JP3924078B2 - 内燃機関の可変動弁装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、吸・排気弁の開閉時期及びリフト量を連続的に変えることができる内燃機関の可変動弁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車等に用いられる内燃機関では、従来から、低速低負荷時での燃費や燃焼性能の向上を図るとともに、高速高負荷時での吸気充填効率を向上させて十分な最大出力を得るために、吸・排気弁の開閉時期とリフト量とを機関の運転状態に応じて可変制御する可変動弁装置が提案されている。
【0003】
一例として、特開昭62−3113号公報には、1気筒当たり2つの吸気弁に、それぞれ可変動弁機構を設けた構造が開示されている。図12,13を参照して詳述すると、カムシャフト102の外周にはカム103が設けられており、カムシャフト102の回転に伴って、カム103に接触するロッカアーム104が揺動し、各吸気弁101を開閉作動させるようになっている。
【0004】
一方、ロッカアーム104の背面にはレバー105が設けられ、ロッカアーム104とレバー105との接触点がロッカアーム104の揺動支点となっている。このレバー105には、制御シャフト106の外周に設けられた制御カム107が接触している。そして、制御シャフト106を回転制御することにより上記接触点を変化させて、吸気弁101のリフト量及び開閉時期を段階的に変化させるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記公報の従来例では、制御カム107が多段式であるため、カム面の乗り換え時にトルク変動を生じたり燃焼が不安定になる虞がある。このような問題を防ぐために、この公報の例では、図13に示すように、制御カム107を付勢するスプリング108を設けて、乗り換え時間の速度アップを図っているが、それでも上記の悪影響を無くすことはできない。
【0006】
また、一気筒に設けられる一対の吸気弁のリフト中心角に位相差を設けて、特に低速低負荷時におけるスワールの強化を図っているが、この場合でも、位相遅れ側の吸気弁101の開弁により吸入される混合気の流れにより、スワールが弱められてしまう。すなわち、一方のリフトの大きい吸気ポートから導入された吸気スワールが、他方のリフトの小さい吸気ポートに指向するため、当該吸気ポートから流入した吸気と衝突してしまうことによりスワールが弱くなってしまう。加えて、全開出力時においても2つの吸気弁に位相差が存在するため、一方の吸気弁のリフト量が小さくなるとともに開弁期間が短くなってしまい、十分な吸気充填効率が得られないという問題点があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、請求項1に記載の発明は、吸気側あるいは排気側に1気筒当たり2つ設けられた機関弁と、機関の回転に同期して回転するカムシャフトの外周に設けられた駆動カムと、前記カムシャフトと平行に配置された制御シャフトの外周に前記各機関弁に対応して設けられた2つの制御カムと、前記2つの機関弁にそれぞれ接触して揺動運動に伴い各機関弁を開閉作動させる2つの揺動カムと、前記駆動カムと前記揺動カムとの間に配置され、前記各制御カムにそれぞれ揺動自在に支持された2つのロッカアームを有し、前記カムシャフトの回転に伴う各駆動カムの回転運動を、前記各ロッカアームを介して揺動運動に変換して前記各揺動カムを揺動させる駆動力伝達機構と、を備え、前記制御シャフトを回動させて前記各制御カムの回動位置を制御することにより前記各駆動力伝達機構の姿勢を変化させて、前記各機関弁の開閉時期とリフト量とを連続的に可変制御する可変動弁機構を備えた内燃機関の可変動弁装置であって、前記一方の制御カムは、他方の制御カムと比較して、前記制御シャフトの軸心に対する偏心量が相対的に大きくなるように設定されていることを特徴としている。
【0008】
この発明によれば、基本的には、吸気弁または排気弁の開閉時期とリフト量とが連続的に変化するため、上記従来例のように、カム面の乗り換え時にトルク変動を生じたり燃焼が不安定になる虞はない。
【0009】
