JP2004073328A - 吐水装置 - Google Patents

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Masato Fujii
藤井 真人
Shoji Miura
三浦 彰司
Yoshihiro Kiyofuji
清藤 義弘
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Abstract

【課題】一体感のある外観性を確保するとともにいろいろな吐水形態を楽しむことができ、さらにボディシャワーの吐水角度を立つ位置や、好みの位置に簡単に調整できる吐水装置を提供することを目的とする。
【解決手段】吐水部に通ずる通水部とこの通水部に隣接して設けられた第2吐水部とを備え、第2吐水部は、前記通水部と略平行の軸に対して回転可能に設け、かつ、この回転範囲は、第2吐水部が回転して前記通水部に当接することで規制される吐水装置とした。
【選択図】 図10

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、いろいろなシャワー形態を楽しめる吐水装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
いろいろなシャワー形態を楽しめる吐水装置としては、実開昭63−197488号がある。
この吐水装置は、給水管と給湯管が同高さに壁から取り出され、それに湯水混合栓が接続されている。そして、この湯水混合栓の裏面側にハンドシャワーノズルに連通したシャワーホースを接続し、さらに湯水混合栓から立ち上げた給湯管に対して横方向にボディシャワー部を設けている。そして、このボディーシャワー部からもシャワーを吐水することができるようになっている。なお、ボディーシャワーとは、使用者の胸部にシャワーするのに良好なシャワ−を言う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これらのシャワーホースの床への垂れ下がりに対して配慮した吐水装置やいろいろなシャワー形態を持つ吐水装置は、湯水混合栓からの立ち上げ給湯管(垂直方向に配置)に対して、湯水混合栓、分岐部やボディーシャワー装置など(水平方向に配置)がクロスして配置されており、吐水装置として一体感がなく、また、外観形状が複雑となり清掃性が悪いといった問題点がある。
【0004】
また、シャワーの吐水角度の調整としては、実公平4−81662(第3図)などに開示がある。
しかしながら、この角度調整をボディシャワーなどの複数の吐水部に設けた場合、ここの吐水部を操作しなければならず、使い勝手が良好とは言い難かった。
さらに、使用者が立つ位置により、ボディシャワーの吐水角度を左右広範囲に調整することができないという問題があった。
【0005】
そこで、本発明では上記の問題点を解決するため、一体感のある外観性を確保するとともにいろいろな吐水形態を楽しむことができ、さらに吐水角度を立つ位置や、好みの位置に簡単に調整できる吐水装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1では、吐水部に通ずる通水部とこの通水部に隣接して設けられた第2吐水部とを備え、第2吐水部は、前記通水部と略平行の軸に対して回転可能に設け、かつ、この回転範囲は、第2吐水部が回転して前記通水部に当接することで規制されることを特徴とする吐水装置とした。
【0007】
これにより、吐水部と第2吐水部とを備えているため、複数の吐水形態を楽しむことができる。
さらに、使用者が立つ位置により、第2吐水部を回転させることで、吐水角度を左右広範囲に調整することができる。特に、本発明では、通水部によって回転角度を規制することができるので部品点数を低減して吐水装置全体をコンパクトにすることができる。また、回転範囲を所定の範囲に規制することで、前の使用者が回転させた状態のままにしたとしても、使用者から見えない位置に吐水部が隠れてしまうおそれがなく、次の使用者が吐水部を確認しやすく、使用するのに戸惑うことがない。
【0008】
本発明の請求項2では、上下方向に延設されたパイプの側面の上下方向に複数の吐水口を有する第2吐水部を設け、かつ、このパイプ内には第2吐水部とは異なる吐水部に通ずる通水部を備えてなり、さらにこの第2吐水部はパイプの周方向に回転可能に設け、かつ、この回転範囲は、第2吐水部が回転して前記通水部に当接することで規制されることを特徴とする吐水装置とした。
【0009】
これにより、吐水部と第2吐水部とを備えることで、複数の吐水形態を楽しむことができる。
また、上下方向の吐水範囲は複数の吐水口によって確保し、左右の吐水範囲は周方向の回転によって確保することができる。
特に、本発明では、通水部によって回転角度を規制することができるので部品点数を低減して吐水装置全体をコンパクトにすることができる。そして、パイプ内に収めることで外観性・清掃性を高めることができる。
また、回転範囲を所定の範囲に規制することで、前の使用者が回転させた状態のままにしたとしても、使用者から見えない位置に吐水部が隠れてしまうおそれがなく、次の使用者が吐水部を確認しやすく、使用するのに戸惑うことがない。
【0010】
本発明の請求項3では、上下方向に延設された1本のパイプの裏側に、給水管および給湯管との接続部を上下に配置して設け、かつ、この給水管および給湯管との接続部を通過した湯水を混合する湯水混合部を、湯水混合部の長手方向が縦向きとなるようにパイプに配置し、さらに、このパイプに湯水混合部と流量調整弁を介して連通する吐水部と第2吐水部とを形成し、かつ、第2吐水部をパイプの周方向に回転可能に構成したことを特徴とする吐水装置とした。
【0011】
これにより、主として1本の縦長のパイプ内に湯水混合部ならびに吐水部を形成しているため、従来のように、湯水混合部と他の吐水部とが別々に配置したり、湯水混合部が横方向に長く延設し、吐水部が縦方向に長く延設して外観が複雑形状となることもないため、一体感のある外観性を確保することができ、また、清掃しやすく、総合的に使用者に快適性を提供することができる。
さらに、吐水部と第2吐水部とを備えることで、複数の吐水形態を楽しむことができるとともに、第2吐水部が回転するため、立つ位置により吐水角度を左右に調整することができる。
【0012】
本発明の請求項4では、前記第2吐水部は、パイプの側面に複数の吐水口を備え、それらの吐水口の吐水角度をそれぞれ独立して調整できるように構成したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の吐水装置とした。
【0013】
これにより、第2吐水部の回転機構に加え、吐水口自体が独立して吐水角度を調整できるため、身長や使用者の好みに応じて、吐水角度を微調整することができ、使用勝手を向上することができる。
【0014】
本発明の請求項5では、前記パイプに配置した吐水部の後方のパイプ内に他方の吐水部に連通する通水部を設け、さらに第2吐水部が回転して前記通水部に当接することで規制されることを特徴とする請求項3または4記載の吐水装置とした。
【0015】
これにより、通水部によって回転角度を規制することができるので部品点数を低減して吐水装置全体をコンパクトにすることができる。そして、パイプ内に収めることで外観性・清掃性を高めることができる。
また、回転範囲を所定の範囲に規制することで、回転させた状態のままであっても、次の使用者が吐水部を確認しやすく、使用するのに戸惑うことがない。
【0016】
本発明の請求項6では、前記の第2吐水部は、この第2吐水部を設けた部分のパイプ部を回転させることにより、第2吐水部を形成する複数の吐水口を一度に回転可能に形成したことを特徴とする請求項3乃至5のいずれか1つに記載の吐水装置とした。
【0017】
これにより、複数の吐水口の吐水角度調整を一度にすることができ、使用勝手がよい。
特に、複数の吐水口を上下広範囲に設けているため、回転できるパイプ部を広範囲とすることで、操作性を良くする事ができる。そのため、背の低い使用者は下側の方のパイプ部を操作し、また背の高い使用者は、上側の方のパイプ部を操作することで自分の好みに合わせて吐水方向を変えるようにパイプ部を回転させることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の吐水装置は、吐水部に通ずる通水部とこの通水部に隣接して設けられた第2吐水部とを備え、第2吐水部は、前記通水部と略平行の軸に対して回転可能に設けている。
また、この吐水装置は、上下方向に延設されたパイプの側面の上下方向に複数の吐水口を有する第2吐水部を設け、かつ、このパイプ内には第2吐水部とは異なる吐水部に通ずる通水部を備えてた吐水装置や、上下方向に延設された1本のパイプの裏側に、給水管および給湯管との接続部を上下に配置して設け、かつ、この給水管および給湯管との接続部を通過した湯水を混合する湯水混合部を、湯水混合部の長手方向が縦向きとなるようにパイプに配置し、さらに、このパイプに湯水混合部と流量調整弁を介して連通する吐水部と第2吐水部とを形成した吐水装置にも適用することができる。
そして、さらに、第2吐水部の回転範囲は、第2吐水部が回転して他の吐水部へ通じる通水部に当接することで規制されるように構成される。
【0019】
以下に図面を参照して本発明をより具体的に説明する。
なお、ここでは、吐水装置がシャワー装置1であり、吐水部がハンドシャワーノズル3やヘッドシャワーノズル4であり、第2吐水部がボディーシャワー5である場合を例に挙げて説明する。
図1に本発明のシャワー装置1の外観図を示す。
このシャワー装置1は、上下方向に伸び延設する1本のパイプ6に対して、湯水混合部7と複数の吐水部を備えている。
そして、このパイプ6は、全長に亘り、ほぼ同一径の外観形状としており、かつ、内径は湯水混合部7の外径と略同一径としている。
なお、ここでいう1本のパイプ6とは、複数本のパイプを継ぎ足して1本のパイプとする場合も含む。
図1のシャワー装置1においては、吐水部は、カラン2とハンドシャワーノズル3とヘッドシャワーノズル4から構成されている。そして第2吐水部は、ボディーシャワー5から構成されている。
そして、湯水混合部7を挟んで、下方にカラン2を設置し、上方にボディーシャワー5、ハンドシャワーノズル3とヘッドシャワーノズル4とを設置している。
湯水混合部7の下方に温度調整ハンドル8を設け、さらにその下にカラン2が設置している。
そして、湯水混合部7の上方には、シャワー用流量調整ハンドル10とボディシャワー用流量調整ハンドル14が設けられている。
なお、湯水混合部7の横には、フック23を膨出して設けている。
図2は、図1のシャワー装置1を浴室のカウンター22上に設置した場合の使用状態図を示している。
なお、図示しないが、浴室の洗い場やシャワールームの床から立ち上げるようにしてもよい。
【0020】
図3のシャワー装置1において、吐水部は、ハンドシャワーノズル3とヘッドシャワーノズル4から構成されている。第2吐水部は、ボディシャワーノズル5から構成されている。つまり、図3は、図1,2におけるシャワー装置1のカラン2を取り付けていない場合の実施例である。
そして、湯水混合部7の上方に吐水部が位置するように構成されている。
図3のシャワー装置1においては、シャワールームなどの立って使用する場合に好適と言える。
【0021】
次に、図4は、給水管と給湯管の接続部17、18から流れてきた湯水が湯水混合部7で適温に混合されて、この湯水混合部7から各吐水部までの通水経路を示している。
図4では、壁から給水管と給湯管を室内に取込んだ場合を示しているが、床から給水管と給湯管を立ち上げた場合も同様である。
まず、給水管と給湯管の接続部17、18から供給された湯水は、湯水混合部7で混合される。
また、この湯水混合部7の下方に隣接して配置した温度調整ハンドル8を周方向に回転させて湯温を調整する。
この湯水混合部7で適温になった湯水は、各吐水部2、3、4、5の流量調整弁まで各通水部A、B、Cを経由して送られる。
つまり、湯水混合部7の上方のパイプ6内において、カラン2用の通水部Aと、ボディシャワーノズル5用の通水部Cと、ハンドシャワーノズル3及びヘッドシャワーノズル4用の通水部Bとに通水部を3分岐されている。また、ボディシャワーノズル5を設けたパイプ6部において、ボディシャワーノズル5用の通水部Cと、ハンドシャワーノズル3及びヘッドシャワーノズル4用の通水部Bとの2経路が設けられている。
そして、各流量調整弁を開くことで、それに連通した吐水部から吐水が開始される。
なお、ハンドシャワーノズル3とヘッドシャワーノズル4との吐水においては、切替えハンドル11により、どちらか一方を選択するようにしている。
【0022】
図5乃至図6に示したように、湯水混合部7ならびに各吐水部、さらに各吐水部2、3、4、5、への通水部A、B、Cは、ユニットとして形成している。
このように各ユニットにて構成されているため、必要な吐水部だけを選択して湯水混合部7に接続することができる。
そのため、図1のように各ユニットを組み立てることで、カラン2、ハンドシャワーノズル3、ヘッドシャワーノズル4、ボディシャワーノズル5から選択して吐水することができ、また図3のように各ユニットを組み立てることで、ボディシャワーノズル5、ハンドシャワーノズル3、ヘッドシャワーノズル4から選択して吐水することができる。つまり、使用者の好みによって吐水部や第2吐水部のユニットを選択して簡単に組み立てることができるのである。
【0023】
次に、図5乃至図9を用いて、湯水混合部7と各吐水部の具体的な構成を説明する。
図5は、図3のA部分に相当するシャワー装置の側断面図を示している。
湯水混合部7は、サーモスタット混合栓の湯水混合部7と同様に構成されている。
給水管と給湯管の接続部17、18が上下方向(縦方向)にパイプ6に配置されている。
さらに、この湯水混合部7を長手方向が縦向きになるようにパイプ6内に配置している。
また、この湯水混合部7の外径とパイプ6との内径を略同一としている。そして、このパイプ6の全長の径をほぼ変えることなく、1本のパイプ6を形成している。
なお、1本のパイプ6とは、途中で継ぎ足しをしたものも含む。このシャワー装置1においては、各ユニット毎に構成し、それを各パイプ6に組み付け、それらのパイプ6をさらに縦方向に積み上げて1つのシャワー装置1を構成している。
【0024】
さて、給水管および給湯管の接続部17、18から湯水は、黒矢印で示すように、湯水混合部7に送られて適温になり、さらに湯水混合部7の上方に位置する吐水部へと送られる。
なお、湯温調整は、湯水混合部の下方に設けた温度調整ハンドル8にを周方向に回転させて行なう。
図8は、湯と水が湯水混合部7に流れて混合され、各吐水部へ通水する通水経路を示している。
湯水混合部7の上方に位置する吐水部(ハンドシャワーノズル3、ヘッドシャワーノズル4、ボディシャワーノズル5)へはパイプ6の内部の通水部B、Cを経由して送られ、湯水混合部7の下側の吐水部(カラン2)へは、パイプ6裏に配置した通水部(通水管)Aを経由して送られる。
なお、図3においては、カラン2を設けていないので、このカラン2への通水部Aを塞いでおく。
図9は、サーモスタットによる自動温度調整機構の概略を示している。
図示するように、Ni−Ti合金などの形状記憶合金バネ21とバイアスバネ22との釣り合いにより、バルブ19を制御して、湯水の混合比を調整している。
【0025】
次に、吐水部について説明する。
吐水部は、カラン2、ハンドシャワーノズル3、ヘッドシャワーノズル4、ボディシャワーノズル5などから構成することができる。
まずカラン2について説明する。
図1に示すように、カラン2は、湯水混合部7の下方でかつシャワー装置1本体のパイプ6から前方に膨出するように設けている。
このカラン2の先端には、流量調整ハンドル9を有している。この流量調整ハンドル9に連動してシリンダ弁などの流量調整弁(図示せず)が開閉し、吐水・止水をおこなうことができる。
このようにカラン2の先端に流量調整ハンドル9を設けているため、風呂椅子に座って流量調整ハンドル9に楽な姿勢でアプローチしカラン2からの吐水を行なうことができる。
なお、このカラン2からの吐水の温度調整は、上方に設置した湯水混合部7にて行なわれる。
そして、湯水混合部7からの通水は、図4に示すように、パイプ6の裏側に配置した固定部16内に設けた通水部(通水管)Aにより行なう。
なお、このカラン2は、水平に膨出させても、斜めに膨出させてもよく、また、膨出させる長さも自由に変更してもよい。
【0026】
次に、図6、7を用いて、湯水混合部7よりも上方に位置する吐水部(ボディシャワーノズル5とハンドシャワーノズル3とヘッドシャワーノズル4)について説明する。
まず、ボディシャワーノズル5について説明する。
ボディシャワーノズル5は、立った状態で、上半身の縦方向の広範囲に吐水を行なうためのものである。
そのため、図3に示すようにこのボディシャワーノズル5は、パイプ6の中間部である切替えハンドル11とシャワーノズル用流量調整ハンドル10との間の前方に上下に複数の吐水口5aを形成することで構成されている。
図6には、湯水混合部7からの湯水がボディシャワーノズル5まで通水する通水部を示す。なお、白矢印がその流れ方向を示している。
図6(B)の横断面図に示すように、シャワーノズル用流量ハンドル10(流量調整弁10a)を回避してその外周に形成された通水部10bを通って、ボディシャワー用流量調整ハンドル14(流量調整弁14a)に通水される。
なお、各流量調整弁10a、14aは、シリンダ弁から構成されている。
そして、ボディシャワー用流量調整ハンドル14(流量調整弁14a)を経由して、ボディシャワーノズル5へと通水される。
【0027】
次にボディシャワーの回転機構について、図10を用いて説明する。ボディシャワー部は、ボディシャワー本体24と、吐水口を形成しているボディシャワーノズル5と、カバー25と、後方側に設けた通水部本体26と、から、ユニットとして構成されており、このユニットをパイプ部27に配置している。
ボディシャワー本体24は、ハンドシャワーノズル3とヘッドシャワーノズル4に通じる通水部本体26に形成した穴28に嵌装され、パッキン29により水密された状態で、回転自在に取り付けられている。
ボディシャワーノズル5は、散水板30が、ガイド31に嵌装され、カバー25をボディシャワー部のパイプ部27上に嵌め合わせた状態でボディシャワー本体24に螺着されている。
また、このボディシャワー本体24は下端に通水口を形成して内部には通水口から各ボディシャワーノズル5へ通じるボディシャワー用通水部を形成している。
つまり、ボディシャワーノズル5は、この通水口、ボディシャワー用通水部の軸を中心として周方向に回転可能に設けられている。
そして、ボディシャワー部を配置した部分のパイプ部27を回転させると、カバー25とガイド31により、ボディシャワー部はパイプ部27と連動してボディシャワー本体24が、通水部本体26の穴28を支点にして、ボディシャワー本体24の背面32が通水部33に当接するまで回転する。そのため、回転範囲はこの通水部によって規制されることになる。
なお、ここでは、ボディシャワーノズル5は、パイプ部27内の上下方向に複数(ここでは3つ)配置している。
そのため、このパイプ部27を回転させることにより、すべてのボディシャワーノズル5を一度に回転させることができる。なお、パイプ部27を複数設け、各パイプ部27に1つずつボディシャワーノズル5を配置して、ここに回転可能としてもよい。
【0028】
図11は、図10のボディシャワーの機構に加え、ボディシャワーノズル部にノズル角度の微調整機構を加えたものである。図10と同様の機能については説明を省略する。
図11のノズル角度の微調整機構について説明する。
ボール散水板34は、パッキン35により水密され、バネ36とボールガイド37により、吐水方向に常に付勢された状態でガイド25によりボディシャワー本体24に螺着されている。ボール散水板34の流入側は、球面で形成され、つまみ部38を回すことにより回転し、ノズルの吐水角度を微調整することができる。
【0029】
次に、ハンドシャワーノズル3とヘッドシャワーノズル4からの吐水について説明する。
図1乃至3に示すように、ハンドシャワーノズル3とヘッドシャワーノズル4は、切替えハンドル11にて切り替える可能としている。
そして、シャワーノズル用流量調整ハンドル10にて吐水流量を調整する。
このシャワーノズル用流量調整ハンドル10は、湯水混合部7の上方に隣接して配置しているので、風呂椅子に座った状態でハンドシャワーノズル3からの吐水を行ないたい場合に、楽な姿勢でシャワーノズル用流量調整ハンドル10を操作することができ、また、立った状態でも操作しやすい位置にある。
なお、ハンドシャワーノズル3は、パイプ6から膨出して設けたフック23に引っ掛けておくことが可能である。
【0030】
シャワー装置1本体のパイプ6の中間部における側方に分岐金具12を設けて、この分岐金具12にシャワーホース13の一端を接続し、そのシャワーホース13の他端をハンドシャワーノズル3に接続している。
このハンドシャワーノズル3には、複数の吐水形態が選択できるように吐水切替操作部を有している。また、ハンドシャワーノズル3には、止水・吐水を行なう操作ボタン3aが握手部に設けられている。
【0031】
一方、ヘッドシャワーノズル4は、シャワー装置1本体のパイプ6の上端に設けられいる。
なお、このヘッドシャワーノズル4は、パイプ6に対して、回転自在に配置してもよい。
また、ヘッドシャワーノズル4は、内部に大きく3つの吐水群15を配置しており、この吐水群15は、すべて同じ吐水形態としても、また、すべて異なる吐水形態としてもよい。
さらに、この吐水形態を1つずつ選択できるようにしてもよく、さらには、ここの吐水群の吐水方向を変えられるようにしてもよい。
【0032】
なお、シャワー装置1本体のパイプ6の中間部(分岐金具12を設けた場所)の前方に切替えハンドル11を設けている。そして、この切替えハンドル11により、ハンドシャワーノズル3とヘッドシャワーノズル4からの吐水の切替えを行なう。
そして、この切替えハンドル11は、引っ張ることで、弁体11aが後から前に(図では左から右に)動き、通水経路を切り替えて、ハンドシャワーノズル3からヘッドシャワーノズル4へと吐水を切り替える構成となっている。そして、ダイバーター機構を用いることで、一旦止水したときには、必ずハンドシャワーノズル3から吐水するようにしている。これにより、パイプ6内に溜まった冷たい停滞水をヘッドシャワーノズル4から不用意に吐水するおそれがない。
この切替えハンドル11のダイバーター機構について、図7に基づき説明する。
この切替えハンドル11の引っ張ることでヘッドシャワーノズル4への通水状態とするが、このとき水圧がかかっているため、弁体11aはハンドシャワーノズル3の通水部を塞いだ状態(図では弁体が右側に位置した状態)で維持される。しかしながら、止水すると、水圧が下がり、ばね11bの弾性力により、弁体11aが前から後ろへ(図では右から左へ)と動き通水部を切り替えられるのである。
【0033】
次に、図6乃至7に基づき、ハンドシャワーノズル3とヘッドシャワーノズル4への通水部について説明する。
図6中の黒矢印がハンドシャワーノズル3とヘッドシャワーノズル4への通水部の流れを示している。まず、図5の湯水混合部7で適温となった湯水が図6の下方から流れてき、シャワーノズル用流量調整ハンドル10に流れ込む。このシャワーノズル用流量調整ハンドル10を操作させて、流量調整弁10aを開くことにより、この流量調整弁10aよりも上方へ位置している切替えハンドル11まで通水する。
なお、図16(B)の構造と同様に、ボディシャワー用流量調整ハンドル14(流量調整弁14a)を避けてその外周に通水部を形成し、さらにボディシャワーノズル5の後側に通水部11dを形成して、切替えハンドル11まで通水部を形成している。
図7は、ハンドシャワーノズル3へ通水されている状態である。黒矢印がハンドシャワーノズル3への通水部の流れである。また、白矢印は、ヘッドシャワーノズル4への通水部の流れである。
なお、図1乃至図3では、切替えハンドル11の側方に分岐金具12を設けているが、図7に示すように、切替えハンドル11よりも上方に分岐金具12を設けてもよく、また分岐金具12をパイプ6の裏側に配置してもよい。
【0034】
次に、このシャワー装置1の固定構造について説明する。
シャワー装置1本体のパイプ6は、上方と湯水混合部7で固定部16により固定している。
上方の固定部16は、分岐金具12よりも上方として、壁に固定している。
湯水混合部7での固定部16は、壁給水の場合は、接続部17、18を給水管および給湯管に接続することで行なう。また、床給水の場合は、上方の固定と同様の固定16で壁に固定する。
【0035】
なお、上述した湯水混合部は、サーモスタット機構を採用した例を挙げて説明したが、従来のシングルレバーカートリッジを逆さにして上述と同様にパイプ内に配置して、湯水混合部の下方に流量調整兼温度調整ハンドルを配置し、湯水混合部の上方に吐水部を配置してシャワー装置を構成してもよい。
【0036】
【発明の効果】
以上により、一体感のある外観性を確保するとともにいろいろな吐水形態を楽しむことができ、さらにボディシャワーの吐水角度を立つ位置や、好みの位置に簡単に調整できる吐水装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本件発明の一実施の形態であるシャワー装置の外観図を示す。
【図2】図1のシャワー装置をカウンター上に設置した使用状態図を示す。
【図3】本件発明の他の実施の形態であるシャワー装置の外観図を示す。
【図4】図1の配管経路図を示す。
【図5】図3のA部分に相当するシャワー装置の側断面図を示す。
【図6】図3のB部分に相当するシャワー装置の側断面図を示す。
【図7】図3のC部分に相当するシャワー装置の側断面図を示す。
【図8】図5の湯水の流れを示す。
【図9】図5の湯水の温度調整機構を示す。
【図10】ボディシャワー部の断面図を示す。
【図11】ボディシャワー部(ノズル単独微調整機構付)の断面図を示す。
【符号の説明】
1 シャワー装置
2 カラン
3 ハンドシャワーノズル
4 ヘッドシャワーノズル
5 ボディシャワーノズル
6 パイプ
7 湯水混合部
8 温度調整ハンドル
9 カラン用流量調整ハンドル
10 シャワーノズル用流量調整ハンドル
11 シャワー切替えハンドル
12 分岐金具
13 シャワーホース
14 ボディシャワー用流量調整ハンドル
15 吐水口
16 固定部
17 給水管の接続部
18 給湯管の接続部
19 バルブ
20 バイアスバネ
21 形状記憶合金バネ
22 カウンター
23 フック
24 ボディシャワー本体
25 カバー
26 背面通水部本体
27 ボディシャワー部パイプ
28 穴
29 パッキン
30 散水板
31 ガイド
32 底面
33 通水部
34 ボール散水板
35 パッキン
36 バネ
37 ボールガイド
38 つまみ部

Claims (6)

  1. 吐水部に通ずる通水部とこの通水部に隣接して設けられた第2吐水部とを備え、第2吐水部は、前記通水部と略平行の軸に対して回転可能に設け、かつ、この回転範囲は、第2吐水部が回転して前記通水部に当接することで規制されることを特徴とする吐水装置。
  2. 上下方向に延設されたパイプの側面の上下方向に複数の吐水口を有する第2吐水部を設け、かつ、このパイプ内には第2吐水部とは異なる吐水部に通ずる通水部を備えてなり、さらにこの第2吐水部はパイプの周方向に回転可能に設け、かつ、この回転範囲は、第2吐水部が回転して前記通水部に当接することで規制されることを特徴とする吐水装置。
  3. 上下方向に延設された1本のパイプの裏側に、給水管および給湯管との接続部を上下に配置して設け、かつ、この給水管および給湯管との接続部を通過した湯水を混合する湯水混合部を、湯水混合部の長手方向が縦向きとなるようにパイプに配置し、さらに、このパイプに湯水混合部と流量調整弁を介して連通する吐水部と第2吐水部とを形成し、かつ、第2吐水部をパイプの周方向に回転可能に構成したことを特徴とする吐水装置。
  4. 前記第2吐水部は、複数の吐水口を備え、それらの吐水口の吐水角度をそれぞれ独立して調整できるように構成したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の吐水装置。
  5. 前記パイプに配置した吐水部の後方のパイプ内に他方の吐水部に連通する通水部を設け、さらに第2吐水部が回転して前記通水部に当接することで規制されることを特徴とする請求項3または4記載の吐水装置。
  6. 前記の第2吐水部は、この第2吐水部を設けた部分のパイプ部を回転させることにより、第2吐水部を形成する複数の吐水口を一度に回転可能に形成したことを特徴とする請求項3乃至5のいずれか1つに記載の吐水装置
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009189607A (ja) * 2008-02-15 2009-08-27 Inax Corp シャワー装置
JP2015007356A (ja) * 2013-06-26 2015-01-15 株式会社水生活製作所 2口の吐水口を有する水栓柱
JPWO2014041780A1 (ja) * 2012-09-14 2016-08-12 パナソニックIpマネジメント株式会社 シャワー装置

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