JPH11172729A - 浴室用シャワー装置 - Google Patents

浴室用シャワー装置

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JPH11172729A
JPH11172729A JP35401497A JP35401497A JPH11172729A JP H11172729 A JPH11172729 A JP H11172729A JP 35401497 A JP35401497 A JP 35401497A JP 35401497 A JP35401497 A JP 35401497A JP H11172729 A JPH11172729 A JP H11172729A
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JP
Japan
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shower
handrail
bathroom
hose
water flow
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JP35401497A
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English (en)
Inventor
Masakazu Shudo
正和 首藤
Hironori Yoshikawa
浩則 吉川
Mitsuhiro Sakata
満洋 坂田
Yasutaka Tsutsui
泰孝 筒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 浴室内を見苦しくしたり、壁裏に配管を設け
たりしなくても、シャワーホースの浴室床面上への垂れ
を防止できる浴室用シャワー装置を提供する。 【解決手段】 浴室のカウンター3側又は浴槽10のリ
ム部10a側から上方に立ち上げられ、上端側が浴室壁
面に固定される手すり5の内方にシャワー水流路60を
設け、この手すり5の上端側に、シャワー水流路60に
連通するシャワーホース62の接続部61を設けた。壁
裏配管を設けなくても、シャワー水流路60が、手すり
5の上端まで手すり5内に形成されるため、シャワーホ
ース62の接続部61を充分高い位置に設けることがで
きる。このため、シャワーヘッド63を下フック部材6
4に支持させた場合でも、シャワーホース62が浴室の
床面A1側に垂れてしまうことはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、浴室用シャワー
装置に関するものであり、更に詳しくは、シャワーホー
スが浴室の床面上に垂れないようにした浴室用シャワー
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、図7で示されるように、洗い場
カウンター100に設置された浴室の洗い場水栓101
にシャワーホース102を接続し、このシャワーホース
102の先端にシャワーヘッド103を取り付けたシャ
ワー装置は、広く普及している。このシャワー装置で
は、入浴者は、立ち上がった姿勢で全身にシャワー水を
あびる場合には、浴室壁面Wの比較的上部側に取り付け
られた上部フック104にシャワーヘッド103を保持
させてこれを使用するとともに、風呂イスに座って洗髪
等を行う場合には、浴室壁面Wの比較的下部側に取り付
けられた下部フック105にシャワーヘッド103を保
持させてこれを使用する。
【0003】ところが、このようなシャワー装置では、
シャワーヘッド103を下部フック105に保持させる
と、シャワーホース102が浴室の床面F上に垂れてし
まい、見苦しいとともに、衛生上も好ましくないという
問題がある。
【0004】このため、図8で示されるように、洗い場
水栓101から浴室壁面Wの裏面側に、上方に立ち上が
るシャワー水配管106を設け、このシャワー水配管1
06の上端を浴室内に突出させて、この突出部にシャワ
ーホース102を接続することにより、シャワーホース
102の浴室の床面F上への垂れを防止している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のシャワー装置では、シャワーホース102の床部F
