JP2520775Y2 - 湯水混合水栓のキャップ内水抜構造 - Google Patents

湯水混合水栓のキャップ内水抜構造

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JP2520775Y2
JP2520775Y2 JP1990046977U JP4697790U JP2520775Y2 JP 2520775 Y2 JP2520775 Y2 JP 2520775Y2 JP 1990046977 U JP1990046977 U JP 1990046977U JP 4697790 U JP4697790 U JP 4697790U JP 2520775 Y2 JP2520775 Y2 JP 2520775Y2
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真也 玉江
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株式会社イナックス
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、シングルレバー式の湯水混合水栓にあっ
て、キャップ内に浸入した水を自然的に搬出するように
した湯水混合水栓のキャップ内水抜構造に関するもので
ある。
〔従来の技術〕 湯水混合水栓にあっては、操作ハンドルが一つのもの
と二つのものとがあり、一つのものはシングルレバー式
と呼ばれ、二つのものはツーハンドル式と呼ばれてい
る。本願考案は、シングルレバー式の湯水混合水栓に関
するものである。
従来のシングルレバー式の湯水混合水栓は、これを示
せば、第3図の縦断面側面図の通りである。同図に示す
如く、従来のこの種の湯水混合水栓1は、洗面器や洗面
カウンター2等に設けられた取付孔3へ取付台座4を嵌
合装着し、これを三角パッキン5及びナット6により締
結固定している。而して、前記取付台座4は、洗面カウ
ンター2等の上面側へ突出し、水栓を固定するための筒
状の嵌合装着部4aと、洗面カウンター2等の下方側へ突
出し、前記三角パッキン5及びナット6が螺着される筒
状の脚部4bとより成っている。嵌合装着部4aには、水栓
本体7の取付基部7aが螺子込みにより内嵌されている。
水栓本体7は、取付基部7aの上部側に混合室形成部7bが
形成され、更にその上部側に耐圧部7cが形成されてい
る。
前記水栓本体7の外周面には、吐水口8を備えた吐水
口部9が回動自在に外嵌装着されている。一方、水栓本
体7の上部側に外周面には、キャップ10が螺子込みによ
り外嵌装着されている。また水栓本体7の上面側には、
固定ディスク11と可動ディスク12との二枚のディスク弁
体より成る弁機構13が配設されている。キャップ10の頭
部を貫通するシングルレバー14で、前記可動ディスク12
を操作することにより、湯と水の流量(混合割合)を制
御することが可能である。これにより、吐水口8から吐
出される温水の温度を所望する値へ調節することができ
る。
而して、水栓本体7には湯,水の流入口16(図面では
一方の流入口のみを示す)が設けられており、該流入口
16は導管18を介して夫々湯,水の供給源(図示せず)へ
連通接続されている。水栓本体7と導管18との接続は、
通常は鑞付けにより行われている。水栓本体7へ供給さ
れた湯,水は、前述した如く、弁機構13によりその流量
比が決定され、流出口19を通じて混合室20へ供給され
る。そして、ここで十分に混合攪拌されて所望する温度
の温水となり、吐水口部9の吐水口8から外部へ流出
し、吐水される。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、前記従来のシングルレバー式の湯水混合水
栓にあっては、その使用時に、キャップ10内へ手洗水等
がシングルレバー14を伝わって浸入するという欠点があ
った。
すなわち、シングルレバー14を操作して吐水口8より
吐出される温水の温度及び流量を調節し、シングルレバ
ー14を第3図の鎖線で示すような位置まで押し上げる
と、手に付着した石鹸水や汚水等がシングルレバー14へ
移り、更にその手前側下端14aからキャップ10の上面側
開口10aを通じてキャップ10内へ滴下するようになる。
そして、このキャップ10内へ浸入した水は、特に吐水口
部9を水栓本体7の外周側で回動させて吐水口8を任意
の位置へ設定したときに、キャップ10の下端面と吐水口
部9の上端面との間の接合部17から滲み出るようにな
る。そのため、使用者は漏水が発生したと勘違いした
り、また不衛生な水が湯水混合水栓1自体に流れている
等の錯覚を受け、極めて不愉快な思いをするという欠点
があった。またキャップ10内へ浸入した水が溜り、腐敗
して臭気を発生する等の欠点もあった。
このような欠点は、吐水口部9が水栓本体7の外周側
で回動しない固定タイプのものであっても同じである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、従来の前記課題に鑑みてこれを改良除去し
たものであって、キャップ内の水を自然的に流出させる
ようにした湯水混合水栓のキャップ内水抜構造を提供せ
んとするものである。
而して、前記課題を解決するために本考案が採用した
手段は、湯,水の流量を制御する弁機構をシングルレバ
ーで操作するようにした湯水混合水栓において、水栓本
