持
体としての感光体上に形成されたトナー像を転写体とし
ての記録紙上に転写するものが知られている。また、上
記画像形成装置としては、感光体上のトナー像を像担持
体としての中間転写体に一次転写した後、該中間転写体
上の一次転写像を転写体としての記録紙に二次転写する
ことで最終画像を得る中間転写方式を用いたものも知ら
れている。特に、中間転写方式は、色分解された原稿の
画像をブラック、シアン、マゼンタ、イエローのトナー
による減色混合を用いて再現するフルカラー画像形成装
置における各色トナー像の重ね合わせ転写方式として採
用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記電子写真方式の画
像形成装置における転写工程で発生する異常画像の一つ
に、トナー像の一部が転写されないという「中抜け」現
象がある。この現象は、トナーの総付着量が多いフルカ
ラー画像形成装置で発生しやすい傾向がある。この「中
抜け」現象の発生の原因としては、トナー層厚が厚くな
ること、転写ローラの接触圧力により中間転写体の表面
とトナーとの間の非クーロン力である機械的な付着力が
強力に発生すること、画像形成プロセスをくり返し実行
する工程において像担持体の表面にトナーがフィルム状
に付着するフィルミング現象を起こし、該表面とトナー
との間に強い付着力が発生すること、等が考えられてい
た。
【0004】本願発明者は、上記「中抜け」について更
に鋭意研究を重ねた結果、像担持体上の形成されるトナ
ー層の段差も上記「中抜け」現象の原因の一つであるこ
とを見出した。例えば、図5(a)に示すように、赤色
のベタ画像中に黒やシアンなどの単色のライン画像があ
るような場合、中間転写体としての中間転写ベルト2上
ではマゼンタ(M)とイエロー(Y)の二色が重なって
トナー層の厚い部分の中に、黒色(単色)のトナー層
(Bk)が薄い部分が形成されることになる。この画像
を記録紙14上に転写する場合、単色のトナー層が薄い
部分と記録紙14との間に空隙が生じ、充分な転写電界
と機械的圧力が印加されなくなるため、単色部分(黒:
Bk)のトナーが抜けてしまう「中抜け」が発生するお
それがある。また、図5(b)のようにマゼンタ(M)
と赤(M+Y)が接しているような画像でも境界部のマ
ゼンタトナーと記録紙との間に空隙が生じ、単色部分
(マゼンタ:M)のトナーが抜けてしまう「中抜け」が
発生するおそれがある。
【0005】本発明は以上の背景に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、像担持体上の重ねトナー層の段差
に起因する転写画像における中抜けの発生を防止するこ
とができる転写方法及び装置並びに画像形成方法及び装
置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、像担持体上に複数のトナー像を
重ね合わせて形成した重ねトナー像を転写体に一括転写
する転写方法において、上記像担持体上に形成された一
括転写前の最終重ねトナー像の重ね量が異なる部分の段
差をならして低減した後、該最終重ねトナー像を転写体
に一括転写することを特徴とするものである。
【0007】請求項2の発明は、像担持体上に複数のト
ナー像を重ね合わせて形成した重ねトナー像を転写体に
一括転写する転写装置において、上記像担持体上に形成
された一括転写前の最終重ねトナー像の重ね量が異なる
部分の段差をならして低減する段差低減手段を設けたこ
とを特徴とするものである。
【0008】請求項3の発明は、請求項2の転写装置に
おいて、上記段差低減手段として、上記像担持体の上記
最終重ねトナー像が形成された面に対して圧接可能に対
向する対向部材を設けたことを特徴とするものである。
【0009】請求項4の発明は、像担持体上に複数のト
ナー像を重ね合わせて形成し、該像担持体上の重ねトナ
ー像を転写体に一括転写する画像形成方法において、上
記像担持体上にすべてのトナー像を重ね合わせて形成
し、該像担持体上に形成された一括転写前の最終重ねト
ナー像の重ね量が異なる部分の段差を低減した後、該重
ねトナー像を転写体に一括転写することを特徴とするも
のである。
【0010】請求項5の発明は、像担持体上に複数のト
ナー像を重ね合わせて形成し、該像担持体上の重ねトナ
ー像を転写体に一括転写する画像形成方法において、上
記転写体に一括転写される重ねトナー像のうち重ね量の
多い部分を上記像担持体に形成し、該部分を厚さ方向に
圧縮した後、該像担持体上に重ね量の少ない部分を形成
することを特徴とするものである。
【0011】請求項6の発明は、像担持体上に複数のト
ナー像を重ね合わせて形成し、該像担持体上の重ねトナ
ー像を転写体に一括転写する画像形成方法において、上
記転写体に一括転写される重ねトナー像のうち重ね量の
多い部分を上記像担持体に形成し、該重ね量の多い部分
を厚さ方向に圧縮しながら該像担持体上に重ね量の少な
い部分を形成することを特徴とするものである。
【0012】請求項7の発明は、請求項5又は6の画像
形成方法において、上記像保持体上の重ねトナー像形成
に用いる全画像データについて信号処理を行い、該全画
像データから上記重ね量の多い部分の画像データおよび
上記重ね量の少ない部分を形成するための画像データを
それぞれ求めることを特徴とするものである。
【0013】請求項8の発明は、像担持体上にトナー像
を形成するトナー像形成手段と、該像担持体上のトナー
像を転写体に転写する転写手段とを備え、該像担持体上
に複数のトナー像を重ね合わせて形成し、該像担持体上
の重ねトナー像を転写体に一括転写する画像形成装置に
おいて、上記像担持体上に形成された一括転写前の最終
重ねトナー像の重ね量が異なる部分の段差を低減する段
差低減手段を設けたことを特徴とするものである。
【0014】請求項9の発明は、請求項8の画像形成装
置において、上記段差低減手段として、上記像担持体の
上記最終重ねトナー像が形成された面に対して圧接可能
に対向する対向部材を設けたことを特徴とするものであ
る。
【0015】請求項10の発明は、請求項9の画像形成
装置において、上記対向部材の圧接力を変化させる圧接
力可変手段と、上記像担持体上の最終重ねトナー像の重
ね合わせの程度に基づいて該圧接力の大きさを変化させ
るように該圧接力可変手段を制御する制御手段とを設け
たことを特徴とするものである。
【0016】請求項11の発明は、像担持体上にトナー
像を形成するトナー像形成手段と、該像担持体上のトナ
ー像を転写体に転写する転写手段とを備え、該像担持体
上に複数のトナー像を重ね合わせて形成し、該像担持体
上の重ねトナー像を転写体に一括転写する画像形成装置
において、上記像担持体上のトナー像を厚さ方向に圧縮