上への垂れは防止できるが、壁の裏側にシャワー水配管
106を設ける必要があるため、この配管工事が容易で
ないという問題があった。
【0006】なお、浴室内にシャワー水配管106を設
けることも考えられるが、このことにより、浴室内が狭
くなるとともに、浴室内の外観も見苦しくなるため、シ
ャワー水配管106を浴室内に直接設けることは、一般
にはなされない。
【0007】この発明は、以上の点に鑑み、浴室内を見
苦しくしたり、壁裏に配管を施工しなくても、シャワー
ホースの浴室床面上への垂れを防止できる浴室用シャワ
ー装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明は、浴室のカウンター側又は浴槽のリム部側から
上方に立ち上げられ、上端側が浴室壁面に固定される手
すりの内方にシャワー水流路を設け、この手すりの上端
側に、シャワー水流路に連通するシャワーホースの接続
部を設けていることである。
【0009】この発明では、例えば、シャワー水流路を
形成するシャワー配管を、浴室のカウンター内方又は浴
槽のリム部下方から手すりの内方を通って、この手すり
上端まで立ち上げ、この手すりの上端側に、このシャワ
ー配管につながるシャワーホースの接続部を設けてい
る。このため、このシャワーホースの接続部が浴室内の
比較的高い位置に配置されることとなり、このシャワー
ホースに連結されるシャワーヘッドを、洗髪等を行うた
めに比較的低い位置に置いて使用しても、シャワーホー
スが浴室の床面上に垂れてしまうことはない。この場
合、シャワー配管は、浴室内から見えないカウンター内
等と手すり内に配置されるため、この配管によって浴室
内が見苦しくなることもないとともに、壁の裏側にシャ
ワー配管を配置する必要もないため、配管工事も容易と
なる。
【0010】なお、手すりは、浴室のカウンター又は浴
槽のリム部から浴室壁面側に立ち上げられているため、
入浴者は、例えば、この手すりを利用して、浴槽に容易
に出入りできるようになるとともに、洗い場の風呂イス
等に容易に着座できるようになる。
【0011】この発明の請求項2記載の発明は、請求項
1記載の発明の場合において、シャワー水流路が手すり
の内方に配置される湾曲容易な軟質ホースにより形成さ
れていることである。
【0012】この発明では、手すりを湾曲させて使い易
くした場合でも、軟質ホースをこの手すりに沿って曲げ
ることにより、この手すり内にシャワー水流路を容易に
形成することができる。
【0013】この発明の請求項3記載の発明は、請求項
1記載の発明の場合において、シャワー水流路が手すり
自身により形成されていることである。
【0014】この発明では、シャワー水流路が手すり自
身により形成されるため、装置の部品点数が減少し、そ
の分、配管工事の容易化とコストの削減を図ることがで
きる。
【0015】この発明の請求項4記載の発明は、請求項
1記載の発明の場合において、手すりの上端側を浴室壁
面に支持させる支持部材に、シャワーヘッドを着脱自在
に支持するためのフック部を設けていることである。
【0016】この発明では、手すりの支持部材にシャワ
ーヘッドのフック部が設けられているため、装置の部品
点数が減少し、その分、工事の容易化とコストの削減を
図ることができる。
【0017】この発明の請求項5記載の発明は、請求項
1記載の発明の場合において、シャワーホースの接続部
が、手すりを中心にこの手すりの左右側のいずれの方向
にも回動して移動できるようになっていることである。
【0018】この発明では、シャワーホースの接続部
を、手すりを中心とした左右方向のいずれの位置にも回
動して移動させることができるため、シャワーホースを
使用者の望む位置に向けることができる。このため、例
えば、右利きの者であっても、左利きの者であっても、
シャワーホースを手すりにからませることなく、シャワ
ーヘッドを使用できるようになる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照しつつ説明する。図1はこの発明の一実施の形
態に係るシャワー装置を備えた浴室の洗い場側を示して
いる。
【0020】浴室は、図1で示されるように、組立式浴
