JP3440962B2 - 水栓金具とこの水栓金具を設置した浴室 - Google Patents

水栓金具とこの水栓金具を設置した浴室

Info

Publication number
JP3440962B2
JP3440962B2 JP15600995A JP15600995A JP3440962B2 JP 3440962 B2 JP3440962 B2 JP 3440962B2 JP 15600995 A JP15600995 A JP 15600995A JP 15600995 A JP15600995 A JP 15600995A JP 3440962 B2 JP3440962 B2 JP 3440962B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
faucet
water
main body
hot water
bathroom
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP15600995A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH094000A (ja
Inventor
克己 出口
剛 金田
Original Assignee
東陶機器株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 東陶機器株式会社 filed Critical 東陶機器株式会社
Priority to JP15600995A priority Critical patent/JP3440962B2/ja
Publication of JPH094000A publication Critical patent/JPH094000A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3440962B2 publication Critical patent/JP3440962B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bathtubs, Showers, And Their Attachments (AREA)
  • Residential Or Office Buildings (AREA)
  • Domestic Plumbing Installations (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は水栓金具と、この水栓金
具を設置した浴室に関する。
【0002】
【従来の技術】図10は、従来の水栓金具を設置した浴
室の斜視図であり、この図10によって従来例を説明す
る。100は、浴室で、この浴室100の洗い場101
に臨むカウンタ102に設けられる水栓金具103は、
給水管104や給湯管105を接続した本体106に、
回動可能な長尺のスパウト107を連結し、本体106
内で水と湯を適温に混合して、スパウト107の先端の
吐水口108から吐水するように構成してある。そして
このスパウト107を回動して、吐水口108からの吐
水位置を変えることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記水栓金具103
は、1つの水栓で吐水位置を変えることができて便利な
半面、使用目的が身体を洗うために洗面器109に給水
する、というようにはっきりと決められている。このた
め常に同じ位置で吐水させたい場合、長尺のスパウト1
07が利用者側に突出することとなって、邪魔になるか
ら、利用の度に干渉しないように回動させなければなら
ない。又、集合住宅の浴室のように比較的狭い浴室10
0の場合には、スパウト107の突出によって更に洗い
場101が狭くなる。そこでスパウト107を回動させ
てカウンタ102側に移動し、空間を広く使おうとする
と、吐水口108の位置がスパウト107の長さの分横
にずれてしまって吐水位置が変り、使い勝手が悪くな
る。更に吐水口108の位置が、本体106に設けられ
湯温を調整する湯温調整ハンドル110よりも利用者に
近い位置にあるため、誤って高温の湯を出してしまった
場合、熱くなったスパウト107に触れたり、熱い湯が
利用者に掛かかってしまう虞があり、熱い思いをして使
い勝手が悪い。
【0004】本発明者は、上記課題を解決すべく本発明
をなしたもので、上記した課題、即ちスパウトの吐水位
置の変更に伴う使い勝手性の悪さ、入浴者のスパウトへ
の不用意な接触等による不都合を根本的に解消し、真に
有用で使い勝手性に優れ、且つ、入浴者が無意識に触れ
たりすることのない水栓金具、及びこれを備える浴室を