する圧縮手段と、上記転写体に一括転写される重ねトナ
ー像のうち重ね量の多い部分を上記像担持体に形成し、
該部分を厚さ方向に圧縮した後、該像担持体上に重ね量
の少ない部分を形成するように、上記トナー像形成手段
および上記圧縮手段を制御する制御手段とを設けたこと
を特徴とするものである。
【0017】請求項12の発明は、請求項11の画像形
成装置において、上記圧縮手段として、上記像担持体の
上記重ね量が多い部分が形成されている面に対して圧接
可能に対向する対向部材を設けたことを特徴とするもの
である。
【0018】請求項13の発明は、請求項12の画像形
成装置において、上記対向部材の圧接力を変化させる圧
接力可変手段と、上記像担持体上のトナー像の重ね量に
基づいて該圧接力の大きさを変化させるように該圧接力
可変手段を制御する制御手段とを設けたことを特徴とす
るものである。
【0019】請求項14の発明は、像担持体上にトナー
像を形成するトナー像形成手段と、該像担持体上のトナ
ー像を転写体に転写する転写手段とを備え、該像担持体
上に複数のトナー像を重ね合わせて形成し、該像担持体
上の重ねトナー像を転写体に一括転写する画像形成装置
において、上記像担持体上に既に形成されているトナー
像を厚さ方向に圧縮する圧縮手段を上記トナー像形成手
段に設け、上記転写体に一括転写される重ねトナー像の
うち重ね量の多い部分を上記像担持体に形成し、該重ね
量の多い部分を厚さ方向に圧縮しながら該像担持体上に
重ね量の少ない部分を形成するように、上記トナー像形
成手段を制御する制御手段を設けたことを特徴とするも
のである。
【0020】請求項15の発明は、請求項14の画像形
成装置において、上記圧縮手段として、上記像担持体の
上記重ね量が多い部分が形成されている面に対して圧接
可能に対向する対向部材を設けたことを特徴とするもの
である。
【0021】請求項16の発明は、請求項15の画像形
成装置において、上記対向部材の圧接力を変化させる圧
接力可変手段と、上記像担持体上のトナー像の重ね量に
基づいて該圧接力の大きさを変化させるように該圧接力
可変手段を制御する制御手段とを設けたことを特徴とす
るものである。
【0022】請求項17の発明は、請求項10又は13
の画像形成装置において、上記像担持体に向かってトナ
ーが移動する向きの電界を該像担持体と上記対向部材と
の間に形成する電界形成手段と、上記圧接力に基づいて
該電界を変化させるように該電界形成手段を制御する制
御手段とを設けたことを特徴とするものである。
【0023】請求項18の発明は、上記トナー像形成手
段に、上記像担持体上のトナー像の重ね量の多い部分の
圧縮しながら該像担持体上に重ね量の少ない部分を形成
する際に該像担持体に向かってトナーが移動する向きの
電界を該像担持体と上記対向部材と間に形成する電界形
成手段を備えた請求項16の画像形成装置であって、上
記圧接力に基づいて該電界を変化させるように該電界形
成手段を制御する制御手段とを設けたことを特徴とする
ものである。
【0024】請求項19の発明は、請求項9、12又は
15の画像形成装置において、上記対向部材の表面自由
エネルギーの大きさが、上記像担持体の表面自由エネル
ギーに対して同等以下であることを特徴とするものであ
る。
【0025】請求項20の発明は、請求項19の画像形
成装置において、上記対向部材の表面に潤滑剤を塗布す
る潤滑剤塗布手段を設けたことを特徴とするものであ
る。
【0026】請求項21の発明は、上記像担持体が中間
転写体であり、上記転写体が記録材である請求項9、1
0、12、13、17、19又は20の画像形成装置で
あって、上記中間転写体上の重ねトナー像を上記記録材
に転写するときに該記録材を介して該中間転写体に圧接
する転写部材を、上記対向部材として兼用したことを特
徴とするものである。
【0027】請求項22の発明は、上記像担持体が中間
転写体であり、上記転写体が記録材である請求項15、
16、18、19又は20の画像形成装置であって、表
面に形成された潜像がトナーで顕像化されることにより
上記中間転写体に重ね合わされるトナー像が形成される
潜像担持体を、上記対向部材として兼用したことを特徴
とするものである。
【0028】請求項23の発明は、請求項8又は11の
画像形成装置において、上記像保持体上の重ねトナー像
形成に用いる全画像データについて信号処理を行い、該
全画像データから上記重ね量の多い部分の画像データお
よび上記重ね量の少ない部分を形成するための画像デー
タをそれぞれ求める信号処理手段を設けたことを特徴と
するものである。 (以下、余白)
【0029】上記請求項1の転写方法および上記請求項
4の画像形成方法では、像担持体上に形成された一括転
写前の最終重ねトナー像の重ね量が異なる部分の段差を
ならして低減することにより、像担持体上の重ねトナー
像を転写体に一括転写するときに該重ねトナー像と該転
写体との間に空隙が部分的に生じないようにする。
【0030】上記請求項5の画像形成方法では、転写体
に一括転写される重ねトナー像のうち重ね量の多い部分
を上記像担持体に形成し、該部分を厚さ方向に圧縮して
薄くする。その後、該像担持体上に重ね量の少ない部分
を形成することにより、像担持体上の重ねトナー像を転
写体に転写するときに該重ねトナー像と該転写体との間
に空隙が部分的に生じないようにする。
【0031】上記請求項6の画像形成方法では、転写体
に一括転写される像担持体上の重ねトナー像のうち重ね
量の多い部分を厚さ方向に圧縮して薄くしながら、該像
担持体上に重ね量の少ない部分を形成することにより、
該像担持体上の重ねトナー像を転写体に転写するときに
該重ねトナー像と該転写体との間に空隙が部分的に生じ
ないようにする。
【0032】上記請求項7の画像形成方法では、像保持
体上の重ねトナー像形成に用いる全画像データについて
信号処理を行い、該全画像データから上記重ね量の多い
部分の画像データおよび上記重ね量の少ない部分を形成
するための画像データをそれぞれ求める。この画像デー
タに基づいて像担持体上に上記重ね量の多い部分および
上記重ね量の少ない部分をそれぞれ分けて形成すること
ができる。
【0033】上記請求項2の転写装置および上記請求項
8の画像形成装置では、段差低減手段で、像担持体上に
形成された一括転写前の最終重ねトナー像の重ね量が異
なる部分の段差をならして低減することにより、像担持
体上の重ねトナー像を転写体に転写するときに該重ねト
ナー像と該転写体との間に空隙が部分的に生じないよう
にする。
【0034】上記請求項3の転写装置および上記請求項
9の画像形成装置では、像担持体の一括転写前の最終重
ねトナー像が形成された面に対して圧接可能に対向する
対向部材で、該最終重ねトナー像の重ね量が異なる部分