室である浴室ユニットから形成されており、防水床パン
1の一方に浴槽10が設置され、他方に洗い場Aが形成
されているとともに、防水床パン1の外周部に形成され
た壁載せ部1a上に、浴室壁面を形成する壁パネル2が
設置されている。そして、洗い場A側の壁パネル2Aの
下部側には、段状の洗い場カウンター3が設けられてお
り、この洗い場カウンター3の正面壁3aに洗い場水栓
4が取り付けられている。また、洗い場カウンター3の
下載置部3bと壁パネル2Aの上部側間には、入浴補助
用の上下に長い手すり5がやや斜めの状態で設置されて
いるとともに、この手すり5周りにシャワー装置6が設
置されている。
【0021】手すり5は、芯材となる僅かに湾曲したス
テンレスパイプの外表面に、樹脂のコーティングがなさ
れたものであり、図1で示されるように、洗い場カウン
ター3を貫通した下端側が、この洗い場カウンター3の
下方に配置されるブラケット7に固定されているととも
に、上端側が、上支持部材8を介して、壁パネル2Aに
固定されている。ブラケット7は、図2で示されるよう
に、後端側がねじB1を介して壁パネル2A側に固定さ
れており、洗い場カウンター3の下載置部3b側に延び
る前端側で、手すり5の下端に嵌め込まれた支持材Pを
介して、手すり5を支持している。なお、洗い場カウン
ター3の手すり5の貫通部周りには、隙間を塞ぐシール
材Sが詰められている。
【0022】上支持部材8は、図3ないし図5で示され
るように、凹状の本体部80の上面側が開閉可能な蓋8
1によって覆われているとともに、本体部80の底壁8
0a側に、手すり5の差込部82が設けられている。ま
た、上支持部材8には、本体部80の前部側に、シャワ
ーヘッド63(後述)の下部が差し込まれて、このシャ
ワーヘッド63を着脱自在に支持する上フック部83が
形成されている。差込部82は、内円筒部82aと外円
筒部82bとから形成され、これらの間に手すり5の上
端が嵌め込まれて固定されるとともに、内円筒部82a
内が、本体部80内と連通するように形成されている。
【0023】なお、この上支持部材8は、本体部80内
からねじB2を壁パネル2A側にねじ込むことにより、
この壁パネル2Aに取り付けられている。この場合、こ
の上支持部材8は、シャワーヘッド63を上フック部8
3に支持させた場合に、このシャワーヘッド63を使用
して、入浴者が立った状態で全身にシャワー水をあびる
ことができる上下位置に取り付けられる。
【0024】シャワー装置6は、図1で示されるよう
に、シャワー配管60と、ホース接続部61と、シャワ
ーホース62と、シャワーヘッド63と、下フック部材
64と、上支持部材8の上フック部83とから構成され
ている。
【0025】シャワー配管60は、図2で示されるよう
に、手すり5内に配置されていて、この手すり5内にシ
ャワー水流路を形成するものであり、湾曲容易な軟質ホ
ース60aの両端に、上及び下金具60b,60cが取
り付けられたものである。このシャワー配管60は、手
すり5に沿うようにこの手すり5内を挿通しており、下
金具60cが手すり5下端側の支持材Pとブラケット7
とを貫通して、洗い場カウンター3の下方に突き出てい
るとともに、上金具60bが上支持部材8の内円筒部8
2a内に突き出ている。なお、下金具60cには、洗い
場カウンター3の内方で、洗い場水栓4のシャワー水吐
出部4aにつながるフレキシブル管9が接続されてい
る。
【0026】ホース接続部61は、シャワーホース62
とシャワー配管60とを接続するものであり、図3ない
し図5で示されるように、一端側が上支持部材8の本体
部80内で、シャワー配管60の上金具60b(図2参
照)とユニオン等を介して接続されているとともに、こ
の本体部80の側壁80bを貫通した他端側が、下向き
に折曲されていて、ここに、シャワーホース62の一端
側が着脱自在に連結される連結端61aが形成されてい
る。
【0027】シャワーホース62は、湾曲自在な材料か
ら形成されており、一端側がホース接続部61に連結さ
れ、他端側がシャワーヘッド63に接続されていて、シ
ャワーヘッド63を下フック部材64側と上フック部8
3側とに自在に移動できる長さに形成されている。
【0028】下フック部材64は、上支持部材8の上フ