また、この発明では、例えば、最大リフト制御時(全開出力時)には、両機関弁を同一のリフト量に設定し、最小リフト制御に移行するにしたがって、両機関弁のリフト量または開弁時期の差を相対的に増大させるため、全開出力時における吸気充填効率の大巾な向上が図れる。
また、このように、第1の可変動弁機構側の制御シャフトの偏心量を相対的に大きくしている関係で、一方の機関弁が他方の機関弁に比して、制御シャフトの回動に伴う最大リフト量の変化率が大きくなる。この結果、一方の機関弁を弁停止状態から他方の機関弁と略同等の最大リフト量まで連続的に変化させることができる。
【0010】
請求項2に記載の発明は、吸気側あるいは排気側に1気筒当たり2つ設けられた機関弁と、機関の回転に同期して回転するカムシャフトの外周に設けられた駆動カムと、前記カムシャフトと平行に配置された制御シャフトの外周に前記各機関弁に対応して設けられた2つの制御カムと、前記2つの機関弁にそれぞれ接触して揺動運動に伴い各機関弁を開閉作動させる2つの揺動カムと、前記駆動カムと前記揺動カムとの間に配置され、前記各制御カムにそれぞれ揺動自在に支持された2つのロッカアームを有し、前記カムシャフトの回転に伴う各駆動カムの回転運動を、前記各ロッカアームを介して揺動運動に変換して前記各揺動カムを揺動させる駆動力伝達機構と、を備え、前記制御シャフトを回動させて前記各制御カムの回動位置を制御することにより前記各駆動力伝達機構の姿勢を変化させて、前記各機関弁の開閉時期とリフト量とを連続的に可変制御する可変動弁機構を備えた内燃機関の可変動弁装置であって、前記一方の揺動カムのカムプロフィールを、他方の揺動カムのカムプロフィールと比較して、バルブリフト時のリフト加速度が相対的に大きくなるように設定したことを特徴としている。
【0011】
また、請求項3の発明は、吸気側あるいは排気側に1気筒当たり2つ設けられた機関弁と、機関の回転に同期して回転するカムシャフトの外周に設けられた駆動カムと、前記カムシャフトと平行に配置された制御シャフトの外周に前記一方の機関弁に対応して設けられた制御カムと、前記一方の機関弁に接触して揺動運動に伴い一方の機関弁を開閉作動させる揺動カムと、前記駆動カムと前記揺動カムとの間に配置され、前記各制御カムにそれぞれ揺動自在に支持された2つのロッカアームを有し、前記カムシャフトの回転に伴う各駆動カムの回転運動を、前記各ロッカアームを介して揺動運動に変換して前記各揺動カムを揺動させる駆動力伝達機構と、を備え、前記制御シャフトを回動させて前記各制御カムの回動位置を制御することにより前記各駆動力伝達機構の姿勢を変化させて、前記一方の機関弁の開閉時期とリフト量とを連続的に可変制御する可変動弁機構を備えた内燃機関の可変動弁装置であって、前記一方の機関弁を、前記可変動弁機構による開閉時期及びリフト量の可変制御によって、弁停止状態から前記他方の機関弁とほぼ同等の開閉時期まで可変制御することを特徴としている。
【0012】
請求項4に記載の発明は、前記一対の機関弁を、ほぼ同一の最大リフトから最小リフトに可変制御する際に、該各機関弁の互いの相対的なリフト変化量あるいは開弁時期を可変制御したことを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、前記一方の機関弁を、弁停止状態から他方の機関弁とほぼ同等の最大リフト量まで可変制御することを特徴としている。
【0013】
このような請求項3〜5の発明を、例えば吸気弁に適用した場合は、低速低負荷時に片弁停止状態とすることによって、スワールを強化して燃費並びに燃焼性能を改善できるとともに、高速高負荷時には両方の吸気弁の最大リフト量(開閉時期)を略同一にすることによって、リフト量(開弁期間)の拡大により吸気充填効率を向上し、その最大出力を向上することができる。
【0014】
また、請求項3〜5の発明を排気弁に適用した場合には、冷機始動時に片弁停止状態とすることによって、排気弁周りからの放熱量を減らし、排気温度を効果的に高めることができ、触媒の早期活性化が可能となる。
【0017】
請求項6に記載の発明は、一方の制御カムは、他方の制御カムと比較して、前記制御シャフトに対する位相が所定角度だけ相対的に遅くなるように設定されていることを特徴としている。
【0019】
【発明の効果】