得るべく鋭意検討し、本発明をなした。従って浴室で身
体を洗うために、常に同じ位置で吐水できるようにして
使い勝手を向上させた水栓金具と、この水栓金具を設置
した使い勝手の良い浴室を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の請求項1は、給水管から給水される水と、給
湯管から給湯される湯とを混合する水栓金具本体と、こ
の本体に設けられた吐水口とからなる水栓金具におい
て、水栓金具本体に設ける前記吐水口を、この本体下部
所定径を有する筒状に垂下突出するようにこの本体と
一体にけ、吐水口の内径部には、吐水整流用のリング
状網体を嵌挿されていることを特徴とする。
【0006】請求項2は、水栓金具を壁面に取付けた状
態で、側面視本体に設けられた吐水口の先端部を、本体
に設けられた湯温、及び吐水量調整ハンドルよりも壁面
側に位置するように設けた。
【0007】請求項3は、本体を保護カバーで覆った。
【0008】請求項4は、浴槽と洗い場、給湯・給水等
の水栓金具、必要に応じてシャワー設備等を備える浴室
において、水栓金具を浴室の壁面部分に設け、所定径を
有する筒状に垂下突出するようにこの本体と一体に
け、且つ前記吐水口の内径部には、吐水整流用のリング
状網体を嵌挿されている水栓金具とし、この水栓金具の
下方に洗面器載置棚を設けたことを特徴とする。
【0009】請求項5は、水栓金具を壁面に取付けた状
態で、側面視本体下部に設けられた吐水口の先端部を、
本体に設けられた湯温、及び吐水量調整ハンドルよりも
壁面側に位置するように設けた。
【0010】請求項6は、本体を保護カバーで覆った。
【0011】請求項7は、洗面器載置棚にすのこを着脱
自在に設けた。
【0012】請求項8は、洗面器載置棚を壁面に折り畳
み自在に設けた。
【0013】
【作用】請求項1は、給水管から給水される水と、給湯
管から給湯される湯とを混合する水栓金具本体と、この
本体に設けられた吐水口とからなる水栓金具において、
水栓金具本体に設ける吐水口を、この本体下部に所定径
を有する筒状に垂下突出するようにこの本体と一体に
けたので、スパウトが無い分部品点数が減少し、延いて
は製造時に用いる成形型がその分不要となる。また吐水
口の内径部には、吐水整流用のリング状網体を嵌挿され
ているので、湯水を吐水口から真っ直ぐに吐水させるこ
とができる。
【0014】請求項2は、水栓金具を壁面に取付けた状
態で、側面視本体に設けられた吐水口の先端部を、本体
に設けられた湯温、及び吐水量調整ハンドルよりも壁面
側に位置するように設けたので、過ってハンドルを回し
過ぎて湯水を大量に出してしまった場合、或いは熱い湯
を出してしまった場合、ハンドルが吐水口よりも手前に
あるから、慌てることなく、又、熱い湯に触れずにハン
ドルを操作して、吐水を止めることができる。
【0015】請求項3は、本体を保護カバーで覆ったの
で、利用者が過って湯温調整ハンドルを回し過ぎて熱い
湯を出してしまっても、熱くなった本体に触れることが
ない。
【0016】請求項4は、浴槽と洗い場、給湯・給水等
の水栓金具、必要に応じてシャワー設備等を備える浴室
において、水栓金具を浴室の壁面部分に設け、所定径を
有する筒状に垂下突出するようにこの本体と一体に
け、且つ前記吐水口の内径部には、吐水整流用のリング
状網体を嵌挿されている水栓金具とし、この水栓金具の
下方に洗面器載置棚を設けたので、利用者は吐水口の真
下の洗面器載置棚に洗面器をおいて整流された湯水を
水させ、湯を溜めるから、足腰の弱っている高齢者が、
腰を屈めずに楽な姿勢で、湯を溜めた洗面器を利用する
ことができる。
【0017】請求項7は、洗面器載置棚にすのこを着脱
自在に設けたので、利用者がすのこ上の洗面器に溜まっ
ている使用した湯水を捨てる場合、洗面器を壁側に傾け
て流せば、すのこを通して下方の洗い場に流れるから、
利用者に汚れた湯水が掛からずに流すことができ、使い
勝手が良い。
【0018】請求項8は、洗面器載置棚を壁面に折り畳
み自在に設けたので、バケツ等の深さのある容器に吐水
する場合には、洗面器載置棚を折り畳んで、吐水口の真
下にバケツをおいて吐水させる。
【0019】
【実施例】次に本発明の実施例を添付した図面に基づい
て説明する。図1は本発明の水栓金具を設けた第1実施
例の浴室の斜視図であり、浴室1は、平面視長方形状を
なす防水性の床パン2の周縁部に段差状の壁パネル載置
部3を形成し、この壁パネル載置部3上に複数の壁パネ
ル4…を建て並べ、壁パネル4…上に図示せぬ廻し縁を
介して天井パネル5を張設した、いわゆるプレハブ式の
ものであり、既設の建物躯体内に組付ける。
【0020】床パン2は、図の右側に洗い場6を備え、
