JPH0542525U - サニタリーユニツト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】 便器５近傍に位置する側壁パネル１３にシャ
ワーヘッド２６を浴槽２外に向けた状態で支持固定する
ことのできる固定器具２７が設けられる。 【効果】 便器側の床面上で身体を洗うときには、シャ
ワーヘッドをかかる固定器具で支持させておけば、両手
を身体洗浄等に使用でき、従って、便器側でシャワー器
具を使用して身体洗浄等を容易にしかも楽に行うことが
できる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、内部に浴槽、洗面ボウル、便器等が配備されてなるサニタリーユニ ットに関する。 浴槽に関する。

【０００２】

【従来の技術】

一般に、サニタリーユニットは、図３に示される如くに、床パネル３、側壁パ ネル１１、１２、１３、天井パネル１４等で包囲された室内に、浴槽２、シャワ ー用ホース１９、洗面ボウル２０、エプロン２５、洗面カウンター２１、排水管 ２３、便器５等が所定の態様で機能的・集約的に配備されたものである。このよ うなサニタリーユニットにおいては、シャワーは浴槽内で浴びるのが普通である ので、シャワーヘッド２６を支持固定する固定器具２４（フック、係止金具等） は、図示のように（実開昭６１−２８４９６号公報等にも記載）、浴槽２側にの み設けられている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上述の如くのサニタリーユニットにおいては、通常の浴室と同様に、浴槽外、 即ち便器側の床面上（洗面部）で身体を洗ったり、シャワーを浴びたりする場合 がある。しかしながら、従来のサニタリーユニットにあっては、シャワーヘッド を支持固定する固定器具が便器側には配されていないので、便器側でシャワーを 浴びつつ身体を洗うときには、シャワーヘッドを一方の手で持ち、他方の手で洗 う動作及び湯温や湯量を調整するためのバルブハンドルの操作等を行うことにな り、洗う動作が非常にしずらく、極めて不便である。

【０００４】 かかる点に鑑み本考案は、便器側でシャワー器具を使用して身体の洗浄等を容 易にしかも楽に行うことができるようにされたサニタリーユニットを提供するこ とを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上述の目的を達成すべく、本考案に係るサニタリーユニットは、内部に浴槽、 洗面ボウル、便器等が配備され、上記便器の上方もしくは上記便器近傍に位置す る側壁パネルにシャワーヘッドを支持固定することのできる固定器具が設けられ て構成される。

【０００６】 この場合、固定器具にシャワーヘッドの高さ調整や角度調整を行うための機能 を付加することが好ましい。

【０００７】

【作用】

上述の如くの構成とされた本考案に係るサニタリーユニットにおいては、便器 の上方もしくは上記便器近傍に位置する側壁パネルにシャワーヘッドを支持固定 することのできる固定器具が設けられているので、便器側の床面上で身体を洗う ときには、シャワーヘッドをかかる固定器具で支持させておけば、両手を身体洗 浄等に使用でき、従って、便器側でシャワー器具を使用して身体洗浄等を容易に しかも楽に行うことができる。

【０００８】

【実施例】

以下、本考案の実施例を図面を参照しつつ説明する。 図１は本考案に係るサニタリーユニット１の一実施例を示し、図において、サ ニタリーユニット１は、基本構成部は前述の図３に示されるものと同様で、床パ ネル３、側壁パネル１１、１２、１３、天井パネル１４等で包囲された室内に、 浴槽２、洗面ボウル２０、エプロン２５、洗面カウンター２１、排水管２３、便 器５等が所定の態様で配備されている。

【０００９】 上記洗面ボウル２０の上面側にはシャワー用を兼ねるバルブハンドル等の水栓 金具２２が設けられ、また、側壁パネル１１の浴槽２側には、ホース２３の先端 に連結されたシャワーヘッド２６を支持固定するための固定器具２４が取り付け られている。 そして、便器５近傍に位置する側壁パネル１３の比較的高い部位に、湯水を浴 槽２外の便器５側に供給できるような姿勢でシャワーヘッド２６を支持固定する ことのできる、前述した固定器具２４と同様な固定器具２７が取り付けられてい る。この固定金具２７は、シャワーヘッド２６の下部を挟んで固定するタイプの もので、シャワーヘッド２６の吐出口を斜め下方に向けた状態で支持固定するよ うになっている。