この発明を吸気弁側に適用した場合は、請求項1に記載の発明によれば、最大リフト制御時には、両吸気弁を同一のリフト量に設定し、最小リフト制御に移行するにしたがって両吸気弁のリフト量または開弁時期の差を相対的に増大させるようにしたため、全開出力時における吸気充填効率の大幅な向上が図られると共に、最大リフトから最小リフトまでの全域に亘りスワールによる燃焼改善が図れる。
請求項2に記載の発明によれば、一方の揺動カムを、他方の揺動カムと比較して各機関弁に対するリフト加速度を相対的に大きくしている関係で、一方の機関弁が他方の機関弁に比して、制御シャフトの回動に伴う最大リフト量の変化率が大きくなる。この結果、一方の機関弁を弁停止状態から他方の機関弁と略同等の最大リフト量まで連続的に変化させることができる。
【0020】
請求項記載の発明によれば、低速低負荷時に片弁停止状態とすることによって、スワールを強化して燃費並びに燃焼性能を改善できるとともに、高速高負荷時には両方の吸気弁の最大リフト量(開閉時期)を略同一にすることによって、リフト量(開弁期間)の拡大により吸気充填効率を向上し、その最大出力を向上することができる。
【0021】
また、請求項の発明を排気弁に適用した場合には、冷機始動時に片弁停止状態とすることによって、排気弁周りからの放熱量を減らし、排気温度を効果的に高めることができ、触媒の早期活性化が可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】
まず、図1〜4を参照して、本発明に係る可変動弁装置を、多気筒内燃機関における吸気弁側に配設した例について説明する。
【0023】
図2,3に示すように、各気筒には一対の吸気弁10(10A,10B)並びに図外の一対の排気弁が配設されており、各吸気弁10と、図外のクランクシャフトと同期して回転する吸気弁側のカムシャフト3との間に、可変動弁機構1(1A,1B)がそれぞれ設けられている。
【0024】
各可変動弁機構1は、図1にも示すように、カムシャフト3の外周に圧入されて、軸心がカムシャフト3の軸心と偏心した駆動カム4と、カムシャフト3と平行に配置された制御シャフト12の外周に形成された制御カム13と、各吸気弁10の上端に設けられたバルブリフター11の頂部11aに接触し、この吸気弁10を開閉する揺動カム8と、制御カム13を介して駆動カム4と揺動カム8との間に介装され、カムシャフト3の回動に伴って揺動カム8を揺動させる駆動力伝達機構Lと、を備えている。そして、制御シャフト12の回動に伴って、制御カム13を介して駆動力伝達機構Lの姿勢を変化させて、吸気弁10の開閉時期とリフト量とを連続的に可変制御するようになっている。
【0025】
なお、これら一対の可変動弁機構1は、車両搭載性を考慮して、図2に示すように、カムブラケット7を挟んでカムシャフト直交面に対して略対称に配置されている。
【0026】
各部の構成を詳述すると、カムシャフト3は、シリンダヘッド2の上端とカムブラケット7(7b)とにより回動可能に支持されており、駆動カム4と一体に回転する。制御シャフト12は、カムシャフト3の上方位置で、カムブラケット7(7a,7b)にボルト6を介して回動可能に支持されており、制御カム13と一体に所定の角度範囲内で回転する。
【0027】
駆動力伝達機構Lは、多節リンク機構で構成され、円環状の基部5a駆動カム4の外周に回動可能に嵌合するリンクアーム5と、このリンクアーム5とピン15を介して相対回転可能に連結されるとともに、制御カム13の外周に揺動可能に嵌合するロッカアーム14と、一端17aでロッカアーム14とピン16を介して相対回転可能に連結されるとともに、他端17bで揺動カム8に相対回転可能に連結するリンク部材17と、を備えている。
【0028】
すなわち、ピン15は、リンクアーム5の先端5bに形成された嵌合穴5cとロッカアーム14の一端14cに形成された嵌合穴14eとを挿通しており、その両端部に抜け止め用の止め輪20が取り付けられている。ピン16は、ロッカアーム14の他端14dに形成された嵌合穴14fとリンク部材17の一端17aに形成された嵌合穴17cとを挿通しており、その両端部に抜け止め用の止め輪21が取り付けられている。ピン18は、リンク部材17の他端17bに形成された嵌合穴17dと揺動カム8の先端8cに形成された嵌合穴8dとを挿通しており、その両端部に抜け止め用の止め輪22が取り付けられている。