洗い場6の左側に浴槽設置部7を設ける。洗い場6の表
面は、例えば岩肌のような模様、又は滑り難いように緩
やかな凹凸形状を形成する。浴槽設置部7は、洗い場6
との境界部8よりも低い位置に設け、この浴槽設置部7
に浴槽9を設置する。浴槽9の上縁部10と境界部8の
間には、エプロン11を取付ける。
【0021】洗い場6に臨む、実施例では正面の壁パネ
ル4Aの下部には、カウンタ12を設ける。ここでカウ
ンタ12は、中央部に両側よりも低い段部状の洗面器載
置棚13を形成し、洗面器載置棚13の上に、着脱自在
にすのこ14を載置する。このすのこ14の上方の壁パ
ネルA4に(本実施例では)、本発明の水栓金具15を
取付ける。
【0022】水栓金具15にホース16を介してシャワ
ーヘッド17を接続し、フック18に係止する。水栓金
具15の上方の壁パネル4には鏡19を設け、鏡19の
右手には3段の棚20を設ける。鏡19の上方には洗い
場6及び浴槽9の部分照明となる照明器具21、21を
設ける。そして天井パネル5には、浴室1全体を照す照
明器具22と、天井裏の配線等を点検するための点検口
23を設ける。又、洗い場6の右手には、摺動自在の引
戸24を備えた出入口25を設け、浴槽9の左手には、
出窓26を設ける。
【0023】図2は本発明の水栓金具の正面図であり、
水栓金具15の本体30は、略円筒状で水平に配設さ
れ、本体30の背部に接続された給湯管31、及び給水
管32から供給される湯、及び水を導入し湯水を混合す
るように構成されている。本体30の下部の長さ方向中
央部には、本体30と一体に、吐水方向を下方に向けた
吐水口33を設ける。
【0024】吐水口33は、前記本体30の下部に所定
径を有する筒状に垂下突出し、筒状垂下体33aの下方
への突出量は少量である。又、吐水口33内の内径部3
3bには、上端部に湯水を真直ぐ吐水させるための吐水
整流用のリング状網体34が嵌挿されている。このリン
グ状網体34の下から、外周に雄ネジ35aを形成した
口金35を前記吐水口33内に設け、この雄ネジ35a
を上記内径部33bに形成した雌ネジ33cにネジ結合
して、リング状網体34を着脱自在に取り付ける。
【0025】本体30の左端部には、混合する湯水の湯
温調整のためのハンドル36を設け、本体30の右側に
吐水量調整のためのハンドル37を設ける。本発明の水
栓金具15は、本体30と一体に吐水口33を設けるこ
とで、部品点数が減少し、延いては製造時に用いる成形
型がその分不要になるから、低コストで提供することが
できる。
【0026】図3は水栓金具の側面図であり、浴室1の
壁面4に取付けられた水栓金具15は、吐水口33の先
端部の中心線aが、本体30に設けられた湯温調整ハン
ドル36(及び吐水量調整ハンドル37)の中心線bよ
りもΔsだけ壁面4側に位置するように構成する。
【0027】これによって、過って湯温調整ハンドル3
6を回し過ぎて、熱い湯を出してしまっても、湯温調整
ハンドル36が吐水口33よりも手前(図の右側)にあ
るから、熱くなった吐水口33や、吐水される熱い湯に
触れずに湯温調整ハンドル36を操作して、湯温を適温
に調整することができる。又、水栓金具15の本体30
は、給湯管31(給水管32の場合も同様)にナット3
8で着脱自在に取付けられている。
【0028】図4は保護カバーで覆われた水栓金具の側
断面図であり、水栓金具15の本体30全体を着脱自在
の保護カバー40で覆う。保護カバー40は、例えば熱
を伝導し難いプラスティック等の材質で、互いに着脱自
在に嵌合する上カバー41と、下カバー42とから構成
する。
【0029】図5は図4のAの部分の拡大図であり、上
カバー41及び下カバー42は、夫々互いに嵌合する凸
部41aと凹部42b、及び凸部42aと凹部41bを
備えており、凸部41aと凹部42b、及び凸部42a
と凹部41bを嵌合させることで、上カバー41と下カ
バー42の係合が確実になり、保護カバー40が外れず
に本体30を覆うように構成されている。
【0030】図4に示すように上カバー41及び下カバ
ー42には、本体30の給湯管31(及び給水管32)
との接続部43に当接するリブ44、45を夫々設ける
ことで、本体30との間に隙間sを形成し、保護カバー
40が、熱くなった本体30に直接接触しないように構
成する。この保護カバー40によって、利用者が過って
湯温調整ハンドル36を回し過ぎて熱い湯を出してしま
っても、熱くなった本体30に触れることがないから、
高齢者や幼児にも安心して使用することができる。
【0031】図6は浴室での水栓金具の使用状態の説明
図であり、中央部が素通しの洗面器載置棚13に載せた
すのこ14の上に洗面器46を置き、水栓金具15の吐
水口33から真下にある洗面器46に吐水し、湯水Wを