の段差をならして低減する。
【0035】上記請求項10の画像形成装置では、制御
手段で圧接力可変手段を制御することにより、像担持体
上の最終重ねトナー像の重ね合わせの程度に基づいて上
記対向部材の圧接力の大きさを変化させ、該重ね合わせ
の程度に応じて上記段差を確実に低減できるようにす
る。
【0036】上記請求項11の画像形成装置では、制御
手段でトナー像形成手段および圧縮手段を制御すること
により、転写体に一括転写される重ねトナー像のうち重
ね量の多い部分を上記像担持体に形成し、該部分を厚さ
方向に圧縮して薄くする。その後、上記トナー像形成手
段を制御することにより、像担持体上に重ね量の少ない
部分を形成し、像担持体上の重ねトナー像を転写体に転
写するときに該重ねトナー像と該転写体との間に空隙が
部分的に生じないようにする。
【0037】上記請求項12の画像形成装置では、像担
持体の重ね量が多い部分が形成されている面に対して圧
接可能に対向する対向部材で、該重ね量の多い部分を厚
さ方向に圧縮することにより、該部分の厚さを薄くす
る。
【0038】上記請求項13の画像形成装置では、制御
手段で圧接力可変手段を制御することにより、像担持体
上のトナー像の重ね量に基づいて対向部材の圧接力の大
きさを変化させ、該重ね量に応じて該トナー像の重ね量
の多い部分を積極的に圧縮できるようにする。
【0039】上記請求項14の画像形成装置では、圧縮
手段を設けたトナー像形成手段を制御手段で制御するこ
とにより、転写体に一括転写される像担持体上の重ねト
ナー像のうち重ね量の多い部分を厚さ方向に圧縮するこ
とによって該重ね量の多い部分の厚さを薄くしながら、
該像担持体上に重ね量の少ない部分を形成し、該像担持
体上の重ねトナー像を転写体に転写するときに該重ねト
ナー像と該転写体との間に空隙が部分的に生じないよう
にする。
【0040】上記請求項15の画像形成装置では、像担
持体の上記重ね量が多い部分が形成されている面に対し
て圧接可能に対向する対向部材で、該重ね量の多い部分
を厚さ方向に圧縮することにより、該部分の厚さを薄く
する。
【0041】上記請求項16の画像形成装置では、制御
手段で圧接力可変手段を制御することにより、像担持体
上のトナー像の重ね量に基づいて対向部材の圧接力の大
きさを変化させ、該重ね量に応じて該トナー像の重ね量
の多い部分を積極的に圧縮できるようにする。
【0042】上記請求項17の画像形成装置では、電界
形成手段を制御手段で制御することにより、対向部材の
圧接力に応じて像担持体と該対向部材との間に形成され
る電界を変化させ、像担持体上のトナーが対向部材に付
着するのを抑制する。
【0043】上記請求項18の画像形成装置では、トナ
ー形成手段に設けた電界形成手段を制御手段で制御する
ことにより、対向部材の圧接力に応じて像担持体と該対
向部材との間に形成される電界を変化させ、像担持体上
のトナーが対向部材に付着するのを抑制するとともに、
該電界が過剰に上昇して像担持体上に異常画像が形成さ
れないようにする。
【0044】上記請求項19の画像形成装置では、上記
対向部材の表面自由エネルギーの大きさが、上記像担持
体の表面自由エネルギーに対して同等以下であることに
より、該対向部材へのトナー付着が抑制される。
【0045】上記請求項20の画像形成装置では、潤滑
剤塗布手段で上記対向部材の表面に潤滑剤を塗布するこ
とにより、該対向部材の表面自由エネルギーを上記所定
の大きさに調整する。
【0046】上記請求項21の画像形成装置では、上記
像担持体としての中間転写体上の重ねトナー像を上記転
写体としての記録材に転写するときに該記録材を該中間
転写体に押圧する転写部材を、上記対向部材として兼用
することにより、部品点数を減らし、装置構成を簡略化
することができる。
【0047】上記請求項22の画像形成装置では、表面
に形成された潜像がトナーで顕像化されることにより上
記像担持体としての中間転写体に重ね合わされるトナー
像が形成される潜像担持体を、上記対向部材として兼用
することにより、部品点数を減らし、装置構成を簡略化
することができる。
【0048】上記請求項23の画像形成装置では、信号
処理手段で、像保持体上の重ねトナー像形成に用いる全
画像データについて信号処理を行い、該全画像データか
ら上記重ね量の多い部分の画像データおよび上記重ね量
の少ない部分を形成するための画像データをそれぞれ求
める。この画像データに基づいて像担持体上に上記重ね
量の多い部分および上記重ね量の少ない部分をそれぞれ
分けて形成することができる。
【0049】
【発明の実施の形態】以下、本発明を中間転写ベルト方
式のカラー画像形成装置に適用した実施形態について説
明する。図1は本実施形態に係るカラー画像形成装置の
概略構成図である。このカラー画像形成装置は、潜像担
持体としての一本の感光体ドラム1上に異なる色成分毎
に形成されたトナー像を像担持体としての中間転写ベル
ト2上に転写し、この中間転写ベルト2上のトナー像を
転写体としての記録紙等に一括転写することによってカ
ラー画像を得る1ドラム中間転写方式を採用している。
なお、後で説明するように、感光体ドラム1は、中間転
写ベルト2上にトナー像を重ね合わせて形成するときに
該ベルト2上の既にトナー像が形成されている面に対し
て圧接可能に対向する対向部材として兼用され、中間転
写ベルト2上に既に形成されているトナー像を厚さ方向
に圧縮できるようにしている。
【0050】本カラー画像形成装置の中間転写ベルト2
上にトナー像を形成するトナー像形成手段は、感光体ド
ラム1のほか、後述の帯電手段、レーザ光書き込み手
段、現像器、感光体ドラム1からトナー像を転写する転
写装置等を用いて構成されている。
【0051】感光体ドラム1はアルミ素管上に、下引き
層/電荷発生層/電荷輸送層の順に重ねて製膜した機能
分離型の誘電体層としての感光層を有している。感光層
の厚さdmは10〜40μm、比誘電率εmは約3.2
である。
【0052】上記感光体ドラム1は、帯電手段としての
スコロトロン帯電器3で均一にマイナス帯電(約−65
0V〜−700V)された後、図示しないレーザ光書き
込み手段より画像情報(画像データ)に基づいてレーザ
光4が照射され、−100V〜−500Vの静電潜像が
形成される。感光体ドラム1の帯電電位や露光電位を電
位センサ5で検出し、検出結果に基づいて帯電条件や露
光条件などを制御することもできる。
【0053】上記静電潜像が形成された感光体ドラム1
の表面に対向する位置には、互いに異なる色のトナー
(黒:Bk、シアン:C、マゼンタ:M、イエロー:
Y)を用いる4色の現像器6Bk、6C、6M、6Yが
並べて配置されている。各現像器は、各色毎に感光体ド
