JPH11173127A - 内燃機関の可変動弁装置 - Google Patents
内燃機関の可変動弁装置Info
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- JPH11173127A JPH11173127A JP33831997A JP33831997A JPH11173127A JP H11173127 A JPH11173127 A JP H11173127A JP 33831997 A JP33831997 A JP 33831997A JP 33831997 A JP33831997 A JP 33831997A JP H11173127 A JPH11173127 A JP H11173127A
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- F01L13/0015—Modifications of valve-gear to facilitate reversing, braking, starting, changing compression ratio, or other specific operations for optimising engine performances by modifying valve lift according to various working parameters, e.g. rotational speed, load, torque
- F01L13/0063—Modifications of valve-gear to facilitate reversing, braking, starting, changing compression ratio, or other specific operations for optimising engine performances by modifying valve lift according to various working parameters, e.g. rotational speed, load, torque by modification of cam contact point by displacing an intermediate lever or wedge-shaped intermediate element, e.g. Tourtelot
- F01L2013/0073—Modifications of valve-gear to facilitate reversing, braking, starting, changing compression ratio, or other specific operations for optimising engine performances by modifying valve lift according to various working parameters, e.g. rotational speed, load, torque by modification of cam contact point by displacing an intermediate lever or wedge-shaped intermediate element, e.g. Tourtelot with an oscillating cam acting on the valve of the "Delphi" type
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- Valve Device For Special Equipments (AREA)
Abstract
能を向上させる。 【解決手段】 カムシャフト3が回転すると、偏心カム
4に嵌合されたリンクアーム5を介してロッカアーム1
2が揺動させられ、リンク部材11を介して揺動カム7
がカムシャフト3の回りに揺動させられる。その結果、
揺動カム7がバルブリフター8を押し下げて吸気弁10
を開弁する。制御シャフト21の制御ギヤ22が回動す
ると、制御ギヤ22に噛み合う従動ギヤ23を備えた支
持部材6が回動し、揺動カム7を回動させ、揺動カム7
の作動開始位置を変更する。これにより、バルブリフト
特性が変化する。この際、ロッカアーム12と揺動カム
7の揺動中心間距離が変化しないため、カムシャフト3
の回動角度に対する揺動カム7の揺動角度の割合がバル
ブリフト特性の変更前後で変化することがなく、バルブ
運動性能がバルブリフト特性の変更に影響されることが
ない。