溜める。
【0032】洗面器46は、洗い場6の床面ではなく、
浴槽9の上縁部10より多少低い程度の高さの洗面器載
置棚13上のすのこ14に載せて、湯水Wを溜めるよう
にしたので、足腰の弱っている高齢者が、腰を屈めずに
楽な姿勢で、湯Wを溜めた洗面器46を利用することが
できる。又、洗面器46に湯水Wを溜めるためには、吐
水方向が下方に限らていれば良く、吐水口に吐水位置変
更のために回動自在のスパウトが付いているものと比べ
て、スパウトがないので利用者Pの邪魔にならない。
【0033】洗面器載置棚13は中央部が素通しで、こ
の洗面器載置棚13に直接すのこ14を載置する構成に
したので、利用者がすのこ14上の洗面器46に溜まっ
ている使用した湯水を捨てる場合、洗面器46を壁パネ
ル4側に傾けて流せば、すのこ14を通して下方の洗い
場6に流れるから、利用者に汚れた湯水が掛からずに流
すことができ、使い勝手が良い。同様に浴室1を清掃す
る場合等に、吐水口33の下のすのこ14に洗面器46
を置かずに過って吐水させても、湯水はすのこ14を通
して下方の洗い場6に流れるから、洗面器載置棚13が
湯水を跳ね返すことがなく、跳ね返る湯水で利用者を濡
らす虞が少ない。
【0034】図7は本発明の水栓金具を設けた第2実施
例の浴室の斜視図であり、この実施例ではカウンタを設
けず、水栓金具15の下方の洗い場6に、壁パネル4に
臨ませて洗面器載置棚50を取外し自在に設置する。洗
面器載置棚50は、洗面器を載置する水平部51と、水
平部51から垂直に立設され壁パネル4に臨む壁部52
とからなる。
【0035】図8は第2実施例の浴室の側断面図であ
り、洗面器載置棚50の壁部52の背部の壁パネル4に
は、給水管32(及び給湯管31)に接続される配管5
3…や、配管53…の接続部54等を点検するための点
検口55を設け、点検口55はカバー56で覆う。洗面
器載置棚50の壁部52は、更にこのカバー56を覆
い、カバー56が利用者の目に直に触れないようにし
て、浴室1の見栄えを良くしている。
【0036】又、この洗面器載置棚50の水平部51に
洗面器46を載置することで、足腰の弱っている高齢者
が、腰を屈めずに楽な姿勢で、湯Wを溜めた洗面器46
を利用することができる。
【0037】図9は本発明の水栓金具を設けた第3実施
例の浴室の側断面図であり、洗面器載置棚60は、壁パ
ネル4に蝶番61で折り畳み、引出し自在に取付ける。
引出した時洗面器載置棚60は、係止具62で係止され
て水平に保持され、洗面器46を置くことができる。こ
の時高さ150〜200mm程度の浴室用の椅子63に
腰掛けた利用者Pは、腰を屈めずに楽な姿勢で、湯Wを
溜めた洗面器46を利用することができるから、足腰の
弱っている高齢者に最適である。
【0038】洗面器46に湯水を溜めるためには、吐水
方向が下方に限らていれば良く、吐水口33にスパウト
が付いていると、この目的のためには却って利用者Pの
邪魔になる。尚、浴槽に湯を溜めるために、浴槽側に設
置した水栓金具の場合にも、スパウトが付いている水栓
金具は、浴槽に風呂蓋を載せたり、外したりする際に邪
魔になるから、本体30の下部に本体30と一体に吐水
口33が設けられた本発明の水栓金具15は、吐水方向
が限定されていて使い勝手が良い。
【0039】洗面器載置棚60を折り畳む時は、図示せ
ぬ蝶番で回動自在に設けた係止具62を壁パネル4側に
畳み、次いで洗面器載置棚60を、蝶番61の軸を中心
に回動し、壁パネル4に沿って垂下した状態で保持す
る。この時洗面器載置棚60が邪魔にならないので、バ
ケツ等の深さのある容器を水栓金具15の下方の洗い場
6に置いて楽に吐水することができる。
【0040】
【発明の効果】本発明は上記の通り構成したので、次の
ような効果を奏する。請求項1は、給水管から給水され
る水と、給湯管から給湯される湯とを混合する水栓金具
本体と、この本体に設けられた吐水口とからなる水栓金
具において、水栓金具本体に設ける前記吐水口を、この
本体下部に所定径を有する筒状に垂下突出するように
の本体と一体にけ、吐水口の内径部には、吐水整流用
のリング状網体を嵌挿したので、吐水口は本体と一体で
あり、従って、スパウトが無い分部品点数が減少し、延
いては製造時に用いる成形型がその分不要となるから、
低コストで製造することができる。又、スパウトが無
く、吐水方向を洗面器等に湯水を溜めるためだけに限定
することで、使用時にスパウトが邪魔にならず、使い勝
手が良い。更に利用の際、或いは掃除の際、浴槽に風呂
蓋を載せたり外したりする場合、スパウトが無いので、
邪魔にならず、快適に使用することができる。また吐水
口の内径部には、吐水整流用のリング状網体を嵌挿され
ているので、湯水を吐水口から整流して湯水を真っ直ぐ
