JP2590243Y2 - 浴槽への給水装置 - Google Patents

浴槽への給水装置

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JP2590243Y2
JP2590243Y2 JP1992037665U JP3766592U JP2590243Y2 JP 2590243 Y2 JP2590243 Y2 JP 2590243Y2 JP 1992037665 U JP1992037665 U JP 1992037665U JP 3766592 U JP3766592 U JP 3766592U JP 2590243 Y2 JP2590243 Y2 JP 2590243Y2
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琢之 後藤
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株式会社ケーブイケー
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、浴槽に適温,適量の湯
を供給する浴槽への給水装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から浴槽には湯を供給するために図
7または図8に示したような給水装置が設けられてい
る。図7に示した給水装置は、浴槽a内からの操作性を
重視することで浴槽aの中央部に混合水栓bが設けられ
たもの、図8に示した給水装置は浴槽aの隅角部に洗い
場での使用と兼用できるように混合水栓cを設けてなる
ものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、図7に示し
た給水装置の場合、浴槽a内に人が沈んでいる状態では
その給湯ハンドルdや給水ハンドルeは操作し易いが、
浴槽aの外からこれを操作するには同図に示したように
腰をかがめてひざをおとし、一方の手を浴槽aのエプロ
ンについて体重をささえ、もう一方の手でこれらのハン
ドルを操作するという無理な姿勢で操作しなければなら
ないという問題があった。
【0004】また、図8に示した給水装置では上記とは
逆に浴槽aに沈んでいる人にとってハンドル位置が遠く
なるため操作の度毎に体を起さなければならず浴槽の中
から操作し難くなるという問題があった。
【0005】このように従来の給水装置は浴槽の中から
の操作性を重視すると浴槽外からの操作性が損なわれ、
反対に浴槽外からの操作性を良くしようとすると浴槽中
からの操作性が悪くなるという問題があった。
【0006】また、入浴に先立ち浴槽に湯を満たすため
に従来の給水装置ではいちいち浴室内に人が入らねばな
らなかった。このため他の仕事をしながら例えば台所か
ら操作するようなことはできず、しかも浴室に入るとそ
の床がぬれていて足をすべらす危険があるなどの問題も
あった。
【0007】また、従来では浴槽に短時間で湯を満たそ
うとして該浴槽の給水装置を全開にしたうえでなおも洗
い場に設けられているシャワー散水口を該浴槽に突っ込
んで該散水口からも湯を浴槽に給水させることが行われ
ていたが、そうしているとシャワーホースが可撓性であ
るので給水中にシャワー散水口が浴槽から外れて結局多
量の湯が無駄に排出されるようなことが多かった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案の浴槽への給水装
置は上記課題を解決しようとするもので、給湯管と給水
管とに接続された操作部および混合水吐出口を浴室の洗
い場と浴槽の境界部より浴槽側に設けた第1の湯水混合
吐出装置と、給湯管と給水管とに接続された操作部を洗
い場または浴室外に設けた第2の湯水混合吐出装置とよ
りなり、第1の湯水混合吐出装置の二次側に第2の湯水
混合吐出装置の混合水流出部を連通させ、第1の湯水混
合吐出装置の混合水と第2の湯水混合吐出装置の混合水
とを前記混合水吐出口より浴槽に吐出させるようにした
ことを特徴としたものである。
【0009】
【作用】浴槽外からは第2の湯水混合吐出装置を操作す
ることより適温,適量の湯を浴槽に給湯できると共に、
浴槽内からも第1の湯水混合吐出装置を操作することに
より容易に適温,適量の湯を浴槽に供給できる。
【0010】
【実施例】図1および図2に本考案に係る浴槽への給水
装置の配管系統を示し、図中1は湯沸器(図示せず)よ
り配管された給湯管、2は水道水の給水管、3は浴槽4
内から操作し易いように給湯ハンドル7と給水ハンドル
9とからなる操作部を該浴槽4のデッキ面に設けた第1
の湯水混合吐出装置で、該湯水混合吐出装置3に前記給
湯管1および給水管2が配管され、該湯水混合吐出装置
3の混合水吐出口5を該浴槽4に臨ましめている。この
湯水混合吐出装置3は給湯管1に接続される吐止水弁6
を作動させるための給湯ハンドル7と、給水管2に接続