Description
閉時期及びバルブリフト量を機関の運転状態に応じて変
えることができる内燃機関の可変動弁装置に関する。
負荷時における燃費の改善や安定した運転性並びに高速
高負荷時における吸気の充填効率の向上による充分な出
力を確保する等のため、吸気・排気バルブの開閉時期と
バルブリフト量を機関の運転状態に応じて可変制御する
ようになっており、従来から様々な構成のものが案出さ
れている。
一例を示すものである。この図6に示すように、シリン
ダヘッド30の上部にカムシャフト31が回動可能に支
持されており、カムシャフト31の外周にカム32が一
体形成されている。又、カムシャフト31の斜め上部に
並行に制御シャフト33が配置されており、この制御シ
ャフト33の外周に偏心カム34が一体形成されてい
る。そして、偏心カム34の外周にロッカアーム35が
揺動可能に嵌合されている。一方、シリンダヘッド30
に摺動可能に支持された吸気弁36の上端部には、バル
ブリフター37を介して揺動カム38が配置されてい
る。この揺動カム38は、バルブリフター37の上方に
前記カムシャフト31と並行に配置された支軸39に揺
動可能に支持され、下端のカム面38aがバルブリフタ
ー37の上面に当接している。
5aが前記カム32の外周面に当接しており、前記ロッ
カアーム35の他端部35bが前記揺動カム38の上端
面38bに当接している。ここで、揺動カム38は、そ
の上端面38bがロッカアーム35の他端部35bへバ
ネ40によって押圧されるようになっている。従って、
カム32が図中時計回り方向に回動すると、ロッカアー
ム35が偏心カム34を中心として時計回り方向に回動
して、揺動カム38が支軸39を中心として反時計回り
方向に回動し、バルブリフター37及び吸気弁36が揺
動カム38によって図中下方へ移動させられる。
チュエータによって所定角度範囲回動させられ、偏心カ
ム34の回動位置が制御される。このようにして、この
偏心カム34の回動位置が変化すると、偏心カム34が
制御シャフト33に対して所定量偏心しているため、ロ
ッカアーム35の揺動支点が変化し、ロッカアーム35
と揺動カム38との当接位置が図中上下方向に変化す
る。その結果、揺動カム38のカム面38aとバルブリ
フターと37の接触点位置が変化し、吸気弁36の開閉
時期(バルブタイミング)とバルブリフト量が変化する
(特開昭55−137305号公報参照)。
うな従来技術は、ロッカアーム35の揺動支点を変化さ
せることにより、バルブタイミングとバルブリフト量を
変化させるようになっており、ロッカアーム35の揺動
中心と揺動カム38の揺動中心との距離の変化が大きい
ため、標準バルブリフト特性時のバルブ作動角(カムシ
ャフト31の回動角度,揺動カム38の回動角度)を決
定すると、高バルブリフト特性時には標準バルブリフト
特性時よりもカムシャフト31の回動角度に対する揺動
カム38の回動角度の変化割合が大きくなり、標準バル
ブリフト特性時よりも高バルブリフト特性時の方がバル
ブリフター37の加速度が大きくなる。その結果、高バ
ルブリフト特性となるような高回転時のバルブ運動状態
が悪化するという不具合を生じることがあった。
ルブ運動状態を悪化させることがない内燃機関の可変動
弁装置を提供することを目的とする。
の回転に同期して回転し、外周に偏心カムを有するカム
シャフトと、このカムシャフトに回動可能に嵌合され、
バルブリフターの頂部に摺接する揺動カムと、上記偏心
カムと上記揺動カムとに連繋され、且つ上記カムシャフ
トに回動可能に支持され、上記偏心カムの回動に伴って
作動して上記揺動カムを揺動させ、吸・排気弁を開閉す
るリンク機構と、このリンク機構に連繋され、リンク機
構全体をカムシャフトの回りに回動させることにより、
リンク機構に連繋された上記揺動カムをカムシャフトの
回りに回動させ、上記偏心カムの回動角度に対する上記
揺動カムの揺動角度割合を変化させることなく上記揺動
カムの揺動開始位置を変化させるリンク機構駆動制御手
段と、を備えている。
記カムシャフトに回動可能に支持された支持部材と、こ
の支持部材の先端部に揺動可能に連繋されたロッカアー
ムと、このロッカアームの一端部に先端部が回動可能に
連繋されると共に、上記偏心カムの外周に基部が回動可
能に嵌合されたリンクアームと、上記ロッカアームの他
端部に一端部が回動可能に連繋されると共に、上記揺動
カムの先端部に他端部が回動可能に連繋されたリンク部
材と、を備えたことを特徴としている。
御手段が、上記カムシャフトに平行に配置された制御シ
ャフトと、この制御シャフトを回動させるアクチュエー
タと、このアクチュエータを機関運転状態に応じて作動