【0029】
ロッカアーム14は、図2に示すように、その一端14cと他端14dとが制御シャフト12の軸方向にオフセットしている。これにより、リンクアーム5とリンク部材17との干渉を回避しつつ、駆動力伝達機構Lの幅方向スペースを効果的に低減している。
【0030】
揺動カム8は、図4に示すように、カムシャフト3の外周に回動可能に嵌合する嵌合穴8aが形成されるとともに、その先端8cに上記のピン18が挿通する嵌合穴8dが形成されており、かつ、バルブリフター11の頂部11aに摺接する外周面が適宜なカム面8bに形成されている。すなわちカム面8bは、吸気弁10がスムーズに昇降するように、リフト量が零となるベースサークル部8eと、吸気弁10をリフトさせるリフト部8fとが滑らかに連続形成されている。
【0031】
制御シャフト12は、アクチュエータ31に連繋されており、このアクチュエータ31によって回動させられる。アクチュエータ31は、内燃機関の運転状態を検知するコントローラ(制御手段)32によって作動制御される。コントローラ32は、クランク角センサ,エアフローメータ,水温センサ等の各種センサからの検知信号に基づいて機関の運転状態を算出し、その結果に基づいてアクチュエータ31に制御信号を出力している。
【0032】
なお、吸気弁10の上部に設けられたバルブリフター11は、シリンダヘッド2に形成されたガイド穴2aに沿って上下動するようになっており、図外のバルブスプリングによって揺動カム8側に付勢されている。
【0033】
このような構成により、カムシャフト3が内燃機関の回転に同期して回転すると、駆動カム4を介してリンクアーム5がカムシャフト3の中心軸に対して偏心動し、このリンクアーム5に連結するロッカアーム14が制御カム13を中心に揺動する。これにより、ロッカアーム14にリンク部材17を介して連繋された揺動カム8がカムシャフト3を中心に揺動する。そして、揺動する揺動カム8のカム面8bがバルブリフター11の頂部11aに摺接し、図外のバルブスプリングによって図1中上方に付勢されたバルブリフター11を上下動させて、吸気弁10が開閉する。
【0034】
また、アクチュエータ31により制御シャフト12を所定の角度範囲内で回動させると、ロッカアーム14の揺動中心となる制御カム13が制御シャフト12の軸心に対して偏心動し、駆動力伝達機構Lの姿勢が変化する。具体的には、ロッカアーム14の揺動中心と揺動カム8の揺動中心との距離が連続的に変化する。この結果、リンク部材17を介してロッカアーム14に連繋された揺動カム8が揺動させられ、揺動カム8の作動開始位置(初期位置)が変化することになり、吸気弁10の開閉時期やリフト量が連続的に変化する。
【0035】
例えば、図1の状態で制御シャフト12を時計回りに回動させると、ロッカアーム14の揺動中心となる制御カム13が、揺動カム8の揺動中心となるカムシャフト3側に接近し、かつ、駆動力伝達機構Lを介して揺動カム8が時計回りに回転する。つまり、揺動カム8の位相が予め進んだ状態となり、吸気弁10の開弁時期が早まる。また、カムシャフト3の回転に伴う揺動カム8の揺動角度(範囲)は変わらないため、その最大リフト量は大きくなる。
【0036】
このように、制御シャフト12の回動に応じて吸気弁10の開閉時期やリフト量が連続的に変化するため、上記従来例のようにカム面の乗り換え時にトルク変動を生じたり燃焼が不安定になる虞はない。
【0037】
次に、図5〜7を参照して、本発明の内燃機関の可変動弁装置の第1実施例を詳述する。
【0038】
この実施例では、各気筒に設けられる一対の吸気弁10に対し、一方の第1吸気弁10A側に設けられる第1可変動弁機構1Aと、他方の第2吸気弁10B側に設けられる第2可変動弁機構1Bとで、制御カム13A,13Bが互いに異なる位相並びに偏心量に形成されている。なお、これ以外の構造は、両機構1A,1Bともに、図1〜4を参照して上述した可変動弁機構1と同じである。
【0039】