ラム1上の静電潜像を現像する。各現像器は、乾式2成
分現像剤を用い、感光体ドラム1上の低電位部にマイナ
ス帯電トナーを付着させる反転現像方式を採用してい
る。
【0054】各現像器で用いる現像剤のトナーは粉砕法
により製造した不定形タイプのトナーであり、その平均
粒径は7.5μmであり、トナーの凝集度は7%程度で
あった。これらのトナーの特性は、パウダーテスター
(ホソカワミクロン社製)で測定した。
【0055】各現像器における現像バイアスの値は約−
500V〜−550Vに設定した。この現像バイアスに
は交流成分を重畳させてもよい。現像後の感光体ドラム
表面に対向する位置には、画像濃度検知手段としての反
射型の光学センサ7が設置されている。この光学センサ
7で感光体ドラム1上のトナー像における光学的反射率
を検出し、この検出結果からトナー付着量を求めてプロ
セス条件を制御することもできる。各色のトナー像は中
間転写ベルト2上に転写される。
【0056】本カラー画像形成装置の感光体ドラム1か
ら中間転写ベルト2へトナー像を転写する(以下、この
転写を「一次転写」という。)転写装置では、感光体ド
ラム1と中間転写ベルト2との幅Lの接触部(以下「転
写ニップ」という。)に対して転写電圧を間接的に印加
する間接印加方式を採用している。この転写装置では、
中間転写ベルト2の入口ローラ8と電荷付与部材として
の出口ローラ9の間に架張された部分が感光体ドラム1
に接触している。この中間転写ベルト2は、フッ素系の
樹脂の中にカーボンブラツクを分散させた単層の中抵抗
体であり、厚さdpは50〜300μm、比誘電率εp
は約11であった。また、中間転写ベルト2の材料とし
ては、ポリカーボネートなどの他の樹脂を用いることも
できる。
【0057】上記中間転写ベルト2としては、表面抵抗
値Rsが1×107〜1×1010Ω/口、または体積抵
抗値Rvが1×107〜1×1011Ωcmのものを用い
ることが好ましい。この表面抵抗値Rsおよび体積抵抗
値Rvは、ハイレスタIP(油化電子製、MCP−HT
260)を用いて測定したものである。測定に用いたプ
ローブはHRSプローブであり、印加バイアスおよび印
加時間はそれぞれ100Vおよび10秒に設定した。な
お、上記表面抵抗値Rsおよび体積抵抗値Rvは、JI
S K6911に基づく方法で測定してもよい。
【0058】上記入口ローラ8は接地され、電荷付与部
材としての出口ローラ9はプラス極性の転写電圧(V
t)が印加される。この転写電圧(Vt)は図示しない
電源によって供給され、その出力値は制御手段としての
図示しない制御部によってコントロールされている。
【0059】一次転写後の感光体ドラム1上の残留トナ
ーはPCC10によって帯電量が制御され、ドラムクリ
ーニング装置のブラシローラ11及びクリーニングブレ
ード12で除去される。感光体ドラム1上の残留電荷は
除電ランプ13で除去される。そして、中間転写ベルト
2上に一色目のトナー画像が形成された後、二色目の作
像動作を開始し、中間転写ベルト2上に二色目のトナー
像を重ねて一次転写する。このとき、転写される順番毎
に転写電圧を増加させていってもよい。
【0060】中間転写ベルト2上から記録紙14上への
トナー像の転写(以下、この転写を「二次転写」とい
う。)は、電荷付与部材としての紙転写ローラ15と、
中間転写ベルト2の支持ローラの一つであるバックアッ
プローラ16とよって形成される二次転写ニップ部で行
われる。二次転写時には、紙転写ローラ15に印加され
たプラス極性の電圧により記録紙14の裏側からプラス
極性の電荷が付与される。二次転写後の中間転写ベルト
2上に残留したトナーはベルトクリーニング装置17に
よって除去される。上記紙転写ローラ15は、後述のよ
うに、中間転写ベルト2上の重ねトナー像に対して圧接
可能に対向する対向部材を兼ねており、この紙転写ロー
ラ15の圧接によって中間転写ベルト2上に形成された
重ねトナー像を厚さ方向に圧縮できるようになってい
る。
【0061】なお、感光体ドラム1からトナー像が転写
される中間転写体としては、剛体の中間転写ドラムを使
用することもできるが、本実施形態のような中間転写ベ
ルト方式のカラー画像形成装置は、ベルト廻りのレイア
ウトの自由度が大きく、装置を小型化できる利点があ
る。
【0062】上記構成のカラー画像形成装置におけるカ
ラー画像の形成は次のように行なわれる。本カラー画像
形成装置では、図示しない信号処理手段としての画像デ
ータ処理部において、最終的なカラー画像の全画像デー
タから、複数層のトナー像を形成する部分(以下「二次
色部」という。)を形成するための画像データおよび単
色のトナー像を形成する部分(以下「1次色部」とい
う。)を形成するための画像データをそれぞれ求める。
そして、黒、シアン、マゼンタおよびイエローの各色に
対して4回の一次転写工程を行うのではなく、必要に応
じて、上記二次色部のみの作像動作をシアン、マゼンタ
及びイエローの3色について感光体ドラム1上へのトナ
ー像形成および中間転写ベルト2への一次転写を行い、
続いて、上記1次色部のみの作像動作をシアン、マゼン
タ、イエロー及び黒の4色について感光体ドラム1上へ
のトナー像形成および中間転写ベルト2への一次転写を
行う。この最大7回のトナー像形成および一次転写動作
により、感光体ドラム1と中間転写ベルト2とが圧接し
た状態で中間転写ベルト2上にトナー像を順次重ね合わ
せて形成した後、該中間転写ベルト2上の重ねトナー像
を一括して転写体としての記録紙14上に転写してい
る。
【0063】以上、本実施形態によれば、中間転写ベル
ト2上の上記二次色部のトナー層が転写ニップを複数回
通過するので、該トナー層が厚さ方向に圧縮され薄くな
る。したがって、上記二次色部のトナー層とその後に一
次転写される上記一次色部のトナー層との段差が低減さ
れるので、該段差に起因する転写画像における中抜けの
発生を防止することができる。
【0064】なお、本実施形態においては一次色部と二
次色部との間でトナー層の段差を低減するように構成し
ているが、同じ二次色部内でトナー層の重ね合わせ数が
異なる部分の段差を低減するように構成してもよい。例
えば、トナー層が3層重ね合わされる部分を最初に中間
転写ベルト2に転写し、その後、2層重ね合わされる部
分及び単層の部分を順次中間転写ベルト2に転写するよ
うに制御し、トナー層の重ね合わせ数が多い部分ほどよ
り多くの圧縮を行い、各部分間の段差を低減するように
構成してもよい。
【0065】また、本実施形態において、上記二次色部
のトナー像が一次転写の転写ニップを通過するときに、
該転写ニップにおける感光体ドラム1と中間転写ベルト
2との間の圧接力を増加させるように、中間転写ベルト
2の支持部材(入口ローラ若しくは出口ローラ)の駆動