に吐水させることができる。
【0041】請求項2は、水栓金具を壁面に取付けた状
態で、側面視本体に設けられた吐水口の先端部を、本体
に設けられた湯温、及び吐水量調整ハンドルよりも壁面
側に位置するように設けたので、過ってハンドルを回し
過ぎて湯水を大量に出してしまった場合、或いは熱い湯
を出してしまった場合、ハンドルが吐水口よりも手前に
あるから、慌てることなく、又、熱い湯に触れずにハン
ドルを操作して、吐水を止めることができる。
【0042】請求項3は、本体を保護カバーで覆ったの
で、利用者が過って湯温調整ハンドルを回し過ぎて熱い
湯を出してしまっても、熱くなった本体に触れずに使用
することができ、高齢者や幼児でも安心して使用するこ
とができる。
【0043】請求項4は、浴槽と洗い場、給湯・給水等
の水栓金具、必要に応じてシャワー設備等を備える浴室
において、水栓金具を浴室の壁面部分に設け、所定径を
有する筒状に垂下突出するようにこの本体と一体に
け、且つ前記吐水口の内径部には、吐水整流用のリング
状網体を嵌挿されている水栓金具とし、この水栓金具の
下方に洗面器載置棚を設けたので、利用者は吐水口の真
下の洗面器載置棚に洗面器をおいて吐水させ、湯を溜め
るから、足腰の弱っている高齢者が、腰を屈めずに楽な
姿勢で、湯を溜めた洗面器を利用することができるか
ら、浴室を快適に利用することができ、使い勝手が良
い。また浴室に設置する水洗金具が所定径を有する筒状
に垂下突出するようにこの本体と一体に設け、且つ前記
吐水口の内径部には、吐水整流用のリング状網体を嵌挿
されている水栓金具としたので、浴室設置の水洗金具
は、スパウトが無い分部品点数が減少し、延いては製造
時に用いる成形型がその分不要となるから、低コストで
製造することができる。又スパウトが無く、吐水方向を
洗面器等に湯水を溜めるためだけに限定することで、使
用時にスパウトが邪魔にならず、使い勝手が良い。更に
利用の際、或いは掃除の際、浴槽に風呂蓋を載せたり外
したりする場合、スパウトが無いので、邪魔にならず、
快適に使用することができる。また吐水口の内径部に
は、吐水整流用のリング状網体を嵌挿されているので、
浴室で水洗金具で吐水させる際、湯水を吐水口から整流
して湯水を真っ直ぐに吐水させることができる。
【0044】請求項7は、洗面器載置棚にすのこを着脱
自在に設けたので、利用者がすのこ上の洗面器に溜まっ
ている使用した湯水を捨てる場合、洗面器を壁側に傾け
て流せば、すのこを通して下方の洗い場に流れるから、
利用者に汚れた湯水が掛からずに流すことができ、浴室
を快適に利用することができ、使い勝手が良い。
【0045】請求項8は、洗面器載置棚を壁面に折り畳
み自在に設けたので、バケツ等の深さのある容器に吐水
する場合には、洗面器載置棚を折り畳んで、吐水口と床
面との間隔を充分にとり、吐水口の真下にバケツをおい
て吐水させることができるから、スパウト付の水栓金具
のようにバケツに当って邪魔になる虞がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の水栓金具を設けた第1実施例の浴室の
斜視図
【図2】本発明の水栓金具の正面図
【図3】水栓金具の側面図
【図4】保護カバーで覆われた水栓金具の側断面図
【図5】図4のAの部分の拡大図
【図6】浴室での水栓金具の使用状態の説明図
【図7】本発明の水栓金具を設けた第2実施例の浴室の
斜視図
【図8】同じく第2実施例の浴室の側断面図
【図9】本発明の水栓金具を設けた第3実施例の浴室の
側断面図
【図10】従来の水栓金具を設置した浴室の斜視図
【符号の説明】
1…浴室,2…床パン,3…壁パネル載置部,4…壁パ
ネル,5…天井パネル,6…洗い場,7…浴槽設置部,
9…浴槽,12…カウンタ,13…段部,14…すの
こ,15…水栓金具,30…水栓金具の本体,31…給
湯管,32…給水管,33…吐水口,34…網体,35
…口金,36…湯温調整のハンドル,37…吐水量調整
のハンドル,40…保護カバー,41…上カバー,42
…下カバー,44,45…リブ,46…洗面器,50…
洗面器載置棚,51…水平部,52…壁部,53…配
管,54…接続部,55…点検口,56…カバー,60
…洗面器載置棚,62…蝶番,63…係止具,64…椅
子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−336481(JP,A) 実開 平2−125688(JP,U) 実開 平1−110686(JP,U) 実開 平3−82092(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E03C 1/042 - 1/044 A47K 4/00