ック部83と同様に、シャワーヘッド63の下部を着脱
自在に支持するものであり、入浴者が洗い場カウンター
3の前に風呂イス等を介して着座した状態で、シャワー
ヘッド63を利用して洗顔や洗髪が容易に行える、壁パ
ネル2Aの上下位置に取り付けられている。
【0029】つぎに、手すり5とシャワー装置6との取
り付け手順の一例について説明する。まず、内部にシャ
ワー装置6のシャワー配管60が差し込まれた手すり5
の下端を、シール材Sを介して洗い場カウンター3の開
口に差し込む。この場合、支持材Pも手すり5の下端に
嵌め込んでおき、シャワー配管60の下端を支持材Pか
ら下方に突き出させておく。つづいて、シャワー装置6
のホース接続部61が組み込まれた上支持部材8を、手
すり5の上端を差込部82に差し込んだ状態で、壁パネ
ル2Aの所定位置に取り付ける。
【0030】つぎに、シャワー配管60の上端を手すり
5から所定量だけ突出させた後、シャワー配管60とホ
ース接続部61とを連結する。つづいて、ブラケット7
を壁パネル2A側に取り付け、このブラケット7に、支
持材Pを介して、手すり5の下端側を固定する。つづい
て、壁パネル2Aの所定位置に、下フック部材64を取
り付けるとともに、一端にシャワーヘッド63が接続さ
れたシャワーホース62の他端をホース接続部61に連
結すれば、手すり5とシャワー装置6との取り付け作業
は完了する。
【0031】そして、この後、シャワー配管60の下端
と洗い場水栓4とを、洗い場カウンター3の内方でフレ
キシブル管9により接続すれば、洗い場水栓4からのシ
ャワー水を、シャワー配管60、ホース接続部61、シ
ャワーホース62を介して、シャワーヘッド63側に供
給できるようになる。
【0032】つぎに、この手すり5とシャワー装置6の
作用について説明する。足腰等の弱った入浴者は手すり
5を使いつつ、洗い場カウンター3の前に風呂イス等を
介して着座することができる。そして、シャワーヘッド
63を下フック部材64に支持させることにより、入浴
者は、このシャワーヘッド63からのシャワー水を利用
しつつ洗体、洗髪、洗顔等を行うことができる。この場
合、ホース接続部61が壁パネル2Aの充分上部側にあ
るため、シャワーヘッド63を下フック部材64に支持
させても、シャワーホース62が洗い場Aの床面A1上
に垂れてしまうことはない。このため、入浴者は、シャ
ワーホース62に邪魔されないすっきりした状態で、洗
体等を行うことができるとともに、体に触れることのあ
るシャワーホース62が床面に触れない点おいて、衛生
的な入浴をもすることができる。
【0033】洗体等の終了した入浴者は、手すり5に手
を掛けて立ち上がり、浴槽10内に入ることができると
ともに、浴槽10から出た入浴者は、この手すり5につ
かまりつつ立ち上がった状態で、上支持部材8の上フッ
ク部83に支持されたシャワーヘッド63を介して、全
身にシャワー水をあびることができる。なお、手すり5
は、足腰の弱った入浴者だけでなく、健丈者でも、これ
を利用することにより、快適な入浴ができるようにな
る。
【0034】以上のように、このシャワー装置6では、
シャワー配管60を洗い場カウンター3から上方に立ち
上がる手すり5内に配置して、この手すり5の上端側に
シャワー配管60と接続されるホース接続部61を設け
ているため、シャワー配管60を、壁パネル2Aの裏側
に施工したり、浴室内に露出させて施工したりしなくて
も、ホース接続部61を、シャワーホース62が床面A
1上に垂れることのない壁パネル2Aの充分上部側に設
けることができる。すなわち、このシャワー装置6で
は、シャワーホース62が床面A1上に垂れないように
した場合でも、壁裏配管を行う必要がないため、このシ
ャワー装置6の設置の容易化を図ることができるととも
に、シャワー配管60を浴室内に露出させることがない
ため、浴室内を見苦しくない快適な状態に保つことがで
きる。
【0035】なお、このシャワー装置6では、シャワー
配管60と洗い場水栓4との接続も、洗い場カウンター
3下方の比較的広い空間で、例えば、フレキシブル管9
を利用して自由に行うことができるため、配管工事も容
易である。
【0036】また、このシャワー装置6では、シャワー
配管60に湾曲容易な軟質ホース60aを使用している