機構を制御部で制御し、積極的に上記二次色部のトナー
像の厚さを薄くしてもよい。
【0066】また、上記二次色部のトナー像が上記一次
転写の転写ニップを通過するときに、該転写ニップにお
ける感光体ドラム1と中間転写ベルト2との間の圧接力
を増加させる場合、該圧接力の増加による副作用を防止
するために、転写ニップの幅の変化に対応して出口ロー
ラ9に印加する転写電圧の大きさを変化させてもよい。
具体的には、上記圧接力の増加に応じて上記転写電圧を
小さくするように制御する。これにより、転写ニップの
ベルト移動方向下流端における転写電界が大きくなりす
ぎるのを抑制し、該下流端側での放電による転写チリな
どの異常画像の発生を防止することができる。また、上
記圧接力の増加による副作用を防止するために、潤滑剤
としてステアリン酸亜鉛等の潤滑油添加剤を感光体ドラ
ム1の表面に塗布して該ドラム1の表面自由エネルギー
を低下させてもよい。これにより、中間転写ベルト2か
ら感光体ドラム1へのトナーの逆付着を防止することが
できる。
【0067】また、本実施形態の一次転写部において、
感光体ドラム1の圧接で中間転写ベルト2上に既に形成
されている二次色部を圧縮しながら、感光体ドラム1上
に形成された一次色部を中間転写ベルト2に一次転写す
るように制御してもよい。また、中間転写ベルト2上に
すべてのトナー像を重ね合わせて形成し、この中間転写
ベルト2上の最終的な重ねトナー像を感光体ドラム1が
圧接する一次転写部を少なくとも1回通過させ、これに
より、該最終的な重ねトナー像における段差を低減する
ように制御してもよい。この段差が低減された重ねトナ
ー像が二次転写部で記録紙14に転写される。 (以下、余白)
【0068】また、本実施形態において、中間転写ベル
ト2のトナー像形成面に対して圧接可能に対向する対向
部材として上記紙転写ローラ15を兼用し、中間転写ベ
ルト2上に形成した上記二次色部のトナー層を厚さ方向
に圧縮するように構成してもよい。この場合、上記二次
色部のトナー像が上記二次転写の転写ニップを通過する
ときに、該転写ニップにおける紙転写ローラ15と中間
転写ベルト2との間の圧接力を増加させるように、紙転
写ローラ15若しくはバックアップローラ16の駆動機
構を制御部で制御し、積極的に上記二次色部のトナー像
の厚さを薄くしてもよい。
【0069】また、中間転写ベルト2上にすべてのトナ
ー像を重ね合わせて形成し、この中間転写ベルト2上の
最終的な重ねトナー像を紙転写ローラ15が圧接する二
次転写部を少なくとも1回通過させ、これにより、該最
終的な重ねトナー像における段差を低減するように制御
してもよい。この段差が低減された重ねトナー像が記録
紙14に転写される。
【0070】なお、上記対向部材としては、紙転写ロー
ラ15を兼用せずに、中間転写ベルト2のトナー像形成
面に対して圧接可能に対向するローラ形状などの部材を
個別に設けてもよい。また、同じ二次色部内でトナー層
の重ね合わせ数が異なる部分の段差を低減するように、
トナー層の重ね合わせ数に応じて紙転写ローラ等の対向
部材の圧接力を変化させるように制御してもよい。
【0071】また、上記二次色部のトナー像が上記二次
転写の転写ニップを通過するときに、該転写ニップにお
ける紙転写ローラ15と中間転写ベルト2との間の圧接
力を増加させる場合、該圧接力の増加による副作用を防
止するために、紙転写ローラ15に逆バイアス(通常の
二次転写時とは逆極性のバイアス)を印加したり、ステ
アリン酸亜鉛等の潤滑油添加剤を紙転写ローラ15の表
面に塗布して該ローラ15の表面自由エネルギーを低下
させてもよい。これにより、紙転写ローラ15へのトナ
ー付着を防止することができる。
【0072】なお、感光体ドラム1や紙転写ローラ15
に付与する潤滑剤としては、フッ素系樹脂やシリコーン
オイル等も考えられるが、固形状の材料を微粒化して塗
布することができるというという点で、上記ステアリン
酸亜鉛が好ましい。また、感光体ドラム1や紙転写ロー
ラ15自体を表面自由エネルギーが小さいフッ素系樹脂
材料やシリコーン系材料等で構成することが考えられる
が、一つの材料で表面性、電気抵抗、機械強度等の諸条
件のすべてを満足する必要がある。したがって、本実施
形態のように表面自由エネルギーを小さくするという機
能を感光体ドラム1や紙転写ローラ15自体の材料から
分離し、それらの表面に潤滑剤を塗布するように構成す
ることが、材料設計上で有利である。
【0073】
【実施例】次に、本実施形態のより具体的な実施例を説
明する。 〔実施例1〕上記実施形態で示したカラー画像形成装置
において、赤色のベタ画像中に黒やシアン等の単色ライ
ン画像があるような場合、最初の二次色部の一次転写工
程でマゼンタとイエローの色が重なって中間転写ベルト
2上に付着する。この二次色部のトナー層の厚さは約4
0μmであり、該トナー層中のトナー粒子の充填率は2
5〜35%程度であった。次の一次色部(単色部)の一
次転写工程では、上記二次色部にはトナーが転写されな
いが、圧接力と転写電界による圧力を数回受ける。した
がって、図2(a)に示すように二色のトナー層が重な
った二次色部のトナー層が潰されてトナー粒子の充填率
が45〜50%程度になり、該トナー層の厚さが2/3
程度(約27μm)に薄くなった。このように中間転写
ベルト2上の二次色部の厚さを薄くした状態で、次の黒
トナーのトナー像を転写するので、一次色部と二次色部
とのトナー層の段差が小さくなる。なお、上記トナー層
の厚さは、表面形状測定顕微鏡(VF−7500,キー
エンス社製)で測定した。
【0074】また、図2(b)に示すようにマゼンタ色
の一次色部と赤色の二次色部(マゼンタとイエローの重
ね合わせ)とが接しているような場合は、まず、二次色
部のマゼンタトナーのみが中間転写ベルト2上に転写さ
れる。その上に二次色部のイエロートナーが転写され
る。その後、一次色部のマゼンタトナーが転写される。
このとき、先に転写されていた二次色部は既に複数回の
一次転写工程を通過しているためトナー層が圧縮されて
いる。したがって、一次色部(マゼンタ色)と二次色部
(赤色)との境界部でのトナー層の段差が小さくなる。
【0075】以上のように中間転写ベルト2上のトナー
層の段差を低減した状態で行う二次転写工程では、中間
転写ベルト2上のトナー像と記録紙14との間の接触ム
ラが少なく、上記単色ライン画像部や上記境界部でのト
ナー層の段差に起因する「中抜け」現象を抑制すること
ができた。
【0076】〔実施例2〕上記実施形態で示したカラー
画像形成装置において、二次色部のトナー層の厚さを薄
くするために、中間転写ベルト2上のトナー層の厚さに
基づいて一次転写部での圧接力を制御し、二次色部のト