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給水管から給水される水と、給湯管から
    給湯される湯とを混合する水栓金具本体と、この本体に
    設けられた吐水口とからなる水栓金具において、 前記 水栓金具本体に設ける前記吐水口を、この本体下部
    所定径を有する筒状に垂下突出するようにこの本体と
    一体にけ、 前記吐水口の内径部には、吐水整流用のリング状網体を
    嵌挿されている、 こと を特徴とする水栓金具。
  2. 【請求項2】 前記水栓金具を壁面に取付けた状態で、
    側面視本体下部に設けられた吐水口の先端部を、本体に
    設けられた湯温、及び吐水量調整ハンドルよりも壁面側
    に位置するように設けたことを特徴とする請求項1に記
    載の水栓金具。
  3. 【請求項3】 前記本体を保護カバーで覆ったことを特
    徴とする請求項1、又は2に記載の水栓金具。
  4. 【請求項4】 浴槽と洗い場、給湯・給水等の水栓金
    具、必要に応じてシャワー設備等を備える浴室におい
    て、 前記 水栓金具を浴室の壁面部分に設け、所定径を有する
    筒状に垂下突出するようにこの本体と一体に設け、且つ
    前記吐水口の内径部には、吐水整流用のリング状網体を
    嵌挿されている水栓金具とし、 この 水栓金具の下方に洗面器載置棚を設けた、 こと を特徴とする水栓金具を設置した浴室。
  5. 【請求項5】 前記水栓金具を壁面に取付けた状態で、
    側面視本体下部に設けられた吐水口の先端部を、本体に
    設けられた湯温、及び吐水量調整ハンドルよりも壁面側
    に位置するように設けたことを特徴とする請求項4に記
    載の水栓金具を設置した浴室。
  6. 【請求項6】 前記本体を保護カバーで覆ったことを特
    徴とする請求項4、又は5に記載の水栓金具を設置した
    浴室。
  7. 【請求項7】 前記洗面器載置棚にすのこを着脱自在に
    設けたことを特徴とする請求項4に記載の水栓金具を設
    置した浴室。
  8. 【請求項8】 前記洗面器載置棚を壁面に折り畳み自在
    に設けたことを特徴とする請求項4に記載の水栓金具を
    設置した浴室。
JP15600995A 1995-06-22 1995-06-22 水栓金具とこの水栓金具を設置した浴室 Expired - Fee Related JP3440962B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15600995A JP3440962B2 (ja) 1995-06-22 1995-06-22 水栓金具とこの水栓金具を設置した浴室