図5(A)は第1可変動弁機構1Aの第1制御カム13Aを示し、図5(B)は第2可変動弁機構1Bの第2制御カム13Bを示している。同図から明らかなように、ロッカアーム14の揺動中心となる第1制御カム13Aの軸心X1は、第2制御カム13Bの軸心X2に比し、制御シャフト12の軸心Pに対する位相が角度θaだけ相対的に遅く設定されるとともに、制御シャフト12の軸心Pに対する偏心量が相対的に大きく設定されている(e1>e2)。なお、θbは制御シャフト12の回転角度範囲(制御範囲)を示している。
【0040】
図6(A)は、第1可変動弁機構1Aの駆動力伝達機構を模式的に示しており、図6(B)は、第2可変動弁機構1Bの駆動力伝達機構を模式的に示している。同図において、連結点X(X1,X2,X1’,X2’)は、ロッカアーム14の揺動中心となる制御カム13A,13Bの軸心を示している。また、連結点Yは、揺動カム8の揺動中心となるカムシャフト3の軸心を示している。また、連結点Z(Z1,Z2,Z1’,Z2’)は、揺動カム8とリンク部材17との連結支点となるピン18の軸心を示している。
【0041】
制御カム13が最も反時計方向に位置する状態においては、第1可変動弁機構1Aにおける連結点X1と連結点Yとの距離L1が、第2可変動弁機構1Bにおける連結点X2と連結点Yとの距離L2よりも大きく設定されている。このため、リフト弁傾斜方向に対する連結点Zのなす位相は、第1可変動弁機構1A側の位相α1が第2可変動弁機構1Bの位相α2よりも小さくなる。つまり、第1可変動弁機構1A側の揺動カム8の位相が相対的に遅れている形となる。この結果、第1吸気弁10Aの開弁時期が相対的に遅くなり、かつ、リフト量が相対的に小さくなる。
【0042】
図7は、制御シャフト12の回転角度と第1吸気弁10A及び第2吸気弁10Bの最大リフト量との関係を示している。上記のように制御カム13が最も反時計方向に位置する回転角度γaの状態では、第1吸気弁10Aは、リフト量が0で、弁停止状態となっている。一方、第2吸気弁10Bは、所定のリフト量を有し、カムシャフト3の回転に対応して開閉作動する。すなわち、片弁停止状態となっている。
【0043】
言い換えると、制御シャフト12が回転角度γaのとき、第1吸気弁10Aが弁停止状態となるように、第1制御カム13Aの位相を予め第2制御カム13Bの位相に対して角度θaだけ遅く設定している。
【0044】
この状態から制御シャフト12を時計回りに回転させると、図5,6において連結点Xが連結点X’側へ徐々に移行し、これに従って揺動カム中心Yとの距離L1,L2が徐々に短くなっていく。ここで第1制御カム13Aの偏心量e1が第2制御カム13Bの偏心量e2よりも大きい関係で、第1可変動弁機構1Aの距離L1の変化率が第2可変動弁機構1Bの距離L2の変化率よりも大きくなる。また、第1可変動弁機構1Aのバルブ傾斜方向に対する連結点Zの位相の変化率が第2可変動弁機構1B側に比して相対的に大きくなる。この結果、第2吸気弁10Bに比して第1吸気弁10Aのバルブ開閉時期及びリフト量の変化率が大きくなる(図7参照)。
【0045】
そして、制御シャフト12が最も時計方向へ回動した回転角度γb(図7)の状態では、図6に示すように、第1可変動弁機構1A側の連結点X1’,Y間距離L1’と第2可変動弁機構1B側の連結点X2’,Y間距離L2’とが等しくなるように設定されている。この結果、図7に示すように、第1吸気弁10Aの最大リフト量と第2吸気弁10Bの最大リフト量とが等しくなり、かつ、第1可変動弁機構1Aの連結点Z1’の位相β1と第2可変動弁機構1Bの連結点Z2’の位相β2とが略等しくなる。つまり制御シャフト12の回転角度に応じて、第1吸気弁10Aを弁停止状態から第2吸気弁10Bと同等の最大リフト量まで連続的に変化させている。
【0046】
このように、一対の吸気弁10A,10B側に可変動弁機構1A,1Bを適用した場合、低速低負荷時に片弁停止状態とすることにより、スワールを強化して燃費並びに燃焼性能を改善できるとともに、高速高負荷時には両方の吸気弁10A,10Bの最大リフト量を等しくすることで、最大リフト量の拡大により吸気充填効率を向上し、全開出力の向上を図ることができる。
【0047】
また、本実施例では、一対の吸気弁10A,10Bに対し、制御カム13A,13Bを除いて全く同一の可変動弁機構1を使用しており、構造の簡素化やコストの低減化が図られている。
【0048】