ナーを中間転写ベルト2に転写するときに該ベルト2の
感光体ドラム1に対する圧接力を増加させ、一次色部
(単色部)のトナーを転写するときに該圧接力をもとの
大きさまで減少させた。この一次転写部における圧接力
は、カムなどの機械的機構を用いて図3に示すように出
口ローラ9を上下方向に移動させ、感光体ドラム1に対
する中間転写ベルト2の食い込み量を変えることにより
変化させた。上記二次色部のトナーを転写するときの上
記食い込み量を1mm(図中の符号9の位置)から3m
m程度(図中の符号9’の位置)に増加させたところ、
上記実施例1の場合よりも更に効果的に、二次転写工程
におけるトナー層の段差に起因する「中抜け」現象を抑
制することができた。
【0077】〔実施例3〕上記実施形態で示した中間転
写ベルト方式のカラー画像形成装置において、上記実施
例2のように感光体ドラム1と中間転写ベルト2との間
の圧接力を変化させる場合、該圧接力の変化ととともに
転写ニップの幅も変化する。例えば、上記図3の例で
は、出口ローラ9の感光体ドラム1側への移動(Pout
→Pout’)に伴って、転写ニップの幅が約10mm
(L1)から約20mm(L2)に変化した。このよう
に転写ニップの幅が大きくなった状態で、出口ローラ9
に1600Vの一次転写電圧を印加したところ、図3中
のグラフの曲線Aに示すように転写ニップの幅の変化に
よって該転写ニップの出口におけるベルト電位が600
V(Vout)が1000V(Vout’)に上昇し、該出口
で放電が発生してしまった。そこで、本実施例では、図
3中のグラフの曲線Bに示すように、上記圧接力を増加
したときに出口ローラ9に印加する一次転写電圧の値を
1200Vに設定した。これにより、上記転写ニップの
出口におけるベルト電位が600Vになり、上記放電は
発生しなくなり、上記「中抜け」現象を抑制するととも
に、該放電による転写チリなどの異常画像の発生を防止
することができた。
【0078】〔実施例4〕上記実施形態のカラー画像形
成装置では、一次転写部で中間転写ベルト2上のトナー
層を厚さ方向に圧縮するという動作を行うため、感光体
ドラム1や中間転写ベルト2の表面とトナーとの付着力
が大きくなってしまう。そこで、本実施例では、感光体
ドラム1の表面にステアリン酸亜鉛などの潤滑油添加剤
を塗布して該ドラム1の表面自由エネルギーを小さくし
た。これにより、一次転写部でトナー層に強い圧力を加
えた場合でも、感光体ドラム1へのトナーの逆付着を防
止することができた。
【0079】図5は、感光体ドラム1の表面にステアリ
ン酸亜鉛を塗布する潤滑剤塗布手段の一構成例を示して
いる。この構成例では、ドラムクリーニング装置の入口
シール18のドラム回転方向下流側に設けたブラシロー
ラ11にステアリン酸亜鉛を溶融固化した潤滑剤ブロッ
ク19を接触させ、該ブラシローラ11を介して感光体
ドラム1の表面にステアリン酸亜鉛を塗布している。ス
テアリン酸亜鉛は、ブラシローラ11から感光体ドラム
1の表面に粒子状に付着するが、この粒子がクリーニン
グブレード12で摺擦されることにより薄膜状になり、
離型効果が長時間維持される。
【0080】〔実施例5〕上記実施形態のカラー画像形
成装置において、中間転写ベルト2上の二次色部のトナ
ー層の厚さを薄くするために、感光体ドラム1から中間
転写ベルト2に二次色部のトナー層を転写した後、該ベ
ルト2の回転中に中間転写ベルト2に対して紙転写ロー
ラ15を直接接触させた。これにより、中間転写ベルト
2上の二次色部のトナー層に圧力を加え、該トナー層を
厚さ方向に圧縮して薄くでき、上記実施例2と同様に、
上記実施例1の場合よりも更に効果的に、二次転写工程
におけるトナー層の段差に起因する「中抜け」現象を抑
制することができた。
【0081】なお、上記紙転写ローラ15の接離動作
は、カム等の機械的機構を用いて制御した。また、一次
色部(単色部)の二次転写時には、紙転写ローラ15を
中間転写ベルト2表面から離間させておいた。
【0082】〔実施例6〕上記実施形態のカラー画像形
成装置において、上記実施例5のように紙転写ローラ1
5で中間転写ベルト2上の二次色部のトナー層に圧力を
加えるように構成した場合、紙転写ローラ15の表面に
トナーが付着しやすくなる。そこで、本実施例では、紙
転写ローラ15が中間転写ベルト2上の二次色部のトナ
ー層に接触するときに、通常の二次転写時とは逆極性
(トナーの帯電極性と同極性)の−500V程度の電圧
を、紙転写ローラ15に印加した。これにより、紙転写
ローラ15へのトナー付着を防止することができた。
【0083】〔実施例7〕上記実施形態のカラー画像形
成装置において、上記実施例5のように紙転写ローラ1
5で中間転写ベルト2上の二次色部のトナー層に圧力を
加えるように構成した場合に、紙転写ローラ15の表面
にステアリン酸亜鉛などの潤滑油添加剤を塗布して該ロ
ーラ15の表面自由エネルギーを小さくした。これによ
り、紙転写ローラ15へのトナー付着を防止することが
できた。
【0084】なお、上記実施形態では感光体ドラム1を
用いた装置について説明したが、本発明は、感光体ドラ
ム1以外のベルト状の感光体など他のタイプの像担持体
を用いたものにも適用可能である。
【0085】また、上記実施形態では潜像担持体として
の感光体ドラム1から像担持体としての中間転写ベルト
2へのトナー像の転写した後、該中間転写ベルト2上の
トナー像を転写体としての記録紙14に一括転写する場
合について説明したが、本発明は、像担持体としての感
光体ドラムから転写体としての記録紙に直接転写する場
合にも適用することができる。
【0086】また、上記実施形態において、像担持体と
しての中間転写体の電気的特性(体積抵抗、表面抵
抗)、厚さ、構造(単層、2層、・・)などは、作像条
件などにより適切な構成を種々選択可能であり、本実施
形態で用いたものには限定されず、使用される材料、材
質も種々選択可能である。
【0087】また、上記実施形態では一次転写部におけ
る電荷付与部材としてローラを用いているが、本発明
は、ローラ以外の導電性プラシ(金属、樹脂)、導電性
ブレード(金属、樹脂、ゴム)など他の形状の電荷付与
部材を用いた場合にも適用可能である。また、転写電荷
の付与位置は転写ニップ下流位置に限定されず転写ニッ
プ内でも良い。また、1次転写電源の印加電圧(転写バ
イアス)の値は、上記実施形態および実施例で用いた値
に限定されず、種々の作像条件に応じて所望の値を設定
可能である。
【0088】また、本発明は、中間転写ベルト2から記
録紙14へ転写を行う2次転写で転写電荷を付与する電
荷付与部材(対向部材)として、ローラ以外のベルト、
ブラシ、ブレードなど他の形状のものを用いた場合にも
適用可能である。
【0089】