体に外嵌装着された吐水口部とキャップとの間の接合部
又は接合部近傍の水栓本体の背面側に、キャップ内へ浸
入した水を排出させるための排出口を形成し、該排出口
の高さ寸法を前記接合部の隙間寸法よりも大きくしたこ
とを特徴とする湯水混合水栓のキャップ内水抜構造であ
る。
〔作用〕
本考案の湯水混合水栓にあっては、吐水口部とキャッ
プとの間の接合部に排出口が形成されており、キャップ
内へ浸入した水は自然的に流出する。そのため、キャッ
プ内へ汚水が溜り、腐敗したり、臭気を発生する等のこ
とがなく、また使用中に滲み出て漏水等と勘違いされる
こともない。つまり、快適な使用が可能である。
〔実施例〕
以下に、本考案の構成を図面に示す実施例に基づいて
説明すると次の通りである。なお、従来の場合と同一符
号は同一部材である。
第1図は本考案の一実施例を示す湯水混合水栓1の縦
断面側面図である。この実施例にあっては、キャップ10
の背面側において、吐水口部9との間の接合部17に、第
1図及び第2図の図(a)に示す如く、キャップ10内へ
浸入した水の排出口としての溝21を形成している。従っ
て、湯水混合水栓1の使用時に、シングルレバー14を第
3図の鎖線で示す位置へ操作し、手に付着した石鹸水や
手洗水等の汚水がシングルレバー14を流下し、その手前
側下端14aからキャップ開口10aを通じてキャップ10内へ
滴下するようになる。
然しながら、本実施例にあっては、滴下した水はキャ
ップ10の内面側に伝わってキャップ10と吐水口部9との
間の接合部17に達し、前述した溝21から湯水混合水栓1
の外部へ自然的に流出する。しかも、溝21はキャップ10
の背面側に設けられているため、使用者はこれを直接見
ることはなく、不快感を伴うこともない。このようにキ
ャップ10内へ浸入した水は、湯水混合水栓1の外部へ自
然的に流出されるので、浸入したその都度自然的に流出
されることになり、キャップ10内へ汚水等が溜るという
ことがなくなる。従って、キャップ10内へ汚水が溜り、
腐敗して臭気を発生する等のこともなくなる。
第2図の図(b)乃至図(d)は、その他の実施例に
係るものである。図(b)は、接合部17に面する吐水口
部9に溝22を設けた場合の実施例である。また図(c)
は、接合部17寄りのキャップ10に丸孔23を穿設した場合
の実施例であり、図(d)は接合部17寄りの吐水口部9
に丸孔24を穿設した場合の実施例である。これらの各実
施例の作用効果については、前述した第1図及び第2図
の図(a)に示す実施例の場合と同じである。
ところで、本考案は上述した実施例に限定されるもの
ではなく、例えば、キャップ10内に、縦溝等の通路を設
け、キャップ10内へ浸入した水を直接排出口へ導くよう
にしてもよい。一方、湯水混合水栓1は、吐水口部9が
回転自在な首振りタイプのものを図示して説明したが、
吐水口部9が固定されたタイプのものであっても適用可
能である。また湯水混合水栓1は、水栓本体7と湯,水
の供給管との間を接続する導管が、一つの孔内にまとめ
られたワンホール型のものであってもよく、これとは逆
に湯,水の導管が分岐されてそれぞれ専用の脚部に取付
けられるツーホール型のものであってもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案にあっては、キャップと吐
水口部との間の接合部又は接合部近傍の水栓本体の背面
側に排出口を設けたので、キャップ内へ浸入した水は使
用者側からは見えない水栓本体の背面側で自然的に前記
排出口から流出するようになる。そのため、キャップ内
へ水が溜り、腐敗して臭気を発生したり、使用中にキャ
ップと吐水口部との間の接合部から滲み出て、漏水等と
勘違いされることがない。また汚水が湯水混合水栓へ流
れているかのような錯覚を使用者に与えることもなく、
快適な使用が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る湯水混合水栓の縦断面
図、第2図の図(a)乃至図(d)は排出口の変形例を
示すキャップと吐水口部との背面図、第3図は従来の湯
水混合水栓の縦断面図である。 1……湯水混合水栓、7……水栓本体 9……吐水口部、10……キャップ 13……弁機構、14……シングルレバー 17……接合部、21乃至24……排出口

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】湯,水の流量を制御する弁機構をシングル
    レバーで操作するようにした湯水混合水栓において、水
    栓本体に外嵌装着された吐水口部とキャップとの間の接
    合部又は接合部近傍の水栓本体の背面側に、キャップ内
    へ浸入した水を排出させるための排出口を形成し、該排
    出口の寸法を前記接合部の隙間寸法よりも大きくしたこ
    とを特徴とする湯水混合水栓のキャップ内水抜構造。
JP1990046977U 1990-05-02 1990-05-02 湯水混合水栓のキャップ内水抜構造 Expired - Lifetime JP2520775Y2 (ja)

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JP7083475B2 (ja) * 2018-09-18 2022-06-13 株式会社タカギ 湯水混合栓

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