さらに本実施例では、駆動力伝達機構Lを多節リンクによって構成したため、駆動カム4の偏心回転力をリンクアーム5からロッカアーム14へ確実に伝達できると共に、該ロッカアーム14の揺動力をリンク部材17から揺動カム8へ確実に伝達することができる。この結果、揺動カム8によりバルブリフター11を介して吸気弁10A,10Bの安定かつ確実な開閉作動およびバルブタイミング制御が得られる
なお、上記の可変動弁装置を排気弁側に使用することもでき、この場合には、冷機始動時に片弁を休止させることで、排気弁周りからの放熱量を減らし、排温を向上させることができ、触媒の早期活性化が可能となる。
【0049】
ところで、上記実施例では、図7に示すように、制御シャフト12が回転角度γbの状態で、両装置1A,1Bの最大リフト量が同一となるように設定しているものの、この状態で、図5,6に示すように、第1可変動弁機構1Aの連結点X1′と第2可変動弁機構1Bの連結点X2’との軸方向位置は必ずしも同一とならず、この場合、第1吸気弁10Aと第2吸気弁10Bとの開閉時期は互いに異なることになる。このことから、中速トルクの向上を狙う場合には上記実施例のように最大リフト量が同一になるように設定すればよく、吸・排気の脈動効果の大きい高回転での高出力を狙う場合には、上記実施例とは逆に、開閉時期が同一となるように設定すればよい。
【0050】
なお、この実施例では図7に示すように制御シャフト12の制御範囲θbを規制しているが、これは、あまり制御範囲を大きく設定すると、揺動カム8のはね上がり量が大きくなってしまい、制御シャフト12を揺動カム8と干渉しないように更に上方へ配置しなくてはならない場合が発生するためである。逆に言えば、エンジンレイアウトの関係で上方スペースに余裕がある場合には、両吸気弁10A,10Bがともに停止状態となる回転角度γc(図7)まで制御シャフト12の制御範囲を拡大してもかまわない。
【0051】
また、本実施例では、一対の吸気弁10A,10Bに対して第1吸気弁10Aを片弁停止状態としたが、必ずしも停止状態にする必要がなく、機関の運転状態によっては多少の開閉作動を行わせてもよい。
【0052】
図8は、本発明の第2実施例を示している。ここでは、第1実施例のように第1制御カム13Aと第2制御カム13Bとの偏心量を互いに異ならせる代わりに、揺動カム8のカム面8bのプロフィールを、第1吸気弁10A側と第2吸気弁10B側とで互いに異ならせることによって、揺動カム8によるバルブリフトの加速度パターンを変化させている。具体的には、位相の遅れ側の第1可変動弁機構1Aの揺動カム8のリフト加速度を、第2可変動弁機構1B側に比して相対的に大きく設定している。これにより、制御シャフト12の回動に伴う第1吸気弁10Aのリフト変化率が相対的に大きくなり、上記第1実施例と同様の効果を得ることが出来る。加えて、2つの弁10A,10Bでカムプロフィールを変えることができるので、例えば両方の弁10A,10Bで最大リフト量と開閉時期の両方を合わせることも可能である。
【0053】
図9は本発明の第3実施例を示している。ここでは、一方の第1吸気弁10A(又は排気弁)のみに上述したような可変動弁装置1を設け、他方の第2吸気弁10B(又は排気弁)を通常の固定動弁としている。そして、第1吸気弁10Aを、片弁停止状態から第2吸気弁10Bと同等の最大リフト量まで可変制御している。このように、高回転での出力向上を図るために、両吸気弁10A,10Bの最大リフト量が一致するように構成した場合、低速低負荷では固定動弁側の最大リフト量が高くなってしまい、若干スワールが弱められてしまうが、可変動弁装置1が上記第1,第2実施例の半分ですみ、コスト的に有利である。
【0054】
図10及び図11は本発明の第4実施例を示し、両可変動弁機構1A,1Bの制御シャフト12や外径の異なる各制御カム13A,13Bの構造は第1実施例と同一であるが、異なるところは、駆動力伝達機構Lのリンクアーム5とリンク部材17とを廃止したと共に、駆動カム4,4と揺動カム8,8とをロッカアーム14,14によって直接的に連係させたものである。
【0055】
すなわち、各駆動カム4,4は、同一のプロフィールを有する一般的な雨滴状を呈し、カムシャフト3の外周に圧入固定されていると共に、バルブリフター11とは軸方向へ離間した位置に配置されて、干渉が防止されている。
【0056】