させるコントローラと、上記制御シャフトと上記リンク
機構とを連繋し、上記制御シャフトの回動に伴って上記
リンク機構全体をカムシャフトの回りに回動させる動力
伝達手段と、を備えたことを特徴としている。
回転し、外周に偏心カムを有するカムシャフトと、この
カムシャフトに回動可能に嵌合され、バルブリフターの
頂部に摺接する揺動カムと、上記偏心カムと上記揺動カ
ムとに連繋され、且つ上記カムシャフトに回動可能に支
持され、上記偏心カムの回動に伴って作動して上記揺動
カムを揺動させ、吸・排気弁を開閉するリンク機構と、
このリンク機構に連繋され、リンク機構全体をカムシャ
フトの回りに回動させることにより、リンク機構に連繋
された上記揺動カムをカムシャフトの回りに回動させ、
上記揺動カムの揺動開始位置を変化させるリンク機構駆
動制御手段と、を備えている。そして、上記リンク機構
が、上記カムシャフトに回動可能に支持された支持部材
と、上記支持部材の先端部に揺動可能に連繋されたロッ
カアームと、上記ロッカアームの一端部に先端部が回動
可能に連繋されると共に、上記偏心カムの外周に基部が
回動可能に嵌合されたリンクアームと、上記ロッカアー
ムの他端部に一端部が回動可能に連繋されると共に、上
記揺動カムの先端部に他端部が回動可能に連繋されたリ
ンク部材と、を備えている。又、上記リンク機構駆動制
御手段が、上記カムシャフトに平行に配置された制御シ
ャフトと、上記制御シャフトを回動させるアクチュエー
タと、上記アクチュエータを機関運転状態に応じて作動
させるコントローラと、を備えている。更に、上記制御
シャフトと上記支持部材とが、上記制御シャフトと一体
回動する制御ギヤ及びこの制御ギヤと噛み合うように上
記支持部材に形成された従動ギヤにより連繋されてい
る。
上記支持部材のいずれか一方に、上記制御ギヤと従動ギ
ヤの制御シャフト軸方向へのずれを防止するずれ防止手
段を備えたことを特徴としている。
上記制御ギヤの両側にそれぞれ配置された鍔であること
を特徴としている。
ブリフトを増加させる方向で、且つ、上記カムシャフト
の回転方向と同一の方向に上記リンク機構手段によって
回動させられることを特徴としている。
回転し、外周に偏心カムを有するカムシャフトと、この
カムシャフトに回動可能に嵌合され、バルブリフターの
頂部に摺接する揺動カムと、上記偏心カムと上記揺動カ
ムとに連繋されると共に、上記カムシャフトに回動可能
に連繋され、上記偏心カムの回動に伴って作動して上記
揺動カムを揺動させ、吸・排気弁を開閉するリンク機構
と、このリンク機構に連繋され、リンク機構全体をカム
シャフトの回りに回動させることにより、リンク機構に
連繋された上記揺動カムをカムシャフトの回りに回動さ
せ、上記揺動カムの揺動開始位置を変化させるリンク機
構駆動制御手段と、を備えている。そして、上記リンク
機構が、上記偏心カムの外周に回動可能に嵌合されたリ
ンクアームと、このリンクアームの先端部に一端部が回
動可能に連繋されたロッカアームと、このロッカーアー
ムの他端部に一端部が回動可能に連繋され、他端部が上
記揺動カムの先端部に回動可能に連繋されたリンク部材
と、上記ロッカアームを揺動可能に支持する支持部材と
を備えている。又、上記支持部材が、上記ロッカアーム
の揺動支点と上記揺動カムの揺動中心間の距離を僅かに
変更するように上記カムシャフトに連繋されている。
カムシャフトの回動角度に対する揺動カムの揺動角度の
割合を変化させることなく揺動カムを回動し、揺動カム
の作動開始位置(即ち、初期位置)を変化させることが
できるため、バルブリフト特性を標準バルブリフト特性
から高バルブリフト特性に変更しても、高バルブリフト
特性時におけるバルブリフターの加速度を標準バルブリ
フト特性時のバルブリフターの加速度と同様にすること
ができ、高バルブリフト特性となる高速回転時のバルブ
運動状態を良好にすることができる。
御ギヤと従動ギヤの噛み合い状態が確実に保持され、可
変動弁装置の作動が確実になり、当該可変動弁装置に対
する信頼性が向上する。
増加に伴って揺動カムの作動開始位置がずれるため、バ
ルブリフト特性を変化させた場合、バルブリフト特性の
変化前後において開弁時期がほぼ一定となる一方、閉弁
時期が変化する。従って、このような特性を発揮する本
発明が過給機付き内燃機関に使用されると、吸排気弁の
バルブオーバラップ期間の過大化が防止され、筒内残留
ガスの増大及びノック発生による出力低下を防止するこ
とができる。
ッカアームの揺動支点と揺動カムの揺動中心間の距離を
僅かに変更するようにカムシャフトに連繋されているた
め、ロッカアームと揺動カムの揺動支点間の距離のずれ