【００１０】 図２は上述の固定器具２７と同様に側壁パネル１３に取り付けられる他の固定 器具３０の例を示す。 この固定器具３０は、その両端が側壁パネル１３の比較的高い部位に取り付け られた断面形状が概略コ字状の支持バー２８（一部のみ図示）と、この支持バー ２８に摺動可能に外嵌せしめられた、弾性材料からなる基体部３１と、この基体 部３１に設けられた凸部３２に回転可能に外嵌固定せしめられるヘッド支持部３ ５と、基体部３１の反凸部側に設けられた嵌挿部３３に嵌合せしめられる凹部を 有し、かつ、基体部３１に設けられた雌ねじ部３４に螺合してその先端が支持バ ー２８を押圧する雄ねじ部３８が突設された固定部材３７と、からなっている。

【００１１】 ここで、浴槽２外の床面上で身体洗浄等を行う際には、シャワーヘッド２６を 浴槽２側の固定器具２４から外して側壁パネル１３側の上記固定器具３０に支持 固定させる。固定器具３０にシャワーヘッド２６を支持固定させるには、ヘッド 支持部３５に設けられた弾性を有する嵌合挟持部３６にシャワーヘッド２６の下 部を押し込む。この場合、固定器具３０の固定部材３７を基体部３１に対して緩 めて基体部３１を支持バー２８に沿って昇降動させることによりシャワーヘッド ２６の高さ調整がなされ、また、ヘッド支持部３５を基体部３１に対して鉛直面 内で回転させることにより、また、固定部材３７を基体部３１に対して緩めて基 体部３１を支持バー２８を枢軸として回転させることにより、それぞれ鉛直方向 及び水平方向の角度調整がなされる。

【００１２】 上述の如くの構成とされた本実施例のサニタリーユニット１においては、シャ ワーヘッド２６を、湯水を浴槽２外の床面や便器５側に供給できるような姿勢で 支持固定することのできる固定器具２７又は３０が側壁パネル１３に取り付けら れているので、洗面ボウル２０上で洗髪等を行うときには、シャワーヘッド２６ をかかる固定器具２７又は３０で支持させておけば、両手を身体洗浄等に係る行 為に使用でき、従って、浴槽２外の床面上でシャワー器具を使用して身体洗浄等 を容易にしかも楽に行うことができる。

【００１３】

【考案の効果】

以上の説明から明らかな如く、本考案に係るサニタリーユニットは、便器の上 方もしくは上記便器近傍に位置する側壁パネルにシャワーヘッドを支持固定する ことのできる固定器具が設けられているので、便器側の床面上で身体を洗うとき には、シャワーヘッドをかかる固定器具で支持させておけば、両手を身体洗浄等 に使用でき、従って、便器側でシャワー器具を使用して身体洗浄等を容易にしか も楽に行うことができる利点が得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係るサニタリーユニットの一実施例を
示す斜視図。

【図２】本考案に係るサニタリーユニットの他の実施例
に使用される固定器具をを示す斜視図。

【図３】従来のサニタリーユニットの一例を示す斜視
図。

【符号の説明】

１−サニタリーユニット ２−浴槽 ３−床パネル ５−便器 １１、１２、１３−側壁パネル ２０−洗面ボウル ２４−固定器具 ２６−シャワーヘッド ２７、３０−固定器具

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 内部に浴槽、洗面ボウル、便器等が配備
   されてなるサニタリーユニットにおいて、上記便器の上
   方もしくは上記便器近傍に位置する側壁パネルにシャワ
   ーヘッドを支持固定することのできる固定器具が設けら
   れていることを特徴とするサニタリーユニット。