前記各揺動カム8は、両方とも同一の外形を呈し、バルブリフター11に当接するカム面8bのカムプロフィールは第1実施例と同様であって、ベースサークル部8eとリフト部8fが滑らかな連続状態に形成されているが、その上端部の上面8gがカム面8bのベースサークル部8eからリフト部8f側へ立上り傾斜状に広面積に形成されている。
【0057】
上記各ロッカアーム14は、同じ外形で略く字形状に折曲形成され、一端部14cが駆動カム4の外周面に当接している一方、他端部14dが揺動カム8の上端部上面8gに当接している。
【0058】
したがって、各駆動カム4の回転に伴い各ロッカアーム14は、一端部14cを介して駆動カム4のカムプロフィールにしたがった揺動力が伝達されて、第1,第2制御カム13A,13Bを中心に揺動し、この制御カム13A,Bによって他端部14dが揺動カム8の上端部上面8gを直接押圧して揺動させる。これによって、各バルブリフター11を介して各吸気弁10,10が開閉作動することになる。なお、P3,P4はそれぞれ各制御カム13A,13Bの軸心である。
【0059】
また、機関低中回転低中負荷域では、制御シャフト12が図10に示す位置に回転制御されて、各制御カム13A,13Bによりロッカアーム14を、図示のように右上方向位置に移動させる。これによって、各揺動カム8はロッカアーム14により、カム面8bのバルブリフター11当接位置がベースサークル部8e側に寄り、したがって、各吸気弁10,10は、小バルブリフト特性となる。尚、図中実線及び一点鎖線は両可変動弁機構1A,1Bの小バルブリフト制御時のベースサークル状態を示している。
【0060】
一方、機関高回転高負荷域に移行した場合は、制御シャフト12が図11に示すように時計方向に回転して各制御カム13A,Bを同方向へ回動させる。このため、ロッカアーム14は、図示のようにカムシャフト3方向に移動して他端部14dが各揺動カム8を反時計方向へその揺動位置を移動させて、各カム面8bの各バルブリフター11当接位置をリフト部8f側に移動させる。したがって、各吸気弁10,10は、大バルブリフト特性になる。尚、図11の実線と一点鎖線は両可変動弁機構1A,1Bの大バルブリフト制御時のベースサークル状態を示している。
【0061】
他は、前記第1実施例と同様であるから、同じ作用効果が得られることは勿論のこと、特に本実施例では駆動力伝達機構Lのリンクアームとリンク部材を廃止したため、構造が簡素化され、製造作業や組立作業能率の大巾な向上が図れると共に、コストの低廉化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る内燃機関の可変動弁装置を示す要部正面図。
【図2】図1の可変動弁装置を示す平面図。
【図3】図1の可変動弁装置を示す側面図。
【図4】図1の可変動弁装置の揺動カムを示す正面図。
【図5】本発明に係る可変動弁機構の第1実施例を示し、(A)は第1制御カムの正面図、(B)は第2制御カムの正面図。
【図6】(A)は第1可変動弁装置のリンク構造を示す模式図、(B)は第2可変動弁装置のリンク構造を示す模式図。
【図7】制御シャフトの回転角度と最大リフト量との関係を示す特性図。
【図8】本発明の第2実施例に係る揺動カムの回転角度と最大リフト量並びにリフト加速度との関係を示す特性図。
【図9】本発明の第3実施例に係る制御シャフトと最大リフト量との関係を示す模式図。
【図10】本発明の第4実施例を示す要部正面図。
【図11】同第4実施例の作用説明図。
【図12】従来の可変動弁装置を示す構造図。
【図13】図10の可変動弁装置の制御シャフト周りの分解斜視図。
【符号の説明】
1…可変動弁装置
3…カムシャフト
4…駆動カム
8…揺動カム
10…吸気弁
11…バルブリフター
12…制御シャフト
13…制御カム
14…ロッカアーム
L…駆動力伝達機構

Claims (6)

  1. 吸気側あるいは排気側に1気筒当たり2つ設けられた機関弁と、
    機関の回転に同期して回転するカムシャフトの外周に設けられた駆動カムと、
    前記カムシャフトと平行に配置された制御シャフトの外周に前記各機関弁に対応して設けられた2つの制御カムと、
    前記2つの機関弁にそれぞれ接触して揺動運動に伴い各機関弁を開閉作動させる2つの揺動カムと、