に起因するバルブリフト量の変化が小さく、高バルブリ
フト特性時と標準バルブリフト特性時におけるバルブリ
フターの加速度の差を僅かすることができ、高バルブリ
フト特性となる高速回転時のバルブ運動状態を良好にす
ることができる。
に基づき詳述する。
に係る内燃機関の可変動弁装置1の要部正面図、図2は
同可変動弁装置1の平面図、図3は同可変動弁装置1の
側面図である。これら図1〜図3に示すように、シリン
ダヘッド2の上部に回動可能に支持されたカムシャフト
3は、図示しない内燃機関のクランクシャフトに連繋さ
れ、内燃機関の回転に同期して回転するようになってい
る。そして、カムシャフト3の外周には偏心カム4が圧
入され、カムシャフト3と偏心カム4とが一体回動する
ようになっている。偏心カム4の外周には、リンクアー
ム5の基部5aが回動可能に嵌合されている。そして、
図3に示すように、リンクアーム5の左側のカムシャフ
ト3外周には支持部材6が回動可能に嵌合され、リンク
アーム5の右側のカムシャフト3外周には揺動カム7が
揺動可能に嵌合されている。揺動カム7は、図3に示す
ように、バルブリフター8の上部に位置しており、その
カム面7aがバルブリフター8の頂部8aに摺接し、バ
ルブリフター8を介して吸気弁10を開閉するようにな
っている。尚、揺動カム7とリンクアーム5との間に
は、後述するリンク部材11の干渉を避けるための間隙
が設けられている(図2及び図3参照)。
アーム12の略中央部12aがピン13を介して揺動可
能に取り付けられている。そして、ロッカアーム12の
一端部12bには、上記リンクアーム5の先端部5bが
ピン14を介して回動可能に連繋され、ロッカアーム1
2の他端部12cには、リンク部材11を介して上記揺
動カム7の先端部7bが連繋されている。尚、リンク部
材11の一端部11aはピン15を介してロッカアーム
12の他端部12cに回動可能に連繋され、リンク部材
11の他端部11bはピン16を介して揺動カム7の先
端部7bに回動可能に連繋されている。ここで、上記支
持部材6,ロッカアーム12,リンクアーム5,リンク
部材11及びこれらを連結する各ピン13〜16は、揺
動カム7をカムシャフト3(偏心カム4)の回動に伴っ
て揺動させるリンク機構17を構成する。
ット18がボルト20で固定されており、このカムブラ
ケット18に制御シャフト21が回動可能に支持されて
いる。この制御シャフト21は、カムシャフト3の上方
に平行に配置され、その外周に一体となって回動する制
御ギヤ22を有している。そして、この制御ギヤ22と
噛み合う従動ギヤ23が支持部材6に形成されている。
従動ギヤ23は、支持部材6の円弧状の上縁部6bに形
成されており、支持部材6が充分な角度分だけ回動でき
る長さに形成されている。
の軸方向のずれを防止するため、制御シャフト21の制
御ギヤ22の両側にはそれぞれ円板状の鍔24が取り付
けられている。ここで、上記制御ギヤ22と従動ギヤ2
3は、制御シャフト21の回転を支持部材6に伝達する
動力伝達手段25を構成する。
ータ26に連繋されており、この電磁アクチュエータ2
6によって所定回動角度範囲内で回動させられるように
なっている。そして、この制御シャフト21と一体に回
動する制御ギヤ22には、上記支持部材6の従動ギヤ2
3が噛み合っているので、支持部材6が制御シャフト2
1の回動量に応じて回動することになる。その結果、上
記リンク機構17全体がカムシャフト3の回りを回動
し、そのリンク機構17によって揺動カム7が回動させ
られるため、揺動カム7の作動開始位置(初期位置)が
変化する。ここで、電磁アクチュエータ26は、内燃機
関の運転状態を検知するコントローラ27によって作動
制御される。コントローラ27は、クランク角センサ,
エアフローメータ,水温センサ等の各種センサからの検
知信号に基づいて機関の運転状態を算出し、その結果に
基づいて前記電磁アクチュエータ26に制御信号を出力
している。ここで、上記制御シャフト21,電磁アクチ
ュエータ26,コントローラ27及び動力伝達手段25
は、リンク機構駆動制御手段28を構成する。
カムシャフト3がクランクシャフトの回転に同期して回
転すると、リンクアーム5が偏心カム4によってカムシ
ャフト3の中心に対して偏心動し、そのリンクアーム5
によってロッカアーム12がピン13の回りに揺動させ
られる。ロッカアーム12がピン13の回りに揺動させ
られると、この揺動するロッカアーム12にリンク部材
11を介して連繋された揺動カム7がカムシャフト3の
回りに揺動させられる。この際、揺動カム7は、図1及
び図3に示されるように、その外周に形成されたカム面