される吐止水弁8を作動させるための給水ハンドル9が
夫々浴槽4のデッキ面上に突出させている。
【0011】また、10は浴室外に設けられた第2の湯
水混合吐出装置で、該湯水混合吐出装置10は前記給湯
管1および給水管2に夫々接続され該湯水混合吐出装置
10の混合水流出部12を配管11を介して前記第1の
湯水混合吐出装置3の二次側に連通させるべく該湯水混
合吐出装置3の混合水接続口25に接続させている。湯
水混合吐出装置10は第1の湯水混合吐出装置3と同様
に湯量を給湯ハンドル30の操作により調節し得る吐止
水弁28と、水量を給水ハンドル31の操作により調節
し得る吐止水弁29とよりなり、その混合比率を変える
ことにより混合水流出部に適温の湯を流出でき、その湯
は配管11,混合水接続口25を通つて湯水混合吐出装
置3に供給されその混合水吐出口5より浴槽4に吐出す
る。
【0012】このため、湯水混合吐出装置10の給湯ハ
ンドル30,給水ハンドル31を操作することにより浴
室に入らないでも外部から浴槽4に適温の湯が供給でき
る。そして浴槽4内からは給湯ハンドル7,給水ハンド
ル9を操作することで入浴中にも適宜自由に適温,適量
の湯が給湯できる。なお、第1の湯水混合吐出装置3と
第2の湯水混合吐出装置10を同時に操作することで浴
槽4に短時間で多量の湯を供給することも可能となる。
【0013】湯水混合吐出装置3および湯水混合吐出装
置10は図1,図2に示したような2ハンドル型の混合
水栓を使用してもよいが、シングルレバー式の混合水
栓、サーモスタツト内蔵の自動温度調節式混合水栓等を
使用してもよく、それらを使用することにより操作性は
さらに向上する。
【0014】また第1の湯水混合吐出装置3は浴槽4が
位置する浴室内壁面に取付けるようにしてもよい。その
場合勿論図1に示したような湯水混合吐出装置3を使用
してもよいが、図3に示したように湯水混合吐出装置3
の二次側にアダプター32を設け、該アダプター32に
配管11を通して湯水混合吐出装置10より混合水を供
給し得るようにし混合水吐出口5より浴槽4に流出させ
るようにできる。このようにアダプター32を使用すれ
ば湯水混合吐出装置3は従来から汎用されている2ハン
ドル型湯水混合水栓を構造を変更することなくそのまま
使用できる利点がある。
【0015】なお、第1の湯水混合吐出装置3は図1で
は浴槽4のデッキ面に設けた例を示したが、この湯水混
合吐出装置3は浴室の洗い場33と浴槽4の境界部より
浴槽4側に入浴者にとって操作し易いように設ければカ
ウンター(図示せず)に設けても、或いは図3に示した
ように壁面に取付けるようにしてもよい。
【0016】図4に示した浴槽4は第1の湯水混合吐出
装置3の給湯ハンドル7と給水ハンドル9を混合水吐出
口5から離れた位置に設けた例を示す。このように湯水
混合吐出装置3は入浴中の者にとって操作し易い最適な
配置を採ることができる。
【0017】また、図5に示した実施例は、第1の湯水
混合吐出装置3を上記各実施例に示したように浴槽4に
設けると共に第2の湯水混合吐出装置10を洗い場33
に設け、しかも該洗い場33にてもこの第2の湯水混合
吐出装置10の混合水を使用できるように湯水混合吐出
装置10の二次側に蛇口34および配管11に連なる混
合水供給栓35を設けてなるものである。この場合、蛇
口34を操作することで吐止水弁28,29にて混合さ
れた混合水を洗い場33での必要に応じ使用できると共
に、混合水供給栓35を開操作すればその混合水を配管
11,混合水吐出口5を通して浴槽4にも供給できるの
で特に図4に示したように給湯ハンドル7,給水ハンド
ル9が洗い場から離れてあるような場合でも洗い場から
の操作にて混合水吐出口5に簡単に給湯できるようにな
る。なお、湯水混合吐出装置10の二次側に切換弁(図
示せず)を設けることにより蛇口34および混合水供給
栓35の機能を該切換弁に代用させることもできる。
【0018】上記実施例のように蛇口34或いは切換弁
を設けて、この湯水混合吐出装置10の設置位置即ち洗
い場33にて混合水を使用できるようにすることを、図
1に示したように湯水混合吐出装置3が浴室外の例えば
台所にあるような実施例に適用すれば、その台所での混
合水の使用を可能ならしめることもできる。
【0019】一方、図6に示した本考案の別の実施例
は、浴槽4の中央部に第1の湯水混合吐出装置3を設け
ると共に、第2の湯水混合吐出装置10を洗い場33の
内壁面に設け、該湯水混合吐出装置10の混合水流出部
12に連なる混合水流出管14に多機能シャワー15を
設け、該多機能シャワー15,配管11を介して第1の
湯水混合吐出装置3の混合水吐出口5に湯を供給し得る
ようになっている。なお、図6中図1と同一符号は同一
構成部分を示す。
【0020】この場合、第2の湯水混合吐出装置10は
温度調節用ハンドル16を操作することにより多機能シ