ため、手すり5を使い易く湾曲させても、この手すり5
内にシャワー配管60を容易に配置することができ、そ
の分、シャワー装置6の取り付けの容易化を図ることが
できる。
【0037】さらに、このシャワー装置6では、手すり
5の上端側を固定する上支持部材8に、シャワーヘッド
63用の上フック部83を形成しているため、その分、
特別なフック部材が不要となり、部品点数の減少に伴う
工事の容易化とコストの削減を図ることができる。
【0038】なお、手すり5の下端側をブラケット7に
固定したが、洗い場カウンター3が強固に形成され、か
つ、充分に支持されている場合や、洗い場カウンター3
の支持部材が手すり5の近傍にある場合には、手すり5
の下端側を洗い場カウンター3やその支持部材に固定し
てもよい。
【0039】また、手すり5を、浴槽側カウンター(図
示せず)や浴槽10の上端側のリム部10a(図1参
照)から上方に立ち上げ、この手すり5内にシャワー配
管60を配置するようにしてもよい。この場合、シャワ
ー配管60と洗い場水栓4又は浴槽側水栓(図示せず)
とが、洗い場カウンター3、浴槽側カウンター、浴槽1
0のリム部10aの下方(内方)に配置されるフレキシ
ブル管9により接続される。
【0040】さらに、手すり5内にシャワー配管60を
設けず、シャワー水流路をこの手すり5自身で形成し、
この手すり5の上端にホース接続部61を連結するよう
にしてもよい。このことにより、シャワー装置6の部品
点数が減少し、配管工事の容易化とコストの削減を図る
ことができる。なお、この場合、手すり5の表面が熱く
なるのを防止するため、例えば表面のコーティングの厚
さはやや厚くする。
【0041】また、手すり5の上端側にシャワーヘッド
63用の上フック部83を設けず、この手すり5の更に
上方の壁パネル2Aに上フック部材を設けるようにして
もよい。この場合、手すり5の上端位置を、入浴者が立
った状態でシャワー水をあびることができるほど高くす
る必要がなく、手すり5を自由な長さとすることができ
る。ただし、手すり5の上端にホース接続部61は取り
付けられるため、この手すり5の上端位置は、シャワー
ヘッド63を下フック部材64に支持させた場合に、シ
ャワーホース62が洗い場Aの床面A1上に垂れない程
度の位置に設ける必要はある。
【0042】さらに、手すり5は、樹脂パイプや金属パ
イプのみから形成してもよいし、樹脂パイプ内に金属パ
イプを差し込んだものであってもよい。
【0043】また、図6で示されるように、例えば、手
すり5の上端側をL形の上支持部材8Aで支持して、こ
の上支持部材8Aを貫通するホース接続部61が、手す
り5の上端部を中心として、この左右に、回動できるよ
うにし、シャワーホース62を使用者の望む位置に向け
ることができるようにしてもよい。このことにより、使
用者は、左利きであっても、右利きであっても、シャワ
ーホース62を手すり5とからませることなく、シャワ
ーヘッド63の使用ができる。この場合、シャワーヘッ
ド63を着脱自在に支持するフック部材を、手すり5の
右側と左側とに設ければ、さらに、シャワーヘッド63
の取り扱いが容易となる。もちろん、この場合におい
て、シャワー水流路を手すり5自身で形成してもよい。
【0044】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0045】この発明の請求項1記載の発明によれば、
浴室のカウンター側又は浴槽のリム部側から上方に立ち
上げられ、上端側が浴室壁面に固定される手すりの内方
にシャワー水流路を設け、この手すりの上端側に、シャ
ワー水流路に連通するシャワーホースの接続部を設けて
いるので、浴室内を見苦しくしたり、壁裏に配管を施工
しなくても、シャワーホースの接続部を浴室の比較的上
部側に配置でき、シャワーホースの浴室床面上への垂れ
を防止できる。
【0046】この発明の請求項2記載の発明によれば、
請求項1記載の発明の場合において、シャワー水流路が
手すりの内方に配置される湾曲容易な軟質ホースにより
形成されているので、手すりの形状に合わせて、この手
すり内に容易にシャワー水流路を形成できる。
【0047】この発明の請求項3記載の発明によれば、
請求項1記載の発明の場合において、シャワー水流路が
手すり自身により形成されているので、部品点数の減少