7aがバルブリフター8の頂部8aに摺接し、図外のバ
ルブスプリングによって図中上方に付勢されたバルブリ
フター8を上下動させ、吸気弁10を開閉する。
クチュエータにより所定角度回動させられると、制御シ
ャフト21と一体に回動する制御ギヤ22により支持部
材6がカムシャフト3の回りに回動させられる。即ち、
リンク機構17全体がリンク機構駆動制御手段28によ
りカムシャフト3の回りに回動させられることになる。
その結果、リンク機構17に連繋されたリンク部材11
により揺動カム7が揺動させられ、揺動カム7作動開始
位置(初期位置)が変化することになり、バルブタイミ
ングやバルブリフトが変化する。
と揺動カム7の揺動中心位置との間の距離は、リンク機
構17の回動前と回動後において変化することがない。
従って、カムシャフト3の回動角度に対する揺動カム7
の揺動角度の割合は、バルブリフト特性の変更前と変更
後において相違することがない。その結果、本実施の形
態によれば、バルブリフト特性の変更前と変更後におい
てバルブリフター8の加速度に変化がなく、高バルブリ
フト特性時においても標準バルブリフト特性時と同様に
良好なバルブ運動状態を得ることができる。図4に示す
ように、本実施の形態によれば、標準バルブリフト特性
時と高バルブリフト特性時とでカムシャフト角度−揺動
カム角度線図に差を生じないい。しかし、従来例は、標
準バルブリフト特性時と高バルブリフト特性時とでカム
シャフト角度−揺動カム角度線図に差を生じる。
ブリフト特性を変更する際に揺動カム7の作動開始位置
(初期位置)が変化するため、開弁時期又は閉弁時期の
いずれか一方をあまり変化させず、開弁時期又は閉弁時
期のいずれか他方を大きく変化させることが可能であ
る。この場合、支持部材6の回転方向がバルブリフトを
増加させる方向であり、この支持部材6の回転方向とカ
ムシャフト3の回転方向が一致するように可変動弁装置
1が構成されておれば(本実施の形態の構成と同様に構
成されておれば)、開弁時期をほぼ一定とし、閉弁時期
を可変とすることができる(図5参照)。例えば、ター
ボ過給機を備えた内燃機関等の排気圧力が高い内燃機関
の場合、吸気弁と排気弁のオーバラップ期間が過大であ
ると、筒内ガスが増大し、ノック発生により出力低下を
招く。そのため、吸気弁10に可変動弁装置1を設置す
る場合は、上記のように、支持部材6の回転方向がバル
ブリフトを増加させる方向であり、この支持部材6の回
転方向とカムシャフト3の回転方向が一致するような構
成にすれば、良好な機関性能を得ることができる。
変更する際に、ロッカアーム12と揺動カム7の揺動中
心間距離を変化させないが、これに限らず、ロッカアー
ム12と揺動カム7の揺動中心間距離を僅かに変更する
ようにしてもよい。但し、この場合は、ロッカアーム1
2と揺動カム7の揺動中心間距離の変化に起因するバル
ブリフトの増加が、揺動カム7の作動開始位置の変化に
起因するバルブリフトの増加に比較して僅かな量である
ことが条件となる。
気弁10,10側に設置する態様を示したが、排気弁側
に設置するようにしてもよく、また吸・排気弁の両側に
設置するようにしてもよい。
装置の要部正面図。
角度線図。
フト線図。
Claims (8)
- 【請求項1】 機関の回転に同期して回転し、外周に偏
心カムを有するカムシャフトと、 上記カムシャフトに回動可能に嵌合され、バルブリフタ
ーの頂部に摺接する揺動カムと、 上記偏心カムと上記揺動カムとに連繋され、且つ上記カ
ムシャフトに回動可能に支持され、上記偏心カムの回動
に伴って作動して上記揺動カムを揺動させ、吸・排気弁
を開閉するリンク機構と、 上記リンク機構に連繋され、上記リンク機構全体をカム
シャフトの回りに回動させることにより、上記リンク機
構に連繋された上記揺動カムをカムシャフトの回りに回
動させ、上記偏心カムの回動角度に対する上記揺動カム
の揺動角度割合を変化させることなく上記揺動カムの揺
動開始位置を変化させるリンク機構駆動制御手段と、 を備えたことを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。 - 【請求項2】 上記リンク機構が、 上記カムシャフトに回動可能に支持された支持部材と、 上記支持部材の先端部に揺動可能に連繋されたロッカア
ームと、 上記ロッカアームの一端部に先端部が回動可能に連繋さ
れると共に、上記偏心カムの外周に基部が回動可能に嵌
合されたリンクアームと、 上記ロッカアームの他端部に一端部が回動可能に連繋さ
れると共に、上記揺動カムの先端部に他端部が回動可能
に連繋されたリンク部材と、 を備えたことを特徴とする請求項1記載の内燃機関の可