    前記駆動カムと前記揺動カムとの間に配置され、前記各制御カムにそれぞれ揺動自在に支持された2つのロッカアームを有し、前記カムシャフトの回転に伴う各駆動カムの回転運動を、前記各ロッカアームを介して揺動運動に変換して前記各揺動カムを揺動させる2つの駆動力伝達機構と、を備え、
    前記制御シャフトを回動させて前記各制御カムの回動位置を制御することにより前記各駆動力伝達機構の姿勢を変化させて、前記各機関弁の開閉時期とリフト量とを連続的に可変制御する可変動弁機構を備えた内燃機関の可変動弁装置であって
    前記一方の制御カムは、他方の制御カムと比較して、前記制御シャフトの軸心に対する偏心量が相対的に大きくなるように設定されていることを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。
  2. 吸気側あるいは排気側に1気筒当たり2つ設けられた機関弁と、
    機関の回転に同期して回転するカムシャフトの外周に設けられた駆動カムと、
    前記カムシャフトと平行に配置された制御シャフトの外周に前記各機関弁に対応して設けられた2つの制御カムと、
    前記2つの機関弁にそれぞれ接触して揺動運動に伴い各機関弁を開閉作動させる2つの揺動カムと、
    前記駆動カムと前記揺動カムとの間に配置され、前記各制御カムにそれぞれ揺動自在に支持された2つのロッカアームを有し、前記カムシャフトの回転に伴う各駆動カムの回転運動を、前記各ロッカアームを介して揺動運動に変換して前記各揺動カムを揺動させる駆動力伝達機構と、を備え、
    前記制御シャフトを回動させて前記各制御カムの回動位置を制御することにより前記各駆動力伝達機構の姿勢を変化させて、前記各機関弁の開閉時期とリフト量とを連続的に可変制御する可変動弁機構を備えた内燃機関の可変動弁装置であって
    前記一方の揺動カムのカムプロフィールを、他方の揺動カムのカムプロフィールと比較して、バルブリフト時のリフト加速度が相対的に大きくなるように設定したことを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。
  3. 吸気側あるいは排気側に1気筒当たり2つ設けられた機関弁と、
    機関の回転に同期して回転するカムシャフトの外周に設けられた駆動カムと、
    前記カムシャフトと平行に配置された制御シャフトの外周に前記一方の機関弁に対応して設けられた制御カムと、
    前記一方の機関弁に接触して揺動運動に伴い一方の機関弁を開閉作動させる揺動カムと、
    前記駆動カムと前記揺動カムとの間に配置され、前記各制御カムにそれぞれ揺動自在に支持された2つのロッカアームを有し、前記カムシャフトの回転に伴う各駆動カムの回転運動を、前記各ロッカアームを介して揺動運動に変換して前記各揺動カムを揺動させる駆動力伝達機構と、を備え、
    前記制御シャフトを回動させて前記制御カムの回動位置を制御することにより前記各駆動力伝達機構の姿勢を変化させて、前記一方の機関弁の開閉時期とリフト量とを連続的に可変制御する可変動弁機構を備えた内燃機関の可変動弁装置であって
    前記一方の機関弁を、前記可変動弁機構による開閉時期及びリフト量の可変制御によって、弁停止状態から前記他方の機関弁とほぼ同等の開閉時期まで可変制御することを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。
  4. 前記一対の機関弁を、ほぼ同一の最大リフトから最小リフトに可変制御する際に、該各機関弁の互いの相対的なリフト変化量あるいは開弁時期を可変制御したことを特徴とする請求項1または2に記載の内燃機関の可変動弁装置。
  5. 前記一方の機関弁を、弁停止状態から他方の機関弁とほぼ同等の最大リフト量まで可変制御することを特徴とする請求項1または2に記載の内燃機関の可変動弁装置。
  6. 一方の制御カムは、他方の制御カムと比較して、前記制御シャフトに対する位相が所定角度だけ相対的に遅くなるように設定されていることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の可変動弁装置。
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