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15600995A JP3440962B2 (ja) 1995-06-22 1995-06-22 水栓金具とこの水栓金具を設置した浴室

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH094000A JPH094000A (ja) 1997-01-07
JP3440962B2 true JP3440962B2 (ja) 2003-08-25

Family

ID=15618337

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15600995A Expired - Fee Related JP3440962B2 (ja) 1995-06-22 1995-06-22 水栓金具とこの水栓金具を設置した浴室

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3440962B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7644841B2 (en) * 2005-10-04 2010-01-12 Brainard John P Blister pump dispenser

Also Published As

Publication number Publication date
JPH094000A (ja) 1997-01-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0522545B2 (ja)
WO2022192985A1 (en) Add-on bidet module for a toilet
JP3440962B2 (ja) 水栓金具とこの水栓金具を設置した浴室
JPH0585947U (ja) 浴 室
JP2001061685A (ja) 洗面化粧台
JPH1199081A (ja) 浴室の洗い場カウンター
US11313110B1 (en) Water output device
JP3228031B2 (ja) 洗面化粧台
JP2809099B2 (ja) 洗面化粧台
JPH0542525U (ja) サニタリーユニツト
JPH08103393A (ja) 浴 室
JPH08103394A (ja) 浴室収納パネル
JP2758662B2 (ja) 浴 室
JP2002058609A (ja) 浴室内設備
JP2001029254A (ja) 浴室用カウンター
JP3460014B2 (ja) シャワーホース保持具を取付けた浴室
JPH1080376A (ja) 浴室ユニット
JPH0421896Y2 (ja)
JPH10276927A (ja) 水栓台
JP2590243Y2 (ja) 浴槽への給水装置
JPH07108273B2 (ja) 浴 室
JPH10155694A (ja) 浴室ユニット
JPH09151512A (ja) 浴室の洗い場構造
JP2542966Y2 (ja) ユニットバス
JPH10211113A (ja) シャワー装置付き浴室

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090620

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100620

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100620

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110620

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130620

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140620

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees