JPH03241126A - 衛生装置 - Google Patents

衛生装置

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JPH03241126A
JPH03241126A JP30019890A JP30019890A JPH03241126A JP H03241126 A JPH03241126 A JP H03241126A JP 30019890 A JP30019890 A JP 30019890A JP 30019890 A JP30019890 A JP 30019890A JP H03241126 A JPH03241126 A JP H03241126A
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water
valve
flow rate
flow
flow path
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Yoshio Yabaneta
矢羽田 義雄
Takao Ikenaga
池永 隆夫
Toshibumi Shigematsu
重松 俊文
Masami Iida
飯田 正己
Hiroshi Tanaka
弘志 田中
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Toto Ltd
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Toto Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、人体の局部を快適かつ衛生的に洗浄すること
ができる衛生装置に関する。
〔従来の技術〕
局部洗浄機能を便器に付属した衛生装置は、局部洗浄用
のノズルを備えてこのノズルに適切な温度の洗浄水を送
り込み、洗浄水を噴出することによって洗浄する構成が
典型である。そして、洗浄水の流量、温度、ノズルの動
作等の制御のための機器を付属すると共に配管系や電気
系をケーシングに納めてこのケーシングを便器本体に固
定し、人が便座に着座したときにノズルから洗浄水を噴
出して局部を洗浄するようになっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
衛生装置においては、洗浄の対象が人体の局部であるこ
とから、ソフトな洗浄感覚とすることが要求され、局部
洗浄用の洗浄水の流量は比較的小さく絞られている。一
方、水道を使用する場合には1回の使用に応じて水道メ
ータで検知できる程度にすることも義務付けられている
ところが、洗浄に必要な最適水量は、水道の水量を計る
水道メーターで検出できる最低の水量値(不感水量と呼
ばれ、現在では5042/h)  に満たないほど少な
い。このため、一般家庭等に据え付ける場合には、衛生
装置をそのまま便器本体に組み込むことはできず、不感
水量以上の水が水道メーターを流れるように配管系を改
める等の必要がある。
そこで、本発明は、衛生装置の中に不感水量対策のため
に流量を補う構成を持たせることによって、設置条件の
制限を受けることなく最適水量の洗浄水によって局部洗
浄できるようにすることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、水道源からの洗浄水を便器内に備えた吐出部
に供給する洗浄水流路を有する衛生装置において、前記
洗浄水流路に前記吐出部に向かう流路を流れる水量を一
定に維持する定流量部と同水量を任意の流量に調整する
流量調整部とを設けたことによってその目的を達成した
前記定流量部と流量調整部は本実施例では1つの弁内に
両機能部を一体的に取り付けているが、衛生装置内の配
管の状況に応じて両機能部を2つに分けることも任意で
ある。
〔作−用〕
本発明は水道源からの洗浄水を便器内に備えた吐出部に
供給する洗浄水流路に吐出部に向かう流路を流れる水量
を一定に維持する定流量部と同水量を任意の流量に調整
する流量調整部とを設けたことによって、供給水である
水道圧の変動に拘わらず流量を一定に維持できるととも
に、使用中、洗浄水量を好みに応じて変えることができ
る。
C実施例〕 本実施例は、洗浄水流路を分岐して2つの流路を設け、
該2つの流路に定流量部と流量調整部とを一体的に取り
付けた流量調整弁をそれぞれ設けた例を示す。
第1図は便器1に衛生装置本体へを一体化して本発明の
衛生装置を構成した例を示す斜視図、第2図は衛生装置
本体Aの内部を示す一部切欠平面図である。
図において、便器1にはそのボール部に給水し汚物を排
出する洗浄水タンク2が固定され、衛生装置本体へのケ
ーシング5には便座3及び便蓋4が開閉自在に取り付け
られている。そして、ケーシング5の内部には、局部洗
浄用の洗浄水を加熱貯溜する洗浄水供給装置人−1及び
洗浄後に温風を噴き出して局部を乾燥させる温風ファン
^−2が収納されている。なお、便座3にはヒータを内
蔵して暖房機能を持たせることもでき、温風ファンA−
2はオプションとしてもよい。
衛生装置本体へのケーシング5の中央部には、局部洗浄
のためのノズル等を備えた吐出部aが便器lのボール部
を指向して形成されている。この吐出部aには進退可能
なノズル(後述)が出入りする出没口5aが開けられ、
更にその左側には温風ファン^−2からの温風を吹き出
す温風吹出口5bが設けられている。
洗浄水供給装置A−1から吐出部aまでは、洗浄水を供
給するための配管系が設けられ、不感水量対策のために
、吐出部aに向かう第1流路と余剰水を排出するための
第2流路とがそれぞれ設けられる。
第15図は流路系の概略を示すフローチャートである。
図において、水道配管等の給水源Xと吐出部aとの間に
分配部すが配置され、この分配部すから余剰水排出用の
経路Yへ向かう流路が分岐している。分配部すは給水源
Xからの主流路12に流入口9を接続し、第1流出口1
0及び第2流出口11をそれぞれ吐出部aに向かう第1
流路13及び排水用の経路Yに向かう第2流路14に接
続している。このような系によって、水道管Xから供給
された水はその一部が吐出部aへ供給されて局部洗浄水
となり、残りの分を不感水量を補うための余剰水として
便器1のボール部に経路Yから排出する。
第16図は洗浄水及び余剰水の排出の系を更に詳細に示
したフローチャートである。
吐出部aには、局部に洗浄水を吐出する吐出口6及び余
剰水を便器lへ排出する排出ロアが備えられている。一
方、給水源Xに接続される主流路12は、洗浄水タンク
2及び洗浄水供給装置A−1に給水を分ける分岐金具1
5を設けると共に、吐出部aへの供給、停止のための開
閉弁16が備えられている。また、開閉弁16の下流に
は三方接続具8が分配部すとして備えられ、その流入口
9が主流路12に接続されている。そして、三方接続具
8の第1、第2流出口10.11はそれぞれ第1流11
3及び第2流路14に接続されている。第1流路13は
吐水口6までの間に流量調整弁17.加熱器18.吸気
弁19及び真空破壊弁20を順に配置している。一方、
第2流路14は真空破壊弁21及び流量調整弁22を下
流に配置し、排出ロアから便器1のボール部に余剰水を
排出可能としている。
このような洗浄水及び余剰水の流路系を、具体的な構造
例によって説明する。
洗浄水供給装置A−1の主要部分は、第2図に示すよう
にケーシング5内部の左側部分に配置されている。第3
図はケーシング5の左端部の内部を示す縦断面図であり
、ケーシング5の背面に取付けた接続金具23の一端を
鋼管等の導水管24及び分岐金具(図示せず)によって
給水源Xと連絡している。接続金具23の他端は鋼管等
の導水管25に接続され、この導水管25は手動操作の
開閉弁16を介して三方接続具8の流入口9へ連絡して
いる。なお、三方接続具8までの導水管24及び25が
第16図で示した主流路12に相当している。
開閉弁16は手動式のもので、そのハンドル28は便座
3に腰かけたまま操作し易いように、ケーシング5側部
の傾斜面から突き出して取り付けられている。第7図は
開閉弁16の縦断面図であり、その弁筺16aはケーシ
ング5の取付板5Cにナツト16d及び化粧ナツト16
eによって固定され、ノ翫ンドル28がケース5から突
き出している。そして、開閉ハンドル28を操作すれば
、水は流入口16bから弁筺16a内に流れ込んで流出
口16cから流出し、三方接続具8の流入口9へ到る。
なお、開閉弁16に電磁弁等を用いてもよい。
三方接続具8は第8図に示すように、主流路12を第1
流路13と第2流路14とに分岐するT字管等で構成さ
れている。水は三方接続具8の流入口9から流入し、第
1流出口10及び第2流出口11からそれぞれ分岐して
第1流路13及び第2流路14に流れ去る。この三方接
続具8は主流路12の流量を第1流路13及び第2流路
14に分配し、それぞれの第1、第2流路13.14を
流れる水量を調整する流量調整弁17.22によってそ
れぞれの流路の流量が定められる。この場合、水道管等
の給水源Xに接続した主流路12内の流量は水道メータ
ーの不感水量以上に設定し、水道メーターには水を使用
したことが表示されるようにしておく。
第9図は第1流路13に配置する流量調整弁17の縦断
面図、第10図は第2流路14に設ける流量調整弁22
の縦断面図である。
流量調整弁17は、弁筺17aの両端に流入口17b及
び流出口17Cを備えて、第1流路13の系に接続され
る。そして、内部には流入する水量を調整する流量調整
弁部33.水圧変動を感知して流量調整弁部33の開度
を自動調整するダイヤフラム34.流量調整弁部33を
上下から挟持するコイルバネ35゜36、及びコイルバ
ネ35の弾圧力を手動で調整する流量調整摘み37を備
えている。
この流量調整弁17においては、水が流れているときは
、コイルバネ35.36の弾圧力とダイヤフラム34に
加わる水圧とがバランスしており、水は三方接続具8の
第1流出口10.流量調整弁17の流入口17b、流量
調整弁部33を経て流出口17cから流出し、加熱器1
8へ到る。一方、流量調整摘み37を回転操作してコイ
ルバネ35を下に押圧すると、流量調整弁部33の開度
が増し、流量を増加させることができ、逆に回転操作す
ればこれとは逆に流量を減少させることができる。した
がって、流量調整摘み37を回転操作することにより、
吐出部aに向かう洗浄水の流量を任意の値に調整できる
また、第1流路13内の水圧が上昇すると、ダイヤフラ
ム34がコイルバネ35の弾圧力に抗して上に移動する
。このため、流量調整弁部33の開度が小さくなり、水
量を抑制して流量を一定に保つ。逆に、水圧が下降する
と流量調整弁部33の開度が大きくなり、流量を増やす
ように作動する。このように、ダイヤフラム34を利用
したことにより、流量調整のほかに水圧の変動に対して
も流量を一定に保持できる定流量弁の機能を持たせるこ
とができ、水量は水圧の変化にかかわらず常に一定に維
持される。
第10図の第2流路14に設ける流量調整弁22は、そ
の弁筺22a内にピストン形式の弁体38を収納してこ
れをコイルバネ38Hにより流入口22b側に付勢した
構造を持つ。弁体38には、流入口22bと流出口22
c間を常に連通状態とする主小通路39と弁体38の先
端が流出口22c側の弁座パツキン40に当接した状態
ではその流路が閉塞される副生通路41とを備えている
。また、流出口22Cには流出する水の勢いを弱める減
圧用の網22dが適当枚数設けられている。なお、この
網22dは必ずしも必要ではない。
この流量調整弁22においては、流入口22bから流入
する余剰水の水圧が低いときは、弁体38がコイルバネ
38aにより押されて弁座パツキン40から離れている
。したがって、水は弁体38の主小通路39及び副生通
路41の両方を流れて流出口22cから排出ロア側へ流
れ去る。逆に、水圧が高いと、弁体38がコイルバネ3
8aの弾圧力に抗して移動してその端面が弁座パツキン
40に突き当たり、副生通路41が閉じられる。したが
って、水は弁体38の主小通路39のみを経て流出口2
2cから供給されるので、副生道路41から供給される
分だけその流量が抑えられる。
なお、第1.第2流路13.14に設ける流量調整弁1
7.22を互いに組み替えることもできる。つまり、第
1流路13に流量調整弁22を用い、第2流路14に流
量調整弁17を組み込む等である。また、その他の例と
して、第11図又は第12図に示すような流量調整弁を
用いることもできる。
第11図の例は、弁筺42内に納めたピストン式の弁体
43が水圧に応じて移動することにより、流出口42b
側へ連通する複数の小通路44.45.46を順次閉じ
る構成である。すなわち、弁体43の外周には環状溝4
3aを設け、この環状溝43aを弁体43内に形成した
通路43bによって流入口42a側に連通させている。
また、環状溝43aは小通路44〜46によって流出口
42b側へも連通している。そして、小通路44.45
.46は、この順に内径が次第に小さくなるように形成
され、弁体43はスプリング47によって流入口42b
側へ付勢されている。
このような流量調整弁においては、水圧が低いときは弁
体43はコイルバネ47により押されて移動しない(図
示の状態〉。このため、水は流入口42aから通路43
b、環状溝43aを経た後金ての小通路44〜46を経
て流出口42bから流れ去る。一方、水圧がやや高くな
ると、弁体43が図において右方向へ移動して最も左側
に位置している小通路44を閉じる。したがって、水は
小通路45.46のみを流路としたものに絞られ、水量
がやや抑えられる。
更に水圧が高くなると、弁体43はさらに右方向へ限度
まで移動して小通路44.45を閉じる。したがって、
水は小通路46のみを経て流出し、最小に絞られて水量
が低減される。
第12図の流量調整弁は、弁筺48内に水圧によって変
形可能なゴム製等からなる弁体49を装着し、この弁体
49に流入口48a及び流出口48b間を連通状態とす
る弁孔49aを開けた構成である。この例では、水圧が
低いときには弁体49が変形しないので、弁体49の弁
孔49aはその入口側及び出口側の直径は変化しないま
まで、弁孔49Hの最小通水面積は広い。逆に、水圧が
高いときは、弁体49が水圧によって図において右に凸
となるように湾曲状に変形する。このため、弁孔49a
の入口側の直径が出口側のそれに比べ小さくなるテーパ
状の流路断面となる口したがって、弁孔49aの最小通
水面積が狭くなって絞られ、水量が抑えられる。このよ
うに、ゴム等の弾性材を素材とした弁体49を利用する
ことによって、水圧の変動に対して流量を一定に保つこ
とができる。
なお、流量調整弁としては、これらのイーにニードル弁
や固定絞り等を利用した任意のものが用いられる。
第1流路13において流量調整弁17の下流に配置され
た加熱器18は、第3図に示すようにケーシング5の側
部に収納されている。加熱器18は、銅等の金属製の大
径管26aと小径管26bとを組合せて蛇行状に形成さ
れた伝熱管26と、伝熱管26の外方より加熱する面状
発熱体27とによって構成されている。そして、流量調
整弁17を経た第1流路13の水は、伝熱管26内を流
動する間に適温に自動的に加熱されて洗浄用温水となっ
て、吐出部aに供給される。なお、加熱器18の他の構
造例として、シーズヒーター等で直接加熱するタンク等
を用いてもよい。
第13図は第1.第2流113.14の両方に組み込ま
れる真空破壊弁20.21の断面図である。図示のよう
に、弁筺50内に流出口50bと空気孔50cとの間を
開閉する空気弁51と、流入口50aと流出口50bと
の間を開閉する水弁52とを同一のE、 P、DoMo
等の合成樹脂製の弁体53の上下面にそれぞれ設けてい
る。水が流れるときは、流入口50aの水圧より弁体5
3が押し上げられて水弁52が開き、流入口50aと流
出口50bが連通ずると同時に空気弁51が閉じる。ま
た、水の流れが止まると、弁体53が自重により降下し
て水弁52が閉じられると同時に空気弁51が開く。こ
の流路閉塞と大気開放とにより、流出口50bが空気孔
50cと連通して真空状態が破壊され、水の逆流が防止
される。
第14図は第1流路13において加熱器18と真空破壊
弁20との間に設けられる吸気弁19の縦断面図である
。図示のように、弁筺54に設けられた流出口54bと
空気孔54cとの間を開閉する空気弁55と、空気弁5
5の反対側に設けた水弁56とをE、 P、 D、 M
、製の弁体57の上下面に設けている。そして、水弁5
6の着座面には細溝56aが形成され、常に流入口54
aと流出口54bとが連通している。
このような吸気弁19の構成において、水が流れるとき
は、流入口54aから流入する水の水圧により弁体57
が押し上げられ、空気弁55が空気孔54cを閉じる。
また、水の流れが止まると、弁体57が自重により下降
して空気孔54Cを開く。このため流出口54bが空気
孔54cと連通して真空状態が破壊されると同時に水弁
56の細溝56aによって流入口54aが空気孔54c
と連通し、流入口54a側に接続された加熱器18の伝
熱管26の真空状態が破壊される。
第4図は第1.第2流路13.14の終端に設けた吐出
部aのケーシング5の組み込みを示す縦断面図である。
この吐出部aは、ケーシング5のほぼ中央に配置され、
便器1のボール部方向へ洗浄用のノズル59を出没口5
aから進退可能に備えた構成となっている。
第5図及び第6図はそれぞれ吐出部aのノズル構造を示
す一部切欠平面図及び縦断面図である。
吐出部aは、ケーシング5内に固定したシリンダ58と
、この中に摺動可能に収納されて洗浄位置まで進出する
ノズル59とを備えている。シリンダ58には第1流路
13に接続する洗浄水供給口58a及び第2流路14と
連絡する余剰水供給口58bが設けられている。洗浄水
供給口58aは、シリンダ58内に収納したピストン式
のノズル59の貫通路59cを介して吐出口6に連通可
能となっている。また、余剰水供給口58bは、シリン
ダ58に設けた小道路60によって排出ロアに連絡して
いる。
洗浄水供給口58aから供給されると、ノズル59の基
端に設けたピストン部59aが水圧を受け、ノズル59
は第4図の一点鎖線で示すように洗浄位置まで進出する
。このとき、ノズル59の基端に設けた受圧板67の小
孔から洗浄水が貫通路59cに流れ込み、先端の吐水口
6へ供給される。そして、ピストン部59aに設けたU
パツキン61の切れ目(図示せず)を通り、シリンダ5
8とノズル59の小径部で形成される環状室58cに流
入する。この流入水はシリンダ58の先端面に開けた排
出孔58dから便器1内に排出され、加熱器18と吐出
部8間の残留温水を逃がす構造になっている。そして、
ノズル59が完全に洗浄位置まで進出したとき、ピスト
ン部59aの前面がパツキン62と当接し、排出孔58
dからの温水の排出が止むと同時に、ノズル59先端の
吐出部6から洗浄水が勢いよく噴出する。
また、ノズル59先端部外周には、摘み63aの操作に
より180度回転可能なノズル切換筒63が取り付けら
れている。このノズル切換筒63は抜止めリング64で
抜止めされ、上下両側壁にはノズル59先端部上面に設
けた開口59bと対応するようにそれぞれ吐出口5a、
 (ibを開けている。一方の吐出口6aはやや大径の
1個の口としたものであり、他方の吐出口6bは比較的
小さい径の複数の孔を設けたものとして構成されている
。そして、摘み63aの切換え操作によって、いずれか
の吐出口(ia、 5bを選択的に開口59bに合わせ
、ノズル状あるいはシャワー状等好みの吐出形態とする
ことができる。
なお、58eは摘み63aの位置決めストッパーであり
、ケース5の出没口5aから突き出して組み込まれてい
る。このストッパー582は、吐出部aを使用しないと
きに汚水が切換筒63にかかるのを防止することも兼用
している。また、65はノズル59の周り止めを防ぐビ
スである。更に、第5図においては、第16図のフロー
チャートに符番を合わせるために、吐水口6を代表とし
て示している。
一方、ノズル59はコイルスプリング66によってシリ
ンダ58内に収納される方向に常時付勢されている。こ
のため、洗浄水を供給しない間は、常にノズル59はケ
ーシング5の中に収納され、外部からは見えない位置に
ある。
ここで、洗浄水供給口58a及び余剰水供給口58bの
それぞれに第1流路13からの洗浄水及び第2流路14
からの余剰水が供給されると、余剰水はシリンダ58の
内部に形成した小通路60に流れ込み、洗浄水は受圧板
67の小孔から貫通路59Cに流入する。小通路60に
供給された余剰水は、小通路の終端の排出ロアから放出
され、このとき、ノズル59の先端部を洗浄しながら便
器1のボール部に流れ落ちる。一方、洗浄水供給口58
aから流れ込んだ洗浄水の水圧がノズル59のピストン
部59aに設けた受圧板67に作用する。このため、コ
イルスプリング66の付勢力に抗してノズル59は便器
1側A、移動し、ケーシング5の出没口5aから突き出
て洗浄位置まで進出する。
このように、洗浄水を供給するとその水圧によってノズ
ル59が洗浄位置まで進出し、その吐水口6から洗浄水
を噴出する。また、洗浄水の供給と同時に流れ込む余剰
水は、吐水口6への流路とは別の系から廃棄される。そ
して、分配部すを構成している三方接続具8の上流側は
これらの洗浄水と余剰水とを合わせた流量であり、この
流量を不感水量以上に設定しておき、局部洗浄に必要な
分だけを吐出部aに送り込み残りを全て余剰水として廃
棄すれば、不感水量に対する問題が解消される。したが
って、据え付けの制限を受けることなく、一般家庭用と
して広く使用できる。
また、吐出部aへの第1流路13及び余剰水廃棄のため
の第2流路14のそれぞれに流量調整弁17゜22を設
けているので、給水圧等が異なる据え付は条件にも対応
させることができる。すなわち、第1流路13に設けた
流量調整弁17はその流量調整摘み37によって吐出部
aへの流量を調整でき、給水圧が低いときには弁開度を
大きくして洗浄水量を確保し、逆に給水圧が高いときに
は絞って洗浄水量を減らすことができる。このため、据
え付は条件によって給水圧が様々に変わっても、吐出部
aへの洗浄水量を適正なものに設定できる。また、流量
調整弁17は水圧によって応動するダイヤフラム34を
備えているので、水圧変動に対しても弁開度を増減して
定流量化する。このため、流量設定のみでなく、給水圧
に変動が生じても吐出部aからの洗浄水の水勢が変わる
ことがなく、快適な洗浄が可能となる。
更に、第2流路14側に設ける流量調整弁22は、水圧
応動型なので、第1流路13側と同様に水圧の変動を吸
収することができる。このため、給水圧の急激な変動が
生じても管内流れの不連続性がなく、水撃現象等が効果
的に防止され、部材の破損や騒音の発生も防がれる。
また、第1.$2流路13.14のいずれにも流量調整
弁17.22を備えているので、分配部b(三方接続具
8)よりも下流で不感水量以上に設定したとき、吐出部
a側及び廃棄側への流量を適正に設定できる。すなわち
、手動操作が可能な第1流路13側の流量調整弁17に
よって流路を絞ると第2流路14側への流量が大きくな
り、逆に流量調整弁17の弁開度を大きくすれば第2流
路14への流量が小さくなる。このように、第2流路1
4に組み込む流量調整弁22は手動操作できなくても水
圧応動型としていれば、第1流路13側のみの流量設定
によって、吐出側及び廃棄側の流量が決定される。した
がって、第2流路14に備える流量調整弁22は構造の
簡単な小型のものが利用でき、限られた容量のケーシン
グ5内での配管も容易になる。
なお、フローチャートは第16図に限定されることなく
、種々の変形が可能である。たとえば、加熱器18.吸
気弁19.真空破壊弁20.21等は必要に応じて設け
ればよく、その配置の順序も任意である。また、分岐金
具15や開閉弁16は必ずしも設ける必要はない。
上記実施例においては、洗浄水の供給水路を二分し、そ
のそれぞれに定流量部と流量調整部とを一体的に取り付
けた流量調整弁を設けた例について具体的に説明したが
、衛生装置内の配管の状況に応じて、本発明の実施態様
として、任意に両機能部を2つに分けて取り付けること
に適用できるのは当然である。
〔発明の効果〕
本発明によって以下の効果を奏することができる。
(1)給水源が地域によって高圧から低圧まで様々であ
っても、水道メーターの不感水量の問題が解消され、据
え付は条件を選ぶことなく簡単に設置できる。
(2)給水圧が施工現場によって異なっていても、分配
部より上流側を不感水量以上とした上で吐出部への流量
を最適値に設定でき、吐出部からの水勢も適切なものと
して快適に洗浄できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る衛生装置の一実施例を示す全体斜
視図、第2図はケーシング内の一部切欠平面図、第3図
はその縦断側面図、第4図は吐出部のケーシングへの組
み込みを示す縦断面図、第5図は吐出部の一部切欠平面
図、第6図はその縦断面図、第7図は開閉弁の一部切欠
断面図、第8図は三方接続具の断面図、第9図は第1流
路に用いた流量調整弁の断面図、第10図は第2流路に
用いた流量調整弁の断面図、第11図及び第12図は流
量調整弁の他側を示す断面図、第13図は真空破壊弁の
断面図、第14図は吸気弁の断面図、第15図は本発明
における水の基本のフローチャート図、第16図は本実
施例における水のフローチャート図である。 に便器      2:洗浄水タンク 5:ケーシング   6:吐出口 ア:排出口     8:三方接続具 13;第1流路    14:第2流路17:流量調整
弁   22;流量調整弁A;衛生装置本体  ^−1
:洗浄水供給装置b:分配部 第 3 図 と9 とΦ 第 図 第 図 第 7 図 第 図 第 図 第 図 第 0 図 第 3 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、水道源からの洗浄水を便器内に備えた吐出部に供給
    する洗浄水流路を有する衛生装置において、前記洗浄水
    流路に前記吐出部に向かう流路を流れる水量を一定に維
    持する定流量部と同水量を任意の流量に調整する流量調
    整部とを設けた衛生装置。
JP30019890A 1990-11-05 1990-11-05 衛生装置 Granted JPH03241126A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7544259B2 (en) 2002-07-18 2009-06-09 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Copper alloy, copper alloy producing method, copper complex material, and copper complex material producing method

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7544259B2 (en) 2002-07-18 2009-06-09 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Copper alloy, copper alloy producing method, copper complex material, and copper complex material producing method

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