変動弁装置。 - 【請求項3】 上記リンク機構駆動制御手段が、 上記カムシャフトに平行に配置された制御シャフトと、 上記制御シャフトを回動させるアクチュエータと、 上記アクチュエータを機関運転状態に応じて作動させる
コントローラと、 上記制御シャフトと上記リンク機構とを連繋し、上記制
御シャフトの回動に伴って上記リンク機構全体をカムシ
ャフトの回りに回動させる動力伝達手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1記載の内燃機関の可
変動弁装置。 - 【請求項4】 機関の回転に同期して回転し、外周に偏
心カムを有するカムシャフトと、 上記カムシャフトに回動可能に嵌合され、バルブリフタ
ーの頂部に摺接する揺動カムと、 上記偏心カムと上記揺動カムとに連繋され、且つ上記カ
ムシャフトに回動可能に支持され、上記偏心カムの回動
に伴って作動して上記揺動カムを揺動させ、吸・排気弁
を開閉するリンク機構と、 上記リンク機構に連繋され、上記リンク機構全体をカム
シャフトの回りに回動させることにより、上記リンク機
構に連繋された上記揺動カムをカムシャフトの回りに回
動させ、上記揺動カムの揺動開始位置を変化させるリン
ク機構駆動制御手段と、を備えた内燃機関の可変動弁装
置であって、 上記リンク機構が、上記カムシャフトに回動可能に支持
された支持部材と、上記支持部材の先端部に揺動可能に
連繋されたロッカアームと、上記ロッカアームの一端部
に先端部が回動可能に連繋されると共に、上記偏心カム
の外周に基部が回動可能に嵌合されたリンクアームと、
上記ロッカアームの他端部に一端部が回動可能に連繋さ
れると共に、上記揺動カムの先端部に他端部が回動可能
に連繋されたリンク部材と、を備え、 上記リンク機構駆動制御手段が、上記カムシャフトに平
行に配置された制御シャフトと、上記制御シャフトを回
動させるアクチュエータと、上記アクチュエータを機関
運転状態に応じて作動させるコントローラと、を備え、 上記制御シャフトと上記支持部材とが、上記制御シャフ
トと一体回動する制御ギヤ及びこの制御ギヤと噛み合う
ように上記支持部材に形成された従動ギヤにより連繋さ
れたことを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。 - 【請求項5】 上記制御シャフト又は上記支持部材のい
ずれか一方に、上記制御ギヤと従動ギヤの制御シャフト
軸方向へのずれを防止するずれ防止手段を備えたことを
特徴とする請求項4記載の内燃機関の可変動弁装置。 - 【請求項6】 上記ずれ防止手段が、上記制御ギヤの両
側にそれぞれ配置された鍔であることを特徴とする請求
項5記載の内燃機関の可変動弁装置。 - 【請求項7】 上記支持部材が、バルブリフト増加方向
で、且つ、上記カムシャフトと同一回転方向に上記リン
ク機構駆動制御手段によって回動させられることを特徴
とする請求項4記載の内燃機関の可変動弁装置。 - 【請求項8】 機関の回転に同期して回転し、外周に偏
心カムを有するカムシャフトと、 上記カムシャフトに回動可能に嵌合され、バルブリフタ
ーの頂部に摺接する揺動カムと、 上記偏心カムと上記揺動カムとに連繋されると共に、上
記カムシャフトに回動可能に連繋され、上記偏心カムの
回動に伴って作動して上記揺動カムを揺動させ、吸・排
気弁を開閉するリンク機構と、 上記リンク機構に連繋され、上記リンク機構全体をカム
シャフトの回りに回動させることにより、上記リンク機
構に連繋された上記揺動カムをカムシャフトの回りに回
動させ、上記揺動カムの揺動開始位置を変化させるリン
ク機構駆動制御手段と、を備えた内燃機関の可変動弁装
置であって、 上記リンク機構が、上記偏心カムの外周に回動可能に嵌
合されたリンクアームと、このリンクアームの先端部に
一端部が回動可能に連繋されたロッカアームと、このロ
ッカーアームの他端部に一端部が回動可能に連繋され、
他端部が上記揺動カムの先端部に回動可能に連繋された
リンク部材と、上記ロッカアームを揺動可能に支持する
支持部材とを備え、 上記支持部材が、上記ロッカアームの揺動支点と上記揺
動カムの揺動中心間の距離を僅かに変更するように上記
カムシャフトに連繋されたことを特徴とする内燃機関の
可変動弁装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33831997A JP3893205B2 (ja) | 1997-12-09 | 1997-12-09 | 内燃機関の可変動弁装置 |
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