【発明の効果】請求項1乃至23の発明によれば、像担
持体上の重ねトナー像を転写体に一括転写するときの該
重ねトナー像と該転写体との間の部分的な空隙が低減さ
れるので、像担持体上のトナー層の段差に起因する転写
画像における中抜けの発生を防止することができるとい
う効果がある。
【0090】特に、請求項3および9の発明によれば、
像担持体に対して圧接可能に対向する対向部材を設ける
という簡易な構成で、該像担持体上の最終重ねトナー像
の重ね量が異なる部分の段差をならして低減することが
できるという効果がある。
【0091】特に、請求項10の発明によれば、像担持
体上の最終重ねトナー像の重ね合わせの程度に応じて上
記段差を確実に低減できるという効果がある。
【0092】特に、請求項12および15の発明によれ
ば、像担持体に対して圧接可能に対向する対向部材を設
けるという簡易な構成で、像担持体上のトナー像の重ね
量の多い部分を厚さ方向に圧縮して薄くすることができ
るという効果がある。
【0093】特に、請求項13および16の発明によれ
ば、像担持体上のトナー像の重ね量に応じて該トナー像
の重ね量の多い部分を積極的に低減できるという効果が
ある。
【0094】特に、請求項17および18の発明によれ
ば、像担持体から対向部材へのトナー付着を抑制すると
ともに、像担持体と対向部材との間の電界の過剰な上昇
による転写チリなどの異常画像の発生を防止することが
できるという効果がある。
【0095】特に、請求項19の発明によれば、像担持
体から対向部材へのトナー付着を抑制することができる
という効果がある。
【0096】特に、請求項20の発明によれば、対向部
材の表面に潤滑剤を塗布するという簡易な構成で該対向
部材の表面自由エネルギーを所定の大きさに調整するこ
とができるとともに、該対向部材に用いる材料選定の自
由度も大きくなるという効果がある。
【0097】特に、請求項21及び22の発明によれ
ば、装置構成を簡略化することができるという効果があ
る。
【0098】特に、請求項7および23の発明によれ
ば、画像データに基づいて像担持体上に重ねトナー像を
形成するように構成されている場合に、上記重ね量の多
い部分および上記重ね量の少ない部分をそれぞれ分けて
確実に形成することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るカラー画像形成装置の
概略構成を示す正面図。
【図2】(a)は実施例1における赤色のベタ画像中に
黒色ライン画像があるトナー像の転写工程を示す説明
図。(b)は実施例1における赤色の画像とマゼンタ画
像が隣り合うトナー像の転写工程を示す説明図。
【図3】同カラー画像形成装置の一次転写部の拡大図お
よび該一次転写部における中間転写ベルトの電位を示す
グラフ。
【図4】同カラー画像形成装置のドラムクリーニング装
置の拡大図。
【図5】(a)は従来例における赤色のベタ画像中に黒
色ライン画像があるトナー像の二次転写の説明図。
(b)は従来例における赤色の画像とマゼンタ画像が隣
り合うトナー像の二次転写の説明図。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 2 中間転写ベルト 8 入口ローラ 9 出口ローラ 11 ブラシローラ 12 クリーニングブレード 15 紙転写ローラ 16 バックアップローラ 19 潤滑剤ブロック(ステアリン酸亜鉛)

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体上に複数のトナー像を重ね合わせ
    て形成した重ねトナー像を転写体に一括転写する転写方
    法において、 上記像担持体上に形成された一括転写前の最終重ねトナ
    ー像の重ね量が異なる部分の段差をならして低減した
    後、該最終重ねトナー像を転写体に一括転写することを
    特徴とする転写方法。
  2. 【請求項2】像担持体上に複数のトナー像を重ね合わせ
    て形成した重ねトナー像を転写体に一括転写する転写装
    置において、 上記像担持体上に形成された一括転写前の最終重ねトナ
    ー像の重ね量が異なる部分の段差をならして低減する段
    差低減手段を設けたことを特徴とする転写装置。
  3. 【請求項3】請求項2の転写装置において、 上記段差低減手段として、上記像担持体の上記最終重ね
    トナー像が形成された面に対して圧接可能に対向する対
    向部材を設けたことを特徴とする転写装置。
  4. 【請求項4】像担持体上に複数のトナー像を重ね合わせ
    て形成し、該像担持体上の重ねトナー像を転写体に一括
    転写する画像形成方法において、 上記像担持体上にすべてのトナー像を重ね合わせて形成
    し、該像担持体上に形成された一括転写前の最終重ねト
    ナー像の重ね量が異なる部分の段差を低減した後、該重
    ねトナー像を転写体に一括転写することを特徴とする画
    像形成方法。
  5. 【請求項5】像担持体上に複数のトナー像を重ね合わせ
    て形成し、該像担持体上の重ねトナー像を転写体に一括
    転写する画像形成方法において、 上記転写体に一括転写される重ねトナー像のうち重ね量
    の多い部分を上記像担持体に形成し、該部分を厚さ方向
    に圧縮した後、該像担持体上に重ね量の少ない部分を形
    成することを特徴とする画像形成方法。
  6. 【請求項6】像担持体上に複数のトナー像を重ね合わせ
    て形成し、該像担持体上の重ねトナー像を転写体に一括
    転写する画像形成方法において、 上記転写体に一括転写される重ねトナー像のうち重ね量
    の多い部分を上記像担持体に形成し、該重ね量の多い部
    分を厚さ方向に圧縮しながら該像担持体上に重ね量の少
    ない部分を形成することを特徴とする画像形成方法。
  7. 【請求項7】請求項5又は6の画像形成方法において、 上記像保持体上の重ねトナー像形成に用いる全画像デー
    タについて信号処理を行い、該全画像データから上記重
    ね量の多い部分の画像データおよび上記重ね量の少ない
    部分を形成するための画像データをそれぞれ求めること
    を特徴とする画像形成方法。
  8. 【請求項8】像担持体上にトナー像を形成するトナー像
    形成手段と、該像担持体上のトナー像を転写体に転写す
    る転写手段とを備え、該像担持体上に複数のトナー像を
    重ね合わせて形成し、該像担持体上の重ねトナー像を転
    写体に一括転写する画像形成装置において、 上記像担持体上に形成された一括転写前の最終重ねトナ
    ー像の重ね量が異なる部分の段差を低減する段差低減手
    段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】請求項8の画像形成装置において、 上記段差低減手段として、上記像担持体の上記最終重ね
    トナー像が形成された面に対して圧接可能に対向する対
    向部材を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】請求項9の画像形成装置において、 上記対向部材の圧接力を変化させる圧接力可変手段と、 上記像担持体上の最終重ねトナー像の重ね合わせの程度
    に基づいて該圧接力の大きさを変化させるように該圧接
    力可変手段を制御する制御手段とを設けたことを特徴と
    する画像形成装置。
  11. 【請求項11】像担持体上にトナー像を形成するトナー
    像形成手段と、該像担持体上のトナー像を転写体に転写
    する転写手段とを備え、該像担持体上に複数のトナー像
    を重ね合わせて形成し、該像担持体上の重ねトナー像を
    転写体に一括転写する画像形成装置において、 上記像担持体上のトナー像を厚さ方向に圧縮する圧縮手
    段と、 上記転写体に一括転写される重ねトナー像のうち重ね量
    の多い部分を上記像担持体に形成し、該部分を厚さ方向
    に圧縮した後、該像担持体上に重ね量の少ない部分を形
    成するように、上記トナー像形成手段および上記圧縮手
    段を制御する制御手段とを設けたことを特徴とする画像
    形成装置。
  12. 【請求項12】請求項11の画像形成装置において、 上記圧縮手段として、上記像担持体の上記重ね量が多い
    部分が形成されている面に対して圧接可能に対向する対
    向部材を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  13. 【請求項13】請求項12の画像形成装置において、 上記対向部材の圧接力を変化させる圧接力可変手段と、 上記像担持体上のトナー像の重ね量に基づいて該圧接力
    の大きさを変化させるように該圧接力可変手段を制御す
    る制御手段とを設けたことを特徴とする画像形成装置。
  14. 【請求項14】像担持体上にトナー像を形成するトナー
    像形成手段と、該像担持体上のトナー像を転写体に転写
    する転写手段とを備え、該像担持体上に複数のトナー像
    を重ね合わせて形成し、該像担持体上の重ねトナー像を
    転写体に一括転写する画像形成装置において、 上記像担持体上に既に形成されているトナー像を厚さ方
    向に圧縮する圧縮手段を上記トナー像形成手段に設け、 上記転写体に一括転写される重ねトナー像のうち重ね量
    の多い部分を上記像担持体に形成し、該重ね量の多い部
    分を厚さ方向に圧縮しながら該像担持体上に重ね量の少
    ない部分を形成するように、上記トナー像形成手段を制
    御する制御手段を設けたことを特徴とする画像形成装
    置。
  15. 【請求項15】請求項14の画像形成装置において、 上記圧縮手段として、上記像担持体の上記重ね量が多い
    部分が形成されている面に対して圧接可能に対向する対
    向部材を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  16. 【請求項16】請求項15の画像形成装置において、 上記対向部材の圧接力を変化させる圧接力可変手段と、 上記像担持体上のトナー像の重ね量に基づいて該圧接力
    の大きさを変化させるように該圧接力可変手段を制御す
    る制御手段とを設けたことを特徴とする画像形成装置。
  17. 【請求項17】請求項10又は13の画像形成装置にお
    いて、 上記像担持体に向かってトナーが移動する向きの電界を
    該像担持体と上記対向部材との間に形成する電界形成手
    段と、 上記圧接力に基づいて該電界を変化させるように該電界
    形成手段を制御する制御手段とを設けたことを特徴とす
    る画像形成装置。
  18. 【請求項18】上記トナー像形成手段に、上記像担持体
    上のトナー像の重ね量の多い部分の圧縮しながら該像担
    持体上に重ね量の少ない部分を形成する際に該像担持体
    に向かってトナーが移動する向きの電界を該像担持体と
    上記対向部材と間に形成する電界形成手段を備えた請求
    項16の画像形成装置であって、 上記圧接力に基づいて該電界を変化させるように該電界
    形成手段を制御する制御手段とを設けたことを特徴とす
    る画像形成装置。
  19. 【請求項19】請求項9、12又は15の画像形成装置
    において、 上記対向部材の表面自由エネルギーの大きさが、上記像
    担持体の表面自由エネルギーに対して同等以下であるこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  20. 【請求項20】請求項19の画像形成装置において、 上記対向部材の表面に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布手段
    を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  21. 【請求項21】上記像担持体が中間転写体であり、上記
    転写体が記録材である請求項9、10、12、13、1
    7、19又は20の画像形成装置であって、 上記中間転写体上の重ねトナー像を上記記録材に転写す
    るときに該記録材を介して該中間転写体に圧接する転写
    部材を、上記対向部材として兼用したことを特徴とする
    画像形成装置。
  22. 【請求項22】上記像担持体が中間転写体であり、上記
    転写体が記録材である請求項15、16、18、19又
    は20の画像形成装置であって、 表面に形成された潜像がトナーで顕像化されることによ
    り上記中間転写体に重ね合わされるトナー像が形成され
    る潜像担持体を、上記対向部材として兼用したことを特
    徴とする画像形成装置。
  23. 【請求項23】請求項8又は11の画像形成装置におい
    て、 上記像保持体上の重ねトナー像形成に用いる全画像デー
    タについて信号処理を行い、該全画像データから上記重
    ね量の多い部分の画像データおよび上記重ね量の少ない
    部分を形成するための画像データをそれぞれ求める信号
    処理手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
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