に伴う工事の容易化とコストの削減を図ることができ
る。
【0048】この発明の請求項4記載の発明によれば、
請求項1記載の発明の場合において、手すりの上端側を
浴室壁面に支持させる支持部材に、シャワーヘッドを着
脱自在に支持するためのフック部を設けているので、部
品点数の減少に伴う工事の容易化とコストの削減を図る
ことができる。
【0049】この発明の請求項5記載の発明によれば、
請求項1記載の発明の場合において、シャワーホースの
接続部が、手すりを中心にこの手すりの左右側のいずれ
の方向にも回動して移動できるようになっているので、
装置をより使い易いものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態に係るシャワー装置を
備えた浴室の洗い場側を示す図である。
【図2】図1で示される手すりの上部側と下部側の拡大
断面図である。
【図3】手すりの上端側を支持する上支持部材の平面図
である。
【図4】図3のA−A矢視断面図である。
【図5】図3で示される上支持部材の正面図である。
【図6】他の実施形態に係る手すりの上端側を示す図で
ある。
【図7】従来のシャワー装置を備えた浴室内の斜視図で
ある。
【図8】他の従来のシャワー装置を備えた浴室の壁側の
断面図である。
【符号の説明】
3 洗い場カウンター(カウンター) 5 手すり 6 シャワー装置 8 上支持部材(支持部材) 10 浴槽 10a リム部 60 シャワー配管 61 ホース接続部(接続部) 62 シャワーホース 63 シャワーヘッド 83 上フック部(フック部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂田 満洋 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 筒井 泰孝 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴室のカウンター側又は浴槽のリム部側
    から上方に立ち上げられ、上端側が浴室壁面に固定され
    る手すりの内方にシャワー水流路を設け、この手すりの
    上端側に、上記シャワー水流路に連通するシャワーホー
    スの接続部を設けていることを特徴とする浴室用シャワ
    ー装置。
  2. 【請求項2】 前記シャワー水流路が前記手すりの内方
    に配置される湾曲容易な軟質ホースにより形成されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の浴室用シャワー装
    置。
  3. 【請求項3】 前記シャワー水流路が前記手すり自身に
    より形成されていることを特徴とする請求項1記載の浴
    室用シャワー装置。
  4. 【請求項4】 前記手すりの上端側を浴室壁面に支持さ
    せる支持部材に、シャワーヘッドを着脱自在に支持する
    ためのフック部を設けていることを特徴とする請求項1
    記載の浴室用シャワー装置。
  5. 【請求項5】 前記シャワーホースの接続部が、前記手
    すりを中心にこの手すりの左右側のいずれの方向にも回
    動して移動できるようになっていることを特徴とする請
    求項1記載の浴室用シャワー装置。
JP35401497A 1997-12-09 1997-12-09 浴室用シャワー装置 Pending JPH11172729A (ja)

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JP35401497A JPH11172729A (ja) 1997-12-09 1997-12-09 浴室用シャワー装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003056021A (ja) * 2001-06-08 2003-02-26 San-Ei Faucet Mfg Co Ltd 手すり型水栓
JP2019111255A (ja) * 2017-12-26 2019-07-11 積水ホームテクノ株式会社 浴室手摺

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