ャワー15に所望温度の湯を供給できるサーモスタット
ミキシングバルブである。多機能シャワー15には操作
スイッチ17、ボデーシャワー散水口18,18、うた
せ湯吐出口19、トップシャワーノズル20、ミストシ
ャワーノズル21,21、および可撓性ホース22の先
端に接続されたハンドシャワー23が設けられており、
該操作スイッチ17の切換操作により湯をボデーシャワ
ー散水口18,18より真直水平に噴出させたり、うた
せ湯吐出口19から滝状に吐出させたり、トップシャワ
ーノズル20に吐出させたり、ミストシャワーノズル2
1,21から霧状にして噴出させたり、或いはハンドシ
ャワー23より吐出させたり、配管11を介して第1の
湯水混合吐出装置3の混合水吐出口5に湯を供給したり
する等自由に選択できるように構成されている。なお2
4はハンドシャワー23を支持するため浴室壁面に設け
られたハンガーである。
【0021】従って、この場合にも操作スイッチ17の
操作により第2の湯水混合吐出装置10より適温の湯を
浴槽4に供給できるほか、第1の湯水混合吐出装置3の
操作によっても浴槽4に適温,適量の湯が吐出できる。
なお26は吐止水弁28にて使用する湯を吐出管27よ
り吐出させるために第2の湯水混合吐出装置10に設け
られた操作ハンドルである。
【0022】また図示しないが第2の湯水混合吐出装置
10の混合水流出部に、予め設定した一定量の水が通過
すると自動的に閉止する公知の計量止水栓を設ければ、
浴槽4に湯が満杯になったときに自動的に給湯が止まる
ようにすることもできる。
【0023】
【考案の効果】このように本考案の給水装置は、第2の
湯水混合吐出装置を操作すればそのお湯を第1の湯水混
合吐出装置の吐出口から浴槽に吐出させることができる
ので、第2の湯水混合吐出装置は浴槽から離れた場所に
設ければよく、浴室外(台所・洗たく場等)に設けた場
合は、料理,洗濯などをしながら浴槽のお湯張りをする
こともでき、非常に便利である。また、入浴者が浴槽の
中から湯加減を調節しようとする場合には、第1の湯水
混合吐出装置を操作することで同一の吐出口からお湯を
浴槽に吐出させることができるので、浴槽に入りながら
でも楽な姿勢で湯加減調整、或いは吐止水ができる。こ
のように本考案によれば浴槽内からも浴槽外からも湯加
減調節や吐止水操作が容易にできるようになる。このた
め従来のように浴槽の中からの使用と外からの使用との
頻度を考慮していずれか一方を優先させるのではなく、
いずれの場所からでも操作し易いようになり操作性を大
幅に改善させる効果がある。さらには第1および第2の
湯水混合吐出装置を同時に操作することにより、同一の
吐出口から両湯水混合吐出装置の湯合水を吐出させるこ
とができ、大流量が得られるので、浴槽のお湯張りを短
時間でできるようにする利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の浴槽への給水装置の一実施例を示す浴
槽の断面図。
【図2】図1の給水装置の配管系統図。
【図3】浴槽に設けられる湯水混合吐出装置の一例を示
した部分縦断面正面図。
【図4】浴槽の一例を示した斜視図。
【図5】本考案の浴槽への給水装置の他の実施例を示し
た配管系統図。
【図6】本考案の浴槽への給水装置の他の実施例を示し
た浴室の断面図。
【図7】従来の給水装置の使用状態を示した斜視図。
【図8】従来の給水装置の使用状態を示した斜視図。
【符号の説明】
1 給湯管 2 給水管 3 第1の湯水混合吐出装置 4 浴槽 5 混合水吐出口 6 吐止水弁 7 給湯ハンドル 8 吐止水弁 9 給水ハンドル 10 第2の湯水混合吐出装置 11 配管 25 混合水接続口 30 給湯ハンドル 31 給水ハンドル

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給湯管と給水管とに接続された操作部お
    よび混合水吐出口を浴室の洗い場と浴槽の境界部より浴
    槽側に設けた第1の湯水混合吐出装置と、給湯管と給水
    管とに接続された操作部を洗い場または浴室外に設けた
    第2の湯水混合吐出装置とよりなり、第1の湯水混合吐
    出装置の二次側に第2の湯水混合吐出装置の混合水流出
    部を連通させ、第1の湯水混合吐出装置の混合水と第2
    の湯水混合吐出装置の混合水とを前記混合水吐出口より
    浴槽に吐出させるようにしたことを特徴とする浴槽への
    給水装置。
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JP2563546B2 (ja) * 1988-12-22 1996-12-11 松下電器産業株式会社 バスユニット
JPH0330445U (ja) * 1989-07-31 1991-03-26

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